まどか「ゲッターロボサーガ!!」

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255 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/10/15(金) 20:31:08.11 ID:Y5zTvzDe0
皆さん、お待たせいたしました。

今回も基本的に会話劇になりますが、ラストにかけて衝撃的な展開が始まる予定なので、お楽しみください!

それでは続きを投下させていただきます。ドワオーー!!
256 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 20:42:53.72 ID:Y5zTvzDe0

早乙女研究所 所長室


ガーーーーーッ


達人「やぁ『元気』!それに……きみが『流杏子』ちゃんだね?」


杏子「『元気』ぃ?…誰だそりゃ」


達人「ん?…あぁ、すまない。早乙女ほむら所長の昔からのあだ名だよ」


達人「彼女、今でこそクールな鉄の女って感じだけど」


達人「小さなころはいっしょに遊んでいた男の子たちを何人も泣かせちゃうくらい、活発的だったんだぜ?」


杏子「マジかよ!?」


ほむら「………」
257 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 20:53:23.51 ID:Y5zTvzDe0

杏子「へ〜、人は見かけによらないもんだな!」二ヒヒ!


達人「そうだろ?…で、男みたいに元気いっぱいだったから」


達人「前所長の『早乙女賢』博士がこいつにつけたあだ名が『元気』だったんだ」


達人「……もっとも一度重い心臓の病を患ってからは、今の調子になってしまったんだけどね」


ほむら「……記憶にないわ」ファサッ…!


達人「またまた〜」ハハハハハ!


ほむら(…本当に記憶にないのよ…)
258 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 21:04:44.35 ID:Y5zTvzDe0

杏子「…で?この気のよさそうな兄ちゃんはいったい誰なんだよ?」


ほむら「杏子、紹介するわね。…彼はこの早乙女研究所で主任研究員を務める達人(たつひと)さん」


達人「達人だ。よろしく!」ニコッ!


杏子「おう、よろしくな!」ニカッ!


ほむら「…彼は生物学、ならびに古生物学のエキスパートで」


ほむら「この研究所で、極秘裏にある『研究』を進めているの」


達人(!!?)


杏子「へー、そうなのか……ん?」


杏子「ちょっと待て…なんかおかしくないか…?」
259 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 21:13:27.90 ID:Y5zTvzDe0

杏子「早乙女研究所(ここ)はロボットを造ったり、兵器を開発したりする施設だろ?」


杏子「『せいぶつがく』だか『こせいぶつがく』だとか、よく分かんないけどさ…」


杏子「それってここで行われてる実験やら研究やらとは合わないんじゃないの?」


杏子「どうしてそんな人間が主任なんて任されてるのさ?」


ほむら「……それは……」


達人(…ちょっと待ってくれ、話がちがうぞ元気!)
260 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 21:23:41.76 ID:Y5zTvzDe0

達人(…彼女には順を追って、少しずつ情報を開示していく予定だったんじゃないのか…!?)ヒソヒソ…!


ほむら(…大丈夫よ達人さん。流杏子は肉体的にも精神的にもとても強い人間よ)


ほむら(たとえどれだけ荒唐無稽な話をされても、彼女なら信じてくれるわ)ヒソヒソ…!


達人(…だが、しかし…!)


ほむら(……それに彼女はここに来る途中で『奴ら』に襲われて)


ほむら(おぼろげながらではあるけれど、実際にその姿を間近で見ているのよ?)


達人(!!)
261 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 21:30:52.45 ID:Y5zTvzDe0

ほむら(『奴ら』が実在することを信じてもらう下地は、すでにできているのよ…!)


ほむら(だから協力して達人さん、お願いよ……!)


達人(……わかったよ)


達人(お前がそこまで言うのなら、俺はお前を信じてーー)




ビイーーーーーーッ!!!




「「「!!?」」」
262 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 21:40:22.01 ID:Y5zTvzDe0

ビイーーーーーッ!!


 ビイーーーーーッ!!


杏子「な、なんだよこのサイレンは!?」


プルルル……!


ガチャッ!


ほむら「どうしたの?」


所員A『は、博士!大変です!!』


所員A『なに者かが……いいえ!』




『正体不明の「なにか」が研究所内に入り込みましたっ!!』




所員A『電線や回路といったものが、ずたずたに切られていってます!!!』


ほむら「なんですって!!」
263 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 21:48:57.20 ID:Y5zTvzDe0

ほむら(まさか……『奴ら』が早乙女研究所(ここ)に……!?)


ほむら「達人さん!研究所に非常態勢をとらせてっ!」


達人「わ、わかった!」




ビィーーーーーーッ!!




杏子(…いったい、なにが起きてやがるんだ…!)


…ミシィ…!


杏子「ん!?」
264 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 21:58:47.55 ID:Y5zTvzDe0

…ミシ…! ミシィ…!


杏子(窓の外がやたら暗いな…?……いや、これは違うぞ…!)


杏子(窓の外で…『なにか』の大群がうごめいてやがるんだっ!?)


杏子「みんな、窓から離れろーーー!!!」


「「!?」」


…バリンッ!


ザザザザザザーーーーーーッッッッ!!!!!!



「 「 「 わ あ あ あ ! ! 」 」 」


265 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 22:03:13.41 ID:Y5zTvzDe0

ザザーーーッ!!!


杏子「うわああ!イモリの大群…いや、雪崩だあ!?」



ド ド ド ド ! ! ! !



達人「逃げるんだ、杏子ちゃん!」


達人「ここは俺にまかせろ!」


ドカッ!
266 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 22:11:23.85 ID:Y5zTvzDe0

杏子「な…!あんた、木製のイスなんかでイモリの大軍団と戦おうってのか!?」


ドカッ!


達人「俺のことはいいっ!」


ドカッ


達人「博士を……元気を連れて、ここから逃げてくれ!!」


ドカッ!!


達人「頼むっ!!!」


ガーーーッ…


ほむら「杏子!行くわよ、早く!」


杏子「う…くそっ!!」


タッタッタッ…!
267 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 22:19:37.88 ID:Y5zTvzDe0

……タッタッタッタッ……!!


