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安価とコンマで異世界転生!その8
- 102 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/05(日) 19:14:35.66 ID:Ut7Suvm0o
- すみません寝落ちしました
それからやる気は驚くような身のこなしで、
あっという間に上階のドアから廊下へと出ていった
氷魔「……早いものですね……」
ぶりっ子「私だったら絶対壁とか登れないですよぉ」
- 103 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/05(日) 19:16:24.02 ID:Ut7Suvm0o
- やる気「すみませーん」
彼はエントランスまですぐに移動し、
受付の人間に話しかけていた
受付「チェックアウトですか?」
やる気「や、そうなんすけど、それよりも大変なことが起こったんすよ」
受付「いかがなさいました?」
やる気「部屋の床が丸ごと抜けたんすよね。みんな地下まで落ちていっちゃったんすよ」
受付「ええっ!?」
- 104 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/05(日) 20:02:34.72 ID:Ut7Suvm0o
- やる気「とにかく今はみんなを脱出させたいっす。ロープとかあるっすか?」
受付「探してきます!」
そして十分後、スタッフ複数人とやる気がロープを持って部屋の入り口まで戻ってきた
怪盗「そろそろ帰れそうですかね」
狙撃少女「あの、温泉女神様」
温泉女神「はい?」
狙撃少女「地上に出たくはないんですか?」
温泉女神「>>下1」
- 105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/05(日) 20:22:55.15 ID:U5LGxJpn0
- 夏ならここで過ごしたいです。地下は涼しいですからね
- 106 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/05(日) 20:38:15.07 ID:Ut7Suvm0o
- 温泉女神「夏ならここで過ごしたいです。地下は涼しいですからね」
男「でも砂漠だしいつでも暑くない?」
温泉女神「はい?」
男「え?」
二人は顔を見合わせて硬直している
お互いに何がなんだか分かっていないようだ
温泉女神「……砂漠?どういうことですか?」
中華「ここは砂漠の国だよ?」
温泉女神「……え、え、一体なんでそんなことに?」
- 107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/02/05(日) 22:40:45.77 ID:tYjUNP0j0
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- 108 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/06(月) 03:02:30.09 ID:XV52bRlqo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 109 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/06(月) 19:55:20.76 ID:XV52bRlqo
- 氷魔「……もしかして……いや……あなたはここにどのくらいいるんですか……?」
温泉女神「まぁ千年は……」
ぶりっ子「千年!?」
温泉女神「いやいやいや!千年経ったとはいえ、砂漠じゃない場所が砂漠になるなんてありえなくない!?」
怪盗「確かにそうかもしれませんね」
狙撃少女「砂漠じゃない場所が砂漠になっちゃうようななにかが過去千年以内にあった……ということですか?」
- 110 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/06(月) 20:12:21.43 ID:XV52bRlqo
- 男「そういう訳で外はずっと夏みたいなものだし……暫くはここにいたほうがいいかもな」
温泉女神「そうするわ……はぁー……」
彼女は疲れた顔をして湯船に飛び込んだ
流石に神なので溺れ死んだりはしないだろう
やる気「ロープに掴まるっすよー!」
中華「サンキュー!よし、行こう!」
やってきたやる気が垂らしたロープを掴み、
一行は一人ずつ部屋を出ていった
- 111 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/07(火) 02:52:16.88 ID:P/Z8rODjo
- あの後、一行は従業員一同からすごく謝られたが、
あくまで温泉女神のやったことであるのと、
怪我などはないことから適当に流した
それはそれとして宿代はタダにしてくれるようなのでタダにしてもらいはしたようだ
氷魔「……休んだ気はしませんが……体は間違いなく元気になったんですよね……」
温泉に長時間浸かっていたので、
全員肉体は絶好調だった
ぶりっ子「じゃあそろそろキャラバン買いにいきますかぁ」
- 112 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/07(火) 03:19:38.30 ID:P/Z8rODjo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 113 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/07(火) 19:45:51.37 ID:P/Z8rODjo
- 砂漠の国には大きな市場がある
外では常に遭難のリスクがあるこの地域では、
なるべく一つの巨大市場でモノが揃うようになっているのだ
そして砂漠の移動にはやはりキャラバンがあったほうがよいので、馬車やラクダなども売られている
怪盗「色々ありますねー!」
男「ちょろまかすなよ」
怪盗「言われなくてもしませんから!小耳に挟んだ情報によればこの国の刑罰はやたらに重いそうなので!」
- 114 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/07(火) 19:48:38.60 ID:P/Z8rODjo
- 狙撃少女「すみませーん」
商人「あいよ!キャラバン装備かい?」
気さくそうな壮年の男性に声をかける
彼は一行が求めるようなものを売っている人物である
中華「そうだね。ええっと、なるべく沢山の人数が運べる馬車とラクダが欲しいんだけど、在庫あります?」
商人「>>下1」
- 115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/07(火) 20:07:39.21 ID:XzEWpZEf0
- 馬車はあるけど、大人のラクダは全部売れて、小さい子供のラクダ達しかいないけど良いかい?
