安価とコンマで異世界転生!その11

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

180 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/19(土) 19:13:35.42 ID:M8KOSAHM0
精神の弱い者なら気が狂ってしまいそうな、
ある種の牢獄を思わせる状況の中で、
ついに変化が現れた


炎魔「これは……!?」


水脈の壁面に、一つの梯子がかかっていた
ハッチになっているようで、
登って外に出ることができそうだ


男「久しぶりに外の空気が吸いたい気分だ」

中華「僕も〜」


一行は気分転換や距離の確認のため、
早速その梯子を登って外に出た


>>下1……どこに出た?
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/19(土) 22:49:27.75 ID:CWXx5lXa0
森の中の寂れた教会
182 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/20(日) 01:58:55.81 ID:soH67bcu0
やや埃っぽい空気が肺に侵入していく
それもそのはず、一行が出たのは寂れた教会だった


氷魔「……ここは……」


視界に飛び込む光はステンドグラスを通じて送り込まれたもので、
並ぶシックな長椅子や一つの祭壇などから、
ここが教会であると推測することができるのだ


やる気「教会っすね。空気はあんまよくないっす」
183 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/20(日) 02:00:21.09 ID:soH67bcu0
本日はここまでです
ありがとうございました
184 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/20(日) 18:56:31.49 ID:soH67bcu0
ぶりっ子「新鮮な空気を吸いたいですねぇ……」


彼女は吸い寄せられるように大扉に手を掛け、
外へと歩き出した
そこは森になっており、
新鮮な空気が肺いっぱいに吸える


怪盗「うーん、随分遠くまで来たんじゃない?」

狙撃少女「そうですね……少なくとも、あの街の塔はもはや見えません」
185 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/20(日) 22:52:02.97 ID:soH67bcu0
具体的にどの程度離れたか分からないので、
誰かに話を聞きたいとみな思っていた
ハッチがあるぐらいなので、
どこかに人がいるだろうと仮定して探すこととした


男「この森の中で人を探すのか……」

中華「案外小屋とかあるかもよ?」

炎魔「じゃ、私が空から探しましょうか?」


などと話していると、大扉の後方より、
また別のドアが開く音がする
教会には、人がいたのだ


>>下1……教会にいた人はどんな人か
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/20(日) 23:28:31.95 ID:xX6JP2uDO
ボロボロの服を着た気弱そうな少女
187 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/21(月) 01:49:26.50 ID:Caug0CP/0
本日はここまでです
ありがとうございました
188 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/21(月) 19:35:16.68 ID:Caug0CP/0
気弱少女「あ……」


教会の奥にある、聖職者が待機する部屋の扉
その向こうから、
いかにも気弱そうな少女が顔を覗かせていた


氷魔「……あ……どうも……」

気弱少女「………………」


彼女は震えていた
こんな場所にわざわざ現れるのだから、
賊の類ではないかと疑っていた
189 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/21(月) 21:20:21.60 ID:Caug0CP/0
やる気「俺っちらは怪しいもんじゃないっすよ」


警戒を解こうと試みるが、彼女の緊張は解けない


ぶりっ子「私たちは冒険者ですよぉ」

気弱少女「ほんと……?」

炎魔「はい!」
190 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/22(火) 01:27:20.88 ID:Rk77Ka7I0
怪盗「ま、こっち来てくださいな。悪いようにはしないよ」

気弱少女「は……はい……」


お互いは歩み寄り、
教会内のベンチの辺りで顔を突き合わせる


狙撃少女「……随分、服がボロボロですね」

気弱少女「あ……そうですね……」

男「どうも、事情がありそうだな」
191 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/22(火) 02:02:38.06 ID:Rk77Ka7I0
本日はここまでです
ありがとうございました
192 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/22(火) 18:58:15.45 ID:Rk77Ka7I0
中華「……それより、僕たちはここがどこなのかを知りたいんだ」


男がまた人の事情に入り込みそうになったので、
それは一旦後に回すべきだと中華は考えていた


気弱少女「見ての通り……教会です……」

氷魔「……ああ……そういうことではなく……私たちは……西にある図書館の街から来たのです……どの程度離れたのでしょうか……」

気弱少女「>>下1」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/22(火) 19:17:37.23 ID:fvhvMnDf0
図書館から、だいぶ離れてると思う。
ここは帝国領の帝都に当たる処だから、結構遠い、です
194 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/22(火) 19:36:24.16 ID:Rk77Ka7I0
気弱少女「図書館から、だいぶ離れてると思う。」

