【安価】様々なキャラクターで聖杯戦争【コンマ】

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/23(土) 21:51:06.83 ID:+u9p1+o5o
>>1が知らない作品はスルーかな?
3 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/23(土) 21:54:39.73 ID:6KPnDPhY0

『セイバー陣営・1』


気付けば美樹さやかは暗闇のビル街にいた。


さやか「うわ、何よこれ…聖杯戦争?」

さやか「えーと、仮想空間で行われる7人のマスターと7人のサーヴァントからなる殺し合い…全てのマスターを倒せば勝利、と…」

さやか「勝者は何でも願いを叶える権利を得る、ねぇ…」


脳裏に浮かぶ身に覚えのない情報の数々。

さやかはそれらを口にして溜め息を吐く。


さやか「なんだろ、夢、みたいな? なぁんか面倒のに巻き込まれちゃたなぁ…」

さやか「ほっぺを抓っても……」ギュゥゥ

さやか「目は覚めないかぁ…」

さやか「まぁ、それならそれで良っか。どうせ仮想空間って話だし」

さやか「さて、まずはサーヴァントの召喚をしないといけないみたいだね」

さやか「やり方は良く分からないけど―――えい!」


掛け声と共に両手を前に出すさやか。

適当極まりない所作だが、それで容易く召喚は行われた。


4 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/23(土) 21:56:49.09 ID:6KPnDPhY0
セイバー「―――問おう、貴方が私のマスターか」

さやか「おお……すっごい美人さん」

さやか「えっと、はい。私があなたのマスター…みたいです」

セイバー「みたい、ですか」ジロッ

さやか「いえ、そうです! 私があなたのマスターです!」

セイバー(魔力のパスは通っている。流れてくる魔力も充分量。確かにこの少女がマスターのようですね)

セイバー(シロウと似てやや頼りなさげですが…)

さやか「ええと、私は美樹さやか。よろしくね、セイバー」ニコッ

セイバー(ですが、優し気な良い子のようですね)フフッ

セイバー「ええ、よろしくお願いします。サヤカ」
5 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/23(土) 21:57:16.46 ID:6KPnDPhY0

さやか「それにしても、どうしよっか?セイバー」

さやか「他のマスター達がどこにいるかなんて分からないんでしょ?」

セイバー「ええ。サーヴァント同士は気配を感じ取れますが、それも隠す事はできますし、何よりある程度接近しなくてはいけません」

さやか「まずはマスター探しから、ってことかぁ」

さやか「でも、こうして周りを見ると、仮想空間のくせに普通に人もいるしなあ」


周囲には夜の市街地さながらに、帰宅姿の学生やサラリーマンが歩いていた。

人々はセイバーの奇異な恰好に、ジロジロと視線を送りながら通り過ぎていく。

中にはスマフォで写真を撮っている者すらいる。


さやか「仮想空間って事は、この人達はNPC的な存在なんだよね?」

セイバー「そのようですね」

さやか「その割には人間味のある反応だなぁ。本当の人みたいだよ…」

セイバー「仮想空間ですが、感覚的には現実世界と大差はないのでしょう」

セイバー「攻撃を受ければ痛みもあれば、負傷もする。現実的な死がないだけで、他は実戦と遜色ないと考えた方が良さそうです」

さやか「うぇえ…」


6 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/23(土) 21:58:24.36 ID:6KPnDPhY0
さやか「まずはどうやってマスターを探すかだけど…」

さやか(うーん……)


1.とりあえず周囲を探索する

2.一旦自宅に戻り、今日は休む

3.自由記載(余りに突拍子もない案は却下します)


↓1
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/23(土) 21:58:27.45 ID:qy0Z8CD90
優しめなエクストラ?
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/23(土) 21:58:46.12 ID:oSZY4CTC0
こいつが主人公か、青色で剣使いという共通点があるな
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/23(土) 21:58:54.07 ID:qy0Z8CD90
踏んですまん
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/23(土) 21:59:18.95 ID:kbDrhYS6o
1
11 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/23(土) 22:05:39.42 ID:6KPnDPhY0

さやか「とりあえず適当に周囲を探そっか」

さやか「セイバーみたいに目立つ人を探せばいいんだし、案外簡単に見付かるかもね」

セイバー「そうかもしれませんね。ですが、警戒は怠らないように。今この瞬間も他陣営が見ているかもしれません」

さやか「OKOK。よーし、じゃあ行こうか、セイバー!」

セイバー「ええ、油断せずに行きましょう」



『セイバー陣営・1―――終了』
12 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/23(土) 22:18:43.47 ID:6KPnDPhY0
『アーチャー陣営・1』


レオナルド・ウォッチは夜の公園に立っていた。
見覚えのない公園。肌寒さが少し身に染みる。


レオ「うわぁ…また訳の分からん事に…」

レオ「携帯は電波は通っているけど…」プルル

レオ「当然、ライブラの皆には繋がらないよなぁ」

レオ「聖杯戦争…仮想空間での殺し合い…」

レオ「そういうのはお腹いっぱいだよぉ…」

レオ「はぁ……とにかく黙って殺されるのはやだし、サーヴァントの召喚でもしよ」

レオ「良く分からんけど―――はぁ!」


レオの細い掛け声に応えるように、一人の男がそこに現れる。
真紅の外套に、ツンツンに逆立った黒髪。
何とも派手な男だった。


レオ(うお、本当に召喚できた…)

アーチャー「ええと、ここは…」

レオ「あ、えっと、俺はレオナルド・ウォッチって言います」

アーチャー「ああ。僕はヴァッシュ・ザ・スタンピード。アーチャーで召喚されてるみたい」

ヴァッシュ「よろしくね、レオ」

レオ「は、はい、よろしくです」


13 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/23(土) 22:36:36.28 ID:6KPnDPhY0

ヴァッシュ「それにしても聖杯戦争かぁ…互いに変なのに巻き込まれちまったなぁ」

レオ「いえ、何かおれが巻き込んじゃったみたいで…すみません」

ヴァッシュ「いやいや、君が気にするこっちゃないでしょ」

ヴァッシュ「君がマスターじゃなくたって、どうせ召喚されてたんだろうし」

ヴァッシュ「…正直、争い事は苦手なんだけどね」

ヴァッシュ「ただ君が痛い目に合わないよう守るくらいはしてみせるよ」

レオ「うう、ありがとうございます。ヴァッシュさん」

レオ(メッチャ良い人だよ、この人ぉ…! 見た目はちょっとあれだけど)

14 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/23(土) 22:37:39.27 ID:6KPnDPhY0

ヴァッシュ「さて、まずはどうする? 他のマスターを探しにいくか?」

レオ「え? ええと…」

レオ(探すったって宛がないしなぁ。『神々の義眼』はあるけど、情報ゼロじゃあどうしようもないし…)

レオ(ただ『神々の義眼』で夜目は通るか)

レオ(市街地が一望できる所にでも行けば、何かれば動向が分かるかな)

レオ(この街は目の前の川を挟んで、深山町と新都とに分かれてる、らしい)

レオ(監視するなら―――)


1.深山町

2.新都

3.自由記載(その他で何かさせたい行動があれば。突拍子もない行動は却下します)

