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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part5
- 761 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 16:26:01.36 ID:UVzxgOXh0
- ―オノゴロ諸島への海路 1日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖 防:竜のエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:トカゲ斬り 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*4 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 闇の欠片 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 太陽のメダリオン
属性大全 踊り子の双剣 暗黒優待券
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花 冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書 精霊のローブ 大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3 精霊樹の杖[改] かたたたきけん
マッスルワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1 風船印のパラシュート
綺麗な砂 ラティア勲章
魔術書「正負の属性」 ユーシリア王家の紋章
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
特産スムージーセット
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[03/06]
・イリス 杖術[00/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[04/16]
・ローガン 剣技[11/16] 魔法[03/08] 防御[02/08]
・エバンス 剣技[09/16] 魔法[00/08]
……………………………………………………………………………………
- 762 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 16:29:46.11 ID:UVzxgOXh0
- ―翌朝
東ユーシリア港
ザァーン… ザザァーン…
カモメ「クゥー、クゥー」
妖精「……というわけで、今回は海路!」
大亀クロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「水の精霊たちの話によると、海流は荒れているけど抜け道もあるみたい。気球より時間はかかるけど、安全第一でいこう」
ローガン「異議なしだ。つまらぬところで命を落とすのは避けるべきだろう」
エバンス「はは、一人で悪竜に挑もうとした旦那が言うと説得力があるな!」
ローガン「フッ、そうだろう?」
妖精「……つまんないとこで命を落とすべきじゃないってのは、あなた自身も含まれてるんだよね?」
ローガン「無論だ。皆が拾ってくれたこの命、無駄にするわけにはいかん」
*
―東ユーシリア海 [1日/3日]
帆「」バサッ!
大亀クロシュ「」スイスイ
ミスティ「海の旅……久しぶりね」
イリス「イスファハーンに行った時以来かな? あれから大魔女帝国に行ったら、いつの間にか中央大陸に戻ってきてたし」
エバンス「ユーシリアの港から海に出るのは今回が初めてだな」
ローガン「うむ。海域が違えば、その様相も異なる。油断せずにいこう」
妖精「だってさ、クロシュ」
分体クロシュ「うん……」
↓1コンマ 遭遇イベント
01-32 なし
33-36 ブラッド
37-40 レイン
41-44 ザイル
45-56 黒髪の無愛想な青年
57-68 赤髪ロングポニテの女性冒険者
69-80 メルル
81-92 リュアン
93-96 レイ
97-00 フメイ&アリシラ
↓2〜3コンマ ランダムイベント
01-10 強敵
11-25 敵襲
26-50 食料発見(コンマ)
51-75 場所発見(コンマ)
76-00 良いこと(自由安価)
- 763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 16:30:54.10 ID:ugm+EuC9O
- あ
- 764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 16:31:05.31 ID:M4ir9Smm0
- あ
- 765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 16:31:14.13 ID:VQsEWBERO
- 良い
- 766 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 16:38:34.25 ID:UVzxgOXh0
- 誰とも会わず、食料を見つけ、敵襲がありました
まず見つけた食料の判定を行います
↓1コンマ 見つけた食料
01-10 プランクトンの塊
11-20 藻屑
21-30 ウミノモズク
31-40 オオキイクラゲ
41-50 イカツムリ
51-60 異世海老
61-70 イクラマス
71-80 マグロ
81-90 ウミザリガニ
91-00 ヒヒイロガニ
- 767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 16:51:28.67 ID:IcmpfTxj0
- ん
- 768 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 17:50:23.09 ID:UVzxgOXh0
- 大亀クロシュ「」スイスイ
エバンス「おっあれは」
魚影の群れ「」スイスイ
イリス「お魚の群れ!」
エバンス「へへ、実はこういうものを買っておいたぞ」スッ
投網「」ポン
ローガン「投網か!」
エバンス「おう! こいつをヒョイッと投げて――」ヒョイッ
投網「」ザブンッ
エバンス「引き上げる!」グイッ
投網「」ザバンッ
イクラマス「」ビチビチ
エバンス「一丁上がりってわけだ!」
*
エバンス「それじゃあ捌くとするか」
包丁「」シャキン
ミスティ「あら、丸焼きではないの?」
エバンス「この時期のイクラマスは卵持ちだからな。イクラって聞いたことないか?」
ミスティ「イクラマスってイクラのマスってことなの?」
エバンス「……語源とかは俺も詳しくないが、たぶんそうだ。イクラは生で食うのが一番美味い。ちなみにイクラマスとアークサーモンは呼び名が違うだけで同じ魚だ」
妖精「イクラ、食べたことない……」
エバンス「まあ待ってな!」
*
イクラ「」ポン!
イクラマスの刺身「」ポン!
エバンス「お待ち!」
分体クロシュ「わあ……!」
ローガン「見事だ。エバンスくん、生魚も捌けたのか」
エバンス「おう。一時期寿司と刺身にハマったことがあってな」
イリス「すっごい美味しそうです! お刺身……!」
分体スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
ミスティ「……分体のクロシュは美味しそうに食べてるけど……本体のクロシュは今も泳いでいるのよね……。なんだか少し気が引けるわ……」
モニョモニョ…
分体クロシュ「だいじょうぶ……! わたしが食べて……デロデロになって、戻れば、わたしが食べたのと、おんなじ……!」
妖精「つまり本体が食べたのと同じだから気にするなってさ」
ミスティ「安心したわ……」
☆イクラマスとイクラを食べて元気が出ました
次の戦闘時、コンマ+20の効果があります
◇
- 769 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 17:51:35.05 ID:UVzxgOXh0
-
大亀クロシュ「」スイスイ
妖精「……! エバンス後ろ!」
エバンス「!?」バッ
大きな猛禽類「」ビュンッ!
ガギンッ!!
大きな猛禽類「」シュバッ!
エバンス「な、なんだ!? 咄嗟に弾いたが――」
ローガン「あれは――アローホーク! 別名空の忍者だ! 陸海問わず広範囲に生息している猛禽類だが――」
アローホーク「クエーッ!!」バサッバサッ
ローガン「人を襲ったという事例はあまり多くない。しかしあれはかなり気が立っているようだ!」
エバンス「チッ、やるしかねえか!」
☆戦力差により自動的に勝利しました
イクラマスの力は温存されます
*
アローホーク「クエ〜っ!」バサッバサッ
ミスティ「逃げてったわね」
エバンス「焼き鳥にはできなかったか……」
妖精「アローホークは速いからね。逃げる判断をされたら追いつけないよ」
イリス「……なんで気が立ってたんだろう?」
妖精「さあ……。今は子育ての時期ってわけでもないから、お腹が減ってたとかじゃないかな」
ローガン「世知辛いな……」
◆
- 770 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 17:52:11.00 ID:UVzxgOXh0
- ―夕方
小さな無人島
ザァーン… ザザァーン…
焚き火「」パチパチ
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
イリス「お疲れ様、クロシュちゃん。夕ご飯までもう少し待っててね」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
エバンス「この辺の海はまだ穏やかだな。どの辺りから荒れてくるんだ?」
妖精「このペースで行けば、たぶん明日の昼過ぎくらいから荒れ始めると思う。安全な海路を進めば極端に危険な状況にはならない……はず」
ローガン「それでもクロシュくんへの負担が心配だ。いっぱい食べてしっかり休んでもらわねばな」
ミスティ「冷凍イクラマスを作っておいたから、必要があれば解凍して食べましょう」
小さな無人島で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
- 771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 17:57:30.27 ID:KHz85Zj20
- イリス エバンス、ローガンにみてもらい杖術の経験値をあげる
- 772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 17:57:46.78 ID:flLKRpAS0
- 島を探索
その途中でボトルメールを発見する
- 773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 17:59:11.61 ID:M4ir9Smm0
- クロシュ
防御の訓練
- 774 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 18:16:31.23 ID:UVzxgOXh0
- ―夜
小さな無人島
イリス「……」
蒼き星の杖「」チャキ
エバンス「お、どうしたんだイリスちゃん。ボコボコにする練習か?」
イリス「……この杖、精霊樹の杖と比べて頑丈そうなので、殴ったら痛いだろうなあと思いまして」
エバンス「お、おお……。いや、けどそれ国宝だしそういう使い方するのは流石にまずいんじゃないか……?」
イリス「あっ、確かに……」
ローガン「……いや、問題ないと思うぞ」スタスタ
イリス「ローガンさん」
ローガン「それは確かに国宝かもしれないが、既に遺失して久しい。しかも世界樹の精霊殿に没収されたものとなれば……多少無茶な使い方をしても誰も困りはせんだろう」
イリス「ええ……。いや、でも確かに困る人はいない……のかなあ……?」
ローガン「世界樹の精霊殿も、できれば星の力は濫用して欲しくないと言っていた。つまりその濫用を促す蒼き星の杖は、彼女にとってもあまり大事にしたくはない武器なのではないか?」
イリス「まあ、言われてみれば確かに……」
ローガン「では杖術の訓練だ! いつでも私やエバンスくんが守れる位置にいられれば良いが、戦況は刻一刻と変化する。イリスくん自身が自分の身を守れるくらい杖を振り回せるなら、それに越したことはないというわけだ」
イリス「わ、わかりました。それではよろしくお願いします!」
エバンス「まあ力を付けることには俺も賛成だ」
↓1コンマ
01-60 杖術経験+1
61-90 杖術経験+2
91-00 杖術経験+4
- 775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 18:20:57.65 ID:ugm+EuC9O
- あ
- 776 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 19:26:26.11 ID:UVzxgOXh0
- イリス「はあ、はあ……つ、つかれた……」
ローガン「うむ……新米冒険者よりは使えるようだ」
エバンス「魔法一辺倒で近接はからきしって奴も多いし、イリスちゃんは大したもんだぞ」
イリス「無理に褒めなくても大丈夫ですよ……。一人旅をしてた頃も、近接戦に持ち込まれたら絶体絶命でしたし」
ローガン「そんなことはない。イリスくんにはエンチャントという近接戦闘における切り札もある。魔法を使う者の最大の強みはそこなのだ」
エバンス「ああ……。俺や旦那もエンチャントはできるが、どうしても本職に比べると劣るからな。その点イリスちゃんなら最大の強みとして発揮できる」
イリス「まあ……」
ローガン「気が向いたら、また訓練に付き合おう。イリスくんはまだ若い。できることは多ければ多いほど良いぞ」
☆イリスが杖術経験を2積みました
◇
- 777 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 19:50:33.39 ID:UVzxgOXh0
- ―夜
小さな無人島
ザァーン… ザザァーン…
ミスティ「はい」スッ
氷柱「」ヒュンヒュン
メイドクロシュ「!」ザッ
大盾「」ガシン!
