【安価】異世界に召喚された俺を待っていたのは、可愛いご主人との学園生活!?

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90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/10(金) 23:46:56.00 ID:/2y1Xm3EO
ある
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/10(金) 23:50:40.43 ID:4YpQFpCi0
死の間際を覗く時 あなたの才能は一段階開花するでしょう。
92 : ◆rBZosM0CJQ [sage]:2021/12/11(土) 15:25:44.56 ID:G8H86B/G0









〜第四魔導学院・お昼休み〜


アニマ「ドグ?ドグ?何読んでるの?」


ドグ「...ん?ああごめん、会長から貰った心得を読んでた」


アニマ「お、偉いね?何か眷属として成長したかな?」


ドグ「ご主人様の命令は絶対とは書いてなかったね」


アニマ「えー!そうなんだ。まぁ眷属は奴隷じゃないもんね」


ドグ「そうだよ」


アニマ「あとさ、ドグ。前から思ってたんだけど、夜抜け出してどっか行ってるよね?」


ドグ「え、あ...うん...ちょっとね」


アニマ「やっぱり。話してくれないの?」


ドグ「抜け出して何かしてるわけじゃないよ。寝つきが悪くて夜風にあたってるだけ」


ドグ(流石にあの程度で新しい能力に気付いたって言えないよな)


アニマ「えー、なんかドグが大人っぽい。そういえば昨日のあの人、ドグの事知ってるみたいな風だったね」


ドグ「知ってると思う。だから、ちゃんと話せたら何かわかるかも」

93 : ◆rBZosM0CJQ [saga]:2021/12/11(土) 15:27:40.27 ID:G8H86B/G0


アニマ「でもね、それが変なの」


ドグ「変?」


アニマ「ドグはあの人に会ったのはあれが初めて?こっそり抜け出した時とかに会ってない?」


ドグ「昨日初めて会ったけど...」


アニマ「じゃあやっぱり変。眷属の召喚ってね、記憶はあるって言っても名前とか何が出来るとか、それくらいなんだよ」


ドグ「...?じゃああの人は...」


アニマ「そう、だから変なの。過去には友人だったけど、今では険悪みたいな眷属はいっぱい居るの。初めて会ったドグにあんな事言うの、なんかおかしいなって」


ドグ「たしかに...それが本当なら...」


ドグ(あの人は俺を知ってるどころか、同じ世界から来た...?)


アニマ「...まぁ、ここで悩んでても仕方ないよね。あの人に直接聞こ!」


ドグ「そう簡単にいくかな、だいぶ嫌われてる感じだったし」


アニマ「じゃあ、あたしが聞きに行こうか?ドグが居て向こうが怒っちゃったら話どころじゃないもんね」


ドグ「うーん...どうしようか」






下1

94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/11(土) 15:36:44.63 ID:FzXmxRDVo
アニマを一人で行かせるのも危険じゃないかな
一緒に行くよ
95 : ◆rBZosM0CJQ [sage]:2021/12/11(土) 16:48:01.41 ID:G8H86B/G0


