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安価とコンマで異世界転生!その9

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379 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/10(火) 01:12:22.57 ID:9ICtjs0Zo
本日はここまでです
ありがとうございました
380 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/10(火) 19:08:54.44 ID:9ICtjs0Zo
船幽霊「なに……」

海神「天に召されなさいっ!」


海神が指パッチンをすると、
巨大な船から瘴気のようなものが溢れ出し、
四散して海へと吸い込まれていく


船幽霊「私の……思念がぁ……」

海神「澱みはきちんと流さないといけませんからね。滞留せず大いなる海に還って下さい」


船幽霊は段々と縮小し、
最終的にはボロボロの船のミニチュアとなった
381 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/10(火) 19:12:55.22 ID:9ICtjs0Zo
その様を見ていた乗組員たちや、
ギルドの面々、及び人形たちはその力に畏れおののいた


中華「……すごい。これが、神の力……」

氷魔「……そうは言いますが……あなたも神ですよね……?」

中華「新米もいいとこだし、力の使い方も分からないからねぇ……」

やる気「でも、魔獣の肉は手に入らなさそうだな」
382 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/10(火) 19:15:51.06 ID:9ICtjs0Zo
そんなことを話していると、
海神が興味を示して寄ってきた


海神「魔獣の肉が必要なんですか?」

ぶりっ子「えぇ、人間としての感覚をこの子に与えるために必要なんです」


そう言ってぶりっ子は司書のコピーを指す
彼女は海神への畏れからか、目を逸らした


海神「それなら、>>下1」


1.海の魔獣の肉をプレゼント
2.神の眷属となれば人間の感覚を与えられる
3.自由安価
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/10(火) 19:24:38.79 ID:/XqOkG/3o
2
384 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/10(火) 20:28:27.56 ID:9ICtjs0Zo
海神「神の眷属となれば人間の感覚を与えられますよ?」

司書コピー「え……」

海神「興味ありませんか?海神の使徒ですよっ!?」

司書コピー「湿ったり、磯臭くなったりします?」

海神「磯臭くはなりませんよ!?まぁしっとりとはしますが」

司書コピー「検討しておきます。ですが私は本に用があるので……湿るのは少々都合が悪いかもしれません」
385 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/11(水) 00:55:42.63 ID:DRG4Yiato
海神「そうですか、いつでもお待ちしてまーす」

怪盗「なんか、体薄くなってきてますよ?」

海神「あ、顕現できる限界が来ちゃったみたいだね。無理やり呼ばれたし……それじゃ、船乗りのみんな!良い旅を!」


海神は爽やかに挨拶すると消滅した
半ば放心状態で見つめる者、拝む者、フランクに手を振る者などおり、乗組員の反応は様々だった


狙撃少女「一件落着、ですかね。……あれ?男さん?」
386 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/11(水) 01:01:39.84 ID:DRG4Yiato
本日はここまでです
ありがとうございました
387 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/11(水) 18:42:01.95 ID:DRG4Yiato
男「………………」


男はその場に倒れていて、何も言わなかった


狙撃少女「……え?」

中華「大丈夫!?」

氷魔「……これは……魔翌力切れを起こしてますね……」

やる気「放っておくとどうなる?」

氷魔「……死にはしないですが……なんらかの後遺症が残る可能性もありますね……」
388 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/11(水) 21:38:34.92 ID:DRG4Yiato
ぶりっ子「大変じゃないですか!どうしたらいいんですか!?」

氷魔「……そうですね……魔翌力を分ければ……良くなるのですが……」

怪盗「なんかあったんですか?」

氷魔「……先ほどの海神の顕現の際……皆さんの魔翌力は使われてしまいました……」

狙撃少女「というか、それが原因ですね?男さんが倒れてるの」

中華「供給できないってことか……」
389 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/12(木) 02:32:18.29 ID:T9bp9kkdo
本日はここまでです
ありがとうございました
明日は諸事情で遅れる可能性が高いです
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/12(木) 10:13:44.00 ID:zvHS4z+wO
391 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/12(木) 21:19:02.56 ID:T9bp9kkdo
一行が悩んでいると、船長が現れた


