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安価とコンマで異世界転生!その8

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253 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/08(水) 20:04:54.64 ID:+oKldLOAo
男「このごろ海神教団の仕事ができていない」

狙撃少女「信者は順当に増えているように思われるのですが……どういうことですか?」

男「それもそうなんだけどさ、運営に携わったり、信者の方々と触れあって問題点を見つけたりしたいんだよね」

狙撃少女「なるほど、確かに貴族さんと話しているとき、非常に心苦しそうでした」

男「そうなんだよね、あいつに色々押しつけすぎなんだよなぁ……負担すごいだろうな……」
254 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/09(木) 00:56:31.47 ID:wPAFuyM/o
狙撃少女「というか、あの方は何者なんですか?」

男「偶然命を救ったんだ。そうしたら、着いてきてくれた」

狙撃少女「それですよ」

男「ん?」


彼が狙撃少女の方を見ると、
彼女は楽しそうな顔で指を指している


狙撃少女「結局人助けから始まってるんですから、脱線して人助けに走ってもそれは当然のことですよ!」

男「……いや、でも……うーん……まぁそういうなら」
255 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/09(木) 01:25:31.55 ID:wPAFuyM/o
本日はここまでです
ありがとうございました
256 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/09(木) 19:47:55.36 ID:wPAFuyM/o
それから男は部屋を出て、自室に帰って眠った

?翌日・陰週日曜日?


ぶりっ子「______なので、スライムが吸収する形質にも一時的なものがあるみたいですねぇ」

怪盗「へぇ、そんなことがあったんですね」

狙撃少女「謎は深まるばかりですね……」
257 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/09(木) 20:43:30.37 ID:wPAFuyM/o
男がロビーまで歩いていくと、
そこではなにやら昨日のスライムの話をしているようだった


男「でも、永続的に形質を受け継いでしまうケースもある。なにが違うんだろうか?」

中華「体質で相性があるとかなのかなぁ」


と、憶測の域を出ない話をしながら、
一行は一日の準備をした


>>下1……なにをしよう?(フェイズ・朝)
1.資金集め!
2.買い物!
3.海神教団の信者を集める!
4.ギルドの依頼を受ける!
5.図書館に行く!
6.占いの館に行く!
7.錬金術師を訪ねる!
8.教団本部を訪ねる!
9.鑑定質屋に行く
10.ギルドハウスの地下に行く
11.不動産屋へ行く
12.自由安価
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/09(木) 20:46:51.69 ID:qMfhY3di0
8
259 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/10(金) 01:47:31.20 ID:ZIn+F8ndo
本日はここまでです
ありがとうございました
260 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/10(金) 19:52:32.96 ID:ZIn+F8ndo
一行は教団本部へとやってきた
建物の中に入り、みんなに挨拶をしながら、
貴族のいる執務室へと向かう


氷魔「……おはようございます……」

貴族「あっ、みなさん!」

やる気「昨日、食糧の供給について手は打ったっすよ」

貴族「はい、今朝かの店の主人が参りましたよ」

ぶりっ子「ですが、備えはあればあるほどよいですよねぇ?」
261 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/10(金) 20:05:09.35 ID:ZIn+F8ndo
貴族「と、言いますと?」

怪盗「現在、いい感じの土地を探してます」

貴族「おぉ……そこで農耕を?」

狙撃少女「元々耕地という訳でもないので、すぐにというのは無理だと思いますが、ゆくゆくはそうしたいですね」

貴族「素晴らしいですね……増えた信者の方々は人数も凄まじいので、居住地としても使うかもしれません」

男「そうか、ならその時はまた連絡してくれ」

貴族「え、私のほうで勝手にやっておきますが……」
262 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/10(金) 20:57:29.62 ID:ZIn+F8ndo
男「いや、なんでも貴族に任せすぎだと思って……」

貴族「確かに、そう思ってないわけでもないですね」

中華「なら、無理はしないほうが……」


と、彼が言いかけると貴族はまた喋り出した


貴族「ですが、意外と楽しいんですよ?今回は甘えさせてもらいますけれど」

氷魔「……本当ですか?……ちなみに……どういった所が楽しいんですか……?」

貴族「>>下1」
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/10(金) 21:46:49.28 ID:Ou6BF6WDO
様々な性格の人と会話してそれぞれの価値観を知ることが出来る所が楽しいですね
264 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/11(土) 03:01:24.65 ID:rQqzFLtgo
貴族「様々な性格の人と会話してそれぞれの価値観を知ることが出来る所が楽しいですね」

