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【安価コンマ】オリウマ娘と共に season2
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74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/08(金) 00:35:07.95 ID:Ub7kdagKo
2
おつー
小柄な系譜なんだなここは
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/08(金) 12:23:57.23 ID:faiah26WO
ユメちゃんは3冠モブをなんと呼んでいるのか
◎ ○○姉さん
○ ○○お姉ちゃん
▲ ○○(呼び捨て)
△ ○○さん
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/08(金) 13:32:13.13 ID:51eLRbz3O
三冠モブちゃんなんかおっぱいばるんばるんしてそう
ユメちゃんにはそんな揺れるほどのものはないねぇ…
77 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/09(土) 00:27:43.68 ID:gbO057ew0
三冠モブちゃんの見た目はあんまり考えてません。身長がちっちゃいのと芦毛なのは確定ですけど、それ以外はあんまり。
見た目に合わないでっけぇモノを持ってても、最速を追及しててもどっちでも行けます。
※
『そういうところじゃないか、なぁユメちゃん』
ユメノツキ「そういうところと言われましても……は?ぁ、今、貴方なんと?」
――彼女の表情がぴきっと、硬くなる。そりゃそうだ、親戚から言われている呼び方でいきなり呼ばれたんだ、俺だってそうなる。
『人を突き放して見下す言動、自分から歩み寄ろうとしないんだ――ならそりゃ、こうもなるだろユメちゃん』
ユメノツキ「待って。待ってください。――誰ですか、その呼び方を教えたのは……!」
『キミがよく言う三冠ウマ娘さんに、ちょっとな』
ユメノツキ「○○お姉ちゃ……ぁ。んっ、んんっ!」
自分の出した言葉を遮るように咳払い。今までの彼女の澄ました表情が変わり、ジロりとこちらを睨みつける。
ユメノツキ「……何が目的ですか?三冠ウマ娘の地位とか名誉とかですか?」
『いや、別にそういうわけじゃないが……さっき言ったとおりだよ。もっと歩み寄ればキミの実力ならトレーナーなんて掴みたい放題だろ』
ユメノツキ「だから、ボクは普通のトレーナーは嫌なんです。三冠ウマ娘に相応しいトレーナーが良いんです」
『――』
三冠ウマ娘に相応しいトレーナー。彼女がよくトレーナーに対してモブと言うのは、三冠ウマ娘に相応しくないトレーナーだ、という宣言なんだろう。
じゃあどうすれば三冠ウマ娘に相応しいトレーナーになれるのか?新人トレーナーである俺には正直想像もできないが――これだけは、分かる。
『……キミの想像を超えたトレーナーになって見せるさ』
ユメノツキ「は?」
78 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/09(土) 00:29:43.15 ID:gbO057ew0
『要するにあれだろ?三冠は当然でプラスアルファ――それを提供できるトレーナーが欲しいんだろ?』
――目指すならより高みへ、誰もが見上げるほどの頂上へ。担当ウマ娘とともに登ってくれるトレーナー……それが欲しいんだ、きっと。
ユメノツキ「……」
『――――キミには』
彼女の目を見て考える。透き通るように綺麗な瞳、混じりけのない、純粋で真っ直ぐな眼差し――これに相応しい称号を。
三冠の輝きと、それと:安価直下
1 ――傷一つない無敗の三冠を。
2 ――王者にふさわしい、秋の三冠を。
3 ――まだ誰も手にしたことのない、春の三冠を。
4 ――――海の向こうへ、凱旋門のトロフィーを。
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/09(土) 00:44:19.14 ID:uyS8VQ9RO
長距離適正ならデカいユメ見ようぜ!4!
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/09(土) 17:22:11.19 ID:/60dMvZ1o
3冠狙うから右耳飾りか
芦毛3冠○○お姉ちゃんからその血統で3冠狙える芦毛がまた出てくるとかめっちゃ人気しただろー
81 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/09(土) 22:59:42.62 ID:gbO057ew0
『――凱旋門賞』
ユメノツキ「…………!」
思わず声に出てしまったそのレース。ユメノツキ自身も、俺が言ったその名前を聞いて目を見開く。
――凱旋門賞。パリロンシャンで行われる……世界一のレース。
遥か海の彼方の熱狂と興奮を――誰もが求めてやまない、その名誉を。称号を。
『――三冠も獲る、凱旋門賞も獲る』
バカげた"夢"だと誰もが鼻で笑うだろう――しかし、そんなバカげた夢を大真面目に語れる奴が――結局一番、その夢に近づけるんだ。
ユメノツキ「……ふ、ふふっ、あははは!」
突然彼女が笑いだす。真剣な表情で語る自分をバカにするように、今まで聞いたことのない彼女の大きな声でひとしきり笑った後……。
ユメノツキ「――――貴方はそれができるんですか?」
『俺がやるんじゃない、キミがやるんだ――――でも、きっと、退屈させないぞ』
確定事項の三冠ウマ娘なんて物足りないじゃないか?と、俺は語ると……彼女は、嬉しそうにまた笑って。
ユメノツキ「どうやら、貴方は他のトレーナーと比べて……幾分マシのようですね。少なくとも、モブではなさそうですね?」
『!』
ユメノツキ「はい、契約しましょう――トレーナー。まあなに、三冠まではスムーズにいきますので、新人の貴方は自己研鑽でもしながら待っていてください」
――彼女は言う。初めて彼女を見つけたあの日から変わらず、堂々と純粋な目で三冠を語り――そして、こちらに手を伸ばした。
82 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/09(土) 23:00:48.53 ID:gbO057ew0
『――――ああ、よろしく頼むぞ。キリシロユメノツキ』
ユメノツキ「……はい、よろしくお願いします」
――【貴方】はその手を握りしめる。
こうして新米トレーナー【貴方】と三冠ウマ娘――仮。キリシロユメノツキは契約を交わした。
83 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/09(土) 23:07:47.66 ID:gbO057ew0
そういえばユメノツキは……:安価直下
1 中等部
2 高等部
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/09(土) 23:24:04.87 ID:hLhjsc/Co
2
85 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 00:04:38.14 ID:Wtd8QugC0
――――――――
――――
――
ユメノツキ「ふぅん……へぇ……」
担当契約の手続きのためにトレーナー室に来てもらうと、ユメノツキは部屋の中をジロジロと見始める。
『……なにかあったか?』
ユメノツキ「いえ、なにも?ただ……質素な部屋だなと」
それに狭いし小さい。三冠ウマ娘を担当するトレーナーなんですから、もっと豪華な部屋はないんですか?……と、疑問そうに聞いてくる。
……そこはトレセン学園に聞いてもらわないとどうにもできないな。
『なら、とりあえず三冠を獲って実績を認めてもらわないとな――そしたらもっと大きい部屋を貰えるさ」
……きっと、多分な。と小さくつぶやく。ユメノツキの耳には届かなかったようで、彼女はなるほどなるほど、と嬉しそうにしている。
ユメノツキ「まあボクなら余裕ですね。三冠、そして凱旋門賞――ええ、問題ありません」
『……ああ、そうだな』
自信満々に胸を張られる、その仕草がなんだか彼女の親戚の三冠馬のそれに似ていた。
ユメノツキ「そして三冠ウマ娘に相応しい環境を手に入れましょう。毎日スイーツを食べ、全国のスイーツを食べ、各国のスイーツを食べ……あ、フランスのスイーツ食べてみたいですね」
『キミ結構食いしん坊だな?』
じゅるり、と涎を垂らしそうな彼女。あのスイーツ店での食いっぷりを見てもそれは明らかだった。
86 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 00:09:02.11 ID:Wtd8QugC0
ユメノツキ「は?トレーナー、本気で言っていますか?だとすると……貴方のボクを見る目は節穴、という評価になってしまいますね」
普通ですよ?普通の食欲です、と自己評価するユメノツキ。そうなのか?しかしあんな量のスイーツをモクモクと食べるのはウマ娘といえど……どうなんだ?
ユメノツキ「あの量だって一般的ですよ?ええ、スペシャルウィークさんやオグリキャップさんと比較してみても、ボクのあの量は普通と言わざるを得ません」
……そ、そうなのか。しかしその二人は特に……いや、止めておこう。
俺はまだトレセン学園に来て日が浅い。下手なことを言って時間を使うのも勿体ない。
ユメノツキ「それで?担当契約の書類ですよね、サインしますのでください」
『あ、ああ。はい、じゃあこれにサインを……」
そういって彼女に書類を手渡す。
……せっかくだ、何かこのタイミングでユメノツキと何かお話でもできれば……。
87 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 00:11:19.69 ID:Wtd8QugC0
何かお話してみよう:自由安価直下
88 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 00:38:35.30 ID:Wtd8QugC0
今日は寝ます。おやすみなさい!
安価は下です!
