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【モバマス×ポケモン】藍子「めざせポケモンマスター! …ポケモン、マスター?」
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364 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/11/27(金) 20:49:58.22 ID:jbUvCAmo0
莉嘉「ええっ!?」
恵磨『な、なんとっ!? バシャーモがねっぷうの中を突っ切ってきている!?』
瑞樹『同じほのおタイプのバシャーモだからこそなせる技……いわば疑似『フレアドライブ』といったところかしら』
美嘉「ヤバイ、ラプラス! うたかたのアリア!」
ラプラス「ラプー」ピヨピヨ
バシィ
恵磨『ああっと、ラプラス混乱して自分を攻撃してしまっている!』
365 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/11/27(金) 20:50:46.93 ID:jbUvCAmo0
恵磨『その間にもバシャーモはどんどんカエンジシに近づいていきます!』
莉嘉「くっ……!」
卯月「そのままスカイアッパー!!」
バシャーモ「バシャ!!」
ドゴォッ
恵磨『こ、これは……』
恵磨『炎を纏ったバシャーモが、天高くカエンジシを突き上げたァァ!!』
366 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/11/27(金) 20:51:57.22 ID:jbUvCAmo0
美穂「! あれは……コンテストでも使ってる卯月ちゃんの得意技!」
響子「フレアドライブとスカイアッパーのコンボ技……それを相手を利用して発動するなんて!」
莉嘉「カエンジシ!」
美嘉「ラプラス、援護するよ! カエンジシにいのちのしずく!」
未央「させるかー! ゲンガー、サイコキネシス!」
ゲンガー「ゲーン」ヌンッ
ゲンガー「ゲゲーン!」グワッ
367 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/11/27(金) 20:52:31.50 ID:jbUvCAmo0
ラプラス「ラプッ……」
恵磨『ラプラス、ゲンガーのサイコキネシスに捕まってしまった!』
ゲンガー「ゲゲーン!」ブゥンッ
ラプラス「ラプッ……!」
恵磨『続けざまにラプラスも空中に放り出されました!』
未央「よーし、決めるよしまむー!」
卯月「うんっ!」
368 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/11/27(金) 20:53:04.02 ID:jbUvCAmo0
卯月「バシャーモ、ブラストバーン!!」
未央「ゲンガー、ヘドロばくだん!!」
バシャーモ「バシャ!!」
ゲンガー「ゲゲーン!!」
ドガァァァン
莉嘉「ああっ、カエンジシー!」
美嘉「ラプラスッ!」
ドサッ
カエンジシ「カエン」バタンキュー
ラプラス「ラプ……」バタンキュー
恵磨『なんとなんと! ライブアイドル、まさかの二体同時ダウーン!!』
ウワァァァァァァァァ
369 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/11/27(金) 20:54:06.42 ID:jbUvCAmo0
瑞樹『やるわね。本気のライブアイドルを相手に鮮やかすぎる立ち回りだわ』
瑞樹『それに、ただ勝っただけじゃない』
ワァァァァァァァ
『卯月ちゃんのポケモン、ただ戦ってるだけでもすげえキマッてるぜ……』
『ああ、バトルライブなのにコンテストを見てるみたいだ!』
瑞樹『コンテスト譲りの卯月ちゃんのポケモンの魅力も、観客にバッチリ伝わっているみたいね』
卯月「やった!」
未央「へへん、どーよ! 今の私たちに死角はないっ!」
莉嘉・美嘉「……」
未央「……あれ?」
370 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/11/27(金) 20:54:58.31 ID:jbUvCAmo0
莉嘉「お姉ちゃん」
美嘉「うん。わかってる、莉嘉」
チャキッ
美嘉「……アンタ達、よくアタシたちを本気にしてくれたね」
未央「えっ……今まで本気じゃなかったの?」
莉嘉「違うよ、本気中の本気って意味ー!」
卯月「ほ、本気中の本気……?」
美嘉「みんな、よく見ててね!」グルッ
美嘉「ここからアタシたちのカレイな逆転劇……見せてあげるから★」
莉嘉「えへへ、やっぱりアタシたちが一番って思わせちゃうもんねー!」
ウオオオォォォォォォォ
371 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/11/27(金) 20:56:10.33 ID:jbUvCAmo0
莉嘉「いっけー、ラティアス!」
美嘉「いくよ、ラティオス!」
ポンッ ポンッ
ラティアス「ティア」
ラティオス「ティオ」
卯月・未央「!?」
恵磨『で、出たァァァ!! ライブアイドル、ここでエースである夢幻ポケモンを送り出しました!!』
372 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/11/27(金) 20:59:58.01 ID:jbUvCAmo0
to be continued…
バシャーモの疑似フレドラからのスカイアッパーは絵面的にまんま神龍拳です。スマブラやってたら思いつきました
そして明日は9周年生放送ですね!楽しみ
次でサイドストーリーはおしまいです。ではまた来週
373 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/27(金) 21:28:19.97 ID:/3VHe5lF0
乙 流石バトル施設のトップだ...
374 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/29(日) 11:38:33.90 ID:UVzA632t0
乙
冠の雪原でけっこう強化されたラティ兄妹来たなこころのしずくは持ってるんだろうか?持ってるなら何時の仕様なのか...