パキンパキン
妖精「もうちょっと強くしても良いんじゃない?」
ミスティ「そうみたいね……。じゃあ、これはどう?」スッ
氷塊「」バギュンバギュン!
メイドクロシュ「!」ザザッ
大盾「」ガシン!
↓1コンマ
01-30 防御+1
31-60 防御+2
61-90 防御+3 能力獲得
91-00 防御+6 つよい能力獲得
- 778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 19:51:59.22 ID:9X3IGatiO
- あ
- 779 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 20:26:40.47 ID:UVzxgOXh0
- 氷塊「」グオオッ
バギャギャギャッ!!
メイドクロシュ「んゅ……!」グググ
ミスティ「クロシュ、後ろ!!」
メイドクロシュ「ほえ……」
氷の峰打ち刃「」ヒュヒュッ
メイドクロシュ「んわ〜っ!?」ドガガガッ
デロデロ…
スライムクロシュ「」デロロ…
妖精「あちゃー……後ろが疎かだったね、クロシュ」
ミスティ「ご、ごめんなさい。痛くなかった?」タタッ
モニョモニョ…ポン!
クロシュ「だ、だいじょうぶ……!」
妖精「でもこの辺にしとこう。クロシュは一日中泳いだ疲れもあるだろうし」
ミスティ「そうね……。私もちゃんと寸止めできるようにしないと……」
☆クロシュが防御経験を1積みました
*
- 780 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 20:27:16.40 ID:UVzxgOXh0
-
ミスティ「体を冷やすといけないわ。テントに戻りましょう」
クロシュ「うん……。……?」
妖精「どうしたの?」
クロシュ「なんか……ある」ヒョイ
瓶「」ポン
ミスティ「瓶? 暗くてよく見えないけど……」
光クロシュ「ん!」ポン! ピカピカ
妖精「クロシュの七変化、本当便利だなあ……。それで中身は――」
瓶「」
瓶詰めの手紙?「」
ミスティ「紙だわ」
妖精「ボトルメールってやつかな?」
ミスティ「ボトルメール……昔読んだ絵本にそういうのがあったような気がするわ」
光クロシュ「ぼとるめーる……」
妖精「せっかくだし読んでみる? こんな無人島で拾ってくれる人なんて私たちくらいしかいないだろうし」
ミスティ「そうね。読んでみましょう」
キュポン
手紙?「」パサッ
↓1コンマ
01-10 呪いのオフダだ!
11-50 誰かに宛てられた恋文
51-90 温泉宿の宿泊券だ!
91-00 ???
- 781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 20:28:31.43 ID:ugm+EuC9O
- ま
- 782 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 20:31:54.79 ID:UVzxgOXh0
- 手紙「」ペラッ
ミスティ「……」
妖精「……」
光クロシュ「?」
ミスティ「……戻しておきましょうか」
妖精「そうだね……」
瓶詰めの手紙「」キュッ
ミスティ「それっ!」ポーイ
パシャン――…
ミスティ「届くかどうかは知らないけど、応援してるわ……」ファサッ
◆
- 783 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 20:33:13.60 ID:UVzxgOXh0
- ―オノゴロ諸島への海路 2日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖 防:竜のエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:トカゲ斬り 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*4 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 闇の欠片 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 太陽のメダリオン
属性大全 踊り子の双剣 暗黒優待券
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花 冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書 精霊のローブ 大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3 精霊樹の杖[改] かたたたきけん
マッスルワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1 風船印のパラシュート
綺麗な砂 ラティア勲章
魔術書「正負の属性」 ユーシリア王家の紋章
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
特産スムージーセット
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[04/06]
・イリス 杖術[02/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[04/16]
・ローガン 剣技[11/16] 魔法[03/08] 防御[02/08]
・エバンス 剣技[09/16] 魔法[00/08]
……………………………………………………………………………………
- 784 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 20:40:15.15 ID:UVzxgOXh0
- ―オノゴロ諸島への海路 2日目
大亀クロシュ「」スイスイ
高波「」ザバーン
大亀クロシュ「」スイスイ
ローガン「おお……あのような高波をものともせずスイスイ進むな、クロシュくん」
イリス「頼りになりますねえ」
ミスティ「……でも、海が荒れてきたということよね。もう」
妖精「うん。この先しばらく静穏な航海とはいかなそうだ。一応言っておくけど、これでも安全な海路なんだよ?」
エバンス「まあ……本当に荒れてる海はこんなもんじゃねえからな」
↓1コンマ 遭遇イベント
01-32 なし
33-36 ブラッド
37-40 レイン
41-44 ザイル
45-56 黒髪の無愛想な青年
57-68 赤髪ロングポニテの女性冒険者
69-80 メルル
81-92 リュアン
93-96 レイ
97-00 フメイ&アリシラ
↓2〜3コンマ ランダムイベント
01-10 強敵
11-40 食料発見(コンマ)
41-70 場所発見(コンマ)
71-00 良いこと(自由安価)
- 785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 20:40:47.60 ID:M4ir9Smm0
- あ
- 786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 20:40:57.42 ID:IcmpfTxj0
- め
- 787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 20:41:13.84 ID:5Ecg5jqLO
- はい
- 788 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 21:01:04.89 ID:UVzxgOXh0
- 高波「」ザバーン
大亀クロシュ「」スイスイ
レー… クレー…
イリス「……? 今何か聞こえなかった?」
ミスティ「……聞こえたわ。人の……声のような……」
ケテクレー…! タスケテクレー…!!
エバンス「お、おいあれ見ろ!!」
漂流しているイカダ「」サバーン!!
イカダに乗る赤髪ロングポニテの女性「助けてくれええええ!!!!」
妖精「……自殺志願者か何かかなあ」
イリス「いや早く助けてあげなきゃ! クロシュちゃん!!」
大亀クロシュ「〜〜」モニョニョ スイスイ
◇
赤髪ロングポニテ→デュア「かたじけない……死ぬところであった……」ビショビショ
妖精「お礼ならクロシュ……この大亀に言ってね」
デュア「む……? なんと、大亀!? これはまさか――噂に聞く竜宮伝説か!?」
イリス「違うと思います……。デュアさんは、どうしてこんな海にイカダなんかで?」
デュア「うむ……私は見ての通り冒険者なのだが、最近刀の具合が悪くてな……。鍛え直してもらおうと思い至り、こうして単身オノゴロへ向かっていたというわけだ」
エバンス「イカダでか……」
デュア「仕方なかろう。ユーシリア港では船が出ていなかったし、貸してもくれなかったのだ」
ローガン「なぜ船が出ておらず、貸してもくれなかったのか考えなかったのか……?」
デュア「……はっ! まさか……この荒天でか!?」
ローガン「よくわかったな……」
デュア「ははは、これは迂闊だった! 私としたことが、こんな間抜けな死に様を晒してしまうところだったとは! 一生の不覚だ!」
ミスティ「むしろそんなんでよく今まで生き残って来れたわね……」
デュア「というわけですまんが、オノゴロまで乗せてくれ!」
妖精「クロシュ、一人増えても大丈夫?」
モニョモニョ…ポン!
