安価とコンマで異世界転生!その11

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858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/24(月) 22:11:34.08 ID:xmKUicNdo
こっちの方に内気な子供たちがいるから来てくれないか
859 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/25(火) 02:05:12.79 ID:SNWhZYao0
捻れ角「こっちの方に内気な子供たちがいるから来てくれないか」

男「あー……そういうことですか」


炊き出しの列に目をやれば、
人は多くがやがやと騒がしいことが分かる
参加したくとも、
彼らが怖くて行けない子供たちもいるのだと、
男は察することができた


捻れ角「どうだろうか?」

男「ぜひ行かせてください」
860 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/25(火) 02:19:09.68 ID:SNWhZYao0
本日はここまでです
ありがとうございました
861 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/25(火) 19:45:43.58 ID:SNWhZYao0
捻れ角「それは助かる。私もスープを持っていくよ」

男「どうぞ」


男は二つのスープを彼女に渡し、
本人もまた二つのスープを持つ
そして、先導する捻れ角を追うのだ


捻れ角「ここにいるはずさ」

男「分かりました」


そこは公園から少し離れた路地だった
二人でそこに入っていく


>>下1……そこに居たのは
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/25(火) 19:54:00.12 ID:WmWM7shT0
片目を失った女の子
863 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/25(火) 21:08:47.65 ID:SNWhZYao0
片目「……あ……」


そこに居たのは、片目に包帯を巻いた女の子だった
様子からして、もはやその眼窩に光は灯らないのだろうということが分かる


捻れ角「あれ?他の子は?」

片目「工場見学に行っちゃいました……」

捻れ角「はは、流石子供だね。飽きっぽいなぁ」
864 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/25(火) 21:13:54.19 ID:SNWhZYao0
男「この子が?」

捻れ角「あぁ。ご覧の通り、片目が見えないんだ」

片目「……はい」

男「そうですか……味覚が残っててよかった」


少女にそう語りかけ、膝をついてスープを差し出す


片目「あ、ありがとうございます……」

男「まだ熱いから気をつけて飲むんだよ」


レベルアップ処理をします

やる気とぶりっ子がレベルアップしました

>>下1コンマ……やる気の成長
>>下2コンマ……ぶりっ子の成長

〜やる気青年の成長テーブル〜
01〜20で筋力+3
21〜40でHP+3
41〜60でMP+4
61〜80で素早さ+4
81〜90で全能力+5
それ以上またはゾロ目で何かが起こる

〜ぶりっ子の成長テーブル〜
01〜20で筋力+3
21〜40でHP+2
41〜60でMP+5
61〜80で素早さ+4
81〜90で全能力+5
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/25(火) 21:20:39.12 ID:Jgw6oRz1O
はい
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/25(火) 21:32:52.35 ID:uq+UZMxT0
ゾロれ
867 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/26(水) 02:29:02.59 ID:UIXUO83Z0
やる気の【筋力】160
ぶりっ子の【HP】??+36


少女はおずおずと使い捨ての皿を受け取り、
手に伝わる熱さに少し怯えながらスープを息で冷ます
そして、一口それを飲んだのだった


片目「おいしいです……!」

捻れ角「そうかい、そりゃよかったね」

男「うちのシェフに伝えておこう。ところで……」

捻れ角「どうしたの?」

男「工場見学って、なんのことなんですか?」
868 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/26(水) 02:43:16.53 ID:UIXUO83Z0
本日はここまでです
ありがとうございました
869 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/26(水) 19:52:47.38 ID:UIXUO83Z0
捻れ角「この街には機械の人間がいるだろう?彼らの工場は外部からの見学を受け入れているんだ」

男「へぇ……この子は行かないの?」

片目「……私のないほうの目に……代わりの眼を入れないかって言われるの」

男「それが嫌なのか」

片目「うん……でも……機械人さんたちにも……悪意はないと思うから」


ぶりっ子と怪盗がレベルアップしました

>>下1コンマ……ぶりっ子の成長
>>下2コンマ……怪盗の成長

〜ぶりっ子の成長テーブル〜
01〜20で筋力+3
21〜40でHP+2
41〜60でMP+5
61〜80で素早さ+4
81〜90で全能力+5
それ以上またはゾロ目で何かが起こる

