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レッド(無口とか幽霊とか言われるけどダイマーックス!)

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211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 22:48:00.86 ID:Gn/eA6HW0
エーフィ
212 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/12(金) 22:53:06.20 ID:pK9+2ZDN0
レッド「……まぁ、バトルに関しては……いい先生に……」

エーフィ「なんで自信なさげなのさ〜〜〜〜!?!? 僕とレッド、三年一緒に旅してきた仲間じゃん!?」

レッド「…そうだけど……」

エーフィ「バトルでもすっごく頼りにしてくれるじゃん!?!?!?」

レッド「うん……そう、なんだけど……」

エーフィ「なんでそんな目泳いでるの!?!? いーよいーよ、じゃあ今からちゃんと指導するから!」

エーフィ「ちゃんと見ててよ〜! そして僕の評価を改めてよ!!!!!!!!!」

レッド「……わかった。頑張って…」

エーフィ「もちのろん! えー、それじゃあぴちぴちの二匹とも〜。エーフィ式スパルタトレーニングはじまるよ!!!」

ヤクデ「でぁ!?」

タンドン「!?!?」

レッド「大丈夫かな……」
213 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/12(金) 22:56:11.24 ID:pK9+2ZDN0
エーフィ「今から僕のサイコパワーで重しをつけま〜す!」

エーフィ「それを装着したままでランニング!! それから体当たり100回!!!」

ヤクデ「や、やく〜〜!」><

タンドン「どどど……」

レッド(なんだ……思ったより普通のトレーニングしてる)

レッド(これなら大丈夫そう……僕も少し参加しよ)

レッド「それが終わったら、僕も混ぜて……!!」

エーフィ「二匹ともォーー!! 基礎トレが終わったらレッドとのスパークリング!!」

エーフィ「手加減したらマジで大怪我するからね!! 僕はこないだもした!!!!!!」

レッド「それは…エーフィがいたずらしたから、でしょ……」


上がったレベル 直下コンマ+30
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 23:02:32.09 ID:HxronY9Z0
ぷい
215 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/12(金) 23:10:00.73 ID:pK9+2ZDN0
セキタンザン「だっざーん!!」

マルヤクデ「まる!!!」

レッド「大きくなったね……」

エーフィ「ふぃー……ふぃー……つっかれたあ!」

レッド「エーフィも、お疲れ……ありがとう」

エーフィ「いいってことよ! でもこの子ら、まだまだ強くなるね。大器晩成って感じ!」

エーフィ「次は僕以外のポケモンを先生にしてみてもいいかもね!」

レッド「そうしてみる……」

セキタンザン「だざん!!」

レッド「?」
216 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/12(金) 23:16:48.77 ID:pK9+2ZDN0
エーフィ「あ〜……あれだよ、レッドが最初会った時軽いって言ってたじゃん?」

エーフィ「今でも持てるかって……でも……」

レッド「……セキタンザン…」

セキタンザン「だざ……」

レッド「まかせて……ッ!!」ガシッ グイッ

セキタンザン「だざ〜〜〜!!」キャッキャ

エーフィ「すげえ〜〜〜〜!! 流石レッド、300キロ超えのポケモンを軽々持ち上げた!!」

レッド「ゴローニャと同じくらいだから……いける……!!!」

マルヤクデ「まる〜〜!!」グルグル

レッド「……ッ、ま マルヤクデ……!!」

エーフィ「さらにその上にマルヤクデが巻き付くだって〜〜!? 確かマルヤクデも120キロくらいあるんじゃなかった!?」

レッド「こ、これくらい……ッ!!!! 持ち上げられないと、っ マサラ人の 名が 廃る……!!!!」グググ

エーフィ「すげーーーーー!!!!!! 立ってる!!!!!!! 430キロが体にのしかかる中立ってるよ!!!!!」
217 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/12(金) 23:19:21.34 ID:pK9+2ZDN0


レッド「はあ……はあ……っ」バタッ

レッド(あの後……セキタンザンとマルヤクデを持ち上げたまま走ったりしてみたけど きつい)

レッド(きっと姉さんならあれくらい余裕でこなしてみせる……僕はまだまだだ)

セキタンザン「だ、だざ〜……」

マルヤクデ「まるゃ……」アセアセ

レッド「……ふたりとも、ありがとう……おかげで……いいトレーニングになった……!!」グッ

エーフィ「後で普通の人間はレッドほど頑丈じゃないってのも教えてあげないとナー……」

218 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/12(金) 23:20:13.29 ID:pK9+2ZDN0
今日はここまで。次回は明日 14日に更新ができないので、明日は何かしらの番外編です
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 23:23:02.37 ID:bWEoQd8j0
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 23:25:34.65 ID:UKu9WD1J0
乙ですブラ!
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 23:28:21.99 ID:dEHu4MWN0
222 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 21:05:54.68 ID:A1zEozkv0
はじめます。明日は何の日?
223 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 21:09:57.50 ID:A1zEozkv0
リーフ「明日はバレンタインデーよ!!!!!」

ハルカ「チョコ作り大会かもー」

ヒカリ「勝負に燃える乙女たちが集まった……というところかしら」

メイ「そういうことですにゃー」

ユウリ「貰うのは慣れているんだが、作るのは不慣れでね……皆、よろしく頼むよ」

リーフ「私も食べるの専門で作るのは得意じゃないけど頑張るわ!!!!!!」

ハルカ「なんていうか……珍しいメンツかも?」

ヒカリ「そうかもしれないわね。けど、考えてみればわかることよ。みんなチョコをあげたい相手がいるのね」

メイ「にゃはー。あとくそ兄貴に送る毒入りチョコを作りたくて……」

ユウリ「わ、私も義理チョコみたいなものだけれどね!!!!!!!!!」

ヒカリ「……そう。まぁ私はミュウツー様に送るのだけれどね」
224 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 21:13:05.28 ID:A1zEozkv0
リーフ「私は兄さんとファイアに送るのよ! もちろん姉さんにもね!」

ハルカ「妹から貰えたら、絶対喜んでもらえるかも」

リーフ「本当!? なら俄然やる気が出てきたわ!!!!」

メイ「……けど、メンツがなんていうか 不安だにょね」

ヒカリ「そう?」

ユウリ「確かに、料理に自信を持っている人はいないみたいだね?」

メイ「メイはここに〜、ゲストを召喚することを提案します!」

ヒカリ「そうね、料理上手な人でも私たちと同じレベルの人でも……」

ハルカ「確かに、協力して作るなら人数は多いほうがいいかも」

リーフ「ならこのゲストボタンと書いてあるボタンを押してみましょう!!」ポチ

ゲスト 下1
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 21:15:30.99 ID:/6hOTyhfo
クリスタルさん
226 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 21:19:11.38 ID:A1zEozkv0
クリスタル「出番と聞いて!!!!!!!!!!」パリーーーン

リーフ「きゃーーーーーーーー!!!!!!!!!! びっくりしたわ!!!!!!!」

ヒカリ「頼りにならなさそうな人が来たわよ」

ハルカ「まだわからないかも。ここから急に一流シェフ的な腕前が見られるかもしれないかも」

ユウリ「か、かなり前衛的な登場をするお嬢さんだね!?」

メイ「あ〜……一応出番にゃんですけど〜、お姉さんチョコあげたい相手とかいます?」

クリスタル「チョコぉ? 作ったら自分で食べるわよそんなん」

ハルカ「あかんかもしれないかも」

ヒカリ「企画の趣旨をご存じでない!?」

メイ「煽っちゃダメにゃーー!! このタイプは着火が早」

クリスタル「なんですってえ!?!?!??!!??!?!?!?!?!?!?」
227 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 21:23:36.57 ID:A1zEozkv0
クリスタル「いいわよチョコレート!!! 作ってやろうじゃないのよ!!!!」

クリスタル「作ってコトネとヒビキ辺りに与えてやろうじゃないの!!!!!」

メイ「超高速着火だにょ……まぁやる気出してくれたってことでいいのかにゃー…」

ヒカリ「さて、それじゃあ協力して作っていくことにしましょうか」

ハルカ「頑張っていこーかもー」

リーフ「よくわからないけどみんなで作るのね!? わかったわ!!」

クリスタル「あたしに続きなさいーーー!!!!! あーーーっはっはっは!!!!」シャカシャカ

メイ「なんて早い泡だて器捌き!!! 目にもとまらにゃい!!!!」

ハルカ(……これで作れるものなのかな?)

