【安価コンマ】オリウマ娘と共に season2

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152 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/11/24(日) 23:19:42.36 ID:xLVWYSA+o
スマホからです

今日はこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。

ダンス普通に出来ててよかった……次、次走決めといくつかイベントやってですね……あと余裕あったら新しいウマ娘募集もしたいです、三冠路線なので3人欲しいですもんね。
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/24(日) 23:56:19.19 ID:vnVKlWeao
おつー

3冠ローテとすると次の次くらいはもうホープフルになるんかな
それか皐月賞のトライアルか
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/25(月) 01:47:55.65 ID:fOtr6yi2O

2歳G1とか取ったら調子乗ってブクブク太りそう()
だけどゆるゆるローテもそれはそれで油断慢心しそう()
東京スポーツ杯→弥生賞→皐月賞とかどうだろう
三冠路線の3人目はどんな娘になるかはたして
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/25(月) 23:41:43.95 ID:teuKEDQyo
>>140-141
改めてここアオゾラちゃんの方は大分バチバチってない?
なおユメちゃんの方は
156 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/11/26(火) 20:40:31.47 ID:1h2PFo3j0
ユメノツキ初のウイニングライブは無事成功に終わった。ライブ中に何かしでかすんじゃないかとハラハラしていたが、その心配は無用だった。

……しかし驚いた、あまり練習には時間を割けなかったというのにあの出来は……レースといい、運動神経が良いんだろうか。

ユメノツキ「ちょっとトレーナー。何ぼーっとしてるんですか?」

『えっ?あ、ああ……ちょっとな』

ユメノツキ「……もしかしてあれですか?センターで歌って踊るボクの姿にキュンキュンきちゃいました?」

三冠ウマ娘としてあれくらい当然なんですけどねぇ、ボクの実力が恐ろしいです。と自慢げにアピールしてくる彼女。

……キュンキュン、そんな擬音久しぶりに聞いたけど、まあ。

『……そうだな、キミがあんなふうにできるとか思ってなかったからな。うん、キュンキュンしたかもな』

ちょっと言い過ぎたかもな、と思って彼女の方を見るとなんだか表情がみるみると変わっていって……なんともまあ誇らしげになって。

ユメノツキ「とーぜんでしょうトレーナー!ふふふっ、まあボクは何かが違えばトップアイドルになっていたウマ娘ですからね?まあボクのトレーナーとしてそういうボクの一面もしっかりと把握して当然ですね?!」

……滅茶苦茶調子に乗ってしまったな。どうするんだこれ。

ユメノツキ「これはご褒美が必要ですね?さあ、早く行きましょう、実はこの近くに有名なケーキ屋さんが――」

何はともあれ、ユメノツキのメイクデビューは――大成功に終わったと言って良いだろう!

自分の初の担当ウマ娘――慢心せず、油断せず、怪我無く無事に走らせてそれで――全部全部手に入れてしまおう。

――三冠も、凱旋門も。
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/26(火) 21:22:03.57 ID:SD8z3mUBo
ちゃんと手綱握っとかないと大変だぞトレーナー
158 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/11/26(火) 22:04:10.95 ID:1h2PFo3j0

"――――ゴール!メイクデビューからド派手な勝利を決めました!9番アオゾラノキセキ!"

後日、なぜだかユメノツキが気にしているアオゾラノキセキのメイクデビューを見ることにした。

セイレンススズカやツインターボ、タップダンスシチーのような大きく大きく他のウマ娘を引き離す逃げ。こんな走りをメイクデビューの段階からするウマ娘など、もしかしたら彼女が初めてなのかもしれない。

ユメノツキ「うんうん、アオゾラさんもちゃんと勝ってますね……」

『ずっと前から思ってたけどその謎の目線はなんなんだ?』

後方腕組みオタク……じゃないが、なんだかライバルとかそういう目線からの言葉ではないな?

ユメノツキ「アオゾラさんはボクの大々ファンですからね?トレーナーもしっかり把握しておいてください、そんな大事なファンのレースなんですから見るに決まってるでしょう?」

『…………そうだな』

まあ、理由はともあれ同期のライバル候補の走りを見るのは良いことだ。それに、変に訂正しようとしても余計こじれてしまいそうだし……。

ユメノツキ「彼女はボクの威風堂々たる走りを間近で見たいと言っていましたからね……ふふ」

『本当に彼女がそう言ったのか???』

……絶対脚色されてる。いつだか滅茶苦茶怒られるだろうなぁユメちゃん。
159 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/11/26(火) 22:15:39.29 ID:1h2PFo3j0
『――で、だ。ユメノツキの今後のレースに関しての話だ』

ユメノツキ「……?トレーナーもしかして最初に話したことすら覚えていないんですか?三冠とって凱旋門以外にレースとか――ちょっと!なんでボクのにんじんプリン取るんですか!」

このウマ娘と過ごしていて分かったことがある――それは多少は厳しくしても良いということだ。このユメちゃん、甘やかされて過ごしてきたせいかだいぶ自分に甘いし態度もちょっと良くない。

『話をちゃんと聞いたら返してやるから、一旦間食は止めてくれ。三冠路線は確定として……その間に走るレースのことだよ、ユメちゃん』

ユメノツキ「……つまり次走るのは皐月賞ということでしょう?あとユメちゃんって言わないで下さい、怒りますよ?」

このウマ娘本気で言ってるのか?ああもう、なんでそんな純粋な綺麗な瞳を……!

『……確かに皐月賞は走る、でもそれは次走じゃない。この時期から来年の皐月賞まで走らないなんてローテ、流石に無理だ』

――皐月賞までに出来れば二回……いや三回くらいは走りたい。オープンでも重賞でも……それに年内の重賞と言えば。

『……十二月のホープフルステークス』

三冠路線を走るウマ娘が最初に走る可能性がある"G1"。彼女の走りを考えれば、これに出走するのも間違いでは、ない。

『しかし次走がG1は流石に……だからキミの適正にあったレース中距離か長距離のレースに出走しようと思うんだが……』

ユメノツキ「……はあ、そうですか?」

『……事前に実力を見せておけば沢山ファンもできるし、SNSで噂されるし、三冠ウマ娘らしい扱いをされるぞ』

ユメノツキ「は〜〜〜?ちょっとトレーナー!どうしてそんな大事な話をしないんですか!ほら、早く次走の候補出してください!三冠ウマ娘のトレーナーらしい素早い仕事を見せて下さい!」

『……』

ユメちゃん……。
160 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/11/26(火) 22:33:39.23 ID:1h2PFo3j0
『OP芙蓉ステークス、G3京都ジュニアステークス……か、東京スポーツ杯か』

最後の東京スポーツ杯に関してはマイル距離だが……いかんせん、ジュニア期は中距離以上のレースが少ない。それにユメノツキならマイルレースでも十分走ることは出来るはずだ。

ユメノツキ「ぶっちゃけ、あんまりレース場ごとの違いとか分かんないんですよねボク。レースも……ちゃんと見てたのはオウカさんのしかないですし」

『……これから覚えて行けばいいさ、うん。それに今言ったのは自分が勝手に選んだ奴だからな、キミがこれだ!と思うものがあるならそれを選んでもらって構わない』

――三冠ウマ娘に相応しいレースがあるなら、自分はそれに従うまでだよ。そう言ってやると、彼女は何ともまあわかりやすく目を輝かせて。

ユメノツキ「ふふ、だいぶわかってるじゃないですか?ええ、それでいいんですよそれで……ふむふむ」

……では、次のレースはどうなるか……。



次走は――:安価下2までで一番コンマが大きいものを。
1 OP:芙蓉ステークス
2 G3:京都ジュニアステークス
3 G3:東京スポーツ杯
4 自由安価(ジュニア期で走れるレースならなんでも)
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/26(火) 23:38:26.97 ID:SD8z3mUBo
1
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/26(火) 23:41:31.90 ID:QzYw0MPzO
2
163 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/11/27(水) 00:27:33.43 ID:ZP+4CS3y0
今日はこれで終わりです。ありがとうございました。

