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【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」

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102 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:14:47.46 ID:VRP/WQ1Q0

< 罪無き悪意無き遠慮無き団欒 >







秋雲「え、何この肉塊は」

Littorio「? ステーキ用の牛肉ですが」

秋雲「えぇ……? これ、全部食べられるの? 」

Littorio「? 何人いると思っているのです」

葛城「もう胸焼けしそう」

雲龍「大変ね。肉って焼けたら縮むのよ? 」

葛城「あぁん? 」

瑞穂「どこからでもそういう話に結び付けられるのは便利というかなんというか……いえいえ」
103 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:15:27.50 ID:VRP/WQ1Q0

< 科学者というものα >







明石「宇宙人? いるに決まってるじゃないですか」

阿賀野「そうなの? 」

能代「真っ先に否定しそうなのに」

明石「だってですよ? いた方が面白いし私は楽しいですからね。
来ないだけでいるに決まってるんですよ、宇宙人」

伊13「なる、ほど……? 」
104 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:18:16.33 ID:VRP/WQ1Q0

< それでも胸を張って笑みを >






夕立「ここのヒトたちの方が未知の生命体よりよっぽど宇宙人っぽい! 」

涼風「お前が言うな」

海風「本当そうだね」

江風「まったくだぜ」

阿賀野「寧ろ夕立ちゃんの動きが宇宙人だよね」

能代「どころか宇宙人すら超越した何か? 」

夕立「……ぽい? 」

明石「まぁ、否定はできませんけどね。……ここで生活始めたら宇宙人だって腰抜かすでしょうよ」
105 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:19:11.66 ID:VRP/WQ1Q0

< 真っ暗な海眺めて、紫煙と寄り添って >







提督「んんっ……フゥ-…………かったる」

加賀「お疲れ様。隣、良い? 」

提督「ん……」

加賀「……」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………相変わらず、さ」

加賀「? 」

提督「綺麗だね。……フ-…………」

加賀「…………あなたの、隣にいるからですよ、__さん」
106 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:20:06.25 ID:VRP/WQ1Q0

< 笑み深く、情は熱く >







提督「悪いな。様子見に行ってやれなくて」

加賀「いいえ、見ていて特段面白いものでも……明石が話し相手になってくれましたし」

提督「そっか」

加賀「ええ」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………ん」

加賀「…………? 」

提督「煙草吸ってたら、手、冷たくなっちゃった」

加賀「ん…………本当に、仕方の無い、人ですね」
107 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:22:32.31 ID:VRP/WQ1Q0

< 舌華 >







加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………」

提督「…………」

加賀「…………ねぇ」

提督「うん? そろそろ部屋、戻るか? 」

加賀「そうね。……私、煙草を始める気は無いわ」

提督「? あぁ」

加賀「でも、そう……少しだけ薫る、というのは嫌いじゃなくなったんです。何年か前に」

提督「……」

加賀「紫煙だけではなくてその薫り、下さらない? 」

提督「もっとストレートに誘って欲しいな。……………………おいで」
108 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/23(水) 22:23:20.00 ID:VRP/WQ1Q0

ありがとうございました
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/23(水) 22:37:34.48 ID:LDrCib3i0
110 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:00:59.43 ID:pcBSCz/L0

< 笑顔で、舞う >







夕立「えっ? 高雄さんと愛宕さん? 嫌っぽい! 仲間なんて嫌! 敵がいい! 」

高雄「はぁ」

愛宕「……ふふ」

江風「お、おう……」

海風「……状況を知らなければとんだ間抜けって感じだよね」







提督「……………………」

瑞穂「うわぁ……凄い、切り返し」

阿賀野「何でアレ直撃させられるんだろう」

能代「夕立ちゃん並に怖いですね」

提督「…………………………………………」

明石「私が言うのもなんですけど……あなたの奥さん二人って時々悪魔に見えますよね」
111 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:02:36.58 ID:pcBSCz/L0

< 我が道を征く >







加賀「というかそもそもあの二人は最終日以外出さないんじゃなかったかしら」

提督「怒るなよ……今日と明日が何の日か知ってるか」

阿賀野「1914年の歴史的な独英休戦とボードゥアンのエルサレム王即位! 」

加賀「当然クリス……は? 」

提督「そういうことだよ……二日とも缶詰めってのを盾に押し切られたんだ」

加賀「……は? 」

能代「……阿賀野姉ぇはよくこの加賀さんの前で死ぬ程面白くないこと言えるね」
112 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:04:44.86 ID:pcBSCz/L0

< 凶器が乱舞 >







提督「付き合って以来初めてクリスマス期間のデート行けない代償」

加賀「ふぅん……? 」

提督「…………なんで俺クリスマス中嫁が傷付くの眺めてそれを事務的に処理させられるんだろう」

能代「えーと、ほら、あんまり損しょ

提督「あ”あ”ん”っ”? 」

能代「し、失礼しましたっ。……負傷、しない、かも? 」

提督「…………全く心に響かない慰めをどうもありがとう」

能代「……あ、ははは、は……? 」

明石「夕立ちゃんが狂喜乱舞して戦いたいって望んでましたからねぇ…………」
113 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:05:33.49 ID:pcBSCz/L0

< 海に咲く罪咎 >







愛宕「スッキリ? 」

高雄「まぁ……そうね」

愛宕「実戦じゃないから本当にスポーツって感じ」

高雄「下手を打つと当然沈むけれどね」

愛宕「でも私たちでしょう? 」

高雄「そうね」

愛宕「んふ……嗚呼…………心の底から化け物って感じ。悲しくなるくらい楽しかったもの」

高雄「…………そう、ね」
114 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:07:42.48 ID:pcBSCz/L0

< 寒々と沸々と >







提督「…………はぁ」

叢雲「シャキッとしなさい馬鹿。あんた、軍人、あの二人、軍人。
当然いつか死ぬかもしれないって覚悟が今を幸せにするんでしょうが」

提督「ん……」

叢雲「あの二人の前ならそういう顔でいいから、私たちの前ではまともな軍人でいなさいよ」

提督「…………」

叢雲「平和ボケ甚だしいわ。…………あんたにはッ、信じた私たちに背中を見せる義務があるのッ」

提督「ッ……………………悪かったよ。そんな、辛そうな顔、しないでくれ」
115 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:10:33.11 ID:pcBSCz/L0

< “ いつも通り ” >







愛宕「どうだった? 」

提督「お疲れ。……悪くはないけどお前は高雄のカバーに頼り過ぎ。
効果的な突撃と無謀な突出は違うんだから次は修正しろ。
特に今回は相手を最初から認識している弊害が多過ぎる。
仕方の無い部分もあるとはいえ夕立ばかりマークするな。
お前の目的は夕立の撃破か? ストレスの解消か? 違うだろうが。
無傷での生還を大前提に敵全体の全容を把握しつつ撃滅することだ馬鹿」