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/10(日) 00:51:50.01 ID:r7PQI5bnO
逆に嫌いな食べ物とか(あるのか?)聞いておこう
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/10(日) 07:27:16.90 ID:rsSfnN7nO
(トレセンでもトップクラスの胃容量と比べて)普通
91 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 13:00:26.73 ID:Wtd8QugC0
『じゃあ嫌いな食べ物とかあるのか?』
ユメノツキ「嫌いな食べ物――それ、訊く必要ありますか?」
『……たんなる話題提供のつもりだったんだが』
でもまあ、食事をするときに嫌いなものを知っていたら気を付けることが出来るし、アレルギーとかそのへんは把握しておかないとな。と言うと、彼女は何とも信じられないようなものを見る目で、こっちを見て。
ユメノツキ「……まあ、パーティーでうっかり変なものを出されても嫌ですしね。まあ、トレーナーに配慮しておきましょうか」
彼女の嫌いな食べ物:安価直下
1 苦いものとか
2 自由安価
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/10(日) 14:04:02.43 ID:oenI1p1ko
2
ピーマンとか苦手そうってトレーナーが言って図星
93 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 17:11:09.33 ID:Wtd8QugC0
ユメノツキ「まあボクに苦手なものとかありませんけどね、ええ。三冠ウマ娘に嫌いな食べ物とかあるわけないじゃないですか」
『あ、そうなのか』
実は健啖家なウマ娘だったのか。これは申し訳ないな、てっきり――。
『てっきりピーマンとか苦手なのかと思ってたが、そんなことはないんだな」
ユメノツキ「…………」
『……?』
てっきり「は?ピーマンくらい食べれるに決まってるじゃないですか、子供じゃないんですから」みたいに怒ると思っていたけれど、彼女は怒らないばかりか……気まずそうにぷいっ、とそっぽを向いた。
……心なし、目が泳いでいる。まさか……。
『…………図星か?』
ユメノツキ「…………は?別に?図星じゃありませんけど?食べ物の話をしているんですよね?――ピーマンとか食べ物じゃないじゃないですか?」
『はぁ!?いや、キミなぁ……!』
ユメノツキ「はぁ!?本当の事じゃないですか!というか、ボクの家だとみんなピーマン嫌いでしたけど!?」
だってピーマンとか家で出たことありませんし!と、逆切れみたいにプンプン怒る彼女――そこではっきりと分かった。
――このウマ娘、だいぶ甘やかされたな?
94 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 17:15:44.89 ID:Wtd8QugC0
『……』
ユメノツキ「な、なんですかその眼は。ボクは間違ってません、あんなものをムシャムシャ嬉しそうに食べる人たちの舌がおかしいんですよ。ええ、ええ!」
『……まあ、好き嫌いは人それぞれだからな』
ユメノツキ「そうですそうです――いえ、好き嫌いのレベルじゃありませんけど?ピーマンを食べる……緑色の野菜をありがたそうに食べる人たちの味覚がおかしいという話なんですけど?」
『まあまあ、まあまあ落ち着いて』
とりあえずその問題は後回しにして――というかさりげなくピーマンから一気に範囲が広がったな?
『ほら、サイン頼むよ。手、止まってるぞ』
ユメノツキ「はぁ……全く、トレーナーが意味の分からない話題を出すからこうなるんです?反省してください」
95 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 17:37:02.69 ID:Wtd8QugC0
『――――よし、では明日はこの時間に練習用コースに。ジャージを着てくるんだぞ』
ユメノツキ「それくらい分かっていますよ?ではお疲れさまでしたトレーナー――また、明日」
ああ、また明日――さて。
【貴方】はユメノツキを見送ると机に戻り――あるビデオを見る。
キリシロユメノツキの――これまでの模擬レースの映像だ。
『……』
――キリシロユメノツキをこれ以上強くするためには、彼女の癖や弱点を見抜くしかない。
そしてそれを補うトレーニングを行う……【貴方】はそう考えた。
『……そう考えるまでは良かったんだがなぁ』
新米トレーナーから見ると、彼女の走りはあまりにも強すぎる。天性と言っても良いその才能は、【貴方】の思考を狂わせる。
……明日ちゃんと走りやトレーニングを見る、だが……彼女を凱旋門ウマ娘にするためには、今からでも先に進まなければならない。
『直線の加速力も、コーナー周りも特に問題があるとは思えないな……けど』
だとすると彼女の成長はこれ以上ない、と断言してしまうことになる。
そんなわけない。まだまだ彼女は強くなれるはずだ――――。
96 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 18:03:06.44 ID:Wtd8QugC0
ユメノツキ「――――では始めましょうか。トレーニング」
次の日、時間通りにトレーニングコースに来てくれたユメノツキ。最悪少しくらいの遅刻は許そうと思っていたが……どうやらそこの問題はないようだ。
ユメノツキ「……何か失礼なこと考えていませんか?間抜けな顔になってましたよ」
『いや、なんでもない。というか、仮にもトレーナーに間抜けな顔とか言うなよ……』
ユメノツキ「……バカっぽい顔?」
『ああもう、とにかく人の顔をバカにしたいんだな!ほら、じゃあしっかりと柔軟と準備運動をしてからまずは何周貸して貰うからな』
ユメノツキ「はあ、三冠ウマ娘であるボクのトレーナーなんですからもっと冷静沈着でいつ何時も落ち着いてほしいものですが……まあ、良いでしょう」
――入念に柔軟と準備運動をして、ユメノツキに芝のコースを何周かしてもらったが……やはり。
ユメノツキ「――――ふっ」
『……』
――彼女の走りはまだデビューしていない同期と比べて別格だった。パワーも、スピードも、テクニックも。基礎となる何もかもが飛びぬけていて……。
ユメノツキ「……どうでしたか、トレーナー。ボケーっとしていましたけど?ちゃんと見てましたか?」
『ん……ああ、ちゃんと見てたさ。キミの走りはやっぱり凄いなぁ、と思ってな』
ユメノツキ「……ふっ。まあ当然ですよね?まあ、ボクの走りは三冠の走りなんですから、ええ。トレーナーが見惚れてしまうのも自然なことです」
ユメちゃんは褒められるとなんだか凄い調子に乗るなぁ……いや、まあ実際そうなんだから何も言えない。
97 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 18:07:46.38 ID:Wtd8QugC0
――パワーもスピードもテクニックも劣っていない。なら伸ばすべきは――長所である。
これが結局、長い時間彼女の走りを見てたどり着いた結論だった。我ながら少し情けない結論だと思うが……強みをより特化させることは、自身の武器を育てることにもなるわけで。
じゃあそんなキリシロユメノツキの長所と言えば……。
キリシロユメノツキの育成方針は――:安価直下
1 スピードを伸ばそうか
2 パワーを鍛えよう
3 脚運びとか技術面を
4 スタミナを付けよう
5 その他(自由安価)
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/10(日) 18:11:58.85 ID:VZIZ+WDKo
1
99 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 18:31:54.51 ID:Wtd8QugC0
『スピードを伸ばそうか、やはりレースの基本はスピードだ』
ユメノツキ「わかりました、ではどんどん走りこみましょうか――あ、トレーナー」
ユメノツキが俺を呼ぶ。どうかしたか?と返事をすると。
ユメノツキ「今日は非常に良くトレーニングをしましたから、トレーニング終わりにあのスイーツ店に連れて行ってください。あ、食べ放題コースをお願いしますね?」
『……は?』
ユメノツキ「頑張った担当ウマ娘にご褒美……当然ですよね。食べさせてくれないともう練習しませんからね」
『……』
いつかこのウマ娘をぎゃふんといわせてやろう、そう決心したトレーニング初日であった……。
お財布の中のお金が一気に減った……。
ユメノツキ「もぐもぐもぐもぐもぐ」
100 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 18:56:32.82 ID:Wtd8QugC0
『……』
スピードトレーニングを続けて一週間、キリシロユメノツキとの関係にも少しずつ慣れてきた今日この頃。
彼女は圧倒的だ――しかし、だからと言って同期のウマ娘を軽んじていいはずはない。
『……同期で、それもユメノツキと同じ三冠路線を目指すウマ娘は……』
それだけなら同期でも沢山いるだろう、だから現段階でユメノツキのライバルになる可能性がありそうなウマ娘、そして出来るだけ。
『あと、出来ればユメノツキと仲良くしてやって欲しいな……』
……ユメノツキの友達になってくれそうなウマ娘が良いなぁ……はぁ。
口が悪い、ナチュラルに人を下に見るせいで同期の中でも評判があまり宜しくない。そのくせ走りは圧倒的なのだから手が付けられない。
……あの子が自分に彼女を必死に推薦していた理由が分かるわけだ。
101 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 19:06:13.10 ID:Wtd8QugC0
キリシロユメノツキ同期の三冠路線ウマ娘:安価下1-3
新しいウマ娘でも、以前出していただいたキャラでも問題ありません。
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/10(日) 19:55:33.23 ID:VZIZ+WDKo
名前 アオゾラノキセキ
性格 直感派不思議ちゃん。ズバッと核心を突く発言を時々極稀にする
口調 平坦で感情の感じにくい話し方
見た目 一房ごとに微妙に明度の違う蒼のロングヘアー。透明なダイヤ形の装飾の右耳飾り。うおでっか……って見た人全員が思う立派なバ体