チョコ一作目(withクリスタル) 出来栄え 直下コンマ(高いほどよい)
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 21:25:38.51 ID:yr3ne7eV0
まずそう
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 21:27:34.00 ID:/6hOTyhfo
並だなあ
230 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 21:30:08.96 ID:A1zEozkv0
クリスタル「どうよ!!!!!!」

リーフ「おいしいわ!」

ハルカ「まあ……まずくはないかも」

ヒカリ「普通ね。スーパーで売っているものと大して変わらないわ」

ユウリ「いい出来栄えだとは思うが、これを自信作と言って渡すのはな……」

メイ「まずくはにゃいってのが微妙なところですにゃあ……」

クリスタル「何よそれ!!!!!! 良くも悪くもないってのが一番キャラ立たないのよ!!!!!!」

クリスタル「せっかくの!!! せっかくの出番だったのに!!!!!!! 並みだなんてえ!!!!!!!!!!」

クリスタル「ゴールドに八つ当たりしに行くしかないわ!!!!! 畜生!!!!!!!!!!!!」ダッ

リーフ「どっかいっちゃったわ……!」
231 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 21:32:38.46 ID:A1zEozkv0
ヒカリ「なんというか、絶妙に予想通りの人だったわね」

ハルカ「出オチ感が否めないかも」

ユウリ「ふふ……二人とも、それ絶対に本人の前で言ってはいけないよ」

メイ「最悪ここが戦場になっちゃうからにゃー……」

リーフ「うーん……せっかくだから、先生はたくさんいたほうがいいわ! そうでしょう?」

リーフ「このボタンが一回しか使えないなんて書いてないもの! 他の先生を呼びましょう!」

ヒカリ「そうね。次の先生はきっとうまくやってくれることでしょう」

ハルカ「それはそれとして、これ以降のコンマが傾くことも考えて一作目も取っておくかも」

メイ「リスクヘッジな乙女たちだにゃあ……」

リーフ「面白い人か料理が上手な人、来ますよーに!」ポチ

下1
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 21:40:53.34 ID:ugDMRqhS0
アルファ
233 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 21:44:45.06 ID:A1zEozkv0
アルファ「こんにちはっ!」

ハルカ「勝ち確かも」

ヒカリ「こんなに良い笑顔のこの子初めて見たわ……そういえば、妹さんだったわね」

アルファ「はいっ、妹のアルファです! よろしくお願いしまーす!」

リーフ「その気配……ふたごね! ふたごの気持ちはよくわかるわ! 私は二卵性だけど!」

メイ「まともそうな気配がすっごいにゃ〜〜〜!! 勝ち確〜〜〜!!」

ユウリ「これは可愛らしいお嬢さんだ……双子なのかい? 本当に? 上と下がこうわかりやすい双子もいるんだね…」
234 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 21:48:02.66 ID:A1zEozkv0
アルファ「私、お菓子作りはたまにするんですよ! その時はオメガくんにも手伝ってもらってるんですけど…」

ヒカリ「あら、ボーイフレンド?」

アルファ「えっ!?!? い、いや、その……わ、私はオメガくんにチョコあげようと思ってますけど…オメガくんはどうかなぁ…」テレテレ

ユウリ「何を臆することがあるんだい? キミのように可愛らしいお嬢さんからチョコを貰って、嬉しくない人なんていないよ」✨

アルファ「あ、あわ……ありがとうございます……!」テレテレ

ハルカ「うちの妹をたぶらかさないでほしいかもーーー……」

ユウリ「失礼、そんなつもりはなかったのだけれどね。可愛らしかったもので、つい……」✨

メイ「キラキラパウダーの使い手はいっつもまぶしいんだよにゃあ…手元がまったく見えにゃい」

リーフ「あのきらきらしたやつ、兄さんもたまに使ってるわ! 私も使えるようになるのかしら?」

ユウリ「修行をしたら、ね……」

ヒカリ(それ粉だったのね…チョコに間違ってはいらなければいいけど……)
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 21:50:16.07 ID:/6hOTyhfo
キラキラパウダー食べると魅了でもされるのかな
236 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 21:51:10.54 ID:A1zEozkv0


アルファ「あとは冷やせば完成のはずです!」

ヒカリ「前回よりはよっぽど期待が出来るわね」

メイ「それあの人の前で(略)」

ハルカ「当たり前かも。アルファが手伝ってくれたんだから勝ち確かも」

ユウリ「美しい姉妹愛…素晴らしいね! 感動するよ」

リーフ「形も可愛くできたわ! 食べるのがたのしみ!」

メイ「全部食べちゃだめにゃよー」

ヒカリ「さぁ、見せてもらおうじゃない。恋する乙女の実力ってやつを…」

チョコ二作目(withアルファ) 出来栄え 直下コンマ(高いほどよい)
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 21:54:19.62 ID:/6hOTyhfo
はい
238 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 21:57:18.54 ID:A1zEozkv0
リーフ「おいしいわ!」

ハルカ「最高かも…………」

ヒカリ「盲目にならないで頂戴……けど、さっきよりは良いわね」

ユウリ「そうだね、いい出来だと言えるんじゃないかい?」

メイ「そうだにゃー、じゃあこれは現在第一位!」

アルファ「ほんとですか、やったー!」

リーフ「あ!!! ならさっき作ったほうは全部食べてもいいかしら!?!?」

ヒカリ「いいけれど…これからまだ味見とかするのよ。大丈夫?」

リーフ「大丈夫よ!! マサラ人だもの!」

ヒカリ「ほとんどの行動に対しての免罪符ね……」

ハルカ「アルファが作ったチョコは大事に保管しておくかも」

アルファ「お、お姉ちゃんにはまた後でちゃんと作ったやつあげるから!」

ハルカ「愛…………」
239 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 22:00:31.36 ID:A1zEozkv0
ハルカ「相変わらず可愛い妹だったかも……」

ヒカリ「最近妹馬鹿に磨きがかかっているわよね……一人っ子の私にはよくわからないわ」

メイ「少なくともうちのクソ兄貴よりはずっといいですにゃ…やっぱ女の子のきょうだい欲しかったにゃ〜〜〜」

リーフ「きょうだいは楽しいわよ! だって私、兄さんもファイアも姉さんも大好きだもの!」

ユウリ「純粋だね……まぁ、私にも兄弟のような存在がいたからわからないでもないけれどね」

ヒカリ「そう……少し羨ましいわね。少しだけれど……」

ヒカリ(…なんてこと、あの子たちの前で言うと「僕が妹になるよー!」とか言いながら脱いでくるから言えないけど…)

ヒカリ「とりあえず、最高のチョコが完成するまでこの集いは止められないわ。次よ!」

ハルカ「アルファのチョコも最高だけど、まぁいいかも。それじゃ、ボタンを…」

リーフ「私! 私が押すわ!!!」ポチ

次の先生 下1
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 22:04:09.83 ID:cQnQRHX50
コトネ
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 22:04:18.54 ID:yr3ne7eV0
トウコ
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 22:08:04.36 ID:yr3ne7eV0
普段出番のない奴らがここぞとばかりに出てくるな
243 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 22:10:39.92 ID:A1zEozkv0
メイ「あっぶね!!!」