愛宕「ん……分かった。次はどうにかする」

提督「そうしろ。……高雄」

高雄「はい」

提督「今すぐ実戦に突入するなら愛宕の突撃をカバーする従来通りの組み合わせでいい。
だが今はあくまで演習だ、次は極力カバーしてやるな。
最大限に二人が活きる戦い方はこれまでの通りだろうがそれに頼り過ぎて慢心が見るに耐えない」

高雄「……はい」

提督「そもそもお前は相手の初弾を甘く見過ぎでーー






叢雲「まったく……最初っからあれでやりなさいよ馬鹿」

漣「発破かける役って大変だねぇ……お疲れ様むーちゃん」

叢雲「むーちゃん言うな! 」
116 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:11:45.24 ID:pcBSCz/L0

< (非)ソロ者の悪夢 >







江風「あーいうトコだよな。一応は有能なの」

龍田「何でも表裏なのよ。二人の生存率を最大限高める為の勝利とその戦術」

山城「だから死んだ目でずっと真面目に観続けているわけね」

龍田「勝てば良かろうなのだ、っていうところ?
……あんなに夕立ちゃんが愉しそうなんだから効果は抜群ね」
117 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:12:26.53 ID:pcBSCz/L0

< 楽しければ何でもいいと思うよ >







漣「今年もあと一週間かー」

叢雲「そうね」

漣「今年何か良いことあった? 」

叢雲「それなりには」

漣「そっか。ならいいや」

叢雲「ええ」

漣「……」

叢雲「……」

漣「…………今年さ、中身のある会話ってした? 」

叢雲「まぁ……それなりには? 」
118 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:14:58.64 ID:pcBSCz/L0

< 喫煙所、独り >






提督「フ-……明日もやんのかあれ」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………まぁ、平和ボケは平和ボケだよな。らしくなかった」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「次世代の夢を創る仕事、前の世代に頑張ってほしかったなぁ……」
119 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:18:33.44 ID:pcBSCz/L0

< 一人、寄り付いて >






赤城「であれば、出逢うことすら無かったでしょうね」

提督「…………今お前と話す気分じゃない」

赤城「別に難しい話も嫌な話もしませんよ、今は」

提督「他にお前と話すことあったっけ」

赤城「失礼な。益体も無い話や意味の無い話、馬鹿らしい話を楽しんできたでしょう? 」

提督「…………フ-」

赤城「私とて、あなたや彼女たちへの親愛は、あるのですよ? 」

提督「知ってるよ。…………切り替えた、全部無理矢理切り替えたから本当に心配そうな顔なんてしないでくれ、怖くなってきた」

赤城「本っ当に失礼ですねぇ……」
120 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:20:34.82 ID:pcBSCz/L0

< 日常を楽しむ為に必要な日常という儀式 >







漣「ジェネリックATMなご主人様ー」

提督「んだよ……素直に財布扱いされた方がまだマシだな。何? まだ酒殆ど入ってないんだけど」

漣「暇なんで風俗の話しましょー」

提督「巫山戯んな馬鹿」

漣「寝取りプレイ専門風俗とか無いんです? 」

提督「あのさぁ……」

漣「人妻風俗じゃーなんかちょっと違うじゃないですか。JDとか寝取りたいでしょ? ん? 」

提督「俺は何でもかんでも下半身で物考えるアホじゃねぇから」

漣「またまたー。野生の愛宕さんとかいたら勝手に保護して閉じ込めるでしょ? 」

提督「意味が分からないんだけど……」

叢雲「保護までは普通でしょうよそれ。
……上手くいけば愉快な話し相手くらいにはなりそうだし」
121 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:22:48.05 ID:pcBSCz/L0

< 巻き髪とかリボンスカートとかサマンサとかそんな感じかな >







提督「つーか海軍将校の肩書き見て股開くJDとかぜってー面倒臭ぇから願い下げだわ」

漣「ほーん? 」

愛宕「JDコスすればいいの? 」

提督「こういう嫁がいるわけだしな。……でもJDコスって、なんだ? 」
122 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:23:16.45 ID:pcBSCz/L0

< 非日常であるという前提 >







提督「っても……そうだな。風俗って所謂異世界というかさ、
普通では関われない世界に踏み入れるって感じだと思うんだよな」

漣「あぁ、一応続けてくれるんすね。
……肩書見せればヤれそうなJDより普通なら訴えられるかもしれない人妻の方がいいって? 」

提督「単に乱れられるより次の子もお願いしますね♥︎ とか言われた方が燃えそうではある」

漣「なるほどなるほど」

愛宕「一人目の可能性すら限り無く低い石女でごめんなさいねぇ〜」

提督「」
123 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/24(木) 23:23:43.51 ID:pcBSCz/L0

ありがとうございました
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/24(木) 23:39:37.58 ID:Pzw+ptpH0
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/25(金) 12:20:25.64 ID:b3YGCdnoO


艦これ的には海域ドロップするのが野生の艦娘?
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/25(金) 14:52:14.13 ID:JdBqUGx10
前スレで親友と“ 艦娘の複製 ”計画について言ってるから同名艦ってのがいない世界観で
野生の艦娘ってのはまだ軍の管理下に無い艦娘のこと?
だから深海棲艦倒して艦娘でてくる海域ドロップじゃなくて工廠等で建造される艦娘しかいないのかな?
127 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/26(土) 23:08:03.68 ID:l7CPmI6y0

< ただ、二人在れれば >







愛宕「クリスマス、終わっちゃった」

提督「……そうだな」

愛宕「色々と理由付けて無理矢理戦闘訓練させてもらったけど」

提督「ん」

愛宕「別にクリスチャンでもないしどうでもよかったのよ、本当は」

提督「知ってる」

愛宕「あなたに八つ当たりして、覚えていてほしかったの、来年まで」

提督「忘れないよ。どんな理由であれ、くだらない意地であれ、何も楽しませてやれなかったんだから」

愛宕「そうじゃなくて……うぅん……」

提督「無理矢理言葉にしなくてもいいさ。お前が言いたいことは分かる」

愛宕「んん……何だと思う? 」

提督「肩に頭、載せたいんじゃない? 」

愛宕「正解だけど大外れ、ってところね。取り敢えず手、握って」

提督「それはそれは…………ん」
128 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/26(土) 23:08:55.71 ID:l7CPmI6y0

