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【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.1
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475 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/15(木) 22:01:22.10 ID:z3AvASb90
にちか「これだー!」
【解!】
にちか「私がルカさんを刺した一回。それとは別にもう一回……ルカさんの体には包丁が突き立てられていたんです!」
恋鐘「あ、あ、あ、あ……」
恋鐘「あっぱよ〜〜〜〜〜〜〜?!?!?!」
霧子「二回目……それはにちかちゃんがやったんじゃないんだよね……?」
めぐる「ど、どういうこと?! にちかが犯人なんじゃなかったの?!」
灯織「もしかして、【他に事件に介入した人間がいる】と言うおつもりですか?」
にちか「私は二回刺してなんかない。一回しか刺してないですよ!」
にちか「別に私は自分が犯人じゃないと言うつもりはないんです……ただ、この事件にはまだ、隠された謎がある!」
円香「検討するほどの謎? 刺した人間が犯人なのは明らかでしょ」
透「や、でも。違和感違和感」
灯織「私たちをこれほどまでに欺いていたんです。七草さんの推理には付き合いきれません」
真乃「で、でも現場が不自然なのは事実だから……!」
【ちょっと待ったー!】
476 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/15(木) 22:02:02.05 ID:z3AvASb90
モノクマ「おやおや? なんだか議論が白熱している様だけど……これはもしかすると、七草さんを犯人とすべきか、まだ検討すべき謎があるかで二分されてやいないかい?」
モノタロウ「二分されてたら……どうなるの?」
モノファニー「仲良くドッチボールができるわね!」
モノタロウ「あ、帰ってきた」
モノスケ「ワイは花一匁がやりたいで!」
モノキッド「勝って嬉しい花一匁……負けて悔しい花一匁……ハチミツが欲しい……モノダムは要らない……ゲヘヘヘ」
モノダム「……」
モノクマ「我が才囚学園が誇る変形裁判場が今こそ輝く時! さあ、議論スクラムの始まりだーーー!」
477 :
早めですがこの議論スクラムで今日は終わりにします。
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/15(木) 22:04:19.49 ID:z3AvASb90
------------------------------------------------
【意見対立】
【議論スクラム開始!】
『七草にちかが犯人で裁判を終わりにする』vs【まだ裁判を続けるべきだ!】
円香「何よりも本人が自供しているんです。これ以上の議論は必要ありません」
あさひ「にちかちゃんが隠し通路を使った証拠もバッチリ揃ってるっすよ!」
甜花「えっと……死体の血はいっぱいだったから……ただちょっと散っちゃっただけだと思う……」
灯織「七草さんはずっと嘘をついていたんです。そんな彼女にまた誘導されているんじゃないですか?」
甘奈「本当はにちかちゃんが二回刺したんじゃないの……?」
恋鐘「大体二回刺したって……モノクマファイルと矛盾しとらん?」
樹里「にちか以外に誰がルカを刺したっつーんだよ!」
-------------------------------------------------
【意見スロット】
【容疑者】
【血痕】
【モノクマファイル】
【刺した】
【自供】
【クロ】
【証拠】
【嘘】
-------------------------------------------------
【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】
↓1
478 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/15(木) 22:11:24.62 ID:oKoZwgX40
【自供】
【証拠】
【血痕】
【嘘】
【刺した】
【モノクマファイル】
【クロ】
発言が7つなのにスロットが8つだから一つ余ったっす……
【容疑者】
479 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/15(木) 22:16:53.08 ID:z3AvASb90
すみません! 最後の発言が一つ抜けてたみたいです…
ここのスクラムはクリア判定にしておきますね
-------------------------------------------------
※正答
【自供】
【証拠】
【血痕】
【嘘】
【刺した】
【モノクマファイル】
【容疑者】
【クロ】
-------------------------------------------------
【CORRECT!】
【にちか「引くわけにはいかない!」】
円香「何よりも本人が自供しているんです。これ以上の議論は必要ありません」
【にちか「八宮さん!」
めぐる「にちかちゃんが認めた罪と血痕は別問題だよね!」】
あさひ「にちかちゃんが隠し通路を使った証拠もバッチリ揃ってるっすよ!」
【にちか「杜野さん!」
凛世「にちかさんがルカさんを刺した証拠があるのは事実ですが……二回刺した証拠はございません……」】
甜花「えっと……死体の血はいっぱいだったから……ただちょっと散っちゃっただけだと思う……」
【にちか「幽谷さん!」
霧子「ううん……やっぱり……あの散った血痕は包丁を引き抜かない限り……あり得ないよ……」】
灯織「七草さんはずっと嘘をついていたんです。そんな彼女にまた誘導されているんじゃないですか?」
【にちか「櫻木さん!」
真乃「血痕は紛れもない事実。嘘をつく余地はないよ……っ!」】
甘奈「本当はにちかちゃんが二回刺したんじゃないの……?」
【にちか「ここは私が!」
にちか「違う……私は一度しか刺してません! だって返り血も浴びてないんですよ!」】
恋鐘「大体二回刺したって……モノクマファイルと矛盾しとらん?」
【にちか「有栖川さん!」
夏葉「いいえ、モノクマファイルには死因以外の外傷がなしとしか書いていない。刺し傷が死因な時点で矛盾はないわ」】
樹里「にちか以外に誰がルカを刺したっつーんだよ!」
【にちか「浅倉さん!」
透「ヨーギシャは他にもいたはずだよね、色々」】
あさひ「結局クロはにちかちゃんで変わらないんっすよ」
【にちか「愛依さん!」
愛依「にちかちゃんが刺した後の……二回目でルカちゃんが死んじゃったかも知んないじゃん?!」】
480 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/15(木) 22:18:36.41 ID:z3AvASb90
【全論破】
「「「「「「「これが私たちの答えだ!」」」」」」
【BREAK!】
にちか「別に私だって罪を逃れようってわけじゃないんです。ただ……」
にちか「ルカさんの死に疑問を残したくない。……ってどの口が言ってんだって話ですけど」
透「あの現場に他の誰かがいた可能性は結構あるしさ」
透「あると思うよ。話してみる価値は」
円香「……はぁ、付き合うしかないか」
樹里「でもよ、その第三者はにちかが刺した後に図書館にやってきて、それでもう一度刺して逃げ出したんだろ?」
樹里「そんなの、どうやるんだ? あさひの監視に愛依の巡回もあった。それを掻い潜る方法なんて……」
真乃「そ、それって……もしかして、【通気口】……?」
灯織「私たちアリバイのない人間が利用したと目されていた……通気口ですか……?」
にちか「はい……あそこなら条件を満たすはずです。私がルカさんを刺した後に、他の誰かにバレることもなく侵入し、そして退却することもできる」
甘奈「い、いやでも……流石に通気口はないんじゃない?」
甘奈「人が通れるぐらいの大きさがあったとはいえ、それも結構ギリギリだよ?」
甘奈「無茶してわざわざそこを通る意味なんて_____」
481 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/15(木) 22:19:29.67 ID:z3AvASb90
モノファニー「お待たせしたわね! お待ちかねの写真は完成したわ!」
482 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/15(木) 22:20:56.06 ID:z3AvASb90
甜花「ひぃん!? きゅ、急に何……?」
モノファニー「そこのキサマに依頼されていたドローンで撮影した図書館の俯瞰写真、現像が完了したわよ」
モノタロウ「えらい! モノファニーなんとか裁判が終わるまでに間に合わせたね!」
モノスケ「締切さえ守ればええんや! それ以外はどうでもええ! たとえゲームの配信しとろうが、編集の悪口を書き込んどろうがなんでもええんや!」
モノファニー「人数分にコピーしておいたから、全員に一枚ずつ配っていくわね!」
突然に割って入ってきたモノファニー。
ここにきて増える証拠に戸惑いつつも、私はそれを手に取って……発見した。
にちか「こ、これって……!」
あさひ「……」
真乃「【通気口近くの本の上に、血が……落ちてます】!」
コトダマゲット!【ドローンで撮影した写真】
〔図書室をドローンで俯瞰的に撮影した写真。本棚の上から通気口まで、血が垂れた痕が残っている〕
483 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/15(木) 22:22:15.15 ID:z3AvASb90
樹里「血は本の上を滴っていって、そのまま通気口へとつながって行ってる。これはどうみても【ルカを刺した人間の逃走経路】だな」
夏葉「すごい……恋鐘、大手柄よ! あなたのドローンが真実を暴き出したのよ!」
灯織「はい! 私も額を負傷した甲斐がありました!」
恋鐘「ふふーん、もっと褒めてもよかよ〜?」
甜花「で、でも……これで、七草さん以外の人がもう一度斑鳩さんを刺したのって……確定、なの?」
甜花「七草さんが通気口から出ていった可能性は……」
凛世「それはございません。にちかさんは食堂に死体発見アナウンス以前に戻ってきておりますゆえ……」
甜花「そ、そっか……」
にちか「そうなるとまた私が犯人に確定する以前の話に戻ります」
にちか「風野さん、甘奈さん、甜花さん、芹沢さん! この四人の中に……【本当の犯人がいる】!」
愛依「……あれ? うちはもういいの?」
夏葉「あなたも私たちのグループに戻ってきていたでしょう。その時点で除外できるわ」
甘奈「違う……甘奈たちは本当に、一緒にいただけだから……」
灯織「私も、違うんです……信じてください……!」
あさひ「あはは、いい感じっす。楽しくなってきたっすね」
【甘奈「甘奈は何も知らないよ!」】
【灯織「私ではありません!」】
【あさひ「盛り上がってきたっすね!」】
484 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/15(木) 22:24:01.34 ID:z3AvASb90
というわけでパニック議論に再度突入したところで本日はここまで。
ここから先は区切れるところもなく、最後まで一気に行きたいので……
スクラムはミスしてすみませんでした!
