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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part3

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110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/22(月) 18:45:22.05 ID:x5tvMsOqO
リュアンちゃんは確かに心配だ

旅に同行とまではいかずとも誰かしら支えになるような人をそばに置いてあげたいわね……
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/22(月) 19:43:52.97 ID:WoJdQGNDO
乙です

クロシュヴィアは世界樹の光についてまだ知らなそう?だけど、クロシュの観察をしてたら世界樹の光を知るだろうから、シラホシ含めて光争奪戦がますます激しくなりそう

一切世界樹の光の存在を知らなそうなレイも逃亡先が世界樹の光が落ちた地点や中間の拠点ばかりで何も知らないまま争いに巻き込まれ続けそう
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/22(月) 20:07:04.38 ID:SwsFR9RH0


こんなことがあっても気ままに旅してそうなメルルちゃん
113 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/24(水) 00:00:09.96 ID:aAlNps070
じゃあくなテロ組織シノホシとでんせつスライムのクロシュヴィアちゃんが登場したことにより、いよいよキャスティング完了といった感じかもしれません。あと少し未登場の方々もいますが、今後のお話の中で登場するかと思います。よろしくお願いいたします

今回のお話で、悪そうな方々が実際大勢出てきました。現時点では対話可能かどうかわかりませんが、シノホシの方々に関しては人間嫌いではあってもスライム嫌いの方はいなさそうなため、意外とお話をする余地はあるのかもしれません。しかしクロシュ氏は人間のくずどもと一緒にいる裏切りスライムなので、だめかもしれません
僧侶氏は人間以外には容赦のない過激な差別主義者ですが、今回はその差別対象でない人間を大勢死なせてしまったため、つらいのかもしれません

今回の大破壊によって大きな被害と死者が出てしまいましたが、それでもレーティア氏を初めとした芸術都市の方々は復興に向けてがんばっていくようです。それがもしかしたら、救いと言えるものに繋がっていくのかもしれません
運命を変えようとする意思とクロシュちゃんたちの祈りが集まり、セインくんは現し世に無理矢理戻ってきたようです。彼は本来であればクロシュちゃんたちと敵対を避けられぬ立場なのですが、いろいろ思うところもあるようで、今後このことがどのように影響してくるかは未知数です。でもクロシュちゃんたちにとって彼は一時期とはいえ共に旅をした紛れもない仲間なので、その生存はとても喜ばしいことに違いありません

踊り子の双剣が手に入りましたが、これは細身できらびやかな剣なので、実のところ黒髪ボサボサ傭兵であるエバンスくんにはあまり似合いません……。そしてそんなときにこそ、クロシュ氏のスライム能力である格納や多重同化を活用すべき時かもしれません
シノホシの構成員が増減するかは今のところわかりませんが、ザイル氏がブラッド氏を誘ったように、メンバーの勧誘・獲得に後ろ向きというわけではないようです。ただ、じゃあくなテロ組織に入りたがる酔狂な人物もなかなかいないと思われるため、積極的なスカウト活動をしているわけでもなさそうです

リュアンちゃんはお付きのメイドさんを喪い、荒廃した芸術都市で身寄りもなく一人残されてしまったようです。元がお嬢様なので、金銭的な面で直ちに逼迫することはなさそうですが、メンタル面では少しあやうい状態かもしれません
フメイさんたちは芸術都市にいなかったようですが、もしいたら彼女の有す星の力も激突してもっととんでもない大災害に発展していた可能性はあります。彼女がいなかったのは不幸中の幸いかもしれません

実際のところ、今のリュアンちゃんにはそばで支えてくれる人が必要かもしれません。芸術都市は今厳しい状況ですが、恐らくこれから家を失った人や被害に遭った旅人に向けた支援が始まると思われますので、そこで善意ある他者との関わりを持っていただけたら良いと思います

クロシュヴィア氏は世界樹の光についてまだ知らないのかもしれません。しかし仰る通り、クロシュ氏を観察していればいずれは露見してしまうかと思われます。争奪戦は激化していくでしょう
レイ氏は今のところまるで世界樹の光とは関わりがありませんが、不幸にもこの先も巻き込まれていく可能性は実際高いような気がします。そして彼女の背負った邪神なるものが何なのか、その正体は未だ闇に包まれています

メルル氏が今どこで何をしているかはわかりませんが、彼女は高い危機察知能力を持つと思われるため、もし芸術祭に来ていて巻き込まれていたとしても無事に逃げおおせていることでしょう
今後も道連れになることがあるかと思われますが、強い力とも大きな哀しみとも無縁で気ままに旅をしている彼女は、きっとクロシュちゃんにとって喜ばしい生き方をしている人に映ることでしょう
114 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/24(水) 00:00:58.59 ID:aAlNps070
―幕間
 テラヌス砂漠

 ヒュオオオ――…

 太陽「」サンサン

 ザッザッザッ……

フメイ「……」ザッザッ

アリシラ「……」ザッザッ

フメイ「……ねえ」

アリシラ「……なあに?」

フメイ「……もしかしてフメイたち……遭難してる?」

アリシラ「え、ええ〜? そそ、そんなことあるわけないよぉ〜?」

フメイ「……」

アリシラ「……」

フメイ「……本当に?」

アリシラ「ま、まあ……? ちょっと道に迷うこともあるのが旅ってものじゃないかな?」

フメイ「……」

アリシラ「だいじょーぶだいじょーぶ! 私は空から降り注ぐバカみたいな光魔力を吸収してれば生きられるし、フメイちゃんも星の力があるから割と平気でしょ?」

フメイ「……まあ……。お腹は減るし、喉も乾くけど……。多分、死にはしないと思う……。元々暑さには強いし」

アリシラ「ならだいじょーぶ! のんびり行こう!」

フメイ「はあ…………ん?」

アリシラ「……!」


 王国の方角「」カッ――
 光の柱「」ドギュゥゥゥゥゥン――…


フメイ「……!?」

アリシラ「あれは――」

フメイ「な、なに……あれ……?」

アリシラ「……わかんないけど……多分、あのセインっていう勇者っぽい子の魔力を感じるね。こんなに離れてるのに、びりびりと伝わってくるよ」

フメイ「あれが、一人の魔法……!?」

アリシラ「今のフメイちゃんなら似たようなことができるんじゃないかな? 星の力を使って」

フメイ「ええ……」

アリシラ「どのみち全ての力を集められれば、フメイちゃんはこの地上全てを炎で浄化できるようになるはずだもの。フフ、それはあんな程度じゃ済まないよ?」

フメイ「……言われてみれば確かにそうかも」

アリシラ「でしょ? だから王国の生物兵器なんて恐るるに足らず! 気楽にいこう!」

フメイ「……うん」


フメイ(クロシュ……あれに巻き込まれてなんかないよね……)ギュッ

 ◆
115 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/24(水) 00:01:43.07 ID:aAlNps070
というわけで本日は本編の更新はできませんが、汎用クリーチャーの募集を行いたいと思います
全員を登場させられるかはわかりませんが、機会があればきっと登場してくれると思います。よろしくお願いいたします

(汎用クリーチャー用テンプレート)
【種族】
【分類】
【外見】
【性質】
【備考】

■参考
(汎用クリーチャー例1)
【種族】マグマザリガニ
【分類】甲殻類
【外見】赤と黒の入り混じった溶岩のような甲殻を持つザリガニ。平均的な大きさは小型犬程度
【性質】臆病。狭い場所を好む
【備考】灼熱の溶岩の中に棲むザリガニ。雑食性で、火山に住む小型の動植物を捕食する
臆病な性格のため、人間などの自分より大きな動物が近付いて来ると溶岩の中に隠れてしまう
死骸を平温環境に晒しておくと消化器官内に残った溶岩が固まって調理が難しくなるため、食用の際は溶岩抜きが必要
肉厚な身には濃厚な旨味と炎魔力が詰まっており、知る人ぞ知るトコナツの名産品と言われている
クロシュたちが戦った個体は星の力によって異常に巨大化していたため、性格も本来より強気で攻撃的になっていた

(汎用クリーチャー例2)
【種族】メガロザメ
【分類】魚類
【外見】とても大きなサメ
【性質】獰猛で攻撃的
【備考】南の海を中心とした広範な海域に生息している巨大なサメ。肉食性で、クジラやアザラシなどの大型海洋生物を捕食する
生活圏の違いから人類の犠牲者が出ることはあまりないが、人の船を襲って乗組員を捕食する危険な個体もいる
フカヒレがとても美味しいと言われるが、狙って漁獲するのは難しく、市場に出回ることは少ない
海竜やボーンクラーケンとは仲が悪い

(汎用クリーチャー例3)
【種族】オオキイウミタニシ
【分類】貝類
【外見】とても大きなウミタニシ
【性質】穏やかで大人しい。ゆっくり動く
【備考】ウミタニシの仲間。水深が浅く温暖な海に生息する。藻食よりの雑食性で、様々な海藻類や、微生物や小型海洋生物の死骸などからなる海底沈殿物を食べる
穏やかでのんびりした性質を持ち、海底をもぞもぞとゆっくり動く姿が人気で多くのダイバーから親しまれている
その大きな貝殻には水属性の神秘が宿っており、背負うことで母なる海の力の片鱗を授かることができると言われている

↓1〜 23:59:59まで
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 02:18:08.52 ID:lIV8l+HX0
クリーチャー

