このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください

【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」【安価】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 04:29:15.60 ID:DiVIqjdc0
スキル習得
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 09:40:28.22 ID:j3g1kqXVo
ターボのシャワーシーンはよはよはよはよはよ
125 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/18(金) 12:14:21.16 ID:VlCwLJwFO
トレーナー「でもさ、昨日まであったものが消えてるとちょっと気になるじゃん」

ターボ「?」

トレーナー「というわけで、どうして消えたのか検証したいと思うが――手伝ってくれるか、ターボ」

ターボ「よくわからないけどわかった!!」

トレーナー「ターボは素直で可愛いなぁ」

ターボ「もっと褒めて褒めて!!」

トレーナー「さて……取り敢えずは走ってもらうか。本番想定で1200m。行けるか?」

ターボ「じゅんびおーけー!」

トレーナー「じゃあ、合図出すからそれでスタートしてくれ」

トレーナー「3、2、1――GO!」

下1 コンマ
50以上なら習得
50以下の場合ヒントレベル上昇
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 12:26:51.53 ID:ErSWXDk9O
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 12:43:47.05 ID:Uajbht64O
ないすー
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 12:53:33.03 ID:WG+NztfUO
師匠はカワイイなぁ
129 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/18(金) 13:45:03.73 ID:VlCwLJwFO
――風を肩で切り、飛び出す。

 幾千幾万と繰り返したスタートアップはいつもよりも若干キレが良く、巧かった。
 昨日の不思議な暑さが、心を押すような。まるでいっぱいに帆を張ったところに強風が通り過ぎるような、正しく爆発的な加速の予感がターボを襲っていた。
 芝を1歩踏みしめる度に、その予感は核心となってターボに力を与える。速さの限界点、その先へ至らんとするターボの心意気を推し量ったかのように。
 序盤400メートルの時点で、既にターボはこの練習の結果を予想出来ていた。何よりも素早い自分を、きっとトレーナーは喜んで迎えてくれるだろう、と。

 だが、それは大きな間違いであった。

 ゴールインした時、ターボを待っていたのはトレーナーの姿だった。だが、彼はまるで惚けたように立ち尽くしていたのだ。
 その両目からは色が失せていて――しかし、ターボが瞳を覗き込めば、急激に色を取り戻す。
……情熱という名の、色を。
 気づけばターボはトレーナーに抱きしめられていて。トレーナーは涙を流す勢いでターボのことを褒めに褒めまくった。
 ターボの予想は、大きく裏切られた。

――そう、ターボの予想よりも、より良い形で。

―――

▼[先手必勝]を習得した!

▼ツインターボのやる気が上がった!
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 15:05:26.22 ID:DiVIqjdc0
よーしよしよしってわしゃわしゃしたい
131 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/18(金) 17:33:24.08 ID:VlCwLJwFO
■閑話
(何となく書いたので乗っけます。)
――――――
 それは1日も終わり、ようやくご飯を食べようとしていた時の事だった。久しく鳴らないスマートフォンに、珍しくメッセージ受信の通知が来た。
 正直にいえば、何事かと思った。
 トレーナーとなるにあたって対立した、両親含める家族が連絡を寄越すことはまずありえないし、かと言って友人がいる訳でもない。
 担当ウマ娘がいて、それなりの期間一緒にいるのであれば連絡を取りあっていてもおかしくは無い。
 が、ツインターボとはまだ出会って数週間程度で、連絡先を交換する程度の関係。それに直接会って話す方を好むタイプだろうし、メッセージを送るようには思えない。
 ごちゃごちゃと並べたが、結論は「セールスか、アプリ公式からの連絡」だろうと思う。それ以外にない。
 兎にも角にも、あえて見るほどのものでもない。取り敢えずはシャワーを浴びてから食堂へ行くことに決めた。

――だが、俺は気づいていなかった。

 この通知が、本当はセールスや公式からのものでは無いことを。
 そして、楽観視した己の愚かしさに……。
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 17:37:48.85 ID:j3g1kqXVo
お?
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 17:46:51.75 ID:DiVIqjdc0
地の文が長めに入るときは、段落ごととかで一行空けてくれるとありがたいかも
自分だけかもしらんが、横書きで密度高いと若干読みづらい
134 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/18(金) 17:53:26.51 ID:VlCwLJwFO
undefined
135 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/18(金) 17:56:24.81 ID:VlCwLJwFO
段落詰め気味に書いちゃうのはいつもの癖ですね……。ちょっと段落開けて描きます!すみません!!
136 :いぬ- ◆FaqptSLluw :2021/06/18(金) 17:58:17.71 ID:VlCwLJwFO
undefined
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 18:01:03.94 ID:j3g1kqXVo
(改行規制に引っかかってるようです。レスを分けてもらうといけるはずです)
138 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/18(金) 18:03:18.83 ID:JBwdv+s90
(教えていただいてありがとうございます……! ちょっと続きます)
139 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/18(金) 18:05:35.87 ID:JBwdv+s90
トレーナー業に邁進することになってから、何事も早く済ませる事に貪欲になった。

 入浴もそのひとつで、正しくカラスの行水とも言えるくらいの速さで済ませる。そちらの方が、ウマ娘への理解を深める時間が増えるからだ。

 さて、入浴を済ませれば、その次は夕食だ。

 他のトレーナーがどのようにして夕食を済ませているか分からないが、俺は近くにあるコンビニに足を運んで、そこで弁当を買っている。

 栄養バランスやかかるコストのことを考えると、おそらくは食堂に行った方が良いとは思うのだが、何となくスペシャルウィークと顔を合わせるのが気まずくて使えていない。

 これもトレセン学園の福利厚生のひとつなのだろうし、有効に活用すべきだとは思っている。思っているのだ。

―――
140 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/18(金) 18:07:16.16 ID:JBwdv+s90
「ありがとござっしたー」


 間延びした店員の声を聞きながら、コンビニから出る。今日はサラダチキンとおにぎりふたつだ。運良く鮭おにぎりが残っていたので、やる気がちょっと上がる。

 さて、このままトレセン学園に帰ることになるのだが――そこでひとつの失策に気づいてしまう。


「しまった、今日のクーポン使ってなかったわ……!」


 UmaPayとコンビニアプリを連携させると、何とおにぎりかコーヒーを50円引きで買えるクーポンが1日1枚配布される。

 今日が期限のクーポンが1枚ある。おにぎりはもう買ってしまったので、これはコーヒーに使うべきだろう。

 スマホを取り出す。待機画面を開く。そして俺は、異常に気が付いた。

 メッセージの受信量が、いつの間にか10を越していた。通常ありえない事態に、俺の頭は一瞬フリーズする。

 何がどうなっているんだ。訳が分からない。ただ送り主の名前だけは、混乱する頭の中で鮮明に見えた。


「ついん、たーぼ……?」


 呟いて、ようやく落ち着く。まさか、メッセージを送ることがないだろうと踏んでいた相手からのメッセージ。しかも10件近くも。

 驚きこそあれ、少し嬉しくなった。ツインターボとの距離が近くなった気がするからだ。

 さて、メッセージの内容は……と開いてみて、俺は思わずスマホを落としそうになった。


「はやく」
「たすけて」


 その文字の指し示す意味を問い質す前に、俺は走り始めた――。
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 18:59:27.64 ID:Cn2TrQoFo
引きがウマい
142 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/18(金) 19:13:04.94 ID:JBwdv+s90
 トレセン学園、美浦寮。距離的にも近くはなかったが、かなり早く到着できたと思う。

 道中ヒシアマゾンに何事かと聞かれたが、ツインターボに何かあったかもしれないことを告げると、苦笑を浮かべてすごすごと引き下がった。なにがあったんだ?

 ともかく、今はツインターボの身に危機が迫っている。どたどたと大きな音が立っているのは承知で、ツインターボの部屋の戸を叩く。


「――ターボっ!」
「? トレーナー?」


 中からは間延びした声。寝転がっていたのだろうか。

 にしても変だ。あんなメッセージを残した割に、中から響く声はとてもリラックスしているというか、今も寝そべっているような、そんな印象を抱く。

 だが、それも彼女なりの演技かもしれない。


「大丈夫か?!」
「え……? ターボは元気だぞ!」
「……? 何かあったんじゃないのか?」
「……? ターボ、なにかしたっけ?」


 え?