分体クロシュ「うん」
デュア「!? 亀の甲羅から幼子が生えてきた……!? なんと面妖な……!!」
妖精「いい忘れてたけど、クロシュはスライムだよ。大亀の姿は擬態」
☆オノゴロまでの道中、冒険者のデュアが道連れになりました
*
そして新たな場所を見つけ、良いことがありました
↓1コンマ 見つけた場所
01-05 死の海域
06-35 古戦場跡の島
36-65 浮島スライム
66-95 座敷童の屋形船
96-00 竜宮城
↓2自由安価 起こった良いこと
- 789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 21:09:22.04 ID:yEQDQT0JO
- はい
- 790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 21:09:26.34 ID:AlBjh/aMo
- 星の光に辿り着くためのヒントのようなものを得る
- 791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 21:09:31.01 ID:ugm+EuC9O
- オノゴロの移動道具屋さん漂流
- 792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 21:09:32.77 ID:rB6lEv9oo
- れ
- 793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 21:10:05.56 ID:9X3IGatiO
- 大きな木のタルを発見
- 794 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 21:16:34.42 ID:UVzxgOXh0
- 急用が入ってしまったので本日はここまでとなります。次回は……何やら恐ろしい海域に突入してしまったり、世界樹の光に辿り着くためのヒントのようなものを得たりする編となります
荒れる海を渡り、一行が目指すは神秘の領域オノゴロ諸島。無人島で野営したり、野良冒険者のデュア氏を救助したりしつつ、順調な旅路を進んでいるように見えます。しかし大亀になったクロシュは、誤って危険な場所に足を踏み入れてしまい……。
世界の滅亡をもたらした亡霊は、水底に沈み続ける。迷い込んだ大亀のことなど気にもせず。気にもとめず。周囲の全てを終わらせながら、終末の夢に浸り続ける。きっと――そこであかちゃんスライムにできることなんて、何も――
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
- 795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 23:43:23.04 ID:rB6lEv9oo
- おつです
おっと、厄な出来事に巻き込まれるクロシュ一行の明日はどっちだ
最初期募集組も未登場が残り一人となった…はたして登場できるのか
- 796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 02:27:32.70 ID:utvHjpLOo
- おつ
上陸前に低コンマ産ダンジョンとは…
突破できても後が怖いな
- 797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 13:36:51.37 ID:xK5kxF6fO
- 乙
もしかして魔王図鑑に載ってた水底の魔王か
- 798 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/23(日) 17:27:10.68 ID:K5WdgQXV0
- クロシュ氏はうっかり変な場所に入ってしまったようです。そこは実のところ、近海の島々に住む人々から死の海域≠ニ呼ばれて恐れられている危険な領域。果たしてクロシュ一行は無事に出られるのでしょうか
そして実際最初期に募集した人の中で未登場の方はあと一人となりました。今回試験的に遭遇判定をランダムイベンドから分離させる試みを講じてみましたが、特に問題なければ今後もこのようにやっていきたいと思います
恐るべきダンジョンに入ってしまったので、クロシュたちは気を付けなければならないかもしれません。しかし突破さえできればたぶん大丈夫です。そして実のところ運命賽がいっぱいあるのでたぶん大丈夫です
これが魔王図鑑に載っていた水底の魔王かどうかはまだわかりませんが、とても危ない場所なのは確かなようです。なるべく生きて帰れるようにがんばって欲しいところであります
- 799 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/23(日) 17:28:07.68 ID:K5WdgQXV0
- ―謎の海域 踏破率[0/??]
重苦しい暗雲「」
凪いだ海「」
大亀クロシュ「……?」スイスイ
デュア「む? 波が治まったぞ?」
イリス「水の精霊さんが教えてくれた海路の効果?」
妖精「……え、ええと……」
水の精霊『その海域には入っちゃだめ〜!』
妖精「!! クロシュ、今すぐ引き返し――」
幼い少女の影?『……』
妖精「あ……」
パタ…
ミスティ「妖精!? どうしたの!?」
大亀クロシュ「〜〜!?」モニャニャ!?
ローガン「クロシュくん、とにかく急いで引き返すんだ! ここにいるのはまずい!!」
大亀クロシュ「〜〜!」モニョニョ!!
↓1コンマ
01-10 踏破率+3 クロシュ以外全員戦闘不能
11-20 踏破率+3 イリス、ミスティ戦闘不能
21-30 踏破率+3 エバンス、ローガン戦闘不能
31-35 踏破率+3 イリス戦闘不能
36-40 踏破率+3 ミスティ戦闘不能
41-45 踏破率+3 ローガン戦闘不能
46-50 踏破率+3 エバンス戦闘不能
51-55 踏破率+3 デュア戦闘不能
56-60 踏破率+3
61-90 踏破率+4
91-00 脱出
- 800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 17:29:47.19 ID:FFPOmWvoo
- やべーい
- 801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 17:30:07.36 ID:HzwxtTUi0
- あ
- 802 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/23(日) 17:49:02.89 ID:K5WdgQXV0
-
大亀クロシュ「〜〜!」モニョニョニョ!! スイスイスイ
エバンス「ちくしょう、どこから仕掛けてきやがるんだ!?」キョロキョロ
ローガン「陣形を固めるんだ! 倒れた妖精くんを守れ!」
デュア「応!」シャキン!!
ミスティ「くっ……!! イリス、相手の魔力は補足できた!?」
イリス「な……何も感じ取れない!! 寒気がするような冷えた気配が大気の全体に漂っているみたいで――」
幼い少女の影『……』
ミスティ「――!!?」
イリス「――あ」
ドサッ… ドサッ…
デュア「お、おい!?」
エバンス「イリスちゃん、ミスティちゃん!!」
ローガン「馬鹿な……!!」
大亀クロシュ「〜〜…!?」モニャニャ…!?
謎の海域 踏破率[3/??]
↓1コンマ
01-20 踏破率+3 クロシュ以外全員戦闘不能
21-30 踏破率+3 エバンス、ローガン戦闘不能
31-40 踏破率+3 ローガン戦闘不能
41-50 踏破率+3 エバンス戦闘不能
51-60 踏破率+3 デュア戦闘不能
61-90 踏破率+4
91-00 脱出
- 803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 17:49:15.65 ID:HzwxtTUi0
- あ
- 804 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/23(日) 18:05:06.61 ID:K5WdgQXV0
- 大亀クロシュ「〜〜〜!!」モニョニョニョ…!! スイスイスイスイ
ローガン「くっ……!! 何なのだこれは……!!」キョロキョロ
デュア「昔聞いたことがある!! オノゴロの近海にあるという、死の海域の伝説を!!」
エバンス「なんだそれは!?」
デュア「そこを通る者は、船に乗る人間だろうと海を行く海洋生物だろうと等しく取り殺されるのだそうだ!! 数ある与太話の一つに過ぎんと思っていたが――」
ローガン「……まさか、水底の――」
幼い少女の影『……』
ローガン「!!!」
ズゥッ――
ローガン(い、命が――体から、抜けていくかのような――)
オリハル鎖帷子「」ジャリン!!
ローガン「ぬ、うおおおおおおっっ!!」グググッ!!
幼い少女の影『!』
エバンス「旦那!?」
ローガン「はあ、はあ……!! 危ないところだった……!!」
デュア「敵が見えたのか!?」
ローガン「うむ……! 幼い少女の影……間違いない、水底の魔王だ!! 皆、気を強く持て!! 迎撃より耐えることに集中するんだ!!」
エバンス「お、おお!」
デュア「なんもわからんがわかったぞ!!」
大亀クロシュ「〜〜!」モニョニョ!
謎の海域 踏破率[7/??]
↓1コンマ
01-20 踏破率+3 クロシュ以外全員戦闘不能
21-30 踏破率+3 エバンス、ローガン戦闘不能
31-40 踏破率+3 ローガン戦闘不能
41-50 踏破率+3 エバンス戦闘不能
51-60 踏破率+3 デュア戦闘不能
61-00 脱出
- 805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 18:10:20.01 ID:2VeMYF+ho
- よゆう
- 806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 18:11:34.12 ID:tGycIBnzO
- 誰か助けに来てくれえええ!!!
- 807 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/23(日) 18:21:24.60 ID:K5WdgQXV0
-
イリス「」
ミスティ「」
妖精「」
エバンス「まだ辛うじて息はある! ここを切り抜ければなんとかなるはずだ!!」
デュア「応よ!! 精神修行は得意だ!!」
ローガン「二人とも油断は禁物だぞ!! もし奴がまだ本気じゃなかったら――」
幼い少女の影『謚励o縺ェ縺?〒……』
エバンス「――!!?」
デュア「あ……」
ローガン「ぐ……うおおおおおっ!!!」
ドサッ… ドサッ… ドサッ…
大亀クロシュ「〜〜〜!!?!?」モニャニャニャニャ!!!?!?!?
幼い少女の影『縺ゅ→縺ッ縺ゅ↑縺溘□縺』
大亀クロシュ「〜〜〜!!!!」モニョニョニョニョ!!!! スイスイスイスイスイスイ
謎の海域 踏破率[10/??]
↓1コンマ
01-30 クロシュ沈没……
31-90 脱出
91-00 クロシュ覚醒
- 808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 18:25:28.51 ID:HzwxtTUi0
- 覚醒して
- 809 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/23(日) 18:48:59.02 ID:K5WdgQXV0
- 幼い少女の影『縺翫d縺吶∩縺ェ縺輔>』
ズゥッ――
大亀クロシュ「……!!」モニャニャニャッ…!!
