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安価とコンマで異世界転生!その9
- 553 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/13(月) 00:35:26.15 ID:s//GOii8o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 554 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/13(月) 19:11:18.14 ID:s//GOii8o
- 中華「今、悪魔って言ったね」
若女将「これは失礼いたしました」
男「まぁいいか、一日だし」
彼はそう言って契約書にサインしてしまった
氷魔「……ちょっと……!?」
若女将「では、いただきますよ……あなたの寿命っ!」
彼女は男に向けて右手を構える
- 555 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/13(月) 19:14:30.73 ID:s//GOii8o
- 男「……おう?」
若女将「……あれ?」
しかし、何も起こらない
サインは確かに為され、契約は履行されるはずである
男「どうした?」
若女将「……ご実家は、墓場でいらっしゃいますか?」
男「なにを言っているんだ?」
若女将「あなた……寿命がありませんよ。全部使いきってます。なんで生きてるんですか?」
恐らく、元の世界で死んだ際に全ての寿命を使い果たしていたのだろうと彼は思ったが、それを口に出すことはない
男「……知らね。でも契約書にサインはしたし泊めてくれるか?」
若女将「>>下1」
- 556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/13(月) 19:54:47.96 ID:XGMN8HXK0
- …貴方自身から取られないので諦めますが、他の方達からは徴収出来ますよね?
- 557 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/13(月) 23:53:06.16 ID:s//GOii8o
- 若女将「…貴方自身から取られないので諦めますが、他の方達からは徴収出来ますよね?」
男「ん?そうだな」
やる気「結局取られるんすか!?」
ぶりっ子「そりゃそうでしょうよ」
怪盗「まぁ、一日程度ならそこまで気にするもんでもないですかね……」
- 558 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/14(火) 00:02:15.55 ID:sFAZ7M2Yo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 559 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/14(火) 19:34:27.01 ID:sFAZ7M2Yo
- それから他のメンバーは渋々ながら寿命を渡した
司書コピー「……」
若女将「こっちも吸えないんですが、どうなってるんですか?」
怪盗「あー、なんというか……そっちは本当にデリケートな問題なのでやめてください」
若女将「はぁ……分かりました。では、部屋にご案内しますね」
- 560 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/14(火) 20:22:31.46 ID:sFAZ7M2Yo
- 一行は部屋に案内された
若女将はここを寂れた宿と称していたが、
かなり豪華なスイートルームがあった
男「寂れてなんかないじゃないか」
若女将「お客がめったに来られないので……」
中華「まぁ、寿命なんて要求されたら逃げ出すよね」
若女将「いえ、立地が悪いので」
氷魔「……………………」
- 561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/14(火) 21:56:30.31 ID:/LSpTgIvO
- なんだ
- 562 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/15(水) 01:00:16.35 ID:g49pLm7jo
- どうやら寿命を要求するという行為をそこまで問題に思っていない様子の彼女は、
最初の笑顔から一切表情を変えることなく、
部屋に入った一行と別れた
狙撃少女「とりあえず、くつろげますね……」
男「ああ……」
中華「いや、それどころじゃないでしょ」
男「なんだ、寿命でも取り返しに行くのか」
- 563 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/15(水) 01:11:11.68 ID:g49pLm7jo
- 中華「いや、もう寿命ないって言ってたじゃん」
男「ないらしいな」
中華「どういうこと?」
男「分からん。だが俺を見ろ。どう見ても生きてるじゃないか」
氷魔「……そうですよね……寿命を超えたなんらかの奇跡が働いているのでしょうか……」
男「アンデッドの類なら、神様と話なんてできるわけないぜ」
- 564 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/15(水) 01:15:56.16 ID:g49pLm7jo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 565 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/15(水) 19:53:12.81 ID:g49pLm7jo
- それから一行は食事の準備を始めた
やる気「俺っち、急に男が怖くなったっすよ」
男「もしかしたらなんかの手違いで、寿命を吸い取れなかっただけかもしれないぞ?」
ぶりっ子「そんなことありますかねぇ、私たちは吸われたのにぃ……」
男(……ヤバい!ここに来てめちゃくちゃ怪しまれている!!)