次回の更新で裁判の終わりまで行けると思います。
それではお疲れさまでした。
次回更新は6/17(土)21:00〜を予定しています。
またよろしくお願いします。
485 :
少し早いですが再開します
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 20:37:14.90 ID:EJLX27IQ0
-------------------------------------------------
【パニック議論開始!】
甘奈「にちかちゃんが犯人なんじゃなかったの?!」
灯織「私にはアリバイがないですが……」
あさひ「にちかちゃんすごいっすね! あそこから盛り返すなんて!」
霧子「血飛沫はにちかちゃんが刺しただけじゃ飛ばないから……
灯織「な、なにより動機がありません!」
愛依「あさひちゃんもマジすごい! 隠し通路を証明しちゃうなんて!」
霧子「誰か第三者がいたのは間違いないよ……!」
円香「動機がないのはみんな一緒でしょ?」
恋鐘「ばってん、なして今まで隠し通路ん存在を隠しとったね?」
甜花「で、でも……第三者がいたのもあくまで、可能性……」
凛世「生き残りたい……それだけで十分な動機でございます……」
あさひ「だって、すぐにわかっちゃったらつまんないじゃないっすか」
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【Noise:30】あさひ「みんなでもっといっぱいお話しするっすよ〜!」【Noise:30】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【サイレンサーでノイズ発言を鎮めろ!】
【コンマで30以上の数字を出すことでノイズ発言を鎮めることができます】
↓1
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 20:44:54.80 ID:3ZURDa6iO
あ
487 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 20:48:30.21 ID:EJLX27IQ0
にちか「あー、もう! うるさーい!」
【EXCELLENT!】
【ノイズ発言を鎮めたのでウィークポイントが出現しました】
-------------------------------------------------
【パニック議論開始!】
発言力:♡×1
集中力:☆×5
コトダマ
‣【床の埃】
‣【凶器の包丁】
‣【ドローンで撮影した写真】
甘奈「にちかちゃんが犯人なんじゃなかったの?!」
灯織「私にはアリバイがないですが……」
あさひ「にちかちゃんすごいっすね! あそこから盛り返すなんて!」
霧子「血飛沫はにちかちゃんが刺しただけじゃ飛ばないから……
灯織「な、なにより動機がありません!」
愛依「あさひちゃんもマジすごい! 隠し通路を証明しちゃうなんて!」
霧子「誰か第三者がいたのは間違いないよ……!」
円香「動機がないのはみんな一緒でしょ?」
恋鐘「ばってん、なして今まで隠し通路ん存在を隠しとったね?」
甜花「で、でも……第三者がいたのもあくまで、可能性……」
凛世「生き残りたい……それだけで十分な動機でございます……」
あさひ「だって、すぐにわかっちゃったらつまんないじゃないっすか」
甘奈「通気口を通って脱出した第三者なんて【いるわけない】よ!」
灯織「えっと、その……違うんです! 私ではないんです!」
あさひ「みんなでもっといっぱいお話しするっすよ〜!」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
↓1
488 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 20:55:35.69 ID:u4nefy1y0
【ドローンで撮影した写真】>【いるわけない】
489 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 20:57:08.18 ID:EJLX27IQ0
にちか「聞こえた……!」論破!
【BREAK!】
にちか「ルカさんを刺した二人の犯人……その間には明確な相違点があるんですよ」
愛依「ソーイ点……なんが違うの?!」
にちか「さっきの月岡さんが提供してくれた写真をもう一度見てください」
恋鐘「おっ、うちん出番〜?」
にちか「これを見てわかる様に、通気口に逃げていったもう一人の犯人は、血を滴らせながら逃走しているんです」
にちか「つまり、【こっちの犯人は包丁を引き抜いた時に血を浴びていた】んですよ」
霧子「包丁を引き抜くのは真正面から力をかける必要があるから……」
霧子「血を浴びずに行くのは……無理だね……!」
にちか「しかもそんな状態で通気口を張って進むことになれば……着ている服は著しく汚れることになる」
にちか「隠し通路を歩いて逃走した私とは【衣服の状態が全く異なる】はずなんですよ!」
樹里「そっか! なら服が汚れてたやつが犯人……」
樹里「ってそんなやついないぞ!?」
490 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 20:58:05.84 ID:EJLX27IQ0
円香「まあ普通に考えてみすみす疑われる材料を作る意味はないですからね」
円香「犯人は死体発見までの間に服の替えを用意したと考えるのが普通」
恋鐘「着替えとったと?」
夏葉「それぞれの個室のクローゼットには制服の替えが多く用意されていたわ。あれを用いて着替えたのでしょうね」
甘奈「でも、着替えたかどうかなんか分かりようがないよ!?」
甘奈「制服は全部同じ見た目だし……区別はつかないって!」
透「んー」
透「あのさ、その二人目の犯人。めちゃ器用じゃない?」
円香「は? また急に何?」
透「いや、だって着替えも持ってたし、それで人も刺したんでしょ?」
透「マルチタスク」
円香「いや同時並行じゃないし」
(……そうだ、ルカさんを刺した時、第二の犯人は逃走用の着替えを別で用意していたはず)
(それはもちろん……他の人間に見つからない場所に隠していた!)
にちか「あと少し……あと少しで見えてきそうです」
にちか「第二の犯人を明らかにするための方法が……」
あさひ「……」
あさひ「もうちょっとっすよ、にちかちゃん」
491 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 20:58:59.64 ID:EJLX27IQ0
-------------------------------------------------
【発掘イマジネーション開始!】
第二の犯人は着替えを■■■■に隠していた!
一文字目:01〜25
二文字目:26〜50
三文字目:51〜75
四文字目:76〜00
【指定の範囲内のコンマを出して結論を掘り当てろ!】
↓1〜8
492 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 20:59:50.95 ID:u4nefy1y0
あ
493 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:00:11.28 ID:AWxfML2T0
たあっ
494 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:01:11.92 ID:u4nefy1y0
てやー
495 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:01:48.58 ID:u4nefy1y0
しゃー
496 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:03:04.91 ID:u4nefy1y0
っす
497 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:03:44.69 ID:u4nefy1y0
ばい
498 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:04:24.64 ID:u4nefy1y0
ぐー
499 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:05:06.52 ID:u4nefy1y0
ぱー
500 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:11:41.26 ID:EJLX27IQ0
【コンマ95 28 92 58 91 69 64 52】
カンカンカン……
【すべてを掘り切ることはできなかった……】
【規定回数以内に終わらなかったのでボーナスは発生しません】
-------------------------------------------------
【発掘イマジネーション開始!】
Q.犯人が着替えを隠していた場所は?
第二の犯人は着替えを■ッカーに隠していた!
【正しい文字を推測し、着替えを隠した場所を指摘しろ!】
↓1
501 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:13:52.45 ID:u4nefy1y0
ロッカー
文字隠しが答えみたいになっててちょっと面白い
502 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:16:04.64 ID:EJLX27IQ0
-------------------------------------------------
第二の犯人は着替えをロッカーに隠していた!
