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【アイマス】千早「蘇える金狼」【コンマ・安価有り】
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49 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2019/12/30(月) 23:52:09.88 ID:Hyap3wgg0
・・・・・・・
珠美「もうお腹いっぱいで食べられません」
紺野「60袋なんとか消費できた」
紺野「みんな、悪かった。安いからと言って買い過ぎるのは良くない」
美玲「ふん、次からは気を付けろよ」
泰葉「遊ぶのもほどほどにして欲しいですね」
夕美「さぁ、片付けしよっ♪」
ゆかり「手伝います・・・・」
聡美(さっきからなんだか・・・気になることがある)
聡美(違和感?それとも・・・・)
紺野「聡美さん」
聡美「どうしたの?」
紺野「今日はありがとうごさいました。西園寺プロダクションでも頑張るつもりなので・・・よろしくお願いします」
聡美「期待はしていない。だけど来るからにはそれなりに頑張ってね」
紺野「はい!!!!!」
美玲「期待されていないのに喜んでいるぞこのバカ」
葵「つっこんじゃあいけんよ」
50 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2019/12/31(火) 01:53:58.00 ID:S73cv2AV0
病院
?「・・・・・どうしてこの時間に呼んだのです?」
★「忙しかったかな?でも大切な話があるから・・・・」
★「フフフ、ねぇアイドルしてデビューする気はない」
?「断ります。なんで私がアイドル界に・・・」
?「話題提供づくり。それとも・・・・」
★「如月千早ちゃんのあの事件をあのままで終わらせて良いのかと思う」
?「・・・・・・はっ?」
?「その名前を口にしないでください」
?「もう関係ないし、語りたくもない」
★「悔しいと思わない?のうのうと暮らしているのよ彼女は」
?「・・・・・・」
?「それは・・・・・」
★「私に任せて、如月千早ちゃんを見返そうよ」
51 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2019/12/31(火) 13:56:52.19 ID:S73cv2AV0
★「・・・・・フフフ。アイドル界も・・・」
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
原作『THE IDOLM@STER』
出演
●紺野
この物語の主人公
西園寺プロダクションで働く
●小太刀凪
もう一人の主人公
西園寺プロダクションで働く
〇近藤聡美
西園寺プロダクションのプロデューサー
〇西園寺琴歌
西園寺プロダクションの社長
○田崎恵
西園寺プロダクションの事務員
○小早川紗枝
西園寺プロダクションでかつて活躍したアイドルの妹
52 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2019/12/31(火) 13:59:03.94 ID:S73cv2AV0
〇天海春香
〇如月千早
〇萩原雪歩
〇四条貴音
〇我那覇響
〇星井美希
〇高槻やよい
〇双海真美
〇双海亜美
〇三浦あずさ
〇水瀬伊織
〇秋月律子
〇音無小鳥
〇赤羽P
〇高木順二朗
53 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2019/12/31(火) 13:59:33.59 ID:S73cv2AV0
〇日高愛
〇水谷絵理
〇岡本まなみ
〇石川実
〇尾崎玲子
〇サイネリア
〇桜井夢子
〇日高舞
54 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2019/12/31(火) 14:00:02.98 ID:S73cv2AV0
〇島村卯月
〇渋谷凛
〇本田未央
〇赤城ミリア
〇アナスタシア
〇緒方智絵里
〇神崎蘭子
〇城ケ崎莉嘉
〇多田李衣菜
〇新田美波
〇双葉杏
〇前川みく
〇三村かな子
〇諸星きらり
〇高垣楓
〇千川ちひろ
〇美城敦子
55 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2019/12/31(火) 14:00:38.09 ID:S73cv2AV0
〇玲音
〇黒井詩花
〇高峰のあ
〇川島瑞樹
〇楪いのり
〇ひかり
〇こだま
〇つばめ
〇東郷寺麗華
〇三条ともみ
〇朝比奈りん
〇佐野美心
〇レッドショルダー
〇雪
〇月
〇花
56 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2019/12/31(火) 14:01:04.84 ID:S73cv2AV0
◎相葉夕美
◎岡崎泰葉
◎脇山珠美
◎水本ゆかり
◎早坂美玲
◎首藤葵
◎紺野雪菜
◎紺野藍子
◎紺野悠貴
◎レオン
57 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2019/12/31(火) 14:01:41.47 ID:S73cv2AV0
◎一ノ瀬志希
◎島村むつみ
◎三好紗南
◎成宮由愛
◎中野有香
◎日野茜
◎二宮飛鳥
◎冴島清美
◎土屋亜子
◎浜口あやめ
登場作品
『THE IDOLM@STER』
『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS』
『THE IDOLM@STER MILLION LIVE!』
『THE IDOLM@STER SHINY COLORS』
『THE IDOLM@STER SideM』
『ギルティ・クラウン』
『大図書館の羊飼い』
『五等分の花嫁』
『ソード・アート・オンライン』
『手垢濡れの天使』
58 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2019/12/31(火) 14:02:46.66 ID:S73cv2AV0
■結城晴
■結城明日奈
■中野一花
■中野二乃
■中野三玖
■中野四葉
■中野五月
■中野六海
■榊原夏来
■榊原里美
■榊原日菜子
■如月嶺衣奈
59 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2019/12/31(火) 23:04:15.67 ID:S73cv2AV0
ジリリリリリリリリリリ
ジリリリリリリリリリリ
ジリリリリリリリリリリ
紺野「zzzzzzzzzzzzz」
ジリリリリリリリリリリ
美玲「うるさいぞ!!!!さっさと起きろ!!!」
紺野「・・・・・・・・ん」
美玲「日曜日なのに・・・朝早くから時計をセットするな!!!!」
紺野「・・・・よしっ」
紺野「朝だ・・・また今日も一日」
60 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2019/12/31(火) 23:29:36.58 ID:S73cv2AV0
・・・・・・・・
ニュースキャスター「本日の特集は913プロダクション」
ニュースキャスター「輝くアイドルの歴史の中でも、もっとも謎に包まれている」
ニュースキャスター「ゲストは現在アイドルの・・・桜井夢子さんに来ていただいています」
桜井夢子「913プロダクションの桜井夢子です」
ピッ
紺野「なにするんだ。テレビのチャンネルを変えて」
珠美「この時間は皇室番組と決まっています」
夕美「そうだね・・・いつもその放送を見ているし」
紺野「しかしだよ。たまには別の番組を見るという選択をだな」
珠美「いりません!!!!」
夕美「うーん・・・・」
紺野「・・・・・」
紺野「あぁ、もう分かったよ。もういい」
61 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2019/12/31(火) 23:41:37.90 ID:S73cv2AV0
こいつらには頭の選択肢が少ない
いつも通りの行動をしていてもたまには遊ぶというのが大切なのに
紺野「・・・・」パクパクッ
紺野「・・・・」ムシャムシャ
紺野「・・・・」ゴクンッ
紺野「ごちそうさま」
紺野「今日は帰るのが遅くなるかもしれないから・・・・」
夕美「遅くなるの」
珠美「そうなのですか・・・晩御飯はどうします?」
紺野「いらない。それじゃあ」
バタンッ
紺野「・・・・・・西園寺プロダクション」
62 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2020/01/01(水) 00:00:24.62 ID:7GHNbmgs0
