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安価とコンマで異世界転生!その8
- 602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/14(日) 22:03:32.25 ID:w+JzWmx+0
- あ
- 603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/14(日) 23:02:58.03 ID:EOFSzm60o
- い
- 604 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/15(月) 01:18:43.80 ID:iol11Dqko
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 605 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/15(月) 19:30:19.39 ID:iol11Dqko
- とりあえずレベルアップ判定をしておきます
氷魔が2レベルアップ!
>>下1、2コンマ……氷魔の成長
?氷魔の成長テーブル?
01?20で筋力+2
21?40でHP+2
41?60でMP+6
61?80で素早さ+2
81?90で全能力+4
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
- 606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/05/15(月) 19:35:40.38 ID:oFRuG9uK0
- ソーメン
- 607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/15(月) 19:45:01.91 ID:jsEr2iuF0
- あ
- 608 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/15(月) 20:30:30.97 ID:iol11Dqko
- 氷魔が一回リロールします
そのため、ついでにぶりっ子のレベルアップ処理もしておきます
>>下1コンマ……氷魔の成長
>>下2コンマ……ぶりっ子の成長
?氷魔の成長テーブル?
01?40で全能力+6
41?60で習得『MP自動回復(小)』
61?80で『極氷の魔女』
81?90で以上の全て
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
?ぶりっ子の成長テーブル?
01?20で筋力+3
21?40でHP+2
41?60でMP+4
61?80で素早さ+3
81?90で全能力+4
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
- 609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/15(月) 20:35:22.06 ID:a75vwJLDO
- はい
- 610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/15(月) 20:38:26.61 ID:jsEr2iuF0
- あ
- 611 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/16(火) 00:05:07.01 ID:SA+zV6IFo
- 機械少女「終わったのね」
紅い鬼神「眩しい女か」
機械少女「………………そうね」
彼女はため息をつきながら、目を逸らしてそう呟く
紅い鬼神「やけに含みを持たせるな?」
機械少女「私はあなたに会ったことがあるけれど、この姿じゃ分かるわけないわよね」
紅い鬼神「それはそうだろう。……人間の癖に長命だな」
- 612 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/16(火) 03:33:20.42 ID:SA+zV6IFo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 613 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/16(火) 19:46:22.62 ID:SA+zV6IFo
- 長い戦闘するとどうしてもレベルアップ処理が長いですね……
やる気と怪盗がレベルアップしました
>>下1コンマ……やる気の成長
>>下2コンマ……怪盗の成長
?やる気青年の成長テーブル?
01?20で筋力+2
21?40でHP+2
41?60でMP+3
61?80で素早さ+3
81?90で全能力+3
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
?怪盗の成長テーブル?
01?20で筋力+1
21?40でHP+1
41?60でMP+3
61?80で素早さ+5
81?90で全能力+3
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
- 614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/16(火) 19:58:50.23 ID:k/hl8Wnc0
- あ
- 615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/16(火) 20:49:35.28 ID:QiWlfO4eo
- ヌッ
- 616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/16(火) 20:49:38.90 ID:OA7SaSVP0
- あ
- 617 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/16(火) 21:10:12.44 ID:SA+zV6IFo
- 全員分の処理が終わってからステータスを貼ります
機械少女「私も不死の存在よ」
紅い鬼神「じゃあ、俺とお前の違いは体が何でできているかだけだな」
機械少女「……何が言いたいのかしら」
紅い鬼神「別になんでもない。自分が自分を人間だと思うなら、それでいいんだ」
そう言われると、彼女は難しい顔をした
……ような気がすると周りは思った
狙撃少女「なんか、複雑ですね」
- 618 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/17(水) 01:19:22.78 ID:lbEo9uwxo
- 紅い鬼神「それより俺は友達に会いたいな」
機械少女「ダメに決まってるでしょう。なにしでかすか分かったもんじゃないわ」
紅い鬼神「いやいや、所詮種火よ?そこいらの炎専門の魔法使いと同レベルだって」
機械少女「……それに、あなたの友達なんてろくでもない化物に決まっているでしょう」
紅い鬼神「それは聞き捨てならんな。あいつは素晴らしい奴だぞ」
彼はそういうと子供らしくあまり長くない腕を、
大きくその体の両サイドに広げた
男「……誰だ?」
紅い鬼神「フェニックス!!」
- 619 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/17(水) 01:40:10.27 ID:lbEo9uwxo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 620 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/17(水) 18:39:55.79 ID:ySdx0f9PO
- これでラストの成長です
狙撃少女がレベルアップしました!
>>下1コンマ……狙撃少女の成長
?狙撃少女の成長テーブル?