↓1
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/23(土) 22:49:47.20 ID:GU/l3exnO
2
16 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/23(土) 23:04:51.76 ID:6KPnDPhY0

レオ「そうですね。まずは新都の方に行きましょう」

ヴァッシュ「マスター探しか。OK、護衛は任せてくれ」

ヴァッシュ「あ、それとも霊体化ってやつをしといた方が良いか?」

レオ「いえ、とりあえずは大丈夫ッス。こう見えても、俺ちょっとした特技がありまして」

ヴァッシュ「特技?」

レオ「見てのお楽しみです。まずは移動しましょうか」



新都へ移動し、二人は手頃なビルを見つけて屋上まで移動する。
眼下の人々の営みを見下ろしながら、レオはゴーグルをかけ、意識を集中させる。


レオ「えっと、簡単に言うと、俺すっごい眼が良いんですよ」

レオ「夜目も効いて、すごい遠くまで見えるんです」

レオ「さっきいた公園のタイルまで見えるくらいっす」

ヴァッシュ「へえ、凄いな」

レオ「これでまずは他の面子の様子を伺いましょう。何か情報が入れば御の字です」

ヴァッシュ「手伝うよ。アーチャーっていうくらいだ。俺もちょっとは眼が良いしね」

レオ「お願いします、ヴァッシュさん」

ヴァッシュ「おうさ」



『アーチャー陣営・1 終了』

マスター:レオナルド・ウォッチ@血界戦線
サーヴァント:ヴァッシュ・ザ・スタンピード@トライガン


――――


次に書く陣営を、以下の中から選択してください

1.ライダー陣営

2.キャスター陣営

3.アサシン陣営

4.バーサーカー陣営

5.アベンジャー陣営

↓1
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/23(土) 23:07:37.37 ID:0QHd8vKio
2
18 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/23(土) 23:33:23.46 ID:6KPnDPhY0
『キャスター陣営・1』


富田勢源を始祖とする古武道・富田流。
その六代目継承者・入江文学は冬木市深山町の片隅にある道場に立っていた。
座禅を組み、意識を集中させながら、思考する。


入江(聖杯戦争…勝者はどんな願いでも叶えられる、か)

入江(…万が一勝ってしまったらどうしよう? 綾●はるかと結婚とか願っちゃっても良いのかな)

入江「…あかん、俄然やる気出てきた…」フルフル

入江「うぉぉぉぉし、勝つぞぉぉぉ!!!」

入江「まずはサーヴァントだったな。とりあえず召喚してみるか」

入江「弱いサーヴァント出てきたら、『煉獄』で座に帰してやれば良いだろ」

入江「―――さて、」コホン

入江「俺と綾●はるかとを結ぶキューピットよ、カモン!」


入江の咆哮と共に現れたのは、一人の少女。
白色のドレスに身を包んだ少女は、真っ直ぐに入江を見詰め、告げる。


キャスター「えっと、貴方が私のマスター、ですか?」

入江「………か」

キャスター「か?」

入江「かわええ……」ブワッ

キャスター「泣いた!?」


19 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/23(土) 23:58:45.13 ID:6KPnDPhY0
入江「ええと、お名前は」

キャスター「あ、えっと高町なのはって言います。キャスターのクラスで召喚されました」

入江「なのはちゃんね。えっと若いようだけど、学生かな?」

なのは(面接?)

なのは「いえ、高校を卒業して今は就職を…」

入江「いよし!!」ガッツポーズ

なのは「何が!?」

入江「あ、あぁ、いや条例がね。今は厳しいから」

なのは(条例……!?)


なのはは知る由もないが、武術一辺倒の人生を送った入江は38にもなるが未だ童貞。
なのは程の美人で若い女性がサーヴァントだとなれば、俄然テンションもあがる。

20 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/23(土) 23:59:24.70 ID:6KPnDPhY0

入江「ええと、なのはちゃんはサーヴァントなんだよね?」

なのは「は、はい、そうですけど」

入江「つまりは、マスターである私の言う事に従う訳だ」

なのは「え、えっと…」

入江「従うんですよね!!」ズズイ

なのは「な、内容にもよります……!」

入江「そっか。いや、そうだよね」シュン

なのは(な、何だか身の危険を感じる……)

入江「でも、この令呪を使った命令には逆らえないんだよね」

なのは「そ、そうですけど、まさか…!」

入江「揉むだけ、揉むだけだから」

入江「減るもんじゃないし、ちゃんと気持ちよくするから」グヘヘ

なのは「い、いやです! それ以上近付くなら攻撃しますよ!」


ゲス顔で近付くマスターと、後ずさるサーヴァント。
奇妙かつ、犯罪臭のすごい光景がそこにあった。
ついには入江は令呪の刻まれた左手を掲げた。


入江「ぐへへ、令呪をもって命ずる。おっぱいを触らせ―――」

なのは「だ、だめーーーーーーー!!」


気付けば、反射的に放った砲撃が入江を呑み込んでいた。
道場を半壊させたそれは、入江を外界へと吹き飛ばす。
受け身も取れず地面に落ちた入江は、満足げな表情で気絶していた。
21 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 00:01:08.47 ID:6X+FX5wO0
なのは「さ、最悪……!」

なのは(いっそ、このまま殺―――)

なのは(くぅ、で、でも、それは流石に……!)

なのは(さ、さっきの事はマスターが起きたらしっかりとっちめるとして、とにかく身を隠そう!)

なのは(ええと、ここら辺で隠れるとしたら……)


1.穂群原学園(学校)に隠れる

2.柳洞寺(寺院)に隠れる

3.周囲の住宅街に隠れる

4.その他(自由枠・突拍子もないものは却下します)


↓1
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 00:02:33.58 ID:QEk4RBaCo
コスプレガールズバー
23 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 00:16:34.51 ID:6X+FX5wO0
なのは(ひとまず商店街の方に行こう…!)


〜十分後〜


なのは(商店街についたけど…お店はもう閉まってるよね)

なのは(裏路地の誰もこなそうなお店に入っちゃおう)

なのは(えっと、バーかな? じゃあマスターは適当にそこら辺に寝かせといて、と)

入江「…うぉお、や、柔らかい…」ムニャムニャ

なのは「…拘束魔法だけしとこ」

なのは「はぁ、前途多難だなぁー…」



『キャスター陣営・1 終了』

マスター:入江文学@喧嘩稼業
サーヴァント:高町なのは@魔法少女リリカルなのは

24 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 00:17:32.87 ID:6X+FX5wO0
次に書く陣営を、以下の中から選択してください

1.ライダー陣営

2.アサシン陣営

3.バーサーカー陣営

4.アベンジャー陣営

↓1
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 00:21:07.08 ID:6UOjzgDHO
1
26 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 00:27:13.82 ID:6X+FX5wO0
次回はライダー陣営からという事で、一旦終了します。
若干キャラクターが分かり辛いですかね? 何か疑問点等あればお教え下さい。
余裕があればちょこちょこ答えていきたいと思います。
一応再開は明日昼くらいを予定としています。
27 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 13:42:11.52 ID:6X+FX5wO0
再開します。
28 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 13:42:49.03 ID:6X+FX5wO0
島田愛里寿は、薄暗いぬいぐるみショップの中に立っていた。
ファンシーな愛らしいぬいぐるみたちに囲まれ、愛里寿は首を傾げる。