次走芙蓉ステークスです。頑張っていきましょう。


ローテとかあんまり詳しく分からないので、選ぶレース結構適当だったりします。なので具体的なレース名とか出してくれると選択肢に出やすかったりします。
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/27(水) 01:24:18.31 ID:wGn/++YDo
おつー
賞金的にも皐月賞直接は無理よユメちゃん…
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/28(木) 21:20:38.64 ID:OBhS0vKSo
お疲れ様です。スマホからです。


申し訳ありませんが更新時間が空いてしまいそうなので、ウマ娘募集させていただきます。ユメちゃん同期3人目ですね。


とくに期限は設けていませんが日曜日までには締め切ろうと考えています。キャラシートなども以前の物を使用してください。追加で色々項目を増やすのも大丈夫です。


また場合により追加で4人目以降の採用をするかもしれませんが、今回でウマ娘募集は最後にするつもりでいます。1人何キャラでも投稿して構いませんので、すみませんがよろしくお願いいたします。
166 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/11/28(木) 21:22:29.73 ID:OBhS0vKSo
トリップ抜けてました。上げてもいませんでした。
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/29(金) 01:01:15.71 ID:UX7w1KNbo
名前 エクラドゥソレイユ
(仏語で太陽の輝きの意)

性格 物静かで落ち着いている時は大人しい印象を受けるが、かなり気分屋で感情が昂ぶると饒舌になる

口調 日本語をほぼネイティブに使いこなす。少しだけ外語訛りがでることがある

見た目金髪で跳ねっ返りの多いくせっ毛ロング 。大きめバスト。丸眼鏡をしている

趣味 日本のアニメ好き。いわゆる2次ヲタ

一人称 ワタシ

レースにかける思いとか夢 この世代の3冠に対する思いの軽さ(本人の受取り)にカルチャーショックを受け、3冠に挑戦することの意義を感じて欲しいがため、壁となるために燃えている

その他 生まれは凱旋門の国。育ちは日本。オウカさんのファン。年明けまで未勝利戦でもがいていた


使いにくい所は削って貰って大丈夫です
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/30(土) 00:31:07.30 ID:Cw44mbrLO
名前:ブラックペタルデス
容姿:セミロングのストレートヘアーに銀のメッシュ的な感じの流星が入ってる。身長は平均的だが出るところはしっかり主張してるメリハリある体
性格:真面目で世話焼き。頼られるのが好きで口では文句を言いつつ手伝ってくれる
脚質:差し
3冠への思い:自分のお世話になった人への恩返し
備考:しょうがないですね…が口癖。小さい頃はもっとヤンチャだった
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/30(土) 21:50:09.94 ID:kAg5LqPX0
【名前】ダイムストレイダー
【見た目】ツンツン赤髪ショートでウマ耳にバチバチピアス。身長が有り顔立ちもボーイッシュなので、胸部装甲(とウマ耳)がなかったら男と言われても通る
【一人称】オレ
【性格】皮肉屋。態度は悪いが常識人なので動揺するといい子になる
【口調】けだるげに話す
【脚質】自在
【走る理由】お家の指示で3冠路線に行けと言われて(初期)
【他設定】(生まれた名家の中では)才能が低いのを感じ取っており、クラシックが終わったら自主退学からの出奔を計画している。だがその先にやりたい事など考えていない
170 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/12/01(日) 13:04:39.91 ID:taPldVwhO
お疲れ様です。

本日キャラ募集締切です。まだ何かキャラある人がいましたらよろしくお願いいたします。
171 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/12/06(金) 01:07:42.91 ID:vimqimXoo
お疲れ様です。お久しぶりです。

すみません顔をみせられませんでした。もう暫くは更新出来なさそうなので、お待ちいただけると幸いです……。

またキャラ募集ありがとうございました!
ユメちゃんにお友達が出きると良いなぁの気持ちでいっぱいです。はい。
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/06(金) 12:15:20.59 ID:wNx1Sxyzo
報告ありがとう
もう年の瀬、リアル大事に

ユメちゃんは友達居なくても本人気にしなさそう、仮定の話ですけどね
173 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/12/19(木) 00:14:26.73 ID:CQ6qN7u90
お疲れ様です。とてもお久しぶりです。

そろそろ更新できそうです。よろしくお願いいたします。

ユメちゃんはまあ友達がいないとかあんま気にしなさそうですね……多分ずっと一人でスイーツ店ハシゴしてる。
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/19(木) 07:24:13.51 ID:vUKKm7aYo
了解〜
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/31(火) 16:08:32.03 ID:hbSFO6xZo
時間できたらで良いから更新よろ

良いお年を
176 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/01(水) 01:36:02.21 ID:ZaG5VdLGo
あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします

仕事がとても忙しかったのとインフルこじらせで何にもできてませんでした。

できそうになったた更新していこうと思います、!
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/01(水) 03:08:20.38 ID:czq+alito
あけましておめでとうございます
今年もよろしくおねがいします
無理せずご自愛ください

ユメちゃん、年の瀬正月好きそう(食)
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/01(水) 08:31:43.06 ID:uSX6Pv+5O
あけおめー
体調万全で更新するんじゃよ…
179 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/05(日) 23:35:10.52 ID:AXDxQGJr0
『芙蓉ステークスに行こうか』

時期としても適性にしてもおそらくこのレースがユメノツキに合っているだろう。このレースを切っ掛けに今後出走するレースを考えていければいいな。

ユメノツキ「ではそのレースで。じゃあ早くにんじんプリン返してください」

……この子は本当に自分が出走するレースということを分かっているのだろうか。

ユメノツキ「……なんですかその顔は?分かっていますよ、ボクがその芙蓉ステークスをぶっちぎりで勝てば三冠ウマ娘としてファンが爆増知るんですよね?」

『……まあ間違っちゃいないな』

きっとファンからプレゼントとかいっぱい貰えるぞ、そう言ってやると分かりやすいくらいにやる気を出したみたいで、ぱぁっと満面の笑みを浮かべた。

……どんな形でもやる気を出してくれるのは良いことだな、うん。

『ほら、プリン』

ユメノツキ「まったく、三冠ウマ娘のトレーナーがこんなバカげたことをして……情けないとは思わないんですか?」

自分にくどくど文句を言いながらプリンをあむあむと食べ始めるユメノツキ。

ユメノツキ「人のプリンを取り上げてしか話を聞かせられない、トレーナーというなら担当ウマ娘をその気にさせる話術を身に着けてほしいものですけどね?あ、最近トレセン近くのコンビニに置いてるバウムクーヘンにハマってるのでそれを揃えておいてくださいね」

『……はぁ』

ユメちゃんのスイーツを買ってるのも全部俺の金なんだけどなぁ……。
180 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/05(日) 23:58:50.66 ID:AXDxQGJr0
――――芙蓉ステークスに出走を決め、それに向けたトレーニングを続けていく。

と、言っても基本的にはスピードトレーニング……たまにユメノツキを飽きさせないために別のトレーニングを行ったり、最新のトレーニング理論をまとめた論文を元にしたトレーニングを行ってみたり……。

だが、その結果は……あまり宜しいものではなかった。

ユメノツキ「は?なんですかこのトレーニング、時間をかける割に効果も薄そうで……やりたくないですよ、めんどくさい」

ユメノツキ「また坂路ですか?嫌です、今日は……あ、泳ぎたい気分なのでプールに行きますね。なんですかその表情、三冠ウマ娘ですよボクは?」

……あまりにも自分勝手で、自分優先。こっちのことなど考えない、一応トレーニング自体は行ってくれることが……こっちが考えたメニューをきちんと行ってくれることはあまりない。

『どうしたものかなぁ』

本日のターフの上でユメノツキを待ちながらぼやく。新人トレーナーの自分にとって、あまりにも彼女は我儘すぎる……というか、もうとっくに時間を過ぎてるけど、来ないな。

……ぷるる、とスマホが震える。彼女からの連絡かと通知を見ると――。

ユメノツキ『トレーナーさん、駅の近くに新しいスイーツ店が出来ていました。今日はそこの調査に向かうのでトレーニングお休みでお願いします』

『…………』

そんなメッセージと共に、そのお店のスイーツの写真を送ってくるユメノツキ。一つ二つではなく、両手では数えきれない量のスイーツの写真。

『もう食べてるし……ぁああああ……』

……太り気味で帰ってきたら許さないからなぁ……。
181 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/06(月) 00:27:55.58 ID:2+orEZYo0
芙蓉ステークス前、イベント:安価下2まで。
1 アオゾラノキセキちゃんと交流を
2 オウカお姉ちゃんが様子見に
3 自由安価



お久しぶりです。ちまちまと再開できていければいいなぁと思っています。

182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/06(月) 01:03:32.52 ID:/0cyGuy+O
2
あけおめことよろ
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/06(月) 01:20:35.49 ID:ExjgsSOSo
1

おかえりなさい〜!
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/01/06(月) 01:52:44.05 ID:olj1fx7m0
それとJFAは責任取れよ
調子に乗らせた罪は重いぞ
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/06(月) 12:39:21.99 ID:c8XNNpnzo
復活感謝ァ!