01?20で筋力+4
21?40でHP+2
41?60でMP+4
61?80で素早さ+2
81?90で全能力+3
- 621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/17(水) 18:42:08.79 ID:GRWTd1u80
- せいや
- 622 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/17(水) 20:31:49.78 ID:lbEo9uwxo
- ・男
【筋力】124【HP】68【素早さ】200【MP】114【顔面】30(神の力)【歌唱力】74【料理】111【中華料理】97【画力】26【加護】13
【刀術】・閃火斬(火属性武器でのダメージに+6、それ以外の武器では+3)
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
『魔法の才能』(魔法習得難易度易化)
『多芸』(感覚系ステータス+20)
『万能通訳』、『降神術』(神の依り代に適性)
『マグネリレーション』(定期的な巡り合わせ)
武器:レジストソード(攻撃力3.5、魔法生物特効)
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:火魔法 上級火魔法 氷魔法 上級氷魔法 闇魔法 風魔法 上級風魔法 回復魔法 光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 耳鼻咽喉キャンセラレーション 海割りの奇跡
所持:麻薬(1回分)"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)、上級氷魔導書、13時間時計、魔王のデモウイルス、サファイアの原石、厨二っぽい太刀(攻撃力3、炎属性)、ベヒーモスの角剣
(経験値10/40……レベル31)
・中華
【筋力】133【素早さ】191【HP】43【MP】75【中華料理】112【顔面】76【加護】10【運命力】29【求心力】33
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『魔王の資格』
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
武器:デモンズスピア(攻撃力4)
防具:ミレニアムアーマー
装飾品:銀の腕輪(筋力+5)
習得魔法:火魔法 上級火魔法 上級水魔法 上級光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 回復魔法
所持:危険な国三選、13時間時計
(経験値22/38……レベル29)
・氷魔【筋力】162【HP】??+36【MP】177【素早さ】151【料理】37【歌唱力】27【ダンス】1【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』、『ポリシーブレイク』
『究極氷魔法』消費【MP】:240(120)
『メルティング』、『氷魔法上位混合』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミスローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法 氷空魔法 水魔法 超上級水魔法 上級風魔法 超上級回復魔法 マナ電流互換改 着火魔法 照明魔法 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:異性にモテる為の本(所持継続一日以上で【顔面】+5) 雷の魔導書、13時間時計
(経験値12/47……レベル38)
・やる気
【筋力】157【HP】57【MP】129 【素早さ】174【顔面】36【加護】20
『殺る気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)
『魔王の資格(80%)』(不完全ながら能力値上昇、魔物の言語が分かる)
武器:スパイラルランス
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:超上級水魔法 土魔法 回復魔法 着火魔法 照明魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法 闇魔法 上級闇魔法 天候操作魔法 ジャミングウェイブ 解錠魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値0/36……レベル27)
・ぶりっ子
【筋力】122 【HP】??+32【MP】140【素早さ】102【料理】73【歌唱力】44【ダンス】51【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
『従者式格闘術』(後出しでかばいダメージ上昇)
『風より速く動く術』
武器:ドラゴンキラー
防具:ソードブレイカー 緋色の法衣(炎や熱系の魔法や攻撃の無力化+魔法だった場合魔力吸収 )
習得魔法:水魔法 上級水魔法 氷魔法 上級氷魔法 光魔法 回復魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
必殺技:ぴゅん太郎
所持:化粧品(試供品)、13時間時計
(経験値30/39……レベル30)
・怪盗
【HP】??+1
【筋力】120
【MP】136
【素早さ】355
【歌唱力】53
『盗む』
武器:丁半槌
防具:ソードブレイカー
習得魔法:上級火魔法 風魔法 回復魔法
所持:アダマンタイトの曲刀、雷の力を吸収する杖
(経験値6/34……レベル25)
・狙撃少女
【筋力】122【MP】137【素早さ】??+4
武器:守人のパチンコ(攻撃力3.5、攻撃前に属性魔法を使用して属性付加可能、三発)
習得魔法:水魔法 光魔法
所持:スパークナイフ(攻撃力2.5、雷属性)アンチオールスナイパー(攻撃力8、一発)
(経験値11/39……レベル30)
【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属、不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典、硫酸の入った瓶、筋トレメソッド本、13時間時計×3、純金小判×5 レア珍獣の生息地(本) 忘却されるまで封印した機械(本)、無限に重なる葉っぱ、ホームセンターの便利グッズ紹介本 回復スライム、氷スライム レインボースライム 探し物の位置を指し示すコンパス(『4回』、不良品)、牛スライム、文字を書き込んだら対になるものに文字が浮かび上がる一対の巻物、壊れたものを何でも直すレンチ、黄金の番人像、世界樹の露(三回分)、なんでも開けるドアノブ型生命体
【ギルドの資金】80371475
- 623 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/17(水) 20:37:29.45 ID:lbEo9uwxo
- 彼は不死鳥の名を叫んだ
まるで子供が好きなキャラやヒーローを呼ぶときのように澄んでいてうるさい
中華「……フェニックス、だって?」
紅い鬼神「そうだよ。なんだ知らないのか?」
氷魔「……いえ……しかし……フェニックスの骨をいただくのは……私たちのかねてよりの大目標なのです……」
紅い鬼神「あいつの骨を?……まぁ抜かれても再生するしいいけど」