375 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:41:24.59 ID:Q/K2NaoQ0
投下します
376 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:42:07.39 ID:Q/K2NaoQ0
卯月「あ、あの二匹は……」
ラティアス むげんポケモン ドラゴン・エスパータイプ
ガラスのような羽毛で体を包み込み、光を屈折させて姿を変える
テレパシーで人間と気持ちを通わせることもできる
ラティオス むげんポケモン ドラゴン・エスパータイプ
見たものや考えたイメージを相手に映像として見せる能力を持つ
腕を折りたたんで飛べばジェット機を追い越すスピードだ
美嘉「アタシたちの本気……見せてあげるよ」
ラティオス「ティオ!」ギュンッ
未央「は、速い!?」
377 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:43:05.46 ID:Q/K2NaoQ0
ガシッ
バシャーモ「バシャ……!?」
恵磨『目にもとまらぬ速さでバシャーモを捕まえた!?』
ラティオス「ティオ」ブゥン
瑞樹『バトルステージ中央に放り出したわね』
美嘉「さっきのお返しだよ……ラティオス! はがねのつばさ!」
ラティオス「ティオ!」シャキンッ
バシャーモ「バシャ――」
ズバババババババ
バシャーモ「バシャァ……!!」
恵磨『な……なんとラティオス、空中を縦横無尽に飛び回ってバシャーモを切りつけています!』
恵磨『速すぎて……目視できません!!』
378 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:43:54.90 ID:Q/K2NaoQ0
卯月「バシャーモ!」
未央「ダメだ、一発一発のダメージは小さいけど、あれじゃやられっぱなし……!」
未央「ゲンガー、バシャーモを助けにいくよ!」
ゲンガー「ゲゲーン――」
ゲンガー「!?」ピタッ
未央「ゲンガーどうしたの――」
未央「ってええっ!? 女の子!?」
恵磨『どういうことだ、ステージ上に謎の少女が現れたぞ!? まさか乱入者か!?』
未央「ちょっと、近くでバトルを見たい気持ちはわかるけどこんなところにまで……!」
379 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:44:27.18 ID:Q/K2NaoQ0
ボッ
ゲンガー「!?」ドゴォッ
未央「お、女の子が攻撃してきたあ!?」
卯月「未央ちゃん! あれはラティアスの能力だよ!」
莉嘉「そーいうこと! じゃ、ゲンガーちゃんバイバーイ☆」
ゲンガー「ゲゲーン」バタンキュー
恵磨『ここでゲンガーがダウーン!!』
ワァァァァァァ
380 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:45:16.14 ID:Q/K2NaoQ0
バシャーモ「バシャ……」ドサッ
瑞樹『バシャーモはラティオスの連続攻撃を耐えきったみたいね』
美嘉「トドメだよ、ラスターパージ!」
ラティオス「ティオ!」
卯月「躱して!」
バシャーモ「バシャ……!」バッ
恵磨『なんとか攻撃を躱しましたが……』
瑞樹『でももう体力も残りわずかね。この先の展開は未央ちゃんの二匹目次第かしら』
未央「くっそー、相性は悪いけど……やるしかない!」
未央「お願い、ジュカイン!」ポン
ジュカイン「ジュカ!」
381 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:45:54.54 ID:Q/K2NaoQ0
茜「むむむ……未央ちゃんの二匹目はジュカインですか……!」
未央(まだ戦い始めて少ししか経ってないけど、印象としては……)
未央(ラティオスがしぶりんみたいに豪快に攻めてくるタイプで、ラティアスはおそらくトリッキーな攻め方をしてくるか、あるいはさっきのラプラスみたいなサポート型……)
未央(となると、まずはラティアス狙いかな)
未央「しまむー、まずはラティアスから攻撃していくよ!」
莉嘉「そう簡単にいくかなー?」
未央「いけばわかるさ! ジュカイン、リーフブレード!」
382 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:46:38.33 ID:Q/K2NaoQ0
ジュカイン「ジュカ!」バッ
ラティアス「ティア」ヒョイ
恵磨『ラティアス、ジュカインの攻撃をするりと回避!』
未央「やっぱ正面からじゃダメか……!」
卯月「こっちもいくよ! バシャーモ、ブレイブバード!」
バシャーモ「バシャ!」ゴォォ
ラティアス「ティア」ユラリ
恵磨『これも余裕のある動きで躱したー!』
383 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:47:19.22 ID:Q/K2NaoQ0
卯月「く……」
未央「……! しまむー、上!」
卯月「えっ」
ヒュルルルル……
恵磨『こ……これは』
恵磨『りゅうせいぐんだァァァァ!!』
未央「わわっ、ジュカイン避けてー!」
卯月「バシャーモ!」
384 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:48:01.80 ID:Q/K2NaoQ0
ジュカイン「ジュカッ……!」ヒョイヒョイ
バシャーモ「バシャッ……!」ドゴォォォォ
瑞樹『ジュカインは何とか躱せたけど、バシャーモはそうもいかなかったみたいね』
卯月「い、いつの間にあんな大技を……」
未央「ラティアスに気を取られてる間に準備していたんだ……!」
美嘉「どーしたの。死角はなかったんじゃないの?」
未央「うぐっ……」
莉嘉「今度はアタシの番だよ☆ ラティアス、バシャーモにりゅうのはどう!」
ラティアス「ティア!」ボッ
385 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:48:58.91 ID:Q/K2NaoQ0
未央「ジュカイン、庇って!」
ジュカイン「ジュカ!」
ドゴォッ
恵磨『卯月・未央ペア、防戦一方です! まともにダメージを与えられません!』
瑞樹『これがライブアイドルの本気……ね』
未央「つ、強い……!」
卯月「これじゃ……勝てない……!」
莉嘉「ま、アタシとお姉ちゃんにかかればこんなところかなー♪」
美嘉「莉嘉、まだ油断しないで。確実にバシャーモから倒していくよ」
莉嘉「オッケー! ラティアス、ミストボール!」
ラティアス「ティア!」ボッ
386 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:49:37.19 ID:Q/K2NaoQ0
卯月「まだ……倒れるわけにはいきません! バシャーモ!」
バシャーモ「バシャ……!」メラメラ
恵磨『おお、あれはバシャーモの『もうか』ですね!』
卯月「ブレイズキック!!」
バシャーモ「バシャ!!」ゴォォォ
バシィッ
莉嘉「お、なかなかやるじゃーん」
未央「……」
387 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:50:15.82 ID:Q/K2NaoQ0
未央(バシャーモはもう限界が近い……あれを出すチャンスは、今しかない!)