ククク…ユメちゃんここのコンマ神は厳しいからな…そのわがままが何時まで持つか楽しみだ…

え、前主人公は持たざる者側でむしろドバイ獲ったのでコンマ優しい?そうかな…そうかも…
186 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/07(火) 00:17:56.48 ID:eg7v+GG20
ユメノツキ「あ、いたいた」

トレセン学園近くの駅前。様々なウマ娘が待ち合わせの場所に使うその場所で、ボクはあるウマ娘と待ち合わせをしていました。

……いうなればファン。ボクの大ファンとの交流とのことですね。

アオゾラ「……どうも、ユメノツキさん」

そう何を隠そうアオゾラノキセキさん!ボクの同期にしてボクの公認ファン!そんな彼女と今日はお出かけの約束をしていました!

ふふふ、暇だったのでなんとなくLANEをしましたけど良かったですね……まあボク直々の誘いとなればファンからすれば大興奮でしょうし!

ユメノツキ「アオゾラさんはトレセン学園周辺のことをあまりよく分かっていないようなので、今日はボクが色々と教えて上げましょう!ふふ、感謝してください?」

アオゾラ「ん、ありがとうございますユメノツキさん……ここは人も多くてお店も多くてなにがなにやらで」

この駅前だけで、私がいた島よりも人が多いですよ。と、なんだか不思議な表情をしながら語る。ふむふむ、確かド田舎から来たんですっけ彼女?前にそんなことを言ってた気がします。

ユメノツキ「では早速行きましょうか?貴女を都会に染め上げてあげますから、覚悟してください?」

アオゾラ「……おー」
187 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/07(火) 00:19:34.15 ID:eg7v+GG20
――――――――――――――――

――――――――

――――

――

ユメノツキ「あ、すみません。このふわモチパンケーキのホイップクリームとチョコとハチミツのを二つずつと……あとフルーツをキウイとバナナとイチゴと……あ、アオゾラさん他に何かありますか?食べたいのあったら何でも言って良いんですよ?」

アオゾラ「……大丈夫です」

ユメノツキ「そうですか?まあ食べたいのが出来たら途中で注文すればいいですからね。では……あ、あとドリンクを――」

何はともあれまずはお腹を満たすべきだということで、この前しっかりとリサーチをしておいた駅前に出来たパンケーキ屋さんに向かいました。

このパンケーキ屋さんはトレセン近くの中でも高水準……!パンケーキの質もさることながらトッピングの豊富さ!一日中ここに籠ってもいけそうなハイクオリティ!

ふふふ……ほぅらキッチンから甘いパンケーキの匂いがふんわりと香って来ましたよ……!食欲がみなぎるというものですね……!

アオゾラ「……私、パンケーキなんて初めて食べます」

ユメノツキ「はぁ!?えっ、ぅぁ!?ぱ、パンケーキ初めてなんですか!?」

アオゾラ「私の島にそんなおしゃれな食べ物ありませんでしたから……あ、でもホットケーキくらいなら……まあ」

――パンケーキない生活を想像するだけで、思わず倒れてしまいそうです。そ、そんな可哀そうな人生……ボクが救済してあげないと……!

ユメノツキ「アオゾラさん!今日はたらふく食べてくださいね!お金は気にしないでください!ボクが出します!」

具体的にはボクのトレーナーさんが――いえ、たまにはボクが出しましょう。最近あの人のお顔が嫌な感じしてきたので……三冠ウマ娘のボクはトレーナーの配慮もできるんですよね。

アオゾラ「……ありがとうございます」

ユメノツキ「いえいえパンケーキ初心者にパンケーキを布教するのが、三冠ウマ娘としての定めですから……」
188 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/07(火) 00:24:28.30 ID:eg7v+GG20
アオゾラちゃんにパンケーキを堪能してもらう。

コンマが大きいほどドはまり。低いほど甘すぎるとか胃袋が限界。


コンマ直下

189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/01/07(火) 00:49:31.01 ID:oalqh2Nv0
キ・ソンヨンはスコットランドのファンの人種差別を糾弾することによって厳しい国際的な怒りから逃れようとしている。
セルティックのスターのキは、今週のアジアカップ韓国対日本で得点した際に猿のマネをしたことで激しい怒りをかっている。
このミッドフィールダーは顔を伸ばし手でひっかいたが(これは韓国人が日本人を侮辱する伝統的なしぐさである)、彼はこの馬鹿げた行動を、彼に対してモンキーノイズをおこなったスコットランド人ファンを攻撃するために行ったと述べ、自身を擁護している。
しかし、主な反人種差別主義改革運動家は昨夜、彼の自己擁護が「本当らしく聞こえない」と主張した。
この外交問題はカタールで開催されている準決勝においてキのゴールセレモニーの後に発生した。
フープス(セルティックの愛称)のエースは当初、旗を振る日本人ファンに怒りを掻き立てられたと主張していた。
ファンは旭日旗を振っていた。
第二次世界大戦中の日帝の旗である。
この旗を日本の軍国主義、帝国主義の象徴とされている韓国では、極めて攻撃的なものだと受け止められている。
キは次のように説明した。
「それらの旗を見て心が引き裂かれるようだった。韓国人であることは、ときにはフットボールプレーヤーであることよりも重要なことなんだ」
しかし彼は、後になってこのストーリーを変え、SPLサポーターに対して向けたものだと主張した。
この21歳の選手は次のように言った。
「あのパフォーマンスは日本人に向けたものではない。」
「私がセルティックでプレーする際に、相手チームのファンが私を猿と呼ぶ。あのゴールセレモニーは、そのような人種差別的言動を行った連中に向けたものだ。」
セント・ジョンストンは、昨年のマクダーミド・パークでおこなわれたリーグ戦でのキに対する「差別的ノイズ」に関して、調査を行っていた。
チームメイトのチャ・ドゥリはこの際に、次のように述べた。
「キがボールを持つたびに2人のサポーターが飛び跳ね、ブーイング(モンキーノイズ)を始めていた。」
「私は8年間ドイツでプレーしたけど、一度もそんなものを見たことがない」
「これは恥ずべきことで私は激怒している。コーチにも報告した」
キは、この新しい説明を行ったことで、FIFAおよびAFCからの処罰を逃れていた。
韓国サッカー協会のスポークスマンは以下のように言った。
「キが取り上げたかったのは、スコットランドのアウェーゲームで猿のような声を出していた人たちだ」
「彼らはアジア人であるキを猿と呼ぶが、キは自分たちがアジアでどれくらい強いかを示したがっていた」
「それが主な意図だった」
しかし、「Show Racism the Red Card」(人種差別主義者にレッドカードを)の事務総長Ged Grebby(ジェド・グレビー)はキの説明に懐疑的だ。
彼は以下のように言った。
「私には、そうした説明が真実だとは思えない」
「私の理解するとろこでは、彼は日本人を侮辱するためにやったのだし、そのことが問題を引き起こしたのだ」
キとチャは、韓国のドラマティックなPK戦による敗北ののち、来週セルティックに戻って来る。
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/07(火) 01:03:48.25 ID:9KfjArwRo
はい
191 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/07(火) 01:12:48.74 ID:eg7v+GG2o
どっちにしろコンマひっくい