ドグ「......いや。アニマを1人で行かせるのも危険じゃないかな。一緒に行くよ」


アニマ「おやおや?それ読んで眷属として一歩成長したかな〜?」


ドグ「そんなんじゃないって。何かあの人ちょっと危なそうだし、もしもの時にはアニマを守らないと」


アニマ「ドグはあたしを守れる?」


ドグ「......盾くらいにはなれる...かも」


アニマ「あっはは!冗談だってば」


ドグ「弓が常に携帯出来ればいいのに...」


アニマ「禁止事項に入ってるからしょうがないよ。でも、もしもの時はさ」


ドグ「うん」


アニマ「ちゃんと...守ってね?」









〜放課後〜


ドグ「さっきの授業だけど、何言ってるのかさっぱりだ」


アニマ「わかんないのが普通だよ。ドグ達眷属は感覚的に魔翌力を操れるけど、私達は意識して、手順を踏んで、魔翌力を解放できるんだもん」


ドグ「へぇ〜。俺にも魔翌力ってあるのかな?」


96 : ◆rBZosM0CJQ [saga]:2021/12/11(土) 16:49:27.50 ID:G8H86B/G0


アニマ「ドグは...ん〜...無さそう」


ドグ「わかるのか?」


アニマ「うん。僅かでも魔力があればこう...雰囲気が感じ取れるというか」


ドグ「そういうものか。ふわっとしてるな」


アニマ「もしかしたらだけど、“栓”がついてるからかも。でも眷属は栓が無いって授業で習ったんだけどなぁ」


ドグ「せん?」


アニマ「魔力の通り道を塞いでる栓。お風呂とかの栓みたいなものだって」


ドグ「栓、かぁ。俺も可能性はあるって思って良いのかな?」


アニマ「うん!だってドグはあたしの眷属だもん」


ドグ「はは、頼りになるよ。そういえば、あの人の場所はわかるのか?」


アニマ「多分Aクラスの人の眷属だね」


ドグ「Aクラス...それってたしか、選抜クラスじゃ...」


アニマ「そうそう





下1 アニマの友人の名前

下2 例の眷属の主人の名前

下3 例の眷属の名前

97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/11(土) 16:51:19.64 ID:CKEC9hTJO
フェーニ
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/11(土) 17:16:27.61 ID:eupdBBN+0
ガストン
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/11(土) 17:24:08.36 ID:FzXmxRDVo
ジェラ
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/11(土) 19:54:34.33 ID:/HMuC/gXO
あの方は危険察知能力には長けてるんだ 赤子で魔王幹部に上り詰めるのは容易ではないのもわかるだろ?  
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/11(土) 19:57:05.99 ID:ZGQqAMx9O
ごめんなさい投稿スレミス
102 : ◆rBZosM0CJQ [sage saga]:2021/12/11(土) 23:05:33.08 ID:G8H86B/G0


アニマ「フェーニもAクラスなんだよ」


ドグ「そうだったのか!どおりで凄いワケだ...教え方も厳しかったし」


アニマ「真面目だからね。可愛いところもあるし、優しいし、良い子なんだよ?」


ドグ「優しい...?でもアニマがそこまで言うんだから、そうなんだろうね」


アニマ「お、嬉しい事言うね」ツンツン


ドグ「つつくなって。この後どうする?」


アニマ「会いに行くのは明日にしよ。あたし達はこれからお出かけをします」


ドグ「お出かけ?街に行くのか?」


アニマ「正解!今日はあたしとデートだよ!」


ドグ「え...で、デート...?」


アニマ「なーにー?嫌なのー?」


ドグ「あ、いや...で、デートか...うん。良いけど...」


ドグ(少しは意識された...?演習の結果が良かったか?)


アニマ「決まりだね!」









街に出たアニマ達は店という店を渡り歩いた
振り回されたドグは想像していた物とは違い疲れ果ててしまう


〜花の街・噴水広場〜


アニマ「ここ、良い場所じゃない?噴水の周りに椅子と机もあって、露店も囲むようにあるし。花もたっくさん!休憩に最高だね!」

103 : ◆rBZosM0CJQ [sage saga]:2021/12/11(土) 23:06:20.43 ID:G8H86B/G0


ドグ「......」


アニマ「ちょっとドグ〜どうしたの?」


ドグ(アニマとのデートを舐めていた...まさかこんなに疲れるとは...)


ドグ「ちょっと...疲れちゃって」


アニマ「何か飲む?買ってくるよ」


ドグ「うん...お願い」


ドグ(デートってもっとこう...次から次に食べ歩きとかしないで、食べさせ合いみたいな事するんじゃないのか...?)


ドグ(アニマは何でも欲しがって、散財しかけるから説得するのに労力を使い果たしてしまった...情けないな...)


アニマ「お待たせ。大丈夫ドグ?ほら、飲んで飲んで」


ドグ「......」ゴクゴク


ドグ「っはぁ〜...生き返った」


アニマ「あはは、なら良かった。ちょっと休憩したら、帰ろっか」


ドグ「そうだな...」


アニマ「それにしても楽しかったね〜!ドグは楽しかった?」


ドグ「ああ...楽しかったよ」


ドグ(想像とは違ったけど)


アニマ「なら良かった。あれ?ねぇドグ、あれ...」


104 : ◆rBZosM0CJQ [sage saga]:2021/12/11(土) 23:07:01.01 ID:G8H86B/G0


ドグ「ん?......あ」


ドグ(あれは...あの人の主人)


アニマ「眷属は...居なさそう。1人だね。どうする?眷属の人じゃないけど、あの人にも話聞く?」


ドグ「聞くだけ聞いてみよう」





アニマ「あの〜ちょっと良い?」


生徒「はい?あ、同じ学院の人か」


ドグ「俺の事、わかります?昨日の事なんですけど...」


生徒「ん?...あー!君か!昨日はごめんなー!ジェラの奴、君を見るや否や走り出して行ったんだ」


ドグ「ジェラ?それが眷属の名前ですか?」


生徒「ああ。自己紹介がまだだったね。俺はガストン。君達は?」


アニマ「あたしはアニマ。こっちがドグ」


ガストン「アニマとドグか、覚えておくよ。それで、俺に用があるんだろ?なんだ?」


ドグ(ガストンはやっぱり俺を知らない。ジェラが何で俺の事知っているのか聞いてもわからないだろうな。なら、ジェラについて少し探るか)