船長「おい、どうしたんだ?」

やる気「男が気絶した。魔翌力が枯渇したらしい」

船長「なんだって!?」

ぶりっ子「なにか、魔翌力を供給できるような物を持ってたりしませんか?」

船長「>>下1」
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/12(木) 21:23:24.05 ID:Feo954VPO
船長「生憎持ってはいないし、この船にも積んでいない。 ただ、この近くの海域にそれらしい島が在った筈だ!」
393 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/12(木) 22:41:19.59 ID:T9bp9kkdo
船長「生憎持ってはいないし、この船にも積んでいない。」

怪盗「そうですか……」

船長「ただ、この近くの海域にそれらしい島が在った筈だ!」

狙撃少女「そうなんですか!?」

船長「ああ、その島には魔翌力が満ちている。適当な川の水か、生っている果実でも食わせればよくなるはずだ」

中華「でも、そんなとこ寄ったら航海が更に遅れちゃいますよ。ありがたいですが……」
394 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/13(金) 03:07:01.76 ID:Rv9LwB4mo
船長「今更気にするな。どうしても申し訳ないってんなら、海神様を呼んで航海の手伝いでもしてもらえりゃすぐ日程は戻るだろう?」

氷魔「……そうかもしれませんね……」

船長「なら決まりだな。野郎ども!寄り道だ!」


彼の指示に従って船員たちは迅速に動き出す
一行は彼とふれ合うことで、なぜそれだけの人望があるのかを理解していた
395 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/13(金) 03:16:20.58 ID:Rv9LwB4mo
本日はここまでです
ありがとうございました
396 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/13(金) 19:51:08.71 ID:Rv9LwB4mo
夜風をかき分けて数十分
船は自然が豊かで、
それなりに広そうな島へとたどり着いた


やる気「っ!」


上陸した瞬間、やる気がなにかに気付いた


ぶりっ子「どうかしましたかぁ?」

やる気「魔翌力が溢れていると言ったが……やはり魔物も沢山いるようだ。なるべくこの辺りで果実を探すに留めたほうがいいな」

中華「うん。僕も、なにか息遣いのようなものを島中から感じるよ」
397 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/13(金) 20:11:26.39 ID:Rv9LwB4mo
魔物が出ると危険だということで、
船長をはじめとした船の乗組員たちは船に残るように言ってから、
男を背負って一行は島の探索を始めた


怪盗「あれは……!」


上陸地点からほど近い森の入り口に、
よく熟したリンゴのような果物が生っている木があった
それを取った瞬間、木に顔が浮かび上がった


木霊「………………」

狙撃少女「あー……こんにちは?」

木霊「>>下1」
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 20:16:37.58 ID:kcEYTWmo0
コレタベテ
399 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/14(土) 02:35:57.24 ID:aKVNRQsio
木霊「コレタベテ」

中華「えっ、いいの?」

木霊「イイヨー」


どうやらこの林檎のような物体は食べてもいいらしい


氷魔「……そう言われると……逆に怖いですね……」

やる気「なら、俺が一つ食べよう」
400 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/14(土) 02:37:37.81 ID:aKVNRQsio
やる気はそう言うと複数ある果実の一つにかじりついた


ぶりっ子「えっ!?大丈夫ですかぁ?」

やる気「うーむ、多分大丈夫だ。うまい」

怪盗「よかったです……」


それから一行は小さく破壊した果実を、
少しずつ男に食わせていった
401 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/14(土) 02:38:42.70 ID:aKVNRQsio
本日はここまでです
ありがとうございました
402 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/14(土) 19:12:34.36 ID:GHmc3fBCO
男「ん……」


そのうちに男は目覚めた
周りを見渡して、そこがあの世ではないことを確認した


狙撃少女「目が覚めたんですか!?」

男「ああ、なんとかな。心配かけた」

中華「本当だよ、まったく」
403 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/14(土) 21:47:02.78 ID:aKVNRQsio
氷魔「……こちらの方が……魔翌力の籠った果実を提供して下さったんです……」

