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安価とコンマで異世界転生!その8
- 702 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/01(木) 02:03:06.89 ID:JKdfEoN9o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 703 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/01(木) 19:15:59.43 ID:JKdfEoN9o
- 男「どうもー」
彼らは一つの洋服屋に目を付け、
その扉を開けて中に入った
店長「こんにちは」
中華「いい感じの女物の服ありませんか?」
店長「じょ、女装趣味の方ですか?」
やる気「違うっすよ!仲間の服を探しに来たんす」
店長「ああ、よかったです。私そういうのに疎いので……それならこちらがおすすめですよ!」
>>下1……店長が薦めてきた服
- 704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/01(木) 19:37:49.09 ID:GRAoHwzU0
- 昭和40年代初頭を思わす
サイケデリックファッション
- 705 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/01(木) 20:51:07.09 ID:JKdfEoN9o
- 彼女が用意したのは、奇妙な服だった
男「……え?なんかこう……なに?」
それは目が眩むような蛍光色のコントラストで彩られており、また模様も巧妙でアシンメトリーだった
中華「いや、でもこれは……」
店長「今はこれがイケイケなんですよ!」
やる気「い、イケイケ……」
- 706 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/02(金) 01:06:03.78 ID:3xz8osXeo
- 男「どうする?これ買うか……?」
中華「う、うーん……」
やる気「ま、他にも服買う予定っすし、一つくらい変化球あってもいいんじゃないっすかね」
男「それもそうだな。じゃあ一着いただきます」
店長「ありがとうございます!ではサイズは……」
買うことを伝えると彼女はとても嬉しそうな様子でサイズの選定を始める
大体どの程度のサイズなのかは予めぶりっ子が計ってくれていたので、それを参考に詰めていった
- 707 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/02(金) 02:13:03.75 ID:3xz8osXeo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 708 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/02(金) 20:15:23.45 ID:3xz8osXeo
- すみません遅れました
結局、三人はそれを買って店を出た
なかなか特殊な店だったのだろうと考えたのだ
中華「……これさ、予めどういう服買うか決めておいて、それがあるかどうか店員に聞いたほうがいいんじゃない?」
やる気「奇遇っすね、俺っちもそう思ってたっすよ」
男「どういう服って……シャツとかセーターとかそういうこと?」
中華「そうそう」
といった流れで、
三人は酪農少女に着せるべき服を考え始めた
>>下1……どんな服を着せたい?
- 709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/02(金) 20:24:09.05 ID:RJBkRDJj0
- 白いワンピースに麦わら帽子
- 710 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/03(土) 03:07:53.16 ID:z3H1ldc3o
- やる気「そんな派手なのは好まなさそうっすけどね」
男「与えたらなんでも喜んで着るさ。ただ、本人がもし選ぶんだったら別の服だろうな」
中華「なるべくシンプルな奴がいいね」
やる気「あと、あんまり動きづらいやつはやめたほうがいいっすね」
男「なるほど……じゃあワンピースだな」
中華「色は?」
やる気「勿論、白っす!」
- 711 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/03(土) 03:31:34.64 ID:z3H1ldc3o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 712 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/03(土) 19:19:53.94 ID:z3H1ldc3o
- 男「さらに麦わら帽子を追加だ!」
三人の頭の中にそのコーデが具体的に浮かぶ
中華「おぉー……童貞が好きそう」
やる気「ごはぁっ!」
男「うぐぅっ!」
二人は中華の直球な感想に貫かれ、
精神的ダメージを負うことになったが、
ともかくその方向性で行くことにした
- 713 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/03(土) 19:21:05.83 ID:z3H1ldc3o
- 中華「こんにちはー」
彼らは適当なブティックをまた身繕い、
そこに入っていった
店員「こんにちは!今日はどうされましたか?」
やる気「仲間の奴なんすけど、白いワンピースってあるっすか?」
店員「>>下1」
- 714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/03(土) 20:09:09.39 ID:JFIxPqLz0
- 300円から500円の
格安なものならあるよ
- 715 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/03(土) 20:44:25.32 ID:z3H1ldc3o
- 店員「300円から500円の格安なものならあるよ」