ドグ「じゃあ...ジェラの事教えてくれませんか?召喚した時とか」


105 : ◆rBZosM0CJQ [sage saga]:2021/12/11(土) 23:11:07.36 ID:G8H86B/G0


ガストン「あいつの?...あーそういえば、初期睡眠から起こした時は随分と動揺してたな。すぐに何か喜んでたけど」


ドグ「動揺...?」


ガストン「さぁ?起伏の激しい奴だよ。そういや、ジェラとドグは何か因縁があるのか?やけにあいつが突っかかってたけど」


ドグ「俺、実は記憶がなくて...覚えてないんですけど、向こうは知ってるみたいで、それでジェラに話を聞きたいなって」


ガストン「記憶喪失ってやつ?そりゃ大変だ。だったら俺から言っておくよ、明日とかどうだ?」


ドグ「お願いします」


アニマ「ありがとね!ガストン!」


ガストン「良いって良いって。いやーそれにしてもドグが羨ましいなぁ」


ドグ「は、はい?」


ガストン「だって毎日こんな美女と同じ部屋で過ごしてんだろー?多少間違いがあってもおかしくねーって羨ましい」


アニマ「何言ってんの。ドグはドグなんだから、変な事言わないでよね」


ドグ(やっぱり俺はペットかーー!)


ドグ「...こんな感じです。その土俵にすら立ってませんよ」


ガストン「ドグお前...そうか...お前は可哀想な奴だったのか...」グッ


ドグ「わかってくれますか...」グッ


アニマ「ちょっとちょっと、なんで急に仲良くなってんの!ドグはあたしの眷属だよ!」


106 : ◆rBZosM0CJQ [sage saga]:2021/12/11(土) 23:33:31.07 ID:G8H86B/G0









〜第四魔導学院・東寮・屋上・翌日放課後〜



ドグ(約束の時間...果たして本当に来るか...)


アニマ「ドグ、緊張してる?」


ドグ「いいや、してないよ」


ガチャ


ジェラ「......」


ドグ「...来たな、ジェラ」


アニマ「ガストンは?来てないの?」


ジェラ「別にどうでも良いだろ、ウゼーな...」


アニマ「なっ!なによこいつ...!ドグ!やっぱあたしコイツ嫌い!」グイグイ


ドグ「ちょちょちょ!アニマ落ち着いて!」


ジェラ「ちっ!...人を呼び出しておいて何だよ?話があるならさっさとしろよ」


ドグ「わ、悪い...単刀直入に聞く。俺は何者なんだ?ジェラは俺の事知ってるんだろ?」


ジェラ「知らねー」


ドグ「えっ?」


ジェラ「知らねーって言ったんだよ。これで満足か?」


ドグ「嘘つくなよ!知ってるんだろ!頼む、教えてくれ!」

107 : ◆rBZosM0CJQ [saga]:2021/12/11(土) 23:34:37.39 ID:G8H86B/G0


ジェラ「...じゃあ」


ドグ「...!じゃ、じゃあ...?」


ジェラ「額を地面に擦り付けて、ジェラ様お願いしますって言ったら教えてやるよ」


ドグ「なっ!?」


アニマ「はぁ!?あんったいい加減に...!」


ジェラ「嫌なら良いんだよ?別に俺は教えなくったってな。それか...」ジロ


アニマ「な、なによ...!」


ジェラ「あんた...アニマだっけ?一晩抵抗せずに俺に付き合ってくれたら教えても良いけど?」


アニマ「っ!」ゾワッ


ドグ「お前っ!ふざけんなよっ!!アニマは関係ないだろ!」


ジェラ「じゃあどうする?俺は後者のが嬉しいけどなぁ...」


ドグ「...っくそ!やれば良いんだろ!」


アニマ「ドグ!もう良いよ!帰ろ!」


ドグ「アニマ...でも...」


ジェラ「はーやーくー。時間は有限なんだよ〜?」


アニマ「うるさい!ドグとあたしは帰る!行こ!」


ドグ「......





下1


108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/11(土) 23:36:53.16 ID:Xk0DDdZZ0
帰る。ジェラには以後警戒しておく
109 : ◆rBZosM0CJQ [sage]:2021/12/12(日) 00:00:45.84 ID:C8UtsL370
俗に言う○○編みたいな感じで
区切りついたら終わるつもりだけど
最後まで付き合ってクレイ
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/12(日) 11:39:03.21 ID:V/Zw5v1no
おつおつ
111 : ◆rBZosM0CJQ [sage]:2021/12/12(日) 16:34:17.43 ID:C8UtsL370


ドグ「...ああ。行こうか...」


ジェラ「良いの〜?自分の事が知りたいんでしょ?」


アニマ「あんたと話す事なんてもうないよ!」


ドグ(くそ...想像以上だった...ジェラは相当に、性格が悪い...)


ジェラ「あっそ。いつでも頭下げにこいよ???“○○”さん」


ドグ「っ!?」ズキ


アニマ「え...ドグ!どうしたの?大丈夫!?」


ドグ(何だ...頭が割れるように痛い...!今のはなんだ...!?名前...なのか!?)


