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【安価】騎士を夢見て
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/01(月) 16:30:44.55 ID:iPnJ5AB+O
世界には四つの大陸があった。それぞれには異なる種族が住まい、支配していた。
北の大陸には人類、西の大陸には天使、東の大陸には魔族、南の大陸には亜人が、多様な文化を築いていた。
数百年も前の話だが、各々の思惑が交錯し、世界規模の戦争が勃発し、ものの数年で終結した。
その立役者が『勇者』と呼ばれる者。彼らは終戦後、世界各地に散らばり、一住人と化す。
「…その内の一人が、ここ『メンツゼ村』を作ったのさ。今から300年くらい前の話かねぇ」
「へー」
長老の話を聴き流す子供達。やれやれと首を横に振り、長老は微笑する。
「**や、つまんない話だったかい?」
大欠伸をしていた子供が頷く。ぽんぽんと頭を撫で、長老は言い聞かせるように口を開いた。
「お前さんは『模造勇者(レプリカ)』。つまり、『勇者』の力を宿した稀有な人間なんだ」
「婆さんは、お前さんには嘗ての勇者のように、沢山の人を救う偉大な人間になってほしいんだよ」
「どうしてゆうしゃだってわかるの?」
子供の問い応え、長老はある一点を指差す。その先には、件の子供の胸が。
「その聖痕さ。それは、力を宿した証明なんだよ」
「それに、お前さんは聖剣を引き抜ける唯一の人間だ。先週、こっそり扱ってたのは知ってるからね」
「え」
「はっはっは。別に怒っちゃいないさ」
長老の笑い声と時を同じくして、集会所の扉が開かれる。親が仕事から戻ってきたようだ。
「さ、今日の読み聞かせはお終い。早く親御さんのところに行きなさい」
「はーい」
元気な子供の声を合図に、子供たちは親の元に進む。その中でただ一人、集会所から動こうとしない子供がいた。
「**や。今日はブーモさんのところが預かってくれるようだから、早いとこ行っておいで」
「ん。わかったー」
模造勇者(レプリカ)の子供に、親はいない。彼だけが、その理由を知らない。
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