未央「しまむー、次にラティオスの攻撃が来る! それもバシャーモで対処してほしいんだ!」
未央「その後は……たぶん見てたらわかる!」
卯月「未央ちゃん……わかった!」
美嘉「ラティオス、ラスターパージ!」
ラティオス「ティオ!」バッ
卯月「後ろに向かってブレイブバード!」
バシャーモ「バシャ!」ダッッ
388 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:51:55.14 ID:Q/K2NaoQ0
恵磨『おっと、ブレイブバードの勢いを利用したバックステップだ!』
瑞樹『あの大技を回避に使うなんて、ナイスアイデアね』
未央「ありがと、しまむー! これで準備ができた!」
未央「ジュカイン……最大パワーで決めるよ!」
未央「ハードプラント!!」
389 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:52:36.71 ID:Q/K2NaoQ0
ジュカイン「ジュカ!!」ドドドドド
ラティアス・ラティオス「!?」
恵磨『ジュカインの必殺技、ハードプラントが炸裂ゥ! 巨大なツタがラティアスたちを絡め捕ったぞ!!』
莉嘉「ま、またこの技……!」
ラティアス「ティ、ティア……!」
美嘉「ラティオス! 振り切って!」
ラティオス「ティ、ティオ!」グググ
ミシミシ
390 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:53:24.34 ID:Q/K2NaoQ0
未央「まずい、早くしないとラティオスに脱出されちゃう!」
未央「しまむー!」
卯月「こっちも準備完了だよ! バシャーモ!」
卯月「ブラストバーン!!」
バシャーモ「バシャ……!!」ゴゴゴゴゴゴゴ
卯月・未央「いっ――けえええええ!!」
391 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:54:42.21 ID:Q/K2NaoQ0
ドォォォォォォォォォォォォォォン
恵磨『決まったァァァーー!! 前回のライブアイドルも下した、ハードプラントとブラストバーンのコンビネーションだーー!!』
美穂「うわっ……!」
響子「す、すごい……客席まで熱が……!」
??(……なるほど)
??(ただでさえ強力な、しかも『もうか』で上乗せされたブラストバーンでハードプラントごと燃やすことで、さらに威力を増したのね)
??(やるじゃない。さすが私の好敵手(リヴァーレ)だわ、未央)
392 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:55:41.87 ID:Q/K2NaoQ0
バシャーモ「バシャ……」ガクッ
恵磨『全精力を使い果たしたバシャーモ、ここでダウンです!』
瑞樹『ラティアスとラティオスはどうなったかしら……?』
シュゥゥゥゥゥ
未央「……!」
未央「……うそ……」
美嘉「ラスターパージ!」
バッ
ドゴォッ
ジュカイン「ジュカ……」バタッ
393 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:56:31.38 ID:Q/K2NaoQ0
恵磨『!! なんと……バシャーモだけでなく、ジュカインも倒されてしまったァァ!!』
恵磨『し、しかも……』
莉嘉「ラティアス、いやしのはどう!」
ラティアス「ティア」ポワワー
美嘉「莉嘉、回復ありがと」
莉嘉「へへ、これで二体同時ダウンのお返しもできたね!」
恵磨『に……二体とも、耐えているーー!?』
394 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/04(金) 21:57:50.07 ID:Q/K2NaoQ0
いったん寝ます。続きはまた明日
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/04(金) 22:07:13.08 ID:U2ETlQfD0
一旦乙 今回は決まらなかったがやっぱり究極技は熱いな
396 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:12:52.19 ID:mFTTOmlO0
続きです
瑞樹『あの大技を受けても倒れないなんて、凄まじい耐久力ね……!』
未央「……!」
未央(倒しきれなかった……それだけじゃない。ジュカインも倒された)
未央(あと残っているのはしまむーの一匹だけ。でも相手は回復手段まで持ってる……)
未央(……)
未央「……ごめん、しまむー。私がもっとちゃんとしてれば」
未央「今回はダメだったけど、また次、気を取り直して――」
397 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:15:02.09 ID:mFTTOmlO0
卯月「未央ちゃん」
卯月「まだ……私には戦えるポケモンがいる。最後まで、私は諦めないよ」
未央「しまむー……?」
卯月「このバトル、凛ちゃんに届けるんだよね? 未央ちゃんがそんな弱気だったら、凛ちゃんもきっと嬉しくないよ」
卯月「それに私……勝てる気がするんだ」
未央「……え?」
卯月「未央ちゃん。私、実は少し前に、あるポケモンをゲットしたの」
卯月「でも、もし私がこのポケモンを使っているのを知ったらイヤな思いをする人がいるかもしれないって思って、コンテストには一緒に出られてないんだ」
398 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:15:29.32 ID:mFTTOmlO0
卯月「だから今までずっと周りには隠していたんだけど……」
卯月「……でも、きっと今日、この日のために私はこの子をゲットしたのかなって、今は思う」
卯月「私も今日、一歩を踏み出すよ……!」
卯月「お願い、力を貸して! ディアンシー!」
399 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:16:16.18 ID:mFTTOmlO0
ポンッ
ディアンシー「ディア」
恵磨『な……』
恵磨『卯月選手、二体目を繰り出しましたが……このポケモンはいったい……!?』
未央「ディ、ディアンシー……?」スチャッ
???
データ不明
未央(! ポケモン図鑑にもデータがないポケモン……!)
瑞樹『……聞いたことがあるわ。あれはメレシーというポケモンの突然変異種、ディアンシーよ』
瑞樹『だけど野生個体は世界でも数えるほどしかいないはず。卯月ちゃん、どうやってゲットしたのかしら……』
400 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:16:49.90 ID:mFTTOmlO0
美穂「卯月ちゃん、いつの間にあんなポケモンを……」
響子「私も初めて見た……きれいなポケモン」
莉嘉「……珍しいポケモンだか何だか知らないけど!」
美嘉「たった一匹でアタシたちを倒せる?」
卯月「倒せます……こうすれば!」チャキッ
卯月「メガシンカ!」
401 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:17:21.49 ID:mFTTOmlO0
カッ
恵磨『!? あれは……まさか!』
恵磨『前回のポケモンリーグチャンピオン決定戦で起きた未知の現象、メガシンカ!?』
未央「……!!」
ズドンッ
メガディアンシー「ディアッ」
美嘉「メ、メガシンカ!?」
莉嘉「なにあれ、ポケモンが光って……!」
パァァァァ
402 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:18:02.47 ID:mFTTOmlO0
恵磨『うっ……あのポケモンから、直視できないほどまばゆい輝きが放たれています……!』
茜「ま、まぶしい……!!」
卯月「ディアンシー、ダイヤストーム!」
メガディアンシー「ディア!!」ゴォォォォォ
ラティアス「ティアッ……!」
ラティオス「ティオッ……!」
莉嘉「もう、何なのよー!」
美嘉「うろたえないで、莉嘉! 冷静に攻めればきっと勝てる!」
美嘉「ラティオス、はがねのつばさ!」
ラティオス「ティオ!」グンッ
ガキンッ
403 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:18:47.48 ID:mFTTOmlO0
メガディアンシー「ディア」
美嘉「そんな、効いてない!?」
美嘉「なら……ラスターパージ!」
莉嘉「ミストボール!」
バッ ボッ
恵磨『同時に放たれた攻撃がディアンシーに襲い掛かります!』
卯月「ムーンフォース!」
メガディアンシー「ディア!」パァァ
バシィッ!!