そう言って、彼女は真っ白なワンピースを出した
安物だが、高級品との見極めができるような者はその場にいなかった
男「ふーん……どうする?」
中華「破けたりしなければいいと思うけど……」
やる気「学校の都合上、結構動き回りそうっすけどね」
- 716 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/04(日) 19:44:30.35 ID:0wfIXYU1o
- すみません寝落ちしました
男「確かにそうだな。多少妥協してでもしっかりしたものを用意するべきか……」
と、悩んでいると店員が話しかけてきた
店員「白のやつじゃなければ、もっとしっかりしたワンピースもありますけど」
中華「そうなの?どんなワンピースがあるんだい?」
店員「>>下1」
- 717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/04(日) 19:48:06.32 ID:wLcfS4hv0
- 聖なる薬草を素材とした緑色のワンピースです
- 718 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/04(日) 20:32:00.73 ID:0wfIXYU1o
- 店員「聖なる薬草を素材とした緑色のワンピースです」
彼女はそう言って緑のワンピースを持ってきた
薬草から作られているそうだが、
繊維で編まれた通常のワンピースとほぼ同じ肌触りだ
やる気「おお、いいっすね!」
男「あまり濃い緑じゃないし……淡い色なら全然許容範囲じゃない?」
中華「なら、これにしちゃおうか」
- 719 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/05(月) 01:33:36.89 ID:5Xrb6JSqo
- やる気「じゃ、これでお願いするっすよ」
店員「お買い上げありがとうございます!」
男「ああ、そういえば」
ワンピースを袋に入れる最中の彼女に、
男はふと気になったことを聞くことにした
店員「はい?」
男「値段聞いてなかったわ。いくら?」
店員「一万します」
男「……結構するねぇ!」
- 720 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/05(月) 02:19:16.10 ID:5Xrb6JSqo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 721 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/05(月) 19:27:32.64 ID:5Xrb6JSqo
- 【ギルドの資金】80361475
一行は会計を済ませ、店を出た
これでワンピースは手に入ったので、
あとは麦わら帽子を買うのみだ
中華「というか、普通に農作業で使いそうだし、学校にありそうだよね」
やる気「麦わら帽子っすか?」
中華「うん」
男「でもそういうのって大体無骨でよれてるじゃん?やっぱりかわいい奴を買ってやりたいよ」
- 722 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/05(月) 19:45:16.66 ID:5Xrb6JSqo
- やる気「お、あそこに帽子の店があるっすよ」
男「よし、そこに入ろうか」
そうして三人は帽子店へと入店した
店長「いらっしゃいませ!」
中華「女物のかわいい麦わら帽子ありますか?」
店長「>>下1」
- 723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/05(月) 20:04:56.05 ID:oMhHHhx50
- 今日入荷した、不思議な不思議な
麦わら帽子はいかがでしょうか?
- 724 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/05(月) 21:37:26.88 ID:5Xrb6JSqo
- 店長「今日入荷した、不思議な不思議な麦わら帽子はいかがでしょうか? 」
彼はそう言って、麦わら帽子を取り出す
一見すると、ただの麦わら帽子だ
やる気「なんか、変わったところがあるんすか?」
店長「それはもちろん」
男「試着していいかな?」
店長「どうぞ」
- 725 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/05(月) 21:55:49.73 ID:5Xrb6JSqo
- 男は早速その帽子を被ってみた
男「どう?」
帽子「こんにちは!」
男「……はい?」
すると、なぜか帽子が喋り始めた
声は高い女性のものであったが、
男はそれに聞き覚えがあった
店長「なんとそれは、被った人の心と接続し、喋る帽子なのです!」
中華「被る前にはなかった、口のようなものが帽子に現れたね」
- 726 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/06(火) 01:35:37.51 ID:BaCtx4iao
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 727 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/06(火) 18:00:43.79 ID:HKZI5Tn6O
- 店長「ということで、お客様の心は女性ということですね」
男「いや違いますけど!?これ別の方ですよ!」
帽子「そうですよ!私は海神です!」
本来なら心の声と接続する所を、
なぜか彼の身に宿っている海神と接続してしまったらしい
店長「……腹話術ですか?」
- 728 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/06(火) 20:11:17.89 ID:KSVLEmv0O
- 男「いや、違うんだよ」
中華「多分本当にそうなんだろうけど……海神様ってそんな感じだったんだ」
帽子「そうですよー!」
男「ヤバいヤバいヤバい」
彼はそう言って急いで帽子を外した