【種族】スピリチュアルジェル
【分類】スライム?
【外見】白銀に輝くドロドロした液状の塊
【性質】とても臆病
【備考】
体が液状化した魔法鉱石で構成されているスライム。倒すと魂だけが剥がれ残った体が個体化して魔法鉱石になる。ステライトと呼ばれる超希少な魔法鉱石で手にした者には星の力をもたらすと言われているが、異次元の硬さと逃げ足によってあっという間にいなくなってしまう為討伐報告は未だにあがっていない幻のような存在
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 03:49:34.50 ID:XypUK53B0
【種族】ドンエテコウ
【分類】哺乳類
【外見】マントヒヒのような見た目で大きさは5mある。毛は金色。黒い牙がはえている。筋肉質。
【性質】かなり獰猛で攻撃的
【備考】森林に生息している猿の仲間で群のボス。普段は「コエテコウ」という部下を引き連れている。高い声をあげて仲間を呼ぶ事がある。頭がよく個体によっては手作りの棍棒、斧、ムチ、弓など様々な武器を一匹に一つ所持している(本スレに登場の時、ボスはヌンチャクで戦っている事でお願いします)。集団で獲物を取っている事もあるが森に入った冒険者などを襲い食べ物や持ち物などを奪う事がある。彼らが武器の知識を知っているのは森に入った人間が使っているのを見て学んでいると仮説がたてられている。ドンエテコウの牙と毛皮は武器屋に高く売れる。

※コエテコウは見た目ドンエテコウに似ているが大きさが1mで白い牙、黄色の毛皮になっている。上記と同じ獰猛で個体によって様々な武器を持っている。
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 06:04:20.07 ID:nzzouECPo
【種族】セレーネルクス
【分類】魔犬科 魔狼属(魔法を使える犬科)
【外見】
 銀の体毛と青い瞳を持つ全長1〜3mの狼。尾が長く、全長の二割を占める。強化中は金の体毛と赤い瞳に変わる。
【性質】
 凛々しく気高いが仲間思い。同種及び認めた相手には忠臣的だが、他種には殆ど懐かない。
【備考】
 月の光を受けている時のみ使える強力な強化魔法で、高い身体能力と魔法耐性を発揮する月下の王者。優れた環境適性能力を持ち、世界中を渡り歩く習性がある。それらに加えて水と月光浴だけでも最低限生きられる特異体質まであり、一部では聖獣や月の遣いとして扱われる事も。最も強い個体をリーダーとして十数頭で一つの群れを作るが、普段は対等の立場の様子。
 普段は少し手強い狼程度なので、日中は洞窟や巣穴の中に隠れて眠り、月が出たら月光浴や鍛錬の為の狩りを行う。狩りの対象には自分達以上に強い相手を選び、倒した獲物の半分は他の動物達に分け与えられる。その希少性や見た目の美しさから密猟の話が絶えないが、彼らの狩りによって返り討ちに遭った話も同じくらい絶えない。
 モフり研究家によるとこれ以上無い程の天上のモフ度らしいが、触らせてもらえる難度は恐ろしく高い。
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 12:22:31.70 ID:XypUK53B0
>>117すいません一部訂正
(本スレ登場する際、ボスのドンエテコウは手作りの巨大ヌンチャクを所持しそれで戦闘していることでお願いします。)
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2024/07/24(水) 12:26:52.11 ID:TIeYno3IO
【種族】シャークロウ
【分類】鳥類
【外見】大人の4倍はある巨大カラス
【性質】知能が高く、ずる賢く貪欲。肉食。
【備考】人間に変身する能力があり、獲物を騙して隙を見て捕らえる。カラス状態でも羽ばたきや高速飛行を駆使してきて強い。
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 18:09:19.73 ID:CHkvAR7s0
【種族】ジュエルマジロ
【分類】アルマジロ
【外見】体長数十センチ〜数メートルほど。背中から鉱石が生えたアルマジロ。鉱石の色や成分は個体によってさまざま。
【性質】どちらかといえばおとなしいが縄張りに侵入したものは排除しようとする。
【備考】主に山、洞窟、岩石地帯に生息。普通のアルマジロが食べるもののほか、鉱物も好んで食べる。
背中はとても硬いが腹部はもろい。硬い歯と爪を持つほか、丸まって転がるという攻防一体の攻撃をする。
見た目が特に綺麗な個体はその宝石のような美しさから鉱石部分だけ乱獲されたり観賞用のペットとして飼われたりする。
鉱石の色や形が美しい個体ほど異性にもてる。体には鉱物を多く含むため人間が食べるのには向かない。
ごく稀に卑金属を体内で貴金属に変える個体がいると言われているが伝説の域を出ない。
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 18:56:13.57 ID:uUafDqprO
【種族】マッハトンボ
【分類】昆虫 トンボ
【外見】普段は大人しいが危害を加えたり、産卵期〜タマゴが孵化する間は攻撃的になる。
【性質】目が赤く、体が銀色、羽は透明。オニヤンマぐらいの大きさ。(メスはオスより一回り大きい)
【備考】・最近見つかった新種のトンボ。森の近くある池、湖の近くに生息している。産卵期〜孵化まではタマゴを守ろうと攻撃的になる。
・ものすごく速く目視で見ることはほぼ不可能。体が硬くさらに高速で移動する為、普通に歩いている人に衝突してしまう事がある。衝突した人は骨が折れたり、脳や心臓等あたりどころが悪ければ最悪命を落としいる人も確認出来ている。鉄や鋼の防具があっても衝突した所が陥没している位の衝撃があり同様に亡くなる人がいる。衝突した後のマッハトンボは問題なく飛び回っている。捕獲してもそのまま破ってしまうので捕獲は難しい。
・見つかる前は突然どこから撃たれているような現象から人々が「妖精の弾丸」とよんでいたがガッタ・ファーブがそれを発見し名前をつけ人々にも広めた。その後、そのまま「妖精の弾丸」と異名としてよんでいる人もいる。ガッタ・ファーブの研究でマッハトンボの体にはダイヤモンド以上の硬さの物質が含まれていることがわかった。
・マッハトンボを捕獲しようと色んな人が挑み亡くなる人が多くいたので街の住民とギルドの職員で協力し生息している池、湖の近くに入らないよう呼び掛けしたり、立て札を立てている。
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 19:16:12.74 ID:J3+nVfDqO
【種族】ワイバーン
【分類】飛竜
【外見】前足が翼になっている
【性質】性格は比較的大人しい。
【備考】竜族の中では大きさやパワー、知性が低く、より上位であるドラゴンにしばしば狩られおやつになっている。しかし、空中戦の心得がない者にはなかなかの強敵であり、ワイバーンを倒せるかどうかのラインが中級者と上級者を分ける壁と言われる。また、強者の乗り物として使われることが多く一度屈服させたら命令をよく聞いてくれる。
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 19:42:18.75 ID:EBAoFYOH0
【種族】サボテンドラゴン
【分類】植物獣
【外見】ドラゴンのような形をした巨大サボテン
【性質】水分を求めて砂漠を彷徨っている。
【備考】ため込んだ水分を口から高圧で発射して攻撃する。全身のトゲもミサイルのように発射する。
倒すことができれば大量の水分を得られるため砂漠で遭難する心配がない。
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 19:47:46.82 ID:caANDXE6O
【種族】ピラム・ビー
【分類】蜂
【外見】体長50cm程度の大きな蜂
【性質】縄張り意識が強く、侵入者には容赦しない。群れる。
【備考】
草原や森林に出没する大きな蜂の魔物で槍の穂先のような大きく太い毒針を発射してくることが名前の由来。
発射された針は並の盾では貫通する上、彼らは群れて行動するため針の弾幕には注意が必要。
蜂の弱点がそのまま有効なことをうまく突こう。
彼らの蜂蜜には強い精力増進の効果があるため、養蜂に使えないかと研究している物好きもいる。
シンプルな虫型の魔物。

【種族】スーサイド・ボム
【分類】ゴーレム
【外見】バスケットボールぐらいの大きさの浮翌遊する黒い球体。
【性質】侵入者を感知すると近寄ってくる。
【備考】
何者かが造り上げた球体型のゴーレムでモンスターというよりはダンジョンに仕掛けられたトラップに近い。
侵入者を感知すると近付いてくる性質があり、近付くかダメージを受けると大爆発を起こす。
安全に倒すには近付かせずに爆発させるか、球体の内部にある核を一撃で破壊し爆発させずに倒す必要がある。
RPGに出てくる自爆する敵のイメージ。

【種族】竜牙兵
【分類】スケルトン
【外見】頭部がドラゴンの形をしたスケルトン(骨の怪物)
【性質】死を恐れず敵には容赦しない。自分たちを作り出したドラゴンに忠実。
【備考】
知恵あるドラゴンが己の牙から生み出した恐るべき戦士でドラゴンの護衛や財宝の番人などとして使役される。
特別な能力は持たないが優れた戦士としての技量と死を恐れない戦いぶりが特徴。
彼らの近くにはドラゴンが存在するため撤退が推奨される一方で、ドラゴンの財宝を目指して挑む命知らずも時折いるようだ。
ドロップ品:竜の牙