ヒカリ「どうしたの?」

メイ「にゃんでもないにょ☆」(一個下だったら地獄が形成されていたにょ……)

コトネ「それで私が呼ばれたってコトネ!!!」

リーフ「あなたがいないのは意外だったわ! キョウヘイにチョコを作るかと思っていたのよ」

コトネ「ちっちっち…差し入れに手作りは禁忌なんだよ……未開封の既製品を送るのがギリギリ!」

メイ「確かにキョウたんはそこらへん気を付けてるって言ってたもんにゃー」

コトネ「さっきはうちのお姉ちゃんがご迷惑をおかけしたってことで、妹の私が真剣にお手伝いしますよ!」

ヒカリ「……そういえば、そこも姉妹だったのね。今日は姉妹スペシャルでもあったのかしら」
244 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 22:14:22.97 ID:A1zEozkv0
リーフ「ねぇねぇ、コトネはチョコをあげたい人っているの?」

コトネ「うーん……そうだなぁ、ヒビキとシルバーかな。あとお姉ちゃんとゴールドさんにも!」

ユウリ「へぇ、沢山いるね。本命はないのかい?」

コトネ「本命はもう輸送しましたから!!! ……いえ、ガチ恋勢ってわけじゃないんですけど!」

メイ「キョウたん、振られちゃったにょね……」

  遠くの星空に半透明で浮かぶキョウヘイ『いや別に振られてはないっすけどねーーーー!?!?』

コトネ「ヒビキはいつも遊んでるし、シルバーも多分本命からチョコもらえないだろうし、私があげよっかなって」

ユウリ「そうなのかい……」

ヒカリ(まぁレッドはバレンタインに気付かない可能性すらあるものね……)
245 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 22:18:34.29 ID:A1zEozkv0
コトネ「そんなこんなで完成ってコトネ!」グッ

ヒカリ「チョコクッキーね。おいしそうに見えるけれど」

ユウリ「私たちは手を尽くした。あとは天命に任せるのみさ」

ハルカ「最後に神頼みになるお菓子作りってのもなんかアレかも まぁ仕方ないかも」

メイ「今回のポイントは〜?」

コトネ「チョコ生地がほとんどなんですけど、こっち側のは抹茶生地にしてマーブルクッキーにしてみました!」

コトネ「もちろん抹茶はジョウト産! いつでも宣伝を忘れないってことね!」

ヒカリ「郷土愛を感じるクッキーね。さて、どうかしら……」サク

リーフ「いただきまーす!」

三作目チョコクッキー(withコトネ) 出来栄え直下コンマ(高いほどよい)
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 22:24:05.25 ID:cQnQRHX50
247 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 22:29:17.48 ID:A1zEozkv0
コトネ「ぶふぉあ!!!!」

リーフ「お……おいしくないわ!!!」

ヒカリ「しょっぱいわね……」

ハルカ「もしかして、砂糖と塩を間違えた感じかも……?」

メイ「て、テンプレートなドジっ子だにゃーーー!!!」

コトネ「ご、ごめんなさぁ〜〜い! お姉ちゃんのぶんも頑張ろうと思ったのに〜〜!」

ユウリ「……そう肩を落とすことは無いんだよ、お嬢さん。キミは努力をした、それが一番大事なんだ」

ユウリ「たとえ砂糖と塩が間違っていたってゲホッッッ」

ヒカリ「体(味蕾)は正直なようね……」

コトネ「うう……」
248 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 22:32:22.19 ID:A1zEozkv0
コトネ「でも食べられないことは無いって感じ! ならいっか!」ケロッ

メイ「立ち直りはっや!?」

コトネ「逆にシルバー辺りは『これがこれから乗り越える障害のしょっぱさってコトネ』とか言えば何とかなりそう!」

ヒカリ「わからなくもないのが少し可哀そうね」

ハルカ「口直しにチロルチョコくらいは買っていってあげたほうがいいかも……」

リーフ「確かに食べられないことは無いわ……逆に塩分も多いから水と一緒に摂取すれば汗をかいたときにも安心よ!」

メイ「汗をかくくらい運動したときにクッキーはあんまり食べたくにゃいけども……」

コトネ「それじゃ、時間的にあと一回くらいかな? みなさん頑張ってくださーい!」

ヒカリ「……元気な子だったわね」

ハルカ「キャラの強さ的には姉より妹のほうが上かも……」
249 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 22:35:27.85 ID:A1zEozkv0
ヒカリ「さっきも言ってたけど、次で最後の一人ね」

リーフ「やっぱりバレンタインでチョコを作るのは、女の子が多いのね?」

ハルカ「今の時代、そこら辺はあんまり気にしなくてもよさそうかも」

メイ「まぁ…女子のが料理得意っていうのも当てはまらないパターンとかあるもんにゃ〜」

メイ(トウコさんとトウヤさんとか……)

ユウリ「そ、そう…だね…」

ユウリ(料理は大体マサルに任せてしまっているからな……)

ヒカリ「…次の先生に賭けましょう。ボタン、押してちょうだい」

リーフ「わかったわ!!!!!!!!!」ポチ

次の先生 下1
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 22:36:28.27 ID:jqKzTSST0
カルム

女子限定ならナナミさん
251 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 22:43:43.56 ID:A1zEozkv0
カルム「いや別に……ボクはチョコなんて……作ってないから……先生役は……」

リーフ「いいえ、嘘ね!!!!!!!!!!!!!!」

カルム「は!?!?!?!?!??!?!」

リーフ「ファイアが言ってたわ!!! カルムさんの恋人にあげるチョコの試作品を食べ過ぎてしばらくチョコ食べたくないって!!!」

ヒカリ「どれだけ練習したのよ……」

ハルカ「その試作品を食べた子もマサラ人かも? なのに根を上げるレベルかも…」

メイ「こりゃあ……中々の強敵が表れたにゃ……!」

ユウリ「見せてもらおうか……その愛に満ちた技術とやらを!」

カルム「何そのテンション!? 意味わかんないんだけど……!!! ていうかファイア…誰にも言うなって言ったのに……!!!」

リーフ「私とファイアは一心同体! ほぼ二人で一人だから、他の人に言ったカウントにはならないわ!」ドヤ

カルム「えっ……そ、そうなの? そういうもの……? ボク一人っ子だからわからないけど…」

ヒカリ「私もわからないけど、その理論はきょうだいいるいない関係ないと思うわよ」
252 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 22:47:14.92 ID:A1zEozkv0
ヒカリ「……というか、あなた料理できたのね。少し意外よ」

カルム「自分で言うのは嫌なんだけど……天命に任せた結果っていうか……」

カルム「実際、良いものが完成するまでファイアが犠牲になったわけだしね。あのファイアが普通に無口になるくらい…」

リーフ「な、なんですって!?!?!?!? す、すごいわ…………」

ハルカ「自分で味見をしようとしないところにお坊ちゃんマインドを感じるかも……」

カルム「ファイアってレッドと兄弟なんだなって改めて理解するくらいだったよ」

ユウリ「確かにそれは中々追い込んだと言えるかもしれないね……」

カルム「だから……先生役として、適任かはわからないっていうか……」
253 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 22:50:08.99 ID:A1zEozkv0
リーフ「大丈夫よ!!!!!!!!!!!!!!!」ガシッ

カルム「えっ」

リーフ「それくらい頑張ってきたってことでしょう? なら、その成果も表れているはずよ」

リーフ「私たちに、その努力の成果を……力を貸して! ファイアはもういらないかもしれないけど、兄さんに最高のチョコをあげたいのよ!」✨

メイ「ま……まぶしいにゃ!!!!!!」

ユウリ「くっ……教えずとも出来るじゃないか……!」

ヒカリ「系統が違う気もするけれどね……あれは正しく光側の人間……私が言うとダジャレになって嫌ね」

ハルカ「ザ・主人公って感じがするかも」チャッ

メイ(サングラス!?!?!?!?)