やる気「な、なるほど?」

貴族「いやぁ私、身分もお金もあるので……かつては相手が勝手に自己を捨ててへり下るか金で言うこと聞かせるかだったんですよ」


突然の爆弾発言だが、他でもない貴族の言うことなので仕方のないことだった


ぶりっ子「そういう方もいらっしゃるんですねぇ……確かに、新鮮で面白いかもしれません」
265 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/11(土) 03:07:27.79 ID:rQqzFLtgo
本日はここまでです
ありがとうございました
266 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/11(土) 18:48:14.45 ID:NDdzl+uUO
貴族「それより男さん、神様に会っていかれては?」

男「そういやそうだったな、最近会えていない。行ってくるよ」

怪盗「行ってら?」


男は信者が集う祭壇の間に行き、
祭壇に手を触れて精神を研ぎ澄ませた


男「ん…………」


次第に、浜の香りが鼻を突き、
潮騒がゆっくりと聞こえてくる
267 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/11(土) 19:16:44.96 ID:NDdzl+uUO
海神「お久しぶりです!」


目を開ければ、そこは神のおわす海辺であり、
まぶしい笑顔で海神が出迎えていた


少女神「ほんと、ほんと。一体どんだけ来てないと思ってるの?」

地母神「そうはいいますが貴方……男の中にいましたよね?」

男「それどころか勝手に出てきたりしたんだけど」

商売神「え?それはおかしくないかい?」
268 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/11(土) 23:03:45.33 ID:rQqzFLtgo
男「だよね?」


彼は同意見に安心し、同調を表明する


海神「どういうことなんですか?」

少女神「あまりにムカついて、なんか言ってやろうと思ったんです。できないはずなんですけど。……でも、なぜかできちゃったんですよ」

男「あ、そうだ。地母神サマ、なんでこんなことが起きたか分かります?」

地母神「>>下1」
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/11(土) 23:12:07.03 ID:Y9Kcb0y8o
彼女の神格が上がってきているのかもしれません
270 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/12(日) 03:39:21.14 ID:JIl1stbgo
本日はここまでです
ありがとうございました
271 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/12(日) 19:20:27.29 ID:JIl1stbgo
地母神「彼女の神格が上がってきているのかもしれません」

商売神「なるほど。確かに神格の高い神であれば使者や代行者の手を借りずとも顕現できると聞いたことがあるね」

男「ってことは……みんなももう顕現できるの?」

地母神「いや、難しいでしょうね」

少女神「え!?いや、私だけそんな突出してすごい神な訳ないですよ!?」


彼女は慌てて彼女自信の憶測を否定する
272 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/12(日) 19:26:43.07 ID:JIl1stbgo
地母神「ふふ、それはどうでしょう。……それはそれとして理由ですが、神の性質によるものでしょうね」

海神「性質?」

地母神「はい。彼女は特定の疾患に対するご利益を持ちますが、そういった神はそのスケールが大きくないことや、実際に恩恵を授かった方が具体的かつ深く長く信仰されるため、顕現しやすいのです」

男「恩恵も規模も具体的な神だから……ってことか」

地母神「ええ。一方私は正反対で、大地のあらゆるものを祝福し、よほど強く信仰しないと日々からその恩恵を見つけ出すのは難しい神です」

男「つまり、同一の信者を持っていても、顕現できる神とそうでない神がいて、スケールがなるべく小さいほうが顕現しやすいってことかな?」

地母神「はい」
273 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/12(日) 20:30:32.89 ID:JIl1stbgo
海神「私は何番目ですかっ!?」

地母神「そうですね……三番目、私の前でしょうかね」

商売神「ということが私が二番目かな」

少女神「商人ってのは意外とその辺しっかりしてますからね」

男「この前すごい量少女神のパワー使ったから神格もうなぎ登りじゃないか?」

少女神「あのときはすごい疲れましたね……」
274 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/12(日) 20:50:24.42 ID:JIl1stbgo
男「そういえば昨日、信者をいっぱい増やしたんだよね」