【種族】盗賊
【分類】人
【外見】千差万別
【性質】殺し尽くし焼き尽くし奪い尽くす。
【備考】
法律に唾を吐いて人々を襲う唾棄すべき人種。
中には生活苦から盗賊となった人物もいるようだが、人々を襲う時点で情けをかける必要はないだろう。
クリーチャー溢れる世界でわざわざ街を離れて盗賊になるあたりバイタリティと戦闘力はバカにしたものではないし、悪知恵がある分下手なクリーチャーよりも危険かもしれない。
敵対ネームドの募集があれば盗賊団の頭あたりを作れたんだけどなあ。
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 20:09:51.14 ID:caANDXE6O
【種族】イビル・ビブリオ
【分類】本
【外見】浮翌遊する一冊の魔導書
【性質】プライドが高く意地が悪い。
【備考】
魔翌力を込めて綴られた魔導書が歳月を経て人格を持つに至った魔物。
相応しい読者に読まれたいという本能から才能がある者を見つけると相応しい力量があるか確かめ読んでもらうために襲いかかるという傍迷惑な性質の持ち主。
その魔導書に記された魔法を使い、本だから火炎に弱く水を嫌う。
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 20:10:09.81 ID:hlhLL6WDO
【種族】モフモチ
【分類】不明(諸説あり)
【外見】外はモフモフ中はモチモチ。大きさは基本的には数十センチ前後
【性質】基本的には大人しい性格だが……(下記備考参照)
【備考】
モフモフの毛皮に覆われてモチモチとした謎の生命体で割りとどこにでもいたりする
基本的には子供でも捕まえられるうえ、外も中も衣料品や調度品や食料や薬の素材等で無駄なく活用でき、魔族や魔物への風当たりが薄い地域では愛玩用のペットとして飼われることもある

その一方で近くにいる他の魔族や魔物の影響を受けて変質する特徴を持つ
そのため彼らが大量発生したり、凶暴化したり、硬くなったり、巨大化したり、毒を持ったり、泳いだり、飛んだり、魔法を使ったり、喋ったり等々したときは周辺に影響を与えた魔族や魔物が出現したことになり冒険者ギルドでは脅威度を示すバロメーターとして扱われたりする。ただし何故か人間や普通の動物が側にいても変質することはない
このような特徴から分類についても、大きさが似ているスライムや妖精等の小型種の突然変異、現在の魔族や魔物の先祖にあたる古代種の生きた化石、さらにオカルトや陰謀論の領域に入ると宇宙から調査・侵略の為にやって来た外来生物・生体端末、家畜及び魔族や魔物の戦闘要員として人間に作られた生物兵器が脱走して野生化した姿等様々な説がある
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 20:23:34.40 ID:ZvxLrIvCO
【種族】星屑アリの大群
【分類】昆虫
【外見】外殻が鉱石でできているアリ
【性質】攻撃的
【備考】食べた鉱石を外殻として纏う特性を備える珍しいアリ。全ての個体に羽が生えており、飛行する群れの姿が星屑のように見えたことから星屑蟻と命名された。ジュエルマジロと共生関係を築く群れも存在し、彼方が苦手とする空から襲ってくる外敵を星屑アリが代わりに排除するといった光景も時折見られる(地上では逆に守ってもらえる)
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 21:59:05.84 ID:3cVuj1HFo
【種族】ドリームジャーニー
【分類】夢魔
【外見】本来は黒い人型のシルエットをしているが、寄生先を見つけると宿主と同じ姿になる。
【性質】相手の心理世界に寄生することで相手の精神力を吸い生きている。
【備考】精神生命体なので肉の身体を持たない。心の弱さにつけこみ精神に寄生するので、心を強く持つだけで追い出せる。そう言う意味では自分との闘いといえるが、強靭な心を持てる者はそう多くない。心が強くない人は心属性魔法に長けた人が近くにいないとされるがままになる。
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 23:04:38.74 ID:E1AUC5cfo
【種族】アローホーク
【分類】鳥類
【外見】体長は平均1メートルほど。風の抵抗の少なそうな細身の体。体色は紫がかった赤。目つきが鋭い
【性質】用心深い
【備考】自身の風の魔翌力を推進力に変えることで普通の鳥よりも速く長く高く飛ぶことができる
そうすることで最低限しか羽ばたかなくてすむので音を立てずにこっそり獲物に近づける
そのため別名「空の忍者」とも言われる
大きい個体が人間を襲った事例がある
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 23:46:25.91 ID:NkFXGDPJo
【種族】アリジゴクモドキ
【分類】スライム
【外見】お客様(本人談)対応時は褐色銀髪赤目の幼女体。全体としてはとてつもなくデカい土塊
【性質】地面と見分けがつかない落とし穴を構え、落ちてきた生き物に対し同化を了承してもらった(本人談)ら同化し、知識や経験をわけて貰うついでに垢を食べる。年齢に対しとても幼く、スライム語しか理解・話せない。
【備考】同化がとてつもなく下手。そのまま食べちゃうことはしょっちゅうで運が悪いと死ぬまで単純保持される
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/25(木) 00:00:22.79 ID:W/QvLtpoO
【種族】黒霊
【分類】精霊
【外見】真っ黒い不定形のなにか
【性質】恨みつらみの集合体
【備考】世界に蔓延る怨念が集まりできた悪性生物。ひたすら他者を害することだけが目的
133 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/25(木) 00:01:17.33 ID:OveHYGI80
皆さん、たくさんのご投下ありがとうございます。とても充実いたしました。全員出せるかどうかはわかりませんが、機会がありましたらぜひとも登場していただきたいと思います

それでは本編の更新は土日となります。よろしくお願いいたします
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/25(木) 07:34:56.67 ID:X30pZLbg0
フラナさんってこんな感じかしら……?(やっつけ)

https://tadaup.jp/5d67b8258.png

135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/25(木) 08:26:41.30 ID:F3ytcNjrO
kawaii
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2024/07/25(木) 12:26:24.02 ID:IpZ0Bl7pO

このフラナさんはCV釘宮理恵ですわ・・・
アニメだったらこの辺りでOp映像変わってシノクニの面々とか登場してそう
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/25(木) 12:28:57.53 ID:IpZ0Bl7pO
>>136
失礼、シノホシでしたね
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/26(金) 00:21:38.58 ID:JyjsC84mO
おお、自作絵すごいかわいい
前期よりちょっとシリアスめのOPに変わってそう感ある
139 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 13:03:07.48 ID:2YjYtI/50
わお! 支援絵ありがとうございます。これは光耐性完備のよそ行きフラナ先生ですね
平時ではきっとこんな風に表情豊かですが、戦いのときはとても冷酷に王国兵をズバズバ切り捨てる恐ろしい吸血鬼です。王国兵の方は見た目に惑わされないよう気を付けた方が良いかもしれません

オープニング映像がシリアスめに変わったかどうかはわかりませんが、シノホシという新たなる勢力やクロシュヴィアの覚醒などがあり、芸術都市編は大きな流れの中の一つの節目であったと言えるかもしれません
世界樹の光を求める者たちの争いは今後ますます激化していくことでしょう。クロシュちゃんは、自分よりも遥かに強大な敵に立ち向かっていかなければなりません。がんばっていただきたいところであります



また、今回からダンジョン探索だけでなく街から街への長距離移動でも持久力を消耗するように世界の法則が変わります。とは言ってもよほどの不運に見舞われない限り行き倒れるようなことにはならないと思いますのでご安心ください



そして本編の更新を始める前に、[旅は道連れ]の方式についてのアンケートを取りたいと思います。よろしくお願いいたします

[旅は道連れ]の発生タイミングについて
↓1〜5多数決
1.従来通り(ランダムイベントで発生)
2.長距離移動開始時に確定で発生(人選はコンマ)
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 13:05:33.66 ID:gempFmZZ0
1
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 13:06:07.96 ID:t7nqWalSO
1
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 13:14:27.56 ID:KrT5Rw++0
1
143 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 13:17:02.63 ID:2YjYtI/50
ご回答ありがとうございます。従来通り、ランダムイベントで確率発生となります。それでは本編を開始いたします
144 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 13:18:12.76 ID:2YjYtI/50
―少し前

剣舞妹「……ねえ。ちょっといい……?」

エバンス「ん?」

クロシュ「?」

剣舞妹「これ……」スッ

 踊り子の双剣「」キラン

エバンス「これ……お前たち姉妹の使ってる双剣? これがどうかしたのか?」

剣舞妹「これ、あたしのなんだけど……えっと……貸してあげる」

クロシュ「!」

エバンス「いやいや! そしたらお前はどうすんだよ!?」

剣舞妹「あたしはお姉ちゃんが使ってたやつを使うよ。型は同じだから問題ないし」

エバンス「いやいや、だがなあ……」

剣舞妹「……この剣、テラヌス・ウルスの踊り子の剣なの。あたしたちの剣舞も、テラヌス・ウルスの踊り子たちの舞を下地にしてる。だからこの剣で舞を披露すれば、きっとテラヌス・ウルスの人たちに気に入ってもらえると思う。だから……」

エバンス「しかし……俺もローガンの旦那もちゃんと剣舞を学べたわけじゃないし、俺や旦那がこんな綺麗な剣で踊っても滑稽なだけじゃないか……?」

剣舞妹「クロシュちゃんがいるじゃない」

クロシュ「!」

エバンス「……そういうことか」

剣舞妹「クロシュちゃんの擬態能力とぱわーなら、多分いけると思う。だから……」

クロシュ「ん……」

 踊り子の双剣「」ギュッ


 モニョモニョ…ポン!