自分に向けられる懐疑の視線をどうにかしたいと切望した男は、場の空気を変えるため、>>下1した
- 566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/15(水) 19:56:18.99 ID:boau08TIo
- 何であの男は熱烈にここを勧めたんだろうなと疑問を言うことに
- 567 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/15(水) 21:06:27.13 ID:g49pLm7jo
- 男「……なんで、あいつはめちゃくちゃここを勧めたんだろうな?」
と、かなり強引な話題の転換を図った
流石にダメかと思ったその時、
怪盗「そういえばそうですねー」
と彼女が話に乗ってくれた
ちらりと目配せを送り、
気を遣っていることをアピールしてきた
- 568 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/15(水) 21:20:33.02 ID:g49pLm7jo
- 狙撃少女「やはり、悪魔の手先だったのではないでしょうか」
氷魔「……私もそう思います……あるいは……なにかしらの術で作り出した……若女将の分身である可能性もありますね……」
やる気「悪魔ってのはそんなこともできるんすか?」
氷魔「……そもそも……あの若女将の姿が真の姿でないものと思われます……」
ぶりっ子「確かに、あれが悪魔と言われてもにわかには信じがたいですよねぇ。まぁ、笑顔が固まりすぎててちょっと不気味ではありましたけどぉ」
- 569 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/16(木) 00:57:28.71 ID:2jYaov6Vo
- しばらく話していると、中華が夕食を完成させた
若女将は夕食を付けると言っていたが、
みな中華の料理が食べたいのでやんわり断った
中華「いやあ、今日は食材が買い出せなくて、どうにも貧相かも」
確かにいつもの比べればボリュームに欠けるかもしれない量だったが、適切に緑黄色野菜がアクセントとして添えてあり、見た目の華やかさはいつもと変わらない
怪盗「いやいや、全然いつも通りですよ!むしろ中華さん、毎日移動して料理して……無茶してませんか?」
中華「まさか、僕がいつか店を出したなら、こんなもの比にはならないくらいてんてこ舞いになるレベルで客を呼びたいね」
- 570 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/16(木) 01:00:40.27 ID:2jYaov6Vo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 571 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/16(木) 19:58:24.62 ID:2jYaov6Vo
- 一行は出された食事を速やかに平らげ、
食事の時間はあっという間に終わった
狙撃少女「街中は非常にうるさく、まぶしかった……でも、ここは静かでいいですね」
男「あまり宿泊者のいない宿の特権だな」
氷魔「……ここが賑わうようなことがあれば……世も末ですよ……」
>>下1……何しよう?
1.中華の料理の後片付けをする
2.氷魔と話す
3.やる気と話す
4.ぶりっ子と話す
5.怪盗と話す
6.狙撃少女と話す
7.司書コピーと話す
8.自由安価
- 572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/16(木) 20:12:40.86 ID:ZhX4AA2I0
- 2
- 573 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/16(木) 21:27:39.62 ID:2jYaov6Vo
- 男「……ギャンブルは好きか?」
氷魔「……えっ……私ですか……?」
唐突に話を振られたので困惑している
しかし、しばらく考えてからふたたび話し始める
氷魔「……進んではしませんね……失うことが嫌いなので……」
男「なるほどな、俺もそうなんだよ」
- 574 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/17(金) 03:56:13.08 ID:GRZIKV8Jo
- 氷魔「……そういえば男さん……」
男「ん?」
氷魔「……私に出会う以前に……凄まじいコールドウィザードに会ったことはありませんか……?」
男「ない。そもそもコールドウィザードという存在を知ったのは氷魔と出会ったときになるなぁ」
氷魔「……そうですか……」
男「なにかあったのか?」
- 575 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/17(金) 04:19:22.41 ID:GRZIKV8Jo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 576 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/17(金) 19:55:16.17 ID:GRZIKV8Jo
- 氷魔「……実在の疑われる……伝説のコールドウィザードがいるのです……」
男「へぇ」
氷魔「……時間を凍結させて……半永久的に生きることができると……聞いています……」
男「つまり、俺がその状態ならば寿命がなくとも不思議ではないと」
氷魔「……はい……ですが……違ったようですね……」
男「だが、すごいな。その伝説のコールドウィザードとやらは」
氷魔「……他にも……>>下1ができたと……聞いています……」
- 577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/17(金) 20:36:46.11 ID:Rbs38yYDO
- 複数の時間軸、所謂平行世界にも干渉できたみたいです
- 578 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/17(金) 23:04:49.10 ID:GRZIKV8Jo
- 氷魔「……複数の時間軸、所謂平行世界にも干渉できたみたいです……」
男「なんで?」
いくらなんでも滅茶苦茶である
どれだけ氷魔法が使えるからといって、
そんなことができるのだろうか
氷魔「……時間の流れとは……激流のようなものです……というよりは滝ぐらいのものかもしれませんが……」
男「はぁ」
氷魔「……つまり……弾き飛ばされるんですよ……別の流れに干渉しようとすると……」
- 579 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/17(金) 23:07:34.38 ID:GRZIKV8Jo
- 男「相当な激流だな」
氷魔「……ですが……その一部を凍りつかせたら……そこは止まります……」
