【安価コンマ】オリウマ娘と共に season2

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140 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/11/24(日) 19:12:43.43 ID:xLVWYSA+0
アオゾラ「――すみません、もしかしてユメノツキさん。ですか?」

ユメノツキ「……そうですけど、なにか?」

大変なトレーニングを終えて寮に帰ろうとする途中、いきなり知らない誰かが話しかけてきました。

なんだか平坦な喋り方をする、やる気のなさそうな彼女。透き通るような空色が幾つも重なったような綺麗な蒼髪の……まあ、ボクの髪も綺麗ですけど。

アオゾラ「私、アオゾラノキセキと言います。貴女と同じで三冠路線を進む予定のウマ娘です、よろしくお願いします」

ユメノツキ「は、はあ。どうも」

ペコり、と頭を下げて挨拶をされるので。思わず僕も軽く頭を下げて挨拶をしてしまいました。

……で、なんでしょうかこの人。いきなり自己紹介なんてして?ボク以外の同期って大体パっとしないので印象に残ってないんですよね……ボクの次くらいに有名な人とか?

アオゾラ「貴女の模擬レース見ました。レースの中団で脚を溜めて、ばーんと加速してどーんと行って、一気にぐんぐーんとゴール……完成されたレースだと、思いました」

ユメノツキ「……ふふん。三冠ウマ娘のボクの走りなんですから当然です。で、ボクを褒めてくれたからと言って、何が出来るわけでもありませんよ?」

……あ!もしかしてボクのファンなんでしょうか?三冠ウマ娘には熱狂的なファンが付き物ですし、彼女も同期でありながらボクの走りに夢中になってしまった、罪深いウマ娘……ふふっ、そう思うと納得です。

三冠路線もボクの走りを間近で見たいとかそんなところですかね?サインとかしたほうが良いんでしょうか?
141 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/11/24(日) 19:15:14.44 ID:xLVWYSA+0
アオゾラ「――私が住んでいた島では、ウマ娘なんて全然いませんでしたから。ですからトレセン学園の同期として走る貴女を見て……ビリビリと痺れました」

ユメノツキ「はいはい!そうでしょうそうでしょう!」

アオゾラ「ですから――これからもずっと走り続けてください。必ず私とユメノツキさんは戦うことになりますから、その時まで……」

――ふふっ、ふふふっ!なんて嬉しいことを言ってくれるんでしょうかこの人……いえ、えーっと。アオゾラさんでしたっけ?

ただ練習で走るボクではなく、ちゃんとした舞台でのボクを見たいと……!最近、ボクのことをバカにしたような人しかいませんでしたから、ちゃんとボクのことを分かってくれる人は久しぶりです……!

三冠ウマ娘として、ボクはアオゾラさんの気持ちを受け止めなくてはなりませんね……!

ユメノツキ「ええ、ボクは三冠ウマ娘。ですからぜひ見ていてくださいアオゾラさん。貴女の願うボクの雄姿、貴女が望んだボクの勝利を――ぜひ届けます」

アオゾラ「……それはつまり、走ってくれる。ということですか?」

ユメノツキ「勿論です、まずはメイクデビューでちゃちゃっとこなしますので……アオゾラさんもしっかりと付いてきてくださいね?」

ボクはまあ問題ないとして、貴女がレースに出てくれないとそもそもボクの雄姿を見られませんからね。まあ、こう宣言してくれるというのなら、そこは大丈夫だと思いたいですけどね?。

アオゾラ「……ありがとうございます。言っておきますが、負けません、私は」

そりゃ負けたら同じレースに出れない可能性もありますからね!ふふっ、いやぁ今日はいい日でした……あ、どうせならLANEの交換を……。
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