木霊「ウー」

男「そうなのか?ありがとう!」

木霊「キニスルナ」

やる気「……魔翌力の籠った果実で復活することに疑問を持たないということは、やっぱり分かってて海神を呼んだな?」

男「……あっ」

ぶりっ子「まぁ、あの状態じゃそれくらいしか方法ないですしぃ……そう怒ることでもないですよぉ」
404 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/15(日) 02:15:44.35 ID:tAWQEh8+o
本日はここまでです
ありがとうございました
405 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/15(日) 19:43:29.80 ID:tAWQEh8+o
男「そ、そうだぜ!そういうことだぜ!」

怪盗「焦りすぎです」


それから一行は、ある疑問に思い当たった
普通なら最初に来るはずだったものだが、
全員慌てていたので聞こうとしなかったことだ


狙撃少女「しかし……なぜ私たちに果実をくれたのですか?」

木霊「>>下1」
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 20:17:50.46 ID:TN2G4Vsv0
アイショウノイイセイブツガワタシノカジツヲタベルト、カジツトユウゴウシテアタラシイワタシガウマレル ダカライロイロナセイブツニタベサセテイル
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 21:09:29.35 ID:jPSWHVCx0
>>406コイツ恐ろしい事言いよった!?
408 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/15(日) 21:42:25.22 ID:tAWQEh8+o
木霊「アイショウノイイセイブツガワタシノカジツヲタベルト、カジツトユウゴウシテアタラシイワタシガウマレル」

男「?」

木霊「ダカライロイロナセイブツニタベサセテイル」


木が語ったのは魔物の言葉であった
ゆえに、人間には聞き取ることはできないが、
魔王の資格を持つ者なら聞き取れる


中華「ええっ!?」

氷魔「……な……なんですか……」

やる気「男が危ないぞ!」
409 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/16(月) 00:50:44.34 ID:rreM8MAWo
木霊「アンシンシロ」

ぶりっ子「え?」

木霊「モシテキゴウシテイタライマゴロワタシニナッテイル」

中華「……そう、それならいいけど」

怪盗「途中から魔物の言葉になっちゃったせいでなに言ってるのか全然分かりません……」

やる気「運良く助かったようだが、下手すれば男はあの果実の効果で木霊の一員になっていたということだ」

狙撃少女「えっ」
410 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/16(月) 01:12:53.63 ID:rreM8MAWo
男「……まぁ助かったしいいか」

中華「よくなくない?」

氷魔「……助かったのも事実ですが……」

やる気「腹が立つし、焼くか?」

木霊「エッ」

男「それに、正直に話してくれたんだ。それに免じて許してやろうぜ?」

ぶりっ子「本人がそう言うのなら、私はなにもしませんよぉ」
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/10/16(月) 01:14:48.58 ID:N3La1vJQ0
【空気中のスパイクタンパク汚染に気をつけましょう】

スギ花粉や様々な化学物質に対して過敏な方がおられるように
スパイクタンパクに対し過敏な方がおられます

特に二価ワクチンを接種された方に遺残した
オミクロン対応の
mRNAから生成されるスパイクタンパクは
従来の武漢対応のものと比べ
60〜70倍人体に結合しやすくなっており
シェディング被害は甚大なものになっています

また一部の方に感じる臭いに関しても
酸化したPUFAの代謝産物であるアルデヒドの可能性も否定できません

科学的証明は難しい案件ですが
徹底したシェディングング対策や
イベルメクチンやグルC点滴などで
改善することから
臨床的に起こっている事案は
化学物質過敏症やスパイクタンパクそのものでしか説明できないものばかりです

スパイクタンパクが体内に侵入すると
自覚症状が無くても
徐々に毛細血管レベルでは
血栓を形成する恐れがあり
酸素や栄養素が
細胞全体に十分行き渡らなくなる可能性があります
これは老化の促進を意味し
新たな病気が発生する素因にもなります

既接種者で
コロナ後遺症やワクチン後遺症になった方は
非接種者に比べ
シェディング被害を被りやすくなっています
そのため治療が難渋している可能性もあることに留意してください
412 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/16(月) 01:28:46.69 ID:rreM8MAWo
本日はここまでです
ありがとうございました
413 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/16(月) 19:22:28.96 ID:rreM8MAWo
男「しかし、この島はなんなんだ?」