杏子「早乙女ほむら!ありゃあなんだよ!?」ハア…!ハア…!


ほむら「知らないわよ!!」ハア…ハア…!!


ほむら「…ただ…あなたも見た通り、人類以外の生物の世界に」


ほむら「大きな変化が起きているのは確かよ!!」


ほむら「前からこのようなことはあったけど…」


ほむら「今度のように『奴ら』が狂ったように攻撃してきたのは初めてよ!!」
268 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 22:28:21.94 ID:Y5zTvzDe0

ハア…!ハア…!


杏子「あっ!」


バリーーーン!!!


ドドドドド!!!!!


杏子(しまった!前方を塞がれた!!)


バリィーーーン!!


杏子(今度は後方…!挟み撃ちかよっ!!)


杏子(こいつら…!小っせえトカゲのくせに、ただ闇雲に襲いかかってきてるわけじゃないな…!!)


杏子(こいつらには……戦略を練る『知能』があるんだ!!!)ゾッ…!!
269 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 22:34:13.69 ID:Y5zTvzDe0

イモリ「クワーッ!!」


杏子(いっせいに跳びかかってくる!?…こうなりゃ、迷ってる暇はねえ!!!)


杏子「ほむら!あたしに掴まれぇ!!」


ほむら「え、えぇ!!」


ダキッ!


杏子「くそーーっ!」


トーーーン!!!
270 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 22:43:59.07 ID:Y5zTvzDe0

ほむら「きゃあっ!?」


杏子「 わ お −−− ! 」


ピョーーーンッ!!!


杏子「どうだい!これが親父直伝の『三角跳び』だあ!!」



ドワオオオーーー!!!



杏子「…このままドアに体当たりして、次の部屋に逃げ込むぞっ!いいな、ほむら!!」


ほむら「ええ!!」


ギュッ…!



杏子「 で え ぇ り ゃ あ あ あ あ −−− ! ! 」



ド カ ッ ! !

271 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/15(金) 22:51:00.53 ID:Y5zTvzDe0
…いかがだったでしょうか?

続きの気になる終り方ですが、今日の投稿は以上とさせていただきます。

この研究所がイモリに襲われるくだりは現代でも通じるくらいサバイバルホラーな部分なので、ぜひ原作を読んでいただきたいです!

次回の更新ですが、運が良ければ日曜にできるかもしれません。(なかったらすいません…。)

それでは皆さん、また近いうちにお会いしましょう!! ドワオーーー!!!
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 21:04:50.53 ID:bcqRLk3DO
原作のカラー版はめっさカラフルなイモリかヤモリだったよな
273 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/10/17(日) 21:36:43.19 ID:cgPaYrOM0
お待たせいたしました。

いつもより投稿数が少ないですが、これより続きを投下させていただきます。

長くなってしまいましたが、ラストの辺りではついに……がその雄姿を我々の前に現す予定なのでお楽しみに!!

272<<コメントありがとうございます!

いきなりメカザウルスではなく、得体のしれない生き物の大群を送り込んで来るのが実に当時の血に飢えたダイナミックプロ風でいいですよね(笑)
274 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/17(日) 21:43:42.48 ID:cgPaYrOM0

ピカッ!ドワッッ!!


ズワーーー!!!


杏子「こ、こりゃあ…!」


ほむら「プロトゲッターたちが……次々と爆発している!?」


ズズ…!ドカーーッ!!


ほむら「これは…いったい…!?」


杏子「ほむら、あれを見ろ!」


ほむら「…!!」
275 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/17(日) 21:51:32.58 ID:cgPaYrOM0

モゾモゾモゾモゾモゾモゾモゾモゾ……!!


所員E「」


杏子「奴らめ、もうここまで来ていたのか!!」


ほむら「見て!イモリの大群が、次々とプロトゲッターの中に入っていくわ……!!」


ピカッ……ドワーーーー!!!!


杏子「うわあ!?」


ほむら「きゃあ!!」
276 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/17(日) 21:59:20.04 ID:cgPaYrOM0

杏子「……痛つつつ!な、なんなんだよありゃあ!?」


ほむら「……恐らくイモリの大群がプロトゲッターの回線を片っぱしから食いちぎって」


ほむら「機体を破壊しているのよ……!!」


杏子「マジかよ…信じらんねーぜ…!!」ゾオッ…!!


和子「……ほむらちゃん!!」ハァ…ハァ…!


ほむら「和子さん!?…良かった、生きていたのね!」ホッ…!
277 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/17(日) 22:04:24.79 ID:cgPaYrOM0

和子「い、いったいなにが起こっているの…!?」オロオロ…!


ほむら「それは…説明するのがむずかしいわ…」


ザザザザ………!!!


杏子「!!…立ち話は後でやれ!奴らが来るぞっ!」


ほむら「みんな、こっちよ!」


カン…! カン…! カン…!
278 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/17(日) 22:09:04.99 ID:cgPaYrOM0

…ピッ!


シューッ


カン…。 カン…。 カン…。


ほむら「…ここなら安全よ」


杏子「デケー扉だな…。このむこうには何があるんだ?」


ほむら「…それは見れば解るわ…」


ガ ガ ガ …… ! !




杏子「あっ!」

279 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/17(日) 22:22:31.96 ID:cgPaYrOM0

ズ ズ ズ … ! ! !




ゲッター1『………』




杏子「こ、これは!?」


ほむら「……そう。これこそがプロトゲッターたちの完成形にして」


ほむら「私の父…早乙女賢博士が人類に遺してくれた大いなる遺産……!」


ほむら「ーーそして、この地球(ほし)に残された、唯一の希望となる力ーー!!」




ほむら「その名を……『ゲッターロボ』よ!!!」




ドワオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーー!!!!!




杏子「ゲッター……ロボ……!!!」


280 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/17(日) 22:30:36.91 ID:cgPaYrOM0
…いかがでしたか!!?

ついに、ついにゲッターロボの出番がやってきました!!