リーフ「……ダメ、かしら?」✨

メイ「それもレッドで見たことあるにゃ!?!?!?」

ヒカリ「血筋ね……」
254 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 22:53:40.62 ID:A1zEozkv0
カルム「べ、別に……駄目とはいってないけど……」

リーフ「本当!? ありがとうっ!」

カルム「し、仕方なくだから! 別に感謝とかしなくていいんだからね!!」

リーフ「素直じゃないのね! そこはどういたしまして、でいいのよ!」

カルム「……っ!!」

ヒカリ「あの子……あの家の血筋に対してちょろすぎない?」

ハルカ「逆に考えるかも。あの家がヤバいのかも」

メイ「多分そっちだと思うにゃー…… あの〜、チョコ作りません?」

カルム「わかってる!! それじゃあ準備して!!」

ユウリ「ふっ、わかっているとも。さて、戦闘開始だ!」
255 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 22:58:44.92 ID:A1zEozkv0
ユウリ「そして、五百年が経った……」

メイ「まさかこの戦いで死傷者が出るにゃんて……!」

リーフ「そうなの!? どこ!?」

ハルカ「そこまでかも。このメンバー、なんとツッコミがいないかも」

ヒカリ「このキッチンの様相は戦後といっても差し支えないけれど」

カルム「……」

ヒカリ「あら……おとなしいのね?」

カルム「別にそういう訳じゃないけど…勢いで買って出た先生役だからね、うまくいかなくても責任は負わないよって話」

ヒカリ「そう。大丈夫よ、私たちは子供とはいえ一人前のトレーナー。責任くらい取れるわ」

カルム(そうだ、この子ファイアと同じくらい大人びてるんだった……)

ハルカ「ところで、作ってて思ったけどこれって何かも? 見たことないかも」

カルム「ポフレだよ、カロス伝統のお菓子。一番作り慣れてるから、まだやりやすいかもってだけ」

リーフ「故郷の味なのね……! それじゃあ味見をしましょう! いただきまーす!」パク

四作目チョコポフレ(withカルム) 出来栄え直下コンマ(高いほうがよい)
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 23:00:28.87 ID:N17H2UUQ0
試作品と称して愛人にもチョコをあげていたのか
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 23:02:34.21 ID:yr3ne7eV0
果たして貰う側の反応は見れるのか
258 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 23:06:13.08 ID:A1zEozkv0
カルム「愛人じゃないんだけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヒカリ「どうしたの、急にガチギレして」

カルム「あ、いや……何となくって言うか 声が…気のせいかな……」

リーフ「きゃーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

カルム「そっちは何!?」

リーフ「これ……これ……とっても美味しいわ!!!!!!」✨✨

ハルカ「どれどれ……マジかも。なんか高級なお店で売ってる味かも……!」

ヒカリ「……本当ね。これならミュウツー様にも喜んでもらえる…!」

メイ「うわうわうわマジだにゃね!? これ個人的に持ち帰りたいレベルだにゃ……!!」

ユウリ「素晴らしい……! 君の愛の力という訳だね! 最高の講師だよ!」

カルム「え、そ、そう……? 別に、ボクはほとんど何もしてないし…皆が頑張ってたからじゃないの」

ヒカリ「ツンデレっていうかデレッデレね……まぁ、何はともあれありがとう」

カルム「……どういたしまして」
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 23:12:56.85 ID:/6hOTyhfo
優秀だなあ
260 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 23:23:05.69 ID:A1zEozkv0
カルム「それで……一応聞くけど、誰にあげるの? それ」

リーフ「兄さんと姉さんと…嫌がらなければファイアにもあげるつもりよ!」

カルム「……まぁ、きょうだいからのチョコならファイアも嫌がらないんじゃない」

リーフ「そうかしら? そうだと嬉しいわ!」

ヒカリ「私はミュウツー様に……ふふ、そのためにレッドにも頼んでおいたのよ」

ヒカリ「二人きりになれるよう、ミュウツー様に言っておいてちょうだいって…… シンオウに来てくれるらしいわ」

カルム(ポフレはポケモンにもいつもあげてるし、大丈夫はなず……)

ハルカ「私はユウキにあげるかも。あげないと変に考え込むから……ってのもあるけど、まぁ、私があげたいだけかも」

カルム「そう……なんかそこは固まってて良かったって感じ。他がアレだからなのはあるけど…」

メイ「クソ兄貴用とー、キョウたんとトウコさんとトウヤさんと〜……」

カルム「一個だけ包装がすっごい雑なんだけど!?」

ユウリ「私は友チョコだからね。とりあえずシンプルに……あれっ」

カルム「思いっきり一個だけ豪華なのがあるけど……」
261 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 23:26:35.35 ID:A1zEozkv0
カルム「……ま、一応一時的な先生になったわけだからこう言っておくよ」

カルム「このボクが手伝ってあげたんだから! 自信持って渡してこないと許さないからね!!」

リーフ「わかったわ!!!!!!!!!!」

ハルカ「よっ、ツンデレ!」

ヒカリ「ツンデレ屋!」

ユウリ「何だいそれは!? ジャパンの伝統芸能かい!?」

メイ「地域差が表れてるにゃあ……」

ヒカリ「……ということで、後の時間は…わかるわね?」
262 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 23:30:39.48 ID:A1zEozkv0

〜マサラタウン〜

リーフ「ただいまーーー!」

ブルー「おかえり、リーフ!」

レッド「おかえり……」

ファイア「おかえり〜…」

リーフ「あら? みんな揃ってるなんて珍しいわね!」

ブルー「ふふ、だって今日はバレンタインだもの。旅先で美味しいお店を見つけたところだったから、お土産にして帰ってきたの!」

レッド「僕は……ミュウツーを、旅に出したついでに……帰省……」

ファイア「俺はカロスから帰ったから家でのんびりしよーと思って〜…」

リーフ(カルムさんの言う通りぐったりしてるわね!!)
263 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 23:34:17.42 ID:A1zEozkv0
ブルー「それで、リーフが手に持っているのは何かしら?」

リーフ「! そう、そうなのよ! チョコを作ってきたの! お友達と集まってねっ、先生も呼んで!」

レッド「……凄いね…」

ファイア(…そういやさっき、カルムから連絡来てたな〜…妹は大事にしろとかなんとか これか〜……)

ブルー「まあ! それは素敵ね、私が買ってきたものもあるし…今日はチョコパーティーね?」

リーフ「チョコパーティー……!! それはとっても嬉しいわ! お母さんも呼んでくるわね!!」

リーフ「おかーーーさーーん!!!」タタタ

ファイア「……リーフを見ると、子供って気楽でいいなぁと思っちゃいますな」

レッド(ふたごだよね?)