男「ああ、さっき言ってたやつだな」
氷魔「……その氷の始点と終点……そこを残して氷を溶かせば……そこに流れはありません……ただの水……」
男「そこに入り込むということか」
氷魔「……そうです……そして……氷の始点と終点をも溶かせば……再び時間は流れだします……こうして複数の激流……つまり……時間軸を移動していたとされます……」
- 580 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/18(土) 01:11:47.11 ID:T+uEFtXBo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 581 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/18(土) 18:51:58.30 ID:gtFvZUe7O
- 男「そんな人がいるのか……」
氷魔「……あくまで……言い伝えですが……」
といった話をしているうちに、
もう寝るべき時間になっていたので、
それぞれに与えられた大きなベッドで眠った
男「……?」
夜中、男は目覚めた
どこからか物音がするので、
不安になって目覚めたのだ
- 582 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/18(土) 19:51:15.88 ID:gtFvZUe7O
- 司書コピー「あなたも気になりますか?」
どうやら司書コピーも物音に気付いているようだが、
他のメンバーは眠っている
男「あぁ、ロビーか?」
司書コピー「そうだと思いますが、行きます?」
男「この宿めちゃくちゃ怪しいし、一応確認する」
物音を不審がった男は、
客室を出てロビーに向かう
なにも言わなかったが、司書コピーも着いてきた
>>下1……ロビーの様子
- 583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/11/18(土) 19:55:17.85 ID:NRaYdfN20
- 若女将が呪術してた
- 584 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/19(日) 19:52:53.43 ID:XrbZEHn7o
- すみません寝落ちしました
若女将「………………」
男「おい、何してんだ?」
男がロビーを訪ねると、どこから出したのか、
奇妙な大窯に得体の知れない物体を入れ、
呪術的儀式を行っている場面だった
若女将「……これは失礼、睡眠を妨害してしまいましたか」
- 585 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/19(日) 20:25:36.70 ID:XrbZEHn7o
- 司書コピー「それどころではなさそうですが」
若女将「大丈夫ですよ、危害は加えませんので」
男「……じゃあ何してるんだ?」
若女将「裏通りを通らなければこの宿には来られませんので、ご存知かと思われますが……この街には、全てを失った人々が沢山おります」
男「ああ」
若女将「……彼・彼女らは、どうにかして生きるため、宿に泊まる人々に夜襲をかけるそうです」
- 586 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/19(日) 22:49:19.11 ID:XrbZEHn7o
- 司書コピー「なるほど……」
若女将「で、うちは立地がよくないので……来られるんですよね、そういう方が」
男「ははぁ、その鍋の中身は……」
若女将「ご想像の通りですよ。今まで見られたことはありませんが……そこまで怒るほどのことでもないでしょう?」
男「……ギャンブルで破滅して、犯罪に走る奴だもんなぁ。倫理的にはそれでも守ってやるべきなんだろうが、やっぱり同情しがたい所はあるよ」
若女将「彼らの寿命を奪うことによって、うちは格安で営業できているんです。まさか悪魔が宿を経営しているだなんて誰も思わないでしょうから」
- 587 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/19(日) 23:51:39.99 ID:XrbZEHn7o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 588 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/20(月) 18:46:48.98 ID:qfbxK62Io
- 司書コピー「……うるさいこと以外は、咎めませんよ」
若女将「不思議ですね……いつもどのお客様も朝までぐっすりで、呪術に気付くことなんてないのですが」
本当に表情の変わらない悪魔であり、
不思議だと言うが不思議そうな顔はしていない
男「……まぁいいさ、戻って寝る」
若女将「よろしければ、迷惑料ということで、>>下1を貰っていただかれませんか?」
司書コピー「……?」
若女将「儀式の副産物です」
- 589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/20(月) 19:09:07.31 ID:O/rcgy1O0
- 苦悶の果実
効果:実体の有る生命体に対し状態異常を起こす。 状態異常はランダムで起こる為、何を患うか判らないが無事では済まされない
- 590 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/20(月) 21:46:20.87 ID:qfbxK62Io
- 彼女が窯から取り出したのは、
リンゴのようでいて、
しかし誰もがそれをリンゴとは認めたくない、
そんなおぞましい物体だった
男「いやなんだよこれ!なんか蠢いてるし!」
紫色のそれは、一つの眼球がついており、
実の表面も肉々しい触感だった
若女将「おや、ご存知ありませんでしたか?悪魔の中では非常にポピュラーな果実なのですが」
司書コピー「結局なんなんですか」
若女将「苦悶の果実です」
- 591 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/21(火) 01:41:22.02 ID:EDuWQ+BAo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 592 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/21(火) 19:05:36.90 ID:EDuWQ+BAo
- 男「まぁ、そんな感じではあるな。食い物か?これ」
若女将「ええ、食べ物です。ただし、基本的には悪魔の神に捧げるものですから……食べるとよくないことが起こります」
司書コピー「食べたら死にそうな雰囲気はしますね」
若女将「よほど身体が弱ければ亡くなられるかもしれませんが……それこそギャンブルだと思ってください」
男「得できるのか?」