「……。ツインターボ、勘違いだったら申し訳ないが、一つ教えてくれ」
「な、なんだ……?」
「あのメッセージは何だったんだ……?」
「メッセージ……? あっ!!! トレーナーってユーレイって信じる?!」
「……まぁ、今は信じてるかもだが……。幽霊がどうかしたのか?」


 そういうと、ターボは扉を少しだけ開ける。そこには勝負服に負けず劣らずのカラフルな寝間着に身を包んだターボの姿。

 ターボは少し恥ずかしそうに、ちょいちょいと手招く。耳を寄せろ、と言いたいらしい。


「あのね、トレーナー……。ネイチャがね、ネイチャがね……"今のターボには鬼が住んでますなぁ"って……」
「ナイスネイチャが? どうして?」
「わかんない……。でもね、見まわしても鬼なんてどこにもいなくて……。だから、どこ?って聞いたら、ネイチャが"さぁどこでしょうね〜"って言って……」
「うんうん」
「何処にも見えなくて……だから、ユーレイだと思ったんだ! だから、今のターボにはユーレイが住んでるんだ!!!!」


 叫んでおののくツインターボ。そんな姿を見て、どっと疲れが湧いてきた。

 いろいろ言いたいことはあるが、今はツインターボが無事でよかった。その一心である。


「で、ヒシアマの姉さんに相談したら、追い払ってくれて……」
「ああ、だからか……」
「だからか?」
「何でもない。ヒシアマゾンに追い払ってもらったならもう心配はいらないな」
「うん!」


 笑顔を浮かべるツインターボ。必死で走ってきた結果がこれなら少しは文句も出るかもな、とは思っていたが、案外文句は一言も出てこなかった。

 親ってこんな気持ちなのかもしれないな――。


「……トレーナー? なんで頭を撫でるんだ?」
「ああ、無意識に……。すまん」


 そういいながら手を放そうとするが、ツインターボの頭から手が離れると耳がシュンと下がった。試しに置いてみれば、ぴんと耳が立つ。

 つまりこれは――そういうことなのか?

 試しついでに、ツインターボの髪を軽く撫でてみる。すると、ツインターボの表情が見る見るうちに緩み、口からは声にならない声を漏らす。

 どうやら気に入ったらしい。トレーナーの勉強の中にはマッサージ術も含まれていたから、それなりに自信はあったが――こうも喜んでくれると、素直にこちらも嬉しい。

 そのままツインターボが満足するまで頭を撫で続けたのだが――。


「おーおー、おアツい二人の登場だねぇ〜」


……ナイスネイチャを筆頭に、廊下での一幕を見ていたウマ娘たちに、変にからかわれてしまうのだった。
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 19:17:46.91 ID:j3g1kqXVo
あぁ^〜
廊下でデジタ君尊死案件
144 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/18(金) 19:26:51.47 ID:JBwdv+s90
トレーナー「さて、ナイスネイチャにからかわれたり、あれから事あるごとにターボがこちらを期待の目で見てくるようになったりして、一週間くらいが経ったな」

トレーナー「鬼が住んでいる――とはまぁ、なんとも独特の言い回しだけど、ナリタタイシンにも鬼が住んでたりするし、地上最強の生物の背中にも住んでたりするしな。案外何処にでも住んでるのかもしれない」

トレーナー「確かに、ツインターボの大逃げにはさらに磨きがかかった。タイムが以前よりも何回りか短くなっている」

トレーナー「このままいけば、メイクデビューも勝てそうだな」

トレーナー「だが、やはり日々をどう過ごすかも非常に重要だ」

トレーナー「今日は何をしようか」

※あと1ターンでメイクデビューです。


下1 
・トレーニング
・お出かけ(やる気アップ)
・休憩(イベント)
・その他(良識の範囲内で自由に)
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 19:37:54.16 ID:Cn2TrQoFo
おでかけ
146 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/18(金) 23:18:11.10 ID:JBwdv+s90
トレーナー「メイクデビューも直近に控えていることだし、下手にトレーニングしてツインターボの調子を崩したくないな」

トレーナー「うーむ。となれば、ツインターボのモチベーションを上げに行くか」

ターボ「?」

トレーナー「ターボは気にしなくていいぞ。……さて、どうしようか」

下1
お出かけで何をする?(良識の範囲で自由に)
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 23:27:11.89 ID:dNpbj8WGo
カラオケに行く
148 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/18(金) 23:35:53.57 ID:JBwdv+s90
トレーナー「そういえばターボって、カラオケとかで遊んだことはあるのか?」

ターボ「うーん。あんまりない。ターボ、走ってる方が楽しいし!」

トレーナー「……なるほどね。とりあえず今日はターボのコンディションとかもろもろを鑑みて――遊ぶことにしました」

ターボ「やったー! トレーナーとお出かけだーっ!」

トレーナー「じゃあどこに行こうか。参考までにカラオケの話を出したが……」

ターボ「じゃあカラオケ!」

トレーナー「早いな。あんまり行ったことないんだろ? いいのか?」

ターボ「行ったことがあんまりないから行ってみたい! 未知へのチョーセンだっ!」

トレーナー「……まぁ、挑戦する姿勢は素晴らしいと思うが、そもそも楽しむための施設だからな?」

ターボ「ふんす!」

トレーナー(わかってんのかなぁ……?)

―――

トレーナー「さて、カラオケボックスだ。ドリンクはとりあえずフリーにしておいたぞ」

ターボ「トレーナー歌おう! 何歌う?」

トレーナー「二人でカラオケに来たからって、必ずしもデュエットしなきゃいけないわけじゃないぞ……」

ターボ「ターボがデュエットしたいの! トレーナーが曲選んで!」

トレーナー「しゃーないな……。さて、どの曲を選ぼうか」

下1 
何の曲を選ぶ?(デュエットでなくても良いかもしれない。ゾロ目は追加イベント)
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 23:41:44.33 ID:Cn2TrQoFo
うまぴょい伝説
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/18(金) 23:49:23.01 ID:j3g1kqXVo
師匠ゾロ目出過ぎてない?
流石デュアルブースト師匠
151 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 00:33:44.69 ID:cLiN9Ma70
ターボ「イメトレは大事だってイクノも言ってた!!!」

トレーナー「いきなり何を――って、ここで今"うまぴょい"するのか?!」

ターボ「当然ッ!!! トレーナーも一緒に、せーの!」

トレーナー「ええい、ままよ……!」

ターボ/トレーナー「うまぴょいッッッ!!!!!」


▼ツインターボのやる気が上がった!
※コンマゾロ目の為追加イベント発生
152 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 00:53:26.93 ID:cLiN9Ma70
■追加イベント

「にしても、今日は歌ったなー」


 夕日に染まっていく街の中、先頭を進むツインターボは声高らかに笑った。

 とても楽しそうな表情をしているツインターボには、やはり年相応の無邪気さや可愛らしさを感じる。

 人との関係を形容する意味は薄いが、あえて形容すればターボは娘のようなものだ。彼女の悲しむ顔は見たくないし、いつでも喜んでいてほしい。


――トレーナーさん、ありがとうございます!


 ふと、スペシャルウィークがメイクデビュー前に見せた笑顔を思い出す。今頃彼女はどうしているのだろうか。正しく時が進んでいれば、今頃G1レースに出走している頃だろうか。

 ……そんな風にいろんなことを考えていたから、俺は立ち止まっていたターボにぶつかってしまった。

 いて、と声を上げるターボに詫びながら、ターボの視線の先を追う。


「トレーナー、ターボ、あの場所に立てるかなぁ」
「……有馬記念、か」


 該当の巨大テレビジョンからは、数年前の有馬記念がリバイバル放送されていた。様々なウマ娘が並び、全員が全員、歴戦の風格を漂わせていた。ターボと同じスタイルの大逃げウマ娘も、そこに。

 いくら無邪気なターボとはいえど、さすがに先達のことくらいは知っているらしい。ターフに駆ける一陣の風を、バ場に滾る鋼の意思を、コーナーに駆けるマエストロとしての意地を、それぞれ最高のポテンシャルを以て発揮していた。

 だが、大逃げのウマ娘にはそれが無かった。もちろん実力はあったはずだ。だが、彼女の脚質以上に――他のウマ娘が強かっただけ。

 第四コーナーを曲がり、最後の直線。彼女はいとも簡単に追い抜かれ、瞬く間に掲示板外へと転がり落ちていく。カメラのフォーカスは、華麗な差しを決めた一着のウマ娘へと絞られる。

 勝負は酷く残酷だ。どれだけ頑張っていたとしても結果が全て。結果を出せなければ、後には何も残らない。でも、だからこそウマ娘は走る。自らの栄誉のために――。

 ターボはどういうモチベーションで走ってきたかを、実のところ知らなかった。ただの好奇心かな、と思ったり、あるいは気まぐれなのかな、と思ったりもした。

 その内実を、俺は知らない。彼女の口から語られるまでは、こちらから聞いてはいけないものだとも思っている。

 ただ、願わくば――彼女の今後が輝かしいものになりますように。あの日のスペシャルウィークのような辛い顔は、もう見たくないから。

 願いは形となる。祈りは強さとなる。多分、きっと、そうなんだろう。

 だから、俺は祈るし願う。彼女の勝利を。そして――幸せを。


「トレーナー? とれーなーッ!」
「……! どうした、ターボ」
「ターボお腹空いた! 早く帰ろ!」


 ……ああ、いや。でも。祈らなくても多分大丈夫だと思う。

 彼女は多分、俺がいなくてもやっていける。幸せになれると思う。

 いつか俺が消えるその時まで、ターボに教えることができるすべてを教えよう。

 それがせめてもの餞になれば、御の字かな。

―――

▼因子:[スピード★☆☆]を獲得した!