愛里寿「…聖杯戦争…」

愛里寿「………」

愛里寿「………どうしよう………」


特に願いも無い愛里寿は、困ったように首を傾げる。


愛里寿「戦いたくなんて無いけど…」

愛里寿「………」

愛里寿「……サーヴァント呼ぼう…」


愛里寿が手を振りかざすと、そこに一人の青年が現れる。


愛里寿「あ…」

ライダー「ん? どこだここ?」

ライダー「サニー号の中じゃねぇし? んんん??」

愛里寿「あ、あの…」

ライダー「うお、誰だお前」

愛里寿「えと、私、島田愛里寿…」ボソボソ

ライダー「何て言ってんだ? 声小せぇなあ、お前」ナハハ

愛里寿「!?」ガーン

29 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 13:56:05.84 ID:6X+FX5wO0
ライダー「うわ、何だこれ! 知らねー話が次から次に頭に浮かんでくるぞ! おもしれー!」

ライダー「んん? お前がおれのマスターって奴なのか! よろしくな、ありす!」

ライダー「おれはルフィ。海賊王になる男だ!」ドン!

愛里寿「う、うん、よろしく。ルフィ」

ルフィ「やっぱ声ちいせーなあ、お前」

愛里寿「ご、ごめんなさい…」

ルフィ「ウジウジしてるし、おれ、お前のことキライだなー。シシシ!」

愛里寿「!?」ガーン

ルフィ「それにしても腹減ったなー。メシねえのか、メシ!」

愛里寿「え、でも、サーヴァントに食事は必要ないって…」

ルフィ「そんな事言われても知らねえよ。腹が減ったら食うんだ、おれは」

愛里寿「そ、そう…分かった。そうしたら、ご飯買ってくるから待ってて―――」

ルフィ「うおお、メシだーーー!」ダッシュ

愛里寿(何か走り出してる!? と、止めなくちゃ!)

愛里寿「ま、待って、ルフィ―――」



愛里寿は―――、

1.ルフィの身体を掴んで制止する。

2.とりあえず後から追いかける。

3.令呪を使用する。

4.自由記載(内容によっては却下)


↓1


30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 13:57:01.69 ID:DcDDxfuDO
2
31 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 14:06:49.79 ID:6X+FX5wO0


ルフィ「うっひょーーー!!」

愛里寿(は、早―――。ま、間に合わない…)

愛里寿(ひとまずパスでルフィの場所は分かるし、後から追いかけよう)

愛里寿(………なんで、私の言う事きいてくれないんだろう)グス

愛里寿(助けて、お母様…)グスグス


べそをかきながらライダーを追いかける愛里寿。
対するライダーは、見た事のない都会の光景に瞳を輝かせていた。


ルフィ「すっげーーーーー!!」

ルフィ「高いビルに、キラキラした建物! 冒険のしがいがありそうだ!」

ルフィ「まずは飯やのある方へ!! いっくぞーーーーー!!」



『ライダー陣営・1 終了』

マスター:島田愛里寿@ガールズandパンツァー
サーヴァント:モンキー・D・ルフィ@ONEPIECE



―――
次に書く陣営を、以下の中から選択してください


1.アサシン陣営

2.バーサーカー陣営

3.アベンジャー陣営

↓1
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 14:18:55.78 ID:LtyvZ0OM0
3
33 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 14:48:04.32 ID:6X+FX5wO0
『アベンジャー陣営・1』

キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは、暗い森林の中にいた。
左手には彼の象徴たる盾が握られている。


スティーブ「聖杯戦争か…戦争はもう懲り懲りだが…」

スティーブ「最後の最後に不思議なことに巻き込まれたな…」

スティーブ「まずはサーヴァントという者に会ってみるか…それっ」


掛け声と共に、一人の少女が現れる。
袴を身に着け、手には大きな弓を持っていた。


アベンジャー「航空母艦、飛龍です。空母戦ならおまかせ! どんな苦境でも戦えま―――」


少女はスティーブの顔を見て、言葉を切った。


スティーブ(驚き…? いや、もっと複雑な…?)

スティーブ「大丈夫か? いきなりのことで驚いたろう」

飛龍「い、いいえ、大丈夫です。外国人の提督だとは思わなくて、少し」

飛龍「よろしくお願いしますね、提と―――えと、マスター!」

スティーブ「スティーブ・ロジャースだ。よろしく頼む」








34 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 15:01:41.53 ID:6X+FX5wO0
スティーブ「それにしてもさっきの航空母艦、というのはどういう意味だ?」

飛龍「ええと、私は艦娘って言いまして。何て言えばいいんですかね、昔の艦隊を擬人化させた存在と言いますか」

スティーブ「昔の艦隊…。つまり、君はその飛龍という航空母艦の力を受け継いでいるんだな」

飛龍「はい! 力と、あとは意志も、ですかね」

スティーブ(…昔、聞いた事があるな。戦争の転機となったミッドウェー海戦。その中で最後まで戦い、一矢を報いたという空母―――)

スティーブ「…そうか、あの飛龍か」

飛龍「うっ、し、知ってるんですか?」

スティーブ「ああ、こう見えても世界大戦の知識はそれなりに豊富でね」

スティーブ「……いきなり敵国側の人間と組まされるんだ。複雑な心境だろう」

飛龍「い、いえ、そんな…」

スティーブ「その気持ちは正常なものだ。隠す必要も、無くそうとする必要もない」

飛龍「……え、ええと…」アセアセ

スティーブ「それでも、共に戦って欲しい。この戦いには、君の力が必要だ」

飛龍「……! は、はい、二航戦飛龍、全力で戦います!」

スティーブ「ありがとう。改めて、よろしく頼むよ、飛龍」

飛龍「はい!」
35 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 15:10:59.85 ID:6X+FX5wO0
スティーブ「さて、まずはどう行動するかだが…。まずは君の戦い方を知っておくか」

スティーブ「空母というくらいだから、艦載機を飛ばして戦闘するのか?」

飛龍「そうですね。この弓矢を艦載機として打ち出します」

スティーブ「つまり、遠距離での戦いが主となる訳か」

飛龍「はい、近距離は正直…」

スティーブ「近付かれるまでに、倒すしかない、か」

飛龍「はい、本来はこの弱点を補うために護衛艦がつくんですが…」

スティーブ「今は、その当てもない、か。ふむ…」

飛龍「ただ―――とっておきがあるんですよね」

スティーブ「とっておき?」

飛龍「はい、私の宝具です」

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 15:12:50.06 ID:6XcvowerO
ライダー陣営と聞いて一瞬仮面ライダーが出てくると思ったのは俺だけでいい
37 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 15:45:28.41 ID:6X+FX5wO0
飛龍「行きますよ―――」