地母神も言っていたが、威厳が本当にないのであまり外で喋ってほしくはなかったのだ
やる気「いや、使い道はあるっすけど……これ人に送るもんじゃないっすね」
- 729 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/07(水) 00:35:52.51 ID:WnztIFbko
- 店長「……で、買われます?」
男「保留。それより、普通の麦わら帽子ないのか?」
店長「ありますけど」
中華「最初から出しなよ!」
店長は渋々といった様子で、
普通の麦わら帽子を取り出した
やる気「このストリート、変な店ばっかりっすね……」
- 730 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/07(水) 00:44:13.05 ID:WnztIFbko
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 731 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/07(水) 19:15:55.29 ID:wUy0uP+rO
- とりあえずその麦わら帽子は購入することとした
丁寧に包装されたそれを受けとり、
話は次の議題へとシフトしていく
男「どうするかな、あの帽子……」
中華「本当にその帽子、心の声を喋るんだろうね?」
店長「そのはずなんですがねぇ……」
やる気「なんか気になることでもあるんすか?」
店長「いやなに、>>下1」
- 732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/07(水) 19:25:51.31 ID:IjXSQSHk0
- 大切にお使いください
- 733 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/07(水) 21:59:12.64 ID:WnztIFbko
- 店長「大切にお使いください」
男「え?ああ……うん」
なにか引っ掛かる物言いだが、
とりあえず流すことにした
中華「じゃあ、折角だし買おうかな」
店長「そうですか?ではその麦わら帽子も買っていただいたことですし、無料にしておきますよ」
やる気「え?」
店長「いやあ、仕入れたはいいんですが……みんな気味悪がって買わないんですよね」
- 734 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/08(木) 02:18:39.16 ID:rHsFUugNo
- 男「でしょうね」
中華「仕入れ値ってどんくらいしたんですか?」
店長「聞いて驚けなんと10万」
やる気「はぁ!?」
衝撃の値段だった
そんなものを無料でゆずっていては店が成り立つはずはない
男「どういうことです?」
店長「うちはブランドものも扱っててね、金持ちに商売して利益を出してるんだよ」
中華「……それにしても10万は……」
- 735 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/08(木) 02:24:04.88 ID:rHsFUugNo
- 店長「特別高い帽子は競売で買うんだけどね、そこに出品されてたのさ」
やる気「はぁ」
店長「で、流れで落札したのはいいんだけど……あれ、厳密には麦わら帽子……というか帽子ですらないらしいんだね」
男「どう見ても麦わら帽子だけど……どういうこと?プロにしか分からない違いがあるのかな」
店長「いやあそれが、私にも見分けられなかったんだ。だが、出品者の妙な奴らによれば、こいつは麦わら帽子型の生命体だという」
中華「それって……!」
- 736 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/08(木) 02:29:27.37 ID:rHsFUugNo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 737 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/08(木) 19:52:19.38 ID:rHsFUugNo
- 店長「え?」
やる気「俺らもどう見ても生物じゃないのに生物なとんでも能力持ちの物体を持ってるんすよ」
そう言って例のドアノブを取り出す
やはり生物には見えず、今日も銀色に輝いている
店長「ということは、オークションで落札したのかい?」
男「いや……こういう生物の原産地へ行く用事のある奴らから間接的に貰ったんだ」
中華「その、オークションに流していた出品者……知っているかい?」
店長「ああ!確か>>下1」
- 738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/08(木) 19:54:59.60 ID:DnHrggep0
- 西の都に住む貴族
- 739 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/08(木) 22:41:47.15 ID:rHsFUugNo
- 店長「西の都に住む貴族だ!」
やる気「ふぅん……?」
男「個人的に探検隊なんかを雇って獲得した可能性はあるな」
中華「ちょっと怪しいけど……今は気にしないことにしようか」
一行はそう話して帽子店を出た
女性陣とは買い物を終えたらギルドハウスで合流することになっているため、三人は帰ることとなった
- 740 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/09(金) 02:38:44.88 ID:DzlU8blLo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 741 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/09(金) 20:05:13.53 ID:/cuhpEZvO
- 三人が帰ると、まだ女性陣は戻ってきてはいなかった
酪農少女「もしかして下着を買ってくださったんですか?」
やる気「いや、俺っちらが買ったのはワンピースと麦わら帽子っすよ」
