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安価とコンマで異世界転生!その9

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453 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/24(火) 19:37:29.77 ID:B6lKa9peo
狙撃少女「はい、そうでしょう?」


街の他には荒野が見える
今まで男たちが訪れた場所にはない地形であり、
珍しさに彼は興奮した


男「すごいな!」

狙撃少女「もし怪しい船が近寄ってきても、このように私が気付きます」
454 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/24(火) 20:23:34.03 ID:B6lKa9peo
帆船とは風で進むものだが、
見張り台はなお強く風を感じる


男「いい風だな」

狙撃少女「ええ、旅をしている感じがして楽しいです。私、憧れだったんですよ」

男「そうか……俺も、旅は好きだ。最近好きになった」

狙撃少女「そういえば……>>下1」
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 20:46:03.30 ID:PmhjFB+1o
旅の終わりって考えた事あります?
456 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/24(火) 23:49:34.86 ID:B6lKa9peo
狙撃少女「旅の終わりって考えた事あります?」

男「……ないなぁ」


どこか愁いを帯びたような表情で、溢すように話す


狙撃少女「充実してらっしゃるんですね」

男「そういう見方もあるが……単純に、考えようとしてなかった」

狙撃少女「?」

男「この世界の、長い長い俺たちギルドの『旅』……もしそれが終わってしまったら……俺は」
457 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/24(火) 23:55:08.79 ID:B6lKa9peo
狙撃少女「ど、どうしました?」

男「……なんでもない、すまなかったな。……弱音が出かけたよ」

狙撃少女「言ってくださいよ」

男「嫌だ。俺は一応リーダーだから、みんなに心の弱い所は見せられない」

狙撃少女「そうやって誤魔化すのはよくないですよ?……みんながあなたをリーダーとして信頼しています。だからこそ、話すべきですよ」

男「……なおさら言えない。きっとみんな、失望するさ」
458 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/25(水) 00:12:47.01 ID:IFtJUlsLo
本日はここまでです
ありがとうございました
459 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/25(水) 18:28:26.54 ID:+6ajoB2SO
狙撃少女「……無理に聞こうとは思いません。でも、いつか必ず話して下さいね」

男「そうだな。それくらいは約束しよう」


そうこうしていると、
港が目視でも確認できる距離にまで来ていた
船員たちが慌ただしく上陸の準備を始めたので、
男たちも荷物をまとめるために船室まで帰っていくこととなる
460 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/25(水) 20:26:37.31 ID:IFtJUlsLo
それから陽が傾き始めたころ、船は港へ到着した


中華「よし、じゃあ降りようか」


全員が揃っていることを確認し、
一行は船長に挨拶してから船を降りる


氷魔「……初めて見ましたね……こんな街は……」
461 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/26(木) 01:15:47.29 ID:VD4yzTgyo
そこは西部風の街だった
今にもカウボーイや保安官が飛び出してきそうな町並みであり、道行く人々はみな陽気だ


やる気「楽しそうな街っすね」

ぶりっ子「治安はあまりよくなさそうですし、注意はしたほうがよさそうですねぇ」

怪盗「空気がやけに乾いてますね?」

狙撃少女「水は余裕を持って買いましょう」
462 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/26(木) 01:18:37.46 ID:VD4yzTgyo
本日はここまでです
ありがとうございました
463 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/26(木) 19:28:24.81 ID:VD4yzTgyo
男「さて、どうしようか」

中華「魔獣の肉を探すため、まずはこの街の本部ギルドに行ってみないかい?」

氷魔「……いいですね……」

司書コピー「……よくそこまで私のためにできますね」

やる気「うちのギルドの名声も上がるんすよ」

ぶりっ子「そういうことです、あまり気にしなくていいですよぉ」
464 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/26(木) 19:45:43.82 ID:VD4yzTgyo
一行は街中を歩き、道行く人に聞き込みをして、
この西部劇の街の本部ギルドの場所までやってきた


怪盗「お邪魔しまーす!」

冒険者「………………」


どうも流石に妙なノリだったようで、
周りの冒険者たちは露骨に警戒している


狙撃少女「私たちは旅のギルドなのですが、この辺りで魔獣が出たという話はありませんか?」

受付嬢「>>下1」
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/26(木) 19:51:21.87 ID:2LeytGJn0
最近野良猫や野良犬は良く見るけど、魔獣は見ないですね
466 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/27(金) 01:05:12.70 ID:U1OguvWXo
受付嬢「最近野良猫や野良犬は良く見るけど、魔獣は見ないですね」

男「まぁ、そうそういるものでもないよな」

受付嬢「はい、この街ではギルドが公権力よりも強いのでそういった珍しい魔物はみなすぐに駆除されます」

中華「そうなのか?」

受付嬢「一部の上位冒険者……『保安官』と呼ばれる人たちが八面六臂の活躍を見せているんですよ」

467 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/27(金) 03:34:30.94 ID:U1OguvWXo
本日はここまでです
ありがとうございました
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/27(金) 11:41:19.50 ID:vNPwBN/IO
おつ
469 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/27(金) 19:13:37.72 ID:YVQplTMvO
氷魔「……平和なのはいいことですが……仕事がないのも困りますね……」