踊り子クロシュ「♪」シャララン―


エバンス「お、おお……!」

剣舞妹「いいじゃん……! うん、絶対いける! あたしたちの剣舞、届けて来てね……!」

踊り子クロシュ「うん……!」

剣舞妹「それで……いつか、絶対に返しに来てよね……!」

踊り子クロシュ「うん……!!」

 ◆

 強化ソリ「」シャーッ――


クロシュ「……」ギュッ

 踊り子の双剣「」キラン

妖精「ん? その双剣……」

エバンス「ああ。あの子から借りたっつーか、押し貸されたんだ」

イリス「へえ……! 綺麗な剣だよねえ、宝石の装飾もキラキラで」

ミスティ「弧を描いた刀身も美しいわね……」

ローガン「あの踊り子たちの剣か。そういえばテラヌス・ウルスで使われる刀剣も曲刀が主だったな」

エバンス「おう。テラヌス・ウルスの剣って言ってたぜ。これで踊れば信頼を獲得できるってさ」

妖精「なるほどね。それじゃあありがたく使わせてもらおっか」

クロシュ「うん……」

 ☆剣舞妹から踊り子の双剣を借りました
 ☆装備欄には記載されませんが、状況に応じてクロシュが使用します
145 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 13:18:59.71 ID:2YjYtI/50
 荷物「」ガサゴソ

妖精「……ん?」

 石の賽「」コロン

エバンス「なんだそれ?」

ミスティ「それは……魔族国を出た時に荷物に紛れ込んでいた石の立方体……?」

妖精「うん。なんか勝手に増えるんだよねこれ」ガサゴソ

 石の賽「」コロン
 石の賽「」コロン

妖精「あれっ? 2つしかない」

イリス「本当だ! 前は4つあったのに」

ミスティ「えっ、増えたり減ったりしてたの……」

エバンス「いやいや……増えたり減ったりする石ころって不気味すぎるだろ!」

妖精「ま、まあ……。でも悪いものだとは思えないんだよ。微かだけど神気も感じられるし……」

エバンス「そうなのか……」

ローガン「初めて目にしたのは魔族国を出た時だったな」

イリス「フラナ先生に手紙で聞いてみたんだけど、入れた覚えも心当たりもないって返ってきたんだよね……」

ミスティ「謎は深まるばかりね……」


スライムクロシュ「〜〜?」モニョニョ?

妖精「ん? クロシュどうしたの?」

スライムクロシュ「〜」モニョ

 白い賽「」ポン

イリス「こ、これは……別の新しい立方体!」

妖精「ど、どこで見つけたの?」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

妖精「ソリの荷台に落ちてた……?」

ミスティ「ええ……。出発する時はなかったはず……一体いつの間に……」

ローガン「う、ううむ……出所がわからないのは魔族国の時と同じだな……」

 白い賽「」

妖精「……でも、なんだろう。石のやつよりも、神気が強い気がする……」

エバンス「マジか」

妖精「うん。こっちの白いのも、お守り代わりに大事にとっておこう」

 ☆運命賽+1
 ☆会心賽+1

 ◆
146 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 13:21:25.75 ID:2YjYtI/50
―テラヌス・ウルスへの旅路 1日目

 ◇クロシュ [あかちゃんスライム]
 武:メイドブレード  盾:ウニ盾      飾:くすんだ耳飾り
 武:竜珠の杖     防:ゴスロリエプロン 飾:

 ◇妖精   [世話焼き妖精]
 武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:精霊のレオタード 飾:

 ◇イリス  [星の魔法使い]
 武:精霊樹の杖[改] 盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:魔術師のローブ  飾:

 ◇ミスティ [氷の魔法使い]
 武:魔銀の短剣    盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:精霊のローブ   飾:

 ◇ローガン [鋼の戦士]
 武:鋼の剣      盾:鋼の盾      飾:くすんだ耳飾り
 武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子      飾:

 ◇エバンス [地の傭兵]
 武:魔銀の剣     盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:革の鎧      飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]      [大事なもの]
運命賽*2       蜘蛛絹の下着     魔族国永久旅券
会心賽*1       ザリガニのお守り   フメイの服の切れ端
反魂丹*2       雨乞い傘       精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   大きな巻き貝     精霊樹の実のジャム
魔術書「星の魔力」上  大きな軽石      精霊樹の鉢植え
お宿の焼き菓子     闇の欠片       フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物    フリルワンピ水着   メルルの帽子
魔導飯盒        魔法学園のスク水   溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置   炎鉱石        暗黒優待券
属性大全        ガラスのザリガニ
魔王図鑑        踊り子の双剣
マジカルブラッドワイン
吸血鬼殺ブラッドワイン

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・風になる[2/12]

◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
147 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 13:22:58.25 ID:2YjYtI/50
―テラヌス砂漠 持久力[10/10]


 強化ソリ「」シャーッ


 一面の砂景色「」ヒュオオオオ――…

 太陽「」サンサン


クロシュ「わあ……」

イリス「これが……砂漠!! あ、暑い……!」

ミスティ「トコナツ島はまとわりつくような蒸し暑さだったけれど……ここは肌を焦がすようなカラッとした暑さね……」

妖精「ただでさえ暑い砂漠が、今は星の力で光が増幅されてるみたいだからね……」

ローガン「うむ……。各自、水分補給を怠らないように」

イリス「水が不足してきたら言ってね。水魔法で作り出すから」

エバンス「水属性って本当に便利だよな……。船旅でもイリスちゃんには世話になりっぱなしだ」


 ※テラヌス砂漠は過酷な環境のため、1日ごとに耐久力を[2]消耗します


↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-35 食料発見(コンマ)
36-50 物品発見(コンマ)
51-65 場所発見(コンマ)
66-80 良いこと(自由安価)
81-00 旅は道連れ(統合しました)
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 13:23:17.52 ID:Djwf1Y4f0
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 13:27:19.37 ID:UKUQPdZHO
150 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 13:37:07.47 ID:2YjYtI/50
何かしらの場所と道具を見つけたようです

↓1コンマ 見つけた場所
01-10 呪われし古代遺跡
11-30 オアシス?
31-50 枯れた川床
51-70 オアシス
71-90 地下水脈
91-00 静謐な古代遺跡

↓2コンマ 見つけた物品
01-35 綺麗な砂
36-65 サボテンの花
66-95 蜃気楼の雫
96-00 砂竜の宝玉
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 13:37:41.31 ID:CH7d5hFRo
こんま
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 13:39:33.17 ID:I4wKZ9X2O
たまー
153 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 14:08:25.50 ID:2YjYtI/50
―夕方
 テラヌス砂漠


 砂漠に開いた裂け目「」

 強化ソリ「」キキッ


ミスティ「なに、この裂け目……ソリじゃ渡れないわ……」

ローガン「これは……恐らく、かつて谷川だった場所だろう。砂漠化の影響で水源が枯れ、谷の地形だけが残ったのだと思われる」

イリス「す、すごい……自然の歴史って感じがします」

妖精「でも休息に適した地形でもあるね。今日はここで野営しよう」

エバンス「ソリはどうする?」


 デロデロ…モニョモニョ…ポン!


オオキイクロシュ「わたし……下まで、降ろせる……!」ドスンドスンッ

エバンス「お、おお! 手伝うぜ!」

 ◆
154 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 14:09:09.01 ID:2YjYtI/50
―枯れた川床

エバンス「さて、こんな地形だとつい探索したくなっちまうってものだが」スタスタ

クロシュ「!」ピコン!

エバンス「お、何か美味そうなものでも見つけたか?」

クロシュ「んーん……」トコトコ

 綺麗な砂「」サラサラ

妖精「砂? 砂漠の地表にあるやつよりも不純物が少なくて綺麗だねこれ」

エバンス「お、確かに透き通った地属性を感じるな」

クロシュ「んへへ……」

妖精「ここまで綺麗なのもちょっと珍しいし、瓶にでも詰めておけば?」

クロシュ「うん」

エバンス「イリスちゃんなら地属性魔法とかに使えるかもしれないしな」

妖精「エバンスも地属性魔法が使えるでしょ」

エバンス「いや、俺はそこまで精密にいろいろできるわけじゃねえし……」

 ☆綺麗な砂を手に入れました

 ◆
155 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 14:09:38.19 ID:2YjYtI/50
―夜
 枯れた川床

 焚き火「」パチパチ

妖精「ふう、今日もみんなお疲れさま」

ミスティ「妖精もね」

妖精「私はソリの帆に追い風を吹かせるくらいしかしてないよ」

イリス「風なら私も吹かせられるし、明日は私も――」

妖精「イリスは水の供給っていう大事な役目があるから風は私に任せなさい」

イリス「は、はい」

ミスティ「ふふ……でも、砂漠はソリを走らせやすくて良いわね……。砂は摩擦が少ないから……」

ローガン「いつになく快速だったな。この砂漠は広大だが、ミスティくんのソリがあれば安心できそうだ」

ミスティ「ふふ……でもこの人数を乗せても問題なく走れるのは、ローガンさんがいろいろ補強してくれたお陰よ……」

ローガン「フッ、道中ではそれくらいしか役に立てないからな……」


テラヌス・ウルスへの旅路初日の夜です。枯れた川床で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 14:12:27.72 ID:Djwf1Y4f0
この辺に棲息している生き物についておしゃべり
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 14:13:05.35 ID:gempFmZZ0
エバンス 地属性の魔法を精密にできるように練習してみる
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 14:14:00.15 ID:R9osePWiO
風になる練習
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 14:14:09.76 ID:t7nqWalSO
クロシュ、水分を溜め込む
160 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 14:54:02.44 ID:2YjYtI/50
 焚き火「」パチパチ
 食器「」カラン

イリス「やっぱり砂漠は食べるものが少ないですね。保存食を多めに持ってきて正解でした」

ローガン「うむ……。現地調達できればそれに越したことはないのだがな。やはり砂漠では食料を見つけにくい」

ミスティ「……ないわけではないのよね? 砂漠にはどんな食料があるの?」

ローガン「そうだな……例えば、セイントレアキャニオンのところどころに生えていた放射状の植物を覚えているか? 今日は見つけられなかったが、あれと同じものがこの砂漠に生えていることもある。あれは食用可能だ」

