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安価とコンマで異世界転生!その8
- 2 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/14(土) 19:45:40.03 ID:zWBBjkwKO
- スレ立て早々ですが今回は成長の判定からやっていきます
男とやる気がレベルアップ!
男は今回でレベルが30になるので一つ上のテーブルから抽選です
下1コンマ……男の成長
下2コンマ……やる気の成長
?男の成長テーブル?
01?40で全能力+9
41?60で習得『食いしばり』
61?80で習得『降神コスト1/2』
81?90で以上の全て
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
?やる気青年の成長テーブル?
01?20で筋力+3
21?40でHP+3
41?60でMP+4
61?80で素早さ+4
81?90で全能力+5
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
- 3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/14(土) 20:50:40.71 ID:I9qF5bXJ0
- あ
- 4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/14(土) 21:02:55.25 ID:sYButn2DO
- はい
- 5 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/14(土) 23:39:14.08 ID:+EFEpuNYo
- 男は『降神コスト1/2』を習得しました
これにより神の奇跡を行使する際のMP消費が半分になります
また、肉体に神を降ろすときにかかる負担も半分です
やる気の【筋力】160
- 6 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/14(土) 23:41:03.51 ID:+EFEpuNYo
- 魔女「急なお願いですね……泊めますけど」
隻眼「い、いいのか!?」
魔女「えっ、なんかやましいことでもあるんですか!?」
あまりに彼が感情を噴出させているので、
魔女も少し不審に思ってしまった
隻眼「………………」
魔女「怖いんですけど!?」
- 7 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/14(土) 23:41:45.10 ID:+EFEpuNYo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 8 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/15(日) 19:52:30.76 ID:MNSZM0bbo
- 中華「大丈夫大丈夫、いいやつだし……君に危害を加えることはないからさ」
魔女「分かってます。魔女に二言はありませんよ」
隻眼「恩に着る……」
隻眼の少年は魔女に連れられて家へと入っていった
氷魔「……どうにかなりましたね……」
やる気「そっすね、下手にこれ以上凶行に走れば生活も危うくなるんで……もう解決ってことで顔役のおじさんにでも報告しに行くっすよ!」
- 9 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/15(日) 20:16:23.97 ID:MNSZM0bbo
- もうそろそろ夜だが、前は酒場にいたのでそこに行けば会えるかもしれないと思い一行は砂漠の街の酒場までやってきた
ぶりっ子「あっ」
顔役「……む、君たちか」
怪盗「依頼、終わらせましたよー」
顔役「そうかそうか。して、かの少年はどうなったのかね?」
狙撃少女「もう悪いことはできないような状態にしてきました」
顔役「……そうか」
狙撃少女が嘘にならない範疇でなるべく物騒なワードを選んだので、
彼は少なくとも依頼の達成を疑わないだろう
- 10 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/15(日) 20:40:26.04 ID:MNSZM0bbo
- 男「子供を相手にするのはどうも、心によろしくないな」
顔役「すまない……」
男「まぁ何でも屋みたいなことばかりしてるし、自己責任だな」
顔役「そうか、だが心中お察しするよ」
中華「依頼は解決できたし、報酬をいただきたいかな?って」
顔役「おお、そうだったな……これでどうだ?」
>>下1……報酬の内容(現ナマなら円換算)
- 11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/15(日) 21:01:51.23 ID:a6kbowIQ0
- 宝具『銀杖の指揮棒』+10万円
- 12 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/16(月) 00:46:59.15 ID:mxllpCTco
- すると、彼は銀色の杖とおぼしき物体を持っていた黒く細長い箱から取り出した
氷魔「……ただの杖……ではなさそうです……マジックアイテムでしょうか……」
顔役「これは『銀杖の指揮棒』という宝具だ」
宝具という聞き慣れない言葉に、一行は一瞬固まる
やる気「えっと、宝具ってなんすか?」
- 13 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/16(月) 00:59:58.19 ID:mxllpCTco
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 14 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/16(月) 19:53:17.06 ID:mxllpCTco
- 素朴な疑問に、顔役は一瞬固まる
しかしすぐにまた話し出す
顔役「宝具というのは、マジックアイテムの中でも一般に格が高いとされるものだ」
ぶりっ子「すごいんですねぇ、宝具って」
顔役「宝具と呼ばれるのは、王家の秘宝であったり、儀式を行えたり……といったマジックアイテムであって、その性能自体は保証されていない」
怪盗「名ばかりの宝具もあるかもしれないってことですね」
- 15 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/16(月) 21:54:19.53 ID:mxllpCTco
- 狙撃少女「で、実際のところその『銀杖の指揮棒』とやらはどんなアイテムなんですか?」