受付嬢「そうなんですよねー……やっぱりみんな、ロマンとかそういうの求めて冒険者やるんで、大きな仕事がないと、後進が育たないんですよ」

やる気「世知辛いっすね」


そういったことを話して、一行はギルドを出た
時間帯はすでに夜であり、宿を探すべきなのは明白だ
470 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/27(金) 19:25:51.65 ID:YVQplTMvO
ぶりっ子「おすすめの宿を受付嬢さんに聞いておけばよかったですねぇ」

怪盗「まあまあ、ここは大通りですから、歩いていけばいつか宿が見つかりますよ」


実際、歩いていくと酒場風の宿があった
かつて寄った高原の村では、
酒場のようでないのに酒場である建物が多かったが、
こちらは酒場風だが酒場ではない建物が多い


狙撃少女「ご主人、部屋は開いてますか?」

宿の主人「>>下1」
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/27(金) 19:30:33.68 ID:pc4RubrJo
安い部屋と高い部屋どっちがいい?
472 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/28(土) 01:31:59.47 ID:pDe5Xg6Lo
宿の主人「安い部屋と高い部屋どっちがいい?」

男「ふむ……高いほうがいいな。大所帯だし」

宿の主人「そりゃあいい。うちの高級ルームはセキュリティも万全、コソ泥は寄せ付けませんよ」

中華「へえ、すごいね。どうやってるんだい?」

宿の主人「そりゃあ企業秘密ってもんですね。同業者に知られると困るんで、言えないんですよ」

氷魔「……妥当ですね……」
473 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/28(土) 01:57:56.19 ID:pDe5Xg6Lo
本日はここまでです
ありがとうございました
474 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/28(土) 19:23:51.66 ID:pDe5Xg6Lo
営業スマイルのうまい主人から鍵を受け取り、
一行は大きなスイートルームへやってきた
一応旅の者ではあるので、
信頼などの兼ね合いから宿代は前払いとした


【ギルドの資金】80232595


やる気「うーん……腹減ったっすねぇ」

中華「そうだね。じゃあ料理しようかな……海沿いだから、いい食材が揃っているんだ」

ぶりっ子「それは期待が持てますねぇ」
475 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/28(土) 20:45:16.46 ID:pDe5Xg6Lo
中華が料理を始めたので、
男もそれを手伝おうとしたが、
宿の中庭の方から人の叫び声が聞こえた


怪盗「!?」

男「ちょっと様子を見てくる。中華は料理を続けていてくれ」

中華「あ、うん」


男は用心深く窓から中庭を覗いた

>>下1……中庭の様子
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/28(土) 20:52:40.25 ID:vbsEPNiPo
倒れている人と誰か医者を呼んでと叫んでいる人々の姿
477 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/29(日) 02:04:58.83 ID:ODq1iSeKo
そこには、誰かが倒れていた
夜の闇がシルエットを除いて全てを隠してしまっている
それだけでなく、二人ほどがその近くにおり、


男性「い、医者だ!医者を呼ばないと!」

女性「でもどこにいるのか……!」

男性「くそっ!誰か!誰か医者を知らないか!?」


と叫んでいる
が、男たちも医者の所在など知るわけもなく、
どうにかしなければならないと分かっていても手出ししづらい状況だ
478 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/29(日) 02:17:12.95 ID:ODq1iSeKo
本日はここまでです
ありがとうございました
479 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/29(日) 19:34:13.93 ID:ODq1iSeKo
・男
【筋力】124【HP】68【素早さ】200【MP】114【顔面】30(神の力)【歌唱力】74【料理】111【中華料理】97【画力】26【加護】13
【刀術】・閃火斬(火属性武器でのダメージに+6、それ以外の武器では+3)
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
『魔法の才能』(魔法習得難易度易化)
『多芸』(感覚系ステータス+20)
『万能通訳』、『降神術』(神の依り代に適性)
『マグネリレーション』(定期的な巡り合わせ)
武器:レジストソード(攻撃翌翌翌力3.5、魔法生物特効)
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:火魔法 上級火魔法 氷魔法 上級氷魔法 闇魔法 風魔法 上級風魔法 回復魔法 光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 耳鼻咽喉キャンセラレーション 海割りの奇跡
所持:麻薬(1回分)"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)、上級氷魔導書、13時間時計、魔王のデモウイルス、サファイアの原石、厨二っぽい太刀(攻撃翌翌翌力3、炎属性)、ベヒーモスの角剣
(経験値10/40……レベル31)

・中華
【筋力】133【素早さ】191【HP】43【MP】75【中華料理】112【顔面】76【加護】10【運命力】29【求心力】33
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『魔王の資格』
『神格』
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
武器:デモンズスピア(攻撃翌翌翌力4)
防具:ミレニアムアーマー
装飾品:銀の腕輪(筋力+5)
習得魔法:火魔法 上級火魔法 上級水魔法 上級光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 回復魔法
所持:危険な国三選、13時間時計
(経験値22/38……レベル29)

・氷魔【筋力】162【HP】??+36【MP】177【素早さ】151【料理】37【歌唱力】27【ダンス】1【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』、『ポリシーブレイク』
『究極氷魔法』消費【MP】:240(120)
『メルティング』、『氷魔法上位混合』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミスローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法 氷空魔法 水魔法 超上級水魔法 上級風魔法 超上級回復魔法 マナ電流互換改 着火魔法 照明魔法 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:異性にモテる為の本(所持継続一日以上で【顔面】+5) 雷の魔導書、13時間時計
(経験値12/47……レベル38)