ジェラ「そうか、今はドグって名前だったんだよな。あっはっはっは!くっくっく...!クク...クヒヒ...!」


アニマ「ちょっと!あんたの能力!?ドグに何したの!早く解かないと燃やすわよ!」


ジェラ「俺は何もしてない、ただドグの本当の名前を呼んだだけなんだから」


アニマ「ドグの...?」


ドグ「うぁぁ...っ!」


112 : ◆rBZosM0CJQ [sage]:2021/12/12(日) 16:35:10.29 ID:C8UtsL370


アニマ「ドグ!」


ジェラ「なぁドグ。転生した主人公は2人もいらないと思わないか?」


アニマ「何訳わかんない事を!ごめんね、ドグ、ちょっと動かすよ」


ドグ「うぅ...」


ジェラ(これは、物語で言う障害。主人公はその障害を乗り越えてこそ輝くんだ)


ジェラ(感謝するよドグ。また俺に“殺されて”くれるなんて)









「...誰だよあんた」


「そりゃこっちの台詞だわ。あーあー、よくもまぁウチのをこんなに...ってお前餓鬼じゃん!すげぇな!あっはっは!」パチパチパチ


「......あんたもやんの」


「やっても無駄。お前は強いけど、俺には敵わねぇ」


「やってみなくちゃわかんねぇだろ」


「そんな怪我して、元気だなお前」


「余裕ぶってんじゃ...ねぇ!」バッ


「ぶってねぇ。余裕なんだ」





〜第四魔導学院・東寮・アニマの部屋〜


ドグ「うわぁ!?」ガバッ


アニマ「わっ!?びっくりした!」

113 : ◆rBZosM0CJQ [sage saga]:2021/12/12(日) 16:36:22.17 ID:C8UtsL370


ドグ「はぁ...はぁ...何だ、今の...」


アニマ「だ、大丈夫...?ドグ...?」


ドグ「...アニマ...か」


ドグ(さっきのは...夢...なのか?)


アニマ「ドグ...ごめんね?あたしが居たから、変にこじれちゃったかも...」


ドグ「いや、アニマのせいじゃない。ジェラは最初から教える気は無かった。アニマにも嫌な思いさせてごめん...」


アニマ「それはあいつが悪いの!あたしも感情的になっちゃったし、ドグは悪くないよ?」


ドグ「いや、俺が...」
アニマ「あたしが...」


ドグ「......」
アニマ「.......」


ドグ「...お腹、空いたね」


アニマ「...ぷ。あはは!......そうだね」









〜第四魔導学院・教室・翌日〜


教師「サモン・ストラグルが終わったからと気を抜いてはいけません。来週には集中強化期間に入ります」


「はい!集中強化期間って何ですか?」

114 : ◆rBZosM0CJQ [sage saga]:2021/12/12(日) 16:36:58.37 ID:C8UtsL370


教師「はい。集中強化期間とは、毎年1回クラス内でグループを作り、一ヶ月間、外部の教官に身体能力、判断力、魔力等を鍛えてもらう期間となります」


「何故そんな事をするのか、問いたいのだが...」


教師「知っての通り、私達は卒業すれば様々な所から引き抜かれ、役割に従事します。多くの生徒は争い事に関わる所へ属しますので、生存能力を高める為にも役に立ちます」


「わ、わたし争いは...苦手なんですけど...」


教師「もちろん。本人、眷属共に戦闘に向いていない人も居るでしょう。その場合は外部の教官に申し出をお願いします」


「その間授業はどうすんすかー?」


教師「期間中は免除です。この期間中は学院内に留まる事なく、教官が野宿をするといえば野宿をし、大陸を渡ると言えば大陸も渡ります」


アニマ「うひゃー...大変そう」


ドグ「どんな教官が来るんだろうね」


教師「質問を締め切ります。グループは眷属を入れて6人でお願いします。今日から話を進めて構いません、各々留意しておくように。それでは授業をはじめます」









〜第四魔導学院・教室・放課後〜


アニマ「んーっ...!終わっ...たぁ!」ノビー


115 : ◆rBZosM0CJQ [saga]:2021/12/12(日) 16:38:19.05 ID:C8UtsL370


ドグ「お疲れ、アニ???おわっ!?」


「アニマさん!強化期間のメンバーなんだけどさ!」


「アニマ!俺と組まないか?」


「お前!俺が先だったろ!」


「はぁ!?順番とか関係ねぇだろ!」


「アニマさーん。私達と組もうよ〜」


「男子って馬鹿ばっかりなんだから...」


アニマ「あ、あはは...参ったな...」


ドグ(わかってはいたけど...やっぱりアニマの人気は凄い...)


アニマ(こ、このままじゃ帰してくれなさそう...!テキトーに決めちゃえ!)


アニマ「じゃ、じゃあ...