少女神「そうね」

海神「すごいじゃないですか!」

商売神「ありがたいことだね」

地母神「珍しいですね」


と口々に感想を述べる
しかし、男の本題はそこではなかった


男「それでさ、なにか浜とかに変わったことないかな?って」

海神「>>下1」
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/12(日) 21:09:54.68 ID:+5CwyQAh0
海の方にいくつかの小島が生まれました
276 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/13(月) 01:46:11.70 ID:63y0/HSno
本日はここまでです
ありがとうございました
277 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/13(月) 19:47:09.65 ID:63y0/HSno
海神「海の方にいくつかの小島が生まれました」


彼女はそう言って海の遠方を指す
水平線の上に、緑の島が浮かんでいた


男「本当だ。……行ったことあるのか?」

地母神「まだ誰も行ったことはありません」

男「そうなんだ」

商売神「なんせ、あれができたのはつい数時間前だからね」
278 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/13(月) 20:13:40.14 ID:63y0/HSno
少女神「そうなんですか……?」

男「行ってみないか?」

海神「そうですね。とりゃ!」


彼女が右腕を振り上げると海が割れ、
最も近い位置の島まで道が開けた


地母神「こんなことの為に力を使ってよいのでしょうか……」

男「ちょっとお堅すぎるんじゃない?」

地母神「……ま、あなたがバラさなければ大丈夫でしょう」
279 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/13(月) 20:18:03.12 ID:63y0/HSno
そのまま一人と四柱は海の裂け目へと歩いていった
脇に見える海中には、無数の魚たちが泳いでいる


商売神「……じゅるり」

少女神「溺れても知りませんよ……」

商売神「み、水は苦手なので遠慮しておくよ……」


海中を眺めながら、次第に島が近付いていく
やがて、彼らはそこに到達する


>>下1……島の様子
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/03/13(月) 20:49:09.34 ID:m6zSCyvI0
大都会
281 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/14(火) 01:35:41.54 ID:p1vNg65po
本日はここまでです
ありがとうございました
282 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/14(火) 19:42:21.85 ID:/qtk+UIhO
男「なんで……?」


そこは大都会だった
まるで男が普段いる城下町のように、
大きな建物が立ち並んでいる


地母神「原因があるとすれば……どちらかです」


そう言って地母神は男と商売神を指差した


男「俺?」

商売神「私?」
283 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/14(火) 19:53:06.66 ID:uhvi9WadO
地母神「男がヒトの身で神の世界に度々入り込んだ為に、自分の住む世界が具現化してしまった可能性がありますね」

男「はぁ、なるほど」


そう言われれば、なんだか自分が神々の世界を汚してしまったようで、悪い気がした


地母神「そもそも浜辺があるのは海神さんの力によるものですから、商売神さんの力でヒトの営みが顕現している可能性もあります」

商売神「ならいいんだけどね。私の力でこんな大都会を造り出せるなら、それは素晴らしいことだ」
284 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/14(火) 20:05:41.22 ID:uhvi9WadO
海神「ちなみに、地母神さんはなんか出せるんですか?」

地母神「そもそも島ですね。この大地でしょう」


彼女は足で地面を擦った
誰もいない大都会に、ヒトらしい音がする
この大都会はまったくのがらんどうだった


少女神「都会ではありますが、流石に誰もいませんね」

商売神「男みたいな存在が一杯いたら怖いよ……」
285 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/15(水) 01:43:48.97 ID:jxHoT/IWo
本日はここまでです
ありがとうございました
286 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/15(水) 19:54:58.07 ID:jxHoT/IWo
男「ここに暮らせそうですらあるな」

海神「いいんじゃないでしょうか」

少女神「よくないでしょ。多分現実だと祭壇とかそこらで固まったままだからね」

男「そういう訳だ。それに、俺には仲間がいるからな」


そんな話をしながら大都会を歩いていると、
その中にある一つの建物に目を引かれた


>>下1……どんな建物?
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/15(水) 19:57:41.95 ID:nKL+uUVVo
大聖堂
288 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/15(水) 20:57:26.95 ID:jxHoT/IWo
そこにあったのは大聖堂だった


地母神「おや、聖堂?これは……」

男「すごいな」


それは円形に膨らんだ屋根が特徴的な、
バロック様式に酷似した様式の建築だった


商売神「これ、いいんじゃないか?」

男「ん……そうだな」
289 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/16(木) 01:04:29.62 ID:3Sg+wqoIo
海神「持って帰りますか?」