今日から西園寺プロダクションのバイトとしての人生が始まる
正直アイドル事務所のバイトなんて、どんなことをするのか分からないけど
新しい自分の道として・・・・悪くない一歩だ
事務所
紺野「・・・・・」ドキドキッ
?「ねぇ・・・・君ってこの事務所の人?」
紺野「今日から入るバイトだよ・・・だからこの事務所の人と言っていいのか」
?「バイトかぁ・・・・実はあたしもそうなのよ」
小太刀凪「小太刀凪、よろしくね」
紺野「紺野だ。よろしく」
凪「ねぇ、何をするかって聞いてる?」
紺野「いいや、全然知らない」
紺野「それにまず。どんなアイドルが所属しているのかも知らない」
凪「そうね・・・あたしもホームページみたけど書いてなかったし」
63 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2020/01/01(水) 21:35:02.50 ID:7GHNbmgs0
ガチヤッ
聡美「あらっ、早いのね。もう来てるなんて」
紺野「おはようごさいます」
凪「・・・・・おはようごさいます」
聡美「しかし、よく事務所に入れたわね。閉まっていなかったの?」
紺野「開いてましたよ。もしかして勝手に入るのはダメだったかな」
聡美「開いていた・・・・」
聡美「恵ね・・・・あの子たまに事務所を閉めないから」
ガチャッ
恵「ごめんなさいですぅ〜、遅れてしまいましたぁ〜」
聡美「恵、最後帰る時事務所閉めた?」
恵「覚えてないですぅ〜」
聡美「貴方ねぇ・・・・この間も閉め忘れて空き巣に入ったじゃない」
恵「ああ、そうでしたぁ〜」
聡美「・・・・・・ハァ」
凪(大丈夫なの?この事務所)
64 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2020/01/01(水) 22:22:36.63 ID:7GHNbmgs0
ガチャッ
琴歌「すみません。遅れました」
聡美「これでお嬢様も来たことですし、全員集合ね」
琴歌「はい・・・・」
琴歌「それでは新生西園寺プロダクションとしての活動を始めたいと思います」
パチッパチッパチッパチッ
琴歌「さて・・・・まずは西園寺プロダクションについてお話ししよう思います」
琴歌「西園寺プロダクションは当時社長。つまり私の母が興しました」
琴歌「かなりの勢いがあり、アイドル業界でも注目されていました」
聡美「しかし、五年前の飛行機事故で当時の主な西園寺プロダクションの全員が死に・・・西園寺財閥の重役や社長本人も死んだ」
聡美「今では没落している」
紺野「・・・・・悲惨な話ですね」
琴歌「私はもう一度。アイドル界を復活させたいと思っています」
琴歌「みなさんには是非その一員となって頑張ってほしいのです」
65 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2020/01/01(水) 22:37:02.60 ID:7GHNbmgs0
凪「・・・・・・」
凪「それであたし達は実際に何をすればいいの?」
凪「所属のアイドルだってまだ知らないのに」
琴歌「所属アイドルはいません」
凪「・・・・・・はっ?」
恵「本当の事ですぅ・・・今はまだ一人もいない状況なのですぅ〜」
紺野「・・・・・」
聡美「そこで、今から仕事についてだけど・・・まずは」
聡美「アイドルを集める事、1人ノルマ最低2人」
凪「・・・・嘘。アイドルを自前調達するって事?」
琴歌「はい♪」
紺野「えぇ・・・・」
聡美「あと集められなかったら給料にも影響するから」
恵「それって私もですかぁ〜」
聡美「当たり前よ」
恵「えぇ〜」
66 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2020/01/01(水) 23:41:16.13 ID:7GHNbmgs0
・・・・・・
凪「ハァ・・・ノルマ2人」
凪「絶対給料にも影響する」
紺野「あてはある?」
凪「ないわ。もうどうしようか悩んでいる」
凪「そっちは?」
紺野「ありよりはべりいまそかり」
紺野「なんなら凪さんの分までノルマ達成できるくらいある」
凪「マジ!!!!」
紺野「卍」
紺野「早速行ってみる?」
凪「お願いしていいの」
紺野「ああ、その代わり報酬は高いぜ」
67 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2020/01/02(木) 00:24:29.05 ID:OIA5Xh0E0
自宅
美玲「また新しい人を連れてきたぞ。コイツ」
夕美「モテモテだね♪」
ゆかり「・・・・・巨乳」
泰葉「・・・・まさか恋人」
珠美「青春ですね!!!!アツアツです!!!」
葵「素直に祝福するっちゃ」
凪「へぇー、女を侍らせているんだ」
紺野「・・・・・・言っておくが恋人ではない」
紺野「小太刀凪という、同じバイト仲間」
紺野「単刀直入に聞く、この中でアイドルになりたい人はいるか?」
紺野「未経験大歓迎。誰でもオーケー」
68 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2020/01/02(木) 00:46:17.95 ID:OIA5Xh0E0
泰葉「・・・・・・お断りします」
ゆかり「私も興味は無い・・・・です」
珠美「剣道以外眼中なし」
美玲「誰がするか!!!」
葵「今は創作料理の勉強に凝っているけん・・・・ごめん」
紺野「・・・・・・」
凪「アンタ。人望ないわね」
紺野「夕美さんだ・・・・夕美さんなら」
夕美「学業優先かな・・・」
紺野「」
凪「・・・・・・」
69 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2020/01/02(木) 01:20:12.24 ID:OIA5Xh0E0
・・・・・・
凪「どうするのよ?あてはもうない?」
紺野「・・・・・・ない」
凪「そう・・・・」
凪「やっぱり他人に頼るのは良くないかぁ。ありがとう」
紺野「自分もどうするか1から考え直さないと」
紺野(まさか誰一人としてアイドルになろうとしなかったのは誤算だ)
紺野(絶対に似合っていると思うんだけどなぁ)
紺野(こうなればあの人にも声を掛けてみるか?)
↓コンマレス
1〜50 今日は諦める 51〜100 もう1か所あてのある場所へ行く
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/01/02(木) 18:50:05.13 ID:2MZN7TuqO
あ
71 :
◆ssoeFE9sjAA9
[sage saga]:2020/01/02(木) 19:25:54.65 ID:OIA5Xh0E0
紺野「今日はやめよう」
凪「・・・・・・」
凪「ねぇ。この後暇?」
紺野「ああ、暇だけど」
凪「ちょっと買い物に付き合ってくれない?沢山買いたいものがあるのよねぇ」
紺野「別にいいけど」
凪「よしっ、奴隷ゲット!!!」
紺野「えっ・・・」
凪「いや、何でもないわよ。さぁ行きましょ」
紺野「?」
この時はまだ知りもしなかった。地獄の荷物運びが待ち受けていることを・・・
72 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/02(木) 19:41:36.24 ID:OIA5Xh0E0
・・・・・・・
天海春香「もう・・・・千早ちゃん。遅いですよ」
如月千早「ごめんなさい。ちょっと支度に遅れて・・・」
春香「さぁ、いっぱい服を買おう♪」
始まりは1週間前だった
・・・・・・
765プロダクション
春香「えーっ!!!!千早ちゃん私服7着しか持ってないの?」
千早「そうだけど」
菊地真「僕も初めて聞いた時は驚いて・・・・」
双海真美「天下のアイドルなのにそれはないっしょっ」
高槻やよい「うっうー、私でも倍はありますよ」
水瀬伊織「よく今まで生きてきたわね千早」
千早「なんJのスレッドを見ても5着とか4着の人もいるし・・・・別に・・・・」
四条貴音「はて・・・・なんじぇいとは何ですか?」
我那覇響「とにかく・・・・アイドルなんだからもっと持っておいた方が良いぞ」
千早「・・・・・?」
秋月律子「確かにこれは大問題ね。アイドルとしての自覚がない・・・」
律子「今度の休み、最低でも10着は買う事!!!!」
千早「別にそんなに要らない」
赤羽根P「アイドルなんだぞ。それではいけない」
・・・・・・・・
春香(結局千早ちゃんは納得していなかったけど、頑張ってなんとか10着を買わせて見せます)
73 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/02(木) 21:23:44.74 ID:OIA5Xh0E0