不死鳥の羽根「」キラキラ…!
幼い少女の影『!』
大亀クロシュ「〜〜!!」スイスイスイスイスイスイスイ
幼い少女の影『……』
――脱出成功――
- 810 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/23(日) 19:45:53.01 ID:K5WdgQXV0
- ―オノゴロ諸島への海路
大亀クロシュ「〜〜!!」スイスイスイスイ!!
水の精霊「あ〜戻ってきた〜。絶対死んじゃうと思ってたよ〜」
大亀クロシュ「〜!」モニョ!
水の精霊「ここまで来ればもう大丈夫。背中のみんなは……のびちゃってるけど、命に別状はないみたい。そのうち目を覚ますよ、たぶん」
大亀クロシュ「〜〜…♪」モニョモニョ
水の精霊「しばらくは私が案内してあげるね〜」
◇
―夕方
小さな岩礁
ザァーン… ザザァーン…
スライムクロシュ「」デロデロ…
妖精「うぅ……まさか魔王の領域に入っちゃうなんて……」
水の精霊「も〜、うっかりしすぎだよ〜」
スライムクロシュ「〜〜…」モニョニョ…
妖精「いや……航路の確認を怠った私がだいぶ悪いよ……。みんなの命を危険に晒しちゃった……」
エバンス「まあ……生きて帰れたわけだし、良いんじゃないか?」
妖精「良くない! これでもし誰かが死んじゃってたりしたら……!!」
ミスティ「反魂丹の使い所ね」
妖精「ちょっと、茶化さないで!」
ミスティ「茶化してるわけじゃないわ。失敗なんて誰にでもあることよ」
イリス「そうだよ妖精さん! 危ないところだったのは確かだけど、そんなの今までだっていくらでもあったでしょ?」
ローガン「うむ。次に気をつければ良いのだ」
デュア「はっはっは! 私は元より海の藻屑になりかけていた身だ! むしろ面白い体験ができて感謝したいくらいだぞ!」
妖精「……まあ、確かに必要以上にくよくよしても仕方ないか……。わかった……次はこんなことがないよう、気を付ける……」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ
水の精霊「ね〜、ところで甲羅の上にこんなのがあったよ〜」スッ
イリス「えっ?」
↓1コンマ 生還ボーナス
01-60 運命賽
61-90 呪いの人形
91-00 水霊の加護+会心賽
- 811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 19:46:56.59 ID:DiVLTCGMO
- あ
- 812 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/23(日) 20:07:47.06 ID:K5WdgQXV0
- 水の精霊「はい!」
石の賽「」ポン!
イリス「あ、増えたり減ったりする石の立方体!」
ミスティ「一体何なのかしら……。まあ悪いものではなさそうだし、取っておきましょう」
☆運命賽を1つ手に入れました
*
―夕方
小さな岩礁
焚き火「」パチパチ
妖精「……ところで、あの海域に入って気が付いたことがある……」
ミスティ「え、何?」
妖精「オノゴロの周辺海域はどこも荒れてるのに、あの海域だけは不自然なくらい荒れてなかった。それはたぶん、あの魔王の領域が星の力の影響を妨げてるんだと思う」
ミスティ「実際全然荒れてなかったものね」
妖精「……でも、今回探す星の力は水属性。もし海に落ちてればその影響力は海流に乗ってかなりの広範囲に広がるし、いくら魔王の領域でも完全には遮断できないと思うんだ」
エバンス「つまり……どういうことだ?」
妖精「世界樹の光は、海じゃなくて陸地にある可能性が高い……!」
ローガン「だが……我々が通る海路はともかく、ほとんどの海域では海がかなり荒れているのだろう? これでも大きく削がれた結果なのか?」
妖精「う……そ、それは私にもわかんないけど……。たぶんそうなんじゃないかなあ……」
イリス「まだまだ調べなきゃいけないってことだね……」
デュア「ふむ……何の話をしているのか全くわからん!」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
デュア「クロシュ殿が何を言っているのかもさっぱりわからん!」
☆世界樹の光は陸地にあるっぽい?という推論を得ました
小さな岩礁で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
- 813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 20:08:05.49 ID:4AHUXw0/0
- オノゴロの移動道具屋漂流
- 814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 20:10:39.30 ID:Td1n0zpq0
- デュアの話を聞く
- 815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 20:11:34.35 ID:2VeMYF+ho
- さっきの海域に対してテレパシーを試みる
- 816 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/23(日) 20:52:12.04 ID:K5WdgQXV0
- ―夕方
小さな岩礁
ザァーン… ザザァーン…
ダサレ… クダサレ…
イリス「…………な、なんだろう……デジャヴっていうのかな……」
ミスティ「奇遇ね。私も既視感……というか、既聴感を覚えているところよ……」
タスケテクダサレ――…!!
エバンス「お、おいあれ見ろ!」
漂流している行商船「」ザバーン!!
オノゴロ行商人「助けてくだされええええ!!!!」
妖精「自殺志願者か何かだね」
イリス「いや助けてあげないと! クロシュちゃんは疲れてるだろうから、私がいきます!」タンッ ザブンッ!
ローガン「私も行こう!」タンッ ザブンッ!
デュア「人手は多い方が良かろう!」タンッ ザブンッ!
*
オノゴロ行商人「ふい〜、助かりました! 船まで括ってもらって!」ビショビショ
妖精「私たちが助けなきゃあなたは命がなかったわけだし、何かやるべきことがあるんじゃない? ほら、丁度いろいろ荷物を背負った船もあるみたいだしさあ……」ニヤニヤ
イリス「よ、妖精さん……」
オノゴロ行商人「や、妖精様の仰る通りでさあ! 命あっての物種っす、なんでも持ってってくだせえ!!」ババッ
妖精「え、いや冗談だよっ! そんな追い剥ぎみたいな真似しないよ!」アタフタ
デュア「はっはっは! 良かったなあオノゴロの商人殿! ここにおわす方々は極楽浄土からの御使いとでも言えるほどの徳を持った方々だぞ!」
ミスティ「それは誤解だと思うわ……」
オノゴロ行商人「しかし何のお返しもしないのはあっしの気が収まりませぬ!」
エバンス「あー……じゃあ、格安で何か売るってのはどうだ? ギリギリ利益が出るくらいに割り引いてくれりゃ良いぞ」
オノゴロ行商人「がってん承知! じゃあ日が暮れる前に見てってくだせえや!」
行商船の暖簾「」バサッ
↓1〜3選択 買いもの
1.◯◯の××を更新する(コンマ)
2.店主のおすすめ品をタダでもらう(コンマ)
0.自由安価(装備以外の買うものなど)
*1の記入例:妖精の防具
*以下のものは、この市場では更新できなさそうです
・クロシュの武器、防具、盾、装飾
・イリスの武器
・ミスティの防具
・ローガンの防具、盾
- 817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 20:55:40.96 ID:DiVLTCGMO
- 0、オノゴロ製の魔法アイテム「雨を遠ざける傘」
- 818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 20:56:43.42 ID:HzwxtTUi0
- 2
- 819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 20:57:16.07 ID:qBmnQnLVO
- 1 ミスティの短剣を更新
- 820 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/23(日) 21:56:06.13 ID:K5WdgQXV0
- ―行商船
クロシュ「……?」
太陽の絵が描かれた和傘「」ポン
オノゴロ行商人「お客さんお目が高ェ! そいつぁ晴れ乞い傘! オノゴロの一番偉ェ神様のアマテラス様のご加護が授けられた由緒正しい傘でさァ! 開けば立ち所に雨雲を遠ざけるすげェ傘っす!」
妖精「これにかけられてるのは妖精のいたずら魔法だよ。自然神が現世にこんな露骨な道具を残すことは普通ないもん」
オノゴロ行商人「ええッ!? でもこれを売ってくれた妖精さんは……あっ」
妖精「……まあでも、効果の方は本物みたいだね。しかし自然魔法をこんな危険な道具の作成に使うなんて……全く……」
クロシュ「きけん?」
妖精「日照りが起きてる地域でこれを差し続けたらどうなると思う?」
クロシュ「わ……」
オノゴロ行商人「ひえっ……」
妖精「わかった? 今まで売れなくて良かったね」
オノゴロ行商人「や……へへぇ……」
クロシュ「……じゃあ、わたし、買う……!」
オノゴロ行商人「ええっ!? こんな危ねえもん処分しようかと思ってたんすが……!?」
妖精「まあ私の見てる範囲でなら自然魔法の発動も感知できるから、危ないことにはならないと思うよ」
クロシュ「うん……! それに……おおきいスライムさんにあげた、雨乞い傘に……ちょっと、似てる……!」
妖精「あ、そういえば確かに……。まさか同じ奴が作ったんじゃないだろうなあ……」
晴れ乞い傘「」ポン
☆晴れ乞い傘を購入しました
*
エバンス「うーむ……しかし急に買い物の機会なんてのが来ても迷っちまうな……」
ローガン「私は……現時点でかなり良い装備を身に着けているゆえ、今はまだ買い替える必要がないな」
デュア「店主! 刀鍛冶はいるか!?」
オノゴロ行商人「すんません、この船で鍛冶は無理っす!!」
デュア「なんと……」
エバンス「当たり前だろ! 鍛冶を何だと思ってんだ!?」
デュア「それもそうか……。なら何かおすすめの品はないか?」
オノゴロ行商人「おすすめですかい? ちょいと待ってくだせェ」ガサゴソ
*
ミスティ「……」
ボロボロの魔銀の短剣「」
イリス「……けっこう限界みたい?」
ミスティ「ええ。そろそろ限界だと思う」
イリス「どこで手に入れたものなのか、聞いても良い?」
ミスティ「私をかどわかそうとした人攫いの連中を返り討ちにした時の戦利品」
イリス「そ、そうなんだ……」
ミスティ「あの子に貰った精霊のローブほどではないけど、まあまあ愛着もあるわ。でもそんな感傷で戦いに支障を来すのは愚かなこと……。せっかく格安で武器を買える機会が来たのだから、何か探してみるわ」
↓1コンマ 店主のおすすめ
01-45 温泉まんじゅう
46-90 ↑+温泉宿の宿泊券
91-00 ↑+ヒヒイロガニ
↓2コンマ ミスティの武器
01-60 氷の短刀
61-90 雪女の氷扇
91-00 妖刀氷華
- 821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 22:01:48.90 ID:2VeMYF+ho
- あ
- 822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2025/02/23(日) 22:04:23.03 ID:4RG93CRHo
- ほい
- 823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 22:11:05.24 ID:FFPOmWvoo
- イチタリナイ
- 824 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/23(日) 23:03:26.52 ID:K5WdgQXV0
- オノゴロ行商人「オノゴロ土産のおすすめ品と言ったら、こいつで決まりでさァ!」
温泉まんじゅう「」ポン!