▼因子:[逃げ★☆☆]を獲得した!
153 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 01:08:40.48 ID:cLiN9Ma70
■[ターボエンジン全開!]ツインターボ
スピード:125(F)
スタミナ:92(G)
パワー:95(G)
根性:42(G)
賢さ:03(G)
やる気:普通

[固有]これが諦めないってことだァ! Lv2
ゴール前でスタミナが尽きた場合、遮二無二、がむしゃらに走って速度を上げる。
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+200の補正)
[通常]
末脚(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
全身全霊(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
先駆け(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
先手必勝(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)

※全身全霊の前提スキル[末脚]を通常スキル欄に追加しました。純粋に処理漏れです。すみません……。


――――


――五月某日。

 春が過ぎ、梅雨に差し掛かろうかという時期。

 蒼天は今や黒く塗りつぶされ、どんよりとした空模様がトレーナーの憂慮を表しているかのようだった。

 ツインターボはそんな天気の中でも、太陽のような笑みと溌溂さでトレーナーと最終調整に臨んでいた。


「メイクデビュー! ターボはこの時を――待っていたっ!」
「……掛かり気味か? スタミナは温存しとけよ」
「むぅ。ターボ掛かってないもん! いつも通りだもん!」


 興奮気味に笑うターボ。それを心配そうに見つめるトレーナー。

 失敗は成功の母とも言うが、しかし正しい昇華のさせ方をしなければただただ拗らせることになってしまう。トレーナーは典型的なそのタイプであった。

 だが、そんなトレーナーの憂慮をも吹き飛ばす言葉を、ツインターボは発した。


「絶対勝つよ、トレーナー」


 ターフの芝を揺らすくらい、力強い言葉だった。


「ターボは絶対負けないもん。絶対、ぜったいぜったいぜーったい負けないもん!!」


 煌めく相貌には、もはや勝利しか映っていないとでもいうように、視線はまっすぐトレーナーを貫く。

 その気丈な瞳に火を灯されるかのように、トレーナーはハッとした。


「……そうだよな、始まる前から弱気になってどうすんだ。勝てる、俺たちは――勝てるぞーッ!」
「勝つ、勝つぞーッ!」
「勝って帰るぞーッ!」
「勝ってにんじんアイストリプル買ってもらうぞーッ!」
「おーッ……いや賛同しかけたけど、トリプル食べると夜ご飯はいらなくなるから駄目だ!」


 えー、と口をとがらせるツインターボ。そんな彼女をトレーナーはどこまでも優しく、力強い瞳で見つめていた。


――勝つぞ。


 その一言を、心の中に閉じ込めながら。
154 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 01:23:41.05 ID:cLiN9Ma70
※ごめんなさい、ツインターボの現在のやる気は絶好調です。
155 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 01:25:49.27 ID:cLiN9Ma70
トレーナー「行ってこい、ツインターボ……!」

―――
■レース

下1 作戦決定(コンマ)
逃げ[G]/先行[A]/差し[A]/追込[C]

01〜70:逃げ[A]
71〜80:先行[G]
81〜90:差し[G]
91〜00:追込[C]

――

下2 レース序盤のツインターボの調子

01〜20:出遅れ(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
21〜40:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
41〜60:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
61〜81:先駆け(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
81〜00:先手必勝(ゴールのコンマ判定に+100の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。

――
下3 レース中盤のツインターボの調子

01〜30:ブロック(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
31〜60:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
61〜90:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
91〜00:快走(ゴールのコンマ判定に+25の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。

――
下4 レース終盤のツインターボの調子

01〜25:好走(ゴールのコンマ判定の補正なし)
26〜50:末脚(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
51〜75:全身全霊(ゴール時のコンマ判定に+100の補正)
76〜99:これが諦めないってことだァ!Lv2発動(ゴールのコンマ判定に+200の補正)
00  :これが諦めないってことだァ!Lv4発動(ゴールのコンマ判定に+400の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。

――

下5 ゴールイン 着順確定

――

▼作戦
●逃げ[A](補正:スピード、スタミナ)
補正がある能力値に+150

●先行[G](補正:スピード、スタミナ)
補正がある能力値-100
補正がない能力値-150

●差し[G](補正:スピード、スタミナ、パワー)
補正がある能力値-75
補正がない能力値-100

●追込[G](補正:パワー、根性)
補正がある能力値-100
補正がない能力値-150

▼着順決定
[ 下5のコンマ+序盤補正+中盤補正+終盤補正]=レース中達成値
[ウマ娘の能力値から賢さを除いた合計]=能力値参照値
【[レース中達成値]+[能力値参照値]+バ場補正/芝A(+100)+中距離適正A(+100)+やる気/絶好調(+100)=達成値】
達成値-(レース中全てのマイナス補正-賢さ)=最終達成値

最終達成値が1100を超した場合 1着
※(100超えるごとにバ身が1伸びる。報酬増)
最終達成値が1000を越した場合 2〜3着
最終達成値が900を越した場合  4〜5着(掲示板)
最終達成値が900を下回った場合 着外

※二回目のメイクデビュー。継続ラインを提示します。
継続ライン:〜3着

―――
遅めの時間の安価なので、連取は一度目の投稿から10分後から可能とします。
少し多めの安価になりますが、よろしくお願いします……!
156 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 01:27:12.60 ID:cLiN9Ma70
(コピペして使いまわしてることが明確にわかる誤植ですね……。師匠の適正はナリタブライアン戦のものを参照しています。逃げ以外は全部Gです。訂正しておきます。安価は下です)
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 01:29:01.94 ID:6CDUL6jZ0
コンマ高けりゃいいってもんでもない辺りが緊張感あるなー
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 02:37:50.34 ID:WbJzsrWX0
大丈夫か?
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 02:51:15.52 ID:WbJzsrWX0
やば
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 03:23:49.76 ID:5ir30MwWO
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 05:58:47.11 ID:AqmEBYU2O
どうだ
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 08:38:31.40 ID:L93uO8xK0
あー…これって
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 09:28:04.34 ID:bMugVOW2o
師匠ぉ……
164 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 13:18:09.15 ID:cLiN9Ma70
▼レース展開
序盤(34):掛り(-25)
中盤(52):掛り(-25)
終盤(76):これが諦めないってことだァ!Lv2(+200)
着順決定:11
――――――――――――
[-25]+[-25]+[200]+[11]=161 レース中達成値


▼作戦:追込み
スピード:125(F)-150=1
スタミナ:92(G)-150=1
パワー:95(G)-100=1
根性:42(G)-100=1
賢さ:03(G)-150=1
――――――――――――
1+1+1+1=4 能力値参照値


▼着順
[レース中達成値:161]+[能力値参照値:4]
+[バ場補正/芝A:100]+[中距離適正A:100]
+[やる気/絶好調:100]
=465 達成値
―――――――――――――
[達成値:465]
[レース中全てのマイナス補正:402]
[補正後賢さ:1] 
―――――――――――――
[最終達成値:465+1]


よってツインターボ、着外――。
165 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 13:27:35.68 ID:cLiN9Ma70
ジェミニ杯の方はいかがでしょうか。
私信ですが、当方は序盤の全敗をどうにかひっくり返してジェミニ杯オープンリーグBグループ1位になれました。
皆様のウマ娘のご健闘をお祈りしています。
この後少ししたら更新します。
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 13:27:42.54 ID:L93uO8xK0
ストーリーラストのレースかなにか?(しろめ)
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 13:43:45.22 ID:bMugVOW2o
ウマ娘かと思ってたらウイポだったか……
ススズ本当強過ぎィ
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 13:46:49.97 ID:6CDUL6jZ0
2連続脚質でずっこけてるから次はマヤちん辺りのオールラウンダーでいきたいとこだの
いや俺のせいなんですけどね!
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 13:50:01.02 ID:crxTVV/xo
ススズさんの異次元っぷりがわかる
170 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 13:59:24.30 ID:cLiN9Ma70