お休みなさい、寝ます。ありがとうございました
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/07(火) 01:16:05.79 ID:9KfjArwRo
おつ
ユメちゃんやっぱり友達いな……いやまだだっまだ希望を捨てるな!
アオゾラちゃんも周りを振り回す気質だと思われるがすっかり都会の物量に押されてやがる…
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/01/08(水) 22:54:41.49 ID:R/wLhwLYo
ユメちゃん三冠取れなかったらどうなんのこれ
根っこに三冠ウマ娘があるからその根っこが崩れて大変なことになっちゃいそう
194 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/12(日) 03:30:35.00 ID:GxzIFKpT0
アオゾラ「……うぷ」

ユメノツキ「……?」

……どうしたんでしょうか。なんだか苦しそうにしていますけど……?あ、もしかして張り切って食べてしまったせいで喉が詰まっちゃいましたかね?ふふっ、なんですか可愛いところあるじゃないですか。

ユメノツキ「ほら、アオゾラさん?お水飲んで落ち着いてください」

アオゾラ「あ、ありがとうございます……ふぅ。はぁ、これは……その、ふわふわのぎちぎちって感じ、ですね。ぱんぱんです」

……?どうしてそんな表情でお皿をボクの方に寄せるんですか……?

アオゾラ「お腹いっぱいです……とても美味しかったですけど、多すぎ甘すぎです」

ユメノツキ「へぁ?」

――――全く想定していなかった言葉に、一瞬脳みそがフリーズしてしましました。しかしすぐに脳みそを動かしてその言葉の意味を考えます。

……多すぎる?甘すぎる?

ユメノツキ「この量で多いんですか???それは少し小食すぎませんか?」

アオゾラ「島じゃこんな量のスイーツ食べたことなかったですから。ちょっと……これが島の外のパワーなんですね」

ユメノツキ「もっと味わってくださいアオゾラさん。このボクについていこうとするならこれくらい余裕で食べてくれないと困りますよ?」

ほら、あーん。あーんしてください。と、フォークに刺したパンケーキをアオゾラさんに近づけると、ぷいっとそっぽを向かれてしまいました。
195 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/12(日) 03:31:24.00 ID:GxzIFKpT0
ユメノツキ「食べないと大きくなれませんよ?スイーツが血となり肉となりレースに勝てるようになるんです。そういうとボクが三冠ウマ娘としてこうして走れているのはスイーツのおかげですね?」

アオゾラ「……この量は体を壊します。太りますよ?」

ユメノツキ「――知らないんですか?三冠ウマ娘は太らないんですよ」

ええ、そうですとも。このボクは生涯産まれてこの方太ったことなんてないんです。常に体重は三冠ウマ娘に相応しい――なんですか、その眼は。

アオゾラ「噓は言いすぎると全部自分に返ってきますよ?」

ユメノツキ「なな、なんですか。まるでボクが嘘ついてるみたいな」

……まあ、確かにちょっと数値上では大きくなったりしますけど。あれは体重計の故障とかそういうのですから。

アオゾラ「……でも私もあんまり太らないんですよね」

ユメノツキ「は?」

…………太らない?いえ、ボクも太りませんけど……は?

なんですか、食べたものが全部胸に行くとかそんなこと言わないでくださいよ?じゃあ食べないでください、大きすぎる胸は走るのに邪魔ですよ???

……なんだかこのファン。ボクのことを推してる割にバカにしてきてるような気がしてきましたね……ちょっとムカっとします。

ユメノツキ「……あむっ」

あー甘くて美味しい!三冠ウマ娘の体が作られていきますね!ははは!

アオゾラ「……おーっ、フードファイター。ですね」

なんですかそれ???止めてくれませんか???
196 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/12(日) 03:50:18.48 ID:GxzIFKpT0
ユメノツキ「それにボクは食べる量普通ですから、多い多い言ってますけどね」

ほら、あそこにいる芦毛の人を見てください。ボクと同じくらいの量をパクパクと食べてるじゃないですか。

アオゾラ「おー……なんだかお嬢様、って感じですね?」

ユメノツキ「しかも限定のパンケーキをしっかりと抑えていますね……ボクと同じ手練れですね。あ、すみません店員さん、領収書お願いします。はい、一応トレセン学園でお願いします」

アオゾラ「……?」



パンケーキを食べた後は……

自由イベント:自由安価直下
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/12(日) 11:47:00.69 ID:dpYGENyVo
公園で猫と遊ぶ
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/12(日) 20:46:00.46 ID:FbKJdMryO
芦毛の子パクパクですわー!って叫びそう
199 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/14(火) 00:44:23.57 ID:KDrvFTws0
次の更新は火曜日か水曜日予定です。あんまりできなさそうですが。

芦毛のパクパクしてる人とはどこかで会いたい気持ちです。ステイヤー同士なのでなんか仲良くなって欲しいです。
200 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/15(水) 23:56:45.14 ID:FQ1yev870
――――――――――――――――

――――――――

――――

――

アオゾラ「……あ」

ユメノツキ「ちょっと?アオゾラさんどこに行くんですか?」

ふらふらと何かに引き寄せられるようにアオゾラさんがどこかに向かう。違いますよ?そっちの方向には目的のハチミーショップはありませんよ……!

……ふらふらとアオゾラさんが向かった先は公園でした。そしてそこには……。

アオゾラ「にゃー」

ユメノツキ「……」

……猫が一匹いました。ボクたちが近づいても逃げる様子はなく、だいぶ人馴れしている子のようでした。

アオゾラさんはこの猫に会うためにこの公園に……?あの場所からこの公園まではそこそこ距離がありますけど。

アオゾラ「んみゃ、んみゃみゃ。にゃうにゃうにゃ〜?」

とても手慣れた様子でその猫と戯れるアオゾラさん。そしてどこからか猫じゃらしを取り出して、また戯れる。

……なんですかその猫語?変に甘ったるい声で。

アオゾラ「……ん」

ユメノツキ「え、な、なんですか?」

アオゾラ「ユメノツキさんも、ほら。にゃにゃにゃ〜って」

……ボ、ボクにもそんな声で猫と遊べと?その猫じゃらしで?三冠ウマ娘のボクが?

ユメノツキ「やりませんよ、そんなバカみたいな」

アオゾラ「ん」

ユメノツキ「やりませんって言ってますよね?」

アオゾラ「……」

そんな変な顔されてもやりませんよ。はぁ、三冠ウマ娘は野良猫と戯れませんが?
201 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/16(木) 00:05:41.57 ID:rsSqRfYd0
コンマが高いほど猫と戯れる、低いほど三冠ウマ娘は戯れない。

コンマ直下
202 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/16(木) 00:29:25.36 ID:rsSqRfYd0
お疲れ様です。いつもこんな時間になってしまいとても申し訳ないのですが、なんか今後も変わらない気がして悪いです。

お疲れさまでした。おやすみなさい。

コンマはこの下でお願いします。
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/16(木) 00:29:55.18 ID:+sUHiBIQo
うまうまうみゃうみゃ123fight!
204 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/16(木) 00:36:50.17 ID:rsSqRfYd0
三冠ウマ娘付き合い悪いな……?
友達いないよこの子
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/16(木) 01:20:08.02 ID:lAWqjXSHO
ね、猫があまり好きじゃない実馬だったということで………
オウカさん!助けてー!
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/16(木) 12:27:23.16 ID:1Hi0NzT2O
甘味好きな癖に塩対応じゃねーか
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/16(木) 17:01:50.70 ID:VG+E5lIGO
美少女じゃなければ許されないタイプ
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/01/23(木) 01:42:21.55 ID:tjhGvaNwO
明らかに更新頻度落ちてるけどエタ?
やりにくいなら別のキャラ主人公にすれば?
209 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/26(日) 19:26:44.33 ID:XNkgZY8f0
テスト
210 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/26(日) 19:27:36.28 ID:XNkgZY8f0
――――――――――――――――

――――――――

――――

――

アオゾラ「……あ」

ユメノツキ「ちょっと?アオゾラさんどこに行くんですか?」

ふらふらと何かに引き寄せられるようにアオゾラさんがどこかに向かう。違いますよ?そっちの方向には目的のハチミーショップはありませんよ……!