〜怪盗の成長テーブル〜
01〜20で筋力+1
21〜40でHP+1
41〜60でMP+3
61〜80で素早さ+5
81〜90で全能力+3
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/26(水) 20:03:47.12 ID:5eiezzhu0
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/26(水) 21:18:18.64 ID:Krxus19dO
はい
872 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/27(木) 03:33:07.42 ID:MfHg4Zc00
ぶりっ子の【筋力】125
怪盗の【素早さ】360


男「まぁ、そうだな……テクノロジーと合理化の使徒って感じだ」

捻れ角「残ったスープ、どうしよう?」

片目「……いいですか?食べても……」

男「構わないよ。口の中を火傷しないようにね」


よほど中華のスープが気に入ったのか、
彼女は次々とそれらの具を平らげ、
飲み干していく
873 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/27(木) 03:37:46.35 ID:MfHg4Zc00
本日はここまでです
ありがとうございました
874 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/27(木) 19:37:34.17 ID:MfHg4Zc00
それから、男は公園に戻ることにした


捻れ角「悪いね、一人しか残ってないなら私だけで十分だったのに」

男「お気になさらず。……それよりも」

捻れ角「?」

男「俺も、あの子の片眼……義眼でもいいから補ってあげるべきじゃないかと思ったんです。なにか、拒否する理由があるんでしょうか?」

捻れ角「>>下1」
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/27(木) 22:32:04.35 ID:2QPoDR/L0
願掛けというのかな?
あの子の片目を奪った相手と再会するまでそのままでいいというのよ
何があったのかまでは分からないけど
876 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/28(金) 01:25:05.15 ID:NxJFCbHK0
捩れ角「願掛けというのかな?」

男「願掛け?」

捩れ角「あの子の片目を奪った相手と再会するまでそのままでいいというのよ」

男「……恨みとか?」

捩れ角「何があったのかまでは分からないけど」

男「忘れたくない事情があるんでしょうね」
877 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/28(金) 02:20:56.66 ID:NxJFCbHK0
内気そうな少女であるため、
物騒なことを考えていそうには思えないと男は考えたが、実際の所は不明だ


捩れ角「この街はいい所だ。種族や身体的特徴にかかわらず、子供たちが触れ合える」

男「……確かに、亜人の種類が違うだけで見た目はかなり違う。片目がないのなんて、他の種族からしたら誤差みたいなものかもしれない」

捩れ角「あぁ。……でも、これがいつまで続くのだろう?すぐに限界が来るかもしれないし、永遠かもしれない」
878 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/28(金) 19:44:30.62 ID:NxJFCbHK0
すみません寝落ちしました


男「……こんなことを言うのもアレですけど、帝国が襲ってくるうちは大丈夫なんじゃないですか?」

捩れ角「はっはっは、違いないね」


彼女は気分を害された様子もなく、ただ笑っていた
そして、男は公園まで辿り着く
捩れ角に別れを告げて、炊き出しに戻るのだった



ぶりっ子と怪盗がレベルアップしました

>>下1コンマ……ぶりっ子の成長
>>下2コンマ……怪盗の成長

〜ぶりっ子の成長テーブル〜
01〜20で筋力+3
21〜40でHP+2
41〜60でMP+5
61〜80で素早さ+4
81〜90で全能力+5
それ以上またはゾロ目で何かが起こる

〜怪盗の成長テーブル〜
01〜20で筋力+1
21〜40でHP+1
41〜60でMP+3
61〜80で素早さ+5
81〜90で全能力+3
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/28(金) 19:52:56.40 ID:Gm7ba2xV0
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/28(金) 20:01:38.54 ID:ciiRBmzzo
ぬん
881 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/29(土) 03:31:40.29 ID:BaNcvkOb0
ぶりっ子の【HP】??+38
怪盗の【MP】142


それからひたすらにスープを配り、
太陽が天球に登頂する頃にそれは終わった


中華「ふぅ……幸運だった」

氷魔「……幸運……?」

中華「あぁ、教団のみんなが意外と必要なものを持ってくれていた点だね。キャンプとか、こういう事態に慣れている」

やる気「そういや、このデカい寸胴とか……どうやって手に入れたんすか?」
882 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/29(土) 03:55:25.39 ID:BaNcvkOb0
本日はここまでです
ありがとうございました
883 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/29(土) 22:01:08.87 ID:BaNcvkOb0
すみません遅れました


