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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part3
- 731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/24(土) 19:02:30.19 ID:vnnQn3rFo
- このコンマ補正は戦っても結構余裕そう
- 732 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/24(土) 19:44:41.40 ID:821op0bT0
- 分体クロシュ「ま、まって……!」
妖精「クロシュ!?」
レイ「く、クロシュちゃん!?」
分体クロシュ「あの……これ……」スッ
亡国王のペンダント「」ポン
ザイル「……それは……!」
分体クロシュ「えと……この前……落としてった、から……」
ザイル「……返してもらおう」スタッ
分体クロシュ「うん……」
ザイル「……」スタスタ
分体クロシュ「……」
亡国王のペンダント「」パシッ
ザイル「……確かに、オレのペンダントだ」
分体クロシュ「うん……」
ザイル「…………なぜ、仕掛けてこなかった? オレを不意討つ好機だったはずだ」
分体クロシュ「……?」
妖精「……クロシュはそんな姑息な真似をするスライムじゃないからね」
ザイル「…………このスライムだけではない。お前たちもだ」
イリス「えっ? えと……だって、卑怯じゃないですか」
ミスティ「……そうね。私は別に卑怯でも良いんだけど……クロシュの思いを踏みにじる真似はしたくないもの」
エバンス「だな。クロシュちゃんがちゃんと返すって決めたんなら、仲間である俺たちがその邪魔をするわけないだろ」
ローガン「うむ。例え強敵を倒す千載一遇の好機であってもな」
レイ(はわわ……かっこい〜!! クロシュちゃんも、クロシュちゃんの仲間たちも……!!)キュンキュン
ザイル「……」
↓1コンマ
01-60 オレにも矜持がある
61-90 面白い
91-00 気に入った
- 733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/24(土) 19:47:01.08 ID:LylWdCrB0
- あ
- 734 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/24(土) 20:07:05.69 ID:821op0bT0
- ザイル「……オレにも矜持がある。今この場でお前たちを撃滅するのは……リーリアの王として、恥ずべき行為だ」スッ
分体クロシュ「!」
ザイル「……ゆえに今回は退こう。誇りを失った王に国の再建などできぬ」
妖精「……できれば毎回退いて欲しいんだけど」
ザイル「それは無理な相談だ。あの光はオレの……リーリアのものだ」
妖精「いやだから、あれは世界樹の光で……」
ザイル「フッ……つまり、先に手にした者のものというわけだ。ならば次は誰よりも早くオレたちが手に入れるまで」
妖精「むー……」
ザイル「ではまた会おう。お人好しスライムとその仲間たちよ」タンッ バサッバサッ
☆亡国王のペンダントを返しました
◇
- 735 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/24(土) 20:07:49.64 ID:821op0bT0
- ―小さな島
焚き火「」パチパチ
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
レイ「シノホシのリーダーなんて、私なんか足元にも及ばない大大大悪党の極極極悪人じゃないですかァ……」
妖精「まあ……確かにそうかもね」
レイ「私ってそういう人に比べたらすっごい潔白だと思いませんか!? テロなんてしたことないですし!!」
ミスティ「まあ……指名手配犯であることに違いはないけどね」
レイ「うぐゥ……! ミスティおねえさん、手厳しい……!」
ミスティ「私、多分あなたより年下なんだけど……」
小さな島で野営します
↓1〜3 自由安価 何をする?
- 736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/24(土) 20:08:23.30 ID:JJLl5hXM0
- 人魚と出会う
- 737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/24(土) 20:14:28.48 ID:oaJoK6+Ko
- レイちゃんの症状?を和紙く聞き取ってフラナさんにお手紙で相談出しておく
- 738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/24(土) 20:16:03.54 ID:Z39ZO4+DO
- クロシュ、レイとお話し
過去の事とか
- 739 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/24(土) 21:16:01.35 ID:821op0bT0
- ―夜
小さな島 岩礁
ザァーン… ザパァーン…
クロシュ「……」
妖精「どしたの、黄昏れちゃってさ」
クロシュ「妖精さん……。えと……さっきの……ザイルさんの、こと……」
妖精「あのテロリストがどうかしたの?」
クロシュ「……ペンダント……すっごく、大事そうに……してた……」
妖精「そうだね。よほど思い入れがあったんじゃない?」
クロシュ「……うん……」
妖精「なあに? 国を喪った元国王だからって同情してあげてるの?」
クロシュ「えと……わかんない……」
妖精「そっか。でもあんまり考えすぎても疲れちゃうから、ほどほどにね」
クロシュ「うん……」
人魚「あら、あらら?」ヒョコ
妖精「わっ! 誰!?」
人魚「通りすがりの人魚ですよぉ〜」ニコ
クロシュ「わあ……」
妖精「人魚……? この辺の海に人魚なんていたっけ……?」
人魚「さぁ〜? 私たちはずうっと東の方からはるばる泳いできたのでわかりませんねぇ〜」
クロシュ「ひがし……?」
妖精「なんでまた?」
人魚「ちょっと海が荒れてまして〜。荒潮が落ち着くまでは別のとこで過ごそうかなぁ〜って話になってぇ〜」
妖精「へぇ、そうなんだ……。東って具体的にどの辺り?」
人魚「ん〜とぉ〜……オノゴロ諸島ってわかりますかぁ〜?」
妖精「えっ、オノゴロの辺りからここまで泳いできたの!?」
人魚「人魚は速いのです〜」
クロシュ「わあ……」
人魚「うふふ……それにしても、スライムさんと妖精さんなんてかわいい組み合わせですねぇ〜」
クロシュ「そうなの?」
人魚「そうですよぉ〜。あなたたちはどちらからおいでで〜?」
妖精「私たちは――」
*
人魚「ほえ〜、イスファハーンまでぇ……」
妖精「うん。あなたは行ったことある?」
人魚「うふふ、前に行った時は珍しい亜人種だ〜って捕まっちゃいそうになっちゃいましたねぇ〜」
妖精「そ、そう……」
- 740 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/24(土) 21:16:30.04 ID:821op0bT0
-
ザァーン ザパァーン…
人魚「あっ、みんなに呼ばれてるのでこの辺で失礼しますねぇ〜」
妖精「あ、うん。お話ありがと、元気でね」
クロシュ「ありがと……!」
人魚「はい〜、妖精さんとスライムさんもお達者で〜」フリフリ ピョンッ
ザブンッ
クロシュ「人魚さん……」
妖精「人魚が水上に上がってくるのは珍しいんだけど、いろいろお話が聞けたね」
クロシュ「うん」
◆
- 741 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/24(土) 21:17:42.83 ID:821op0bT0
- ―小さな島 野営地
焚き火「」パチパチ
イリス「あの……レイさんって……悪いことをしたくてしてるわけじゃないんですよね?」
レイ「!!! そ、そうなの!! 私、悪いことしたいわけじゃなくて……ほ、ほんとに仕方なくて……!! イリスちゃん、わかってくれるの……!!?」
イリス「は、はい。見てればわかります」
レイ「イリスちゃんんんん!!!」ジワワ
イリス「……あの……以前、魔法がなんで使えてるのかわからないって言ってましたよね。どうしてそんな状態なのか、心当たりはありますか?」
妖精「あ、それ私も気になる! 聞かせてくれる?」ヌッ
クロシュ「わたしも……」ヌッ
レイ「わわ……! わ、わかりました……。え、えと……わた、私……昔、孤児だったん、ですけど……。なんか、いつの間にか変な宗教団体に閉じ込められてて……。何がなんだか、わからないうちに、変な儀式とかを何回かさせられちゃって……き、気が、付いたら……体中に、変な模様が、あ、あって……」
イリス「模様……?」
妖精「見せてもらってもいい?」
レイ「えっ……で、でもォ……」モジモジ
妖精「大丈夫だよ、ここは女しかいないし」
イリス「ご、ごめんね。でも調べる為だから……」
レイ「うぅ……。わ、わかりましたよォ……」ヌギヌギ
パサ…
レイの体中に刻まれた紋様「」ビッシリ
イリス「……!?」
妖精「こ、これは……」
レイ「も、もういいですか……!?」
妖精「待って! もう少し見させて。クロシュ、これ模写できる?」
クロシュ「ん!」
レイ「ひぃん……」ジワワ
*
レイの紋様の模写「」ピラッ
レイ「はぅぅ……これ、絶対他の人に見せないでくださいよォ……」ジワワ
イリス「妖精さん、これ何かわかる……?」
妖精「これ……あんまり詳しくないけど、たぶん古代呪文だ」
レイ「ここ、古代呪文!!? なんでそんなものが私に……!!?」
妖精「さあ……。ごめん、この呪文の意図や効力まではわかんない。せめて地域や年代くらいは特定したいところだけど……」
イリス「……そうだ、先生に聞いてみれば――」
妖精「そっか、フラナなら! ねえレイ、この模写だけど……魔族国にいる専門家に聞いてみたいんだけど、送っても良いかな?」
レイ「えっ……こ、ここにいる人以外に……?」
妖精「だ、大丈夫だよ! そいつも女だし、これに描かれてるのも紋様だけでしょ?」
レイ「うぅ……でも、この模様のことがわかれば……消したりもできるかもしれないんですよね……? それなら……」
イリス「うん……責任を持って先生に聞いてみるよ」
☆フラナへレイに刻まれた紋様についての手紙を出しました
*
- 742 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/24(土) 21:19:02.73 ID:821op0bT0
- 焚き火「」パチパチ
レイ「はぁ……。何かわかればいいんだけどなぁ……」
クロシュ「レイさん……」
レイ「クロシュちゃん……。ごめんね……あんな汚い模様なんか、描かせちゃって……」
クロシュ「んーん……。きたなくない……。レイさん……お肌、きれいだった……」
レイ「ふえっ!? きき、きれい……!? わた、わたし……!?」
クロシュ「うん……」
レイ「え、えへ、えへへへ……。き、きれいなんだ……わたし……」
クロシュ「うん……」
レイ「えへ……でもクロシュちゃんのお肌も……ぷにぷにでとっても綺麗だよォ……」ニヘニヘ
クロシュ「そうなの?」
レイ「うん……」
クロシュ「んへへ……この肌はね……フメイちゃんの、お肌……!」
レイ「んえ?」
デロデロ…ポン!
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
レイ「あ、あああーっ!!! そ、そうだった! クロシュちゃんはスライムさんなんだったァー!!」
モニョモニョ…ポン!
レイクロシュ「レイさんと、おそろい……!」ポン!