瑞樹『……すごいわ。完全に防げなかったとはいえ、二匹の攻撃をあそこまで抑え込むなんて』
404 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:19:27.50 ID:mFTTOmlO0
未央「……」
卯月「未央ちゃん、手を貸して」
未央「……え?」
卯月「凛ちゃんに届けよう。私たちの輝きを……!」
未央「……うん!」
未央(不思議……手を繋いでるのはしまむーだけなのに、しぶりんの存在も感じる)
卯月「これで……終わりです!」
卯月・未央・凛「「「ダイヤストーム!!!」」」
405 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:20:10.25 ID:mFTTOmlO0
メガディアンシー「ディア!!」
ゴォォォォォッ!!
莉嘉「うわあ……!」
美嘉「くっ……!」
恵磨『……!!』
ラティアス「ティアッ……」
ラティオス「ティオッ……」
バタッ
恵磨『しょ……勝負アリィィィィ!!』
恵磨『なんと、卯月・未央ペア……本気のライブアイドルを下しましたァァァァ!!!』
ドワァァァァァァァァァ
406 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:21:14.49 ID:mFTTOmlO0
未央「……か、勝った……」
未央「いやったーーー!! 勝ったよしまむーー!!」
卯月「未央ちゃんっ! やったねっ!!」
メガディアンシー「ディアッ♪」
莉嘉「うう、ラティアスとラティオスが倒されちゃうなんて……」
美嘉「……悔しいけど、負けは負けだね。二人とも、おめでとう」
美嘉「これ、ゴールドコインね。受け取って」
未央「ありがとう!」
卯月「ありがとうございます!」
莉嘉「いやー、すごいバトルだったね! 負けたの久々だから、アタシもすっごい悔しいよ」
407 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:21:56.40 ID:mFTTOmlO0
美嘉「そうだね、だからまた挑戦しに来てよ。次は『プラチナ』のメダル、用意しとくからさ」
「……」
未央「え?」
卯月「え?」
莉嘉「え?」
莉嘉「お、お姉ちゃん、バトルライブの最高ランクはゴールドメダルだよ。プラチナなんてあったっけ……?」
美嘉「うん。だって今アタシが作ったもん」
莉嘉「は、はあっ!?」
408 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:22:34.22 ID:mFTTOmlO0
美嘉「アンタもこのまま負けっぱなしじゃ終われないでしょ。そうだね……次は71連勝してきたら、また相手してあげるよ」
卯月・未央「な、71連勝!?」
莉嘉「ちょっとお姉ちゃん! そんな勝手に……!」
美嘉「……アタシね、本当はすごく負けず嫌いなんだ。アンタたちに勝つまで、どこまでだって強くなってみせる。さっきのメガシンカだって、いつか使いこなしてみせる」
美嘉「次こそは、負けないよ」
未央「……!」
卯月「……!」
409 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:23:13.16 ID:mFTTOmlO0
…………………………
未央「茜ちん、撮影ありがと!」
未央「――というわけで! 私たち、宣言通りゴールドメダルをゲットしちゃいましたぁ!」
卯月「ふふっ、すごくキラキラしていますね!」
未央「だがしかし! 私たちがあまりにも強すぎたせいでゴールドメダルより上のランクが作られちゃった! ということは、私たちはこれにもチャレンジしなきゃならないのかっ!?」
未央「私たち二人のさらなる活躍にご期待を……ってことで! これにて『卯月と未央のグレートジャーニー!』、無事終了! お相手は……」
未央「未央ちゃんでしたっ!」
卯月「卯月でした〜!」
410 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:23:51.74 ID:mFTTOmlO0
未央「……ふう、これで撮影完了!」
茜「未央ちゃん、卯月ちゃん、お疲れ様でした!」
美穂「二人とも、ゴールドメダルゲットおめでとう!」
響子「卯月ちゃん、すっごくかっこよかったよ!」
未央「おお、P.C.Sの二人まで! サインもらっちゃおうかな〜」
未央「ってそうじゃない! ねえしまむー! あれは何だったの!?」
卯月「あれって……ディアンシーとメガシンカのこと?」
未央「それ以外に何があるの! あんなにすごいポケモンを持ってたなんて……それにメガシンカまで」
411 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:25:04.01 ID:mFTTOmlO0
未央「しかも隠してたってことは、二人も知らなかったってことでしょ?」
美穂「う、うん……」
響子「私も初めて知ったよ。卯月ちゃんがあんなポケモンを持っていたなんて」
卯月「……」
卯月「ディアンシーは、さっきも言ったとおり、少し前――凛ちゃんが旅立った直後くらいにゲットしたの。その時、不思議な石を持っていたんだけど、真奈美さんに見せたら、メガストーンだって言われたんだ」
卯月「そのことを昔ガナハでお世話になった師匠に相談したら、『いつか卯月に渡そうと思っていた』ってキーストーンももらっちゃって……」
412 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:26:29.91 ID:mFTTOmlO0
卯月「でも師匠によると、ディアンシーは世界一美しいポケモンと言われているんだって。だから正直、この子をコンテストに出場させることは、ズルになるんじゃないかって思って」
卯月「それで美穂ちゃんや響子ちゃんには隠していたの。二人とも、黙っててごめんなさい」
美穂「そうだったんだ……」
卯月「それにメガシンカのことも、未央ちゃんが知ったらどう思うんだろうって考えたら、不用意に使おうとは思えなかった。私が未央ちゃんの立場だったら、なんで私だけ使えないんだろうって悩むかもしれないって……」
未央「……」
413 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:27:14.69 ID:mFTTOmlO0
卯月「もちろんライブバトルにもエントリーさせるつもりじゃなかったんだけど、未央ちゃんが頑張ってゴールドメダルを獲ろうとしているなら、力を借りなきゃいけないかもしれない……そう思って、ライブアイドル戦の前に手持ちに加えたんだ」
卯月「……隠していたことは、これで全部です」
卯月「……ずっと、どうしてこの子が私のポケモンになってくれたんだろうってもやもやしていたんだけど、でも今日、答えが見えた気がしたよ」
卯月「きっとこれは、凛ちゃんからのプレゼントなのかも、って」
未央「……きっとそうだよ。しまむーはもうずっと前に、しぶりんからのプレゼントを受け取っていたんだね」
未央「ってことは……次は当然、私の番だよね!」
卯月「未央ちゃん……」
414 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:28:05.92 ID:mFTTOmlO0
未央「しまむー、全部話してくれてありがとう。でももう後ろめたく思わないでよ。だって私たち、親友じゃん?」
未央「それに、ディアンシーを見て思ったんだ。世界はまだまだ広い……今はまだ知らなかったり、手に入らなかったりするけど、いつか自分のものになるかもしれない宝物がたくさんあるって!」
未央「だから……これからも、一緒に冒険しようね!」
卯月「……うんっ! 私も、まだまだ知らない世界、未央ちゃんたちとたくさん見ていきたいっ!」
茜「うう、美しき友愛……! 私、猛烈に感動していますっ!」
未央「ちょっと、なんで茜ちんが泣くのさー」
アハハハハ……
415 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:30:04.23 ID:mFTTOmlO0
…………………………
未央『……ってことで! これにて『卯月と未央のグレートジャーニー!』、無事終了! お相手は……』
未央『未央ちゃんでしたっ!』
卯月『卯月でした〜!』
「……」
未央『この動画が、しぶりんのもとまで届きますようにっ!』
「……ちゃんと届いたよ。卯月、未央」
Our Journey will Continue!