顔役「これは、戦場で使う指揮棒だ。かつては先端に旗でも取り付けて使っていたらしい」
男「旗持ちが士気を高める為に使う感じ?」
顔役「まぁそれが一番利口な使い方なのだろうが……これは元々王族専用のアイテムなのだ。それで死んだ者もいるらしい」
中華「ふぅん」
- 16 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/17(火) 01:58:16.40 ID:Z38WtOmYo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 17 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/17(火) 19:40:40.89 ID:Z38WtOmYo
- 以前成長をしたので再掲します
・男
【筋力】124【HP】65【素早さ】200【MP】114【顔面】30(神の力)【歌唱力】74【料理】111【中華料理】97【画力】26【加護】13
【刀術】・閃火斬(火属性武器でのダメージに+6、それ以外の武器では+3)
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
『魔法の才能』(魔法習得難易度易化)
『多芸』(感覚系ステータス+20)
『万能通訳』、『降神術』(神の依り代に適性)
『マグネリレーション』(定期的な巡り合わせ)
武器:レジストソード(攻撃力3.5、魔法生物特効)
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:火魔法 上級火魔法 氷魔法 上級氷魔法 闇魔法 風魔法 回復魔法 光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 耳鼻咽喉キャンセラレーション 海割りの奇跡
所持:麻薬(1回分)"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)、上級氷魔導書、13時間時計、魔王のデモウイルス、サファイアの原石、厨二っぽい太刀(攻撃力3、炎属性)、ベヒーモスの角剣
(経験値21/39……レベル30)
・中華
【筋力】130【素早さ】191【HP】43【MP】75【中華料理】112【顔面】76【加護】10【運命力】29【求心力】33
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『魔王の資格』
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
武器:デモンズスピア(攻撃力4)
防具:ミレニアムアーマー
装飾品:銀の腕輪(筋力+5)
習得魔法:火魔法 上級火魔法 上級水魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 回復魔法
所持:危険な国三選、13時間時計
(経験値31/37……レベル28)
・氷魔【筋力】156【HP】??+34【MP】171【素早さ】145【料理】37【歌唱力】27【ダンス】1【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』、『ポリシーブレイク』
『究極氷魔法』消費【MP】:240(120)
『メルティング』、『氷魔法上位混合』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミスローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法 氷空魔法 水魔法 超上級水魔法 超上級回復魔法 マナ電流互換改 着火魔法 照明魔法 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:異性にモテる為の本(所持継続一日以上で【顔面】+5) 雷の魔導書、13時間時計
(経験値29/45……レベル36)
・やる気
【筋力】157【HP】55【MP】129 【素早さ】174【顔面】36【加護】20
『殺る気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)
『魔王の資格(80%)』(不完全ながら能力値上昇、魔物の言語が分かる)
武器:スパイラルランス
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:超上級水魔法 土魔法 回復魔法 着火魔法 照明魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法 闇魔法 天候操作魔法 ジャミングウェイブ 解錠魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値7/35……レベル26)
・ぶりっ子
【筋力】122 【HP】??+32【MP】140【素早さ】99【料理】73【歌唱力】44【ダンス】51【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
『従者式格闘術』(後出しでかばいダメージ上昇)
武器:ドラゴンキラー
防具:ソードブレイカー 緋色の法衣(炎や熱系の魔法や攻撃の無力化+魔法だった場合魔力吸収 )
習得魔法:水魔法 上級水魔法 氷魔法 上級氷魔法 光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
必殺技:ぴゅん太郎
所持:化粧品(試供品)、13時間時計
(経験値35
/38……レベル29)
・怪盗
【筋力】120
【MP】136
【素早さ】355
『盗む』
武器:丁半槌
防具:ソードブレイカー
習得魔法:風魔法 回復魔法
所持:アダマンタイトの曲刀、雷の力を吸収する杖
(経験値11/33……レベル24)
・狙撃少女
【筋力】122【MP】137【素早さ】??+2
武器:守人のパチンコ(攻撃力3.5、攻撃前に属性魔法を使用して属性付加可能、三発)
習得魔法:水魔法
所持:スパークナイフ(攻撃力2.5、雷属性)アンチオールスナイパー(攻撃力8、一発)
(経験値21/38……レベル29)
【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属、不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典、硫酸の入った瓶、筋トレメソッド本、13時間時計×3、純金小判×5 レア珍獣の生息地(本) 忘却されるまで封印した機械(本)、無限に重なる葉っぱ、ホームセンターの便利グッズ紹介本 回復スライム、氷スライム レインボースライム 探し物の位置を指し示すコンパス(『4回』、不良品)、牛スライム、文字を書き込んだら対になるものに文字が浮かび上がる一対の巻物、壊れたものを何でも直すレンチ、黄金の番人像、世界樹の露(三回分)、なんでも開けるドアノブ型生命体