・・・・・・
千早「ジャージ・・・・・これを10着買えば」
春香「もしかして私服をジャージにするつもり?」
千早「そうだけど」
春香「ダメだって・・・・もっとオシャレな服を選ばないと」
千早「なんJ民に聞いたら、ジャージがコスパが良いって聞いたわ」
春香「この前もそうだけど。なんJで何?」
千早「えっ・・・春香知らないの?」
春香「・・・・・うん」
千早「そういう冗談はやめてクレメンス」
春香「クレメンス?」
千早「・・・・・・・」
74 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/02(木) 21:59:17.02 ID:OIA5Xh0E0
凪「どう・・・・これ似合ってる?」
紺野「似合っていると思うけど・・・・」
紺野「・・・・・・・」
紺野(凶悪すぎる。この人・・・あの胸は・・・)
凪「じゃあこの服も買う」
紺野「いっぱい買うな・・・」
凪「実は先週引っ越したばかりなんだよね〜」
凪「服とかも全然ないから、いっぱい買う必要があるわけ」
凪「荷物運びよろしく」
紺野「はいはい・・・」
紺野「まだ時間掛かるだろ。終わったら呼んで」
凪「うん・・・分かった」
紺野「どっかで時間潰すから」
75 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/02(木) 23:36:26.93 ID:OIA5Xh0E0
紺野「時間を潰すなら・・・」
紺野「本屋でも見るか・・・・」
紺野「・・・・・」
紺野「おっ、週刊少女百合の最新号がある」
紺野「・・・・・おお」
紺野「これは尊い・・・魔法少女の漫画・・まど×さや」
千早「まど×さや何てありえない・・・ここは普通にまど×ほむよ」
紺野「まど×ほむなんて(ヾノ・∀・`)ナイナイ」
紺野「あんなのは陰キャの願望だよ。現実は陽キャはまど×さや」
千早「まど×ほむは尊いのよ。あんな男狂いの助六は論外」
紺野「助六!!!!それは禁句だぞ」
千早「スケベのろくでなし、じゃない」
紺野「なっ・・・・なんて人だ。純愛を理解できないなんて」
千早「冗談じゃない・・・あんな子は」
女の子「あっ、如月千早だ」
男の子「本当だ、765プロの如月千早」
千早「しまった・・・・」
千早(春香から逃げる為に本屋に来たのは良いが、今度はみんなにバレてしまった)
76 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/02(木) 23:44:53.77 ID:OIA5Xh0E0
ザワザワ
紺野「凄い人が集まってきたぞ」
千早「えっと・・・えっと・・・」オロオロ
女の子「サインお願いします」
男の子「握手てくれ」
オタク「千早たん・・・・・(*´Д`)ハァハァ」
おっさん「おい、グッズくれや」
百合オバサン「千早さん・・・地球温暖化についてホテルで語り合いましょ」
ザワザワ
千早「・・・・・」
紺野(有名人か?なら・・・・少し助けてやるか)
紺野「あっ!!!あんなところに伝説のアイドルが!!!」
男の子「えっ」
女の子「どこどこ」
おっさん「いねぇじゃねぇか」
オタク「あれ・・・・千早たんも居なくなっている」
77 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/03(金) 00:01:25.76 ID:V0gcziu30
・・・・・・・・・
千早「ハァハァ・・・・」
紺野「運動不足だ・・・もっと鍛えないと・・・ハァハァ」
紺野「ここまでくれば自由だ。あとは見つからないように頑張って」
千早「・・・・ありがとう」
紺野「例には及ばず。その代わり誰かを助けてあげてください」
紺野「・・・・誰かを助けて・・・その誰かもまた誰かを助ける・・・」
紺野「幸せの輪ができて、みんなが笑顔でニコニコ」
紺野「幸せスパイラルだ」
千早「・・・・」
千早(この子。頭が・・・・)
紺野「それじゃあ・・・また・・・・・」
タッタッタッタッタ
78 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/03(金) 19:51:14.58 ID:V0gcziu30
・・・・・・・
凪「そろそろ。呼ぶか・・・電話番号は・・・」
ピッポパッポッピッ
プルルルルルルプルルルルルルル
「はい・・・・」
凪「今買い物が終わったから、来てくれない」
凪「場所は・・・・」
「・・・・・・・」
春香「千早ちゃーん」
春香「どこ?どこ行ったの?」
79 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/03(金) 20:44:13.65 ID:V0gcziu30
完全に迷子になった
紺野「くそっ・・・どこだ。」
紺野「・・・・・・」
紺野「このショッピングモール広すぎる。どこがどこだが」
紺野(誰かに聞いた方が良いな)
紺野「そこの人。ちょっと訪ねたいことがあるんです」
?「えっ・・・」
紺野「場所です。女性の服がある場所ってどこですか?」
?「色々あります・・・」
紺野「じゃあ全部言って欲しい。どことどこと・・・・」
?「えっ・・・・」
紺野「こっちはちよっと急いでいるんです。早急にお願いします」
?「・・・・・・」
ガシッ
〇「おい・・・・お前、何している?」
紺野「何って、何もしてないよ」
〇「人様の妹に手を出して・・・そういう言い訳は良くないな」
ボコッ
紺野「うごっ・・・・」
紺野(コイツ・・・殴ってきた)
80 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/04(土) 00:38:14.35 ID:L/npDl0G0
紺野「・・・・・おっ・・・・」
バタンッ
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・・
紺野「・・・・・・ここは」
〇「気が付いたか・・・」
紺野「あれ・・・・」
〇「悪かったな。さっきは殴ってしまって」
〇「だが、気安く妹に近づくからこうなったことは覚えておけ」
紺野「さっきの人、妹さんだったのか」
〇「ああ・・・汚らわしい奴には触れて欲しくない」
△「そんなことを言うのはあまりにも可哀想だろ、夏来」
夏来「旬、世の中にはどんな屑がいるか分からない・・・」
旬「大丈夫だって、見た目的にも健全そうじゃないか」
旬「ごめんね。友達がいきなり殴ってしまって」
旬「僕の名前は冬美旬」
旬「そしてこっちが・・・」
夏来「榊原夏来だ・・・・」
紺野「どうも。紺野です」ペコリッ
81 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/04(土) 21:19:39.67 ID:L/npDl0G0
旬「ん・・・・」
旬「・・・・・・」ジー
旬「どこかで見たことあるような・・・・」
紺野「世の中には似た人間が3人いるって聞きます」
紺野「自分は会うのは初めてですよ」
旬「そうだね・・・・勘違いかもしれない」
旬「お詫びと入っては何だけど・・・・ジュースを奢るよ」
紺野「・・・・・ほんとぉ?」
旬「安いお詫びだと思うけど・・・・」
紺野「ならエナジードリンクを・・・・一本200円の奴」
夏来(一番高いのを選んだな)
旬「分かった・・・」
82 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/04(土) 21:54:17.31 ID:L/npDl0G0
・・・・・・・
旬「それじゃあ・・・」
夏来「・・・・・今後は紛らわしい真似をしないように」
紺野「・・・・・」ノシッ
紺野「・・・・・フフ」
紺野「エナジードリンク。いただきまーす」
プシュッ
紺野「・・・・・」ゴクッゴクッ
紺野「ぷはぁぁ」
紺野「人の金で飲むドリンクは旨い」
紺野「・・・・・」ゴクッゴクッ
紺野「うめぇぇぇぇ」
凪「なにエナジードリンクを飲んでいるのかな〜?」
紺野「・・・あっ」
紺野(すっかり)
凪「アンタが教えてもらった携帯番号に電話しても本人が出ないし」
紺野「嘘・・・携帯番号間違えた?」
?「その為に私が来た」
紺野「あっ・・・」
83 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/04(土) 22:07:47.39 ID:L/npDl0G0
紺野雪菜・・・・自分の姉であり。家の実権を握っている
雪菜「女性との約束を果たさず、エナジードリンクを飲む」
紺野「それは・・・・」
雪菜「・・・・・財布を出しなさい」
紺野「えっ・・・」
雪菜「いいから出しなさい」