- 624 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/18(木) 02:52:20.28 ID:zOlF1EfJo
- 機械少女「いや……勝手に許可出したらだめでしょう?」
紅い鬼神「それもそうだな」
機械少女「しかし、なぜフェニックスと友達に?」
紅い鬼神「なぜって……難しいな。似たようなものだろう。炎を纏ってて、不滅!姿形は違えど、兄弟のようなものさ」
やる気「言われてみればその通りかもな」
機械少女「……だけど、あなたが残忍な鬼神なのはよく知っているわ」
- 625 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/18(木) 03:36:36.38 ID:zOlF1EfJo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 626 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/18(木) 19:43:03.75 ID:zOlF1EfJo
- 紅い鬼神「襲いかかってくるなら燃やすしかないだろう?」
機械少女「………………」
紅い鬼神「魔物と呼ばれたからには自由を捨てて生きるほかないというのか?」
ぶりっ子「確かに……」
紅い鬼神「魔王の資格を持ちし二人よ、覚えておけ。魔王の仕事は魔物を守ることだ」
機械少女「そのために人類と仇なせというの?」
紅い鬼神「俺も仇なしたくて仇なしてるのではないということだな。だが、俺にできることは最早ない……あるのは争いだけだ。だからこそ、まっさらな新たな魔王が必要なのだ」
- 627 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/18(木) 22:04:38.78 ID:zOlF1EfJo
- 機械少女「……もういいわ。行きたければどこへなりとも行きなさい」
怪盗「え!?いいんですか!?」
機械少女「私だって別にやりたくてこいつを封印してた訳じゃないのよ。私以外適任がいなかっただけ」
紅い鬼神「よし、ならぼちぼち行くか……」
彼は小さな体を鳴らして準備運動のようにしている
狙撃少女「あの、フェニックスってどこにいるんですか?」
紅い鬼神「>>下1」
- 628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/18(木) 22:13:16.37 ID:rIyqyiVco
- 原初の火山と呼ばれる山の火口に
- 629 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/19(金) 01:59:54.92 ID:mp1swbBJo
- 紅い鬼神「原初の火山と呼ばれる山の火口に」
男「原初の……火山?」
紅い鬼神「ああ。生命は陸海空全てから生まれた。そして、陸の生命の根元は原初の火山だ」
中華「へぇー……面白いね」
紅い鬼神「とはいえ、普通の人間や魔物が行く所じゃない。生命の力そのものに満ちた恐ろしい魔物や動物が息づいているからな」
機械少女「あなたほどじゃないと思うけれど」
紅い鬼神「……やけに当たりが強いな」
機械少女「これは誉めてるわ」
紅い鬼神「え?そう?ありがとう」
- 630 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/19(金) 02:11:00.09 ID:mp1swbBJo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 631 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/19(金) 20:21:09.49 ID:71UDHP+IO
- 二人の間には独特な空気が漂っている
氷魔「……それで……その火山はどこに……?」
紅い鬼神「目標ならそのくらい調べるといい。……正直、俺もよく覚えていないが」
やる気「辿り着けるのか?」
紅い鬼神「帰巣本能に任せればいずれ着く。それではな」
彼はそう言うと、ひたすら上に飛んでいった
まるで炸裂前の花火のようだった
彼が去ったことで、地下の砂漠には暗闇が訪れた
- 632 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/19(金) 20:37:42.86 ID:71UDHP+IO
- ぶりっ子「……帰りますか」
もはや熱もその場から失われ、
冷え込んだ夜の砂漠のごとき気温であった
機械少女「そうね。もう長居する用事もないし」
一行は長い螺旋階段を折り返し、ただただ登っていく
怪盗「そういえば、行くあてはあるんですか?」
機械少女「放っておけば治るとは思うけど……機械神の呪いの解き方を調べるわ」
狙撃少女「機械神についてなにか知っているんですか?」
機械少女「勢力を伸ばしたのはかなり最近の神だけど……昔からいたこともいたわ。あいつは>>下1」
- 633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/19(金) 20:49:56.76 ID:XSGJUbM90
- 悪平等という言葉を神にしたような存在だわ
- 634 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/20(土) 02:49:32.59 ID:2fsMSwtCo
- 機械少女「悪平等という言葉を神にしたような存在だわ」
男「随分はっきり言うな」
機械少女「あいつは長いこと弱小の神だったから、地位も悪く、他の神にいびられてたりしたわ」
中華「……あれ、可哀想なんじゃない?」
急に同情できそうなことを言い始めたので、
その落差にみな困惑した
機械少女「だから、あいつはみんなが平等になればいいって考えなのよ。怨みが消えてないせいで、その性質は狂暴……自分の思う平等で困る者や適合できない者は容赦なく殺すわ」
- 635 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/20(土) 02:56:36.61 ID:2fsMSwtCo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 636 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/20(土) 19:20:08.20 ID:NhT+ntvDO
- 氷魔「……恐ろしい神ですね……」
機械少女「そうよ。だから私がこの姿から戻ろうとしてるなんて知れたらなにされるか分かったもんじゃないわ」
ぶりっ子「随分詳しいんですねぇ。過去になにかあったんですか?」
そうわざとらしく彼女が問うと、
機械少女は少し沈黙した
機械少女「……まぁ、色々よ色々。詳しい話はしたくないわ」
- 637 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/20(土) 19:25:47.02 ID:NhT+ntvDO
- そうこうしている内に、
一行はギルドハウスへと帰ってきた
やる気「もう夕方っすねー」
機械少女「動くなら夜のほうが都合がいいわ。私はもう出発するわね」
彼女はそう言ってどこかへと去っていった
ただ彼女が無事元の姿に戻れることを祈るばかりだった
怪盗「どうします?今日は……」
>>下1……なにをしよう?(フェイズ・夕方)
1.資金集め!