- 116 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/07(火) 23:14:08.30 ID:P/Z8rODjo
- 商人「馬車はあるけど、大人のラクダは全部売れて、小さい子供のラクダ達しかいないけど良いかい?」
氷魔「……なるほど……どうしましょう……?」
やる気「うーん、選択肢がないっすからね……」
ぶりっ子「買うしかないんじゃないですかぁ?」
商人「馬力が減るから、必要なラクダの数も馬車の数も増えるけど大丈夫かい?」
- 117 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/08(水) 19:41:55.94 ID:twBrOJ27o
- 怪盗「うぅーん……」
商人「ポピュラーじゃないんだけど、ラクダ以外にも砂漠を移動する手段はあるよ」
狙撃少女「そうなんですか?」
商人「ラクダよりうまくいくとは限らないけどね」
男「教えてほしい。一体何を使って砂漠を往来できるんだ?」
商人「>>下1」
- 118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/08(水) 19:58:27.23 ID:Hnf69rjJ0
- 魔法の力で素早く
走る、カバの車だ
- 119 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/08(水) 20:57:28.74 ID:twBrOJ27o
- 商人「魔法の力で素早く走る、カバの車だ」
中華「へぇ……カバカーってことだね」
商人「そ、そうだな……ラクダよりも早いし、馬力もあるよ」
氷魔「……最高じゃないですか……」
商人「しかしカバはただじゃ走らない。魔法の力が必要なんだよ」
やる気「どういうカラクリなんすか?」
そう聞くと、彼は紫色の液体が入ったガラス瓶を木箱から出した
商人「細かい説明は省くとして……この液体が魔力の塊で、なおかつカバを走らせる力を持っている」
- 120 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/08(水) 21:01:55.91 ID:twBrOJ27o
- ぶりっ子「つまり、それも買わなきゃいけないってことですかぁ?」
商人「その通りだ。これは結構値が張るし、その上カバの飼育代もかかる。これはラクダだろうが馬だろうがついて回る問題だけど」
怪盗「むむ……しかし、カバはどこで買えば?」
商人「当然俺が売っている」
狙撃少女「なるほど……」
- 121 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/09(木) 02:19:49.12 ID:NiT+sNUCo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 122 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/09(木) 19:38:29.14 ID:NiT+sNUCo
- 商人「要するに俺はカバの話をしたかったんだ。なんせ馬なら別の奴の店で買えばいい」
男「そうだな」
商人「で、買っていくかい?カバ」
どこかで馬を買うか、あるいはカバを買うか
男は決断を迫られた
男「そうだな……>>下1」
- 123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/09(木) 19:50:03.55 ID:nBF8QJMY0
- カバを買う
- 124 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/09(木) 20:57:00.37 ID:NiT+sNUCo
- 男「カバを買う」
中華「いいの?」
男「まぁ……金で解決できるなら、より性能の良い方を選ぶかなって感じ」
商人「はいよー」
それから三十分ほどかけて、
彼は巨大な建物から大量かつ漆黒のカバを馬車につけて引き出してきた
氷魔「……なかなか壮観ですね……」
- 125 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/10(金) 19:53:50.50 ID:Jja0jz5Wo
- その後、商人からカバを走らせる為の薬品も貰った
商人「追加が欲しくなったら手紙ででも注文してくれ。金も送りつけてくれれば発送するし、急ぎの用なら直接出向く」
やる気「スケジュールとか大丈夫なんすか?」
商人「その薬、なかなか利率がいいからな。大抵のことよりは優先するぜ」
ぶりっ子「へぇ、そうなんですねぇ」
- 126 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/10(金) 19:59:54.26 ID:Jja0jz5Wo
- 商人「それじゃ支払いだ。合計1500万だな」
怪盗「……え!?」
あまりの値段に、分かりやすく驚愕するものもいた
商人「先に言ったほうがよかった感じか?これ」
狙撃少女「どどど……どうします?」
男「払うだろ。金足りるし、色々便利そうだ」
商人「おお、よかった。まいどまいど」
【ギルドの資金】84378975
- 127 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/10(金) 21:23:25.26 ID:Jja0jz5Wo
- それから一行はそのキャラバンを率いてスラムへと向かった
中華「ごめん!数日遅れたよ!」
しかし、民衆の多くはキャラバンに乗ってくれた
余裕を持って多くのキャラバンを用意したが乗車率は限界だ
氷魔「……あとは国を出るだけですね……」
- 128 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/10(金) 22:44:38.31 ID:Jja0jz5Wo
- やる気「この国、関所とかなかったっすよね?」
住人A「ああ。観光客向けに煩雑な入出国の手続きはないように関所をやめたらしい」
ぶりっ子「えっ……絶対リスクの方が大きいでしょそれ」
怪盗「観光客向けの施策も、関所の廃止が目的だったのかもしれないね」
狙撃少女「え?」
怪盗「隻眼の彼が言っていたように、この国をピエロが操っているなら……関所で弾かれるどころか、見つかっただけで大騒ぎになるような物体を輸入するつもりなんじゃない?」
- 129 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/11(土) 00:05:33.61 ID:rqKWoL0eo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 130 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/11(土) 18:50:41.40 ID:ptxWum7sO