【ギルドの資金】99378975
- 18 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/17(火) 19:42:39.22 ID:Z38WtOmYo
- 顔役「戦闘の際に使えば、味方に活力を与えることができよう」
氷魔「……傷を癒したりできるのですか……?」
顔役「いや、そういった効能はないが、八面六臂の活躍をさせられるらしい」
やる気「そうなんすね。とりあえず貰っておくっすよ」
一行は『銀杖の指揮棒』を手に入れた
誰かがこれを持ち、指揮を行うことによって任意の味方一人を再行動させることがてきます
ただし一度の戦闘では一度しか使えず、これを使用することによって手番を喪失します
- 19 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/17(火) 20:39:48.93 ID:Z38WtOmYo
- 顔役「あと、これだ」
彼は懐から10万ほどを取り出し、
テーブルの上に置いた
ぶりっ子「どうも?」
顔役「しかし、ご苦労だったな……知らない土地で、随分疲れただろう」
怪盗「……そういえば、最近この国の政府に妙な動きはありませんでしたか?スラム系の場所によく行ってたので、そういう疑念はよく聞くんです」
顔役「>>下1」
- 20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/17(火) 21:28:09.01 ID:PhdRxnQg0
- …? いや、特に聞かないな。最近の政府は観光地や内政に力を入れてるみたいだが村町等には、此れを為れっとお達しも無い
- 21 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/17(火) 21:59:41.25 ID:Z38WtOmYo
- 顔役「…? いや、特に聞かないな。最近の政府は観光地や内政に力を入れてるみたいだが村町等には、此れを為れっとお達しも無い」
狙撃少女「そうなんですか?まぁそうならそうに越したことはありませんが」
顔役「ああ、そうとも。してお主らはいつまでここに滞在する?」
男「早ければ明日には」
顔役「そうか……世話になったな」
- 22 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/17(火) 22:16:55.35 ID:Z38WtOmYo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 23 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/18(水) 19:53:30.95 ID:r5+MIr2+o
- それから一行は宿を手配することにした
中華「解決の報告は明日にして、今日も宿を用意してもらったほうが良かったのでは……」
氷魔「……そうですね……でもお化けでるんでしたっけ……」
とそんなことを話しているうちに宿屋を見つけた
かなり大きめの宿なので空いているかもしれないが、
逆に大人気のためまるで空きがないこともあるかもしれない
- 24 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/18(水) 19:56:35.39 ID:r5+MIr2+o
- 宿に入れば、高級感のある調度品がロビーに多数置いてある
ただあまりにも分かりやすい高級感すぎて、
レプリカがほとんどなのではないかと疑念を抱く
やる気「ちーっす」
受付「いかがなさいました?外はよく冷えます……」
ぶりっ子「部屋、開いてませんかぁ?」
受付「えーそうですね、>>下1」
1.全員分ある
2.男女半々ならある
3.一部屋に押し込まれる
4.満室
5.自由安価
- 25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/18(水) 20:04:49.77 ID:CzUqG3oE0
- 3
- 26 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/19(木) 03:05:24.74 ID:+Cr6wfiMo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 27 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/19(木) 19:48:13.45 ID:+Cr6wfiMo
- 受付「一部屋しかありませんね……」
怪盗「そうですか……」
受付「ですが、広さは保証しますよ。それだけの大所帯なので、広々といった感じではないかもしれませんが……無理なく宿泊できるかと」
狙撃少女「それなら大丈夫ですね」
男「俺は構わないけど……いいか?」
彼が振り返って聞くと、
残りのメンバーは無言で首を縦に振った
- 28 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/19(木) 22:47:46.23 ID:+Cr6wfiMo
- それから一行は大部屋の鍵を貰い、
早速大部屋に移動した
中華「うん、悪くないね」
そこは広々としているだけでなく、
ロビーのように雰囲気のある調度品がそこかしこに置かれている
これは宿泊費がとんでもないことになるかもしれない、そう男は焦った
氷魔「……これなら……ゆっくりできそうです……」
やる気「そっすね……でも、まずは風呂入りたいっすね。ここ風呂あるらしいんで」
- 29 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/20(金) 01:37:47.81 ID:6UA7KhnZo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 30 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/20(金) 19:16:44.05 ID:6UA7KhnZo
- そうして男性陣は男風呂へとやってきた
男「よっ……と」
三人は体をささっと洗い、湯へと浸かる
ここ数日、やらなければならないことが多く、
朝から晩まで動き続けだったため、
三人は多いに癒された
中華「……お?」
やる気「どうしたっすか?」
中華「今入ってきた人……>>下1じゃないかなって」
- 31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/20(金) 20:00:18.00 ID:DfUliNrm0