……ふらふらとアオゾラさんが向かった先は公園でした。そしてそこには……。

アオゾラ「にゃー」

ユメノツキ「……」

……猫が一匹いました。ボクたちが近づいても逃げる様子はなく、だいぶ人馴れしている子のようでした。

アオゾラさんはこの猫に会うためにこの公園に……?あの場所からこの公園まではそこそこ距離がありますけど。

アオゾラ「んみゃ、んみゃみゃ。にゃうにゃうにゃ〜?」

とても手慣れた様子でその猫と戯れるアオゾラさん。そしてどこからか猫じゃらしを取り出して、また戯れる。

……なんですかその猫語?変に甘ったるい声で。

アオゾラ「……ん」

ユメノツキ「え、な、なんですか?」

アオゾラ「ユメノツキさんも、ほら。にゃにゃにゃ〜って」

……ボ、ボクにもそんな声で猫と遊べと?その猫じゃらしで?三冠ウマ娘のボクが?

ユメノツキ「やりませんよ、そんなバカみたいな」

アオゾラ「ん」

ユメノツキ「やりませんって言ってますよね?」

アオゾラ「……」
211 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/26(日) 19:28:45.87 ID:XNkgZY8f0
ユメノツキ「なんですかその表情?やりませんから。それに大体、ボクそういう動物あんま好きじゃないんです」

なんというか……何考えてるかよくわかんないですし、なんか下に見られてる気がするんですよね。

アオゾラ「……付き合いが悪いですにゃ〜?」

ユメノツキ「はぁ!?」

ちょ……っ。な、なんですか???別に悪くないですけど?ただちょっと嫌なだけなんですけど???

ユメノツキ「三冠ウマ娘は猫なんかにそんなバカなことしませんけど?」

アオゾラ「……私の思う三冠ウマ娘はそういうこともすると思いますけどね。にゃんにゃん」

なんですかそれ?はぁ……三冠ウマ娘の何を知っているんでしょうかこの人は。

アオゾラ「うにゃうにゃ」

はぁ、相変わらず掴みどころがない人ですね。ボクのファンだというならもう少しこう……尊敬とかしても良いんじゃないですか?それともあれですか、ちょっと恥ずかしくてそういう態度をとっているだけですか?好きな子にいたずらしちゃうみたいな。

アオゾラ「……あっ、服に毛が付いちゃう……」

ユメノツキ「…………は?」

……猫が、まるでよじ登るみたいに。アオゾラさんの胸に引っ付いて、もがもがともがいて……は?なに、なっ……?揺れすご……。

…………。

ユメノツキ「帰ります」

アオゾラ「あっ……ごめんね、また遊ぼうね。バイバイ」

ユメノツキさん、どうしたんですか?……どうしたんですかじゃないですよ???こっちが聞きたいですよそんなこと!

あーそんな無駄なものをアピールして大層なことですね!ウマ娘にそんなもの必要ないですけど!?!?あー!?!?!?
212 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/26(日) 19:42:03.61 ID:XNkgZY8f0
オウカ「――どうもこんにちは!ユメちゃんのトレーナーさん!!!」

『うおっ!?びっくりした……!』

驚かせてしまってすみません!驚かせるつもりはなかったのですが……と、たははと笑いながら喋るのはユメノツキの親戚の三冠ウマ娘――オウカソウジョウだった。

月のように輝く芦毛に、太陽のような明るい笑顔の彼女――こんなウマ娘が、自分の担当ウマ娘のお姉ちゃんみたいな存在だということが今でも信じられない。

正直、もっと色々躾けて欲しかった。

オウカ「どうですか?ユメちゃんはちゃんとトレーニングとかしてます?あの子自分に正直な子なので、トレーニングとかすぐ放り投げちゃいますよね?」

『……そうですね。彼女のために一晩考えたトレーニングが速攻で却下されたときはどうしてやろうかとも思いましたね」

オウカ「はわ、はわわ……!だ、ダメですよ暴力は!!!この三!冠!ウマ娘の私が!そういうのは見逃しません!」

『いやいや、実際にはやりませんよ……多分』

デコピンくらいは許して欲しいけど……まあ、きっと大丈夫だろ。

オウカ「……でもそうですか。トレーナーさん、ちゃんとやってくれてるんですね」

『……?どういうことですか?』

オウカ「ほら、ユメちゃんって……ちょーっとお口が悪いし、敵を作りやすいと言いますか、嫌われちゃいそうな言動ばっかりする……わけではないんですけど!」

『ああ、はいはい。言いたいことは分かりますよ』

……普通なら見放してしまう、そもそも彼女が見放されるそんなウマ娘。実力は申し分ないが……いかんせん彼女の"三冠ウマ娘"には普通のトレーナーは脚切りされてしまう。
213 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/26(日) 19:42:45.21 ID:XNkgZY8f0
『……正直、これは自分の役目だと思っています』

オウカ「役目ですか?」

『彼女に他のトレーナーと比べてマシだと言われたあの日から、オウカさんによろしくお願いしますとお願いされたあの日から……初めて彼女の走りを見た、あの日から――なんでしょうかね』

新人トレーナーであるはずの俺が――彼女のトレーナーになることは、そういう運命だったように感じるんです、と。オウカさんに向けて語る。

『だいぶ自分勝手な気がしますけどね……でもまあ、彼女のためにトレーニング考えたり他のウマ娘の調査をするのは、トレーナーとしてのレベルアップにも繋がって――オウカさん?」

オウカ「――あはは!なんだ、トレーナーさんぴったりじゃないですか!ちょっと真面目過ぎる気もしますけど!うんうん、やっぱり三!冠!ウマ娘!であるこの私の審美眼は間違ってないようですね!」

ドヤ顔で胸を張る彼女、何がなんだか分からず呆然としてしまっていると……オウカさんは、またにっこりと笑って。

オウカ「いっちゃなんですけど、ユメちゃんのトレーナーさんは貴方みたいに真面目で――自分に正直な人がぴったりだと思うんです。ですから、これからもひたむきにユメちゃんと付き合ってくださいね?」

――あ、これは三冠ウマ娘としてじゃなく――親戚の、ユメちゃんのお姉ちゃんである私からのお願いです!

『……はい、分かりましたよ。オウカさん』



オウカ「……ところでユメちゃんは今どこにいるんですか?今ってトレーニング中じゃないんですか?」

『……気分じゃなくなったので今日は自主練するらしいですよ。多分、駅前とかにいるんじゃないですか?』

オウカ「……あ、あはは〜。ユメちゃん、気分屋ですからね〜……」



――折角なのでなにか話せたら。会話イベント安価:自由安価直下
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/26(日) 20:12:50.34 ID:cYoP0SApo
こうすれば言う事聞いてくれるとっておきの方法とかないですかね
できれば食い物で釣る以外で…(太り気味対策)
215 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/26(日) 22:51:59.90 ID:XNkgZY8f0
――そうだ、前々からオウカさんに会えたら聞きたいと思っていたことがあった。

『オウカさん、ちょっと聞きたいことがあるんですけど……』

オウカ「はい!なんでしょうか!私に応えられることでしたら何でも!!!」

『……ユメノツキなんですけど。こう、どうにかいうことを聞かせられるとっておきの方法とかないですかね?』

オウカ「あー!なるほど!そうですねー……ユメちゃんならまずコンビニ限定の――」

『で、出来ればスイーツ以外でお願いします……!』

これ以上太られても困る……ただでさえあのウマ娘は食べるからコントロールが難しいのに……!

