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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part5
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813 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/23(日) 20:08:05.49 ID:4AHUXw0/0
オノゴロの移動道具屋漂流
814 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/23(日) 20:10:39.30 ID:Td1n0zpq0
デュアの話を聞く
815 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/23(日) 20:11:34.35 ID:2VeMYF+ho
さっきの海域に対してテレパシーを試みる
816 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/23(日) 20:52:12.04 ID:K5WdgQXV0
―夕方
小さな岩礁
ザァーン… ザザァーン…
ダサレ… クダサレ…
イリス「…………な、なんだろう……デジャヴっていうのかな……」
ミスティ「奇遇ね。私も既視感……というか、既聴感を覚えているところよ……」
タスケテクダサレ――…!!
エバンス「お、おいあれ見ろ!」
漂流している行商船「」ザバーン!!
オノゴロ行商人「助けてくだされええええ!!!!」
妖精「自殺志願者か何かだね」
イリス「いや助けてあげないと! クロシュちゃんは疲れてるだろうから、私がいきます!」タンッ ザブンッ!
ローガン「私も行こう!」タンッ ザブンッ!
デュア「人手は多い方が良かろう!」タンッ ザブンッ!
*
オノゴロ行商人「ふい〜、助かりました! 船まで括ってもらって!」ビショビショ
妖精「私たちが助けなきゃあなたは命がなかったわけだし、何かやるべきことがあるんじゃない? ほら、丁度いろいろ荷物を背負った船もあるみたいだしさあ……」ニヤニヤ
イリス「よ、妖精さん……」
オノゴロ行商人「や、妖精様の仰る通りでさあ! 命あっての物種っす、なんでも持ってってくだせえ!!」ババッ
妖精「え、いや冗談だよっ! そんな追い剥ぎみたいな真似しないよ!」アタフタ
デュア「はっはっは! 良かったなあオノゴロの商人殿! ここにおわす方々は極楽浄土からの御使いとでも言えるほどの徳を持った方々だぞ!」
ミスティ「それは誤解だと思うわ……」
オノゴロ行商人「しかし何のお返しもしないのはあっしの気が収まりませぬ!」
エバンス「あー……じゃあ、格安で何か売るってのはどうだ? ギリギリ利益が出るくらいに割り引いてくれりゃ良いぞ」
オノゴロ行商人「がってん承知! じゃあ日が暮れる前に見てってくだせえや!」
行商船の暖簾「」バサッ
↓1〜3選択 買いもの
1.◯◯の××を更新する(コンマ)
2.店主のおすすめ品をタダでもらう(コンマ)
0.自由安価(装備以外の買うものなど)
*1の記入例:妖精の防具
*以下のものは、この市場では更新できなさそうです
・クロシュの武器、防具、盾、装飾
・イリスの武器
・ミスティの防具
・ローガンの防具、盾
817 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/23(日) 20:55:40.96 ID:DiVLTCGMO
0、オノゴロ製の魔法アイテム「雨を遠ざける傘」
818 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/23(日) 20:56:43.42 ID:HzwxtTUi0
2
819 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/23(日) 20:57:16.07 ID:qBmnQnLVO
1 ミスティの短剣を更新
820 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/23(日) 21:56:06.13 ID:K5WdgQXV0
―行商船
クロシュ「……?」
太陽の絵が描かれた和傘「」ポン
オノゴロ行商人「お客さんお目が高ェ! そいつぁ晴れ乞い傘! オノゴロの一番偉ェ神様のアマテラス様のご加護が授けられた由緒正しい傘でさァ! 開けば立ち所に雨雲を遠ざけるすげェ傘っす!」
妖精「これにかけられてるのは妖精のいたずら魔法だよ。自然神が現世にこんな露骨な道具を残すことは普通ないもん」
オノゴロ行商人「ええッ!? でもこれを売ってくれた妖精さんは……あっ」
妖精「……まあでも、効果の方は本物みたいだね。しかし自然魔法をこんな危険な道具の作成に使うなんて……全く……」
クロシュ「きけん?」
妖精「日照りが起きてる地域でこれを差し続けたらどうなると思う?」
クロシュ「わ……」
オノゴロ行商人「ひえっ……」
妖精「わかった? 今まで売れなくて良かったね」
オノゴロ行商人「や……へへぇ……」
クロシュ「……じゃあ、わたし、買う……!」
オノゴロ行商人「ええっ!? こんな危ねえもん処分しようかと思ってたんすが……!?」
妖精「まあ私の見てる範囲でなら自然魔法の発動も感知できるから、危ないことにはならないと思うよ」
クロシュ「うん……! それに……おおきいスライムさんにあげた、雨乞い傘に……ちょっと、似てる……!」
