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レッド(無口とか幽霊とか言われるけどダイマーックス!)
- 710 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/11(金) 23:48:43.27 ID:FEMcMJRU0
- ジャッジ「とある女の子とのデート権です!」
トウヤ「わぁ」
ジャッジ「その女の子は……こちら!」
フユカ「おにいちゃん、ひさしぶり!」
トウヤ「っっっっ ふ フユカちゃん、久しぶりだねぇ。君もガラルに来ていたなんてびっくりだよ」
フユカ「フユカもびっくりー!」
トウヤ「そっか〜〜〜〜〜!!!」
マサル「……あれは?」
ユウリ「微笑ましい……ね?」
ホップ「お友達なんだぞー?」
キョウヘイ「ああ、三人は実際に見るのは初めてだったっすね……」
レッド「……ロリコン……」
グリーン「パッと見犯罪じゃねえから怖えんだよな、あいつ……」
マサル「…………」
ユウリ「普通に面倒見のいいお兄さんに見えるね……ちょっとデレデレしすぎだけど……」
- 711 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/11(金) 23:54:33.94 ID:FEMcMJRU0
- フユカ「おにーちゃん、いっしょにあそんでくれるの?」
トウヤ「うん、そうだよ〜〜。どこに行きたい?」
フユカ「えっとね〜……あっち!」
トウヤ「……ナックルシティ。僕たちもちょうど行こうと思ってたんだ」
フユカ「あのね、パパはそっちでおしごとしてるんだけど」
トウヤ(エンジンシティかな……)
フユカ「けどね、あそんでくれないから。あっちでお兄ちゃんとあそびたい!」
トウヤ「そっかぁ。せっかく知らない場所だもんね、遊びたいよねぇ……うん、一緒に行こっか」
トウヤ「……ってことで、ごめんねみんな! 一日だけ別行動させて!!」
グリーン「全くよお……」
キョウヘイ「トウヤさん、あの子お気に入りっすよねー。よく観覧車も乗ってるみたいっすし」
マサル「観覧車に…………????」
トウヤ「あはは…………」
- 712 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/11(金) 23:59:30.43 ID:FEMcMJRU0
- トウヤ「僕自身の趣味嗜好は勿論だけど、それを抜きにしても放っておけなくて。あの子、父子家庭らしいんだ」
トウヤ「お父さんも忙しいみたいで……寂しそうで、つい……」
キョウヘイ(いい人オーラに丸め込まれそうになるんすよね〜〜〜〜 趣味嗜好が7割でしょアンタ)
マサル「……そうだったのか……そんな事情があるなら仕方ないよな」
ユウリ「くっ……愛を与えているという訳だね……!」
ホップ「それは寂しいんだぞ〜〜! 遊んであげてほしいんだぞ!」
キョウヘイ(丸め込まれてる〜! 良い子たちっすよホント)
トウヤ「あはは……それじゃあ、また。少し遊んで、お父さんのところに送り届けたら合流するよ」
フユカ「おにーちゃーん!」
トウヤ「はーい、お待たせ。それじゃあ行こうか!」
レッド「…………」
グリーン「おいレッド、一応ガキの前なんだからむすくれるのやめろよな」
レッド「む……」
キョウヘイ「これはトウヤさんが悪いっすよ。ねー」
レッド「ねー……」
- 713 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 00:03:51.10 ID:xJlQq5+G0
- 今日はここまで。明日も21時からです
レッド「窪地に置く、墓地……」
グリーン「立地悪くね?」
- 714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/12(土) 01:04:42.86 ID:XORLk4y70
- 更新乙 トウヤの命運や如何に
- 715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/12(土) 01:17:39.30 ID:UvGfmzmn0
- 乙です
- 716 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 21:01:16.02 ID:xJlQq5+G0
- はじめます
- 717 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 21:08:31.36 ID:xJlQq5+G0
- キョウヘイ「さて、俺らが改めて6人パーティになっちゃったところで……行きますか、ナックルシティ!」
マサル「あぁ、そうだな。この先のナックル丘陵を抜ければすぐそこだ!」
ユウリ「私たちも負けないくらいに観光をし、楽しんでやろうじゃないか!!」
ホップ「オレたちがすっごい案内するんだぞーー!!」
レッド「……」コク
〜ナックルシティ〜
キョウヘイ「いやデカ!!!!」
レッド「…………す、すごい……」
グリーン「ほ、ほんとスゲーな……あのでっかいのは何だ?」
マサル「アレはナックルスタジアムだな。挑戦できるのはバッヂを7つ集めてからで……」
キョウヘイ「え!? アレがジム……じゃなくて、スタジアムなんすか!?」
レッド「……こんなに大きいの、カントーにはない……」
グリーン「だな〜。つか城じゃね??」
マサル「古い建物を再利用しているんだ。といっても、中はかなり改築されていてな」
ユウリ「エレベーターとかもあるね、普通に」
- 718 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 21:14:15.58 ID:xJlQq5+G0
- ホップ「ワイルドエリアとこの街を隔てるのも、中世から残っている城壁なんだぞー!」
キョウヘイ「かっけえ…………」
レッド「……人も、たくさん……」
ユウリ「街の雰囲気もあって、かなり有名な観光地だからね! それだけに、様々な施設があるとも!」
キョウヘイ「せっかくっすし、色々見て回りたいっすね〜」
グリーン「観光ガイド見るか。 ……広いなマジで」
マサル「レッド、どこから見て回りたい?」
レッド「えーと……」
1,バトルカフェ 2,ブティック 3,スタジアムチラ見 4,宝物庫 5,その他あれば
下1
- 719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/12(土) 21:29:22.57 ID:GTOluGRVO
- ブティック行ってイケイケ?になろう
- 720 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 21:36:55.76 ID:xJlQq5+G0
- レッド「……服屋さん?」
グリーン「マジ??」
ユウリ「素晴らしいね! うんうん良い選択だ行こう! ナックルシティのブティックはカジュアルなものが多くてね、レッドも気に入るはずさ!」グイグイ
レッド「あー……」
キョウヘイ「引っ張られていってしまったっすね……ま、オレも気になってたし〜、ちょうどよかったっす!」
マサル「しばらくかかりそうだな……」
〜ブティック〜
レッド(なんかすごい 色々ある)
ユウリ「さてレッド、どんな服にしようか! カジュアルなものが多いと言ったけれどね、スポーティなジャケットから可愛いパーカーまで色々……」
レッド「……な、なるほど……」
キョウヘイ「へー、色々売ってるんすねぇ。あ、サングラスある」😎
ホップ「うわーー!! すっごい似合うんだぞ!!!」
マサル「芸能人っぽいな」
キョウヘイ「芸能人っすから!!」
- 721 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 21:41:16.85 ID:xJlQq5+G0
- ユウリ「と、いう訳で! レッド……着せ替え人形になってくれないか!?」✨
レッド(直球ストレート……)
キョウヘイ「まぁ気持ちはわかるっすよ? 気持ちは。俺もたまにやるっすもん」
グリーン「楽しいのか? こいつ着せ替えて……」
キョウヘイ(ミニスカメイド持ち込む人が何言ってるんすかね)
マサル「はは、確かにレッドは着替えると雰囲気も変わるしな。色々試したくなる気持ちはわかるよ」
ホップ「オレはおしゃれはあんまりわからないけど、面白いTシャツなら教えられるんだぞ!」
レッド(いつも色々……いや、系統的に女装ばっかりなんだよな……)
レッド(でも、自分で服を選ぼうと思っても何もわからないことは確か。誰かに選んでもらおうかな……)
誰に選んでもらうか 下1(コンマが高いほどその人の趣味が出る)
- 722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/12(土) 21:52:50.44 ID:GTOluGRVO
- ここはグリーンさんだよな
- 723 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 21:58:20.96 ID:xJlQq5+G0
- レッド「……」ジッ
グリーン「……俺!? マジかよ!」
ユウリ「くっ……同年代の男の子のチョイスの方がいいタイプか……!」
マサル「まぁ、ユウリに任せたらおもちゃにされるのはわかるしな……」
キョウヘイ「グリーンさん、まだガラルでのイメージはカッコいいジムリーダーっすよ」ポン
グリーン「流石に俺だってそこまでしねえっつの!!!」
レッド(ここでミニスカはしてこないだろう……という予想)
グリーン「いいぜやってやろうじゃねえか! ……レッドの服だろ……レッドの……?」
ホップ「すごい悩んでるんだぞ〜〜……」
キョウヘイ「逆に選ぶの難しいっすよね〜。楽しいっすけど」
- 724 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 22:04:39.86 ID:xJlQq5+G0
-
グリーン「どうだ!!」
レッド(思ったよりふつう……)
マサル「ゲンガーデザインのTシャツに、炎のトラックジャケット……」
ユウリ「そしてスポーツキャップ! パンツはあえて普段と同じものなんだね!」
ホップ「動きやすそうなんだぞ〜〜!!」
レッド(そこは気に入りポイント……)コク
グリーン「だろ? 変に洒落たものを着せたって、レッドはすぐ破るだろうからな!」
レッド(破らないんですけど)ゲシ
グリーン「いってえ!!」
キョウヘイ「ここでちゃんと赤色を選ぶあたりがグリーンさんなんすよね〜」
キョウヘイ(いつものレッドさんから外していかないスタイル……これでコンマ99だったらミニスカだったんでしょうけど)
グリーン「こいつに緑は似合わねえからな。俺と違って!」
- 725 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 22:09:20.35 ID:xJlQq5+G0
- レッド(今日はこれ着ていこう……)
グリーン「気に入ったみてえだな。ま、俺が選んだんだから当然だな!」
キョウヘイ「で、出〜! 俺御前当然知顔〜〜〜!」
ホップ「二人は仲良しなんだぞー!」
ユウリ「私は新作のサングラスでも買っていこうかな……」
キョウヘイ「あ、それ俺も気になってたんすよね〜」
マサル「サングラスが似合うのって才能だな……」
レッド「……マサルは、好きじゃない?」
マサル「はは、僕がつけると雰囲気がちぐはぐだって言われるんだ」
キョウヘイ「悪人顔と対極の位置にいるっすもんね〜。グリーンさんはその点似合いそうっすけど」
グリーン「誰が悪人顔だ誰が!!!!」
ユウリ「ふっ、私たちはスター顔だね……」
- 726 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 22:14:15.40 ID:xJlQq5+G0
-
〜外〜
レッド「……♪」
キョウヘイ「レッドさんが今にも走り出そうとしてるっすよ!!」
グリーン「おいレッドやめろ! お前がガチで走ったらぶつかった観光客が吹っ飛ぶだろうが!!」
マサル「どういうことだ……? とにかくレッド、ゆっくり行こう。その方が景色もよく見えるからな」
レッド「……確かに……」
キョウヘイ「マサルがそのポジションやってくれると助かるっすね……俺とグリーンさんにはとてもとても」
マサル(そのポジション……トウヤのことか)
ユウリ「そうだとも、この街は屈指の観光都市! 民家の一つ一つに歴史があり、街を形作るレンガ一つにすら歴史がある……」
ユウリ「この街並みを、数百年前の人々も愛しんでいたと思うと……ロマンがあるね……」✨
ホップ「うわー! 眩しいんだぞ!! オレもサングラス買っておいたほうがよかったかもだぞっ」
- 727 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 22:20:24.48 ID:xJlQq5+G0
- マサル「ちょうど午後の暖かい時間なのもあって、観光客が多いな」
キョウヘイ「観光って、人が若干いるときの方が賑やかで好きなんすよね〜」
ユウリ「わかるね……静かなのもいいが、人のざわめきが感じられる方がいい」
レッド(そういうものなんだ……)
グリーン「俺は空いてりゃ空いてるほうがいいけどな。そもそも観光地そんな行かねえけど」
ホップ「次はどこに行くんだぞー? 有名どころから隠しスポットまで、オレたちが案内するんだぞ!」
マサル「今日はもう一か所観光したら、トウヤと連絡をとって宿を取るか。明日、もう少し観光してから次の町に行こう」
レッド「わかった……」
レッド(明日はトウヤとちょっと観光出来るから……このメンバーで行く場所……)
1,バトルカフェ 2,スタジアムチラ見 3,宝物庫 4,駅 5,その他
下1
- 728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/12(土) 22:23:59.23 ID:Kiz6Qxv90
- 1
- 729 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 22:29:47.18 ID:xJlQq5+G0
- レッド「……お腹空いた……」
マサル「それなら、バトルカフェだな。ブティックのすぐ隣だから……そこだ」
レッド「……♪」
グリーン「バトルがしたいだけだろ、アイツ……」
キョウヘイ「いいじゃないっすか、俺もお腹空いてたし〜」
ユウリ「話題の新作が残っていればいいんだけれどね」
ホップ「カフェをみたらお腹空いてきたんだぞ……!!」
〜バトルカフェ〜
レッド「……」カランコロン
マスター「いらっしゃい、バトルカフェへようこそ。バトル、していかれますか?」
レッド「……」コク
マスター「では参りましょう。ペロッパフ!」ポーン
ペロッパフ「ぱふゅん」
レッド「……」ポーン
ロコン「こん^^」
- 730 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 22:36:38.43 ID:xJlQq5+G0
-
マスター「……お見事! では、炎タイプを使いながらもクールな貴方には……こちらをどうぞ」
レッド(確かこれ、ガレット……に、アイスが乗ってる?)
マスター「アツアツのミアレガレットの上に、ひんやりしたヒウンアイスを乗せた……カロスとイッシュのコラボレーションです」
レッド(おお〜……美味しそう……)
キョウヘイ「あ、レッドさんのそれいいなー。俺も同じのください!」
ユウリ「私はガレットのストロベリートッピングで頼むよ」✨
レッド(早く食べないとアイスが溶けちゃう……どの席に行こう)
「こっち、来たら?」
レッド「? ……!」
カルム「偶然だね。それにしても、選んでるスイーツ……ま、まぁまぁのセンスなんじゃない?」
レッド「カルム……!」
- 731 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 22:41:46.70 ID:xJlQq5+G0
- キョウヘイ「あ、カルムだ! こっち来てたんすね?」
グリーン「マジかよ。世間ってのは狭いな……」
カルム「うん。 ……ま、まぁ、その……」
キョウヘイ「ハンサムさん関係、と。相変わらずわかりやすいっすね〜〜」
カルム「わかりやすくないから! ……まぁでも、そうだよ。こっちで長期任務があるから、一緒に……って。それで……」
カルム「別々にこっちに来てね。そしたら空港でファイアと会ったから、少し一緒に観光したりもしたよ」
レッド(そうだったんだ……)
カルム「ま、今回はお互い別の連れがいたからね。本当にちょっとだけだけど」
ユウリ「おや、三人とも。知り合いかい? ……随分とスタイリッシュな子だね」
ホップ「た、たたずまいがおしゃれなんだぞ〜〜〜!!」
カルム「まぁ、カロス人としては当然だね」
マサル「カロス……あぁ!」
- 732 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 22:47:35.96 ID:xJlQq5+G0
- マサル「カロスの実力のあるトレーナーの青年、カルムか! 聞いたことがあるな」
カルム「ふぅん? 向こうじゃそれなりに有名だけど、こっちで名前を知ってる人がいるとは思わなかったな」
マサル「はは、海外のバトル雑誌をよく集めているからな、よく特集されているのを見るよ」
マサル「実力もさることながら、そのスタイリッシュさはカロスでも随一のものだ……ってな」
レッド(かっこいい……)
キョウヘイ「ただのツンデレじゃないんすよね、そういえば……」
カルム「君たちのその評価の方が変なんだってば! そもそもツンデレじゃないしっ」
グリーン「そうかあ? 結構わかりやすくそうだと思うけどな」
キョウヘイ(おまいう)
ユウリ「ふむ……」ジッ
カルム「……」ジッ
- 733 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 22:53:13.56 ID:xJlQq5+G0
- ユウリ「ここで会ったのも何かの縁、一枚撮ろうじゃないか!」✨
カルム「ガラル人っていうのは本当に写真が好きだよね……べ、別に駄目だとは言ってないけど!」✨
キョウヘイ「むむ、ガラルとカロスの文化交流の気配! イッシュ代表としてお邪魔するっす!」✨
ユウリ「と、いう訳だ……マサル、カメラを頼む」
マサル「あ、あぁ……」
ホップ「……か、カメラ越しでも眩しいんだぞ……?!??!?!?!?!」
レッド「あ、あそこだけ……天候が違う……」
グリーン「王子と貴族と俳優……一人だけジャンルが違うとはいえ、相乗効果がすげえ……ッ」
マサル「くっ、画面が光って上手く写ってるのかわからないな……と、撮るぞ!」パシャ
ユウリ「ふっ、ありがとう! これは良い記念になったね」
カルム「……ま、悪くはなかったんじゃない」
キョウヘイ「これアップするっすよね? リツイートしちゃおっかな〜」
- 734 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 22:59:00.18 ID:xJlQq5+G0
- ホップ「……た、楽しそうなんだぞ〜〜! レッド、グリーン、マサル、オレたちも写真撮るんだぞ!!」
レッド「……いいよ……」
グリーン「俺もかよ!?」
マサル「僕もか? あんまり写真写りに自信はないんだけどな……」
ホップ「でも思い出にもなるし! 一石二ウッウなんだぞ!」
ユウリ「それは良い案だね! 私がカメラマンを務めよう!!」
キョウヘイ「じゃあ俺とカルムはアドバイザーっすね。どういう方向性が良いと思うっすか?」
カルム「このメンバーだと難しいね……僕らと同じようにしたいなら、できなくもないだろうけど……」
キョウヘイ「逆に可愛い系を狙った方がいい感じもあるっすよね……」
グリーン「可愛い系にするなら俺が邪魔すぎねえ?」
ユウリ「大丈夫だとも、君も可愛いよ……」✨
グリーン「お、おお……複雑だわそれはそれで……」
キョウヘイ「うーん……とりあえず撮りながら方向性は定めましょう!! いくっすよーー!」
どんなポーズにするか 下1(コンマが高いほどスタイリッシュ、低いほど可愛い系)
- 735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/12(土) 23:11:43.04 ID:GTOluGRVO
- 自分の思うチャンピオンがしそうなポーズ
- 736 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 23:20:40.23 ID:xJlQq5+G0
- キョウヘイ「自分が思う、チャンピオンポーズ! ただし、ぎゅっと寄ってくださいよ!」
カルム「写るのは胸から上だと考えて。他の人のポーズとの調和も考えること」
ユウリ「君たちがどう写りたいか! 君たち自身をどう見せたいかが重要だとも!」
レッド「……チャンピオン……」スッ
キョウヘイ「帽子のつばに手を……それいつものレッドさんっすね!? 自分こそがチャンピオンってことっすか!?」
グリーン「やるじゃねえか……なら俺はこうだ!」
キョウヘイ「で、出たーーー!! 伝説のバイビーポーズだ!!」
ホップ「オレはこうなんだぞ!!」バーン
ユウリ「ふっ、ホップはリザードンポーズだと思ったよ! ただ画面に収まりにくいな。構図を変えよう」
マサル「か、被らせるわけにもいかないしな……こ、こうか!?」ビシッ
カルム「カメラを指さすポーズ……王道だけどいいね。……でも、これなら……」
キョウヘイ「そうっすね、カメラをこっちにして……」
ユウリ「俯瞰の構図の方が……」
ユウリ「……よし、準備ができたよ! 君たち、カメラを見上げてそのポーズをやってくれ!」パシャ
- 737 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 23:26:59.67 ID:xJlQq5+G0
- ユウリ「……」
カルム「……」
キョウヘイ「……」
レッド「…………」
ホップ「どうなんだぞ!? 良い感じになったか!?」
グリーン「おい見せてみろよ」
ユウリ「あぁ……いいとも!!!! 君たちのゆめかわ集合写真を!!!!!」
マサル「ゆ、ゆめかわ集合写真!?!?」
レッド「!?」
キョウヘイ「まずぎゅっと寄せた上で〜……カメラを見上げて上目遣い。これは鉄板っすね」
カロス「それぞれのポーズもそれに適していたしね。それからカメラのフィルターで雰囲気を柔らかくして……」
ユウリ「素晴らしく可愛いよ、四人とも!!!!」
レッド(結局また可愛いの評価になってしまった……)
ホップ「か、可愛いか〜! なんかちょっと恥ずかしいけど、いい写真が撮れてよかったんだぞ!」
グリーン「可愛いだぁ〜? ……まぁ、このメンツに囲まれてると俺もガキっぽいか……」
キョウヘイ(レッドさん以外年上っすよ、グリーンさん……!!)