イリス「ええっ!? あ、あれ食べられるんだ……」

ミスティ「あんまり美味しくなさそうね……」

ローガン「まあ、実際美味くはない……。だがこの砂漠には美味い植物もあるぞ。例えばテラヌス・ウルスの名産品と言われるテラヌスアロエだ。分厚い葉の中には、水分と栄養が豊富に含まれたゼリー状の葉肉がたっぷり詰まっている。イリスくんのような水属性の使い手がいなければ、水の調達は極めて重大な課題となるゆえ重宝されている」

イリス「テラヌスアロエは食べたことがあります! つるつるで美味しいんですよね」

ミスティ「食べられることは知ってたけど、私は実際に食べたことがないわね……。もし見かけたら食べてみようかしら……」

ローガン「もし見かけることができたら食べるのが良いだろう……。他にも、ウチワサボテンの葉はテラヌスアロエほどではないが水分と栄養が含まれている良い食料となる。そして植物以外であれば、この砂漠にはスナニワトリやツチノコモドキも生息していたはず。もし見かけることができたら、食すことが可能だ」

イリス「スナニワトリはなんとなくわかりますけど……ツチノコモドキって……?」

ローガン「ツチノコのように、胴体が丸々とした大きなトカゲだ。簡単には見つからないが、見つけることができれば貴重なタンパク源となる」

ミスティ「トカゲ……美味しいのかしら……」

ローガン「意外と美味かった」

ミスティ「そ、そうなのね……」

ローガン「あとは……サバクイナゴやオオキイスナミミズも一応食用可能だ……」

イリス「イナゴと、ミミズ……」

ミスティ「まあ……ムカデよりはマシかしら……」

ローガン「おっと、あともう一つ! サボテンドラゴンを忘れていた」

イリス「サボテン……ドラゴン……?」

ローガン「水を求めて砂漠を彷徨う、サボテンの形をしたドラゴン……ではなく、ドラゴンの形をしたサボテンだ」

ミスティ「な、何を言っているのかしら……サボテンの……ドラゴン???」

ローガン「うむ……。アルラウネやマンドラ大根のように、自らの意思で自由に行動できる植物の一種と言われているが……私も詳しくは知らぬ」

イリス「な、なるほど……。それで、そのサボテンドラゴンも……食べられるんですか?」

ローガン「うむ。ドラゴンの名に相応しい巨体ゆえ、その身に貯蔵されている水分と栄養も豊富なのだそうだ。もし見つけて倒すことができれば、上質な水分と食料になるだろう……」

ミスティ「面白い生き物がいるのね……砂漠って……」

 ◆
161 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 14:55:15.51 ID:2YjYtI/50
―夜
 テラヌス砂漠


 満点の星空「」キラキラ


クロシュ「わぁ……」

エバンス「なんでこんなに星が綺麗に見えるんだ?」

妖精「砂漠は乾燥してるからねえ。空気中の水分が少なければ光が真っ直ぐに届きやすいんだよ」

エバンス「そうなのか……妖精は物知りだな」

妖精「まあ、無駄に長生きしてるからね……」

エバンス「よし! それじゃあついでに、俺の魔法練習の手伝いも頼む!」ザッ

妖精「私、人間の魔法はあんまり得意じゃないんだけど……」

エバンス「俺よりは得意だろ?」

妖精「まあ……」


↓1コンマ
01-60 まあまあ[1/4]
61-90 そこそこ[2/4]
91-00 良い感じ[4/4]
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 14:57:24.07 ID:Djwf1Y4f0
やあ
163 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 15:31:05.68 ID:2YjYtI/50
エバンス「はっ!」カッ

 砂塊「」ドンッ!

妖精「まあ普通にできてるしいいんじゃない?」

エバンス「いや、よく見てみろ!」

 崩れていく砂塊「」パラパラ…

エバンス「すぐに崩れちまう!」

妖精「砂ってそういうもんだよ」

エバンス「思い出してくれ、あのトコナツ島にいた猫人のおっさんの砂魔法を。地属性の俺も、理論上はアレと同じことができるはずなんだ」

妖精「まあ、理論上はね? でもあの人の技量、イリスやミスティと同じくらいの腕前だったし、一朝一夕じゃ追いつけないと思うよ?」

エバンス「望むところだ。現状だと、俺は剣技だけはローガンの旦那と同等だが、剣技以外の大体は旦那より下手だからな……。このままじゃ立つ瀬がない」

妖精「まあ、ほら……ローガンはおじさんだけどエバンスはまだ若いじゃん」

エバンス「若さで人を守れるかっつー話だ!」

妖精「立つ瀬の話じゃなかったの……まあでも言いたいことはわかったよ。イリスやミスティみたいなもっと若い女の子に教えてもらうのも格好が付かないだろうし、私が付き合ってあげる」

エバンス「すまん、頼む」

 ☆エバンスの魔法経験が[1/4]になりました

 *
164 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 15:32:06.41 ID:2YjYtI/50
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

エバンス「んで……クロシュちゃんは何をやってるんだ?」

妖精「風になる練習だってさ。けっこう前からがんばってるんだけど、難しいみたい」

エバンス「風になる……。そんなことが可能なのか……?」

妖精「まあ……理論上は」


スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ


↓1コンマ
01-70 だめです[経験3/12]
71-98 霧散する[経験6/12]
99-00 風の如し[経験☆]
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 15:33:55.58 ID:Fsh77WG7O
166 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 16:04:23.82 ID:2YjYtI/50
 モニョモニョ… モニョモニョモニョ…

  デロデロ…

スライムクロシュ「」デロロ…


エバンス「おわっ! だ、大丈夫かクロシュちゃん!」

妖精「集中しすぎて疲れちゃったみたい……。今日はここまでだね。川床に戻って休もっか」

スライムクロシュ「」モニョ…


 ☆クロシュの風経験が[3/12]になりました

 ◆
167 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 16:04:49.45 ID:2YjYtI/50
―テラヌス・ウルスへの旅路 2日目

 ◇クロシュ [あかちゃんスライム]
 武:メイドブレード  盾:ウニ盾      飾:くすんだ耳飾り
 武:竜珠の杖     防:ゴスロリエプロン 飾:

 ◇妖精   [世話焼き妖精]
 武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:精霊のレオタード 飾:

 ◇イリス  [星の魔法使い]
 武:精霊樹の杖[改] 盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:魔術師のローブ  飾:

 ◇ミスティ [氷の魔法使い]
 武:魔銀の短剣    盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:精霊のローブ   飾:

 ◇ローガン [鋼の戦士]
 武:鋼の剣      盾:鋼の盾      飾:くすんだ耳飾り
 武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子      飾:

 ◇エバンス [地の傭兵]
 武:魔銀の剣     盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:革の鎧      飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*2       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*1       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       雨乞い傘        精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   大きな巻き貝      精霊樹の実のジャム
魔術書「星の魔力」上  大きな軽石       精霊樹の鉢植え
お宿の焼き菓子     闇の欠片        フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物    フリルワンピ水着    メルルの帽子
魔導飯盒        魔法学園のスク水    溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置   炎鉱石         暗黒優待券
属性大全        ガラスのザリガニ
魔王図鑑        踊り子の双剣
マジカルブラッドワイン
吸血鬼殺ブラッドワイン
綺麗な砂

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・風になる[3/12]

◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・魔法の練習[1/4](エバンス)
168 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 16:09:38.04 ID:2YjYtI/50
―テラヌス砂漠 持久力[8/10]


 強化ソリ「」シャーッ――


エバンス「これって、今どの辺だ?」

妖精「風の精霊たちによると、真ん中より少し前くらいだってさ。このペースなら、明日の夕方にはテラヌス・ウルスの首都に着くと思う」

ローガン「速いな……通常の行軍であれば、王国からテラヌス・ウルス首都までは最低でも5日はかかるというのに」

ミスティ「ふふ、ソリは雪国以外でも使えるのよ……。まあ、私も砂漠を走るのは初めてなんだけどね……」


クロシュ「……のど、かわいた……」

イリス「お水!? はい、どうぞ!」パァァァ

 コップ「」チャポン

クロシュ「わぁ……。ありがと……んぐ、んぐ」ゴクゴク

妖精「イリス、魔力は大丈夫?」

イリス「うん! 余分に出して貯蔵……はソリが重くなっちゃうからだめか」

妖精「そうだね。その分、イリスはいつでも水を出せるように魔力を貯めておいて」

イリス「了解! みんなも、喉が乾いたら遠慮せず言ってね!」


↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-35 食料発見(コンマ)
36-50 物品発見(コンマ)
51-65 場所発見(コンマ)
66-80 良いこと(自由安価)
81-00 旅は道連れ
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 16:10:16.00 ID:Djwf1Y4f0
せい
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 16:10:30.27 ID:yQN/KKKDO
はい
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 16:10:32.03 ID:/tXvxfCXO
172 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 16:14:33.23 ID:2YjYtI/50
わお、00クリティカルなのでここで道連れになる人の仲良し度はとても大きく上がります
そしてごはんも見つけたようです

↓1コンマ 旅は道連れ
01-22 メルル
23-44 黒髪の無愛想な青年
45-66 赤髪ロングポニテの女性冒険者
67-88 リュアン
89-92 レイ
93-96 フメイ&アリシラ
97-00 セイン