妖精「あ、そういえば確かに……。まさか同じ奴が作ったんじゃないだろうなあ……」
晴れ乞い傘「」ポン
☆晴れ乞い傘を購入しました
*
エバンス「うーむ……しかし急に買い物の機会なんてのが来ても迷っちまうな……」
ローガン「私は……現時点でかなり良い装備を身に着けているゆえ、今はまだ買い替える必要がないな」
デュア「店主! 刀鍛冶はいるか!?」
オノゴロ行商人「すんません、この船で鍛冶は無理っす!!」
デュア「なんと……」
エバンス「当たり前だろ! 鍛冶を何だと思ってんだ!?」
デュア「それもそうか……。なら何かおすすめの品はないか?」
オノゴロ行商人「おすすめですかい? ちょいと待ってくだせェ」ガサゴソ
*
ミスティ「……」
ボロボロの魔銀の短剣「」
イリス「……けっこう限界みたい?」
ミスティ「ええ。そろそろ限界だと思う」
イリス「どこで手に入れたものなのか、聞いても良い?」
ミスティ「私をかどわかそうとした人攫いの連中を返り討ちにした時の戦利品」
イリス「そ、そうなんだ……」
ミスティ「あの子に貰った精霊のローブほどではないけど、まあまあ愛着もあるわ。でもそんな感傷で戦いに支障を来すのは愚かなこと……。せっかく格安で武器を買える機会が来たのだから、何か探してみるわ」
↓1コンマ 店主のおすすめ
01-45 温泉まんじゅう
46-90 ↑+温泉宿の宿泊券
91-00 ↑+ヒヒイロガニ
↓2コンマ ミスティの武器
01-60 氷の短刀
61-90 雪女の氷扇
91-00 妖刀氷華
821 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/23(日) 22:01:48.90 ID:2VeMYF+ho
あ
822 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/02/23(日) 22:04:23.03 ID:4RG93CRHo
ほい
823 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/23(日) 22:11:05.24 ID:FFPOmWvoo
イチタリナイ
824 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/23(日) 23:03:26.52 ID:K5WdgQXV0
オノゴロ行商人「オノゴロ土産のおすすめ品と言ったら、こいつで決まりでさァ!」
温泉まんじゅう「」ポン!
デュア「温泉まんじゅう!」
エバンス「温泉まんじゅうか……! 確かにオノゴロじゃ温泉が有名だよな!」
オノゴロ行商人「さらに今ならなんと、こいつもお付けいたしゃしょう!」
温泉宿の宿泊券「」ポン!
ローガン「これは……宿泊券!」
オノゴロ行商人「トウゲン温泉の旅館の宿泊券っす! このまんじうもそこで仕入れたもんなんす!」
エバンス「おお……こ、これはちょっと嬉しすぎるぞ……!?」
オノゴロ行商人「助けてくだすったお礼に全部差し上げゃしょう! おらァ!」ドンッ!!
温泉まんじゅう「」ポン!
温泉宿の宿泊券「」ポン!
デュア「うおおお私の分も!!?」
ローガン「いかん……世界樹の光を追わねばならぬのに、温泉が楽しみになってしまう……!」
エバンス「仕方がない……仕方がないんだ……! 温泉には抗えない……!!」
☆温泉宿の宿泊券をいただきました
☆この後みんなで温泉まんじゅうを食べて元気になりました
次の戦闘コンマに+10の効果があります
*
ミスティ「あら、これは……」
白木の鞘に納められた短刀「」ポン
イリス「あっこれ演劇で見たことある! ヤクザっていうオノゴロの悪い人たちが持ち歩く武器だよ!」
ミスティ「そうなの?」
妖精「違うよ、これはオノゴロの武士とかお姫様がハラキリをする時に使う自決用の刃物だよ」
ミスティ「え、どっち?」
オノゴロ行商人「どっちも完全に間違ってるってわけじゃありやせんが……。これは短刀っていう、オノゴロ刀の懐に入れて持ち歩きやすい版みたいな奴でさァ。しかもこいつは、氷属性と相性の良い冷鋼(つめたはがね)が使われている……いわば、氷の短刀ってわけっす!」
ミスティ「つめたはがね……!」
イリス「ミスティにぴったりだ!」
オノゴロ行商人「試しに抜いてみますかい?」
ミスティ「ええ、じゃあ……」
シャッ――
氷の短刀「」キラン
雪の結晶「」キラキラ…
イリス「おお〜!」パチパチパチ
クロシュ「わあ〜!」パチパチパチ
妖精「かっこいい!」パチパチパチ
オノゴロ行商人「なんと……抜き放つだけで、雪の結晶が……!」パチパチパチ
ミスティ「買ったわ。おいくらかしら?」
☆ミスティが氷の短刀を買い、装備しました
*
825 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/23(日) 23:04:08.06 ID:K5WdgQXV0
―夜
行商船
オノゴロ行商人「今夜はこの船にお泊りくだせえ。中は意外と広いんで、窮屈にはならんと思いやす」
ローガン「ありがたい。岩礁はテントが張りづらくて少し困っていたのだ」
エバンス「助けて大正解だったな!」
*
ギィ… ギギィ…
吊り下げランプ「」ユラユラ
イリス「デュアさんは冒険者さんなんですか?」
デュア「ああ。あと私相手に畏まった言葉遣いは不要だぞ。こう見えてたぶんお前たちと同年代だ」
イリス「えっそうなんだ! てっきりけっこう年上なのかと……!」
デュア「冒険者にとっての年齢など、何の意味もなさない数字だ。強さこそ正義――それこそが冒険者にとって、唯一にして絶対の基準。わかりやすくて良いだろう?」
イリス「まあ、わかりやすくはあるけど……」