- 山の管理人
- 32 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/20(金) 20:48:10.66 ID:6UA7KhnZo
- 中華「山の管理人じゃないかなって」
男「……山?山って、どの?」
突拍子もない発言に、男は困惑し、
すぐさま聞き返した
もしや自分がなにか聞き間違えたのかもしれない、
そうとまで思った
中華「あの……いや名前は結局分からないんだけどさ、昔遭難者助けに行って、そのあと温泉入った山あったよね」
やる気「あー……あれっすね。え?管理人には結局会ってないっすよね」
- 33 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/20(金) 22:03:23.35 ID:6UA7KhnZo
- 中華「実は、その後個人的に会ってるんだよね」
男「へー……巡り合わせだな」
中華「いつも食材を卸してもらってる問屋さんの知り合いだったんだ」
そんなことを話していると、
彼は三人の入っている湯船に入ってきた
管理人「ふぅー……おお、久しぶり」
- 34 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/21(土) 19:40:02.71 ID:XgEVxyBWO
- すみません寝落ちしました
中華「お久しぶりです。今日はどうしてここに?」
管理人「ああ、この温泉に興味があってな……」
彼は壮年で、いかにも温厚そうな見た目である
だが、体つきはしっかりしている
やる気「温泉マニアなんすか?」
管理人「ああそうだとも。私は山を持っているのだがね、温泉のために山を買ったのさ」
男「なるほど……」
- 35 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/21(土) 21:27:17.75 ID:XgEVxyBWO
- 中華「どうなんですか?ここは」
管理人「かなり良いな。……砂漠という風土が、温泉をよりよく感じさせてくれるというのもある」
やる気「そうなんすか?どうも、湿潤な気候帯での温泉しか入ったことがないんで……」
管理人「全身に砂がつくし、夜はよく冷える。むしろ砂漠の気候でこそ温泉は真価を発揮する……と個人的には思っている」
男「今までで一番良かった温泉って何です?」
管理人「>>下1」
- 36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/21(土) 21:44:14.56 ID:aaPCjtYN0
- う〜ん難しいな。温泉地帯はわりと多いいし効能や温度も千差万別だったから…あ、雪国での温泉は違う角度での景色を観れたから風情を感じつつ余韻に浸ってたな
- 37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2023/01/21(土) 21:44:19.69 ID:e+CUUjCK0
- 魔力で温泉の中でも呼吸ができる温泉だ
全身に温泉の効能が染み渡る感覚がたまらなかった
- 38 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/22(日) 02:34:11.19 ID:gR80Q5//o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 39 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/22(日) 19:53:32.18 ID:gR80Q5//o
- 管理人「う?ん難しいな。温泉地帯はわりと多いいし効能や温度も千差万別だったから…あ、雪国での温泉は違う角度での景色を観れたから風情を感じつつ余韻に浸ってたな」
中華「へぇー……角度ですか」
管理人「ああ、温泉ってのは大抵、周りを見るか、山の上にあって眺望を楽しむかと言ったところだ」
やる気「そっすね。山で朝風呂なんかすると最高っすよ」
管理人「しかし……あそこは違う。見るべき景色は横であり下であり……さらに、上もだった」
男「空になにかあったんです?」
管理人「オーロラさ。そこには、雄大なカーテンが降りていた」
彼は両手を大きく広げ、
湯がひときわ大きな音で跳ねる
- 40 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/22(日) 22:51:26.13 ID:gR80Q5//o
- 中華「なるほど、オーロラですか」
管理人「全てが見るべき場所だった。そんな体験は初めてだったよ」
やる気「いいっすね。俺っちもオーロラ見てみたいっすよ」
管理人「君たちは冒険者なんだろう?それならいつか見られるさ」
それから三人は温泉について語ったり、
あるいは冒険の内容について山の管理人に語った
そして、のぼせないうちに温泉から出た
- 41 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/23(月) 01:32:08.42 ID:W4t4bDFAo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 42 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/23(月) 19:28:02.79 ID:W4t4bDFAo
- 一方そのころ、女湯では
氷魔「……いい湯ですね……」
ぶりっ子「正気ですか?」
氷魔は水風呂に浸かって一息ついている
サウナに入ったというわけでもなく、
いきなり水風呂に入っている
氷魔「……私はいつもこうですよ……氷の魔法を使うのでキャラ付けとして始めましたが……いつしかこちらでしか安心できなくなりました……」
ぶりっ子「なるほど……既に正気ではなかったということですねぇ」
- 43 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/24(火) 00:42:16.01 ID:CGlauzKdo
- 氷魔「……ひどくないですか……私なんかより怪盗さんのほうが変わってますよ……」
怪盗「え?私?」
彼女は浴槽の縁に腰かけて座っている
その高さは低いのである種の体育座りのような格好だ
狙撃少女「そういえば、全然湯に浸かってませんね」
怪盗「15秒も入れば十分じゃないですか?」
ぶりっ子「カラスですか?」
- 44 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/24(火) 01:36:04.75 ID:CGlauzKdo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 45 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/24(火) 19:25:27.84 ID:CGlauzKdo