下1 指名した生徒1(性別・名前・能力・容姿等)

下2 生徒1の眷属(種族・名前・能力・容姿等)

下3 指名した生徒2(性別・名前・能力・容姿等)

下4 生徒2の眷属(種族・名前・能力・容姿等)


116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/12(日) 16:53:51.95 ID:n6t+aaCP0
性別女性
名前リメロ
能力自分の身体を液状化や気体化できる
容姿緑髪のゆるふわロングの髪をした小柄な少女 オドオドした小動物の雰囲気を出している
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/12(日) 16:54:05.97 ID:xysRwIcX0
魔女 

名前 

アスナ

容姿

ロング銀髪の貧乳少女 斜めストライプ柄のネクタイを締めたシャツの上にグレーセーター。その上ローブを羽織ってる  ボトムは長めのスカート 

能力

神様のイタズラなのかこの異世界に来てから、魔女なのに魔法は一切使えなくなりその代わりに
切り取り右手と接着左手という能力を得た

条件:無機物の物体のみ対象
念を込めた右手に触れた物体(2m×2mまで)を切り取ることができる。
念を込めた左手に触れた物を、物体と物体同士接着することができる。
・切り取った物体は行使者が手放すまで発砲スチロールのような軽さになる
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/12(日) 17:14:40.16 ID:yXt+agiG0
名前:ラギウス 性別:男
能力:相手の感情を理解する(種族を問わない)
容姿:厳めしい顔つき。老け顔
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/12(日) 17:18:03.11 ID:NDk+05VGO
種族 ドラゴン
名前 ゼスタ
能力 主人の魔翌力を食らってどんどん強くなる。ある程度大きくなると主人以外からも魔翌力を食えるようになる
容姿 今のところは小さな羽の生えた黒いトカゲといった具合のサイズ感
120 : ◆rBZosM0CJQ [sage saga]:2021/12/12(日) 19:27:50.18 ID:C8UtsL370


アニマ(あっ、あの2人...!)


アニマ「あ、あたしはあの2人と組む!」


「えっ...え...えぇぇぇぇ!?」


「ん?」


ドグ(アニマに群がっていなかった2人か)


アニマ「ね!良いかな?」


「え、えとえと...ラギウスさん...どうしましょう...」


ラギウス「リメロ。嬉しいのなら素直になれ。俺は別に構わないぞ」


リメロ「わっ...!また感情読んだ...!だめって言ったのにぃ...」


ドグ(気弱そうな女の子と、厳つい老け顔の男...ほんとに同い年なのか...?)


リメロ「わ、わたし...!え、えと...!じゃ、じゃあ...!お願いします!アニマさん!」


アニマ「うん!宜しくね!」









〜花の街・噴水広場〜


リメロ「で、では...改めまして...」


アニマ「よろしくー!かんぱーい!」


121 : ◆rBZosM0CJQ [sage saga]:2021/12/12(日) 19:29:00.18 ID:C8UtsL370


ラギウス「うむ」


キーン


アニマ「ねぇねぇ、リメロの眷属、紹介してよ!」


リメロ「え、えっと...この子はアスナって言って、魔女なんです...」


アスナ「宜しく」


アニマ「へぇ魔女なんだ!お人形さんみたいで可愛いねー!」


アスナ「かわっ...ふんっ」


アニマ「ラギウスは?」


ラギウス「俺のは...コイツだ。出てこいゼスタ」


ゼスタ「ア”ー!」ヒョコッ


リメロ「か、可愛い...!」


ドグ「おお」


アニマ「えーやだちょっと!可愛いなにこれー!?」


ラギウス「ゼスタはドラゴンでな、強さは俺の魔力に比例するんだ。将来、大きくなった時が楽しみでもある」フンー


アニマ「えー!このままで良くない!?こんなに可愛いのに!」

122 : ◆rBZosM0CJQ [sage saga]:2021/12/12(日) 19:30:35.37 ID:C8UtsL370


ラギウス「ドラゴンだからな、そういう訳にもいかない。それより、アニマ。お前の眷属の事を教えてくれ」


アニマ「あ、うん!こっちがあたしの眷属のドグ。一般人だけど弓がビックリするくらい上手いの」


ラギウス「ほう。一般人なのに武器に長けているとは、珍しい」


リメロ「演習では...家事をしてましたよね...?」


アニマ「凄いでしょ!仕込むの大変だったんだから!」


ドグ「仕込んだのはフェーニだけど...」


アニマ「あ!そういえば皆は何の能力なの?あたしは、炎が操れるの」ボッ


リメロ「わ、わたしは...気味悪がらないで下さい...!」


ドグ(っ!右手が煙になった...?)


アニマ「え!?」


リメロ「うぅぅ...」


アスナ「リメロは、自分の身体を液状又は気体に出来るの」


アニマ「そうなんだ!凄いねリメロ!」


リメロ「あ、ありがとぅございます...」


アスナ「私は魔女だけど、魔法が使えないの。その代わりなのか知らないけど...」


アスナ「例えばこのグラスの取手。こうやって...右手で、“切り取れる”」


アニマ「え!簡単に取れちゃった!」


アスナ「切り取ったものは、大きさはどうであれ、軽くなる。そして、これを別の場所に置いて、左手で触ると...“接着”出来る」

123 : ◆rBZosM0CJQ [sage saga]:2021/12/12(日) 19:32:26.26 ID:C8UtsL370


ラギウス「...これは見事だ」


アニマ「ふぬぬぬぬ...!元々くっ付いてたみたいに...なってるぅぅ!」グググ


ドグ「これは、どんな物にでも出来るのか?」


アスナ「いいえ。無機物に限るわ」


ドグ「へぇー凄いな」


アスナ「ふん...本当はもっと凄い魔法だって使えたのよ?」


ドグ(十分凄いと思うけど...)