男「そんなパワーねぇよ!?……だが、俺が言いたいのは大体そんなとこだ」

少女神「この神殿を作りたいと?」

男「ああ、でも今はあんまり余裕ないからな。結構後になると思うけど」

地母神「そうですか」

男「……結構長居したな。そろそろ帰るよ」

商売神「そうかい?ずっといるのはやはり良くないのかな?」

男「俺はいいが、なんかこっちに影響あったら嫌だしな」
290 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/16(木) 19:29:09.05 ID:3Sg+wqoIo
すみません寝落ちしました


男はそういって意識を曖昧にする
そうすると神々の世界にいる彼の姿もぼやけて
気付けば彼の意識は現実に戻っていた


狙撃少女「あ、帰ってきたみたいですね」

男「心配かけたな」

中華「気にしないで。こっちも色々あったから」

男「そうか?……ま、俺の用事は終わったぞ」
291 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/16(木) 20:30:54.36 ID:3Sg+wqoIo
一行が神殿を去る際に、
ちらりと集会所の一つを覗くと、
大勢の信者がテーブルを囲んで鶏肉を食べていた


氷魔「……受け入れられているようで……よかったです……」

男(今度は鶏牧場でも神々の世界に現れるんだろうか……)

やる気「なんかぼーってしてるっすよ?大丈夫っすか?」

男「ああ、大丈夫。ちょっと考え事をね」


>>下1……なにをしよう?(フェイズ・昼)
1.資金集め!
2.買い物!
3.海神教団の信者を集める!
4.ギルドの依頼を受ける!
5.図書館に行く!
6.占いの館に行く!
7.錬金術師を訪ねる!
8.教団本部を訪ねる!
9.鑑定質屋に行く
10.ギルドハウスの地下に行く
11.不動産屋へ行く
12.自由安価
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/16(木) 21:06:18.15 ID:LEsQVatW0
11
293 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/17(金) 01:38:49.08 ID:yYeBnBHLo
一行は不動産屋へとやってきた


革服「昨日ぶりです。本日はどのようなご用件で来られましたか?」

男「……知りたいことがある。でも、それを教えるのはあなたたちにもリスクがあることだ」

中華「でも、僕たちを信用して欲しい」


二人の真剣な様子に、
革服も緊張した面持ちを見せる
294 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/17(金) 01:49:58.99 ID:yYeBnBHLo
本日はここまでです
ありがとうございました
295 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/17(金) 19:34:08.50 ID:yYeBnBHLo
氷魔「……ギャングのシノギは……麻薬の密売……そして……製造……」

やる気「それなら、どっかに工場や栽培地があるはずっすよね?」

革服「それは……っ」


革服も一行の言いたいことを察したようで、
苦虫を噛み潰したような顔になる


ぶりっ子「教えてくれませんかぁ?……その場所を」

革服「>>下1」
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/17(金) 20:12:18.85 ID:TNLJjbsa0
工場は……大聖堂の裏ですね。
表向きはマッチ工場なのです
が、その地下が麻薬工場です
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/17(金) 20:13:27.26 ID:oujeFiBm0
普段人がよりつかない建物だ。それしか言えん…
298 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/17(金) 22:25:33.66 ID:yYeBnBHLo
革服「工場は……大聖堂の裏ですね。表向きはマッチ工場なのですが、その地下が麻薬工場です」

怪盗「大聖堂?そんなとこあるんですか?」

革服「ええ、アーティスト達はあまり寄りませんが……」

狙撃少女「だとすればなおさら、こっそりやるには都合がいいですね」

男「ありがとう。必ずどうにかするよ」
299 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/18(土) 02:57:21.98 ID:WgfYwitjo
革服「頼みますよ……私どもの命もかかっていますからね……」

中華「……あ、念のため聞くけど、ギャングどもを倒してからでも割引価格で売ってくれるよね?」

革服「信頼は命です」


そう強く頷かれたので、
一行は信用することにして、不動産屋を出た


氷魔「……真っ向から乗り込むつもりですか……?」

やる気「リスク高いっすねー……相手が素人集団なら全然いけると思うっすけど」
300 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/18(土) 03:10:47.85 ID:WgfYwitjo
本日はここまでです
ありがとうございました
301 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/18(土) 19:41:52.08 ID:WgfYwitjo
怪盗「とりあえず、行くだけ行ってみましょう!」