…まあ本格的な活躍はまだまだ先になりますが、個人的にはようやくゲッターを出せてとても嬉しいです。

次回の更新は金曜を予定していますが、もしかしたら早まることもあるかもしれません。

それではまたお会いしましょう、ドワオ!!!
281 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/10/19(火) 21:13:06.57 ID:jrcCbWbT0
お待たせいたしました。

時間がとれたので、予定より早く更新させていただきます。

…今回の話は少しショッキングな内容を含むかもしれませんが、できるだけ(原作のバイオレンスさを含めて)再現したいことと規約を破りたくないので表現が曖昧でわかりにくい話になるかもしれませんが、ご容赦ください…orz。

それでは続きを投下します。ドワオ!!!
282 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 21:23:11.13 ID:jrcCbWbT0

ズ ズ ズ …… !


杏子「……すげぇ、すげぇロボットだ……!!」


杏子「さっき研究所で見てきたプロトゲッターなんざ、まるで比べものにならねえ…!」


杏子「凄い迫力じゃねえか……!!」




ゴ ゴ ゴ ゴ …… ! ! ! !




杏子「……でも胴体がない」


杏子「こいつはまだ未完成なのか?」
283 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 21:33:40.85 ID:jrcCbWbT0

ほむら「機体を3つに分けて外装を取り付けている途中だったのよ」


ほむら「このゲッターロボは3機の『ゲットマシン』が合体することで、陸・海・空のそれぞれに対応した作戦行動がとれるの」


ほむら「きっと完成すれば誰もがあなたみたいに息を吞む、すごいスーパーロボットになるはずよ…!」フフフ…!


ガチャ


ほむら「ほら杏子、火炎放射器よ」


ほむら「これで侵入して来る『奴ら』を焼き払うのよ!!」


杏子「よーし…!それじゃあ反撃開始といこうぜっ!!」


…ジャキッ!!
  
284 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 21:39:06.86 ID:jrcCbWbT0

……ザザーーーー!!!!


和子(扉のむこうから音が近づいて来てる…!)


和子「みんな、来るわ!」


杏子「……扉を開けろ」


杏子「化け物どもめ…!成大に出迎えてやるっ!!」


ガチャンッ!!!
285 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 21:44:09.47 ID:jrcCbWbT0

ポチッ!



「「「「「「クワーーー!!!」」」」」」



杏子「オラァ!!!!」


グオワワーーー!!!


ババーーーー!!!!


キィーッ!? キィーッ!!


杏子「へへへ…!ざまあみやがれ!!」


ボアーーーーー!!!!!
286 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 21:50:04.82 ID:jrcCbWbT0

グオオオ…………!


キー…! キー…!


杏子「さんざん人を驚かせてくれた礼だ…!」


杏子「一匹のこらず丸焼きにしてやるからなっ!!」


ザワ… ザワ…。


「あっ…」


杏子「……ん?」
287 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 21:57:56.04 ID:jrcCbWbT0

杏子(…なんだ?通路の奥から、イモリの大群といっしょに人影が来る…)


杏子「……!!?」




ザワ…!ザワ…!ザワ…!


達人「あ…ああ…!キィー…!キィー…!




杏子「た、達人さん…!?」


杏子(身体中に、イモリがへばりついてる…!?)ゾオッ…!
288 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 22:03:52.29 ID:jrcCbWbT0

達人「うう……」ボーッ…。


ザワザワザワザワザワザワザワザワ……!!!!!


杏子「うああ…!こ、来ないでくれ…!」


ジャキッ!


杏子「止まってくれよ、達人さん!」


杏子「……でなきゃ、あたしはあんたを撃たなきゃならなくなるっ!!!」


ザーーー……!!
289 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 22:13:26.69 ID:jrcCbWbT0

杏子「……ッ!!」


ザワ…!ザワ…!ザワ…!ザワ…!ザワ…!


和子「…きゃあっ!た、達人さん…!?」


杏子「見るな!あっちに行ってろ!!」ハァ…ハァ…!


達人「あああ…」キィー!キィー!


ペタペタ…!ゴソゴソ…!


杏子「ひっ!?……こいつは……イモリが人間をコントロールしてるんだ!!」



ゾーーー……ッ!!!

290 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 22:22:34.14 ID:jrcCbWbT0

ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ……!!!!!


達人「あわあ…あ!」


杏子「気をしっかり持つんだ、達人さん!」ハァ…ハァ…!


達人「………」ダラダラ…。


杏子(……くそっ!)


ガチャッ!!


杏子「それ以上近づけば、あんたもいっしょに撃ちますよ!!」


達人「わ…わあ…!」ニヤニヤ…!


グ、グ、グ……!!


杏子「…う、うぅっ…!」
291 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 22:33:00.41 ID:jrcCbWbT0

達人「あ…あう……!!」ギラギラ…!


杏子「ダメだ…!完全に身体を征服されちまってる…!」


杏子(…かといってイモリといっしょに達人さんを燃やすわにゃいかねえし…!)


杏子(……ちくしょう!どうすりゃいいんだよ!?)



達人「……わーーーーーっ!!!!!」



ガバアアァァーーー!!!!



杏子「あっ!?」


カチッ…!
292 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 22:45:43.82 ID:jrcCbWbT0

和子「流さん!達人さんを……『息子』を撃たないでっ!」


杏子「!!?」


和子「私の『息子』を……!!」ポロッ…。


杏子「『息子』だって!?」


杏子(まさか…!年が合わねえだろ!?…いや、待てよ…)


杏子(たしか…和子さんとほむらの親父は再婚だったはずだ…!)


杏子(それじゃあ……達人さんは……ほむらの実の兄貴だったのか!!?)
293 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 22:54:56.07 ID:jrcCbWbT0

達人「グワーー!!」


シュッ……ピタッ!!


杏子「うっ!」


杏子(しまった…!まぶたにイモリが貼りつきやがった!!)


ザザザザーーーー!!!


達人「 く わ わ ーーー ! ! ! 」


杏子((あ…あぁ……!!))ガタガタ……!!




ビッ……ズワーーーッ!!