< 街頭インタビューVTRでも眺めつつ >







葛城「やっぱこのご時世ナンパとかも減ってるのかな? 」

江風「知らねーよ何故江風の方向いた」

雲龍「まぁ……元々マッチングアプリだとかに流れていそうじゃない? 」

天城「あんまり詳しくはありませんが写真の修正だとかが効かない分ナンパの方がいい方もいるのでは? 」

雲龍「なるほど。確かにそうね」

葛城「男は色んな意味でナマが好き、と」

江風「そら嫌いじゃないだろーけどな……」
129 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/26(土) 23:09:22.76 ID:l7CPmI6y0

< 擦れていると言うと言い過ぎなラインで >







明石「葛城さんが割りかし下ネタいけて反面女の子っぽい女の子してる所為で」

葛城「はい? 」

明石「なんだか妙に自分が大人みたいな錯覚を覚えて困ってるんですよ。どうしてくれるんですか」

葛城「意味分かんな。明石さんも女の子してるじゃん」

明石「じゃない、とは言いませんけども……言葉では説明しにくいですねぇ……」
130 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/26(土) 23:10:05.75 ID:l7CPmI6y0

< 素(レズ) >







葛城「あっ、メスにされてばかりで女の子って感じではないってこと? 」

明石「えぇ……」

天城「……姉様」

雲龍「さすがに私はそこまで悪くないと思うけど……」
131 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/26(土) 23:10:51.81 ID:l7CPmI6y0

< 実感と重みと説得力のあるお言葉 >







葛城「てーか私も割と女の子忘れてることあるけどね」

雲龍「あぁ、輸送機の中で口半開きにしながら涎垂らして寝てたり」

葛城「は? 」

天城「しかも半笑いで」

葛城「は? 」

明石「やー、そういう感じのベクトルじゃないんで私。それは別のアレ」

瑞穂「そういう忘れ方をするともう戻れなくなりそうですものね」

葛城「……私いじめられてません? 」

加賀「さぁ……私も似たような扱いされることあるから」

赤城「そういう扱いをされたいとは思いませんけれど……全くされない方が疎外感のあるものなんですよ? 」
132 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/26(土) 23:11:27.32 ID:l7CPmI6y0

< 載せて、載せられて、抱き付かれて抱き締めて >







愛宕「あなたの人生で私だけが、って」

提督「うん? 」

愛宕「そういう生を望んだことが無いとは言えないけれど」

提督「うん」

愛宕「こういう生も悪くないって思わせてくれて、思える程幸せにしてくれて、ありがと」

提督「別に。……死期でも悟ったの? 」

愛宕「んーん、単にセンチなだけ。ありがちだけど年の瀬の魔力ってやつね」

提督「そ……」

愛宕「……」

提督「……」

愛宕「…………」

提督「…………」

愛宕「…………♪ 」

提督「ん…………こちらこそ、こんなにだらしないやつを幸せにしてくれて、ありがとう」
133 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/26(土) 23:12:53.00 ID:l7CPmI6y0

一応建造的なアレと極々低確率のドロップ的なアレとドロップ的なサルベージ的なアレ、って感じですね
あくまでエッセンスなので忘れていただいても何ら問題は無いですけども

ありがとうございました
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/26(土) 23:41:12.32 ID:fXegchK/0
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/27(日) 02:04:37.45 ID:WMZSTZfQ0
>>1
136 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/31(木) 23:00:26.77 ID:PBTI8azaO

< 失礼だけど笑ってしまった名前 >








提督「友達の伊達は嫁さんがマキさんだな」

叢雲「実際はどうか知らないけど割とそれ結婚で悩みそうよね」

提督「どうなんだろうな。赤井翠さんとかも実在するらしいけど」

叢雲「山佐佳奈さんとかも聞いたことある気がするわ」

提督「うん? 」

叢雲「ヤマサカナ、山の魚」

提督「あぁ、そういう……伊達のお母さんがさ」

叢雲「ええ」

提督「マキコっていうらしい。それ海兵のとき聞いて笑ってたんだよね」

叢雲「んん……それはまた」
137 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/31(木) 23:00:56.78 ID:PBTI8azaO

< らしくある >








提督「幸せならどうでもいいと思うけどな。……でさ」

叢雲「ええ」

提督「なんで年末に極限までくだらない話して全員の着付け待ってるんだろう」

叢雲「さ、さぁ……? 」
138 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/31(木) 23:01:55.25 ID:PBTI8azaO

< 祓え不幸を >







天城「年末と年始両方で集合写真を撮ると決めたのはあなたでしょう」

瑞穂「恒例行事ですしね」

提督「俺去年は年始が晴れ着で年末は普段着ってした気がするんだけど」

天城「何故かあなたが和服を着るからです」

提督「年始は大礼服着ろって言われたんだもん和服の出番無いじゃん」

高雄「年始は縮小してとはいえ訓示を与えたりと祝いの席ですからね。
正装して和服にして正装して、なんて整える私も面倒ですよ」

提督「だそうだ」

天城「はぁ」

瑞穂「しかしこうしてシャンとしているところを見ると本当に……いえいえ」

叢雲「……明石」

明石「はい? 」

叢雲「フラフラ血迷わせずにちゃんと繋ぎ止めておきなさいよ? 」

明石「や……えぇ…………? 」
139 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/31(木) 23:03:16.98 ID:PBTI8azaO

< イったっぽい! ぽい……? >








愛宕「女も男も大概面倒臭いしそもそも人間だって化け物だって個人差があるけどね?
割にちょろい生き物なのよ思考する時点で」

夕立「ふーん? 」

愛宕「ちょっと優しくされただけですぐコロっといっちゃったりね? 」

夕立「ちょっと強いだけの子なんて好きにならないけど? 」

愛宕「あの人戦闘力は人間レベルだけどベッドだと強いのよ? 」

夕立「夕立はそれ知らないから。知ってもいいの? 」

愛宕「私は別にいいけど? 」

夕立「えっ、いいの? 」

愛宕「いいっぽいいいっぽい」

夕立「ぽいー……? 」

高雄「……馬鹿な会話で頭がおかしくなりそう」

海風「姉がご迷惑をお掛けし……愛宕さんも大概ではありますけども」
140 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/31(木) 23:04:13.35 ID:PBTI8azaO

< イメージという事実 >







海風「そもそも夕立姉さんって激しく噛み付いたりしそうだから危ないですよ」

夕立「海風は夕立のことを何だと思ってるの? 」

海風「攻撃性に支配されてる飢えた狂犬」

夕立「酷いっぽーい。夕立はこれでも利口な方だよ? 」

海風「利口ね……高雄さんとか見て馬鹿って言える?
馬鹿じゃないから安心してってちゃんと私の目見て言える? 」

夕立「え……」

高雄「おかしいでしょう? 何故そこで私に飛び火するんですか……」
141 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/31(木) 23:14:38.94 ID:PBTI8azaO

