「ラブライブ×イナイレ〜11人の女神の奇跡〜」後半

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373 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 03:51:34.69 ID:1F2wX8AOO














ゴォォォォォォォォオ!!!!


ツバサ「……この技……」


エレナ「……私たちのトライペガサスと同等……いや、それ以上だな」


あんじゅ「最後の攻撃ほど怖いものはない、まさにその通りね」


ツバサ「穂乃果さん……」














にこ「こいつら……どこにこんなパワーを…!!」


希「最後の最後に…」


海未「穂乃果!!」

374 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 03:55:36.82 ID:1F2wX8AOO














穂乃果「………」スゥ………


穂乃果「………」ハァ………


穂乃果(……怖いけど……)


穂乃果(みんなと決勝に行くため……)


穂乃果(UTXと戦うため……)


ゴォォォォォォォォオ!!!!














穂乃果「やれることは全部やるんだ!!」バッ


パチッ………パチッ……


穂乃果(……みんな今日までずっと頑張ってきた……)


ギチッ…!


穂乃果(みんなを決勝に連れてってあげるんだ……!!)


ギチチッ……!


穂乃果「穂乃果は……リーダーだから!!」グググッ!!

375 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 03:56:23.14 ID:1F2wX8AOO











ピシィ……!











花陽「………」


凛「…?どうしたのかよちん?」


花陽「わからない……わからないけど……」












花陽「……嫌な感じ」

376 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 03:57:11.40 ID:1F2wX8AOO














穂乃果「ぅ……あぁ……!!」グググッ


穂乃果(結構きつい……けどこれで)グググッ


穂乃果「戦える!!」バッ











穂乃果【マジン・ザ・ハンド!!】


ドギュルルルルルル!!!!


武方三兄弟「いけぇぇぇ!!!」


みんな「とまれぇぇーー!!!!」


穂乃果「はぁぁ!!」グググッ


ズズズッ!


穂乃果(押し……こまれる……!)


武方三兄弟「らぁぁぁ!!!」


ギュルルルルル……!!!


穂乃果「……っ…!ああああぁぁ!!!」グッ!

377 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 03:58:06.54 ID:1F2wX8AOO













ッシュゥゥゥゥ………!


穂乃果「………」


みんな「………」


角間「………」


シーーーン…………












角間「………?」


角間「……っ」ハッ













角間「止めたぁぁぁ!!!」


ワァァァァァァァァァァ!!!!!!


角間「武方三兄弟の渾身のシュートを見事、完全に受け止めましたぁ!!」


勝「……冗談っしょ……」


ピッピッピーーーーー!!


角間「ここで試合終了のホイッスル!!決勝へ進出したのは音の木坂だぁぁ!!!」


ワァァァァァァァァァァ!!!

378 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 03:59:38.24 ID:1F2wX8AOO














穂乃果「はぁ…はぁ……」


穂乃果「あっはは……膝が笑ってる……」ガクガク


穂乃果(……少し亀裂が入っただけでこのダメージ……)


穂乃果(完全に壊れるとどうなるんだろう……)チラッ……


穂乃果「……ありがとう、穂乃果のマジンさん」ニコッ


マジン「………」


ドロッ


穂乃果「……え」

379 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 04:00:50.76 ID:1F2wX8AOO














海未「穂乃果ぁぁ!!」ガバッ


穂乃果「うぶっ……!」


ことり「穂乃果ちゃん!」ガバッ


穂乃果「か、体がぁぁ!!」ミシミシィ…!


希「いやー何だかんだ勝ったね〜」


真姫「…当然よ」クルクル


希「もー素直じゃないな〜真姫ちゃんは〜」ワシワシ


真姫「当たり前のようにワシらないで!!」


絵里「今日は助っ人メンバーがMVPね」


穂乃果「そうだよ!すっごい良かった!!」

380 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 04:01:42.57 ID:1F2wX8AOO