達人「 ぎ ゃ あ あ ーーー…… ! ! 」




杏子(!?)
294 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 23:06:13.21 ID:jrcCbWbT0

……メラメラメラ……!!


和子「きゃあ、達人さん!」


ズズ……バターーンッ!!


杏子「…?」


杏子(…いったい…なにが…?)


杏子(……まさか……!!)


クルッ


ほむら「………」


和子「ほ、ほむらちゃん……」サァーー…。


杏子「ほむら…あんた…まさか…!?」
295 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 23:12:01.15 ID:jrcCbWbT0

ほむら「……杏子。『敵』を前にしたら考えてはダメよ……!!」


ほむら「……すぐに倒しなさい!!」


ほむら「非情に…!非常になるのよっ!!!」


ほむら「『敵』はあなたが考えるほど、甘くはないわ!!!」
296 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 23:23:38.74 ID:jrcCbWbT0

ゴーーー……メラメラ……!!


ほむら「杏子!達人さんの最期をよく見ておきなさいっ!!」


ほむら「われわれが戦う『敵』の恐ろしさを見るのよ!!」


ほむら「人類以外の生物が、どんなふうに私の兄を死に追いやったのかを……その目に焼き付けておきなさいッ!!!」


ほむら「…今のような戦い方をしていては…!」


ほむら「次に炎に包まれているのはあなたよ!!……そして……」


「人類全体なのよ!!!」


杏子「……!!!」


メラ…!メラ…!メラ…!
297 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 23:28:51.19 ID:jrcCbWbT0
…いかがだったでしょうか?

ssの原文、並びに原作の表現からマイルドにしたつもりでしたが、もっと手直しできたかもしれませんね…。

…描写の凄惨さや迫力は原作が遥かにすごいので、ぜひ手にとって確認いただきたいです…!
298 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/19(火) 23:39:16.16 ID:jrcCbWbT0
…あとスレチを覚悟でご報告したいのですが、このssが某まとめ速報で1500PV突破しました!!ありがとうございます!!!

スレチになるのでこれから先反応することはもうないですが、こんなにも多くの方に読んでもらえるとは感激です!!

このssを通じて原作の魅力をほんの少しでも伝えられるように、これからも精一杯頑張りたいと思います。

それではまた近いうちにお会いしましょう、ドワオーー!!

299 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/10/24(日) 01:44:33.29 ID:AIduusN70
皆さま、お待たせしました。

私生活が忙しく、来週の更新が難しいので今晩いっきに1話のラストまで書き上げたいと思います。

お楽しみください!
300 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 01:54:29.04 ID:AIduusN70
あと、前回の更新で修正が必要なか所をいくつか見つけたので、この場で訂正させていただきます。

287の達人のセリフ、正しくは 達人「あ…ああ…!」キィー…!キィー…! です。

291の杏子のセリフ、正しくは 杏子(…かといってイモリといっしょに達人さんを燃やすわけにゃいかねえし…) です。

失礼しました…。

…それでは続きを投下を始めます、ドワオ!!





301 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 02:04:50.09 ID:AIduusN70

杏子「ま、待ってくれよ…!」


杏子「色んなことがいっぺんに起こりすぎて、あたしにはなにがなんだか解んないよ…!」


杏子「いったいなにが起こっているんだ!?」


杏子「あたしが炎に包まれるとか」


杏子「人類全体とか聞き捨てならねえ台詞が飛び出すしさ」


杏子「…そもそもイモリのような下等生物が、なんでこんなことをするんだ!?」


ほむら「下等ではないわ!!!」


杏子「!?」
302 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 02:09:25.78 ID:AIduusN70

ほむら「……よく見ておきなさい」


メラメラメラ……!!


杏子(炎の中から…イモリの死体を取った…!)


ブチ!


ギュウ〜…


ほむら「……見て。これが『奴ら』の脳みそよ」
303 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 02:15:46.58 ID:AIduusN70

ほむら「こんな小さな身体にしては異常なほどの大きさよ」


ほむら「もしこいつらが人間ほどのサイズの身体を持っていたら」


ほむら「きっと人間以上の働きをするでしょうね…!」ヒヤッ…!


ほむら「…杏子、ついて来なさい」


ほむら「あなたに見せたいものがあるわ」


和子「…う…うぅ……!」グス…。


杏子(………)
304 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 02:22:07.01 ID:AIduusN70

タン…。 タン…。 タン…。


ほむら「あなたにはだんだんと説明しようって達人さんと…話をしていたけれど」


ほむら「こんな事件が起きては仕方がないわ」


ほむら「すべての真実をあなたに打ち明けてあげる」


杏子「……上等だよ」



ゲッター1『………』



杏子「もうなにを見ても驚かねえぞ……」
305 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 02:26:49.12 ID:AIduusN70

早乙女研究所 達人の研究室


シャーーーッ


杏子「ん…?」


杏子(なんだこりゃ?変な生き物の骨格が部屋のど真ん中に飾られてるけど…)


ほむら「杏子、これがなんの骨かわかる?」


杏子(いや、わかるわけないじゃん…)
306 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 02:30:40.13 ID:AIduusN70

ほむら「…こいつは頭は大トカゲ」


ほむら「手と一体化した翼は翼竜のプテラノドン」


ほむら「そして…」


ほむら「体は人間よ!!」


杏子「はぁ!?人間だって?」
307 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 02:41:02.54 ID:AIduusN70

杏子「そんな生き物、いるわけねーだろ」


ほむら「そうね。いなかった…いや、いないとされてきたわ…!」


ほむら「でも、現実にはこのように『いる』のよ!!」


ほむら「…これは決して作り物などではないし」


ほむら「また大昔の生物のものでもない…!」


ほむら「……ねえ杏子。こいつはどこから見つかったと思う?」


杏子「どこって…そんなのあたしに解るわけねーだろ…」


ほむら「こいつはね……」


ほむら「試験飛行中に墜落した、『プロトゲッター』のコックピットから見つかったのよ!!」


杏子「!?」
308 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 02:56:21.24 ID:AIduusN70