< 来年もどうぞよろしく >






提督「えー、本年もまぁ楽しく過ごしましたが」

高雄「世情など何処吹く風に」

愛宕「なんとなくいつも通りに」

加賀「時折後輩にいじめられつつ」

雲龍「そんなわけ」

天城「愛ですとも」

明石「愛かは兎も角敬愛ではありますよね」

瑞穂「敬愛なんかではなくて、愛をください。肉の欲で構いませんからぁ! 」

叢雲「誰よこんな年末まで酔わせ倒させたの」

漣「さぁね。どうでもいいでしょそんなの」

江風「あぁ^〜……! 」

海風「ぴょんぴょん飛び跳ねるのは何かのギャグなの? 」

阿賀野「絶妙に馬鹿っぽいよね」

夕立「っぽい? 」

能代「ぽいぽい」

秋雲「ぽいよねー」

葛城「ぽいわー」

Littorio「ぽいですとも」

伊13「ノリ、いい、んですね」

伊14「いいっぽいいいっぽーい」

Roma「馬鹿ばっか」

龍田「年の瀬でもここらしいわねぇ〜」

扶桑「でも悪くは、ないわ」

山城「お蕎麦、揃いましたよ」

涼月「この量を越すまでに食べ終わるんでしょうか」

初月「いざとなれば加賀さんがいる」

涼風「赤城さんはフライング駄目だぜ? 」

赤城「ほえ? 」

旗風「もう既にずるずるしてるけど」

松風「仕方無いね。赤城さんだし」

提督「そうだな。……ま、変わらぬ明日で新年を迎えられれば、それにこしたことは、無いかなって」


142 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2020/12/31(木) 23:16:17.04 ID:PBTI8azaO

本年も本当にありがとうございました
なんとはなしにぼんやりなんとなく続きますが来年もどうぞよろしくお願い致します

皆さん良いお年をお過ごし下さい
どうぞ良い一年になりますように

ありがとうございました
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/31(木) 23:21:46.72 ID:ZqSJ9e2a0
乙 来年もよろしくね
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/31(木) 23:38:34.38 ID:mGA5RPthO
乙乙

今年も楽しませてもらってありがとうございました
来年もよろしゅうです

にしても大湊組と夕立の親和性高いな
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/31(木) 23:58:11.56 ID:ZqSJ9e2a0
>>144
そりゃ時雨の妹で海風・江風・涼風の姉だぞ
てか登場してる白露型でまともなの春雨だけか...
146 : 【吉】 [saga]:2021/01/01(金) 21:57:30.55 ID:d4p5TGt+0

新年あけましておめでとうございます
今年も大概低速ですがよろしくお願い致します



2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……?
147 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/01(金) 21:58:16.14 ID:d4p5TGt+0

< 時々は狭い湯船もいいよね >







愛宕「はうぅん……」

提督「ん……もっと力抜いていいよ」

愛宕「それでは遠慮なーく」

提督「んー……」

愛宕「…………」

提督「…………」

愛宕「…………はぅぅん? 」

提督「はうぅん? 」

愛宕「ふぅぅん」

提督「はうん……? 何か触った? 」

愛宕「んーん、あったかいなぁって」

提督「そっか。……よく考えなくてもさ」

愛宕「んー? 」

提督「こんな馬鹿なことしててこれから今年一番目の訓示垂れに行くとか笑っちゃうよな」

愛宕「いいじゃない別に。あったまって行きなさいよ」

提督「まぁね」

愛宕「ん……」

提督「……」

愛宕「……」

提督「……はうぅん? 」

愛宕「はうぅーん……? 」
148 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/01(金) 22:01:11.72 ID:d4p5TGt+0

< 諸々終わりまして >






提督「疲れた」

愛宕「疲れたわねぇ〜」

高雄「そうね」
 
提督「尊敬してもいねぇ蹴落としてぇ相手に挨拶するあいつらの方がよっぽどお疲れ様だが……ぁ」

愛宕「? 」

高雄「? 」

提督「あけおめことよろ? 」

愛宕「ことよろー」

高雄「今年もよろしくお願いします。……そんなこと、わざわざ言わなくてもいいじゃない? 」
149 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/01(金) 22:02:36.06 ID:d4p5TGt+0

取り敢えずこれだけやってまだ吉以上が出ないのは悲しいような違うような

2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……吉

改めて今年もよろしくお願い致します
ありがとうございました
150 : 【大凶】 [sage]:2021/01/01(金) 22:17:42.17 ID:2TGF31sY0
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/01(金) 23:11:34.31 ID:u4HyinpzO
乙ー
152 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:46:36.07 ID:PItIbRAc0

< こういうとき、あるよね >






明石「月姫リメイク……」

明石「…………」

明石「…………」

明石「…………」

明石「…………」

明石「あの人はあんまりこういうの分からないし漣さんは翡翠が分からないとか言ってたし……」

明石「…………」

明石「…………」

明石「…………」

明石「…………」

明石「やべぇ誰もこの話できない……? 」
153 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:47:55.76 ID:PItIbRAc0

< 聞き上手とお呼び >







秋雲「そんなときは何でもテキトーに話す機械になる有料お助け人秋雲さん! 」

明石「あ、そういうの間に合ってますんで」

秋雲「またまたー、旧デザのこととか並行世界のこと話したいんでしょー? 」

明石「そうだけどうっぜぇからパスで」

秋雲「えー? 」

明石「つーかいつだったか忘れましたけどあなたも翡翠知らないとか言ってませんでした? 」

秋雲「言いましたけどー、何でもテキトーに話す機械になる有料お助け人ですよ? 」

明石「それ間に合ってるんですって。そういう面倒臭い変なのとかうっざいの何人いると思ってるんですか」

龍田「んー? 呼んだ? 」

明石「呼ぶか。……型月の話できる龍田は余計怖いし嫌だしまだマシかもしれないけど」
154 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:48:38.66 ID:PItIbRAc0

< 触らぬ女に祟り無し >







龍田「えー、ほら、何の話か知らないけど元カレの趣味とか? 」

明石「元カレの趣味語る龍田とか見える地雷じゃん」

秋雲「そもそも龍田さんは存在が地雷ですもんねー」

龍田「あなたよくそんなこと言え……でも」

秋雲「はい? 」

龍田「ある意味では逸材よね。江風ちゃん方向に」

秋雲「? 」

龍田「……ふふ」

明石「失言重ねる方向とはまた違うと思いますけど……ま、いっか。私関係無いし」
155 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:49:20.62 ID:PItIbRAc0