ミスティ「強さこそ正義……まあわかるわ。強くなければ生き残れないし、何も守れないもの……」
イリス「確かに……」
デュア「そして今日の私は本当に無様だった……。迂闊にこのような荒れた海へイカダで乗り出し、お前たちに助けられ、魔王には手も足も出ず意識を奪われる始末……。弱き者の末路としてはこの上なく相応しいものであった、と言われかねん」
イリス「い、いやいやいや! 生き残ってるから末路ではなくない!?」
デュア「お前たちのお陰でな。大亀スライムのクロシュ殿がいなければ海の藻屑だった。自分の弱さを痛感したよ」
ミスティ「私たちにも突き刺さるわ……。クロシュがいなかったらみんなまとめて海の藻屑だった……」
イリス「いやまあ……それはそう……」
デュア「オノゴロに着いたら、刀を直すと同時に私自身も鍛え直さねばならん。負けたままではいられん……!」
ミスティ「魔王には勝てないのが普通だと思うわ……」
デュア「だがローガン殿はあの魔王の妖術に一度耐えてみせた。私は耐えられなかった。なれば、鍛え方が足りなかった以外にないだろう?」
イリス「えっローガンさん一回耐えたの!?」
ミスティ「嘘でしょ……」
デュア「当面の目標は、命を奪われる妖術を耐えられるようになること! だ!」
ミスティ「でもどうやって耐えられるようになったか確認するの? まさかまたあの海域に?」
デュア「……考え中だ!」
◇
826 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/23(日) 23:04:59.04 ID:K5WdgQXV0
―夜
行商船
スライムクロシュ「……」
クロシュ(あの……黒い影の女の子……ものすごく、危なかった……。けど……)
クロシュ(……ものすごく……かなしくて……寂しい感じも、した……)
クロシュ(………クロちゃんみたいに……魔王になって、ずっと……苦しんでるのかな……)
クロシュ(どうにか……してあげられない、かな……?)
クロシュ(……!)ピコン!
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「ん? クロシュ、何してるの?」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
妖精「え……えっ!? あの魔王と交信してみるだって!!?」
スライムクロシュ「〜」モニョ
妖精「ば、ばかやめなさい!! 魔王と交信なんてしたらどんな影響を受けるかわかんないでしょ!? 死んじゃうかもしれないんだよ!?」
スライムクロシュ「――」モニョモニョモニョ―
妖精「ああ、このばか聞いちゃいない!!」
妖精「……ていうか、相手がスライムじゃないと交信はできないんじゃなかったっけ?」
*
―??
遥か彼方の空に浮かぶ白い光「」ユラユラ
地上に瞬く無数の光「」チカチカ
クロシュ「ん……前より、少し慣れた……」ググ モニョモニョ
クロシュ「えっと……たしか……」モニョモニョ
凪いだ海域「」
クロシュ「あった……あの辺……」モニョモニョ
クロシュ「……きこえる……?」モニョモニョ
↓1コンマ
01-05 クロシュ死ぬ
06-80 へんじがない
81-95 縺ゅ↑縺溘?隱ー?
96-00 ??
827 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/23(日) 23:09:49.40 ID:FeFta9GwO
はい
828 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/23(日) 23:10:05.19 ID:Q/OncRXv0
あ
829 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/23(日) 23:17:41.16 ID:K5WdgQXV0
クロシュ「……」
凪いだ海域「」
クロシュ「へんじ、ない……」
凪いだ海域「」
*
スライムクロシュ「……」モニョ…
妖精「あ、クロシュ! このばか! 死んだらどうするの!?」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「ふ、不死鳥の力で復活するから大丈夫だって……!? このばか!! クローディアはそんな捨て身みたいなことをさせる為にその羽根をくれたんじゃないでしょ!!! ばか!! ばかスライム!!! そこに直れ、今日は説教だ!!!!」
スライムクロシュ「〜〜…!!」モニャニャ…!!
◆
830 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/23(日) 23:22:01.55 ID:K5WdgQXV0
というわけで本日はここまでとなります。明日は航海の3日目、ランダムイベントと野営安価の最終日です
死の海域から命からがら逃げ出し、なんとかその日の航海を終えたクロシュ一行。一難去った後は安らぎのひととき。行商船を助けたり、格安でお買い物をしたり、デュア氏のお話を聞いてみたり、魔王との交信を試みるも返事がなかったり……。
水底の魔王とは何者なのか? クロシュは、妖精の説教を聞きながら静かに思いを馳せる。どこで生まれ、どこで生き、どうして魔王となったのか。何もわからない。あかちゃんスライムにできることは……たぶん、何もなかった……
というわけで本日はここまでとなります。次回は、たぶん明日も交信できると思います。よろしくお願いいたします
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