そうして大聖堂までやってきた
そういえばずっと街中に大きな建物が見えていたが、
これのことだったのかと男は思った


狙撃少女「この裏……でしたよね」

男「なんというか……」


すかさず回り込むと、
大聖堂にぴったり着いた形で工場があった
いくつかのダクトは繋がっており、
無機質な工場と神聖な聖堂のコントラストが気持ち悪い
302 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/18(土) 22:23:09.83 ID:WgfYwitjo
工場の前を覗くと、守衛がいた
やはり真っ向から侵入するのは無理そうだ


中華「うーん、どうする?」

氷魔「……大丈夫です……私たちにはどうにかするための手段がありますよ……」


そう言って彼女はドアノブ型生命体を取り出した


やる気「なるほど、それでドアを作って侵入すればいいんすね」
303 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/19(日) 02:06:39.55 ID:seCoZxbso
本日はここまでです
ありがとうございました
304 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/19(日) 19:43:46.93 ID:seCoZxbso
早速工場の側面に回り込むと、
そこにドアノブ型生命体をセットした


ぶりっ子「えいっ……おお!」


ノブを回し引くと、
そこがちょうとドアになったかのように開く
高さは2メートルほどで幅は80センチほどだ


怪盗「早速潜入です!」


>>下1……マッチ工場のどの部分に入った?
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/19(日) 19:48:32.25 ID:a6y1PG14o
木材加工部
306 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/19(日) 20:36:28.11 ID:seCoZxbso
入ると、かぐわしい匂いが鼻を突く
どうやらそこは、マッチの木材を加工する部門のようだ


狙撃少女「おっと、まずいですかね?」

従業員「……え?」


そこは小部屋で、一人の女性が作業をしていた
専用の木材を手作業で削っていた


男「あ、すみません。どうぞお気になさらず」

従業員「あっ、はーい……ってなる訳ないでしょ!」
307 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/20(月) 03:23:22.55 ID://DJXL/Qo
彼女は結構ノリが良いようで、
なんだか楽しそうですらある


中華「君の迷惑にはならないようにするからさ!ね?」

従業員「はぁ……」

氷魔「……それに……壁が扉になって人が入ってなんて……説明しても信じてくれませんよ……」

従業員「そりゃそうかもしれないですね」
308 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/20(月) 03:51:40.82 ID://DJXL/Qo
本日はここまでです
ありがとうございました
309 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/20(月) 19:12:52.24 ID://DJXL/Qo
やる気「そんなら問題ないっすね」


そう言って彼は部屋を出ようとする


従業員「いやいやいや待って下さいよ」

やる気「……なんすか?」

従業員「流石に入っていったなら本人がいるんですから通報しても分かるはずですからね?」

ぶりっ子「面倒ですねぇこの女」

従業員「口悪っ!」

怪盗「まぁまぁ、こういうときはスマートに口止めですよ」

狙撃少女「おお、どうやって?」

怪盗「>>下1」
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/20(月) 19:15:44.29 ID:vuWdEK94o
金の力は偉大なのですよ
311 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/20(月) 19:27:09.25 ID://DJXL/Qo
怪盗「金の力は偉大なのですよ」


そう言って彼女は懐から金を取り出した
いつの間に持っていたのだろうか


従業員「そ、それはっ!」

怪盗「生活が苦しいんですよね?」

従業員「なんでそれを……」

怪盗「こんなところに閉じ込められて木材を手作業で整形してる人の生活が良いとは思えないので」

従業員「辛辣すぎませんか」

怪盗「まぁまぁ、お金あげますから、思ったことぐらいは言ってもいいじゃないですか」
312 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/21(火) 03:28:35.66 ID:o1t2JVv4o
従業員「むぅ……仕方ないですね」


【ギルドの資金】84371475


男「それで……どう向かう?」

中華「隠れながら地下への入り口を探すしかないんじゃないかな?」

氷魔「……この真下が目的地なら……ドアノブであっさりと……到達できそうですが……」

やる気「そっすね」
313 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/21(火) 03:40:10.16 ID:o1t2JVv4o
本日はここまでです
ありがとうごさいました
314 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/21(火) 19:25:22.89 ID:dzWimygHO
ぶりっ子「ここの地下について知っていますかぁ?」