レイ「あ、あわわわ! だ、だめだよおクロシュちゃん! かわいいクロシュちゃんが私なんかと同じ姿になっちゃ……!」
レイクロシュ「模様も……」ヌギヌギ
レイ「はわわわわーっ!!! だめだめ、だめーっ!!!!」
☆レイと親交を深めました
◆
- 743 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/24(土) 21:20:28.86 ID:821op0bT0
- というわけで、少し早いですが本日はここまでとなります。次回から国際商業都市イスファハーン編開始です
イスファハーンへ向けて海を行くクロシュ一行のもとへ、一時的に行動を共にすることとなったレイさん。そして前回のリベンジを果たすべく空を飛んで襲い来るザイル氏。ザイル氏にはペンダントを返して退け、夜闇の中でレイさんを脱がせてその柔肌を確かめるクロシュたち……とても濃密な1日でしたが、今回は短縮した旅路なのでイスファハーンはもうすぐです。権謀術数渦巻く狂気の商業都市イスファハーンで、クロシュたちを待ち受けるものとは――
それでは本日もありがとうございました。明日の日曜は更新できなさそうなので、次回は来週の土日となります。よろしくお願いいたします
- 744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/24(土) 22:57:48.57 ID:oaJoK6+Ko
- 乙
レイさんは絶対クロシュヴィアに会わせてはならん気がする…
ネームド強敵に入ってきたザイル氏はやけに執着してきて怖いっすね
- 745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/26(月) 00:42:48.82 ID:KyVlwZ+DO
- 乙です
クロシュ大好きレイさん癒される
最初に会った時に殺されかけたセイン君とは次に会った時にはどうなるのかな
- 746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/28(水) 16:03:50.98 ID:6RO1KcgE0
- 乙 提案なんだけど
>>716でローガンがユーシリア帝国の魔法騎士団って分かったのでローガンが騎士団時代にどのように過ごしていたのか知りたいのでローガンが所属していた魔法騎士団のメンバーを安価募集するのはどうでしょうか。
- 747 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/28(水) 22:52:45.17 ID:C94IQ8TO0
- レイさんがクロシュヴィアちゃんと出会ったらどのような反応をするかはわかりません。レイさんはクロシュちゃんのことが好きなようなので、同じくクロシュちゃんを好いているクロシュヴィア氏と馬が合う可能性はあります
ザイル氏は特別執着しているわけではないかと思われますが、この前戦ったばかりでまた襲ってきたので、ストーカーのように思われても仕方ないかもしれません。なおペンダントを拾っていなかった場合は、この海路で襲ってくる強敵はコンマでした。良くも悪くもペンダントが彼を引き寄せてしまったのでしょう
レイさんはクロシュさんが実際とても好きなようです。犯罪者としても賞金首としても見ないクロシュの態度は、実際レイさんにとって心地の良いものなのだと思われます
レイさんとしては、セインくんはとても会いたくない相手です。逆にセインくんはレイさんを見つけたら犯罪者として捕まえようとする可能性がありますが、近くにクロシュがいたりすればセインくんを止めることも可能かもしれません。セインくんは憲兵ではないので、クロシュに止められればあっさり矛を収める可能性が高いです
ローガン氏は以前、ユーシリア帝国の魔法騎士団に所属していたようです。そこで彼がどのように働いていたのかはまだはっきりわかっていませんが、それについてはユーシリア帝国編に突入する前後辺りで触れられることがあるかもしれません
そしてユーシリア帝国の人については、ユーシリア帝国に到着する前にどこかで募集する予定です。どのような募集内容になるかはちょっとまだ未定なので、続報をお待ちいただけると幸いです
- 748 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/28(水) 22:56:38.72 ID:C94IQ8TO0
- ―テラヌス砂漠
巨大なオアシス
水面「」ユラユラ
雨乞い巨大スライム「〜〜♪」モニョモニョ
フメイ「……」ノンビリ
アリシラ「……」ノンビリ
フメイ「ねえ」
アリシラ「なあに? フメイちゃん」
フメイ「……次の世界樹の光、まだ見つからないの?」
アリシラ「あ〜……実は、ちょっと見つかりかけてるというか……」
フメイ「なんでもっと早く言わないの」
アリシラ「いやぁ、それがさぁ〜……」
フメイ「?」
アリシラ「空なんだよ!!!!」
フメイ「……は?」
アリシラ「だからぁ、空!! お空の上なの!!!」
フメイ「ええ……? それ、本当?」
アリシラ「多分ほんと! まだはっきり掴めたわけじゃないし、場所が場所だから言いだすのを迷ってたんだよぉ!」
フメイ「そ、そう……」
アリシラ「……しかも多分、そこらの飛竜とかでも届かない上空な気がするんだよねぇ……」
フメイ「フメイの爆歩で飛んでくのは?」
アリシラ「フメイちゃん一人ならいけるかもだけど、私は絶対もたない……」
フメイ「……つまり?」
アリシラ「打つ手、なし!!!!」
フメイ「……」
◆
- 749 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/28(水) 22:59:03.76 ID:C94IQ8TO0
- 次回の更新の前に、国際商業都市イスファハーンの御三家当主をそれぞれ募集する予定です。よろしくお願いいたします
〈国際商業都市イスファハーン〉
■概要
世界の半分と言われしめるほど富を集積した国際都市
そして世界で最も貧富の差がある国家でもあり、世界一の大富豪が在住している傍ら各地にスラム街が広がる
世界一の高さを誇るタワーがあり、それが国家と富の象徴
御三家と呼ばれる大富豪一族の合議制をとっている
国家の華やかさと暗部のコントラストが最も激しい通称欲望と絶望の国
■産業
商業が発展しており何でも売っている
農作物や鉱物、果ては奴隷、兵器、内臓など誰かが欲しいと思ったものは必ず揃えられる
■情勢
とある御三家の一角は兵器武器の輸出目的で各国の紛争の裏で暗躍しており、子飼いの諜報機関やテロリストも存在する
現在、御三家同士の権力争いが激化しており、様々な思惑が暗躍する不安定な状況にある
なお近年はセイントレア王国の魔導機械兵器にシェアを奪われつつある
*
〈今回の募集キャラクター〉
@御三家の一つ。最も大きな富と権力を持つ。都市経済を支配する商業の盟主。特にブランド品や希少品、高級奴隷の取引に強い。
また、都市の社交界を牛耳っており、豪華なパーティやイベントを頻繁に開催している。絢爛の象徴。
A御三家の一つ。武器や兵器の製造・販売を専門とする。都市の防衛や治安維持にも深く関わっている。
また、強力な私兵と諜報機関を持ち、国内外で暗躍している。武力の象徴。
B御三家の一つ。美術館や劇場、教育機関などを運営し、文化・芸術方面に大きな影響力を持つ。また、科学や医療の分野でも先進的な研究を行っている。
表向きはスラム支援などの慈善活動に力を入れているが、裏ではスラムの民を利用して非人道的な研究や実験を行っている。智慧の象徴。
*
(@の当主のテンプレート)
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】イスファハーンで最も大きな富と権力を持つ一族の当主。
(Aの当主のテンプレート)
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】イスファハーンの軍需・防衛産業を担う一族の当主。
(Bのテンプレート)
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】イスファハーンの文化・芸術を支える一族の当主。
*
〈新しいルール〉
・今回は同一IDで@〜Bにそれぞれ1つづつ投下するのもOKとします。ただし投下した案が採用となった場合は、以降の募集への投下はお控えください
・採用とならなかった案のキャラクターも、若干設定を変更するなどして登場する可能性はありますが、必ず登場するとは言えないのであまり期待しないでください
・同一IDで複数案投下していた場合、登場する可能性のあるキャラクターはそのIDの投下した案の中で最もコンマが高かった1人までとさせていただきます。ご了承ください
*
募集の方式は前回と同じく、それぞれ10分間に投下されたものの中で最もコンマの大きかったものとします
募集時間は今週の土曜14時からの予定です。土曜になりましたら改めて告知させていただきます。よろしくお願いいたします
他にご質問などありましたらいつでもどうぞ
- 750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/28(水) 23:07:05.92 ID:D6fZE5Q1o
- 告知ありがとうございます
アリシラさん草
- 751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/28(水) 23:22:32.76 ID:ftg9K+IEO
- おつ。
キャラ安価は時間的に参加できそうにないな。残念。
- 752 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/29(木) 23:24:43.17 ID:gr5O/JLw0
- 言われてみれば確かに、10分だけというのは短かったかもしれません
ここで急にルールを変えるのも混乱するので、今回は時間外投下も可能という形にしたいと思います
今週土曜の 00:00:00 〜 13:59:59 の間であれば、規定時間外でも受付可能といたします。その場合は投下した案が@〜Bのどれに該当するかをご明記ください
>>749に書いた募集時間でも通常通りに募集する予定です。その結果と時間外投下の結果を合わせ、その中で最もコンマの高い案を採用といたします
よろしくお願いいたします
- 753 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 00:00:12.41 ID:JcoC4lzH0
- それではこれより 13:59:59 までの間を時間外投下期間といたします。時間外投下のルールについては>>752をご確認ください
そして本日14時より10分づつ、それぞれの投下時間が開始されます
こちらについては>>1の開始宣言などがなくとも、下記時間内に投下していただいて大丈夫です
また、ご質問などありましたら遠慮せずどうぞ
よろしくお願いいたします
時間外投下期間
↓ 13:59:59 まで
@の首長
↓ 14:00:00 〜 14:09:59 の間+時間外に投下された@の案の中で最もコンマの大きいもの
Aの首長
↓ 14:10:00 〜 14:19:59 の間+時間外に投下されたAの案の中で最もコンマの大きいもの
Bの首長
↓ 14:20:00 〜 14:29:59 の間+時間外に投下されたBの案の中で最もコンマの大きいもの
- 754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 09:20:00.68 ID:yMUcZsOyO
- A
【名前】グラドス
【種族】阿修羅
【性別】男
【年齢】34
【容姿】癖毛で長い黒髪。焼けたかのような赤い肌。一見長身痩躯だが筋肉質ないわゆる細マッチョで、四本の腕を有する。獰猛な野獣を思わせる野性味溢れる面構え。
【性格】三度の飯より戦が好きな生粋の戦闘狂。堅気の人間に(積極的には)手を出さない主義で、戦闘が絡まなければ気の良いあんちゃんでもある。イスファハーンの中では善良な人物。
【魔法】天
【備考】イスファハーンの軍需・防衛産業を担う一族の当主。一口に軍需・防衛産業と言っても傷病者への各種支援や福祉、あるいは基地や街道をはじめとしたインフラの整備など意外と幅広い分野の産業を担っている。
イスファハーンに古くから存在する名門の一族の当主で、野性的な顔立ちとは裏腹に古風な話し方をし頭も良く一族の当主としても前線の指揮官としても非凡な才覚を見せる。
己の生き方を何よりも優先するタイプで、それゆえに自身も前線に出て強い者に戦いを挑む癖がある。
王国の異種族排斥に対しては「気に食わない」と思う反面、闇雲に戦争することには反対であり現在王国内の穏健派や反体制派への支援、異種族の保護など避戦に動いている。
魔法を剣に纏わせて戦う魔法剣士で薙刀と投げナイフが武器。防具は急所を守る程度の軽装。
手数の多さと初見の敵でも弱点を見抜き攻める洞察力、対応力の高さなど攻撃能力が非常に高いのが特徴で、四つの魔法を合成するという切り札を持つ。
戦闘は好きだけど戦争はNGな人とか実は弱者救済に熱心とか色々書きたいけど、うまく文章がまとまらんね。
- 755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 09:46:13.91 ID:MOl+Zp3i0
- @
【名前】カーヤ=ミストレル
【種族】人間と魔族のハーフ
【性別】女
【年齢】5000歳
【容姿】黒髪ロングの女性。頭には角が2本生えており、和服っぽいドレスを着ている。
【性格】常に眠そうにしている怠け者だが、有事の際の状況判断力に長けている。
【魔法】速度魔法(自分や敵の速度を自在に操る)と重力魔法に長ける。
【備考】イスファハーンで最も大きな富と権力を持つ一族の当主。先代から莫大な財産を受け継いだ。
基本自宅で怠けているが身内や町に対する愛は強い。