マサル「は、はは……まぁ、うん、いい思い出にはなった……な?」
- 738 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 23:32:59.01 ID:xJlQq5+G0
- ユウリ「この写真はあとでシェアしよう」
キョウヘイ「そっすね〜〜、だいぶ面白……んんっ、いい写真っすもん」
グリーン「おい今面白いって言いかけただろ!?!?」
ホップ「この写真、キラキラしてるんだぞ〜」
マサル「フィルターの効果だな。……それにしても、凄いけどな……」
ユウリ「そうだろう、ある意味私たちと同じさ!」✨
カルム「……そういえば、今回はトウヤいないの?」
レッド「…………」
キョウヘイ「あー……今日だけ別の子とデート中なんすよ」
カルム「トウヤが?? ……そ、そうなんだ」
レッド「……合流したら……トウヤも可愛い写真の刑……」
キョウヘイ「普通にできちゃいそうで嫌っすね〜」
カルム(可愛い写真のこと刑だと思ってるんだ……)
- 739 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/12(土) 23:34:25.86 ID:xJlQq5+G0
- 今日はここまで。明日も21時からです
- 740 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 20:58:31.03 ID:qaR7xfqx0
- はじめます
- 741 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 21:02:32.60 ID:qaR7xfqx0
-
〜エンジンシティ〜
トウヤ「さ、着いたよ」
ゼクロム「ばりぃ」
フユカ「ありがとー! おにいちゃん、ぜっくん!」
トウヤ「どういたしまして」ニコ
ゼクロム「……ばりっしゅ」
トウヤ「あはは、随分呼ばれなれたみたいだねぇ」
ゼクロム「ばりり……」
ビジネスマン「フユカ!」
フユカ「パパー!」
ビジネスマン「遅れてごめんな! トウヤくんも、こっちに来てまで面倒見てくれてありがとう」
トウヤ「いえいえ、こちらこそ。フユカちゃんと観光できて楽しかったですよ」
フユカ「でしょでしょ!」
ビジネスマン「こらこら……」
- 742 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 21:07:25.98 ID:qaR7xfqx0
- フユカ「パパ、もうおしごとおわり?」
ビジネスマン「そうだよ、明日はパパとエンジンシティを見て回ろう」
トウヤ「よかったねぇ、フユカちゃん」
フユカ「うん!」
ビジネスマン「それじゃあトウヤくん、本当にありがとう。フユカもお礼言いなさい」
フユカ「おにいちゃん、遊んでくれてありがとーー! ばいばい!」
トウヤ「うん、ばいばい」
トウヤ「……この地に来てまで、一人で遊んでいなきゃいけないなんて寂しいよね」
トウヤ「あの子が楽しそうでよかった」
ゼクロム「……ばりばりっしゅ」
トウヤ「あぁ……そうだねぇ、レッド達は怒ってるだろうなぁ。僕だけいい思いしちゃったしね……」
トウヤ「よし、急いで戻ろう!」
- 743 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 21:15:21.06 ID:qaR7xfqx0
-
〜ナックルシティ〜
キョウヘイ「……お、来たっすよ」
ゼクロム「ばりばりばりっしゅ!!」
トウヤ「みんな、お待たせ! 向こうまで送ってたら思ったより時間がかかっちゃって……」
グリーン(そういやアローラじゃそらをとぶ違法だったな……ガラルはいいのか……?)
レッド「…………」
トウヤ「あれ……レッド、新しい服だね? 動きやすそうでよかったねぇ」
レッド「……うん」
ユウリ「ふ……レッドがモルペコのようになっているね」
マサル「そこまで凶悪な顔にはなってないな。語弊があるぞ、ユウリ」
トウヤ「……ごめんね、でもあそこであの子を一人で放っておく訳にもいかなかったんだ」
トウヤ「明日は、ゆっくり一緒に見て回ろうね」
レッド「…………うん」
- 744 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 21:19:06.66 ID:qaR7xfqx0
- キョウヘイ「レッドさん、わりとパパトウヤさんにはチョロいっすよね〜」
グリーン「そうかあ? ……でもまあ、そうかもな」
マサル「絵面だけで見れば兄なんだけどな……」
ホップ「二人とも仲直りなんだぞー! よかったんだぞ!」
トウヤ「えっ、これ喧嘩だったの?」
レッド「それはわからない…………けど」
トウヤ「……けど?」
レッド「写真は撮ってもらう……」スッ
スマホロトム「!」
トウヤ「え!」
キョウヘイ「俺たちはもう撮っちゃったんで、トウヤさんはソロ写っすよ」
トウヤ「えーーー!」
- 745 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 21:25:36.74 ID:qaR7xfqx0
- トウヤ「そ、そんな〜〜……」
マサル「……トウヤ、ジムチャレンジは結構慣れてるようだったが。カメラは苦手なのか?」
トウヤ「うーん……一人で写るのは何ていうか……」
キョウヘイ「緊張するとか言わせないっすよ!!!!!」
トウヤ「わ〜〜〜っ」
ホップ「大丈夫だぞっ、トウヤならなんとかなるんだぞ!」
ユウリ「君の素晴らしい一枚……期待しているよ!!」
レッド「……ポーズは……?」
キョウヘイ「そ〜っすねぇ……」
トウヤのポーズ 下1(コンマが高いほどスタイリッシュ 低いほど可愛くなる)
- 746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/13(日) 21:36:31.88 ID:aCLRwNoyO
- 指ハート
- 747 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 21:43:14.27 ID:qaR7xfqx0
- キョウヘイ「やっぱここは指ハートで!!」
ユウリ「それはかなり可愛いね……!!」
レッド(ゆびはーと)
グリーン(指ハート……?)
トウヤ「ひ、一人で!? うう……わ、わかった……こう?」v
ホップ「……な、なんかカッコいいんだぞ!?!?」
キョウヘイ「なッ 何故……!!」
グリーン「決まってんな……」
レッド(さっきの僕たちはカッコいいポーズをしてゆめかわになったというのに……)
キョウヘイ「これだからイケメンはァーーーーーーーーー!!!!!!」ダンッ
トウヤ「えーーーっ! 言われた通りにやったのにー!」
- 748 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 21:49:12.42 ID:qaR7xfqx0
- キョウヘイ「俺としたことが取り乱してしまったっす……じゃあこの写真をトウコさんに転送することで終わりにしまーす」
トウヤ「え!?!? そんな事したら……あーっもうアップされてる!!」
レッド(控えめな陽キャになったトウコ……行動が早い……)
キョウヘイ「トウコさんの投稿、前からトウヤさん写ってたし今更っすよ」
トウヤ「それは別にいいんだけど、僕単体でアップされるのは恥ずかしいかな〜……」
ユウリ「何も恥じることはない!! なぜなら君は……美しいから……」クイ ✨
トウヤ「あはは……ありがとう……困るかな……」
ユウリ「ふっ……」
マサル「ははは……けど、そろそろ移動した方がいいかもしれないな。場所、特定されつつあるみたいだ」
キョウヘイ「げ、マジっすか……トウヤさんファンのガチさ舐めてたっす」
レッド「……!! は、早く行こう……!!」グイグイ
トウヤ「う、うん!」
- 749 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 21:57:54.08 ID:qaR7xfqx0
- 〜ホテル〜
キョウヘイ「インターネットリテラシーって大事っすね……」
トウヤ「僕も有名人になったんだね〜……」
マサル「……悪いが、まだまだこれからだぞ」
ホップ「人気のピークは、ジムチャレンジを制覇して本戦リーグに出たあたりなんだぞ……!!」
ユウリ「それを超えれば、逆に一歩離れて見てもらえるようになるものさ」
レッド(……確かに。町を歩くだけで、結構視線を感じるし……)
トウヤ「……キョウヘイはともかく、レッドと僕は注目される練習をした方がいいのかもねぇ」
レッド(たしかに……)
キョウヘイ「んじゃ、今日は噂をもみ消しつつ〜……ホテルでゆっくりして明日に備えますか!」
ホップ「そうだな! 明日はラテラルタウンまで行ってジムチャレンジをするかもしれないしな……!!」
- 750 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 22:02:43.41 ID:qaR7xfqx0
- ユウリ「そうだね! 良いバトルをするためには健康が一番大事だとも!」
グリーン「本当にそうだな、その通りだ。ちゃんとした睡眠環境を取るべきだよな〜〜」
レッド(なんでこっち見るの)
グリーン「何見てんだコラ」
キョウヘイ「コラ〜ッ喧嘩しない!」
ユウリ「ふ……仲良しだね」
レッド「……」
グリーン「どうだかな」
マサル「はは……それじゃあ、部屋分けするぞ」
男子をどう分けるか 下1 (一部屋最大三人)
- 751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/13(日) 22:15:33.89 ID:aCLRwNoyO
- レッドトウヤ キョウヘイホップ グリーンマサル
- 752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/13(日) 22:18:10.93 ID:saOBgW7b0
- レッド、ホップと、キョウヘイ、トウヤ、マサル。緑は一人
- 753 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 22:22:36.57 ID:qaR7xfqx0
- レッド「…………」
キョウヘイ「レッドさん……ファイト……!!」
レッド「僕、はやおきだから……いけるはず……!!」
トウヤ「あはは……」
ホップ「キョウヘイ、部屋についたら兄貴のバトルDVD見るんだぞ!」
キョウヘイ「ダンデさんの? それはふつーに気になるっす!」
グリーン「うし、行くか」
マサル「あぁ。 ……」「(すごく落ち着けそうだな……)」
ユウリ「今日も私は一人か……どうせならそこらのレディを部屋に招待し」
マサル「やめておけ、そういうのは!」
キョウヘイ「ブラッキーは喜びそうっすけど、拡散されたらギリアウトっすよ! 需要の大きさ的に!」
ユウリ「確かにそうだ、望む全てのレディを招待できるわけじゃないからね!」
レッド(すごい王子様のセリフ)
- 754 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 22:28:36.13 ID:qaR7xfqx0
- 〜部屋1〜
トウヤ「ナックルシティのホテルだけあって、内装もアンティーク調だねぇ」
レッド「……高そう……」
トウヤ「あはは……それでも、チャレンジャーのために開放されているらしいからすごいね」
レッド「うん……」
レッド「この地方は……バトルが、馴染んでるかんじ、する……」
トウヤ「馴染んでる、確かにそうかもねぇ。他の地方だとジムバトルは興味あるトレーナーのものだけど」
トウヤ「ここだと、エンターテイメントととして日常に馴染んでる。だから、見られることも多いんだね」
レッド(カントーでも、僕が有名なのトレーナー界隈でだけだし……)
レッド「……カッコよくした方が、いいのかな……可愛いほうが、いい……?」
トウヤ「うーん、そうだなぁ……あまり気にしなくていいと思うよ。そういうのって、受け取る側が勝手に思う事だから」
トウヤ「ヒビキとかコトネから見たレッドがカッコよくて、僕から見たレッドが可愛いようにね」
レッド「そっか……」「……」「?」
トウヤ「ん?」
レッド「?」
- 755 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 22:33:24.00 ID:qaR7xfqx0
- 〜部屋2〜
ホップ「じゃーん! いっぱいあるんだぞ!」
キョウヘイ「ほんとだーーー!? え、よく鞄に入ってたっすね? レッドさんの衣装と同じようなもん……?」
ホップ「いつでも見られるように鞄に詰めてるんだぞ! これが8年前のでこっちが7年前の……これが先月ので……」
キョウヘイ「な、なんつーガチ勢……あ、それなら俺も!」バッ
キョウヘイ「イッシュの大人気アイドル、ルッコちゃんのDVDっす! 今夜は交互に見ていきましょう!!」
ホップ「サイコーなんだぞ〜〜〜〜!!!」
キョウヘイ「いえ〜〜〜〜〜い!!!」
- 756 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 22:39:47.98 ID:qaR7xfqx0
- 〜部屋3〜
マサル「ナックルシティは観光業にも力を入れていてな。歴史ある建物もホテルになってるんだ」
グリーン「へえ〜、すげえな……なんつうか、ちょっと緊張するぜ。高級すぎて……」
マサル「はは、あまり気にしなくていいさ。しっかりと保護してあるからな」
グリーン「だからってよお……カントーには無かったぜ、こんなの」
マサル「カントー……バトル雑誌ではよく名前を聞く地方ではあるが、実際にはよく知らないな」
マサル「よければ、カントーについて教えてくれないか?」
グリーン「カントーについて、な……どう言えばいいかわかんねえよ、何もねえもん」
グリーン「……あ、ジムはいいな。こっちほど派手じゃねえが、いいバトルが出来るぜ」
マサル「へぇ。詳しく教えて欲しいな」
- 757 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 22:40:46.61 ID:qaR7xfqx0
- 視点を向ける部屋 下1
- 758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/13(日) 22:53:00.96 ID:aCLRwNoyO
- ユウリさんの部屋は見れますか・・・?
- 759 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 22:58:13.43 ID:qaR7xfqx0
- 〜ユウリの部屋〜
ユウリ「……」ガチャ バタン
ユウリ「とう!」ポイッ
ユウリ「さ、て……暇だな……」
ユウリ「そういえば荷物の整理してないな」
ユウリ「……」ガサガサ
ユウリ「……あ〜〜♪ 遠き日の〜〜♪」ガサゴソ
ユウリ「燃え盛る〜〜♪ ウインディ〜〜♪」バッ
ユウリ「……ふっ 要練習だな……」
- 760 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 23:04:49.04 ID:qaR7xfqx0
- ユウリ「……」ゴソ
ユウリ「最新のファッション誌、読むか!」
アブリボン「ありゅ〜!」ポン
ワンパチ「いぬわん!」ポン
ユウリ「君たちも気になるか〜〜〜!! よし、一緒に見よう!!」
ユウリ「やっぱり次に買うのはパンツ系がいいかな……いやしかし、あえてのスカート! それもアリなような!」
ワンパチ「ぬぬわん!!!」
ユウリ「ワンパチはパンツ派? ……それは私がパンツスタイルだと一緒に駆け回れるからだろ〜〜!?」ワシャワシャ
ワンパチ「ぬぬわ〜〜〜〜〜!!!」キャッキャ
アブリボン「り〜〜〜!!」
ユウリ「アブリボンは……いや、無理無理。私にそういう可愛い系は無理だって〜……」
- 761 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 23:14:53.00 ID:qaR7xfqx0
- ユウリ「……あ、SNS更新しておこうかな」
ユウリ「今日は〜〜……キョウヘイとカルムとカッコいい写真を上げたから〜……」
ユウリ「少しオフっぽい写真の方が皆嬉しいような……気もする、よし!」
ワンパチ「ぬわ?」
アブリボン「ありゅ?」
ユウリ「可愛らしい君たちとのスリーショット! だーー!!」パシャ
ワンパチ「ぬわー!」・ω<
アブリボン「ありゅ〜〜!」✨
ユウリ「……ふっ、素晴らしい!! いい写真が撮れたよ〜〜!!」
ワンパチ「ぬっぬわ〜〜!」
ユウリ「アップしておいて〜、と……」
ユウリ「そうだ、今日の特番! ルリナさんの密着!!」
- 762 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 23:22:39.25 ID:qaR7xfqx0
-
ユウリ「……よかったな……」ボフ
ユウリ「カッコいい女性って感じで……うん、あれに私流のカッコよさを足してやっていこう……!」
ユウリ「ふ、はーっはっはっは! 高笑いも板についてきたところだしね!」
ワンパチ(ユウリ、たのしそう〜!)
ユウリ「そうだ、今日撮った写真を整理しとこう」
ユウリ「どれどれ……」スッスッ
ユウリ(……私、思ったよりホップの写真を撮ってるな……マサル以外にバレるとイメージがアレだし……)
ユウリ(けど写真の数を減らせる気はしない、ので。他の写真もどんどん撮ってカモフラージュしよう!)
ユウリ「……皆の写真も多いな。ふっ……このゆめかわ写真はよかった……」スッスッ
- 763 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 23:29:46.44 ID:qaR7xfqx0
- ユウリ「……」
ユウリ「彼らのバトル、面白いんだよな……」
ユウリ「エンターテイメント性というよりも……ただ、強いというか」
ワンパチ「ぬぬわ?」
ユウリ「レッドも、キョウヘイも、トウヤも……芯があるんだな」モフモフ
ユウリ「私たちだって強いとは思っているが……うーん、年下のはずなのにベテランみを感じる」
ユウリ「彼らは不思議だな〜……」
ワンパチ「メタタワン」
ユウリ「……ん!? 今変な鳴き声しなかったか!? い、いや気のせいだよな……」
ユウリ「疲れたのかもしれないな、明日もあるし今日は寝よう!」
アブリボン「あぶり〜!」
- 764 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 23:36:30.72 ID:qaR7xfqx0
- 八日目 朝
レッド「…………」パチ
レッド(日の出だ……)
レッド「……」
レッド(どうして僕はパジャマがこんなにファンシーなんだろう)
レッド(ピンクもこもこロリータなんだろう)
レッド(この方が逆に……目覚めにくいのかもしれないけど……!)
レッド(……トウヤに気付かれる前に、着替えて部屋を出よう……)ゴソゴソ
直下コンマ 40以下で目覚める
- 765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/13(日) 23:44:39.87 ID:saOBgW7b0
- トウヤってなんで目覚めたんでしたっけ
- 766 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/13(日) 23:54:06.65 ID:qaR7xfqx0
- レッド(エーフィのせいだっけ……)
エーフィ(覚えてないけど僕のせいだったような気がする……)
レッド(こういうのは大体エーフィのせいな気がしちゃう)
エーフィ(わかる〜)
トウヤ「んん……あれ、レッド? もう着替えちゃうの……?」
レッド「……! お、おはよう……」
レッド(いつものトウヤだ……)
トウヤ「まだ朝早いよ、もう少しそのままでもいいんじゃないかなぁ。ほら、それ暖かいよ」
レッド「……」
トウヤ「いつもレッドは頑張ってるもんね。たまにはゆっくりしてもいいんじゃないかな?」
レッド「…………」
トウヤ「ほら、おいで?」
レッド(最後の一言だけ見たら目覚めてるほうのトウヤと変わらないんだよな……)
- 767 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/14(月) 00:02:59.84 ID:U29kxGal0
- レッド「……だめ」
トウヤ「えーっ」
レッド「代わりに……トウヤも特訓、行こう」
トウヤ「えっ、僕と? ……グリーンとかとじゃなくて?」
レッド「……うん。トウヤ、と」
トウヤ「そっか……うん、わかった。ちょっと待ってね、僕も用意するから」
レッド「……うん」
レッド(トウヤとバトルすることってあんまりないから、楽しみ……)
トウヤ(一歩引いた気でいたけど、ここでは僕もチャレンジャーだもんね。とにかく頑張らないと)
トウヤ「……よし、お待たせ。どこでやる?」
レッド「んー……外……わいるどえりあ、出よう」
トウヤ「あはは、大暴れするつもりだねぇ」
- 768 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/14(月) 00:04:50.52 ID:U29kxGal0
- 今日はここまで。次回は水曜日です
- 769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/14(月) 00:05:23.95 ID:AJJZB/mJO
- おつです!楽しみにしてます!
- 770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/14(月) 00:18:02.24 ID:RJVnoLIE0
- 更新乙
- 771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/14(月) 00:56:45.14 ID:xpCuHqz90
- 乙です
- 772 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 21:00:45.34 ID:rwH1qm4A0
- はじめます
- 773 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 21:06:23.66 ID:rwH1qm4A0
- 〜ワイルドエリア〜
レッド(……めちゃめちゃ霧)
トウヤ「朝だから冷えるねぇ……レッドは大丈夫?」
レッド「だいじょうぶ……」
レッド(こういう状況のバトルは、それはそれで楽しそう)
トウヤ(霧払い覚えてる子はいないなぁ……)
レッド「……特訓。とりあえず、バトルしよ……」
トウヤ「うん、そうだね。あはは、レッドとバトルをするのも久しぶりな気がするなぁ」
レッド「……うん。だから……本気で……!」
トウヤ「わかった。 ……いくよ!」
レッド(……どの子でいこうかな)
レッドの出すポケモン 下1
- 774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/15(火) 21:08:05.80 ID:EPq/IlN60
- 金コイキング
- 775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/15(火) 21:08:16.29 ID:2YopKb5eO
- カビゴン
- 776 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 21:12:33.79 ID:rwH1qm4A0
- レッド「……いくよ、相棒……!」ポーン
金コイキング「おうよ! やってやろうじゃねえの!」
トウヤ「うわーっ、その子かぁ……強いよねぇ、その子。なら、僕はどうしようかな……」
トウヤ「……よし、決めた。ゼクロム!」ポーン
ゼクロム「ばりばりっしゅ!!」バチバチ
金コイキング「すげえ覇気の奴さんが来たなァ!! こいつは……伝説級だぜ!!!!!」
レッド(伝説だからね……)
レッド(電気タイプ……相性は悪いし、ゼクロムは相当強いポケモン……)
レッド(ごり押しじゃ勝てない。作戦を考えないといけないけど……)
金コイキング「おっしゃあ!!! やってやろうぜ相棒!!!」
レッド(……勢いだけで乗り切る気だなぁ、コイキング……)
- 777 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 21:17:26.29 ID:rwH1qm4A0
- レッド(……それなら、その勢いに乗せていった方がいい!)
レッド「コイキング、飛び跳ねる!」
金コイキング「おっしゃァァアアア!!!!」ビョーーーン
トウヤ「え!? そんなコイキングらしい技使えるんだ!?」
ゼクロム「ばりり……」
トウヤ「……っと、ごめんねゼクロム。大丈夫、少し驚いただけだから」
トウヤ「飛び跳ねる……威力も高いけど、隙も大きい技だね。動きをよく見れば、攻撃を避けてから反撃も……」
ゼクロム「……」キョロキョロ
トウヤ「……落ちてこない……?」
レッド「……」ジッ
- 778 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 21:22:42.57 ID:rwH1qm4A0
- トウヤ「それなら……先に当てちゃおうか。ゼクロム、かみなり!」
ゼクロム「ばりばり……」バチバチ
レッド「……コイキング!」
トウヤ「!」
金コイキング「よっしゃあああッッ THE ENDォオ!!!!!!!」ギューーーーン
トウヤ(しまった、かみなりを打とうとする一瞬の隙を突いて……!)
レッド「勢いをつけたまま──たいあたり!!!」
金コイキング「いっけぇぇぇええ!!!」ゴッッッ
レッド(そのセリフ、多分言うべきなの僕……!!!)