 空は人の手が届かないほど高く広がっているように。海は人の手が届かないほど深く広がっているように。陸は人の手が届かないほどに大きく広がっているように。

 人にも。ウマ娘にも限界はある。

 トレーナーはまだ知らなかった。己に課されたループの宿命が、どれほどに重いものなのか。そして――その過程で、どれだけの絶望を垣間見るのかを。

―――

 パドックに入るや否や、ツインターボはきょろきょろとあたりを見渡す。

 自分より少し劣るウマ娘、自分より少し勝るウマ娘。精鋭中の精鋭が集まるとされるトレセン学園の生徒たちだけあって、力量の差はあれど全員レベルが高い。

 負けたくない。負けない。胸に秘めた熱情が燃え上がるように滾る。絶対に負けないという気持ちが、今にでも彼女の脚をゲートへと向かわせそうだった。

 煮えたぎる闘志。それを隠そうともしない彼女は、パドックに居るウマ娘たちに強い警戒心を抱かせた。彼女をどうにかしなければ、自分たちの輝かしいメイクデビューは……失敗に終わるという認識を。

 ヒトとは、出る杭を打つ生物である。そのことをツインターボは、レースで思い知ることになる。

―――

「各ウマ娘、今順調にゲートイン! この戦い、目が離せません――!」

 高らかに響くファンファーレと、観客の声援。音という音がバ場を支配し、埋め尽くす。――その後に訪れるのは静寂だ。耳が痛いほどの。

 ツインターボはそんな中で、やはり少し浮ついた心地にあった。自らの強さを証明するのはもちろんのことだが、これで勝つことができれば――きっとトレーナーはまた自分のことを褒めてくれるのだろう、と。

 もちろん勝っても負けてもトレーナーは褒めてくれるはずだろう、とはツインターボ自身も思っている。でもどうせならば――勝利を捧げたい。

 全力の意識を以て、ターボはスタートを待つ。一秒、二秒と時が過ぎ、一瞬にも永遠にも思える時が過ぎた時――ついにゲートが開かれる。

 ターフに足を叩きつけるように飛び出すターボ。だが、その脚はどこか空回りしていた。浮ついていたせいか、彼女の脚は不確かに地面を叩くばかり。速度が上がっていくが、しかしスタミナは急激に減少していく。

 周りのウマ娘たちも、彼女のことを少なからず研究していたらしい。彼女のペースをさらに狂わせるように緩急をつけたレース展開を繰り広げる。――そして、見事にツインターボは、惑わされた。

 いつもであれば快調に飛ばしながら最後のスタミナを振り絞って逃げ切りを狙う第四コーナー。視界の前には誰もいない。その事実が勝利の確信をターボに与えた。

 ……だが、そこまでだった。

 最終直線に差し掛かり、各ウマ娘が一斉にスパート。これまで力を温存していたウマ娘たちはいっせいに脚を伸ばし、ゴールへと食らいつかんと走っていく。

 一人、また一人と、ツインターボを追い抜くウマ娘たち。そこで初めて、自分の失策に気付いたツインターボだったが――もう遅い。

 脚が重く、体は鉛のように重い。何処までも逃げられると思っていたツインターボというウマ娘はしかし、今此処に、置いていかれている。

――孤独だった。

 そう理解した瞬間、恐怖した。負けてしまうことに――ではない。ただ、ただトレーナーの悲しそうな顔を思い浮かべてしまって。

 それが彼女にとって、酷く恐ろしいことのように感じた。以前まではこうではなかったはずなのに、どうしてこれほどに、失望の表情が痛いのだろう。苦しいのだろう。

 解らないことだらけだった。いずれわかるとも思えなかった。この痛みは、この苦しみは、いつだって彼女が自分で覚えるものではない。他者から与えられるものでしかないからだ。

 気付けば息はつまり、肺は潰れんばかりに稼働を続けていた。

 前方のウマ娘が蹴り上げた芝がひらひらとあたりに舞い、頬にくっつく。


(ごめん、ごめん……!)


 心の中で謝るツインターボ。しかし、思ったところで何も始まらない。願ったところで何も始まらない。だからそれは――いうなれば"逃げ"だった。

171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 14:04:47.84 ID:L93uO8xK0
何でこんなって思ったけど、勝ったとしても他の誰かが辛い思いをすることになるんだよねぇ
なんともきびしいせかい
172 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 14:16:28.66 ID:cLiN9Ma70
 ……。

 立ち直ることがどれほどつらいことだろう。

 思い知ることはどれほど苦しいことだろう。

 挫折と絶望を味わって、しかし走り続けるその姿は――どれだけ尊いのだろう。

 トレーナーは正しく思う。その姿こそが、彼女の本質なのだと。

 大逃げの才覚? 何事も素直に受け取る天真爛漫さ? 努力家なところ?

 結果から言えば、そのどれもが、彼女の本質から大きく離れていた。

 トレーナーは目を見開く。

 きっとこれが彼女との最後になることを理解しながら。

 だからこそ、彼女のことを焼き付けておこうと。
173 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 14:17:38.77 ID:cLiN9Ma70
――ターボ、あの場所に立てるかなぁ。


 ふと、棒切れのような体に記憶がよみがえる。

 走っているのか歩いているのか、そもそも立っているのかすらわからない状態。

 走馬灯のようなものだろうか、とターボは素直にそう思った。

 であれば、もう自分は此処に居ることはできないのではないか、とも。


――絶対■■■よ、トレーナー。


 今此処からいなくなれば、果たせない約束があった気がする。

 朦朧とする意識。ツインターボは必死に記憶の中の声を追い掛けて走っていた。

 一体どんな約束だっただろう。ターボは、どんな思いでそれを誓ったんだろう。

 ちかちかする視界。もうじきシャットアウトしそうな思考。それらすべてのリソースは、いま記憶の追跡に用いられている。

 欠けていた言葉を、誓った言葉を思い出すために。


――絶対勝つよ、トレーナー。


 ああ、そうだ。絶対勝つって、誓ったんだ。でも、もうだめだ。勝てない。

 息が苦しい。倒れてもいい?

 ターボの意識が、彼女自身にそう訴える。

 倒れたほうが楽になれる。この苦しい思いからは救われる。

 でも、それで本当に――ターボは自分のことを許せるの?


――許せない。トレーナーに負けないって約束したからっ!


 ああ、そうだ。最初から彼女の本質は"それ"でしかなかった。

 練習を頑張ったのも、今もこうして走り続けているのも、"それ"が彼女の本質で、それを理性が、本能が違えることのないようにし続けてきたからだ。


「これが……」


 それは咆哮だ。


「これが……っ!」


 それは、何度踏まれようとも立ち上がる不抜の魂だ。

 人はそれを――。


「これが、諦めないってことだァああああああああッ!!!!!」


 不撓不屈の魂。

 即ち、諦めが悪い、と呼ぶ――!
174 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 14:25:42.26 ID:cLiN9Ma70
「救急車を呼べーッ!」

 誰かの怒号が、ツインターボの耳朶を震わせる。

 ついに走り抜けた彼女は、最下位ながらも魂の走りを見せ、多くの観客の心を震わせた。

 だが、そこで力尽きたのだろう。ゴールして軽く観客席へと手を振った後――彼女は倒れ込んだ。

 誰かが――恐らく親しいものだろう――駆け寄り、救急車の手配をする。

 観客は騒然とツインターボの安否を心配する。ほかのウマ娘たちも、何事かと目を見開き、あるものは誰かの手助けをした。

 漸くバ場に静寂が戻った時、そこには何とも言えない重い空気が漂っていた。
175 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 14:34:29.03 ID:cLiN9Ma70

 それにしても、とトレセン学園の理事長は思う。

 最後、あのバ場にたどり着いたトレーナーらしき青年。


「疑問っ……」


 トレセン学園のトレーナーとしての規定に沿った服装だった。

 誰が見ても、彼はトレセン学園のトレーナーのようにしか思えない。

 だが……。


「疑問ッ! あのような人物、学園に居ただろうか……ッ!」


 どうにも、彼のことを思い出せない。

 まるで、初めからいなかったものであるかのように。


―――


■二週目クリア報酬

▼ウマ娘関連
[因子]
スピード★☆☆
スピード★☆☆
先手必勝(逃げ適正B以上)★☆☆
シューティングスター(先行適正B以上)★☆☆
これが諦めないってことだァ!(逃げ適正B以上)★★☆
逃げ★☆☆