やる気「そうなんすか?」


見事、地下空間の異常を利用したショートカットに成功したということになる


気弱少女「ここは帝国領の帝都に当たる処だから、結構遠い、です」

ぶりっ子「帝国っていうとぉ……まぁ、遠いんでしょうねぇ」

気弱少女「あなたたちは、『図書館』の人?」
195 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/22(火) 19:39:36.11 ID:Rk77Ka7I0
炎魔「司書ってことですか?だったらそうだったこともありますけど」

気弱少女「……あっ、えっと……あの街に住んでいるんですか?」

怪盗「ああー……帝国ではあの街を『図書館』としか呼ばないんだ。そうでしょ?」

気弱少女「はい……」

狙撃少女「違いますよ。そこから来たのは確かですけれど」

気弱少女「……帝国は、『図書館』を侵略しようとしているんです。うまく行ってはいないようですけれど」
196 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/23(水) 01:48:26.18 ID:5heUJyPb0
本日はここまでです
ありがとうございました
197 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/23(水) 19:36:03.03 ID:5heUJyPb0
男「ま、あそこの首長は切れ者だからな」

気弱少女「人工知能が支配している、だなんて帝国は言いますけど……そんな訳ないですしね」

中華「………………」


彼は絶句した
それと同時に、
確かにそれは信じがたいことだと再認識した


気弱少女「な、なんですか……?本当に帝国だとそう言われているんですよ……バカバカしいですけど」

氷魔「……それは……真実です……」

気弱少女「冗談ですよね?」

やる気「マジ寄りのマジっす。俺っちらが東を目指してるのにも実はその市長が絡んでるっす」
198 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/24(木) 02:02:48.16 ID:HWisN7JC0
ぶりっ子「あっ、このことは言わないでくださいねっ!私たち、追われちゃうかもしれないのでっ!」

気弱少女「……それは、もちろんです」

怪盗「随分信用してくれてるみたいですね」

気弱少女「そうかもしれません。……ここには滅多に人が来ませんから……帝国の兵士に見つかる可能性はありません」

炎魔「いいですね、事は荒立てたくありませんから」
199 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/24(木) 02:18:12.76 ID:HWisN7JC0
本日はここまでです
ありがとうございました
200 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/24(木) 18:17:08.17 ID:HWisN7JC0
狙撃少女「寂しいのですか?」

気弱少女「……どうでしょうか」


ステンドグラスを通したやわらかな光に照らされて、
その少女は儚げに見えた


男「……あっ、忘れてた」

気弱少女「は、はい?」

男「どうしてそんなボロボロの格好でこんなとこいるんだ?もし俺たちが盗賊かなんかだったら、危なかったぞ」

気弱少女「>>下1」
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/24(木) 19:11:13.04 ID:VC9ZOEiUo
ここでは神様が守って下さりますから
202 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/25(金) 03:45:23.24 ID:IpwVCGgQ0
気弱少女「ここでは神様が守って下さりますから」

中華「へぇ……」

気弱少女「……ひどい嵐の日、ここへ呼ぶ声がしたのです」

氷魔「……ふむ……?」

気弱少女「私には帰る場所がありませんでしたから……吸い寄せられるように、ここへ来ました」

やる気「やっぱり、そうだったんすね」
203 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/25(金) 03:48:44.93 ID:IpwVCGgQ0
気弱少女「私を追って、どうにかしてしまうと考える人たちもいました」

ぶりっ子「……あなた、やっぱりただの子供じゃないんですねぇ」

気弱少女「……彼らはみな、ここの前で雷に打たれて絶命しました。神様が、私を守ってくださったのです」

怪盗「随分パワフルな神ですね!」

気弱少女「はい……ここにいれば安全だということがよく分かりましたので、私はずっとここにいるのです」

狙撃少女「なるほど……」

気弱少女「私はただの子供ではありませんでしたが、ここにいるうちはただの子供でいられます」
204 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/25(金) 03:56:47.70 ID:IpwVCGgQ0
本日はここまでです
ありがとうございました
205 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/25(金) 18:20:32.50 ID:dd8r4DFjO
男「場合によっちゃ、さっき不用意に外歩いてたら雷に打たれてたかもしれんな」


