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【安価】禁忌の工学者
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/18(木) 11:08:56.21 ID:rtmIRlBVO
このスレはファンタジー的な世界で兵器とかを作って自由に過ごそう、というコンセプトのスレです。
一から作るのも良し、人とか動物を攫って改造するも良し。ご自由にどうぞ。
テンプレート
《Name》名前。○○型☆☆が基本となります。Ex.探索型サガース。
《Ability》特殊能力。
《Appearance》容姿。
《Weapon》装備。
《Summary》概要。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1563415736
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/18(木) 11:09:49.32 ID:rtmIRlBVO
森林の奥深く、人跡未踏の地に建つ木造住宅。その中では、新たな命が造られる。
「これを組み込んで…っと…」
動力となる結晶体を埋め込み、カバーをかける。子気味いい音を立て、綺麗に嵌まり込む。
男は満足げな表情で、椅子に座り込む。後は、起動するのを待つだけだ。
古代の技術。忘却され、歴史の中に埋もれた禁忌。男はそれに触れ、魅せられた。
世界に疎まれ、否定され。どうにか追手を撒いた男は、誰も寄り付かない土地に住み着いた。
「ひでぇもんだよなぁ。俺はただ、物を造りたいだけなのに」
元は高名な学者であったが、それはもう昔の話。今では、指名手配されている危険人物に過ぎない。
くああ、と欠伸をすると、動力音が聞こえる。どうやら、起動が完了したようだ。
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/18(木) 11:11:56.57 ID:rtmIRlBVO
開発された兵器のレポートを提出してください。↓2までの中でコンマが高い方が受理されます。
また、ゾロ目が出た場合は、そちらを特別枠として受理されます。
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/18(木) 12:02:26.56 ID:aY3JUYlRO
《Name》I型アイ
《Ability》全身兵器。あと体重が150kgを超えている
《Appearance》13歳の少女らしい華奢な体
《Weapon》右腕はマシンガン、左腕は剣など全身に武器が隠されている
《Summary》暴漢に襲われて死亡した少女を元に作られたアンドロイド。生前の記憶は無し
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/18(木) 12:09:30.15 ID:maTvJ+SNO
《Name》開拓型アンタレス
《Ability》胴体分離?分離パーツ遠隔操作
《Appearance》蠍
《Weapon》尾とハサミにパワーアーム また、分離・遠隔操作時には内蔵されたジェットエンジンで空を飛ぶ
《Summary》荒れ果てた土地を開拓するために作られた機体
パワーアームで枯れ木や瓦礫を破壊・処理し、その巨体で土地を踏み固め、最後は分離パーツで周辺の猛獣・野盗などの処理を行う良い機体
開発者曰く「蠍は良い虫なんだよ」とのこと
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/18(木) 12:42:05.10 ID:rtmIRlBVO
「システム起動、待機モードに移行します」
目覚めた鋼鉄の乙女は、安置されていたベッドに座して命令を待つ。ふむ、と男は自身の顎を撫でる。
「自分の名前と、俺が何かを言ってみろ」
「私は《I型アイ》。目の前にいる殿方は、私のマスターです」
言語プログラムは問題なし、と。男は手元のレポートに要点を記入していく。
アンドロイドに質問を二、三投げ掛けるが、模範的な回答を返す。良く出来た女だ。
「…良し。最後の質問だ。アイ、お前は何を憶えている?」
しん、と静まり返るアイ。正しい答えを模索しているのか、動力音だけが耳に入る。
「該当するデータ無し。回答は不可能です」
少女の亡骸を基にしたとはいえ、彼女自身の意識があるわけでもない。憶えていないのは、当たり前のことだ。
「まぁ、想定の範囲内だ。試作機第一号にしては悪くない」
男は頷き、満足そうに眠りにつく。
「マスターの就寝を確認。必要機材を用意します」
アイは男にブランケットを掛け、スリープモードに移行した。
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/18(木) 12:46:42.72 ID:rtmIRlBVO
行動を決定してください。↓2までの中でコンマが高い方が受理されます。また、次回開発可能まで、3ターンのクールタイムを要します。
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/18(木) 12:51:05.28 ID:gwi65j6j0
アイに感情を教えてみよう
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2019/07/18(木) 12:57:05.06 ID:+6K7BhiA0
↑
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/18(木) 13:08:36.98 ID:rtmIRlBVO
兵器である、機械である以上、無機質な行動をするのは当然のこと。だが、それでは現行の機械と変わらない。
古代の技術は、今あるものを凌駕している。それは、扱っている自分が一番知っていることだ。
そんな超技術が、この程度のことを出来ないはずがない。感情を理解し、模倣すること。その程度は可能なはずだ。
さて、どうする。どうやって、感情を理解させる。持たざる者に理解させること。それがどれほど難しいか。
理解する能力は持っていても、伝える側に理解させる能力が無い。何とも恨めしいものだ。
「…そうだな。俺には無理なら、他の奴にしてもらえばいいか」
男は腰を上げ、本棚から一冊の本を取り出した。
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/18(木) 13:18:58.80 ID:rtmIRlBVO
「マスター」
「ん?」
黙々と本を読んでいたアンドロイド《I型アイ》は、男の方に向き直る。
「どうして、ロミオはジュリエットを殺害しないのですか?」
「あん?」
「両家は敵対しています。数的不利も無く、膂力で勝るロミオが、一人だったジュリエットを殺害しない理由は無いと思われます」