ラギウス「俺は、実戦向きじゃないが相手の感情が読み取れるんだ」


アニマ「感情?考えてる事がわかるって事?」


ラギウス「いいや。考えてる事はわからないが、所謂人の喜怒哀楽が読み取れるんだ」


アニマ「でもそれって見ただけでもわかったりしない?」


ラギウス「俺のはもっと深く読み取れる。例え隠していても、俺にはお見通しだ」


アニマ「じゃあ愛想笑いとかも...?」


ラギウス「無駄だ」


アニマ「怖い!ラギウスの前じゃ嘘つけない!」


ドグ(嘘つくつもりだったのか...?)


ラギウス「ゼスタは火炎を吐く。俺の魔力を消費する事によって火力は何倍にもなるぞ」


124 : ◆rBZosM0CJQ [sage saga]:2021/12/12(日) 19:36:03.34 ID:C8UtsL370


アニマ「ドラゴンらしくて良いね!」


リメロ「でもラギウスさん...魔力が切れたら...」


ラギウス「そうだ。“枯渇”になってしまう」


ドグ「枯渇?」


アスナ「魔力切れの事よ。枯渇状態になると指一本動かせなくなるって聞くわね」


ラギウス「そうだ。まぁそれも、強化期間でどれ程変わるかだな」


アニマ「おっけーおっけー!みんなの出来る事はわかったね。じゃあお次は...」


リメロ「次...?」


アニマ「遊ぶぞー!」


125 : ◆rBZosM0CJQ [sage saga]:2021/12/12(日) 23:18:25.09 ID:C8UtsL370









〜第四魔導学院・教室・一週間後〜


教師「皆さん、本日から集中強化期間になります。各グループリーダーは私の元へ。担当教官までの案内を渡します」





〜花の街・街道〜


アニマ「教官、街の外で待ってるんだってさ」


リメロ「どんな人でしょう...」


ドグ「教官って言うくらいだし、ちゃんと人じゃないかな」


ラギウス「一ヶ月か...長いな」


アニマ「だよね〜。学院から通うのかな、それとも野宿?」


アスナ「ちゃんと休める場所が良いわね、お風呂も入りたいし」


「おや?アニマじゃないか」


アニマ「え?あっ!会長さん!...それと...」ジッ


ゼル「やだな、そんな熱い視線を向けないでよ」


126 : ◆rBZosM0CJQ [sage saga]:2021/12/12(日) 23:19:17.79 ID:C8UtsL370


アニマ「おえー...」


リメロ「わ、わわっ...会長さんだ...!」


ラギウス「知り合い...のようだな」


アスナ「......」ジッ


イデア「......」ペコ


クリスティーヌ「奇遇だな、教官の所に向かう所か?」


アニマ「そうです!街の外に居るらしいので、今向かってる所です。会長さんは?」


クリスティーヌ「私達もそうだ。毎年毎年、こいつのお守りを一ヶ月もしないとなると気が滅入る」


ゼル「別に一緒に組まなくても良いって毎年言ってんじゃん」


クリスティーヌ「組む相手も居ないくせによく言う。引き止めて悪かったな、もし期間中会う事があればまた話そう」


ドグ(そうだ、会長にジェラの事を話しておこう)