怪盗「魔翌力に満ちた島なのは分かっているのですが……」

狙撃少女「それ以外はなんとも」

中華「探索したい気持ちもあるけど、これ以上航海を遅らせる訳にもいかないね」

男「えっ、航海遅らせてここに来たの!?」

氷魔「……そうですが……」
414 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/16(月) 20:54:16.04 ID:rreM8MAWo
男「急いで戻るぞ!」


そう言って駆け出すので、
みなそれを追いかけて船まで戻ってきた


やる気「さっきまで気絶していたのだから、もう少し安静にしていろ……」

男「だからこそ、これ以上俺の都合で航海を遅らせたくないんだ」

船長「おお、戻ってきたか。早かったな」

男「あっ、すみませんどうも、お手数かけて……」
415 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/17(火) 01:01:22.37 ID:ovOOoJQSo
船長「なぁに、気にすんじゃねえやい」

男「しかし……」

船長「ほら、見てくれよこいつ」

猿「キキーッ!」


そこに居たのは、先ほど遭遇した猿だった
確かに船長が引き取ったものなので、
なにもおかしな所はない


船長「こいつ、すっかり俺に懐いちまってなあ。お前さんが提案した寄り道のおかげでペットが手に入ったんだぜ?」

男「そ、そうですか……」
416 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/17(火) 01:04:34.32 ID:ovOOoJQSo
船長「だから気にするな。さぁ、出航しよう!」


そうして一行と愉快な船員たちは魔翌力に満ちた大地を離れ、本来の目的地である北方の大陸へと向かっていくのだった


中華「カレーの残りを食べて、今日はもう寝ようか」

氷魔「……遅いディナーですが……食べないより遥かにいいですね……」

やる気「もう日付も変わっているんじゃないか?」
417 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/17(火) 01:13:37.15 ID:ovOOoJQSo
本日はここまでです
ありがとうございました
418 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/17(火) 19:46:25.00 ID:ovOOoJQSo
それから一行は遅い夕食を摂り、泥のように眠った


?翌日・陽週火曜日?


船長「到着予定?今日の夕方だ」

男「意外と早いんですね」

船長「思ったより風向きが良くてな」
419 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/17(火) 20:53:57.19 ID:ovOOoJQSo
男「それはよかった」

船長「長旅じゃないが……疲れただろう。ゆっくりしていくといい」


彼は猿を撫でながらそう告げる


男「ありがとうございます」


>>下1……何しよう?
1.中華に会いに行く
2.氷魔に会いに行く
3.やる気に会いに行く
4.ぶりっ子に会いに行く
5.怪盗に会いに行く
6.狙撃少女に会いに行く
7.司書コピーに会いに行く
8.人形に会いに行く
9.自由安価
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 20:55:15.42 ID:1SkRh1pH0
421 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/17(火) 23:48:54.21 ID:ovOOoJQSo
怪盗「にひひ……」

男「おい」

怪盗「ぎゃあああーっ!!」


怪盗がいたのは積み荷を入れる格納庫だった
慣れた手つきで種々の品々を物色している


男「盗むなよ」

怪盗「ぬっ、盗みませんよ!?」
422 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/17(火) 23:50:24.59 ID:ovOOoJQSo
男「……なんで積み荷いじっての、じゃあ」

怪盗「いやぁ、ネズミとかいたら駆除しとこうかなって」

男「………………」


男は疑いの視線を怪盗にぶつける
彼女はそれを受けて非常に慌てる


怪盗「ほ、本当ですよっ!?第一、盗んだらバレるじゃないですか!」

男「……それもそうだな」
423 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/17(火) 23:54:05.04 ID:ovOOoJQSo
本日はここまでです
ありがとうございました
424 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/18(水) 19:59:30.65 ID:7GltFQBco
怪盗「失礼しちゃいますね、もう」

