Helleborus Observation Diary 

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/02(土) 17:38:33.19 ID:u+6cRxYp0

 もぞもぞとコタツに入って、コントローラーを探り掴むと、電気がついたまま……お父さんかな。お母さんに怒られるよ、とガレージのお父さんに向けて呟く。
 でもそのおかげで、すぐに体が温まる。

 ふゆに帰ったら勉強すると言ったので、眠くならないうちにお昼のまま出されていた勉強道具に手をつける。

 今日はふゆに会えたからかな。なんだか頑張れそうな気がした。勉強に頑張るって、考えてみたら変なのかもしれないけど。
 ふゆに会う前にあった、わたしには身に降りかかったわけではないが少し嫌だったことも、今ふと思い出すまで忘れていた。

 そして今思い出して、でも、ふゆとのひとときで上書きされたように、それか教科書の古文の随筆を見ているうちに、もう見えなくなっていった。

 夕暮れ時になって、ひなみが家に帰ってきた。
 わたしの体の左前に置かれているハーバリウムを見ると、

「なにそれー、かわいい。どこで買ったの?」

 と嬉々としたような反応を示して近寄ってきた。

 ふゆがアルバイトをしているお店で買ったことを伝えると、ひなみは「へー、ふゆさんの!」と笑顔で頷いていた。

409.69 KB Speed:0.2   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)