- 狙撃少女「湯船は100数えてから出るものですよ。私はそう教えられました」
怪盗「そんなにいたらのぼせちゃいます」
ぶりっ子「まぁ生真面目ですよねぇ」
自分以外の人間を変人と呼んで差し支えない状況に置かれたぶりっ子はとても居づらかった
湯船に口だけ埋めてじっとしている
氷魔「……そういえば……ここの湯の効能ってなんなんでしょうか……?」
ぶりっ子「>>下1」
- 46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/24(火) 20:21:54.10 ID:+pxRQLrh0
- たくましい体を作る滋養強壮の効果です
- 47 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/24(火) 20:49:38.30 ID:CGlauzKdo
- ぶりっ子「たくましい体を作る滋養強壮の効果です」
怪盗「なぁんだ、美容とかじゃないんですね」
狙撃少女「私は欲しいですよ、たくましい体」
氷魔「……小柄な部類ですからね……」
ぶりっ子「ちっちゃい方がかわいいと思いますけどねぇ」
- 48 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/25(水) 01:43:13.08 ID:kEjN0oajo
- そんなことを話しながら四人は浴場を出た
服を着て部屋に戻ってくると、
男性陣は既に部屋にいた
男「おかえり?」
狙撃少女「ただいま戻りました」
中華「暇だ……」
中華は大の字になってソファに倒れ込み、
照明を見上げて脱力している
- 49 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/25(水) 02:03:21.68 ID:kEjN0oajo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 50 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/25(水) 20:35:01.44 ID:kEjN0oajo
- 怪盗「どうしたんですかぁ?」
中華「ないんだよ。調理器具が……」
大人数を収容できる部屋であるがゆえに、
それらの機能はオミットされた部屋だった
氷魔「……魂が抜けたかのようですね……」
やる気「持ち運び型調理器具とかあればいいんすけどねぇ」
- 51 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/25(水) 20:46:17.70 ID:kEjN0oajo
- それからは全員にここ最近の疲れが出てきたため、
少し早い時間だが寝ることにした
ぶりっ子「おやすみなさぁい」
7人いるがベッドは9つあり、問題なく眠ることができた
怪盗「はーい」
>>下1……寝ている間になにかあったか(あったなら内容も)
- 52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/25(水) 21:13:01.68 ID:04/4px5j0
- 突然床が開いて地下にあった温泉に落ちた
- 53 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/25(水) 22:33:46.37 ID:kEjN0oajo
- 全員が寝静まった夜
誰もが安心して夢の中にいるはずだが
そこは安心できる場所ではなかった
狙撃少女「!?」
突如として床が開き、全員は落ちていく
ベッドも家具も何もかも、
その下にあった地下の温泉へとダイビングだ
男「んぅっ!?な、なんだなんだ!?」
- 54 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/25(水) 22:52:18.89 ID:kEjN0oajo
- 中華「おぼぼぼぼ……」
氷魔「……大変です……中華さんが溺れてます……!」
やる気「ま、任せるっすよ!」
一行は混乱しながらも溺れないようにしたり、
溺れかけた仲間を助けたりしながら態勢を整えた
ぶりっ子「じ……死ぬかと思いましたぁ……」
- 55 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/26(木) 01:25:54.17 ID:yTzauffFo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 56 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/26(木) 19:22:03.61 ID:yTzauffFo
- 怪盗「ふーむ……」
メンバーは大体状況を把握できてきた
落ち着き次第周りを見渡して、
この状況の原因を探る
狙撃少女「おや……」
落ちてきた温泉の外周に、誰かが腰かけていた
>>下1……そこにいた人物とは
- 57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/26(木) 19:29:06.85 ID:8tornRsDO
- 温泉の女神
- 58 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/26(木) 20:49:31.49 ID:yTzauffFo
- そこに座っていたのは女性だった
天女のごとき衣を身に纏い、それが湯気でぴっちりと体に張り付いている
温泉女神「ごきげんよう」
男「あ、ど、どうも」
中華「いやどうもじゃないでしょ!?すごく怪しいじゃんこの人!」
温泉女神「私は人ではありません。温泉の女神でございます」
氷魔「……そんなのいるんですね……」
- 59 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/27(金) 01:21:03.73 ID:h4AmBOjoo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 60 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/27(金) 19:40:28.52 ID:h4AmBOjoo
- やる気「なんだって宿の地下にそんな神が……」
温泉女神「ここの宿の温泉の源泉はここなので、ここにいるのです」
ぶりっ子「はぁ、なるほど」
怪盗「いや、そんなことより!あなたですか!?私たちをここへ落としたのは!?」
怪盗が身を乗り出し、指を指して言う
温泉女神「>>下1」