2.買い物!
3.海神教団の信者を集める!
4.ギルドの依頼を受ける!
5.図書館に行く!
6.占いの館に行く!
7.錬金術師を訪ねる!
8.教団本部を訪ねる!
9.鑑定質屋に行く
10.原初の火山の所在を調べる(どこで調べるかも)
11.自由安価
- 638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/20(土) 19:41:38.39 ID:GO6AHxDu0
- 10 神様に聞いてみる
- 639 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/21(日) 03:29:26.00 ID:1+vDtfXTo
- 男「原初の火山って由緒正しい場所っぽいし、神様に聞いてみようか」
狙撃少女「では、教団の施設に行きましょうか」
男「そうだな……ああいや、一応聞いてみるか……少女神?」
彼がそう呼びかけると、
己の内側から返事が聞こえてくる
少女神「……なに?」
男「……なんか、不機嫌そうだな……」
- 640 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/21(日) 19:39:01.73 ID:1+vDtfXTo
- すみません寝落ちしました
少女神「その『どうせ知らないだろうけど』みたいな態度が気に入らないだけよ」
男「あー、悪い悪い。で、知ってるのか?」
少女神「知らないけど?」
男「知らないんじゃんよ」
少女神「もうちょっと敬えって話」
男「はいはい。そんじゃ聞きに行くか……」
- 641 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/21(日) 20:46:09.42 ID:1+vDtfXTo
- なんだか心の中で少女神がまだ不平を漏らしているような気もするが、
男は一旦無視してみんなで教団施設に向かうことにした
中華「夕方って感じだね」
施設内はもちろん、外も人々が慌ただしく行き交っている
そろそろ夕餉の時間であるから、
必死なものではなくみなそわそわとしている
氷魔「……今は……ただ情報のために来ているので……喧騒に紛れたほうが……知り合いと出くわさなくて都合がいいです……」
- 642 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/22(月) 00:48:34.26 ID:ZwAp1hGKo
- 男「そうは言っても、俺が神と話してる間は暇だろう?」
氷魔「……そうですね……では……祭壇に着いたら一旦別れましょうか……」
やる気「ここ常に土木作業してるっすからね。俺っちも手伝うっすよ」
そう言って指された窓の外を見れば、
木材でなにか建築しているのが見える
基礎が終わり、土台を作っているようだ
中華「お、いいね。僕は厨房を見に行く予定だから、料理ができたら届けにいくよ」
ぶりっ子「みなさん偉いですねぇ」
怪盗「おや、ではなにかしてはいかがですか?」
ぶりっ子「怪盗ちゃんも別になんかするつもりない癖にぃ」
怪盗「バレましたか?ま、信者さんの相談くらいは聞きますけどね」
- 643 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/22(月) 01:59:54.93 ID:ZwAp1hGKo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 644 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/22(月) 19:39:46.73 ID:ZwAp1hGKo
- 狙撃少女「それじゃ、私も着いていきますね」
と、残りのメンバーがすることも決まったので、
男は速やかに祭壇へと向かい、
そして静かに祈りを捧げた
海神「大丈夫?」
男「え?……え?」
彼はいつも浜辺から世界に入るが、
今日の彼は近くの海に仰向けに浮いている状態でのスタートだった
- 645 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/22(月) 20:48:58.77 ID:ZwAp1hGKo
- どうやら水死体かと勘違いされ、
海神が男を助けにきたようだった
少女神「なんだってそんなことに……」
男「いやあすまん。心配かけた」
彼は陸まで泳いで戻り、ひとまず詫びた
地母神「それで、何事かあったのですか?」
男「ああ、丁度いい……『原初の火山』ってのがどこにあるか知らないか?」
地母神「>>下1」
- 646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/22(月) 21:02:57.10 ID:cp7jlkDe0
- 深海…詳しい場所は『神殺しの邪神』しか知らないわ
- 647 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/23(火) 01:09:37.77 ID:tXK9zqC/o
- 地母神「深海…詳しい場所は『神殺しの邪神』しか知らないわ」
男「しっ、深海!?」
商売神「むしろ好都合だね。キミなら海を割って辿り着ける」
男「……やるけどさぁ」
奇跡の行使には膨大な魔力を要する
ギルド全員で全力で念じればうまく行くかもしれないが、そうしたとしても全員の魔力は空になってしまうだろう
海神「なんか憂鬱そうな顔してますね?」
男「……課題が増えただけさ。どうにかする。……それより、『神殺しの邪神』ってなんだ?」
- 648 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/23(火) 01:23:05.09 ID:tXK9zqC/o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 649 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/23(火) 19:50:13.04 ID:tXK9zqC/o
- 地母神「ああ、最近の方はご存知ないんでしたね」
少女神「確かに、もう話されないもの」
海神「なんなんですか、その方は?」
地母神「『神殺しの邪神』とは雑多な神で、色々なものを司っていました。今は軍神として語られる程度ですが」