紺野「は、はい」
雪菜「5,000円か・・・」
雪菜「うちの弟がご迷惑を掛けました。これで許してください」
凪「5,000円貰っていいの?」
雪菜「はい、迷惑料です」
雪菜「弟もそれを喜んでいます。そうですね?」
紺野「はい・・・・貰って欲しいです」
雪菜「それと荷物も運ぶこと」
凪「沢山買ったから、いっぱいある」
紺野「はい・・・・」
84 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/04(土) 23:52:37.97 ID:L/npDl0G0
紺野(重たい・・・・どんだけ買い物したんだ)
雪菜「男なんだから、それくらい持ちなさい」
凪「でも手伝っていただきありがとうごさいます」
雪菜「いいの、こんな出来損ないの弟。こき使ってこその存在する」
紺野「う・・・・」
凪「ははは・・・」
凪(凄いハッキリ言う人だ・・・こわっ)
紺野「・・・・・藍子と悠貴は?」
雪菜「あの二人なら生きている。今回ものうのうと生き延びた」
雪菜「ハッキリ言って次はダメかも知れない・・・・・来年には死んでいるかも」
紺野「・・・・そっか」
凪「・・・・・その二人も家族?」
紺野「妹の紺野藍子と紺野悠貴。二人とも体が弱くな・・・病弱で最近は・・・ダメみたい」
雪菜「・・・・・昔からどれだけ苦労してきたか。きっと恩を返さないまま死ぬ迷惑な妹」
凪(いくらなんでも恐ろしい会話ね)
85 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/05(日) 15:19:22.64 ID:8JiiOnR50
雪菜「そして問題は・・・あの居候のゴミ共」
雪菜「どうするか・・・・・」
紺野「・・・・・」
凪(アイドルの事についてだけど・・・・この人を誘ってみようかしら)
凪「紺野雪菜さん。1つお話があるんだけど・・・」
雪菜「はい」
凪「今西園寺プロダクションはアイドルを集めているんだけど」
凪「もしよかったら、アイドルに興味ないかなぁーって」
紺野「な・・・・な・・・・」
紺野「無茶だ。姉さんはアイドルが大大題嫌いなのに」
紺野「絶対オーケーなんて言わない」
凪「言ってみなくちゃ分からないでしょ?」
86 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/05(日) 16:04:31.03 ID:8JiiOnR50
雪菜「・・・・・・」
雪菜「残念だが私はアイドルというものがとても・・・・嫌いだ」
雪菜「下品な女が媚びを売る世界だと認識している。」
雪菜「地上最低のショウだ」
凪「・・・・・・」
紺野「・・・・・」
雪菜「だが・・・別の子を紹介しよう。」
凪「ほ、本当!!!!」
紺野「嘘・・・・」
雪菜「明日の・・・そう・・・18時くらいに待ち合わせをしよう」
凪「ありがとうごさいます」
紺野(嘘・・・・まさか協力してくれるなんて)
紺野(だったら自分も姉さんに言えば)
紺野「あの・・・・」
87 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/05(日) 16:17:39.08 ID:8JiiOnR50
雪菜「今、考えたでしょ?」
雪菜「自分も頼み込んだから、なんとかしてくれると」
紺野「うっ・・・」
雪菜「嫌よ。だって愚かな弟を甘やかせばもっと愚かに堕落する」
雪菜「ただでさえ家の恥なのに・・・・」
紺野「・・・・・」
凪「まっ・・・・私の件が落着したら手伝ってあげるから」
凪「落ち込まない・・・落ち込まない」
88 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/05(日) 16:34:44.15 ID:8JiiOnR50
・・・・・・・
次の日
ジリリリリリリリリリリ
ジリリリリリリリリリリ
紺野「zzzzzzzz」
ガチャッ
泰葉「起きてください」
紺野「ん・・・・」
泰葉「朝です・・・・学校に行く時間です」
紺野「そっか、学校か」
紺野(アイドルを勧誘するなら学校が一番良い)
89 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/05(日) 17:16:43.66 ID:8JiiOnR50
リビング
夕美「・・・・・」ポロポロ
ゆかり「・・・・・・」ポロポロ
紺野「2人が泣いている」
泰葉「今朝起きたら、雪菜様にお叱りを受けて・・・」
泰葉「おそらくはお花の件とフルートの件です」
紺野「ははは、またか」
お花をまた飾っていたから怒られて
朝からフルートの練習でうるさいから怒られたのだろう
紺野(この家は姉さんが支配しているからな)
90 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/05(日) 22:10:28.78 ID:8JiiOnR50
紺野「そんなに泣くことは無い。今日はいい天気だし・・・」
紺野「怒られたって・・・・次に生かせば」
ゆかり「・・・・・」ポロポロ
ゆかり「フルートを没収されました」
夕美「お花・・・・全部捨てられた」ポロポロ
紺野「自分だって5000円無くなった」
紺野「だが生きている。ほらこの通り・・・」
紺野「元気出して前を向こう!!!!」
ゆかり「・・・・・」ポロポロ
夕美「・・・・・」ポロポロ
泰葉「あんまり能天気な発言は逆効果です。私がなんとかしておきますので・・・・気にしないでください」
紺野「・・・・・」
別に能天気な発言を言ったわけではない
泣いたって意味がない・・・終わった事なんだし、もう取り戻せない
だったら切り替えて生きていくしかない
91 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/05(日) 23:02:25.75 ID:8JiiOnR50
・・・・・・
学校
キーンコーンカーンコーン
紺野「2時間目は音楽か・・・移動しないと」
凪「ねぇ・・・理科室ってどこ?」
紺野「理科室は3階の・・・・」
紺野「って。一緒の学校だったなのか」
凪「今日転校してきたの・・・・よろしくね」
紺野「よろしく・・・」
凪「それよりもこの学校って、結構ガラが悪いのね」
凪「さっきユスリの現場を目撃したけど」
紺野「ゆすり!!!!」
紺野「特徴は・・・」
凪「赤い髪のサイドテール」
紺野「あいつか・・・またか・・・・」
92 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/05(日) 23:58:34.89 ID:8JiiOnR50
?「・・・・・・」
紺野「五十嵐響子」
五十嵐響子「どうしたの?」
紺野「どうしたのじゃない」
紺野「お前またゆすられているのか?」
響子「えへへ・・・・」
紺野「ええへじゃない!!!!!」
紺野「そんな負け犬になってどうする。学生のうちからそうだと社会からも負け続ける」
響子「私・・・そんなに強くないし・・・・相手はカースト上位の子だし」
紺野「と言っても学校内だけの話だ。」
紺野「先生に言って止めさせる」
響子「待って・・・それはダメ」
紺野「でも」
響子「ちゃんと言うから先生には内緒で」
紺野「・・・・・・」
93 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/06(月) 11:24:50.58 ID:ZDKp4Kvp0
五十嵐響子
この学校で自分が唯一友達だと思う人
鳥取から上京してきたらしいけど、いじめを受けていて
ヘラヘラしてて学校のスクールカーストでは底辺に居る
紺野(どうせ、今回も有耶無耶にするつもりだろうが・・・・)
キーンコーンカーンコーン
響子「あっ、もう授業が始まっちゃう」
紺野「ああ、そうだな」
紺野(そうだ。五十嵐響子をアイドルに誘うか)
紺野(ルックスも悪くない・・・むしろいい方だ)
紺野(アイドル活動で有名になり、周りにいじめっ子から守ってもらうのも手だな)
紺野(放課後、聞いてみるか)
94 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/06(月) 12:05:07.42 ID:ZDKp4Kvp0
相馬先生「今日の音楽はみなさんで歌いましょう」
相馬先生「曲は、音無琴美の空」
紺野(・・・・・・良い選曲だ)
音無琴美・・・アイドルだけではなく、音楽界の・・・芸能界の最高傑作
早死にした彼女の存在はとてもおしい・・・今生きていたなら、大御所として芸能界を・・・・
空になりたい 自由な空へ 翼なくて翔べるから 素敵ね
空になりたい 好きな空へ 雲で夢描けるから
始まりはどこになるの?お終いはどこになるの?
