不思議な女の子と、クリスマスイブを一緒に過ごした話。

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26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/09/28(土) 10:09:01.79 ID:tn6qKCSu0

バスのなかで揺られるわたしの方を見て、
「よかったの?」と彼女が訊くので、
わたしは「うん」と一度だけうなずいた。
たしか、学校帰りに街へと向かうのは校則で禁止されていたはずだ。

「ねえ。カオちゃんってよんでいい?」

「いいけど……なにそれ?」

「カオナシから取ってみたの。かわいいでしょ」

わたしはそう言って彼女にピースをしてみせた。
彼女はちょっと笑って「ばーか」とわたしの肩をかるく小突いた。


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