従業員「火薬庫だから安全のため近寄るな、とだけ言われてます」

怪盗「不自然じゃない誤魔化し方ではありますねりでもスペースはあるみたいなので、移転はしてなさそう?」

狙撃少女「なら突入ですね」


彼女は氷魔からドアノブを貰うと、
地面にセットして回した
すると、そこが床下収納の扉のように開く


>>下1……扉の先には何があった?
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/21(火) 19:32:07.72 ID:a58kMGz7o
大量の鉢植えと植物が並んでいる
316 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/21(火) 20:14:35.71 ID:yvGGYAzeO
男「よっと」


降りると、そこもまたあまり大きくはない部屋だった
規則正しく小さなテーブルが所狭しと並べられており、
その上には植物の植えられた鉢植えが置かれている


中華「多分、これだよね?」

氷魔「……はい……恐らく麻薬の元となる植物ですね……」

やる気「あんま大きくない部屋っすね、こりゃ他にも栽培してる部屋がありそうっすよ」
317 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/21(火) 22:01:48.22 ID:o1t2JVv4o
男「とりあえず燃やしとくか。火魔法」


男は火を放って全ての植物を燃やした


ぶりっ子「ちょっとぉ、密室で炎放たないでくださいよぉ」

男「すまんな」


そう言って彼は部屋のドアを開ける
その先は>>下1
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/21(火) 22:51:34.51 ID:YnRLoZjwo
ボスと幹部っぽい連中が宴会してた
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/21(火) 22:57:15.26 ID:YBDY+vo70
ブービートラップ
扉を開けた瞬間に大量の火薬に引火し爆発
320 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/22(水) 01:58:01.64 ID:aZ5yU8Ceo
本日はここまでです
ありがとうございました
321 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/22(水) 19:05:50.17 ID:aZ5yU8Ceo
ボス「ハーッハッハッハ!乾杯!」

サングラス「うす!」


そこには、親玉感溢れる人物と、
その舎弟らしき黒サングラスの集団があった
みな盃に酒を汲み、宴会の様相だ


怪盗「ボスと直接宴会……こいつら、幹部クラスですね」

狙撃少女「悠長なこと考えてる場合じゃないですよ!どうするんですか!?」
322 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/22(水) 21:00:09.53 ID:aZ5yU8Ceo
男「どのみち戦わなければならない相手だ」

中華「今はまたとないチャンス、だね?」

氷魔「……そうですね……全員倒して終わりです……」


全員が臨戦態勢に入る
屋内かつ地下なので魔王の力も使うことができる
そうこうしているうちに、
相手も一行に気付いたようだ


ボス「な、なんだお前たちは!?」

やる気「魔王だが」

ボス「>>下1」
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/22(水) 21:06:20.71 ID:ShHyl6sa0
魔王だか魔導だか知らねえがアジトに乗り込んできたことを後悔させてやる!!
324 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/23(木) 19:43:30.58 ID:pVCLfFpso
すみません寝落ちしました


ボス「魔王だか魔導だか知らねえがアジトに乗り込んできたことを後悔させてやる!!」

ぶりっ子「ひぃ、殺意まんまんですねぇ」

怪盗「そんじゃ、バトルですかね」

ボス「野郎ども!さっさと来い!」


彼が叫ぶと、あちらこちらの部屋から、
武器を持ったチンピラが出てくる
325 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/23(木) 19:45:26.80 ID:pVCLfFpso
狙撃少女「面倒ですね……」

ボス「逃げるぞお前ら!」


さらに、彼は幹部クラスの人間を引き連れて逃げるつもりらしい 


男「あっ、卑怯だぞ!」

ボス「卑怯も不況もねぇぜ!」

中華「くっ……」

氷魔「……逃がしませんよ……!」
326 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/24(金) 02:33:06.67 ID:EbFsuD57o
彼女がそう告げると、彼女から氷の魔力が迸る


ボス「なっ、なんだ!?」


部屋の外に通じるドアは全て凍りつき、封じられた


やる気「素晴らしい」

ぶりっ子「これで逃げられないようですねぇ」

チンピラ「名を上げるチャンスだぜぇ」
327 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/24(金) 03:15:45.20 ID:EbFsuD57o
本日はここまでです
ありがとうございました
328 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/24(金) 19:35:42.19 ID:EbFsuD57o
チンピラたちにとってはある意味チャンスだったかもしれないが、戦力差は歴然だった
一行は一切苦戦することなく、ものの数分でチンピラたちを全員倒してしまった