上を見て あなたに聞いてみたら
始まりとお終いなんて 繋がって巡るモノ
大事なのはやめない事と諦めない事
春は花をいっぱい咲かせよう 夏は光いっぱい輝こう
奇跡じゃなくて 運じゃなくて 自分をもっと信じるの
秋は夜を目一杯乗り越え 冬は雪を目一杯抱きしめ
笑っていいよ 泣いていいよ だって巡ってまた春は来るから
紺野「津軽レインぼぉぉォォォォォ」
95 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/06(月) 12:14:39.36 ID:ZDKp4Kvp0
765プロダクション
春香「ただいまぁ〜、やっと仕事終わった」
小鳥「お疲れ様です。春香ちゃん」
小鳥「お茶とお菓子」
春香「ありがとうごさいます」
小鳥「そういえば、昨日はどうだったの?千早ちゃんとのデートは・・・・」
小鳥「やっぱり最後はホテルに連れ込んで・・・あんなことやこんな事・・・グフフフ」
春香「そんなことしてませんよ!!!!」
貴音「服は買ったのですか?」
春香「ううん、千早ちゃん途中で逃げちゃった」
貴音「敵前逃亡は重罪・・・・・あとで罰を与えねば」
小鳥「よっぽど嫌だったんだ」
春香「千早ちゃんの私服が増えるか・・・・小鳥さんが結婚するか・・・どちらが早いか」
小鳥「ピヨッ!!!!」
春香「千早ちゃんの件が終わったら次は小鳥さんの旦那さん探しですよ!!!」
96 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/06(月) 12:28:34.91 ID:ZDKp4Kvp0
プルルルルルルプルルルルルルル
小鳥「あっ・・・携帯電話だ」
小鳥「ちょっと席を外します」
春香「あっ・・・逃げた」
バタンッ
ピッ
小鳥「もしもし・・・」
小鳥「・・・・・・」
小鳥「そう・・・・熱が下がったのね」
小鳥「お母さん。今日は帰るの遅いから・・・・」
小鳥「ごめんね」
ピッ
小鳥「ふぅ・・・・・」
小鳥「私って独身じゃあ・・・無いんだけどね」
小鳥「フフフ」
97 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/07(火) 23:02:49.84 ID:uHFxHjmT0
・・・・・・・
キーンコーンカーンコーン
凪「やっとお昼ね・・・」
凪(購買部でお昼ご飯を買いに行きたいところだけど・・・)
凪(あいつの事が気になる。昨日の5,000円でお昼代が無いはず)
凪(弁当を持っていれば話は別だけど)
凪「様子をみてあげよう」
・・・・・
武道場
?「はぁぁぁぁぁぁぁ」
シュバッッ
?「やぁぁぁ」
シュバッバッ
?「ハァハァ・・・・」
紺野「どうですか?効果のほどは・・・・」
?「全然効果ない・・・普段と変わらない」
紺野「失敗か・・・」
凪「ここに居たんだ。探したわよ」
紺野「小太刀さん。どうしたんだ」
凪「昨日の5,000円で、昼食代が無いと思って探していたの」
凪「もしかして弁当持ってたりする?」
紺野「心配ご無用。お昼なら・・・ある」
凪「そう・・・だったら心配して損した。昼食買っていこ」
98 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/07(火) 23:11:41.60 ID:uHFxHjmT0
紺野「今の時間はもう売り切れていて、変えないと思うよ」
凪「・・・・えっ」
?「購買は人気ですからね」
?「押忍。あたしの名前は三年生の中野有香と申します」
凪「今日から転校してきた。小太刀凪・・・」
中野有香「諦めて・・・・放課後まで我慢するしかない」
紺野「いや・・・・大丈夫。昼ご飯ならその辺にある」
凪「どういうこと?」
紺野「ちょっと待っててください。調達してきますから」
・・・・・・・
10分後
紺野「たくさん取れた」
凪「それってバッタ・・・・」
紺野「そう、バッタです。美味しいよ」
ボリボリボリボリッ
凪「・・・・・」
有香「・・・・・」
99 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/07(火) 23:45:45.49 ID:uHFxHjmT0
紺野「どうぞ・・・・」
凪「食べられるわけないでしょ!!!!!」
有香「押忍・・・・随分とワイルドな方ですね」
紺野「美味しいのに・・・」
ボリボリボリボリッ
ムシャムシャ
凪「・・・・・」
凪(一般人の感覚からズレている。絶対に普通じゃない)
有香「・・・・・」
100 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/11(土) 19:42:43.86 ID:BuGXjDS70
凪「我慢するしかないのね・・・」
紺野「バッタを食えばいいじゃん」
凪「それは嫌」
有香「良かったら、サンドイッチ・・・・手作りですが食べますか?」
凪「えっ・・・いいの?」
有香「作り過ぎたんで、大丈夫」
紺野「・・・・・」
凪「ありがとうごさいます」
有香「・・・・・・」
有香「押忍。今後の学校生活を願って頑張ってください・・・転校生さん!!!!」
バタンッ
凪「・・・・・」
凪「私が転校生って何で知っているの?」
紺野「さぁ」
紺野「でも・・・あの人はちょっと変わっている人だ」
凪「変わっている?」
紺野「あんまり近づかない方が良い。危険すぎる」
凪「でもアンタは・・・・仲良くしてたけど」
紺野「自分は実験のデータを取る為に頼まれただけだ」
凪「実験のデータ?」
紺野「部活なんだよ・・・」
101 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/11(土) 20:16:47.90 ID:BuGXjDS70
放課後
理科室
ガラガラガラッ
紺野「・・・・・」
紺野「ダメだった。【疲れない薬】は・・・」
?「ダメだったか。次はもっと調合を変えてみたのを用意した」
紺野「一ノ瀬先輩。またデータを取りに・・・・」
一ノ瀬志希・・・・科学部の先輩であり、変な薬を作る事を生きがいとする
一ノ瀬志希「うん。今度の相手はもう決めているから」
紺野「・・・・はいはい」
102 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/11(土) 23:49:20.71 ID:BuGXjDS70
教室
千早「うーん・・・・困った」
765プロダクションで打線を組んだ
1右 北沢志保
2中 四条貴音
3左 伊吹翼
4三 萩原雪歩
5一 高山紗代子
6捕 島原エレナ
7DH 矢吹可奈
8二 三浦あずさ
9遊 望月杏奈
投 如月千早
千早「なんj民ならこの打線で満足してくれるか・・・・」
千早「もう少しネタを入れるべきか」
♪〜
千早「春香からlineが来た」
千早「・・・・・今日の放課後買い物に行く」
千早「また服を買いに・・・・冗談じゃないわ」
千早「今日は体調が悪いから・・・休むと・・・」
カチカチカチッ
千早「スマホは便利ね。」
紺野「打線って野球でもするんですか?」
千早「!!!!!!!」
103 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/12(日) 15:27:50.05 ID:bAAXTA8U0
千早「貴方・・・昨日の」
千早(まさか同じ学校の生徒だったなんて)
紺野「・・・・・」
紺野(765プロダクションの如月千早)
紺野(あの人気・・・765プロ故)
紺野(これから西園寺プロダクションとして活動するなら、倒さなければならない存在)
紺野「お願いごとが一つあります」
千早「お願い事・・・?」
紺野「薬の実験です。一ノ瀬志希先輩を知っているでしょ」
千早「ええ、変な実験をしている部活をしているのは知っているけど」
千早「部員は彼女だけのはず」
紺野「・・・・・色々と事情があって」
千早(彼女は変な薬を作っては、生徒に実験させる。まさか自分に当たるとは)
104 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/12(日) 16:44:19.54 ID:bAAXTA8U0
千早「別に薬の実験になっても良いけど」
千早「失敗して、変な事にはならない?」
紺野「いや・・・今までの実験で、なにか変な事になった・・・・ことは無い」
紺野「あの先輩もそこまで馬鹿じゃない。ちゃんとそこは弁えている」
千早「そう・・・」
紺野「用意した薬は2つです。」
紺野「疲れない薬と罪を告白する薬」
紺野「どっちか一つを飲んでほしいのです」
千早「・・・・・・」
千早(疲れない薬・・・飲んだら疲れずに済む?)
千早(それよりも、もう一つの薬・・・・罪を告白する薬)
千早(罪を告白する・・・気になる。私の罪とは)
千早「罪を告白する薬を飲んでみるわ」
105 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/12(日) 16:56:29.68 ID:bAAXTA8U0
紺野「良いのですか。そっちで」
千早「どうせ罪なんて、暴かれているわ」
千早「弟の事・・・・思い当たるのはそれしかない」
千早「・・・・・」ゴクッゴクッ
千早「にがっ・・・」
紺野「言い忘れていましたけど、ものすごく苦いですよ」
千早「・・・・うぅぅ」
紺野「そうだ。ビデオ撮影して効果を記録しないと・・・・」
バタンッ
千早「」
紺野「倒れた!!!もしかして今度のは・・・まずかった」
千早「・・・・・」ブツブツ
106 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/12(日) 17:44:32.05 ID:bAAXTA8U0
千早「・・・・」ブツブツ
紺野「えっ・・・何」
千早「・・・レイナ・・・・ミズハ・・・・ごめんなさいごめんなさい」
千早「ごめんなさい・・・・ごめんなさいごめんなさい」
千早「ごめんなさい・・・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
紺野「・・・・・」
千早「ごめんなさい。ごめんなさい・・・・ごめんなさい」
紺野「まるで壊れたカセットだ」