商売神「どうして、語られなくなったのですか?」
地母神「それは神殺しに由来します。神は神を殺すことはできませんが、ヒトに力を授け、間接的に殺害させたために邪神と呼ばれるようになりました」
- 650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/23(火) 20:12:13.45 ID:llQIduUMO
- 8スレ目まで来てたんだ……3スレ目で止まってるから急いで読んでこなきゃ……
- 651 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/23(火) 20:17:01.89 ID:tXK9zqC/o
- 男「ふぅん……そういえば、神殺しの末裔に会ったな。もしかして、その祖先に力を与えたのか?」
地母神「だと思われます。神殺しなんて一度しか聞いたことがありませんから」
そういうと彼女は興味深そうに男を見つめたが、
すぐにやめてしまった
海神「質問ですっ!」
地母神「なんですか?」
海神「つまり人間にも邪神にも殺したい動機があったってことですよね?一体どんな神が殺されたんですか?」
地母神「>>下1」
- 652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/23(火) 20:36:18.02 ID:vFHEXKXc0
- 性欲…・・もとい恋愛至上主義の神でしたよ……
- 653 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/23(火) 23:24:58.18 ID:tXK9zqC/o
- 地母神「性欲…・・もとい恋愛至上主義の神でしたよ……」
男「ああ……そういう……」
彼女はなんとも苦々しい顔をして告げる
おそらく、あまり得意なタイプではなかったのだろう
商売神「それで、影響とかあったのかな?」
地母神「分かりかねます。もしかしたら、人類の数が減り続けているかもしれませんが」
少女神「嫌ね、それ……」
- 654 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/24(水) 00:33:50.11 ID:SwJuohkko
- 海神「神様的にはそういう所が嫌だったのは分かりましたが、人間としては一体なにが不満だったのでしょう?」
地母神「なんでしょうね?モテない人の妬みとか?」
そう良いながら彼女は視線を流す
男「こっち見んなよ。俺は弁えてるつもりだからな」
海神「かわいそう……」
- 655 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/24(水) 00:39:07.68 ID:SwJuohkko
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 656 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/24(水) 19:29:51.14 ID:9cUcf8yaO
- 男「哀れむな!」
少女神「どうどう」
男「言っとくけどお前のせいだからな!」
怒声が浜辺に響く
開放的な空間がそうさせるのか、
どこか爽やかですらあった
商売神「ほんと面白いね、みんな」
男「はぁ……まぁいい。それで、その『神殺しの邪神』ってのに会う必要があるんだな。手がかりあるか?どこにいるとか、教団がどこにあるとか」
地母神「>>下1」
- 657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/24(水) 19:55:40.33 ID:bVXOMh4t0
- 海を渡って北へ向かい、
別の大陸へ行かないと
- 658 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/24(水) 23:19:57.58 ID:SwJuohkko
- 地母神「海を渡って北へ向かい、別の大陸へ行かないと」
男「えっ!そんなに遠いの!?」
地母神「殺された神はこの大陸のものであり、『神殺しの邪神』は向こうの大陸の神なのです」
海神「つまり、向こうの大陸でならまだ信仰されているということですか?」
地母神「そのはずです。……少なくとも、事件の後にその信者たちが大陸に引き揚げていくのは見ましたよ」
男「……それ、何百年前の話だ?」
地母神「……………………」
- 659 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/25(木) 00:24:23.11 ID:JxWRfAvWo
- 男「ま、気長に探すわ」
少女神「順序を踏んで解決しようとするけど、結局のところ出たとこ勝負好きよね」
男「なんだって想定通りには行かないからな。勝負しなきゃいけない所では素早く勝負をかけるぞ」
海神「おお、ギャンブラーってやつですね!」
彼女は目を輝かせて男を見つめる
商売神「あー……男が言いたいのは多分そういうことではなくてね……」
男「いや、いいさ。……なんか、今日は心を抉られるなあ」
- 660 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/25(木) 00:47:33.86 ID:JxWRfAvWo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 661 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/25(木) 19:54:57.06 ID:JxWRfAvWo
- 地母神「まぁ、無理はしないことですね」
男「分かってるよ。……そんじゃ、ぼちぼち帰るかな」
少女神「今日は随分と早いのね」
男「もう夕方だしな。みんなを待たせとく訳にもいくまい」
商売神「時は金なり、ともいうしね」
海神「それでは、宿す神を変更しますか?」
>>下1……男の体に宿す神を変更するか
(現在は少女神、変更するなら変更先も)
- 662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/25(木) 20:24:04.89 ID:rSuCkhLL0
- 海神に変更
- 663 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/25(木) 22:40:19.88 ID:JxWRfAvWo