- 61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/27(金) 20:03:43.58 ID:awn/ngLK0
- ずっと閉じ込められて退屈だったので、何か面白いことをしようと思って
- 62 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/27(金) 22:10:48.72 ID:h4AmBOjoo
- 温泉女神「ずっと閉じ込められて退屈だったので、何か面白いことをしようと思って」
狙撃少女「服びっちょびちょなんですけど……」
温泉女神「楽しかったですか?」
男「いや別に」
温泉女神「そうですか……」
彼女は露骨に残念そうな顔をしている
どうやら悪意はなさそうだが、神特有の感覚のズレのようなものがありそうだ
- 63 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/28(土) 03:20:03.20 ID:TOFGrUYIo
- 中華「これからどうしよう……」
温泉女神「まず、源泉に浸かっていかれては?」
氷魔「……いや……寝たいのですが……」
温泉女神「ああいえ、こちらは睡眠の質を高める効果があるのです」
やる気「……そもそもベッドがないんすけど」
温泉女神「ご心配なく。別にベッドはございますよ」
- 64 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/28(土) 03:22:28.10 ID:TOFGrUYIo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 65 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/28(土) 18:55:52.69 ID:dSVKKdu7O
- ぶりっ子「え、あるんですか?」
温泉女神「私は神なので、睡眠は必要ないのですが……私をこの空間に閉じ込めた人達はベッドを用意していきました」
怪盗「ここにずっと一人だったんですか!?」
温泉女神「そうです。更衣室やバスローブもありますから、安心して眠れますよ」
彼女は浴場の出入り口を指す
負い目を感じているのか、神にしては腰が低い
- 66 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/28(土) 22:09:40.24 ID:TOFGrUYIo
- 狙撃少女「ということは……」
男「どうした?」
男が聞くと、彼女は男に耳打ちした
狙撃少女「ここは、温泉女神さんのために用意された……専用の宿泊部屋なのかもしれません」
男「なるほどね。そういう思惑が宿側にあったのかもしれないな」
- 67 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/29(日) 02:42:05.49 ID:qLNBu1Izo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 68 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/29(日) 19:48:26.66 ID:qLNBu1Izo
- 温泉女神「さ、入りましょう!」
中華「……あの、ここ以外に浴場は?」
温泉女神「ありませんが……?」
氷魔「……え……混浴なんですか……」
やる気「いや、どっちかが外で待ってればいいんじゃないすか?」
温泉女神「えー!嫌ですよ、私みんなと温泉に入りたいです!」
ぶりっ子「じゃ、じゃあ……なんかこう、大切な部分をうまいこと隠せたりしません?」
温泉女神「そうですね……>>下1」
1.湯気を纏わせることができます
2.湯を濁らせて隠せます
3.無理です
4.自由安価
- 69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/29(日) 19:56:03.01 ID:liqZ8L0E0
- 1
- 70 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/29(日) 21:27:49.43 ID:qLNBu1Izo
- 温泉女神「湯気を纏わせることができます」
怪盗「どういうことですか?」
聞かれるが早いか、彼女は指パッチンをする
すると、その場にいる全員の局部などが謎の煙で覆われた
狙撃少女「おお……!?すごいですね!」
温泉女神「温泉の女神は大体これができますよ。たまにできない方もいますが」
- 71 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/30(月) 01:09:09.93 ID:cUvBzw/6o
- それから一行は脱衣所で服を脱いだ
濡れてしまっているので、念入りに絞って籠に入れる
男「よし……頭洗うか」
入るなり男はシャワーの元へと向かうが、
それを中華が制した
中華「風呂入ってからそのまま寝てるし、別に体洗わなくても綺麗じゃない?」
男「……それもそうかもな」
- 72 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/30(月) 01:37:23.28 ID:cUvBzw/6o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 73 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/30(月) 19:39:13.32 ID:cUvBzw/6o
- 氷魔「……ふぅ……」
やる気「……ん?……まぁいいっす」
またも氷魔は水風呂に入ったが、男性陣は特に気にしなかった
温泉女神「しゃーっ!」
全員が風呂に浸かった頃合いを見て、
温泉女神は勢いよく浴槽に滑り込んできた
ぶりっ子「うわっ!なんですかぁ!?」
- 74 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/30(月) 19:41:59.62 ID:cUvBzw/6o
- 温泉女神「みんなと入りたかったので」
彼女は小首をかしげてはにかむ
瞬間的にぶりっ子よりもぶりっ子らしかった
怪盗「……………………」
怪盗は風呂から早速上がろうとするが、
温泉女神がすごい顔で見てくるので動けずにいた
温泉女神「そういえば、気になっていることがあるのだけれど」
狙撃少女「はい?」
温泉女神「>>下1」
- 75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/30(月) 20:27:34.18 ID:7oeWTdZ80
- 露天風呂の脇に落ちている
あの笛は……誰のたしなみ?