- 狙撃少女「え……大変じゃないですか!すぐ知らせたほうが……」
男「絶対幹部クラスのピエロとかあの強そうな冒険者に殺されるからダメだ」
狙撃少女「でも……」
男「悪いな。だが俺たちはまだ木っ端の冒険者ギルドにすぎないんだ。無策で国家とやり合えるほど強くない」
中華「手遅れにならないよう祈って、いつか解決しよう。それに今は、みんなを教団の敷地まで送り届けるほうが先さ」
彼女はしばらく考える素振りを見せて、
少し唸ったのちに首を縦に振った
狙撃少女「わかりました」
- 131 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/11(土) 18:54:50.78 ID:ptxWum7sO
- それから一行はついに出発した
多くの恵まれぬ人を載せて、
魔力を帯びたカバの荷車が砂漠を横断する
氷魔「……これだけの大人数での移動ら……今までしたことがないので……何が起こるか分かりませんね……」
不測の事態に備えて、メンバーを最前と最後尾のカバ車に分けており、氷魔は最後尾に乗っている
>>下1……ハプニングは起きたか(起きたなら内容も)
- 132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/11(土) 20:17:11.89 ID:WGJeaPgM0
- 恵まれぬ人々がさらに
集まったため、一日に
五、六キロしか進めず
- 133 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/11(土) 21:31:35.60 ID:gecECkgxO
- やる気「……遅くないっすか?」
誰もがもしやと思った違和感を、
ついにやる気が口に出した
それもそのはず、このカバ車は圧倒的な過積載である
まるで発展途上国の主要鉄道のごとく、
乗車率は100%をゆうに越していた
怪盗「これ、折り返し何回かで人を運んだほうがよかったのでは」
男「どうやらそのようだ。困ったぞ……」
- 134 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/12(日) 02:51:12.96 ID:NnLlHIBdo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 135 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/12(日) 19:32:35.39 ID:NnLlHIBdo
- そして、ろくに進まないままついに日が暮れてしまった
最後尾のカバ車でもついに違和感に気づいたようだ
中華「あれ?これもしかてめちゃくちゃ遅い?」
ぶりっ子「そうみたいですねぇ……というか夜はヤバいです」
狙撃少女「どうにか打開しないと……二つも問題が……うぅ……」
- 136 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/12(日) 19:35:01.78 ID:NnLlHIBdo
- 最前でもみな悩んでいたが、
どうすればよいのか分からなかった
そうしていると、最前の馬車に中華がやってきた
中華「ちょっといいかな?」
やる気「なんすか?」
中華「作戦があるんだ。寒いのはどうしようもないけれど……とにかく早く着くことができるかもしれない」
男「いいな、是非協力するぞ」
- 137 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/13(月) 00:23:25.39 ID:ruhbNPAZo
- それから中華は作戦を三人に説明した
怪盗「……ほんとにそれでいけるんです?」
中華「やるだけやってみよう!」
怪盗「ま、野垂れ死ぬよか圧倒的にマシだね」
それから男は全てのカバ車を歩いて回った
男「夜は魔物が出ますから、席の窓は閉めて外から見えないよう完全に密封して下さーい!熱も逃げづらくなります!」
- 138 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/13(月) 00:50:03.19 ID:ruhbNPAZo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 139 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/13(月) 19:58:15.49 ID:ruhbNPAZo
- 彼はそう言って回り、カバ車の中を密閉した
やる気「鬼が出るか蛇が出るか……」
中華「大丈夫大丈夫。うまく行かなかったら倒せばいいんだから」
やる気「簡単に言う……」
二人の作戦は無謀ともいえるそれだ
夜の砂漠を徘徊する魔物たちに魔王の力で言うことを聞かせ、無理やりカバ車を押すか引くかしてもらうというものだ
中華「さぁ出てこい!我が配下よっ!」
彼がそう叫ぶと、>>下1が現れた
- 140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/13(月) 20:12:42.72 ID:GmyGT8S90
- カーバンクルの大群
- 141 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/13(月) 21:45:06.54 ID:ruhbNPAZo
- 砂漠の向こうから、大量の何かが走ってくる
地を覆うかのごとき数である
やる気「……アレは?」
中華「なんだろ、動物みたいだ」
十数秒も待てば、それは整然と二人の前に並んだ
その獣は四足歩行で大きくしなやかな体を持ち、
ネコ科の生物を思わせるが、
その額には必ず宝石が埋まっていた
- 142 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/13(月) 21:51:42.78 ID:ruhbNPAZo
- やる気「どうやらカーバンクルのようだ……だが、これほど多くいるのは見たことがないな」
中華「ラッキーってことで」
やる気「そうだな。では皆の者よ!カバと協力して荷車を引け!」
カーバンクル「キューッ!」
彼らは速やかに動き、カバ車を引き出した
カバは一頭で二馬力ほどだが、カーバンクルはカバ車一台につき>>下1馬力ほどを出した
- 143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/13(月) 22:46:36.53 ID:c1aYTssp0
- 3馬力を出したが、カバに魔翌力を与えてるみたいだ