雪穂「そ、そんな……前半迷惑かけちゃったし……」


亜里沙「ありがとうございます!」


ヒデコ「うん、すごく良かった!」


穂乃果「ヒデコとミカもだよ!」


ヒデコ「え?……わぷっ!」ガバッ


穂乃果「日頃からサポートしてくれたり……」


穂乃果「ヒデコたちが助っ人で本当に良かった…!!」


ヒデコ「……も〜、なにそれ?まだ決勝残ってるんだよ?」


穂乃果「わかってるよ!でもとにかく伝えたかったの!」


ヒデコ「はいはい、ありがとう」ヤレヤレ


穂乃果「ひどい…!!」ゴーン


海未「それではみなさん、戻りましょうか」


みんな「はーい!」

381 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 04:02:59.48 ID:1F2wX8AOO















人気のない場所


ヒフミ「……っふー……」ドサッ


フミコ「いやー勝てて良かったね〜」


ヒデコ「最後は少しひやっとしたけどさすが穂乃果だよね〜」


ミカ「わかる〜」


ヒデコ「今日穂乃果にお礼言われたんだ、私たちが助っ人でよかったって」


フミコ「あーそれ私も言われたよ、試合出てなかったのに」


ミカ「普段から支えてくれてありがとうって……ね?」


ヒデコ「穂乃果たちといるだけで毎日刺激的なんだから、こっちこそありがとうだよね」


フミコミカ「ねー」


ヒデコ「あぁ……今になってて震えて来た」フルフル


ミカ「うわ、めちゃくちゃプルプルしてる!」あはは!


フミコ「遅すぎでしょ」


ヒデコ「………」


フミコ「ヒデコ?」

382 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 04:03:53.64 ID:1F2wX8AOO















ヒデコ「……今日、さ……試合出るってわかってたけどすごい緊張しててさ」


フミコ「………」


ヒデコ「もし私のミスで負けたらどうしよう……とか、足引っ張っちゃったらどうしよう……とか」


ヒデコ「嫌な想像ばっかり浮かんでてさ……」


ミカ「……」


ヒデコ「でもいざ試合となったら普段試合に出てる後輩の方が空回ってるんだもん」


ヒデコ「それに気づいてからは緊張なんかより何とかしなきゃって気持ちの方が強くなって……」


ヒデコ「試合が終わってみれば」


ヒデコ「後輩からかっこいいって言われて、みんなからもお礼を言われて……」


ヒデコ「私は……物語の脇役、なのに……」

383 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 04:05:06.25 ID:1F2wX8AOO



















ポタポタ………


ヒデコ「こんなに幸せでいいのかなぁ……」ポロポロ


ミカ「……うん…いいんだよ、それで」


ヒデコ「ぅ……っ!ズズッ……」ポロポロ


ヒデコ「すっごい……幸せなんだぁ……」ポロポロ


フミコ「友達なんだから助けて当然って思ってたけど、やっぱり……感謝されると嬉しいもんね」ナデナデ


ヒデコ「…っ……わた、し…!」ポロポロ


ヒデコ「っ………」


ヒデコ「このチームの助っ人でよかったぁ!」

384 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:25:38.86 ID:1F2wX8AOO















にこ「ちょっとお手洗い行ってくるわ」


希「更衣室で待ってるな〜」


にこ「ええ」


凛「アイドルはトイレしないんじゃなかったの?」


にこ「……お化粧直しよ」


凛「でもにこちゃんいつもお化粧してないにゃ〜」


にこ「うぐっ……!」


希「やめとき凛ちゃん、アイドルにも色々あるんよ……」


凛「アイドルの闇は深いにゃ〜」


バシッ!