ゼクロム「!?!?」ゴンッッ バタ
トウヤ「…………これは、僕の負けだね。ゼクロム、ありがとう」シュウン
金コイキング「反動いってェーーーーー!!!!」ビチビチ
レッド「おつかれ……」シュウン
- 779 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 21:27:32.12 ID:rwH1qm4A0
- トウヤ「すごいね、レッド。まさか、あそこで畳み掛けてくるとは思わなかったな」
レッド「……ジャンプの特訓、コイキングとしてたから……」
トウヤ「それもびっくり。あのコイキング、かみなりとか使うイメージがあったから……ちゃんとコイキングらしい技も使うんだね」
レッド(そう 今回使ったのは全部もともとコイキングが覚えられる技なのである)
レッド「……ただ、飛び跳ねる特訓、しすぎて……」
トウヤ「うん?」
レッド「しばらく、落ちてこなくなることが多くて……」
トウヤ(どういう事なんだろう……飛距離が凄すぎるってことなのかな……)
レッド「それで……空中で勢いつける練習もして……あれが、うまれました……」
トウヤ「そっかぁ……」
レッド「……実戦で、使うのは初めてだった。けど……トウヤに通用するなら、これからも使えそう……」
トウヤ「あはは、そうだねぇ。ただ、対策はされやすいかもしれないから気を付けて」
トウヤ「僕も、対抗策は思いついたからね……でも、奇襲としては本当にいい作戦だと思うよ」
レッド「やった……」
- 780 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 21:32:23.08 ID:rwH1qm4A0
- トウヤ「それじゃあ、ゼクロムも休ませたいし。一旦街に……ん?」
レッド「! ……あの光、確か……ポケモンの……やつ」
トウヤ「うん、ポケモンの巣だねぇ。もしかしたら、大きいポケモンがいるのかも……」
レッド「……」ワクワク
トウヤ「気になる? けど、アレって確か四人くらいいないと……」
レッド「……二人でもいける……と、思う。二匹ずつ、出して……」ワヤワヤ
レッド「僕たちなら、できる……」ジッ
トウヤ「……レッドに、そう言われたら……あはは、頑張るしかないねぇ」
トウヤ「よし、行こうか!」
レッド「うん……!!」
中にいたポケモン 下1
- 781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/15(火) 21:34:17.96 ID:YH3lfAoR0
- ムゲンダイナ
- 782 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 21:42:20.21 ID:rwH1qm4A0
- レッド「…………?」
レッド「知らないポケモン……出てきた……」
トウヤ「これは……僕も知らないポケモンだなぁ。っていうか……」
ムゲンダイナ「むぎょーーーん!!」
トウヤ「大きいね!?」
レッド「……すごい大きい……」
トウヤ「前にダイマックスしてたポケモンの大きさと比較して……元でも20mはあるんじゃ……」
ムゲンダイナ「むぎょーーーーん!!!」
レッド「!」
トウヤ「……考えるのは後にした方がいいみたいだね」
- 783 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 21:46:00.15 ID:rwH1qm4A0
- レッド(大きいし……あの姿……ドラゴンタイプかな)
レッド「それなら……!」ポーン
グレイシア「しあしあー!」(我が名は絶対零度の女王、どのような相手だろうと我が手で凍らせてやるまでよ!)
カイリュー「りゅう!」
レッド「……とりあえず、ボコる!」
トウヤ(あの色……毒タイプかな。妙な姿ではあるけど……)
トウヤ「それなら、君たち!」
- 784 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 21:51:34.62 ID:rwH1qm4A0
- シンボラー「しょあーー!」
ゴチルゼル「ゴチwwww」
レッド(エスパータイプだ……)
トウヤ「大きな相手だし、とにかく体力を削っていこうか」
レッド「うん……グレイシア、ふぶき! カイリュー、りゅうのいぶき!」
トウヤ「シンボラー、ゴチルゼル、サイコキネシス!」
ムゲンダイナ「みゅぎょーーー!?」
レッド「……」
トウヤ「効いてる……ね? とにかくレッド、チャンスだよ!」
レッド「う、うん……!」
レッド(いっけー!)
- 785 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 21:52:22.60 ID:rwH1qm4A0
- 直下コンマ 50以下で捕獲
- 786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/15(火) 21:54:48.30 ID:2YopKb5eO
- いけ〜!!
- 787 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 22:01:09.69 ID:rwH1qm4A0
- ボール「」ヴ ヴ ヴ カチ
レッド「……よくわからない子、ゲット……!」
トウヤ「やったね! ……それにしても、なんてポケモンなんだろうねぇ……」
レッド「……マサルたちなら、知ってるかな……」ポーン
ムゲンダイナ「むぎゃん」
レッド「……かわいい……」
トウヤ「なんていうか、……大きいんだけど……あぁ」
トウヤ「あの子にちょっと雰囲気が似てるよね。べむちゃん」
レッド「……たしかに……?」ポーン
べむ「べべのっむ!」
レッド「ほんとだ……似てるかも」
べむ「ののむ?」
ムゲンダイナ「むぎゃーん」
- 788 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 22:05:38.59 ID:rwH1qm4A0
-
〜ナックルシティ〜
レッド「……という訳で……」
トウヤ「捕まえてきたんだよね」
ムゲンダイナ「むぎゃんぬ」
レッド「よしよし……」
マサル「…………」ポ
ユウリ「…………」カー
ホップ「…………」ン
キョウヘイ「うわーっ、でっかいっすね!? ていうか二人で修行してきたんすか? ズルいっすよ〜〜!」
グリーン「マジかよ……つうか、何タイプだ? デカいしドラゴンか?」
レッド「ドラゴン・どく らしい……」
- 789 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 22:11:46.96 ID:rwH1qm4A0
- マサル「そ、それは……ええと、ムゲンダイナ、だな……」
レッド「! やっぱり、知ってる……?」
トウヤ「ガラル特有の種類なのかなぁって話してたんだよねぇ」
ユウリ「特有の、っていうか……す、すっごい色々あったんだけれどね!?」
ホップ「前凄かったんだぞ!? うわーってなってドカーン!ってなって、ボコー!ってして!」
キョウヘイ「なるほどわからん」
マサル「……以前、ムゲンダイナは色々あって暴走したんだ。それを僕たちが一度バトルして止めてな」
ユウリ「倒した後、ワイルドエリアの何処かへ飛んで行ったようだったから……私たちも探していたのさ。まさか、レッドがゲットするとはね!」
ホップ「けど、前より嬉しそうな感じもするんだぞー! よかったな、ムゲンダイナ!」
ムゲンダイナ「むぎゃー!」😊
グリーン(どの地方も色々起こりすぎだろ……ロケット団が町占拠しただけのカントーって平和なのかもな)
- 790 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 22:18:32.13 ID:rwH1qm4A0
- マサル「はは……まぁ、ポケモンの扱いに慣れているレッドが世話をしてくれるなら安心だ」
ユウリ「ムゲンダイナについての話は、道すがら私がしようじゃないか! そうだ、ムゲンダイナといえば……」
マサル「あぁ……そうだな。ガラルの伝説にも関係しているんだ。エンジンシティのホテルにもあった石像の……」
トウヤ「あの剣と盾を持ったやつだね」
ホップ「そうなんだぞ! その伝説についての資料が宝物庫にあるんだぞーー!!」
ユウリ「本来は限られた人しか入れない場所なんだけれど……責任者に直接聞いてみればいいか!」
トウヤ「へぇ、宝物庫。面白そうだねぇ」
キョウヘイ「ひえー、お城って感じっすねぇ。まぁ響きは結構好きっすけど! 宝物庫!」
レッド(歴史の勉強だ…………)
グリーン「おい、あからさまにしょげてんじゃねえ! お前もたまには勉強しろっての」
- 791 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 22:25:04.39 ID:rwH1qm4A0
-
〜ナックルスタジアム〜
ユウリ「という訳で!! キバナさんを出していただけないかな!!」✨
ホップ「お願いしますなんだぞーーー!!!」
マサル「朝だから、あまりうるさくしないようにな」
キョウヘイ「ジムリーダーさんがその町仕切ってんのはどこも変わらないんすねぇ」
トウヤ「なんか、シャガさんを思い出すなぁ……」
グリーン「ほんとにな、忙しいんだぜジムリーダーって。忙しいんだぜ!!」
レッド「…………」フイ
ジムトレーナー「確か今はモーニングルーティーンを撮っているはず……ちょっと呼んできますね!」
- 792 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 22:29:47.28 ID:rwH1qm4A0
-
キバナ「ユウリ! マサル! ホップ! 久しぶりだな、元気してたか?」
ユウリ「やぁキバナさん! まぁまぁといったところだね、キバナさんは相変わらずみたいだ」
マサル「SNSを見てると、誰からかキバナさんの投稿が拡散されてくるもんな」
ホップ「この間のバトルの写真、カッコよかったんだぞー!」
キバナ「だろ! あれは我ながら映えに映えたなと思ってたぜ!」
レッド(でっっっ か)
キョウヘイ(巨人?)
トウヤ(そういえばトウコがフォローしてたなぁ)
キバナ「で? そっちが……あぁ! 覚えてるぜ、ダンデが推薦してたやつらだろ!」
キバナ「他のジムでも暴れてるのを見たぜ、レッドにキョウヘイにトウヤだな!」
レッド(そして陽キャの気配……!!!)
- 793 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 22:36:57.75 ID:rwH1qm4A0
- キョウヘイ「はい! キョウヘイっす! 開会式は置いといて、実際に会うのは初めてっすね」
キバナ「おう! SNSだと繋がってるんだけどな!」
キョウヘイ「マジでデカいっすね」
キバナ「だろ〜。お前らは中継で見るより小さく見えるな!」
キョウヘイ「うわ〜〜〜!! 腹立つ!!!」
キバナ「……でも、バトルの腕は相当だよな! 見てるだけでもテンションあがったぜ! ダンデが推薦するのも納得だ!」
キバナ「ただ、このオレさまに挑むにはバッジが7個いるんだぜ!」
レッド(なんか凄い既視感)チラ
グリーン「俺こんな派手じゃねえだろ……」
キバナ「……けどな! オレさまに勝ったとして、ダンデに勝てるかどうかは別問題だぜ! アイツはオレの最大のライバルだ!」
キョウヘイ「デジャヴなんすけど……」チラ
グリーン「こんな熱くねえだろ俺は!!」
- 794 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 22:42:08.91 ID:rwH1qm4A0
- ユウリ「バトルに燃えるのはいいがね、今日はその話じゃないのさ!」
マサル「この街の宝物庫の見学許可を貰いに来たんだ」
キバナ「宝物庫の? あぁ……いや、ちょっと待った!」
キョウヘイ「むむっ、これは何か試練が来る気配っす!」
レッド(試練!?)
グリーン「お前が思ってるようなやつじゃねえと思うぞ」
キバナ「歴史を学ぶのは良い事だぜ! それに、ダンデの推薦で三人の連れなら信用も出来る!」
キバナ「ただ、ちょうど午前の投稿写真に迷ってたところだ! 新規挑戦者から一人、このキバナとツーショを撮れ!」
キバナ「それが映えていたら許可を出すぜ! チャレンジャーとの写真は伸びそうだ!!」
トウヤ(トウコみたいだな〜)
キョウヘイ「最近写真関連の話多いっすね! 流石SNS大国ガラル!」
レッド(だ……誰がいく!?)
誰が撮るか 下1 どんなポーズか 下3(コンマが高いほど映え)
- 795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/15(火) 22:44:52.31 ID:YH3lfAoR0
- 緑野郎は馬鹿野郎
- 796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/15(火) 22:45:45.55 ID:jMZcrv/30
- キョウヘイ
- 797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/15(火) 22:46:37.58 ID:EPq/IlN60
- はい
- 798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/15(火) 22:47:39.67 ID:jMZcrv/30
- ジョジョ立ち
- 799 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 22:51:52.12 ID:rwH1qm4A0
- レッド「…………」グイ
グリーン「はあ!? 俺かよ!? 俺はチャレンジャーじゃねえだろうが!」
キバナ「お前は……グリーンだな! カントーのジムリーダーだろ、オレは情報収集も完璧だぜ!」
キバナ「離れた地方のジムリーダー同士がツーショ撮るってのも映えそうだな! よし撮るぜ!」
グリーン「マジかよ!?!?」
レッド「……」ホッ
キョウヘイ「そういえば、グリーンさんってジムリーダーにしては珍しくSNSアカウントないっすよね」
グリーン「何に使えばいいかわかんねえんだよ……あっても見なさそうだしな」
トウヤ(その気持ちはわかるよ……)
グリーン「……で、どんな風に撮ればいいんだよ?」
キバナ「そうだな……あ、オレ二ホンのあの漫画好きだぜ! ジョジョ!!」
キョウヘイ「コラー! 伏せなさいっす!!」
- 800 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 22:56:25.31 ID:rwH1qm4A0
- キバナ「おう! それでそのジョ○ョの」
キョウヘイ(伏せれるんすか やりおる)
キバナ「ジョ○ョ立ち! あれは映えだな!」
グリーン「難易度が高いんだよなあ!! ……ま、いいぜ。やってやろうじゃねえか!」
グリーン「俺はカントー最強のジムリーダーグリーン様だ! こんな写真ごときで日和るかよ!」
レッド(そのフレーズ気に入ってるんだなあ……)
キバナ「良い気合の入り方だな! 期待出来そうだぜ! それじゃあ……撮るぜ!」パシャ スッ
キョウヘイ「撮影から投稿までのスピードが尋常じゃないっすね!」
ユウリ「そうだとも、この一緒に撮った相手に『やっぱアップするのやめて』と言わせないスピード……」
ユウリ「これこそがSNSにおいてガラル最強と謳われるジムリーダーの手腕だね!!」
キバナ「おいおいユウリ、そんな褒めんなって!」
レッド(撮られないようにしなければ…………)
- 801 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 23:01:11.60 ID:rwH1qm4A0
- キョウヘイ「んで、写真のほうは〜っと……結構いい感じっすね?」スッスッ
レッド「みせて……」
キョウヘイ「はーい。ほら、これっすよ」
レッド(グリーンがちっちゃく見える……)
グリーン「結構頑張った方だぜ、普段写真なんて撮らねえからな」
キバナ「そうらしいな? オレのコメント欄なのに、グリーンのレアな写真だーって大騒ぎだぜ!」
グリーン「……へえ? 見せてくれよ」
キバナ「ほら! 流石カントー最強だな、結構ファンがいるみたいだぜ」
グリーン「おお……マジか。いやそうだよな、やべえやつが隣にいるだけで俺も中々……」
レッド(調子乗ってそうなの腹立つ)ゴス
グリーン「ってえ!!!」
ユウリ「カントー最強とガラル最強のツーショ、つまり超最強……というコメントがあるね!」
マサル「はは、二人ともすごいな」
- 802 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/15(火) 23:03:03.96 ID:rwH1qm4A0
- 今日はここまで。次回は明日の22時からです。
- 803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/15(火) 23:04:54.77 ID:zIyt5Taw0
- おつです
- 804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/15(火) 23:05:29.12 ID:jMZcrv/30
- 乙〜です!
- 805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/15(火) 23:05:40.12 ID:EPq/IlN60
- 更新乙です
- 806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/15(火) 23:08:30.38 ID:YH3lfAoR0
- 乙乙
- 807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/16(水) 01:09:31.57 ID:2ckp9N9JO
- 更新乙です
ガラルの人間関係複雑過ぎワロえない
うかつに安価でフィーらせたら事故って罪悪感に苛まれそう
いつメン+緑+アクロマの安心感…
再開記念にちょこっと過去絵蔵出し
http://imepic.jp/uaJodlBX
- 808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/16(水) 01:26:53.34 ID:iTLe5BTkO
- なんかURLそのまま貼るとダメっぽい?
ttp://imepic.jp/uaJodlBX
頭にhを入れてみてください
スレ汚し失礼しました
- 809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/16(水) 01:35:27.69 ID:ps3C93npO
- うーんうまくいかない
以前どっとうpロダ使ったときは大丈夫だったんだけど…
上げられないなら上げられないでまあいいか…
度々スレ汚しすみませんでした
- 810 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 20:58:32.87 ID:j3n8J2jK0
- >>809 こちら見れました 可愛い!!!!!!!!!!!!!! ありがとうございます 見られてハッピー
私のテンションが上がったところで更新はじめます
- 811 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 21:02:23.71 ID:j3n8J2jK0
- キバナ「そういや宝物庫だったな、用件! 行っていいぜ!」
グリーン「そういやそうだったな」
レッド(自撮りの盛り上がり方がすごかった)
キョウヘイ「グリーンさんって思ったより人気なんすね〜」
トウヤ「大人っぽいしかっこいいもんねぇ」
グリーン「お、おぉ……いや思ったよりってなんだよ!!!」
レッド「宝物庫いこう……」スタスタスタ
グリーン「おいレッド待ちやがれコラ!!!!」
ユウリ「ははは! 仲がいいね! それじゃあ私たちも失礼するよ!」ノシ
キバナ「おー! また写真撮ろうなー!」
キョウヘイ「次は俺ともお願いしまーーす!」
キバナ「いいぜ!!!!!」b
- 812 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 21:05:38.42 ID:j3n8J2jK0
-
〜宝物庫前〜
レッド「……結構、遠い……」
グリーン「普通にブティックの向こう側だったな」
キョウヘイ「さっきんとこも、この宝物庫も……同じ建物なんすよね?」
トウヤ「本当に大きいんだねぇ……」
ユウリ「そうとも! 私たちも入れない場所も多くてね、全貌は把握していないんだ」
マサル「場所によっては当時のまま残していて、経年劣化が激しいらしいからな」
ホップ「宝物庫は大丈夫なんだぞー! この上だ!」ダダダ
マサル「こらホップ、あんまり走らないようにな! 足音響くから!」
トウヤ「ふふ……」ホンワカ
キョウヘイ(トウヤさん、人のパパっぷりにほんわかしてるっすけど 普段はアンタがアレなんすよ……)
- 813 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 21:17:23.03 ID:j3n8J2jK0
- 〜宝物庫〜
キョウヘイ「……なんか、イメージしてた宝物庫とは違うっすね」
レッド「……絵が、ある」
グリーン「語彙なさすぎだろ……あれだろ、タペストリーとかいうやつだろ」
マサル「あぁ。ここにある四枚のタペストリーは、ガラルの英雄伝説について書かれたものなんだ」
マサル「五枚目のタペストリーも存在するんだが、それは別の町にある。その時に教えるよ」
ユウリ「ガラルの建国伝承は、主に口伝とこのタペストリーがもとになっていると言われているね」
トウヤ「へぇ……順番は左から、でいいのかな。これは? 人が二人いるね」
ホップ「若者が二人、その二人が願い星を見た……って内容なんだぞ! その次に、空から厄災が現れて困惑する若者たち!」
ユウリ「次が、厄災を追い払う剣と盾……そして平和になり、彼らによって王国が築かれた、というものだね」
レッド「……この、剣と盾……見たことある……」
- 814 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 21:25:02.59 ID:j3n8J2jK0
- ユウリ「そうとも!」ポーン
マサル「やっぱりわかるか?」ポーン
ザシアン「わふ!」
ザマゼンタ「わん!」
グリーン(犬?)