しばしの休養を取り、
位置関係を把握することもできたので、
一行はまた地下へ戻ることにした


中華「じゃ、僕たちは行くよ。ここのハッチからはなにが出てくるか分かったもんじゃないから、注意しといてね」

気弱少女「あ、はい……」


そうして、またも暗い地下水道へと戻るのであった
206 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/26(土) 00:03:52.11 ID:ZwArPgae0
氷魔「……これで……東に素早く進めることは分かりましたね……」

やる気「そっすね、結局歩きっすけど」

ぶりっ子「ですが、私たちには手ぶらでも速く移動する方法がありますよねぇ?」


彼女がそう言うと、男や中華、氷魔にやる気もなにかを察したが、他のメンバーはよく分かっていないようだった


怪盗「え、なんですか?普通に走ればいいんじゃないんです?」

狙撃少女「それで異常に速いのはあなただけです……」

炎魔「分かりました!飛ぶんですね!」
207 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/26(土) 01:51:47.15 ID:ZwArPgae0
本日はここまでです
ありがとうございました
208 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/26(土) 19:25:48.09 ID:ZwArPgae0
中華「違うね。でも炎魔はそれでもいいかも」

男「じゃ、頼むぞ氷魔」

氷魔「……極大……氷魔法……!」


彼女が十八番を放つと、
地下水道の中央を流れる水が瞬く間にして凍りつく
氷の帯がどこまでも延びていくのだ


やる気「おーっし、行くっすよ!」


やる気は意気揚々とその上に飛び出し、
スピードスケートのようなフォームで東へと滑り始めた
209 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/27(日) 00:06:43.64 ID:kG5dAY0r0
ぶりっ子「久しぶりですねぇ、この感じ」

怪盗「ああ、そういう……」

狙撃少女「……私、アレできるんでしょうか?」


次々に滑り出す仲間を見て、彼女は不安を覚えた


炎魔「あ、でっかいライフルは私が持ちますよ」

狙撃少女「ありがとうございます」

ぶりっ子「じゃ、私の手を取ってください」
210 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/27(日) 00:15:24.78 ID:kG5dAY0r0
狙撃少女「……はい!」

ぶりっ子「勇気、伝わりましたよ!じゃあ行きますねっ!」


ぶりっ子は狙撃少女の手を取り、滑走し始める
狙撃少女も最初は必死で姿勢を制御していたが、
数分滑っているうちに、
自発的に滑れるようになってきた


炎魔「おお、筋がいいんじゃないですかね?」

怪盗「私にも翼が欲しい!」


炎魔だけは滑らずに一行と同じ速度で移動できている
211 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/27(日) 00:31:17.26 ID:kG5dAY0r0
本日はここまでです
ありがとうございました
212 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/27(日) 19:31:21.39 ID:kG5dAY0r0
それから、長い時を滑走姿勢で過ごし、
ひたすら滑り続けて二時間ほどが経った


男「お、遠くにまたハッチが見えてきたぞ」

中華「じゃ、減速しようか。みんな!減速するよー!」

氷魔「……はい……」

やる気「ふぃー……」


みな速度を落としていく
やる気に至ってはその場に座り込んで速度を落とした
213 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/27(日) 21:18:22.53 ID:kG5dAY0r0
かなりの距離を移動したとおぼしき一行にとって、
このハッチの向こう側への期待は高かった
誰もがかけられた梯子を勢いよく昇る


ぶりっ子「さぁて、外はどうなってるんでしょうか!」

怪盗「……そういえば、この地下水道、大陸の地下に広がっていると聞いたけれど」

狙撃少女「なんだか、大陸の端ぐらいまでは来られてそうですよね」


>>下1……地上の様子
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 22:38:14.07 ID:VAb4Hrhlo
見渡す限りのお花畑
215 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/28(月) 00:38:52.43 ID:NICuecMU0
地上に出た彼らの鼻腔を、
甘美なる花の香りが満たしていく
遮るものなき夕陽が西から東へ、
燃えるような光を迸らせている


炎魔「わーお!すごい光景です!」

男「ああ、壮観だ……」


全方位、見渡す限りの花畑
色とりどりの花が咲き乱れ、まるであの世へ来てしまったかのような雰囲気にただただ圧倒される
216 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/28(月) 00:43:05.83 ID:NICuecMU0
本日はここまでです
ありがとうございました
217 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/28(月) 18:59:45.85 ID:NICuecMU0
中華「いい香りだ……」