凛「いにゃ……!?」


希「凛ちゃんが逃げられへんのをいいことに……」


にこ「すぐ戻るわ」スタスタ

385 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:26:40.85 ID:1F2wX8AOO















にこ「えーっと……あ、ここね」スタスタ


にこ「混んでなくて助かったわ……」


「………ちょっといいか?」


にこ「…なによ、今取り込み中……」クルッ


にこ「!」


にこ「……あんた」


西垣「……さっきの試合、俺たちの負けだ」


西垣「約束通り、あの技はお前のものだ」


にこ「……」


にこ「たしかに、私たちが試合に勝ったけど……」


にこ「私はあんたに一度も勝ってない」


西垣「!」


にこ「一勝一敗って事で保留にしといてあげるわ」


西垣「お前……」


にこ「ありがたく思いなさいよ」


西垣「………」

386 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:28:29.34 ID:1F2wX8AOO













西垣「それだと俺の勝ちでよくないか?」


にこ「はぁ!?あんたそういうこと言うの!?」


西垣「だって個人では勝ってるわけだし……」


にこ「あんたがルール決めたんでしょうが!!」


西墻「そうだけど……」


にこ「そうなのよ!!」


西墻「……まあいいか、今日のところは引き分けだ」


にこ「……ええ」


西墻「決勝、頑張れよ」


にこ「任せなさい」


西墻「それじゃあ」スタスタ


にこ「………」


西墻「……やっぱり俺の勝ちで……」クルッ


にこ「早よ行け!!」

387 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:30:13.85 ID:1F2wX8AOO













更衣室外


監督「おーい!邪魔にならないように早く行くぞー!」








更衣室


ヒフミ「はーい!」


真姫「ちょっとにこちゃん!私のシーブリーズ勝手に使ったでしょ…!!」


にこ「なによそれぐらいケチくさいわねー、減るもんじゃあるまいし」


真姫「がっつり減ってるから言ってるのよ!!」


希「あ、あれ?胸がきつい……」ググッ


海未「それは私のです!返しなさい!!」バッ


希「ご、ごめん……」


海未「どうせ私は……胸も何もない人間ですよ……」シクシク


希「そこまで卑屈にならなくても……」


絵里「亜里沙、私のマトリョーシカ知らない?」


亜里沙「知らなーい」

388 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:32:40.10 ID:1F2wX8AOO
















ことり「ほ、穂乃果ちゃん大丈夫?」


穂乃果「ひ、疲労感が…………」ダルー……


雪穂「まぁ……今日は頑張ったからね、手伝ってあげるよ」


穂乃果「ゆぅぅぎぃほおぉ!!!」ダー…!


雪穂「鼻水汚い」


花陽「あれ…ねえ凛ちゃん、あれって……」


凛「どれ?……あーー!!」


穂乃果「どうしたの凛ちゃん?」


凛「あれ!」


穂乃果「あれ?」


凛「あれ!」


穂乃果「あれれ?」


凛「あ……んふふ………ふざけないで!」


穂乃果「ごめんごめん……って……」


穂乃果「えええええ!?」


「!」クルッ


タッタッタッ

389 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:33:53.07 ID:1F2wX8AOO
















ツバサ「久しぶりね」


穂乃果「どうしてここに……」


ツバサ「あなたたちの試合を見に来たに決まってるじゃない」


穂乃果「………やっと……ここまで来れました」


ツバサ「あとで少し、向こうで話せないかしら」


穂乃果「は、はい!今すぐにでも……!!」バッ


ツバサ「……その格好で出るつもり?」


穂乃果「え?……あっ……////」


海未「穂乃果!!なんという格好でそんなところにいるんですか!早く中に戻りなさい!!」


穂乃果「ご、ごめんなさ〜い!!」


穂乃果「それじゃああとで…!」


ツバサ「ええ」フリフリ

390 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:36:38.54 ID:1F2wX8AOO














穂乃果「えーっと……」キョロキョロ


ツバサ「こっちよ」フリフリ


穂乃果「す、すいません待たせちゃって……」


ツバサ「いいのよ、こっちが急に言い出したんだから」


ツバサ「とりあえず……」スッ


ツバサ「試合お疲れ様、これは私からのプレゼントよ」コトッ


穂乃果「コ、ココア……すみませんまたお奢ってもらって」


ツバサ「ふふ、謝ってばかりね、穂乃果さんは」


穂乃果「あはは……たしかに……?」


穂乃果「穂乃果……さん?」


ツバサ「………?」


ツバサ「………」


ツバサ「……」


ツバサ「…」


ツバサ ハッ

391 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:37:21.76 ID:1F2wX8AOO















ツバサ(あああああああやっちゃったぁぁ!!!!!)


ツバサ(いつもエレナたちの前では穂乃果さんって呼んでたからつい癖で……!!癖で…!!)


ツバサ(絶対気持ち悪い先輩と思われた……うわなにこの人急に下の名前で呼んでんのこわっって思われたぁぁ!!)


穂乃果「………」

392 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:41:38.87 ID:1F2wX8AOO















ツバサ(その沈黙をやめて!!)


