P「あいつらに会いたい」

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106 : ◆nx90flyJCa6p [sage]:2020/10/21(水) 20:24:59.76 ID:WLf+yO4T0
美嘉「へぇ、このブレスレット、呪文が彫ってあんだ。結構凝ってんじゃん」

蘭子「呪文……」

アナスタシア「どうしました、蘭子」

蘭子「……我らで呪文をつくり、
   それを簡易刻印として身体に刻みつけるのはどうだろうか」

P(……?)

アナスタシア「ハラショー。それは素晴らしいアイデアだと思います」

美嘉「うん、イイと思うよ。まぁ、蘭子ちゃんの趣味全開の呪文にすると、
   シンデレラに登場する魔法使いのイメージからは逸脱しそうな気もするけどね」

P「えっと……、蘭子はなんていったのかな」

蘭子「あ、その――」

美嘉「タトゥーシール。呪文をみんなでデザインしてさ、
   それを腕とか顔につければ面白くないか、ってことでしょ」

蘭子「う、うむ。いかにも……」

P「なるほど、タトゥーシールか。それはいいアイディアだな。
  グッズにもできそうだし、検討の余地があるよ」

アナスタシア「よかったですね、蘭子」

蘭子「しかし刻印だけではこの衣に眠れる真の力を呼び醒ますことは適わない。
   我らが魔翌力を注ぎ込み、共鳴させることができればあるいは……」

P「……つまり?」

蘭子「あぅっ、つまり――」

アナスタシア「みんなでアイディアを出し合えばもっと衣装がよくなる、
       そういいたいのですね、蘭子」

蘭子「そ、そのとおり……!」コクコク

P「そうだな。まだまだ改善の余地はありそうだ。
  他に気付いたことがあればみんなも――」

蘭子「衣を漆黒から蒼へ染め上げ、背中に銀の十字の紋様を入れれば……」

美嘉「いや、だからそんな魔法使い、シンデレラには登場しないって」



P「……」

P(……今まで気付かなかったが)

P(蘭子、俺と他の子たちとでは話し方も表情もまるで違うんだな……)



…………………
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……
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