若女将「しません。身体のどこかに不調をきたしたり、妙な膿ができたり、正気を失ったり……風邪をひくだけで済むこともあると聞きますが」
男「変なのが出てきたらこれ食わすか」
若女将「それが正しい使い方であるように思われます」
- 593 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/21(火) 20:22:21.67 ID:EDuWQ+BAo
- 軽く礼を言ってから、
二人は部屋に帰るための廊下を歩きだした
司書コピー「結局、どうしてまだみなさんは寝ているのでしょうか」
男「多分、寿命抜かれたから……疲労が来てるんじゃないか?初めての体験だろうし」
司書コピー「ふふっ」
男「どうした……?」
突如笑ったので、不安になる
司書コピー「『ぬかれた』のに『つかれた』とは、面白いですね」
男「そうかぁ?」
- 594 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/21(火) 23:43:32.02 ID:EDuWQ+BAo
- しかし、彼女が感情らしい感情を見せたことを男は喜んだ
果たしてこの妙な笑いのセンスは、本人の素質なのか、人の機微にまだ疎いためなのか、
そこまではまだ分からなかった
司書コピー「なんかニコニコしてますね?」
男「まぁな……ほら、ようやくゆっくり眠れそうだし」
司書コピー「そうですね」
- 595 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/22(水) 00:23:30.24 ID:I4mbK9+Bo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 596 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/22(水) 19:55:36.84 ID:I4mbK9+Bo
- ?翌日・陽週金曜日?
周りの建物が日光を塞ぎ、
朝だが薄暗い部屋で一行は目覚めた
中華「よく寝たなぁ」
氷魔「……そうですね……」
やる気「よし、早速チェックアウトして北を目指すっすよ!」
ぶりっ子「カジノは!?カジノ行かないんですか!?正気ですかぁ!?」
男「>>下1」
1.カジノに行く
2.魔獣の肉について情報を集める
3.北を目指す
- 597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/22(水) 20:06:58.23 ID:4amkwi5x0
- 2
- 598 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/23(木) 00:57:43.86 ID:iQgK8SzPo
- 男「最近、魔獣の肉食えてないしな……その情報から集めるか」
ぶりっ子「そんな!」
怪盗「まぁまぁ、カジノの景品にあるかもしれませんから」
ぶりっ子「だったらいいですねぇ」
男「だったら嫌だよ、運に賭けたくないよ」
狙撃少女「損せず手に入れられるなら、それが一番ですからね」
- 599 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/23(木) 02:36:09.79 ID:iQgK8SzPo
- 一行は情報を得るため、チェックアウトして街の中心部へと向かう
若女将「またのご利用をお待ちしております」
中華「最後まであの営業スマイルのままとは、恐れ入るね」
氷魔「……そうですね……それと……街の中心部は……本当に分かりやすいですね……」
騒がしいほうが中心部なのだ
街によっては静かな噴水の広場が中心であったりするため、必ずしも騒がしい方向な中心部ではない
- 600 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/23(木) 02:47:24.84 ID:iQgK8SzPo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 601 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/23(木) 19:55:31.62 ID:iQgK8SzPo
- 街の中心には、
金色に光り輝く巨大カジノが聳え立っている
一行はその周辺を歩く人々に話を聞くこととした
やる気「すみませーん」
男性「ん?なんだね?」
いかにも景気の良さそうな男性がいた
恐らく、ギャンブルに勝ったのだろう
やる気「この辺で魔獣か、その肉についての情報ないっすかね?」
男性「>>下1」
- 602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/23(木) 20:26:55.37 ID:OFvlR5Zn0
- 魔獣の肉が明日の夜にオークションで出品すると聞いているよ。 たまにレアアイテムやスカピンになって奴隷になった者たちも出るしね
- 603 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/23(木) 20:38:29.39 ID:iQgK8SzPo
- 男性「魔獣の肉が明日の夜にオークションで出品すると聞いているよ。たまにレアアイテムやスカピンになって奴隷になった者たちも出るしね」
ぶりっ子「オークション!そんなのもあるんですねぇ!」
男性「ああ、昔は冷やかしに行くだけでも面白かったが……」
怪盗「なにかあったんですか?」
男性「なに、カタログを買わねば入れなくなっただけだ。私のような小金持ちは往々にしてケチなのでな……」
- 604 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/24(金) 02:30:36.57 ID:YfVdMLgao
- 一行は情報提供に感謝して彼に別れを告げた
狙撃少女「明日の夜ですか」
男「だいぶ時間あるな」
ぶりっ子「遊びませんかぁ!?」
男「ほぼ二日だろ?カジノで破産するには十分すぎるぜ」
ぶりっ子「当てればいいんですよ!」
中華「本当にギャンブルが好きだね……」
- 605 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/24(金) 02:47:36.67 ID:YfVdMLgao
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 606 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/24(金) 19:32:27.58 ID:t53d6uqJO
- 男性によれば、
カタログはこの街のギルドで買えるらしい
氷魔「……まずは目録を……買いにいったほうがよいのでは……?」
やる気「そっすね、まぁ……本部ギルドがどこにあるのかは分からないっすけど」
怪盗「どうしましょう?」
>>下1……どうする?