飛龍「―――【我ら第二航空戦隊】―――!」

飛龍の掛け声に伴い、光が迸った。
その直後に現れたのは、飛龍と似た服装をした一人の少女だった。


蒼龍「航空母艦、蒼龍です。よろしくね」

スティーブ「? ええと、君は?」

蒼龍「飛龍の相棒よ。今回は宝具って形になってるみたいだけど」

飛龍「戦時中は同じ部隊で一緒に戦ってたんです。最後の時も、ね」

蒼龍「私は早々に戦闘不能になっちゃたけどねー」ケラケラ

スティーブ「…そうか…」

蒼龍「いやいや、スティーブさんが悪いって訳じゃないんだからさ。そういう顔するの止めてよ」

スティーブ「あ、ああ、そうだな」

飛龍「と、ともかく、蒼龍は私と同じ二航戦でして。彼女の力を借りれるっていうのが、私の宝具なんです」

飛龍「常時発動型っていうんですかね。発動さえしちゃえば、蒼龍が戦闘不能になるまで共に戦ってくれます」

飛龍「これで戦力は2倍! どうです、大分戦略に幅が出ると思うんですけど」
38 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 15:54:52.24 ID:6X+FX5wO0
スティーブ(確かに、やれる事は大きく増えたか。接近戦の弱みも互いにフォローできるだろう)

スティーブ(魔力消費もやや負担に感じる程度。かなり効率が良く、汎用的な宝具だな)

スティーブ「一つ聞かせてくれ。蒼龍は別行動も可能なのか?」

飛龍「はい。魔力のパスさえ繋がっていれば、単独行動も可能です」

スティーブ「そうか」

スティーブ(これは思いの外、出来ることがありそうだな)

スティーブ(…さて、まずはどう行動するかだが―――)


1.蒼龍とは別行動をとり、互いに偵察を行う

2.蒼龍とは共に行動をとり、偵察を行う

3.自由記載(内容によっては再安価)


↓1
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 15:57:35.47 ID:8gNMORv+O
2
40 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 16:09:06.19 ID:6X+FX5wO0
スティーブ(まずは共に行動しておこう。戦力を分散させるのもリスクを伴う)

スティーブ「飛龍、蒼龍。まずは偵察を行おう。本隊の場所が特定されないよう、情報を集めるんだ」

飛龍「うん、任せて!」

蒼龍「偵察隊はどこに飛ばす?」

スティーブ「そうだな―――」


1.深山町を重点的に調べよう(飛龍・蒼龍2隻で深山町に偵察機を飛ばす)

2.新都を重点的に調べよう(飛龍・蒼龍2隻で新都に偵察機を飛ばす)

3.冬木市を全体的に調べよう(2隻別々に深山町と新都へと偵察機を飛ばす)


↓1
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 16:14:11.30 ID:VtVsnkih0
42 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 16:21:25.46 ID:6X+FX5wO0
スティーブ「周辺を重点的に調べておこう」

スティーブ「二人で深山町周囲に偵察機を飛ばしてくれ」

飛龍・蒼龍「「了解!」」

飛龍「行くよー!」

蒼龍「偵察隊、発艦!」



『アベンジャー陣営・1 終了』
マスター:スティーブ・ロジャース@アベンジャーズ
サーヴァント:飛龍@艦隊これくしょん



―――


次に書く陣営を、以下の中から選択してください

1.アサシン陣営

2.バーサーカー陣営


↓1
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 16:22:52.82 ID:8gNMORv+O
2
44 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 16:57:09.25 ID:6X+FX5wO0
『バーサーカー陣営・1』


男が一人、教会の中に立っていた。

男の瞳は虚ろ。何ものも映す事はしない。

突然の事態に、動揺の一つ……いや、感情の一揺らぎすらない。


桐山「……」


男の名は桐山和雄。

とある殺し合いにて、最後まで優勝者の前へ立ち塞がった男だ。


桐山「………」


両手を握り、五体満足を確認する。

次いで手を振り下ろし、サーヴァントを呼び出す。

だが、誰も現れない。

これまで誰もが成功させてきたそれが、事ここに於いて何ら反応すら示さなかった。


桐山「………」


桐山の感情に、揺らぎはない。

淡々とコインを飛ばし、己が未来をそれに託す。

この戦争には、かつてのプログラムのように選択肢はない。

殺し合いに乗る事は前提として、ただまずはどちらで戦うのか。

深山町と新都。

彼の戦場は―――、


コンマ一桁奇数:深山町

コンマ一桁偶数:新都

↓1


45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 16:58:44.39 ID:8gNMORv+O
それ
46 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 17:29:39.03 ID:6X+FX5wO0
桐山「………」

コインは表。

彼は深山町で戦うことを決めた。

それきり彼は教会を後にして、歩き始める。

ただ唯一同伴するサーヴァントを持たず―――それに、なんら感情を示すこともせず―――彼の聖杯戦争は始まった。

……彼は、気付いていた。

自身の体内に『何か』が発生したことを。

常人であれば気にする事もできない、身体の稼働に対する、些細な違和感。

自身に『何か』が起きている。

サーヴァントを召喚したあの瞬間を境にして、『何か』が。



……確かに、彼の目に見えない箇所で、そのサーヴァントは出現していた。

とある世界にて、数多の生命体や兵器を乗っ取り、一体化し、進化を続けた金属細胞。

「自己再生」、「自己増殖」、「自己進化」の機能を持ち、世界を混乱へと叩き落とした物質。

死者すら蘇生し、【狂戦士】を生み出し続けた物質―――その名も、『DG(デビルガンダム)細胞』。

それこそが、桐山和雄がサーヴァントだった。

召喚された『DG細胞』は、桐山が幼少時に交通事故で負傷し、不治と化した脳神経細胞を埋めるように発現。

通常であれば対象者の脳を瞬時に支配する『DG細胞』だが、感情の見受けられない機械の如く存在である桐山に対しては、支配ではなく同調を選択した。

結果、桐山は桐山自身のままに、『DG細胞』を受け入れる事に成功した。

おそらくそれは、これまでの誰もが成し遂げた事はないだろう。

『DG細胞』に支配されるでもなく、『DG細胞』を支配するでもなく、『DG細胞』と同調する。

無機質な機械であれば兎も角、生身の人間にできる所業ではない。

だが、感情を持たない人間であり、神の子と称される程の適応力を有した桐山和雄は、それを成した。

桐山和雄は、進んでいく。

進化の怪物である男が、進化の怪物である兵器を手に入れ、進んでいく。


『バーサーカー陣営・1 終了』
マスター:桐山和雄@バトル・ロワイアル(漫画版)
サーヴァント:DG細胞@機動武闘伝Gガンダム


47 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 17:30:19.49 ID:6X+FX5wO0
一旦中断。
夕ご飯食べたら再開します。
48 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 18:43:27.27 ID:6X+FX5wO0
再開します。
49 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 18:44:40.97 ID:6X+FX5wO0
『アサシン陣営・1』

泉新一は薄暗い教室の中に立っていた。
左右を見て、誰もいないことを確認して、椅子に腰を下ろす。

新一「また意味が分かんねえ事に巻き込まれたなあ…」

ミギー「ふむ、確かに不思議な現象だ。現実感がまるでないな」

新一「それにしちゃ冷静に見えるけど…」

ミギー「そうでもないさ。十分に驚いている」

新一「さいですか」


新一が己の右手に向けて話しかける。
すると右手から答えが飛んでくる。


新一「まぁ、死んだりなんだりってのが無いなら気楽だけどさ」

新一「聖杯戦争ねぇ…そりゃ叶えたい願いの一つや二つはあるけど」

ミギー「まずはサーヴァントというものを呼んでみてくれ。非常に気になる」

新一「わーったよ。それっ」


左手を突き出すと、そこには一人の少年が現れた。
新一よりもずっと小柄で、頭は綺麗に白色に染まっている。


新一「おお…」

アサシン「アンタが俺のマスターか。アサシンの空閑遊真だ。よろしく」

新一「あ、ああ、俺は泉新一だ。よろしく」

新一(って言っても子どもじゃないか。こんなチビが本当にサーヴァント?)