中華「それが、持ってきてる教徒がいたんだよ」

ぶりっ子「えぇっ!?」

中華「正門に入ってきた中にいたらしい。よくこんなものを持って逃げてこられたなぁと思うばかりだよ」

怪盗「でも、キャンプしてる人たちもいましたからね」
884 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/29(土) 22:08:14.21 ID:BaNcvkOb0
それから、帝国軍がやって来ないうちに一行は出発の準備を始めた


狙撃少女「この街の人たちには、迷惑をかけましたね……」

少年「そうだな」

炎魔「あっ、そういえば……」


炎魔は近くを歩いていた粘体の男性に声をかけた
彼は澱みない動きで振り返る


粘体「どうした?」

炎魔「この街の向こうって、峠が土砂崩れを起こしていたと思うんですよ。アレ、もう大丈夫なんですか?」

粘体「>>下1」
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/29(土) 23:04:28.71 ID:48W1FCXeo
作業中だって聞いたがそろそろ終わるんじゃないか
886 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/30(日) 02:07:13.54 ID:TaZkyVDw0
粘体「作業中だって聞いたがそろそろ終わるんじゃないか」

炎魔「へぇ、そうなんですね。ありがとうございます」

粘体「困ってる人はこの街にも多いからな。情報はよく入ってくる」


そう言うと、彼は地面に空いた小さな亀裂に吸い込まれていった
意図的に入り込んだのか、
はたまた地下にハマったのかは分からない
887 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/30(日) 02:41:59.00 ID:TaZkyVDw0
本日はここまでです
ありがとうございました
888 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/30(日) 21:35:45.23 ID:TaZkyVDw0
すみません遅れました


出発の準備を終えた一行は、
ぞろぞろと隊列を組んで街を出た


男「よし!いくぞっ!」

邪教徒たち「おぉーっ!!」


号令をかければ、彼らは着いてくるだろう
実際にその奇蹟を発生させた現場を、
その効力を、確かに目撃しているのだから
889 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/30(日) 22:19:46.86 ID:TaZkyVDw0
そして、土砂崩れの起きていた峠に差し掛かった
そこでは、ちょうど復旧工事が終わり、
現場の作業員たちが帰っていく所だった


中華「お疲れ様です」

作業員A「おっす」

氷魔「……仕事が早いんですね……」

作業員B「いつもは土砂崩れがあってもこんなんじゃない。特別急かされたよ。お上はなにを考えているんだか……」


怪盗がレベルアップしました

>>下1・2コンマ……怪盗の成長

〜怪盗の成長テーブル〜
01〜20で筋力+1
21〜40でHP+1
41〜60でMP+3
61〜80で素早さ+5
81〜90で全能力+3
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/30(日) 23:23:31.49 ID:ZxM6cps60
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/30(日) 23:27:59.82 ID:0BhR6mfgo
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/30(日) 23:28:11.17 ID:HQd6Z/MKO
はい
893 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/31(月) 01:09:15.95 ID:qV3V8DVX0
本日はここまでです
ありがとうございました
894 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/31(月) 18:32:08.85 ID:qV3V8DVX0
怪盗の【筋力】124【MP】148【素早さ】363


作業員C「あんたらこそ、随分な大所帯だな」

やる気「ちょっと訳ありっす」

ぶりっ子「別に、悪いことなんてしませんから安心して下さい」


そう軽く話しているのを聞き、
男は復旧工事を急かされた件について、
もしや、と思うところもあった


男「工事が早められた理由について、なにか聞かされてはいないんですか?」

作業員D「>>下1」
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/31(月) 19:29:07.64 ID:XotRTu0to
将軍が視察に来るからとりあえずでも開けとけってよ
896 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/31(月) 20:09:34.38 ID:qV3V8DVX0
作業員D「将軍が視察に来るからとりあえずでも開けとけってよ」

怪盗「へぇー、向こうの街にでも用事があるんですかね」

作業員A「さぁな。最悪なことに、お前さんたちが来たほうの街に軍を派遣した挙げ句……その将軍サマは負傷しちまったらしい」

狙撃少女「あぁ、結局視察もできないってことですね」

作業員B「視察っつってもな。この先にあるような街なんて田舎もいいとこ……わざわざ見るもんもないと思うんだがなぁ」



狙撃少女がレベルアップしました
>>下1・2コンマ……狙撃少女の成長

〜狙撃少女の成長テーブル〜
01〜20で筋力+5
21〜40でHP+2
41〜60でMP+5
61〜80で素早さ+2
81〜90で全能力+4
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
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