趣味 猫と戯れる
一人称 私
レースにかける思いとか夢 強敵(友)を得たい
その他 離島から遥々トレセンに入学してきた。人より猫が多かったような故郷では得られなかった、勝負し高め合える相手を欲している
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/10(日) 19:55:33.96 ID:NyKeEZgZo
名前:ユーメイビーライト
容姿:柔らかい印象の黒髪黒目、体格は平均的。
性格:流されやすい性格で押しに弱い、そうかな…そうかも…がほぼ口癖。出走時はサングラス(ブリンカー)をつけており、集中力が跳ね上がる。
脚質:逃げ〜大逃げ
備考:臆病気質で馬群に呑まれると気力をなくすツインターボ(実馬)とほぼ同じタイプの性格。
長距離をハイペースで走り切る素質はあるのでスピードとスタミナトレーニングを軸に伸ばすトレーナーと相性がいい
名前は楽曲名と光のように速く走るようにのダブルミーニング
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/10(日) 20:34:18.83 ID:+doNuxQ9O
>>16
105 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 21:51:56.84 ID:Wtd8QugC0
ある日の模擬レース。様々な青が重なり合った綺麗な長い髪を靡かせながら、彼女は堂々の一着となった。
アオゾラ「――――いえーい」
――アオゾラノキセキ。彼女は静かにそう喋り、ピースサインを見ているトレーナーに向けて放った。
資料によると、確か遠い離島から遥々トレセン学園にやってきたんだったか……はぁ、なるほどなぁ。
彼女もまた、最近担当トレーナーを見つけたらしいし……この走りならば、きっと三冠路線にも出走するだろう。
アオゾラ「先ほどのレースの感想……?そうですね。あのコーナーでびゅーんと走り、ずんだだだと前に行ったら勝てて良かったです」
『……この子も癖が強そうだなぁ』
周りのトレーナーも困惑しているぞ、視線もなんだか変なところを向いているし……。
……まあでも、彼女に比べたらマシか。
106 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 21:59:27.80 ID:Wtd8QugC0
ユメノツキ「疲れました、休憩しますよねトレーナー?」
『いや、まだトレーニングをし始めたばかりなんだが……ほら、もう少し走るぞ』
ユメノツキ「……?三冠ウマ娘が休むと言っているんですよ……?」
『いやいやいや』
そんなボクの言うことなら聞いて当然ですよね、という表情を止めてくれ。
トレーニングメニューも全部俺が決めてるんだが。しかも、一応キミの承諾も貰ってるんだぞユメちゃん。
ユメノツキ「はぁ、本当にトレーナーは頭が固いですね。ボクが休みたいというなら休ませるべきなんです、大事な脚に影響が出たらどうするんですか?」
『……そんなきついトレーニングにしてるつもりはないんだが』
ユメノツキ「とにかく、疲れたのでちょっと休憩します。お水ください、あとスマホ」
『…………』
……だ、大丈夫なのか。本当に。
★
イベント安価です。【貴方】視点からのイベントでも、ユメノツキ視点のイベントでも。
イベントによって色々動いたり展開が変わったりします。やらせたいことやりたいこと好きにお願いします。
見たいイベント:安価下2まで
1 ユメノツキのお家の話
2 三冠ウマ娘のお腹がぽよっとする話
3 自由イベント(自由安価)
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/10(日) 22:05:18.10 ID:AED66uxd0
2
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/10(日) 22:52:06.43 ID:qMNAA0glO
1
出来れば○○お姉ちゃん以外の話を聞きたい
109 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/10(日) 23:37:14.31 ID:Wtd8QugC0
お疲れさまでした、今日はこれで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
もし
>>102
の人がいましたらアオゾラノキセキちゃんの脚質だけ書いてくれると嬉しいです。
ユメちゃんデレるきがしねぇ。前キャラのダートウマ娘は何時でもデレそうな雰囲気あったのに……。
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/11(月) 00:14:18.64 ID:hWlFJmeco
おつおつ
前キャラはうん、なんなら2レース目でチョロさんだったから……
あと
>>102
ですが日付変わったので証明不可ですすみません
ワガママいいのならユメノツキが先行なのでそれ以外でコンマ、もしくは
>>1
が決めてください
よろしくおねがいします
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/11(月) 12:45:51.45 ID:jqyXQC7fO
(安価に書いてあるんだけど)ユメちゃんについて親戚3冠バに聞き込み行ったりアオゾラちゃんのデータ把握してたりユメトレはデータ派なのかな
メガネ掛けてそう(ド偏見)
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/11(月) 16:49:24.13 ID:Fi5q3UTSO
今回のトレーナー結構ガード弱そうだから押されたらすぐ負けそう
前トレーナーにあった鉄壁の精神を感じない
113 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/12(火) 23:19:57.57 ID:UvhBLqSQ0
ユメノツキ「――――ふぅ」
寮の大浴場から上がり体を拭きます。ボクとしては誰かと一緒にお風呂に入るとか、誰かに見られるとかあんまり好きじゃないんですけど……まあ、こればっかりはしょうがありませんよね?
自室のシャワーでもいいですけど、シャワーじゃなくて湯舟に肩まで浸かりたいですよね?トレーニング終わりは。
ユメノツキ「……」
するすると寝間着に着替える途中、脱衣所に置かれた体重計が見えました。
よく他のウマ娘たちが体重計に乗っかってわーきゃーぎゃーぎゃーと騒いでいる光景はトレセン学園ではきっと珍しくないでしょうね――はぁ、情けない。
ボクのような三冠ウマ娘くらいになると騒ぎません動じません。体重なんてちょーっとご飯を食べただけで増えてしまう数値、増減したところで何の影響もありません。
――というわけでその堂々とした振る舞いを他のウマ娘たちにお手本として見せてあげましょう。
ユメノツキ「よいしょ……」
みしっ……と、体重計が軋む音。体重がどの程度かを示す数値が一気に回転していきます。まあ以前変わりなく体重には変動なしと資料には記載を……ぉ?
ユメノツキ「……?」
……故障でしょうか?確かにこの体重計はだいぶ使い込まれていますから……なぜデジタルの最新式の体重計にしないのでしょう?今時アナログの体重計なんて、トレセン学園に来て初めて見ましたよ。ボク。
一度降りて、もう一度乗ります。
ユメノツキ「…………」
…………そういえば服を着ていましたね?衣服というのは案外重いものですから、ちゃんとした数値を測るためにも余計な重量は排除しなくてはいけませんよね?
再び、チャレンジ。
ユメノツキ「…………ひゅっ」
……………………。
114 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/12(火) 23:21:01.24 ID:UvhBLqSQ0
――――――――――――――――
――――――――
――――
――
『は?トレーニング量を増やしてほしい?』
ユメノツキ「はい、三冠ウマ娘としてふさわしいレースを見せるためにも、ボクとしてもこのトレーニングじゃ足りないと思いませんか?」
……と、ユメノツキがいきなりトレーニング量を増やしたいと話してくるので固まってしまう。
それもそのはず、なぜなら昨日までのユメノツキと言えば――。
ユメノツキ『――は?トレーナーまだトレーニングさせるんですか?はぁ……貴方は本当に分かっていませんね』
ユメノツキ『ボクのトレーナーであるなら――駅前に出来たパンケーキショップの情報もリサーチ済みかと思っていましたが、どうやら見込み違いだったようですね。開店記念で、おまけで一枚多く食べられるんですよ?』
ユメノツキ『では行きましょう、トレーニングなんて最悪なくても良いんです。どうせ勝てるんですから――あ、お財布の準備だけお願いします』
『――――』
……考える。絶対何か裏があるはずだ。
ユメノツキ「トレーナー、黙っていないで何か言ってくれませんか?返事くらいするのがトレーナー、大人ってものじゃないですか?」
…………あ、もしかして体重が増えたのか?気持ちちょっと大きくなっている気がするし……。
なんて言ってやろう:安価直下
1 ……暫くスイーツ店は禁止にしようか
2 ……ちょっとお腹出てるもんな
3 ……分かった!じゃあ今日はトレーニング量増やしておくか!
4 その他(自由安価)
115 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/13(水) 00:09:20.63 ID:0QDKLUW50
寝ます。おやすみなさい。安価は下でお願いします。
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/13(水) 00:10:12.16 ID:PW1MpmlDO
3
117 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/13(水) 00:20:06.48 ID:0QDKLUW5o
寝る前にコンマ、
アオゾラノキセキちゃんの脚質は:コンマ直下
1-3 逃げ
4-6 差し
7-9 追い込み
0 大逃げ
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/13(水) 00:23:02.10 ID:guZBtJaAo
おつおつ
大人の対応!