男「あと、このサイケなやつだ」
男は購入したサイケデリックな服を見せつけた
やはり、異彩を放っている
酪農少女「>>下1」
- 742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/09(金) 20:18:56.15 ID:I3PTqVuF0
- ワンピースと麦わら帽子は良いですね
- 743 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/09(金) 21:20:54.50 ID:/cuhpEZvO
- 酪農少女「ワンピースと麦わら帽子は良いですね」
中華「……やっぱり、この妙な服はダメかぁ」
酪農少女「ボクは着ませんね。……友達に好きそうな子はいますが……」
やる気「ま、なんかの役には立つかもしれないからこれもあげるっすよ」
酪農少女「じゃあ、受け取っておきます……」
- 744 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/10(土) 02:31:35.51 ID:CTeIPHpfo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 745 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/10(土) 19:55:34.44 ID:CTeIPHpfo
- そうこうしているうちに、女性陣も帰ってきた
氷魔「……おや……もう帰っていたのですね……」
ぶりっ子「さてさて、一体どんな服を買ってきたのかな……!?」
彼女らは、例のサイケデリックファッションを見て驚愕した
怪盗「なんですか、これ?」
男「おすすめされたから買ってきた」
- 746 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/10(土) 21:15:19.25 ID:CTeIPHpfo
- 狙撃少女「まあいいんじゃないでしょうか」
中華「いいの!?」
氷魔「……なかなか……独特なファッションセンスですね……」
それから女性陣は酪農少女を別室に連れていき、
下着類の付け方をレクチャーした
やる気「こういう平和なことで奔走したの、久しぶりっすね……」
男「ああ、たまにはいいもんだな」
- 747 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/11(日) 03:21:00.43 ID:A0wsZHJKo
- 中華が厨房からお茶を持ってきたので、
三人はゆっくりとお茶を飲みながら、
軽く談笑して過ごした
ぶりっ子「はぁー疲れましたぁ」
しばらくすると、女性陣も酪農少女の部屋から戻ってきた
中華「よし、追加で淹れてこよう……」
怪盗「おっ、ティータイムですか?」
- 748 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/11(日) 03:56:04.22 ID:A0wsZHJKo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 749 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/11(日) 19:17:56.70 ID:A0wsZHJKo
- 一行は暫しの休息を挟み、
ティータイムの後に昼食を摂った
狙撃少女「ふぅ……そろそろ今日の活動を始めましょうか」
男「そうだな」
中華「これからどうするんだい?」
>>下1……なにをしよう?(フェイズ・昼)
1.資金集め!
2.買い物!
3.海神教団の信者を集める!
4.ギルドの依頼を受ける!
5.図書館に行く!
6.占いの館に行く!
7.錬金術師を訪ねる!
8.教団本部を訪ねる!
9.鑑定質屋に行く!
10.北の大陸を目指す!
11.自由安価
- 750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/11(日) 19:23:46.94 ID:T0o6IxI/o
- 七不思議の儀式をやってみる
- 751 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/11(日) 20:34:25.73 ID:A0wsZHJKo
- 酪農少女「それじゃ、ボクはそろそろ学校に行ってきますね……」
男「おっと!」
彼は酪農少女を呼び止めた
彼女は肩を弾ませ振り返り、
不思議そうな顔をしている
酪農少女「なんですか?」
男「お前が会った、七不思議の神様に会いに行きたい。どうにかならないか?」
酪農少女「うーん……外れの廃小屋なので、こっそり来ればバレないと思いますよ。許可とかは無理そうですね……」
- 752 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/11(日) 20:41:56.66 ID:A0wsZHJKo
- 氷魔「……こそこそやるのは得意です……」
やる気「そっすね。俺っちに任せるっすよ」
それから一行は、彼女の学校にある、
廃小屋の近くまでやってきた
とはいえ、そこは校内ではなかった
ぶりっ子「結構高いですね……」
一行の前には大きな塀が立ちはだかっており、
どうにかこれを越えないことには、
その廃屋に辿り着くことはできないだろう
- 753 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/12(月) 02:05:29.61 ID:2Ex/kFLOo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 754 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/12(月) 19:38:58.18 ID:2Ex/kFLOo
- やる気「こんくらいなら余裕っすよ」
彼はそう言うと、その脚力で壁を伝い、
あっという間に塀の上まで登った
怪盗「いいですね!」
やる気「じゃ、縄垂らすっすよー」
残りのメンバーも、彼が垂らした縄を伝って、
塀を登って向こう側へと行くことができた