ユウリ「彼らこそ、古にガラルを守ったポケモンなのさ! 言うなれば、伝説のポケモン……だね!」
マサル「つい最近わかった事なんだけどな。それまでは、この若者二人が剣と盾をそれぞれ使い、厄災を退けたと考えられていたんだ」
マサル「実際は、彼らはザシアンとザマゼンタと共に戦ったんじゃないかと思ってる。ポケモンとトレーナーのようにな」
グリーン「へえ。で、その厄災ってのはなんだったんだよ?」
マサル「ブラックナイト、と呼ばれていたんだが……性質からして、ムゲンダイナだったんだろうな」
レッド「……あの子……?」
ユウリ「そうとも! あの可愛い鳴き声に騙されてはいけないとも! 実際は、とてつもない力を秘めたポケモンなのさ」
- 815 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 21:30:24.47 ID:j3n8J2jK0
- キョウヘイ「なら、なおさらレッドさんの手に渡ってよかったっすね〜」
トウヤ「そうだねぇ。僕が知る中で、一番信頼できるトレーナーだよ」
グリーン「厄災と呼ばれたポケモンか……ま、レッドなら何とかするだろ」
レッド(ギラティナとかアルセウスとか レックウザとかルギアとか……色々いるしね……)
マサル「そうだな。実力あるトレーナーのもとにいるのが一番いい。レッドなら、ムゲンダイナとも上手くやっていきそうだしな」
ホップ「今度バトルさせてほしいんだぞー!」
レッド「いいよ……」
レッド(特訓をつけてからだけど)
マサル「確か、イッシュにも二匹のポケモンと、二人の英雄の話があるんだったな」
トウヤ「そうだねぇ。向こうもちょうど建国の時の話だよ……と言っても、神話って言われるほど昔の話だけど」
- 816 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 21:37:48.16 ID:j3n8J2jK0
- キョウヘイ「えーと……双子の王がいたんすよね。でも意見が対立しちゃって、仕えてたポケモンも二匹に分裂したっていう」
トウヤ「そうそう。それが、ゼクロムとレシラムだね。兄は真実を、弟は理想を追い求めたって言われているよ」
レッド(……トウヤとトウコも、双子だ……)
トウヤ「二人は争う内に、どちらも尊重すべきものだって気付いたんだ。だけど、その子孫たちが争いを続けて……」
キョウヘイ「レシゼク激怒、イッシュを燃やし尽くしたのだー! からのスヤァ……って、これ建国神話じゃないっすね!?」
トウヤ「あはは……そのまっさらな状態から、色んな人や色んなポケモンが来て、今の多様性あるイッシュになった〜、って話だよ」
マサル「そうだったのか……興味深い内容だな。滅びで終わる神話だとは思わなかった」
ユウリ「ん? だとしたら、今トウヤが連れているゼクロムはなんでいるんだい?」
トウヤ「うん……まぁ、色々あってね。2年前に、僕が彼を起こしたんだよ。それから、僕の仲間になったんだ」
ホップ「へぇー! ってことは……トウヤは凄いんだぞーーー!!」
マサル「はは、シンプルだがそういう結論になるな」
トウヤ「大したことじゃないよ。色々タイミングが良かっただけだから」
キョウヘイ「ま〜〜〜……それはそれとして、ガラルの伝説って色んな所に痕跡残ってて面白いっすよね〜」
- 817 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 21:42:19.26 ID:j3n8J2jK0
- ホップ「そうなんだぞー! 次に行くラテラルタウンにも面白いものがあるんだぞ!」
ユウリ「そうとも! とんでもない経緯で発見された英雄の像だ!」
マサル「あー……そうだな、経緯はともかくとして、あれも興味深いものだ。早速向かってみるか?」
キョウヘイ「へー? 面白そうっすね!」
レッド「行こ……」
グリーン「修学旅行みてえになってきたな」
キョウヘイ「お、じゃあ夜にでも枕投げ……いや、やっぱナシっす。マサラ人二人はキツイんで」
レッド(がーん)
トウヤ「撮影係としてなら参加したいなぁ」
- 818 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 21:49:24.29 ID:j3n8J2jK0
- ホップ「宝物庫を出て、西に向かうと6番道路! そのまま行くとラテラルタウンに着くんだぞ!」
ユウリ「私のおすすめスポットは、街を出来るときの跳ね橋だね!」
マサル「構造上は橋を上げて、閉鎖することが出来るようになってるんだよな。昔争いがあった時の名残だって言われてる」
レッド(ゲームみたい……)
グリーン「悪魔城ドラキュラみてえだな……」
キョウヘイ「こういう場所で映画ロケしてみたいっすよねー」
〜6番道路〜
レッド「あっ つ…………」
グリーン「一気に荒野になったぞ!?」
キョウヘイ「陽射しが つよい……っすね。 まぶし〜〜」
マサル「はは……そういえば、三人の帽子はこういう時に便利そうだな」
ユウリ「ふむ、キャップか……それもいいんだがね、今の帽子も気に入っているからね……」
グリーン「そういやこの空間帽子率めちゃくちゃたけえよな……」
- 819 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 21:56:00.17 ID:j3n8J2jK0
- トウヤ「僕とレッドはキャップでお揃いだねぇ」
レッド「ねー……」
キョウヘイ「帽子につばがあると、砂嵐の時とかこういう時とか便利なんすよね〜」
グリーン「それはわかるけどよお……七人いて帽子被ってないの二人だけってすげえな」
ホップ「なんかいいなー! オレも帽子欲しくなってきたんだぞ!」
ユウリ「そ、それなら私が選ぼうじゃないか! 次にブティックがあったら楽しみにするといい!」
ホップ「やったー! 約束だぞ!」
キョウヘイ「ところで和やかな中悪いんすけど……この結構切り立った崖、登るんすか?」
マサル「あぁ。といっても、梯子が各所にあるから心配ないさ」
レッド「……楽しそう……だけど……あつい」
トウヤ「乾燥もしてるねぇ……あ、草むらだ」
レッド(……面白いポケモン、いるかな)
草むら「」ガサガサ バッ
飛び出してきたもの 下1
- 820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/16(水) 21:58:39.24 ID:KfylMSbe0
- ガラルデスマス
- 821 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 22:11:39.32 ID:j3n8J2jK0
- ガラルデスマス「でーす?」
レッド「! ……、?」
キョウヘイ「あれ、デスマス……っすか?」
トウヤ「何か……色々違うねぇ」
マサル「リージョンフォーム、ってやつだな。ガラル特有の姿らしい」
ユウリ「といっても、私たちにとってはこっちが馴染み深いんだけれどね」
レッド「……ポケモンなのに、ちょっとヒトっぽい……変な感じ……」
グリーン「は? どういうことだよ」
ホップ「レッド、よくわかったんだぞ! このデスマスは、人の魂が呪いの石板と融合した姿だって言われてるんだぞー!」
キョウヘイ「え!?!? ゴーストタイプってのは知ってたっすけど……そんなんでしたっけ!?」
トウヤ「古代人の魂らしい、みたいなことは聞いたことあったけど……色々違うんだねぇ」
レッド「……普通にゲットできるかな……」
作戦 1,普通にボールを投げる 2,説得 3,そのほか それぞれコンマ判定あり
- 822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/16(水) 22:36:53.88 ID:wruuCHgpO
- 2
- 823 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 22:51:02.80 ID:j3n8J2jK0
- レッド「……こんにちは……」
ガラルデスマス「です!」
マサル「対話か……!」
キョウヘイ「俺、あの情報聞いてからじゃ話せる気しないっすよ……」
レッド「……えーと……僕と、一緒に……来ない……?」✨
ガラルデスマス「ですー!?」ダッ
レッド「……あ!」
グリーン「馴れ馴れしかったんじゃねえの?」
キョウヘイ「陰キャだったのかもしれないっすね……」
ユウリ「私たちの輝きに耐えきれないとは……悲しいね……」✨
- 824 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 22:58:20.37 ID:j3n8J2jK0
- レッド「……次こそ……!!」
キョウヘイ「うえ〜〜……まぁ……ポケモンなら……」
トウヤ「あはは……」(ヨノワール連れてるのに慣れないんだなぁ……)
キョウヘイ「……」
グリーン「俺もこいつと同じくらいのテンションだぜ」
レッド(そういえばそうだった 緑)
ホップ「人の魂だったものがポケモンだって言われるようになるの、面白いなーって思うんだぞ……!」
ユウリ「呪いの石板っていうのもよくわからないしね……」
マサル「はは……ほら、もうすぐラテラルタウンに着くぞ」
- 825 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 23:06:57.42 ID:j3n8J2jK0
-
レッド「……、?」
マサル「どうした? ……あぁ、向こうは化石の復元をしてくれる人がいるんだ」
キョウヘイ「化石といえば、レッドさんなんか貰ってなかったっすか?」
レッド「貰った……鳥の……上半身……」
トウヤ「そういえば、もう半分は見つからなかったねぇ……」
マサル「あー……実は、僕も半分の化石を持っててな。これを渡すといい」
レッド「! ありが……、? どっち……?」
マサル「二個……あってな」
キョウヘイ「え、二個?」
トウヤ「あれ、復元するんだよね?」
ユウリ「まぁまぁまぁ……右と左、どっちがいい?」
レッド「え、っと……」
下1 右か左
- 826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/16(水) 23:13:14.53 ID:SZLjXS/U0
- 提督「嫌われスイッチ?」明石「はいっ」
http://hayabusa3.open2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1427368381/
提督「嫌われスイッチだと?」夕張「そうです!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428849410/
魔剣転生というスレの作者ですが、断筆する事に致しました。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1602503948/
外野の反応に負けてエタった先人たち
彼らの冥福を祈りつつ我々は二の舞を演じない様に注意しよう
- 827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/16(水) 23:16:10.17 ID:wruuCHgpO
- 右
- 828 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 23:31:03.20 ID:j3n8J2jK0
- マサル「あぁ、これだな。そうしたら、これを持っていくといい」
レッド「ありがと……、?」
キョウヘイ「え? これ別のポケモンのやつじゃないんすか?」
トウヤ「首長竜みたいに見えるけど……」
マサル「まぁ、とりあえず持って行ってみるといい」
レッド「う、うん……」
ウカッツ「ん? なんだね君、カセキの復元するのかね?」
レッド「は、はい……持ってるの、これとこれで……」
ウカッツ「わかった、これとこれで復元しちゃって 化石の謎に迫るぞ〜〜!」
ウカッツ「そーれがっちゃんこ! よし、よし、よしっ!」
レッド(がっちゃんこ?)
ウカッツ「目標達成〜! みごとな復元! 太古のガラルで暮らしていた姿が目に浮かぶようだネ!!」
レッド「! みせてみせて……」
- 829 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/16(水) 23:59:25.52 ID:j3n8J2jK0
- パッチルドン「ぱっぢゅん!」
レッド「………… ?」
レッド「えっ…………っと」
キョウヘイ「これ……」
トウヤ「えーと……」
グリーン「これでいいのか? 復元ってよ」
ウカッツ「え? もうバッチリだって!」
パッチルドン「ぱぢゅっ」
レッド(すごいくしゃみしてる……寒いのかな)
レッド「とりあえず……げっとだぜ……」カチ シュウン
- 830 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/17(木) 00:00:50.41 ID:MDrCosP80
- 皆さん色々お気をつけて 今日はここまで。 次回は金曜日です
- 831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 00:03:02.73 ID:2l/SZvT20
- おつですー 地震お気をつけてください
絵描ける人って凄い(小並感)
- 832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 00:10:10.72 ID:Gnp1gZ6+0
- 乙です。
皆さん本当にお気をつけて。
命あっての物種ですよぅ。
- 833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 00:56:19.77 ID:NK2AYmBLO
- >>810
自分の環境だとエラーが出るのは一体なんなのか???
何はともあれ喜んでもらえたなら良かったです
更新乙でした
- 834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 01:10:13.14 ID:iGWFecLB0
- 更新乙 久々にデカかったっすね
- 835 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 16:25:18.31 ID:neuHD4b40
- 書き込みテストがてら
ツイッターで告知した通り、今日の夜更新です
- 836 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 20:59:22.54 ID:U/VbY5q00
- はじめます
- 837 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 21:05:18.84 ID:U/VbY5q00
- レッド「前回のあらすじ……パッチルドン、げっとだぜ」
パッチルドン「ばっぢゅん!!」ガタガタ
トウヤ「えーと……説明を求めてもいいかな?」
マサル「あぁ……ガラルだと、見つかる化石のパーツがまちまちでな。どうやら、全身丸ごとの化石は見つかっていないらしいんだ」
マサル「彼は、今見つかっている化石のパーツからポケモンを復元できることを発見し……この状態こそ、正しい古代生物の形であるとしている」
キョウヘイ「それにしては〜〜……なんか、己の冷たさに振り回されてる感じがあるっすけど!?」
ホップ「それ故に絶滅したって言われてるんだぞ〜」
グリーン「ああ……それなら納得いく、のか?」
ユウリ「少し不思議ではあるが、ポケモンである事には変わりない。大切にしてあげてくれたまえ!」
レッド「うん……特訓、頑張ろうね……」
パッチルドン「ばぢゅ!」
- 838 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 21:12:34.67 ID:U/VbY5q00
- マサル「こっちの道を行けばラテラルタウンだな」
ホップ「見せたいものがあるんだぞーー! 早く早くー!」
レッド「?」
ディグダ像「」
レッド「!?」
キャシオン「うわー! すげーっ、デカいディグダっすね!?」
トウヤ「配置的にはダグトリオのこともイメージしてるのかな」
レッド(そっか……二人は手持ちにいるもんね、ダグトリオ)
グリーン「デカイし立派ではあるが……すげえセンスだな」
ユウリ「なんと言ったって、ラテラルタウンは古代芸術の街でもあるからね!」
ホップ「遺跡もあるんだぞー!」
レッド(ジムもある……楽しみ……)
グリーン「お前は本当にバトルのことしか考えねえよなあ」
レッド「……」ムン
- 839 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 21:17:07.55 ID:U/VbY5q00
- ユウリ「ふっ、ジムチャレンジも中盤だからね!そう感じるのも無理ないとも!」
マサル「それに、ここのジムリーダーとはレッドも気が合うと思う。交流を深めてみてもいいかもな」
ユウリ「あぁ、それは私も考えていたところだとも! きっと意気投合するさ、」
ユウリ「オニオンと!」
マサル「サイトウとな」
ユウリ「……」
マサル「……」
キョウヘイ(めちゃくちゃ微妙な感じで顔を見合わせてるっすね……)
トウヤ「そういえば、ジムリーダーは二人なんだったねぇ。今日は誰なんだろう?」
ホップ「行ってみたら多分わかるんだぞー! もちろん、その前に観光してみるのもいいと思うんだぞ!」
レッド(どうしよう……)
何するか
1.ジムチャレンジ 2.遺跡に行く 3.ほりだしもの市 下1
- 840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 21:38:10.66 ID:K86/BGbn0
- 3
- 841 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 21:43:26.66 ID:U/VbY5q00
- レッド「……ほりだしもの、ってなんだろう……」
ホップ「気になるなら早速行くんだぞーー!」
レッド「うん……!」
〜露天商〜
男性「お宝売ってるよ……」
キョウヘイ「既にもう怪しいっすけど」
トウヤ「そう?」
キョウヘイ「露天商ってのは大体……特に街で管理されてる訳でも無さそうっすし……」
レッド「……おたから、ってなんですか……」
男性「お、気になるかい? お宝気になっちゃうかい?」
レッド(気になるか気にならないかでいえば、気になる)コク
男性「一個限定、3000円だよ……中身は買ってからのお楽しみ」
レッド(あんまり嬉しいものじゃなかったときに嫌な気持ちになる値段)
- 842 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 21:47:08.66 ID:U/VbY5q00
- キョウヘイ「そんじゃ俺が金出すっすよ」
レッド「……」
キョウヘイ「いいんすよー、普段無駄に稼いでる自覚はあるっすからね」ポン
男性「たしかに3000円……それじゃあ、お宝を進呈だ」
キョウヘイ「あ、受け取りはレッドさんおなしゃす! その方が良いもの出そうっすし」
レッド「わ、わかった……」
グリーン「お宝ねえ……本当に良いもん入ってんのか?」
マサル「店員さんの目の前で言うことじゃないぞ……まあ、まちまちだけどな」
ユウリ「使えるものは多い……と、思うけれどね、たまに変なものが混ざってる事はあるとも」
ホップ「ポケモンに持たせられる道具も多いから、そこは助かるんだぞ!」
レッド(……良いものでありますように)パカ
中身 下1
- 843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 21:48:03.14 ID:7oGrlCjK0
- アクピーキーホルダー
- 844 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 21:55:17.38 ID:U/VbY5q00
- レッド「…………?」チャラ
マサル「なんだ、それ? ……キーホルダーか?」
ユウリ「ふむ? ピンク色のタコ……可愛いと言えなくもない……けれど、みたことあるような……」
キョウヘイ「ちょっと!! 何すかこれ!!! 何すかこの触覚!!!! めちゃくちゃ嫌なんすけど!!!!」
トウヤ「眼鏡もかけてるし、これは確信犯かなぁ……」
男性「箱に入ってたんならお宝だよ……」
グリーン「完全ランダムのガチャガチャみてえなクオリティだな……」
レッド「……頭を押すと、しゃべるって……」ポチ
アクピー『ポケモンを強くしてみせますっピ!』
キョウヘイ「は、腹立つぅ〜〜〜!!! 破壊してぇ〜〜〜〜!!!! これは流石にごみくそっすよ」
マサル「こら、言葉が悪いぞ」
レッド(あんまり使いたくないかもしれない)ポチ
アクピー『超高速理解(わか)りましたっピ!』
キョウヘイ「わかるのかよ!!!」
- 845 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 22:01:24.97 ID:U/VbY5q00
- レッド「……」ポチ
アクピー『科学でキュレムを強くすればいいんですっピね!』
レッド「……」ポチ
アクピー『これはハッピーフリゲートですっピ!』
キョウヘイ「ちょっとレッドさ〜ん、気に入らないで欲しかったっすよそれ〜〜〜!」
グリーン「おいお前マジで気に入ったのかよ!?」
レッド「なんか……面白くはある……」
トウヤ「あんまり一気に面白く感じちゃうと、飽きた時に捨てる他無くなっちゃうから気をつけてね」
ユウリ「あぁ、どうしてあの時はあんなに面白く感じていたのか……となるやつだね!」
キョウヘイ「マジでこの触覚腹立つ〜〜〜……」ペシ
アクピー『ピ〜』
キョウヘイ「……」イラッ
トウヤ「キョウヘイ、本気になるのはやめようね……」
- 846 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 22:08:36.64 ID:U/VbY5q00
- レッド(何で僕あんなに面白がってたんだろう……)
グリーン「飽きるのも早えな……燃えるゴミだぞそれ」
トウヤ「今度あったら元ネタの人にあげてみる?」
レッド(機械だし喜ぶ……のかな)
レッド「……どう思う……?」
キョウヘイ「なんで俺に聞くんすか〜! ……まぁ、あげたら喜ぶと思うっすよ。中身より、レッドさんに貰ったってことで喜びそうっすけど……」
ホップ「凄いぞ! どんな反応が来るのかもわかっているんだな!」
キョウヘイ「わかりたくね〜〜〜っ!!!」
レッド(……ひと盛り上がりしたし、ジムに行ってみようかな……)
〜ラテラルスタジアム〜
レッド「……」キョロキョロ
マサル「ん、どうした?」
レッド「……ひと、少ない……?」
ユウリ「フッ……そうだとも! エンジンシティは最初の難関。カブさんを越えられないチャレンジャーも多いのさ!」
マサル「ここからも、また強豪ぞろいだ。頑張れ!」
レッド「……うん」
今日のジムリーダー 偶数でサイトウ 奇数でオニオン 直下コンマ
- 847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 22:23:46.69 ID:V4mlgK/W0
- 108-130-95-80-85-102
- 848 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 22:34:10.29 ID:U/VbY5q00
- レッド「……」
レッド(ゴーストタイプの雰囲気を感じる)
観客「今日のジムリーダー、オニオンくんらしいよ!」「えー! 私ファンだからちょーうれしー!」
レッド(オニオンくん……男の子なんだ)
〜スタジアム内〜
レッド「……コーヒーカップ……」
ジムトレ「これに乗っていただき、下に向かっていただきます! 壁にぶつかったらぐるぐる回って抜けてくださいね!」
レッド「………………………………」
〜観客席〜
グリーン「マジかよ!? 大丈夫かよあいつ……」
マサル「どうしたんだ?」
グリーン「あいつ、乗り物に酔いやすいんだよな……リザードンやらラティアスなら平気なんだけどよ」
ホップ「それだと大変かもしれないんだぞ!!」
ユウリ「半端なく回されるからね、あのコーヒーカップ……!」
グリーン「くそ、先に調べときゃよかったな……」
- 849 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 22:47:32.44 ID:fwHMMA7X0
- レッド(コーヒーカップ……酔うとは思うけど、困難には立ち向かってこそ)
レッド(いつまでも乗り物酔いしている僕じゃないところを見せる……!)ガチャ
実況『レッド選手、覚悟を決めたような表情でコーヒーカップへと乗り込んでゆきます!』
レッド(これを乗り越えて……バトルにも……勝つ!!!)バタン
〜控室〜
キョウヘイ「めちゃめちゃ覚悟決めてそうっすね……」
トウヤ「レッド、大丈夫かなぁ……」
レッド「…………」
レッド「…………!?」
レッド「?!?!?!?!?!?!?!?!?」
レッド「、 あ」
レッド「ーーーーーーーー!?!?!?」
〜観客席〜
グリーン「レッドーーーーー!!!」
ホップ「い、今までにないぐらいレッドが大変そうなんだぞ!?!?」
マサル「大丈夫か? 下に行って降りたらすぐバトルだぞ……!」
ジムトレ「だ、大丈夫ですかな?」
レッド「………………」ポーン
ダークライ「……」
ジムトレ(この殺気……強いッ!!!)ポーン
バケッチャ「ばちゃ!」
レッド「……!」
ダークライ「……」グッ ブンッ
バケッチャ「ちゃばーー!?」バタッ
ジムトレ「い、今の一瞬でシャドーボールを!?!?」
- 850 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 22:54:19.33 ID:fwHMMA7X0
- マサル「す、凄いな……杞憂だったか?」
ユウリ「息もぴったりだったね……」
グリーン「あいつ……相当ヤバイみてえだな。今のバトル、ほとんどポケモンにまかせっきりだったぜ」
ホップ「そ、そうなのか!?」
グリーン「おう、多分今の指示、『ちょっと今余裕ないから頑張って』みたいな感じだと思うぜ」
マサル(あの沈黙からどうやってそこまで読み取ってるんだ……)
レッド(あの後も……回ってバトルしたけど、まだもう一回ある……!?)
レッド(目がぐるぐるする もうだめかもしれない いや 駄目じゃない 勝つ!!!!!)ガチャ バタン
レッド「……ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」グルグルグルグルグルグルグル
レッド「…………、……」
レッド「……」フラ ガチャ
レッド「…… …… ……」ポーン
ダークライ「……」チラ
ジムトレ「も、もうバトルの準備は出来ているようだな……! 俺を倒してジムリーダーのもとまでたどり着けるかな!?」
直下コンマ 高ければ高いほど乗り物酔い
- 851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 23:33:33.48 ID:V4mlgK/W0
- ksk
- 852 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 23:40:36.79 ID:fwHMMA7X0
- レッド「…………!」ポーン
ダークライ「…………」
グリーン(あいつもう全部ダークライで乗り切る気か……?)
ジムトレ「ぐわぁーーーー!!!!」
レッド(とりあえず人権は失わないでよさそう ジムチャレンジ、達成……!)グッ
〜控室〜
キョウヘイ「だ、大丈夫そうっすよ!! よかった〜〜〜!!」
トウヤ「よかったー!! あとはもう安心して見られるね……」
キョウヘイ「一応本番はここからっすけどもね!」
〜スタジアム バトルフィールド〜
レッド「…………」ザッザッ
オニオン「…………」ザッザッ
レッド「…… …… ……」
オニオン「……オニオンです」
レッド「……レッド、です……」
オニオン「……」
レッド「……」
オニオン「……い、いきます……!」
レッド「…………」コク
ホップ「こんなに静かなバトル開始、初めて見たんだぞ!?」
ユウリ「タイミングが掴めずレフェリーも慌てているね!」
マサル「あー……確かに、これは似た者同士かもな……」
- 853 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 23:49:26.91 ID:fwHMMA7X0
- オニオン「……がんばって……!」ポーン
ヨノワール「よのわわ……」
レッド「……」ポーン
ダークライ「……」
オニオン「……その子……」
レッド「……大丈夫……」
オニオン「わ、わかりました……!」
実況『聞いている側としてはまったくわからない会話が繰り広げられている!』
実況『もしやチャレンジャー、オニオンと相対するほどの不思議パワーの持ち主か!?』
レッド「……いくよ……!」
ダークライ「!」バッ ブンッ
ヨノワール「のわ!?」バタッ
オニオン「……ヨノワールが、一撃で……」
オニオン「そっか……その子……とっても仲良し、なんですね……」
レッド「…………」
ダークライ「……」
オニオン「それなら……、」ポーン
ポットデス「じゃば……」
- 854 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 23:55:28.14 ID:fwHMMA7X0
- レッド「……」スッ
ダークライ「……!」ブンッ
ポットデス「ぶじゃば!」バッシャ
レッド(あ、耐えた)
オニオン「……たえ、ます……」「ギリギリだけど……」
オニオン「……こっちも……シャドーボール……!」
ポットデス「じゃばーー!!」ゴゴゴ ブンッ
ダークライ「!」
レッド「……ダークライ」
ダークライ「……」コク バッ
オニオン「! いなくなった……」
ポットデス「じゃばすくりぷと……」キョロキョロ
ダークライ「!」バッ ゴンッ
ポットデス「ぱりーん!」バタッ
オニオン(ふいうち! ……ぶつり技は、難しかったね。ポットデス……)シュウン
オニオン「……次で、最後の一匹……です」
- 855 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/20(日) 23:59:17.88 ID:fwHMMA7X0
- オニオン「最後……寂しいね……怖いね……でも……」
オニオン「がんばろう、ゲンガー……!」ポーン
ゲンガー「げぇん!!」
レッド「……」
ダークライ「……」コク
レッド「……」シュウン ポーン
レッド(ダイマックス、するはず。だとしたら、今のダークライには少し大変)
レッド(……ゴーストタイプか、あくタイプが、いいかな……それ以外でも勝てるけど)
レッド(僕の仲間の中だと……今戦いたそうなのは……)
出すポケモン 下1
- 856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 00:15:34.91 ID:4u3i0wgP0
- アブソル
- 857 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 00:24:21.56 ID:IyDDgXbU0
- レッド「……」ポーン
アブソル「そるっ」「……?」
レッド(メガシンカは出来ない ごめんね……)
アブソル「そる!」
レッド「……うん」(それがなくても戦えるように、シロガネ山で特訓してきたもんね)
オニオン「あくタイプ……怖いね……大丈夫……」
オニオン「……ゲンガー、キョダイマックス」シュウン ポーン!