オウカ「あ、あー……そう、ですか。む、むむむ……難しいですね、ユメちゃんは食いしん坊なので飴ちゃんとかプレゼントすると宿題とかちゃんとやってくれるんですけど……」

飴ちゃんで餌付け出来るのかあのウマ娘は、何とも言えないエピソードだな……。

オウカ「……そうだ!でしたら――――」
216 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/26(日) 23:02:57.83 ID:XNkgZY8f0
とっておきの方法:自由安価下1-2まで募集。



とてもとてもお久しぶりです。まだまだ更新は不定期になりそうです……よろしくお願いいたします。

今日はこれでおしまいです、お疲れさまでした。おやすみなさい。
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/26(日) 23:32:27.02 ID:2zienGXkO
顎下とかコショコショされるの好き
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/27(月) 01:18:29.66 ID:6J9T3FAXo
というか比較的私の言うことは聞いてくれる→オウカさんからの伝言、アドバイスという形式を取ってみるのはどうか?

おつおつ
オウカさんもちょこちょこ尊大っぽいので血統がわかりますね…いい子成分もマシマシだからヨシ!
219 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/27(月) 22:46:31.83 ID:ZaSpe2Ig0
オウカ「ユメちゃんのですね、顎の下のところをこちょこちょ〜ってしてあげると良いですよ!あの子、顎下をくすぐられるのが好きなので!」

『……は、はぁ』

いや、そんな嬉しそうに言われましても。

オウカ「言うことを聞かない時は、ユメちゃんの顎をくすぐってくすぐってくすぐりまくりましょう!ふふ、実はユメちゃんって猫ちゃんみたいな感じなんですよ?」

ユメにゃんって感じだったんですよ?にゃんにゃーん、って!

『そ、そうなんですね。色々と昔の話を教えてくれてありがとうございます』

……あのウマ娘がねぇ。絶対自分から話さないだろうからこういう話は彼女からしか聞けないだろうが……。

『まあ、参考にさせてもらいます……』

オウカ「昔はよくくすぐって〜ってねだられましたけど、今はめっきりそういうこともしなくなっちゃいました……三冠ウマ娘のテクニックをおみまいしてあげたいものです!」

あまりオウカさんとは話していないが、結構この三冠ウマ娘さん愉快な人だよなぁ。

オウカ「ま、それでもダメそうなら……私の名前を使ってください。私のアドバイス〜とか、私が現役時代にやっていたトレーニングとか!そんな感じに使ってもらって……でもですねぇ」

……三冠ウマ娘の名前は、そんな簡単に使っちゃダメですからね?と、オウカソウジョウさんは目を細めながら、笑った。
220 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/27(月) 22:47:34.15 ID:ZaSpe2Ig0
次の日。

ユメノツキ「はぁ、まったく面白みのないトレーニングですね。どうせこれも論文とかそれっぽいものから引っ張ってきただけのものでしょう?」

『……キミのことを考えて色々試行錯誤した結果なんだがな』

ユメノツキ「そうですか、ボクには関係のない話ですけどね。やれやれ、三冠ウマ娘に相応しいものとは到底思えませんね、これは今日もパフェ完全制覇デーになりそうです」

――相も変わらずユメちゃんがスイーツを欲している。これ以上、これ以上こんなに好き勝手させるわけにはいかない……!大体、なんだパフェ完全制覇デーって!

……いや、でもちょっと怖いな。セクハラとか言われそうで……いや、まあ最悪彼女の名前を使うか。

申し訳ない気持ちもあるけど、そこはまあ、臨機応変に。

『ユメノツキ』

ユメノツキ「んっ……なんですか?そんな怖い顔をして、言っておきますけど三冠ウマ娘であるボクを満足させることなんて並大抵の――」

ユメちゃんの顎下に手を伸ばし、指でこしょこしょと優しくくすぐるように、撫でる。


結果:コンマ直下

コンマが高いほどテクニシャン。低いほど三冠ウマ娘ブチ切れ。
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/27(月) 23:51:24.61 ID:WldeaBPko
おちろ!
222 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/28(火) 00:14:09.91 ID:2xfrlica0
結果。まあまあ

おやすみなさい。
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/28(火) 00:29:13.32 ID:W8+AAiFWo

いきなり顎下とか触らせてくれてまぁまぁの感触はトレーナーが中々テクニシャンかユメちゃんがよわよわ(実馬要素!)なのか
224 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/29(水) 22:33:20.28 ID:+0e93FDS0
ユメちゃんの反応:コンマ直下

コンマが高いほどご満悦、低いほど何勝手に触ってるんですか??????
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/29(水) 23:06:16.68 ID:gW8lFFtI0
あ、テクと反応は別ってことか
226 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/30(木) 00:24:01.21 ID:2Qs0aVTO0
ちょっと悩んでコンマ判定分けたんですけどあんま意味なさそうで申し訳ないです。

227 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/01/30(木) 00:53:37.93 ID:2Qs0aVTO0
今日更新予定でコンマ判定させていただきましたが、あんまり書けなくて終わりです。
ありがとうございました。すみません。
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/30(木) 01:28:45.19 ID:z6GX6G37o
おつおつ
おや…?ユメにゃんの様子が…?
229 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/02/05(水) 22:14:52.28 ID:jplc7LC/0
ユメノツキ「んっ……ふっ、んぁ……」

『よーしよしよしよし』

優しくこちょこちょと、フェザータッチのように顎を指先で撫でる。動かすたびにユメちゃんの口から小さく甘い声が漏れ、くすぐったそうに体をもじもじと動かしている。

……うん、なんだか良い感じっぽいな。傍から見たらなんとも言えない場面だが……ユメちゃんも気持ちよさそうだし良いか。

『こちょこちょこちょこちょ、どうだどうだ』

ユメノツキ「ん〜……んぅ、ん〜……っ」

目を瞑って何も言ってこないってことは、もしかして俺にはそういう才能があるのかもしれないな……!

とりあえず彼女が嫌がるまで続けるか。ほーれ、こちょこちょこちょ。
230 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/02/05(水) 22:16:10.55 ID:jplc7LC/0
――――――――――――――――

――――――――

――――

――

ユメノツキ「なんですかいきなりふざけないでください誰に聞いたんですか変態変態変態!!!」

『お、落ち着いて。落ち着いて』

数十分ほど擽ってあげると、流石にもう嫌になったのかユメちゃんが俺の指から離れて、顔を真っ赤にしながら叫んだ。早口で。

……流石にやりすぎたか。

ユメノツキ「オウカお姉ちゃんですよね絶対オウカお姉ちゃんですよね???はーあの人は意味の分からない情報ばかりトレーナーに共有して……!三冠ウマ娘のトレーナーがこんなバカげたセクハラ行為をしていいと思ってるんですか???」

『……な、撫でてあげるとユメちゃんは言うことを聞いてくれるって、オウカさんが』

ユメノツキ「貴方までユメちゃんと呼ばないでください!三冠ウマ娘のボクにそんな子供みたいな呼び方は許されません!!!」

とにかく!怒りましたから今日はもう話しかけないでください!と、彼女はぷりぷりと怒って部屋から出て行こうとする。

『で、でもほら。気持ちよさそうだったじゃないか』

ユメノツキ「まったく気持ちよくありませんでしたけど!?あー、ストレスには甘いもの!ボクは爆食いしに行きますから!」

…………うーん、流石に失敗だったか。結構上手くやれた自信はあるんだが……ただ、方向性は悪くない気がする。要練習だな。

『オウカさんにもう少し色々訊いてみるか』

あの我儘三冠ウマ娘に練習させるためならこっちはなんでもするぞ。
231 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/02/05(水) 22:22:25.32 ID:jplc7LC/0
次芙蓉ステークスです。だいぶ時間がかかって申し訳ないです。

安価コンマ無しですがこれだけです。続きは明日か明後日に、おやすみなさい。

ユメにゃん。
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/05(水) 23:30:03.26 ID:oXyJN9Dxo
あぁ^〜
猫やんけ!
堪能しきってから怒るの微笑ましいっ