119 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/13(水) 00:36:35.75 ID:0QDKLUW5o
すげぇ逃げのウマ娘でしたアオゾラちゃん
こりゃすげぇぜ
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/13(水) 07:32:11.31 ID:QdJIpmM9O
これ出身柄大人数で走る駆け引きの経験が無さ過ぎて、最初から最後まで先頭で走ればいいって思ってそう
121 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/13(水) 22:18:35.49 ID:0QDKLUW50
『……分かった!それじゃあ暫くはトレーニング量を増やしておくか!』
ユメノツキの担当を始めてまだ一週間も経っていないが、流石に分かる。もしここで太った?とか訊いたものなら最後……とてつもなくメンドクサイことになる。
彼女はそういうウマ娘だ。それに、結局ダイエットが目的になろうとトレーニングはトレーニング。最終的には彼女のためになるはずだ。
ユメノツキ「当然です。では、さっそくトレーニングを始めましょうトレーナー?」
――そして、ユメノツキは真面目にトレーニングをこなす。坂路を駆け、芝を駆け、より一層スピードに磨きを駆けていく。
彼女が毎日真面目にトレーニングを受けてくれればもう無敵なんじゃないか?とか思わずにはいられない。
ユメノツキ「…………!」
その結果、脱衣所の体重計の上で嬉しそうに小さくガッツポーズを取るウマ娘の姿があったとかなかったとか。
……が、しかし。
ユメノツキ「トレーナー、本日からまたトレーニング量を増やしましょう。ボクは今日そんな気分なんですけどかまいませんよね?」
『…………』
……また太ったのか?確かに彼女その体に入らないだろってくらい食べるからなぁ……。
彼女のダイエット?は終わらない。三冠ウマ娘も体重の増加には勝てないのだ。
122 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/13(水) 22:29:20.28 ID:0QDKLUW50
ユメノツキ「ボクの家の話ですか?」
『ああ、そういえば聞いたことないなと思って』
とある日のトレーナー室。ソファに座りスマホをいじって暇そうにしている彼女にそう話しかける。
キリシロユメノツキ。彼女の家のことについてあまりよく知らない……なんとなく甘やかされてそうだなってことと、親戚に三冠ウマ娘がいることくらいしか。
あとあだ名がユメちゃんなことか。
ユメノツキ「別に言う必要ありますか?そういうの、プライベートですよね?いくらトレーナーと言えど担当ウマ娘のそういう部分を軽々しく聞くものじゃありませんよ?」
『……そんなに言われるほどか?』
ユメノツキ「そうですよ?なんらかのハラスメントに該当してもおかしくありませんけど?」
……なんか怒らせてしまった。しまったな、本当にただ興味で聞いてしまったんだが――。
『悪い、そんな怒らせるつもりじゃなかったんだ。じゃあ……まあ、後で彼女に訊いてみるか。○○に』
親戚の三冠ウマ娘、○○――彼女ならきっとユメノツキの家をよく知っているだろう……と、そんなことを無意識に呟いてしまった結果。
ユメノツキ「待って下さい?え、○○おね……○○さんに訊くんですか?」
123 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/13(水) 22:32:40.04 ID:0QDKLUW50
『えっ、あ……悪い忘れてくれ』
ユメノツキ「忘れるわけないじゃないですか。はぁ……いや、○○さんは……いえ、じゃあボクから話します」
『え、良いのか?』
ユメノツキ「言わないで良いことも良いそうですから。ボクの変な情報まで勢いで漏らされたらたまったもんじゃありませんよ?」
……凄い目をしながら言っている。多分、何度も経験があるんだろうなぁ……。
ユメノツキ「そうですね、まあ本当に面白い話とかありませんけどね?」
キリシロユメノツキのお家って……:コンマ直下
コンマが高いほど凄いお家、低いほどわぁ貧乏。
なんかよさげなお家っぽい:最低保証50
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/13(水) 22:58:01.38 ID:HelgZ+nlo
さて
125 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/14(木) 00:23:53.25 ID:wOcu1Wzs0
結果:ごくごく普通の一般家庭
ではその中でお姉ちゃん以外の人の話を募集してみようと思います。
どんな親だとかこんな人がいるだとかそんな話です。
ユメノツキお家の話安価:下1-3まで。
今日はこれで終わりにします。お疲れさまでした。
またしばらくお休みいただきます。土日くらいには再開できると思います。
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/14(木) 06:41:52.09 ID:DKbqfqqLo
両親どっちもヒトミミ
なもんで〇〇と同じウマ娘のユメちゃんはとても大事にされてる
おつー
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/14(木) 07:44:58.02 ID:RiUP0zI90
ゴツいお父さん(よく食べる)と小さいお母さん(お菓子作りが上手い)
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/14(木) 10:29:31.60 ID:9ioQJ7cAO
○○とユメでどちらの親似か違う
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/14(木) 14:40:19.44 ID:nfX3OYZ1O
外出先から
>>126
母親ウマ娘でないとウマ娘生まれないことを忘れていたので前半消して下さい………恥ずかし
130 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/15(金) 23:37:29.89 ID:1AjKuK6d0
そういえばウマ娘からじゃないとウマ娘が生まれないみたいなありましたね。自分も忘れてました。
これで母親ウマ娘も戦績凄かったら一般家庭の血凄い……になっちゃう。
131 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/17(日) 22:31:05.11 ID:IKlV/JrN0
お疲れ様です。すみません土日できなくて、もうしばらく更新お待ちください。
また、急な安価となってしまいますがモブ三冠○○お姉ちゃんの名前だけ募集しようかなと思ってます。なんか、結構な頻度で出てきそうな雰囲気があるので……。
安価下3までで募集します。すみませんがよろしくお願いいたします。
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/17(日) 23:17:03.03 ID:kvzCRfz8o
了解
お姉ちゃん名前案はオウカソウジョウ(香港表記 桜花壮城)
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/17(日) 23:35:32.11 ID:YxvLrxaFo
ムラクモウカミナセ(叢雲浮花水瀬)
月に叢雲から風流っぽいもので連想
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/18(月) 01:13:36.60 ID:uO3hAx6QO
サンライトライト
135 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/22(金) 00:25:36.17 ID:8pwELzu40
ユメノツキ「ごくごく普通の一般家庭ですよ、ボクも――オウカさんも」
『へえ、そうなんだな』
ユメノツキ「普通のサラリーマンに、普通の専業主婦。まあ、特に不自由したことがないのでそういう点では……感謝してますけど」
ま、三冠ウマ娘のボクという子供に対してそれくらい当然だとも思いますけどね。と、付け加えたようにそう喋るユメノツキ。
……なんだか少し嬉しそうに見えた。
ユメノツキ「ゴツい体の父と小さい体の母で、母はよくお菓子を作ってくれました。クッキーとかプリンとか……ケーキとかも作ることがありましたね?」
『お菓子作りか、じゃあもしかしてキミも作ったりするのか?』
ユメノツキ「三冠ウマ娘が手ずからお菓子作りなんてすると思いますか?ボクは食べる専門ですよ。父も食べる専門でしたので二人して母の作ったお菓子をよく食べてました」
『ああ……』
この子父親似か……まあ、ユメノツキがお菓子作りとかしてるイメージ湧かないもんな。
ユメノツキ「……もしかして今ボクのことバカにしませんでしたか?」
『……いや?キミは母親似なんだなぁと思って』
ユメノツキ「……!そ、そうですか。ええ、ええまあボクはウマ娘ですからね。それに父はよく食べ過ぎで増えた体重を気にして運動をするような情けない父ですから。ボクはそんなことありませんし?それに体も全然……」
すると、ペラペラとユメノツキは自分の両親の話を語り始めた。
母のクッキーを美味しいと言ったらそのクッキーばかり作るようになったとか、父とスイーツショップの食べ放題に行ったとか、野菜をそっと父の皿に置いたらバレて理不尽に怒られたとか……食べ物の話ばかりだった。
けど、まあ……。
『……仲の良い家族なんだな』
彼女が嬉しそうに喋っている姿は、なんだかとても安心できて良かったな。うん。
ユメノツキ「――普通ですよ、普通。これくらい」
136 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/22(金) 00:26:43.34 ID:8pwELzu40
――キリシロユメノツキのメイクデビューまで残り数週間。最後の追い込みということで、色々とトレーニングをしているが……。
ユメノツキ「このトレーニングは飽きました、別のをお願いします」
ユメノツキ「……疲れました。もう今日は終わりにしましょうトレーナー?え、三冠ウマ娘に指図できる立場ですか……?」
『…………』
……このウマ娘、自分勝手でとにかくこちらの言うことを聞いてくれない。他の同期のウマ娘と比べてもそのトレーニング量はかなり少ないものだ――というのに。
ユメノツキ「――――よっ、と」
その走りは圧倒的だった。まるでちょっとスキップをするみたいな表情で、一気に加速して突き飛ばす。
……いやいやいけない。弱気になるな。彼女はもっともっと強くなるんだ、彼女にとっては――三冠すらも通過点。
目指す目標はただ一つ、凱旋門賞だ。
『少ないトレーニング量で、より効果的に……』
また、彼女はだいぶ才能頼りの走りをしている――つまり。そこを理論的に、かつ短時間で覚えさせてやればいいんだ。
彼女の体に、嫌がるなんて思わせないように、じっくりと体に浸み込ませる。
『……はぁ』
あれだ、野菜嫌いの子供に野菜を食べさせるために、ハンバーグとかに小さく切り刻んだ野菜を入れるみたいな……我ながら見事な例えだと思う。
ユメノツキ「トレーナー。ボクのトレーニング中によそ見とはいい御身分ですね?」
『ん、いや……悪い。気を付けるよ』
ユメノツキ「はあ、気を付けてください?三冠ウマ娘のトレーナーなんですから、一応それっぽくしておいてもらわないと」
……それっぽくってなんだ、それっぽくって。
137 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/22(金) 00:39:32.63 ID:8pwELzu40
自由イベント:安価直下
★
お久しぶりの更新です、これだけですがおやすみなさい。
お姉ちゃん名前案は
>>132
を採用させていただきました。ありがとうございます!
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/22(金) 07:31:58.91 ID:11xpwszZo
アオゾラちゃんとライバルちっくなお話…いやそもそも微妙に会話噛み合って無いのかこれ…?的な
おつおつ
普通を強調するなんかあるのかと思ってしまうマーン
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/22(金) 14:54:58.00 ID:AHRJYVLHO
子供扱い草
いや子供だけどね
140 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 19:12:43.43 ID:xLVWYSA+0
アオゾラ「――すみません、もしかしてユメノツキさん。ですか?」
ユメノツキ「……そうですけど、なにか?」
大変なトレーニングを終えて寮に帰ろうとする途中、いきなり知らない誰かが話しかけてきました。
なんだか平坦な喋り方をする、やる気のなさそうな彼女。透き通るような空色が幾つも重なったような綺麗な蒼髪の……まあ、ボクの髪も綺麗ですけど。
アオゾラ「私、アオゾラノキセキと言います。貴女と同じで三冠路線を進む予定のウマ娘です、よろしくお願いします」
ユメノツキ「は、はあ。どうも」
ペコり、と頭を下げて挨拶をされるので。思わず僕も軽く頭を下げて挨拶をしてしまいました。
……で、なんでしょうかこの人。いきなり自己紹介なんてして?ボク以外の同期って大体パっとしないので印象に残ってないんですよね……ボクの次くらいに有名な人とか?