ほむら「事故が起きたのは今から3年ほど前のことよ……」


ほむら「当時この早乙女研究所では私の父である早乙女賢博士の主導で」


ほむら「プロトゲッター・モデル『D1』の開発が進められていたの」


ほむら「開発は順調に進み、ついにその日『D1』の試験飛行が行われることになったわ」


ほむら「……当時『D1』の操縦をしていたパイロットの1人の名は『早乙女ミチル』」


杏子「『早乙女』だって…!おい、まさか…!?」


ほむら「ええ。彼女は早乙女博士の長女であり…私の実の姉よ」


杏子「!!」
309 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 03:04:07.29 ID:AIduusN70

ほむら「『D1』の試験飛行は無事に成功し」


ほむら「父も兄も大層に喜んだらしいわ」


杏子「だったら…」


ほむら「だが…研究所に帰還する最中に、それは突然起こった…!」


ほむら「姉の…ミチルさんの操縦していた『ライガー号』が突然浅間山を目がけて、暴走しはじめたのよ!!」


杏子「なんだって!」
310 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 03:12:50.35 ID:AIduusN70

ほむら「他のパイロット2名は懸命に『ライガー号』の暴走を止めようとしてくれたけれど」


ほむら「結局『ライガー号』を先頭にした形態になった直後に『D1』は浅間山に激突し…」


ほむら「『ライガー号』は完全に大破…。ミチルさんも命を落としてしまったわ…」


杏子「マジかよ…」


ほむら「そして現場となった浅間山で事故の原因を検証中に、コックピットの中から『そいつ』は見つかったの…!」 
311 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 03:21:35.77 ID:AIduusN70

ほむら「ミチルさんの遺体はひどい状態だったけれど」


ほむら「検死の結果、彼女の死因は『多数の裂傷、ならびに噛み傷による虚血性のショック死』であることが判明したわ…!」


杏子「……それじゃあミチルさんは……!!」


ほむら「ええ…!…どうやって『そいつ』が『ライガー号』のコックピットに潜りこんだのかは未だに謎だけど」


ほむら「私の姉は…ミチル姉さんは、コックピットの中で『そいつ』の手にかかって死んだのよ!!」
312 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 03:28:17.93 ID:AIduusN70

杏子「……!!!」


杏子(…それじゃあなにか…?ほむらは実の姉と兄貴を『敵』のせいで失ったっていうのかよ……!!)


杏子(そんなのって…あんまりじゃねえか……!!)


ほむら「…それだけではないわ!」


ほむら「近年になって、『奴ら』の遺体が世界中の大きな事故や災害の現場で見つかるようになったのよ!!」
313 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 03:39:15.67 ID:AIduusN70

ほむら「そこの骨はつい最近の飛行機事故で他の遺体といっしょに出てきたもの…!」


ほむら「こっちが製油所の爆発事故のときのよ」


ほむら「……この1〜2年の間に世界中で起きた大きな事故や、各国の要人の死亡事件の現場には必ず『奴ら』の遺体が残されていたわ」


ほむら「まるで私たちに『われわれの仕業だ!』と誇示しているかのようにね……!!」グググ…ッ!


杏子「なんでそんなまどろっこしいまねをするのさ?」


ほむら「それはこれらの事件が人類以外の知的生命体による、人類に対する挑戦だからよ!!」
314 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 03:45:52.14 ID:AIduusN70

杏子「………」


ほむら「……これだけの出来事を経験しながら、まだ信じられないようね」


ほむら「でもね、杏子…。かつて恐竜が滅びたあと」


ほむら「ほ乳類が生まれ、その中から進化して人類が現れ地球を支配したように」


ほむら「別の生物にそのような進化があったとしてもおかしくはないと思わない?」
315 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 04:00:26.51 ID:AIduusN70

ほむら「これはあくまで私の推測だけど」


ほむら「人類と同じような進化を辿るには永い年月が必要なこと」


ほむら「そして発見される『奴ら』の遺体や骨にはハチュウ類や絶滅動物の特徴が強く見られることから」


ほむら「『奴ら』の正体は『恐竜の進化種』…あるいは『高等生物にまで昇華した太古のハチュウ類』だと思うの」


杏子「恐竜だって!?…んなバカな、この平成の時代のどこに恐竜が生き残ってるっていうんだよ?」


ほむら「解らないわ…。地表のほとんどに人類がいるのにこれまでまったくの接触が無かったことから」


ほむら「考えられるのは深海か…。あるいはマントル層のような地底の奥深くかもしれないわね…」


杏子「んなところで知的動物が生きていけんのかよ?」
316 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 04:12:53.16 ID:AIduusN70

コポコポ…。


ほむら「…ねえ杏子。このホルマリン漬けの『奴ら』の脳を見てみなさい」


ほむら「人間の物よりもずっと、ずっと大きいわ…。きっと『奴ら』の知能は人類をはるかに凌駕しているでしょうね」


ほむら「だとしたら『奴ら』は私たちの想像も及ばないテクノロジーを持っている可能性があるわ」


ほむら「たとえば移動可能な『地底王国』とかね…」


杏子「……だとしたら大事だよ、こりゃあ……」
317 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 04:25:06.34 ID:AIduusN70

ほむら「そして『奴ら』が恐竜から進化した生命体だと仮定すると」


ほむら「体もきっと人類よりはるかに頑強なはず…!」


ほむら「そんな人類以上の知能と肉体を持った生命体が実在するなら」


ほむら「彼らはきっと地球を支配しようとするんじゃないかしら……?」


杏子「……人類を皆殺しにして、か……?」


ほむら「恐らくね…。だって自分たちより劣る異種族の知的生命体なんて、不愉快極まりない存在でしょう?」


杏子「まさに『生存』か『絶滅』か……生き残りを賭けた生存競争になるわけか……」




杏子「……面白えじゃねーか……!!」二ヤリ…!

318 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 04:34:48.27 ID:AIduusN70

翼竜1『 ぎ ゃ あ あ ! ! 』



ガシャーーーーン!



ほむら「「う!」」グラグラ…!