デュア「温泉まんじゅう!」
エバンス「温泉まんじゅうか……! 確かにオノゴロじゃ温泉が有名だよな!」
オノゴロ行商人「さらに今ならなんと、こいつもお付けいたしゃしょう!」
温泉宿の宿泊券「」ポン!
ローガン「これは……宿泊券!」
オノゴロ行商人「トウゲン温泉の旅館の宿泊券っす! このまんじうもそこで仕入れたもんなんす!」
エバンス「おお……こ、これはちょっと嬉しすぎるぞ……!?」
オノゴロ行商人「助けてくだすったお礼に全部差し上げゃしょう! おらァ!」ドンッ!!
温泉まんじゅう「」ポン!
温泉宿の宿泊券「」ポン!
デュア「うおおお私の分も!!?」
ローガン「いかん……世界樹の光を追わねばならぬのに、温泉が楽しみになってしまう……!」
エバンス「仕方がない……仕方がないんだ……! 温泉には抗えない……!!」
☆温泉宿の宿泊券をいただきました
☆この後みんなで温泉まんじゅうを食べて元気になりました
次の戦闘コンマに+10の効果があります
*
ミスティ「あら、これは……」
白木の鞘に納められた短刀「」ポン
イリス「あっこれ演劇で見たことある! ヤクザっていうオノゴロの悪い人たちが持ち歩く武器だよ!」
ミスティ「そうなの?」
妖精「違うよ、これはオノゴロの武士とかお姫様がハラキリをする時に使う自決用の刃物だよ」
ミスティ「え、どっち?」
オノゴロ行商人「どっちも完全に間違ってるってわけじゃありやせんが……。これは短刀っていう、オノゴロ刀の懐に入れて持ち歩きやすい版みたいな奴でさァ。しかもこいつは、氷属性と相性の良い冷鋼(つめたはがね)が使われている……いわば、氷の短刀ってわけっす!」
ミスティ「つめたはがね……!」
イリス「ミスティにぴったりだ!」
オノゴロ行商人「試しに抜いてみますかい?」
ミスティ「ええ、じゃあ……」
シャッ――
氷の短刀「」キラン
雪の結晶「」キラキラ…
イリス「おお〜!」パチパチパチ
クロシュ「わあ〜!」パチパチパチ
妖精「かっこいい!」パチパチパチ
オノゴロ行商人「なんと……抜き放つだけで、雪の結晶が……!」パチパチパチ
ミスティ「買ったわ。おいくらかしら?」
☆ミスティが氷の短刀を買い、装備しました
*
- 825 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/23(日) 23:04:08.06 ID:K5WdgQXV0
- ―夜
行商船
オノゴロ行商人「今夜はこの船にお泊りくだせえ。中は意外と広いんで、窮屈にはならんと思いやす」
ローガン「ありがたい。岩礁はテントが張りづらくて少し困っていたのだ」
エバンス「助けて大正解だったな!」
*
ギィ… ギギィ…
吊り下げランプ「」ユラユラ
イリス「デュアさんは冒険者さんなんですか?」
デュア「ああ。あと私相手に畏まった言葉遣いは不要だぞ。こう見えてたぶんお前たちと同年代だ」
イリス「えっそうなんだ! てっきりけっこう年上なのかと……!」
デュア「冒険者にとっての年齢など、何の意味もなさない数字だ。強さこそ正義――それこそが冒険者にとって、唯一にして絶対の基準。わかりやすくて良いだろう?」
イリス「まあ、わかりやすくはあるけど……」
ミスティ「強さこそ正義……まあわかるわ。強くなければ生き残れないし、何も守れないもの……」
イリス「確かに……」
デュア「そして今日の私は本当に無様だった……。迂闊にこのような荒れた海へイカダで乗り出し、お前たちに助けられ、魔王には手も足も出ず意識を奪われる始末……。弱き者の末路としてはこの上なく相応しいものであった、と言われかねん」
イリス「い、いやいやいや! 生き残ってるから末路ではなくない!?」
デュア「お前たちのお陰でな。大亀スライムのクロシュ殿がいなければ海の藻屑だった。自分の弱さを痛感したよ」
ミスティ「私たちにも突き刺さるわ……。クロシュがいなかったらみんなまとめて海の藻屑だった……」
イリス「いやまあ……それはそう……」
デュア「オノゴロに着いたら、刀を直すと同時に私自身も鍛え直さねばならん。負けたままではいられん……!」
ミスティ「魔王には勝てないのが普通だと思うわ……」
デュア「だがローガン殿はあの魔王の妖術に一度耐えてみせた。私は耐えられなかった。なれば、鍛え方が足りなかった以外にないだろう?」
イリス「えっローガンさん一回耐えたの!?」
ミスティ「嘘でしょ……」
デュア「当面の目標は、命を奪われる妖術を耐えられるようになること! だ!」
ミスティ「でもどうやって耐えられるようになったか確認するの? まさかまたあの海域に?」
デュア「……考え中だ!」
◇
- 826 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/23(日) 23:04:59.04 ID:K5WdgQXV0
- ―夜
行商船
スライムクロシュ「……」
クロシュ(あの……黒い影の女の子……ものすごく、危なかった……。けど……)
クロシュ(……ものすごく……かなしくて……寂しい感じも、した……)
クロシュ(………クロちゃんみたいに……魔王になって、ずっと……苦しんでるのかな……)
クロシュ(どうにか……してあげられない、かな……?)
クロシュ(……!)ピコン!
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「ん? クロシュ、何してるの?」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
妖精「え……えっ!? あの魔王と交信してみるだって!!?」
スライムクロシュ「〜」モニョ
妖精「ば、ばかやめなさい!! 魔王と交信なんてしたらどんな影響を受けるかわかんないでしょ!? 死んじゃうかもしれないんだよ!?」
スライムクロシュ「――」モニョモニョモニョ―
妖精「ああ、このばか聞いちゃいない!!」
妖精「……ていうか、相手がスライムじゃないと交信はできないんじゃなかったっけ?」
*
―??
遥か彼方の空に浮かぶ白い光「」ユラユラ
地上に瞬く無数の光「」チカチカ
クロシュ「ん……前より、少し慣れた……」ググ モニョモニョ
クロシュ「えっと……たしか……」モニョモニョ
凪いだ海域「」
クロシュ「あった……あの辺……」モニョモニョ
クロシュ「……きこえる……?」モニョモニョ
↓1コンマ
01-05 クロシュ死ぬ
06-80 へんじがない
81-95 縺ゅ↑縺溘?隱ー?
96-00 ??
- 827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 23:09:49.40 ID:FeFta9GwO
- はい
- 828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 23:10:05.19 ID:Q/OncRXv0
- あ
- 829 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/23(日) 23:17:41.16 ID:K5WdgQXV0
- クロシュ「……」
凪いだ海域「」
クロシュ「へんじ、ない……」
凪いだ海域「」
*
スライムクロシュ「……」モニョ…
妖精「あ、クロシュ! このばか! 死んだらどうするの!?」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「ふ、不死鳥の力で復活するから大丈夫だって……!? このばか!! クローディアはそんな捨て身みたいなことをさせる為にその羽根をくれたんじゃないでしょ!!! ばか!! ばかスライム!!! そこに直れ、今日は説教だ!!!!」
スライムクロシュ「〜〜…!!」モニャニャ…!!