・やる気
【筋力】157【HP】57【MP】129 【素早さ】174【顔面】36【加護】20
『殺 る気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)
『魔王の資格(80%)』(不完全ながら能力値上昇、魔物の言語が分かる)
武器:スパイラルランス
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:超上級水魔法 土魔法 回復魔法 着火魔法 照明魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法 闇魔法 上級闇魔法 天候操作魔法 ジャミングウェイブ 解錠魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値0/36……レベル27)

・ぶりっ子
【筋力】122 【HP】??+32【MP】140【素早さ】102【料理】73【歌唱力】44【ダンス】51【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
『従者式格闘術』(後出しでかばいダメージ上昇)
『風より速く動く術』
武器:ドラゴンキラー
防具:ソードブレイカー 緋色の法衣(炎や熱系の魔法や攻撃の無力化+魔法だった場合魔翌翌翌力吸収 )
習得魔法:水魔法 上級水魔法 氷魔法 上級氷魔法 光魔法 回復魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
必殺技:ぴゅん太郎
所持:化粧品(試供品)、13時間時計
(経験値30/39……レベル30)

・怪盗
【HP】??+1
【筋力】120
【MP】136
【素早さ】355
【歌唱力】53
『盗む』
武器:丁半槌
防具:ソードブレイカー
習得魔法:上級火魔法 風魔法 回復魔法
所持:アダマンタイトの曲刀、雷の力を吸収する杖
(経験値6/34……レベル25)

・狙撃少女
【筋力】122【MP】137【素早さ】??+6
武器:守人のパチンコ(攻撃翌翌翌力3.5、攻撃前に属性魔法を使用して属性付加可能、三発)
習得魔法:水魔法 光魔法
所持:スパークナイフ(攻撃翌翌翌力2.5、雷属性)アンチオールスナイパー(攻撃翌翌翌力8、一発)
(経験値11/39……レベル30)

【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属、不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典、硫酸の入った瓶、筋トレメソッド本、13時間時計×3、純金小判×5 レア珍獣の生息地(本) 忘却されるまで封印した機械(本)、無限に重なる葉っぱ、ホームセンターの便利グッズ紹介本 回復スライム、氷スライム レインボースライム 探し物の位置を指し示すコンパス(『4回』、不良品)、牛スライム、文字を書き込んだら対になるものに文字が浮かび上がる一対の巻物、壊れたものを何でも直すレンチ、黄金の番人像、世界樹の露(三回分)、なんでも開けるドアノブ型生命体、クイックポーション、超回復ポーション、仮死薬、とろける濃厚牛乳
【ギルドの資金】80232595
480 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/29(日) 19:36:23.48 ID:ODq1iSeKo
男「医者を呼んでるぞ!?」

狙撃少女「医者ですか……」

やる気「じゃ、俺っちがフロントの人に聞いてくるっす!」

男「分かった!」

氷魔「……では……私は中庭に行きます……回復魔法を使えば……よくなるかもしれません……」


彼女はベランダから勢いよく飛び降り、
中庭へと走っていった
481 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/29(日) 19:39:05.36 ID:ODq1iSeKo
氷魔は控えめな印象を与える雰囲気だが、
魔法使いの中では相当に身体能力も高く、
みな彼女が俊敏に動くとギャップに少し驚く


男性「お医者様ですか!?」

氷魔「……残念ながら……そうではありません……しかし……回復魔法には心得があります……根治には至らずとも……少しはよくできるかもしれません……」

女性「そ、そうですか!では何卒……」


氷魔は倒れているその人物を覗き込んだ


>>下1……倒れている人物の状態
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/29(日) 21:13:52.89 ID:Wj/TNU2ho
妙な刻印が浮かんでおり、どう見ても普通の病気や怪我ではない
483 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/30(月) 00:17:44.02 ID:COpw8XdBo
氷魔「……違う……!」


その状態はまさしく異様と言うべきものだった
倒れていた男性の肉体には、
奇妙な刻印が浮かび上がっている
発光しているので服の上からでも見てとれるものだ


男性「どうしたんですか!?」

氷魔「……むしろ……これは医者ではなく……魔術師にかかるべき状態です……!」
484 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/30(月) 00:20:55.62 ID:COpw8XdBo
女性「なにか妙だとは思っていましたが……」

氷魔「……医者を呼びにいった方はいますが……これでは力になれないでしょう……魔法に精通した方を探すべきです……!」


氷魔は苦しそうにしている男性を担ぎ、
宿の外へ出るために動き出した


男性「あ、あなたには分からないのですか?」

氷魔「……すみません……私はかなり限定的な分野しか学んでおらず……こういった込み入った魔法には詳しくないのです……」
485 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/30(月) 00:57:46.54 ID:COpw8XdBo
本日はここまでです
ありがとうございました
486 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/30(月) 19:04:55.41 ID:COpw8XdBo
結局のところ、宿を出るにはロビーを通るしかない
氷魔が通りかかると、
そこには困った様子のやる気がいた