- 76 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/30(月) 20:51:45.53 ID:cUvBzw/6o
- 温泉女神「露天風呂の脇に落ちている
あの笛は……誰のたしなみ?」
男「え?……ほんとだ、なんだアレ」
一行がいるのは室内風呂だったが、
露天風呂へと出ることもできた
そして、その浴槽の脇に笛のようなものが落ちていたのだ
中華「僕たちのものじゃないよね?」
- 77 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/30(月) 20:58:39.53 ID:cUvBzw/6o
- 氷魔「……そうですね……ちょっと見てきます……」
やる気「いやいやいや!水風呂から出て砂漠の夜風に当たったら流石に死ぬっすよ!?」
氷魔「……死ぬことはないと思いますが……」
と言って彼女は露天風呂まで笛を取りに行き、
拾い上げ、そのデザインを確認すると戻ってきた
ぶりっ子「どうでしたぁ?」
- 78 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/30(月) 21:02:01.61 ID:cUvBzw/6o
- 氷魔「……やはり知らない笛ですね……もしや私たちの部屋にあったものが……落下とともに発見されたのかもしれません……」
その笛は銀製で、女性の手首から指先ほどまでの長さしかない短いものだった
左右に龍の翼のような突起が付いており、
奇妙な笛であると言える
怪盗「なんでしょうか、これ……?」
温泉女神「ちょっと貸してくださいます?」
氷魔「……え……あ……はい……」
- 79 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/31(火) 03:10:42.81 ID:EjT3LW3Po
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 80 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/31(火) 19:32:40.88 ID:EjT3LW3Po
- 温泉女神「中にお湯が入ってはいけませんからね」
氷魔「……はい……?」
温泉女神「えいっ」
氷魔「うわあぁぁぁっ!?」
彼女は氷魔を湯船へと引きずり込んだ
狙撃少女「ちょっと!?」
温泉女神「一緒に入りたかったので」
- 81 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/31(火) 20:40:55.68 ID:EjT3LW3Po
- 氷魔「……の……のぼせてしまいます……」
男「ちょっとなら大丈夫だろ」
氷魔「……最悪湯船凍らせますからね……!」
温泉女神「ごめんごめん、それじゃ失礼して……」
温泉女神は貰った笛を持ち、
口に咥えて勢いよく吹き鳴らした
>>下1……どうなった?
- 82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/31(火) 20:50:37.64 ID:fNRz3Oe30
- 体調がお風呂に入る前の状態に戻った
- 83 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/01(水) 02:24:51.15 ID:iDxJLByyo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 84 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/01(水) 19:54:20.31 ID:iDxJLByyo
- 怪盗「はっ!」
その笛の音を聴いた瞬間、
怪盗がなぜか強く反応し目を見開いた
中華「どうした?」
怪盗「すっきりしました」
氷魔「……私も少しだけ変わったような……ほぼ誤差ですね……」
怪盗「いやぁはっきり言ってのぼせてたんですが、なんか元に戻りました」
- 85 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/01(水) 19:57:11.75 ID:iDxJLByyo
- 温泉女神「ほぉ……?これ、素晴らしい笛じゃない!?」
やる気「のぼせたら治るってことっすか?」
温泉女神「分からないけれど……ともかくそういう風に使えるのは間違いなさそう」
ぶりっ子「これでいつまでも温泉に浸かっていられるという訳ですねぇ」
結局一体その笛がなんだったのかは分からないが、
ともかくそれが入浴において便利であることは間違いなさそうだ
- 86 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/02(木) 01:44:29.44 ID:HybDguawo
- 怪盗「じゃあこれ定期的に吹きます」
怪盗は口に笛を咥え、
後頭部を浴槽の縁に添えて天井を仰ぐ
自分たちはあそこから落ちてきたのだな、
としみじみ思われた
狙撃少女「ずっとお風呂の気持ちよさを感じていられるのは最高ですね」
男「そうだな。本来のぼせるから、飽きるまで入るなんてできないし……」
温泉女神「うんうん、私もそう思います!」
- 87 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/02(木) 02:27:12.93 ID:HybDguawo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 88 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/02(木) 19:18:44.25 ID:HybDguawo
- 中華「しかし、こんなところにずっといるのも辛そうだね」
温泉女神「そうですね……なのでこうしてあなたたちを呼び寄せた訳です。……そうです!なにか面白い話をしていただけませんか?」
氷魔「……まぁ……私たちは冒険者ですから……冒険の話ならできますよ……」
やる気「あと何でも屋の話もできるっす」
それから、一時間ほど温泉女神のリクエストに応えてこれまであったことについて話した
その中でも、一番彼女が食いついた話が>>下1だ