男「ははは」


男は笑ってごまかそうとする


怪盗「逆に、男さんはなんでここに?」

男「うーん……潮風と太陽に疲れたからかな」

怪盗「……私よりよっぽど不審な理由ですね……」
425 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/18(水) 20:31:15.60 ID:7GltFQBco
男「いや、怪盗の理由こそ絶対嘘だろ」

怪盗「わかります?」

男「そんなお人好しじゃないだろうし」

怪盗「一言余計ですね?」

男「まぁまぁ。それでどうしてこんな所にいるんだ?」

怪盗「実は、積み荷の中になんと>>下1があるんですよ」
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 20:33:35.27 ID:1GpRD4pP0
密航者の痕跡を発見したんです!
427 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/19(木) 01:54:33.45 ID:wBJBaIWGo
怪盗「密航者の痕跡を発見したんです!」

男「……それ、人形じゃないか?」

怪盗「もしやと思って確認を取ったのですが、違うみたいですね」

男「マジで?そりゃヤバいな。もうここにはいないのか?」

怪盗「どうでしょう。まだよく調べてないんですよね」

男「はぁ、一人で探すなよな。万が一ってことがあるだろ?」
428 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/19(木) 19:46:12.01 ID:wBJBaIWGo
すみません寝落ちしました


怪盗「ちなみにこの木箱です」


それそのものは何の変哲もない木箱だったが、
何度も開け閉めされた跡があり、
中には空の酒瓶とその蓋が入っている


男「マジだな」

怪盗「そうなんですよ、探しません?ネズミ」

男「……そういうことね」
429 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/19(木) 21:24:39.65 ID:wBJBaIWGo
怪盗「しらみ潰しにやるのは骨が折れそうですけどね……」


この船は大きいため、荷物置き場ですら通常の倉庫より一回り大きい
よって、その中を全て見て回ることは容易ではない


男「呼べば出るかもよ」

怪盗「そんな素直なことあります?」

男「おーい!密航者!出てこないとどうなっても知らんぞー!船員にも知らせてないから俺たちが隠せば助からんぞー!」


と精一杯脅しをかけた

>>下1……反応はあったか
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 21:36:59.73 ID:0vXSO0p/0
背後「分かった! 大人しく投降する!」

そう言って道化師の仮面を付けた魔法使いが出る
431 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/20(金) 02:07:50.62 ID:SdZ7DJrMo
背後「分かった! 大人しく投降する!」

怪盗「んっ!?」


振り向くとそこには道化師の仮面をつけた人物がいた
凄まじく胡散臭いが両手を上げている


男「お前は何者だ?」

道化「俺は魔法使いだ」

男「そうか。とても怪しいが……ひとまず着いてきてもらおうか。話は船室で聞こう」
432 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/20(金) 02:48:55.49 ID:SdZ7DJrMo
本日はここまでです
ありがとうございました
433 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/20(金) 18:41:25.69 ID:j50jxhjOO
不気味なほど静かな道化の魔法使いを連れて、
二人は船室へと向かった


道化「先に言っておくが……俺は下っ端だ。ほぼ使いっ走りだぜ」

怪盗「そうですか」

男「……じゃあ、簡単なことから聞こうか。お前はなぜ、この船の貨物に紛れ密航をしていた?」

道化「>>下1」
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 19:14:33.48 ID:7HD1IxcUo
さあな、この船に乗れとしか言われてないんでね
435 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/20(金) 20:16:26.23 ID:j50jxhjOO
道化「さあな、この船に乗れとしか言われてないんでね」

男「まっとうに乗船すればいいだろう?わざわざ密航するのなら、相応の理由があるはずだ」

道化「金がないのさ」

怪盗「経費も出ないとは、しけた組織に勤めているのですね」

道化「そうさな」
436 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/21(土) 02:14:26.18 ID:dSSNIecpo
男「……はぁ」

道化「そんな顔で見るなよ。俺だってこのメイクが絶対条件だって言われて萎えてるんだ」

怪盗「まぁ、確かに怪しすぎますね」

道化「だろ?ピエロの心得があれば丁度いいんだろうが、俺にゃそんなことはできん」

男「なるほどな、それも理由か」
437 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/21(土) 02:24:42.07 ID:dSSNIecpo
本日はここまでです
ありがとうございました
438 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/21(土) 19:59:55.93 ID:dSSNIecpo
それから男は怪盗に呼び掛けて、
人形を呼んでこさせた