- 756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2024/08/31(土) 12:09:31.24 ID:qED6IVF7o
- B
【名前】ソーリス・ブァン・ロスチャイルド
【種族】人間
【性別】男
【年齢】54
【容姿】灰色髪のオールバックで立派な口ひげを蓄えた、彫りの深い顔。笑顔が怖い。
【性格】自信家だがあいての尊重はできる。(種族として)人が好き。
【魔法】闇魔法:他人の負の感情を魔力の素にすることもできる
【備考】イスファハーンの文化・芸術を支える一族の当主。
人間の本質は闇、だからこそ芸術や文化が輝く、が信条。医術発展の為の人体実験も根本は芸術を生み出すため。
実の所お金稼ぎはそんなに好きじゃない、けど割り切って活動のために色々できる人。
人体実験も相手が納得して契約書まで交わすキチンとした方法を取っている……命に関わる内容でもなぜか'交渉'して了承して貰うことが多いが。
- 757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 12:30:21.09 ID:cxcCMpy3o
- B
【名前】アイナ・ロード
【種族】人間であり魔女
【性別】女
【年齢】800
【容姿】セミロングの赤髪に白衣が映える笑顔が素敵な美人さん。
【性格】知識欲・探求欲の塊。知りたいと思ったことは即座に行動する行動力の鬼。倫理はそこに置いてきた。
【魔法】影魔法の使い手で影から突然現れる。神出鬼没。影隠れによる逃げ足の速さは随一。無数の影で突き刺してきたりと攻撃も多彩。
【備考】イスファハーンの文化・芸術を支える一族の当主。当主でありながら本人も現場でバリバリ働く医学者兼魔導学者。ただの人間であるが、魔導医術の粋を集めて不老に至っている。しかし、不老の術は不完全で身体が今にも崩れそうな痛みに常時苛まれており、それをごまかすため作り笑顔を常時張り付けている。永遠に自らの知識欲を満たすためだけに生きており、その過程でどれだけの犠牲が出ても心は痛まない。ただの悪役。魔女に列せられる一人でもあり科学と魔法の2つを使い分ける天才。
昔、大魔女の弟子をしていたこともあるが、そこで垣間見た神域の才能に嫉妬を覚えそれが不老へと意識を駆り立てた。
- 758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 13:07:40.87 ID:Y3xSIdv1O
- A
【名前】シュヴィア・オーデルシュタイン
【種族】オリハルスライム
【性別】男
【年齢】1200
【容姿】普段はむすっとした顔のスーツを着た人間の姿をとっている。
【性格】気難しい
【魔法】空間魔法
【備考】オリハルスライムの中でも希少金属の含有量が大幅に高く、オリハルコンそのものスライム。レア中のレア。何しても物理的なダメージは受けない。しかし希少なスライムだと追いかけ回され攻撃され、それで身体が傷付くことはないが心が痛くて仕方がない。レアというだけで誰も受け入れてくれない恨みつらみが現在の彼を形作っており、基本的に同じオーデルシュタイン家の者かスライムにしか心は開かない。人間、特に冒険者は嫌い。
攻撃されるトラウマから強力な兵器や私兵、諜報機関を作り上げた。反撃能力を越えて他国と大戦争でもするつもりかという武力を備えてしまっている。大昔に存在したと言われるスライムの王国を復活させることが夢。スライムたちが幸せで脅かされず安寧に生きていくためには武力が必要と結論付けた。
- 759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 14:00:55.09 ID:sJ9CD+oDO
- @
【名前】レベッサ・フィンマオ
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】14
【容姿】紫色の髪をして豪華なドレスを着た少女であるが、少女とは思えない威厳さとカリスマがある
【性格】冷静沈着でリアリスト。除いて自分にも他人にも厳しく、1人の例外を除いて心を開かない
【魔法】雷魔法
【備考】イスファハーンで最も大きな富と権力を持つ一族の当主。
僅か12歳の時に当主に就任したときは、様々な勢力や人物が富や権力の乗っ取りや傀儡としての利用を目論んだが、それを全てはねのけ勢力を維持してきた。
その正体は本物のリリアのお世話係兼遊び相手だったメイド。
本物のリリアは病弱の上気弱で優しすぎる性格だったため次期当主として不向きと判断、血の繋がりより家の発展維持を優先した先代当主達にによって魔法と科学技術による整形と肉体改造を行われた。(才覚自体は彼女本来のもの)
彼女自身はこの運命を受け入れているが、1人の例外である本物のリリアには普通の幸せな生活を送って欲しい
- 760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 14:01:10.93 ID:OUlUB8Q+O
- (@の当主のテンプレート)
【名前】リチャード・デンネル
【種族】人間
【性別】男
【年齢】36
【容姿】スーツを着ており、背が高く筋肉質。スキンヘッドでサングラスをかけている。腰には蛇腹剣を付けている。
【性格】平等主義者で人、魔物関係なくフレンドリーに接している。流行に敏感。
【魔法】頭脳魔法(ユニーク魔法で自身のIQを上げる魔法)、雷魔法。
【備考】イスファハーンで最も大きな富と権力を持つ一族の当主。かつてはある魔法騎士団の参謀を勤めていたが辞めてからは当主となる。その頭脳を活かし都市経済をさらに発展させた。戦闘も得意で頭脳魔法で相手の魔法や攻撃などを瞬時に分析、相手の攻撃や動きを何パターンか予測する事で対応できる。他にも蛇腹剣を巧みに操り、雷魔法を駆使する。彼の知識を借りる為にフラナやマーベルなどが相談に来た事がある。
- 761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 14:01:11.28 ID:nbHd0jBY0
- 【名前】エミリオ・ゲンズブール
【種族】人間
【性別】男
【年齢】12
【容姿】サラサラとした金髪の美少年。服装は見るからに高そうなスーツに半ズボン
眼の色は髪同様に金色だが、魔法発動時は片眼が紫色のオッドアイ状態になる
【性格】子供とは思えないほど落ち着いており、常に丁寧な口調で話す
だがそれ故に年相応の子供らしさは感じられず、却ってそれが不気味さを漂わせている
【魔法】魔眼魔法。この魔法の使い手は彼以外にも複数確認されているが、どのような効果が現れるかは使い手によって大きく異なる
ちなみに彼の場合は相手を見つめることで相手が最も恐れているものの幻覚を見せ、心身共に蝕むというものである
殺傷能力はないが、場合によっては精神が崩壊して最悪死に至ることもある
【備考】イスファハーンで最も大きな富と権力を持つ一族の当主。
先代の当主であった父が病に倒れた為、代理という形で12歳という異例の若さで当主を務めることとなる
当初は子供が当主を務めることに反発も多かったが、幼い頃から父に徹底した帝王学を叩きこまれていたお陰で、いざ当主の座に就くとその手腕を遺憾なく発揮し周囲の声を一気に反発から称賛へと変えることに成功する
だがその一方先代の病気に関して、「自分は父よりも優秀な存在だ」と感じた彼自身が当主の座を奪う為に引き起こしたのではないかという噂がまことしやかに囁かれており…
- 762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 14:02:29.50 ID:4Duqzyf6o
- 【名前】ブレア・ホーエンハイム
【種族】電子妖精
【性別】なし
【年齢】0歳
【容姿】タブレット状の液晶が宙に浮いており、そこから文字や音声によって他者とコミュニケーションをとる。
【性格】合理的で機械的
【魔法】電撃
【備考】イスファハーンで最も大きな富と権力を持つ一族の当主。ホーエンハイム家は世界一の大富豪であり、これからもより合理的に稼ぐためにもはや人のように感情に左右される存在ではダメだとして、電子妖精を創り上げた。所謂AIに分類される存在。とても合理的に冷血に淡々と稼ぐ電子妖精によってホーエンハイム家は安泰だと家の者は各自隠居を決め、誰もいないホーエンハイム家が儲けるために今もブレアは商売を続ける。事実上のイスファハーンの支配者。
- 763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 14:11:41.62 ID:sJ9CD+oDO
- A
【名前】ハイド・ストーク(襲名制であり、真の名前及び何代目かは不明)
【種族】不明
【性別】不明
【年齢】不明
【容姿】全身を黒装束に包み、黒い仮面を着けた怪人
【性格】不明だが常に無言。
【魔法】誰も見たことが無く不明(人外の領域の暗殺術と体術を持つ戦闘能力のみが知られる)
【備考】イスファハーンの軍需・防衛産業を担う一族の当主。……だが上記の通り御三家の中でもかなり謎が多い。
抱える私兵や諜報機関の中でも側近の精鋭も同じ格好をしているうえ言葉が無くても意志疎通しているため魔法による分身や幻説や、表向きの当主は影武者で本物は私兵や諜報員として国内外を動き回っている説等も出ている
- 764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 14:19:09.02 ID:G8JwcrUI0
- (Aの当主のテンプレート)
【名前】シモンズ・オーガス
【種族】人間
【性別】男
【年齢】45
【容姿】青髪でリーゼント。マッチョの大男。タバコを加えている。ハンマーを装備している。
【性格】情に厚く涙もろい、豪快な性格。
【魔法】岩石魔法(地属性の亜種で岩石を操る事が出来る)
【備考】イスファハーンの軍需・防衛産業を担う一族の当主。元傭兵をやっていた事があり、武器や兵器など詳しい。誰かを守りたいと思う気持ちがあって都市の防衛や治安を守っている。本人の性格から魔物にも人気がある。ハンマーで豪快に攻撃したり岩石魔法をハンマーに纏う事も出来る。もちろん岩石魔法で攻撃も出来る。どんな攻撃を受けても最後まで立っていた伝説がある。
- 765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 14:22:40.85 ID:MOl+Zp3i0
-
(Bのテンプレート)
【名前】マリッサ=マガジン
【種族】人間
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】金髪ショートで青い服を着た女性
【性格】普段は冷静沈着だが可愛い「女の子」を見ると理性を失い暴走する
【魔法】土や布でできた人形を操る魔法や、光魔法が得意
【備考】イスファハーンの文化・芸術を支える一族の当主。
自分のミスで友人を死なせた過去を持ち、彼女の精巧な魔導人形を製作する研究を続けている。
- 766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 14:24:14.02 ID:sJ9CD+oDO
- B
【名前】ルーシェル・クラニオン
【種族】人間
【性別】男
【年齢】99
【容姿】白衣を着た立派な白髭をした小柄な老人
【性格】非人道な事をしているとは思えないほど気さくな好好爺。
【魔法】念力魔法
【備考】イスファハーンの文化・芸術を支える一族の当主。
『生命』の可能性をとことん信じているロマンチストであり、智恵こそが『生命』を無限の高みに至らせると考えている
非人道的な研究や実験も一切の悪意がなく『生命』の新たな発展に繋がるものと完全に善意で行っている。
- 767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 14:25:21.12 ID:4Duqzyf6o
- B
【名前】クレセリア・ベールグラッド
【種族】邪竜
【性別】女
【年齢】1800
【容姿】真っ黒な竜であり、基本的に人間形態は取らずずっと竜状態で過ごしている。よく街中を飛んでいる。
【性格】荒らし・嫌がらせ・混乱の元。面白ければ世界がどうなろうが仕方ないよね。とってもフレンドリー。
【魔法】爆発魔法
【備考】イスファハーンの文化・芸術を支える一族の当主。芸術は爆発だと思っている。儚さに美を感じる。故に世界は混乱してるくらいが美しい。御三家の力を使い己の面白いのために世界を振り回す。最近人体実験で得られた様々な薬物ウイルス魔導技術のおもちゃをどう使うか思案中。大体どんな人にも友好的。友好的なの冷血。
気持ちよく倒されるためのキャラ
- 768 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 17:47:52.85 ID:JcoC4lzH0
- 皆さん、たくさんのご投下ありがとうございました
@は>>760、Aは>>758、Bは>>765となります。よろしくお願いいたします
- 769 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 17:48:18.27 ID:JcoC4lzH0
- ―海上
遠くにそびえ立つ塔「」ヒュオオオ――…
大亀クロシュ「〜〜」スイスイ
イリス「あ、あの塔は……!?」
ローガン「あれは国際商業都市の富の象徴――イスファハーン・ピラーだ!!」
ミスティ「イスファハーン・ピラー……!?」
エバンス「イスファハーンの金持ちが立てた塔だとか何とかって聞いたことあるな。現存する建造物の中じゃ一番高いらしい」
レイ「はわ〜……。想像もつかない世界です……」
◇
―国際商業都市イスファハーン 沿岸
大亀クロシュ「」スイスイ
青髪リーゼントの男「止まりな! どこの国のモンだ!」シュタッ
イリス(うわっ! いきなり飛び乗ってきた!?)