サブストーリー『卯月と未央のグレートジャーニー!』Fin.
416 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/05(土) 13:33:05.69 ID:mFTTOmlO0
サイドストーリーはこれでおしまいです。未央はもちろん、解説ポジのままだった卯月の見せ場を作れてよかった
もっと二人の冒険を描きたいところですが、そろそろ凛と藍子の冒険にも戻らないといけませんね
次回からナックルシティ編です。お疲れ様でした
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/05(土) 18:35:26.79 ID:baTMZw0n0
乙 コンテストトレーナーである卯月がディアンシー持ってるのはポケスペ思い出したな
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/06(日) 13:02:23.57 ID:IbDK9PuH0
乙
未央の手持ちにはジュカイン・ゲンガー・ボーマンダいるしメガシンカ出来るようになって欲しいね
あと奈緒と加蓮もメガシンカを求めてホウエン地方行ったしそっちも楽しみ
419 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 20:33:41.38 ID:dwIyoQkx0
投下します
420 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 20:34:39.32 ID:dwIyoQkx0
ナックルシティ
凛「ついにたどり着いたね」
藍子「……ナックルシティ。ようやく挑めるんですね、このジムに……!」
藍子「しかも相手は美波さんですら手も足も出せない最強のジムリーダー……うう、私、すごく緊張してきました」
凛「大丈夫だよ。道中のワイルドエリアでもたくさん特訓してきたけど、藍子は今までより格段に強くなってる」
凛「やっぱり、美波にコーチを頼んで間違いなかったね」
藍子「はい。すごく厳しかったですけど……おかげですごく強くなれた気がします!」
凛「……よし、じゃあ今日はもう遅いから、宿に泊まってゆっくり休もうか」
藍子「はいっ!」
421 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 20:35:53.50 ID:dwIyoQkx0
凛「そうだ。今の藍子が相手なら、おそらく珠美はメガシンカを使ってくるはず」
藍子「メガシンカ……前に試合を見た時にも使っていましたよね。エルレイドの姿が変わった現象のことですか?」
凛「うん。私はあれについてそれなりの知識があるから、役に立ちそうな情報は教えておくよ」
藍子「ありがとうございます! 凛さん、メガシンカにも詳しかったんですね」
凛「ま、まあね」
凛(……そういえば、藍子にはまだ言っていなかったな。私がメガシンカを使えること)
凛(藍子にとっては知らなくてもいい情報だと思ったから今まで言わなかったんだけど)
凛(……話すべきだろうか)
>>422
話すor話さない
※この行動が未来を決める……
422 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/12/11(金) 20:56:24.13 ID:4qUef4Xs0
話す!
423 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:01:31.72 ID:dwIyoQkx0
凛(せっかくの機会だし、話してみようかな)
その夜
凛「まず、メガシンカについてだけど」
凛「例えば藍子のゴリランダーは、もう最終進化形に達している。だからこれ以上進化のタイミングが訪れることはない。そうだよね?」
藍子「はい」
凛「ただ、一部のポケモンはさらにその上をいく進化――言うなれば、進化を超えた進化が発現することがあるんだ」
藍子「進化を超えた進化……あの時のジムトレーナーさんも、そう言っていましたね」
藍子「キョダイマックスと似たようなものなのでしょうか」
凛「厳密にはすごく違いがあるんだろうけど、そうなのかもね」
凛「キョダイマックスと同じなのは、パワーアップしてポケモンの姿は変わるけど、あくまでも一時的な変化ってこと。それから、ダイマックスバンドのように
道具が必要ってことかな」
424 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:02:34.65 ID:dwIyoQkx0
凛「……実は、私が持っているペンダントにも、メガシンカに必要な道具――キーストーンが埋め込まれているんだ」チャラ
藍子「へえ、これがキーストーン――」
藍子「ってええっ!? それじゃ凛さんも、メガシンカが使えるんですかっ!?」
凛「ま、まあ、ね」
藍子「そんな、もっと早く言ってくださいよ……!」
凛「ごめんね、黙ってて。ただ、この力はあまりにも強すぎるから、今までのジム戦ではあえて封印してたんだ」
凛「今後も使う予定はないかな……珠美が使ってきたら別だけど」
藍子「そ、そうだったんですね……」
425 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:03:14.79 ID:dwIyoQkx0
凛「ただ、メガシンカは誰でも使えるってわけじゃないみたい。発動するには、トレーナーとポケモンの絆が必要なんだって」
凛「だからこれを使えるトレーナーは、ただ強いだけじゃない。ポケモンを愛していて、絶対的な信頼関係を築いている……そんな、精神的にも強いトレーナーなんだ」
凛「私も何度か戦ったことがあるけど、メガシンカはとても強い。たった一匹で戦況をひっくり返す可能性を秘めている」
藍子「前に見たときは、キョダイマックスしたカジリガメが一撃で倒されていましたからね……」
凛「うん。小細工は一切ない。単純に、圧倒的なパワーを持つ存在なんだ」
426 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:03:45.21 ID:dwIyoQkx0
凛「対策としては……なるべく手持ちのポケモンを温存して戦っていく。それこそ全員がかりで倒していくぐらいの覚悟で挑まないと倒せないかもね」
藍子「メガシンカされる前に苦戦していたら、話にならないっていうことですよね……」
凛「そういうことだね」
藍子「わかりました。アドバイス、ありがとうございます」
藍子「どこまでやれるかわかりませんが……明日は精一杯やってみます!」
凛「その意気だよ。じゃ、そろそろ寝ようか」
藍子「はい、おやすみなさい!」
……………………………………
427 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:04:44.26 ID:dwIyoQkx0
凛(……)
凛(……?)