サングラス「ど、どうします?ボス」

ボス「……ど……どうったって……どうしようもなくねぇか……?」

怪盗「そうですね。あなたたちは今、沙汰を待つばかりです……へっくち!」

狙撃少女「冷えてますからね……毛布あげます」

男「こいつらをどうするかな……」


>>下1……ギャングの幹部たちの処遇
1.報復とか怖いし殺しておく
2.騎士団(警察機関)に叩きつける
3.自由安価
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/24(金) 19:38:27.22 ID:8kBsei9I0
330 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/25(土) 00:46:12.01 ID:afe3WNOQo
中華「まぁ……順当に騎士団でいいんじゃない?」

男「そうだな」

ボス「くそっ……」


それから一行は騎士団を呼んできた
地元の騎士団はギャングと癒着しているおそれがあるため、
本部ギルドを通して本部の騎士団に掛け合った
331 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/25(土) 03:25:30.38 ID:afe3WNOQo
氷魔「……で……ギャングを壊滅させたって訳ですね……」


全ての処理が終わってもう夕方になっていたが、
一行は報告のために不動産屋に来ていた


革服「本当ですか?」

やる気「本当っすよ。よく分からないドアノブとか、人数不利を覆したりとか……信じがたいこともあると思うっすけど、全部本当っす」

革服「……後ほど、騎士団の方からも確認しておきます」
332 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/25(土) 03:53:44.32 ID:afe3WNOQo
本日はここまでです
ありがとうございました
333 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/25(土) 19:49:58.95 ID:st4DYiYYo
ぶりっ子「それで、購入の手続きなんですけどぉ……」

革服「翌朝、そちらに見積りを届けに参ります」

怪盗「オッケーです!」


そうしてその場はひとまず終わりとなった
一行は一仕事終えた実感を持ちながら、
不動産屋を後にしたのだった


>>下1……なにをしよう?(フェイズ・夕方)
1.資金集め!
2.買い物!
3.海神教団の信者を集める!
4.ギルドの依頼を受ける!
5.図書館に行く!
6.占いの館に行く!
7.錬金術師を訪ねる!
8.教団本部を訪ねる!
9.鑑定質屋に行く
10.ギルドハウスの地下に行く
11.自由安価
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/25(土) 20:05:18.42 ID:noezj9900
335 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/25(土) 21:43:20.93 ID:afe3WNOQo
一行は図書館にやって来た
内部にはステンドグラスがあるのだが、
それが夕陽に輝いて美しい


狙撃少女「それだけの書物を蔵するのはかなり手間だったと思いますが……国の建物とはいえ、すごいことですよ」

男「そうだな……というか、ただ本があるだけとは思えない」

中華「え?」

男「変なヤツに図書館の奥で会ったことあるし。なんか妖精みたいなのいるよここ」
336 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/26(日) 04:15:31.02 ID:2gubuAyjo
本日はここまでです
ありがとうございました
337 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/26(日) 19:53:43.00 ID:2gubuAyjo
氷魔「……着きましたね……」


幾度となく訪れた魔導書コーナーだが、
さらに深層があることをみな知っていた


魔導書はコンマ下一桁で抽選され、
低級魔法は50、上級は100、超上級は150以上のMPがないと魔法の習得に失敗する恐れがあります

>>下1コンマ上一桁……男の魔導書
>>下1コンマ下一桁……中華の魔導書
>>下2コンマ上一桁……氷魔の魔導書
>>下2コンマ下一桁……やる気の魔導書

?男の魔導書抽選テーブル?
1.水属性2.土属性
3・4・5・6・7・8・9・0で上級魔法(再度抽選)

?中華の魔導書抽選テーブル?
1.氷属性2.風属性3.土属性
4.光属性5.闇属性
6・7・8・9・0で上級魔法(再度抽選)

?氷魔の魔導書抽選テーブル?
1.火属性2.水属性3.風属性
4.土属性5.回復魔法6.光属性
7.闇属性
8・9・0で上級魔法(再度抽選)
(ゾロ目で上級混合)