- 144 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/14(火) 02:25:31.76 ID:tyaQ5emzo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 145 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/14(火) 19:26:11.16 ID:tyaQ5emzo
- カーバンクルがカバ車を引き始めると、
それはものすごい勢いで加速した
中華「はっ、速っ!」
やる気「急げ!取り残されたら終わりだ!」
二人はおよそ中央のカバ車の屋根に飛び乗る
そして、カーバンクルの馬力に驚いた
- 146 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/14(火) 19:28:48.16 ID:tyaQ5emzo
- 中華「なかなか力があるね……」
やる気「それだけじゃないぞ。どうやら、カバに魔力を与えているらしい」
見れば、カバもカーバンクルの力に追い付いているようだ
中華「魔力を?」
やる気「カバを走らせるのは魔力の薬だ。そしてカーバンクルはダイレクトに魔力を与えることができるようだな」
中華「なるほど、カバの馬力も上げているんだね」
- 147 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/14(火) 19:32:01.42 ID:tyaQ5emzo
- やる気「カーバンクルはあまり高級ではない魔獣だが、その魔力保有量はそこいらの上級魔獣を凌駕する」
中華「へぇ、詳しいね」
やる気「俺が故郷にいた頃、魔力の絶対量があまりない魔法の研究家が、カーバンクルを飼って魔力を供給しているのを見たことがある」
中華「あの宝石に秘密があるのかな」
やる気「おそらくはそうだな。……このペースなら、夜半の前には砂漠を抜けられるだろう」
- 148 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/15(水) 01:06:34.78 ID:GtSIXwi+o
- それから二人は、それぞれ元のカバ車へ戻った
あっという間に砂漠を抜け、
城下町近郊へと続く深く長い森の街道をひた走っている
男「……寝るか」
怪盗「そうですね?。朝には着いてるんじゃないですか?」
中華「みんな、凍えないといいけど……」
男「砂漠のスラムで生活できるような人だ、夜の森程度で凍えはしないだろう」
- 149 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/15(水) 02:10:33.53 ID:GtSIXwi+o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 150 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/15(水) 19:03:33.26 ID:GtSIXwi+o
- それから一行は眠った
あまりに速く、道もコンクリートのようには舗装されていないため、正直寝心地は悪かった
しかし、無事翌朝には教団の施設に着くことができた
貴族「な、なんなんですかこれは!?」
異常を察した貴族が施設から飛び出してきた
氷魔「……実は……」
- 151 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/15(水) 19:08:40.53 ID:GtSIXwi+o
- 彼女はことの次第を貴族に説明した
貴族は難しい顔をしている
貴族「ど……どうにかして全員が居住できるようにしないと……!」
ぶりっ子「やっぱりスペース足りませんかね?」
貴族「工夫次第で詰め込めますが……環境ははっきり言ってよくないです。衣食住のうち後者二つに問題を抱えています」
狙撃少女「うーん、どうしましょうか」
貴族「資金にはまだ余裕がありますが、居住スペースはこれから作るしかありませんね。大工や土木工事の経験者もいますし、彼らに頼んでお安く小屋を建ててもらうほかなさそうです」
- 152 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/16(木) 19:35:35.75 ID:GwMbbYGBo
- すみません寝落ちしました
男「ごめん。こんな急に人呼んできちゃって……」
貴族「……いずれ、人は増えるつもりでしたから。どうにかしてみせますよ」
男「本当に申し訳ない。いつも苦労ばかりかけて……」
貴族「随分参ってますね……それじゃあ一つお願いがあります。お願いでも聞けば、心も楽になるでしょう?」
男「ああ。なんだ?」
貴族「>>下1」
- 153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/16(木) 19:57:09.85 ID:zdaKA80u0
- 食の問題を解決するために農地に使えそうな土地の確保か、若しくは多くの食糧を売ってくれそうな商人を紹介して欲しい
- 154 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/16(木) 20:24:41.18 ID:GwMbbYGBo
- 貴族「食の問題を解決するために農地に使えそうな土地の確保か、若しくは多くの食糧を売ってくれそうな商人を紹介して欲しい」
男「……わかった。ところで中華か、あの問屋さんだが」
中華「ああ、あそこ?あそこは基本的に一部の飲食店に卸す用の食材しか取り扱ってないんだよね」
氷魔「……数が……足りないのですか……?」
中華「そこのところは分からないけど、結構高いよ。質の割には安いけど」
- 155 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/16(木) 20:31:50.13 ID:GwMbbYGBo
- アテが外れてしまい、男は少し困った
男「となれば、農地は?」
やる気「うーん、農地っすか」
怪盗「流石に土地は盗めませんね」
ぶりっ子「なに言ってるんですかぁ!?」
狙撃少女「権利書さえどうにかすれば……」
ぶりっ子「ちょっとぉ!?」
- 156 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/17(金) 00:46:46.33 ID:CikVbSauo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 157 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/17(金) 19:38:17.53 ID:CikVbSauo
- 近いうちに解決することを約束し、
一行は一旦退くことにした
男「うーん……どうしたものか」