氷魔「……ですが……ここがどこかは……さっぱり分かりませんね……」

やる気「そっすね……こっから離れたらハッチ見失いそうで怖いっすし」


あまりにも茫漠としたその花畑に、
目印にできるようなものはなに一つとしてなかった


ぶりっ子「てか、これサイズによっては遭難しますよぉ」

怪盗「花畑で遭難なんて、メルヘンですね」
218 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/29(火) 01:38:47.99 ID:57swY3xD0
狙撃少女「うーん……」


どうにか外と連絡をしたいが、
狙撃少女の眼をもってしても、
周囲に人間の姿は認められなかった


炎魔「いやぁ、困りましたね」


どうしたものかと考えているうちに、
完全に陽は沈みきり、夜になってしまった
優しい夜風が一様な向きで花々を震わす
219 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/29(火) 01:44:49.14 ID:57swY3xD0
本日はここまでです
ありがとうございました
220 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/29(火) 19:27:06.50 ID:57swY3xD0
仕方がないので、
一旦地下に戻ろうかと考えていた所で異変が発生した


???「………………」


突如として地面から人型のなにかが出現した
それは花と人間が一体化したような姿をしている
肉体の器官の一部が、花に置き換わっているのだ


男「な、なんだ急に!?」

???「>>下1」
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/29(火) 19:40:02.63 ID:/YpMEXQE0
ドリアード「魔王様からあんたたちを招待したいから誘って来てくれ言われて来たんだよ!」
222 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/30(水) 00:46:59.12 ID:gXA7Dg+h0
ドリアード「魔王様からあんたたちを招待したいから誘って来てくれ言われて来たんだよ!」

中華「魔王っ!?」


みな物騒な単語に身構える
ここには二人の魔王がいたが、
それでも怖いものは怖いのだ


ドリアード「そうさね」

氷魔「……招待……パーティかなにかでしょうか……」

ドリアード「そんなところ」
223 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/30(水) 00:50:15.06 ID:gXA7Dg+h0
やる気「俺っちらと敵対するつもりはないんすね?」

ドリアード「うーん……そりゃ魔王様次第だろうね。問答無用で襲わせてないし、友好的なんじゃない?」

ぶりっ子「はぁ、そうですか……」

炎魔「質問っ!」

ドリアード「なに?……あ、燃えそうで怖いからちょっと距離取って」


炎魔はアグレッシブな性格で、全体的に距離が近い
植物の肉体を持つものにとっては、
恐怖そのものだろう


炎魔「あなたたちの言う、魔王とは?」
224 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/30(水) 02:06:57.08 ID:gXA7Dg+h0
ドリアード「我らが魔王の?」

炎魔「ええ、中華さんもやる気さんも魔王ですけど、結局どういう存在が魔王なのかよく分かってなくて」

ドリアード「肉体の形にはとらわれやしないよ、魔王の資格はね」

怪盗「心ですか」

ドリアード「そうとも、この花畑は魔王様の領域。美しき花をどこまでも愛する心が生んだ世界なの」
225 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/30(水) 02:08:27.22 ID:gXA7Dg+h0
本日はここまでです
ありがとうございました
226 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/30(水) 19:36:38.84 ID:gXA7Dg+h0
狙撃少女「へぇ……」

ドリアード「それで、来てくれるの?」

男「どうしようか……」

中華「ま、行ってもいいんじゃない?」

氷魔「……他の魔王と知り合えるというのは……またとないチャンスかもしれませんしね……」


行く方向で話は決まった
ドリアードはほっとした表情で、一行を案内し始めた


ドリアード「じゃ、ついてきて」
227 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/30(水) 21:29:56.66 ID:gXA7Dg+h0
彼女について行けば、
だんだんと遠くに建物が見えてきた
それは確かに城であったが、
魔王の居城というには些か絢爛すぎた


やる気「な、なんじゃありゃあ……」

ドリアード「我が主の趣味です」


花畑をずっと歩き、ついにその前までやってくる
護衛の兵士たちもその肉体が花に置き換わっていた
228 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/31(木) 03:30:12.71 ID:gRa/zmBJ0
彼らはドリアードの姿を見ると門を開けた
いかにも中世風の門が低い音を立てる