アオゾラ「貴女の模擬レース見ました。レースの中団で脚を溜めて、ばーんと加速してどーんと行って、一気にぐんぐーんとゴール……完成されたレースだと、思いました」
ユメノツキ「……ふふん。三冠ウマ娘のボクの走りなんですから当然です。で、ボクを褒めてくれたからと言って、何が出来るわけでもありませんよ?」
……あ!もしかしてボクのファンなんでしょうか?三冠ウマ娘には熱狂的なファンが付き物ですし、彼女も同期でありながらボクの走りに夢中になってしまった、罪深いウマ娘……ふふっ、そう思うと納得です。
三冠路線もボクの走りを間近で見たいとかそんなところですかね?サインとかしたほうが良いんでしょうか?
141 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 19:15:14.44 ID:xLVWYSA+0
アオゾラ「――私が住んでいた島では、ウマ娘なんて全然いませんでしたから。ですからトレセン学園の同期として走る貴女を見て……ビリビリと痺れました」
ユメノツキ「はいはい!そうでしょうそうでしょう!」
アオゾラ「ですから――これからもずっと走り続けてください。必ず私とユメノツキさんは戦うことになりますから、その時まで……」
――ふふっ、ふふふっ!なんて嬉しいことを言ってくれるんでしょうかこの人……いえ、えーっと。アオゾラさんでしたっけ?
ただ練習で走るボクではなく、ちゃんとした舞台でのボクを見たいと……!最近、ボクのことをバカにしたような人しかいませんでしたから、ちゃんとボクのことを分かってくれる人は久しぶりです……!
三冠ウマ娘として、ボクはアオゾラさんの気持ちを受け止めなくてはなりませんね……!
ユメノツキ「ええ、ボクは三冠ウマ娘。ですからぜひ見ていてくださいアオゾラさん。貴女の願うボクの雄姿、貴女が望んだボクの勝利を――ぜひ届けます」
アオゾラ「……それはつまり、走ってくれる。ということですか?」
ユメノツキ「勿論です、まずはメイクデビューでちゃちゃっとこなしますので……アオゾラさんもしっかりと付いてきてくださいね?」
ボクはまあ問題ないとして、貴女がレースに出てくれないとそもそもボクの雄姿を見られませんからね。まあ、こう宣言してくれるというのなら、そこは大丈夫だと思いたいですけどね?。
アオゾラ「……ありがとうございます。言っておきますが、負けません、私は」
そりゃ負けたら同じレースに出れない可能性もありますからね!ふふっ、いやぁ今日はいい日でした……あ、どうせならLANEの交換を……。
142 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 19:16:35.14 ID:xLVWYSA+0
――――――――――――――――
――――――――
――――
――
後日。トレーナーにお願いして、アオゾラさんの走りを見せてもらいました。あんなに熱心なボクのファンなんですから、一度くらい走りを見ておいても良いと思いましたので。
『アオゾラノキセキの走りは、逃げは逃げでも大逃げに分類される。彼女の性格か、それとも生まれ育った環境によるものかは分からないが……駆け引きなんてしないように先頭に立ち、そのスタミナで押し切るように逃げるウマ娘だ」
ははあ、なんだか目立つ走りをするウマ娘ですね。こんな走りだとボクの姿なんて見れないんじゃないですか?
……あれですかね、一気にボクが先頭に立った瞬間。追い越されたときの姿を見たいとか、そういうフェチズムっていうんですかね?
『……いやあ、にしてユメノツキが他のウマ娘の走りを見たいだなんて驚いたな。キミはこういうの興味ないと思ってたよ』
ユメノツキ「まあ、ボクの大事なファンですからね。三冠ウマ娘としてはファンを大事にしたいんですよ」
……にしても。あれですね。
……ゆっさゆっさ揺れてますね。初めて会った時も思いましたけど……はあ、なんですかこのおっぱい。
ユメノツキ「……」
いえ、別に気にしてませんけど?というか、あんなに大きいと走るのに邪魔になりますし……はぁ、彼女も残念ですね。あんなでかいだけの駄肉をもって生まれてしまって。
…………。
ユメノツキ「足元とか見えないんでしょうね?転ぶのとかは勘弁してほしいですけど」
『は?』
……別にムカついてなんていません。ファンならファンらしい控えめな体をしていて欲しいとか、思ってません。
思ってませんけど???
143 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 19:57:36.89 ID:xLVWYSA+0
ユメノツキ「ふぁぁ、ねむ……」
『……』
メイクデビュー当日。【貴方】の担当ウマ娘であるキリシロユメノツキの初戦。三冠ウマ娘を自称しているからと言っても、緊張はしているだろうと考えていたが――そんなことは全くなさそうだった。
まるで私室にいるみたいにリラックスをして、あくびをしている彼女の姿が見える。
ユメノツキ「……あ、いたんですねトレーナー?ボクのトレーナーなんですから、もっと存在感を出してくれないと」
『いやトレセンからここまでずっと一緒だっただろ……』
ユメノツキ「そうでしたっけ?まあいいんですよそんなことは」
――今日はボクというウマ娘が三冠であると証明する第一歩、世間にボクの存在を知らしめる一日です。
勝利は当たり前、どれだけ圧倒的な勝利をするかが――大事になってきます。
『……なるほどな』
まあ言いたいことは分かる、最初に観客にアピールをする。キリシロユメノツキというウマ娘がいるぞとその走りをもってアピールする。それが彼女の目的なんだ。
ユメノツキ「ま、ボクの走りを見れば一発ですけど――はあ、では行ってきます。トレーナーもレース後のインタビューでどれだけボクのアピールができるか考えておいてくださいね」
そう言い残して、彼女はすたすたと控室を出て行こうとする――のを、呼び止める。
『ユメノツキ!』
ユメノツキ「……なんですか。ボクのレース前の時間を奪うほどの内容ですか?」
『……頑張って来いよ!キミの伝説の第一歩だ!観客に知らしめてやれ!』
ユメノツキ「――当たり前のこと言わないでください。後でスイーツ奢ってください」
――――キリシロユメノツキの三冠伝説。そして凱旋門賞への第一歩――その覇道が今始まる。
144 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 19:58:28.23 ID:xLVWYSA+0
メイクデビュー!結果は?:コンマ直下
1-4 圧倒的一着!
5-7 一着!
8-9 あっ
0 おおっと
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/24(日) 20:23:27.24 ID:vnVKlWeao
はい
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/24(日) 20:32:12.74 ID:igHU6jYwO
幸先良し!
147 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 22:18:46.16 ID:xLVWYSA+0
キリシロユメノツキのメイクデビュー。それはあまりにも他のウマ娘との差が浮き彫りになるレースであった。
"――キリシロユメノツキ三番手に上がり、一気に前に迫る!その後ろに5番○○と7番○○も続く!"
"最終直線!キリシロユメノツキどんどん加速して先頭へと躍り出る!2番手○○との差が広がっていく!"
――最終コーナーで外を回り、前を走るウマ娘全てを薙ぎ払う。
先行ウマ娘のお手本のようなその走り、改めて分かってしまう――キリシロユメノツキの走りは、この世代においては圧倒的ということを。
"余裕の走り!キリシロユメノツキ見事一着快勝のゴールイン!2着に○○、そしてその後ろから○○が――"
ユメノツキ「…………ふぅ」
観客席から大きな歓声が上がる、自分がトレーナーになる前から彼女は圧倒的実力で負けなしだった――という噂で集まった人たちからの声である。
――メイクデビューからこの圧勝、これは今後のユメノツキへの注目度が跳ね上がるだろう。
『……変な問題を起こさないといいが』
まあ、きっと大丈夫だろう……きっと。
148 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 22:26:39.94 ID:xLVWYSA+0
地下バ道。
ユメノツキ「……何でここにいるんですか?」
『お疲れ様、控室で待っていようと思っていたんだが……思わず来てしまったんだ』
ユメノツキ「へぇ、良い心がけですね?とりあえずタオルください」
準備していたタオルを奪われ、ユメノツキは軽く汗を拭う。
『……良い走りだった。やはり君の走りは同世代と比べても突出しているな』
ユメノツキ「あたりまえでしょう?三冠ウマ娘なんですよボクは?このまま最速で三冠を獲って、そのまま凱旋門です」
『……とりあえず直ぐにウイニングライブだな。ダンスの方は……』
ユメノツキ「問題ありませんけど?歌って踊るくらい、余裕です」
――そう、レーストレーニングは行っていたが。ウイニングライブの方はあまり練習ができなかった。
ユメノツキ自身が問題ない問題ないと言っていたからこちらが折れる形になってしまったが……少し不安だ。
『あまりにもひどかったら怒られるの自分だからな、頑張ってくれよ』
ユメノツキ「は?上手すぎてそっち方向へのスカウトが来ちゃいますけど?トレーナーならそういう心配だけしてください」
『なんだその心配は』
まあ見ていてください、ボクのライブでキュンキュンさせてあげちゃいますよ?
149 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 22:29:01.07 ID:xLVWYSA+0
――ウイニングライブ!
キリシロユメノツキの実力は:コンマ直下
高いほど凄い!三冠ウマ娘!低いほどバカー!!!
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/24(日) 22:34:01.59 ID:GhKArDRSo
さてどうだ
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/24(日) 22:54:00.75 ID:vnVKlWeao
走るのだけじゃねーか!とならなくてヨシ!