中華「まず、的を絞ったほうがいいね。深掘りしていくのなら」
氷魔「……そうですね……どちらがよいでしょうか……」
男「そうだな。なら>>下1からだ」
1.農地
2.商人
- 158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/17(金) 20:07:48.58 ID:O4hGTk4d0
- 2
- 159 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/17(金) 23:34:19.89 ID:CikVbSauo
- 男「商人からだ」
やる気「人づてに探せそうっすし、悪くはなさそうっすね」
ぶりっ子「どこで探せばいいんでしょうかねぇ」
怪盗「うーん、とりあえず市場とか行ってみまする」
狙撃少女「そうですね」
- 160 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/18(土) 03:16:45.84 ID:vteU4ma+o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 161 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/18(土) 19:18:59.46 ID:vteU4ma+o
- 一行は城下町にある市場へとやってきた
中華やぶりっ子は頻繁に訪れているらしい
冒険者にとって特に有用なのは裏市場であり、
アングラ気質の残りのメンバーはあまり馴染みのない場所である
男「賑やかだな。酒場とはまた違う活気がある」
氷魔「……そういえば中華さん……なにか食糧を大量に扱っていそうな業者や商人に心当たりなどは……」
中華「そうだね……>>下1」
- 162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/18(土) 20:23:58.76 ID:aL6gus6J0
- 大手養鶏場と
提携している
地鶏屋がある
- 163 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/18(土) 21:14:02.68 ID:vteU4ma+o
- 中華「大手養鶏場と提携している地鶏屋がある」
やる気「おお!いいじゃないっすか!」
中華「卸もやってたはずだね。鶏肉だから、栄養も悪くない」
ぶりっ子「早速行きましょう!」
市場をひたすら進んでいく
中華が指示した場所で脇道に逸れると、
そこは商店街のようになっていた
中華「この辺りにあったような……」
- 164 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/19(日) 02:47:19.23 ID:f+7usEkWo
- 見れば、そこには大きく鶏のマークが描かれた看板を掲げた店があった
間違いなく、これが地鶏屋だろう
怪盗「あーなんかいい匂いがしてきますねー」
狙撃少女「鶏肉いいですよね……私も好きです」
誘われるように数名が店に入って行ったので、
残りのメンバーも早足で追いかける
- 165 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/19(日) 04:17:59.09 ID:f+7usEkWo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 166 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/19(日) 19:14:02.75 ID:f+7usEkWo
- 中には店主らしき人物がいたが、
客も大勢いてなかなか待ちそうだ
男「盛況だな」
中華「ここの鶏肉は本当に美味しいからね」
氷魔「……そんなに褒めるとは……どんな味なのか気になりますね……」
やる気「とにかく待つしかないっすね。順番が来たら自分たちの肉も買うっすよ」
ぶりっ子「賛成ですっ!」
- 167 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/19(日) 19:23:21.74 ID:f+7usEkWo
- それから十分以上待って、ようやく順番が来た
店主「やや、どうもどうも!団体さんですね!しかし在庫には自信がありますよ!」
怪盗「えっと、ご相談があるのですが……」
店主「はい?」
怪盗は自分たちの教団に食糧として大量の鶏肉を卸して欲しいと提案した
怪盗「……というわけです。どうでしょう?」
店主「>>下1」
- 168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/19(日) 20:11:59.97 ID:RRRwaf0F0
- 勿論良いですよ 最近何故か注文が減って困ってたんですよ
- 169 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/20(月) 03:51:08.63 ID:0en++SyQo
- 店主「勿論良いですよ」
狙撃少女「やった!」
店主「最近何故か注文が減って困ってたんですよ 」
男「そうなんですか?」
店主「えぇ……全く不思議です。競合には負けない自信があるのですが」
中華「あはは、そうだね。それじゃあ僕たちも個人的に鶏肉を買うよ。唐揚げはあるかな?」
店主「ございますとも!」
- 170 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/20(月) 03:51:35.68 ID:0en++SyQo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 171 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/20(月) 20:24:26.80 ID:0en++SyQo
- すみません遅れました
【ギルドの資金】84376475
唐揚げを買い、一行は街中へと戻ってきた
爪楊枝のような物体を店主が付けてくれたので、
つまみながら街中を歩くことができる
氷魔「……あとは……土地ですね……」
やる気「あ、両方やるんすね」
ぶりっ子「あるに越したことはありませんからねぇ」
- 172 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/20(月) 20:54:46.52 ID:0en++SyQo
- そうして一行は不動産屋に行くことにした
革服「いらっしゃいませ」
果たして店主なのかは分からないが、
革の服を着た男性がカウンターに座っている
怪盗「どうも」
革服「本日はどのような物件を?」
狙撃少女「土地です」
革服「土地ですか。なにかご条件などは?」