おつー
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/06(木) 11:31:23.08 ID:FoOnaRfZO
猫にそってけないのは自分が猫みたいに扱って欲しいからだった……
234 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/02/07(金) 00:17:04.24 ID:pCEmZD580
――OP戦、芙蓉ステークス。当日。

【貴方】は担当ウマ娘の控室にいた、担当ウマ娘――キリシロユメノツキに今回のレースについての情報を共有するためだ。

『ユメノツキ、以前にも話したが今回のレースは8人立てだ。1番のウマ娘から簡単に説明をするが――』

ユメノツキ「しつこいですよトレーナーさん?興味ないって言ってるじゃないですか」

『……聞くだけ聞いてくれよ』

しかし当の担当ウマ娘は全くその話には興味がないようで、体操服姿のままめんどくさそうにスマホをいじいじと触っていた。

……これがこれからレースで走るウマ娘の姿だろうか?殆どの人間は首を傾げるだろうが――一番人気の実力は伊達ではない。

キリシロユメノツキ、デビュー前から界隈を沸かせる今世代の中心になりうる存在――と、噂されるウマ娘である。

ユメノツキ「はいはい、三冠ウマ娘のボクが余裕で一着。他のウマ娘がそれより下、ですよね?」

『ユメちゃんいつか本気で怒られるからな』

【貴方】がこの我儘ウマ娘を担当した時から決めていることが一つある、それは絶対にSNSをさせないということだ。

……炎上対応なんかがやりたくてトレーナーになったわけではないのだ。

ユメノツキ「あの???ですからその呼び方は止めてくださいと何度も言っていますよね?ユメちゃんユメちゃんと、ボクをそんな子供みたいな呼び方で呼んで、流石に温厚なボクでもこれ以上は」

オウカ「――ユメちゃんユメちゃんユメちゃん!!!三!冠!ウマ娘の!この私が!応援に来ましたよ!!!」

『うわびっくりした!』
235 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/02/07(金) 00:17:53.99 ID:pCEmZD580
――その声の主はユメノツキの親戚にあたるウマ娘であり――三冠の称号を持つウマ娘、オウカソウジョウだった。

その小さな体に似合わない大音声が、控室に響き渡る。元気に、溌剌と、やる気満点自信満々なウマ娘である彼女。

ユメノツキ「……んんっ。オウカさん、うるさいです止めてください」

オウカ「あっ、ごめんごめんユメちゃん!ちょっとうるさかったね声」

と、申し訳なさそうに気持ち小さな声で謝る三冠ウマ娘。しゅん……と、その体がより一層小さく見える。

『お疲れ様です、オウカさん。すみませんわざわざ応援に来てもらって』

オウカ「いいんですよトレーナーさん!私が応援したいと思ったから応援しに来ただけですし――それに!三!冠!ウマ娘!はこういうのを大事にします!」

ユメノツキ「……ボクのメイクデビューには来てくれませんでしたよね?」

オウカ「あうっ。ごめっ、ごめんねぇユメちゃん……!その、本当に応援に行きたかったんだけど、テレビの取材が断れなくて……!」

ユメノツキ「別に、気にしてませんけど?まあデビューくらいオウカさんの応援がなくても余裕でしたけどね?応援があったから勝てたなんて思われたくないですし」

『……』

こういうのをツンデレと呼ぶのだろうか。声に出して指摘してしまっても良いが、なんだか蹴られそうだから口を真一文字に結ぶ【貴方】。

オウカ「あ!私知ってるよユメちゃん!そういうのツンデレって――ひぃん!!!」

デコピンだった。

ユメノツキ「……はぁああ。全く、三冠ウマ娘のレース前ですよ?ほらトレーナー、そんな変な資料捨てて地下バ道にレッドカーペットとか敷いてきてください、それかソフトクリーム買ってきてください、食べたいので」

『……まあ、緊張とかはしてないようで安心してるよ、担当トレーナーとしてはね』

思えばこのウマ娘は緊張とは程遠いウマ娘だった。"三冠ウマ娘"という折れない軸が存在する彼女にとって、レースの一つや二つの重圧がメンタルに与える影響なんて些細なものなのだ。

ユメノツキ「――三冠ウマ娘は緊張なんてしません、ただただ走り、圧倒し、魅了して――勝利を獲るだけですから」

――そうだ、このウマ娘はこれが強い。【貴方】は確信する。
236 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/02/07(金) 00:19:07.97 ID:pCEmZD580
オウカ「んー、ユメちゃんはメンタル凄い強いねぇ、これは私も安心しちゃうかも!」

よしよし、頭を撫でてあげようお姉ちゃんが。と嬉しそうにユメちゃんの頭に手を伸ばす――が、その手は届かない。

ユメノツキ「撫でようとしないでください、子供じゃないんですから」

『……ユメノツキ、そろそろ時間だぞ』

ユメノツキ「はいはい分かっていますよ。それじゃあトレーナー、レースが終わったら」

『……スイーツだろ』

ユメノツキ「ふふっ、三歩歩けば忘れる頭でなくて安心しましたよ!では、クレープですからねクレープ!」

そして、そのスイーツウマ娘はご機嫌に控室を去っていった。その勢いでレース場を飛び出しクレープ屋に突撃していくんじゃないかと心配になるが、そこまでではないと【貴方】は信じていた。

オウカ「ユメちゃんは相変わらずですね、大丈夫ですか?レース」

『大丈夫ですよ、あの子は』

――彼女の強さは誰よりも分かっているつもりだ。彼女はこんなところで躓くウマ娘じゃない。

しかし――何が起きるか分からないのがレースというものだ。絶対はない――が、三冠ウマ娘が言った。

オウカ「ユメちゃんは信じてますよね、絶対があるって」

『前にもそんなことを話していましたよ、では行きましょうか」

オウカ「はい!!!この三冠ウマ娘が!!!精一杯応援しますよ!!!ユメちゃん!!!」

『声を、声をもう少しだけ小さく……』
237 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/02/07(金) 00:25:13.05 ID:pCEmZD580
OP芙蓉ステークス――結果は?:コンマ直下

1-3:世代の中心
4-8:一着一着!
9:あ……
0:おおっと
238 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/02/07(金) 00:27:44.27 ID:pCEmZD580
寝ます!

コンマは下にずらして下さい!
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/07(金) 00:39:18.86 ID:22d1hL27o
コンマが暴君
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/07(金) 12:45:31.52 ID:x8HaQRDLo
初戦に比べぶっちぎりじゃないのでこの世代中々強い子おるね?
241 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/02/09(日) 01:26:43.02 ID:6200hFZJ0
ユメノツキ「んっ……しょっ」

"――4番手の位置からインコースを突いてキリシロユメノツキがやってくる!3番手、2番手のウマ娘を躱し一気に駆け抜ける!"

"7番○○逃げる!それを2番キリシロユメノツキが追う!○○逃げ切ることが出来るか!キリシロユメノツキ!キリシロユメノツキが今並んだ!並んだ並んだ――追い越した!追い越した!"

"――そして今一着でキリシロユメノツキがゴール!!!二着に7番、そしてその後ろから三着に○○――デビュー戦で圧倒的な勝利を見せつけたキリシロユメノツキが芙蓉ステークスを制しました!!!"