- 755 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/12(月) 21:37:54.88 ID:2Ex/kFLOo
- そうして向こう側に辿り着いた一行の前にあったのは、聞いた通りの小屋だ
明るかったであろう木材の色は、
泥と名状しがたい汚れで黒くくすんでいる
狙撃少女「小屋が腐ってるって感じですね」
男「嫌な感じはすごくするが……とにかく入ろう」
一行は湿ったドアを開き、内部へ侵入した
- 756 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/12(月) 21:43:46.13 ID:2Ex/kFLOo
- 中華「じゃあ、儀式を始めようか」
男が酪農少女から聞いた限りでは、
儀式の内容はシンプルである
捧げ物を捧げ、ここの学校の校歌を歌うのだ
捧げ物は食べ物がよいとのことなので、
中華におにぎりを一つ用意してもらった
そして、校歌の一番を歌い終えると、
小屋の中心で風が逆巻き、少女が現れた
氷魔「……あなたが……神ですか……?」
少女「>>下1」
- 757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2023/06/12(月) 22:25:08.73 ID:S76ej5IDO
- いえ、天使型ミュータントです
- 758 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/13(火) 01:09:49.52 ID:Z8rUzrrBo
- 少女「いえ、天使型ミュータントです」
やる気「てんしがた……?」
天使型「……やはり、言っても伝わらないですね」
と、残念そうにしている
天使型というだけあって、
その背中には純白の翼が生えており、
光輪もまたその頭上にあった
男「……怒ってないのか?」
天使型「まだ寝付いていなかったので。あと、久しぶりにおいしいおにぎりを食べられたので」
そう言いながら備えたおにぎりを食べている
異様とも言える外見の彼女だが、
今は見た目相応のように見えるだろう
- 759 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/13(火) 01:24:48.19 ID:Z8rUzrrBo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 760 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/13(火) 19:50:55.94 ID:Z8rUzrrBo
- ぶりっ子「天使じゃないんですか?」
天使型「ふっ……天使に近い特徴と能力を保持した人間……知らないのですか?」
彼女は鼻で笑いながらすごく偉そうな顔をしている
やたら挑発的とはこういうことなのだろう
怪盗「なんだってそんな存在が産まれるんですかね」
天使型「それはもちろん、儀式によるものです。天使……代行者を持つほど強大な神に、産まれてくる子を捧げることにより、突然変異を発生させられるのです」
- 761 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/13(火) 20:22:19.98 ID:Z8rUzrrBo
- 狙撃少女「なるほど、その理屈はよく分かりました」
天使型「あら、そうですか?」
男「なぜこんなところにいて、しかも儀式で召喚できるんだ?」
天使型「……私がこの土地を守護するために封じられたからです。天使の代わりなのだから当たり前でしょう?」
中華「辛くないの?」
天使型「見ず知らずの不法侵入者に心配される筋合いはありません。……それより!なんでわざわざ私を召喚したのですか?肝試しではなさそうですが」
男「>>下1」
- 762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/13(火) 20:24:55.28 ID:rts4jKqE0
- 宝探しに協力してもらいたい
- 763 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/14(水) 01:58:10.83 ID:Dgs6hS/ro
- 男「宝探しに協力してもらいたい」
天使型「はぁ?」
つとめて丁寧な口調の彼女だったが、
突拍子もない発言に口角が歪み眉間に皺が寄る
男「探さないか?宝」
天使型「どうして私がそんなことしなきゃいけないの?私は天使の代行!そんなお遊びに付き合うために産まれてきたんじゃないの!」
男「確かに、天使の仕事ではないかもしれないな。……だがッ!」
男は迫真の表情となり、正面を睨む
- 764 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/14(水) 01:59:19.23 ID:Dgs6hS/ro
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 765 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/14(水) 21:37:23.74 ID:Dgs6hS/ro
- すみません遅れました
天使型「な、なによ……」
男「これは断じて遊びなどではない!俺たちは世のため人のため、本気で宝を探しているんだ!」
天使型「急に暑苦しい……そもそも、宝って、一体なに探してるんですか」
男「>>下1だ!」
1.フェニックスの骨
2.金の烏骨鶏
3.自由安価
- 766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/14(水) 21:48:48.94 ID:XR1wTftj0
- 1
- 767 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/15(木) 02:19:17.52 ID:LqRVli61o
- 男「フェニックスの骨だ!」
天使型「はぁ、不老不死にでもなるつもりですか?」
男「違う。それを使った武器で魔王に対抗するんだ」
そう説明すると、彼女は黙り込んだ
なにか考えているようだが、