怪盗「連れてきましたよー」

人形「なんだい、一体?」

男「この道化に見覚えはないか?」

道化「………………」

人形「>>下1」
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 20:05:19.69 ID:uD6GToujo
同じペイントの奴を見かけたような
440 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/21(土) 20:44:08.03 ID:dSSNIecpo
人形「同じペイントの奴を見かけたような」

道化「……え、俺じゃないぞ?」

男「どこで見かけた?」

人形「普通に、甲板とかで……」

道化「はぁ?……」

怪盗「どうやら彼は、その道化の影武者のような役割として呼ばれたようですね」

道化「船内歩いてて欲しいなら経費で船代出してくれよ?……!!」
441 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/22(日) 02:26:17.54 ID:UXMmxnYuo
男「いつ見かけたんだ?その道化は」

人形「そうだね……まだ私の中に爆弾が埋まっていたころだよ」

男「……一応、海上はある種の密室だ。まだ船上にいる可能性は高いが」

怪盗「いたら目立ちますよね」

男「ああ、誰も見かけてないし……もしかしたら、昨晩の騒ぎに乗じて、逃げ出した後かもしれないな」
442 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/22(日) 02:56:28.57 ID:UXMmxnYuo
本日はここまでです
ありがとうございました
443 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2023/10/22(日) 08:53:13.86 ID:40/y6NE60
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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444 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/22(日) 18:43:01.81 ID:W4e75XhjO
それからひとまず男は道化を解放した
紛らわしいのでメイクは無理やり剥がした


魔法使い「……こんな姿を見られたら、俺はどうなってしまうのか」

男「自分が蒔いた種だろう。問答無用で船員に突き出さないだけ感謝してほしいものだな」

魔法使い「……分かってますよ」


そう言って彼は去っていった
男もひとまずは用事を済ませた形になる
太陽が真上に昇っている


>>下1……何しよう?
1.中華に会いに行く
2.氷魔に会いに行く
3.やる気に会いに行く
4.ぶりっ子に会いに行く
5.怪盗に会いに行く
6.狙撃少女に会いに行く
7.司書コピーに会いに行く
8.人形に会いに行く
9.自由安価
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 19:10:41.91 ID:WEnRjcYv0
6
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 19:11:14.83 ID:jAAGcUdT0
9.…一応警戒のために、船内をうろつくか?
447 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/22(日) 20:04:08.31 ID:W4e75XhjO
男「こんな所にいたのか」


狙撃少女は船のマストの上部、
一番上にある見張り台にいた


狙撃少女「……なにかご用ですか?」

男「いや、特にないけど」

狙撃少女「そんな気はしました。それより、これ見てみてください」
448 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/23(月) 00:19:19.27 ID:xySrFR9Xo
彼女はライフルを渡してきた
女の子が持ち歩いているとは思えない重量感が両腕にのしかかる


男「……俺はヒットマンじゃないぞ」

狙撃少女「いいですから、船の進行方向を覗いてみてください」


男がスコープを覗き込むと、
この船の目的地である北の大陸がうっすらと見えている


男「おお!見えるぞ!」

449 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/23(月) 00:24:39.89 ID:xySrFR9Xo
本日はここまでです
ありがとうございました
450 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/23(月) 19:16:30.18 ID:xySrFR9Xo
本日は諸事情により続きを書くことができません
また明日お願いします
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 19:18:31.62 ID:qs3hgbeCo
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 19:35:06.41 ID:mvnm1kF/0
453 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/24(火) 19:37:29.77 ID:B6lKa9peo
狙撃少女「はい、そうでしょう?」


街の他には荒野が見える
今まで男たちが訪れた場所にはない地形であり、
珍しさに彼は興奮した


男「すごいな!」

狙撃少女「もし怪しい船が近寄ってきても、このように私が気付きます」
454 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/24(火) 20:23:34.03 ID:B6lKa9peo
帆船とは風で進むものだが、
見張り台はなお強く風を感じる