杏子「「なんだ!?」」グラグラ…!



ガリ!バリ!



翼竜2『ギエエエーーー!!!』



ガシャンッ!!



杏子「「この鳴き声は…!あん時のデカい鳥の仕業かっ!!」」ズズーン!
319 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 04:42:04.07 ID:AIduusN70

ほむら「「しまった!『奴ら』は内と外の両側から研究所を攻撃するつもりだったんだわ!」」ゴゴゴ…!


ほむら「「杏子、逃げるわよ!!」」ゴゴゴ…!


杏子「「なに言ってんのさ!?ここに逃げ場なんてありゃあしねえよ!!」」ウオオ!


ほむら「「あれよ!」」


サッ!


ほむら「「ゲッターを使うのよ!!」」


杏子「「!!!」」
320 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 04:54:32.46 ID:AIduusN70

和子「「ほ、ほむらちゃん……!!」」アセアセ…!


ほむら「「時間がないわッ!和子さんもいっしょにゲッターに乗ってちょうだい!!」」ゴゴゴ…!


杏子「「おいおい!いきなりゲッターを使えとか言われたって、できるわけねーだろ!!?」」ガタガタ!


ほむら「「大丈夫よ!私が操縦方法を教えてあげるわ!」」


ほむら「「なによりあなたはゲッターに選ばれた者なのよ……!!」」


ほむら「「信じるのよ!あなた自身の力を…そして…!」」


ほむら「「ゲッターの力をッ!!」」


杏子「「!!……ちっ、こうなりゃいちかばちかだっ!!」」


杏子「「やってやろうじゃねーかっ!!!」」


ゴ ゴ ゴ ゴ …… ! !
321 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 04:59:52.90 ID:AIduusN70

ベリ!ベリ!


ドワーーー!


ズワーーー…!


ゴゴゴ…!


グワシャーー…ン!!


翼竜1『キイイイ…!』


ザザーーー!!!



……ドドドド……!!!



翼竜1『ギ…?』
322 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 05:04:25.54 ID:AIduusN70

ド ド ド ド ーーー ! ! !


ゲッター1『……ウオオオオオオーーーーーー!!!!!!』


翼竜1『キイ…!』



ドドドーー……ズバシャア!!!



グワッ…!



ゲッター1『殺った!!!』
323 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 05:07:57.15 ID:AIduusN70

ギューーーン!


翼竜2『ヒ…ギイ!!?』


バサッ!バサッ!


ほむら「杏子!深追いをしてはダメよ!!」


ほむら「ゲッターはまだ未完成なのよ!……今日はこれで十分だわ」
324 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 05:14:48.62 ID:AIduusN70

杏子「…すげえ…すげえ威力だ、ゲッターロボ!!」


杏子「あまりの加速に初めは身体がぶっ壊れるかと思ったよ…!」


ほむら「あなたの言った通り、これを長時間乗りこなせるのは」


ほむら「杏子みたいに体力のある特別な人間だけよ」


ほむら「それ以外の人間なら本当に身体が壊れてしまうわ…」フフ…!


和子(こ、腰が抜けちゃった……)アワワ…!
325 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 05:23:46.30 ID:AIduusN70

ギュイーーーン!!!


杏子「しかし、こいつが頭だけで飛べるとは驚きだよ…!」


杏子「しかもデッカい鳥の化け物とぶつかったってのに傷ひとつないなんて…」


杏子「早乙女博士!こんな物を造れるなんて、あんたは本物の天才だったんだな!!」


ほむら「いまさら博士なんて他人行儀な呼び方は止めてよ……」


ほむら「同い年なんだし、今まで通り『ほむら』でいいわよ」ファサッ!


杏子「へへ…りょーかいだよ、『ほむら』!!」ニカッ!


アンホムーーー!!!
326 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 05:27:34.43 ID:AIduusN70

ほむら「…それじゃあそろそろ着陸しましょう」


ほむら「着陸用のスイッチは右はしよ」


ほむら「そしてゆっくりとレバーを戻す」


ほむら「あとは電子頭脳が自動でやってくれるわ」


ーーー
ーー

327 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 05:34:07.05 ID:AIduusN70

ザーーー…。


ザーーー…。


杏子(…怖いくらい研究所が静まりかえってる…)


杏子(みんなやられちまったのか…?)


和子「………」シクシク…。


ほむら「研究所もぼろぼろね……」


ほむら「でも心配はいらないわ。研究所は政府がすぐになんとかしてくれるし」


ほむら「所員もまたすぐに集められるわ……!」フフ…!


和子「……ほむらちゃん!!」
328 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 05:40:34.50 ID:AIduusN70

和子「…流さんの言った通り、貴女は冷酷な人ね…!」


和子「自分の実の兄が目の前で死んだのに…!」


和子「いっしょに夢を追いかけた所員の人たちが大勢死んだというのに…!」


和子「それなのに……!!」


和子「「あわれみの言葉の一つもかけようとしないなんて…!!!」」フルフル…!


杏子(………)



ザーーー…!

329 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 05:49:47.03 ID:AIduusN70

ほむら「……言いたいことはそれだけかしら、和子さん?」


和子「なっ…!?」


ほむら「私と杏子が生きているならそれでいいじゃない…」


ほむら「杏子と私が生きてさえいれば、『ゲッター計画』は完成できるわ…!」


ほむら「その希望が残っているだけ、人類は幸運だったのよ!!」


和子「そんな……!?」


ほむら「ゲッターを完全に動かすにはあと2人」


ほむら「杏子のような超人があと2人いる……!!」


ほむら「なんとしても見つけ出さなくてはね……!」フ…フフ…!


和子「あ…あぁ……」ポロポロ…。
330 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 05:58:05.28 ID:AIduusN70

ザーーー…。


ほむら(………)


ザーーー…。


達人『大丈夫!次こそは必ず成功するさ!!』


ザーーー…。


達人『お前は父さんの才能のすべてを受け継いだ、本物の「天才」なんだからな!』


ほむら(……ごめんなさい……ごめんなさい、達人さん……!!)