◆
- 830 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/23(日) 23:22:01.55 ID:K5WdgQXV0
- というわけで本日はここまでとなります。明日は航海の3日目、ランダムイベントと野営安価の最終日です
死の海域から命からがら逃げ出し、なんとかその日の航海を終えたクロシュ一行。一難去った後は安らぎのひととき。行商船を助けたり、格安でお買い物をしたり、デュア氏のお話を聞いてみたり、魔王との交信を試みるも返事がなかったり……。
水底の魔王とは何者なのか? クロシュは、妖精の説教を聞きながら静かに思いを馳せる。どこで生まれ、どこで生き、どうして魔王となったのか。何もわからない。あかちゃんスライムにできることは……たぶん、何もなかった……
というわけで本日はここまでとなります。次回は、たぶん明日も交信できると思います。よろしくお願いいたします
- 831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/24(月) 03:06:36.59 ID:YyxkczZ8o
- おつ
水底の魔王、通じないけどちゃんと会話しようとはしてくれてる?
ドス持ちミスティ姐さん…オノゴロ着いたら着物も着るともうVシネ
- 832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/24(月) 12:15:22.41 ID:tQ+z6kvdO
- 乙
妖精ちゃん最終的にクロシュと細々と家族生活するつもりなのかな
- 833 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 15:35:33.71 ID:XSpHUjFT0
- 水底の魔王は何らかの言葉を発しているようにも見えますが、それが一体何を示しているのかはよくわかりません。そして殺意を持って謎の攻撃を行っていたことは明白であります。あのような恐ろしいものとはなるべく関わらないのが良いかもしれません
氷の短刀はミスティ氏に似合っていたようです。彼女は見た感じ儚げな女性なので、ハラキリするお姫様の印象もあります。しかし彼女は実のところ一行随一の武闘派なので、どちらかと言うとやはり仁義を重んずる姐さんかもしれません
この旅を終えた後、妖精氏がどこへ向かうのかは今のところ明らかになっておりません。そしてそれは主人公たるクロシュ氏も同様のようです。クロシュさんとしてはフメイちゃんとまた一緒に暮らしたい思いが強いかと思います。妖精氏はクロシュの保護者気取りなので、クロシュにくっついてきて世話を焼きたがる可能性があります
他の仲間たちについても、旅が終わった後のことはまだ未定だと思われます
- 834 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 15:36:04.61 ID:XSpHUjFT0
- ―オノゴロ諸島への海路 3日目
帆「」バサッ
大亀クロシュ「」スイスイ
行商船「」スイスイ
オノゴロ行商人「申し訳ありません、大亀スライム様に負担をかけることになってしまい……」
分体クロシュ「んーん……みんな手伝ってくれるから……へいき……! おまんじゅう、おいしかった!」
イリス「風と水の推進力が速すぎたり遅すぎたりしたら言ってね。丁度良い速さに調整するから」
分体クロシュ「ん……!」
エバンス「オノゴロまではあと1日くらいだよな?」
妖精「うん。今日の夕方くらいにまた一晩休んで明朝に出れば、明日の午前中には着くはず」
ミスティ「今日は昨日みたいなことがないと良いわ……」
↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-10 強敵
11-40 食料発見(コンマ)
41-70 場所発見(コンマ)
71-00 良いこと(自由安価)
- 835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/24(月) 15:37:32.28 ID:lOJKnAE60
- あ
- 836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/24(月) 15:38:56.02 ID:pbZ/AOokO
- えい
- 837 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 15:50:06.90 ID:XSpHUjFT0
- 食料を見つけ、そして強敵の気配がありました
↓1コンマ 見つけた食料
01-10 プランクトンの塊
11-20 藻屑
21-30 ウミノモズク
31-40 オオキイクラゲ
41-50 イカツムリ
51-60 異世海老
61-70 イクラマス
71-80 マグロ
81-90 ウミザリガニ
91-00 ヒヒイロガニ
- 838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/24(月) 15:58:08.29 ID:82yC8lkmo
- あ
- 839 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 17:00:08.25 ID:XSpHUjFT0
- ―オノゴロ諸島への海路
浅瀬
大亀クロシュ「」スイスイ
ローガン「この辺りは水深が浅いな。海藻も見える」
エバンス「よし、それなら投網だ!」
投網「」バサッ!
バシャン!
ザブンッ!
ウミノモズク「」モサモサ
ミスティ「……藻類?」
デュア「それは……美味いのか?」
エバンス「こいつはオノゴロ近海で採れるウミノモズクだな。まあまあ美味いと思うぞ!」
*
モズク汁「」ポン! ホカホカ
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
デュア「美味い!」ズズ
ミスティ「意外と悪くない味ね」ズズ
イリス「ウミノモズクは健康にも良いらしいよ!」
妖精「ローガンはそろそろ食生活について真面目に考えた方が良い頃かもよ。お酒の量も」
ローガン「む……一応気にはしている……」ズズ
☆モズク汁を飲んで、次の戦闘コンマに+10を得ました
◇
- 840 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 17:00:50.37 ID:XSpHUjFT0
- ―オノゴロ諸島への海路
高波「」ザパーン
大亀クロシュ「」スイスイ
行商船「」スイスイ
デュア「今日の航海は順調だな!」
妖精「昨日みたいなヘマはしないよ。周辺への警戒も怠らない」
エバンス「おう。俺たちも目視で警戒してるぞ」
ローガン「うむ。今のところ不審なものは――むっ!」
妖精「! 強くはないけど、不審な魔力を感じる!」
イリス「あれだ!」
海上を飛ぶ人型の紙「」ヒラヒラ
ミスティ「紙が……飛んでる?」
妖精「あれは……オノゴロに伝わる伝統的な魔法、符術だ! オフダとか形代っていう紙に魔力を込めて飛ばして、いろんなことに使える……らしい!」
エバンス「らしい……」
妖精「いや、私も見たことはほとんどなくて……。あれはどういう意図で海上に飛ばしてるんだろう? 近くに術者がいるのかな?」
ローガン「考えられるのは、哨戒か」
妖精「……やっぱり?」
ミスティ「撃ち落とした方が良い?」
妖精「うーん……撃ち落としたらそれはそれで、敵対的な何かが接近してるって思われるかもしれないし……」
人型の紙「」ヒラヒラヒラ
デュア「あっ逃げていくぞ!」
イリス「む……あの距離と速度じゃ流石に狙い撃てないかも……」
エバンス「哨戒とかではなかったと祈るしかねえな……」
☆強敵と戦うフラグが立ってしまいました
◆
- 841 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 17:01:31.45 ID:XSpHUjFT0
- ―夕方
浅瀬の岩礁
ザァーン… ザパァーン…
行商船「」ユラユラ
*
―行商船内
ギィ… ギギィ…
吊り下げランプ「」ユラユラ
エバンス「すまないな商人のおっさん、今日も厄介になるぜ」
オノゴロ行商人「とんでもない! 厄介になってるのはこちらでありゃすよ!」
ローガン「フッ、双方に益のある関係を築けて何よりだ」
妖精「明日の午前中にはオノゴロ本島に着くと思うから、それまでよろしくね」
オノゴロ行商人「こちらこそ! よろしく頼んまっせ!」
*
ギギィ… ギイィ…
クロシュ「わあ……」
イリス「そういえばクロシュちゃんは船に乗るのは今回の旅が初めてだったよね」
ミスティ「いつも大亀になって私たちを運んでくれる立場だものね……」
デュア「大亀の姿で海を渡り、気球の姿で空を飛ぶ……スライムがそれほど凄い力を秘めた種族だったとは、全く知らなかった! 異種族ながら天晴だ!」
クロシュ「んへへ……」
浅瀬の岩礁に停泊した行商船の中で寝泊まりします
↓1〜3 自由安価 宿泊中何をする?
- 842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/24(月) 17:03:35.05 ID:YyxkczZ8o
- >>451より、パーティメンバーに童貞とはなにか聞いちゃうクロシュ
- 843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/24(月) 17:07:43.59 ID:tQ+z6kvdO
- ユキに手紙を出して住所を聞く
- 844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/02/24(月) 17:11:12.75 ID:2E6YO6Ln0
- 行商人にオノゴロ諸島は温泉以外何があるか聞いてみる
- 845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/24(月) 17:11:12.90 ID:RjSiUdItO
- かめはめ波的な技の開発
- 846 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 20:16:07.76 ID:XSpHUjFT0
- ギィ…ギギィ……
スライムクロシュ「……」
クロシュ(船が、ぎいぎい言ってる……。ちょっと、聞き覚え、ある……。どこだっけ……?)
――ヴァン「女神……」
――夢想の女神「ヴァン……」
――ベッド「」ギシ…
クロシュ(!)ピコン!
クロシュ(あのとき……ヴァンさんと女神さま……変なこと、やってた……)
クロシュ(えと……どうてい、そつぎょう……?)