- 男「じゃあ……海神様にしようかな」
海神「私ですか!?やった!」
彼女はいつも陽気であるが、
それにしてもかなり喜んでいる
男「……そんなに嬉しいか?」
海神「外の世界について、私はあまり知りませんので!」
男「なるほどな。……なんかの間違いで実体化できても、不用意に出て来ちゃいけないぞ?」
海神「分かってますよ!」
- 664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/05/25(木) 23:04:49.69 ID:9mOJoh5f0
- 【空気中のスパイクタンパク汚染に気をつけましょう】
スギ花粉や様々な化学物質に対して過敏な方がおられるように
スパイクタンパクに対し過敏な方がおられます
特に二価ワクチンを接種された方に遺残した
オミクロン対応の
mRNAから生成されるスパイクタンパクは
従来の武漢対応のものと比べ
60〜70倍人体に結合しやすくなっており
シェディング被害は甚大なものになっています
また一部の方に感じる臭いに関しても
酸化したPUFAの代謝産物であるアルデヒドの可能性も否定できません
科学的証明は難しい案件ですが
徹底したシェディングング対策や
イベルメクチンやグルC点滴などで
改善することから
臨床的に起こっている事案は
化学物質過敏症やスパイクタンパクそのものでしか説明できないものばかりです
スパイクタンパクが体内に侵入すると
自覚症状が無くても
徐々に毛細血管レベルでは
血栓を形成する恐れがあり
酸素や栄養素が
細胞全体に十分行き渡らなくなる可能性があります
これは老化の促進を意味し
新たな病気が発生する素因にもなります
既接種者で
コロナ後遺症やワクチン後遺症になった方は
非接種者に比べ
シェディング被害を被りやすくなっています
そのため治療が難渋している可能性もあることに留意してください
- 665 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/26(金) 02:48:17.67 ID:6xI3a4Zto
- その声を聞くと同時に、彼の精神が揺らぐ
次の瞬間には、現実に帰還していた
少しの酩酊感だけが余韻として残っている
男「……はっ」
中華「おかえりー……でいいのかな?なんか分かった?」
男「ああ……詳しいことは後で話すが、とにかく北の大陸へ渡る必要がありそうだ」
氷魔「……そこに……件の火山があるのですか……?」
男「いや、その在処を知る神こそがそこにいる」
- 666 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/26(金) 02:51:31.40 ID:6xI3a4Zto
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 667 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/26(金) 19:58:26.96 ID:rmJsTLtbO
- やる気「じゃ、そいつに会いにいけばいいんすね!」
ぶりっ子「また迂遠ですねぇ……」
男「まずは、向こうの大陸でその神を探す方法を考えなきゃいけないな。帰りながら考えよう」
一行は支度をして、教団施設を後にした
怪盗「その神はマイナーな神なんですか?」
男「『神殺しの邪神』とこちらでは呼ばれているのだが……こちらでマイナーすぎて、こっちではあらゆる情報が得られない」
狙撃少女「マイナーかどうかも計りかねるるんですね」
- 668 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/26(金) 20:06:25.78 ID:rmJsTLtbO
- 男「やはり、とりあえず聞き込みの他にはないかな?」
中華「じゃない?」
そんなことを話しているうちに、
ギルドハウスへと帰ってきていた
氷魔「……今日はバタバタしてましたね……」
やる気「そっすね」
まだ夕食までは時間がある
>>下1……何しよう?
1.中華の料理の手伝い
2.氷魔の部屋を訪ねる
3.やる気の部屋を訪ねる
4.ぶりっ子の部屋を訪ねる
5.酪農少年の部屋を訪ねる
6.怪盗の部屋を訪ねる
7.狙撃少女の部屋を訪ねる
8.スライムをいじる
9.読書(誰がなんの本を読むかも)
10.自由安価
- 669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/26(金) 20:13:30.94 ID:Nrfpnpj20
- 2
- 670 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/27(土) 01:19:23.72 ID:x4QztsbKo
- 男「いる?」
彼は氷魔の部屋のドアをノックする
いつにも増して適当な訪ね方である
氷魔「……ああ……入っていいですよ……」
男「おっす」
氷魔「……なんか……陽気になりました……?」
男「あー、体に宿してる神様変えたからかも」
- 671 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/27(土) 01:34:19.55 ID:x4QztsbKo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 672 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/27(土) 20:00:49.38 ID:x4QztsbKo
- 氷魔「……へぇ……そんなことあるんですね……どなたになさったんですか……?」
男「海神様だね」
氷魔「……なるほど……そういうイメージはあります……」
男「そうだな」
氷魔「……しかし……私たちはあまり……奉っている神様には詳しくありませんね……」
男「あー、俺は話してるからなんとなく分かるけど、そりゃそうか。なんか海神サマに質問とかある?」
氷魔「>>下1」
- 673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/27(土) 20:18:40.54 ID:WNWh/BDY0
- 深海に沈んだ沈没船やら深海の生き物とか、把握することってできるんですか?