ツバサ(あなたはいつも明るいみんなの太陽高坂穂乃果さんでしょ!?どうしてそんなに静かなのよぉぉ!!)


穂乃果「あの………ツバサ……さん?」


ツバサ(ほらーもう私の名前呼ばれてるーーー!!!)


穂乃果「あのー……ツバサさん?」


ツバサ(ほらもう穂乃果さんが呼んでるじゃない私の名前を!!………?)


ツバサ(……私の……名前?)


ツバサ「……え」


穂乃果「やっと反応してくれた」


ツバサ「あ、その……ごめんなさい、急に名前で呼んだりして」


ツバサ「嫌だったら別に……」


穂乃果「う、嬉しかったです!!」


ツバサ「へ?」


穂乃果「なんだか……少し距離が近くなった気がして……」


穂乃果「私もツバサさんって呼んでいいですか?」


ツバサ「…ええ……もちろんよ」

393 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:43:57.72 ID:1F2wX8AOO
















ツバサ(えんだぁぁぁぁぁ!!!!)


ツバサ(穂乃果さんと名前で呼びあうことに予想外のタイミングで成功したわ!!)


穂乃果「やったぁ!!嬉しいですツバサさん!」ニコッ


ツバサ(はいはいハラショーハラショー、ベリーハラショーよ、もうなにも思うことはないわ)


ツバサ「…それで話は変わるんだけど……」


ツバサ「小泉さんと星空さんは怪我をしていたの?」


穂乃果「……はい」


穂乃果「でも決勝には出られるので大丈夫です!」


ツバサ「よかった、リベンジするのにメンバーが欠けてたんじゃどうしようもないものね」


穂乃果「リベンジだなんてそんな……」


ツバサ「少なくとも、私たちはそのつもりでここまでやって来たわ」


穂乃果「……」


穂乃果「…試合のスコア、見ました」


ツバサ「試合?」


ツバサ(ああ、私たちのか)


穂乃果「どうやって……あれほど急激に強くなったんですか?」


ツバサ「…………」

394 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:44:59.71 ID:1F2wX8AOO















ニコッ


ツバサ「すごく優秀な監督が来てくれたのよ」


穂乃果「監督?」


ツバサ「ええ、その人は……」


「あ、いた……おーい!ツバサさーん!」


ツバサ「……噂をすればね」


穂乃果(あれ?この声……)


お姉さん「こんなところにいたんだ、エレナさんたちが探してたよ」


ツバサ「えぇ〜……」


穂乃果(どこかで聞いたような………?)


お姉さん「ほら、早く行って来なよ」


ツバサ「……わかりました」スッ


ツバサ「ごめんなさいね穂乃果さん、決勝、楽しみにしてるわ」


穂乃果「は、はい!こちらこそよろしくお願いします!綺羅さん!」


ツバサ「………」


穂乃果「……?」


穂乃果 ハッ


穂乃果「ツバサさん!!」ブンブン


ツバサ「ええ、また来週」フリフリ


ツバサ(ここで流したら次からまた綺羅さんに戻る上に気まずさから二度とツバサさんと呼ばれることはない…)


ツバサ(危なかった………)

395 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:47:11.74 ID:1F2wX8AOO















穂乃果「………」


お姉さん「ごめんね、話の途中だったのに」


穂乃果「いえ、あの……」


お姉さん「なに?」


穂乃果「どこかで会ったことありましたっけ?」


お姉さん「……」


お姉さん「……ふふ」ニコッ


穂乃果「!」


お姉さん「タイヤのトレーニングは順調?」


穂乃果「タイヤ……?」


穂乃果「………!」ハッ

396 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:48:25.07 ID:1F2wX8AOO














ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


穂乃果「ん〜…どうすればキーパーの実践的な練習ができるんだろう…」テクテク


???「鉄塔広場のタイヤを使ってみて」ボソッ


穂乃果「へ!?」クルッ


穂乃果「……だれもいない……」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


穂乃果「あの時の!!」


お姉さん「やっと思い出してくれたかな」ニコッ


穂乃果「お姉さんのおかげで強くなれました!次の試合、よろしくおねがいします!」ペコッ


お姉さん「まって、これあげる」スッ


穂乃果「これ……チョコ?」


穂乃果(なにか見覚えがあるような……)


お姉さん「食べてみて」


穂乃果「い、いただきます……?」パクッ


お姉さん「あんこ入りだけど」ニヤッ


穂乃果「…!」ムグッ


穂乃果「あんこあきたぁぁ!!」ブンブン


穂乃果「……!」ハッ


穂乃果「……あ、あれ?」キョロキョロ


穂乃果「……どっか行っちゃった……」

397 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:49:40.11 ID:1F2wX8AOO















夜の公園


真姫 ブワァァァァ!!