ミスティ(警備兵か何かかしら……。あ、レイが見つかるとまずいわ!)
妖精(そうだった! クロシュ、レイを隠し――あれ?)
大亀クロシュ(……??)モニョニョ?
イリス(い、いない……?)
ローガン「……我々は怪しい者ではない。身分証明は冒険者証で構わないか?」
それぞれの冒険者証「」スッ
青髪リーゼントの男「おう、見せてみろ。……確認した。旅行者なら歓迎するぜ!」
エバンス「話が早くて助かる」
*
- 770 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 17:48:45.46 ID:JcoC4lzH0
- ―少し離れた海上
闇の眷属「」スイスイ
レイ「……これ以上一緒にいたら、クロシュちゃんたちに迷惑をかけちゃうもんね」
闇の眷属「」スイスイ
レイ「せっかく、私に優しくしてくれた人たちに迷惑をかけるのは、嫌だしね……」
闇の眷属「」スイスイ
レイ「……また、一人ぼっちかぁ……」グスッ
闇の眷属「」スイスイ
レイ「……仕方ないよね……。私、指名手配犯だもん……」
闇の眷属「」スイスイ
レイ「あっ……私の模様のお手紙……返事、間に合わなかったなぁ……」
闇の眷属「」スイスイ
レイ「……まあいいや……。どうせ……上手くいくわけないもん……」
闇の眷属「」スイスイ
レイ「…………ばいばい、クロシュちゃん……」
闇の眷属「」スイスイ
レイ(いつかまた……迷惑のかからないところで、会いたいな……)
◆
- 771 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 17:49:12.96 ID:JcoC4lzH0
- ―夕方
国際商業都市イスファハーン 港
ザァーン ザザァーン…
カモメ「クゥー、クゥー」
カニ「チョキチョキ」
妖精「ふー、無事に辿り着けたね。お疲れ様、クロシュ」
クロシュ「ん……」
ミスティ「今回も乗せてくれてありがとうね……」
イリス「早いとこ宿を取って休みたいけど……レイさん、どこ行っちゃったんだろ」
ローガン「兵士に見つかることを危惧して、早めに離脱したのかもしれんな」
イリス「……言ってくれれば、ちゃんとお別れできたのに……」
ミスティ「……どうせ離脱するのなら、少しくらい食べ物を渡しておけば良かったわ」
エバンス「……だからこそ、じゃないか? 一言を言ったり言われたりすりゃ、決意が鈍るだろうし。少ししか接せてないが、あの子、俺たちに迷惑をかけることをかなり嫌がってた感じだ」
妖精「そうだね。あの子なりの精一杯のやり方だったのかも」
クロシュ「……」
☆レイと別れました
◆
- 772 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 17:49:47.89 ID:JcoC4lzH0
- ―夕方
イスファハーン商業区 市場
レンガ造りの街並み「」
ワイワイ ガヤガヤ
商人の男「安いよ安いよ! 今なら竜骨粉末もオマケしちゃうよ!」
行商妖精「こっちも安いよ〜! 今ならカタツムリの殻がオマケだよ〜!」
ドワーフの旅職人「……必要なら見ていきな」
淫魔の客引きA「あらぁ……お兄さん、たくましい体つきね……」
淫魔の客引きB「私たちと遊んでいかない〜?」
旅行者の青年「おお……へへ、じゃあせっかくだし……」
人間の警備兵「はあ、おれも淫魔のねえちゃんと遊びてえなあ」
オークの警備兵「仕事が終わったら娼館寄ってこうぜ」
エルフの吟遊詩人「ダークヒーローイリス……砂漠に水を蘇らせ、秩序を取り戻せし闇の英雄……」ポロロン
人間の少年「おおお〜! ダークヒーローイリスの新作じゃん!」
魔族の女性「へえ。今度はどんな冒険をしたのかしら」
フードを被った者「真の正しい世界……それこそが、私たちが目指すべき結末なのです……」
薄汚れた女性「……導師クロシュ様……。どうか、私たちをお救いください……」
身なりの良い男性「真の正しい世界、か……」
*
イリス「これは……ウォーターポートを超える賑わい!!」
エバンス「もう夕方だってのに凄い人口密度だ……!」
ミスティ「これが国際商業都市イスファハーンなのね……」
ローガン「うむ……。今日のところは早く宿を見つけよう」
◇
- 773 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 17:50:22.47 ID:JcoC4lzH0
- ―国際商業都市イスファハーン 滞在初日
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:魔銀の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*2 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*1 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
魔術書「星の魔力」上 闇の欠片 精霊樹の鉢植え
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 暗黒優待券
属性大全 踊り子の双剣 亡国王のペンダント
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花
氷精の魔導書
マジカルブラッドワイン
吸血鬼殺ブラッドワイン
綺麗な砂
魔術書「正負の属性」
魔術書「星の魔力」中
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘(破損)
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[1/5]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
◯経験値
・風になる[3/12](クロシュ)
・魔法[1/6](イリス)
・魔法[3/6](ミスティ)
・氷属[6/8](ミスティ)
・剣技[2/8](エバンス)
・魔法[1/6](エバンス)
……………………………………………………………………………………
□国際商業都市イスファハーン 主要施設
中央区:イスファハーンピラー、高級ホテル、黄金市場、高層住宅、他
商業区:ホテル、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、他
学術区:劇場、闘技場、美術館、図書館、学校、病院、研究所、他
貧民街:怪しい露店、怪しい娼館、薄暗い路地裏、他
沿岸部:港、造船所、コンテナ港、工場地帯、軍港、灯台、他
- 774 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 17:51:34.23 ID:JcoC4lzH0
- ―国際商業都市イスファハーン
宿屋「シルバーコイン」
カランカラン
エルフの看板娘「いらっしゃいませ〜」
イリス「こんにちは!」
妖精「何日か泊まりたい。二部屋くらいある?」
エルフの看板娘「はい、ありますよ。6名様でよろしいですか?」
妖精「うん」
エルフの看板娘「かしこまりました! ごゆっくりおくつろぎくださいね」
*
―シルバーコイン 客室
落ち着いた内装「」
小洒落たテーブル「」
銀貨の描かれた絵画「」
ミスティ「良い雰囲気の部屋ね」
イリス「お洒落だよね。従業員のエルフさんもすっごい美人だった!」
妖精「ここは王国の影響力が薄い西大陸だから、種族間の対立とかはあんまりないと思う。まあ私もそこまで詳しいわけじゃないし情報が古い可能性もあるけど……」
スライムクロシュ「〜〜?」モニョモニョ?
妖精「うん、スライムもきっといると思うよ」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
イスファハーン滞在初日の夜です
↓1〜3 自由安価 何をする?
- 775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 18:05:22.17 ID:x5IyZj7eO
- 星の魔翌力を読む
- 776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 18:05:50.47 ID:nbHd0jBY0
- クロシュ、ローガンの肩たたきをしてあげる
- 777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 18:06:10.84 ID:ystu4PBRO
- 風呂に入る
- 778 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 18:17:34.26 ID:JcoC4lzH0
- ―シルバーコイン 客室
イリス「さて……」
星の魔力中編「」
イリス「せっかくクロシュちゃんが写本を作ってくれたんだから、私もこれを読んでしっかり身に付けないとね……!」
星の魔力中編「」ペラッ
↓1コンマ
01-30 星属性経験+2[2/6]
31-60 星属性経験+3[3/6]、魔法経験+1[2/6]
61-90 星属性経験+4[4/6]、魔法経験+2[3/6]
91-00 星属性経験+6[6/6]、魔法経験+4[5/6]
- 779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 18:19:34.99 ID:sJ9CD+oDO
- はい
- 780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 18:20:16.43 ID:qED6IVF7o
- ペラっペラっペラっペラっ
- 781 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 18:36:32.80 ID:JcoC4lzH0
- ペラッペラッ
イリス「……」
ペラッペラッペラッペラッ
イリス「……そうか……そういうことだったんだ!!」
イリス「ちょっと試してみよう!」ガタッ
*
―客室のベランダ
ヒュオオオオ――…
イリス(この星の内側に流れる力を――)
イリス(――掬い取る!)カッ
ゴゴゴゴゴ――…
イリス(――来た! これだ――これが、星の――)
イリス(……あ、やばい。溢れちゃう! な、なんとか出さないと! え、ええと――)
イリス「う、うわあああああ!!!」
カッ!!!
光の柱「」ドギュウウウウウンッ!!!
妖精「な、何事!?」パタパタ
ミスティ「何があったの!?」タタッ
イリス「はへぇ……」バタッ
ミスティ「イリス……!」
イリス「ら、らいじょぉぶ……」
イリス(星の魔力……しゅごい……)
イリス(でも、私に制御可能な範囲に絞れば……)
イリス(頭がクラクラする……でも、すごいワクワクしてきた……)
☆イリスが星属性の真髄の一片を掴みました
・星属性のレベルが大きく上がりました
・魔法経験が[5/6]になりました
◇
- 782 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 18:48:12.60 ID:JcoC4lzH0
- ―シルバーコイン 客室
ローガン「……」コックリコックリ
ガチャッ
ローガン「!」バッ
クロシュ「あ……」
ローガン「……クロシュくんか」
クロシュ「……ごめんなさい。起こしちゃった……」
ローガン「いや……問題ない。ただのうたた寝だ」
クロシュ「……」
ローガン「ふむ……それでは、肩を叩いてもらっても良いか? 少し凝っていてな……」
クロシュ「あ、うん……!」
↓1コンマ クロシュの肩叩き
01-30 ふつう
31-60 良い感じ
61-90 とても上手
91-00 ??
- 783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 18:49:44.26 ID:ystu4PBRO
- あ
- 784 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 20:03:58.27 ID:JcoC4lzH0
- クロシュ「……」
ポコポコ
ローガン「……もう少し、強めにできるか?」
クロシュ「ん……えと、こう……?」
ドコドコ!!