ブルー「私から見たら、あなたもまだまだ子供よ。どう、食べれそう?」

ファイア「ん、食べますよ〜……せっかく持ってきてくれたわけだしね」

レッド「……😊」
264 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 23:41:27.79 ID:A1zEozkv0


〜シンオウ地方 シンジ湖〜

ヒカリ「レッドによれば、ここにいるらしいけれど……」

ミュウツー「……」シュンッ

ヒカリ「!!! み、ミュウツー様、その、これ……!!」ス…

ミュウツー「……」ジッ

ヒカリ(あぁ…じっと見てる…素敵……目が少し光ってるわね、おそらくサイコパワーで中身を見ているといったところかしら)

ミュウツー「……」

ヒカリ「う、受け取ってもらえた……!! あ、ありがとうございましたミュウツー様! そ、それじゃあ…」

ミュウツー「……」 

〜回想〜

レッド『ミュウツー……人に親切にしてもらったら、お礼をするんだよ……』

〜回想おわり〜

ミュウツー「……」ガシッ ブン…

ヒカリ「えっ あっ これ」(……って、握手…? なるほど、トレーナー達がバトルの後にする行動を模倣しているのね)

ヒカリ(そこに込められている感情は……感謝!? ミュウツー様が!? 私に!?!?)
265 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 23:45:45.35 ID:A1zEozkv0
ヒカリ「あ、あわ……わ わた わたs」バタッ

コウキ「ヒカリーーー!!!」バッ

ジュン「なんだってんだよーー! 不安で見てたけどやっぱりこーなったかー!」

ミュウツー「…………」

コウキ「あ、ごめんねー。ヒカリは嬉しかっただけだと思うから気にしないでねー」

ジュン「普段冷静な分、急に何かあるとこうなっちゃうんだよなー!」

コウキ「ヒカリの代わりに言っておくとー、喜んでくれてありがとねー」

ミュウツー「……」シュンッ


〜マサラタウン〜

ミュウツー「……」シュンッ

レッド「おかえり……どうだった?」

ミュウツー「……」

レッド「貰えたんだ……よかったね、ミュウツー……」

ミュウツー「……」コク
266 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 23:50:28.57 ID:A1zEozkv0
〜ミシロタウン〜

ハルカ「ユウキ」コンコン

ユウキ「ハルカ!」ガチャ

ユウキ「おかえり! 博士に聞いたけど、出かけてたんだってなー?」

ハルカ「そうかも。ま、概ね女子会って感じかも」

ユウキ「女子会! いいなー、俺も男子会やってみたいな! けど男子と言ってもどこまでが男子として分類されるかが微妙なのではないだろうか…まずレッドを呼ぶにしてもレッドは一部から性別男の娘として扱われている節があるので男子会に呼んでもいいのかというところから始まってしまうしその考え方をするともう何人か呼べない人が」

ハルカ「それでね」

ユウキ「うん!」パッ

ハルカ「チョコを作ってきたかも。バレンタインのプレゼントかも」

ユウキ「……ありがとな、ハルカ!! すーーーっごく嬉しい!!」

ハルカ「うんうん、感謝の言葉はそれくらいシンプルなほうがいいかも。どういたしまして」

ユウキ「へへへー、コウキに自慢しよー!」
267 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 23:56:19.58 ID:A1zEozkv0
〜イッシュ地方 サンヨウシティ サンヨウジム〜

デント「皆さんがいると、普通のお客さんが緊張して入ってこれなくなっちゃうんですよ」

トウヤ「え、そうなの? 二人とも人気者だねぇ」

トウコ「あなたね……」

キョウヘイ「まぁまぁまぁ〜〜……俺が輝きを放ちすぎてるせいっすから!」✨

トウコ「まぶしっ!!」

メイ「あ、いたいた〜! やっぱりキョウたんはわかりやすくっていいにゃ〜」

キョウヘイ「ちょっとぉ、俺を目印にしないでほしいんすけど!!」

トウヤ「あはは、それだけカッコいいってことだよ」
268 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/13(土) 23:59:30.63 ID:A1zEozkv0
メイ「それで〜、バレンタインってことで! メイちゃんから友チョコばら撒きタイムで〜す」

トウコ「あら、嬉しいことしてくれるじゃない! 私は完全に貰う気でいたけど持ってくるの忘れちゃって」

トウヤ「代わりに僕が持ってきたんだよ……ちゃんと用意しておきなって前々から言ってたでしょ」

トウコ「ふふ……最悪トウヤがなんとかしてくれるって思ってたのよね」

キョウヘイ「無駄に決め顔であくどい事言うのやめてもらっていいっすか?」

メイ「にゃははー、って言ってもメイちゃんのはしろーとの手作りだからクオリティはあんまりあれにゃけど……」

トウヤ「へぇ、手作り? すごいね、一人で作ったの?」
269 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/14(日) 00:03:18.89 ID:/soNpPCL0
メイ「いやいや、女子会をした時に作ったって感じですかにゃ〜」

トウコ「そうなの? なーんだ、私も呼んでくれたらよかったのに」

キョウヘイ「トウコさんはほら……一昨日は忙しかったっすもんね!」

トウコ「あら、一昨日だったのね。ならもともと行けない日だったわねー」

メイ(キョウたん、ナイス!!!)グッ

キョウヘイ(チョコの礼っすよ……!)グッ

メイ「まぁまぁ、とりあえず食べてくださーい!」

トウヤ「あ、これポフレ? 確かカロスに行ったときに見たことあるよね、これ」

キョウヘイ「ほんとっすね〜。一緒に作ったのがカロスの人だったんすか? ……まさかカルム? あの人もチョコ作る用事ありそうっすし」

メイ「ここで名探偵するのやめてもらっていーかにゃ? まー正解!」

トウヤ「そっかぁ。どれどれ……うん、すっごく美味しいね! ありがとう、メイ」

メイ「にゃはー……どういたしまして!」
270 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/14(日) 00:05:35.23 ID:/soNpPCL0
キョウヘイ「……」ニヤニヤ

メイ「…キョウたんも食べな!!!!」ズボシャ

キョウヘイ「っもごーーー!?!? お、美味しいっすけども!!!」

トウコ「……あら? メイ、そのぐしゃぐしゃのやつは何?」

メイ「あー、これは……クソ兄貴? いるんでしょ?」

アクロマ「はい!!!!!! キョウヘイくんがいるところに私あり!!!!!!!!」ガササッ

キョウヘイ「うわーーーーーー!!??!? 気付かなかったっす!! 登場の仕方が虫みたいでキモイ!!!!!」

メイ「どーせそうだろうと思ってにゃー。ほらよ、妹チョコ!」ブンッ

アクロマ「妹よーーーーーー!!! ありがとうございます!!!!!!!!!!!」ガシッ
271 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/14(日) 00:09:39.70 ID:/soNpPCL0
〜ガラル地方 ハロンタウン〜

ユウリ「やぁ二人とも! 元気かい?」✨

ホップ「ユウリ! オレたちはすっごい元気なんだぞ! 今もバトルしてたとこなんだぞー!」

マサル「ユウリも帰ってきたことだし、いったん休憩にするか」

ホップ「わかったんだぞ! いっぱいバトルしたから元気だけど疲れたんだぞ!」

ユウリ「そうかい? 疲れを取るには甘いものを食べるのが一番さ……ってことで、これを二人に」

ホップ「? ありがとうなんだぞー!」

マサル「僕にも、か? …ありがとう」

ユウリ「ふっ、礼を言うのは食べてからにしてもらえるかい? 自信作だからね!」
272 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/14(日) 00:14:41.82 ID:/soNpPCL0
ホップ「手作りなのか!? わかったんだぞ! ……なんか、すっごいおしゃれなんだぞ!?!?」

マサル「これは……カロス地方でよく作られてる、ポフレだったか?」

ユウリ「流石だね、その通りさ。友人と集まって作ったんだけれど、その時の講師がカロスの人でね……」

ユウリ「私も味見をしたんだが、かなり自信があるんだ……けれど、まぁ、食べてみてほしい」

ホップ「いただきます! ……〜〜〜!! おいっしいんだぞ!! 甘くて…なんか…すごくおいしいんだぞ!!!」

マサル「なるほど、チョコレート味でありつつ、ポフレ本来の甘さを控えることによって上品な味に落とし込んでいるんだな」

マサル「お菓子作りなら、僕よりもよっぽど上手なんじゃないか?」

ユウリ「いや、私一人だったらここまでの物は作れなかったさ! ……けれど、喜んでもらえてよかったよ」

ユウリ「ふふ……それじゃあ、他の友人たちにも配ってくるとしよう! さらばだ諸君!」ポーン

ウォーグル「うぉー!」バッサバッサ
273 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/14(日) 00:18:20.06 ID:/soNpPCL0
ホップ「いってらっしゃーい!」