▼トレーナー関連
下1(ドット) 二週目クリア報酬
01〜33:やる気ドロップス(使用するとやる気を上げることができる)
34〜66:トレーナー白書(使用するとスキルを獲得することができる)
67〜99:夢のきらめき(使用するとウマ娘の潜在能力を開花させる)
00:導き(定められた運命を変える。ラウンド数が常に+1される)
※ゾロ目は追加安価

下2(ドット) 二週目クリア報酬
・俯瞰視(確定)
残されたラウンド数を認知することができるようになる。
・戦術家(確定)
コンマによるランダム安価を用いる判定に対して使用することができる。
安価を取り消し、代わりに選択肢の中から一つ任意のものを選択し、それを適用する。

01〜33:目覚まし時計(安価を再判定させることが可能になる。やる気が上昇する)
34〜66:サポートカード[ツインターボ](サポートカードの使用により、特定の能力値の上昇を恒常的に効率化させる)
67〜99:因子/先頭プライド[★☆☆]
※ゾロ目は追加安価
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 14:38:19.18 ID:crxTVV/xo
残念
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 14:40:37.20 ID:E7q+2iw0o
おいおい理事長の権限の外の事象か
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 14:41:10.82 ID:U37WmaOOO
コンマの揺り戻しがひどい
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 14:46:31.79 ID:lrjcxC3ro
コン馬「スタミナ切れたわ」
180 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 16:28:25.75 ID:cLiN9Ma70

▼やる気ドロップスを獲得した!

▼目覚まし時計を獲得した!

▼スキル[戦術家]を獲得した!

――――
―――
――

 視界が暗転する。

 俺が今どこにいるのか。あるいはそもそも生きているのかすらわからない、無限に等しい闇が俺の視界を覆っていた。

――救急車を呼んで、ツインターボをみおっくてからそれなりの時間が経過した。

 この闇は一回目のループの時と変わらず真っ黒で、音もしない。まるで自分自身のことを振り返るために作られた場所のようにも感じる。

 お前がしたことを認識しろ、お前の無力さを認識しろ、と強く訴えられているような気すらする。八つ当たりのような感情だ。確かに俺は無力である。

 もう理解している。俺はあの世界において一般的な――あるいはそれ以下のトレーナーだ。ウマ娘を育成する腕にかけては凡百なトレーナーよりも上だろうが、そもそも上には上がいる。

 それらの頂点にはあの名トレーナー一族の新星、桐生院トレーナーが立っている。彼女と比べれば、俺なんていわば塵のようなものだろう。

 そのことを認識させたかったんだろう? と闇に問いかければ、ため息のような声が聞こえた。すると、すぐに視界が開けた。

 そこはあの時、一回目のループが終わった後に訪れた大小さまざまなモニターが浮かぶ部屋だった。

 ここには生物はいない。モニターとそこから繋がれたケーブルが部屋を埋め尽くしていた。どこまでも、無機質な。

 前回のループの時そうしたように、モニターの前に立てばひとりでにモニターが立ち上がった。まるで俺の帰還を歓迎するように一度明滅し、映像を流し始める。


――トレーナーはどこだっ?! 隠してるんだ! みんなはトレーナーを隠してるんだ!
――落ち着いてターボ、トレーナーなんていなかったでしょ?


 病衣のままナイスネイチャに縋るツインターボの姿が映し出される。

 どうやら俺が消えた後の世界を映し出しているらしい。俺が消えた後の世界では、俺に関しての記憶が消去されているようで、ナイスネイチャはターボの言うところの"トレーナー"が誰かわからなくなっているようだ。

 ターボの泣き顔を見ていると罪悪感が湧いてくる。そんな世界に一人ぼっちにしてしまったことが、酷く胸を締め付ける。


「ごめん、ごめんな……」


 声を漏らしても、何も解決しない。何も変わらない。

 罪悪の底に隠れたひとかけらの俺の人間らしいところが、そう言葉にすることで気持ちを楽にしていることを指摘する。反吐が出るほどの人間性だった。

 思えば、ツインターボを育てたいと思ってから今まで、彼女のことを真に考えなかったこともあった。それが彼女に対してどれだけ不誠実であったかを切に実感する。

 吐き気がする。どこまでも人間らしい人間性に。

 気付けば、俺の後ろに扉があった。

 扉を潜れば、またあのループが始まる。

 それはきっと――理事長が設けた夢の祭典……URAファイナルズを勝ち残るまで終わることはないのだろう。

 どれだけ長い旅路になるか、予想すらできない。でも、すぐに終わりそうな気もする。その気になれば、終わらせることもできるだろう。

 それが俺の望むところでなかったとしても。

―――
下1 ????(コンマ)
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 16:34:53.83 ID:lrjcxC3ro
なんやー?
182 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 18:26:44.08 ID:cLiN9Ma70
――ふと、気付いた。

 モニターの中に映っていたスペシャルウィークが、鬼気迫る表情でゲートインする姿を。……以前にも増して実力を増したようだ。

 コースとほかのウマ娘を見る限り――どうやら有馬記念の大舞台に立っているらしい。画面越しでもわかる、確かな研鑽に裏打ちされた実力は、恐らく有馬でも十分に通用する。

 ゲートが切られ、駆け出すスペシャルウィーク。凄まじい輝きを誇るウマ娘たちと比較しても、頭一つ抜けた彼女は、そのまま十分に脚を貯めて差し切り、見事に一着を獲得した。

 やはり、スペシャルウィークは凄いウマ娘だ。……俺はそれだけ確認して、背を向ける。


「――トレーナーさんッ! 私、どこにいてもトレーナーさんが見つけられるくらいに輝きますから! いつかまた、会いに来てください……! 私にいつか、あの時のお礼をさせてください!!」


 弾かれるようにモニターへ視線を向ける。

 そこには、汗を流しながらも輝かんばかりの笑顔で、そう宣言するスペシャルウィークの姿があった。

 こみ上げそうになるものを必死に抑えながら、俺はその画面をただただ眺める。

 何も起こらない。なにも届けられない。ただ――スペシャルウィークがそう宣言したのであれば、いつか俺は彼女に届くことができる気がする。

 ああ、そうだ。何も変わらない。動かなければ――。


「動け」


 自分自身に言い聞かせるように、そうつぶやいて。

 俺は扉を開いたのだった。 

―――

▼サポートカード[スペシャルウィーク]を獲得した。
183 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/19(土) 18:33:50.06 ID:cLiN9Ma70
トレーナー「さて、またループしたわけだ。だが、止まるわけにはいかない」

トレーナー「このループの先に何が待っているのかは俺にはわからない。ただ、その先にはきっとスペシャルウィークやツインターボが待っているような気がする」

トレーナー「……置いてけぼりにした彼女たちを迎えに行く資格は、きっと俺にはないけど。でも、せめてもう一度会うことができれば、せめてお礼くらいは言わせてほしいな」

トレーナー「君たちに出会って救われているのは、きっと俺の方なのだから……」

トレーナー「動け」

トレーナー「さて、まずは育成するウマ娘を選ぶか」

トレーナー「今回は前回よりも条件がよりよくなっている。メイクデビューで3着以内に入着することができれば、きっとループは発生しないだろう」

トレーナー「誰を選んでも、後悔することがないように――けっぱるべ!」

下1 育成するウマ娘
※一応ですが、ウマ娘に実装されているウマ娘でお願いします……!
※プレイアブルかそうでないかは問いません。
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 18:34:12.51 ID:bMugVOW2o
マヤノトップガン
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/19(土) 19:20:25.06 ID:E7q+2iw0o
桐生院さんがライバルに(話進められれば)なりそうなんですが育成ウマ娘にハッピーミークってありですか
186 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 03:50:42.05 ID:b74Bsob40
質問への回答とか。更新は無いです。

>>185 育成ウマ娘としてハッピーミークはありか。
(ハッピーミークを育成するルートは)ないです。

ハッピーミークは展開に特に関わってこない(出てこないという訳では無い)ウマ娘ですが、担当ウマ娘のライバルとしての彼女の立ち位置がすごく素敵で美しいので、是非ラスボス的な立ち位置にいて欲しいと考えています。

―――

育成ウマ娘の安価について

連続は展開のマンネリ化を防ぐ為なしにしますが、1度ループを挟んだ後に再度安価でして頂ければ可能であるものとします。

―――

レース中の判定について

そういえば言及してなかったので。
判定のプラスマイナスゼロの基準はCとしています。
それからランク事に50ずつ補正値が増減する形です。
割と最近(サイレンススズカ戦以降)に決まったので、それまではブレがあるかも知れません。

―――

サイレンススズカ強すぎない?