1.カジノに行く
2.本部ギルドを探す
3.自由安価
- 607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/24(金) 19:52:44.12 ID:xzHsnNPp0
- 2
- 608 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/24(金) 23:42:38.96 ID:YfVdMLgao
- 男「とりあえず本部ギルド探すぞ」
そうして再び近くの通行人に話を聞いた所、
どうやら本部ギルドはすぐ近く、
街の中心部にある巨大カジノの中にあることが分かった
狙撃少女「いや、めちゃくちゃですね……ギルドがカジノの中って」
中華「でも、他のギルドもだいたい酒場だし、似たようなものじゃないかな」
氷魔「……この街なら……自然なことかもしれませんね……」
- 609 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/25(土) 00:32:20.00 ID:4h5B9H+Do
- それから一行はカジノの中へ入り、
ギルドを探すこととなる
中は喧騒に満ちており、
これまで訪れたどんなカジノや酒場よりもうるさかった
ぶりっ子「色んな台がありますねぇ!」
怪盗「ほら、今はギルド探してるんですから、ついてきてください」
ぶりっ子「ぐぇ??!」
襟首を引っ張り、無理やり連れていく
- 610 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/25(土) 01:00:32.22 ID:4h5B9H+Do
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 611 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/25(土) 19:21:55.26 ID:uL5v5XvnO
- 中に入れば目につくのは、
エントランスからひたすら奥に向かっていく、
大きなレッドカーペットだ
その左右に様々な遊戯の台が設置されている
狙撃少女「こんなに騒がしい場所は初めてです……」
男「ゆっくり慣れていけばいいさ、ほらあそこに立て札があるな」
絨毯は未だ直線に続くが、左に枝分かれもしている
そして、その立て札が左折すればギルドであることを示していた
- 612 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/25(土) 19:44:39.11 ID:uL5v5XvnO
- 道を左に曲がると、そこには建物があった
カジノがあまりに大きく、
天井も神殿のごとく高いので、
建物内に建物があるのだ
中華「失礼しまー……す!」
重々しい金色の扉を押し開き、ギルドの中に入る
受付嬢「ご用お伺いします」
氷魔「……明日のオークションのカタログを……ひとつ……」
受付嬢「代金は>>下1になります」
- 613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/25(土) 20:31:58.33 ID:/gE6ko6v0
- 100に成ります
- 614 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/26(日) 01:55:14.63 ID:gKAw2It5o
- 受付嬢「100に成ります」
やる気「えっ、安くないっすか?」
受付嬢「そうでしょうか?」
やる気が財布から金を出すと、
受付嬢は困った顔をした
ぶりっ子「どうしましたぁ?」
受付嬢「すみません、100は100でも、100チップです」
- 615 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/26(日) 01:57:45.74 ID:gKAw2It5o
- 怪盗「チップ、といいますと」
受付嬢「このカジノでの通貨ですね。そちらのカウンターで、金銭との交換を行っておりますよ」
確かにそこには、金をチップに交換するコーナーと、
チップを金や景品に交換するコーナーがあった
狙撃少女「なるほど……」
男「レートは?」
受付嬢「そちらの方が出された100が、1チップです」
中華「買えば1万だね」
- 616 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/26(日) 02:10:58.35 ID:gKAw2It5o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 617 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/26(日) 19:51:18.11 ID:gKAw2It5o
- ぶりっ子「本当に、それでいいのでしょうか?」
氷魔「……え……?」
ぶりっ子「その半分……50のチップを買い、二倍のオッズで当てれば、半額で済みますよぉ」
やる気「まぁ、カジノに来て実質現金だけでカタログ買うのが無粋と言われればそんなんすが……」
怪盗「絶対ギャンブルしたいだけですね」
男「>>下1」
1.普通に100チップ買う
2.50チップに賭ける
3.自由安価
- 618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/26(日) 20:01:07.22 ID:wu1U9jnG0
- 2
- 619 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/26(日) 20:41:54.21 ID:gKAw2It5o
- 男「仕方ないやつだな。分かったよ、50チップ買う」
彼は注文をカウンターに伝えた
【ギルドの資金】80215595
【チップ】50
係員「ありがとうございます」
狙撃少女「当てられるんですか?」
男「二倍だろ?難しいな、買っといてなんだが」
- 620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/26(日) 20:47:38.36 ID:n8DqVu7NO
- どうなのかね
- 621 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/27(月) 00:05:46.83 ID:AcPlVZ63o
- ぶりっ子「このカジノには、当てすぎて出禁になった人が史上何人かいるらしんですよぉ」
中華「彼らのやり方を参考にすれば当たるかもしれないね」
氷魔「……どうやったんですか……?」
ぶりっ子「普通に賭けて、普通に当ててましたぁ」
やる気「なんの参考にもならないっすね……」
ぶりっ子「でも当たった理由は運だけじゃないことだけは分かってるんですよぉ」
- 622 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/27(月) 00:15:50.74 ID:AcPlVZ63o