-------------------------------------------------
にちか「そうか、わかりましたよ!」
【COMPLETE!】
にちか「第二の犯人は通気口を逃走経路にしていた。そうなると、着替えを用意する先も通気口に近いところにしておく必要がありますよね?」
真乃「うん……別の部屋とかに隠してたら、移動している間に見つかっちゃうかもしれないもんね……っ」
灯織「かといって通気口のすぐ側だと、自分が通気口を通っている間に別の誰かが見つけるかもしれない」
灯織「最低限他の人の目からは隠れた場所にしまっていたはずです」
めぐる「それってどこのことなのかなー?」
にちか「通気口は図書室と地上の教室を繋いでいた。この二つの空間で、その条件に該当し得るのは……ただ一つ」
凛世「もしかして、【ロッカー】にございますか……」
にちか「はい、教室に備え付けられていたロッカー。あの中に着替えをしまっておけばよかったんです」
503 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:16:55.77 ID:EJLX27IQ0
にちか「あそこなら通気口を脱出してすぐに着替えを取り出せるし、脱いだ後の汚れた服もしまって隠しておける」
にちか「まさに一石二鳥の隠し場所なんですよ」
霧子「でも、そのロッカーが犯人を絞ることに繋がるの……?」
夏葉「……! なるほど、隠し場所がロッカーならそれが使えた人間は【ただ一人】ね」
にちか「はい……今回の事件、私の後にもう一度ルカさんを刺した第二の犯人がいました」
にちか「私の犯行を前提としながら、それを利用して本当の殺害を企てた……その犯人は!」
(あの人しか、いない……!)
-------------------------------------------------
【クロを指摘しろ!】
↓1
504 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:18:26.21 ID:u4nefy1y0
あさひ
505 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:19:40.05 ID:EJLX27IQ0
にちか「お前だー!」
【解!】
にちか「芹沢さん、あなただよね」
あさひ「……」
愛依「あ、あさひちゃんが……?! な、なんで……?!」
夏葉「単純なことよ。この中でアリバイが不安定な人間の一人であり、その大半の時間は教室で過ごしていたという」
夏葉「灯織や甘奈、甜花ではロッカーに着替えを仕込む余地がないのだから」
灯織「それが可能なのは彼女だけ……ということですか」
にちか「ど、どうなの……芹沢さん!」
あさひ「……」
あさひ「……あはは、にちかちゃん面白いっすね。一度は自分の罪を認めたのに、ここまで状況をひっくり返すなんて」
あさひ「わたしが期待してた以上っすよ、にちかちゃん」
にちか「ど、どういう意味……?」
506 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:20:41.95 ID:EJLX27IQ0
あさひ「でもこれで終わりじゃないっすよね? だってまだにちかちゃんの推理には【証拠がない】っすよ」
あさひ「わたしがにちかちゃんをクロにしたのとおんなじで、証拠がなければ推理はただの推理っす」
甘奈「ロッカーにある汚れた制服を持ってこれれば一発だけど……」
モノクマ「学級裁判はトイレ以外での途中退席を認めてませーん!」
にちか「わたしはトイレですー!」
モノクマ「そんなあからさまな嘘は認めないから!」
(うーん……悔しいけど芹沢さんのいう通りだ。彼女を追い詰めるには証拠が足りていない)
(でも、そんな証拠なんてあるの……? 芹沢さんが通気口を通ったという証拠なんて……)
(……ダメだ、私じゃ思いつかない)
(でも、【私以外】なら……?)
(私じゃ掴めない証拠でも他の誰かの力を借りれば、証拠を得られるかもしれない)
507 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:21:45.92 ID:EJLX27IQ0
にちか「……芹沢さん、勝負だよ」
あさひ「どうしたっすか、にちかちゃん。なんだか怒ったみたいな顔っす」
にちか「悪いけど、もう手加減はしない。私は……真実と向き合うって決めたから」
にちか「あなたが本当のクロだと証明してみせる!」
あさひ「あはは! いいっすよ! それじゃあ勝負っす!」
あさひ「わたしとにちかちゃん、どっちがルカさんを殺したクロか決めちゃうっすよ!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
さあ、学級裁判も最終局面になってまいりました。
七草さまと芹沢さまで雌雄を決する最後の戦いは理論武装となります。
理論武装はこれまでにやってきたパニックトークアクションをさらに発展させたミニゲームです。
テンポよく反論をする芹沢さまをこれまたテンポよく切り返す。
指定範囲内のコンマが規定回数内に出るまでコンマ判定を繰り返します。
規定回数の倍数を超過するたびに発言力にダメージを受けてしまいますのでご注意ください。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
508 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:22:53.74 ID:EJLX27IQ0
-------------------------------------------------
【理論武装開始】
発言力:♡×1
集中力:☆×5
あさひ「にちかちゃんが隠し通路を通って殺したっす!」
あさひ「女子トイレと図書室はつながってたっすよ!」
あさひ「ブラックライトで出てきた足跡が証拠っす!」
あさひ「ルカさんを刺して殺したクロはにちかちゃんっす!」
【コンマ値20〜60を4レス以内に2回出せ!】
↓1〜4
509 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:24:03.07 ID:u4nefy1y0
ぽっよーん
510 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:24:44.32 ID:u4nefy1y0
むきむき
511 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:25:12.15 ID:u4nefy1y0
てぃた
512 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:26:02.18 ID:u4nefy1y0
ぱだだ
513 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:28:29.16 ID:u4nefy1y0
出なさすぎじゃない?
514 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:28:52.63 ID:EJLX27IQ0
【コンマ07 32 15 18】
【コンマ20〜60が出た回数 1】
【Miss…】
【発言力がゼロになりました】
【報酬が半減する代わりに発言力が最大まで回復します】
-------------------------------------------------
【理論武装開始】
発言力:♡×5
集中力:☆×5
あさひ「にちかちゃんが隠し通路を通って殺したっす!」
あさひ「女子トイレと図書室はつながってたっすよ!」
あさひ「ブラックライトで出てきた足跡が証拠っす!」
あさひ「ルカさんを刺して殺したクロはにちかちゃんっす!」
【コンマ値20〜60を4レス以内に2回出せ!】
↓1〜4
515 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:29:26.23 ID:3ZURDa6iO
すっす
516 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:30:17.14 ID:u4nefy1y0
パンチです
517 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:30:22.93 ID:3ZURDa6iO
すすっ
518 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:30:49.32 ID:3ZURDa6iO
シビアだねぇ
519 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:31:56.58 ID:EJLX27IQ0
【コンマ23 14 93 32】
【NICE!】
【TEMPO UP】
あさひ「ルカさんを刺し直したら返り血がつくっす!」
あさひ「わたしの服には血はついてないっす」
あさひ「ロッカーに着替えをしまうのは誰でもできるっすよ」
あさひ「わたしはずっと教室にいたわけじゃないっすよ」
あさひ「わたしがクロだって証拠はないっすよ!」
【コンマ値20〜60を5レス以内に3回出せ!】
↓1〜5
520 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:33:38.91 ID:u4nefy1y0
でろー
521 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:34:32.47 ID:u4nefy1y0
今日はすごくコンマが厳しい
522 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:35:23.46 ID:u4nefy1y0
じゃん
523 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:35:51.35 ID:3ZURDa6iO
いけそう!