< 感じ入るものがあったらしい>







秋雲「」

雲龍「……」

秋雲「」

海風「? これ、どうしたんですか? 」

雲龍「えっと、天城がね? 私も絵が趣味って口走ってしまって……」

海風「……嗚呼」

雲龍「たぶんこの子の描くものとは方向性が違うから困らせるって言ったのに」

海風「や……そういうことじゃないと思いますけど」

雲龍「? 」

秋雲「」
156 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:50:13.74 ID:PItIbRAc0

< 相対的な価値の暴落 >







漣「どう? この腐れ変態女凄いでしょ? 」

雲龍「褒めてとは言わないけど、暴言? 」

秋雲「……凄いっていうかなんていうか普通に売れるよこれ」

漣「だよねー。雲龍さん次気分乗って風景画描いたら」

雲龍「? 」

漣「ご主人様誑し込んでテキトーな賞に出してみません? 」

雲龍「嫌。あなたたちだから見せても許せるのよ、こんなの」

漣「えー? お金はー? 」

雲龍「あの人に集りなさいよ」

漣「くれって言ったらくれる人なんて面白くないですよー」

雲龍「我儘ね……」

秋雲「はぁ。……漣も全然本気じゃないんだね、こんな雑な会話に流していくんだから。おっかしいなぁ……」
157 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:50:56.82 ID:PItIbRAc0

< 扱いに困る >







漣「あ、いたいた。そーいや! 」

提督「あん? 」

漣「去年一年いい子にしてましたよ? 」

提督「だから? 」

漣「St.Nikolaus! 」

提督「発音いいな。俺の次くらいに」

漣「ねーねーパパーサンタはー? 」

提督「うるせぇな……ほら」

漣「これは? 」

提督「インパクトミント。ドイツ製のミントタブレットだな。まだあるから一個やる」

漣「ど、どーも。……なんでこんなぽーんと変に珍しいものくれるかなこのおじさん」
158 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:52:16.46 ID:PItIbRAc0

< 描くのって割と知識要るよね >







秋雲「ふむふむ、あんましハイブランドで固めたりはしないんですねー」

愛宕「まぁね。一応お金はあるけど固め過ぎても面白くないでしょう? 」

秋雲「基本やっすい服しか買わないっていうか買えないこと多いんで。
下手すると子供服着れちゃうこともあるし」

愛宕「漣もそんなこと言ってた気がする。……でも結構その辺はなんとかなるものよ? 」

秋雲「なんとかなるのは分かりますよ? 姉妹にも友達にもお洒落が趣味っていますし」

愛宕「興味、無いの? 」

秋雲「興味はそこら辺のテキトーな女子よりあるんですけど……はは」

愛宕「? 」

漣「興味の理由が違いますからなぁ……」
159 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:55:15.47 ID:PItIbRAc0

< 悪意無く見透かされるような >







あきつ丸「自分は殿下へのメッセンジャーではないと何度言えば分かるのでありますか」

提督「あきつちゃんの身体で弱いところ三つおしえてくれたらかな」

あきつ丸「まったく阿呆も度を越すと……葛城でいいのでありますか」

提督「だって頼まれちゃったもん。苦しそうに縋り付く女の子に」

あきつ丸「早々に金蔓化しそうな台詞ですな」

提督「もっと使ってやりてぇのにあいつら全然頼んでくれねぇの。
金でも情報でも恩でもなんでもいいんだけど」

あきつ丸「笑止。だから好きになったのでありましょう? 」

提督「まぁ、ね。……あきつちゃんさ」

あきつ丸「? 」

提督「何か、変わった? っていうか心境が劇的に変化する何か無かった? 特に、恋とかその辺で」

あきつ丸「はぁ。…………これだから女衒将校との会話は嫌なのであります」
160 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/02(土) 23:56:30.84 ID:PItIbRAc0

< 成功し続ける綱渡りという価値 >







提督「遂に鈴谷と一線越えたのか? 」

あきつ丸「だとしたらどうする」

提督「別に。おめでとうって言うだけだよ」

あきつ丸「露程も……露どころか滴り落ちる程思っているのでしょうな」

提督「当然だろう? あきつちゃん友達だし」

あきつ丸「実にツゴウノイイオトモダチ、でありますね」

提督「まぁまぁ。その辺は利害が一致してるから許してくれ」

あきつ丸「ふん。……もう一度お聞きしますが葛城を大湊警備府附に、これだけで? 」

提督「あと何人かなら呉れてやる、って言われてるけど俺も捧げる対価は大切にしたいからさ」

あきつ丸「左様で。…………いっそ鈴谷を望んでくれた方がすっぱり諦めて全力で抗ってやるものを」
161 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2021/01/02(土) 23:56:58.39 ID:PItIbRAc0

ありがとうございました
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/02(土) 23:57:49.52 ID:kka9z7k60
163 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:11:47.53 ID:EOOJR4b40

< 瓦解への道筋 >







龍田「横須賀はかの元帥閣下が通常部隊と艦娘部隊の両方を統括しているわけだけど」

山城「呉や舞鶴を含めて他の拠点は全て別々の指揮系統だものね」

龍田「各地に元帥閣下直属の将校が統率する各拠点があるだけで、
敢えて通常部隊と艦娘部隊を統括する軍人は存在しないけれど、
それってようは艦娘っていうのは元帥閣下の駒でしかないってことよね」

山城「我が主人様も、その一人」

龍田「これは非常に良くないことなわけ。
元帥閣下が不世出の英傑且つやんごとない血脈だからどうにかなっているだけで」

山城「舞踊に最適な愉快過ぎる足場ね」

龍田「それを補強するために各地の拠点は殿下の狗ばかりに。……これを踏まえて」

山城「踏まえて? 」

龍田「我が主人様がいなくなれば段階的にだけど間接的にこの国が滅茶苦茶になるっていうのは面白いわね」

山城「確かに」

高雄「何がどう面白いっていうんですか……仮にも好いた相手でしょうに」
164 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:12:33.88 ID:EOOJR4b40

< 独善を裁く罪罰なんてありまして? >







龍田「冗談よ。……無いの? 」

高雄「? 」

龍田「暗殺されそうになったこと」

高雄「ありますよ? なんならば私も依頼されたというか裏切りを教唆されたことがありますし」

山城「恐ろしいことね」

高雄「それを極限まで抑える為に不愉快でもあきつ丸やその他の有象無象と関係を持っているわけで」

龍田「そういう方向に繋がっていくわけね。……で? 」

高雄「はい? 」

龍田「あの人はその暗殺者、全部知ってるの? 」

高雄「そんなわけ。あの人にはでき得る限り綺麗な手で生きてもらわなければ困りますから。…………ただ、ひたすらに私の為に」
165 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:13:52.80 ID:EOOJR4b40