男「曰く付きでさっぱり売れないような土地はないか?」
革服「>>下1」
- 173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/20(月) 21:59:30.87 ID:UixQg4jx0
- 過去に大量殺人事件があった土地ならあるが……
- 174 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/21(火) 01:59:09.26 ID:hbQZ5XQSo
- 革服「過去に大量殺人事件があった土地ならあるが……」
中華「おお!それなら安く売ってくれたりしませんか!?」
革服「まぁ……構いませんが……うーん……」
氷魔「……私たちは……大丈夫です……心配をしているのなら……無用です……」
革服「そうですか……」
- 175 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/21(火) 02:02:49.50 ID:hbQZ5XQSo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 176 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/21(火) 20:15:12.38 ID:hbQZ5XQSo
- やる気「あっ、でも下見には行きたいっすね」
革服「分かりました。ではご案内します」
彼は店の奥になにか合図をしてカウンターを立った
一行を先導し、外へと出ていく
そして、代わりの人がカウンターに座った
ぶりっ子「どんな場所なんでしょう……」
革服「ここですね」
大体二十分ほど歩いて辿り着いたようだ
その土地は>>下1
- 177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/21(火) 20:17:57.83 ID:JOItyEe40
- 流しの歌手が多く集まる
いかにも裏町らしい土地
- 178 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/21(火) 20:53:50.56 ID:hbQZ5XQSo
- 歌手「♪?♪♪??!」
革服「……こういうとこですね」
そこは裏町だった
そして、道を歩けば必ず流しの歌手がいる
さらにその質も玉石混淆であった
狙撃少女「こんなところで……その……陰惨な事件が……?」
革服「ええ、そうです」
- 179 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/21(火) 22:52:57.74 ID:hbQZ5XQSo
- 男「それなのに、アーティストはいっぱいいるようだが……」
革服「ええ、犯人も歌手ですからね」
男「え?」
革服「かつてこの土地の持ち主が、歌手たちが出ていくようにと取り組んだことがあるのです」
中華「まさか」
革服「暴動が起きました。彼らやそのファン……さらにはギャングなんかも加わっていたそうですね」
- 180 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/21(火) 22:57:16.36 ID:hbQZ5XQSo
- 氷魔「……持ち主の方は……?」
革服「生きていらっしゃいます。少なくとも、この土地を私どもに売られた時点では」
やる気「そっすか……アーティストを排除しなければ安全っぽいっすけどね」
革服「治安も悪いですね……音楽堂……彼らはライブハウスだのハコだのと呼びますが、そこで平然と麻薬の取引があります」
ぶりっ子「ギャングが暴動に参加したということは……」
革服「彼らのシマですからね。そりゃ守ろうとするでしょう」
その話を聞いた一行には、無邪気に唄う流しの歌手たちが突然得体の知れない化物のようになってしまったと感じられた
- 181 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/22(水) 01:46:06.21 ID:NSVgMTFpo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 182 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/22(水) 18:39:38.36 ID:NSVgMTFpo
- 怪盗「ぶっちゃけ、霊的現象あたりの力で破壊できそうな問題を想定していましたが……」
狙撃少女「これは厳しそうですね……ギャングをどうにかしなければならないのが特に」
男「相手は数が多いからな。無策で挑めば返り討ちだろう」
中華「ある意味、砂漠のスラムよりひどいね……」
手詰まり感を誰もが感じていた
どこからか聞こえる歌声も嬌声も、
もはやただ耳障りなだけだった
氷魔「……他に……訳ありの安く売ってくれる土地はないのですか……?」
革服「>>下1」
- 183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/22(水) 18:53:24.92 ID:ir+FjhiDo
- あるにはあるがどこもギャングが場所代を持っていくからどこも変わらんよ
- 184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/22(水) 18:54:35.25 ID:DrYN8fZN0
- 湿地帯や森が多くある土地ならあるが、開墾しなければどうにもならないですね
- 185 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/22(水) 20:49:42.46 ID:NSVgMTFpo
- 革服「あるにはあるがどこもギャングが場所代を持っていくからどこも変わらんよ」
ぶりっ子「そんな……」
革服「こちらとしても、正直辟易している。だが……どうしようもないんだ」
やる気「しっかし、なんでそんなこと教えてくれるんすか?」
革服「……うちの店について、なにも調べずに来たんですか?」
怪盗「正直、不動産屋ならどこでもいいと思ってました!」
- 186 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/22(水) 20:52:41.93 ID:NSVgMTFpo
- 革服「うち、評判悪いんですよね。うちの土地買った奴は消えるとかなんとか」
狙撃少女「それはまた……どうしてですか?」
革服「お客様のように、安い土地をお求めになられる方は多いのですが、大抵土地のいざこざに巻き込まれてギャングに抹殺されるんですよ」
男「なるほど……分かった。ここを買うかどうかは、保留とさせてくれ」
革服「保留?却下ではないのですか?」
男「調べたいこともあるしな」