クロシュ(聞いてみよ……)モニョモニョ
◇
イリス「えっな、何!?」
ミスティ「クロシュ、今何て……」
クロシュ「えと……どうていって、なに……?」
イリス「え、ええとだねえ……」
ミスティ「……まだ早いんじゃないかしら。教育に悪いわ……」
デュア「何ッ!? 童貞がどうかしたのか!?」
イリス「うわあ!?」
ミスティ「いや……そういうわけではなく……」
イリス「く、クロシュちゃんが意味を知りたいらしくて……」
デュア「む……なるほど……。確かに、説明するのは少し……」
妖精「童貞って、交尾をしたことのない男のことでしょ?」パタパタ
イリス「うわあ妖精さん!!」
ミスティ「よ、妖精……」
クロシュ「えと……こうびって、なに……?」
妖精「あ、そこからか……」
*
- 847 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 20:16:38.89 ID:XSpHUjFT0
- クロシュ「ほえ……。じゃあ、ヴァンさんと夢の女神さまは……」
妖精「そう、夢の中で交尾をしてたってこと」
イリス「///」
ミスティ「……///」
デュア「め、めでたいことだな!///」
クロシュ「……えっと……子供が、欲しかったから……?」
妖精「どうだろ。子供を生じさせる行為ではあるけど、交尾をする者が絶対に子供を欲しているとは断言できないと思う」
クロシュ「そうなの?」
妖精「不思議でしょ? 交尾って、お互いを愛し合う儀式みたいな面もあるんだって」
クロシュ「あいしあう……」
妖精「あと、すごく気持ち良いんだとか。だからそういうのを求めて交尾に及ぶツガイもいると思う」
クロシュ「そうなんだ……」
イリス「クロシュちゃんはまだだめだよ!? そういうのは大人になってからだからね!?」
クロシュ「う、うん」
ミスティ「……そもそも、スライムもそういうことをするの?」
妖精「……確かしないと思う。他種族の交尾の真似事をしても子供は生じないし、気持ち良くもならないはず」
ミスティ「ならまあ、安心?……かしら」
イリス「あれ? それじゃあスライムってどうやって生まれるの?」
妖精「本体から切り離された欠片に核が生じて、新たなスライムとして目覚めることがあるみたい。あと、分体が勝手に独立して別個のスライムになることもあるんだって」
デュア「……つまり、ツガイを作ることはないということか!」
妖精「そういうこと。稀にスライム同士で欠片を寄せ合わせて、そこから新たなスライムが生まれることもあるみたいだけど……それをツガイとか交尾と言って良いかはわからない」
ミスティ「スライム……不思議な生態なのね……」
◇
- 848 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 20:17:04.60 ID:XSpHUjFT0
- ―行商船内
風の精霊「お手紙だよ〜!」ヒュルヒュル
妖精「はいはい。ミスティ宛だね」
ミスティ「私宛?」
妖精「ユキからの返事だよ」
ミスティ「わかったわ」
ユキからの手紙「」パラッ
妖精「住所?」
ミスティ「ええ。ふむふむ……霊峰の麓にある、秘湯の隠れ里……?」
イリス「……ん? それってもしかして、行商人さんがくれた宿泊券の旅館のあるとこじゃ!?」
ミスティ「そうみたい」
妖精「だから雪女なのにお風呂が大好きだったのかな?」
イリス「あっ確かに!」
☆ユキの実家の住所を知りました
◇
- 849 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 20:18:28.63 ID:XSpHUjFT0
- ―行商船内
エバンス「そういえばオノゴロには温泉の他に何が有名なんだ? 俺は温泉の他は食い物のことしか知らないんだ」
オノゴロ行商人「オノゴロと言えば刀! 刀と言えばオノゴロ! ってくらいに、オノゴロの刀は有名ですわい」
エバンス「ああ、オノゴロ刀! そういやミスティちゃんが買ったのも、オノゴロ刀の短いやつだったな!」
オノゴロ行商人「鍛冶の技術なら世界最高水準と言っても過言じゃありゃせんと自分は思っとります! 今この船には小せェのしか積んでありやせんが、本当に行きゃあお兄さん方のお気に召す刀剣もきっと見つかりまさァ」
エバンス「なるほどな。情報提供感謝だ!」
オノゴロ行商人「あとはお兄さんの仰った通り、食い物――特に海鮮が絶品でっせ! イカ、タコ、エビ、マグロ……そしてカニ!!」
エバンス「カニか!!」
ローガン「ヒヒイロガニの伝説なら私も聞いたことがあるぞ。オノゴロを統べる姫巫女の神剣は、ヒヒイロガニの甲羅に含まれている伝説的な希少金属で作られていると……!!」
オノゴロ行商人「まさしく仰る通り! 姫巫女様の神剣アマノムラクモは、ヒヒイロガニの神力を宿した最強の剣!! 姫巫女様とアマノムラクモがある限り、オノゴロは永久に不滅!!」
エバンス「お、おお……なんかユーシリアの皇帝と勇者の剣に少し似てるな」
ローガン「強い力を有した武器は、統治者の力と権威の象徴として伝説に謳われやすいのだ」
オノゴロ行商人「けども……ここ最近はちっと、困ったことになってんす……」
エバンス「ん? 何かあったのか?」
オノゴロ行商人「今の姫巫女様は歴代最年少で、右も左もわかんねェ童なんす……」
ローガン「右も左もわからん童、だと……!? 先代はどうしたのだ!?」
オノゴロ行商人「病気で死んじまった。んで死ぬ前に次ん代へ継承を急いだんだけども、次ん代として控えてた長女っ子もぽっくり逝っちまって……。仕方なく、歳の離れた小せぇ次女っ子に継承するしかなかったんす……」
エバンス「え、ええ!?」
オノゴロ行商人「まだおっかぁもお姉も恋しかろう齢に、いっぺんに亡くしちまって……姫巫女っつー重責を負わされるなんてよォ……。しかもそんな時に、海の荒れ波はいつまで経っても治まんねェし……。おれぁ不憫でならねェんだ……」
ローガン「むう……」
エバンス「オノゴロ諸島もかなり困ったことになってそうだな……」
◆
- 850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/24(月) 20:24:20.90 ID:UzGFb2b8o
- 太母様の年の功はさすがだった!
- 851 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 21:18:51.50 ID:XSpHUjFT0
- ―オノゴロ諸島への海路 到着予定日
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖 防:竜のエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:トカゲ斬り 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*6 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 闇の欠片 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 太陽のメダリオン
属性大全 踊り子の双剣 暗黒優待券
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花 冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書 精霊のローブ 大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3 精霊樹の杖[改] かたたたきけん
マッスルワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1 風船印のパラシュート
綺麗な砂 ラティア勲章
魔術書「正負の属性」 ユーシリア王家の紋章
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
特産スムージーセット
晴れ乞い傘
温泉宿の宿泊券
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[04/06]
・イリス 杖術[02/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[04/16]
・ローガン 剣技[11/16] 魔法[03/08] 防御[02/08]
・エバンス 剣技[09/16] 魔法[00/08]
……………………………………………………………………………………
- 852 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 21:19:20.94 ID:XSpHUjFT0
- ―オノゴロ近海
帆「」バサッ
大亀クロシュ「」スイスイ
行商船「」スイスイ
オノゴロ行商人「お、見えてきやした!」
イリス「……!! あ、あれが――」
ミスティ「オノゴロの霊峰……!!」
遠くにそびえ立つ大きな山「」
ローガン「古代オノゴロでは、あの霊峰は不死の山――フジサンと呼ばれていたそうだ」
クロシュ「ふじさん……」
デュア「悪くない響きだ、フジサン!」
エバンス「天にも届きそうな気迫を感じるな!」
◇
―オノゴロ沿岸 港
黒髪ロングの和服少女「見えてきました。あちらをご覧ください、アカシ中将」スッ
遠くに見える大亀クロシュ「」スイスイ
黒髪ポニテの戦装束少女→リュウトウ「あれが例の、緑の国からの外患か」
黒髪ロングの和服少女→イヨ「はい。既に確認は取れております」
リュウトウ「では迎撃の準備に移らなければ」スクッ
イヨ「あの……本当に、理由も聞かずに、沈めてしまうのですか……?」
リュウトウ「そういう御命令だったはずだ」
イヨ「しかし……警告もなしに殺すというのは、あまりにも……」
リュウトウ「姫巫女様の御命令だ。それに私は護国の剣……外敵は討たなければらない」
イヨ「リュウトウ……」
リュウトウ「……イヨは文官だ。荒事は我らに任せ、この場を下がれ」
イヨ「いいえ。私は既に、海上の哨戒に手を貸しております。今更文官面はできません」
リュウトウ「イヨ……!」
イヨ「罪ならば、共に等しく負いましょう――」スッ
浮き上がるオフダ「」ユララ…
◇
- 853 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 21:20:46.12 ID:XSpHUjFT0
- ―オノゴロ沿岸
大亀クロシュ「」スイスイ
行商船「」スイスイ
ローガン「……む!! 皆、伏せろ!!」
イリス「!!」バッ
ミスティ「ええ!」バッ
ローガン「ぬっ!!」バッ!!
展開される鋼の浮遊防壁「」ガシンッ!!