- 674 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/27(土) 23:23:08.82 ID:x4QztsbKo
- 氷魔「深海に沈んだ沈没船やら深海の生き物とか、把握することってできるんですか?」
男「だって」
彼がそう言うと、海神はその精神の内で喋り出した
海神『どっちも分かります!』
男「マジ?どっちも分かるって」
氷魔「……え……すごいですね……」
- 675 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/27(土) 23:56:12.21 ID:x4QztsbKo
- 海神『でも、あんまり見たくないですね……特に生き物は』
男「そうなのか?」
海神『どういう訳か、私が認識していることを認識して威嚇してくるようなのもいるんですよ』
男「えっ、怖……」
氷魔「……なんですか……?」
彼はその会話の内容を氷魔にも伝えた
すると、氷魔もまたそれに驚愕した
男「怖くね?」
氷魔「……深海には……行かないほうがいいかもしれませんね……」
- 676 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/28(日) 03:00:26.99 ID:bovVJ0Oyo
- 男「海神に求められる権能って漁業の成功とか航海の安全だから深海まで分かるだけすごいのかもな」
氷魔「……そうですね……深海というか……知らないものには考えが及びませんからね……」
男「気にしだすと今度は恐ろしくてたまらなくなるしな」
氷魔「……自分から行かなければ深海になんて行くこともないでしょうし……海の藻屑にならなければ……深海の恐怖に死体を弄ばれることもないでしょう……」
男「そうだな。ま、海神様がついてれば船が転覆することもないだろう……」
- 677 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/28(日) 03:02:48.69 ID:bovVJ0Oyo
- そう言ってふと本題を見やる
魔法に偏っていても、色々なジャンル、
そして分野の本がある
だが、海に関する本はなかった
氷魔「……どうかしましたか……?」
男「いや、海の本ねぇなと」
氷魔「……海なんて凍らせて渡ればいいんです……少なくとも……ギルドに入る前の私はそう思っていました……」
男「なんというか、脳筋なとこあるよな」
氷魔「……ひどいです……」
- 678 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/28(日) 03:12:42.80 ID:bovVJ0Oyo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 679 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/28(日) 19:44:58.46 ID:bovVJ0Oyo
- 露骨に悲しそうな表情をする彼女だが、
どうしたものかと考えているうちに夕食の時間となった
酪農少年「あれ、昨日の方は?」
中華「ああ、もうどこかれ旅立ったよ」
酪農少年「そうですか……」
やる気「なんかあったんすか?」
酪農少年「いえ、友達に話したらぜひ会いたいと言っていたので……」
ぶりっ子「びっくり人間ですからねぇ」
- 680 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/28(日) 20:18:34.01 ID:bovVJ0Oyo
- 食事の中で、男はふと疑問を口にした
男「そういえば、北の大陸について知ってる人いる?」
狙撃少女「いえ……」
中華「ギルドに入るまで僕はこの城下町から出たことはないね」
氷魔「……私も……よく分かりません……」
やる気「そっすね、うちも結構内向的な家だったんで」
ぶりっ子「私も城下町育ちですからねぇ」
と、みな知らなそうな様子だったが、
ここで一人が名乗りを挙げる
怪盗「ああ、知ってますよ。私の故郷はあっちなので」
男「まじ!?どんなとこ?」
怪盗「大陸なんでそりゃ地域差はありますが、>>下1」
- 681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/28(日) 20:26:29.12 ID:aJ4pPEb80
- 石造建築物の多い土地柄です
- 682 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/28(日) 20:54:30.73 ID:bovVJ0Oyo
- 怪盗「石造建築物の多い土地柄です」
中華「へぇ、いい石が取れるんだね」
怪盗「そうですね、あまり気にしたことはありませんけど」
氷魔「……いいですね……私の故郷なんて……夏場はじめじめして最悪なんですよ……」
やる気「うちもほんと酷いもんだったっすね」
氷魔の故郷についてはよく分からないが、
やる気の実家のある森は非常にじめじめしていた
- 683 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/29(月) 01:05:24.72 ID:1qITkm0yo
- 怪盗「そうはいいますが、あちらは直射日光がきついんですよ」
ぶりっ子「日焼けしちゃいそうですねぇ」
怪盗「油断するとあっという間に日焼けしちゃう。今日、鬼神と戦ったときは久々にあの日差しを思い出したね」
狙撃少女「そんなになんですか?」
怪盗「ま、その分日陰を十分に作る町並みになってるし……みんなフレンドリーだから悪いところじゃないはず!」
男「それはよかった」
- 684 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/29(月) 01:18:26.84 ID:1qITkm0yo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 685 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/29(月) 19:17:21.76 ID:1qITkm0yo
- そんなことを話しているうちに、
夕食の時間は終わった
酪農少年「最近のみなさんは毎日忙しそうですね。僕がここに来た頃は遠出とかほとんどなかったですし」
中華「確かに、最初はただ人助けをするだけの集まりだったしね」
氷魔「……遠くまで来た……ということですね……ノスタルジーに浸るほどの年月も経っていませんが……」
>>下1……何しよう?