絵里 ブワァァァァ!!


ドキュッ!!


シュルルルルルル……!


テンテンテン……









真姫絵里「………??」


真姫絵里(……わからない)

398 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:51:09.31 ID:1F2wX8AOO















夜の公園


真姫 ブワァァァァ!!


絵里 ブワァァァァ!!


ドキュッ!!


シュルルルルルル……!


テンテンテン……









真姫絵里「………??」


真姫絵里(……わからない)

399 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 16:52:11.98 ID:1F2wX8AOO














凛宅


凛「………」


凛「……」ピッ


『さぁ始まりましたーーーー世界大会!世界一の称号は一体誰が手に入れるのでしょうか!!』


『ワァァァァァァァァァァ!!!』


凛「………」ジーーーーー


凛「……こう……いや、こんな感じ……?」ブツブツ

400 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:10:08.86 ID:1F2wX8AOO














[7、繋がり]




試合まで後6日


海未「穂乃果、起きてください、練習行きますよ」


穂乃果「やったぁぁテスト100点〜」ムニャムニャ


海未「それは間違いなく夢ですから早く起きてください」


穂乃果「うぅ〜……海未ちゃんがいじめる……」


ことり「ほ、穂乃果ちゃん、今日のテストは何点だったの?」


穂乃果「………100点…」


ことり「え!?すごい……!!」


穂乃果「……中の22点……」


ことり「あぁ……」ガクッ


海未「早く支度してください」


穂乃果「はぁ〜〜い……」ノソノソ

401 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:11:34.13 ID:1F2wX8AOO















ピンポンパンポーン!


『校内に残っている生徒に連絡いたします』


『現在、全国大会決勝を迎えている、音の木坂学院サッカー部についてですが……』












海未「……?何か聞いてますか?」


穂乃果「いや?」


ことり「なんだろう……」

402 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:13:46.56 ID:1F2wX8AOO













『サプライズで全校生徒で応援に行くといっていた件について』


3人「……んん……!?」


『今、全員の出席意志が確認できたこと、チケットが確保できたことをここに報告……え?』


『やばいって……!まだ穂乃果たち教室にいるって……』


ことり「あちゃー……」


『えぇ!?いつもならグラウンドにいる時間じゃ……』


海未「ええ、その通りです」


『絶対穂乃果が寝ぼけてたとかだよ!今日も眠そうだったし!!』


穂乃果「正解」


『ど、どうする?』


『〜〜!!もういいや!言っちゃえヒデコ!』


『…そうだね!』


『………こほん………穂乃果』


穂乃果「……はい!」


『ごめんね、サプライズのつもりだったけど……』


『でもね穂乃果、穂乃果達はすごい、本当にすごいよ』


『メンバーも足りない、試合にも出られない、誰も見向きもしなかった……そんなサッカー部が……』


『全国のトップにまで上り詰めたんだから』


3人「……」


『もう頑張ってるのは知ってるから、頑張れなんて言わない』


『………』スゥ……

403 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:14:48.52 ID:1F2wX8AOO

















『思いっきり暴れてこい!!』


3人「…っ……」













ワァァァァァァァァァァ!!!!!