マサル「気をつけてな……、さて。一か月後、どうするかだな」

ホップ「一か月後? ……あっ、もしかして今日ってバレンタインなんだぞ!?!??!?!」

マサル「気が付いてなかったのか!? …2月14日だぞ、今日は」

ホップ「うっかりしてたんだぞ〜…! お返しが来月でよかったんだぞ!」

マサル「はは、今度一緒にお返しを探しに行くか。けど……」

ホップ「? どうしたんだぞ?」

マサル「……いや、僕もこういった物のお返しはあまり慣れていないんだ」

ホップ「それを言ったらオレなんてもっとなんだぞ! 一緒に悩めばいいんだぞ〜!」

マサル「そうだな、そうしよう!」

マサル(……包装からして、ホップの方は本命だ。お返しが同じランクにならないよう気を付けないとな……)
274 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/14(日) 00:18:56.09 ID:/soNpPCL0
今日はここまで。次回は少し飛んで火曜日!
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 00:20:24.27 ID:eZI45vsc0
乙乙、良かった
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 00:25:47.21 ID:ZzF63qVr0
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 00:28:30.09 ID:02yg2nhbo
乙乙
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 00:56:13.61 ID:RhJhlnH10
乙。
メイちゃんはテツ君にも渡してそう……
279 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 21:03:19.91 ID:rKRabfhe0
はじめます
280 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 21:07:19.79 ID:rKRabfhe0
レッド(前回のあらすじ……)

レッド(エンジンシティに戻ってきて、チャレンジ前に特訓……しました)

レッド(そろそろ戻ろうかな……あれ)

キョウヘイ「レッドさ〜〜ん!」

レッド「キョウヘイ……どうしたの……?」

キョウヘイ「や、特に何かあるってわけじゃないんすけどね。出迎えっていうか」

キョウヘイ「朝起きてSNS見ながらダラダラしてたら『400キロ近く持ち上げてる子いる…』ってレッドさんがバズってたんで…」

レッド「!?」

キョウヘイ「あ、撮られてたの気付いてなかった系のやつっすね! 後でアレしとくっす」

キョウヘイ「とにかくそれでレッドさんが修行してる場所もわかったんで、トウヤさんからの避難ついでに迎えにきたんすよ」

レッド「なるほど……」
281 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 21:12:03.21 ID:rKRabfhe0
キョウヘイ「せっかくっすし、朝ごはん買って帰りません?」

レッド「……」b

キョウヘイ「レッドさんのいいね貰っちゃったっす あとで自慢しよ〜」

レッド(……ん? この声は…)ピタッ

キョウヘイ「およ、どうしたんすか? ……むむ、この面白そうな気配は…」ピタッ

レッド(隠れる場所…あった。キョウヘイ、こっちこっち!)コソコソ

キョウヘイ「了解っす〜!」コソコソ


ビート「こんな朝早くから何してるんです?」

マサル「目が覚めちゃってな、散歩してたところなんだ。ビートこそ、この時間にエンジンシティにいるのは珍しいな」

ビート「ジムリーダーの連絡網で回ってきたんですよ。要注意チャレンジャーがエンジンジムに挑むって」


レッド(あれは……ピンクの人!)

キョウヘイ(俺たち要注意チャレンジャーだったんすね……)
282 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 21:18:05.70 ID:rKRabfhe0
ビート「おそらく彼らは勝ち上がって、アラベスクタウンのジムにも挑戦しに来るでしょう」

マサル「そうだな、あの三人なら順調に勝ち進むだろうな」

ビート「貴方がそう言うなら猶更です。今のうちにバトルの様子を見て、対策したって悪いことはないでしょう?」

マサル「そういうことか。でも……対策出来るかどうかわからないぞ?」

ビート「……どういう意味です?」

マサル「三人とも、予想できない強さで予測できない戦い方をしてくるってことだ」

ビート「……」


キョウヘイ(めっちゃハードル上げるじゃないっすか?!?!??!?)

レッド(ただ殴ってるだけなので予測はしやすいかもしれないです)

キョウヘイ(まあレッドさんは手持ち毎回変えてれば予測されないんじゃないっすかね)

レッド(確かに!)
283 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 21:29:06.17 ID:rKRabfhe0
ビート「それでも、出来る限りのことをするのが務めです」

マサル「そうか……それもそうだな。偉いな、ビートは」

ビート「…務めを果たすくらい、当然の事でしょう。褒められるまでもありません」フイ

マサル「はは、そうか」


キョウヘイ(……ん? いやまさかな…)


ビート「でも まぁ……貴方こそ、日々子守を頑張っているそうじゃないですか」

マサル「そうだな、特に最近はあいつらもガラルを案内出来ることにはしゃいでるみたいで…まぁ、それでも楽しいからいいんだ」

ビート「そうですか……まぁ、たまには子守から解放されてみることですね。ポプラさんが、最近お茶に凝ってるので」

マサル「そうなのか? なら二人も誘っていこうかな」

ビート「だ、だからそうじゃなく……いえ、何でもありません。あまり騒がしくしたら追い出しますからね」


キョウヘイ(うわーーーーーー!!!!!!! 三角関係がもっとややこしくなってる!!!!!!!!!)
284 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 21:32:51.33 ID:rKRabfhe0
キョウヘイ(ていうか、ていうかユウリの心情にはあんなに敏い感じの空気出してるマサルは何でこの…)

キョウヘイ(カルムレベルのツンデレに気付かないんすかね!?!??!!??!?)


〜カロス地方〜

カルム「っくしゅん!」


キョウヘイ(鈍感系主人公っすか!?!? あんな空気読めんのに!?!? あ、俺が空気読めすぎるだけ……!?)チラッ

レッド「…………………………」

キョウヘイ(レッドさんもめちゃめちゃ察してる顔してる〜!!!! わりと鈍感系モテ主人公の気配があるレッドさんですら!!!!!)

キョウヘイ(あかんっすよマサル……それめんどくさい事になるっすよ……)

レッド(詳しいことはよくわからないけど、ボールの中でエーフィがあり得ないくらい回転してるからそういう事なんだろうな…)
285 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 21:36:51.49 ID:rKRabfhe0
キョウヘイ(初めての同い年トレーナー(メイ除く)ってことで、なんとか力になりたいっすけど)

キョウヘイ(関係が拗れすぎてて何処に協力したらいいかわかんねえっす……!!!! と、とりあえず!!)

キョウヘイ「帰るっすよ、レッドさん……! 俺たちはなにも見なかったっす…!!!」

レッド「…………!」コク


〜ホテル〜

キョウヘイ「いや〜、何とか気付かれずに帰ってこれたっすね!」

レッド「うん……あっ」

キョウヘイ「どーしたんすか? ……あ!! 朝ごはん!!!」

レッド「忘れてたね……」

キョウヘイ「今外に出ると鉢合わせそ〜っすもんね……しゃーない、俺たちでなんとかするっすか〜」
286 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 21:41:10.06 ID:rKRabfhe0
〜キッチン〜

キョウヘイ「ということで〜! キョウヘイと!」

レッド「レッドのー……」

キョウヘイ「むくちゆクッキング〜!」ドンドンパフパフ

キョウヘイ「賑やかしたのはいいっすけど、何作るっすか?」

レッド「それも問題……けど、問題はもう一個ある……」

キョウヘイ「トウヤさんの事っすね……頼みの綱のマサルは外出中っすし、話し込んで中々帰ってこない…とかもありそうっすし」

レッド「……作戦、考えた……」

キョウヘイ「れ、レッドさんが作戦を!?!?!? 考えたんすか!?!??!?!?」

レッド「………………」

キョウヘイ「てへ、キョウヘイくんジョークっすよ! して、その作戦とは?」

1,美味しいごはんで改心させる  2,パイ投げで朝ごはん兼目覚め解除  3,マサルを引きずってくる

レッド「……です」

キョウヘイ「なるほど〜〜……これが作戦と言えるかは一旦置いといて、どれにするか決めるっすか!」

どの作戦にするか 下1
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 21:42:41.25 ID:0EcOWjN60
1
288 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 21:46:41.70 ID:rKRabfhe0
キョウヘイ「せっかくエプロンもつけたっすし、しっかりご飯作る方向でいきましょー!」