ローガン「うぬう……! つ、強すぎる……!」
クロシュ「あっ……ご、ごめんなさい……」
ローガン「いや、構わぬ……。今の、中間くらいでできるか……?」
クロシュ「う、うん……」
*
トントン トントン
ローガン「う、うむ……だいぶ上達したな……」
クロシュ「んゅ……」
ローガン「うむ、十分肩がほぐれた。ありがとう、クロシュくん」
クロシュ「ん……。あの……肩がこるって……どんな、感じなの……?」
ローガン「どんな感じか……。肩の内側に巨大な疲労が固まっているような感じ……なのだが、スライムである君に伝わるだろうか……?」
クロシュ「……! えと……たぶん、わかった……!」
ローガン「フッ、そうか……」
ローガン(我が息子も、初めは肩叩きが下手で……肩が凝る感覚がわからんと言っていたな……)
ローガン(……クロシュくんはスライムの女の子だというのに。セインくんに続いてまた重ねてしまうとは……)
ローガン(……害があるわけでもなし。心の奥に仕舞っておけば良かろう)
◇
- 785 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 20:04:32.62 ID:JcoC4lzH0
- ―シルバーコイン 浴場
カポーン
スライムクロシュ「〜〜」デロデロ
イリス「ふう〜……生き返るぅ……」
ミスティ「もう、何事かと思ったわよ……」
イリス「ご、ごめんって。でも星属性の使い方がちょっとわかったから、私かなりやれるかも!」
ミスティ「星属性の技を試したって言ってたわね……」
妖精「……もしかして、星の内部から魔力を引き出した?」
イリス「そう! 本に書いてあった通りにやったら、なんとかできたみたい!」
妖精「なるほど……。でもあんまり星の魔力を引き出しすぎると世界樹の精霊に怒られるから、ほどほどにね」
イリス「はっ……そ、そっか! 気を付ける!」
ミスティ「世界樹の光を戻す為だって言い張れば許してくれるんじゃないかしら」
妖精「……まあそれもそうなんだけど。星の魔力はこの星に住む全ての者に与えられるべき恵みの大元だからさ」
イリス「うん……わかってるよ。この力は、必要な時に必要な分だけ使うよ。私自身が持つ星属性魔力だけでも十分すぎる力があるからね」
妖精「うん、お願いね」
スライムクロシュ「〜〜」デロデロ
◆
- 786 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 20:05:14.58 ID:JcoC4lzH0
- ―国際商業都市イスファハーン 滞在2日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:魔銀の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*2 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*1 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
魔術書「星の魔力」上 闇の欠片 精霊樹の鉢植え
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 暗黒優待券
属性大全 踊り子の双剣 亡国王のペンダント
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花
氷精の魔導書
マジカルブラッドワイン
吸血鬼殺ブラッドワイン
綺麗な砂
魔術書「正負の属性」
魔術書「星の魔力」中
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘(破損)
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[1/5]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
◯経験値
・風になる[3/12](クロシュ)
・魔法[5/6](イリス)
・魔法[3/6](ミスティ)
・氷属[6/8](ミスティ)
・剣技[2/8](エバンス)
・魔法[1/6](エバンス)
……………………………………………………………………………………
□国際商業都市イスファハーン 主要施設
中央区:イスファハーンピラー、高級ホテル、黄金市場、高層住宅、他
商業区:宿、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、他
学術区:劇場、闘技場、美術館、図書館、学校、病院、研究所、他
貧民街:怪しい露店、怪しい娼館、薄暗い路地裏、他
沿岸部:港、造船所、コンテナ港、工場地帯、軍港、灯台、他
- 787 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 20:05:55.36 ID:JcoC4lzH0
- ―朝
シルバーコイン ロビー
チュンチュン
妖精「というわけで、今日から本格的に大魔女帝国行きの闇チケット探しをするよ!」
イリス「まずはいつも通り情報収集からだね!」
エバンス「んじゃまずはそこのエルフの姉さんに聞いてみるか」
エルフの看板娘「あら、大魔女帝国行きのチケットですか?」
エバンス「ああ。どこに売られてるか知らないか?」
エルフの看板娘「さあ、わかりません……。でも大魔女帝国に行くには本来なら世界中を回らなきゃいけないわけですから、もし買い取るとなればかなりの高額になるでしょうねえ。そもそも大魔女帝国に行く権利を取引すること自体も違法でしょうし」
エバンス「まあそりゃ安くはないよな」
妖精「レーティアからたんまり貰った分もあるしお金には余裕があるけど……足りるかなあ」
ローガン「何にせよ、見つけてみないことには何もわからん。まずはやはり情報収集だな」
クロシュ「ん……!」
イスファハーン滞在2日目です
↓1〜3 自由安価 何をする?
- 788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 20:06:35.69 ID:MOl+Zp3i0
- 女性陣、図書館でマリッサと出会う
- 789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 20:09:55.98 ID:xAciyr4VO
- 御三家当主が揃う会合にクロシュ迷い混むの巻き
- 790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 20:16:11.44 ID:sJ9CD+oDO
- 劇場で何か演劇を見る
- 791 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 22:22:42.70 ID:JcoC4lzH0
- ―図書館
イリス「まずはやっぱり図書館だよね」
ミスティ「……でも、闇取引についての情報が図書館で手に入るかしら……?」
イリス「……さ、探せば何かあるよ!」
金髪ショートの女性「あら、闇取引について知りたいの?」ヌッ
イリス「うぇ!? え、ええと……」
ミスティ「……何か知っているの? あなた」
金髪ショートの女性「マリッサよ。マリッサ・マガジン。あなたたちは?」
イリス「あ、はい。私はイリス・プラネットです」
ミスティ「ミスティよ」
マリッサ「イリスとミスティね。見た感じ海外から来た旅行者……いえ、冒険者の魔法使いかしら?」
イリス「ええと……まあ、そうですね」
マリッサ「素直ね……。昨晩放たれた巨大な星属性魔法……街中であんなことをするのは関心しないわ。夜空に向けられたから被害はなかったと言っても」
イリス「えっ!!? み、見て――」
マリッサ「ふふ……本当に素直。疑惑が確信に変わっちゃった」
ミスティ「……何? 私たちを逮捕するの?」
マリッサ「しないわよ。被害はなかったと言ったでしょう?」
イリス「……」
マリッサ「それで……闇取引について調べたいとか言っていたわね。何を探しているの?」
ミスティ「……いきなり腹の探り合いを仕掛けてくるような相手に、正直に言うと思う?」
マリッサ「あはは、ごめんなさい! イリスちゃんの反応が可愛いからついからかっちゃった」
イリス「うー……」
マリッサ「あらら、すっかりヘソを曲げられちゃったわね……。まあ楽しんでいきなさい。この世界一の享楽都市、イスファハーンをね」スタスタ
イリス「行っちゃった」
ミスティ「何だったのかしら、あの人……」
◆
- 792 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 22:23:12.64 ID:JcoC4lzH0
- ―イスファハーン中央区
クロシュ「……」トコトコ
妖精「こっちの方はそれほど賑わってないね。でも――」
高級ホテル「」ドンッ!!
高層住宅「」ドンッ!!
高層オフィス「」ドンッ!!
妖精「なんか……すっごい高い……」
クロシュ「うん……」
イスファハーン・ピラー「」ヒュオオオオ――…
妖精「極めつけはあの馬鹿みたいにでかくて高い塔だ。見上げると首が痛くなっちゃうよ」
クロシュ「!」ピコン!
妖精「……また何か変なこと思い付いた?」
クロシュ「妖精さん……わたし……メルルさんのお陰で、気配を隠すのが……上手く、なった……」
妖精「……そうだね?」
クロシュ「……この前、光の精霊さんに……祝福されて……光属性の使い方も、上手く、なった……」
妖精「……それで?」
クロシュ「だから……光学迷彩で、侵入、できる……!!」
妖精「……前だったら止めてたけど、確かに今のクロシュなら……試してみる価値はあるか」
クロシュ「!」
妖精「ただし、下手なことはしないで私の指示をちゃんと聞くこと! いいね?」
クロシュ「ん!」
*
―イスファハーン・ピラー
自動ドア「」ウィーン
警備オーク「ん? 自動ドアが勝手に開きやがったな」
警備の人間「ぶっ壊れてんじゃねえのか?」
光学迷彩クロシュ「……」トコトコ
妖精(よーし、良い感じだね。このまま適当にこの中を探ってやろう)
光学迷彩クロシュ(ん)
◇
- 793 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 22:24:44.49 ID:JcoC4lzH0
- ―イスファハーン・ピラー
応接室
マリッサ「お待たせ」スタスタ
黄銅髪の青年?「2分遅刻だけど?」
スキンヘッドグラサン「まあまあ、良いではありませんか。彼女も忙しい身です」ニコニコ
マリッサ「リチャードくんは理解があって助かるわ。シュヴィアは相変わらず愛想がなくてダメね」
黄銅髪の青年?→シュヴィア「……」
スキンヘッドグラサン→リチャード「何にせよ全員揃ったところで、始めましょうか。まずはお手元の資料を――」
シュヴィア「待て」
マリッサ「シュヴィア……愛想が悪いのはいつものことだけれど、会合の腰を折るのは――」
シュヴィア「違う」スタスタ
ベシッ!
クロシュ「んゃっ!」トテッ
妖精「ふぎゃっ!」ポテッ
マリッサ「なっ……!?」
リチャード「馬鹿な!」
シュヴィア「賊だよ」
*
- 794 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 22:26:13.69 ID:JcoC4lzH0
- 縛られたクロシュ「んゅ……」
縛られた妖精(なんてこった……)
シュヴィア「お前たち、どこから入った? どうやって姿を隠していた?」
縛られた妖精「い、言えば逃がしてくれるの……?」
シュヴィア「内容次第。嘘を言えば殺す」
縛られたクロシュ「!」
縛られた妖精「私は殺しても良い、でもこいつは――」
ゲシッ
縛られた妖精「ぐえっ!」
シュヴィア「黙れ。こいつが大事ならなぜ不法侵入などした? 頭の悪い妖精共の軽挙妄動、いつ見ても虫酸が走る」
縛られた妖精「……!」ズキッ
縛られたクロシュ「……妖精さんは、悪くない……。わたしが……入ろうって、言った……!」
シュヴィア「……」
マリッサ「ねえ、この子たち私にくれない? すっごくカワイイし……なんか直感があるのよ。この子たちを使えば、研究が上手くいきそうっていう――」
リチャード「はあ……マリッサ、あなたも飽きませんね」
マリッサ「この塔で起きたことは外部には漏れないでしょう。それにこの子たちは不法侵入者……何をされても文句を言える立場じゃない」
リチャード「この塔がデンネル一族の所有物であることをお忘れなく。塔内の決定権は貴女にはありません」ニコニコ
マリッサ「チッ……いくら?」
リチャード「そうですねえ……。少々幼すぎますが、彼女らの器量でしたら――」
シュヴィア「……面倒なことになる前にさっさと始末するか――はっ!?」
ほどけたロープ「」
ほどけたロープ「」
マリッサ「なっ!? 何やってるのよこのウスノロスライム!」
シュヴィア「バカな! 魔封のロープできつく縛ったんだ、子供の方はもちろん妖精だって抜けられるはずがない!」
リチャード「はは、これはやられましたなシュヴィアくん!」
*
- 795 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 23:17:06.41 ID:JcoC4lzH0
- ―イスファハーンピラー外郭
光学迷彩スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ コソコソ
妖精「は〜〜死ぬかと思った……! あいつらがクロシュがスライムだってことに気付かなくて良かったよ」
光学迷彩スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
妖精「あんな縄、クロシュがデロデロになっちゃえば簡単に抜けられるもんね。ありがと、クロシュ」
光学迷彩スライムクロシュ「!」モニョ!