空閑「不服そうですな」

新一「い、いや、そんな事はないけど…」

空閑「アンタつまらない嘘つくね」

新一「えっ?」

新一(嘘を見抜いた…?)

空閑「頼りないなら、そう思ってても良いって」

空閑「まぁ、よろしく頼むよ。シンイチ」

新一「お、おう」




50 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 18:51:50.22 ID:6X+FX5wO0


空閑「で、まずはどうする? 誰がマスターかってのも分からないんだろう?」

新一「ああ、そうだな。空閑は何か分からないのか?」

空閑「分からないな。近くにいれば気配は感じ取れるだろうけど」

新一「そうか…」

新一「どうした方が良いと思う? ミギー」ヒソヒソ

ミギー「まずは情報収集だろうな。幸いこの校舎は高台にある。深山町なら見通せるだろう」ヒソヒソ

ミギー「後はアサシンという奴の隠密性に掛けて、斥候に向かわせるのも良いかもしれないが」ヒソヒソ

空閑「? どうした、シンイチ」

新一「いや、ちょっとな」

新一(…どうするか)

新一「そうだな―――」


1.高台から深山町を偵察する

2.空閑を斥候に出す

3.自由記載(内容によっては却下します)

↓1
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 18:53:50.33 ID:aJEf+oI+O
2
52 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 19:04:36.79 ID:6X+FX5wO0
新一「空閑、斥候に出てくれないか」

空閑「分かった。シンイチは学校で待機していてくれ」

空閑「じゃあ、言ってくるけど…シンイチ、何か隠し事してるだろ?」

新一「!」ドキーン

空閑「どうしても知られたくない事なら構わないけどさ」

空閑「内容によっては、この戦いにも関わってくるかもしれないし」

空閑「どうだ?」

新一(ミ、ミギーの事か? それともかまをかけて…?)

新一(空閑の奴、何か鋭いところあるしな…)

新一(どうする? ミギーの事を伝えるか? それとも隠しといた方が良いのか?)

新一「ええと、」



ミギーの事を

1.伝える

2.伝えない


↓1
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 19:47:47.27 ID:OLMk00I2O
伝える
54 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 20:04:02.45 ID:6X+FX5wO0
新一(…仮想空間の中だし、教えても大丈夫かな?)

新一(それに俺もある程度戦える事が分かれば、空閑も動きやすいだろうし)

新一「なぁ、ミギー…」ヒソヒソ

ミギー「私の事だろう?」ヒソヒソ

新一「あ、ああ」ヒソヒソ

ミギー「現実世界と大きく関わりはないんだ。サーヴァントに教えるくらいは良いだろう」ヒソヒソ

新一「分かった。空閑、教えるよ。俺の秘密を」

新一「こいつは俺に寄生した『パラサイト』って生物のミギーだ」

ミギー「ミギーだ」ニュルン

空閑「おお」

ミギー「姿を隠していて悪かった。この通り、現実ではバレたら大変な目にあうのでな」

空閑「ふむふむ。確かに確かに」

55 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 20:10:13.67 ID:6X+FX5wO0
空閑「パラサイト、か。中々ふしぎなものもいるようで」

空閑「ともかくよろしく。ミギー」ペコリ

ミギー「こちらこそだ。新一を主とするもの同士、協力しよう」

空閑「おうよ」

新一「思いの外、すんなり受け入れたな…」

空閑「じゃ、指示通り斥候に行ってくるか」

空閑「何かあったら直ぐ呼んでくれ」

新一「ああ、そっちも無理するなよ」

ミギー「気を付けろよ」

空閑「おう」



『アサシン陣営・1 終了』
マスター:泉新一@寄生獣
サーヴァント:空閑遊真@ワールドトリガー


56 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 20:19:41.16 ID:6X+FX5wO0
【情報まとめ】

『新都』
・セイバー陣営 ビル街を徒歩で探索中

・アーチャー陣営 ビル街屋上より偵察中

・ライダー陣営 別行動中
ライダー:市街地を飯を求めて移動中 マスター:ライダーを追跡中

・バーサーカー陣営 深山町へと移動中。


『深山町』
・キャスター陣営 コスプレガールズバーにて潜伏中

・アサシン陣営 別行動中
アサシン:深山町にて斥候中 マスター:穂群原学園に潜伏中

・アベンジャー陣営 円蔵山に潜伏しつつ偵察機にて偵察中




―――



次に書く陣営を以下から選択してください。

1.セイバー陣営

2.ライダー陣営

3.アベンジャー陣営

↓1


57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 20:25:45.33 ID:BhZcUYgHO
1
58 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 20:41:10.15 ID:6X+FX5wO0
『セイバー陣営・2』

さやか「うーん。あまりこれって人はいないねえ」

セイバー「皆警戒して、潜伏しているのかもしれませんね」

さやか「この冬木市っていうのも結構広いしねえ。こりゃ結構難儀するかも…」

セイバー「! マスター、サーヴァントの反応がありました」

さやか「えっ、どこどこ!」

セイバー「北の方角、数百メートル程です」

セイバー「気配を消している様子もありません。余程の自信家か、それとも…」

さやか「……」ゴクリ

さやか「と、とにかく、近付いてみよっか。こっちに気付かれないように、慎重に」

セイバー「ええ、そうしましょう」
59 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 20:48:24.87 ID:6X+FX5wO0
さやか「あっ、あそこ、人だかりがあるよ」

セイバー「どうやらあの先にサーヴァントがいるようですね」

さやか「あんな目だって大丈夫なの?」

セイバー「いえ、基本的にサーヴァントは目立たず行動する筈ですが」

さやか「ち、近付いてみよう…」

トコトコ

さやか(…ステーキ屋さん? こんな所にサーヴァントが…?)

セイバー(中々良い香りですね。少し、お腹が空きました)クルル

市民1『すごいな、あの大食いメニューを易々とクリアした奴がいるみたいだぞ』ザワザワ

市民2『それにまだ食べてやがる。化け物だな、ありゃあ』ザワザワ


ルフィ「うんめぇええええええ!! うまいな、この肉!!」


さやか「あの麦わら帽子の人が、サーヴァント?」

セイバー「どうやらそのようです」

60 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 20:53:40.00 ID:6X+FX5wO0
さやか「こっちに気付いてはないみたいだけど…」

セイバー「どうしますか、マスター。今なら先手を取れますが」

セイバー「ただし、人目が多いですね。ここで動けば、少なからず私達の存在も市民に広まるでしょう」

セイバー「様子を見るのも手ですが…」

さやか「そ、そっか。そうだよね」

さやか「ここは…」


1.先手必勝を攻撃をしかけるよ。

2.少し様子を見てようか。

3.試しに接触してみる?