ずっと、ずっと謝り続けていた。それが彼女の罪なのか
107 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/12(日) 18:34:40.09 ID:bAAXTA8U0
生徒会室
ガラガラガラッ
凪「失礼します」
雪菜「うむ・・・」
雪菜「さてと・・・18時。約束通り・・・・アイドル活動に相応しいピッタリの下品な女を連れてきました」
凪「本当!!!ですか」
雪菜「・・・日野茜」
日野茜「はいはい〜!!!雪菜ちゃんの為なら何でも協力するよ!!!」
雪菜「見ての通り、元気だけが取り柄の頭空っぽ女・・・・・煮るなり焼くなり自由に使ってもいい」
茜「なんだか、酷い事を言われている気がするけど」
雪菜「褒めている、扱いやすくて便利です」
凪(全然褒めてない・・・)
108 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/12(日) 21:47:26.65 ID:bAAXTA8U0
・・・・・
凪「あの・・・本当にアイドル活動をしてくれるの?」
茜「一応前から興味ありました!」
茜「好きなアイドルは・・・・913プロダクションの桜井夢子!」
茜「あの人の曲を聴くと元気になります!」
茜「凪ちゃんは誰が好きですか?」
凪「そうね・・・考えたこともなかったわ」
凪「うーん・・・」
凪「961プロダクションの高峯のあ辺り」
茜「高峰のあさんですか!」
茜「何度かお会いしたことはありますが、良い人ですよね!」
109 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/12(日) 22:17:31.11 ID:bAAXTA8U0
凪(良い人かどうかは分からないけど)
凪(取りあえず1人ゲット。残り1人も見つけないと)
凪「ねぇ日野茜さん。周りでアイドルになりたい、又は興味があったりする人は居る?」
茜「いえ、周りは部活に熱中しているから・・・いない!」
凪「・・・・・そう」
凪(だとすれば、一から勧誘しないといけない)
凪(転校してきたばかりだから全然知らない)
凪(明日考え直そう)
凪「早速だけど、カラオケでも行って実力を測ってみたい」
茜「はい」
凪(上手ければいいけど・・・・)
110 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/12(日) 22:42:16.63 ID:bAAXTA8U0
・・・・・・
千早「ん・・・・」
千早(確か私は薬を飲んで・・・それから・・・)
紺野「・・・・・・」
千早「あの・・・」
紺野「あっ、気が付いたんですね」
千早「私、何かあったの?」
千早「薬を飲んでからの記憶が無いの・・・・」
紺野(正直に伝えた方が良いか、それとも誤魔化した方が良いか)
紺野(どちらに転んでも良い展開にはならない)
↓コンマレス
1〜50 正直に伝える 51〜100 誤魔化す
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/01/12(日) 22:50:56.14 ID:qcT1jciaO
頑張れ
112 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/12(日) 23:22:09.28 ID:bAAXTA8U0
紺野(実験に協力してくれたんだ。正直に話さないと)
紺野「ずっと・・・謝っていました」
千早「謝っていた?」
紺野「レイナ、ミズハって名前の人に」
千早「!!!!!!」
千早「・・・・・・」
紺野「あの・・・」
千早「このことは誰にも言わないで」
千早「私たちだけの秘密で・・・・お願い」
紺野「ああ」
千早「絶対あの人にも秘密!!!!」
紺野「分かったって。誰にも言わない」
113 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/12(日) 23:44:37.65 ID:bAAXTA8U0
・・・・・
理科室
志希「そう・・・・また失敗」
志希「そっか・・・完全に行き詰まり」
志希「どうしようかなぁ〜うーん★」
紺野「あの・・・どうせだったら別の事をしませんか?」
志希「ん・・・それはどういう事」
紺野「アイドル活動。なんてのは」
紺野「自分、アイドル事務所でバイトしているんだけど」
紺野「人数が足りなくてね。アイドル募集中なんだ」
紺野「一ノ瀬先輩なら、きっと素晴らしいアイドルになりそうだ」
志希「・・・・・・・」
志希「フフフ」
志希「きっとでは無い。必ずよ」
114 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/13(月) 00:12:29.19 ID:bdZxXoKi0
志希「今のアイドル業界はぬる過ぎる」
志希「765プロや961プロを見ても・・・・大物っていう匂いがしない」
志希「だが、この天才たるあたしがいれば・・・
志希「アイドル界は大きく変わることになる」
志希「つまらない世の中を面白く・・・」
紺野「じゃあ・・・協力してくれる」
志希「・・・・・」コクッ
志希「気分転換に少しだけ」
紺野「よしっ」
紺野(まずは1人目・・・ゲット)
115 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/13(月) 13:00:12.97 ID:bdZxXoKi0
・・・・・・・
夜
西園寺プロダクション
恵「それでは是非お願いしますぅ〜」
ピッ
恵「これで1人手に入れちゃいました〜」
聡美「そう・・・・おめでとう」
恵「あれあれ〜聡美さんはまだなんですかぁ〜」
聡美「・・・・」イラッ
聡美「こっちは質重視なの!!!」
聡美「どうせ、連れてくる子なんて大したことのない素人」
聡美「私は逸材を手に入れて見せる」
116 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/13(月) 16:59:29.40 ID:bdZxXoKi0
とある企業のパーティー会場
・・・・・
琴歌「・・・・・・」
琴歌(私みたいな没落財閥がこのような場所に居て良いのやら)
成金女「おやおや〜、そちらに居る方は・・・・西園寺家のご令嬢」
成金女「こんな場所に居るなんて場違いではありませんか?」
琴歌「・・・・」
クスクスッ
?「そういう貴方も、今窮地に立たされているのにそんな口をきいて良いのですか?」
成金女「・・・モンデンキントのジョセフ・真月」
ジョセフ・真月「このモンデンキント負けて、赤字続きだと聞きましたよ」
成金女「!!!」
成金女「・・・・・・・」
タッタッタッタッタ
琴歌「・・・・ありがとうごさいます」
ジョセフ・真月・・・・今や急成長の企業『モンデンキント』を仕切る中心人物
ジョセフ・真月「いえいえ、多少落ちたとしても西園寺一族なら挽回できます」
117 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/14(火) 23:45:51.83 ID:fgkjz8z70
琴歌「そうだと良いですけど・・・」
ジョセフ・真月「それに最近。アイドル業を再開したと聞きます」
琴歌「まだ・・・内緒にしているんですけど。よくご存じで」
ジョセフ・真月「よろしければ。協力しようと思いまして」
ジョセフ・真月「会長の孫なんですが・・・1人アイドルとして是非ピッタリの方がいます」
琴歌「ほ、本当ですか」
ジョセフ・真月「ええ、今すぐこちらに来てください」
・・・・・・・
ジョセフ・真月「こちらの部屋の中に会長のお孫さんがいらっしゃいます」
琴歌「モンデンキントの会長のお孫さんに会うのは初めてです。」
琴歌(どんな方なのか・・・楽しみです)
118 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/15(水) 01:33:16.55 ID:RZzj8mE30
ガチャッ
琴歌「失礼いたします」
?「・・・・・・・誰か来た」
有香「押忍っ!!!ジョセフ・真月・・・・・彼女は?」
ジョセフ・真月「西園寺家の当主です」
有香「西園寺・・・あの飛行機事故の・・・・」
琴歌「西園寺琴歌です。よろしくお願いします」
有香「押忍。中野有香です」
?「・・・・・・」
?「・・・・・・」
有香「そして・・・今から【妹】達を紹介します」
有香「まず初めに中野一花」
中野一花「・・・・よろしくお願いします」ペコリッ
琴歌「・・・・よろしくお願いします」
119 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/16(木) 23:37:38.55 ID:cvgKbdbX0
有香「中野二乃・・・そして向こうが中野三玖」
中野二乃「・・・・・」コクリッ
中野三玖「・・・・・」
有香「2人はシャイな方なので、あまりしゃべりたがらないのです!」
琴歌「・・・・・よろしく」
有香「次に中野四葉。隣が中野五月」
中野四葉「はい!中野四葉!よろしくお願いします!」
中野五月「・・・・・中野五月です。」
五月「パーティー会場には沢山の料理が出されていると聞きます」
五月「生ハムメロンなるものあるとかないとか・・・・」
琴歌「会場にありました。生ハムメロン」
五月「!!!!!!」
120 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/20(月) 23:03:15.62 ID:Eop+pnoI0
?「五月ちゃん。また食べ物の話をしている」
五月「食べる事はこの世で一番楽しい事です。食欲こそが人間に与えられた至福のひと時・・・」
?「また太っちゃうよ」
五月「・・・その分運動してますから!!!!」
有香「・・・・・・」
有香「じゃれ合ってないで挨拶しなさい!」
中野六海「・・・・・あっ、中野六海と言います。よろしくお願いします」
琴歌「うふふっ、よろしく」
有香「さらに向こうで寝ているのが、中野与七」
中野与七「zzzzzz」
有香「最後に・・・・」
中野幸村「中野幸村です。どうぞ名前だけでも覚えてください」ペコリッ
琴歌「・・・・?」
琴歌(1人だけ男の子?)