524 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:37:38.03 ID:EJLX27IQ0
【コンマ 91 47 46 35】
【GREAT!】
あさひ「……あははっ!」
【止めをさせ!】
あさひ「わたしが教室のロッカーに着替えを仕込んでた証拠なんかないっすよ!」
ろい/した/おし/凛世の/落と/
【正しい順番に並べ替えろ!】
↓1
525 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 21:38:50.16 ID:u4nefy1y0
凛世の落としたおしろい
526 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:40:39.26 ID:EJLX27IQ0
にちか「これで終わりにしてやる!」
【BREAK!】
にちか「一つ……可能性があるんだ。もし第二の犯人が本当にあのロッカーの中に着替えを隠していたんだとしたら」
にちか「そのロッカーは、この学園生活が始まった時に杜野さんが監禁されていたロッカーってことになる」
樹里「凛世の……ああ、そういえば! 確かにそうだ! 凛世ははじめ、地下階段前の教室に監禁されてたんだ!」
凛世「はい……左様でございますが……それが一体……?」
にちか「捜査の時に言ってたよね? 杜野さんは監禁されていた時に携帯していたおしろいをロッカーの中に落としてしまっていたって」
あさひ「おしろい……っすか?」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
凛世「その時に、ひょっこりあさひさんが教室から出てくるのを見たはずです……」
にちか「ああ、地下階段の手前の教室で……!」
樹里「地下階段手前の……教室……?!」
灯織「そ、そこに何があるんですか……?!」
凛世「凛世と樹里さんが、はじめに閉じ込められていた教室が……そこなのです……」
にちか「……え?」
樹里「ほら、この学園生活の始まりってロッカーに押し込められるところから始まっただろ? アタシと凛世はあの地下階段前の教室のロッカーに閉じ込められてたんだよ」
凛世「あの時は慌てに慌て……普段から携帯していた【おしろいもロッカーの中で紛失してしまう】始末……」
凛世「数日前なのに、なんだか懐かしく感じます……」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
527 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:41:19.86 ID:EJLX27IQ0
甘奈「お化粧で使うファンデーションみたいなものだけど……そんなものを落としたら粉が舞い上がっちゃうよ!」
真乃「もしかして、あのロッカーの中には……凛世ちゃんのおしろいの粉が充満してたってことですか……?」
にちか「充満とまでは行かなくても、粉が壁や床に付着してた可能性は高いです。そして、そんなところに衣服を置いていたら……」
めぐる「服にもおしろいの粉がついちゃうよー!」
あさひ「……」
にちか「ねえ、芹沢さん。あなた確かブラックライトを持ってたはずだよね」
にちか「今度はそれで、自分の今着ている服を照射して見てもらえるかな」
にちか「もし私の推理が正しければ……制服に付着しているおしろいの粉の粒子が光を反射して、輝くはずだから」
あさひ「……」
あさひ「…………」
あさひ「……………………」
528 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:43:13.10 ID:EJLX27IQ0
「あはは」
529 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:44:07.76 ID:EJLX27IQ0
あさひ「あははははは! すごい、すごいっすね! おしろいなんてわたし、全く考えもよらなかったっす!」
あさひ「にちかちゃん、わたしの予想してないところから責めてきてびっくりしたっすよ!」
夏葉「その反応は……あなたは認めるの? ルカを刺し直した犯人だって」
あさひ「そうっすね。わたしがルカさんを刺した犯人っす」
愛依「そん、な……」
あさひ「にちかちゃんがルカさんを刺して、隠し通路から逃走するのを見届けて、ルカさんにとどめを刺したっす」
あさひ「バレないと思ったけど、まさかドローンで写真を撮られるとは思わなかったんで……わたしの負けっすね」
(本当に……芹沢さんが……私の後に、ルカさんをもう一度……?)
にちか「なんで……! なんでそんなことを……!」
あさひ「ああ、待ってくださいっす。そういう話は全部終わった後にしたいっす」
にちか「はぁ……?」
あさひ「とりあえず、犯人はわたしだって決まったし……一度事件をここまで整理して欲しいんっすよ」
あさひ「その上でクロを指摘して、裁判を終わらせる。動機とか、色々な話はその後にして欲しいっすよ」
あさひ「短い話じゃ、ないっすから」
にちか「……」
にちか「わかった……そうする、そうします。私が行ったルカさんの殺害、そして芹沢さんのやった本当の殺害」
にちか「その両方を今全部振り返って、全員に認めさせる。それでこの事件を終わりにするから!」
530 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:48:28.45 ID:EJLX27IQ0
【クライマックス推理開始!】
【Act.1】
今回の事件、そのトリガーとなったのは【モノクマの提示した動機】だよ。
コロシアイのタイムリミット、二日後の夜時間までにコロシアイをしなければ参加者は全員死亡。
そんなとんでもない動機を前に私たちは1日は怯んで何もできなかったけど……その次の日にモノクマから追加で動機の提示があった。
それはおしおきの免除。
今回に限りコロシアイのクロは学級裁判で負けてもおしおきをされずに生き続けることができるし、シロが間違えてもそのペナルティはないというものだった。
それでも中々人を殺すなんて踏ん切りはつかないけど……ルカさんは違った。
むしろ自分の命と引き換えに他の全員を守るやり方を思いついてしまったんだ。
そんな中、ルカさんが自分を殺す役に抜擢したのは私、【七草にちか】。
学園生活で普段から一緒に過ごすことが多かったし、私はルカさんのいうことには従順だったので選ばれたんだと思う。
ルカさんは私を連れて女子トイレ奥の隠し部屋へ。そこで今回の凶器である包丁も確認したよ。
【Act.2】
そして決行当日。私とルカさんは図書室で落ち合う約束をしてそれぞれ別行動。
ルカさんは一人で図書室に行ったけど、私はアリバイの確保のために【食堂】で最後の晩餐を食べていたんだ。
他にはモノクマと戦うことを決めた有栖川さんのグループと、単独行動を決めた風野さん、甘奈さん、甜花さん……そして、今回の事件の犯人がいた。
しばらくすると学園中に【コロシアイ促進BGM】が鳴り響いた。
タイムリミットの夜時間まで1時間を切ったところで鳴り始めたこの音楽は、とてつもない爆音であらゆる物音をかき消してしまった。
今回の事件において、その役割はすごく大きい……犯人が暗躍できたのはこのBGMのおかげと言っても過言じゃないからだよ。
私は適当な言い訳をして一旦女子トイレへと抜け出すと、そのまま図書室へと向かう。
それとほぼ同時期に愛依さんがグループに引き入れるために犯人を探しに行ったけど、地上の教室はすでにもぬけのから。
犯人は既に【通気口】の中に入っていたんだと思う。通気口の中で図書室の中を伺っていた犯人は何かしらの手段で私とルカさんの計画を知っていたんだろうね。
531 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:49:22.75 ID:EJLX27IQ0
【Act.3】
隠し通路を抜けて図書室に現れた私は、すぐにルカさんをその場で刺した。
隠し通路は出ることは容易でも、図書室から隠し部屋に入るにはカードキーが必要だったから、とにかく迅速な犯行が求められたんだ。
だから私は大した確認もせずにその場を後にしてしまう
まさか、本当の犯人がこの後に現れるとも知らずに……
犯人は私がいなくなったことを確認すると通気口から図書室へと降り立った。
私に刺されて弱り切ったルカさんから包丁を一度抜き取ると、【もう一度同じ場所に深く突き刺した】。
直接の死因になったのはこの時の傷のはずだよ。床に散っていた血痕もこの時に撥ねたものだ。
犯人はルカさんの死亡を確認すると、また同じように通気口を使って脱出して、教室へと戻った。
とはいえそのままの格好で合流するわけには行かない。なんたって包丁を引き抜いた時の返り血や、通気口のダクトの汚れで服がめちゃくちゃだったからね。そこでロッカーにあらかじめしまっておいた新品の制服に着替えたわけだけど……犯人にとって大きな盲点があった。
それは、このロッカーは【かつて杜野さんが監禁されていたロッカーだった】ということ。
杜野さんは監禁されていた時に携帯していたおしろいを落としていて、ロッカーの中にはその粉が散らかっていたんだ。
だから、犯人の制服は今もおしろいに塗れたまま。
ブラックライトで照らされれば一発で正体がわかるはずだよ。
そうだよね、【超研究生級の博士ちゃん】芹沢あさひ!
【COMPLETE!】
532 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:50:14.73 ID:EJLX27IQ0
にちか「どうかな……これで全部証明できたと思うけど」
愛依「……マジなん? マジであさひちゃんが、犯人なん……?」
あさひ「……」
愛依「そんなん、嘘だって……うち、信じないから」
樹里「信じたい信じたくないより、ここは真実を優先する場所だ」
樹里「すべき行動は一つだと思うぜ」
愛依「……うぅ」
モノクマ「どうやら結論が出たみたいですね!」
モノクマ「それじゃあ行っちゃいましょうか、シロとクロの運命を分けるワックワクでドッキドキの……」
「「「「「「投票ターイム!!!!!」」」」」」
533 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:51:19.89 ID:EJLX27IQ0
-------------------------------------------------
【VOTE】
〔あさひ〕〔あさひ〕〔あさひ〕
CONGRATULATIONS!!!!
パッパラー!!!