?やる気の魔導書抽選テーブル?
1.火属性2.水属性3.氷属性
4.風属性5.光属性
6・7・8・9または0で上級魔法(再度抽選)
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/26(日) 20:07:32.78 ID:KAT5iHKj0
おりゃ
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/26(日) 21:01:49.97 ID:9cV6qDpr0
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/26(日) 22:14:09.11 ID:A+JAnKJV0
こい!
341 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/27(月) 02:37:06.90 ID:LKl4ZsdDo
すみません所用で席を外していました
明日また続きの判定をします
お付き合いいただきありがとうございました
342 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/27(月) 19:56:35.38 ID:LKl4ZsdDo
全員再抽選です


?男の魔導書抽選テーブル?
1.水属性2.風属性3.土属性
4.回復魔法5.光属性6.闇属性
7.日用魔法
8・9・0で上級魔法(再度抽選)

?中華の魔導書抽選テーブル?
1.氷属性2.風属性3.土属性
4.回復魔法5.光属性6.闇属性
7.日用魔法
8・9・0で上級魔法(再度抽選)

?氷魔の魔導書抽選テーブル?
1.火属性2.水属性3.風属性
4.土属性5.回復魔法6.光属性
7.闇属性
8・9・0で上級魔法(再度抽選)
(ゾロ目で上級混合)

?やる気の魔導書抽選テーブル?
1.火属性2.水属性3.氷属性
4.風属性5.土属性6.回復魔法
7.光属性8.闇属性
9・0で上級魔法(再度抽選)
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/27(月) 19:59:57.25 ID:v9JS9EKbo
ほい
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/27(月) 20:00:24.38 ID:n42sAnB10
そい
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/27(月) 20:12:08.99 ID:U+mCaOPj0
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/03/27(月) 20:16:19.26 ID:PKdM8EVO0
うりゃ
347 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/27(月) 20:18:38.25 ID:LKl4ZsdDo
男と氷魔は二人で通常よりも奥の書庫に来ていた


男「……あれ」

氷魔「……どうしました……?」

男「途中まで中華とやる気もいたと思うんだけど……見失ったな」

氷魔「……なぜかここで遭難したという話だけは聞きません……多分大丈夫でしょう……」

男「そうか。これだけ広ければ遭難するやつもいそうだけどな」
348 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/28(火) 01:29:19.51 ID:dpGunVHro
氷魔「……これは……ちゃんと魔導書ですね……」


彼女は無数の本の中から、鮮やかな緑色の書物を取り出した
表紙には、『上級風魔法』と書かれている


男「これにしようか」

氷魔「……そうですね……」


それから二人は近くにあった椅子とテーブルを用い、
その内容を把握し、上級風魔法を習得した
349 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/28(火) 02:14:28.37 ID:g5BM8z4lO
本日はここまでです
ありがとうございました
350 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/28(火) 19:16:00.74 ID:dpGunVHro
中華「……あ、はぐれた」

やる気「え?」

中華「男と氷魔がいなくなっちゃった……」


一方そのころ、中華とやる気もまた、
奥の書庫を歩いていた


やる気「そういうこともあるっすよ。ここは入り組んでるっす」

中華「ん……?」

やる気「今度はなんすか?」
351 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/28(火) 19:19:05.53 ID:dpGunVHro
中華「僕たちを挟んで、二つの本棚があるじゃない?」


この魔導書コーナーは、奥まれば奥まるほど、
本棚の間へと入り込んでいく構造になっている
なので、それは当たり前のことだった


やる気「そっすね……ああ、そういうことっすか」


片方の本棚には全く同じ純白の本が、
もう一方には漆黒の本が敷き詰められていた


中華「この異様な感じはきっと魔導書だね。という訳で、どっちの本がいい?」
352 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/03/29(水) 18:58:25.61 ID:ZziO8dN/o
すみません寝落ちしました
今日で今年度の仕事は終わったので誰かに呼び出されなければもう大丈夫です


やる気「俺っちは……こっちっすね」


彼は漆黒の本棚を選んだ


中華「じゃ、僕はこっち」


そうして、二人は魔導書を読み始めた
やる気は読みはじめてから三十分ほどで全てを理解したようだが、中華は唸っていた


やる気「大丈夫っすか?」

中華「難しい……やっぱり魔法は苦手だなぁ……」


>>下1コンマ……13以上で無事習得
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