ムクッ
凛(藍子……?)
藍子(あ、凛さん……ごめんなさい。起こしちゃいましたね)
凛(……眠れないの?)
藍子(はい。これまでの旅のこと、思い出していたら……)
藍子(シュートシティを出てから、本当に初めてのことばかりだったのに……気づいたら、これが最後のジム戦で)
藍子(長いような、短いような……そんな旅だったなあって、思い返していたんです)
428 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:05:27.06 ID:dwIyoQkx0
凛(そうだね。私も藍子と旅を始めてから、時間が経つのがすごく早かった。それだけ充実した旅だったんだろうね)
藍子(ふふっ。凛さんもそう思ってくれていたら、すごく嬉しいです)
藍子(……あの、凛さん)
凛(……? どうしたの、真剣な目をして)
藍子(……)
藍子(いえ、やっぱり何でもないです。明日のバトル、しっかり見ていて下さいね)
藍子(……おやすみなさい)
凛(うん。おやすみ)
429 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:06:12.81 ID:dwIyoQkx0
翌日
藍子「行ってきます、凛さん!」
凛「頑張ってね」
ジムのスタッフ「ではチャレンジャー、こちらのエレベーターから地下に降りて下さい!」
藍子「はい!」
ウイィィィン
ガラッ
藍子「ここは――」
藍子「!!」
430 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:06:50.06 ID:dwIyoQkx0
ジムトレーナー「おっ、誰かと思えば! あの時一緒に珠美の試合を見たお嬢ちゃんだよな!?」
藍子「あっ、ジムトレーナーさん! お久しぶりです、藍子です!」
ジムトレーナー「久しぶりだなァ! そうかそうか、ついにジムバッジを7つ集めたのか! よく来たなあ!」ポンポン
藍子「あ、ありがとうございます……それより、この場所は?」
ジムトレーナー「おっとそうだった。今のお嬢ちゃんは観客じゃなく、立派なチャレンジャーだもんな」
ジムトレーナー「よし、じゃあこのジムでのミッションを説明するぜ」
431 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:07:28.99 ID:dwIyoQkx0
ジムトレーナー「ここは見ての通り地下だ。ナックルシティの地下には巨大なプラントが置かれていて、ガラル中にエネルギーを供給しているんだが」
ジムトレーナー「珠美はその一部を大胆に改造して、人口のダンジョンを作り上げちまったのさ!」
藍子「ダ、ダンジョン……!?」
ジムトレーナー「ああ、スゲェだろ? どうやら別の地方にある『チャンピオンロード』っつーのを意識したみてぇだな」
ジムトレーナー「お嬢ちゃんに課せられたミッションは、このダンジョンを踏破すること。それだけだ」
432 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:08:19.03 ID:dwIyoQkx0
藍子「踏破……どんどん先へ進んでいけばいいんですね」
ジムトレーナー「ああ。だが簡単に通すつもりはねえ。あちこちにジムトレーナーが待ち構えているから、そいつら全員をぶっ倒してくれ」
ジムトレーナー「これまでのジムトレーナーは小細工のついでに戦うようなヘナチョコばかりだったかもしれねぇが、今回は違う。どいつもこいつもガラルの外ではジムリーダーになれるレベルのエリート達だ」
藍子「……!」
ジムトレーナー「そしてオレもその一人ってわけよ。っつーわけで、さっそくお手並み拝見といくぜ!」
ジムトレーナー「もちろん派手に戦ってもプラントには影響しないから、その辺は遠慮しなくていい。さあ、お嬢ちゃんの本気を見せてくれ!」ポンッ
433 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:08:49.36 ID:dwIyoQkx0
ボスゴドラ「ボスッ!」
ボスゴドラ てつヨロイポケモン はがね・いわタイプ
山一つを自分の縄張りにしていて荒らした相手は容赦なくたたきのめす
鎧のキズは戦いの勲章だ
藍子「ボスゴドラ……ならこっちはゴリランダーです!」ポンッ
……………………
藍子「今です! ドラムアタック!」
ゴリランダー「ゴリ!!」
ドゴオッ
434 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:09:28.47 ID:dwIyoQkx0
藍子「よし、決まった……」
ジムトレーナー「まだだ! ボスゴドラ、メタルバースト!!」
ボスゴドラ「ボスッ!!」パァァ
ズバァン
ゴリランダー「ゴリ……」ドサッ
藍子「……!! ゴリランダー!」
ボスゴドラ「ボス……」ドシャン
435 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:10:25.13 ID:dwIyoQkx0
ジムトレーナー「どうやら相討ちみてえだが、手持ちの数ではお嬢ちゃんの勝利だったか。いいぜ、先に進みな」
ジムトレーナー「だが、この先も厳しい戦いが続くだろう。腹括っていきなよ」
藍子「……はい!」
藍子(さすが最後のジム……ジムトレーナーのレベルも今までとは桁違いだ)
藍子(温存なんて考えていられない。全部のバトルが総力戦と思っていかないと)
………………………………
藍子「これで……終わりです!」
ドゴオッ
436 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:11:34.31 ID:dwIyoQkx0
マルヤクデ「マルー……」バタンキュー
ジムトレーナー「あちゃー! 負けちゃったかあ」
藍子「はあ……はあ……」
ジムトレーナー「おめでとー。これでジムトレーナーは全員倒したね。次はジムリーダーだよー」
ジムトレーナー「でもキミ、なかなか疲れてるみたいだねー。先に進む前に、あれ、使いなよー」
藍子「あれ……?」
藍子「! あれはポケモンセンターに置いてある回復マシンですか!?」
ジムトレーナー「そだよー。このジムだけの特別サービス。自由に使っていいんだってー」
ジムトレーナー「じゃ、この後も頑張ってねー」
藍子「……ここはありがたく使わせてもらいましょう」
テンテンテレテン♪
437 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:12:05.96 ID:dwIyoQkx0
藍子「……このエレベーターを上がれば、スタジアム……」ゴクリ
藍子「よし……行こう!」
ウイィィィン
ガラッ
ウワァァァァァァ
珠美「ようこそ、チャレンジャー」ザッ
藍子「! あなたがジムリーダー……珠美さんですね」
438 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:13:40.62 ID:dwIyoQkx0
珠美「……ご存知でしたか。いかにも、ナックルシティジムリーダーの珠美と申します」
珠美「よくぞここまで辿り着きましたね。7人ものジムリーダーを下し、地下ダンジョンを抜け、こうして珠美の前に立っているだけでも、あなたは充分に素晴らしいトレーナーです」
珠美「そんなトレーナーと手合わせできること、光栄に思います」
珠美「下の回復マシンも使われたでしょうし、準備は万端と見ました……ではさっそく、いきましょうか」スチャッ
藍子「……はい1」チャキッ
珠美「使用ポケモンは無制限です。ただし先に4匹が戦闘不能になった時点で決着とします。ダイマックスも使用可能です」
439 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:15:14.91 ID:dwIyoQkx0
珠美「道中の戦闘でお察しかとは思いますが、ナックルジムに専門タイプはありません。敢えて言うなら……マルチタイプ、といったところでしょうか」
珠美「試されるのはあなたとポケモンとの絆、知略、勇気、そして意志です。意志なき攻撃は、珠美には届きません」
珠美「持てる力全てを存分に発揮し……共にこの瞬間を楽しみましょう。いざ尋常に、勝負っ!」
ジムリーダーの珠美が勝負をしかけてきた!