ぶりっ子「はぁ、いつかはこういう城に住みたいもんですねぇ」

怪盗「分かる〜」

狙撃少女「私は持て余しそうですね……」

ドリアード「こっちよ」


入った所にある大階段を昇るよう誘導される
正面には深紅の扉がある
229 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/31(木) 03:44:24.14 ID:gRa/zmBJ0
本日はここまでです
ありがとうございました
230 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/31(木) 19:26:54.82 ID:gRa/zmBJ0
真っ白な壁面と赤黒いそれのコントラストはエレガントだった


ドリアード「私が居られるのもここまで。あなたたちだけで中に入るの」

男「分かった」


去っていくドリアードを見送り、
一行は扉をゆっくりと開いた
そこはまさしく女王の部屋と言うべき内装が広がっており、中央に置かれたテーブルの上にはティータイムの用意がされていた


中華「っ!」


そして、テーブルに添えられた純白の椅子に魔王は鎮座していた


>>下1……魔王の姿
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/31(木) 19:32:09.40 ID:fCO7D7fX0
ショートヘアーが意外と似合っている、花柄のドレス越しでも分かるほどのマッチョなオネエ系男子(オカマじゃない)。
232 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/10/31(木) 21:07:58.11 ID:gRa/zmBJ0
オネエ魔王「ようこそ、どうぞおかけになって」

氷魔「……え……えぇ……」

やる気「失礼するっす」


そこに待っていたのは、花柄のドレスを着た______少なくとも肉体的には______男性の魔王だった


ぶりっ子「すっごい……」


鍛え抜かれたその肉体は、本人のたおやかな振る舞いを以てしてもなお隠し通せないほどの覇気を放っている
233 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/01(金) 03:12:18.13 ID:a4Esx5MF0
風貌と服装のミスマッチではない、
本人が持つその風格は充分な重圧を放っていた


オネエ魔王「そう緊張しないで」


短く、しかしどこか女性的に切り揃えられた髪をいじり、物憂げに告げる


怪盗「すみません、気を遣わせちゃって」

狙撃少女「『本物』のオーラを感じます……」
234 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/01(金) 03:14:03.80 ID:a4Esx5MF0
本日はここまでです
ありがとうございました
235 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/01(金) 18:38:02.06 ID:nigeASpUO
それから、一行は勧められるままに紅茶を飲んだ
香り高く、当然茶葉にもこだわっているようだった


炎魔「おいしいですね!」

オネエ魔王「ありがとう」

男「……本日はご招待いただき、ありがとうございます。不躾ですが……一体なぜ、我々を呼んだのですか?」

オネエ魔王「>>下1」
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/01(金) 19:17:18.67 ID:ZkM+OF3U0
貴方に依頼を受けてこの茶会を開いたのよ。 依頼の成功・失敗は問わないから、報酬は心配しないでちょうだい
237 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/02(土) 05:08:11.02 ID:m9/VbQvn0
オネエ魔王「貴方に依頼を受けてこの茶会を開いたのよ。」

中華「ははぁ……」

オネエ魔王「依頼の成功・失敗は問わないから、報酬は心配しないでちょうだい」


魔王から依頼とは、と緊張が走った
だが、彼はすかさず付け加えてそれを緩和させようとしている


氷魔「……ご寛大なのですね……」

オネエ魔王「美しいものに倣っただけ。それがポリシーだから」
238 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/02(土) 05:08:52.73 ID:m9/VbQvn0
本日はここまでです
ありがとうございました
239 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/02(土) 19:08:18.69 ID:m9/VbQvn0
やる気「それで、なにして欲しいんすか?」

オネエ魔王「随分せっかちね」

ぶりっ子「ま、色々立て込んでもいますからねぇ」

オネエ魔王「ふぅん、なにかあったの?」

怪盗「子供たちを預かっていまして……極東までどうにか帰さなきゃいけないんですよね」

オネエ魔王「……そう、あなたたちがよければ、一旦ここに連れてきても構わないけれど」
240 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/02(土) 21:05:31.62 ID:m9/VbQvn0
狙撃少女「……それは、仕事が終わってからにしましょうか」