< 闇とかではなくて本当にシンプルに >







提督「高雄と愛宕の二人と一応は結婚したと言えなくもないわけだよな、巫山戯た書類と装備に含まれる指輪だが」

加賀「そうね。あと一応私とも」

提督「お前はいいんだよ。別に姉妹がいるわけじゃないから」

加賀「……あぁ」

提督「摩耶と鳥海が義妹か……って考えると怖いというか申し訳無いよね。
喜びとかじゃなくてこう、何か単純に悪いことをしている気分になる」
166 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:15:38.36 ID:EOOJR4b40

< 敢えて作法を守らないこともまた時には >







明石「さて、当警備府恒例の巨大鏡餅様ですが」

瑞穂「ですが? 」

明石「これ十一日まで飾っておくって邪魔でしょうがないですよね」

天城「一応は神様の滞在する場所ですから」

阿賀野「こんな瘴気漂う場所に滞在するとか物好きな神様だよねー」

能代「寧ろ邪神の類は喜んでいるのでは」

明石「というか常駐してるのがお供物食べる感覚なんじゃあ」

瑞穂「だとしても、ですよ。これ以上頭の痛くなる事態にならないよう祈っておくのは無意味ではありません」

能代「お膝元で祈るって逆効果じゃあ……」

Littorio「あぁ、ウイルスの収束を初詣に祈念するみたいな」

能代「……」

瑞穂「……」

阿賀野「そう考えると……これ今すぐ撤去して包丁でバラバラにした上で食べた方が、よくない? 」
167 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:16:25.26 ID:EOOJR4b40

< や、それって避妊のしようも無いよね >







扶桑「キスだけで子供ができるのなら」

山城「は、はい? 」

扶桑「何度も試せていいわね……嗚呼…………」

山城「…………姉、さま? 」

提督「…………俺に対する不満か? 回数をまだ増やせと? 冗談だろう? 」
168 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:16:57.64 ID:EOOJR4b40

< 強いって自称するのも…… >







扶桑「いえ……こう、なんとはなく思っただけです」

提督「つまり無意識の欲求、と」

夕立「提督さんベッド限定で強いんじゃなかったの? 」

提督「あのさ……いや、どう答えればいいのそれ」
169 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:17:49.54 ID:EOOJR4b40

< 女の子から言われると逆に怖い >







雲龍「あ、そうだ」

高雄「? 」

雲龍「高雄、もしあの人が死んでもまだ生きたい気持ちが欠片くらいあったとして」

高雄「砂一粒程も無いでしょうけれど……あったとして? 」

雲龍「三十になっても独身だったら結婚してあげる」

高雄「は、はぁ……ありがとう、ございます? 」
170 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:19:10.85 ID:EOOJR4b40

< 飼ってほしい相手を飼うのはつまらないのです >







愛宕「えー、高雄が駄目ならじゃあ私は誰が貰ってくれるの? 」

雲龍「何年経っても姉妹婚なんてどうせ許されないわよ。諦めて他探しなさい」

高雄「あなた好みの子はいないの? 」

愛宕「むーちゃん」

高雄「なるほど」

雲龍「むーちゃんもいいわね。高雄が死んでいれば求婚するわ」

叢雲「むーちゃん言うな。…………あなたたちに飼われるくらいなら私の方から漣に求婚して逃げるわよ怖いわね」
171 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:25:42.32 ID:EOOJR4b40

< 貰う側と言われて嬉しいかは別として >






雲龍「ん……じゃあ、うちの葛城をあげるわ」

愛宕「ずいずいに爆撃されそう」

高雄「勢い余って葛城さんも巻き込みそうね」

叢雲「そこは天城勧めておきなさいよせめて」

雲龍「天城はほら……小料理屋開いて常連のバツ一と再婚するから」

愛宕「なるほど」

高雄「妙にしっくりきますね」

叢雲「あんまり幸せそうじゃないのも似合いそうね」

天城「黙って聞いていれば……姉様が貰われていけばいいじゃないですか」

雲龍「趣味じゃない」

愛宕「趣味じゃないわ」

葛城「気は合いそうだけど……や、そもそも私って貰われる側なのは確定なの……? 」
172 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/04(月) 23:29:16.04 ID:EOOJR4b40

< でも同性なら趣味の話になると思うの >







瑞穂「明石さん、ちゃんと貰ってくださいね? 」

明石「や、え、えぇ……? 」

瑞穂「あら、明石さんが貰われる側の趣味だというのなら瑞穂も……」

初月「趣味とかそういう話じゃないと思うが……姉さん、閃いたみたいな顔をするのはどうなんだ? 」
173 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2021/01/04(月) 23:29:43.31 ID:EOOJR4b40

ありがとうございました
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/04(月) 23:30:07.41 ID:ys8yDg1y0
175 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:06:46.77 ID:iAbNbgLs0

< HENTAI COUNTRY >







提督「丑年だからさ」

愛宕「うん? 」

提督「牛柄の水着とか買ったら面白そうだなって思ったんだよ」

愛宕「? いいんじゃない? 」

提督「あまりにもヴァリエーションとかが有り過ぎて逆に困惑中」

愛宕「あー……うん? 今更? 」
176 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:08:28.31 ID:iAbNbgLs0

< 新年が殊更大事にならない程毎日が >







雲龍「ぁ……」

提督「あん? 」

雲龍「Happy 乳 Year を忘れたわ。そういう意味では」

提督「忘れたままでよかったんだが」

雲龍「去年も言おうと思ったのにまた忘れるなんて……不覚」

提督「来年も再来年も永遠に忘れてろ」

愛宕「ほぼ毎日祝わないといけないものねー」

雲龍「あぁ……そういう」

提督「ちげーよばーか。ちげーからな? 違うぞ? 高雄も変に同意した顔やめてくれない? 」
177 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:09:27.94 ID:iAbNbgLs0

< 本ッ当企業向けとか要らねーと思うの >







提督「っても……来年は虎柄水着で再来年はバニーか」

愛宕「年始ってそういう数え方するんだったかしら」

提督「もう面倒臭過ぎてそれでいい気がしてきたわ。年賀状が無ければまだ頑張れる」

雲龍「あれ楽しみなんだから無くなったら困るわ」

提督「お前は来たやつの当たり外れ見てダラダラするだけだろうが」

愛宕「切手シートなんて、ねぇ」

雲龍「あぁ、邪魔といえば邪魔だと思って」

提督「思って? 」

雲龍「あなたのアカウントをつくってフリマアプリで売ればいいと思うわ。今思っただけだけれど」

提督「それならまぁ」

高雄「はぁ。……いいから、出していない相手の選別早く進めていただけます? 」
178 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:11:39.50 ID:iAbNbgLs0