わかる。

―――

ひとつ謝罪すべきことがありました。

当初メイクデビューまでの期間は5ターンと記載がありましたが、実際は3ターンです。こちらについては誤字があり、ツインターボ編では少し違和感を覚えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
訂正をここにしますと共にお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。

―――

文体について

何となく切りかえは
・日常パート(台本形式)
・イベント描写/特に重要なところでかつ台詞のみでは伝わりにくいところ(三人称)
・レース描写(三人称)
・ループ(一人称)

のような感じになってます。割と気まぐれで変わったりします。
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 10:54:11.38 ID:zFf+fW1co
>>186
ありがとうございました
>ラスボスミークと桐生院の関係美しい
わかる!
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 15:22:17.95 ID:bwbaCt9so
ループ繰り返せば因子とかも集まって長く1キャラのルートが楽しめそうだけど>>1が上質の曇らせを書いてくれるので早く推しを出したくもある、悩ましい……
189 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 15:41:11.01 ID:b74Bsob40
トレーナー「――マヤノトップガン。変幻自在の脚質に、ありとあらゆる物事を吸収するほどの柔軟性が見られるウマ娘だが……」

トレーナー「それ故に、他者からは敬遠される存在だとも聞く。とても優秀なウマ娘だが、その天才さについていけるトレーナーがいないとも――」

トレーナー「……っと。噂をすれば影が差す、ってやつだな」

―――

――カフェテリア。

 その全てが年頃の少女らしい精神性を有するウマ娘にとって、甘味を提供するカフェテリアは憩いの場所である。

 平日の夕方。放課後を迎え、トレーニングをこなしたウマ娘たちがそこにたむろするのは、お菓子な……おかしな話ではない。

 だが、今日のカフェテリアにはいつもよりもウマ娘たちが集まっていた。彼女らは全員がとある目的のために集まっていた。

 すなわち、ケーキ祭り――。いわゆるスイーツパラダイス形式のフェアである。その中にひときわ目立つにんじん色の髪の毛の少女……マヤノトップガンは居た。

 ウマ娘と一口に言っても、体が大きいものから小さいものまでさまざまだ。

 マヤノトップガンはウマ娘の平均から見ても小さめの体躯であり、今彼女の目の前に出来上がっているケーキへの壁を越えられないようだった。

 漸く壁――ウマ娘たちが皿にケーキを取り分け、満足し去った時には、もうすでにケーキはその場に残っていなかった。

 見る見るうちに、彼女の耳がぺたりとしおれていくのが見えた。

―――

トレーナー「…………勝負の世界は、どこも辛いんだな」

トレーナー「さて、傷心中のところ申し訳ないが、マヤノトップガンが一人である今こそ声をかけるチャンスだ」

トレーナー「さて、どう声をかけようか」

下1 どのように声をかける?
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 15:46:04.00 ID:2g5SMi5+0
うわぁせっかく来たのにケーキがなくなっちゃったーしょうがないから普段通ってるスイーツが美味しいカフェに行こうかなー(棒)
191 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 18:40:07.45 ID:b74Bsob40
トレーナー「うわぁせっかく来たのにケーキなくなっちゃったーしょうがないから普段通ってるスイーツがおいしいカフェに行こうかな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

マヤノ「……」

トレーナー「でも大の大人一人で行くのは憚られるなぁ!!!! 誰か年頃の女の子で甘いもの好きでそういう場所に慣れてたりする子いないかなぁーっ!!!」

トレーナー「いないかなぁ〜っ?!」

マヤノ「マヤ、用事思い出しちゃった!」

トレーナー「マから始まってンで終わる女の子がいいんだけどなーっ!」

……。

マヤノ「もーっ、大きな声出すから注目集めちゃったよ! もしかして……ヒ・ト・メ・ボ・レ?」

トレーナー「すまんすまん……。ちょっと話があったんだが、どうにもうまく声をかけられなくてな……」

マヤノ「ふーん。まぁ、マヤもちょうどケーキ食べたかったからいいんだけどねっ」

トレーナー「……まぁあの人だかりだったら、体格が小さいマヤノトップガンにとっては不利な勝負だっただろうな」

マヤノ「むぅ! マヤは子供じゃないもん!!」

トレーナー「いや、そういうことを言っているわけではなくて――」

マヤノ「ふーんだ。もう許してあげませーん!」

トレーナー「困ったなぁ……。どうしたら許してくれる?」

マヤノ「――そうだなぁ」

―――

 くるくると前髪を触りながら、マヤノトップガンは悩んだそぶりを見せる。だが、その瞳に映る景色は――もうすでに決まっている。

 彼女にとってそれは何よりもキラキラしていると感じるものだ。それを見過ごすことなど出来ない。今すぐにでも掴んでしまいたいが――それにはある条件が必要だった。

 聞けば、目の前の男はトレセン学園のトレーナーであるという。それを踏まえれば、この流れは渡りに船で。

 だからこそ、決心がついた、といったような表情で手を机に置く。

 これが適当な男であれば適当にはぐらかして帰るのだが――目の前の男は、有能さは感じられないが職務に順当に準じそうな人柄であることをマヤノトップガンは無意識中に見抜いていた。

 だから、切り出す内容はたったの一つ。そこに躊躇もなく、妥協もない。


「あのね、マヤをレースに出してほしいの」


 にんじん色の髪の毛が夕陽の橙に照らされて、まるで太陽のように燃え上がる。

 表情には愛嬌しかない。だが――その瞳の色は、確実に勝負を見据えていた。

―――

トレーナー「何というか、先回りされてしまった気がするが、結局あの後彼女をレースに出すために奔走することになった」

トレーナー「とはいえ、メイクデビューは登録さえすれば誰でも走れる部隊ではない。そこにすんなりと登録できて、出走が決まること自体、マヤノトップガンが非常に優秀なウマ娘であることは明白だ」

トレーナー「……純粋に、彼女のコンディションの面倒を見るトレーナーがいなかっただけ、なのかもしれないな」

トレーナー「さて。今日はマヤノトップガンのトレーナーとしての初仕事だ。何をしようか――」

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/その他(良識の範囲内で自由に)
※メイクデビューまであと3ターン(当ターンを含む)
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 18:40:45.75 ID:kOWlD72yO
トレーニング
193 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 18:45:20.82 ID:b74Bsob40
トレーナー「さて、マヤノトップガン。今日から俺たちは二人三脚で歩んでいくことになる」

マヤノ「んー。トレーナーちゃん、マヤノのこと、マヤノって呼んでほしいなー?」

トレーナー「……なんか恥ずかしい」

マヤノ「トレーナーちゃん、照れてるのー? なんでなんでー?」

トレーナー「大人を揶揄うんじゃありません! まったく……」

マヤノ「揶揄ってないんだけどなー。それでトレーナーちゃん、トレーニングって何するの?」

トレーナー「それはだな……」


下1 トレーニングの内容は?
スピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ/その他
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 18:46:57.17 ID:pm/GQs+p0
パワー
195 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 18:51:37.18 ID:b74Bsob40
安価指定もう1つしなきゃいけないのド忘れしてました。

下1 効果量
ゾロ目は追加イベント
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 18:52:41.17 ID:ZWkzriJbo
ユーコピー?
197 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 19:22:56.66 ID:b74Bsob40
アイ・コピー!