琴歌「はい。名前だけでなく今後もよろしくお願いします。」
ジョセフ・真月「世にも珍しい八つ子です」
有香「世界でも事例は少ない・・・・とても希少な存在」
121 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/20(月) 23:34:32.45 ID:Eop+pnoI0
琴歌「ジョセフ・真月さん。アイドルにピッタリの方というのは・・・・」
ジョセフ・真月「中野有香さんです」
有香「押忍!」
有香「西園寺プロダクションには前々から是非入ってみたいと思っていたんです!」
有香「この度復活したおかげでようやくかなう事が出来た!」
琴歌「そんな・・・ありがとうごさいます」
ジョセフ・真月「・・・・・フフフ」
五月「生ハムメロン・・・食べたいです」
一花「私達はこの部屋から動いちゃダメなんだから、我慢しないと」
二乃「・・・・・」
四葉「会場にどんな方がいるかは少し気になりますよね」
有香「・・・・・・・」
有香「今日は特別に会場に行っても良い。」
六海「えっ・・・」
三玖「本当に・・・・?」
ザワザワ
有香「ただし・・・・選んでもらうのは西園寺琴歌さんに一人だけ」
琴歌「私が選ぶんですか!!!!」
有香「押忍!」
琴歌(押忍でごり押しされている気がしますけど・・・・)
ジョセフ・真月「選んであげてください。私からもお願いします」
琴歌「うーん・・・・」
連れて行く子
↓コンマレス
1〜10 中野有香 11〜20 中野一花 21〜30 中野二乃 31〜40 中野三玖 41〜100 中野四葉
51〜60 中野五月 61〜70 中野六海 71〜80 中野与七 81〜90 中野幸村 91〜100 ジョセフ・真月
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/01/21(火) 15:20:03.44 ID:dHR8WnPtO
あ
123 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/26(日) 11:37:29.33 ID:Fa8GKoMT0
パーティー会場
琴歌「さっきよりも人が多くなってます」
四葉「うわぁ・・・この人たちってみんな偉い人ですよね」
四葉「私だけが姉妹の中でもこの会場に参加できる・・・・」
四葉「・・・・・」ゾクッ
琴歌「どうされますか?」
四葉「五月には悪いけど・・・食べ物を堪能したいと思います」
四葉「あそこにあるのはタピオカミルクティーですよね!」
琴歌「そうだと思いますわ。種類も何十種類用意していると聞きました」
四葉「飲んでみたかったんです。飲むのは初めてで」
琴歌「・・・・それじゃあ全部取ってきますわ」
124 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/01/26(日) 12:43:06.58 ID:Fa8GKoMT0
・・・・・・・・
四葉「うーん・・・・違うのを飲んでもあんまり味が変わらない」
四葉「・・・・飲み過ぎて気分が・・・・」
琴歌「タピオカとミルクティーですから。所詮の基本ベースは同じですわ」
四葉「うっ・・・・」
?「なかなか、見ないメンツね」
四葉「!!!!」
琴歌「結城明日奈さん・・・」
結城明日奈・・・ご令嬢でありながら重度のゲーマーであり
世界中のゲーム大会で優勝している・・・あだ名は閃光のアスナ
結城明日奈「西園寺家の当主様にモンデンキントの会長のお孫さん」
明日奈「そして40年前は伝説のバンドの・・・・」
琴歌「明日奈さんは婚約者が決まっていると聞きました」
琴歌「あめでとうごさいます」
125 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/01(土) 13:54:05.57 ID:pCQXIFLh0
明日奈「相手は大手ゲームの人で、まだあんまり会ってないけど」
明日奈「卒業したら結婚・・・かな・・・親が勝手に決めたことだし」
四葉「・・・・・・・親が勝手に決めた結婚で良いのですか?」
明日奈「それは・・・賛否両論があると思うけど。私は別にどうでも良いの」
明日奈「ゲームさえ、続ける事が出来れば」
琴歌「・・・・・」
琴歌「もしゲームに飽きてしまった時は、アイドル活動をしてもらえると嬉しいですわ」
明日奈「アイドル?」
琴歌「ええ。西園寺は最近活動を再開しました」
明日奈「ほ、本当に!?」
四葉「はい!お姉ちゃんも参加します」
明日奈「もしかして中野姉妹全員加入している?」
明日奈「そうなれば楽しくなりそうだけど」
四葉「いえ、私は出ません」
明日奈「そうなの・・・・残念。天下取れそうなのに」
126 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/01(土) 15:52:05.37 ID:pCQXIFLh0
?「おい・・・挨拶もせずに何をしている明日奈」
明日奈「兄さん」
結城浩一郎「父さんも怒っているぞ。早く戻れ」
?「オレだって、遊びたいのに・・・ズルい」
?「まぁまぁ・・・・あとでカードゲーム一緒にしよっ」
琴歌「結城兄弟、全員来ていたのですか」
結城友奈「どうも、よろしく」
結城晴「ふん。」
四葉「見るのは初めて・・です」
浩一郎「・・・・・」
浩一郎「さぁ行くぞ」
明日奈「みんな。またね♪」
琴歌「はい。またですわ」
127 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/01(土) 22:42:17.06 ID:pCQXIFLh0
・・・・・
・・・・・
次の日
ジリリリリリリリリリリ
ジリリリリリリリリリリ
紺野「zzzzzzzzz」
美玲「うっさい!!早く起きろ!!!!」
紺野「もう・・・・朝か」
紺野「・・・・・・」
昨日は1人アイドルをゲットした。
引き続き、アイドルを探さないといけない
紺野「うまく見つかると良いけど」
128 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/01(土) 23:16:48.54 ID:pCQXIFLh0
リビング
紺野「・・・・・ん」
紺野「今日の朝食・・・・ごはんだけ?」
雪菜「・・・・・」
雪菜「もうお金が底を尽きています」
雪菜「これから朝と昼と夜はそれだけで暮らしてもらいます」
紺野「・・・・」
雪菜「・・・・・・」サッサッ
紺野(姉さんだけ、のりたまのふりかけを使っている)
美玲「ウチにものりたまをくれよ」
雪菜「・・・・・早坂美玲」
雪菜「この、のりたまのふりかけを使えるほどにお前は稼いでいるのか?」
美玲「・・・・まだ働ける年齢じゃない」
雪菜「だったら黙れ。口だけのゴミが逆らうな」
美玲「・・・・・」
雪菜「それとも白米だけでは食べられないのかな?」
雪菜「そうかそうか・・・だったら。没収だ」
美玲「えぇ・・・そんな」
129 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/01(土) 23:35:01.13 ID:pCQXIFLh0
紺野「・・・・・」
この家は姉さんの支配下にある。逆らうものや口答えするものは容赦しない
雪菜「この美玲のごはん・・・食べる?」
紺野「頂きます」
紺野(とは言え、ごはん一杯だけではお腹が持たない。美玲の分まで食べよう)
紺野「うん。美味しい」
美玲「・・・・・・・」プルプル
美玲「くっ・・・・・」
タッタッタッタ
バタンッ
雪菜「ああいうクソガキは嫌いだ」
130 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/02(日) 00:47:02.00 ID:ewPskgHr0
キーンコーンカーンコーン
紺野「放課後暇か?」
凪「どうしたのよ急に・・・・もしかしてデートの誘い?」
紺野「そうだよ。デートだ」
凪「・・・・・」
凪「もしかしてアイドル候補を探すの?」
紺野「その通り。候補も決まっている」
凪「本当!?」
紺野「ああ。この人しかいないって断言できる」
紺野「ズバリっ音無琴美の子孫だ」
凪「!!!!」
131 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/02(日) 01:18:50.33 ID:ewPskgHr0
紺野「アイドル界で頂点を目指すなら、中心の軸となる存在が必要となる」
紺野「それにピッタリなのは音無琴美さんの子孫であるが一番だ」
紺野「彼女の子孫なら、絶対に素質はある」
凪「音無琴美・・・・」
かつて461プロダクションで一世風靡したアイドル
人気絶頂の時に突如引退して2年後に子供を出産して亡くなる
凪「少なくとも、その子孫は年齢的に20代後半・・・アイドルとしては遅いのではないの?」
紺野「そんなことは無い。実力さえあれば何歳だって始められる・・・特にあの音無琴美の子供なら絶対に出来る」
凪「・・・・・自身満々ね」
凪「まぁ、私も次の候補が誰も居ないから付き合うわ」
凪(本当に手に入るのかな?)