やる気「あっ……」

氷魔「……どうしましたか……?」

やる気「主人がいたんで相談したんすけど……『保安官』を頼れば間違いないって言うんすよ。でも冒険者じゃないっすか?本当に大丈夫なのかって……」

氷魔「……そうですね……しかし……今回ばかりはそちらのほうが……都合が良さそうです……」
487 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/30(月) 20:44:50.57 ID:COpw8XdBo
氷魔は担いでいる男性の様子を見せた


やる気「えぇっ!?なんすかこれ!?」

氷魔「……明らかに……魔術的ななにかです……魔法に精通した冒険者なら……なにか分かるかもしれませんが……」

やる気「保安官のことなら、今主人が呼びに行ってるっすよ……!?」


噂をすればなんとやら、
宿屋の主人が呼びに行った保安官がついに現れた

>>下1……その姿とは
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/30(月) 21:06:55.56 ID:qB9T/FBSO
男性体の淫魔で執事風の服装をしてる
489 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/31(火) 01:17:20.44 ID:RKtVTwVLo
男性淫魔「……只今参上致しました、わたくし、この街で保安官と呼ばれている者の一人です」

氷魔「……えっ……」


二人には信じがたいことだったが、
この街の実力者の中には男性の淫魔がいたのだ


男性淫魔「言いたいことはございましょう。ですが、今は彼を治療するのが先決でございます。引き渡していただけますね?」

氷魔「……え……あ……はい……」
490 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/31(火) 01:23:54.56 ID:RKtVTwVLo
本日はここまでです
ありがとうございました
491 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/31(火) 18:03:10.24 ID:RKtVTwVLo
執事風の淫魔はぐったりしている男性を確認し、
そのまま治療に取り掛かった


男性淫魔「これは……呪われていますね」

氷魔「……やはり……」

男性淫魔「全身にここまで刻印が浮かぶともなれば、相当強い怨みを持たれているでしょう。ひとまず治療しますが、身に覚えがないか必ず本人に問い質すこと。いいですね?」


彼は倒れている男性の付き添い二人に対して、
心からの忠告をした
492 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/31(火) 20:34:51.20 ID:RKtVTwVLo
それからは手際よく倒れた人間を治し、
気絶したままではあるが、
彼らは無事に宿の一室へと帰された


やる気「すごいっすね」

男性淫魔「ありがとう。……しかし君たち、どうも私を見た時に非常に警戒していたように見える。私が淫魔であることと関係しているのか?」

氷魔「……そうですね……男性のそれとはほとんど交流がありませんでしたが……なにか心当たりでも……?」

男性淫魔「>>下1」
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/31(火) 20:41:42.55 ID:aL3gXeLZ0
図書コピー見ながら「前に勇者チームの魔法使いに教えた魔術回路を感じる
494 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/01(水) 03:27:52.17 ID:YL7gkLhno
男性淫魔「前に勇者チームの魔法使いに教えた魔術回路を感じる」

司書コピー「……え?」


手持ち無沙汰になってロビーに来ていた彼女を指して、彼は言い放つ


男性淫魔「我々の種族は魔術に精通していてね……多くの家系には一子相伝の魔術回路があるのだが、それを使った形跡があるんだよ」
495 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/01(水) 03:37:17.39 ID:YL7gkLhno
本日はここまでです
ありがとうございました
496 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/01(水) 19:13:21.09 ID:YL7gkLhno
司書コピー「な……なんですか」

男性淫魔「君の正体についても……私は分かっているよ。私も同じことをできるだろう」

やる気「ま……待つっす。じゃあこの子はどうやって産まれたんすか?」

男性淫魔「素体を作り、魔翌力を行き渡らせる経路を作っただけでしょうね。まぁ、その手順とか合理化とか、その他もろもろ言えることもありますけれど」

氷魔「……あなたは……先ほど述べたその魔法使いが……彼女を作り出したと考えているのですか……?」
497 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/01(水) 20:58:41.38 ID:YL7gkLhno
男性淫魔「どうでしょう?それは分かりかねます。なにせ、教えられるものではありますからね」

司書コピー「……………………」

男性淫魔「なにか言いたげですね?どうぞ」


彼がうやうやしく促すと、
彼女はやおらに口を開いた


司書コピー「……では、私は人間になれますか?」

男性淫魔「>>下1」
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/01(水) 21:02:39.80 ID:XSVuZ3Sk0
「…断言は出来かねますが、『人間』になる方法はいくつもあります」
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/01(水) 21:08:46.75 ID:4SdIE8oMO
言われてみれば
500 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/02(木) 03:04:50.49 ID:uz8u+QwLo
男性淫魔「…断言は出来かねますが、『人間』になる方法はいくつもあります」

司書コピー「……そうですか。ありがとうございます」

男性淫魔「……おや、仔細なことについては聞かれないので?」

司書コピー「ええ。私が気になっていたのはできるかできないかだから」


そう言って彼女は去っていった
人間になることには前向きであることに、
二人は感じ入った
501 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/02(木) 03:07:44.87 ID:uz8u+QwLo
男性淫魔「変わった方ですね」