矢「」カカカッカカッカカッ
妖精「矢の雨!!」
オノゴロ行商人「ひえええ!!? なんでェ!!?」
エバンス「チィ!! ありゃ哨戒だったのか!!」
デュア「はははっ、手厚い歓迎だ!!」
妖精「クロシュ、進路変更!! 一旦遠洋に離脱して、人気のない海岸を探すよ!!」
大亀クロシュ「〜〜!」モニョニョ!!
イヨ「させると思いますか?」ヌッ
エバンス「何ィ!?」
リュウトウ「オノゴロの敵――ここで討ち取ってくれよう!!」シャキン!!
ミスティ「こいつら、どこから……!?」
妖精「オフダに乗って海上を高速移動してきたんだ!! みんな、気をつけて!!」
――強敵襲来 オノゴロ朝廷軍リュウトウ&イヨ――
◇自陣(イクラマス+20、まんじう+10、モズク+10)
・大亀状態のため不死鳥化不可!
◇敵陣(戦力差-30、地の利+20、矢の雨+30、迷い-10)
↓1コンマ(合計+30)
01-10 痛恨
11-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 会心
- 854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/24(月) 21:23:39.64 ID:lOJKnAE60
- あ
- 855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/24(月) 21:23:46.55 ID:qUyCYJnS0
- あ
- 856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/24(月) 21:23:58.18 ID:QlClO/gMO
- あ
- 857 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 22:15:23.88 ID:XSpHUjFT0
- リュウトウ「イヤーッ!」
黒い打刀「」シャッ!!
ローガン「ぬう!」
灼鋼の盾「」ガギン!!
リュウトウ「イヤーッ!」
黒い打刀「」シャッ!!
ローガン「ぬうう!」
灼鋼の盾「」ガギン!!
リュウトウ「イヤーッ!」
黒い打刀「」シャッ!!
ローガン「ぬおおっ!」
灼鋼の盾「」ガギン!!
妖精「ローガンが剣の一対一で押されてる!?」
ミスティ「加勢するわ!!」バッ
氷の短刀「」シャキン!!
リュウトウ「!」ササッ!!
ミスティ「まだよ! 切り裂け!!」
氷の刃「」ヒュンヒュンッ!!
リュウトウ「くっ!」サササッ
ローガン「後ろだ!」シュバッ
トカゲ斬り「」ギュオオッ!!
リュウトウ「イヤーッ!」
黒い打刀「」ギンッ!!
ミスティ「そこっ!!」カッ!!
瞬間凍結「」ガギンッ!!
リュウトウ「うおおおっ!!」ササッ
ミスティ「ちいっ!!」
リュウトウ「このままでは分が悪いので……一気にいかせてもらう」スチン
ミスティ「刀を、納めた……?」
ローガン「……!! まずい、あれはオノゴロ剣術の奥義――居合だ!!」
リュウトウ「明石流奥義――」
黒い打刀「」ヴォンッ――
リュウトウ「――無元斬り」スチャッ
スパッ―デロデロ…
真っ二つ分体スライムクロシュ「」デロロ…
リュウトウ「なっスライム!? 私が斬ったのは――」
ローガン「クロシュくん!!」
ミスティ「貴様……よくもクロシュを!!」コォォォ―
妖精「大丈夫、核は外してる!! スライムならすぐにくっつくから大した傷じゃない!!」
リュウトウ「た、大した傷じゃ、ない……?」ガクッ
- 858 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 22:17:00.63 ID:XSpHUjFT0
- イヨ「リュウトウ!!」
エバンス「おっと、余所見してる場合か?」シャッ
イヨ「!! このっ……!」バッ
オフダ「」ビュンッ!
エバンス「うおっ!」
火球「」ボンッ!
ボガンッ!!
イリス「紙なら火で燃えるでしょ!?」
イヨ「くぅ……!」
デュア「多対少は好きではないが、先に命を狙ってきたのは貴様らだ! 観念しろ!」シャッ
炎の刀「」シャキン! メラメラ
イヨ「くぅぅ……!」
リュウトウ「……」ジッ
イヨ「!」コク
妖精「……! 何か目配せしてる!! みんな、こいつらを取り押さえ――」
リュウトウの残像「」フッ
ミスティ「消えた!?」
リュウトウ「イヨ!」バッ
イヨ「リュウトウ!」ガシッ
リュウトウ「次は――必ず!!」タンッ
リュウトウとイヨの残像「」フッ
イリス「こ、光速移動……!? 光属性は感じられないけど……」
妖精「いや……あれは空間系の魔法みたい。分体のクロシュを離れた位置から真っ二つにした剣技も、たぶんそれの応用だと思う」
エバンス「とにかく急いで離れよう! クロシュちゃん、大丈夫か!?」
分体クロシュ「うん! わたし、あんまり叩かれなかった……! ちょっと……矢が、ちくちくするけど……」
ミスティ「無理はしちゃだめよ」
落ちているオフダ「」ペラ
分体クロシュ「……?」ヒョイ
オフダ「」ペラッ
エバンス「げっ、そりゃあの呪術師のオフダか!? 爆発するぞ!」
妖精「いや……そのオフダからは、もう魔力は感じられない。ちょっと貸してみて」
分体クロシュ「ん」
妖精「……これは!」
イリス「何かわかったの!?」
妖精「住所と……緑の国の貴殿らに相談したいことがある、って」
ミスティ「住所と、相談……? というか緑の国からってバレているのね……」
エバンス「罠……にしちゃあ見え透きすぎているが……」
妖精「このオフダ自体にはもう何の魔力も込められてないから、ひとまず保留にしておこう。今は安全なとこに身を隠さなきゃ」
――撃退成功――
☆会心撃退により、イヨからのメッセージを受け取ることができました
◆
- 859 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/24(月) 23:59:05.34 ID:XSpHUjFT0
- クロシュ(それから、山陰に隠れた小さな入江から島に上陸したわたしたちは……)
クロシュ(隠れるように森の中を移動しつつ、霊峰の温泉街までやってきた……)
クロシュ(行商人のおじさんのお話では……あの宿泊券の温泉宿は、ノラニンジャの人が身を隠すのにも利用するくらい、隠密にぴったりの温泉宿なのだそう……)
クロシュ(デュアさんは、命の恩として囮になると言い張り……一人で、朝廷軍の鼻先に突っ込んでいった……。止める間もなかった……。無事に逃げ切れてたら良いけど……)
◆
―翌日
トウゲン温泉
湯気「」ホカホカ
山裾に栄えた和風の街並み「」ワイワイ ガヤガヤ
クロシュ「わあ……!」
イリス「賑わってるね……! それにしてもオノゴロの建物……すごく幻想的で素敵!」
ローガン「オノゴロの建物は大陸のものとはやはり大きく異なるな。大陸では石やレンガ造りのものが多いが、こちらでは木造が主流のようだ」
ミスティ「お尋ね者の身だけど、ちょっとわくわくを抑えられないわね……」
妖精「例の旅館に付けば、身を隠しつつオノゴロ文化も温泉も楽しめるはず。早いところ辿り着こう」
エバンス「……案内図によるとかなり近いはずだ……おっもしかしてあれか!?」スッ
大きな和風旅館「」ドン!
看板『旅館 雪解け』
*
- 860 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/25(火) 00:00:30.23 ID:uk+eva7D0
- ―旅館 雪解け
カランカラン
木彫りのオオキイクマ「」ポン
掛け軸『温泉第一』
イリス「おお……内装もオノゴロだ……!」
エバンス「ここで内装がテラヌス風だったらびっくりだぞ」
イリス「それはそうですけど!」
カウンター「」ポツン
ローガン「しかしカウンターに、人の姿が見えないな……」
水色のスライム「お、おまたせいたしました〜!」ピョンピョン
クロシュ「!!」
妖精「あ、あれは――」
ミスティ「スライム!」
*
水色のスライム→シズク「宿泊券をお確認いたしました! 団体のお客さまですねっ!」
妖精「うん。それで、ちょっとしばらく身を隠したいんだけど……」
シズク「……え、ええ〜っと……た、たぶん大丈夫です!」
エバンス「な、なんだその歯切れの悪い言い方は……」
シズク「す、すみません……その、ただ今、店主が出張中で……。だ、大丈夫です! お客さまたちのことは、けっして誰にもおしゃべりしませんっ!」
エバンス(な、なんかすげぇ不安になってきたぞ……)
ローガン(だが……今は他に頼れるところもない。この子の言うことを信じるしかないだろう)
シズク「せ、せいしんせいいごほうしいたしますっ!! どうか、なにとぞ、なにとぞっ……」モニャニャ…
エバンス「わ、わかったわかった! 泊まろう!」
シズク「!」パァァァ
クロシュ「シズクちゃん……」
シズク「は、はいっ!」
デロデロ…ポン!
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
シズク「わわっ! クロシュさまも、スライムだったのですかっ!?」モニョモニョ
スライムクロシュ『クロシュちゃんで、いいよ……?』モニョモニョ
シズク『わかりました、クロシュちゃん!』モニョモニョ
スライムクロシュ『よろしくね、シズクちゃん……』モニョモニョ
◇
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