- 187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/02/22(水) 22:48:42.75 ID:exnxZlqg0
- 穴の底に到達するのに最適な方法です。
そりゃ女性とセ●クスした事が無いんだから、女性に何もしないのは当たり前じゃん。
意外かもしれないけど、私はゲイの方からもお誘いは無かったですね。無くても良いがしばらく。観察しただけでも空気的に分かるのかもしれないね。
これについては何も言うことはありません。
今はネットの時代だからすぐわかるかもしれないけど、回りの人でジェントルマンだと言われてる男性は、たんだけに童貞なだけかもわからんね。
- 188 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/23(木) 03:52:44.91 ID:60r/2ac1o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 189 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/23(木) 19:37:27.08 ID:432WNAN5O
- それから一行は、喧しい裏町へと繰り出した
革服とは別れ、後日不動産屋を訪れることとなった
中華「で、調べたいことって?」
男「ここを支配してるギャングについてだな。……いや、規模が大きくなければ倒せそうじゃん?」
氷魔「……力を持った人間の思考ですね……」
男「まぁ油断してるな。だが、相手の規模が大きそうならさっさと手を引くつもりだから安心してくれ」
- 190 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/23(木) 19:41:19.92 ID:432WNAN5O
- やる気「嗅ぎ回ってるのがいると知れれば、ギャングの奴らも間違いなく追ってくるっすよ。はっきり言って、そのプランでもリスクはあるっす」
男「確かにそうだな。……どうにかして、バレないようにやらなきゃな」
ぶりっ子「あ、それなら私たちもアーティストを装えばいいんですよぉ」
突拍子もない提案だった
その場の全員は、発言をやめて固まった
怪盗「……………………」
ぶりっ子「え?」
怪盗「……いいですね!やっちゃいましょう!」
狙撃少女「マジで言ってますか?」
- 191 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/23(木) 19:56:31.80 ID:432WNAN5O
- 男「いや……俺たち楽器持ってないだろ。7人集まって全員ボーカルとか怪しすぎるだろ」
中華「そうだね……人数を絞ろうか」
氷魔「……あ……私はパスでお願いします……」
やる気「男は結構歌えたっすよね?」
男「アマの中なら歌える部類だと自負している」
ぶりっ子「私も歌はちょっと……怪盗さんは歌えますか?」
怪盗「当然歌えますよ!」
そう言って彼女は、道端に落ちていたマイクを持って歌い出した
魔力は通っていないので、別に拡声機能はない
>>下1コンマ……怪盗の【歌唱力】
- 192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/23(木) 20:03:10.53 ID:kLbwe07E0
- あ
- 193 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/24(金) 00:53:56.34 ID:KMupdtEMo
- 怪盗の【歌唱力】53
彼女は元気に歌った
しかし、その出来は上手いとも下手とも言い難いものだった
狙撃少女「…………」
怪盗「……え、反応悪くないです?下手でした?」
狙撃少女「いえ!決して下手ではないと思いますよ!」
男「そうだな。下手ではないだろう」
- 194 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/24(金) 01:36:17.78 ID:KMupdtEMo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 195 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/24(金) 18:53:28.04 ID:KMupdtEMo
- ・男
【筋力】124【HP】65【素早さ】200【MP】114【顔面】30(神の力)【歌唱力】74【料理】111【中華料理】97【画力】26【加護】13
【刀術】・閃火斬(火属性武器でのダメージに+6、それ以外の武器では+3)
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
『魔法の才能』(魔法習得難易度易化)
『多芸』(感覚系ステータス+20)
『万能通訳』、『降神術』(神の依り代に適性)
『マグネリレーション』(定期的な巡り合わせ)
武器:レジストソード(攻撃力3.5、魔法生物特効)
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:火魔法 上級火魔法 氷魔法 上級氷魔法 闇魔法 風魔法 回復魔法 光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 耳鼻咽喉キャンセラレーション 海割りの奇跡
所持:麻薬(1回分)"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)、上級氷魔導書、13時間時計、魔王のデモウイルス、サファイアの原石、厨二っぽい太刀(攻撃力3、炎属性)、ベヒーモスの角剣
(経験値21/39……レベル30)
・中華
【筋力】130【素早さ】191【HP】43【MP】75【中華料理】112【顔面】76【加護】10【運命力】29【求心力】33
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『魔王の資格』
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
武器:デモンズスピア(攻撃力4)
防具:ミレニアムアーマー
装飾品:銀の腕輪(筋力+5)
習得魔法:火魔法 上級火魔法 上級水魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 回復魔法
所持:危険な国三選、13時間時計
(経験値31/37……レベル28)
・氷魔【筋力】156【HP】??+34【MP】171【素早さ】145【料理】37【歌唱力】27【ダンス】1【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』、『ポリシーブレイク』