彼がそんな人物であるとは思っていなかったが、
万が一のことを考えると見ず知らずの人物______加えて言えば、魔王などという肩書きを持っている存在______に子供をいきなり預けるつもりにはなれなかった


オネエ魔王「そうね……巻き込むのも悪いし」

男「……俺たちはいつでも動けます。もう夜ですが……なにをして欲しいんですか?」

オネエ魔王「>>下1」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/02(土) 21:44:09.46 ID:2lDoRVCUo
とある場所にこの花を届けて欲しいの
242 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/03(日) 03:45:51.01 ID:d+rUouMm0
オネエ魔王「とある場所にこの花を届けて欲しいの」


そう言って、一輪の花を差し出した
それは水色に輝くバラであった


炎魔「わぁ、綺麗!」

中華「なるほど……して、どこに届ければよいのですか?」


問えば、彼は地図を渡してきた
それがどこかの街の地図ならよかったものを、まさかの世界地図であった
243 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/03(日) 04:12:09.31 ID:d+rUouMm0
本日はここまでです
ありがとうございました
244 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/03(日) 18:56:54.20 ID:jRZ8BdHiO
オネエ魔王「ここ」


だが、目的地に印はつけてあった
場所としては、先ほど通過した帝国の領内であった


氷魔「……ふむ……帝国ですか……」

オネエ魔王「なにかおあり?」

やる気「いや、特にないっす」

ぶりっ子「誰に渡せばいいんでしょう?」

オネエ魔王「行けば分かるわ」
245 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/03(日) 20:30:43.02 ID:jRZ8BdHiO
怪盗「では、向かいますか?」

オネエ魔王「もう夜だから、ここで休んでいきなさい」


実際、地下水道をひたすら滑走したために疲れている
休んだほうがいいだろう


狙撃少女「……では、お言葉に甘えて」

オネエ魔王「夜はちゃんと寝ないと、美しさを損なうからね。身も心も」
246 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/04(月) 03:58:01.79 ID:4//qjggh0
魔王がそう言うとひとりでに入ってきた扉が開く
そこには先ほどのドリアードが控えていた


炎魔「あっ、さっきの方」

オネエ魔王「案内して差し上げて」

ドリアード「御意」


ぴりっとしたやり取りを交わし、
それからドリアードは大きな寝室へと一行を案内した
247 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/04(月) 04:43:12.79 ID:4//qjggh0
本日はここまでです
ありがとうございました
248 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/04(月) 19:34:01.48 ID:4//qjggh0
巨大な寝室で一行は寛いだ
フローラルな香りが安心感を出している


男「今日も慌ただしかったな」

中華「……大丈夫かな、帝国に行って」

氷魔「……私たちのことは……知られていないはずです……安心しましょう……」


と、明日のことについて散発的に話している
出かけるには遅い時間なのは言うまでもなく、
しかし寝るにもまだ少し早かった
男は誰かと話して時間を潰そうと考えるのだった


>>下1……なにをする?
1.中華と話す
2.氷魔と話す
3.やる気と話す
4.ぶりっ子と話す
5.怪盗と話す
6.狙撃少女と話す
7.炎魔と話す
8.自由安価
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/04(月) 19:35:08.12 ID:4a2FcoXqo
7
250 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/05(火) 02:43:21.12 ID:QL4WT7hO0
疲労を匂わせる彼らの中にも、
そういった気配をまるで感じさせない者がいた
それが炎魔である
男は、彼女に話を聞いてみることにした


男「炎魔、疲れてないのか?」

炎魔「結構疲れてますよ」

男「そうか?全然そんな感じがしないな」

炎魔「今ならぐっすり寝られますよ!」
251 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/05(火) 03:02:16.62 ID:QL4WT7hO0
本日はここまでです
ありがとうございました
252 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/05(火) 18:56:44.78 ID:QL4WT7hO0
男「……寝相ヤバいよな、炎魔」


一昨日の朝、華麗な軌道で空を回転していた彼女を思い出す


炎魔「私は夢の中でも飛び回ってますからね!」

男「そんな気がするわ……」


いつでも楽しそうな炎魔からは、
誰でも元気をもらうことができるだろう


炎魔「そういえば男さん、>>下1」
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/05(火) 20:10:55.45 ID:bgm32N6Oo
もし不死鳥と戦闘になってたら勝算はあった?
254 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/05(火) 20:52:30.83 ID:QL4WT7hO0
炎魔「もし不死鳥と戦闘になってたら勝算はあった?」