達人『おーーい、元気ーー!!!』ワハハ…。


ほむら((ああ……私がまだ『魔法少女』だったらなぁ……))フルフル…。



ザァーーーー……!!

331 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 06:03:55.24 ID:AIduusN70

ほむら((………))グスッ…。


杏子(泣いている……ほむらは泣いているんだ……)


杏子(達人さんを想って……!!)


ザーーー…!


ゲッター1『………』


杏子(『敵』の返り血がゲッターの目を伝って流れ落ちていく……)


杏子(まるで血の涙を流しているみたいだ……)
332 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 06:12:09.19 ID:AIduusN70

杏子(…ゲッターよ、あんたも達人さんのために涙を流しているのかい…?)


杏子(あたしもさ…本当はあんたたちといっしょになって泣きたいよ……)ジワァ…。



『だから二度と泣くな杏子ーーーー』


『ーーーー涙は判断を鈍らせる』



杏子(……でもあたしは涙を流さないっ!!)ゴシゴシ…!


杏子(だって……あたしは『流』の血を引く女だからねっ!!)



ドワオオオーーー!!!

333 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 06:20:27.05 ID:AIduusN70

杏子(達人さん…そして研究所の所員たち!)


杏子(みんなの仇はいつか必ずとってやるからな……!!)


杏子(そして首を洗って待っていろよ、冷血動物のトカゲ共……!!)


杏子(お前らを必ず絶滅に追いこんでやる!!!)


杏子(このあたしが…『流杏子』が……いやーー)




(ーー『ゲッターロボ』がな!!!!!)




……ザーーーーッ!!!!

334 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 06:24:36.17 ID:AIduusN70


ーー
ーーー


そのころ日本各地では……。


早乙女博士の言葉通り……。


密かにハチュウ類の急激な進化が起こり始めていたーー!


『奴ら』は早乙女博士の言葉通り、人類に戦いを挑もうとしていたーー!!


ーーー
ーー

335 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 06:31:26.86 ID:AIduusN70

マントル層内部 巨大移動要塞『マシーンランドウ』


「……『ゲッターロボ』だと?」


「ふざけているのかサル共め……ふふふ」


「あんな玩具(おもちゃ)を造ったところで」


「きさまらサルになにができるというのだ…!」


「もともと地上はわれわれのもの」


「われわれーー『ハチュウ人類』のものだ……!!」
336 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 06:37:05.47 ID:AIduusN70

「……返してもらうぞ」


「貴様らサルどもをこれ以上のさばらせるわけにはいかん」


「われわれの計画を邪魔する奴はどこの誰であろうと決して許さぬ」


「『早乙女研究所』だろうが、『ゲッターロボ』だろうが、必ずや葬り去ってやる…!」


「……この『地底魔王ゴール』が、人類に地獄を見せてやる……!!」
337 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 06:43:56.64 ID:AIduusN70

ゴール「そしてわれわれハチュウ人類を見限り、地の底へと追いやったゲッター線にーー」


ゴール「サル共を選び、地上世界を奴らに与えた『大いなる意思』にーー」


ゴール「その選択が間違いであったことを、見せてやるーー!!」


ゴール「われわれハチュウ人類の力をーーー」




ゴール「いやというほど見せてやる!!!!!」




ドワーーーッ!!!!!
338 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 07:02:25.58 ID:AIduusN70

次回予告!!


孤高の武道家『流杏子』を仲間に加えた早乙女研究所は次なるパイロット候補生を見つけ出すことに成功する!


彼女の名前は『神(じん)さやか』!!


ーーだが、彼女は反社会的革命組織『恭介の軍』のリーダーであった…!


『神さやか』を仲間にするために見滝原中学校へと潜入する杏子!


しかし猜疑心の強いさやかは杏子を組織を乱す不穏分子だと判断すると、容赦なく襲いかかってきた!!


果たして、杏子は無事に『神さやか』を説得することができるのだろうか……!?


そしてついに明らかとなる『奴ら』の目的とはーー


さやか「ーー目だ!耳だァ!!鼻ァ!!!」


次回ッ!まどか「ゲッターロボサーガ!!」
第2話「さやかの校しゃ」に……チェンジーーゲッター2……!!(CV関智一)
339 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 07:26:09.42 ID:AIduusN70
くぅ〜疲れましたw

…さて、本編で説明できなかったいくつかの設定をこの場で発表して、終わらせてもらおうかとます。


1、世界観…年代は2011年ですが文化や化学技術はゲッターロボの原作の1970年代に相当しています。インキュベーターがいなくなったこととゲッター線の介入で時間軸がおかしくなったと解釈してください。

2、所員たちの安否…全滅したというのは杏子の早とちりです。異変が起きてすぐに所員の多くは敷島博士のラボに逃げ込んだので大勢生き残っています。あとイモリのほとんどは敷島博士を襲って返り討ちにされました(笑)

3、和子先生と早乙女博士の恋愛事情…一応籍はいれましたが当時早乙女博士は『真』型ゲッター炉心の研究に忙しく、手を握ることすらなく結婚の3日後にゲッター線と同化してしまいました…。ちなみに先に相手を気にいったのは博士の方で、プロポーズも博士からしたとおもいます。
340 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/24(日) 07:35:00.40 ID:AIduusN70
本当は書き貯めがまだまだあるのですが仕事が忙しく、来週は投稿できないと思います…orz

すみませんが今回の大量投下で許してください。

それでは皆さん、また次の機会にお会いしましょう!!