やる気「そっすね。人形たちの中でも特別だと思うっすよ」

男性淫魔「そうですか」


彼は自分から聞いたことであるにも関わらず、
あまり興味なさげに宿から出ようとする


氷魔「……お帰りでしょうか……」

男性淫魔「えぇ。もし他にもお仲間がいらっしゃるのであれば、私のことを話してもいいですし、隠してもよいでしょう」
502 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/02(木) 03:30:41.40 ID:uz8u+QwLo
本日はここまでです
ありがとうございました
503 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/02(木) 19:53:01.31 ID:uz8u+QwLo
それから三人は宿の部屋まで帰った


中華「お帰りー。もうご飯できるよ」

やる気「あざーっす、いやあ、待たせてないか心配だったっすよ」

男「それより、あの人が助かったのかどうかが心配だな。どうなった?」

氷魔「……魔術的な呪いをかけられていたのですが……解呪はなされたので安心できそうです……」

ぶりっ子「それなら大丈夫そうですねぇ」
504 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/02(木) 20:39:12.52 ID:uz8u+QwLo
できた食事が配膳され、夕食が始まる


怪盗「しかし、焦りましたね」

狙撃少女「そうですね。しかし、あの方はどこで呪われたのでしょうか?」

男「さあ、不気味なものだな」

中華「……他人事みたいな雰囲気出してるけど、この中で一番呪われそうなの男だよ?」

男「えっ」

氷魔「……悪いことはしていないにせよ……目立つということは相応のリスクがありますからね……」
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/02(木) 21:58:50.79 ID:uYRPGCzjO
なんだっけ
506 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/03(金) 03:30:10.83 ID:9Gywd3zko
本日はここまでです
ありがとうございました
507 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/03(金) 18:16:54.39 ID:a5zSKL3DO
ぶりっ子「極北まではあとどのくらいかかるんでしょう?」

怪盗「分からないですね。地図に記載こそあれ、わざわざあんなとこに行こうなんていう物好きはほとんどいませんから」

狙撃少女「大抵、帰ってきませんしね」

男「俺たちは帰ってこれるといいな」

中華「どうにかなるさ」
508 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/03(金) 18:19:33.18 ID:a5zSKL3DO
とりとめもないことを話して、
一行は夕食の時間を過ごした


氷魔「……この街は……人口の割に……やたら夜が静かですね……」

やる気「治安がいいんじゃないすか?」

氷魔「……そうですね……」


>>下1……何しよう?
1.中華と交流
2.氷魔と交流
3.やる気と交流
4.ぶりっ子と交流
5.怪盗と交流
6.狙撃少女と交流
7.司書コピーと交流
8.自由安価
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/03(金) 18:58:28.80 ID:KDLSgyKqo
4
510 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/03(金) 19:04:49.73 ID:a5zSKL3DO
ぶりっ子「ここの名物ってタンブルウィードらしいですよぉ」

男「え?」

ぶりっ子「その辺に転がってるやつですよぉ」

男「あぁ!西部劇のアレね!」


豆知識としても擦りきれるほど語られたことだが、
聞いても結局すぐに忘れてしまう


ぶりっ子「?」

男「ああいや、なんでもない」
511 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/04(土) 03:28:57.78 ID:L8Y7Gf3co
ぶりっ子「そうですか?」

男「それより、なんだってタンブルウィードが名物になるんだ?あんなの転がってるだけの植物のカスじゃないか」

ぶりっ子「ある植物のタンブルウィードが、掃除に使えるらしいんですよぉ」

男「掃除……表面が吸着するのか?」

ぶりっ子「そうそう、そうなんですよぉ」

男「なるほどね……そういう道具があれば、細かい掃除もかなり楽になるだろう」
512 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/04(土) 03:35:14.42 ID:L8Y7Gf3co
本日はここまでです
ありがとうございました
513 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/04(土) 19:52:30.95 ID:L8Y7Gf3co
ぶりっ子「欲しくないですかぁ?」

男「いや、別に」

ぶりっ子「えぇ!?」

男「ぶりっ子の屋敷は広すぎて掃除しきれないだろ」

ぶりっ子「それは……そうなんですけどぉ!せめて自分の部屋くらいは楽に掃除したいんですよぉ」

男「分かったよ。いくつ欲しい?」

ぶりっ子「5個です」

男「5個も何に使うんだよ」

ぶりっ子「>>下1」
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/11/04(土) 20:02:07.82 ID:OZEoX0ZM0
掃除、法事、工事、農事、用事
515 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/04(土) 21:12:37.70 ID:L8Y7Gf3co
ぶりっ子「掃除、法事、工事、農事、用事」


指折り数えておどけて見せる


男「使うかっ!」

ぶりっ子「うぇへへ……でも、予備が沢山あったほうがいいはずですよっ!」

男「そういうことにしておくよ」

ぶりっ子「買ってくれるんですかぁ!?」

男「ああ」
516 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/05(日) 04:00:21.13 ID:th/MZhT0o
本日はここまでです
ありがとうございました
517 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/05(日) 19:46:54.04 ID:p7xe629GO
そうこうしている内に就寝の時刻となる
誰が決めたでもなく、
一定の時間になるとみな寝る準備を始めるのだ


中華「明日からはまた陸路だね」

氷魔「……海もいいですが……かなり疲れますしね……そのほうがいいです……」

やる気「うまいことみんなを誘導できれば、海神様がいる海のほうが安全っすけどね」

ぶりっ子「私はかなり船酔いするタチなので、馬車がいいですねぇ」
518 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/05(日) 21:06:20.28 ID:th/MZhT0o
?翌日・陽週水曜日?