アニマ「はーい!会長さんも頑張ってください」


ドグ「あの、会長。少しお話が」


クリスティーヌ「ドグ。良いだろう。ゼルお前は先に店に行っていろ。もし居なかったら初日から地獄を見るぞ」


ゼル「わーかってますって」


127 : ◆rBZosM0CJQ [sage saga]:2021/12/12(日) 23:20:04.31 ID:C8UtsL370


アニマ「ドグ?」


ドグ「みんなは先に行ってて。すぐ行くよ」


アニマ「そ、そっか。わかった」





〜花の街・噴水広場〜


クリスティーヌ「私に話...何かあったな?」


ドグ「はい。もう1人、俺と同じ世界から来た人間がいました」


クリスティーヌ「...記憶は?何故わかった?」


ドグ「ありました。ただ、俺の事を知っているみたいで...教えてはくれなかったんですけど...」


クリスティーヌ「何?知っている?眷属なのにか?」


ドグ「その件はアニマもおかしいと言ってました。何か手掛かりになると思ったんですけど、中々に性格に難がありまして...」


クリスティーヌ「そうか。ドグと同じ世界から...もう1人か」


ドグ「これくらいしか情報が今はありません。痣の方は大丈夫ですか?」


クリスティーヌ「心配するな。相変わらずだが、何も不自由はしていない」


ドグ「そうですか...早く原因を探れたら良いですね」


クリスティーヌ「そうだな。こんな痣を持っていたら...嫁にも拾ってもらえん...」


ドグ「いや!会長綺麗ですし!そんな事な...い...です...」


クリスティーヌ「なんだ?自分で言ってて恥ずかしくなったのか?ははは、可愛い奴だな」


ドグ「ち、違いますぅぅ...」


クリスティーヌ「だが、話はわかった。そのジェラとかいう奴は私からも探りを入れよう。感謝するぞ、ドグ」


ドグ「は、はい...」





〜花の街・入り口〜


アニマ「でねでね。あっ、ドグ来た。おーい!」

128 : ◆rBZosM0CJQ [saga]:2021/12/12(日) 23:25:05.58 ID:C8UtsL370


ドグ「ごめんごめん。お待たせ」


リメロ「ゆっくりお話は、できました...?」


ドグ「うん。おかげでね。ありがとうリメロ」


リメロ「な、なら良かったです...」


アスナ「ほーら、ドグが来たなら早く行くわよ。教官待たせてるんだから」


ラギウス「待ち合わせは街の外だが、この場所は...」


ゼスタ「ア“ー!」









〜東の大陸・南部・高原〜


アニマ「あれー?この辺だよね?この大木?」


ドグ「地図が大雑把だからな...大木の下とは書いてあるけど」


「お〜、来たか〜」


リメロ「え...えっ...どこ...?」


ラギウス「上か」


「よっ、と。もうちょっと遅く来てくれても良かったんだけどな」


アスナ「何この人...本当に教官?」


「うるせクソガキ、俺はこれでも凄いんだぞ」


アスナ「だ、誰がクソガキよ!」


ドグ(何というか...冴えない感じだな)






下1 教官(男)の名前・能力・容姿

129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/12(日) 23:31:07.29 ID:WyB9jgs40
テックマン
模倣能力(相手の能力をランクを少しダウンさせて真似できる)
ツンツンヘアー金髪のムッキムキの大男
130 : ◆rBZosM0CJQ [sage]:2021/12/15(水) 16:00:19.00 ID:0OaR9I6SO
夜に少し安価まで投下する
向こうで書いてるやつの筆が乗ってきた
131 : ◆rBZosM0CJQ [sage]:2021/12/15(水) 22:09:18.45 ID:F69/wWuf0


アニマ「あ、あの...本当に教官です...か...?」


「そりゃどういう意味よ。どう見ても教官でしょ」


ドグ(デカイだけじゃ...)


ラギウス「いや、良く見ろみんな。服の下だ」


アニマ「えー?」


「ふんっ!」ブチィッ


アニマ「わぁっ!?」


ドグ「え、すっご...」


「驚いたか?」ピクピク


リメロ「き、筋肉...!すごい...!」


アスナ「暑っ苦しいわ...」


「じゃあ、改めて挨拶でもするか。俺はテックマン。お前達の教官だ」ビシィッ


ドグ(冴えない男だと思ったけど...杞憂だった。これが擬態ってやつか...)


テックマン「正直面倒だが、これも仕事だ。とりあえずお前達がどこまで出来るか見せてみろ」









〜同場所〜


アニマ「はぁ...はぁ...ど、どうですか...」


リメロ「も、もう魔翌力がぁ...」


ゼスタ「きゅ〜...」


ラギウス「...ふぅ。こんなに動かされるとは思っていなかった...」


132 : ◆rBZosM0CJQ [sage]:2021/12/15(水) 22:10:16.83 ID:F69/wWuf0


アスナ「ぜぇ...ちょっと...はぁ...もう無理...」


ドグ「...き、きっつ...いつまでやるんだ...」


テックマン「よし、もう良いぞ。とりあえず休め」


バタバタッ バタンッ


ドグ「そ、それで...どうだったんですか...」


テックマン「中々個性的だな、うん」


アスナ「な、なによ...それ...」


テックマン「そもそもお前ら体力も魔翌力の総量も全然ダメ。一応一人一人ダメ出しな」


テックマン「まずアニマ。まだ剣と炎同時に操れないだろ。意識が分散しすぎてどっちも疎かになりがち。どっちも使おうって考えてるからだぞ」


アニマ「うっ...張り切りすぎた...」


テックマン「次、リメロ。能力の完成度は高い、これ褒められる点だな。ただ全身まで変化させる事が出来ないのは、慣れもあるけど、変化時に起こる魔翌力の乱れに耐えられてない」


リメロ「あ、あの感覚...慣れなくて...」


テックマン「ラギウス。お前は魔翌力の総量が低すぎる。それじゃゼスタとの連携も持って数分、良くて二桁分行けるかだ。能力的に戦闘向きではないから、魔翌力の総量を上げてゼスタを生かせ」


ラギウス「...わかった」


テックマン「アスナは大きい物を切り取る時に念を込めるが、元を辿れば魔翌力だ。魔翌力回路が大きすぎるから念が過剰になって、魔翌力がダダ漏れ。回路を細くして、最小限の魔翌力を使え」