-------------------------------------------------
534 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:51:53.91 ID:EJLX27IQ0
【学級裁判 閉廷!】
535 :
存外早く裁判が終わったので、このまま裁判終了パートもいっちゃいます
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:53:52.83 ID:EJLX27IQ0
------------------------------------------------
CHAPTER 01
ガールビフールフールガールズ
裁判終了
------------------------------------------------
536 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:55:26.67 ID:EJLX27IQ0
モノクマ「というわけで大正解! 超研究生級のカリスマ・斑鳩ルカさんをぶっ殺した犯人は……」
モノクマ「まさに漁夫の利! 弱り切ったところにトドメを刺した超研究生級の博士ちゃん! 芹沢あさひさんなのでしたーーーーー!」
裁判場内にモノクマの声が響き渡るも、私たちは困惑に呑まれたままだった。
突如としてクロに浮上したこともそうだけど、何より彼女の犯行は齢14の少女が成したものにしては邪悪なものを感じさせた。
私の行った殺害計画をそのまま利用し、私という存在を隠れ蓑にして罪を逃れようとしていた。
悪意という言葉で一括りにするのでは足りないような、底知れない異様さがあった。
あさひ「あーあ、負けちゃった。でも楽しかったっすね!」
愛依「なんで……なんでそんなことしたん?! あさひちゃん?!」
にちか「聞かせてよ、あなたには聞きたいことが沢山あるんだから」
あさひ「いいっすよ! 何から聞きたいっすか?」
屈託のない笑顔。
裁判の前と後でその表情に何ら変わりないのが余計に不気味だ。
537 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:56:30.59 ID:EJLX27IQ0
にちか「……あなたは私がルカさんを刺したことを知った上で裁判に挑んでいたんだよね? あの証拠の数々を途中まで見せなかったのは何故?」
樹里「そういやそうだよな……あの証拠を最初から公開していればにちかが犯人って話にはすぐ辿り着いていたはずだ」
あさひ「そんなの簡単な話っすよ。すぐに裁判が終わるんじゃ【つまんない】っすから」
甘奈「え……?」
あさひ「みんなで一緒に話し合って犯人を見つけ出す。それがこの学級裁判の醍醐味じゃないっすか」
(学級裁判を……楽しんでいる?)
(そ、そんなの……そんな思考ってまるで)
モノクマ「いや〜、芹沢さんはボクらにとってよき理解者だよね!」
真乃「り、理解者……?!」
538 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:57:40.89 ID:EJLX27IQ0
モノクマ「だってそうでしょ? 彼女だけがこの学級裁判の本当の意味を理解している」
モノクマ「学級裁判はエンタメなんだ! 人の生死がかかったこれ以上ないエキサイティングなエンターテイメントリアリティーショーだよ!」
あさひ「せっかくなら、他のみんなはどんな風に推理をするのか。自分が犯人だと思い込んでるにちかちゃんがどんな言い逃れをするのか、観察してみたかったんっすよ」
にちか「か、観察って……それじゃあなたは私たちをあなたの【研究対象】として見てたってこと……?」
恋鐘「うちらは実験台ってことばい?!」
あさひ「にちかちゃんはその点すごく面白かったっすよ! 色んな嘘をついてみんなを騙そうとしてて、予想外なこともしてくれたっす!」
灯織「……私はこの裁判で、人の持つ二面性を嫌というほど理解しました」
灯織「七草さんは私を利用して、罪から逃れようとしていた。人を信じることの危うさを見にしみて感じましたよ」
甜花「か、風野さん……」
あさひ「私が犯人だって最終的に突き止めたのもにちかちゃんだったし、にちかちゃんは私にとっていい遊び相手になってくれそうっすね!」
にちか「……」
539 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:58:39.23 ID:EJLX27IQ0
にちか「もう一つ、聞きたいことがあるんだ」
あさひ「なんっすか?」
にちか「あなたはいつから私とルカさんの犯行計画を知っていたの?」
めぐる「いつからって……通気口に潜んでたからじゃないの?」
真乃「ううん……あさひちゃんはもっと前から知ってたはずだよ」
真乃「そうじゃないと女子トイレに洗剤を散布したり、罠を仕掛けることなんて出来ないはずだから」
あさひ「……」
霧子「隠し通路の存在もそうだよね……」
霧子「いつからあさひちゃんは……知ってたのかな……」
にちか「どうなの、芹沢さん。私は……私とルカさんはいつからあなたに踊らされてたの?」
あさひ「……んーと、それはモノクマの方がよく知ってるっすよね」
にちか「え?」
モノクマ「……」
モノクマ「え?! ボク?!」
モノタロウ「な、なんでお父ちゃんが?!」
モノスケ「お父やん! あのメスガキとただならぬ関係なんか!?」
モノファニー「お父ちゃん、嘘よね! ペドでフェリアなアレじゃないのよね?!」
モノキッド「そうか、分かったぞ! この世界は全部電脳世界でみんな精密に再現されたデータだったんだ!」
あさひ「というよりも、モノクマの後ろにいる人っす。その人がぜーんぶ知ってるはずっすよ」
甜花「えっと、それって……どういう意味?」
540 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 21:59:20.40 ID:EJLX27IQ0
あさひ「このコロシアイの黒幕っすよ」
541 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:00:21.13 ID:EJLX27IQ0
にちか「……は?」
真乃「く、黒幕……?」
あさひ「みんなは疑問に思ってなかったんっすか? こんな大掛かりなコロシアイ、誰が仕掛けたことなんだろうって」
夏葉「当然疑問には思っていたわ……でも、それとどう繋がる話なの?」
あさひ「このコロシアイは16人も参加している大掛かりなデスゲームっす。武力があるとしても、下手に結託されてしまうと管理の手が追いつかないことだって考えられるっす」
あさひ「そうなると、コロシアイの参加者の中に黒幕と内通して、ある程度煽動する役割を担える人間がいた方が都合がいいはずっす」
あさひ「それに、例の動機っすよ」
凛世「コロシアイの時間制限のことでございますか……?」
あさひ「あの時にモノクマが言ってた文言を思い出して欲しいっす」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
モノクマ「コロシアイにタイムリミットを設けます!」
モノクマ「タイムリミットは明日の夜時間! それまでにコロシアイが起きなければ、殺し合いに参加させられている生徒は全員殺処分!」
モノクマ「モノクマーズの操るエグイサルを総動員してオマエラをスクラップにしちゃうよ〜!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
あさひ「コロシアイに【参加させられている】生徒は全員殺処分。モノクマはなんでこんな回りくどい言い方をしたんっすかね?」
円香「……なるほど、コロシアイに自分から進んで参加した人間がいるから」
めぐる「そ、そんなのって……」
あさひ「そう、だからわたしは考えたっす。もしかしてわたしたちの中に黒幕の側の人間がいるんじゃないかって」
あさひ「で、見つけたんっすよ」
542 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:01:06.56 ID:EJLX27IQ0
あさひ「このコロシアイの黒幕を」
543 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:02:28.34 ID:EJLX27IQ0
にちか「……え?」
あさひ「よくよく思い返してみると、その人は変なことを時々言ってたんっすよね。コロシアイに参加させられた生徒とは思えない発言をしてたっす」
樹里「お、おい! ちょっと待てって! あさひ……今なんつった……?」
樹里「この【コロシアイの黒幕を突き止めた】……?」
あさひ「……? そうっすけど」
樹里「誰なんだよ! ソイツは! アタシたちをこのコロシアイに巻き込んだ黒幕って……!」
あさひ「やだなぁ、言うわけないじゃないっすか」
樹里「ああん?!」
あさひ「だって、そんなことしちゃったらつまんないじゃないっすか」
あさひ「せっかくこんな非日常に満ちたゲームが出来るんだから、もっと楽しまなきゃ勿体ないっすよ!」
私には、彼女がどこまでも理解ができなかった。
あさひ「で、話の続きなんっすけど。私は黒幕が分かっちゃったんで、その人に【直接聞いてみた】っす」
甘奈「ちょ、直接……?! そんな、危ないよ……!」
あさひ「大丈夫っすよ。コロシアイの参加者として黒幕も紛れている以上は勝手なことはできないはず。そんなことしちゃったらゲームとして成立しないっすもん」
544 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:03:41.00 ID:EJLX27IQ0