怪盗「ん……いい朝です」


目覚めた者たちは静かに寛いでいる
朝日を浴びながらゆっくり水などを飲むのは牧歌的で癒しの一時だ


狙撃少女「風が涼しいですね……」

男「ふぅ……」
519 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/06(月) 03:14:51.79 ID:LDOZy7zno
本日はここまでです
ありがとうございました
520 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/06(月) 18:52:45.50 ID:LDOZy7zno
宿でしばし身を休めた後は、
チェックアウトをして街中に出る


ぶりっ子「タンブルウィード買いに行きましょう!」

男「ん」

中華「あ、それ掃除に使うんだよね?僕も欲しいな」

男「五個も買うんだから余るさ。分けてもらおう」

氷魔「……そんなものがあるんですね……」
521 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/06(月) 20:45:48.14 ID:LDOZy7zno
土産物店でタンブルウィードを買うことにしたが、
ついでに店主と話して情報を得ることにした


店主「まいど!五つも買うのかい?」

やる気「大所帯なんで」

怪盗「そういえばこの街、夜はとっても静かですけど……なんでなんですか?」

店主「>>下1」
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/06(月) 22:19:14.53 ID:Cjbf8aQ6o
この街の建築物の防音性能が優れているとは昔旅人から聞いたな
523 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/07(火) 02:34:56.08 ID:oDxYD1J7o
店主「この街の建築物の防音性能が優れているとは昔旅人から聞いたな」

狙撃少女「へぇ……そうなんですか」

男「だとすれば納得かもな。昨日助けを求めてた人たちも中庭……つまり屋外にいたわけだ」

中華「みんな夜は出歩かないのかな?」

店主「危ないだろ、夜は」

中華「いや、確かにそうなんだけど……」
524 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/07(火) 03:12:18.10 ID:oDxYD1J7o
本日はここまでです
ありがとうございました
525 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/07(火) 19:13:05.63 ID:oDxYD1J7o
【ギルドの資金】80230595


買い物を終えた一行は土産物の店を後にし、
街のメインストリートへと戻ってきた


氷魔「……あそこに……運送ギルドの馬車がありますよ……」

やる気「おっ、そうみたいっすね。乗せてもらうっすよ。おーい!!」
526 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/07(火) 20:30:28.00 ID:oDxYD1J7o
御者「あいよー!」


近くに停まっていたそれに勢いよく乗り込む


ぶりっ子「いやあ、すぐに見つかってよかったですねぇ」

御者「いや、人数多いな……途中で別の馬車と交代するかもしれん。馬の負担もあるしな」

怪盗「それよりも、北にお願いします。ちなみに、北にはどんな街があるんですか?」

御者「>>下1」
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/07(火) 20:50:36.60 ID:7AVsZWTM0
様々なギャンブルを楽しめるカジノ街があるぜ
528 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/08(水) 00:57:31.84 ID:vSLrWiNso
御者「様々なギャンブルを楽しめるカジノ街があるぜ」

ぶりっ子「カジノ!?」


それを聞くや否や、
ぶりっ子は目の色を変えて反応した
突如膝立ちになり、馬車が揺れる


狙撃少女「うわっなんですか」

男「落ち着け。絶対に単独行動はさせないからな」

ぶりっ子「ケチ!」
529 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/08(水) 01:15:07.93 ID:vSLrWiNso
御者「はっはっは、そりゃあ賢明な判断だ」

中華「え?」

御者「お客さんらが乗ってきた街……西部の街じゃあ、ギャンブルでの一攫千金は夢の一つなんだ」

氷魔「……そうなんですね……」

御者「……だが、夢を求めてカジノ都市に向かった者はよく消息不明になるんだ」

やる気「うえっ!?それって……」

御者「素寒貧になったら……その先は人間として扱ってもらえないだろうなぁ。ま、ほどほどにしときゃ大丈夫さね」
530 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/08(水) 01:15:53.79 ID:vSLrWiNso
本日はここまでです
ありがとうございました
531 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/08(水) 18:34:45.83 ID:n7ZmBuXRO
・男
【筋力】124【HP】68【素早さ】200【MP】114【顔面】30(神の力)【歌唱力】74【料理】111【中華料理】97【画力】26【加護】13
【刀術】・閃火斬(火属性武器でのダメージに+6、それ以外の武器では+3)
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
『魔法の才能』(魔法習得難易度易化)
『多芸』(感覚系ステータス+20)
『万能通訳』、『降神術』(神の依り代に適性)
『マグネリレーション』(定期的な巡り合わせ)
武器:レジストソード(攻撃翌翌翌翌翌翌翌力3.5、魔法生物特効)
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:火魔法 上級火魔法 氷魔法 上級氷魔法 闇魔法 風魔法 上級風魔法 回復魔法 光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 耳鼻咽喉キャンセラレーション 海割りの奇跡
所持:麻薬(1回分)"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)、上級氷魔導書、13時間時計、魔王のデモウイルス、サファイアの原石、厨二っぽい太刀(攻撃翌翌翌翌翌翌翌力3、炎属性)、ベヒーモスの角剣
(経験値10/40……レベル31)