↓2コンマ 見つけた食料
01-10 枯れ草
11-20 食べられる乾燥植物
21-30 サバクイナゴ
31-40 オオキイスナミミズ
41-50 ツチノコモドキ
51-60 ウチワサボテン
61-70 スナニワトリの卵
71-80 テラヌスアロエ
81-90 精霊サボテンの実
91-00 テラヌスコハクガニ
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 16:15:16.07 ID:C2P127Ffo
なー
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 16:15:26.99 ID:yQN/KKKDO
はい
175 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 17:14:08.69 ID:2YjYtI/50
―テラヌス砂漠


 強化ソリ「」シャーッ――


妖精「……ん? この気配は……ていっ!」ゲシッ

???「あいたっ!」ベシッ

イリス「ええ!?」

ミスティ「この流れ……まさか……」

メルル「やはは、バレちゃしょうがないねェ」スゥ-

クロシュ「わっ……!」

ローガン「君は……メルルくんか!」

エバンス「いつの間に!?」

メルル「ついさっき! 水も食料も尽きてヘトヘトで歩いてたとこで、見慣れたソリが通りがかったもんだからねェ」

ミスティ「ちゃんと言えば乗せてあげるわよ……。知らない間柄でもないんだから……」

メルル「いやまあ、様式美ってやつ? あ……でも……そろそろやばいかも……お、お水を……」フラフラ

イリス「うわわ! だからちゃんと言えばすぐあげるのに!」

 コップ「」チャポン

 *
176 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 17:14:40.85 ID:2YjYtI/50
メルル「ふぇぇ〜助かったぁ〜! ほんとにもうだめかと思ったよォ〜」

エバンス「砂漠で行き倒れるなんて洒落にならんからな……。本当に良かったな、俺たちが通りかかって」

メルル「いやァほんとほんと! めっちゃ助かりました! この御恩は一生忘れませんよホント!」

妖精「調子の良いやつだなあ。砂漠を渡る時はちゃんと準備してからにしなよ」

メルル「いや〜したんだけどねえ。何日か前に、コハク色のすっごい綺麗で美味しそうなカニを見つけて、追いかけてたらでっかいドラゴンみたいなサボテンに襲われちゃってさァ。今度は追われる側になって、必死に逃げ回ってるうちに場所もわかんなくなるし水もご飯も尽きるしで散々だったよ!」

ミスティ「サボテンドラゴン……本当にいるのね……」

妖精「コハク色の綺麗なカニ……それってまさか――」


 テラヌスコハクガニ「チョキチョキ」


メルル「ああああ〜〜!!! あれだ! あのカニ!!!!」

 *
177 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 17:15:54.59 ID:2YjYtI/50
 焼きテラヌスコハクガニ「」ジュウウ…

メルル「お、おおお……カニだ……!! 砂漠の真ん中で焼きガニパーティだ!!」

イリス「でっかいカニだったから、一匹だけでもみんなで食べられるよ!!」

ミスティ「どうして砂漠にカニが……? ローガンさんはなにか知ってる……?」

ローガン「い、いや……私も初めて見た。砂漠にこのような美しいカニがいたとは……」

妖精「これは……もしかしたら、テラヌスコハクガニかも。食べれば砂漠の力を得られると言われる、伝説の――」

エバンス「そ、そんなにすげえカニなのか!?」

妖精「ただの伝承だけどね。実際に見たのは私も初めてだし。とにかく食べてみよう!」

クロシュ「……」ゴクッ


「いただきます!」


 *

スライムクロシュ「〜〜!!!!」モニョニョ モグモグ

妖精「――!!!」

ローガン「こ、これは……!!」

エバンス「これが……!!」

イリス「テラヌス――」

ミスティ「コハクガニ……!!!」

メルル「うまぁぁぁい!!!!」


 ☆テラヌスコハクガニを食べました
 ・持久力が10回復しました
 ・この道中におけるランダムイベント以外の大体のコンマに+40のバフがかかります
 ・クロシュが光属性を獲得しやすくなりました

 ◆
178 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 17:17:06.57 ID:2YjYtI/50
―夕方
 大きな岩陰

 焚き火「」パチパチ

メルル「は〜、美味しいカニも食べられたし、外敵に怯えることなく眠れるし、快適な旅だァ〜」

イリス「本当に私たちが通りかかって良かったよ……。あのカニは美味しかったけど、次からはちゃんと周りを見るんだよ?」

メルル「わかってるよォ〜」

ミスティ「普段は一人旅してるのよね……? パーティを組もうとかは考えないの……?」

メルル「ん〜……こういう風に、目的地が一緒の時だけ一時的に一緒になるのは良いんだけどねェ。あたしっていろんなとこに行きたいタチだからさァ、きっとパーティとか組むと振り回しちゃうか、逆に我慢させられちゃうことになると思うんだよねェ……。だから全部自分の意思で決められる一人旅が一番性に合うんだよ、たぶん!」

イリス「た、多分……」

メルル「でもでも、今日はみんながいてくれてほんとに助かったよ! 一人旅ってやっぱり、時々心細かったりもするからさァ……。今日のことはほんとに感謝してるよ! ほんとにほんとに!」

ミスティ「ふふ……気を付けなさいよ……」

テラヌス・ウルスへの2日目の夜です。大きな岩陰で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 17:17:36.90 ID:rThJN8HX0
メルル、クロシュと模擬戦
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 17:24:04.36 ID:CH7d5hFRo
クロシュ
仲間と一時的に合体してパワーアップ
とかできません?
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 17:27:41.41 ID:KrT5Rw++0
仲間での連携技とか使えない?
例えば星の魔法剣とか
182 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 17:32:37.33 ID:2YjYtI/50
メルル「んんん〜〜……今のあたしなら何をしても上手くやれる気がするなァ〜……そうだ!!」ピコン!

クロシュ「?」

メルル「んっふっふ……クロシュちゃん、あたしが稽古付けたげる!」ドヤッ

クロシュ「わあ……」

妖精「ええ……? 急に何を考えてるの……?」

メルル「助けてくれたお礼だよォ〜。クロシュちゃんはまだあかちゃんスライムなんでしょ? だったら生きるための訓練が必要だと思ってね!」

エバンス「まあ、一理あるが……。そもそもメルルって戦えるのか?」

メルル「一人旅女子を舐めないでいただきたいっ! 降りかかる火の粉なんかお茶の子さいさいってね!」

ローガン「まあ……せっかくだし、付けてもらってはどうだろうか。稽古を」

クロシュ「うん……」


 ――模擬戦闘開始――


↓1コンマ(お互いにカニを食べているので相殺)
01-25 クロシュ敗北
26-90 クロシュ勝利
91-00 光学迷彩強化
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 17:42:05.97 ID:t+cNPJFFO
こんま
184 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 18:41:36.19 ID:2YjYtI/50
メルル「あたしの戦い方はァ……こうだ!」スゥ―

透明「」スゥゥ――


イリス「き、消えた!?」

妖精「姿を眩ませただけ。魔力反応を辿れば追えるよ」

イリス「いやそう簡単に言うけど、これ魔力もけっこう巧妙に隠してない!?」

ミスティ「私も……違和感程度ならなんとか掴めるけど、正確な位置までは把握できないわ……!」

エバンス「イリスちゃんとミスティちゃんが追えないほどなのか……!?」

ローガン「一人旅をしてきた実力は伊達ではないということか……!」



クロシュ「??」キョロキョロ

透明「ほらほら、あたしはここだよ〜。デコピンをくらえ!」ピンッ

クロシュ「んゅっ!」ペチッ

透明「んっふっふ……このあたしを倒せないようじゃ未来は掴めないぞォ〜?」

クロシュ「んむむ……」



エバンス「クロシュちゃんが押されてるぞ……!」

イリス「あれって、押されてるって言って良いのかな……?」

妖精「いや……もしメルルが暗殺者だったら、押されてるどころかクロシュはもう死んでる。スライム核を一突きされてね」

イリス「た、確かに……!」

ミスティ「クロシュ……!」

ローガン「どうする、クロシュくん……!」
185 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 18:42:41.95 ID:2YjYtI/50
クロシュ「!」ピコン!

透明「おっ、何か良い策は浮かんだかなァ〜?」

クロシュ「」スゥ―

透明「」スゥゥ――

透明「ええっ!? クロシュちゃんまで透明に!!?」



イリス「クロシュちゃんまで透明になっちゃった!」

妖精「でも――魔力はメルルほどには隠せてない! あくまで光学的に身を隠しただけだよ!」



透明「びっくりした……! でもあたしよりは上手くないみたいだね、透明になるの」

透明「……」

透明「ほら、もう一発デコピンだァ!」ピンッ

透明「」ガシッ

透明「わわっ! は、離して!」

透明「」モニョモニョ

透明「うわわわ、やめてェ! たべないでェ!!」ジタバタ

透明「」モニョニョニョ



ミスティ「え、ええ……? 何が起きているの……?」

妖精「クロシュが……スライムの姿で、メルルを呑み込もうとしてるみたい……」

イリス「ええ……」



透明「」モニョモニョ…

透明「はひ、はひ……あへぇ……」ビクンビクン

透明「」スゥゥ―



イリス「!! クロシュちゃんの魔力反応まで見えなくなってきた……!?」

ミスティ「まさか、クロシュ――」

妖精「メルルの魔力を隠す技術を――模倣した!?」


 ☆クロシュの隠密看破能力が上がりました
 ☆光学迷彩が強化され、魔力が検知されにくくなりました

 ◆
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 19:02:23.88 ID:akHiQC//O
やはり天才じゃったか…
187 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 19:54:47.63 ID:2YjYtI/50
クロシュ「ん……。ありがと、ございました……」ペコ