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
あさひ「ねえ、あなたがこのコロシアイの黒幕なんっすよね」
『____________?』
あさひ「とぼけなくたっていいっすよ。あなたはこのコロシアイが始まった時から変なことを言ってたっすから」
あさひ「まあ、その違和感も別にそんなに大きなものじゃないっすけど……ここ最近はあなたの動きに注目してたんで」
『どうして__________』
あさひ「んー……まあ、これは交渉なんっすけど」
あさひ「わたしがあなたが黒幕だってみんなに言っちゃったらこのコロシアイは崩壊しちゃうっすよね。それってすごくつまらないっす」
あさひ「だから、あなたの正体を黙っておく代わりに……このゲームを【もっと楽しませてほしい】んっすよね」
『何を____________』
あさひ「わたしが面白くしてあげるっす」
『…………』
あさひ「一つお願いがあるっすよ。今回のコロシアイは処刑のペナルティを無しにして欲しいっす」
あさひ「わたしはこのコロシアイに乗るっす。だけど、流石にコロシアイの経験はまだ無いっすから。どんなものなのか一度試してみたいんっすよ」
あさひ「要はコロシアイのチュートリアルっすね。それをわたしにやらせてほしいっす」
『わかった____________』
あさひ「あはは、それじゃ頼んだっすよ! 約束っす!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
545 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:04:45.91 ID:EJLX27IQ0
恋鐘「あん動機はあさひが出させたものだったばい?!」
モノタロウ「えー?! そうなの?! お父ちゃん、血迷ったかと思ったら!」
モノファニー「そんな! お父ちゃんが脅しに屈するなんて!」
モノスケ「ワイらが人質に取られてもビタ一文払わんって公言しとるお父やんが?!」
モノクマ「……」
あさひ「せっかくゲームをやるからには、長く、しっかり楽しみたいっすからね。勝手を理解した上で本気のゲームをしたいっす」
円香「それじゃあ今回の事件は、あさひにとって」
あさひ「予行演習みたいなものっすね。みんながどんな感じで事件に挑むのかよく分かったっす」
にちか「……っ!」
意識が追いついたのは、体が動いた後。
彼女の話を聞いていた私は、自分の中にこれまでに抱いたことのない熱を帯びていることに気がついた。
それは、私に向けられた、ルカさんの言葉を知っているからこそ走った衝動。
私に託された、ルカさんの気持ちが胸にまだ生き続けているからこその衝動。
目の前の人間が、それを踏み躙ったからこそ湧き立った激情。
奥歯を噛み砕かんばかりに力がこもり強張った身体は、理性を置いてけぼりにして、彼女の胸ぐらを掴み上げていた。
546 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:05:53.84 ID:EJLX27IQ0
愛依「ちょ、ちょっと……にちかちゃん……!?」
にちか「許さない……あなただけは、絶対に……!」
あさひ「く、苦しいっすよ……にちかちゃん……」
にちか「ルカさんがどんな思いで自分を犠牲にしたのか……ルカさんがどれだけ私たちのことを思っていたのか……」
あさひ「あ……ぐ……」
にちか「あなたは、最低だよ! ルカさんの決意も覚悟も、予行演習なんかにされていいものじゃない!」
にちか「ルカさんの命は、いつだって本番だったんだ!」
樹里「にちか……ちょっと落ち着け!」
夏葉「仕方ない……にちかを引き剥がすわよ!」
すぐに私は他のみんなに取り押さえられ、芹沢さんは私の締め上げから解放された。
取り押さえられてなお、眼球が飛び出るぐらいに芹沢さんのことを睨みつけ、この歯でその首元を食いちぎろうとする勢いで暴れる私に、彼女はこう言った。
547 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:06:37.17 ID:EJLX27IQ0
あさひ「ごめんなさいっす。別にルカさんのことを悪くいうつもりはなかったっすよ」
にちか「はぁ……?! 何を今更……!」
あさひ「予行演習ってのはあくまで私の目線でってことっす。ルカさんの気持ちを否定する気はないっす」
にちか「この……この……!」
あさひ「あ、そうだ。ルカさんを刺した時のことを、にちかちゃんに教えてあげるっすよ!」
にちか「……は?」
あさひ「にちかちゃんが刺した後、私が刺し直した時のことっす!」
548 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:08:03.99 ID:EJLX27IQ0
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「行け! にちか!」
冷たい感触と対極に、ズキズキと焼けるような痛みがずっと腹部から頭へと競り上がっていた。
生命の危機に瀕しているという信号は、耳鳴りがするほどまでにうるさいものらしい。
ガンガンと響く頭に耐えかねて、私は思わず本棚に背を預け、ずるずるとへたり込んでいった。
「はぁ……アイツ……ちゃんと、行ったよな……」
出血量が多いのか、視界がどんどん霞んでいく。
最後に見たにちかの背中だけは確かだったはずだと、何度も自分に言い聞かせた。
「あぁ……クソ……痛ェ……」
私のやっていることは間違いなんだろうか。
学生時代に、何よりも重い罪は自らの命を擲つことだと教わった。
「やっぱ……これ、死ぬんだよな……」
自分と関わってきた全ての人にとって私という存在は相互に関わるものであり、
それを一方的に取り上げるのは、財産を強奪する行為にも等しいという理屈。
私はそんな綺麗事の道徳には賛同しない。
人の命には価値と、それを使うべきタイミングがあると思う。
私みたいに、何事も為さず、諦め悪く燻っているだけだった人間が、こうして一人の未来ある若者を生かすことができるのなら、それは本望じゃないだろうか。
資源にもならない廃棄物をリサイクルしたのだから、褒めてもらいたいぐらいだ。
549 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:09:26.20 ID:EJLX27IQ0
「まあ、いいか……」
あぁ……なんだか息をするのもしんどくなってきた。
肺に穴は空いていないはずだけど、臓器を動かすための動力源が体外に溢れ出ているのだからそれもそうか。
持久走を走り終わった時みたいな動悸がどんどん早くなってきて、喉が焼けるようになってきた。
「これで、守れるん……だったら……」
そんな時、遠くにガコンという音が聞こえた。
本棚より小さくなってしまっている私にはその音の正体がわからない。
『……だ生き……っすか?』
それにもう耳はほとんど機能していない。ザーッという体が崩れていく音ばかりで、微細な音を聞き分けることはもう叶わない。
唯一感じられたのは、地面にくっついた手から伝わってくる振動。
赤べこみたいな可動域になった首をゆっくりと持ち上げる。
『よ……た! こ……で私……ロになれ……ね!』
目の前に黒い影が立っていた。死神だろうか。
『最……何か言い……ことはあ……っすか?』
「……何? 今……なん……つ……た……?」
死神はなんだかとても嬉しそうに、私に向かって手を伸ばしている。
『あー……も……ダ……か……』
その直後、慢性化していた腹部の鈍痛が、再び息を吹き返した。
ズキンという衝撃が全身に広がって、体が急速にそりかえる。
ああ、きっと死神に心臓を抜き取られたんだと思った。
『そ……じゃ……さよ……っす。ルカ……ん』
でも、そうじゃなかった。目の前の死神は、心臓でもなく、鎌でもなく、短い刃渡りの刃を握りしめて、笑っていた。
「ハッ……」
それが私の最後の記憶。
今際の際に見た、悪魔の顔だ。
550 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:10:00.67 ID:EJLX27IQ0
「にちか……生きろよ……」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
551 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:11:25.00 ID:EJLX27IQ0
あさひ「最後、わたしの声もほとんど聞こえてなかったみたいっすけど。死ぬ直前にそう言ってたっすよ」
あさひ「にちかちゃんは生きろって。最後の最後までルカさんはにちかちゃんのことを思ってくれたんっすね!」
……私は泣いていた。
ルカさん自身から要求されたことだったとはいえ、私がこの手でルカさんを一度手にかけたんだ。
心変わりして恨まれていることだってあるかもしれない。
もっと他の手があったんじゃないか、私は甘えすぎていたんじゃないか。
この裁判中もずっとそんな罪の意識が付き纏っていた。
この意識は間違いなんかじゃない。
この先一生、ずっと背負っていかなくちゃいけないものなのは確かだ。
でも、それと同時に……私はかけがえのないものを胸に抱いて生きていくことが許されたんだ。
ルカさんから向けられた、私を思う気持ち。
それは一点の曇りもなく、胸を張って本物だと言える。
この涙も、この胸の暖かさも、全部全部本物だ。
552 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:13:04.59 ID:EJLX27IQ0
めぐる「ルカさん……本当に、にちかちゃんのことを大切に思ってたんだね……」