・中華
【筋力】133【素早さ】191【HP】43【MP】75【中華料理】112【顔面】76【加護】10【運命力】29【求心力】33
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『魔王の資格』
『神格』
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
武器:デモンズスピア(攻撃翌翌翌翌翌翌翌力4)
防具:ミレニアムアーマー
装飾品:銀の腕輪(筋力+5)
習得魔法:火魔法 上級火魔法 上級水魔法 上級光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 回復魔法
所持:危険な国三選、13時間時計
(経験値22/38……レベル29)

・氷魔【筋力】162【HP】??+36【MP】177【素早さ】151【料理】37【歌唱力】27【ダンス】1【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』、『ポリシーブレイク』
『究極氷魔法』消費【MP】:240(120)
『メルティング』、『氷魔法上位混合』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミスローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法 氷空魔法 水魔法 超上級水魔法 上級風魔法 超上級回復魔法 マナ電流互換改 着火魔法 照明魔法 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:異性にモテる為の本(所持継続一日以上で【顔面】+5) 雷の魔導書、13時間時計
(経験値12/47……レベル38)

・やる気
【筋力】157【HP】57【MP】129 【素早さ】174【顔面】36【加護】20
『殺 る気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)
『魔王の資格(80%)』(不完全ながら能力値上昇、魔物の言語が分かる)
武器:スパイラルランス
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:超上級水魔法 土魔法 回復魔法 着火魔法 照明魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法 闇魔法 上級闇魔法 天候操作魔法 ジャミングウェイブ 解錠魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値0/36……レベル27)

・ぶりっ子
【筋力】122 【HP】??+32【MP】140【素早さ】102【料理】73【歌唱力】44【ダンス】51【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
『従者式格闘術』(後出しでかばいダメージ上昇)
『風より速く動く術』
武器:ドラゴンキラー
防具:ソードブレイカー 緋色の法衣(炎や熱系の魔法や攻撃の無力化+魔法だった場合魔翌翌翌翌翌翌翌力吸収 )
習得魔法:水魔法 上級水魔法 氷魔法 上級氷魔法 光魔法 回復魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
必殺技:ぴゅん太郎
所持:化粧品(試供品)、13時間時計
(経験値30/39……レベル30)

・怪盗
【HP】??+1
【筋力】120
【MP】136
【素早さ】355
【歌唱力】53
『盗む』
武器:丁半槌
防具:ソードブレイカー
習得魔法:上級火魔法 風魔法 回復魔法
所持:アダマンタイトの曲刀、雷の力を吸収する杖
(経験値6/34……レベル25)

・狙撃少女
【筋力】122【MP】137【素早さ】??+6
武器:守人のパチンコ(攻撃翌翌翌翌翌翌翌力3.5、攻撃前に属性魔法を使用して属性付加可能、三発)
習得魔法:水魔法 光魔法
所持:スパークナイフ(攻撃翌翌翌翌翌翌翌力2.5、雷属性)アンチオールスナイパー(攻撃翌翌翌翌翌翌翌力8、一発)
(経験値11/39……レベル30)

【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属、不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典、硫酸の入った瓶、筋トレメソッド本、13時間時計×3、純金小判×5 レア珍獣の生息地(本) 忘却されるまで封印した機械(本)、無限に重なる葉っぱ、ホームセンターの便利グッズ紹介本 回復スライム、氷スライム レインボースライム 探し物の位置を指し示すコンパス(『4回』、不良品)、牛スライム、文字を書き込んだら対になるものに文字が浮かび上がる一対の巻物、壊れたものを何でも直すレンチ、黄金の番人像、世界樹の露(三回分)、なんでも開けるドアノブ型生命体、クイックポーション、超回復ポーション、仮死薬、とろける濃厚牛乳、タンブルウィード×5
【ギルドの資金】80230595
532 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/08(水) 18:37:26.40 ID:n7ZmBuXRO
街を出てしばらくすると、『駅』があった
馬車は二台に別れ、
一行はそれに乗ってカジノ都市へと向かった


怪盗「ここがカジノ都市ですか」


夜は病的なまでに静かだった西部の街とは対照的に、
もう夕方だというのにそこら中がカラフルな照明魔法で照らされていた


狙撃少女「いつでも明るそうですね……ここにいたら、時間の感覚が狂ってしまいそうです」
533 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/08(水) 18:44:19.13 ID:n7ZmBuXRO
御者「しかしお前さんたち、どっから旅して来たんだ?」

男「南に海を渡って、さらに南へと南下していくと王国の城下町があるじゃないですか。あそこ」

御者「そりゃ長旅だな……」


【ギルドの資金】80220595


中華「で、街に着いたわけだけど……どうする?」

男「>>下1」


1.カジノに行く
2.まずは宿を取る
3.魔獣の肉の情報を集める
4.自由安価
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/08(水) 19:06:32.23 ID:XTMh4CIl0
2
535 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/09(木) 00:13:00.59 ID:l3X+cA8po
男「まずは宿を取る」