穂乃果「わっ…!」


海未「学校中から歓声が……」


ことり「すご……」


穂乃果「…………練習行きますか!」


海未「ええ」


ことり「ふふふ」

404 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:16:23.94 ID:1F2wX8AOO














グラウンド


海未「それでは練習を始めたいと思いますが……」チラッ


凛ママ「凛と花陽ちゃんは別メニューな」


凛「えー!?」


花陽ママ「治りたてで無理しちゃうとまたすぐ怪我しちゃうからね〜」


花陽「そんなぁ〜……」


凛ママ「残りのメンバーはいつものメニューをした後、好きな練習してていいよ」


海未「わかりました」


凛ママ「よし、それじゃあ練習開始!」


みんな「おー!」

405 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:18:17.40 ID:1F2wX8AOO















ザッ ザザザッ


海未「ことり、もう少し強引でも構いません」


海未「絶対に取るんだという勢いで来てください」


ことり「で、でもぉ……」


海未「まったく……ことりは優しすぎるんですよ」ヤレヤレ


ことり「うぐっ…!」グサッ


海未「できる限りでいいです、やってみてください」


ことり「う、うん…!」


ことり「………はぁ!」ガガッ!


海未「…!いいですよ、もっとです!」

406 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:19:12.16 ID:1F2wX8AOO














絵里「真姫、希知らない?」


真姫「さあ、どうせお手洗いとかじゃないの?」


真姫「すぐ戻ってくるわよ」


絵里「……それもそうね、練習続けましょうか」


真姫「ええ、だんだんよくなって来てるし」












自動販売機前


希「………」トッ


トントントーン


希「……」トントン


希「……ほっ!」トトン!


ポーン


希 フワッ


希「………」トッ


希「………」


希「……戻ろ」

407 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:20:43.18 ID:1F2wX8AOO














穂乃果(……パズルの最後の1ピースの意味がようやくわかった)


穂乃果(けど問題はそこからだね……)ウーン


穂乃果(その最期のピース自体が一体何なのかがわかんないし)


穂乃果(ほかのピースじゃ代わりにはなれない、その歪みはそのまま穂乃果に反映される……)


穂乃果(穂乃果はいったいどこまで耐えられるのかな?)


穂乃果「………」


にこ「ちょっと!もういい?」


穂乃果「ご、ごめんにこちゃん!」アワアワ


にこ「全く、このにこにーがシュートを打ってあげるのよ!ありがたく思いなさい!」


穂乃果「うん!ありがと!」


にこ「…んぐぅ……!」


にこ(海未といい穂乃果といいなんでこんなに素直な奴が多いのよ……!)


にこ(調子狂うわね……)


穂乃果(にこちゃんなんだかんだ言ってすごく丁寧にシュートしてくれるからね〜)


にこ「いくわよ!」ザッ


穂乃果「こい!」グッ

408 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:22:37.69 ID:1F2wX8AOO














練習終わり


海未「穂乃果は今日もあそこですか?」


ことり「みたいだね〜」


ことり「お店のお手伝いって言いながら反対方向に走っていっちゃったから…」


ことり「せっかくだし飲み物でも差し入れに行かない?」


海未「いいですね、あそこのコンビニで何か買って行きましょうか」


ことり「やったー!」


海未(おや…前からガラの悪い方達が……)


海未(出来るだけ避けて……)スッ


ドンッ!


海未「!?」ドサッ


ことり「海未ちゃん……!」バッ


海未(今わざと…!!)

409 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:23:37.73 ID:1F2wX8AOO














チンピラ1「痛ってぇ〜!」


チンピラ2「うわこれ折れてんじゃね?」


チンピラ1「うわーまじ折れてる……うぉ!?」


海未(私一人なら逃げられますがことりがいるこの状況では……)


チンピラ1「なにこいつめちゃめちゃ可愛いじゃん!」スッ


海未(…!顎に手を……)


チンピラ2「うわーまじだ!!今からカラオケ行かね?」ガシッ


海未(……肩を馴れ馴れしく……)


海未(せめてことりだけでも……)