< 年賀状も出せないこんな世の中じゃ >






提督「こんなもんじゃねぇのか。ほぼ抜けは無いと思う」

高雄「まぁ、リスト外からなんて逆に予想し易かったでしょうから」

提督「うん。ちょちょっと終わらせるわこの辺」

高雄「はい。……そういえば先日も年賀状撲滅デモが始まればいいなんて話をしていましたけれど」

提督「したっけ? や、心から同意できるからたぶんしたんだろうが」

高雄「環境問題と絡めてSNS上で上手く立ち回れば物議を醸すくらいはできそうですよね」

提督「ん……まぁ」

高雄「演習相手の底も知れましたし、暇をいただけるなら素敵なSNS生活でも始めてみます? 」

提督「悪辣に過ぎるんじゃねぇかなそれ。……別に本気で絶滅させたいわけでもねぇし」
179 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:13:18.79 ID:iAbNbgLs0

< なんでも無いことだからこそ衒い無く >







高雄「言いましたね? 」

提督「は? 」

高雄「言質はいただきました」

提督「おい、そんな本気で止めたいわけじゃ……おーい」

高雄「ふふ……では、私はコーヒーを淹れてきますので」

提督「あ、そう……なんでこんな下らないことで艶のある顔できるの君」
180 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:14:16.72 ID:iAbNbgLs0

< かんじあそび >







雲龍「愛しい愛しいと言う心……で、戀」

天城「はぁ」

雲龍「つまり愛しい愛しいと言う化け物みたいな木も存在するってことね」

天城「ちょっと意味が……団欒の欒ですか? 」

雲龍「ええ」

瑞穂「綺麗な言葉と漢字でも雲龍さんの舌にかかれば簡単に品の無い意味に聞こえますね」

天城「まったくです」

雲龍「今のは品の無い話じゃあ……いえ、高尚な話って言い張るつもりは毛頭無いけれども」
181 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:14:44.71 ID:iAbNbgLs0

< 孌 / 㜻 >







雲龍「ちなみに“ みめよい ”と読む容貌が美しいって意味の字は愛しい愛しいと言う女って書くわね」

天城「はぁ」

雲龍「更にその異体字は女偏に下心で意味同じ」

天城「……」

雲龍「すなおだとかしたうって読みもあるけれどこれなら割と品が無……うん? 」

瑞穂「……瑞穂が悪かったですから無理にそういう話に向けないでください」

天城「……姉様ってどうしてこう意味の無いことばかり知っているんでしょうね」
182 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:15:46.21 ID:iAbNbgLs0

< 享受する気は勿論あるのだけれど >







雲龍「誰しもそんなものじゃない。……ちなみに非人名用漢字なの。よかったわね」

天城「まぁ、意味としても字体としても悪くはありませんが画数は多いですものね」

雲龍「名前なんてラベルなんだから分かりやすい方がいいものよ」

天城「姉様も天城も分かりやすいというか平易な方ですしね。龍はちょっと怪しいですけれど」

雲龍「一応人口に膾炙しているってことで。別に私は“ 竜 ”でもいいし」

天城「はぁ。……子供の名前、なんて考えるのは楽しいことなのでしょうか」

雲龍「きっと、ね。夢見るのも努力するのも、自由よ」

天城「ですね。…………せめて、いつかあの人が死んで百年後くらいには、実現すると、嬉しいです」
183 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:16:26.07 ID:iAbNbgLs0

< 愛してくれる人により愛してもらえるよう首輪を贈るのは許されるだろう







雲龍「か >

天城「あんまりウケは良くないかと」

雲龍「この前いい感じにお酒と雰囲気で寝室まで持っていったらリードは楽しそうだったのよね」

瑞穂「雲龍さんがあの意味の分からないくらい巫山戯たトレーニングをこなして頭脳労働にまで手を出した日ですか? 」

雲龍「ええ。ハートが燃えるってああいうことを言うんだって実感したわ」

瑞穂「違うと思いますけれど……」

雲龍「そう? 」

天城「そんな積み上げて騙し討ちみたいな」

雲龍「本気で拒まれれば私だって謝るわよ」

天城「それを知っているからあの人も無理矢理ノるんじゃあ……」

雲龍「それくらい甘んじてほしいものよ。……そもそも言い出したのは私じゃないし」

天城「はい? 」

海風「私です」

天城「はぁ……」

江風「…………姉貴に首輪なんて捧げ持って来られた日には膝から崩れ落ちるンじゃねーのかテートク」
184 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:17:39.75 ID:iAbNbgLs0

< 自分でラベリングできるとして >







秋雲「秋雲さんたちに用意された戸籍ってテキトーにそれっぽい名前付けられてるじゃん」

漣「だねー。古くも無く新しくも無いありがちな名前」

秋雲「基本的に雑に付けられた無用の長物だからダッサい名前だったり好みじゃないじゃん? 」

漣「まぁ……でも実際殆ど使わないし」

秋雲「そ・れ・が! じゃじゃーん! 強くお願いす・れ・ば」

漣「保険証常に所持かよ君」

叢雲「えーと、コシミズ……“ 輿水 幸子 ”? 」

秋雲「フフーン! 」

漣「えぇ……」
185 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:18:40.03 ID:iAbNbgLs0

< 遊びに本気≒人生 >







秋雲「まぁ、世に出ないというか出られない自信があるからこそのネタだけどね。自己満足の」

漣「ちなみに名前をアニメキャラと同じ名前にするには如何程の代償を支払ったので? 」

秋雲「十日間フルで身体機能異常励起し続けて……同好の士である将校の満足する、絵を……捧げました! 」

漣「えぇ……」
186 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:19:05.59 ID:iAbNbgLs0

< 予定調和染みた >







葛城「どうなってんの海軍……それでいいのか帝国……」

秋雲「誰も損なんてしてないでしょ? 」

漣「そこまでさせる将校もクソ馬鹿だけどさ、
そこまでしてそんなものしか手に入れられない秋雲は損してると思うよ」

叢雲「時間の方が明らかに大事よね」

葛城「てーか一応私たち税金暮らしでしょうが」

漣「あ、知ったこっちゃないんでそれは」

秋雲「どーでもいーよね」

葛城「確かに」

叢雲「……それはショートコントか何かなの? 」
187 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/05(火) 23:20:35.23 ID:iAbNbgLs0