キョダイゲンガー『げえええ ええ えええん……』ゴゴゴ
オニオン「闇で包んで……!」
レッド「……アブソル、いくよ……」
アブソル「そる!」シュウン
レッド(メガシンカとはちがうけど これはこれで 面白いと思う!)ポーン
ダイアブソル『そーーーーる!!』ズシン
レッド(……楽しそう)
- 858 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 00:32:32.94 ID:IyDDgXbU0
- オニオン「逃がさない……こっちにおいで……ゲンガー、キョダイゲンエイ……!」
レッド「……正面から、ダイアーク……!」
キョダイゲンガー『げえええええええええん!!!』ゴゴゴゴゴ
ダイアブソル『! そるーーーーっ!!!』ブンッ
オニオン「! 闇が……切り払われる……!」
レッド「……暗いのも、楽しいけど……」
レッド「今日のバトルは……見せたいやつが、いるから……」
グリーン「あいつの戦い方、変わらねえな」
マサル「へえ、そうなのか?」
グリーン「変わらねえよ。変わらねえまま、強くなっていきやがる」
オニオン「……!」
キョダイゲンガー『げええん……』バタッ シュウン
オニオン「……すごい……ボクの、まけです……」
- 859 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 00:35:36.12 ID:IyDDgXbU0
- オニオン「つよかった……あの、レッドさん、ですよね……」
レッド「……」コク
オニオン「……」
レッド「……」
オニオン「お、応援……してます! これ、その、ゴーストバッジ、です」
レッド「……ありがとう」
レッド(バッジ、ゲットだぜ)
オニオン「……よければ、また……お話、してくれませんか……」
レッド「……うん。いいよ……」
オニオン「ありがとうございます……夜、おむかえにいきますね……」
レッド「まってる……」
〜控室〜
キョウヘイ「会話だけ見るとめっちゃホラーなんすけど」
トウヤ「レッドは全然気にしてなさそうだねぇ」
キョウヘイ「レッドさんっすもんねー……」
- 860 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 00:37:41.45 ID:IyDDgXbU0
- 今日はここまで。
SS速報くんめちゃめちゃ重くて書き込みに苦労するので、次スレから引っ越しを視野に入れてます
掲示板式で他にいいところ……どこなんだろう 探してみます とりあえずの報告でした
- 861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 00:42:36.50 ID:moPdBW3c0
- 乙でした
- 862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 01:44:38.93 ID:4u3i0wgP0
- 乙乙
報告あざす
- 863 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 20:59:55.21 ID:IyDDgXbU0
- はじめます
- 864 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 21:05:53.54 ID:IyDDgXbU0
- 〜観客席〜
レッド「……」v
ホップ「レッド、もう体調は大丈夫なのかー!?」
レッド「バトルしてたら……治った……」
グリーン「お前はほんと単純だよな」
レッド(うるさ……)ベシ
グリーン「やめろやめろ」
ユウリ「フ、仲がいいことは素晴らしいことだ……!」
マサル「そうだけどな、そろそろトウヤの出番だぞ」
レッド「! ……」イソイソ
〜スタジアム〜
ジムトレ「コーヒーカップです!」
トウヤ「ですねぇ」
トウヤ(確かにぐるぐる回るし、全体の把握は難しそうだけど……さっきレッドの挑戦を見てたから、なんとかなるかな)
- 865 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 21:09:55.35 ID:IyDDgXbU0
-
トウヤ「だめかもしれない〜〜〜〜〜〜!!!」グルグル
トウヤ「お、思ったより回るっ……」
トウヤ(けどここで左にいけば、最低限の被害で済むはず!!!)グルグル
〜観客席〜
レッド(見てるだけで酔いそう)
マサル「あれは大変だよな……トウヤはああいうの苦手なのか?」
レッド「ふつう、だと思う……」
ユウリ「だとしたら大変だろうね! あぁ、普通の人にアレはつらいとも……」
グリーン「でも、なんだかんだ最短ルート通ってるよな……」
レッド(トウヤ、すごいな〜……)
ぐるぐる度 下1コンマ(高いほどぐるぐる)
- 866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 21:22:15.23 ID:moPdBW3c0
- はい
- 867 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 21:32:43.28 ID:IyDDgXbU0
- トウヤ「あはは、大変だったねぇ」スッ スタスタ
〜観客席〜
レッド(凄いまっすぐ歩いてるーー!!)
グリーン「あいつ……かっけえじゃねえか!!」
ユウリ「何ィ!? な、なかなかやるね……!」
〜バトルフィールド〜
トウヤ「こんにちは」
オニオン「こ ……こんにちは……オニオン、です……」
トウヤ「僕はトウヤです、よろしくね」
オニオン「は、はい……! い、いきます!」ポーン
シャンデラ「しゃあ〜〜〜〜ん!」
トウヤ「見慣れたポケモンが出てくると安心するなぁ……」
トウヤ「この子にぶつけるなら……」ポーン
カイオーガ「ぐおーーーう!!!」
〜控室〜
キョウヘイ「やりおったーー!! やりおったでこいつ!!!」
- 868 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 21:43:23.25 ID:IyDDgXbU0
- オニオン「……!!」
トウヤ「あはは、びっくりするよね……大きいし」
トウヤ「けど、あまり動揺はしないほうがいいよ。ポケモンにも伝わるからね……カイオーガ!」
カイオーガ「ぐおおおおおお!!!」バーーーッ
シャンデラ「しゃあーーー!?!?」
オニオン「あ、っ……シャンデラ……!」
トウヤ「僕はこの子のまま戦うよ。次はどうする?」
オニオン「……サニゴーン!」ポーン
サニゴーン「さあにい……」
トウヤ「確か……ゴーストタイプだけ、だったかな。それじゃあ試しに……カイオーガ!」
カイオーガ「ぐおおおおおおおおお!!!!」バーーーッ
サニゴーン「さにい……!」
トウヤ「……なるほどね」
- 869 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 21:51:41.92 ID:IyDDgXbU0
- オニオン「まだまだ……まだです……、サニゴーン、ちからをすいとる……!」
サニゴーン「さああ……にい……!」ギュウウ
カイオーガ「ぐおお!!」
トウヤ「! 回復されちゃったかぁ……それに、攻撃も下げられちゃったね」
トウヤ「うーん……けど、ここは突破できそうかな。カイオーガ、アクアテール!」
カイオーガ「ぐ、おおおお!!!」ブンッ
サニゴーン「さにーー!!」バタッ
オニオン「あ……最後の、最後の一匹……寂しいね……大丈夫……」
オニオン「……ゲンガー!」ポーン
ゲンガー「げえん!」
トウヤ(……さて、どうしようかな。あくタイプのポケモン持ってないから、僕自身が悪役っぽくなることで対応してたけど)?
トウヤ(このゲンガーもキョダイマックスするはず……カイオーガでも無理やり相手出来るかもしれないけど、攻撃も下がってるし……)
1,続投 2,手持ち入れ替え 下1
- 870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 22:56:28.29 ID:9UMYTBfpO
- カイオーガって特殊型じゃなかったっけ?
1の続投で
- 871 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 23:09:50.29 ID:IyDDgXbU0
- トウヤ(確かに特殊技でごり押しすればいっか……)
トウヤ(……元々大きいカイオーガがダイマックスしたらどうなるか、僕も気になるしね)
オニオン「……闇で包み込んで……キョダイマックス……!」ポーン
キョダイゲンガー『げえええええん!!!』
トウヤ「カイオーガもやってみようか。ダイマックス!」ポーン
ダイカイオーガ『ぐおおおおおおおおおおおおお!!!!』
〜観客席〜
レッド(劇場版?)
マサル「スケールがすごいな!」
ユウリ「周りが暗い分、闇落ちしたみたいに見えるね……」
オニオン「……ぶつけあい、ですね……」
トウヤ「そうだねぇ……どうなるかな」
オニオン「真っ暗な……海には、友達がたくさん……ゲンガー、キョダイゲンエイ……!」
トウヤ「それなら、みんなまとめて流しちゃおうか。ダイストリームをぶつけちゃおう!」
実況『これは……水しぶきの気配! こちらのジムはバウスタジアムと違い濡れることはないのでご安心を!』
トウヤ「いいことを聞いたね。それじゃあカイオーガ、全力で!」
- 872 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 23:17:51.95 ID:IyDDgXbU0
-
〜観客席〜
トウヤ「お待たせ〜、バッジ貰って来たよー」
レッド「おかえり……」
グリーン「お前、たまに大人気ねえよね……」
トウヤ「あはは、バトルはいつだって全力だからねぇ」
マサル「かなりの迫力だったな……」
ホップ「すっごかったんだぞーーー!!!」ブンブン
ユウリ「ふっ、ホップには好評だったようだね……」
マサル「お、キョウヘイの番が来たみたいだな」
レッド「……キョウヘイは、ぐるぐる得意だけど……」
トウヤ「あぁ……ここの雰囲気は苦手かもね?」
〜スタジアム〜
キョウヘイ「暗い!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キョウヘイ「いや 落ち着くっすよ俺……今回はスタジアム、色んな人が見てるわけで」
キョウヘイ「当然俺のファンも見てるわけっすから! カッコ悪いとこは見せらんないっすね!!」
- 873 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 23:23:12.31 ID:IyDDgXbU0
-
キョウヘイ「わーーーーーーい!!!」グルグルグルグル
キョウヘイ「ちょっとコントロールは難しいっすけど、慣れればいけるっすねこれ!」
キョウヘイ「何がいいって、回っちゃえば周りの暗さが気にならないところっす!! ……と、チェックポイントっすね」
キョウヘイ「道中のバトルもサクサク終わらせ……」
ジムトレ「ゴーストの強さ、お見せしよう……」ヌッ
キョウヘイ「うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
ジムトレ「」キーーーン
キョウヘイ「あーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」ポーン
キリキザン「……」
怖かった度 直下コンマ
- 874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 23:30:22.22 ID:9UMYTBfpO
- てい
- 875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 23:38:00.21 ID:4u3i0wgP0
- 言うほどでもないな
- 876 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 23:39:26.68 ID:IyDDgXbU0
- キョウヘイ「なんだ、よく見たらただのじいちゃんばあちゃんっすね!」
ジムトレ「失礼な! まだまだ現役じゃわい!」
キョウヘイ「あっすません!!」
〜バトルスタジアム〜
キョウヘイ「普通のスタジアムなの助かるっすね〜〜……お」
オニオン「……今日は、お客さんがいっぱい……よかったね、淋しくないね……」
キョウヘイ(こええ…………)
オニオン「……こんにちは、オニオン、です……」
キョウヘイ「こんちわ! 俺はキョウヘイっす! よろしゃす!!!」
オニオン「…………」ジッ
キョウヘイ「……えっと」
オニオン「あ……す、すみません……まず、バトルを……!」ポーン
ヨノワール「よのわわ……」
キョウヘイ「エッなになになになに!? と、りあえず キリキザン!!」ポーン
キリキザン「じゃきん!」
- 877 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 23:49:30.84 ID:IyDDgXbU0
- キョウヘイ「ヨノワール……なら、残念なことによーく知ってるんすよねー」
キョウヘイ「まぁ世のヨノワールは悪くないんすけど! 残念なのは一個体だけなんすけど!」
〜観客席〜
レッド(世の ヨノワール!?)ガタッ
キョウヘイ「先手を取って撃破っすよ! キリキザン、辻斬り!」
キリキザン「じゃきん!」ザシュッ
ヨノワール「よのわ……、のわ!!」キィン
キリキザン「!」
ヨノワール「……」バタッ
キョウヘイ「げ、今の……」
オニオン「……かなしばり、です……最後の力を……ふり絞って……」
キョウヘイ「うげ〜〜〜……困る〜〜〜……」
- 878 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/21(月) 23:58:42.63 ID:IyDDgXbU0
- オニオン「……次は……この子……!」ポーン
シャンデラ「しゃあ〜〜ん!」
キョウヘイ「げ」
キリキザン「……」
オニオン「……影の動きは、すっごく速いんです……光に頑張ってついていくから……」
オニオン「回り込んで……火炎放射!」
シャンデラ「しゃあ〜〜〜ん!!」ボオッ
キリキザン「!!」
キョウヘイ「キリキザンーーー!! ぎ、ギリ耐えっすね……! つーか絵面がめっちゃイッシュでいいっすね今」
キョウヘイ「なんて言ってる場合じゃないっす! 一か八かだったっすけど、かかったっすね!」
キョウヘイ「しっぺ返し!」
キリキザン「……、じゃきん!」バッ
シャンデラ「しゅあ〜〜!」バタッ
キョウヘイ「うし、なんとか……あ!?」
キリキザン「じゃ、き……!」ボオッ バタッ
キョウヘイ「……ほのおのからだ〜〜〜!!!」
- 879 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/22(火) 00:03:40.73 ID:T3OyjUj/0
- オニオン「……最後の一匹……悲しいね、寂しいね……」
オニオン「すぐ……友達を……増やしてあげる……」
キョウヘイ「怖いっすよお〜〜〜……、ごほん」
キョウヘイ「だーっはっはっはァ! すぐにお友達のところに送ってやるっすよ!!」
オニオン「ひ……!」
キョウヘイ(え? 逆に怖がられてしまったっす 申し訳無……)
オニオン「……ゲンガー、キョダイマックス……!」ポーン
キョダイゲンガー『げえええええん!!!』
キョウヘイ「さ、て そうくるっすよねーー……」
キョウヘイ「相打ちを狙うか〜、ちゃんと耐えて倒すか……」
出すポケモン 下1
- 880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 00:17:15.97 ID:1IdDzS1I0
- あえてヨノワール
- 881 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/22(火) 00:27:07.40 ID:T3OyjUj/0
- キョウヘイ「マジか……いやまぁ、ゴーストにはゴーストをぶつけるんすよ!!」ポーン
ダイヨノワール『世界の中心で愛を叫びます!!!!!』
キョウヘイ「叫ぶな!!!!!!!」
オニオン「……素敵なお友達ですね……ボクらも負けない……」
オニオン「……キョダイゲンエイ……!!!」
ゲンガー『げえええええええええええん!!!!!!!』ゴゴゴゴ
キョウヘイ「よしヨノワール、特攻! パワーに任せてダイホロウっす!!」
ダイヨノワール『はい!!!!!!!! この身砕けても!!!!!!』ゴゴゴゴ
実況『呪いのパワーがぶつかり合う!! これはどちらも倒れたか!?』
ゲンガー『げええん……』バタッ
ヨノワール『勝ったーーーー!!! 勝ちましたよ!!!』フラフラ
キョウヘイ「なーんだ、一緒に倒れてくれると思ったんすけどね」
ヨノワール(そう言いつつ、倒れない事を計算の上で指示をしているの知ってますよ……)
- 882 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/22(火) 00:34:45.48 ID:T3OyjUj/0
- オニオン「あ、ありがとうございました……強かった、です……!」
オニオン「ゴーストバッジ……どうぞ……!」
キョウヘイ「あざっす! ……ところで、最初に見てたのって……」
オニオン「…………えっと……」
キョウヘイ「もーーー!! なんで視える系の人みんな同じリアクションなるんすか!!」
オニオン「………………」
〜観客席〜
キョウヘイ「いえーい勝ったっすよ!」
レッド「おめでとう……」
トウヤ「良いバトルだったねぇ」
キョウヘイ「そうっすよねーー!!」
マサル「あぁ、キリキザンとシャンデラの戦いが特によかったな……」
ホップ「オレは最後の立ってたヨノワールがカッコよかったと思うんだぞ!」
- 883 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/22(火) 00:36:21.05 ID:T3OyjUj/0
- 今日はここまで。明日も21時からです(終わりは早め)
- 884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 00:44:05.76 ID:ouBBBQUl0
- 乙ですタ
- 885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 00:55:46.54 ID:w3jngAkvO
- 乙
- 886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 02:17:22.47 ID:1IdDzS1I0
- 乙です
某フヒヒの人でも見えてたんですかね
- 887 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 21:00:10.68 ID:T3OyjUj/0
- はじめます
- 888 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 21:05:51.87 ID:T3OyjUj/0
- 〜ラテラルタウン〜
マサル「グリーンから見て、ガラルのジムバトルはどうだった?」
ユウリ「素晴らしいだろう、そうだろう!」
グリーン「なんつうか……面白いよな。技が当たるたびに歓声が起きて、最後の方は応援歌まで流れてたろ」
グリーン「カントーじゃ、バトルってのはトレーナーだけのもんだが……こっちじゃそうじゃないんだな」
グリーン「確かに、これは町おこしにうってつけだよな。バトルを見るために人が大移動する訳だ」
レッド「すごい……」
キョウヘイ「電車が発達してるのも納得っすよねー。イッシュも電車があるとはいえ、結構違うっすもん」
トウヤ「あの場に立つ身からすると、ちょっと緊張するけど……見たところ、他のチャレンジャーはそうでもなさそうだよねぇ」
ホップ「オレたちにとっては、これがジムバトル! だから、あんまり違和感はないんだぞ!」
- 889 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 21:13:57.08 ID:T3OyjUj/0
- グリーン「……この光景も、ガラルじゃ普通なのか?」
観客「いやー、今日もすごかったよな!」「見たか? レッドのあのアブソル! かっけぇー!!」「マジ尊い……」
観客「トウヤくん、すごいポケモン出してたねー!」「コーヒーカップも平気そうだったし〜!」「かっこよかったー!」
観客「キョウヘイ様マジ最高だった。。。」「グッズ爆買い確定」「今日もビジュよかったね」
マサル「まぁ……ちょっと過度ではあるが、出待ちはよくあるものだな」
ユウリ「三人も順調にファンが増えているみたいだ、流石だね!」
ホップ「キョウヘイ、ぐっず? 出してるんだぞ?」
キョウヘイ「バトル中の写真とか、そういうのだけっすけどね」
レッド(いつの間に……)
グリーン「はあ〜……すげえな……おいレッド、お前大丈夫かよ?」
レッド「……まぁ、わりと……」
レッド(エリカとかと似たようなものと思えば……)
マサル「それにしても……すごいな。ここにいるの、ほとんど三人のファンじゃないか?」
レッド(そうなのかな……)
様子を見てみるグループ 1,レッドファン 2,トウヤファン 3,キョウヘイファン 下1
- 890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 21:15:53.21 ID:ouBBBQUl0
- キョウヘイファン
- 891 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 21:27:02.73 ID:T3OyjUj/0
- レッド(……ちょっと様子を見てみようかな)サッ
マサル(変装の手際が良すぎる 探偵か……?)
レッド(キョウヘイ、もともとファンが多いからなぁ……どうだろう)コソコソ
観客「でさぁ……見た? バトルに勝った時の……ファンサ……」
観客2「見たあ〜〜泣 絶対こっち見てたよね泣 うちわ持ってきててよかった泣」
観客3「私、キョウヘイ様はバトルから入ったんだけど……マジいいね……」
コトネ「でしょーっ! 映画のDVD持ってきてるから、今度一緒に見よう!!」
レッド(コトネ、こっちで友達作ったんだ……よかったね……)ホンワカ
レッド(……っていうか、若い女の子ばっかり……流石……)
観客「あ!!! SNS更新されてる〜〜〜〜、ユニフォーム自撮りは流石に犯罪じゃない!?」
観客2「好きすぎる〜〜〜……オタクの需要をわかってるよお……保存しよ」
レッド(……なんかみんな……似たような服を着ているので……よくわからない コトネしかわからない)
レッド(誰かに話を聞いてみようかな……)
誰に話を聞くか 1,観客1 2,コトネ 3,その他(いそうな人) 下1
- 892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 21:40:57.35 ID:A9QD6Z+g0
- 1
- 893 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 21:47:44.22 ID:T3OyjUj/0
- レッド「……こんにちは……」
観客「え? こんにちはー、えーと……僕、どうしたの?」
レッド「えっと……キョウヘイの話してたのが、聞こえて……」
レッド「キョウヘイの、どういうところが好きなのかな、って……」
観客「え、聞きたい!?!?」
観客2「こいつ、推し語り長いよ〜」
レッド(熱意あるファンだ……!)