アスナ「そんな事言われても...」


テックマン「で、ドグ。お前は良くわからん」


ドグ「ええ!そりゃないですよ...」


テックマン「いや、ほんとに。身体をもっと使えるのに使ってない...いや使い方を知らないって言うのかな...手を抜いてた訳じゃないんだろ?」


133 : ◆rBZosM0CJQ [sage]:2021/12/15(水) 22:11:09.12 ID:F69/wWuf0


ドグ「はい...本気でやってましたけど...」


テックマン「だよな。ドグは可能性を秘めてる。今は全然ダメだけど、身体を作って動き方を覚えれば見違えるかもな」


ドグ「な、なるほど...」


テックマン「じゃ、一通り終わった事だし行くか〜」


アニマ「え?どこにですか?」


テックマン「この大陸の南西に大森林があるだろ。そこだよ」


アスナ「ちょっと嘘でしょ!?野宿しろっての!?」


リメロ「大森林...危ない魔物が出るとか噂が...」


テックマン「修行つったら山籠りって相場が決まってるだろ」


ドグ「森なんですけど...」


テックマン「一緒だ、一緒。安心しろ、風呂くらいは用意してある」


アスナ「え?どうやって?」


リメロ「あっ...!まさか...!」


テックマン「お、リメロは知ってたか。今考えてたそれだ」


アニマ「何?何かあるの?」


リメロ「天然の...お風呂...」


アスナ「天然の?そんなのがあるの?」


ラギウス「大森林の中心部にあるという天然風呂...人が近寄らないために噂となっていたが、本当にあったのか」


134 : ◆rBZosM0CJQ [sage]:2021/12/15(水) 22:12:05.81 ID:F69/wWuf0


アニマ「外で入るの?危なくない?」


テックマン「その点は安心だ。どっかの馬鹿が大の風呂好きでな。大陸各地に自分専用の風呂作っては渡り歩いてんだ」


ドグ「どっかのって...お知り合いですか?」


テックマン「そこそこ知り合い。まぁそう言う訳だ。明日からは個別メニューでやるからな、早く行って休もうぜ」









〜大森林・中心部〜


テックマン「おっ着いたぞ」


ドグ「や、やっと...ぜぇ...ぜぇ...」


リメロ「も、もうダメです...」バタンッ


アスナ「私達どれくらい...歩いたのよ...はぁ...」


アニマ「も、もう無理ぃ...」


テックマン「半日ちょいしか歩いてないだろ。情けないねぇ若いのは」


ラギウス「だ、だが...もう足が動かんぞ...」


テックマン「ならあそこまで頑張れ。倒れたお前ら担ぐなんて御免だ」


アニマ「あそこって...家?」


ドグ「家の裏から湯気が上がってるけど...あれかな?」


リメロ「......」


アスナ「リメロ!あ〜もう!男共!リメロを持って!さっさとあの家に行くわよ!」


テックマン「仕方ねぇ。リメロは俺が連れて行くから、お前達も早く着いてこいよ」

135 : ◆rBZosM0CJQ [sage]:2021/12/15(水) 22:12:57.08 ID:F69/wWuf0


ドグ「そんな軽々と...あんだけ歩いた後なのに...」


アニマ「やっぱ教官って凄いんだね〜...」


ラギウス「話は後だ...はやくあの家で休もう」









〜大森林・無人の家〜


アスナ「リメロ。リーメーロ。起きなさい、そのまま寝ちゃダメよ」


リメロ「んぅ...」


テックマン「野郎は後だ。先に女共は風呂入っとけ」


アニマ「お風呂だー!リメロ、アスナ!行くよ!あ、ゼスタも行く?」


ゼスタ「ア“〜?」


ラギウス「良いぞ、行ってこい」


アニマ「やったー!やば!軽っ!かわいいね〜!」スリスリスリ


アスナ「そいつ雄じゃないの...?」


リメロ「ねむ...ねむ...」





テックマン「...女共も行った所で、だ」


ドグ「ところで?」


ラギウス「うむ?」

136 : ◆rBZosM0CJQ [saga]:2021/12/15(水) 22:14:20.58 ID:F69/wWuf0


テックマン「覗きに行くか?」


ドグ「えっ...えっ!?」


ラギウス「何を...」


テックマン「またまた。2人ともちょっと期待してるって感じだな。良いな、この能力」


ラギウス「なっ!?教官まさか、俺と同じ...?」


テックマン「そういや言い忘れてたな。俺の能力は模倣。この目で見た相手の能力を7割程度使えるんだ」


ドグ「模倣...凄いですね...」


テックマン「オリジナルには劣るが、まぁ使い方次第だな。経験と知識は何より重要だ」


ラギウス「教官...」


テックマン「って何真面目に話してんだ。それで、見たいのか?見たくないのか?」



下1

137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/15(水) 22:19:54.15 ID:cuIjgBPOo
見たい
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/25(土) 00:10:35.09 ID:tf1RaSIbO
はよ
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/27(月) 17:28:29.62 ID:OhlGtZIM0
続きまだかな?
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