4.自由記載(内容によっては再安価)


↓1
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/24(日) 20:57:04.85 ID:TT6KeQvm0
4腹が減っては戦が出来ぬ、私たちも食事しよう
62 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 21:04:33.43 ID:6X+FX5wO0
さやか「……」キュルル

さやか(な、なんだか変に頭を使った+あの食べっぷりを見てたらお腹が減って…)キュルル

さやか(で、でも、セイバーは真面目さんだし、そんなこと言ったら怒られちゃうよね)チラッ

セイバー「……」ジー

さやか(み、見てる…! セイバーも物欲しそうに、お肉を…!)

セイバー「……」クルル

さやか(そ、そして、鳴らしてるよぉ…! 小腹を…!)

さやか「セイバー」

セイバー「何でしょう、サヤカ」

さやか「私達も、お肉たべよっか」

セイバー「い、良いんですか!」パァァ

さやか(笑顔が眩しいよ、セイバー…!)

63 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 21:08:50.62 ID:6X+FX5wO0
イラッシャイマセー!

さやか(さて、どの席に座ろうか)

さやか(このポジションは結構大事だよね)

さやか(ここは…)


1.相手サーヴァントの後ろ

2.相手サーヴァントの隣

3.相手サーヴァントからは少し離れた所

4.相手サーヴァントからは遠く離れた所

5.自由記載(内容によっては再安価)

↓1
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 21:09:43.02 ID:BhZcUYgHO
2
65 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 21:23:45.70 ID:6X+FX5wO0
さやか(相手サーヴァントの隣に…!)

さやか(向こうからも丸見えだけど、あの感じだとこっちには気付かないでしょ)

セイバー「サヤカ、お肉が沢山あります」ワクワク

さやか「そうだねえ。お金は幾らでも湧くみたいだから、好きなの食べていいよ」

セイバー「本当ですか! い、いただきます、マスター」キラキラ

さやか(固い性格かと思ったけど、こんな一面もあるんだねぇ)ニコニコ



――十数分後―――



『ライダー陣営・2』


愛里寿「や、やっと、追い付いた…」ゼイゼイ

愛里寿「あの先にライダーがいる筈…」ゼイゼイ

愛里寿「あ…」

愛里寿(す、すごい人だかりが…! 目立ち過ぎだよ、ルフィ…)

市民1『すげぇなあ。今日は大食いの大会でもやってるのかい』

市民2『まぁさか、あの男と競い始める奴がいるとはなぁ。しかもあんな別嬪さんが』

愛里寿(? な、なんのことだろう…)



ルフィ「おかわり!」バクバク

セイバー「こちらもおかわりです!」バクバク

さやか「セ、セイバー、なんでそんな張り合ってるのさ…! も、もういいでしょ…!」

ルフィ・セイバー「「おかわり!!」」




愛里寿「」ポカーン



66 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 21:26:27.56 ID:6X+FX5wO0
愛里寿(え、え、一体どうなって…)

愛里寿(あの隣の席の人、サーヴァントだよね…)

愛里寿(こ、殺し合いって話じゃなかったっけ…? なんで大食い勝負してるの…?)

愛里寿(ど、どうしよう…)


愛里寿はどう行動する?



↓1 自由記載(内容によっては再安価)
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 21:30:49.12 ID:p5ABt14DO
敵意がないことを伝えつつさやかに思い切って聞いてみる
68 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 21:40:15.77 ID:6X+FX5wO0
愛里寿(わ、悪い人じゃなさそう…だよね)

愛里寿(もし、仲間に…友達になれたなら…!)


イラッシャイマセー!


さやか「ひぃぃ、言うこと聞いてくれないよぉ…」

愛里寿「あ、あの…」

さやか「はい…?」

愛里寿「わ、私、島田愛里寿って言います。このサーヴァント…ライダーのマスターです」

さやか「………」

さやか「マ、マスター!?」

さやか(た、確かに、サーヴァントしかいなかったよねえ! ぜ、全然気付けなかったよぉ…!)


69 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 21:46:43.19 ID:6X+FX5wO0
さやか(セイバーは大食い勝負に集中してるし、実はヤバいんじゃ…)アワワ

さやか(ど、どうしよう、一旦逃げ―――)

愛里寿「ま、待って下さい!」

愛里寿「私、戦うつもりはなくて。その、お話ができればって思って」

さやか「へ…?」

さやか「お、お話?」

愛里寿「」コクリ

さやか(ど、どうしよう。確かに敵意はないみたいだけど…)

さやか「えっと―――」


1.愛里寿の話を聞く

2.何かの罠かも。逃げよう!

3.自由記載(内容によっては再安価)


↓1
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/24(日) 21:47:18.17 ID:TT6KeQvm0
1
71 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 21:57:28.95 ID:6X+FX5wO0
さやか(…とにかく話を聞こっか)

さやか(この子もこんな小さいのに、いきなりマスターなんてやらされて不安なんだろうし)

さやか「…分かったよ。お話しよっか」

愛里寿「あ、ありがとう…ございます」パァァ

愛里寿(よ、良かった、優しい人で…!)

さやか「で、お話って何?」

愛里寿「えっと、それは……」

愛里寿(あれ? そういえば何を話すか考えてたっけ?)

愛里寿(そういえば、話しかける方に集中してて何も考えて―――)

愛里寿「………」

さやか「あ、愛里寿…?」

さやか(か、固まっちゃった…)

愛里寿(な、何を話そう。ただでさえあんまりお話、得意じゃないのに…!)

愛里寿(えっと、えっと―――)


愛里寿は何を話す?


↓1 自由記載(内容によっては再安価)



72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 22:02:45.71 ID:6XcvowerO
共闘を申し込む
73 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 22:12:53.53 ID:6X+FX5wO0
愛里寿「その、一緒に…協力して戦いませんか?」

さやか「協力…?」

愛里寿「はい。一人より二人の方が勝ち残る可能性はずっと高くなると思います」

愛里寿「最後は戦う事になっちゃうかもしれないけど…どう、ですか?」

さやか(確かに、そういう手もあるんだ…)

さやか(別に出会ったマスター達とは必ず戦わなくちゃいけないルールはない…)

さやか(誰かと手を組めた方が、ずっと有利…!)

さやか(でも、仲良くなった人達と最後に戦うのは…正直、辛そうだよね)

さやか(…どうしよっか)

さやか(私は―――)


1.愛里寿の提案を受ける

2.愛里寿の提案を受けない


↓1

74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/11/24(日) 22:13:11.06 ID:TT6KeQvm0
75 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 22:23:21.27 ID:6X+FX5wO0

さやか(…深く考えなくてもいっか)

さやか(こんな小さい子が、勇気を出して協力を求めてるんだ)

さやか(これを断るなんて、さやかちゃんじゃないでしょ!)フフン

さやか「分かったよ。その提案、受けるよ」

愛里寿「ホ、ホントに?」

さやか「うん! 私は美樹さやか。よろしくね、愛里寿!」

愛里寿「う、うん…よろしく、さやか」

さやか(うーん、頬を赤めて…。昔の、引っ込み思案だった頃のまどかを思い出すなぁ)

さやか(…可愛い!)