その内容を読み取ることはできない
天使型「いや、知らないですけどね。フェニックスの骨がどこにあるなんて」
氷魔「……なにも……私たちは労せずして骨だけ手に入れたい訳ではありません……」
天使型「なにが言いたいの?」
- 768 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/15(木) 02:35:01.36 ID:LqRVli61o
- やる気「フェニックスの居所が分かれば、自力で後はどうにかできるっすよ」
天使型「……そう。魔王がなんで魔王の対抗する武器を求めるの?」
どうやら、この天使型ミュータントはやる気が魔王の資格を所持していることにも気付いているようだった
ぶりっ子「魔王の力を持つ人って偏在するんですよぉ。だから、その中でもヤバい奴をぶっ倒すためですねぇ」
- 769 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/15(木) 03:01:51.49 ID:LqRVli61o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 770 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/15(木) 18:19:55.38 ID:LqRVli61o
- 天使型「ふぅーん、そう」
自分から聞いておいて、
ほとんど興味がなさそうな受け答えをする
怪盗「とは言っても、ほとんどアタリは付いています」
狙撃少女「原初の火山と呼ばれる地の所在さえ分かれば、あとはそこへ行くのみです」
男「そして、それを知っているのは『神殺しの邪神』のみ。だから、そいつの居所を知りたいんだ」
天使型「>>下1」
- 771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/15(木) 18:29:45.25 ID:4Cq9osz4o
- …私その神様の代行なんですけど
- 772 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/15(木) 19:27:45.29 ID:LqRVli61o
- 天使型「…私その神様の代行なんですけど」
彼女は諦めたような表情で口にする
それは、一行にとって衝撃的な事実である
中華「えっ!?」
中華が驚くと、今度は露骨に不機嫌になった
天使型「なんで私がこんなくっさい小屋に封じられてると思ってるんですかね!?あんのクソ神がやらかしやがったから私まで軽んじられてるんですよ!」
- 773 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/15(木) 21:19:06.71 ID:LqRVli61o
- 氷魔「……信者の方々は……」
天使型「全員どっか行ったわ!本当に腹が立つ……」
やる気「しかし、よく存在できるっすね。消滅したり堕天したりしそうなもんっすけど」
天使型「あくまで私は人間なの!天使と同じ力があるだけ!だから消えないし堕天もできない!」
ぶりっ子「わ……分かりましたから落ち着いてくださいぃ」
- 774 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/16(金) 01:53:37.67 ID:dPOqYK4Oo
- しばらくすると、彼女も落ち着きを取り戻した
天使型「……で、アレに会いたいんですね?」
怪盗「アレって……まぁいいですけど。そうですよ」
天使型「基本的には、供物を捧げて降臨してもらうほかないです。巫女であれば、あいつのゆかりの品を通じて念話することもできるけれど」
狙撃少女「それなら話が早いかもしれませんね!」
男「俺はどこからどう見ても男性だが……その巫女のようなことができると思われる」
- 775 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/16(金) 02:06:31.98 ID:dPOqYK4Oo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 776 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/16(金) 18:03:13.76 ID:OzSEL067O
- 天使型「おや、そうだったのですか?せっかくですから、女性にしてもよかったんですよ?」
男「もうたくさんだ……」
天使型「ほほう、もう女性になったことがあるんですね?」
男「だから嫌なんだよ!」
天使型「ひょっとしたら、一度女性になったときに巫女の力を得たのかもしれないですね」
男「そうかなぁ……?」
中華「でも男、巫女って感じはしないよね。そんな清廉潔白じゃないよ」
氷魔「……ふふ……はっきり言いますね……」
- 777 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/16(金) 21:24:23.24 ID:trsPk3o5O
- 天使型「とにかく、こんなボロ小屋でも一応機能としては神殿です。巫女ならここから交信できるんじゃないですか」
やる気「そうなんすか?じゃあやってみるっすよ」
男「いいぜ。……ふぅ」
彼は精神を統一し、神の気配を探した
鋭敏になった感覚が、ボロ小屋の腐臭を伝えるが、
しばらくすると視界が開ける
そして、そこはまぎれもなく神の世界だった
>>下1……『神殺しの邪神』の姿
- 778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2023/06/16(金) 21:43:12.18 ID:wG/3NoVDO
- https://m.media-amazon.com/images/I/51KBN3KMTPL._AC_UF1000,1000_QL80_.jpgの下の三本足戦車
- 779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/16(金) 21:43:20.58 ID:UlfA5agK0
- かなりじめじめとした陰気な少女