藍子 手持ちポケモン
ゴリランダー (しんりょく) Lv57
ドラムアタック/アクロバット/ちょうはつ/いやなおと
マホイップ (スイートベール) Lv56
マジカルシャイン/てんしのキッス/デコレーション/あまいかおり
サニーゴ (はりきり) Lv55
アクアブレイク/パワージェム/じたばた/いのちのしずく
ドラメシヤ (すりぬけ) Lv49
おどろかす/でんこうせっか/かみつく/みがわり
ヤドン (マイペース) Lv54
サイコキネシス/なみのり/しねんのずつき/かなしばり
440 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/11(金) 21:16:33.66 ID:dwIyoQkx0
今回はここまで。安価へご協力いただきありがとうございました。お疲れ様でした
441 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/11(金) 21:24:51.53 ID:Z+r54Hu00
乙 マルチタイプって事は剣士パーティーかな?あともうちょいでドラメシヤ進化しそうで楽しみ
442 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/13(日) 13:33:30.19 ID:eaMD22+20
乙
詳細にやるかわからないが凛対珠美のメガシンカ対決は同タイプ対決だし楽しみだ
443 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:25:47.74 ID:6kKIE8vR0
投下します
444 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:26:15.96 ID:6kKIE8vR0
珠美「まずは先鋒、ネギガナイトがお相手します!」ポンッ
ネギガナイト「ネギガ」
ネギガナイト かるがもポケモン かくとうタイプ
ガラル地方に暮らすカモネギが歴戦を生き抜き、戦いの果てに進化した
愛用のネギが枯れるとき、静かに戦場を去るという
藍子「ヤドン、お願い!」ポンッ
ヤドン「……やどーん」
445 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:27:16.50 ID:6kKIE8vR0
ワァァァァァァァァ
珠美「ネギガナイト、つるぎのまい!」
ネギガナイト「ネギガ!」シャキンッ
凛(つるぎのまい……攻撃力を格段に上げる技だ)
凛(さっき珠美は専門タイプを持っていないと言った。ならエスパータイプに有利なポケモンも持っているはず)
凛(なのに能力を上げてきたということは……ネギガナイトで勝負するということか)
藍子「ヤドン、サイコキネシスです!」
ヤドン「……」
446 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:27:58.69 ID:6kKIE8vR0
ヤドン「……やどーん」
フワッ
珠美「なるほど、自分自身にサイコキネシスを……」
藍子「いきます! しねんのずつき!」
ヤドン「やどーん」ギュンッ
珠美「サイコパワーを推進力に変えての突進……面白い戦法ですね。ネギガナイト!」
ネギガナイト「ネギガ!」ガキンッ
447 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:28:54.94 ID:6kKIE8vR0
藍子(盾で防がれた……でも!)
藍子「ヤドン、押し切って!」
ヤドン「やどーん」グググ
珠美「そうはいきませんよ、ぶんまわす!」
ネギガナイト「ネギガ!」ブウンッ
ヤドン「!」ドゴオッ
藍子「ヤドン!」
藍子「……やっぱり、つるぎのまいの効果もあって、すごいパワーだ……!」
448 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:29:37.46 ID:6kKIE8vR0
藍子「ヤドン、もう一度いける!?」
ヤドン「……や、やどーん」フワッ
ギュンッ
ネギガナイト「ネギガ……!」ガキンッ
珠美「かなりの威力ですが、この程度なら盾で防ぎきれますね――」
珠美「!! いや、ネギガナイト、いなしてください!」
ネギガナイト「ネギガッ!」ガッ
『な、なんだ? 急にどうした?』
『……! 見て、あれ!』
449 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:30:42.92 ID:6kKIE8vR0
ピシッ
『あっ、ネギガナイトの盾にヒビが!』
珠美「ただ突撃してきただけでなく、漏れ出るサイコパワーで盾を蝕んでいたのですね」
藍子「これでもうガードはできません。次で決めます!」
珠美「ならば、こちらも守りを捨てて全力で対峙いたしましょう!」
ネギガナイト「ネギガ!」ポイッ
凛(! ネギガナイトが盾を捨てた……!)
ネギガナイト「ネギガ!」ググッ
藍子(ネギを両手で持った……大技が来る……!)
藍子「ヤドン、私たちもいきますよ!」
450 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:31:27.60 ID:6kKIE8vR0
珠美「紫電一閃! スターアサルト!!」
藍子「しねんのずつきです!」
ネギガナイト「ネギガァァ!!!」ズギュンッ
やどん「やどーん」ギュンッ
ズドォォォォォン
藍子・珠美「……!!」
ヒュルルルル
ヤドン「……やどーん」ドサッ
藍子「ヤドン!!」
ネギガナイト「ネ……ギ……ガ……」バタッ
ドローンロトム『ヤドン、ネギガナイト、共に戦闘不能!』
451 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:32:32.40 ID:6kKIE8vR0
珠美「まずは相討ちですか。ネギガナイト、ご苦労様でした」
藍子「ヤドン、頑張ったね」シュゥゥ
藍子(残りあと3体……メガシンカのことを考えると、これ以上は手持ちを減らすわけには……)
藍子(……いえ、今は目の前のバトルに集中しないと)
藍子「ドラメシヤ、お願い!」ポンッ
ドラメシヤ「ドララー!」
珠美「中堅、ガラガラ! 推して参る!」ポンッ
ガラガラ「ガラ」
凛(! あのガラガラ……骨の先に炎が灯っている。それに体色もなんだか禍々しい)
凛(もしかして、あれもリージョンフォーム?)