- 怪盗「やり方も、運も関係ない?」
ぶりっ子「そう、その条件とは、『救世主』の資格を持っていること!」
中華「ええっ!?」
やる気「そりゃまたなんで……」
ぶりっ子「よく分かりませんが、奇跡を起こすことができるらしいですよ!」
狙撃少女「本当だとすれば、非常に夢がありますね」
男「……まだカタログ買ってないんだから、当てるにしても出禁になるような出し方するなよ?」
- 623 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/27(月) 00:19:11.35 ID:AcPlVZ63o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 624 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/27(月) 18:57:31.83 ID:AcPlVZ63o
- ・男
【筋力】124【HP】68【素早さ】200【MP】114【顔面】30(神の力)【歌唱力】74【料理】111【中華料理】97【画力】26【加護】13
【刀術】・閃火斬(火属性武器でのダメージに+6、それ以外の武器では+3)
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
『魔法の才能』(魔法習得難易度易化)
『多芸』(感覚系ステータス+20)
『万能通訳』、『降神術』(神の依り代に適性)
『マグネリレーション』(定期的な巡り合わせ)
武器:レジストソード(攻撃翌力3.5、魔法生物特効)
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:火魔法 上級火魔法 氷魔法 上級氷魔法 闇魔法 風魔法 上級風魔法 回復魔法 光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 耳鼻咽喉キャンセラレーション 海割りの奇跡
所持:麻薬(1回分)"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)、上級氷魔導書、13時間時計、魔王のデモウイルス、サファイアの原石、厨二っぽい太刀(攻撃翌力3、炎属性)、ベヒーモスの角剣
(経験値10/40……レベル31)
・中華
【筋力】133【素早さ】191【HP】43【MP】75【中華料理】112【顔面】76【加護】10【運命力】29【求心力】33
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『魔王の資格』
『神格』
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
武器:デモンズスピア(攻撃翌力4)
防具:ミレニアムアーマー
装飾品:銀の腕輪(筋力+5)
習得魔法:火魔法 上級火魔法 上級水魔法 上級光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 回復魔法
所持:危険な国三選、13時間時計
(経験値22/38……レベル29)
・氷魔【筋力】162【HP】??+36【MP】177【素早さ】151【料理】37【歌唱力】27【ダンス】1【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』、『ポリシーブレイク』
『究極氷魔法』消費【MP】:240(120)
『メルティング』、『氷魔法上位混合』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミスローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法 氷空魔法 水魔法 超上級水魔法 上級風魔法 超上級回復魔法 マナ電流互換改 着火魔法 照明魔法 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:異性にモテる為の本(所持継続一日以上で【顔面】+5) 雷の魔導書、13時間時計
(経験値12/47……レベル38)
・やる気
【筋力】157【HP】57【MP】129 【素早さ】174【顔面】36【加護】20
『殺 る気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)
『魔王の資格(80%)』(不完全ながら能力値上昇、魔物の言語が分かる)
武器:スパイラルランス
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:超上級水魔法 土魔法 回復魔法 着火魔法 照明魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法 闇魔法 上級闇魔法 天候操作魔法 ジャミングウェイブ 解錠魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値0/36……レベル27)
・ぶりっ子
【筋力】122 【HP】??+32【MP】140【素早さ】102【料理】73【歌唱力】44【ダンス】51【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
『従者式格闘術』(後出しでかばいダメージ上昇)
『風より速く動く術』
武器:ドラゴンキラー
防具:ソードブレイカー 緋色の法衣(炎や熱系の魔法や攻撃の無力化+魔法だった場合魔翌力吸収 )
習得魔法:水魔法 上級水魔法 氷魔法 上級氷魔法 光魔法 回復魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
必殺技:ぴゅん太郎
所持:化粧品(試供品)、13時間時計
(経験値30/39……レベル30)
・怪盗
【HP】??+1
【筋力】120
【MP】136
【素早さ】355
【歌唱力】53
『盗む』
武器:丁半槌
防具:ソードブレイカー
習得魔法:上級火魔法 風魔法 回復魔法
所持:アダマンタイトの曲刀、雷の力を吸収する杖
(経験値6/34……レベル25)
・狙撃少女
【筋力】122【MP】137【素早さ】??+6
武器:守人のパチンコ(攻撃翌力3.5、攻撃前に属性魔法を使用して属性付加可能、三発)
習得魔法:水魔法 光魔法
所持:スパークナイフ(攻撃翌力2.5、雷属性)アンチオールスナイパー(攻撃翌力8、一発)
(経験値11/39……レベル30)
【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属、不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典、硫酸の入った瓶、筋トレメソッド本、13時間時計×3、純金小判×5 レア珍獣の生息地(本) 忘却されるまで封印した機械(本)、無限に重なる葉っぱ、ホームセンターの便利グッズ紹介本 回復スライム、氷スライム レインボースライム 探し物の位置を指し示すコンパス(『4回』、不良品)、牛スライム、文字を書き込んだら対になるものに文字が浮かび上がる一対の巻物、壊れたものを何でも直すレンチ、黄金の番人像、世界樹の露(三回分)、なんでも開けるドアノブ型生命体、クイックポーション、超回復ポーション、仮死薬、とろける濃厚牛乳、タンブルウィード×5、カジノチップ×50