『究極氷魔法』消費【MP】:240(120)
『メルティング』、『氷魔法上位混合』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミスローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法 氷空魔法 水魔法 超上級水魔法 超上級回復魔法 マナ電流互換改 着火魔法 照明魔法 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:異性にモテる為の本(所持継続一日以上で【顔面】+5) 雷の魔導書、13時間時計
(経験値29/45……レベル36)
・やる気
【筋力】157【HP】55【MP】129 【素早さ】174【顔面】36【加護】20
『殺る気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)
『魔王の資格(80%)』(不完全ながら能力値上昇、魔物の言語が分かる)
武器:スパイラルランス
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:超上級水魔法 土魔法 回復魔法 着火魔法 照明魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法 闇魔法 天候操作魔法 ジャミングウェイブ 解錠魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値7/35……レベル26)
・ぶりっ子
【筋力】122 【HP】??+32【MP】140【素早さ】99【料理】73【歌唱力】44【ダンス】51【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
『従者式格闘術』(後出しでかばいダメージ上昇)
武器:ドラゴンキラー
防具:ソードブレイカー 緋色の法衣(炎や熱系の魔法や攻撃の無力化+魔法だった場合魔力吸収 )
習得魔法:水魔法 上級水魔法 氷魔法 上級氷魔法 光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
必殺技:ぴゅん太郎
所持:化粧品(試供品)、13時間時計
(経験値35
/38……レベル29)
・怪盗
【筋力】120
【MP】136
【素早さ】355
【歌唱力】53
『盗む』
武器:丁半槌
防具:ソードブレイカー
習得魔法:風魔法 回復魔法
所持:アダマンタイトの曲刀、雷の力を吸収する杖
(経験値11/33……レベル24)
・狙撃少女
【筋力】122【MP】137【素早さ】??+2
武器:守人のパチンコ(攻撃力3.5、攻撃前に属性魔法を使用して属性付加可能、三発)
習得魔法:水魔法
所持:スパークナイフ(攻撃力2.5、雷属性)アンチオールスナイパー(攻撃力8、一発)
(経験値21/38……レベル29)
【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属、不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典、硫酸の入った瓶、筋トレメソッド本、13時間時計×3、純金小判×5 レア珍獣の生息地(本) 忘却されるまで封印した機械(本)、無限に重なる葉っぱ、ホームセンターの便利グッズ紹介本 回復スライム、氷スライム レインボースライム 探し物の位置を指し示すコンパス(『4回』、不良品)、牛スライム、文字を書き込んだら対になるものに文字が浮かび上がる一対の巻物、壊れたものを何でも直すレンチ、黄金の番人像、世界樹の露(三回分)、なんでも開けるドアノブ型生命体
【ギルドの資金】84376475
- 196 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/24(金) 18:54:10.18 ID:KMupdtEMo
- 怪盗「なんですかその微妙な評価……なんとか言ったらどうなんです?」
狙撃少女「えっ……あの……まぁ……どちらとも言い難いというか……」
怪盗「くっ……じゃああなたも歌いなさいよ!」
と言って彼女は無理やり狙撃少女にマイクを握らせる
中華「お、面白くなってきたね」
狙撃少女「えっ、本当に歌う流れですか!?」
彼女は周囲に乗せられ、
仕方なく歌うことにしたようだ
遠慮がちに口が開く
>>下1コンマ……狙撃少女の【歌唱力】
- 197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/24(金) 19:27:34.68 ID:0waopvzDO
- はい
- 198 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/24(金) 20:50:38.90 ID:KMupdtEMo
- 狙撃少女の【歌唱力】68
そしてそのまま歌いきった
最初はぎこちなく、不安げであったが、
最後には少ないが聴衆すらできていた
氷魔「……なかなか上手いですね……」
怪盗「私より上手い……!おのれ……」
狙撃少女「ひいっ!怒らないで下さい……」
怪盗「まぁいいです。私には他にも個性がありますからねっ」
- 199 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/24(金) 21:17:15.36 ID:KMupdtEMo
- やる気「あとはどうするっすか?」
男「ダンスでもしてくれる奴が必要かな。やる気、頼めるか?」
やる気「え、俺っちっすか?」
男「機敏でいて、かつ力強い。ダンス向きだと思う」
やる気「そこまで言うならやるっすよ!」
そうして、男とやる気と狙撃少女は街中へと飛び込んでいった
- 200 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/24(金) 23:14:25.28 ID:KMupdtEMo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 201 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/25(土) 19:53:04.85 ID:Plq9AGLio
- 残されたメンバーはひとまず帰ることにした
そろそろ夕方なので、少し早い帰還にしかならない
狙撃少女「で……どうするんですか?」
男「うーんそうだな……最初はとりあえずここ!みたいな場所があればいいかも」
やる気「ほんなら聞いてみるほかないっすね。すみませーん!」
通行人「おう、どうした?」
狙撃少女「私たち、ここで初めてやろうと思ってて……良い場所ありませんか?」
通行人「>>下1」
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