その質問に、男は一瞬驚いたような顔をした
だが、すぐに自信満々に答える


男「あるわけないっ!」

炎魔「ええっ!?」

男「最初はどうにかなるかもなーって思ってたが、実際目の前にするとダメだな、ありゃ」
255 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/05(火) 20:59:42.97 ID:QL4WT7hO0
炎魔「男さんがどうにかしてくれるって思ってたのに……」

男「そりゃむしろこっちの考えだ」

炎魔「え?」

男「火力勝負してやるって意気込んでただろ?だから色々と炎魔に任せるつもりだった」

炎魔「え、えぇ……」


彼女は複雑な表情をした
一意に定まらない感情を持っているのだろう


男「悪いな、頼りなくて」

炎魔「確かに、あそこで矢面に立たされるのは勘弁ですが……私を頼ってくれたことは素直に嬉しいです!」
256 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/06(水) 02:37:45.39 ID:RGakUHtt0
男「そんなにか……?」


ずいぶんポジティブに捉えているのだな、
と男は思った


炎魔「色々と世話になっていた期間の方が長いですから、少しでも恩返しがしたいのです!」

男「そうか、不死身だからと言って頼りすぎるのも悪いと思っていたんだが……」

炎魔「なんでも任せてください!」
257 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/06(水) 02:39:05.60 ID:RGakUHtt0
本日はここまでです
ありがとうございました
258 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/06(水) 19:20:41.87 ID:RGakUHtt0
今度からは炎魔をもっと頼るようにしよう、
と男は思うのだった


〜翌日・陽週木曜日〜


昨晩はボロボロだったので入れなかった風呂に軽く入ってから、一行は朝食の時間を迎えた


中華「昨日ので体も慣れたし、あの頃のように滑れそうだよ」

氷魔「……あの頃に比べれば……身体能力も上がっています……私はもっと綺麗に……滑りたいですね……」
259 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/07(木) 01:32:29.63 ID:MbNbzDBw0
やる気「じゃ、行ってくるっすねー!」


荘厳な城と、そこからこちらを見守る魔王にしばしの別れを告げ、花畑を歩く
ちゃんと先日見つけたハッチの元まで戻ることができた


ぶりっ子「まずは、あの教会を目指しましょうかぁ」

怪盗「どうします?雷なんて落とされたら……」

男「ふむ……その時は炎魔、頼んだぞ」

炎魔「ま……任せてくださいっ!」
260 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/07(木) 01:36:00.39 ID:MbNbzDBw0
本日はここまでです
ありがとうございました
261 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/07(木) 18:16:54.94 ID:Ok2j2F9BO
昨日来た道を戻り、あの教会の下まで来た
まだ塞がれていなかったそのハッチを開き、
埃っぽい教会へと再びやってきたのだ


気弱少女「………………」


そういえばあの少女はどこにいるのか、
と誰もが思った
見れば、教会の中心で静かに祈っていた


狙撃少女(お取り込み中ですね……)
262 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/07(木) 20:48:02.57 ID:MbNbzDBw0
一行は彼女を刺激しないように、
静かに教会を出ることにした


男「………………」


なるべく静かに入り口の大きなドアを開く
少しだけ、木材の軋む音はするだろう


炎魔「すぅ……」


軽く息を吸って、彼女は一歩教会の外へと歩み出た


>>下1……異変は起こったか
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/07(木) 20:49:51.49 ID:UEzu0L12o
何かの加護から外れた感覚がある
264 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/08(金) 01:03:05.43 ID:A5UqdB5u0
目に見えて異常な変化が確認されなかったので、
炎魔に続いて一行も外に出た


中華「うん……?」

炎魔「あ、やっぱり変な感じしますよね?」


誰もが違和感を感じている
炎魔はそれを言語化することはできなかったが、
氷魔にはなんとなく分かっていた


氷魔「……これは……加護が失われた状態……でしょうね……」
265 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/08(金) 01:05:05.57 ID:A5UqdB5u0
本日はここまでです
ありがとうございました
266 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/08(金) 19:25:31.81 ID:A5UqdB5u0
やる気「ああ、この教会の神が守ってくれてたんすね」