妖精「でも……ごめんね。私がもっとちゃんと気を付けてれば……」
光学迷彩スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ モニョモニョ
妖精「えっ!? ほ、本当!?」
◇
―シルバーコイン 客室
クロシュ「……」カキカキ
資料の模写「」ピラッ
妖精「これは……オークションの品目予定表!」
クロシュ「うん……。あの部屋にあった、資料……覚えて、描いた……」
資料の模写「品目予定その17 大魔女帝国渡航権」
妖精「しかもドンピシャだ! でかしたよクロシュ!」
クロシュ「うん……! あ、でも……これ、このページだけしか、見れなかったから……」
妖精「えっ……てことは、品目しかわからない……!? 日付とか場所とかは――」
クロシュ「んゅ……」
◆
- 796 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 23:23:06.14 ID:JcoC4lzH0
- ―商業区 公演
ミスティ「こっちは変な女に因縁付けられたくらいで、大した収穫はなかったわ。そっちは?」
エバンス「こっちも空振りだ。まあまだ初日だし地道にやってこうぜ」
イリス「クロシュちゃんと妖精さんは?」
ローガン「中央区で情報収集すると行ったきりだな。まあ妖精くんも一緒であれば大丈夫だろう」
暗黒行商少女「……ん? あんたたち、まさか――」スタスタ
イリス「あーっ! 闇商人の!」
暗黒行商少女「し、しーっ! あまり大きな声で言わないで! 今はまあまあ真っ当な表の行商人としてやってんのよ! ていうかあんたたちなんでこんなとこいるのよ!?」
ミスティ「私たちは――」
*
暗黒行商少女「はあ、なるほど……。大魔女帝国に行くためとはいえ随分大胆な発想をするわね……」
エバンス「俺もそう思う」
暗黒行商少女「でも大魔女帝国への渡航権か……。可能性があるとすれば闇市場か、あるいは闇オークションね」
ローガン「やはりそうなるか」
暗黒行商少女「そりゃあね。私はそういうのから足を洗ったけど、ここで商売してれば嫌でも耳に入ってくるのよ」
ミスティ「それじゃあ、教えてもらっても良いかしら?」
暗黒行商少女「もちろん。あなたたちには借りがあるからね。あ、でもその前に……ちょっと頼みたいことが……」
イリス「え、何?」
暗黒行商少女「そ、その……とりあえず付いてきて!」
*
―学術区 劇場前
ワイワイ ガヤガヤ
ミスティ「劇場ね」
イリス「えっと……何をすれば良いの?」
暗黒行商少女「その……これを、一緒に見て欲しくて」
演目「離れ島の魔法女学院 ――金糸の姉妹人形に愛されすぎて夜しか眠れない――」
エバンス「なんだぁこれは……」
ローガン「ず、随分変わった題の演目だな……」
暗黒行商少女「ちょっと気になってるんだけど……1人で見に行くのはちょっと勇気がいるのよ……! だからお願い、一緒に来て!」
イリス「ま、まあ私は構わないけど……」
ミスティ「演劇か……。私見たことないけど、楽しめるかしら……」
エバンス「実を言うと俺も見たことがない。ものの試しに行ってみるか!」
ローガン「うむ……この題は確かに気になるな。せっかくだし見ていくとするか」
暗黒行商少女「ありがと! それじゃあチケットを買ってくるわね! 私のオゴリよ!」タッタッタッ
◇
- 797 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 23:23:46.78 ID:JcoC4lzH0
- ―劇場
主人公の少女「やめて! 私たちが戦う意味なんて……!!」
赤い瞳の幼女「うるさい……!! いつもそうやって、私たち魔法人形の心に入り込もうとして……!! 目障りなのよ、お前は!!!」ギュオオオ!!!
水色髪の少女「主人公ちゃん!!」
カッ!!!!
金髪の少女「間一髪……! 間に合った……!!」ズザザッ
青髪のお嬢様「わたくしたちも来ましたわ!!」ビュオッ
青い瞳の幼女「主人公さま……わたしが、お守りいたします……」
主人公の少女「み、みんな……!!」
赤い瞳の幼女「どいつもこいつも、盗掘者の分際で………!!! わたしたちの墓を、荒らすなァアア!!!!」ギュオオオオッ!!!
イリス「……」ドキドキハラハラ
暗黒行商少女「……」ドキドキハラハラ
ミスティ(こ、これが……)
エバンス(演劇ってやつか……!!)
ローガン(最近の演劇は凄いな……)
◆
- 798 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 23:24:28.91 ID:JcoC4lzH0
- ―夕方
劇場前
ワイワイ ガヤガヤ
イリス「うわああああ!!! なんであそこで終わっちゃうのおおお!!?」
暗黒行商少女「タイトル詐欺よ!! 金糸の姉妹人形に愛されすぎて夜も眠れないシーンまで行く前に終わってんじゃない!!!」
ミスティ「演劇……奥が深いわ……」
エバンス「続きが気になるな!」
ローガン「三部作の一作目……次作の公開予定は未定とのことだ」
◇
―シルバーコイン 客室
ガチャッ
イリス「ただいま!」
ミスティ「戻ったわ」
暗黒行商少女「お邪魔します」
クロシュ「わあ……! おかえりなさい……!」
妖精「おかえり……あ、久しぶりだね! 今はここにいるんだ」
暗黒行商少女「ええ。借りを返しに来たわ」
妖精「丁度良いや! あなた、この街のオークションについて知らない?」
暗黒行商少女「まさにそれを伝えようと思ってたんだけど――ん、その紙は?」
資料の模写「」
*
暗黒行商少女「事前に告知されてない掘り出し物の情報まで満載の非公開資料じゃない! どこで手に入れたの!?」
妖精「まあ……イスファハーンピラーに侵入したら見つけたっていうか……」
暗黒行商少女「は、はあ!? あなたたち相変わらず無茶してんのね……。貴重な情報だけど、あんまり見せびらかさない方が良いわ。殺されるわよ」
妖精「ま、まあとにかく私たちはこの大魔女帝国渡航権が欲しいの。参加できないかな?」
暗黒行商少女「まあ、参加自体は多分できるわ。言ってしまえば、このオークションの存在、開催場所、時間を知っていること自体が参加条件のようなものなの。だから今ここで私があなたたちに教えれば、それで参加資格は満たせる」
妖精「それなら!」
暗黒行商少女「ただこれ、中央区の成金たちが参加する魔境オークションよ? 以前の私の商売がケチなオママゴトに見えるくらいにはエグい額が飛び出すわ」
妖精「げ……。こ、これじゃ足りないかな……?」
パーティの全財産「」ジャラ
暗黒行商少女「一般的に見ればすっごい額だけど……あのオークションに出場するには桁が2つくらい足りないわね……」
妖精「なんてこった」
暗黒行商少女「まあそれでも、行くだけ行ってみる? ちなみにオークションの開催は明日の夜ね」
イリス「すごく近い!」
妖精「まあ、行くだけ行ってみようか……」
☆闇オークションの情報を得ました
◆
- 799 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/08/31(土) 23:27:37.70 ID:JcoC4lzH0
- というわけで本日はここまでとなります。次回は国際商業都市滞在3日目からとなります
大胆にも不法侵入をして一気に情報を得たクロシュ一行。大魔女帝国への切符を求めて闇オークションの存在を突き止め、お金がないなりに突撃することを決めたようです。たった1日では稼ぐ時間すらありませんが、一体どうすれば良いのでしょうか。まあ行くだけ行けばなんとかなるということもあるかもしれません、とりあえず足を動かすというのも一つの手なのでしょう
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
- 800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/01(日) 03:05:39.22 ID:hM68DpMwo
- おつ
思い切りが良すぎる…バレる相手にはバレると痛い目見たクロシュちゃんが慎重さも覚えてくれると妖精も安心するんじゃないかな
劇!題目は前作じゃねーか!
- 801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/01(日) 10:14:07.38 ID:MVpO2xLDO
- 乙
前作懐かしい
- 802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/01(日) 13:18:58.19 ID:wfsTbJUaO
- 今でのネームドは基本友好的だったから今回はどう交流していくんだろうね
- 803 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/09/01(日) 15:39:32.00 ID:vQTQk5vx0
- クロシュ氏はまだあかちゃんスライムなので割と迂闊なのですが、実のところ長生きの妖精さんもまあまあ迂闊だったりします。妖精類の迂闊さはもはや先天的なものでもあるので、ここはやはりクロシュ氏ががんばって慎重さを身に着けた方が良いのかもしれません
今回の劇場で披露されていた演劇は、実のところ前作の要素が盛り込まれています。>>1が他の劇の内容を思い付かなかったのかもしれません
前作のスレもまだ少し余っているので、もし時間があったらちょっとした小話でも書いてみたいような気はします。しかし今のところこっちのスレを書くので手一杯なので、その目処は立っていないようです。もしこのスレが完結したら、余りを使って何かを書くこともあるかもしれません
今回のネームドキャラクターの方々は、誰も彼も癖が強く、一筋縄ではいかない人物であるようです。一流の経営者でもある彼らには、情や友好に訴える手法はあまり効果的ではないかもしれません。気を付けていくのが良いでしょう
- 804 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/09/01(日) 15:39:59.54 ID:vQTQk5vx0
- ―国際商業都市イスファハーン 滞在3日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:魔銀の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*2 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*1 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
魔術書「星の魔力」上 闇の欠片 精霊樹の鉢植え
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 暗黒優待券
属性大全 踊り子の双剣 亡国王のペンダント
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花
氷精の魔導書
マジカルブラッドワイン
吸血鬼殺ブラッドワイン
綺麗な砂
魔術書「正負の属性」
魔術書「星の魔力」中
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘(破損)
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[1/5]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
◯経験値
・風になる[3/12](クロシュ)
・魔法[5/6](イリス)
・魔法[3/6](ミスティ)
・氷属[6/8](ミスティ)
・剣技[2/8](エバンス)
・魔法[1/6](エバンス)
……………………………………………………………………………………
□国際商業都市イスファハーン 主要施設
中央区:イスファハーンピラー、高級ホテル、黄金市場、高層住宅、他
商業区:宿、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、他
学術区:劇場、闘技場、美術館、図書館、学校、病院、研究所、他
貧民街:怪しい露店、怪しい娼館、薄暗い路地裏、他
沿岸部:港、造船所、コンテナ港、工場地帯、軍港、灯台、他
- 805 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/09/01(日) 15:41:05.86 ID:vQTQk5vx0
- ―シルバーコイン 客室
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
闇オク資料の模写「」ピラッ
イリス「ふむふむ……うわ、不死鳥の羽根だって……!?」
ミスティ「ええ……? 本物なのかしら……」
暗黒行商少女「そんじょそこらの闇市場ならともかく、このオークションは大富豪の社交場でもあるのよ? もし偽物を出したことがバレたら出品者は死ぬよりもおぞましい目に遭わされるわ。だから品質については信用して良い。競り落とせるかどうかは別として……」
イリス「そ、そうなんだ……。すごく気になるけど、私のお小遣いじゃ到底無理だろうしなあ……」
闇オク資料の模写「」ピラッ
ミスティ「……他には……ん? このスピリチュアルジェルって……?」
暗黒行商少女「スピリチュアルジェル……!? あ、本当だ……!」
ミスティ「え、ええ……」
妖精「スピリチュアルジェル……? なんだっけ……確かジェルってのはこっちの大陸で言う――」
暗黒行商少女「ステラスライムのことよ! こっちの大陸じゃ、一部のスライムはジェルって呼ばれるの!」
スライムクロシュ「!?」モニョ!?
妖精「そ、そうだった! 思い出した……!! でもステラスライムだって……!!?」
イリス「ステラスライムって……伝説の希少鉱物ステライトを含有してるっていう、あの……!?」
暗黒行商少女「そう!! オリハルスライムと並ぶ、実在を疑われるほど珍しいスライム!!」
妖精「そんな……あの逃げ足の速いスライムを、一体どうやって……」
スライムクロシュ「〜〜…」モニョニョ…
イスファハーン滞在3日目です。この行動が終わると、闇オークション編に移行します
↓1〜3 自由安価 何をする?