メルル「完敗だよォ〜……。もうあたしが教えられることはないっぽいかもォ〜……」


ローガン「いやしかし、我々としても教わるものは多かった。ああいったアサシンからの攻撃にも備えが必要だ」

妖精「そうだね……。今はともかく、もし世界樹の光を一つ以上手に入れた場合、私たちはいろんな勢力から狙われるようになるだろうし、備えは必要かも」

イリス「あ、アサシンから狙われる……!?」

ミスティ「……一番厄介なのは王国からの刺客でしょうね。まだ光を得ていない今のうちに、いろいろ準備を進めた方が良いかもしれないわね……」

エバンス「刺客からの護衛も俺たち傭兵の仕事だ。嬢ちゃんたちは安心しときな」

イリス「い、いやいや……私だって戦えますもん! エバンスさんたちに任せっきりにはしません!」

ローガン「……ふむ……」

 *
188 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 19:55:39.39 ID:2YjYtI/50
メルル「しかしびっくりしたなあ……。あたしの身体をモニョモニョして、迷彩魔法を読み取ったの?」

クロシュ「うん……。いつも読み取れるわけじゃ、ないけど……。今回は、メルルさんのお陰で、わかりやすかった……」

メルル「すっごい反則技!」

妖精「同化したわけじゃないんだよね?」

クロシュ「うん……。同化は、してない……」

メルル「? 同化って?」

妖精「えっとね。スライムの能力の一つで、物体を身体に取り込むことでそれの持つ力や属性を身に付けることができるの。同化が終わったらその物体は身体の外に出されるから……簡単に言えば、人間とかは武具を装備≠ナきるけど、それをより高度に、あらゆる物質で行えるようにした能力……って感じかな?」

メルル「え、すご! てことは、伝説の剣と同化すれば伝説の剣士クロシュちゃんになるってこと!?」

妖精「ま、まあ……そういうことかな?」

メルル「じゃあじゃあ、例えばこのパーティ全員でモニョモニョすれば、最強の六人合体アルティメットクロシュちゃんになれるんじゃない!?」

妖精「ええ……」

クロシュ「い、生きてる人と同化するのは……あぶないから、だめ……」

メルル「え、そうなの?」

クロシュ「うん……」

妖精「私もちょっと同化について調べてみたんだけど、一応生きてる相手ともやろうとすればできるみたい。ただ、同化を行う側のスライムには非常に高い技量が求められて、同化される側の生き物も絶対に抵抗しちゃいけないんだってさ。失敗すれば、同化される側の生き物は元の形に戻れないか、最悪死ぬ。だからあんまり推奨はされてないって」

クロシュ「うん……。同化って……同化するものを、わたしの身体の中で、一旦ばらばらに溶かしちゃうんだけど……。生きてるものを、ばらばらにすると……ふつうは、死んじゃうから……。ちょっとでも、わたしが、へたくそだと……死んじゃう、かも……」

メルル「ば、ばらばらに溶かす……!!」ゾゾッ

妖精「生きてる者と同化するのは基本的に避けた方が良いだろうね。まあクロシュはわかってるみたいだから大丈夫だと思うけど」

クロシュ「うん……。でも……六人合体は……ちょっと、おもしろい、かも……」

メルル「やはは……ま、まあ話半分ってことで……」

クロシュ「……!」ピコン!

妖精「……何を思い付いたの?」

クロシュ「ちょっと……やってみる!」

妖精「ええ、何を?」


 デロデロ…モニョモニョ…


↓1コンマ(テラヌスコハクガニの加護+40)
01-60 だめでした
61-90 分裂成功
91-00 分裂+各自独立擬態
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 19:58:57.85 ID:rThJN8HX0
190 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 20:34:34.80 ID:2YjYtI/50
 ポポポポポン!!!!

分体イリスクロシュ「じゃーん!」ポン!

分体ミスティクロシュ「できたわ……」ポン!

分体ローガンクロシュ「上手くいったな」ポン!

分体エバンスクロシュ「やればできるもんだ!」ポン!

分体妖精クロシュ「けっこう上手いでしょ」ポン!

クロシュ「!」ドヤッ



妖精「え、ええええ〜〜〜〜!!!!?」

メルル「えっえっ!! クロシュちゃんすっごォ〜い!!!」



クロシュ「んへへ……しかも……」ピョンッ

分体クロシュたち「」ピョンピョンピョンピョンッ


 デロデロ…モニョモニョ…


六人合体クロシュ「!!」ポン!



メルル「ワオ! 元に戻っちゃった!!」

妖精「……元に戻ったね」


 ☆クロシュが分体を作れるようになりました
 ☆分体は自由に擬態することができます。同化はまだ難しいです

 ◆
191 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 20:35:48.64 ID:2YjYtI/50
―夜
 大きな岩陰


ミスティ「……」グッ

 魔銀の短剣「」

ミスティ「……氷の剣よ」コォォォ―

 氷属性が付与された魔銀の剣「」キンッ!

ミスティ「よし……。たまにはエンチャントと短剣術の訓練もしておかないとね……」シャッシャッ



イリス「あっ、エンチャント!」

ミスティ「イリス。そういえばあなたも杖術を嗜んでいたはずよね。エンチャントは使える?」

イリス「うん。五大属性それぞれ付与できるけど、前衛に任せられる今はほとんど使う機会がないよね」

ミスティ「そうね……。でも、万が一の時のために感覚は忘れないようにしないと……」

イリス「うん、そうだね。私も久しぶりにやろっかなあ、エンチャントと杖術の練習」

ミスティ「……ところで、星属性は付与できるの?」

イリス「今まさにそれを試そうと思ってたとこ!」

ミスティ「じゃあ丁度良いわね……」

エバンス「話は聞かせてもらったぜ! エンチャントの練習だって?」

ローガン「我々も混ざって問題ないか?」

イリス「あ、はいもちろんです!」

ミスティ「ローガンさんとエバンスは使えるの?」

エバンス「いや……俺は使えないんだよな」

ローガン「私は……使えなくもないが、普段は使っておらん。鋼に鋼を付与すれば強化できるのは確かだが、それよりは鋼魔法による攻撃で手数を増やした方が有利な場面が多いのでな」

イリス「なるほど……。あの、ちょっと試してみたいことがあるんですけど、いいですか?」

エバンス「ん? なんだ?」

イリス「前衛で戦ってるお二人の剣に、後方からエンチャントできないかと思いまして」

ローガン「ふむ……。普段から自分で使い慣れている武器に付与するよりも少々難しいと思うが、やってみるか?」

イリス「はい!」


↓1コンマ 魔法剣(テラヌスコハクガニの加護+40)
01-30 だめでした
31-00 できました

↓2コンマ 星属性付与(テラヌスコハクガニの加護+40)
01-40 難しい
41-90 自分の杖になら
91-00 できた
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 20:37:15.09 ID:jcgiwxnWO
こんま
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 20:42:05.58 ID:yQN/KKKDO
はい
194 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:06:12.23 ID:2YjYtI/50
エバンス「剣が強化されるんならありがたいが、さて――」

ローガン「では、まずは私とエバンスくんが模擬戦を行おう。君たちはその後方から、我々の武器に魔力を付与してくれ」

ミスティ「わかったわ……」

イリス「わかりました!」

 *

エバンス「せいっ!」シャッ

ローガン「なんの!」ギンッ


ミスティ「氷の剣よ――」コォォォ―

 氷属性が付与された鋼の剣「」キンッ!
ローガン「!」


イリス「星の剣よ――!」コォォォ―

 星属性が付与された魔銀の剣「」キラキラ…
エバンス「おおっ!」


ミスティ「上手くいったわね……」

イリス「うん! 戦ってる最中でもちゃんと付与できそう!」

エバンス「頼りにさせてもらうぜ!」

ローガン「うむ! 弱点を突ける敵が現れたら一気に攻め立てられるな」

 ☆イリスとミスティが、他者の武器に属性を付与できるようになりました
 ☆イリスが、星属性を付与できるようになりました

 ◆
195 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:06:41.60 ID:2YjYtI/50
―テラヌス・ウルスへの旅路 3日目

 ◇クロシュ [あかちゃんスライム]
 武:メイドブレード  盾:ウニ盾      飾:くすんだ耳飾り
 武:竜珠の杖     防:ゴスロリエプロン 飾:

 ◇妖精   [世話焼き妖精]
 武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:精霊のレオタード 飾:

 ◇イリス  [星の魔法使い]
 武:精霊樹の杖[改] 盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:魔術師のローブ  飾:

 ◇ミスティ [氷の魔法使い]
 武:魔銀の短剣    盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:精霊のローブ   飾:

 ◇ローガン [鋼の戦士]
 武:鋼の剣      盾:鋼の盾      飾:くすんだ耳飾り
 武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子      飾:

 ◇エバンス [地の傭兵]
 武:魔銀の剣     盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:革の鎧      飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*2       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*1       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       雨乞い傘        精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   大きな巻き貝      精霊樹の実のジャム
魔術書「星の魔力」上  大きな軽石       精霊樹の鉢植え
お宿の焼き菓子     闇の欠片        フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物    フリルワンピ水着    メルルの帽子
魔導飯盒        魔法学園のスク水    溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置   炎鉱石         暗黒優待券
属性大全        ガラスのザリガニ
魔王図鑑        踊り子の双剣
マジカルブラッドワイン
吸血鬼殺ブラッドワイン
綺麗な砂