『…………』

OP戦でも彼女の強さは変わらない。内を突くレース展開にはなったものの、キリシロユメノツキの実力はそんなこと関係なしに発揮された。

ぐっ、と脚に力を込めてターフを蹴り飛ばせば――それだけで他のウマ娘を圧倒する。天賦の才を持ったウマ娘。

――だが、なんだろう、あのレース展開は。一着は取っていて、しっかりとそれを周りに見せつけはしたが……。

オウカ「……トレーナーさん?」

『ん、ああ。どうしましたかオウカさん?』

隣で一緒にレースを見ていたオウカさんに話しかけられる。

オウカ「いえ、なんだかとても言いたいことがあるみたいな顔をしていたので!ちょっと、大丈夫かなーって、思いまして!」

『言いたいこと……言いたいこと、ですか』

……俺はキリシロユメノツキのトレーナーだ。三冠を自称する彼女に、三冠を――三冠以上を提供すると約束したトレーナーだ。

だったら……もっともっと。求めるべきかもしれない。

貪欲に、強欲に。名誉と称号と、それにふさわしい実力を身に付けさせるためにも。
242 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/02/09(日) 01:30:35.83 ID:6200hFZJ0
――――――――――――――――

――――――――

――――

――

ユメノツキ「はい、ただいま戻りましたよ。さ、早くライブも終わらせて――」

『今回のレースしっかりと見てたよ。お疲れ様、ユメノツキ』

レース終了後、控室に戻ってきたユメノツキに対して声を掛ける。

2000mを走り終えたばかりだというのに、まったく疲れた様子も見せない彼女に、言ってやらなければならない。

ユメノツキ「……当然でしょう?トレーナーとして、貴方はボクの走りを見る責任があります。そんな当たり前のことを――」

『――俺は言ったな。キミにプラスアルファを提供すると。三冠だけじゃなくて……凱旋門も獲らせると』

誰よりも高みを目指す。そのためにレースに出走し、己の強さを世間に見せつけてやれと――伝説の第一歩ももちろん重要だが、それ以降の過程も十分に重要なのだ。

『今回の走り、勿論普通のウマ娘にとっては最高の走りだったと思うが――三冠ウマ娘を名乗るのならば、今回のレース展開は――物足りないと思った』

ユメノツキ「……あ?」

――彼女から一気に圧を感じる。いつもと違う雰囲気の彼女が、こちらに近づいてくる。

ユメノツキ「どういうことですか、このボクの走りに文句があると?』

『ああそうだ。キミも前に言っていただろう』

――勝利は当たり前で、どれだけ圧倒的な勝利をするかが大事になってきますと。メイクデビュー前に彼女が言った言葉。

圧倒的な勝利がどのような勝利かは具体的には分からない。ハナ差圧勝という言葉があるように、どれだけの着差を付けて勝利したかはあまり重要ではない。

『三冠ウマ娘のキリシロユメノツキは――もっともっと強い走りをするはずだ。だからそれを見せて欲しい……キミの思う三冠ウマ娘が、どんな走りをするのか』

ユメノツキ「……求めるんですか?三冠ウマ娘であるこのボクに?』

『だからキミのトレーナーになったんだよ俺は』
243 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/02/09(日) 01:33:45.48 ID:6200hFZJ0
ユメノツキ「…………あ〜〜〜。はいはい、分かりましたよ、三冠ウマ娘ですから当然です。ええ、はい」

なにやらブツブツ小さな声で独り言を呟いた後。ユメノツキはバツの悪そうな顔をしながらそう言った。

ユメノツキ「……あのレースで物足りないなんて、我儘なトレーナーですね。ですがそんな我儘な人にも優しくするのが……このボクです」

『はは、なんせキミのトレーナーだからな』

ユメノツキ「……どういう意味ですか、それ?」

オウカ「――失礼しまーす!三!冠!ウマ娘!である私が入りますよ!」

ドアが勢いよく開くと、とてもいい笑顔をしたオウカさんが部屋に入ってきた。

オウカ「ユメちゃん!レース見てましたよ!とってもいい走りでした!」

ユメノツキ「オウカさん、何度も言ってますけどその呼び方は」

オウカ「さあさあそろそろウイニングライブですよ!早く着替えてこないとユメちゃん!!!」

ユメノツキ「わ、分かってますよ。はあ……全く、いつもボクを子ども扱いして……」

オウカさんにぐいぐい押されユメノツキが控室を出ていく。部屋に、オウカさんと自分の二人だけが残る。

『……聞いてましたよね?さっきの話』

オウカ「え、何がですか?私には何の話だか」

『ユメノツキが来るまで一緒に部屋にいたのに、いつの間にかいなくなっていましたし……お気遣いありがとうございます』

オウカ「……ふふっ。三!冠!ウマ娘!は空気も読めるんですよ。覚えて帰ってくださいね!」

……つくづく思うけどユメノツキのあの口調、結構オウカさんに影響されてるよな……。
244 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/02/09(日) 02:09:14.83 ID:6200hFZJ0
後日。控室にて。

『で、ユメノツキの次のレースだが――』

ユメノツキ「ホープフルステークス、ですよね?このボクに相応しいレースだと思いますが?」

前にも名前を出したレース――G1ホープフルステーク、年末に行われるジュニア期のウマ娘が出走することのできるレース。

ユメノツキならば適性的にも勿論出走できるし、戦績でも実力でも申し分ない――が。

『ホープフルステークには、ユメノツキも知ってるアオゾラノキセキも出走する可能性があるんだよな』

ユメノツキ「あ、へー。アオゾラさんも……ふふっ、良いですね。ファンの彼女にようやくボクの走る姿を間近で見せてあげられます」

『……ああ、そうだな』

正直、ユメノツキはアオゾラノキセキに対してとても深い誤解をしているような気がする……じゃなくてだ、それにしなくても彼女の走りは俺もユメノツキも未経験だ。

――大逃げ。同期の中でもおそらく一人しかいない走りをするウマ娘、だからこそ他のウマ娘はペースを崩され、スタミナぐちゃぐちゃにかき回されて、負けてしまう。

ユメノツキ「ふぅむ、どういうファンサをしてあげましょうか?あ、アオゾラさんがレース中に感動で倒れてしまわないように注意をしないといけませんね?」

『キミはいったいどういう認識で彼女を見ているんだ……?』

とにかく、ユメノツキの次走は――。


次走:安価直下
1 G1ホープフルステーク(VSアオゾラノキセキ)
2 まだ大逃げ対策が不十分だ、別のレースを……




お疲れ様です、今日はこれでおしまいです。

おやすみなさい。
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/09(日) 03:28:31.46 ID:Gu9L/AkeO
1
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/09(日) 06:13:09.09 ID:4q/3CHT9o
おつ

次レースは最初のライバル対決か!
247 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/02/09(日) 21:15:00.09 ID:6200hFZJ0
『……いや』

何を弱気になっている、オレは彼女の……キリシロユメノツキの担当トレーナーだぞ?

彼女が歩くその道筋をトレーナー自身が邪魔をすることなんて……あってはならないはずだ。

『そうだな、行こう。ホープフルステークス』

ユメノツキ「ふふっ、当然でしょう?G1においても――いえ、このボクは三冠ウマ娘なのですから」

見せつけてやりましょう、この世代最強のウマ娘はこのボク――キリシロユメノツキなのだと。

『……それでこそだ、ユメノツキ』

絶対に勝つという自信、最強は自分だという確信が――彼女の強さの根幹だ。

それを崩してはならないし、勿論それがこの先一度でも――危ぶまれてはならないのだ。

『……因みにキミの目から見てどうなんだ?アオゾラノキセキは』

ユメノツキ「アオゾラさんはそうですね?……勿論!ボクのファンであるという点は大いに加点されるべきことですが……ちょっと最近、ムカついてます」

『え?なんだ、喧嘩とかしたのか?』

ユメノツキ「なにもかもがデカすぎるんですよなんですかあの体は猫と戯れながら見せつけてきて……はぁ、やだやだあんな邪魔なものを嬉しそうにしてレースにおいてはあんなものただの飾りで」

……あー……なるほどなぁ……。

――キリシロユメノツキの次のレースが決定した!次走はG1ホープフルステークス、クラシック路線に入る前の大きな一歩を踏み出してやろう――!
248 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2025/02/09(日) 21:19:18.15 ID:6200hFZJ0
ホープフルステークス前イベント:自由安価下2まで。



募集イベント後に追加ウマ娘遭遇イベントと、勝負服安価を行いたいと思っています。
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/02/10(月) 01:10:27.18 ID:xhRDY5Fco
正直申し訳ないです。

ちょっと考えてから書くので、一旦自由安価取り消しでお願いします。おやすみなさい。
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/10(月) 01:24:51.53 ID:JsMEjnFjo
遅れたすまん
取り消すなら了解
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/10(月) 20:48:20.20 ID:jyBs3WzpO
待ってるから納得いくようにやってくれー
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