―――

トレーナー「さて、今日はパワートレーニングを行う」

マヤノ「パワーかぁ……。筋肉を付ければ、オトナの女性に一歩近づくかなぁ?」

トレーナー「どうだろうな……まずは背を伸ばさないことには……」

マヤノ「チビじゃないもん!」

トレーナー「まだ何も言ってないだろ……。まぁ、トレーニングをきちんとこなしていけば、大人の女性に近づくんじゃないか? 知らんけど」

マヤノ「オトナのニュアンスがちがーう!」

トレーナー「……。トレーニングをやるぞ」

マヤノ「ぶーぶー!」

トレーナー「先が思いやられる、というか……。俺はこの子の元気についていくことができるのだろうか……」

―――

 納得のいっていなさそうなマヤノを引きずるように、トレーナーはトレセン学園を歩く。……やがて二人が訪れたのはジムだった。

 トレセン学園のジム設備は、一般的なジムの規模とは一線を画しており、その規模は通常の10倍にも及ぶとも言われている。

 むろん、普通ジムで運動するような人間よりもウマ娘の方が出力が高く、練習時にかかるジム設備への負担もまた同様である。

 だからこその規模なのだが――到着してトレーナーは呆れてしまう。その規模にもそうだが――平気で何百というバーベルを抱えるウマ娘たちの姿に。

 内心でだが、仮に彼女たちに組み敷かれた時には平和ではいられまい――そう考えながらも、マヤノの方を見た。

 すると、マヤノはジム全体を見わたして、トレーナーに告げる。


「トレーナーちゃん、マヤは何をしたらいーい?」
「……パワートレーニングだ。俺が担当につく前にもやったことはあるだろ?」


 うん、と呟く彼女。しかし、トレーナーから見ればその表情は少し冷えているような気がした。

 そこで、ふと思い至る。


「ひょっとして、今までのトレーニング、物足りなかったりしたか?」
「……。すごいすごーい。どうしてわかるの?」
「マヤノトップガン、お前――何というか、本当はもっと行けるけど、定量的なトレーニングしかできなかったんじゃないか」
「そーだよ?」


 その表情はいつも通りのことを言っているような自然体で――。しかし、瞳はそうもいかない。

 彼女の中に存在するそれを形容するのであれば、多くの人はこう言葉にするのだろう。


「トレーナーちゃんは、どんなトレーニングをマヤにしてくれるの?」


――期待である、と。

198 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 19:28:02.20 ID:b74Bsob40
―――

■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:77+
スタミナ:106
パワー:71+17=88
根性:101
賢さ:95
やる気:普通

[固有スキル]
ひらめき☆ランディング Lv1
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)

―――

▼因子継承
スピード:77+24(スピード★☆☆因子2つ/12*2)=101
スタミナ:106
パワー:71+17=88
根性:101
賢さ:95
やる気:普通

[固有スキル]
・ひらめき☆ランディング Lv1[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
・シューティングスター Lv1[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
・これが諦めないってことだァ! Lv2 [作戦:逃げ]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+200の補正)

[通常スキル]
・先駆け[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・先手必勝[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・末脚[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・全身全霊[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)

脚質適正
逃げA/先行A/差しB/追込B

距離適性
短距離D/マイルD/中距離A/長距離A

―――
下1
逃げ因子★☆☆による[脚質適正/逃げS]への上昇コンマ判定
50以上で上昇
50以下でそのまま(ターン使用により上昇可能)

―――
複数の適正にB以上が見受けられるウマ娘が育成対象で、かつ三回目となって少しこなれてきました。
なので、今回からスキルを作戦ごとに使用することのできる[作戦スキル]と、作戦に関わらず使用することができる[汎用スキル]に分けます。
前回は追込でも逃げスキルを使うことができたりしましたが、今回からはより厳密に判定をしていきます。
よろしくお願いします。

あと、今まで記載していなかった脚質適正と距離適性についても記載していきます。
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 19:28:41.42 ID:mf8DIQ22O
ぬん
200 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 19:37:41.42 ID:b74Bsob40
▼マヤノトップガンの脚質に変動はなかった……。
201 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 19:38:55.67 ID:b74Bsob40
トレーナー「マヤノトップガンは本当に、何というか柔軟な子だ」

トレーナー「逃げも差しも追込も先行もできるとなれば、逆に何が出来ないのか?とまでなる。多分ダート以外であれば大体行けるんじゃないか……と思わせるくらいには才能豊かだ」

トレーナー「そんな子を伸ばしてあげることが俺にできるのか――」

マヤノ「トレーナーちゃん! 今日は何するのー?」

トレーナー「今日はだな……」

マヤノ「あ、ちょっと待って! マヤが当てるね!」

マヤノ「むむ……むむむ……今日は――」

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/脚質適正上昇/その他(良識の範囲内で自由に)
※メイクデビューまであと2ターン(当ターンを含む)

―――
※ループ時に取得したアイテムについては、適切なタイミングで使用するかどうか安価を取ります。
※やる気について、現状やる気の上昇によるトレーニング効率の上昇は考えていません。やるとしてもメイクデビュー突破後くらいに考えます。なので、現状やる気ドロップスの使用についての安価はレース前に取ることになります。
※目覚まし時計は(ぶっちゃけ記載をド忘れしていたので)このターン以降使用可能です。安価の再判定を行うかどうかを安価後に記載するのでお答えください。
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 19:45:36.30 ID:VvPUqL3Mo
トレーニング
203 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 19:53:50.97 ID:b74Bsob40

マヤノ「――トレーニング、トレーナちゃんは今日、マヤと一緒にトレーニングする日っ!」

トレーナー「……良く解ったな。というか、まぁトレーナーとウマ娘が一緒にいるのであれば当然かもしれないが――」

マヤノ「えー? もしかしたらそれ以外もあるかもじゃない?」

トレーナー「と、言うと?」

マヤノ「トレーナーと担当ウマ娘の、禁じられたイ・チ・ャ・コ・ラ♡」

トレーナー「さーてトレーニングするか!」

マヤノ「あー! トレーナーちゃんが逃げたーっ!」

トレーナー「つべこべ言わずにトレーニングをやろうッ!!!!」

―――

下1 どんなトレーニングを行う?
スピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ/その他

下2 効果量
※ゾロ目は追加イベント
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 19:55:55.11 ID:pm/GQs+p0
スタミナ
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 19:57:56.01 ID:6Q9IsvNRO
えい、えい、むん!
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 19:58:30.14 ID:6Q9IsvNRO
嘘でしょ…
207 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 20:02:48.12 ID:b74Bsob40
……。(これは酷い)

―――
下1 

目覚まし時計を使用しますか?
はい/いいえ
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 20:04:33.14 ID:ZWkzriJbo
ごめん即死のレース結果に温存したい…
使わない
209 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 20:28:14.12 ID:b74Bsob40
では、そのまま進行していきます――。

―――

マヤノ「……んー?」

トレーナー「……腕のところ、少し違和感があるぞ」

マヤノ「うん、じゃあこうしたら――あれー?」

トレーナー「なんかうまくいかない日、なのか……?」

マヤノ「そうかも……」

トレーナー「うーん。まぁそういう日もあるだろうな……」

トレーナー「今日は軽く済ませて、あとは療養に努めてもらうか」

マヤノ「えー! マヤはもっと出来る――」

トレーナー「駄目だ」

マヤノ「!」

トレーナー「異常があることがわかり切った状態でマヤノトップガンに無理をさせることはできない。それがトレーナーだ」

マヤノ「……それって、マヤノがタイセツってこと?」

トレーナー「その通りだ」

マヤノ「――――っ」

トレーナー「マヤノのことを大事にしたいと思ってるから、これ以上のトレーニングは駄目だ。今日は寮に帰って――そうだな、甘いものでもほどほどに食べてろ」

マヤノ「……ぁ、ぅん……」

トレーナー「じゃ、解散っ! あ、これこの前割引券もらったから使うならどうぞ」

―――

 マヤノトップガンはいてもたってもいられず、軽めにクールダウンを終わらせたのち、逃げるようにその場を後にした。

 まるで体温をそこに集めたくらいに、顔と胸が熱い。何故か、と思って記憶をさかのぼれば、先ほどトレーナーが向けてきた真摯な目が浮かんでくる。

 どきり、とした。

 知識が豊富なマヤノトップガンにとっては、一連の言葉による情動の揺らぎを、定義づけることはさして難しいことではなかった。

 でも、その感情を定義づけてしまうと、定義づけた感情に引っ張られてしまう気がして。だから、この気持ちは胸の奥にしまうべきなのだ。

(けど……けど。どうして顔が熱くなっちゃうのーっ?!)

 心の中の叫びを吐き出すように、ベッドに飛び込んだ――。

―――

■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:77+
スタミナ:106
パワー:71+17=88
根性:101
賢さ:95
やる気:普通

[固有スキル]
ひらめき☆ランディング Lv1
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
210 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 20:32:12.67 ID:b74Bsob40
トレーナー「あれからマヤノトップガンがなんだかよそよそしい……」

トレーナー「いったい何があったのかわからない。年頃の女の子とは斯くもまぁ……なんというか……不思議な生き物なんだな――」

トレーナー「とはいえ、予定は素直にこなしてくれるから助かるんだけど……」

トレーナー「さて、今日は何をしようかな」


下1 トレーニングの内容は?
スピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ/その他
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 20:33:09.18 ID:pm/GQs+p0
根性
212 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 20:34:47.65 ID:b74Bsob40
アッ、ミスっちゃいました!すみません再安価で……。
>>211 さんすみません……!