< 今日の私にさようなら >







提督「ふぃー……今日も疲れただるい。……どした? 」

愛宕「お布団暖めておきました? 」

提督「そりゃどーも……ん」

愛宕「ふふ、まだあったかいわね身体」

提督「風呂入って髪乾かしてすぐだし」

愛宕「暖めておく必要無かった? 」

提督「いてくれる必要はあったよ。……初めて触るパジャマだ」

愛宕「そこは初めて見るパジャマだけど似合ってるぜ、ってところでしょう? 」

提督「足すな。……手」

愛宕「んー……」

提督「……ん」

愛宕「…………」

提督「…………」

愛宕「…………」

提督「…………」

愛宕「…………また、あした」

提督「ん、また、明日も明後日もいつまでも」
188 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2021/01/05(火) 23:21:02.22 ID:iAbNbgLs0

ありがとうございました
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/05(火) 23:31:01.30 ID:iTWM1sL20
乙 とりあえず秋雲にスカイダイビングさせてみるか?
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/05(火) 23:41:44.82 ID:D7z7fTtDO
どっかの輿水幸子かよ
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/05(火) 23:44:07.86 ID:l9wsOGt2o
そういえば同じ声よね
192 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:23:46.29 ID:skH08+KO0

< 寝顔を眺めながらコーヒーっていいよね >







愛宕「んー…………? 」

提督「おはよう。コーヒーなら淹れてあるよ」

愛宕「シャワー浴びたら貰う。……何時? 」

提督「(4+4)/4+4時ちょっと過ぎ」

愛宕「はぁ……ばーか」

提督「んんっ……寝てから六時間くらいかな」

愛宕「そ……んぅ……」

提督「寝ててもいいさ。ゆっくりしとけ」

愛宕「そ、うねぇ……んー……」

提督「…………」

愛宕「…………」

提督「…………」

愛宕「…………おでこにチューしてくれたら、起きる」

提督「手の甲を選ばせていただいても? 」

愛宕「ばーか」
193 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:25:31.34 ID:skH08+KO0

< 好みというだけですが >







提督「なんかこれも結構前に話した気がするんだけどさ」

漣「? 」

提督「フローラと結婚しようがビアンカと結婚しようがデボラと結婚しようが側室ぐらい持てばいいんじゃねぇのかな」

漣「ハーレムエンド含めてブランド的なアレとかゲームのテーマ的に駄目じゃないのって話になりませんでしたっけ」

提督「や、でももうその辺はいいと思うんだよな。
ジェンダーとかそういうのはどっかしらで突っついてくるんだから。
なんならR15指定とかで出せばいい」

漣「別に漣はそういうエンドあってもいいじゃんとは思いますけども」

秋雲「エロ同人のネタを狭めるのは創作として近年駄目な方向行ってる潮流を感じるので駄目です」

提督「えー……」

漣「まぁ……」

秋雲「介護で山奥幽閉とか商家の為にも他の男と結婚とか素晴らしいじゃないですか、ねぇ? 安易に馬とかよりも、ねぇ……? 」
194 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:26:58.42 ID:skH08+KO0

< むつかしいおはなし >







提督「俺はその辺よく分からねぇけどさ、一応グレーゾーンなんじゃねぇの」

漣「明確に二次創作に対してお気持ち表明してるとこもありますしね」

秋雲「それを否定はできないよ。それは作品に対する思い入れとか当然の権利だもん。でもさ」

提督「あん? 」

秋雲「SNSがここまで浸透してね、敢えて奨励したりステマじゃないステマ狙ってるとこは増えてると思うよ」

提督「そうなの? 」

漣「なんとなくそうなのかなって思うときはありますねー」

提督「ふーん……」

秋雲「どうでもいいといえばいいんだけどさ。
……別に秋雲さんは売ったりしてるわけでもないしね」
195 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:27:55.68 ID:skH08+KO0

< 質実共に >






秋雲「まぁ、そういう硬かったり面倒な話は置いといて」

提督「ん? おう」

秋雲「明確に姉妹とまではいかなくとも同じ血筋の女の子全員娶るってやっぱ浪漫? 」

提督「すげーぶっ込み方。……まぁ、いいんじゃねぇの? 」

漣「ご主人様割と現在進行形でしょそれ。特にそこ興奮ポイントじゃない気がする」

提督「そう言われるとそうか」

秋雲「なんだこの社会の敵」

漣「今頃気付いたの? 」

秋雲「だって外面だけはいいじゃんこの人」

漣「まーねー」

提督「はいはい。……曲がりなりにも正義の味方なお前らに言われると実際何も反論はできねぇな俺」
196 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:29:26.30 ID:skH08+KO0

< 意味が分かると脳が壊れる話 >







明石『ん……瑞穂さんが、一番安心します』

瑞穂『もっと、抱き締めて、ください……強く、締め付けて、離したくならないように』






瑞穂「はぁ……」

天城「……? 」

瑞穂「いえね…………あれって1/1での一番じゃないんだな、と」

天城「は、はい……? 」
197 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:30:18.71 ID:skH08+KO0

< 言葉の裏というものにはほぼ全て >







雲龍「更に穿ってみると単に安心するだけで快感も幸福感も一番ではないみたいね」

瑞穂「…………」

天城「…………」

雲龍「そんなのその辺のペットだとかぬいぐるみと同……うん? 」

葛城「…………なんで雲龍姉ぇは無造作に追い討ちかけたの? 」
198 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:30:56.69 ID:skH08+KO0

< そう思ってしまう方が悪い云々 >






雲龍「いえね、実際素直に考えると盛った後のラリったクールタイム以外では割とそう聞こえると思うけれど」

瑞穂「…………」

葛城「だからさ……」

天城「…………姉様って何故か最近瑞穂さんへの当たり強くありません? 」
199 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:32:06.34 ID:skH08+KO0

< 勝ち負けの話ではないと思うものの >






葛城「そもそもさ、私は男に抱かれたこと無いから知らないけど」

雲龍「ええ」

葛城「男、っていうかあの人みたいにタッパあって筋肉質な人と瑞穂さんじゃあ安心感の意味が違うと思うよ」

雲龍「そうね」

葛城「瑞穂さんのは普通に好きだから安心できるわけでさ、
あの人のには単に身体大きいからって意味もあると思う」

瑞穂「……そう、ですね…………ええ」

葛城「うん? 」

天城「……普通に好き、という表現も穿てそうですけれどね、
身体が大きいからってだけの相手に負けている扱いはさすがにどうなのです」
200 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/07(木) 23:36:51.67 ID:skH08+KO0

何かのキャラと同姓同名の方って割といますよね
何人かお会いしたことがあります

ありがとうございました
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/07(木) 23:51:15.46 ID:/huzjKt80
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