ぶりっ子「あの女の子がここから出たがらないのも納得ですねぇ」


帝国領内に入ることは成功したものの、
現在位置は正確には不明のままである


怪盗「ともかく、この森を抜けましょう」
267 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/08(金) 19:29:45.45 ID:A5UqdB5u0
一行は静かな森をひたすらに進む
ずっと地下を移動していた彼らにとって、
森の清廉な空気は非常に心地よいものだった


狙撃少女「森の向こうに……ありますね、街が」

男「相変わらずだが……よく見えるな」

狙撃少女「空気が澄んでいるので、いつもよりちょっと遠くまで見えます」

中華「それで、どんな街が見えるんだい?」

狙撃少女「あれは……>>下1ですね」


1.辺鄙な村
2.普通の街
3.城下町
4.城塞都市
5.商業都市
6.自由安価
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/08(金) 19:34:22.53 ID:qJygMs7DO
1
269 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/09(土) 04:06:19.17 ID:gQqWPmZN0
狙撃少女「辺鄙な村ですね……あまり沢山の人はいなさそうです」

氷魔「……好都合ですね……あの教会から出てきたことを含め……叩けばホコリが出る身ではありますから……」


遠くにその村が見えてきた
居住地をはるかに上回るスケールの農園と、
こじんまりとした居住区が特徴的だ


やる気「あとは、どれだけ警戒されないかっすね」
270 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/09(土) 04:07:18.81 ID:gQqWPmZN0
本日はここまでです
ありがとうございました
271 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/09(土) 19:21:20.31 ID:q+GvBXtZO
村に入った一行は、
農作業を終えて日陰で休んでいる老人に遭遇した


ぶりっ子「こんにちは〜!」


全力で愛想を振り撒くのはまさしく彼女の得意分野だった
自らの孫を思い出したか、
老人はかなり上機嫌で挨拶を返してくる


老人「おお、こんにちは。旅の人かい?」
272 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/10(日) 04:30:06.58 ID:L9AguorT0
怪盗「はい、そうです!」

老人「それはそれは……元気がよくて結構なことじゃ」

炎魔「私なんかは元気が取り柄みたいな所ありますからね!」

狙撃少女「……つかぬことをお聞きしますが」

老人「うん?なんじゃ?」


狙撃少女は、彼に地図を見せた
273 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/10(日) 19:38:45.75 ID:L9AguorT0
すみません寝落ちしました


狙撃少女「ここは、この地図で言うとどの辺りでしょうか?」

老人「そうじゃな、だいたいこの辺じゃ」

狙撃少女「ありがとうございます」


礼を言ってから、その老人と別れた
狙撃少女は老人に言われた場所に印をつけている


男「それで……ここから目的地までは大体どのぐらい歩けば着きそう?」

狙撃少女「>>下1」
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 20:05:02.89 ID:NyKeEZgZo
馬車に乗って1日くらいかの
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 20:05:33.19 ID:NyKeEZgZo
かの→かな
276 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/11(月) 01:25:49.72 ID:ob296oR50
狙撃少女「馬車に乗って1日くらいかな」

中華「うーん……結構遠いね」

氷魔「……帝国領は……かなり広いんですね……」

やる気「ま、のんびり行くっすよ。馬車は途中で拾えたらラッキーってことで」


実際、この農村に馬車は来ないだろう
作物を輸送するための馬車なら来るかもしれないが、
今は時期ではないと一行は判断した
277 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/11(月) 01:29:05.86 ID:ob296oR50
ぶりっ子「こういうとこを歩くのって、随分久しぶりな気がしますねぇ」


長閑な街道を進みながら、ぶりっ子はそう溢した


怪盗「確かに、最近はもっぱら馬車移動か、変な場所しか歩いてないかも」

狙撃少女「そうですね……散歩みたいで気分が楽です」

炎魔「天気もいいし、楽しいですね」
278 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/11(月) 01:31:57.47 ID:ob296oR50
本日はここまでです
ありがとうございました
279 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/11(月) 18:18:30.76 ID:ob296oR50
ひたすら歩き、太陽が西に傾きだした頃
街道のど真ん中に止まっている馬車のキャラバンを見つけた


男「ん……?」


どうやら彼らは何らかの事情で足踏みを余儀なくされているようだった
嘆息がときおり聞こえてくる


中華「なんだろう、あの商隊」
158.87 KB Speed:4.4   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)