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・風になる[3/12]

◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・魔法の練習[1/4](エバンス)
196 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:07:09.20 ID:2YjYtI/50
―テラヌス砂漠 持久力[16/10]


 強化ソリ「」シャーッ――


スライムクロシュ「〜〜」ググッ モニョモニョ

イリス「ん〜!! なんだか昨日から絶好調って感じ!」

ミスティ「あのカニを食べてから、私もすごく調子が良いわ……」

メルル「いや〜、これは実質私のお陰だねェ。私を助けたからこそあのカニにありつけたわけで」

妖精「まあ……メルルがいなかったらカニを見落としていた可能性も高いし、否定できないかも……」

エバンス「いやあでも本当に調子が良いぞ! 今ならとんでもない強敵にでも勝てそうな気がするぜ!」

ローガン「だが警戒は怠らぬように。旅というのは最後まで油断ならぬ。我々はいつも、旅の最後に幽霊船に捕まったり、恐ろしい吸血鬼に襲われたりしているのだから……」

エバンス「おう!」

妖精「順調に進めば今日の夕方には着きそうだね。消耗もほとんどないどころかカニのお陰で力が溢れてくるくらいだし、この調子で一気に進もう!」


↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-40 食料発見(コンマ)
41-60 物品発見(コンマ)
61-80 場所発見(コンマ)
81-00 良いこと(自由安価)
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 21:07:28.83 ID:rThJN8HX0
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 21:08:00.37 ID:1JABKPnvO
199 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:09:57.29 ID:2YjYtI/50
良いことと、再び食べ物を見つけたようです


↓1自由安価 起きたできごと

↓2コンマ 見つけた食料
01-10 枯れ草
11-20 食べられる乾燥植物
21-30 サバクイナゴ
31-40 オオキイスナミミズ
41-50 ツチノコモドキ
51-60 ウチワサボテン
61-70 スナニワトリの卵
71-80 テラヌスアロエ
81-90 精霊サボテンの実
91-00 テラヌスコハクガニ
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 21:10:47.61 ID:fZnpxnajO
サボテンドラゴンの死骸発見
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 21:20:18.31 ID:AgoBU9svo
202 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:37:34.58 ID:2YjYtI/50
 強化ソリ「」シャーッ――


ミスティ「そろそろお昼ね……。ん?」


 地面から生えた巨大ワーム「ギュオオオオ!!」モゾモゾ


ミスティ「!!」ゾワワッ

ローガン「おお、あれがオオキイスナミミズだ。せっかくだし今日の昼はあれにするか?」

ミスティ「え、ええ!?」

 *

 ジュジュッ… ジュゥゥ……

 焼きオオキイスナミミズ「」コンガリ
 焼きオオキイスナミミズ「」コンガリ
 焼きオオキイスナミミズ「」コンガリ

イリス「う、うぅぅ……こ、これ本当に食べられるの……!?」

ローガン「焼いてしまえば他の肉と変わらぬ。味も食感も問題ないぞ」モグモグ

エバンス「ん、確かに悪くないなこりゃ」モグモグ

メルル「もぐもぐ……見た目は最悪だけど確かに味は悪くないかも!」モグモグ

ミスティ「……まあ、ムカデよりはマシだわ……。ムカデは食感もムカデだったし……」モグモグ

イリス「み、みんな順応してきてる……。こ、これが文明人のすることなの!? ううううう!!!」バクバクモグモグ!!!!

妖精「わあ……。イリス、あんまり無理して食べなくても良いと思うよ……」モグモグ

スライムクロシュ「〜〜♪」モグモグ

 ☆オオキイスナミミズを食べたことにより、次回戦闘時のコンマに+10のバフがかかります

 *
203 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:38:58.50 ID:2YjYtI/50
 強化ソリ「」シャーッ――


ミスティ「……ん? あれは……」

妖精「お……あれはサボテンドラゴン――」


 動かないサボテンドラゴン「」


妖精「――の死骸かな……?」

ミスティ「一応、近くに寄ってみましょうか」

 *

 強化ソリ「」キキッ


 サボテンドラゴンの死骸「」カラカラ


イリス「これが……サボテンドラゴン!」

ローガン「干からびているな……。水不足の影響か……」

ミスティ「大きいけれど……こうして干からびている姿を見ると、なんだか物悲しいわね……」

妖精「……強さを増した光にやられちゃったのかも。サボテンドラゴンが干ばつにやられちゃうなんて、よほどのことなんだけど……」

メルル「こいつ、私を追っかけてたやつかなあ……」

妖精「追いかける元気があったんなら、数日でここまで干からびることもないと思う。だから多分別の個体だよ」

メルル「そっか……。でも、こいつらも喉が乾いて乾いて仕方がなかったのかなァ……」

妖精「……」

クロシュ「……」


↓1 クロシュはどうする?
1.水をあげる
2.食べる
3.その他(自由安価)
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 21:39:58.32 ID:CH7d5hFRo
2
205 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 22:10:20.92 ID:2YjYtI/50
 サボテンドラゴンの死骸「」

クロシュ「……」

 デロデロ…

スライムクロシュ「」モニョモニョ モグモグ…


イリス「わっ、クロシュちゃん!」

ローガン「干からびているとは言っても棘はまだ健在だが、大丈夫なのか……?」

妖精「大丈夫みたい。まあ、パラサイトソードも食べちゃうくらいだし……」


スライムクロシュ「」モニョモニョ モグモグ…


メルル「えっと……美味しいのかな?」

妖精「味は……まあまあみたい。水分はほとんど残ってないけど、意外と食べられるみたいだよ」

ミスティ「さっきオオキイスナミミズを食べたばかりなのに、もうお腹が空いたのかしら……?」

妖精「いや……お腹が空いたっていうより、これはクロシュなりの弔い方なんだと思う」

エバンス「なるほど……。そういえば、クロシュちゃんは倒して殺した相手は基本的に食べてるもんな」

妖精「うん。人間には理解しがたい感覚かもしれないけど、私はわからなくもないんだよね。食べることで、なんというか……その生命を完全に潰えさせず、自分の中で生かし続けようとする感じ……かなあ。多分」

メルル「私は半人半魔の半端者だけど、それってすごく良いと思う!」

妖精「そう? 結局は自己満足でしかないと思うけどね」


 ☆サボテンドラゴンの死骸を食べました
 ☆ウニ棘が少しだけ強くなりました

 ◆
206 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 22:17:00.33 ID:2YjYtI/50
―夕方


 強化ソリ「」シャーッ――


 遠くに見える石造の城塞都市「」ヒュオオオオ――…


妖精「お、見えてきた。あれがテラヌス・ウルスの首都。都市の名前もそのままテラヌス・ウルスって言うんだよ」

メルル「おおお〜〜!! ついに、ついに辿り着いたんだ……!!」

イリス「あれが……テラヌス・ウルスの街……!」

ミスティ「この距離からでも、あの城塞の力強さがこちらまで伝わってくるわ……。無事に通してもらえるかしら……」

ローガン「多数の部族からなる国家ゆえ、異国からの旅人にも寛容……だったのは昔の話か。干ばつによって状況が変わった今、どうなっているかは想像が付かんな……」

妖精「念の為私は隠れてた方が良さそうだね。クロシュも不用意にスライムにならないように」

クロシュ「うん……」

メルル「あたしは帽子かぶってれば大丈夫かな?」

 ◇
207 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 22:17:57.76 ID:2YjYtI/50
本日の更新はここまでとなります。次回、テラヌス・ウルス入国編から開始となります
また、ここでテラヌス・ウルスに登場する部族の首長やその関係者を募集します

①最も高い影響力を持つ部族の首長。人と魔の関係には中立的な考え方を持つ

②二番目に高い影響力を持つ部族の首長。中立を捨てて王国の支援を受けるべきと主張している

③影響力の低い少数部族の首長。魔族に寛容だが立場は弱い


(①のテンプレート)
【名前】
【種族】人間
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】テラヌス・ウルスの議会において最も高い影響力を持つ部族の首長


(②のテンプレート)
【名前】
【種族】人間
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】テラヌス・ウルスの議会において二番目に高い影響力を持つ部族の首長


(③のテンプレート)
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】テラヌス・ウルスの議会における影響力の低い少数部族の首長


↓1①

↓2②

↓3③
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:22:23.75 ID:rThJN8HX0
【名前】マリス・ト・テレス
【種族】人間
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】金髪ロングの20代後半程の女性。眼鏡をかけている
【魔法】光魔法と相手を操る傀儡魔法が得意
【備考】テラヌス・ウルスの議会において最も高い影響力を持つ部族の首長
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:34:01.38 ID:/GuaTj0qO
【名前】ミカヅキ
【種族】鬼
【性別】男
【年齢】27
【容姿】黒髪で背が高い、右頬に三日月のような曲線の傷がある。腰にはサーベルを所持。
【性格】クールで冷静沈着
【魔法】剣魔法(剣を増やして操ったり、剣を巨大にする等剣に関することならなんでもできる。操ることを応用して自身を乗せて飛ぶことも可能。)
【備考】剣の魔法も使えるが剣術も得意で国では誰にも負けていない。鬼族だが祖父が人間で人の血も入っている。祖父は剣聖と呼ばれる人物で勇者サインとともに旅をしたことがある。(ただ王国は全く知らないのでサインとともにいたと知っているのはごく少数しか知らない、祖父も同じ魔法が使える)魔族と人間がともに暮らせるように考えている。国の住人からよく慕われている。勇者サインの話しをよく聞いていたので憧れがある。
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