「そりゃ、2人が愛し合ってるからだ。その愛を否定することは出来なかったのさ」
「理解不能です」
表情も声色も変えることなく、淡々と言ってのけるアイ。男ははぁ、と溜め息を吐く。
「…ちと手間が掛かりそうだな」
復読するアイをよそに、男は頭を掻きながら笑った。
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/18(木) 13:19:41.43 ID:rtmIRlBVO
行動を決定してください。↓2までの中でコンマが高い方が受理されます。
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/18(木) 13:26:43.32 ID:wh53zrLvO
アイがどれだけ戦えるか試してみる
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/18(木) 14:16:09.42 ID:zBDMKDng0
義務教育レベルの知識を学ばせる
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/18(木) 15:38:17.82 ID:rtmIRlBVO
「これが金だ。基本的に、これの受け渡しによって物品交換を行う」
「金銭についての記憶は完了しました。次の命令を」
一般的な知識、特に、義務教育を受けるのと同程度のものを教えていく。情報処理能力は高いためか、すんなりと覚えていく。
これくらい素直に感情も学んでくれたら。そう思った男だが、概念を簡単に理解出来たら苦労しない、と半ば諦念の感情を抱いている。
学者が必死こいて研究しているものを、専門としていない自分が教えるなど、無理がある。当てずっぽうでも、地道にでも。試していくしかない。
「で、えーと。無闇矢鱈に他人を傷付けないようにな。お前とは違って、人間は脆いんだ」
「脆い、ですか」
「ああ。例えば、お前が俺をぶん殴ったとする。試算しただけだが、8割の確率で俺は内臓破裂諸々が起きて御陀仏だ」
「機構を使用した場合は、間違いなく死ぬ。そういう設計をしてるんだからな」
アイに内蔵された大量の火器は、一つ一つが必殺となる。右手のマシンガンに、左手の剣。
両足のヒールバンカーと、背中に取り付けた2対のワイヤーブレード。何れも、直撃すれば臓物をぶち撒けるような火力を持つ。
そもそもの話、150kgもある彼女が突撃するだけで普通に逝く。機械故にパワーもダンチなのだ。
「まぁ、つまりだ。俺が命令する時以外での攻撃は禁止する。いいな」
「了解しました」
取り敢えず、これだけ教えれば問題は起こさないだろう。
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/18(木) 15:38:52.94 ID:rtmIRlBVO
行動を決定してください。↓2までの中でコンマが高い方が受理されます。
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/18(木) 16:23:07.63 ID:gwi65j6j0
感情を覚えてしまった影響で生前の記憶がフラッシュバックし、アイ苦しむ
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/18(木) 17:18:08.46 ID:fN2hg0r6O
↑
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/18(木) 17:30:53.62 ID:rtmIRlBVO
《I型アイ》は感情の理解、及び獲得までに至っておりません。あと二、三回程度の交流を実行することが必要です。
↓1に実行したい行動を記入してください。
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/18(木) 17:46:19.17 ID:wh53zrLvO
デートしてみようぜ
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/18(木) 18:18:53.63 ID:rtmIRlBVO
「マスター、その奇っ怪な服装は何ですか?」
「奇っ怪言うな。変装してるんだよ」
男は絶賛指名手配中。それも国際的なもので、どこまで僻地の町に行こうと、自分の名前は聞いた。
そのため、世界と隔絶されたこの土地に身を潜めている。変な噂が立てば忽ち、無数の軍勢に囲まれるだろう。
「ここまで服と髪を弄ればいいだろ」
普段の白衣から、冒険者が着ているような一般的な物に取り替え、ボサボサの髪を手櫛で整える。
眼鏡も外し、隈を隠して。面影が無くなるよう最大限の配慮をする。
「マスター、ですよね?」
「ああ。お前も着替えるんだな」
男は紙袋を投げつける。その中には、子供用の服が詰まっていた。
「いったい、何をするつもりなのですか?」
「町に出掛けるんだよ。でなきゃ、俺はこんなおめかしなんかしねぇ」
理解不能。その文字列で、思考プログラムが埋め尽くされる。
機械と出掛けるなんて、分からない。どれだけ考えても、アイはこの行為の意味を理解出来なかった。
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/18(木) 18:26:27.98 ID:rtmIRlBVO
「準備完了。次の命令を」
じゃあ出発だ、と返し、男は家の扉を閉める。厳重に鍵を掛け、足を進めた。
鋼鉄の乙女も、護るべき主人の隣を進む。その最中も思考を続けるが、理解は出来ない。
私の役目は、マスターを護ること。ただ、それだけなのに。
意味の無い行動ばかりする、我が主人。その意図がさっぱり分からない。
「あ、そうだそうだ。アイ、お前は町に出てる間、マスターと呼ぶのはやめろよ」
「何故でしょうか?」
「あのな、俺は指名手配されてんの。変なこと出来ねぇの」
「だから、そんな変な呼び方をされるわけにはいかない。男って呼ぶのも厳禁だ」
「了解しました。ですが、そうなれば別の呼称が必要となります」
「分かってる。それは決めてるから安心しろ」
機械に安心しろ、とは、変なことを言うものだ。
冷たい身体をした自分を、人のように扱う意図。それもまた、分からない。
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/18(木) 18:27:15.75 ID:rtmIRlBVO
男の偽名を募集します。↓2までの中でコンマが高い方が受理されます。
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/18(木) 18:32:43.35 ID:zBDMKDng0
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