152 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 23:19:42.36 ID:xLVWYSA+o
スマホからです
今日はこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。
ダンス普通に出来ててよかった……次、次走決めといくつかイベントやってですね……あと余裕あったら新しいウマ娘募集もしたいです、三冠路線なので3人欲しいですもんね。
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/24(日) 23:56:19.19 ID:vnVKlWeao
おつー
3冠ローテとすると次の次くらいはもうホープフルになるんかな
それか皐月賞のトライアルか
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/25(月) 01:47:55.65 ID:fOtr6yi2O
乙
2歳G1とか取ったら調子乗ってブクブク太りそう()
だけどゆるゆるローテもそれはそれで油断慢心しそう()
東京スポーツ杯→弥生賞→皐月賞とかどうだろう
三冠路線の3人目はどんな娘になるかはたして
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/25(月) 23:41:43.95 ID:teuKEDQyo
>>140-141
改めてここアオゾラちゃんの方は大分バチバチってない?
なおユメちゃんの方は
156 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/26(火) 20:40:31.47 ID:1h2PFo3j0
ユメノツキ初のウイニングライブは無事成功に終わった。ライブ中に何かしでかすんじゃないかとハラハラしていたが、その心配は無用だった。
……しかし驚いた、あまり練習には時間を割けなかったというのにあの出来は……レースといい、運動神経が良いんだろうか。
ユメノツキ「ちょっとトレーナー。何ぼーっとしてるんですか?」
『えっ?あ、ああ……ちょっとな』
ユメノツキ「……もしかしてあれですか?センターで歌って踊るボクの姿にキュンキュンきちゃいました?」
三冠ウマ娘としてあれくらい当然なんですけどねぇ、ボクの実力が恐ろしいです。と自慢げにアピールしてくる彼女。
……キュンキュン、そんな擬音久しぶりに聞いたけど、まあ。
『……そうだな、キミがあんなふうにできるとか思ってなかったからな。うん、キュンキュンしたかもな』
ちょっと言い過ぎたかもな、と思って彼女の方を見るとなんだか表情がみるみると変わっていって……なんともまあ誇らしげになって。
ユメノツキ「とーぜんでしょうトレーナー!ふふふっ、まあボクは何かが違えばトップアイドルになっていたウマ娘ですからね?まあボクのトレーナーとしてそういうボクの一面もしっかりと把握して当然ですね?!」
……滅茶苦茶調子に乗ってしまったな。どうするんだこれ。
ユメノツキ「これはご褒美が必要ですね?さあ、早く行きましょう、実はこの近くに有名なケーキ屋さんが――」
何はともあれ、ユメノツキのメイクデビューは――大成功に終わったと言って良いだろう!
自分の初の担当ウマ娘――慢心せず、油断せず、怪我無く無事に走らせてそれで――全部全部手に入れてしまおう。
――三冠も、凱旋門も。
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/26(火) 21:22:03.57 ID:SD8z3mUBo
ちゃんと手綱握っとかないと大変だぞトレーナー
158 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/26(火) 22:04:10.95 ID:1h2PFo3j0
"――――ゴール!メイクデビューからド派手な勝利を決めました!9番アオゾラノキセキ!"
後日、なぜだかユメノツキが気にしているアオゾラノキセキのメイクデビューを見ることにした。
セイレンススズカやツインターボ、タップダンスシチーのような大きく大きく他のウマ娘を引き離す逃げ。こんな走りをメイクデビューの段階からするウマ娘など、もしかしたら彼女が初めてなのかもしれない。
ユメノツキ「うんうん、アオゾラさんもちゃんと勝ってますね……」
『ずっと前から思ってたけどその謎の目線はなんなんだ?』
後方腕組みオタク……じゃないが、なんだかライバルとかそういう目線からの言葉ではないな?
ユメノツキ「アオゾラさんはボクの大々ファンですからね?トレーナーもしっかり把握しておいてください、そんな大事なファンのレースなんですから見るに決まってるでしょう?」
『…………そうだな』
まあ、理由はともあれ同期のライバル候補の走りを見るのは良いことだ。それに、変に訂正しようとしても余計こじれてしまいそうだし……。
ユメノツキ「彼女はボクの威風堂々たる走りを間近で見たいと言っていましたからね……ふふ」
『本当に彼女がそう言ったのか???』
……絶対脚色されてる。いつだか滅茶苦茶怒られるだろうなぁユメちゃん。
159 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/26(火) 22:15:39.29 ID:1h2PFo3j0
『――で、だ。ユメノツキの今後のレースに関しての話だ』
ユメノツキ「……?トレーナーもしかして最初に話したことすら覚えていないんですか?三冠とって凱旋門以外にレースとか――ちょっと!なんでボクのにんじんプリン取るんですか!」
このウマ娘と過ごしていて分かったことがある――それは多少は厳しくしても良いということだ。このユメちゃん、甘やかされて過ごしてきたせいかだいぶ自分に甘いし態度もちょっと良くない。
『話をちゃんと聞いたら返してやるから、一旦間食は止めてくれ。三冠路線は確定として……その間に走るレースのことだよ、ユメちゃん』
ユメノツキ「……つまり次走るのは皐月賞ということでしょう?あとユメちゃんって言わないで下さい、怒りますよ?」
このウマ娘本気で言ってるのか?ああもう、なんでそんな純粋な綺麗な瞳を……!
『……確かに皐月賞は走る、でもそれは次走じゃない。この時期から来年の皐月賞まで走らないなんてローテ、流石に無理だ』
――皐月賞までに出来れば二回……いや三回くらいは走りたい。オープンでも重賞でも……それに年内の重賞と言えば。
『……十二月のホープフルステークス』
三冠路線を走るウマ娘が最初に走る可能性がある"G1"。彼女の走りを考えれば、これに出走するのも間違いでは、ない。
『しかし次走がG1は流石に……だからキミの適正にあったレース中距離か長距離のレースに出走しようと思うんだが……』
ユメノツキ「……はあ、そうですか?」
『……事前に実力を見せておけば沢山ファンもできるし、SNSで噂されるし、三冠ウマ娘らしい扱いをされるぞ』
ユメノツキ「は〜〜〜?ちょっとトレーナー!どうしてそんな大事な話をしないんですか!ほら、早く次走の候補出してください!三冠ウマ娘のトレーナーらしい素早い仕事を見せて下さい!」
『……』
ユメちゃん……。
160 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/26(火) 22:33:39.23 ID:1h2PFo3j0
『OP芙蓉ステークス、G3京都ジュニアステークス……か、東京スポーツ杯か』
最後の東京スポーツ杯に関してはマイル距離だが……いかんせん、ジュニア期は中距離以上のレースが少ない。それにユメノツキならマイルレースでも十分走ることは出来るはずだ。
ユメノツキ「ぶっちゃけ、あんまりレース場ごとの違いとか分かんないんですよねボク。レースも……ちゃんと見てたのはオウカさんのしかないですし」
『……これから覚えて行けばいいさ、うん。それに今言ったのは自分が勝手に選んだ奴だからな、キミがこれだ!と思うものがあるならそれを選んでもらって構わない』
――三冠ウマ娘に相応しいレースがあるなら、自分はそれに従うまでだよ。そう言ってやると、彼女は何ともまあわかりやすく目を輝かせて。
ユメノツキ「ふふ、だいぶわかってるじゃないですか?ええ、それでいいんですよそれで……ふむふむ」
……では、次のレースはどうなるか……。
次走は――:安価下2までで一番コンマが大きいものを。
1 OP:芙蓉ステークス
2 G3:京都ジュニアステークス
3 G3:東京スポーツ杯
4 自由安価(ジュニア期で走れるレースならなんでも)
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/26(火) 23:38:26.97 ID:SD8z3mUBo
1
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/26(火) 23:41:31.90 ID:QzYw0MPzO
2
163 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/27(水) 00:27:33.43 ID:ZP+4CS3y0
今日はこれで終わりです。ありがとうございました。
次走芙蓉ステークスです。頑張っていきましょう。
ローテとかあんまり詳しく分からないので、選ぶレース結構適当だったりします。なので具体的なレース名とか出してくれると選択肢に出やすかったりします。
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/27(水) 01:24:18.31 ID:wGn/++YDo
おつー
賞金的にも皐月賞直接は無理よユメちゃん…
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/28(木) 21:20:38.64 ID:OBhS0vKSo
お疲れ様です。スマホからです。
申し訳ありませんが更新時間が空いてしまいそうなので、ウマ娘募集させていただきます。ユメちゃん同期3人目ですね。
とくに期限は設けていませんが日曜日までには締め切ろうと考えています。キャラシートなども以前の物を使用してください。追加で色々項目を増やすのも大丈夫です。
また場合により追加で4人目以降の採用をするかもしれませんが、今回でウマ娘募集は最後にするつもりでいます。1人何キャラでも投稿して構いませんので、すみませんがよろしくお願いいたします。
166 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/28(木) 21:22:29.73 ID:OBhS0vKSo
トリップ抜けてました。上げてもいませんでした。
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/29(金) 01:01:15.71 ID:UX7w1KNbo
名前 エクラドゥソレイユ
(仏語で太陽の輝きの意)
性格 物静かで落ち着いている時は大人しい印象を受けるが、かなり気分屋で感情が昂ぶると饒舌になる
口調 日本語をほぼネイティブに使いこなす。少しだけ外語訛りがでることがある
見た目金髪で跳ねっ返りの多いくせっ毛ロング 。大きめバスト。丸眼鏡をしている
趣味 日本のアニメ好き。いわゆる2次ヲタ
一人称 ワタシ
レースにかける思いとか夢 この世代の3冠に対する思いの軽さ(本人の受取り)にカルチャーショックを受け、3冠に挑戦することの意義を感じて欲しいがため、壁となるために燃えている
その他 生まれは凱旋門の国。育ちは日本。オウカさんのファン。年明けまで未勝利戦でもがいていた
使いにくい所は削って貰って大丈夫です
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/30(土) 00:31:07.30 ID:Cw44mbrLO
名前:ブラックペタルデス
容姿:セミロングのストレートヘアーに銀のメッシュ的な感じの流星が入ってる。身長は平均的だが出るところはしっかり主張してるメリハリある体
性格:真面目で世話焼き。頼られるのが好きで口では文句を言いつつ手伝ってくれる
脚質:差し
3冠への思い:自分のお世話になった人への恩返し
備考:しょうがないですね…が口癖。小さい頃はもっとヤンチャだった
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/30(土) 21:50:09.94 ID:kAg5LqPX0
【名前】ダイムストレイダー
【見た目】ツンツン赤髪ショートでウマ耳にバチバチピアス。身長が有り顔立ちもボーイッシュなので、胸部装甲(とウマ耳)がなかったら男と言われても通る
【一人称】オレ
【性格】皮肉屋。態度は悪いが常識人なので動揺するといい子になる
【口調】けだるげに話す
【脚質】自在
【走る理由】お家の指示で3冠路線に行けと言われて(初期)
【他設定】(生まれた名家の中では)才能が低いのを感じ取っており、クラシックが終わったら自主退学からの出奔を計画している。だがその先にやりたい事など考えていない
170 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/12/01(日) 13:04:39.91 ID:taPldVwhO
お疲れ様です。
本日キャラ募集締切です。まだ何かキャラある人がいましたらよろしくお願いいたします。
171 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/12/06(金) 01:07:42.91 ID:vimqimXoo
お疲れ様です。お久しぶりです。
すみません顔をみせられませんでした。もう暫くは更新出来なさそうなので、お待ちいただけると幸いです……。
またキャラ募集ありがとうございました!