- 780 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/17(土) 01:26:49.57 ID:PLYh5rnwo
- 邪神「……あなたは何者ですか」
そこにいたのは、奇妙な機械だった
というよりは、一種の兵器のようだった
三本足で、顔の位置に砲塔のようなものが付いている
男「俺?まぁ巫女みたいなもんだ」
邪神「わたしと話せるのですか」
男「話せているじゃないか」
- 781 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/17(土) 01:33:35.47 ID:PLYh5rnwo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 782 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/17(土) 19:42:24.50 ID:PLYh5rnwo
- 邪神「かつて色恋の神を殺したとき……人々はわたしを恐れました」
男「そうでしょうね」
邪神「それからどんどん私の姿は想像の中で歪められ、いつしか人の言葉を伝えることもできなくなったのです」
男「……ああ、そういうことですか。俺は喋るつもりがあるならどんな言語でも聞き取れるので安心していい」
邪神「どうやら、そのようですね」
- 783 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/17(土) 21:26:01.37 ID:PLYh5rnwo
- 男「……さて、俺は用事があって神の前にやってきたんだ」
邪神「用もなければこんなわたしの事は訪ねないでしょうね」
男「……なんか卑屈になってるな」
邪神「そうですか?永い時がそうさせたのかもしれませんね」
男「で、俺が知りたいのは『原初の火山』がどこにあるか、ということだ。教えてくれるか?」
邪神「>>下1」
- 784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/17(土) 21:29:27.97 ID:MOej1DOj0
- 北の果ての氷山ですよ
長年の気候変動結果で大分変ってしまったよ
- 785 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/18(日) 02:17:48.91 ID:WxzVXQHfo
- 邪神「北の果ての氷山ですよ」
男「氷山?」
火山なのに氷山とはいったいどういうことなのか?
彼はそう疑問に思った
邪神「長年の気候変動結果で大分変ってしまったよ」
男「そうなのか……まだフェニックスはいるのだろうか」
邪神「いるんじゃないかな?」
- 786 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/18(日) 02:22:26.75 ID:WxzVXQHfo
- 男「ありがとう、助かったよ。……ちなみに、あなたは本当はどういう神だったんですか?」
邪神「わたしは本来、性別を司る神です。跡継ぎがいない家や、男手の足りない所、同性を愛した者のために力を行使していました」
男「そうなのか。……じゃあ、教えてくれたお礼と言ってはなんだけど」
邪神「?」
男「もし誰かに神殺しの邪神について聞かれたら、性別を司る神だって教えておくよ」
邪神「それは、とてもありがたい!」
- 787 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/18(日) 02:41:41.41 ID:WxzVXQHfo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 788 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/18(日) 19:36:16.94 ID:WxzVXQHfo
- そうして彼は神に別れを告げ、
元の世界へと帰還したのだった
男「……はっ!」
ぶりっ子「どうでしたかぁ?」
天使型「大方、会話もままならなかったのでしょう?」
男「いや、相手が話すつもりならそれだけで俺は十分だ。おかげで、原初の火山がどこにあるのかも分かった」
天使型「……おかしいですね。駆動音しかしないはずなんですが」
男「意志が籠ってれば俺には言葉に聞こえるのさ」
- 789 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/18(日) 23:07:26.06 ID:WxzVXQHfo
- 用を終えた一行は、その場を去ることにした
ボロ小屋に天使型ミュータントを置いていくのは可哀想に思えたが、男たちも不法侵入している身なので、他人の心配をしている場合ではなかった
怪盗「ふー……どうにか出てこれましたね」
狙撃少女「でも、うまく行ってよかったですね」
- 790 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/19(月) 02:17:17.50 ID:sx0o4FCVo
- 男「だが、結局は北を目指すことになるな」
中華「そういえば、原初の火山はどこにあるの?」
男「北の果ての氷山なんだと。……まぁ色々あったらしいよ」
氷魔「……単に北ではなく……果てですか……」
男「ああ。果てって言うが、果ての先には何があるんだ?」
やる気「分からないっすね。めちゃくちゃな海流とめちゃくちゃな天候で誰もたどり着けないんすよ」
- 791 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/19(月) 02:26:44.80 ID:sx0o4FCVo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 792 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/19(月) 19:20:09.81 ID:sx0o4FCVo
- 男「なるほどねー」
そう言って空を見上げれば、
もう空に赤みがかかってくる頃だった
>>下1……なにをしよう?(フェイズ・夕方)
1.資金集め!
