他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
エミリーが忘れた日
Check
Tweet
50 :
◆AsngP.wJbI
[saga]:2019/06/10(月) 22:36:01.79 ID:9pdDfgPfo
エミリーを気にかけていた他のメンバーを一旦外させ、俺と伊織の三人だけでリハをやってみる。
「エミリー、歌えるか? 歌詞、覚えてる?」
「…………ダイジョウブ……と、おもいます」
ゆっくりと尋ねると、日本語で答えてくれた。しかし言葉ではそう言うが、明らかに何か心配を含んだ表情。
「《何か不安でもあるの?》」
隣の伊織が問うと、エミリーは何と言って良いのか分からないかのように黙りこくる。
「難しいと思ったら途中で止めてもいいから。 無理はするなよ」
コクリと頷いてステージに上がり、はじめは迷子のようにしばらくポツリと立ち尽くしていたが、
少しずつ風景に慣れてきたのか、深呼吸をして「おねがい、します」とだけ言った。
「……じゃ、流すぞ」
スタッフに指示をして、曲を再生してもらう。
♪ぽつり ぽつり 雨音が 水たまりではしゃげば……♪
エミリーの歌声にははっきり言って感情が篭っていなかった。
振り付けにも特に間違いはないが、いつもの繊細で柔らかい動きはどこへやら、探りながら踊っているようでたどたどしい。
表情も固く、笑顔一つも見せない。
しかし、きちんと歌えている。
発音に少々難のあるものの歌詞忘れもなく順調に進んでいるように見える。
なのに一体エミリーは何を思ってあそこまで無気力なのか。
148.14 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)