そうして一行は宿を探すため、
街中に飛び込んでいった


氷魔「……困りましたね……」

やる気「無駄遣いはしたくないっすからね」


歩けど歩けど現れるのは富裕層向けの高級宿
泊まれないことはないが、
普通の宿で普通に過ごすべきだと全員思っている


ぶりっ子「脇道に飛び込んでみるしかないんじゃないですかぁ?」

怪盗「ちゃんとした宿があればいいですけどね……」
536 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/09(木) 02:49:00.92 ID:l3X+cA8po
本日はここまでです
ありがとうございました
537 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/09(木) 18:32:30.65 ID:l3X+cA8po
脇道に入り、きらびやかな光が及ばなくなると、
急に廃れた雰囲気が漂い始める
希望などないかのような表情で虚空を見つめる人々が多数おり、この街の残酷さを示していた


狙撃少女「確かに、これはこれでまともな宿を探すのが難しそうですね」

男「そうだなぁ」

中華「困ったね」
538 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/09(木) 20:31:30.17 ID:l3X+cA8po
通行人に聞いて宿を探したいのはやまやまだが、
妙な気迫のある人物が多く、いまいち話しかけづらい


氷魔「……あ……あそこの人……どうでしょう……?」


そこには、他の人々とは違い晴れやかな顔をした男性がいた


やる気「そっすね……すみませーん!いい感じの宿知らないっすか!?」

男性「>>下1」
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/09(木) 21:35:53.13 ID:XVatkrqro
いい感じも何も、この街で宿って言ったら一つしかないだろう?
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/09(木) 21:39:58.80 ID:qPs2GcyV0
この辺りは売春宿しかないから大通りに戻って別の脇道に行くと良い。そこの宿屋に紹介状と地図を渡しておくよ
541 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/10(金) 18:12:27.73 ID:088Q2ZwSO
すみません寝落ちしました


男性「いい感じも何も、この街で宿って言ったら一つしかないだろう?」

ぶりっ子「え?」

男性「さぁ、着いてきなさい!」


そう言うと彼はその爽やかな笑顔のまま、
路地裏のさらに奥へと駆け出した


怪盗「な、なんですか急に!」
542 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/10(金) 20:55:00.02 ID:PTM6nm0iO
狙撃少女「すごく怪しいですけど、どうします?」

男「そりゃ行くだろ、面白そうだ」

やる気「変なのが出てきてもボコればいいだけっすからね!」


そう言って二人は怪しい男性を追って走り出す


氷魔「……まったくもう……」

中華「まあまあ」
543 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/11(土) 00:30:11.52 ID:q0QfHF5no
怪しい男性「ここだ!」


曲がりくねった路地裏をひた走り、
何度も彼を見失いそうになりながらも走る
不器用な者は服に煤が付いただろう


ぶりっ子「こんなところに……」


そこには、紫のネオンを放つ宿があった
怪しい男性が案内する、いかにも怪しい宿だ


怪盗「……え、どうします?」
544 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/11(土) 04:06:29.62 ID:q0QfHF5no
本日はここまでです
ありがとうございました
545 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/11(土) 19:33:05.64 ID:q0QfHF5no
狙撃少女「入るんでしょう?」

男「ああ」


うやうやしく玄関の隣でお辞儀をする怪しい男の隣を過ぎ去り、同様に怪しい店内へと侵入していく
そこには、宿の若女将がいた


若女将「いらっしゃいませ」

男「ここは……どんな宿なんだ?」

若女将「>>下1」
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/11(土) 19:35:40.53 ID:oOmg1GlL0
普通の…ただの寂れたお宿ですよ(ニコ
547 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/11(土) 20:33:39.48 ID:q0QfHF5no
若女将「普通の…ただの寂れたお宿ですよ(ニコ」


彼女はにこやかに応対する


中華「……怪しすぎない?」

男「はぁ……まぁいいや。じゃあ泊まるわ」

若女将「ありがとうございます」

氷魔「……大丈夫なんですかね……?」
548 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/12(日) 04:18:57.09 ID:42LsAfL7o
本日はここまでです
ありがとうございました
549 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/12(日) 19:49:50.00 ID:42LsAfL7o
若女将「なにも怪しいところなんてありませんよ?」


貼り付いたような笑顔を浮かべ続ける彼女
意識して見れば少々不気味ですらあるだろう


男「で、お代は?」

若女将「いただきません」

ぶりっ子「えっ?」

若女将「代わりに、>>下1」
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/12(日) 20:02:49.68 ID:wD/RP6oJ0
貴方たちの寿命を少しだけ頂ければ
551 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/12(日) 20:22:02.76 ID:42LsAfL7o
若女将「貴方たちの寿命を少しだけ頂ければ」

やる気「えぇっ!?」

若女将「契約書だってありますよ」


そう言って人数分の契約書を出してくるが、
問題はそんなことではないことは彼女以外の誰もが知ることだ


怪盗「寿命なんて出せませんよ!?」
552 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/13(月) 00:29:10.50 ID:s//GOii8o
若女将「ほんのちょっと!ほんのちょっとでいいんです!」

狙撃少女「まずは契約書を読んでみましょうか」


書面はシンプルであり、
なにか小細工していそうな雰囲気はない
そして肝心の渡さなければならない寿命の所には、
一日と書いてあった


男「ほう、寿命一日分か」

若女将「お安いでしょう!?半生を持っていくような悪徳悪魔とは違いますよ!」
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