2.買い物!
3.海神教団の信者を集める!
4.ギルドの依頼を受ける!
5.図書館に行く!
6.占いの館に行く!
7.錬金術師を訪ねる!
8.教団本部を訪ねる!
9.鑑定質屋に行く
10.北の果てを目指す
11.自由安価
- 793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/19(月) 19:28:59.75 ID:w7H6v2VTo
- 4
- 794 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/19(月) 20:20:13.08 ID:sx0o4FCVo
- ぶりっ子「ここの空気は相変わらず暑いですねぇ」
一行は依頼を受けるため、
本部ギルドへとやってきていた
受付嬢「あっ!待合室までお通ししますよ!」
怪盗「いえいえ、そんな気を使わなくていいですよ」
受付嬢「そうですか?迷わないでくださいね!」
- 795 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/20(火) 18:51:17.66 ID:+jT/0WDQo
- すみません寝落ちしました
一行は単調な廊下を歩き、待合室にやってくる
今日は一行のほかには誰もいないようだ
狙撃少女「いませんね」
男「忙しそうだしな……あいつら」
それからしばらく待つと、受付嬢がやって来た
手には依頼書が握られている
- 796 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/20(火) 18:53:52.86 ID:+jT/0WDQo
- 受付嬢「お待たせしました!」
中華「……早いね」
受付嬢「基本、どの依頼をどのギルドに投げるかの目処は立てていますので!」
氷魔「……なんと勤勉なことでしょうか……涙が出ます……」
そう言ってわざとらしい泣き真似をする
受付嬢「私と酒飲んでそれ言うんですからひどいですよね」
やる気「はっはっはっは!……で、依頼なんすか?」
受付嬢「今回の依頼は>>下1」
- 797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/06/20(火) 19:44:58.68 ID:gU3XpOTp0
- 便所の汲み取り
- 798 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/20(火) 20:46:05.98 ID:+jT/0WDQo
- 受付嬢「便所の汲み取りです!」
ぶりっ子「ひいぃーっ!」
男「逃がさん」
信じられない言葉に、
反射的に逃げ出そうとするぶりっ子
男はどうにか彼女の服を掴んで止めた
怪盗「なんだってそんなことを……」
受付嬢「ま、ただの便所じゃないんで安心してください」
狙撃少女「便所の時点ですごく嫌なんですけどね」
- 799 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/21(水) 01:05:39.81 ID:eGmu1riAo
- 受付嬢「魔力便所って知ってますか?」
男「……いや?魔力でうんこ流すのか?」
彼が想像したのは水洗便所のようなものだ
受付嬢「違いますけど」
氷魔「……世界には……マナを食べ……魔力を便として排出する種族がいるんですよ……」
中華「へぇ、そうなんだ。なんて種族?」
氷魔「……どれ……と言われても困りますね……色々な種族がその生態をしているので……」
やる気「ともかく、その排出された魔力を流すのが魔力便所っすよ」
- 800 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/21(水) 01:11:16.00 ID:eGmu1riAo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 801 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/21(水) 19:20:52.40 ID:h2gPA1JNO
- ぶりっ子「……つまり、その魔力便所ってやつの汲み取りをすればいいんですねぇ?」
受付嬢「そうなりますね!」
一分の曇りもない表情で言ってのける
怪盗「……とはいえ、排泄物の回収なんてやりたくないですよ」
受付嬢「そんなこと言わずに。街中の魔力で動くアイテムの動力になってることもあるんですからね!」
狙撃少女「そ、そうだったんですか……それで、その……魔力の便?って人間の便みたいな感じなんですか?」
受付嬢「>>下1」
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