【ギルドの資金】80215595
- 625 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/27(月) 19:51:09.52 ID:AcPlVZ63o
- ぶりっ子「だーいじょうぶですって!さぁ行きましょう!」
一行はぶりっ子に連れられ、カジノに戻ってくる
怪盗「で、どの台やるんですか?」
ぶりっ子「迷いますね……」
狙撃少女「確かに、これだけあれば難しいですね」
>>下1……どの台で賭ける?
1.ポーカー
2.スロット
3.神経衰弱
4.ルーレット
5.自由安価
- 626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/27(月) 19:55:48.41 ID:WNwGKIrgO
- 5.ブラックジャック
- 627 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/28(火) 00:30:04.46 ID:p/l5LjS7o
- ぶりっ子「やはり、こいつですねぇ!」
彼女が指したのはブラックジャックの台だった
実にシンプルなゲームだが、
非常に奥深い側面もある、
ギャンブル界の健康優良児だ
男「ほお、いいんじゃないか?」
ディーラー「ご遊戯なさいますか?」
- 628 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/28(火) 00:32:07.02 ID:p/l5LjS7o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 629 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/28(火) 19:56:32.92 ID:p/l5LjS7o
- 中華「あぁ、やっていくよ!」
ディーラー「チップはいくつ賭けられますか?」
氷魔「……では…25で………」
ディーラー「承知いたしました、ゲームスタートです!」
そう言って彼はカードを配り始めた
>>下1コンマ……79以下で勝利
- 630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/28(火) 20:48:03.62 ID:KzEIe61zO
- こい!
- 631 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/28(火) 21:47:30.39 ID:p/l5LjS7o
- 順調にカードを交換していき、決断の時が訪れた
中華(18……ここで止めるべきか?)
やる気「難しいっすね」
ぶりっ子「お任せしますよぉ」
迷った末に、彼はコールした
中華「……もう一枚、お願いします」
ディーラー「かしこまりました」
- 632 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/28(火) 21:48:43.64 ID:p/l5LjS7o
- 怪盗「手に汗握りますね」
そうして、勝負が始まる
ディーラー「私は20でございます」
中華「僕は……」
狙撃少女「………………」
中華「『21』だ!」
ディーラー「お見事、ブラックジャックでございます」
- 633 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/29(水) 01:17:46.05 ID:BFJEtJvoo
- 男「すげぇ!」
奇跡的な21の成立に、一行は沸き立つ
中華も照れくさそうに笑う
ディーラー「私の長年の勘からして……確実にバーストされると思っておりましたが、いやはや、まさか負けるとは」
中華「今日はついてるかも」
氷魔「……この調子でいきましょう……!」
- 634 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/29(水) 01:19:57.24 ID:BFJEtJvoo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 635 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/29(水) 19:48:10.99 ID:BFJEtJvoo
- ディーラー「さて、一勝なさいましたね」
ぶりっ子「そうですねぇ」
ディーラー「ここでやめればチップは40枚ペイいたしますが……ダブルアップなさいますか?」
中華「うーん、どうしよ」
100に今すぐ届かせるためにはダブルアップが必須だ
もう一度勝負に勝つことで、
得られるチップが二倍になる
しかし、そこで敗北すれば全てを失う
怪盗「お任せしますよ」
中華「>>下1」
- 636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/29(水) 20:21:50.50 ID:IzMy7dgN0
- 倍プッシュだ
- 637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/29(水) 20:22:01.97 ID:w7GCagkOO
- …申し訳ないけど、此処で勝負を降りるよ。自分のお金ならともかく共有してるお金を無駄にしたく無い
- 638 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/29(水) 21:24:38.59 ID:BFJEtJvoo
- 中華「倍プッシュだ」
そう言い放った彼の顔は、非常に生き生きしていて、
目もどこかぎらついている
ディーラー「いいでしょう」
狙撃少女「雰囲気が変わりましたね……」
ディーラーはカードを全て回収し、
再びシャッフルを始める
- 639 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/29(水) 21:30:14.56 ID:BFJEtJvoo
- そして、カードは配られた
男「いつもより中華が頼もしく見えるな」
中華「そうかい?それは嬉しいね」
と、いつもの調子で話しつつ、
追加のカードをディーラーから貰っている
ディーラー「勝負なさいますか?」
中華「……そうだね」
>>下1コンマ……79以下で勝利
- 640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/29(水) 21:35:03.87 ID:InnpYM5Y0
- こい!!