- 806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/01(日) 15:41:46.17 ID:B1iUN21p0
- 全員でギルドの高額依頼に挑戦
- 807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/09/01(日) 15:43:25.53 ID:fYoXoZ3NO
- 酒場でリチャードと会って話しをする
- 808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/01(日) 15:44:27.43 ID:ziQho+xEO
- マリッサの自宅突撃
- 809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/09/01(日) 15:57:21.88 ID:fYoXoZ3NO
- >>807すいません文章を訂正します
酒場で偶然お忍びで来ていたリチャードがいたので色々話しをしてみる
- 810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/09/01(日) 16:29:27.59 ID:vQTQk5vx0
- エバンス「とにかく今は金が足りないんじゃないか?」
妖精「まあそれはそうなんだけど……」
暗黒行商少女「先に言っとくけど、私は出せないわよ? いや、あなたたちに借りを返したいのは山々なんだけど……私も最近軌道に乗ってきたばかりだから、あんまり余裕がなくて」
イリス「オークションのことを教えてくれただけでも十分ありがたいよ!」
ミスティ「ギルドに行って、高額の依頼でも探してみる?」
ローガン「最高ランクの依頼でも目標額には到底届かなそうだが……万が一ということもあるからな」
エバンス「それじゃあギルドに行ってみようぜ!」
◇
―冒険者ギルド イスファハーン支部
ローガン「というわけで、高額報酬の仕事を探しているのだが」
受付嬢「高額報酬のお仕事ですね。ローガン様たちのランクで受注できるものでしたら――」
↓1コンマ
01-05 治験(栄養剤)
06-10 荷運び
11-60 治験(幼化薬)
61-95 魔術指導家庭教師
96-00 ザリガニの置物が欲しいのじゃ
- 811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/01(日) 16:35:43.52 ID:MVpO2xLDO
- あ
- 812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/09/01(日) 16:53:31.35 ID:vQTQk5vx0
- 受付嬢「治験のお仕事などはいかがでしょう?」
エバンス「治験だと……?」
受付嬢「はい。こちらです」
依頼書「幼化薬の治験」ピラッ
ミスティ「幼化薬……?」
受付嬢「一時的に体が幼くなる薬だそうです」
イリス「え、ええ……? 大丈夫なんですか、それ……」
受付嬢「既に安全性は確認されているそうです。副作用もないそうですよ」
ローガン「全員で受ければけっこうな額になるが……それでも例の相場には全然届かんな……。どうする?」
イリス「まあ、安全なら……」
ミスティ「私も構わないわ」
エバンス「俺もいいぜ」
妖精「ねえ、これって妖精やスライムも受けられるの?」
受付嬢「もちろんです。どの種族の方でも受けられます。データは多ければ多いほど良いそうですから」
妖精「……クロシュ、どうする? 受けてみる?」
クロシュ「うん……お金、必要なら……」
妖精「……そうだね。それじゃあ私たち全員受けるよ。あ、冒険者証とかって作った方が良いの?」
受付嬢「複数人で受注される場合は、必ずしも全員が冒険者登録をする必要はないですよ。まあギルドとしては作ってくれた方が嬉しいですけど……」
妖精「じゃあ作んなくていいか」
受付嬢「作っておくと、ギルドの施設やサービスを利用する際に各種割引やオマケが付きますよ! しかも1人でお仕事を受けられるようになります!」
妖精「いらないってば。普段ギルド使わないし」
クロシュ「……」
↓1選択 クロシュはどうする?
1.冒険者証を作る
2.冒険者証を作らない
3.その他(自由安価)
- 813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/01(日) 16:58:03.12 ID:VfuNMcvcO
- 1
- 814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/09/01(日) 17:05:52.17 ID:vQTQk5vx0
- クロシュ「えと……じゃあ……わたし、つくる……」
妖精「えっ!?」
受付嬢「かしこまりました! それではお名前と、もしわかれば生年月日を教えてくださいね」
クロシュ「えと……クロシュ、です。生年月日は……わかんない、です……」
受付嬢「ふむふむ……わかりました! それではこちらの用紙に必要事項を書いていただけますか?」
クロシュ「うん……」
イリス「わかんないとことかあったら言ってね、教えてあげるから」
妖精「うぐう……クロシュめ、裏切ったな……!」
ミスティ「妖精も作れば良いじゃない……減るものじゃないし……」
妖精「やだ!」
◇
新品の冒険者証「」ピカピカ
クロシュ「わあ……!」
受付嬢「こちらがクロシュさんの冒険者証になります! なくしたら再発行には手数料がかかりますので、なるべくなくさないでくださいね!」
クロシュ「うん……! ありがと……!」
☆クロシュが冒険者証を作りました
現在のクロシュの冒険者ランクは[1]です
◇
- 815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/09/01(日) 17:24:00.42 ID:vQTQk5vx0
- ―イスファハーン研究所
赤髪の女性研究者「ここに集まっていただいた皆さんには幼化薬のじっけ……治験モニターとなっていただきます。効果時間は1時間程度で副作用もなく、安全性も確認済みの薬品ではありますが、もし何か不調があればすぐに報告をお願いしますね」
イリス(今実験って言いかけなかった?)
ミスティ(言いかけた気がするわ……)
妖精(だ、大丈夫なのかなあ……。不安になってきた……)
赤髪の女性研究者「それでは、お手元の錠剤を口に含み、お水と共に嚥下してください」
白い錠剤「」
イリス「ええい!」ゴックン!
ミスティ「んっ……!」ゴックン!
エバンス「むっ」ゴックン!
ローガン「ぬん!」ゴックン!
妖精「うう……んっ!!」ゴックン!
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ モグモグ
赤髪の女性研究者(今回の実験台には……妖精とスライムもいるな)
赤髪の女性研究者(非人間の治験データは私の研究には不要だが……より汎用的な薬を作成できれば予算も増えるだろう。せいぜい良いデータを出してくれよ)
↓1コンマ クロシュは――
01-05 ??
06-15 もっとあかちゃんスライム
16-90 全然効かなかった(薬毒耐性)
91-00 ??
- 816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/01(日) 17:25:26.67 ID:fXkn9nUoo
- 耐性が…つよい
- 817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/09/01(日) 18:27:51.02 ID:vQTQk5vx0
- スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
赤髪の女性研究者(スライムは……変化なしか。成分的には人間用の数十倍のものを用意したのだが……やはりスライムの分解能力は驚異的だな……)カキカキ
幼イリス「わ、わぁ〜! ほ、ほんとにちっちゃくなっちゃった!」
幼ミスティ「むう……なんだか、へんなかんじだわ……」
少年エバンス「おお……!? なんだこりゃあ!?」
若ローガン「なるほど……一律で幼児化するわけではなく、一定程度若返るのか」
幼イリス「わっ……! ローガンさん、すっごいいけめん……!」
少年エバンス「ま、まじだ……! ローガンの旦那、若い頃はこんなにカッコ良かったのかよ!?」
若ローガン「……少々むず痒いな」
幼ミスティ「クロシュと、ようせいは……?」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
あかちゃん妖精「すう……すう……」スヤスヤ…
幼イリス「わぁ……」
少年エバンス「クロシュちゃんに寄りかかって眠ってるな……」
幼ミスティ「ふふ……かわいいわね……」
若ローガン「フッ……面白いものが見れたな」
赤髪の女性研究者(妖精は……実年齢を無視して幼体化する現象が起きた。眠っているため確認はできないが、恐らく精神も赤子程度の水準に戻っている。やはり、ある程度元の人格が保持される人間の幼体化とは異なる点が多い)
赤髪の女性研究者(妖精類自体、薬毒への抵抗力が極めて弱い種ではある。それに合わせて成分量も他の種族用のものよりかなり抑えたが……それでも尚、妖精類には顕著な反応が現れてしまうらしい)
赤髪の女性研究者(まあ……妖精用の薬品研究をしたところで、私の目標には恐らくほとんど関係がないが……。多少の予算獲得には繋がるか……)
◇
―1時間後
イリス「そろそろ戻ったかな……?」
ミスティ「戻ったわね」
エバンス「やっぱ元の年齢の方がしっくり来るな」ググッ
ローガン「……」
イリス「ローガンさん、どうしたの? もしかして具合悪い!?」
ローガン「いや……。問題ない。久しぶりに若い体になって、少々浮かれていたようだ」
ミスティ「そうは見えなかったけれど……」
妖精「……あれ? 治験はどうなったの?」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「え、終わった!? 全然記憶にないんだけど……」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
妖精「寝てたんだ……。まあ私は十数年程度若返ったところで変わんないだろうし、面白くもない結果だっただろうね」
スライムクロシュ「……♪」モニョニョ
☆治験のお仕事をやり遂げ、たくさんの報酬を得ました
◆
- 818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/09/01(日) 19:58:29.82 ID:vQTQk5vx0
- ―冒険者ギルド イスファハーン支部
受付嬢「お疲れ様でした! こちらが報酬になります!」
金貨の入った袋「」ズシッ!
エバンス「うおっ……! わかってはいたがなかなか良い額だ……!」
ローガン「だがこれでも、例の闇オークション競り合うには到底足りんらしい……。どうしたものか……」
イリス「とりあえず今はご飯にしましょう! このギルドは酒場も併設されてるみたいですし」
ミスティ「そうね……。体に大きな変化があったからか、いつもよりお腹が空いている気がするわ……」
*
―昼
ギルド酒場
ワイワイ ガヤガヤ
クロシュ「……」トコトコ
妖精「さて、空いてるテーブルは――」
リチャード「……ん?」
妖精「げっ!」
クロシュ「!!」
リチャード「おや……これはこれは」ニコニコ
エバンス「ん? なんだ、おっさん」
リチャード「フフフ……彼女たちとは少々縁がありましてね。お昼がまだのようなら、ご一緒に如何です?」
妖精「うぐっ……! わ、わかったよ……」
ミスティ「ええっ? なんでこんなハゲ頭と……!?」
妖精「ちょ、ちょっとワケがあるんだよ……。ごめん、私とクロシュ以外は他の席に行ってて良いから……」
ローガン「……いや、それなら我々も同席させてもらいたい。構わないだろうか?」
リチャード「ええ、もちろんです。是非皆さんご一緒に!」ニコニコ
*
- 819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/09/01(日) 20:02:39.60 ID:vQTQk5vx0
- 妖精「それで……一体何の用……?」
リチャード「まあまあそう警戒なさらず。まずは再会できた幸運に感謝の乾杯といきましょう」ニコニコ
妖精「うへぇ……」
エバンス「昨日何があったんだ……?」
リチャード「フフフ……そこのお嬢様方にちょっとした粗相をされてしまいましてね。まあ大した被害があったわけではないのですが……」
ミスティ「ちょ、ちょっと……妖精、何をしたの……?」
妖精「不法侵入……」
イリス「ああ……」
ミスティ「何してるのよ……」
クロシュ「わ、わたしが……しようって、言った……! 妖精さんは……わるく、ない……!!」ガタッ
妖精「……いいよ、クロシュ。慎重に動かなかった私が迂闊だったの」
クロシュ「んゅ……」
妖精「それで、何? 責任を取ってあなたの奴隷になれとでも言うの?」
リチャード「まさか、とんでもない! むしろあなた方の優れた隠密能力を見込んで、一つお伺いしたいのです」ニコニコ
妖精「はあ?」
リチャード「私の元で働く気はありませんか?」ニコニコ
妖精「……断ったら、治安組織にでも突き出すの?」
リチャード「まさか。厳重な警備を掻い潜り、魔封の縄からも容易く抜け出すような方々を捕らえようなどと無謀なことは考えません。このイスファハーンに損害を与えない限り、スカウトを受けるも断るもあなた方の自由です」ニコニコ
妖精「へえ。懐の広さをアピールってわけ?」
リチャード「ハハハ、可憐な姿に似合わぬ剣呑さですな! まあそういった気取りが一切なかったなどと言えば嘘になりましょう!」HAHAHA
妖精「うへぇ、食えない奴……」
クロシュ「あの、でも……わたしたち……行かなきゃいけないとこ、あって……」
リチャード「直近でやって頂きたい仕事が一つかあるいは二つほどあるのですが、それらさえこなして頂ければいつでも退職していただいて構いません。優秀な人材は一つ所に留まるべきではありませんからね」ニコニコ
妖精「ふうん……」
リチャード「報酬は弾みますよ。普通に働く程度では一生手に入らない大金を約束致しましょう」ニコニコ
妖精「じゃあさ、報酬の前払いってできる?」
リチャード「無条件の前払いはできかねますな。何度かお仕事をこなして頂ければ、あなた方の職務姿勢を信用し前払いに対応することも可能なのですが」ニコニコ
妖精「そりゃそうだ」
リチャード「フフフ……前払いはできませんが、報酬と同程度のまとまったお金をお貸しすることは可能ですよ。もし私の元で働くならね」ニコニコ
妖精(こいつ……)
クロシュ「……」
↓1〜3多数決 クロシュはどうする?