男「いい風だな」

狙撃少女「ええ、旅をしている感じがして楽しいです。私、憧れだったんですよ」

男「そうか……俺も、旅は好きだ。最近好きになった」

狙撃少女「そういえば……>>下1」
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 20:46:03.30 ID:PmhjFB+1o
旅の終わりって考えた事あります?
456 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/24(火) 23:49:34.86 ID:B6lKa9peo
狙撃少女「旅の終わりって考えた事あります?」

男「……ないなぁ」


どこか愁いを帯びたような表情で、溢すように話す


狙撃少女「充実してらっしゃるんですね」

男「そういう見方もあるが……単純に、考えようとしてなかった」

狙撃少女「?」

男「この世界の、長い長い俺たちギルドの『旅』……もしそれが終わってしまったら……俺は」
457 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/24(火) 23:55:08.79 ID:B6lKa9peo
狙撃少女「ど、どうしました?」

男「……なんでもない、すまなかったな。……弱音が出かけたよ」

狙撃少女「言ってくださいよ」

男「嫌だ。俺は一応リーダーだから、みんなに心の弱い所は見せられない」

狙撃少女「そうやって誤魔化すのはよくないですよ?……みんながあなたをリーダーとして信頼しています。だからこそ、話すべきですよ」

男「……なおさら言えない。きっとみんな、失望するさ」
458 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/25(水) 00:12:47.01 ID:IFtJUlsLo
本日はここまでです
ありがとうございました
459 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/25(水) 18:28:26.54 ID:+6ajoB2SO
狙撃少女「……無理に聞こうとは思いません。でも、いつか必ず話して下さいね」

男「そうだな。それくらいは約束しよう」


そうこうしていると、
港が目視でも確認できる距離にまで来ていた
船員たちが慌ただしく上陸の準備を始めたので、
男たちも荷物をまとめるために船室まで帰っていくこととなる
460 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/25(水) 20:26:37.31 ID:IFtJUlsLo
それから陽が傾き始めたころ、船は港へ到着した


中華「よし、じゃあ降りようか」


全員が揃っていることを確認し、
一行は船長に挨拶してから船を降りる


氷魔「……初めて見ましたね……こんな街は……」
461 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/26(木) 01:15:47.29 ID:VD4yzTgyo
そこは西部風の街だった
今にもカウボーイや保安官が飛び出してきそうな町並みであり、道行く人々はみな陽気だ


やる気「楽しそうな街っすね」

ぶりっ子「治安はあまりよくなさそうですし、注意はしたほうがよさそうですねぇ」

怪盗「空気がやけに乾いてますね?」

狙撃少女「水は余裕を持って買いましょう」
462 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/26(木) 01:18:37.46 ID:VD4yzTgyo
本日はここまでです
ありがとうございました
463 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/26(木) 19:28:24.81 ID:VD4yzTgyo
男「さて、どうしようか」

中華「魔獣の肉を探すため、まずはこの街の本部ギルドに行ってみないかい?」

氷魔「……いいですね……」

司書コピー「……よくそこまで私のためにできますね」

やる気「うちのギルドの名声も上がるんすよ」

ぶりっ子「そういうことです、あまり気にしなくていいですよぉ」
464 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/26(木) 19:45:43.82 ID:VD4yzTgyo
一行は街中を歩き、道行く人に聞き込みをして、
この西部劇の街の本部ギルドの場所までやってきた


怪盗「お邪魔しまーす!」

冒険者「………………」


どうも流石に妙なノリだったようで、
周りの冒険者たちは露骨に警戒している


狙撃少女「私たちは旅のギルドなのですが、この辺りで魔獣が出たという話はありませんか?」

受付嬢「>>下1」
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/26(木) 19:51:21.87 ID:2LeytGJn0
最近野良猫や野良犬は良く見るけど、魔獣は見ないですね
466 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/27(金) 01:05:12.70 ID:U1OguvWXo
受付嬢「最近野良猫や野良犬は良く見るけど、魔獣は見ないですね」