夏葉「ルカ……あなたの犠牲は未来永劫に忘れないわ……」
甘奈「今甘奈たちが生きてるのも、ルカちゃんのおかげなんだもんね……」
霧子「ルカさんの想いは、ずっと胸の中で……トクン、トクンって……響き続けます……」
にちか「うっ……ううっ……ルカさん……」
ルカさんは自分のことをカリスマなんかじゃないって言ってたけど、そんなことない。
こんなにもたくさんの人に慕われて、その胸に存在が刻まれる人間なんだから。
私にとっては、ルカさんこそが一生の【カリスマ】なんだ……
553 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:14:40.70 ID:EJLX27IQ0
モノクマ「あーあ、どうすっかなぁコレ」
モノクマ「芹沢さんの要求を飲んでおしおきを免除とか言っちゃったせいで、この湿っぽい空気を打破できる手立てに欠けてるんだよね〜」
モノファニー「たまにはこういうのもいいんじゃないかしら。ラブアンドピース! みんな平和が一番!」
モノタロウ「終わり! 閉廷! 裁判なんてもう辞めよう!」
モノスケ「いや……そういうわけにもいかん! やっぱりギスギスや! ギスギスがなければコロシアイは成り立たんからな!」
モノクマ「おぉ! 愛しのモノスケよ! そう、そうなんだよ! コロシアイにはいつだってギスギスが求められているんだ!」
モノクマ「他人の不幸、惨たらしい惨状……! それがあってこそのコロシアイなんだ!」
モノクマ「というわけで……芹沢さん、ちょっといい?」
あさひ「……? なんっすか?」
モノクマ「オマエさ、ボクの正体を黙る代わりに……って色々やってくれちゃったけどさ」
モノクマ「ちょっとやりすぎなんじゃないの?」
554 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:15:29.05 ID:EJLX27IQ0
モノクマ「まあ七草さんの犯行を横取りしたり、裁判を撹乱したりはよくやってくれたと思うんだけどさ」
モノクマ「この中に黒幕がいるだとか、動機の提供は自分がやらせただとか内部情報までリークしちゃうのはちょっと出しゃばりすぎだよね!」
モノタロウ「そうだそうだ! AIから仕事を奪うなー!」
モノキッド「やっぱりみんな■■品な■だ! 本■は他■いるんだ!」
恋鐘「ま、待たんね! 何をする気ばい! おしおきの免除はモノクマの口を通じて提示されたルールばい!」
恋鐘「そいを捻じ曲げるようじゃルール違反になるけんね!」
モノクマ「やだなぁ、そんなことはしないよ! 芹沢さんにもこのコロシアイにはまだまだ参加してもらうよ!」
モノクマ「ただちょっと……【ペナルティ】ぐらいは受けてもらおうかなって」
愛依「ぺ、ペナルティ……?」
甜花「な、なに……? 何が起きちゃうの……?」
モノクマ「モノクマーズ! 例のブツをここに持って参れ!」
「「「「「あいあいさー!」」」」」
555 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:17:02.83 ID:EJLX27IQ0
モノクマが指示を出してから数秒。
モノクマーズが奥に引っ込んだかと思うとすぐに、それは姿を現した。
ヒューーーー
ドスン!
裁判上の遥か上から降ってきたそれは、まるでロケットみたいな形状をしていて、観音開きの扉の内側には……【無数の針のようなもの】が付いていた。
夏葉「こ、これは……【アイアンメイデン】?!」
愛依「ジャイアン皆伝……?」
円香「中世ヨーロッパの拷問器具です。ここに罪人や捕虜が閉じ込められ、ゆっくりと扉を閉じられていく。そうすることで針がどんどん肉体を突き破っていき……」
モノファニー「でろでろでろでろでろでろ……」
樹里「ま、まさかこれにあさひを入れるつもりじゃないだろな!」
モノクマ「そのまさかだよ! まあ心配しなくて大丈夫。これはオマエラが思ってるような物騒なモノじゃないからさ。ちゃんと見てみなよ!」
にちか「ちゃんと……?」
モノクマに促されるままにそれをじっくりと観察する。
よく見ると、モノクマのいう通りだ。
針のように見えたのは、ただの【電子ケーブル】。無数の電子ケーブルが、そのまわりの電子盤から伸びている。
556 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:18:11.59 ID:EJLX27IQ0
モノクマ「これはとある大物ギャンブラー同士の対決で使われた代物なんだけどね。【死を体験できる装置】なんだ」
灯織「死を……体験……?」
モノクマ「うん、インプットされた死の体験データがケーブルを伝って電気信号となり脳に到達する」
モノクマ「電気信号を受けた脳はあたかもその肉体に死が訪れたように錯覚するって寸法なんだ」
あさひ「……」
霧子「そ、それってまさか……」
モノクマ「やっぱりおしおき無しなんてつまんないよね! 芹沢さんには死んでもらうわけにはいかないけどさ、これで【仮死体験をしてもらう】よ!」
透「……やばいね」
愛依「そ、そんなんマジでゴーモンじゃん! ル、ルール違反っしょ!」
モノクマ「何が? どこも矛盾してないよね? これはおしおきじゃないんだ、ただのペナルティだよ」
モノクマ「ボクに変わってこのゲームをかき乱そうとした分のね」
あさひ「……」
557 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:19:17.83 ID:EJLX27IQ0
モノクマ「ま、せっかく超研究生級の博士ちゃんの才能に見合った処刑方法を用意してたんだから。それを腐らすのも勿体無いよねってことで!」
モノクマ「今から別のやつをそのおしおきにかけて、それと体験のデータを同期するから。これでおしおきを受けずにおしおきを受けることができる!」
モノクマ「いやぁ……ルールの穴をつくなんてボクってなんてスマートなクマ!」
夏葉「ちょ、ちょっと待ちなさい! 他の人間をおしおきにかけるって……」
にちか「もしかして……私?!」
モノクマ「違う違う、参加者は誰も死なさないよ! ほら、もっとうってつけな存在がいるでしょ?」
灯織「うってつけの存在……? な、なんのことですか……」
モノクマ「ま、やってみれば分かるよ! それじゃあ時間も押してきてますし、早速行きますか!」
あさひ「……」
558 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:20:25.02 ID:EJLX27IQ0
愛依「あ、あさひちゃん!」
あさひ「……愛依ちゃん?」
愛依「ごめん……うち、守ってあげられなくて……こんな苦しい思いをさせちゃうことになるなんて、思ってもなかった……」
あさひ「なんで愛依ちゃんが謝るっすか? 愛依ちゃんは何もしてないっす」
愛依「何もしてないからだよ!」
あさひ「……!」
愛依「うちが……もっとあさひちゃんのために動けてたら、こんなことにはならなかったのかもしんないし……」
愛依「あさひちゃんを一人で戦わせたりなんかさせたくなかった……」
あさひ「……もう手遅れっす」
559 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:21:27.90 ID:EJLX27IQ0
モノクマ「超研究生級の博士ちゃんである芹沢さんのために! スペシャルなおしおきを用意しました!」
モノファニー「い、一体誰が代わりにおしおきを受けるのかしら」
モノキッド「モノダムに決まってる! この世で一番価値のない存在だからなッ!」
モノキッド「まあそれはみんな一緒か! 所詮みんな■■タ! 紛■■の存■だしなッ!」
モノスケ「……往生せえや」
モノタロウ「ばいばい! モノキッド!」
モノダム「……」
モノクマ「それでは張り切っていきましょう! おしおきターイム!」
あさひ「……死ってどんな感じがするんっすかね?」
560 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:22:24.88 ID:EJLX27IQ0
-----------------------------------------------
GAME OVER
セリザワさんはおイタがすぎました。
おしおきをかそうたいけんしてもらいます。
-----------------------------------------------
561 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:23:34.54 ID:EJLX27IQ0
アイアンメイデンに閉じ込められた芹沢さん。
その感覚は、少し離れたところにいるモノキッドとリンクさせられています。
モノキッドは全身を拘束され、身を捩っても身動き一つできずにいます。
そんなモノキッドの体を……ロケットが飲み込みました!
さあ、ここから先はモノキッドを通して芹沢さんも夢の宇宙の旅!
今こそあの空の果てへと旅立つのです!
-----------------------------------------------
ウルトラスーパー宇宙旅行DX
超研究生級の博士ちゃん 芹沢あさひ処刑執行
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芹沢さんを乗せたロケットにエンジン点火!
凄まじい勢いの炎で加速するロケットは急回転も伴ってどんどん学校を突き破っていきます!
屋上を超えて、空を超えて、成層圏を超えて。
あっという間に月にまでたどり着いたかと思うと……
まだエンジンの勢いは弱まることを知りません!
月にも風穴を開けて、火星も木星も土星も天王星も海王星も! 全部全部突き破って太陽系銀河の果てへ!