- 89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/02(木) 20:12:28.80 ID:r2Aa93ka0
- やる気少年の裏切り
- 90 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/02(木) 20:56:56.12 ID:HybDguawo
- 彼女はやる気が裏切った話にとても食いついた
温泉女神「えっ裏切ったんですか!?」
やる気「んまぁそっすね。ちょっと実家と折り合いつかなくて」
温泉女神「えっ、え!?なんでみなさんも普通に接してるんですか!?なんかこう、もっとギクシャクしません?」
怪盗「まぁ……普通そういう物なのかもしれませんね」
狙撃少女「私も初めて聞いたときは驚きました」
- 91 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/03(金) 00:58:46.77 ID:itoWnNino
- ぶりっ子「戻ってくるならいがみ合う必要もありませんしぃ」
男「俺たち仲間だし」
中華「最終的に魔王と救世主できっちり決着つけたのもあるね」
氷魔「……そうですね……なるべく後を引かないよう……すっきりと終わらせました……」
温泉女神「いいものですね、若い友情というのは……」
彼女は腕を組んで頷いている
やる気「そんなにっすか?」
- 92 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/03(金) 01:28:07.07 ID:itoWnNino
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 93 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/03(金) 19:56:23.41 ID:itoWnNino
- 温泉女神「私もかつては野良の温泉の女神をやっていましたが……年寄りの誇張された思い出ばかりで辟易していましたから」
ぶりっ子「歳はとりたくないものですねぇ……」
そんなこんなで一行は一時間ほど入浴し、
その後、別室で眠ることにした
怪盗「人生でこんなに風呂に入ったのは初めてです」
狙撃少女「そうですね……一時間も入ればのぼせてしまいます」
- 94 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/03(金) 20:00:55.71 ID:itoWnNino
- 全員脱衣所で着替え、ベッドルームへとやってきた
その部屋は50畳ほどの巨大な部屋であり、
さらにその面積のほとんどに巨大な一つのベッドが敷かれていた
温泉女神「……彼らは、私を巨人かなにかだと思っていたのでしょうか」
男「だが、好都合だな」
中華「ちなみに女神様はずっとここに閉じ込められてる訳だけど、この宿の人達に怨みとかあるの?」
温泉女神「>>下1」
- 95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/03(金) 20:07:25.50 ID:5YKMus6f0
- 怨みはもう無いですね 閉じ込めた本人は既に亡くなってますし
- 96 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/03(金) 23:06:26.74 ID:itoWnNino
- 温泉女神「怨みはもう無いですね」
氷魔「……え……そうなんですか……?」
温泉女神「閉じ込めた本人は既に亡くなってますし」
彼女は出会った当初からのにこやかな表情を一切崩さずにそう言い放った
やる気「結構前からいるんすね?」
怪盗「確かに、ここの宿は老舗って感じがしますね。創立に携わった人はもう死んでいてもおかしくありません」
- 97 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/04(土) 03:58:33.70 ID:AkW3UJ4Qo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 98 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/04(土) 19:40:10.96 ID:py73nrhRO
- それから一行は眠ることにした
巨大なベッドに一列で並び、寝相の悪い者がいないことを一心に祈って眠った
長々と風呂でリラックスしたためか、
みな素早く夢の中へと行ってしまった
温泉女神「……おやすみなさい」
彼女はそう言い残して、浴場へと消えてゆくのだった
>>下1……翌朝の目覚め
1.普通に地下で目覚める
2.落下前の部屋で目覚める
3.自由安価
- 99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/04(土) 19:50:19.78 ID:czuwO8p40
- 1
- 100 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/04(土) 20:10:35.76 ID:gRrDsogzO
- 狙撃少女「……はっ」
彼女は一番早く目覚めた
周りを見渡し、そこが自分の眠った部屋であると認識し、昨晩の出来事が夢や幻ではなかったのだと理解する
温泉女神「あら、早起きですね」
そう言って温泉女神が湯上がり姿で入ってきた
とはいえ、おそらく彼女には湯浴み姿と湯上がり姿以外は存在しないだろう
- 101 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/02/04(土) 20:13:41.78 ID:gRrDsogzO
- それから全員が起きてきて、
衣服を纏ったまま浴場に集結した
男「……チェックアウトしたいが、そもそも出られないな」
かつて自分たちがいた部屋の天井を遥かに見上げながらそう溢す
これからどうしたものかと、
やらなければならないことは薄々分かってはいるが集まって相談していた
やる気「俺っちなら上までよじ登れるんで、ちょっとエントランスまで行ってくるっすよ」
中華「おお、頼もしいねぇ」
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