―――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/その他(良識の範囲内で自由に)
※メイクデビューまであと1ターン(当ターンを含む)
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 20:37:14.68 ID:bwbaCt9so
G1レース見に行く
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 22:30:35.34 ID:2g5SMi5+0
もしかしてゲームと一緒でとりあえずスピード上げとくべきなのかね
215 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 23:06:13.64 ID:b74Bsob40
トレーナー(そうだ、G1に行こう)

トレーナー「そうだ、G1に行こう」

マヤノ「デート?!」

トレーナー「G1レース見に行くって言っただろうに……」

マヤノ「……そっか」

トレーナー(そこで落ち込むのなんで?!)

トレーナー「と、とにかく今からG1レースを見に行くぞ!」

マヤノ「アイ・コピー……」

トレーナー(やっぱり何かあったんだろうか――。まぁでも、レースが好きみたいだし、レース見たら治るかな……?)

―――

 四月後半、一帖の盾を巡って有力なウマ娘が集うレース。

 名をば天皇賞。3000mにも及ぶ長大なコースを、足自慢のウマ娘が駆け抜ける、日本最高峰と呼び声高いレースだ。

 当然ながらウマ娘のレベルも非常に高い。何せ競馬に触れたことがない一般人ですら名前を知っている名馬がそろい踏みで出てくるレースである。低い訳がない。

 マヤノトップガンを連れてきたのは、そんなウマ娘たちの姿を見せて勉強させる以上に――マヤノトップガンの気を引き締めるためでもある。

 ここのところ、マヤノトップガンは上の空で、トレーニング中も精が出ていない様子であった。トレーナーは、その原因がレースへの憧憬にあるのではないか、とにらんでいた。

 事実とは往々にして奇怪なもので、そのような考えをしているトレーナーがマヤノトップガンを注視するたびに、マヤノトップガンの効率が落ちていく。――こうして、トレーナーの勘違いは見事にそのままになってしまった。

―――

 しかし、当のマヤノトップガンはというと――飛び込んできた光景に度肝を抜かれていた。

 広大なターフ。パドックに並み居る精強なるウマ娘。観客たちの、雷と聞き間違えるほどの喊声。自らが立ちたいと願って夢想した場所より、ずっとずっと煌めいている場所。

 ばちばちと、脳内が燃えるような熱情が宿る。その雷は脊髄を通って、マヤノトップガンの体に熱を熾し――滾らせた。

 その視線の先では、とあるウマ娘が歩いていた。

 視線と熱情のスクランブル。マヤノトップガンは、敵を見定めて離さない、さながら猛禽のような瞳で、そのウマ娘のことを観察していた――。

―――

下1 
誰のことを見る?

216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 23:06:28.99 ID:VvPUqL3Mo
ナリタブライアン
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 23:25:08.41 ID:ZWkzriJbo
わかってらっしゃる
218 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 02:40:23.33 ID:JAakaxgy0
――影をも恐れぬ怪物。

 その名はターフ上全てのウマ娘を恐怖に陥れる、言わば絶対的強者の証であると言えた。

 圧倒的な強さで重賞レースを勝ち上がり、大外から駆け上がるさまは、宛ら夜に向かう夕陽が残す影。

 そうして築き上げた最強の伝説は、今も尚更新されようとしている。G1という最高の舞台ですらも、彼女にしてみれば踏み台でしかないのかもしれない。

 であるからこそ、観客は彼女の驚異的な末脚を――絶対的な勝利を望み、喊声を上げる。観客は彼女を淘汰するウマ娘を望み、喚声を上げるのだ。

―――

マヤノ「ナリタ、ブライアン――」

マヤノ「……強い。今まで見てきたどんな子より、ブライアンさんは強い……!」

マヤノ「でもなんだろう――すごく、すごく寂しいの」

マヤノ「ねぇトレーナーちゃん、どうしてだろう?」

トレーナー(……マヤノトップガンの洞察力は凄まじい。時には覆い隠された秘密ですら解き明かすほどの優れた観察眼が彼女には備わっている)

トレーナー(そんな彼女がそういうんだ。きっとナリタブライアンには何かあって――それをマヤノトップガンは敏感に感じとっている)

トレーナー(それに、なんというか――俺もすごく、すごく彼女が危ういと感じる。どこかで感じた既視感がある)

トレーナー「……。わからない。でも、彼女の走りを見れば分かるかもしれない」

マヤノ「……うん、そうだね」

―――

 ナレーションが高らかに響き、パドックに居たウマ娘が続々とゲートインする。
? いずれも名だたる名馬だ。ゲートインするだけでも大きな歓声が上がり、拍手が響くものだが――今日は違った。

 ナリタブライアンの存在が、全てのウマ娘の存在を希釈するようにそこに在る。

 闘志などなく、そこにあるのは凪いだ水面のような、どこまでも透き通る怜悧さだ。
? レースに向けて神経を集中させるウマ娘。彼女らの調子に乗せられるように、観客もまた、水を打ったように静まり返る。
? 数秒。息遣いしか聞こえてこない静寂。

――そして、爆発。
? ゲートが開かれ、せき止められた水のように一斉にウマ娘が駆け出していく。 ??

―――

トレーナー「君は何を考えている、ブライアン……」
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/21(月) 02:58:16.99 ID:JAakaxgy0
undefined
220 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 03:04:43.43 ID:JAakaxgy0
下1 レース序盤のナリタブライアンの調子(コンマ) ??
01〜10:出遅れ(ゴールのコンマ判定に-50の補正) ?
11〜20:掛り(ゴール時のコンマ判定に-25の補正) ?
21〜30:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし) ?
31〜40:差し直線〇発動(ゴールのコンマ判定に+25の補正) ?
41〜50:がんばり屋発動(ゴールのコンマ判定に+50の補正) ?
51〜60:先行焦り発動(中盤のコンマ判定を一段階上のものに上げる)
?61〜70:差し直線◎発動(ゴールのコンマ判定に+75の補正) ?
71〜80:円弧のマエストロ発動(中盤のコンマ判定を二段階上のものに上げる)
?81〜90:曲線のソムリエ発動(ゴールのコンマ判定に+100の補正) ?
91〜00:曲線のソムリエ、がんばり屋発動(ゴールのコンマ判定に+150の補正) ?
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。 ?
――― ??
下2 レース中盤のナリタブライアンの調子(コンマ) ?
01〜10:ブロック(ゴールのコンマ判定に-50の補正) ?
11〜20:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
?21〜30:好走(ゴールのコンマ判定の補正なし) ?
31〜40:お見通し発動(ゴールのコンマ判定に+25の補正) ?
41〜50:尻尾上がり発動(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
?51〜60:直線回復発動(中盤のコンマ判定を一段階上のものに上げる) ?
61〜70:弧線のプロフェッサー発動(ゴールのコンマ判定に+75の補正) ?
71〜80:好息一転発動(中盤のコンマ判定を二段階上のものに上げる) ?
81〜90:ハヤテ一文字発動(ゴールのコンマ判定に+100の補正) ?91〜00:ハヤテ一文字、尻尾上がり発動(ゴールのコンマ判定に+150の補正) ?
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。 ??
――― ??
下3 レース終盤のナリタブライアンの調子(コンマ) ??
01〜33:好走(ゴールのコンマ判定の補正なし) ?
34〜66:末脚(ゴールのコンマ判定に+100の補正)
?67〜99:Shadow break Lv1発動(ゴール時のコンマ判定に+150の補正)
?00   :Shadow break Lv3発動(ゴール時のコンマ判定に+300の補正) ?
ゾロ目:補正効果1.5倍。 ??
――― ?
221 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 03:07:37.59 ID:JAakaxgy0
――― ?
?下4 ゴールイン 着順確定?
[ 下4 のコンマ+序盤補正+中盤補正+終盤補正]=達成値?
達成値+差し適正S(+150)+バ場補正/芝A(+100)+長距離適正A補正(+100)=最終達成値??

最終達成値が300を越した場合  1着?
最終達成値が275を越した場合  2〜3着?
最終達成値が250を越した場合  4〜5着(掲示板)?
最終達成値が250を下回った場合 着外
??―――
コピペして書き換えてたら変な感じになりました。安価下です。
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 05:57:01.45 ID:+Si2s7wZ0
543.55 KB Speed:0.7   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む

スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)