132 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/02(日) 15:13:17.88 ID:ewPskgHr0
放課後
凪「それで音無琴美の子供は・・・・どこにいるのよ?」
紺野「さぁ・・・どこだろうな」
凪「もしかして知らないの」
紺野「だが、ヒントはある。」
紺野「この間、ここ50年のアイドルの歴史という本を読んだ」
紺野「そしたら音無琴美という人物には、ある人物が関わっていたんだよ」
紺野「961プロダクションの黒井社長」
凪「へぇー・・・そうなの」
凪「・・・・・」
凪「今から961プロダクションに乗り込むとか言わないでしょうね」
紺野「その通り。今から乗り込んで話を聞く」
凪「・・・・・・マジで言ってるの?」
紺野「ああ。本気だ!!」
凪「・・・・・」
133 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/02(日) 16:20:36.98 ID:ewPskgHr0
961プロダクション
紺野「なかなかのビルだね。アイドルも沢山在籍しても邪魔にはならない」
凪「961プロダクションの在籍しているアイドルの数は20名も居ないくらい」
紺野「少ないね」
凪「少数精鋭で765プロとは対極に位置する。」
凪「その分実力は高いアイドルが沢山・・・・・」
紺野「ふーん。例えばどんなアイドルがいるんだ」
凪「Sランクアイドルの玲音、高峰のあは有名ね」
紺野「高峰のあ・・・・」
紺野「とにかく・・・中に入る。黒井社長に会う」
ウィーンッ
紺野「・・・・・失礼します!!」
受付嬢「何の御用でしょうか?現在新規アイドル面接は受けておりません」
紺野「今すぐ黒井社長に会わせてください」
凪(直球で来たわね)
受付嬢「・・・・・・」
受付嬢「失礼ですが、貴方は社長の知合いですか?」
134 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/02(日) 16:30:56.57 ID:ewPskgHr0
紺野「知らない。会ったことも無い」
紺野「でも会いたいんです」
受付嬢「そうですか。でしたらお引き取りください」
受付嬢「また後日、改めて・・・」
紺野「いつ会えるんですか?」
受付嬢「そうですね・・・・早くても半年後くらいに・・・」
紺野「・・・・半年後」
受付嬢「社長は忙しい方ですから・・・・」
・・・・・・・
紺野「半年も待つのか・・・・」
凪「いや、絶対に会わせてもらえないわよ」
凪「諦めるて別の方法を考えるべきだと思うけど」
紺野「諦めるか。こうなったら侵入する」
凪「!!!!!」
紺野「何としても音無琴美さんの遺伝子を手に入れる。」
135 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/04(火) 01:25:52.16 ID:FOavS8hh0
?「無駄だよ。侵入したってこの961プロダクションのセキュリティは強固」
?「入るにはこの961プロダクションのカードが必要となる」
凪「やっぱり大手のセキュリティはしっかりしているのね」
紺野「なるほど・・・・」
紺野「それで、貴方は961プロダクションの関係者?」
小松伊吹「え・・・もしかして、この小松伊吹を知らないの?」
凪「・・・・・聞いた事あるような、無いような・・・」
紺野「まったく知らない」
伊吹「・・・・・」
伊吹(この961プロダクションのBランクアイドル・・・・あたしを知らない)
伊吹(嘘・・・よね)
伊吹「まぁいいわ。中に入りたいならあたしとゲームしない?」
紺野「今はそれどころでは無い。用がある」
伊吹「勝てば961プロダクションの中に入れるとしても?」
紺野「・・・・なに」
紺野「やるよ。するに決まっている」
凪「へぇー気前良いのね」
伊吹「それでは場所を移動しましょ」
136 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/04(火) 01:37:48.07 ID:FOavS8hh0
カラオケボックス
伊吹「さてと・・・ルールは簡単」
伊吹「今からカラオケで歌い、高得点を取った方が勝ち」
紺野「なるほど・・・上手く歌えば良いんだな」
伊吹「勝てば、961プロダクションのカードを貸してあげる」
伊吹「しかし、あたしが勝った時は五万円払ってもらう」
紺野「五万円!!!!」
紺野「・・・・・・・」
凪(なるほど・・・やはり裏があるのね)
凪(相手はアイドル?らしいからそれなりに上手に歌えるはず)
凪(金を毟り取られる)
伊吹(たまに沸くのよね〜961プロダクションの中に入りたいって人物)
伊吹(そういった人たちと勝負して、五万円を巻き上げる)
伊吹(とても良い稼ぎ。アンタも養分になりなさい)
紺野「五万円程度。音無琴美の子孫の為なら賭けられる」
凪「けど・・・今お金ないじゃあ・・・・」
紺野「勝てばいいのだよ。勝てば払わなくて済む」
137 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/08(土) 17:31:53.24 ID:1jVKJa2c0
伊吹「まずは・・・あたしから。選曲は公平にランダムで・・・・」
♪〜
伊吹「この曲は・・・・・」
伊吹「Oneday 投げ遣りな気持ちでドアを開け放して」
伊吹「Someday 何かカマしてやろうと思い立つ」
伊吹「Today 誰よりもhighな自分でいられるように」
伊吹「Let’s go! 君とギター積み込んで 今旅に出よう!」
紺野「・・・・・・」
凪「上手い・・・・流石アイドル」
伊吹「何もいらない〜だってさ」
・・・・・・
・・・・
・・・
伊吹「ふぅ・・・・さてと、どれくらいの点数か」
小松伊吹のカラオケ点数
↓コンマレス
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/02/08(土) 18:23:16.32 ID:zPtPy1oaO
あ
139 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/08(土) 19:01:23.55 ID:1jVKJa2c0
小松伊吹 32点
伊吹「32点か・・・まずまずの結果ね」
凪「32点って低いんじゃないの?」
伊吹「この採点はAランクアイドル水瀬伊織を基準にした採点となる」
伊吹「高得点を取れるってことは水瀬伊織と同等という事」
伊吹(今のアタシはBランク、悔しいけど・・・・まだ)
紺野「次は俺のターン」
紺野(カラオケなんて何年ぶりだろう)
紺野(知っている歌がくればいいのだが)
♪〜
伊吹「これは・・・・神山満月の曲ね」
紺野「・・・・よしっ」
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/08(土) 19:11:57.65 ID:eE/bEPWA0
安価結果を全く活かそうとしないバカ
141 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/08(土) 19:25:11.29 ID:1jVKJa2c0
紺野「遠すぎる恋の道しるべ」
紺野「もうスキを増やせない NON NON」
紺野「夢の中はまるで別世界」
紺野「ストレートに想いも言えるのに」
紺野「オキニイリの服を毎日着ちゃうの」
紺野「あの人の目線がこっちにチラついてきますように」
・・・・・・
・・・・
・・・
アイドル界には興味があった
毎年何万というアイドルが生まれては消える・・・
中には騙されて、酷い目に遭う者もいる
なのにどうして目指すものは絶えないのだろうか・・・・
紺野「Iloveyouなんてとても言えない」
紺野「たばこの吸い方マネしてる事も」
紺野「あなたのハートからレインボーが私にスキと気付かせた〜」
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/02/08(土) 19:26:03.80 ID:zPtPy1oaO
あ
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/02/08(土) 19:26:58.02 ID:zPtPy1oaO
あーあ
144 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/08(土) 19:28:35.85 ID:1jVKJa2c0
・・・・・
紺野「ハァハァ・・・・」
紺野「やるべきことはやった・・・・」
紺野「後は点数を・・・32点以上取れば勝つ」
紺野「頼む・・・・勝ってくれ」
カラオケの点数
↓コンマレス
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/02/08(土) 19:41:26.06 ID:zPtPy1oaO
余裕やろ
146 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/08(土) 19:52:02.52 ID:1jVKJa2c0
紺野の点数 6点
紺野「・・・・・・・」
伊吹「残念だったね。さぁ50000円払ってくれるかしら?」
紺野「・・・・・文無しだ」
伊吹「そう・・・それなのに勝負したんだ」
伊吹「1週間くらいなら待ってあげても良いわよ」
紺野「・・・・・」
凪「待って。この私も勝負する」
凪「5万円とは言わず・・・12万で」
凪「その代わり、勝ったら。さっきの勝負もチャラで」
伊吹「へぇー、12万もの大金を賭けて勝負するの」
紺野「良いのか?小太刀さん」
凪「私だってまだ1人アイドルを集めなきゃいけないわけ」
凪「ならば・・・ここで私が勝って。音無琴美の子孫を手に入れる」
伊吹(馬鹿がもう一匹釣れた)
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/02/08(土) 19:55:28.27 ID:AKhlk2GQ0
内容よりも安価取ってる奴の方が何倍も面白い
148 :
◆ssoeFE9sjAA9
[saga]:2020/02/08(土) 20:07:35.70 ID:1jVKJa2c0
♪〜
凪「この曲は・・・」
凪「どこかへおでかけ〜おじょうさま」
凪「喉がからから限界ぎりぎり発狂寸前」
凪「きゅゅゅゅゅゅゅんっ!」
伊吹(この歌はかなり難しい曲。この勝負はもらっ)
紺野「頑張れ・・・小太刀さん」
・・・・・・・
凪「しゃなりしゃなりおじょうさま」
凪「100年生きてるロリータ〜愛した人には背を向けて」
凪「ルビーの瞳、濡れたまつげのヴァンパイアガール」
凪「きゅゅゅゅゅゅゅゅゅん♪」
凪(100年生きているか・・・この曲は私にとっては皮肉な曲ね)
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