ユメちゃんにお友達が出きると良いなぁの気持ちでいっぱいです。はい。
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/12/06(金) 12:15:20.59 ID:wNx1Sxyzo
報告ありがとう
もう年の瀬、リアル大事に
ユメちゃんは友達居なくても本人気にしなさそう、仮定の話ですけどね
173 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/12/19(木) 00:14:26.73 ID:CQ6qN7u90
お疲れ様です。とてもお久しぶりです。
そろそろ更新できそうです。よろしくお願いいたします。
ユメちゃんはまあ友達がいないとかあんま気にしなさそうですね……多分ずっと一人でスイーツ店ハシゴしてる。
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/12/19(木) 07:24:13.51 ID:vUKKm7aYo
了解〜
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/12/31(火) 16:08:32.03 ID:hbSFO6xZo
時間できたらで良いから更新よろ
良いお年を
176 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/01(水) 01:36:02.21 ID:ZaG5VdLGo
あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします
仕事がとても忙しかったのとインフルこじらせで何にもできてませんでした。
できそうになったた更新していこうと思います、!
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/01(水) 03:08:20.38 ID:czq+alito
あけましておめでとうございます
今年もよろしくおねがいします
無理せずご自愛ください
ユメちゃん、年の瀬正月好きそう(食)
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/01(水) 08:31:43.06 ID:uSX6Pv+5O
あけおめー
体調万全で更新するんじゃよ…
179 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/05(日) 23:35:10.52 ID:AXDxQGJr0
『芙蓉ステークスに行こうか』
時期としても適性にしてもおそらくこのレースがユメノツキに合っているだろう。このレースを切っ掛けに今後出走するレースを考えていければいいな。
ユメノツキ「ではそのレースで。じゃあ早くにんじんプリン返してください」
……この子は本当に自分が出走するレースということを分かっているのだろうか。
ユメノツキ「……なんですかその顔は?分かっていますよ、ボクがその芙蓉ステークスをぶっちぎりで勝てば三冠ウマ娘としてファンが爆増知るんですよね?」
『……まあ間違っちゃいないな』
きっとファンからプレゼントとかいっぱい貰えるぞ、そう言ってやると分かりやすいくらいにやる気を出したみたいで、ぱぁっと満面の笑みを浮かべた。
……どんな形でもやる気を出してくれるのは良いことだな、うん。
『ほら、プリン』
ユメノツキ「まったく、三冠ウマ娘のトレーナーがこんなバカげたことをして……情けないとは思わないんですか?」
自分にくどくど文句を言いながらプリンをあむあむと食べ始めるユメノツキ。
ユメノツキ「人のプリンを取り上げてしか話を聞かせられない、トレーナーというなら担当ウマ娘をその気にさせる話術を身に着けてほしいものですけどね?あ、最近トレセン近くのコンビニに置いてるバウムクーヘンにハマってるのでそれを揃えておいてくださいね」
『……はぁ』
ユメちゃんのスイーツを買ってるのも全部俺の金なんだけどなぁ……。
180 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/05(日) 23:58:50.66 ID:AXDxQGJr0
――――芙蓉ステークスに出走を決め、それに向けたトレーニングを続けていく。
と、言っても基本的にはスピードトレーニング……たまにユメノツキを飽きさせないために別のトレーニングを行ったり、最新のトレーニング理論をまとめた論文を元にしたトレーニングを行ってみたり……。
だが、その結果は……あまり宜しいものではなかった。
ユメノツキ「は?なんですかこのトレーニング、時間をかける割に効果も薄そうで……やりたくないですよ、めんどくさい」
ユメノツキ「また坂路ですか?嫌です、今日は……あ、泳ぎたい気分なのでプールに行きますね。なんですかその表情、三冠ウマ娘ですよボクは?」
……あまりにも自分勝手で、自分優先。こっちのことなど考えない、一応トレーニング自体は行ってくれることが……こっちが考えたメニューをきちんと行ってくれることはあまりない。
『どうしたものかなぁ』
本日のターフの上でユメノツキを待ちながらぼやく。新人トレーナーの自分にとって、あまりにも彼女は我儘すぎる……というか、もうとっくに時間を過ぎてるけど、来ないな。
……ぷるる、とスマホが震える。彼女からの連絡かと通知を見ると――。
ユメノツキ『トレーナーさん、駅の近くに新しいスイーツ店が出来ていました。今日はそこの調査に向かうのでトレーニングお休みでお願いします』
『…………』
そんなメッセージと共に、そのお店のスイーツの写真を送ってくるユメノツキ。一つ二つではなく、両手では数えきれない量のスイーツの写真。
『もう食べてるし……ぁああああ……』
……太り気味で帰ってきたら許さないからなぁ……。
181 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/06(月) 00:27:55.58 ID:2+orEZYo0
芙蓉ステークス前、イベント:安価下2まで。
1 アオゾラノキセキちゃんと交流を
2 オウカお姉ちゃんが様子見に
3 自由安価
★
お久しぶりです。ちまちまと再開できていければいいなぁと思っています。
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/06(月) 01:03:32.52 ID:/0cyGuy+O
2
あけおめことよろ
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/06(月) 01:20:35.49 ID:ExjgsSOSo
1
おかえりなさい〜!
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2025/01/06(月) 01:52:44.05 ID:olj1fx7m0
それとJFAは責任取れよ
調子に乗らせた罪は重いぞ
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/06(月) 12:39:21.99 ID:c8XNNpnzo
復活感謝ァ!
ククク…ユメちゃんここのコンマ神は厳しいからな…そのわがままが何時まで持つか楽しみだ…
え、前主人公は持たざる者側でむしろドバイ獲ったのでコンマ優しい?そうかな…そうかも…
186 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/07(火) 00:17:56.48 ID:eg7v+GG20
ユメノツキ「あ、いたいた」
トレセン学園近くの駅前。様々なウマ娘が待ち合わせの場所に使うその場所で、ボクはあるウマ娘と待ち合わせをしていました。
……いうなればファン。ボクの大ファンとの交流とのことですね。
アオゾラ「……どうも、ユメノツキさん」
そう何を隠そうアオゾラノキセキさん!ボクの同期にしてボクの公認ファン!そんな彼女と今日はお出かけの約束をしていました!
ふふふ、暇だったのでなんとなくLANEをしましたけど良かったですね……まあボク直々の誘いとなればファンからすれば大興奮でしょうし!
ユメノツキ「アオゾラさんはトレセン学園周辺のことをあまりよく分かっていないようなので、今日はボクが色々と教えて上げましょう!ふふ、感謝してください?」
アオゾラ「ん、ありがとうございますユメノツキさん……ここは人も多くてお店も多くてなにがなにやらで」
この駅前だけで、私がいた島よりも人が多いですよ。と、なんだか不思議な表情をしながら語る。ふむふむ、確かド田舎から来たんですっけ彼女?前にそんなことを言ってた気がします。
ユメノツキ「では早速行きましょうか?貴女を都会に染め上げてあげますから、覚悟してください?」
アオゾラ「……おー」
187 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/07(火) 00:19:34.15 ID:eg7v+GG20
――――――――――――――――
――――――――
――――
――
ユメノツキ「あ、すみません。このふわモチパンケーキのホイップクリームとチョコとハチミツのを二つずつと……あとフルーツをキウイとバナナとイチゴと……あ、アオゾラさん他に何かありますか?食べたいのあったら何でも言って良いんですよ?」
アオゾラ「……大丈夫です」
ユメノツキ「そうですか?まあ食べたいのが出来たら途中で注文すればいいですからね。では……あ、あとドリンクを――」
何はともあれまずはお腹を満たすべきだということで、この前しっかりとリサーチをしておいた駅前に出来たパンケーキ屋さんに向かいました。
このパンケーキ屋さんはトレセン近くの中でも高水準……!パンケーキの質もさることながらトッピングの豊富さ!一日中ここに籠ってもいけそうなハイクオリティ!