さやか「よろしくねぇ〜、愛里寿ぅ〜」ダキッ

愛里寿「!? さ、さやか、抱き着かないで、苦しい…」

76 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 22:26:17.26 ID:6X+FX5wO0
〜〜〜一方そのころ〜〜〜


ルフィ「まだまだぁ…!」

セイバー「ま、負けません…!」

市民1『うおお、二人の手が遂に止まるぜ…!』

市民2『どっちだ、どっちが勝ったんだ…!』

ルフィ「おれの方が…!」

セイバー「私の方が…!」



二人の勝敗は―――、


コンマ一桁奇数:ルフィの勝利

コンマ一桁偶数;セイバーの勝利


↓1
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 22:32:25.88 ID:6XcvowerO
そりゃ
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 22:32:32.36 ID:Av3SrySSO
ほい
79 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 22:45:34.38 ID:6X+FX5wO0


ルフィ「く、くそぉ…」

セイバー「か、勝ちました…!」

セイバー「勝ちましたよ、マスター!」

さやか「愛里寿ぅ〜〜〜」ギュゥゥ

愛里寿「は、離して…!」モガモガ

セイバー「…? マ、マスター、その少女は…?」

さやか「この子は島田愛里寿。そこのライダーのマスターだって」

さやか「で、私達、同盟を結ぶことにしましたので」

セイバー「なっ…! なぜ、そんな大事なことを相談の一つもせずに決めるのです!」

さやか「だって、セイバー、お肉の方にばっか集中してたじゃん」

セイバー「ぐっ…!」グサリ

さやか「あの時何回も話しかけたけど、全然話聞いてくれなかったじゃん」

セイバー「うっ…!」グサグサ

さやか「だから、私一人で決めるしかなかったの。今更反対なんて言っても知らないからね」

セイバー「うぅ…す、すみません、マスター」

セイバー「騎士にあるまじき行動を…」

さやか「良いよ。別に怒ってないし。私には愛里寿がいるしねぇ〜」ギュゥゥ

愛里寿「く、苦しい…」

セイバー「ま、マスターぁぁああ…」


80 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 22:53:59.92 ID:6X+FX5wO0

ルフィ「くそー、負けちまったなあ。すげぇな、あいつ」

ルフィ「いやー、それにしても食った食った」

ルフィ「後はひとっ走り冒険してぇなあ!」

ルフィ「なぁ、ありす―――」


アリスゥゥゥ

ク、クルシイ

マ、マスタァ


ルフィ「……どうなってんだ、こりゃ?」

ルフィ「ま、たのしそーだし、良いか!」ニシシ



【セイバー陣営とライダー陣営が協力関係を結びました】

『セイバー陣営 ライダー陣営・2 終了』



81 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 22:55:11.11 ID:6X+FX5wO0
次に書く陣営を選択してください。

1.アーチャー陣営

2.バーサーカー陣営

3.アサシン陣営

4.アベンジャー陣営

↓1
82 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/24(日) 23:08:15.40 ID:6X+FX5wO0
一旦終了します。
時間があれば明日夜、なければ27夜辺りに再開したいと思います。

安価下
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/24(日) 23:14:21.13 ID:W0x765Lw0
3
84 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/25(月) 21:16:09.58 ID:PGsc+2Xl0
再開します。
85 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/25(月) 21:19:37.75 ID:PGsc+2Xl0
『アサシン陣営・2』


空閑(人の気配は少ないな)

空閑(時々人とすれ違うが、怪しい感じはしない。仮想世界の住人って奴か)

空閑(今のところ何か異変が起きてる様子もない)

空閑(とりあえず辺りを見て回るか)


コンマ判定

コンマ30以下で情報を発見

↓1
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 21:20:31.78 ID:OxSx+wa8O
ほい
87 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/25(月) 21:47:08.64 ID:PGsc+2Xl0
空閑(…何もないか)

空閑(サーヴァントの気配も感じない)

空閑(近くには誰もいないか、それとも何処かで息を潜めているか)

空閑(ただ、何となく地形は把握できた)

空閑(情報を得た分、こっちで戦うなら若干有利はとれるか)

空閑(さて、こっちではサーヴァントは発見できなかったけど…)

空閑『聞こえるか、シンイチ』

新一『ああ。何かあったか?』

空閑『いや、サーヴァントに関する情報は見つからなかった』

空閑『ただ、この町の地理はある程度把握できた。戦いには役に立つだろ』

新一『そうか。お疲れ様』

空閑『それでどうする? 橋の向こう側も見ておくか?』

新一『向こうって、新都の方か?』

空閑『ああ。こっちはまだまだいけるぜ』

新一『なら―――』

空閑『ただし、そっちで何かあった時対応は遅れるぞ? 距離が離れすぎてる』

新一『た、確かに』

新一『そうだな。ここは…』


1.斥候は終了だ。戻ってきてくれ。

2.斥候継続だ。新都を見てきてくれ

3.自由記載(内容によっては再安価)


↓1

88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 21:52:12.58 ID:/ui0LIID0
1
89 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/25(月) 22:16:32.77 ID:PGsc+2Xl0
新一『一旦斥候は終了だ。戻ってきてくれ、空閑』

空閑『分かった。直ぐ戻る』



〜〜〜十数分後〜〜〜


空閑「ふぃー、ただいまただいま」

新一「お疲れ。空間」

空閑「いえいえ、それ程でも」

ミギー「辺りはどうだった」

空閑「そうだな、平凡な住宅街って感じだ。ただ俺たち以外にも人はいるみたいだな」

空閑「サーヴァントでもマスターでもない、仮想の住人だ」

ミギー「ならば、人混みに紛れて不意を付く事もできる、か…」

空閑「ふむ、アサシンっぽい戦法だな」キラン

新一(ぶ、物騒な会話だけど、頼もしいな)

空閑「後は、良さそうな場所に『仕掛け』を置いてきた」

新一「『仕掛け』?」

空閑「まぁ、それは後でのお楽しみだ。役に立つかもしれんし、立たないかもしれん」

ミギー「ふむ…」

90 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/25(月) 22:22:05.55 ID:PGsc+2Xl0

空閑「さて、どうする。今日はもう休むか?」

新一(確かにもう真夜中だ。そろそろ休んでも良いけど…)

新一(でも、せっかくゆっくりした時間が取れてるんだ。空閑と少し話をしよう)

新一(今後の戦い方についてでも、空閑自身の事でも、何でも良い)

新一(何を話そうかな?)



空閑と何を話す?