- 641 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/29(水) 22:05:40.85 ID:BFJEtJvoo
- ディーラー「私は21です」
そう言って彼は自らのカードを公開する
中華はそれを受け、乾いた笑い声を上げながら
中華「20だねぇ……」
とカードを出した
幸運はそう続くものではなく、
彼は敗北してしまったのだ
- 642 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/30(木) 02:21:18.88 ID:vPRQzcHyo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 643 : ◆cUhskXlNTw :2023/11/30(木) 19:17:42.82 ID:VFQD5OKPO
- 【チップ】25
氷魔「……まぁ……そういうこともありますよ……」
やる気「そっすよ、気を落とさないで欲しいっす」
中華「ありがとう……」
中華は非常に責任を感じてしまっているため、
みな気の毒に思って慰めている
ぶりっ子「それに、まだチップは25あります!チャンスはまだまだありますよぉ!」
>>下1……どの台で賭ける?
1.ポーカー
2.スロット
3.神経衰弱
4.ルーレット
5.ブラックジャック
6.自由安価
- 644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 20:11:04.59 ID:2piNMiTt0
- 1
- 645 : ◆cUhskXlNTw :2023/12/01(金) 03:50:18.16 ID:zCQTjgLao
- 怪盗「では、どれをやりましょうか?」
ぶりっ子「先ほどのブラックジャックから……カードゲームのセンスがあると思われます!」
狙撃少女「というと」
ぶりっ子「ポーカーです!ポーカーをやりましょう!」
彼女はノリノリで中華をポーカーの台まで連れてくる
ディーラー「どうも」
- 646 : ◆cUhskXlNTw :2023/12/01(金) 03:59:35.54 ID:zCQTjgLao
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 647 : ◆cUhskXlNTw :2023/12/01(金) 19:41:32.60 ID:Krr5CYQmO
- 男「よし、残ったチップ賭けるぞ」
中華「えっ、いいの?」
ぶりっ子「ふっふっふ、話が分かりますねぇ!」
25チップをディーラーに提出し、
中華はテーブルに着かされる
ディーラー「それでは参りましょう」
彼は笑顔でカードを配り始める
>>下1コンマ……79以下で勝利
- 648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 20:04:37.07 ID:EExl8RcDO
- はい
- 649 : ◆cUhskXlNTw :2023/12/02(土) 03:54:44.64 ID:mvz8ni1Io
- 中華「ふむ……」
彼に配られた手札はかなり良好だった
すでにツーペアが成立しており、
確率的に勝ちは濃厚であった
ディーラー「いかがなさいますか?」
中華「ま、これかな……」
ペアからあぶれた一枚のカードを交換する
彼にとっては考えるまでもないことだった
- 650 : ◆cUhskXlNTw :2023/12/02(土) 03:57:27.99 ID:mvz8ni1Io
- ディーラー「それでは、こちらを……」
ディーラーは、慣れた手つきで一枚だけカードを山からスライドする
それは背面を天井に向けたまま滑り、
中華の手元へとたどり着いた
中華「……よし」
ディーラー「では、勝負と参りましょう」
中華「僕はツーペアだ」
そう都合よくフルハウスになどならないが、
しかし堅実な手だ
- 651 : ◆cUhskXlNTw :2023/12/02(土) 03:59:49.03 ID:mvz8ni1Io
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 652 : ◆cUhskXlNTw :2023/12/02(土) 18:15:07.24 ID:TZJBLhfsO
- ディーラー「わたくしは……ワンペアでこざいます」
中華「ふぅ……」
ディーラーは力なくカードを置き、
どうにか中華はポーカーに勝利した
ディーラー「では、現在ペイされるチップは40枚でございます。ダブルアップなさいますか?」
中華「>>下1」
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