これで本当の本当に終わり……ドワオオオーーー!!!
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 15:42:50.03 ID:O1wpWqBDO
武蔵が原作風に出るかが気になる
342 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/10/30(土) 22:01:59.32 ID:LtoSwJrf0
皆様おまたせしました。

予定より早く仕事が片付いたので、続きを投稿させていただきます。

ただ、来週も過密スケジュールなので今回もまた一気に投稿させてもらいます。

もし来週の投下がなくてもそれでご容赦ください。

それでは続きをお楽しみください、ドワオ!!!
343 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/30(土) 22:10:46.98 ID:LtoSwJrf0

群馬県 見滝原市 見滝原中学校旧校舎 通称ーー


ザーーーーーッ…。


ザーーーーーッ…。


『打倒!!独サイ者!!』


生徒1「……いいか。これが官房長官の乗る車だ」


コト…。


生徒1「早乙女研究所の手前には来客専用の小さな木製の橋があり」


生徒1「そしてこの橋にはあらかじめ車二台分の重みには耐えられないように細工がしてある……!!」


ボキッ!!
344 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/30(土) 22:16:56.38 ID:LtoSwJrf0

生徒1「いいか、手はずはこうだ」


生徒1「まず護衛の車が来る」


生徒1「次は官房長官の車だ………」


生徒1「するともろくなった橋は支えきれずに……落ちる!!」


生徒1「……そして混乱状態に陥ったそこをわれわれ……」


生徒1「『恭介の軍』が橋の両側から襲うのさ!」



「「「「「……!!!」」」」」

345 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/30(土) 22:23:47.50 ID:LtoSwJrf0

生徒1「まずはこちら側から鈍器で武装したチームが車を襲う!」トン!


生徒1「官房長官は当然車から出て逃げ出そうとするだろう……」


生徒1「だが、防弾ガラスの車から出た瞬間が奴の最期だ!」


生徒1「こちらの丘の狙撃隊が官房長官を一斉に撃ち……奴はジ・エンドさ……」フフ…!!


中沢(ごくり…)
346 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/30(土) 22:31:01.50 ID:LtoSwJrf0

女子生徒1「ねえ…本当に官房長官をやるつもりなの?」


コツ…。コツ…。


仁美「……もちろんですわ」


生徒1「志筑さん!」


ザワ…! ザワ…!


仁美「私たち『恭介の軍』が計画を立てて、やらなかったことなどありません…!」



「「「「「オォ……!!」」」」」

347 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/30(土) 22:38:41.63 ID:LtoSwJrf0

仁美「それにこの作戦は全てリーダーである『神さやか』さんが自ら立てた計画です」


仁美「ぬかりなどあろうはずがありませんわ…!」フフ…!


生徒2「しかし、やるにしてもこのやり方は少しまわりくどいぜ…」


生徒2「橋に爆弾でも仕掛けりゃいいじゃないか?」


仁美「……わかっていませんわね……」フゥ…。


仁美「すべてはわれわれ『恭介の軍』が名を売るためですわ!」
348 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/30(土) 22:43:40.34 ID:LtoSwJrf0

仁美「少し手のこんだやり方のほうが」


仁美「マスコミが記事にするとき話題になるのです…!」


仁美「そして、マスコミが話題にすればするほど」


仁美「われわれ革命集団『恭介の軍』の名は世に広まる、というわけですわ……!!」


生徒1「なるほど…さすがだ!」
349 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/30(土) 22:51:57.53 ID:LtoSwJrf0

女子生徒2「志筑さん…素敵です!」ポワワ…。


仁美「ふふ…どういたしまして」


仁美(……そう。すべてはわれわれ『恭介の軍』の名を広めるため……!)


仁美(この調子でわれわれの名が広まっていけば、きっと天国にいる『彼』の耳にもいつかわれわれの名は届くはず…!)


仁美(悪名でもなんでも、とにかく広がればいいのです……!!)


仁美(全ては……愛する『彼』の為なのですからっ!!!)
350 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/30(土) 23:00:52.94 ID:LtoSwJrf0

「……ひとみ。岩鬼官房長官が早乙女研究所に来るっていうのは本当でしょうね……?」


チャキッ…!


仁美「フフ…!そのことは公には秘密になっていますけど、本当のことですよ?」


仁美「志筑財閥の総帥であるお父様から私が直接聞いたのですから、間違いありませんわ…!」


仁美「なんでも早乙女研究所で大ごとがあったようで、お偉い方々が昼夜をとわずに対応を協議してますから……!」
351 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/30(土) 23:10:58.01 ID:LtoSwJrf0

「……なるほど。官邸を離れて官房長官があんなへんぴな場所を訪れるんだから、よっぽどのことがあったんでしょうね……」


「だが、これは好機だ!!!」


「鴨がネギをしょって現れるのに、それを無視する猟師などいない……!!」


「たとえ遠征になろうと、多少の苦労があろうと、これはそれに釣り合う大きな獲物だよ……!!」


生徒1「では…!」


「ふふ……『恭介の軍』、出撃準備だっ!!」


「われわれの革命的偉業を、世間に見せつけてやろうじゃない!!!」



「「「「「オオオーーー!!!」」」」」

352 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/30(土) 23:19:20.50 ID:LtoSwJrf0

中沢((………))ブルブル…!


生徒3「よし、おれにやらせろ!」


生徒4「いや、俺が先陣をきる!」


女子生徒1「はぁ?あたしがやるに決まってんじゃん!!」


ザワ…! ザワ…!


女子生徒3(……今のうちだよ!早く逃げようよ、中沢くん!)


中沢((あ、足が震えちゃって……!))ガクガク…!


女子生徒3(もう…!置いてっちゃうからね…!)


中沢((ま、待ってくれよ〜…!!))ガクガク…!



コソ…!コソ…!

353 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/30(土) 23:26:05.71 ID:LtoSwJrf0

ウオオーーー!!!



生徒1「われわれがただの学生じゃねえことを見せてやる!」



「「「「「応ッッ!!!!!」」」」」



ワーーー! ワーーー!



女子生徒3(…今だ!ドアを開けて、後はダッシュで……)


「……どこに行こうとしてるの?」


中沢「え…?」


「………」


ニヤ〜〜〜ッ!!!
354 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/10/30(土) 23:32:08.07 ID:LtoSwJrf0

女子生徒3「ひっ!?さ、さやかさん……」


ガシャ!


女子生徒3「きゃああーー!!」


ガシャーーン!!


中沢「ぎゃあああ!!!」


グググ…!


「「ああ!!」」




さやか「……どこに行こうとしてるのかを聞いているんだけど……?」




ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ! ! !

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