レッド「おー…… 何作ろう……」

キョウヘイ「そーっすねぇ……昨日はサンドイッチだったし〜…あ、あれがいいっす! ライスボール!」

レッド「らいすぼ……あ、おにぎり……わかった……」

キョウヘイ「パン祭りの時期っすけど、たまにはお米も食べたいっすよね〜」

レッド「……お米と、塩はありそうだけど……中身が……」

キョウヘイ「ま、最悪ホテルの厨房から借りりゃいーっすよ。俺の顔パスでいけると思うんで」

レッド(ここもなんだ……)
289 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 21:50:25.79 ID:rKRabfhe0
レッド「……お味噌汁も、つけたい……」

キョウヘイ「確かにおにぎりだけじゃあっさりしすぎて改心してくれなさそーっすもんね」

レッド「味噌、あるかな……」

キョウヘイ「無けりゃポタージュとかにすればいいっすよ、味のバランスも案外良い感じになるかもっすし」

レッド「確かに……」

キョウヘイ「……ま、後は基本コンマ次第っすよね!」

レッド「僕たちの……料理ぱわーで、頑張ろう……」

キョウヘイ「おっしゃ〜〜〜! 頑張るっすよ!」

レッド作おにぎりの出来 直下コンマ(高いほどいい)  キョウヘイ作おにぎりの出来 下2コンマ(高いほどいい)
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 21:53:45.22 ID:3MSiq9P6O
料理には愛情も込めていけ 愛を込めて
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 21:54:40.18 ID:ghfLlb040
コンマの時間だ
292 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 21:58:58.03 ID:rKRabfhe0
キョウヘイ「だっはっはっはっは」

レッド「…………」

キョウヘイ「レッドさん、これは何おにぎりっすか?」

レッド「……厨房に、いったら…苺、くれたから……入れて、にぎったら……中で爆発して……」

キョウヘイ「それで見た目がグロテスクなおにぎりが完成したってわけっすね!」

レッド「……キョウヘイ、これは…?」

キョウヘイ「おにぎりとも呼んでくれないんすね…俺はあれっすよ、元気が出るようにーってバター入れて」

レッド「?」

キョウヘイ「さらに揚げたらおいしくなるかなーって思ったらすっげー焦げたっす!」✨

レッド(おにぎりがイッシュナイズドされてしまった……)

キョウヘイ「まぁ……あれっすよ、トウヤさんが普通に起きてたら可哀想っすけど」

キョウヘイ「目覚トウさんだったらそのまま食べてもろて…ワンチャン気絶狙えるっすよ」

レッド(これは料理じゃなくて罠とかそういうやつなのかもしれない)
293 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 22:02:16.63 ID:rKRabfhe0
〜部屋〜

キョウヘイ「そうっすよ、俺たちは警戒してたっすけど まずトウヤさんが目覚めてるかもわからないんすからね」

レッド(そうだ、そこでまず判定あるから……そこまで警戒しなくてもよかったかな)

キョウヘイ「今のところ、トウヤさんの目覚め率は60%くらい……大体大丈夫っすよ」

レッド「そっか……」

キョウヘイ「納得しちゃった……ま、ちゃんと言い直しても五分五分ってところすよ」

レッド(一撃必殺の技を当てられるから、目覚めない確率も引くことができるはず)

キョウヘイ「さっきの出目の低さの反動もそろそろ来てるはずっすからね」

レッド「……」コク ガチャ

レッド「トウヤ、起きて……!」

キョウヘイ「朝ごはんっすよ〜〜、トウヤさん!!」

直下コンマ65以下で目覚める
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 22:03:22.75 ID:0EcOWjN60
どうなる…?
295 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 22:06:43.46 ID:rKRabfhe0
トウヤ「うーん……」

キョウヘイ「…」ドキドキ

レッド「……」ドキドキ

トウヤ「二人とも、おは……えっ何それ? 朝ごはん? え? なにそれ?」

キョウヘイ「目覚めてない! よかったよかったっす〜、これはおにぎりっすよ」

レッド「作った……」ホッ

トウヤ「そ、そっかぁ……これから何かご飯作るときは僕に相談してね……」

キョウヘイ(これ目覚トウさん 食べたくなくてトウヤさんに押し付けたりしてそーだな……)

トウヤ「一食分しかないみたいだね…とりあえずその二つは僕が全部食べるよ。皆の分は僕が作るから……」
296 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 22:11:10.26 ID:rKRabfhe0



キョウヘイ「トウヤさーーーーーーん!!!!!!! そんなにまずいんすか!!!!!!!!!!!」

トウヤ「まずっ……くはないけど………」ゼエハア

レッド「……」アワアワ

トウヤ「食べる順番は間違えたかも……まさか、カロリー爆弾がこんなに思いなんて……」

キョウヘイ「くっ……バターを一箱の半分くらい入れちゃえー☆したのがここまで影響出るなんて…」

キョウヘイ(結構な確率で目覚トウさんが食べるわけだしテキトーでいいやってなっちゃったんすよね……)

レッド(……僕の苺おにぎり、見た目はちっちゃいけど圧縮したからそうなっただけでお米はわりとあるんだよね)

トウヤ「でも、せっかく二人が作ってくれたんだしね……!!」モグモグ

キョウヘイ「トウヤさーーーーーーん!!!!!!! アンタは最高の先輩っすよ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」ヒシッ

レッド「…………」ヒシッ

トウヤ「いいんだよ……二人の気持ちが嬉しいから……」

ユウリ「……三人とも、何してるんだい? ぎゅっとくっついて…」

ホップ「しーっ、今たぶん感動シーンなんだぞ!」

ユウリ「そうかな……頑張っておにぎりを食べてる人にしか見えないのだけれどね……」
297 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 22:17:05.29 ID:rKRabfhe0
トウヤ「あ、二人ともおはよう。かくかくしかじかって感じだよ」

キョウヘイ「そうなったのにはこれこれうまうまって訳があるんすよ」

ユウリ「なるほど、大体の事情はわかったとも」

ホップ(え!!! オレには何にもわからなかったんだぞ!!!!)バッ

ユウリ「わかったけれど、食べ物を罠にするのはあまりおすすめしないね。見てわかる罠に飛びつく人はいないだろう」

キョウヘイ「めっちゃ正論っす……今後の対目覚トウさん作戦において気を付けるっす」

レッド(もともとは美味しいごはんで改心させる作戦のつもりだったんだけど……)

トウヤ「ちょっとまってて、皆の分は今……あれ、マサルは?」

ホップ「あ、そうそう! 朝起きたらいなかったんだぞ! 散歩に行ってくるって書置きがあったんだぞ」

ユウリ「マサルはわりと早起きなところがあるしね…それにしても、そろそろ戻ってくるかと思うけれど」
298 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 22:22:36.11 ID:rKRabfhe0
マサル「あれ、みんな集まって何してるんだ?」

レッド「……もふもふかちかち」

キョウヘイ(擬音繰り返しシステムにしても雑すぎないすか!?)

マサル「なるほどな、そういうことか」

ホップ(マサルもわかるんだぞ!?!?!?!?!?)