宇宙の旅はずっとずっと終わることなく……
やがてロケットは宇宙にできた不思議な穴に辿り着きました。
穴の向こうからは無数の輝きが溢れ出ており、ロケットはそこに吸い込まれていき……
_______ビッグバン。
全てを無に帰し、そして全てを始める創世の大爆発が起きました。
今も空の上から、彼女は私たちのことを見守ってくれていることでしょう。
芹沢銀河の一等星、アサヒの輝きは地球へと今も降り注いでいます。
562 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:24:30.70 ID:EJLX27IQ0
モノクマ「おーいおいおい! モノキッド……モノキッド……!」
モノクマ「愛しき我が息子よ! どうしてボクを置いて先に逝ってしまったのか……!」
モノタロウ「モ、モノキッドが宇宙の塵になっちゃった……!」
モノファニー「塵というより藻屑……」
モノスケ「藻屑というよりカス……」
モノダム「……」
モノダム「モノキッドハオイラタチヲ繋グ星座ニナッタンダヨ」
モノタロウ「モ、モノダムが喋った!」
モノダム「オイラタチハ仲良クアルベキナンダ。モノキッドハ身ヲ持ッテソレヲ証明シテクレタネ」
モノスケ「アホか! ギスギスしとってこそのモノクマーズやろが!」
モノダム「……」
モノスケ「まあええ、モノキッドがおらんくなった分モノダムにもしっぽり働いてもらうからな」
私たちは、芹沢さんが味わっている死の体験をモニター越しに見ていた。
モノキッドとかいう人形が受けた苦しみがそのまま芹沢さんに置き換わった映像がモニターに流れていたのである。
宇宙の重力にかき乱される臓物に、気圧差で昏倒する様子。爆発に巻き込まれ、肉体を損傷し、酸素のない空間で窒息していく様。
惨たらしいなんて言葉じゃ足りない。
死というのはどこまでも残酷なのだと、嫌というほどに理解させられた。
全てが終わってなお、口を開こうとする者は誰一人としていなかった。
563 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:25:33.11 ID:EJLX27IQ0
モノクマ「ま、これでボクも気が済んだかな。芹沢さんにもいいお灸が据えられたでしょ!」
モノクマ「お灸がちょっと熱すぎて廃人状態になってなければいいけど……うぷぷぷ」
【ばーいくま〜〜〜〜〜!!!!!】
モノクマたちがいなくなってから、アイアンメイデンが音を立ててその扉を開いた。
中からは凄まじい蒸気が溢れ出し、力無く重力に任せるままになった芹沢さんの体がそこから転がり落ちた。
真っ先に駆け寄ったのは愛依さんだ。
愛依「あさひちゃん! あさひちゃん! 大丈夫!?」
必死の呼びかけに、芹沢さんは答えない。
霧子「ちょっと、いいかな……?」
すぐに幽谷さんが横から割って入り、その心音と呼吸を確かめる。
霧子「うん……心臓は動いてるし、息もしてるよ……」
霧子「でも、大丈夫では……ないかも」
それも当然だ。脳は完全に一度死を体験してしまっている。
肉体がどれほど無事であろうとも、脳が自らの死を認識してしまっている限りは、正常には戻るまい。
あさひ「……」
愛依「えぐ……えぐ……」
沈黙に付す芹沢さんを前に、愛依さんの啜り泣く声ばかりが響いた。
564 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:27:03.13 ID:EJLX27IQ0
樹里「クソ……なんだってんだよ……マジで……!」
甘奈「甜花ちゃん……」
甜花「なーちゃん……大丈夫、甜花がついてるからね……」
私はというと、今や感情の向けるところが分からなくなっていた。
芹沢さんへの憎しみと怒りは間違いないものだ。
ゲームを楽しみたいなんて理由で、わたしたちを弄び、そしてルカさんの決意を踏み躙るような真似をした。
でも、そんな彼女は報いを受けて、もはやこちらの言葉が届かない人間になってしまった。
じゃあ、この握った拳はどこに振えばいい?
誰にこの感情をぶつければいい?
そして、手を汚したはずの私は報いを受けなくていいの?
この裁判場で今一番惨めで愚かしいのは自分だと思った。
565 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:28:01.08 ID:EJLX27IQ0
円香「……ひとまず、地上に戻りませんか? ここでこうしていても仕方がありません」
夏葉「……そうね、これでコロシアイは終わりじゃない。まだ私たちの学園生活は続くのだから」
樹里「愛依……あさひを連れて帰るぞ。アタシも手伝うから」
愛依「……ひっく……ひっく」
そうして、一人一人とエレベーターに乗り込んでいく。
地上に戻って、私たちは元の生活に戻らなくちゃいけないんだ。
またあの、コロシアイと向き合う日々が始まる。
にちか「……」
私はそれでも、動けずにいた。
566 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:29:18.62 ID:EJLX27IQ0
真乃「あ、あの……っ!」
にちか「……なんです?」
立ち尽くす私に話しかけてきたのは、櫻木さんだった。
真乃「えっと……正直、にちかちゃんがルカさんを……その……刺しちゃったのはまだびっくりしてて……」
真乃「許されることじゃないと、思う……けど……」
にちか「そんなの、言われなくたってわかってますよ」
真乃「で、でも!」
真乃「ルカさんがにちかちゃんに生きてほしいって……ずっとずっと思ってくれてたんだよね……?」
真乃「だとしたら、にちかちゃんはこれからを生きて……私たちと向き合ってほしいな……」
(……)
真乃「私は、にちかちゃんを信じてるよ……っ! 一緒に生きていける、【仲間】だって……っ!」
ふんわりとした羽で頬を撫でられたようなこそばゆさを感じた。
まさか凶行に走った自分にそんな言葉がかけられると思ってなかったから。
それだけの言葉をかけると、脱兎の如くかけていった櫻木さんの背中を見つめて、私は思わずため息が出た。
567 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:30:12.87 ID:EJLX27IQ0
さっきまでの茫然としていた自分の情けなさに、辟易とした。
ルカさんがいれば、背中をバチンと叩かれていたところだ。
「……」
ダッサイ、マジでダッサイ。
自分を追い込めば追い込むだけ、それで許されると思ってる。
自分で自分につける傷が深ければ深いだけ、反省している証拠になると思ってる。
他人からすればそんなこと知ったこっちゃないんだ。
傷の痛みも、思いも、傍目にはわからない。
唯一わかるのは【言葉と行動】だけ。
「……よし、いくぞ」
今の私の信頼が地に落ちていることは知っている。
それでも、僅かにでもまだ見てくれようとする人がいるのなら……それを掴もうとしないのは生きることからの逃避だ。
今度こそ、ルカさんを裏切ることになる。
「すみません、私も乗せてください」
そんなこと、絶対にやっちゃダメだ。
私がここから先やるべきなのは、生きること。
「あの……返事はいらないんで、これだけ聞いてもらっていいですか」
568 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:31:15.37 ID:EJLX27IQ0
生きて生きて……この学園から出ていくんだ。
「私……もう逃げません。戦いますんで」
この人たちと、一緒に。
569 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:32:06.46 ID:EJLX27IQ0
-----------------------------------------------
【???】
「……」
「…………」
「……………………」
「………………………………………………」
「………………………………………………………………」
570 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:33:11.42 ID:EJLX27IQ0
「ふわぁ〜……」
「あれ……ここ……わたしの部屋?」
「ああ……そっか、おしおきの追体験で意識を失って……」
「うぅ……まだ手足がピリピリする……なんか喉も痛い……」
「そっか……死ぬってあんな感じなんだ……」
「結構……」
571 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:33:54.59 ID:EJLX27IQ0
「大したことないかも」
572 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:34:51.80 ID:EJLX27IQ0
「あはは、こんなところで死んじゃいられないや。もっともっといろんなことを試したい」
「せっかくのゲームなんだからまだまだ楽しまなきゃ損だよね!」
「予行演習もできたし、ここからがコロシアイ学園生活の本番!」
「ワクワクの始まりだよね!」
573 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:35:58.57 ID:EJLX27IQ0
-------------------------------------------------
CHAPTER 01
ガールビフールフールガールズ
END
残り生存者数
15人
To be continued…
-------------------------------------------------
574 :
◆vqFdMa6h2.
[saga]:2023/06/17(土) 22:36:48.54 ID:EJLX27IQ0
【CHAPTER01をクリアしました!】
【クリア報酬としてモノクマメダル30枚を獲得しました!】
【アイテム:悔恨のロケットを手に入れました!】
〔ルカが生前大切にしていたロケット。ギュッと握りしめると心が安らぐような気がする〕
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