観客「私、もともとバトルとかあんまり好きじゃなかったんだけど、SNSで俳優がジムチャレンジに出るってバズっててね」
観客「誰だろーってみたら、イッシュの若手俳優で私より年下で、そんで顔がいい!」
観客「せっかくだからテレビで配信してたジムチャレンジの……ターフタウンのバトル見たんだ」
レッド(あれってテレビ配信されてたんだ……そういえば言ってたような……)
観客「そしたらさ、自信満々にでてきて。観客にもカメラにも全然臆してない上に、すっごいポケモン出してて」
レッド(そういえば、キュレム出してたっけ……)
- 894 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 21:58:38.60 ID:T3OyjUj/0
- 観客「めっちゃすごいポケモンだ! って、全然詳しくない私でもわかったんだけど」
レッド(特性、プレッシャーだもんね……)
観客「キョウヘイ様も、ぜんっぜんそれに負けないくらい存在感があってさ」
観客「その時思ったんだ、この人についていきたいって」
レッド「……ついて、いく?」
観客「あーー、ちょっと違うかも? 追いかけたい! みたいな……見てたいな、って感じの……」
観客「一瞬でファンになったみたいな! もちろん顔の良さもあってなんだけど〜」
観客「ああいう自分を持ってて自信満々なタイプとか元から好きだったし」
観客「で、バウスタジアムに応援にいったら丁寧なファンサしてるところも見ちゃって〜〜! 推すしかない!」
レッド(なるほど……確かにキョウヘイは堂々としててすごい)
観客2「キョウヘイ様はこういう狂信者的ファンを作るのが上手だよねー。あたしもそうだけど……笑」
観客「あとなんか、関係性オタク? みたいな人もいたよ。よく一緒にいるらしいお友達と先輩がいるらしくって」
観客「お友達の方はちょっと年下みたいなんだけど、ちょうど君くらいに……」
レッド「…………」
観客「…………わーーーーー!?!? レッドくん!?!?!?」
レッド(やっべバレた!!!!!)ダッ
- 895 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 22:03:37.32 ID:T3OyjUj/0
-
レッド(危なかった……人が多いから、なんとか撒けた)
キョウヘイ「あ、いたいた。レッドさーん、自分のファンほっといて何してたんすか?」
レッド「……キョウヘイの、ファンと……お話」
キョウヘイ「えー!? 俺の!? ……どうだったっすか?」
レッド「面白かった……ふぁんさ? が、よかったって……」
キョウヘイ「そうっすよね〜〜。俺、スタジアムにいるの全部自分のファンだと思って全方位にサービスしてるんで!」
レッド「そうなの……?」
キョウヘイ「そうすれば、目が合わなかった人が出ないっすし。ファンじゃなくとも落としてやる気概でやってるっすよ」
レッド「おおー……ぷろ……」パチパチ
キョウヘイ「実はそうなんすよ〜、俺プロなんすよね〜〜〜!!」ドヤ
レッド「……あれ、トウヤたちは……?」
キョウヘイ「それが、俺もさっきまで単独行動でファンサして回ってたんで知らないんすよね〜。どこ行ったんだか」
- 896 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 22:08:52.81 ID:T3OyjUj/0
-
グリーン「で? あの辺りがレッドのファンなのか?」
トウヤ「そうだよ……やっぱり、前回と比べてかなり増えてるね」
ホップ「人気がどんどん出てるってことなんだぞ!」
ユウリ「フ、私も油断していられない勢いだね……!」
マサル「……で、なんで二人は変装してレッドのファンの様子を見に行こうとしてるんだ?」
グリーン「あいつは変なのに好かれやすいからな。一般人があいつにボコられる前に止めねえとだろ」
トウヤ「僕も似たような理由かなぁ。キョウヘイは慣れてるから大丈夫だけど、レッドはね……心配で……」
ユウリ「トウヤに関しては、自分のファンの方を優先したほうがいいと思うけれどね?」
トウヤ「うーん……僕は、いいかな。キョウヘイみたいに人を喜ばせるとかできないから」
グリーン「人が多すぎてどれが怪しいかわかんねえな……適当に声をかけてみるか」
どんな人に声をかけるか 下1(コンマが高いほどヤバイファン)
- 897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 22:22:45.43 ID:lG4BZX+HO
- 昔のTheオタクみたいな奴
- 898 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 22:35:26.21 ID:T3OyjUj/0
- オタク「いやww 今回のレッド氏のバトルも最高でしたなww フホホww」
グリーン「あいつ怪しすぎんだろ!!! 今のご時世チェックシャツにリュックだぞ!?」
トウヤ「僕の時代にもいなかったなぁ、ああいう人……」
グリーン「アレはヤバいだろ……おい、お前」
オタク「え?ww 何ですかな?ww 貴殿もレッド氏のファンですかなww」
グリーン「…………まあ、そんなところだ。お前、レッドのどんなところが好きなんだよ」
オタク「それは勿論あの強さwwwwww 開会式からヲチしてるジムチャレガチ勢ですが、レッド氏は飛びぬけてますからなww」
オタク「オタクとしてはチート級の強さトレーナーとか注目せざるを得ないww」
グリーン「へえ、わかってんじゃねえか」
トウヤ(嬉しそうだね……)
オタク「それと忘れてはならないのはあのビジュアルwwwwww 儚げな強キャラ美少年とかwwwwww いやむしろロリwwwwww」
グリーン「ああ!?」
トウヤ「へぇ、わかってるね」
- 899 : ◆nIESo90.aY [sage]:2022/03/22(火) 22:47:31.01 ID:T3OyjUj/0
- グリーン「お前な、見た目は一旦置いとけよ!! 今はジムチャレンジだろうが! 強さを見ろ強さを!!」
オタク「んんwwwwwwww ガチ勢ktkrですなwwwwwwwwww」
グリーン「が、ガチじゃねえし! いやお前らと比べたらガチだけどよ!!!」
トウヤ「まぁまぁ……ところで、お兄さんは他のファンみたいに直接レッドに会おうとは思わないの?」
オタク「いやいやww 自分から会いに行くのはあまりに恐れ多くwwwwww しかしうっかりエンカウントしないかとウロウロしてる次第wwww」
オタク「まぁww うっかり会えたら握手とかww あわよくば連絡先をとは思いますがwwww」
グリーン「……微妙だな。セーフか? アウトか?」
トウヤ「まぁ、わりと平均的なヤバさかな……まだ妄想だけで済んでるみたいだし」
グリーン「一応顔は覚えておくか……実際に近付いてきたらその時だな」
トウヤ「そうだね……」
オタク「んんwwwwwwww 貴殿たちは中々のレッド氏ガチ勢と見たwwwwwwww 新参でスマソ」
- 900 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/22(火) 22:55:46.08 ID:T3OyjUj/0
- グリーン(話の内容はともかく、雰囲気はわりと懐かしいから嫌いじゃねえんだよな……)
トウヤ(この先もあのチェックシャツで生きていくのかな……)
オタク「ところでww こちらにレッド氏のバトル中写真があるのですがwww」
オタク「そちらでお持ちのレッド氏の写真があれば交換しませぬかwww」
グリーン「はあ!? レッドの写真!? そんなの……」
トウヤ「うーん、どんなのがいいかなぁ」
グリーン「あるのかよ……!!」
オタク「ではこちらをw ……お主www この写真www カメラ目線な上に信頼しきった目線を送られているようですが」
オタク「レッド氏とどういう関係にあるのか説明しろお!!!!!!!!」
グリーン「やべっオタクがキレた!!!!」ダッ
トウヤ「逃げようか!!」ダッ
- 901 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/22(火) 23:02:03.73 ID:T3OyjUj/0
-
キョウヘイ「お」
レッド「あ……」
グリーン「なんだ、戻ってたのかよ」
トウヤ「ぜえ……はあ……」
キョウヘイ「え!? どこで走ってきたんすか!?」
マサル「……」察し
ユウリ「人ごみの中を走ると危ないから気を付けるようにね! ……マサルが言わないので、代わりに私が言っておこう」
マサル「あ、あぁ……ありがとな。それで、どうだった?」
グリーン「平均的だったな。最後キレてたけどよ」
トウヤ「そうだね、撮ってた写真も平均的にアレだったけど」
レッド「……???」
キョウヘイ「なるほど……」察し
- 902 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/22(火) 23:03:19.46 ID:T3OyjUj/0
- 今日はここまで。次は木曜日です
- 903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 23:06:31.49 ID:ouBBBQUl0
- 乙乙
- 904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 23:29:14.96 ID:MGZJa4cJ0
- 乙!
- 905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 11:26:11.44 ID:dz9KEzXxO
- SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
- 906 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:00:47.80 ID:TbBt4iL00
- はじめます
- 907 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:06:16.90 ID:TbBt4iL00
- キョウヘイ「さーて、ファンとも触れ合ったっすし……」
レッド(ポケモンみたいな言い方だ……)
キョウヘイ「そろそろ出ますか! いやー、楽しかったっすねラテラルタウン……と思ったっすけど、遺跡とかがあるんでしたっけ」
ユウリ「そうだとも! 遺跡と言っても、見どころは像くらいだけれどね。さ、こっちだ!」
マサル「スタジアムを出て、西側に少し行けば遺跡だな」
〜ラテラルタウン〜
レッド「……あっち?」
グリーン「なんつうか……思ったより人がいるもんだな」
ホップ「遺跡にある像は最近見つかったものだからなー! 今、観光の目玉なんだぞ!」
トウヤ「へぇ、それは楽しみだなぁ」
- 908 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:12:32.87 ID:TbBt4iL00
-
〜ラテラル遺跡〜
キョウヘイ「お、これが例の像っすね。……あ、二人の連れてるポケモンとそっくりじゃないすか!」
レッド(かわいい……)
トウヤ「その奥にも人の姿をしたものが二つ……これがタペストリーに出てきた人だね」
ユウリ「そうだね、これはザシアンとザマゼンタを模した像だろう。この像はつい最近、事故により見つかったんだけれどね」
マサル(事故……まぁ、事故みたいなものだったな)
ホップ「それまでは英雄が人であると信じられていたものの、この像の発見でより英雄ポケモン説の信憑性が強くなったんだぞ!」
レッド「へー……」
トウヤ「二匹が人を守るように立っているのが印象深いねぇ」
キョウヘイ「あの人たちとこの二匹も仲良かったんすかね〜」
マサル「本人たちはそうだったかもしれないが……後世の王族にとってはそうではなかったみたいだ。この像も隠されていたしな」
レッド(難しい話になってきた……)
???「……見つけました」ザッ
- 909 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:18:10.59 ID:TbBt4iL00
- レッド(闘気!)バッ
トウヤ「うん?」
キョウヘイ「お?」
マサル「どうした? ……あぁ、サイトウさん。三人とも、彼女がこの街のもう一人のジムリーダーだ」
サイトウ「はい、わたしがサイトウです。みなさま、はじめまして」ペコ
レッド「……」ペコ
トウヤ「はい、はじめまして」
キョウヘイ「はじめまして〜。なんか……格闘タイプの人っぽいっすね」
サイトウ「お分かりになりますか。そうです、わたしは格闘タイプのポケモン使いであり……」
サイトウ「ガラル空手で己を鍛えてもいます」
レッド「……ガラル空手……」
サイトウ「百年ほど前、東の地からこのガラルに伝わった格闘技です」
レッド(面白そう…………)
グリーン(おもしれえじゃねえか……)
キョウヘイ(面白がっちゃったっすね)
- 910 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:23:02.48 ID:TbBt4iL00
- サイトウ「今回、皆さんを探していたのは他でもありません」
サイトウ「わたしと、手合わせをしていただきたいのです」
レッド「……!」
トウヤ「多分ポケモンバトルのことだと思うよ……」コソ
ユウリ「そうなのかい? 三人の事は知っていたんだったかな」
サイトウ「はい。これまでのご活躍、中継で見させていただきました。皆さん、チャンピオンが推薦するのも納得の強さです」
サイトウ「しかし……生憎、今日のジムバトル担当はわたしではありませんでした。強者である皆さんと戦えず終わるわけにはいきません」
サイトウ「ジムバトルを終えた直後で、お疲れだとは思いますが……お願いしますッ!」バッ
キョウヘイ「そんながっつり頭下げなくても大丈夫っすよ! ねっ二人とも!」
トウヤ「そうだねぇ、僕も大丈夫だよ。ポケモンたちも少し休ませたしね」
レッド「僕も……」
レッド(それから、何となくこの人の姿勢に好感がもてるので……戦ってみたい)
- 911 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:26:48.53 ID:TbBt4iL00
- サイトウ「ありがとうございます! 皆さんにとっても有益な時間になるよう、全力で挑ませていただきます」
サイトウ「……というのは、少しおかしいですね。一応皆さんはチャレンジャーという立場でした」
ユウリ「ふっ……そんなところも素敵だよ」クイ ✨
サイトウ「ゆ、ユウリさん……その……」アセアセ
ブラッキー「やったーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」ポーン シュウン
ホップ「な、なんなんだぞ今の鳴き声!?」キョロキョロ
レッド「何でもない……」
キョウヘイ「気にしないで大丈夫っす」
トウヤ「あはは……それはそれとして、誰からバトルしようか?」
キョウヘイ「そうっすねー。尺的に他二人はダイジェストになりそうっすし……」
誰がバトルするか 下1
- 912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 21:38:23.70 ID:TFV09cap0
- レッド
- 913 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:46:43.72 ID:TbBt4iL00
- レッド「……僕が、行く」
キョウヘイ「お、レッドさんやる気満々っすね!」
トウヤ「わかった。それじゃ、頑張ってね」
グリーン「一応市街地だからな、ほどほどに……っつっても聞かねえよな、お前は」
サイトウ「……あなたは、一番の実力者だと聞いています。わたしもバトルを見てそう思いました」
サイトウ「戦いの最中も感情の揺らぎを見せないそのバトルスタイル……まさに、わたしの理想です」
レッド(そう見えてるんだ……まぁ、確かにそうかも。表情筋は鍛えてないし)
サイトウ「ですが、わたしもカラテを通じて精神を鍛えてきました。わたしのカラテとあなたの武術……」
サイトウ「どちらが勝るか、の勝負でもあります。いざ!」ポーン
ルチャブル「ちゅばーーー!!」
レッド「……!」ポーン
ファイアロー「るおーー!」バサッ
- 914 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 21:53:34.47 ID:TbBt4iL00
- サイトウ「……」
レッド「……」
キョウヘイ「両者にらみ合いからスタート! いや、トレーナー同士の顔が怖いっすよ!!」
トウヤ「それだけ真剣ってことじゃないかな?」
キョウヘイ(そうだ、この人もバトルの時顔怖いんだった……顔がキュートなの俺だけっすね)
レッド(素早そうなポケモン……だから、咄嗟にファイアローを出したけど、間違ってなさそう)
レッド(一気に勝負をつけないと……よし)
レッド「……いくよ」
ファイアロー「るぉーーーッ!」バッ
サイトウ「飛んだ!? これは空を飛ぶ……いや、これは……ルチャブル!」
ルチャブル「ちゃば!?」ガッ バタッ
キョウヘイ「決まったァーーーー!! ファイアローのブレイブバードで一発KOっすね!」
グリーン「加速するために一旦離れたのがフェイントにもなったな……それにしても、すげえ威力だぜ」
レッド(……反動が大きいんだよね。まだいける?)
ファイアロー「!」コク
- 915 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 22:02:25.46 ID:TbBt4iL00
- レッド「……」
キョウヘイ「ファイアローは続投っすね! サイトウさんの次のポケモンは……」
サイトウ「では……タイレーツ!」ポーン
タイレーツ「たっ!」「「「「「たー」」」」」
レッド「……!?」
キョウヘイ「えー!? なんすかあれ!? いっぱいいるー!」
マサル「あれはタイレーツだな。6匹で1匹のポケモンなんだ。隊列を組んで戦う、守りが得意なポケモンだな」
レッド(……けど、その分動きは重い。守りが固いってことは体力も高い……のかな? ブレイブバードはやめておこうかな……)
ファイアロー「るぅおーーーっ!」バサッバサッ
レッド(いや……ファイアローはやる気だ。なら、ファイアローを信じよう)
レッド「行って!」
ファイアロー「!」バサッ 「るおーーーー!!!」
サイトウ「同じ手! タイレーツ、」
レッド(間に合う!)
- 916 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 22:07:50.90 ID:TbBt4iL00
- タイレーツ「ば」「「「「「たー……」」」」」バタバタッ
ファイアロー「……るおう!」
レッド(……耐えた。やったね、ファイアロー!)
ファイアロー「♪」
キョウヘイ「まさかのごり押し二連ブレバ!! ボーリングみたいに散っていったっすね……」
マサル「タイレーツ達に守りの陣形を組ませない……素早さに特化した戦い方だな」
レッド(でも、流石に交代。次はどうしようかな……)
サイトウ「ここが……スタジアムでないのが、残念でなりません」
サイトウ「もしそうなら、本気のわたしたちをお見せできたはずです。ですが、」
サイトウ「通常のバトルであろうと、ここが踏ん張りどころなのは間違いありません!」ポーン
カイリキー「かぁい!!!」
レッド(……すごい懐かしい気持ちを感じた カイリキー、強いよね)
レッド(それに合わせるなら……タイプ有利をとるか、格闘をぶつけるか……)
交代するポケモン 下1
- 917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 22:31:46.35 ID:iilBOWJK0
- ケルディオ
- 918 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 22:39:55.93 ID:TbBt4iL00
- レッド(……格闘タイプをぶつけよう。ケルディオ!)ポーン
ケルディオ「頑張るね! ……わぁ、強そうなポケモン……でも、僕は負けない!」
キョウヘイ「アレは確かケルディオっすね! テラキオンとコバルオンとビリジオンに戦いを学んだっていう幻のポケモンっす!」
グリーン「すげえ主人公みてえなポケモンだな……レッドの手持ちとは思えねえぜ」
トウヤ「キラキラしてるよね……若者って感じ……」
サイトウ「初めて見るポケモンですが……強い意志と闘志は伝わってきます。良いポケモンですね」
レッド(相性も何気によかったりするんだよね……ケルディオ、やろう!)
ケルディオ「うん、わかった! 僕の覚悟……見せてやる!」ジャキン
トウヤ「フォルムチェンジしたね……角が大きくなってる」
レッド(思いっきり斬りつけて!)
ケルディオ「えーーーいッ!!!」バッ
カイリキー「かあ"い!!!」ズサッ
- 919 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 22:44:49.78 ID:TbBt4iL00
- サイトウ(速いッ! それに……)
カイリキー「……かあい!!!」
サイトウ(タイプ相性は悪くないはず。なのに、カイリキーが受け止めるだけでここまで消耗するとは……)
サイトウ(ですが、あのポケモンの大きさからして体力はあまりないはず……こちらも一気に!)
サイトウ「よく耐えました、カイリキー! ここで、リベンジです!」
レッド(カウンター技! 耐えきれないことはない、けど)
ケルディオ「!」バッ
サイトウ「素早いですが、届きます! カイリキー!」
カイリキー「かあい"!!!!」バッ 「……!?」
サイトウ「なっ……消えた!?」
レッド「……残像だ」
サイトウ「!!!」
レッド「ケルディオ!」
ケルディオ「うん!!! 水のちから、アターーーック!!!」バッ
- 920 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 22:49:39.43 ID:TbBt4iL00
- カイリキー「かあい……」バタッ
サイトウ「! ……お見事です。ありがとうございました」スッ
レッド「……こちらこそ、ありがとう……」スッ グッ
キョウヘイ「二人が握手してるの見ると、生身で戦いました? みたいなすごみがあるっすね……」
トウヤ「二人ともそれが出来る人だもんね……」
レッド「……楽しかった」
サイトウ「そう言っていただけると嬉しいです。最後のアレは……どういった仕組みなのですか?」
レッド「……なんか……特訓してたら、できた……ね」
ケルディオ「うん! 僕、素早く動くのは上手だってお師匠たちにも言われてたんだ!」
トウヤ「そういえば、三闘士の伝説について調べた時に見た気がするなぁ、残像が出来るって」
グリーン(俺もたまにレッドとファイアにやられるんだよな……残像)
サイトウ「なるほど……鍛え上げれば、既存の技の型にとらわれない戦いが出来るということですね」
キョウヘイ「真面目ェ〜〜〜!」
- 921 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 22:53:49.47 ID:TbBt4iL00
- マサル「サイトウさん、ポケモンを回復するよ。この後二人ともバトルするんだろ?」
サイトウ「すみません、ありがとうございます。皆さんも、お時間をいただいてすみません」
キョウヘイ「ま、楽しいバトルは俺も楽しみっすから!」
トウヤ「そうだね、僕たちだけ一回多くジムバトルをしちゃっていいのかな……あはは、少し贅沢だよね」
サイトウ「こ、これはあくまでプライベートのバトルとして! ……失礼しました、ご冗談みたいですね」
キョウヘイ(この真面目さ、なんかデジャヴなんすよね……あ、性癖が曲がらなかった世界線のシルバー!?)
トウヤ「それじゃあ、次の相手は僕かな。その後はキョウヘイだね」
キョウヘイ「んじゃ、楽しく頑張っちゃいますか〜!」
- 922 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 22:59:52.37 ID:TbBt4iL00
- トウヤ「うん、いいバトルだったね」
ゴチルゼル「ごち〜」
キョウヘイ「いやー、パワー凄かったっすね……」
色ギャラドス「ぐおおおおう」
サイトウ「お二人とも、ありがとうございました。どちらもわたしには無い戦い方で……とても参考になりました」
トウヤ「そっか、ならよかった。僕たちも楽しかったよ。ねぇ、キョウヘイ?」
キョウヘイ「そっすね! 最後のダイマックスが無かった分、むしろ懐かしさもあったっす」
サイトウ「……して、少し聞きたいことがあるのですが……わたしはあえて、事前の調査というのをしていないのですが」
サイトウ「お二人の強さからして、以前別地方でご活躍されていたり……?」
トウヤ「……まぁ、イッシュでそれなりに……かな?」
キョウヘイ「なんでそこぼやかすんすか……俺もトウヤさんも、元チャンピオン経験者っすよ」
キョウヘイ(俺は俳優業で忙しいから辞退したっすけど……トウヤさんもすぐ降りたみたいだし)
サイトウ「そうだったのですね! 納得しました。バトルの際、一切の迷いがなかったのはそれ故ですね」
サイトウ「レッドさんも。お三方とのバトル、大変貴重な経験になりました。ありがとうございました」バッ
- 923 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 23:05:25.66 ID:TbBt4iL00
- レッド「……こちらこそ、ありがとう……」ペコ
ホップ「サイトウさん、凄く楽しかったんだな! まだちょっとにこにこしてるんだぞ!」
サイトウ「そう、でしょうか。そうかもしれません。本当に楽しいバトルでしたから」
サイトウ「バトル中は感情を抑えていますが、終わって気が抜けたのかもしれません。修行不足です」グッ
レッド「……少しくらいなら、大丈夫だと思う……」
サイトウ「そ、そうでしょうか? では、そう努めてみます」
キョウヘイ「まっじめ〜〜……」
ユウリ「……そんなサイトウさんだが、一部では彼氏がいるのではないかと噂になっているんだよ」コソッ
キョウヘイ「え!? マジっすか……」コソ
ユウリ「取材の際に、笑顔で誰かに駆け寄るサイトウさんの姿を見た人がいてね……彼氏ではなくファンだとか、カラテのコーチという噂もあるけれど」コソソ
キョウヘイ「普段パパラッチに追いかけられてる側として、人の熱愛報道は気になるっすね〜……」
キョウヘイ「ポケモンの悪用……にはギリ当たらないと信じて! ランクルス!」
ランクルス(ひとのこころをのぞきみる〜〜〜)ミョンミョン
サイトウさんに彼氏は 50以下でいる 51以上でいない ぞろ目でなんかある
- 924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:09:44.06 ID:ccvuR/OcO
- どうだ
- 925 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 23:14:22.15 ID:TbBt4iL00
- ランクルス「……」
キョウヘイ「ど、どうっすか?」
ランクルス(ばちこりおる!!!!!!!!!!!!)