1.中華の料理の後片付け
2.氷魔の部屋を訪ねる
3.やる気の部屋を訪ねる
4.ぶりっ子の部屋を訪ねる
5.酪農少年の部屋を訪ねる
6.怪盗の部屋を訪ねる
7.狙撃少女の部屋を訪ねる
8.スライムをいじる
9.読書(誰がなんの本を読むかも)
10.自由安価
- 686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/29(月) 19:32:55.50 ID:D09fOH5W0
- 5
- 687 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/29(月) 19:47:11.76 ID:1qITkm0yo
- 男「よっ」
男は酪農少年の部屋を訪ねた
丁度勉強を終わらせたようで、
椅子に座って伸びをしていた
酪農少年「あ、男さん。こんばんは」
男「おう、邪魔したか?」
酪農少年「いえいえ、むしろお話したいことがありまして」
- 688 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/29(月) 20:43:40.65 ID:1qITkm0yo
- 男「話?ああ、もしかして……」
酪農少年「そう、以前話した七不思議についてです」
男「誰か試したのか?その神に会えるという儀式」
酪農少年「はい、僕がやりました」
男「へぇー……え!?」
突然のカミングアウトには驚くほかなかった
しかし、見る限り酪農少年は無事なようで安心した
酪農少年「どうしました?」
男「いや、なんでもない……それより、どうなったんだ?」
酪農少年「>>下1」
- 689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/05/29(月) 21:11:18.26 ID:9RUkxPZj0
- 性別が変わってしまいました
- 690 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/30(火) 01:14:26.48 ID:ZLKawNxho
- 酪農少年「性別が変わってしまいました」
男「……はい?」
酪農少年「どうやら今年の儀式では二例目だったようで……一年に二度も起こすなと怒られてしまいましたね」
男「いや、違う!俺が聞きたいのはそこじゃない!なんか今日のお前怖いぞ!」
酪農少年「お、怯えないで下さい」
男「……すまん、で、性別が……いや、聞き間違いだったかな」
酪農少年「いえ、僕は女になりましたよ」
男「……なんでそんな平然としてんだ?」
- 691 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/30(火) 01:30:05.17 ID:ZLKawNxho
- 酪農少女「そんな重要なことですか?トイレの仕方が変わるくらいじゃないですか」
そう平然と言ってのける彼……彼女が、
男には恐ろしく見えた
男「友達には話したのか?」
酪農少女「放課後にやったのでまだです」
男「……まぁ、気にしてないなら話せとも話すなとも言えないが……喪失感とかないのか?」
酪農少女「これまで僕が男性として得たものはありません。男性である必要のある現在も未来もありませんよ」
男「そうか……お前、俺なんかよりよっぽどすごいな」
- 692 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/30(火) 01:33:12.40 ID:ZLKawNxho
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 693 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/30(火) 18:50:47.94 ID:ZLKawNxho
- 酪農少女「ええっ、そんなことないですよ。僕、力ありませんよ?」
男「いや、昔俺も女になってな」
酪農少女「ええっ!?そうなんですか?」
男「そんときゃもう焦って焦って……」
と、過去のことを思い出す
あの鮮烈な体験は未だに昨日のことのように思い出される
酪農少女「そういえば、その神も僕が焦らないってんでつまらなそうに消えていきましたね」
男「……あ、そうだ。結局その神はどんな奴だったんだ?」
酪農少女「>>下1」
- 694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/05/30(火) 18:55:15.45 ID:JiBUezKvo
- やたら挑発的な言動の僕より小さい女の子でした
- 695 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/30(火) 20:11:57.21 ID:ZLKawNxho
- 酪農少女「やたら挑発的な言動の僕より小さい女の子でした」
男「へぇ……会ってみたいな」
酪農少女「そういう子がタイプなんですか?」
と不思議そうな顔で見つめてくる
冗談で流してもいいが一応女性となっているため、
きちんと説明することにした
男「いや、今日の昼間まで宿してた少女神って奴がそいつと近いタイプのようでな」
- 696 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/31(水) 01:29:47.37 ID:uGEC/o72o
- 酪農少女「ということは……ある程度話し合えるということですか?」
男「一般に知られてなくて、心も狭い神はいつ消えるとも分からん。だが、それ故にさらに当たりは強くなる」
酪農少女「負のスパイラルですね」
男「だから、プライドをあまり傷付けないように相手の自尊心を満たしつつギブアンドテイクに持ち込むんだ」
酪農少女「そうすれば仲良くなれるということですね」
男「……そうだな。仲良くというよりは、信仰を失うのが嫌だから切るに切れない状態を形成している」
- 697 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/31(水) 01:30:35.68 ID:uGEC/o72o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 698 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/31(水) 18:28:02.16 ID:L1izqsLCO
- 酪農少女「……もっと、平和にいけません?」
男「相手が協力的ならどうにかなるかもしれないけどねぇ」
酪農少女「うーん……なんかこう……変な感じの神だったので難しいかもしれませんね」
男「……ま、いいや。困ったら呼んでくれ。その神と話つけてやる」
酪農少女「はいっ!」
そうして、その場は解散した
男は自室へと帰って、眠りについた
- 699 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/31(水) 20:01:07.38 ID:uGEC/o72o
- ?翌日・陰週火曜日?
中華「……今日は、嘘をついていい日的な?」
ぶりっ子「ち、違いますよぉ!だって、男さんも前女の子になってたじゃないですかぁ!」
男「あれ、これもうみんな知ってる感じ?」
彼が起きてロビーに出ると、
酪農少女のことですっかり話題は持ちきりだった
氷魔「……そうですね……噂の出所はよく分かりませんが……みな知っています……」
- 700 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/05/31(水) 20:25:22.86 ID:uGEC/o72o
- やる気「大変なことになったっすね」
怪盗「あ!男さん!」
男「どうした急に」
怪盗「なんで昨日話聞くだけで帰っちゃったんですか!?」
男「え……いや、本人は気にしてなさそうだったから……」
なにかやらかしてしまったようだが、
彼にはそれがなんなのか分かっていない
ぶりっ子「いや!ちゃんと下着とか服用意してあげないと大変ですってぇ!」
狙撃少女「そ、そうですよ!いろいろまずいですよ!このままだと!」
- 701 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/06/01(木) 01:53:36.86 ID:JKdfEoN9o
- 男「そうか……申し訳ないな」
中華「というか、気にしてないんだ……」
男「ああ、きっと大物になるぜ」
そうして、一行はとりあえず彼女の服を探すことにした
下着は女性陣が選ぶらしいので、
男性陣はブティックの立ち並ぶ通りへと放り出された
やる気「じゃあ、服探すっすかね」
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