ふふふ……ほぅらキッチンから甘いパンケーキの匂いがふんわりと香って来ましたよ……!食欲がみなぎるというものですね……!
アオゾラ「……私、パンケーキなんて初めて食べます」
ユメノツキ「はぁ!?えっ、ぅぁ!?ぱ、パンケーキ初めてなんですか!?」
アオゾラ「私の島にそんなおしゃれな食べ物ありませんでしたから……あ、でもホットケーキくらいなら……まあ」
――パンケーキない生活を想像するだけで、思わず倒れてしまいそうです。そ、そんな可哀そうな人生……ボクが救済してあげないと……!
ユメノツキ「アオゾラさん!今日はたらふく食べてくださいね!お金は気にしないでください!ボクが出します!」
具体的にはボクのトレーナーさんが――いえ、たまにはボクが出しましょう。最近あの人のお顔が嫌な感じしてきたので……三冠ウマ娘のボクはトレーナーの配慮もできるんですよね。
アオゾラ「……ありがとうございます」
ユメノツキ「いえいえパンケーキ初心者にパンケーキを布教するのが、三冠ウマ娘としての定めですから……」
188 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/07(火) 00:24:28.30 ID:eg7v+GG20
アオゾラちゃんにパンケーキを堪能してもらう。
コンマが大きいほどドはまり。低いほど甘すぎるとか胃袋が限界。
コンマ直下
189 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2025/01/07(火) 00:49:31.01 ID:oalqh2Nv0
キ・ソンヨンはスコットランドのファンの人種差別を糾弾することによって厳しい国際的な怒りから逃れようとしている。
セルティックのスターのキは、今週のアジアカップ韓国対日本で得点した際に猿のマネをしたことで激しい怒りをかっている。
このミッドフィールダーは顔を伸ばし手でひっかいたが(これは韓国人が日本人を侮辱する伝統的なしぐさである)、彼はこの馬鹿げた行動を、彼に対してモンキーノイズをおこなったスコットランド人ファンを攻撃するために行ったと述べ、自身を擁護している。
しかし、主な反人種差別主義改革運動家は昨夜、彼の自己擁護が「本当らしく聞こえない」と主張した。
この外交問題はカタールで開催されている準決勝においてキのゴールセレモニーの後に発生した。
フープス(セルティックの愛称)のエースは当初、旗を振る日本人ファンに怒りを掻き立てられたと主張していた。
ファンは旭日旗を振っていた。
第二次世界大戦中の日帝の旗である。
この旗を日本の軍国主義、帝国主義の象徴とされている韓国では、極めて攻撃的なものだと受け止められている。
キは次のように説明した。
「それらの旗を見て心が引き裂かれるようだった。韓国人であることは、ときにはフットボールプレーヤーであることよりも重要なことなんだ」
しかし彼は、後になってこのストーリーを変え、SPLサポーターに対して向けたものだと主張した。
この21歳の選手は次のように言った。
「あのパフォーマンスは日本人に向けたものではない。」
「私がセルティックでプレーする際に、相手チームのファンが私を猿と呼ぶ。あのゴールセレモニーは、そのような人種差別的言動を行った連中に向けたものだ。」
セント・ジョンストンは、昨年のマクダーミド・パークでおこなわれたリーグ戦でのキに対する「差別的ノイズ」に関して、調査を行っていた。
チームメイトのチャ・ドゥリはこの際に、次のように述べた。
「キがボールを持つたびに2人のサポーターが飛び跳ね、ブーイング(モンキーノイズ)を始めていた。」
「私は8年間ドイツでプレーしたけど、一度もそんなものを見たことがない」
「これは恥ずべきことで私は激怒している。コーチにも報告した」
キは、この新しい説明を行ったことで、FIFAおよびAFCからの処罰を逃れていた。
韓国サッカー協会のスポークスマンは以下のように言った。
「キが取り上げたかったのは、スコットランドのアウェーゲームで猿のような声を出していた人たちだ」
「彼らはアジア人であるキを猿と呼ぶが、キは自分たちがアジアでどれくらい強いかを示したがっていた」
「それが主な意図だった」
しかし、「Show Racism the Red Card」(人種差別主義者にレッドカードを)の事務総長Ged Grebby(ジェド・グレビー)はキの説明に懐疑的だ。
彼は以下のように言った。
「私には、そうした説明が真実だとは思えない」
「私の理解するとろこでは、彼は日本人を侮辱するためにやったのだし、そのことが問題を引き起こしたのだ」
キとチャは、韓国のドラマティックなPK戦による敗北ののち、来週セルティックに戻って来る。
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/07(火) 01:03:48.25 ID:9KfjArwRo
はい
191 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/07(火) 01:12:48.74 ID:eg7v+GG2o
どっちにしろコンマひっくい
お休みなさい、寝ます。ありがとうございました
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/07(火) 01:16:05.79 ID:9KfjArwRo
おつ
ユメちゃんやっぱり友達いな……いやまだだっまだ希望を捨てるな!
アオゾラちゃんも周りを振り回す気質だと思われるがすっかり都会の物量に押されてやがる…
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2025/01/08(水) 22:54:41.49 ID:R/wLhwLYo
ユメちゃん三冠取れなかったらどうなんのこれ
根っこに三冠ウマ娘があるからその根っこが崩れて大変なことになっちゃいそう
194 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/12(日) 03:30:35.00 ID:GxzIFKpT0
アオゾラ「……うぷ」
ユメノツキ「……?」
……どうしたんでしょうか。なんだか苦しそうにしていますけど……?あ、もしかして張り切って食べてしまったせいで喉が詰まっちゃいましたかね?ふふっ、なんですか可愛いところあるじゃないですか。
ユメノツキ「ほら、アオゾラさん?お水飲んで落ち着いてください」
アオゾラ「あ、ありがとうございます……ふぅ。はぁ、これは……その、ふわふわのぎちぎちって感じ、ですね。ぱんぱんです」
……?どうしてそんな表情でお皿をボクの方に寄せるんですか……?
アオゾラ「お腹いっぱいです……とても美味しかったですけど、多すぎ甘すぎです」
ユメノツキ「へぁ?」
――――全く想定していなかった言葉に、一瞬脳みそがフリーズしてしましました。しかしすぐに脳みそを動かしてその言葉の意味を考えます。
……多すぎる?甘すぎる?
ユメノツキ「この量で多いんですか???それは少し小食すぎませんか?」
アオゾラ「島じゃこんな量のスイーツ食べたことなかったですから。ちょっと……これが島の外のパワーなんですね」
ユメノツキ「もっと味わってくださいアオゾラさん。このボクについていこうとするならこれくらい余裕で食べてくれないと困りますよ?」
ほら、あーん。あーんしてください。と、フォークに刺したパンケーキをアオゾラさんに近づけると、ぷいっとそっぽを向かれてしまいました。
195 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/12(日) 03:31:24.00 ID:GxzIFKpT0
ユメノツキ「食べないと大きくなれませんよ?スイーツが血となり肉となりレースに勝てるようになるんです。そういうとボクが三冠ウマ娘としてこうして走れているのはスイーツのおかげですね?」
アオゾラ「……この量は体を壊します。太りますよ?」
ユメノツキ「――知らないんですか?三冠ウマ娘は太らないんですよ」
ええ、そうですとも。このボクは生涯産まれてこの方太ったことなんてないんです。常に体重は三冠ウマ娘に相応しい――なんですか、その眼は。
アオゾラ「噓は言いすぎると全部自分に返ってきますよ?」
ユメノツキ「なな、なんですか。まるでボクが嘘ついてるみたいな」
……まあ、確かにちょっと数値上では大きくなったりしますけど。あれは体重計の故障とかそういうのですから。
アオゾラ「……でも私もあんまり太らないんですよね」
ユメノツキ「は?」
…………太らない?いえ、ボクも太りませんけど……は?
なんですか、食べたものが全部胸に行くとかそんなこと言わないでくださいよ?じゃあ食べないでください、大きすぎる胸は走るのに邪魔ですよ???
……なんだかこのファン。ボクのことを推してる割にバカにしてきてるような気がしてきましたね……ちょっとムカっとします。
ユメノツキ「……あむっ」
あー甘くて美味しい!三冠ウマ娘の体が作られていきますね!ははは!
アオゾラ「……おーっ、フードファイター。ですね」
なんですかそれ???止めてくれませんか???
196 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/12(日) 03:50:18.48 ID:GxzIFKpT0
ユメノツキ「それにボクは食べる量普通ですから、多い多い言ってますけどね」
ほら、あそこにいる芦毛の人を見てください。ボクと同じくらいの量をパクパクと食べてるじゃないですか。
アオゾラ「おー……なんだかお嬢様、って感じですね?」
ユメノツキ「しかも限定のパンケーキをしっかりと抑えていますね……ボクと同じ手練れですね。あ、すみません店員さん、領収書お願いします。はい、一応トレセン学園でお願いします」
アオゾラ「……?」
パンケーキを食べた後は……
自由イベント:自由安価直下
197 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/12(日) 11:47:00.69 ID:dpYGENyVo
公園で猫と遊ぶ
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/12(日) 20:46:00.46 ID:FbKJdMryO
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