キョウヘイ(ばちこりおるかぁ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!)
キョウヘイ(知ってスッキリしたっす やっぱストイックな人には私生活を支えてくれる人が必要っすよね)
キョウヘイ(レッドさんにもいつか……無理かな。グリーンさんも……うーん……)
キョウヘイ(トウヤさんは法改正されない限り無理だし もしかして幸せになるの俺だけ?)
ユウリ「……凄く悩んでいるようだが、どうしたんだい? もしかして何かわかったのかい!?」
キョウヘイ「あ!! 駄目っすよ秘密っす!!! 俺は人の幸せを守りたいんで!!」
ユウリ「うわ〜〜! その発言がほぼ答えのようなものじゃないか! 少しショックだ!!」
ユウリ(憧れの強い女性に恋人がいると少しショックを受ける 何故だろうな……ファンだからかな……)
ユウリ(ルリナさんはそうじゃありませんように!!!!)
- 926 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 23:19:31.21 ID:TbBt4iL00
- サイトウ「そうだ、皆さんはこの後もジムチャレンジを続けるんですよね」
レッド「……」コク
トウヤ「そうだね、次は……」
マサル「アラベスクジムだな。ジムリーダーはビートだ」
ホップ「ビートは新人ジムリーダーだけど、すっごい頑張ってるんだぞ!」
サイトウ「この先、ルミナスメイズの森を通ることになるかと思います。どうかお気をつけて」
レッド「……?」
サイトウ「あの森は……フェアリータイプのポケモンが多く暮らしています。彼らは少し悪戯好きで……」
サイトウ「わたしは、少し……苦手だったりします。皆さんは人数も多いですし、彼らに気付かれやすいかと」
レッド(効果は抜群だ……多分僕にも抜群)
トウヤ(どうだろう、レッドはフェアリータイプも複合してそうだからなぁ……ロリだし……)
レッド(コイツ脳内に直接!?)
- 927 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 23:24:09.46 ID:TbBt4iL00
- グリーン「フェアリータイプなあ……発見されてからそれなりに経つけどよ、未だに馴染まないぜ」
レッド(わかる)
ユウリ「確かに少し悪戯好きなポケモンが多いかもしれないが、可愛いものさ!」
マサル「ガラルは昔から妖精伝説やフェアリータイプのポケモンの伝承が多かったからな……」
マサル「次に向かうルミナスメイズの森、それからアラベスクタウンはそういった伝承の舞台になることが多い場所だ」
ホップ「オレもいくつか知ってるんだぞ! 確かに、妖精は結構自由なんだぞ〜」
サイトウ「命を取られたという話までは聞きませんが、どうかお気をつけて」
サイトウ「それから……こちらをどうぞ。今後の旅でお役に立つかもしれません」
レッド「?」
貰ったもの 下1
- 928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:28:31.99 ID:2ddom+jC0
- アクロマの触角
- 929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:28:51.27 ID:ccvuR/OcO
- たつじんのおび
- 930 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 23:31:45.90 ID:TbBt4iL00
- キョウヘイ「」
レッド「………………」「?」
ユウリ「ん? それって……」
トウヤ「えーと……それは、どこかで拾った のかな?」
サイトウ「はい。街の郊外近くで落ちていたものです。恐らくポケモンから千切れた毛の一部なのではと……」
サイトウ「これほどまでに大きいポケモンの一部があるのなら、ルミナスメイズの森のポケモンたちも恐れて逃げ出すのでは、と」
レッド「……確かに……」
レッド(いや確かにじゃないかもだけど とりあえず受け取っておこう)
キョウヘイ「…………それ…」
ホップ「凄い顔なんだぞ……」
キョウヘイ「だってそれ……あ、絶対俺に近付けないでくださいっす! 多分振動するんで!!」
サイトウ「?」
- 931 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 23:36:01.52 ID:TbBt4iL00
- トウヤ「あはは、こっちの話だよ……ありがとう、サイトウさん」
レッド「また、バトルしたい……」
サイトウ「そうですね。運が良ければ、また戦う事になるかと思います」
サイトウ「ジムチャレンジの最後、リーグ本戦でお会いする事。楽しみにしています」ペコ
キョウヘイ「いやー……最後のサプライズにはビビったっすけど、結構この街を満喫したっすね」
レッド(バトルできたのよかったな〜)
トウヤ「それで、次が森だっけ」
グリーン「んじゃ、俺はこの辺りで離脱だな。この後シュートシティ?とかいう場所に行かなきゃなんねえんだよ」
マサル「シュートシティか。確かにあそこにはリーグ本部があるからな」
ユウリ「そしてガラル1の大都会だとも! 是非とも楽しんでくれたまえ」
グリーン「マジかよ……今まで通ってきた街のほとんどがカントーより都会だったっつうのに」
レッド「……」
グリーン「じゃあな、レッド。また暇になったら様子見に来てやるよ!」
レッド「ん。 ……ばいばい」
- 932 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/24(木) 23:37:10.56 ID:TbBt4iL00
- 今日はここまで。次回は明日です
- 933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:38:57.00 ID:iilBOWJK0
- 乙です
- 934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:39:09.46 ID:TFV09cap0
- 乙です
果たして引っ越しの目途は立ったのか…
- 935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 23:42:41.74 ID:2ddom+jC0
- 乙
- 936 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 00:05:46.30 ID:z6mI8veh0
- https://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1648134067/l30
新スレです 掲示板ごと移動したのでご注意ください!
- 937 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 21:01:27.00 ID:z6mI8veh0
- はじめます
- 938 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 21:07:11.08 ID:z6mI8veh0
- キョウヘイ「前回のあらすじ! レッツゴールミナスメイズの森っすよ!」
レッド(トキワみたいな感じかな……)
ユウリ「私たちは案内人だが……フッ、迷子になる予感しかしないとも!」
マサル「あの森はかなり薄暗いからな……はぐれないように気を付けよう」
ホップ「そうなんだぞーー!! 入り組んでるし暗いし、いきなりポケモンが出てくるんだぞ!」
レッド(ポケモン……)ワクワク
トウヤ「フェアリータイプのポケモンの多いって話だもんねぇ。お守りが機能すればいいけど……」
キョウヘイ「その触覚のことお守りって言うのやめません?」
マサル「はは……とにかく入ってみよう。百聞は一見に如かずだな」
- 939 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 21:12:26.18 ID:z6mI8veh0
- 〜ルミナスメイズの森〜
レッド「…………暗い……」
キョウヘイ「想像の五倍くらい真っ暗っすね!?」
トウヤ「わ、あそこにあるキノコ光ってるよ」
マサル「この森に生えている謎のキノコだな。触れると光が強くなるんだ」
ユウリ「アレを使ってこの森を攻略していくべし! ……ん?」
ユウリ「あれ?」キョロ
ユウリ「もしかしてさっそくはぐれてないかい!?!?」
ベロバー「しししっ」
ユウリ「フェアリーポケモンのしわざか! 困ったな……」
どう分かれたか 下1
- 940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 21:32:40.85 ID:zUYX7RIK0
- レッド・ユウリ・ホップ、キョウヘイ・マサル・トウヤ、緑
- 941 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 21:40:21.70 ID:z6mI8veh0
- 緑は帰りました!!!!
レッド「ど、どうしよう……」
ホップ「三人がいなくなっちゃったんだぞーーーー!!!!」
ユウリ「二人とも! 近くにいたんだね、よかった!」
レッド「……もしかしたら、向こうは……キョウヘイと、マサルと、トウヤ?」
ユウリ「ふーーむ……」
ユウリ「向こうの事は心配しなくていいのでは?」
ホップ「しっかりした人たちが集まってる……んだぞ!」
レッド「うん……」
レッド(……けど、妖精がいたずらしてくるんだよね。大丈夫かな……)
ユウリ(このメンバーだと……私が仕切り役なのでは!? ふ、三人を守らねば……)
ホップ(ルミナスメイズの森に出てくるフェアリータイプのポケモンは、同じ種類を卵で孵化させたときと比べて自由奔放な事が多い研究結果が出てるんだぞ)
ホップ(この間通った時はよくわからなかったけど、今解明出来たらいいな〜!)
- 942 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 21:47:31.03 ID:z6mI8veh0
-
マサル「……はぐれたみたいだな」
キョウヘイ「あれー!? 足を踏み入れて一歩目だったっすよねぇ!?」
トウヤ「驚いたねぇ、瞬きをする間に景色が変わってるなんて……」
マサル「彼らは本当に悪戯好きだな……」
トウヤ「お守り振り回しておこうかな……」ブンブン
キョウヘイ「うわーーーー気持ち悪い!!!! やめてくださいっすそれ!!!!」
マサル「ま、まぁまぁ……でも、物を振り回したりした方がポケモンも警戒して寄ってこないかもしれないぞ」
トウヤ「そうそう」ブンブン
キョウヘイ「そ、そおっすかね〜……???」
ミブリム「……」チラッ コソコソ
妖精たちの悪戯 レッドたちに下1 キョウヘイたちに下2
- 943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 22:30:35.66 ID:FWK8Z3KN0
- 幻覚でその人にとって最も怖いものが見えるようになる
- 944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 22:37:11.50 ID:FWK8Z3KN0
- フィーなオーロンゲに襲われる
- 945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 22:38:20.29 ID:FWK8Z3KN0
- あり?書き込めてないと思って書き込みなおしたら書き込めてた 連投スマソ安価下
- 946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 22:41:37.85 ID:yLRPpTsk0
- 今一番会いたくない人の幻覚が見える
- 947 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 22:47:37.11 ID:z6mI8veh0
- レッド「……?」キョロ
ホップ「ん、どうしたんだー?」
レッド「何かの気配が……、」
ユウリ「霧? その向こうに、何か……あれは……」
ユウリ(マサル? ビートにマリィもいる。それに……ホップ?)
ユウリ(姿が、遠ざかっていく。何処へいくんだ、この霧の中……待ってくれ)
ユウリ(待って)
ユウリ(私を置いていかないで)(一人に、しない で)
ホップ「っ、兄貴!!!」
ユウリ「!」ハッ
ユウリ「……そうだ、ホップは横にいるじゃないか。と、なると……幻覚か!」
ホップ「そんなわけない、兄貴が、兄貴はつよいんだ、こんなこと……」ガク
ユウリ「ホップ! しっかりしてくれ、ホップ!!」
- 948 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 22:53:27.99 ID:z6mI8veh0
- ホップ「兄貴は、兄貴は……」
ユウリ「ホップ、それは幻覚だ! 惑わされるんじゃない!」
ユウリ(私が見たものからして、おそらくこちらの精神を揺さぶるものが見えているのだろう)
ユウリ(ホップは……ダンデさんの強さを、誰よりも信じ、追いかけている。そんな彼が見ているのは……)
ホップ「兄貴は、そんな事言わない、兄貴はずっと、かっこよくて、オレの兄貴で」
ホップ「でも……駄目なのか、オレじゃ……」
ユウリ「っ……ホップ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ホップ「わーーーーーーーー!?!?」キーーーン
ホップ「……ゆ、ユウリ? あれ、オレは……」
ユウリ「フェアリーにつままれたようだね。向こうは見ず、早く切り抜けた方がいい」
ホップ「そ、そうだな! それじゃあレッド……」
ユウリ(そういえば、彼はずっと静かだったが……)
- 949 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 23:00:00.46 ID:z6mI8veh0
- レッド「…………」
ユウリ「れ……レッド!?」
ユウリ(あの表情は……恐怖と、驚き? あの彼がこんな顔をするなんて、一体何が見えているんだ?)
ホップ「だ、大丈夫か!?」
レッド「こ、」ザッ 「来ないで!!!」バッ
ホップ「!!」
ユウリ「レッド! ……ホップ、怪我は?」
ホップ「大丈夫だぞ、でもレッドが……」
レッド「嫌だ……触らないで……見ないで……」
レッド「こないで……こないで……!」グッ
ユウリ「……」
ユウリ(思えば、彼は……過去のバトルや、ポケモンの話はすれど、自身の話はしなかった)
ユウリ(話す気になるまで聞くまいと思っていたが……こうして苦しむ友人を前にして、打開策が見つからない事の)
ユウリ(何と悔しいことか)
- 950 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 23:10:48.81 ID:z6mI8veh0
-
マサル「前に通った時とは地形が変わっている……簡単に出られそうにないな」
キョウヘイ「まぁ……初見で攻略ってのも醍醐味っすよ。ただ、霧が出てきてさらに迷いそうっすけど」
トウヤ「そうだねぇ、さっきまではこんな霧出てなかったのに……ん?」
キョウヘイ「あれ、誰か……あ?」
マサル「人影、が……」
マサル「…………」チラ
キョウヘイ「うげっ……な、なんで……」
トウヤ「……」グッ
マサル(なるほど。二人の様子を見るに、これは良くないものを、対象にとって忌避するものを見せているようだな)
マサル(そして、俺が二人の見ているものを見られないように、二人も俺が見ているものに気付くことはないのだろう)
マサル(……俺は、この場でお前たちの姿を見たくはなかったよ)
マサル(お前たちは俺の事を優しいというけれど、本当にそうなら、こんなもの見ていないはずなんだ)
マサル(けれど、やはり……俺は、)
マサル(この光景を見ても、笑顔のままでいるんだろうな)
- 951 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 23:21:40.61 ID:z6mI8veh0
- トウヤ「…………」
目覚めトウヤ『あれ、仮にも英雄様がそんな怖い顔してていいのかな?』
トウヤ「うるさいな」ボソッ
目覚めトウヤ『声も小さいよー、もっと堂々と……あれ、もしかして横の二人に聞こえないようにしてる?』
目覚めトウヤ『あらら……もしかして、仕組みはもうバレてるのかな』
トウヤ「事前に聞いていたからね。フェアリータイプのポケモンのこと」
トウヤ「霧に紛れて、幻覚を見せてきてもおかしくない。ましてや、相手がお前なら……」
目覚めトウヤ『そう。幻覚なんて所詮、自分の中にある記憶から引っ張り出したものをこねくり回しただけに過ぎない』
目覚めトウヤ『その点、僕は。お前の中に全部が入ってるから、再現も完璧ってわけ』
目覚めトウヤ『それにしても……一番会いたくない人、で僕が出てくるのも腹立つなあ。ゲーチスとかにしない?』
トウヤ「確かに、あいつも会いたくないけど……お前が一番だよ」
トウヤ「今じゃなくても、これまでも、これからもずっと」
トウヤ「一番の汚点だ」
目覚めトウヤ『散々な言いようだね。そこまで言われるようなことしたかな。したかもしれないけど』
- 952 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 23:26:54.00 ID:z6mI8veh0
- 目覚めトウヤ『ま、何だっていいや。次は、そこにいる子がいない時に呼んでよ』
トウヤ「……」チラ
マサル「…………」
目覚めトウヤ『まったくもって自分勝手だよね。皆が幸せならそれでいい、その皆に自分が入ってなくたって構わない』
目覚めトウヤ『自分がどうなってもいいと……それどころか、何かの罰のように自分を追い込み続ける』
トウヤ「……そんな事」
目覚めトウヤ『博愛主義、と言えば聞こえはいいけどね。僕から見たら、自分をおざなりにして満足してる自己中心的な奴だよ』
目覚めトウヤ『みんながみんな、お前に救われたいと思わない事だね』
トウヤ「本当によく回る口だね。幻覚なら、早く消えて欲しいんだけどな」
目覚めトウヤ『僕だって楽しくないよ。けど、あの子たちの前で見せないような顔をしてるのが面白いからな〜』
- 953 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 23:28:05.83 ID:z6mI8veh0
-
キョウヘイ「なんで……」
キョウヘイ(コイツらがここに〜〜〜〜〜!!!)
ふひひマン『ふ、ふひひ……』
ヤンデレ『宇宙ではよくもやってくれたわねぇ!?!?』
スーツの男『ビルの下に埋められたの、未だに許してないからな……』
作業服の男『増設計画をとりやめろーーーー!!!』
キョウヘイ(俺がこれまでの諸々で排除してきた方々〜〜〜……やだなーーー、旅してるときはそういうモードじゃないんすよ)
キョウヘイ(確かに全部俺が黒幕っすけど! 俺が指示したことっすけど!)
キョウヘイ(しょーがないじゃないっすか、それが一番手っ取り早いんだから!)
キョウヘイ(俺はそんな下らないことに時間かけたくないんすよ。もっと旅したいし、バトルもしたいし!)