*ガラガラ ほねずきポケモン ほのお・ゴーストタイプ
アローラのすがた
仲間を弔う踊りを踊る習性がある
骨に灯った呪いの炎はいつまでも治らない痛みを体と心に残す
452 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:33:39.55 ID:6kKIE8vR0
珠美(あのドラメシヤ……なるほど、そういうことですか)
珠美「受けて立ちましょう! ガラガラ、つるぎのまい!」
ガラガラ「ガラ」シャキンッ
藍子「ドラメシヤ……こんなにたくさんの人の前でバトルするの、久しぶりだよね」
藍子「もしかしたら怖いかもしれないけど、大丈夫。私を信じて!」
ドラメシヤ「ドラッ」
藍子「かみつく!」
珠美「シャドーボーンです!」
ガラガラ「ガラッ!!」ブウン
藍子「! 避けて!」
ドラメシヤ「ドラッ!」ヒョイッ
453 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:34:14.71 ID:6kKIE8vR0
藍子「おどろかす!」
ドラメシヤ「ドララ!」バアッ
ガラガラ「ガラ!?」
ドラメシヤ「ドララwww」
藍子(……あと少し。あと少しで……!)
藍子「かみつく!」
珠美「させません!」
ガラガラ「ガラ」ブンッ
ドラメシヤ「ド、ドラッ!?」
454 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:34:53.04 ID:6kKIE8vR0
珠美「フレアドライブ!!」
ガラガラ「ガラ!!」ゴォォォォォ
藍子「ドラメシヤ!」
ドラメシヤ「ドラ――」
ズドォォォン
凛(喰らってしまった……)
凛(……いや!)
バッ
ドラメシヤ?「ドラッ!」バッ
ガラガラ「!」バシィ
珠美「む……あのフレアドライブを受けてなお無傷とは」
455 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:35:41.17 ID:6kKIE8vR0
シュゥゥ……
身代わり人形「」コテッ
珠美「みがわり……いや、それだけじゃない!」
藍子「今です!」
バッ
ドロンチ「ドローン!」ガブゥ
ガラガラ「ガラ!?」
珠美「やはり図っていたのですね、進化のタイミングを!」
ドロンチ せわやくポケモン ドラゴン・ゴーストタイプ
時速200キロで飛行し、ドラメシヤと共に戦う
世話をするドラメシヤを頭に乗せていないと落ち着かない
456 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:36:58.32 ID:6kKIE8vR0
『おおっ、ドロンチに進化したあ!!』
珠美「さきほど飛び出してきたドラメシヤはドロンチの連れ子でしたか!」
藍子「はい、ここからは一緒に戦います!」
藍子「ドロンチ、りゅうのはどう!」
ドロンチ「ドローン!」バババ
珠美「ガラガラ、防いで下さい!」
ガラガラ「ガラ!」バシィ
藍子「ドラメシヤ、横です!」
ドラメシヤ「ドラ!」ガブゥ
ガラガラ「ガラッ……!」
ドラメシヤ「ドララwww」
ドロンチ「ドローンwww」
457 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:38:02.52 ID:6kKIE8vR0
珠美「……これは少々厄介ですな。ですが珠美は退きませんよ!」
ガラガラ「ガラッ!」シャキンッ
藍子「! またつるぎのまい……!」
珠美「狙うは頭領! ガラガラ、シャドーボーン!」
ガラガラ「ガラ!」ブウンッ
ドロンチ「ドローン」サッ
珠美「もう一振り、いきますよ!」
ガラガラ「ガラッ!」ブウンッ
藍子「も、もう一回!? ダメ、躱せない……!」
458 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:39:14.40 ID:6kKIE8vR0
ドラメシヤ「ドラー!」ビュン
ドゴオッ
ドロンチ「ド、ドロン!?」
藍子「ドラメシヤ!?」
ドラメシヤ「ドラ……」バタンキュー
珠美「……これで一騎討ちができそうですね」
ドロンチ「……」ギリッ
ドロンチ「ドロォォォォン!!」
凛(! ドロンチの様子が……!?)
藍子「ド、ドロンチ!? どうしたの!?」
459 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:40:13.89 ID:6kKIE8vR0
ドロンチ「ドロォォン!!」バババ
ガラガラ「ガラッ……」バシィ
珠美「むむ……!」
ドロンチ「ドロン!!」ガブゥ
グワッ
ドロンチ「ドロォォォン!!」ブンッ
ズドンッ
藍子「! ガラガラに噛みついて、投げ飛ばした……?」
ガラガラ「ガラッ……」バタンキュー
ドローンロトム『ガラガラ戦闘不能! ガラガラ戦闘不能!』
460 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:40:54.83 ID:6kKIE8vR0
『な、なんだ? どうしたんだあのポケモン?』
『急にキレ出したな……トレーナーの言うことも聞いてなかったぞ』
藍子「ド、ドロンチ……」
ドロンチ「ドロォォォォン!!」
藍子「落ち着いて、ドロンチ! どうしたの!?」
珠美「……ドロンチはドラメシヤの世話をすることで知られていますが、そのドロンチは殊の他ドラメシヤへの愛情が強いようですね」
珠美「だからこそドラメシヤを傷つけられて逆上してしまったのでしょう」
461 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:42:21.38 ID:6kKIE8vR0
珠美「……しかし、藍子殿の指示も頭に入っていない様子。これではまともに戦えません」
珠美「一度ボールに戻すことを推奨します」
藍子「は、はい。ドロンチ、戻って!」シュゥゥ
珠美「進化のタイミングを合わせるという作戦は面白かったですが、今一つポケモンへの理解が足りていなかったようですね」
藍子「うう……」
462 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:43:11.88 ID:6kKIE8vR0
珠美「まあいいでしょう。次は副将、ダイケンキがお相手します!」ポンッ
ダイケンキ「ダイ!」
ダイケンキ かんろくポケモン みずタイプ
ミジュマル時代から愛用のホタチはアシガタナという武器に変化した
前足のヨロイの一部に組み込まれ、目にもとまらぬ速さで使いこなすという
藍子「ゴリランダー、お願い!」ポンッ
ゴリランダー「ゴリ!」
藍子(あと、2匹……!)
463 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2020/12/19(土) 00:45:02.63 ID:6kKIE8vR0
今回はここまで。お疲れ様した
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