男「まぁ、そうそういるものでもないよな」

受付嬢「はい、この街ではギルドが公権力よりも強いのでそういった珍しい魔物はみなすぐに駆除されます」

中華「そうなのか?」

受付嬢「一部の上位冒険者……『保安官』と呼ばれる人たちが八面六臂の活躍を見せているんですよ」

467 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/27(金) 03:34:30.94 ID:U1OguvWXo
本日はここまでです
ありがとうございました
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/27(金) 11:41:19.50 ID:vNPwBN/IO
おつ
469 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/27(金) 19:13:37.72 ID:YVQplTMvO
氷魔「……平和なのはいいことですが……仕事がないのも困りますね……」

受付嬢「そうなんですよねー……やっぱりみんな、ロマンとかそういうの求めて冒険者やるんで、大きな仕事がないと、後進が育たないんですよ」

やる気「世知辛いっすね」


そういったことを話して、一行はギルドを出た
時間帯はすでに夜であり、宿を探すべきなのは明白だ
470 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/27(金) 19:25:51.65 ID:YVQplTMvO
ぶりっ子「おすすめの宿を受付嬢さんに聞いておけばよかったですねぇ」

怪盗「まあまあ、ここは大通りですから、歩いていけばいつか宿が見つかりますよ」


実際、歩いていくと酒場風の宿があった
かつて寄った高原の村では、
酒場のようでないのに酒場である建物が多かったが、
こちらは酒場風だが酒場ではない建物が多い


狙撃少女「ご主人、部屋は開いてますか?」

宿の主人「>>下1」
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/27(金) 19:30:33.68 ID:pc4RubrJo
安い部屋と高い部屋どっちがいい?
472 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/28(土) 01:31:59.47 ID:pDe5Xg6Lo
宿の主人「安い部屋と高い部屋どっちがいい?」

男「ふむ……高いほうがいいな。大所帯だし」

宿の主人「そりゃあいい。うちの高級ルームはセキュリティも万全、コソ泥は寄せ付けませんよ」

中華「へえ、すごいね。どうやってるんだい?」

宿の主人「そりゃあ企業秘密ってもんですね。同業者に知られると困るんで、言えないんですよ」

氷魔「……妥当ですね……」
473 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/28(土) 01:57:56.19 ID:pDe5Xg6Lo
本日はここまでです
ありがとうございました
474 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/28(土) 19:23:51.66 ID:pDe5Xg6Lo
営業スマイルのうまい主人から鍵を受け取り、
一行は大きなスイートルームへやってきた
一応旅の者ではあるので、
信頼などの兼ね合いから宿代は前払いとした


【ギルドの資金】80232595


やる気「うーん……腹減ったっすねぇ」

中華「そうだね。じゃあ料理しようかな……海沿いだから、いい食材が揃っているんだ」

ぶりっ子「それは期待が持てますねぇ」
475 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/28(土) 20:45:16.46 ID:pDe5Xg6Lo
中華が料理を始めたので、
男もそれを手伝おうとしたが、
宿の中庭の方から人の叫び声が聞こえた


怪盗「!?」

男「ちょっと様子を見てくる。中華は料理を続けていてくれ」

中華「あ、うん」


男は用心深く窓から中庭を覗いた

>>下1……中庭の様子
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/28(土) 20:52:40.25 ID:vbsEPNiPo
倒れている人と誰か医者を呼んでと叫んでいる人々の姿
477 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/29(日) 02:04:58.83 ID:ODq1iSeKo
そこには、誰かが倒れていた
夜の闇がシルエットを除いて全てを隠してしまっている
それだけでなく、二人ほどがその近くにおり、


男性「い、医者だ!医者を呼ばないと!」

女性「でもどこにいるのか……!」

男性「くそっ!誰か!誰か医者を知らないか!?」


と叫んでいる
が、男たちも医者の所在など知るわけもなく、
どうにかしなければならないと分かっていても手出ししづらい状況だ
478 : ◆cUhskXlNTw :2023/10/29(日) 02:17:12.95 ID:ODq1iSeKo
本日はここまでです
ありがとうございました
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