マサル「そういうことなら、ちょうどよかった。朝食用に、と思ってパスティを買ってきたんだ」

レッド「ぱ……」

マサル「肉とかジャガイモを包んだパイって感じのやつだな。さっき、ビートに薦められてな」

ユウリ「ほう!! ビートと会ってきたのかい?」

マサル「ん? あぁ、散歩してたら偶然会って……」

ユウリ「へぇ〜〜〜〜〜……ほうほうほう、そうかそうか……それはよかったじゃないか!」ニッコニコ

キョウヘイ(め…………めんどくせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
299 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 22:26:01.20 ID:rKRabfhe0
キョウヘイ(なんでこの人らは他人の色恋には敏くて自分になるとセンサーぶっ壊れんすか? 全員鈍感系主人公か?)

レッド「……キョウヘイ…?」

キョウヘイ「ハッ な、なんでもないっすよ〜☆」

トウヤ(あからさまになんでもなくはないけど…緊迫した話じゃなさそうだし、任せて大丈夫かな)

マサル「特に三人は今日ジムチャレンジだしな。英気を養ってもらおうと思ったんだが……」

トウヤ「あはは……僕はおなかいっぱいだから大丈夫だよ」

レッド「……ごめんね…」

トウヤ「いいんだよ。むしろ僕だけ二人が作ったご飯を食べられたんだから、むしろ贅沢なくらいだよ」ニコ

キョウヘイ「好評ならまた作るっすよ〜?」

トウヤ「僕がいるときにしてね……」
300 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 22:36:11.42 ID:rKRabfhe0


キョウヘイ「ごちそうさまでした〜!」

レッド「でした……」

ユウリ「なるほど、これは良いパスティだね。私も今度行ってみるとしよう」

ホップ「話はよくわかんなかったけどご飯は美味しかったんだぞ!!!!!」

マサル「ごちそうさま。さて、そろそろ行くか?」

レッド「……」コク

トウヤ「そうだねぇ……炎タイプのジム、行ってみようか」

キョウヘイ「そろそろバトルのネタが尽きてきそ〜っす…」
301 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 22:44:29.39 ID:rKRabfhe0


〜スタジアム〜

カブ「やぁ!!」

レッド「!」

トウヤ「わ…こんにちは」

キョウヘイ「ジムリーダー直々にお出迎えっすか!?」

カブ「少し様子を見に来ただけのつもりだったんだけれどね! 握手に応じていたら、すっかり時間が経ってしまっていたみたいだ!」

カブ「ジムトレーナー達が噂をしていたのを聞いたんだけど、レッドくんはかなり修行をしてきたみたいだね!」

キョウヘイ(あれめちゃめちゃバズってたっすもんね……)

レッド「……」コク

レッド「……頑張るので…!!」

カブ「いい目をしているね!! ぼくも負けないよ! それじゃ、ジムの奥で待っているからね……!」
302 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 22:47:45.30 ID:rKRabfhe0
キョウヘイ「うーむ、なんとも熱い人っすね……」

トウヤ「あはは、キョウヘイには相性が悪いかな?」

キョウヘイ「商売の話だったらそうっすけど、ポケモンバトルならなんとかしてみせるっすよ!」

レッド「…………」ウズウズ

ユウリ「……ものすごくやる気だね? 今までもそうだったけれど、今回は特にだ」

マサル「カブさんはジムリーダーの中でも特にストイックな人だからな……似たものを感じたのかもな」

ホップ「わくわくする気持ち、オレもわかるんだぞ!!」

レッド「……わくわく…多分、それだと思う……」

レッド「い、行ってくる……!」ダッ
303 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 22:54:19.52 ID:rKRabfhe0

〜エンジンジム〜

レッド「……」

レッド(なんだろうこの空間。草むらがある…?)

ジムトレーナー「エンジンジムのジムミッションへようこそーーーーーー!!!!!」

レッド「!?!?!?」

ジムトレーナー「このジムでの!!!! ジムミッションは!!!!!!!! 一味違います!!!!!!」

ジムトレーナー「草むらにいるポケモンを捕まえるか!! 倒すかして!! ポイントを稼いでください!!!」

ジムトレーナー「他のジムトレは妨害とかしてきます!!!!!!!」

レッド(なるほど……でも、捕まえるのなら得意! それにしても、クリアするなら3匹くらい捕まえないとか…)

レッド(どうやって捕まえよう…)

1,キラキラ 2,クイックボール連発作戦 3,とりあえずジムトレ全部ボコす

下1

304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 22:54:59.36 ID:oAO/7gb00
3
305 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 23:02:48.08 ID:rKRabfhe0
レッド(とりあえず……)チラ

ジムトレ「!」「!」「!」

レッド(邪魔をしてくるなら、先に倒す……!)ポーン

ピカチュウ「ぴっか!」

レッド「ジムトレさんたち……手持ち全部出して…… まとめて倒す…!」

ピカチュウ「ぴっかぴか〜〜〜〜!!!」バチバチ



レッド(よし!)

ジムトレ「十万ボルトで…」「全滅させられた…」「ぐわーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

レッド(あとはゆっくりゲットしていけばいいから、楽になった…)

ロコン「きゅ!」カチッ

ヤクデ「やく〜」カチッ

ヒトモシ「もっし…」カチッ
306 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 23:07:43.46 ID:rKRabfhe0
レッド「……このポケモンって…」

ジムトレ「ぐわ……あ、そのまま連れ帰っていただいてもいいですし、こちらでリリースしても大丈夫ですよ!」

レッド(ヒトモシ系統は手持ちにいないから、この子はこのままゲットしていこうかな……)

レッド(ロコンはもう二匹いるし……)ス…

ロコン「きゅい」(お疲れっした〜)

ヤクデ「やっくで」(一回捕まった空気出せばいいんだから楽な仕事ですわ)

ヒトモシ「もし…!」(嘘…アタイ、ゲットされちゃった!!)

レッド「……よろしくね、ヒトモシ…」

ヒトモシ「もっし!」(しゃーないね!いいよ!)
307 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 23:16:11.84 ID:rKRabfhe0
ジムトレ「では!!! レッド選手ジムミッションクリアです!!!!!!」

ジムトレ「いざ、ジムリーダーとのバトルへ!!!! どうぞ!!!!!!!」

レッド「は、はい……」

レッド(ずっと熱かったな……)



カブ「早かったね、レッドくん! 改めて、ぼくが炎タイプのジムリーダー、カブだ!」

カブ「ヤローとルリナ……二人の強敵を退け、よくここまでやってきたね!」

カブ「君はマサラの子だろう! ならば、こちらとしても手加減を無用ということだ!」

レッド「……」

カブ「君は、私の古い友人とよく似た目をしている……! 彼はとても手強かったからね、君もきっとそうだろう!!」

カブ「この大舞台で、君の出来る限りの力を! 見せてくれ!!」ゴオオオッ

レッド(あ、熱い!!! ……けど、こっちも頑張るぞって気持ちになる…!)

カブ「さぁ、行こうキュウコン!」ポーン

キュウコン「きゅう!」

レッド(あ、懐かしいポケモン…カツラさんのこと思い出すな。炎タイプ相手だから……)

出すポケモン 下1
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 23:23:54.08 ID:ghfLlb040
ジュプトル
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 23:24:22.35 ID:3BlGgmyu0
シャワーズさん
310 : ◆nIESo90.aY [saga]:2021/02/16(火) 23:38:52.57 ID:rKRabfhe0
レッド(ここはシャワーズを……っ!?)ポーン

ジュプトル「……」スタッ

レッド「ジュプトル……!?」

カブ「ふむ……? 何か策があるということかな! わかった、受けて立とう!!」

レッド(そ、そういう訳じゃないけど……なんで……)

ジュプトル「……!」

レッド(…! ジュプトル、不利なタイプ相手でも勝つ自信があるんだ)

レッド(それなら……僕がしっかり、指示しないと!)

レッド「ジュプトル、相手の動きをよく見て……!」

ジュプトル「!」キッ

カブ「さて、どうなるかな! キュウコン、だいもんじ!」

キュウコン「きゅうう!」ボオッ

ジュプトル「……!」サッ
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