キョウヘイ(つーかなんでこんな詰められないといけないんすか? 俺だってわからないなりに頑張ってんのに)
キョウヘイ(腹立ってきたな……こんな奴らに俺の旅を邪魔されたくない)ポーン
ピジョット「ぴじょ!」
キョウヘイ「全員吹き飛ばせ!!!!!!!」
ピジョット「!? ぴ、じょーーーー!!!!!!!」バサッバサッ
- 954 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 23:34:37.16 ID:z6mI8veh0
- キョウヘイ「……あれ? 霧ごと消えた?」
マサル「! あ、あぁ……すまない、少しぼーっとしていたみたいだ」
トウヤ「……うん、そうだねぇ。今の幻覚がフェアリータイプの悪戯かな?」
キョウヘイ「あ、今のがそうだったんすね! ふつーに本物かと思ってたっす」
キョウヘイ「けど、結果的に霧が吹きとんでなんとかなったんでラッキーってことで!」
マサル「はは……そうだな、助かったよ。ありがとう」
トウヤ「そうだね、偉いよキョウヘイ〜」ナデナデ
キョウヘイ「え〜〜〜!! どうしたんすか急に〜〜〜!! 褒められるんなら褒められとくっすけど〜〜〜!!」
トウヤ「……三人は大丈夫かな?」
マサル「同じことが起こっているかはわからないが……心配だな。探しに行くか」
- 955 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 23:40:08.30 ID:z6mI8veh0
-
レッド「……っ、う……やだ、やだ……」
ユウリ「レッド、大丈夫だ! ……具体的な事が何も言えない!!」
ホップ「何も見えないんだぞ! 何も見えないんだぞ!!」
トウヤ「レッド!!」
キョウヘイ「やっと見っけたっすよ! ……これ、どういう状況っすか?」
マサル「……レッドが、こうなっているとは思わなかったな」
ユウリ「三人とも! よかった、そっちは無事のようだね。こっちは……」
ホップ「オレはユウリのおかげで正気に戻ったんだぞー! でも……」
トウヤ「うーん……二人には、何が見えたのかな?」
ユウリ「そ、それは……」
トウヤ「全部は言わなくていいよ。何かの一場面? それとも人?」
ホップ「え、えっと……人もいたけど、多分、場面みたいな感じなんだぞ」
ユウリ「あぁ……あまり面白いものでは……はっきり言うと、恐ろしく感じるような場面だった」
キョウヘイ「ってーと……レッドさんは多分アレっすね」
トウヤ「そうだねぇ……」
- 956 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 23:46:05.97 ID:z6mI8veh0
- ユウリ「二人には、見当がつくのかい?」
キョウヘイ「まぁ、一応……なんすけど、結構込み入った話っすね」
トウヤ「とりあえず、レッドにとって怖い人たちが見えているのかもしれないなら納得だよ」
ホップ「うーーーん……オレたちに何かできること、あるか!?」
キョウヘイ「多分、幻覚自体は霧を晴らせばなんとかなるんすけど……」
トウヤ「……レッド、」
レッド「っ……こないで!!」
トウヤ「……よし、ここはやっぱりバトルかな」
マサル「い、今か!?」
ユウリ「何でだい!?」
トウヤ「レッドが一番好きな事、だからかな。全力で戦えば、きっとこっちを見てくれるようになる」
トウヤ「問題はー……誰が戦うか、かな。どうする?」
キョウヘイ「ガチ本気になりそうっすもんね……」
誰が戦うか 下1(コンマが低いほどいい勝負ができる)
- 957 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/25(金) 23:47:48.14 ID:yLRPpTsk0
- トウヤ
- 958 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/25(金) 23:55:34.21 ID:z6mI8veh0
- マサル「……ここで、バトルを……か」
ユウリ「ふむ……」
ホップ「……」
キョウヘイ「あ、皆もっすか? わかるっすよ、さっきの幻覚でもうだいぶ萎え気味なんすよね〜……」
キョウヘイ「これじゃあ熱いバトルが出来るかどーか……トウヤさん、言い出しっぺの法則っすよ!」
トウヤ「え、僕が? ……うん、わかった。それじゃあ、レッド」ポーン
ジャローダ「……きゅおおう!!」
トウヤ「バトル、しよう」
レッド「……バトル……?」
レッド「勝てば……勝つ……」ザッ ヒュウウウウウ
マサル「何だ? 急に寒く……、雪!?」
ユウリ「どっちかっていうと霰じゃないかい!? 森の中で!?」
- 959 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/26(土) 00:01:07.92 ID:CadAO+1g0
- レッド「……」ポーン
リザードン「ぐおおおおう!!!」ボッ
レッド「……」キュ
トウヤ「ここまで本気のレッドと戦うのは、初めてかもしれないね」
キョウヘイ「そ、うっすよねぇ……最近見てなかったっすし……」
トウヤ「……」グ
キョウヘイ(二人ともカットインの迫力ある顔になったっすね 一歩さーがろ)
ホップ「……凄いバトルになりそうなんだぞ!」
レッド「……!」
リザードン「ぐおうっ!」ボオッ
トウヤ(まっすぐな火炎放射、これなら……)
トウヤ「ジャローダ、下に!」
ジャローダ「きゅう!」サッ
キョウヘイ(ジャローダの体勢を低くさせて、火炎放射の下を潜り抜けた! いや、だいぶ賭けっすよね)
トウヤ「ジャローダ!」
レッド「…………」
- 960 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/26(土) 00:07:37.05 ID:CadAO+1g0
- ジャローダ「きゅう!!」バッ
リザードン「ぐおおお!!」ガッ
トウヤ「入った、けど……カウンターも喰らったかな」
トウヤ(間合いを詰めて、至近距離から体を叩きつけた……けど、それを察してか体に炎を纏わせていた)
トウヤ(霰も厳しいなぁ、同条件とはいえ……)
リザードン「ぐおお!!」
トウヤ「! ジャローダ、木に!」
ジャローダ「きゅう!」スルッ
ユウリ「木に登った!? 同化してどこにいるかわからないな……」
マサル「森だからこその戦略だな」
レッド「…………それなら……」
リザードン「……」ボオオッ
キョウヘイ「……って、レッドさん!? 森ごと燃やすのは無しっすよ!?」
- 961 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/26(土) 00:17:09.12 ID:CadAO+1g0
- トウヤ「! ジャローダ!」
レッド「……リザードン!!」
ジャローダ「きゅうう!!」スル バッ
リザードン「ぐおおおおおおう!!!」ボオオッ
トウヤ「……ギガインパクト!!」
レッド「!」
キョウヘイ「げほっ、げほ……え、すっごい砂埃で視界ヤバイんすけど!!」
マサル「今のは……どうだ!? 至近距離からのギガインパクトは……」
ユウリ「しかし、レッドのリザードンもオーバーヒートを放とうとしていた。耐えていれば、立っているのは……」
トウヤ「……」
レッド「……」
ジャローダ「きゅう……」バタッ
リザードン「……ぐおう」ボオッ
トウヤ「……ふぅ。お疲れ、ジャローダ」シュウン
- 962 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/26(土) 00:21:54.32 ID:CadAO+1g0
- レッド「……やったね、リザードン」ナデ
リザードン「ぐおう!」
ホップ「あ、」
レッド「……いい勝負、だった。ありがとう、トウヤ……」
トウヤ「……今回は、本気で勝つつもりだったんだけどねぇ。こちらこそ、ありがとう」
キョウヘイ「れ、レッドさーーん!! マジで何とかなったっすね!」
レッド「? ……あれ、みんな……」
ユウリ「レッド、どこまで覚えてるかい? 三人とはぐれたことは?」
レッド「えっと……それは、覚えてて……その後……」
レッド「…………」察し
レッド「……ユウリ…ホップ…ごめんね……」
ホップ「大丈夫なんだぞーーーーーーーー!!!!!!!」ギュウウウウウウ
レッド(ぐえ)
ユウリ「いや、君の顔が悲しみから解放されただけで……私は実に嬉しいとも!」
レッド(こういう時に不便だし、色々話しておこうかな……)
- 963 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/26(土) 00:28:52.07 ID:CadAO+1g0
- キョウヘイ「……にしても、よくあそこまでいい勝負に持っていけたっすね」コソ
キョウヘイ「トウヤさんってマジで強いっすね……」
トウヤ「うーん……それはちょっと違うかも。多分、バトルの腕も記憶に引っ張られてたんじゃないかな」
トウヤ「それこそ、僕たちで旅を始めてすぐとか、それくらいに。もちろんそれでも強いけど……」
キョウヘイ「……今の方が、レッドさんも俺たちも成長してると。なるほー……」
マサル「見ていてハラハラしたよ。本当に森が燃やされるかと思ったな……」
トウヤ「あはは、それで僕が焦ったのも敗因の一つかな……」
レッド「……あ」
ユウリ「うん? どうしたんだい?」
レッド「……見つけた……」ヒョイ
ベロバー「ばば!?」
キョウヘイ「……こいつが犯人っすね!!!」ビシ
マサル「ベロバーか……人が発するマイナスの感情を吸っているといわれているポケモンだな」
ホップ「それなら仕方ないか〜……とはならないんだぞー!」
- 964 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/26(土) 00:35:28.81 ID:CadAO+1g0
- レッド「……」ジッ
ベロバー「……ばー……」
レッド「あんまり、やりすぎたら……ダメ」
ベロバー「べば!!!」ビシッ
キョウヘイ「反省したんすかね〜?」
マサル「どうだろうな……でも、許してやってもいいんじゃないか?」
トウヤ「あはは、僕たちのバトルを見て随分怖がってたみたいだしねぇ。これ以上いじめたら可哀そうだよ」
ユウリ「君たちがそう言うのならばいいけれど……食べるんなら木の実とかにするべきだね、君」
ベロバー「べば……」
ホップ「あれ? ……みんな、アラベスクタウンはすぐそこなんだぞー! 霧が出てて気付かなかったけど、ここ出口だったんだな!」
レッド「……みんな、行こう。ばいばい……」
ベロバー「べべばー……」
- 965 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/26(土) 00:36:27.73 ID:CadAO+1g0
- 今日はここまで。次回は月曜日です
- 966 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 00:48:25.68 ID:7WUrgooh0
- 乙
- 967 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 00:50:41.44 ID:7WUrgooh0
- キョウヘイ君結構思考放棄っぽく人[ピーーー]んだね?
- 968 : ◆nIESo90.aY :2022/03/28(月) 21:04:42.42 ID:2vWGClSV0
- キョウヘイ「14歳の子供に無茶言ったり過度に怖がらせてくるやつってろくなもんじゃないでしょ」
キョウヘイ「だからいいかなーって思っちゃうんすよね」
はじめます
- 969 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/28(月) 21:10:28.34 ID:2vWGClSV0
- キョウヘイ「前回のあらすじ! なんだかんだでアラベスクタウンに到着っす!」
トウヤ「そのなんやかんやの部分が大変だったんだけどねぇ……」
レッド「……あんまり、雰囲気……森と、変わらない……」
マサル「この街の居住区は大きな木をくりぬいた内側に作られているんだ。だからかもしれないな」
ユウリ「……森の中に生きる人々……ふっ、彼らもまた妖精のようなものさ」
ホップ「この街の人は……たしかに、不思議な人が多いんだぞ!」
レッド(森の中にあるスタジアム……なんか不思議)
キョウヘイ「森通ったら疲れちゃいましたし、結構日も傾いてるっすし。挑戦は明日にしません?」
レッド「……わかった」
ホップ「それじゃあポケモンセンター に行くんだぞ〜〜〜!!」
今日の部屋割り 下1
- 970 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 21:40:32.75 ID:IwCBeX150
- レッドとマサル、キョウヘイとトウヤ、ホップとユウリのワンパチ
- 971 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/28(月) 21:48:58.67 ID:2vWGClSV0
- レッド「……行こ……」
マサル「あぁ、行こうか」
トウヤ「キョウヘイか〜……朝、気をつけてね」
キョウヘイ「本人に言われると何とも言えない気持ちになるっすよ……」
ホップ「え! ユウリ、いいのか!?」
ユウリ「あぁ、ワンパチもたまには君と遊びたいようだからね!」
ワンパチ「ぬわ!!! ぬぬわ!!!」ワクワク
ホップ「わかったんだぞ!! 怒られない程度にたくさん遊ぶんだぞーー!!」
マサル「さて、と。明日はアラベスクジムへの挑戦……つまりはビートと対戦だな」
レッド「ピンクの人……」
マサル「あぁ、そうだな。最近は特にピンクだ」
レッド(事前情報を得ようかな……)
マサルと話すこと
1.ビートってマサルから見てどんな人? 2.ビートはどんなポケモン使う人?
3.バトルしよう 4.恋バナ 5.その他
下1
- 972 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:02:31.09 ID:axNJ0krC0
- 5.ガラル組との馴れ初め
(過去に書いてたら4)
- 973 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/28(月) 22:10:46.12 ID:2vWGClSV0
- レッド「……ユウリとは、いとこ……なんだっけ」
マサル「あぁ、そうだな。僕の母親が、ユウリの母の姉なんだ」
レッド「ずっと……仲良しの感じ……?」
マサル「そうだな……初めて会ったのは、確か僕たちが5歳のころだ。物心もついてないからな、詳しくは覚えてないが……」
マサル「あの頃からユウリは変わらないよ。ずっとニコニコしててな」ニコ
レッド(楽しそうに話してる……)
マサル「それで、その少しあと……7歳くらいの頃だったかな、ユウリの一家がこっちに引っ越すことになったんだ」
マサル「僕はそれに無理を言ってついてきた形だな。ガラルと、ガラルのバトルに憧れてたんだ」
レッド(……たしかに、僕も早くここを知ってたら来たがったかも。カントーのバトルも好きだけど……)
マサル「それからは、ほぼ兄妹のように過ごしてたよ。ホップともすぐ仲良くなったな」
- 974 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/28(月) 22:17:01.11 ID:2vWGClSV0
- マサル「ホップは……それこそ今と全然変わらないな。ずっとああだ」
マサル「元気で、明るくて、兄のことが大好きで……三人で一緒にこの街を出ようってよく話してた」
レッド「それで……そうなったんだ」
マサル「あぁ。僕たちは一緒の日に街を出て、それぞれジムチャレンジをして……」
マサル「この地方のちょっとした騒動に巻き込まれたけど、今は落ち着いて……またこうやって、旅ができてる」
レッド(どの地方も何かしら起きてるんだなぁ……カントーはそうでもなかったけど)
マサル「思えば、一緒に旅をしたことはなかったな。三人が来てくれたお陰で、こういう機会が出来た」
マサル「ありがとな」
レッド「……例には、およびません……」
マサル「はは、及ばないか」
レッド(……たしかに、僕もグリーンと旅をするのはこういう時くらいだなぁ)
レッド(でも、マサルたちは仲良しそうだったからちょっと意外かも)
- 975 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/28(月) 22:24:43.55 ID:2vWGClSV0
- マサル「レッドたちは……よく考えると、不思議な組み合わせだよな」
レッド「……そう……?」
マサル「あぁ。二人はイッシュ出身で、レッドはカントー出身だろう? どういうきっかけで仲良くなったんだ?」
レッド「……んー……」
レッド「えっと…………」
マサル「……言いにくいことだったか?」
レッド「言いにくいっていうか……えっと」
レッド「僕が……逃げた先で……紹介してもらった……?」
マサル「に……逃げた先で?」
レッド「…………」コク
レッド「その後、色々あって……一緒に、色んな地方に……」
マサル(色々の範囲が凄いな……何となくだが、8年くらいの年月を感じる)
レッド「……今は、すっごく仲良し……の、友達……」
マサル「……そうだな。それは僕たちから見てもよくわかるよ」
- 976 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/28(月) 22:34:11.49 ID:2vWGClSV0
- マサル「……レッド。ところで、森での事なんだが……」
レッド「あぁ……えっと……」
レッド「……さっきの、話の……続き、になる……けど」
レッド「少し前……女の人に、追いかけられてて……今は、なかなおりしたんだけど……」
マサル「……そ、そうなのか」
レッド「……エスパータイプの、人で……」
マサル(エスパータイプの人……?)
レッド「……どこにいても、見られてる ような……追いかけられてるみたいな……」
レッド「ことが……あって……」
マサル「……大丈夫か? 無理して話すことは……」
レッド「……大丈夫。それで……えっと……」
レッド「それが、怖くて……好きって言われても、わからなくて……そのときのこと、思い出してた……」
マサル「……そうか。なるほどな。話してくれてありがとう、二人には僕からそれとなく話しておくよ」
レッド「ありがとう……」
レッド(説明する時、めちゃくちゃ喋らないといけないので難しい 口がまわりません)
- 977 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/28(月) 22:43:25.18 ID:2vWGClSV0
- マサル(まだ若いのに男女関係でそこまで拗れるとは……大変だったんだな、レッド……)
レッド(思い返すと 僕なんか 色々起こりすぎなのでは……)
レッド(……まぁいっか、僕もよくわかってないことがほとんどだし……)
マサル「……せっかくの機会だから、他にも色々聞いていいか?」
レッド「? いいよ……」
マサル「前々から時折聞こえて不思議に思ってたんだが、宇宙に行ったって話は何なんだ!?」
レッド「あぁ……あれは……」
レッド(……なんて言えばいいのかな……)
レッド「まず……国際警察の人と……仲良い友達がいて……」
マサル「え!?」
レッド「カルムなんだけど……」
マサル「そうなのか!?!?」
- 978 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/28(月) 22:49:15.44 ID:2vWGClSV0
- 8日目 朝
レッド「……」パチ
マサル「……」スヤ
レッド(たくさんお話をしてそのまま寝てしまった……)
レッド(マサルは聞き上手だったな)
レッド(宇宙の話はずっとビックリしてたけど……まぁそうだよね……)
レッド「……」
レッド(何しようかな)
1.寝起きドッキリ 2.特訓 3.キョウヘイに視点を移す 4.その他
下1
- 979 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:54:20.33 ID:VyFBXwcd0
- 3
- 980 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/28(月) 23:03:37.98 ID:2vWGClSV0
- レッド(……キョウヘイ、大丈夫かなぁ)
レッド(一人で止められるかな いや、目覚めてないかもしれないけど……)
レッド(……多分、大丈夫だよね……)
レッド(僕は二度寝しちゃおう かな……)
レッド「ぐぅ……」
キョウヘイ「んー……」パチ
キョウヘイ「なんか視点がこっちに切り替わった気配があるっすね」
キョウヘイ「と、いうことは……そろそろトウヤさんを起こせということ……」
キョウヘイ「や、でも今日は逆にいける気がするんすよね!」
キョウヘイ「ねっトウヤさん」
トウヤ「すや……」
キョウヘイ「…………、起きてくださいっす!!!!」バッ
直下コンマ60以下で目覚めない
- 981 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 23:09:46.48 ID:thqD3DoLO
- いや〜まさか目覚めるわけないですって〜
- 982 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/28(月) 23:18:26.27 ID:2vWGClSV0
- トウヤ「わーっ、寒い! ……あ、キョウヘイ。おはよう〜」
キョウヘイ「……よし!」グッ
トウヤ「うん、見事なガッツポーズだねぇ……まぁ、僕も一安心だよ〜」
トウヤ「キョウヘイがすぐ止めてくれるから大丈夫な事が多いけど……やっぱり、僕も少し怖いからね」
キョウヘイ「怖い、っすか。めざトウさんが?」
トウヤ「うーん、アレがっていうか……アレがやる事が、怖いかな。僕の体だしねぇ」
キョウヘイ「……普段遠慮なくどついてすんません!!」
トウヤ「あっそれはいいよ!? そうしてくれないと引っ込まないだろうし……」
キョウヘイ「アローラの時は機械でどうにかしてたんすよね〜、エーフィがそこを狙ったりしたっすけど……」
トウヤ「そうだったねぇ……今日は運が良かった感じかな。もう少しどうにかできたらいいんだけど……」
キョウヘイ「ん〜〜〜……今度アクロマに会ったら相談してみるっす」
- 983 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/28(月) 23:19:22.36 ID:2vWGClSV0
- 今日はここまで。次回は明日です
- 984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 23:22:29.86 ID:axNJ0krC0
- 乙ですた
- 985 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 23:39:22.43 ID:23ayVaoe0
- 乙です
- 986 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 06:41:23.07 ID:80aQRhzZ0
- 乙の舞
- 987 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 15:08:01.99 ID:Rqfqr9lB0
- 別の掲示板へ引っ越したんじゃねーの?
- 988 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/29(火) 21:01:37.37 ID:nioGpRSm0
- >>987 ここ埋まったら移動の予定です 多分今日のうちに
はじめます
- 989 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/29(火) 21:09:27.91 ID:nioGpRSm0
- キョウヘイ「というわけで、俺たちが視点とってるわけっすけども」
トウヤ「そうみたいだねぇ……何する?」
キョウヘイ「そりゃあアレっすよ」
キョウヘイ「寝起きドッキリに決まってるじゃないっすか!!!」
トウヤ「だよねー」
キョウヘイ「普段はどっきり受けがちっすからね、こういうチャンスは掴んでいかないと」
トウヤ(結構キョウヘイもやる側だと思うんだけどなぁ……)
トウヤ「それはそれとして……誰に何をしようか?」
キョウヘイ「そーっすねぇ……せっかくアラベスクタウンっすし、可愛い感じの悪戯がいいんすかね」
トウヤ「本物の妖精はわりとやる事えげつなかったもんね……」
誰に 下1 何を 下2
- 990 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 21:30:19.24 ID:96aRTT3H0
- ホップ
- 991 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 21:34:17.78 ID:rOduHkD10
- トウヤが目覚めたフリする
- 992 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/29(火) 21:40:10.64 ID:nioGpRSm0
- キョウヘイ「可愛い感じの悪戯 とは」
トウヤ「えぇ!? そ、それ大丈夫かな!?」
キョウヘイ「まぁ……ホップは普段そこまで目覚めトウヤさんとエンカウントしないっすし、予行練習みたいな……」
トウヤ「た、確かに……いきなり見たらびっくりしちゃうだろうしね」
トウヤ「……ところで、普段どんな感じなのかな。僕がちゃんと対面したの、2回しかないから……」
キョウヘイ「えーっと……なんていうか……言葉では説明しづらいんでモノマネしていいっすか?」
トウヤ「凄く複雑だけど……いいよ……」
キョウヘイ「んじゃあ移動しながらやるんで、いい感じに覚えてくださいっす」
トウヤ「うん……!!」
- 993 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/29(火) 21:45:08.49 ID:nioGpRSm0
- 〜ホップのへや〜
ホップ「ぐ〜〜〜……」
ワンパチ「ぬわ……」zzz
キョウヘイ「おはよ〜〜〜ございま〜〜〜〜す……」コソコソ
ワンパチ「……ぬわ?」パチ
キョウヘイ「ほーれこっちおいで〜〜〜、お菓子あるっすよ」
ワンパチ「!」タタタッ
キョウヘイ「よし、ワンパチ確保! トウヤさん、やっちゃってくださいっす!」コソコソ
トウヤ「う、うん……!!」コソコソ
ホップ「うーーん、もう食べられないんだぞ……」
トウヤ(えーと 確か 普段の僕よりはちょっと声が低くて……)
トウヤ「……ホップ、そろそろ起きて欲しいな。放っておかれると寂しいよ」トントン
- 994 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/29(火) 21:51:11.55 ID:nioGpRSm0
- ホップ「うーーん……? トウヤなんだぞ?」
トウヤ「そうだよ、おはよう。 ……」
キョウヘイ(ちょっとーーー!! もうちょっと頑張ってくださいっす!! これじゃ普通のトウヤさんっすよ!)
ワンパチ(ぬわぬわ!)
トウヤ(わ、ワンパチにも怒られてる! えっとえっと……)
トウヤ「君の元気な声が聴きたくて、こっちに来ちゃった。僕の事わかる?」
ホップ「え? トウヤなんだぞ? ……はっ、こうやって聞くってことは!」
トウヤ「そう、君が普段見ているトウヤとは別人だよ。少しは怖くなったかな?」
ホップ「そんなことないんだぞ!」
トウヤ「え?」
ホップ「よくわからないけど、どっちもトウヤなんだぞ! だから、少し話してみたいと思ってたんだ!!!」
トウヤ「……、…………えっと……」
トウヤ「ごめんね……!!!」
キョウヘイ「もー、トウヤさんってば嘘つくの下手っすよねぇ」
ホップ「あれ、キョウヘイもいるんだぞ!? おはよう!」
キョウヘイ「おはざーす」
- 995 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/29(火) 21:59:35.72 ID:nioGpRSm0
- キョウヘイ「実は〜〜〜……ドッキリ大成功〜! 実はトウヤさんはいつものトウヤさんでした!」
トウヤ「だましてごめんね〜〜!」
ホップ「そうだったのかー!? ……ほんとだ、いつものトウヤなんだぞ!」
トウヤ「ごめんねぇ……でも、本当にアレが目覚めてる僕だったら危なかったと思うな……」
キョウヘイ「そうっすね!! ホップ、もう少し警戒した方がいいっすよ!」
ホップ「そうなのか? でも……」
キョウヘイ「普段のトウヤさん基準で考えたら駄目っすよ。目覚トウさんはもっと……こう……」
キョウヘイ「破廉恥な人なんで!!!」
ホップ「は、破廉恥なのかーーーー!?!??!?」
トウヤ「そ……そうだね……っ!!」
キョウヘイ「えっちなお兄さんなんすよ!!!」
ホップ「えっちなお兄さんなのか!??!?!?!?!?」
トウヤ「そうだけど! そうだけど!!」
- 996 : ◆nIESo90.aY [saga]:2022/03/29(火) 22:00:48.15 ID:nioGpRSm0
- (移動します いい感じに埋めておいていただけると……)
移動先→ https://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1648134067/l10
- 997 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 22:09:51.87 ID:rOduHkD10
- 遂に引っ越しかー 今までお世話になりました
- 998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 22:20:31.34 ID:uCIlFANgO
- 歴史は重なるよどこまでも・・・今までありがとうございました
- 999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 22:37:08.68 ID:96aRTT3H0
- お世話になりまし〜!
- 1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 23:32:25.77 ID:eMRlx7MS0
- 1000ならあと10年続く
- 1001 :1001 :Over 1000 Thread
- /. ノ、i.|i 、、 ヽ
i | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ |
| i 、ヽ_ヽ、_i , / `__,;―'彡-i |
i ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' / .|
iイ | |' ;'(( ,;/ '~ ゛  ̄`;)" c ミ i.
.i i.| ' ,|| i| ._ _-i ||:i | r-、 ヽ、 / / / | _|_ ― // ̄7l l _|_
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