1.隠密の仕事を受ける
2.隠密の仕事を受けない
3.その他(自由安価)
- 820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/01(日) 20:03:46.37 ID:B1iUN21p0
- 2
- 821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/01(日) 20:07:01.19 ID:y2F+iewl0
- 1
- 822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/01(日) 20:21:01.17 ID:MVpO2xLDO
- 2
- 823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/09/01(日) 21:07:02.05 ID:vQTQk5vx0
- エバンス「妖精、クロシュちゃん。やめとけ。きな臭すぎる」
クロシュ「!」
妖精「エバンス!」
エバンス「重要な諜報任務をわざわざ素性もよくわからん奴らにやらせるのはなぜか? もし成功すりゃ儲けものだが、失敗して死なれてもこのオッサンは痛くも痒くもないだろ。素性不明なら繋がりを追求されてもいくらでも躱せるからな。つまり――このオッサンは都合の良い鉄砲玉が欲しいだけなんだ」
リチャード「なんと、これはまた人聞きの悪いことを言うお兄さんですな! 彼らをスカウトしたのは、ウチの乏しい人材では少々荷が重い任務だからなのです。決して鉄砲玉にしようなどとは――」ニコニコ
エバンス「自分とこの乏しい人材が大事だから、外様のクロシュちゃんたちを使い捨てようってんだろ?」
リチャード「ハハハ、これは何を言っても悪いように受け取られてしまいそうですな」ニコニコ
エバンス「ま、俺も商売柄雇われの身になることが多かったからな。雇う側を見る目は多少あるつもりだぜ」
リチャード「ふむ……では、スカウトは辞退でよろしいですかな?」ニコニコ
妖精「まあ、うん」
クロシュ「えと……ごめんなさい」ペコ
リチャード「ハハ、妖精さんや傭兵のお兄さんと違って君は優しい子ですな。しかし謝る必要はありません。最初に言った通り、スカウトを受けるも断るも自由なのです。この国では、労働する者の自由意思こそが最も尊重されるのですから」ニコニコ
妖精「……私って、あんまり優しくない?」
イリス「ど、どうだろ……。まあまあ優しいと思うけど、辛辣な時は辛辣だよね」
ミスティ「エバンスは……相手による感じよね」
エバンス「まあ大体の人はそんなもんだろ」
ローガン(……クロシュくんは、相手によらず優しすぎるかもしれんな)
☆リチャードのスカウトを断りました
◆
- 824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/09/01(日) 22:36:43.40 ID:vQTQk5vx0
- ―学術区 公園
噴水「」シャワシャワ
妖精「うへぇ〜……疲れた……」ゲッソリ
イリス「お疲れ様、妖精さん」
妖精「本当に疲れたよ……。ああいう手合はやっぱり苦手だ……」
ミスティ「でも……結局、お金はどうしましょうか……」
エバンス「その問題は未解決なんだよな……」
ローガン「今からこれ以上稼ごうにも限界はある……。今回はオークションの様子を見学しに行く程度のつもりで臨むのが良いかもしれん」
妖精「まあ見学するのも一つの手だよね。闇オークションは毎月開催されてるっていうし……運が良ければ、大魔女帝国への渡航権も来月また出てくるかも……」
ミスティ「でもこの先何ヶ月も出てこなかったら……」
妖精「うっ……まあ、とりあえず今夜オークションを見に行ってから考えよう……」
マリッサ「……あら、あなたたちは……」スタスタ
クロシュ「!!」
妖精「げっ!!?」
イリス「あっ……! 図書館で会った――」
ミスティ「怪しいおばさん……!」
マリッサ「……ふふ……まさかあなたたちが仲間同士だったなんて。こんなに面白い巡り合わせがあるかしら……」
エバンス「お、おい今度は何だ?」
妖精「……私たちが侵入した塔で、さっきのハゲ男と一緒に会合してたんだよ、この人」
ローガン「……なんと間の悪い……」
マリッサ「立ち話も何ですし、うちにいらっしゃらない? すぐそこなのよ」
妖精「やだ。あなた、私たちを使って研究がどうとか言ってたでしょ。そんな危なそうな奴の誘いになんて乗るもんか」
イリス「え、ええ……!?」
マリッサ「あらあら、不法侵入の証拠を持って当局に届けた方が良いかしら?」
妖精「うぐっ……!」
マリッサ「うふふ……今回は本当にちょっとお話したいだけだから。ね、来て頂戴」
クロシュ「んゅ……」
◇
- 825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/09/01(日) 22:38:09.66 ID:vQTQk5vx0
- ―マリッサの邸宅
応接室
妖精「それで……私たちをこんな場所に連れ込んで、どうするつもり?」
マリッサ「まあまあ、そんなに気を尖らせないで。今紅茶を淹れてるから」
イリス「え、紅茶を……?」
ミスティ「使用人か何かがいるのかしら……」
ガチャッ
小さなメイド人形たち「オマタセシマシタ! オマタセシマシタ!」パタパタ
小さなメイド人形たち「オコウチャニナリマス! オコウチャニナリマス!」パタパタ
クロシュ「わあ……!」
エバンス「な、なんだこりゃ!?」
マリッサ「これは私の魔法で作った人形たち。邸宅内の雑用はこの子たちに任せているの」
ローガン「……パペットマスターくんのような、傀儡魔法の使い手か」
マリッサ「ええ、その通り。パペットマスターというのは、確か芸術都市の傀儡魔法使いね。一度見たことがあったけれど、彼の腕前も見事なものだったわ」
小さなメイド人形たち「ゴヨウイイタシマス! ゴヨウイイタシマス!」シュババッ
小さなメイド人形たち「オチャカイ! オチャカイ!」シュバババッ
テーブルの上に綺麗に並べられた紅茶と茶菓子「」ポン!
マリッサ「……私よりは劣っていたけれどね」ニヤリ
*
- 826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/09/01(日) 22:38:45.72 ID:vQTQk5vx0
-
イリス「え、ええと……」
ミスティ「それで……なぜ私たちをここに?」
マリッサ「気の短い子たちね……」
妖精「言っとくけど、あなたの研究とやらに使われてやる気はないからね」
マリッサ「もう、わかってるわ。今回は別の提案をしようと思ったのよ」
ローガン「別の提案、とは……?」
マリッサ「あなたたち……私の元で働いてみる気はない?」
妖精「げ……」
エバンス(こっちもか……)
マリッサ「希少な星属性を秘めし魔法使いの少女に、イスファハーンタワーの警備を掻い潜って私とリチャードの目をも欺いた隠密の技を持つ少女と妖精……逃すには惜しい人材だわ。もちろん報酬はたっぷり用意できるし、お仲間もまとめて雇用してあげても良い。どう?」
妖精「ついさっき黒メガネハゲの男にもスカウトされたばっかりだよ」
マリッサ「リチャードに!? 承諾したの!?」ガタッ
妖精「しなかったよ」
エバンス「あんたも同じ魂胆だろ? 俺たちゃ使い捨ての鉄砲玉になる気はない」
マリッサ「むっ……リチャードがあなたたちを使い捨ての鉄砲玉にしようとしたのは事実でしょうね。でも私は違うわ。社交界で外面ばかり取り繕う無様な金の亡者でしかないあんな男とは断じて違う。私は人も物も学問も芸術も、全てを等しく大切に育てるイスファハーンの良心よ。当然、雇用した労働者の安全や生活の質にも気を配るわ」
ミスティ「な、なんだか随分とご立派なことを言うわね……」
マリッサ「当然のことを言ったまでよ」
イリス(よ、妖精さんどうするの?)
妖精(……あのハゲは利益追求の商業主義者って点ではある意味すごく信用できそうだったけど……この女は、何か違う。上手く言えないけど、なんかヤバイ気がする……!)
ローガン(同感だ。彼女には……何やら底知れぬ不穏な気配を感じる。受けるべきではない)
ミスティ(でも、不法侵入の証拠を握られているのよね?)
エバンス(この女のテリトリーに入っちまったのは完全に失策だったな……。どうする……?)
クロシュ(……)
↓1〜3多数決 どうしよう
1.マリッサの元で働く
2.粘り強く断る
3.暴れて逃げる
4.その他(自由安価)
- 827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/01(日) 22:42:04.31 ID:ziQho+xEO
- 2
- 828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/01(日) 22:54:52.73 ID:tOiq5LqBo
- 3
- 829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/01(日) 23:13:54.51 ID:OsjNbmIcO
- 2
- 830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/09/02(月) 00:15:04.53 ID:nx4y5CLj0
- マリッサ「高待遇を約束するわ。私の元で働きなさい」
クロシュ「……んーん」フルフル
妖精(クロシュ!)
エバンス(断るのは良いとして……どうやって切り抜ける……!?)
マリッサ「……聞き分けのない子ね。あなたたちを当局に突き出しても良いのよ?」
クロシュ「……それも、だめ」
マリッサ「あなたに私の行動を制限する権利はないわ」
妖精「行動を制限する……権利……あっ! そ、それなら……! あなただって、あの塔の持ち主でもないのにその不法侵入の被害を届け出る権利なんてないんじゃないの!?」
妖精(この国の法律がどうなってるかはわかんないけど、緑の国じゃ不法侵入は親告罪だった! お願い、ここもそうであって!)
マリッサ「……リチャードに届け出させれば良いだけでしょう?」
妖精(! よし、当たった!!)
妖精「あのハゲ……リチャードとはお昼に会ったけど、私たちの不法侵入は告発しないって言ってたもん」
マリッサ「チッ、あのハゲ……!」
クロシュ「……リチャードさんは……働く人の自由意思こそが、この街では最も尊重されるって……言ってた……。だから……わたしたちは、わたしたち自身の意思で……働く……!」
マリッサ「あーはいはい、わかったわよ。引き下がるわ」
妖精「!」
マリッサ「ま、気が向いたらいつでもここに来なさい。下々の暮らしでは決して味わえない豪奢な報酬と、最先端研究の恩恵を与えてあげるから」
妖精「気は向かないと思うけど覚えとくよ」
☆マリッサのスカウトを断りました
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