自由記載(内容によっては再安価)


↓1
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 22:28:07.51 ID:9KGU/HtcO
他のサーヴァントについて予想と解説
92 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/25(月) 22:43:57.61 ID:PGsc+2Xl0
新一「なぁ、空閑。他のサーヴァント達はどんな奴等だと思う?」

空閑「他の? 想像もつかないな。今の時点では何の情報もないし」

空閑「それに下手な先入観を持つと、いざって時に出遅れるぞ?」

空閑「知らないなら知らないで、どんな敵が現れても良いように、柔軟に考えといた方がいい」

新一「うっ…そりゃそうかもしれないけど」

新一「そんなマジな感じじゃなくてさ。軽くどんな奴等かなーって程度でさ」

空閑「それが先入観に繋がるんだけどな。…まぁ、良いか」

空閑「今の所、相手サーヴァントで分かっているのはクラスだけだろ?」

新一「ああ、確かに」

ミギー「セイバー、アーチャー、キャスター、ライダー、バーサーカー、アベンジャーだったな」

空閑「で、俺はアサシン」

空閑「でもさ、俺って近接も射撃もある程度戦えるんだよね」


言って、空閑は光状のナイフを何処からともなく出現させる。


新一「おおっ…」

空閑「これはスコーピオンって言ってな。俺の世界の武器だ」

空閑「これ自体は宝具にも認定されていない、まぁ初期装備みたなもんなんだろう」

空閑「で―――」


言うと同時に刃が煌めき、新一の喉元に突きつけられた。


新一(は、はやっ…)

空閑「と、まぁ。ある程度は戦えるわけだ。剣も使おうと思えば、使える」
93 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/25(月) 22:55:09.65 ID:PGsc+2Xl0
空閑「射撃も宝具を使えば、結構こなせるよ」

空閑「ただ、俺はそれでもアサシンだ」

空閑「罠を張り、不意を付き、意識の外から攻撃を仕掛けて戦う―――逆を言えば、そうしなくては戦えないと判断された―――クラスだ」

新一「あっ…」

ミギー「……」

空閑「つまり、セイバーに選ばれた奴は、『俺が不意を付かなければ戦えない』程の剣技を持っていて、」

空閑「アーチャーに選ばれた奴は。『俺が不意を付かなければ戦えない』程の射撃力を持つ…って考えられる訳だ」

新一「そ、そんな化け物みたいな奴が……」

空閑「まぁ、これは飽くまで推論だ。今ある情報から推測しただけの不確かな予想でしかない」

空閑「蓋を開ければ、そんな事はないのかもしれない」

空閑「けど―――それくらいの相手だとは、考えておいた方が良い」

新一「マ、マジぃ…」ブルッ

新一(も、もうビビっちゃったよ、俺…)

94 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/25(月) 23:04:40.86 ID:PGsc+2Xl0
ミギー「…アサシンというクラスに定まった以上、やれるだけの小細工はしておいた方が良いな」

空閑「そういうこと。俺達が考えるのは正面きって戦う手段じゃない」

ミギー「策に策を重ねて、細工に細工を重ねて、正道ではなく邪道で相手を倒す。…それが、私達の勝機なのだろう」

新一(俺も少しは動けるし、ミギーも空閑もいるから余裕だなんて考えてたけど…)

新一(ぜ、全然そんな事ないんじゃねえか…!)

空閑「と、いう訳で、しっかりと良い作戦立ててくれよ、マスター」

ミギー「そうだな。任せたぞ、新一」

新一「うぇぇ!? そりゃないぜ、二人とも!」

新一「皆で、皆で考えようぜ。なっ」

空閑「ふぅむ。シンイチにオサムの役は荷が重いか」

ミギー「仕方ない。君に死なれても困るからな。私も知恵を絞ろう」

新一「た、たのむぜ、二人ともぉ…」


『アサシン陣営・2 終了』


―――


次に書く陣営を選択してください。


1.アーチャー陣営

2.アベンジャー陣営

3.キャスター陣営


↓1
95 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/25(月) 23:36:42.10 ID:PGsc+2Xl0
今日はここまでとします。
明後日夜くらいに再開できればと思います。

安価は下で。
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 23:57:00.99 ID:/ui0LIID0

97 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/27(水) 18:25:58.97 ID:EZ61BeM40
それでは再開していきます。
98 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/27(水) 18:26:32.90 ID:EZ61BeM40
『キャスター陣営・2』


入江「シリコンは入れようとするのは止めろ、十兵衛……! 巨乳になってしまうぅぅ……」zzz

なのは「…どんな夢みてるんだろ、この人」

なのは「戦いは始まってるっていうのに、最初から躓いちゃったなぁ」

なのは「マスターは変態だし…はぁ」


召喚されて何度目かも分からない溜め息を吐くなのは。
視線の先では、何重にも魔法で拘束された入江がいる。


なのは「取り敢えず探索魔法でもしとこうかな。誰か引っ掛かると良いけど」



探索魔法を使用

コンマ25以下で探索成功


↓1


99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 18:27:36.57 ID:qrAISzXL0
h
100 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/27(水) 18:46:59.87 ID:EZ61BeM40
〜〜〜十数分後〜〜〜

なのは「誰もいない、か…」

なのは(サーヴァントに選ばれるくらいだもんね。そう簡単に見付からないかぁ)

なのは「…もどかしいなぁ」

入江「むっ…」

なのは「あ、」

なのは(お、起きた…! ちょっとバインド強めとこう)

入江「……」キョロキョロ

なのは「……?」

入江「ここどこぉぉぉぉお! 知らない場所ぉぉぉ!」

なのは「ちょっ、静かに!」



なのは「今は聖杯戦争中で、私は貴方のサーヴァントです。思い出しました?」

入江「ああ、思い出した…」

入江「ところで何で俺は拘束されているのだろうか?」

なのは「さっき自分が何をしたかお覚えではない?」

入江「………」

入江「何か、もの凄い興奮してたのは覚えてる」

入江「あ、これ。もしかしてそういうプレイ…」

なのは「違いますから!」

なのは「覚えてないなら良いですけど…もっと令呪の使い方は考えて下さいね」

なのは(次同じ事してきたら、宝具撃っちゃお)


101 : ◆0ZlNh5KnMii. [saga]:2019/11/27(水) 19:02:35.04 ID:EZ61BeM40
入江「で、俺が気絶してた間、お前何してたんだよ」

なのは「一応魔法で周囲を探索してましたけど」

入江「誰か見つかったか?」

なのは「いえ、誰も。サーヴァントやマスター以外に住民がいることは分かりましたけど」

入江「だろうな。余程のアホじゃない限り、隠れて行動してるだろう」

なのは「どうします? 今の所マスター達の情報は皆無ですけど」

なのは「このまま魔法で探索を続けます?」

入江「はぁ…もうちょい頭を使えよ」

なのは「へ?」

入江「俺らが動かなくても、情報を入手する方法はあるだろ」

言って入江が取り出したのは、スマートフォンだった。

入江「電波は通じてて、ネットにも繋がる」

入江「この仮想空間がどこまで作り込んであるかは知らんけど、この聖杯戦争に関する事象以外は、ほぼ現実と考えた方が良い」

入江「という事は、だ」

入江「承認欲求の塊のような奴等は、こんな世界でもバズる為にネタを探している訳だ」

入江「もしそんな奴等が、お前みたいにアホ程に目立つコスプレ少女を見かけたらどうする?」

なのは「あ……!」

入江「―――こんな風にSNSにあげる訳だ」


入江のスマフォには、凄まじい勢いでステーキを食べつくす二人の人物の動画が映っていた。

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