410 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:24:40.36 ID:1F2wX8AOO














「……ねぇ」


チンピラ1「なんだよ……ってうぉぉ!!連れも可愛いじゃん!」


チンピラ2「やっべーやっべー!」


ことり「………」


海未(……!?)ゾクッ


海未「…………こと、り?」


ことり「……ぶつかっちゃってごめんなさい」ペコッ


チンピラ1「いやいや、謝っても腕は治んねーし?」


チンピラ2「いいから俺ら4人で……」

411 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:25:32.66 ID:1F2wX8AOO



















ことり「ごめんなさい」ニコッ

412 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:26:58.80 ID:1F2wX8AOO














チンピラ1.2「……っ…」ビクッ


海未「……」


チンピラ1「……し、白けちまったな、行こうぜ」


チンピラ2「あ、ああ……」


タッタッタッ













海未「………こと……」


ことり「怖かったよ〜海未ちゃーん!!」ガバッ


海未「ことり!?」


ことり「早く穂乃果ちゃんのとこ行こ?海未ちゃん」


海未「……そうですね」ニコッ

413 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:27:48.27 ID:1F2wX8AOO















夕方凛宅


凛ママ「りーん!ご飯だぞー!」


………………


凛ママ「りーん!」


………………


凛ママ「?」

414 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:29:32.83 ID:1F2wX8AOO















スタスタスタ


ガチャ


凛ママ「凛!さっきから読んでるの聞こえて……?」


凛「………」(イヤホン)


凛ママ「………」


グイッ ピンピンッ


凛「あっ……ちょっと!」


凛ママ「なに聴いてたんだ?」


凛「聴いてるんじゃなくて見てたの!」


凛ママ「……!それ……」


凛「かっこよくない!?」


凛ママ「………」


凛ママ「…ご飯できてるぞ」


凛「すぐ行く!」バッ


タッタッタッ

415 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:30:43.52 ID:1F2wX8AOO










凛ママ「………へぇ」


凛ママ(面白いところに目をつけたな、凛)


ケータイ『最後まで余裕の表情です!!!』

416 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:32:58.88 ID:1F2wX8AOO















穂乃果宅


穂乃果「ちょっと待っててー」


穂乃果ママ「あんたそれ何度目よ!ご飯冷めちゃうじゃない!」


穂乃果「今行くからぁ!!」


ケータイ『圧倒的な実力差を見せつけたUTX高校ですが……』


穂乃果(……本当に、勝てるのかな……)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


マジン「………」


ドロッ


穂乃果「えっ……」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


穂乃果「……!」ブンブン


穂乃果(決勝が近いから不安になってるだけ!大丈夫!)パンパン


穂乃果(みんなに迷惑はかけられないからね)


穂乃果(リーダーらしく、みんなを引っ張っていかないと)


穂乃果「やるぞー!」オー!


雪穂「オーはいいからご・は・ん!!」バンッ!


穂乃果「……はい」

417 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:34:34.49 ID:1F2wX8AOO















試合まで後5日


凛「はぁ……はぁ……」


凛(もう少し……捻るのかな?)


凛「……もう一回!」













穂乃果「ふんんん!!!」


ズザザッ!!!


穂乃果「……はぁ……はぁ……」


穂乃果「…もう一回!」


ブンッ!











真姫 ブワァァァ!!


絵里 ブワァァァ!!


真姫絵里【ファイアブリザード!】


ドゴォォォォォォォ!!!


ォォォ………


テンテンテン……


真姫絵里「……もう一回!!」

418 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:38:11.34 ID:1F2wX8AOO














試合まで後3日


練習後帰り道正門


凛「今日も疲れたにゃ〜……」トボトボ


花陽「もう動きたくない……」とぼとぼ


絵里「……私たちより復帰組の方が疲れてるんだけど……」テクテク


凛「もうスパルタなんてもんじゃないにゃ!」


花陽「練習……練習……エヘヘ」


真姫「大丈夫よ、二人の母親がついてるんだから」テクテク


絵里「明らかに大丈夫じゃないのが約1名ね」


海未「そういえば明日から三連休ですね」テクテク


絵里「強引な話題転換嫌いじゃないわよ」


ことり「あーそういえばそうだね!………ってあれ?」


海未「……はい、普段は開いている学校も、長期休みを除いた三連休以上の場合はずっと閉まったままなんです」


穂乃果「じゃあ試合までの三日間は河川敷かな?」


海未「はい、それがいいかと」


花陽「ちょ、ちょっと待って…」ピタッ


みんな「?」ピタッ


花陽「それじゃあ……」


花陽「このメンバーが音の木坂で練習できるのって、今日が最後なんじゃ……」


みんな「……ぁ……」

419 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:39:26.19 ID:1F2wX8AOO
















海未「……決勝戦が終われば実質三年生は引退になりますし、ここでは最後ということになりますね」


花陽「そんな……」


にこ「何言ってんのよ、ちょくちょく顔出すに決まってるじゃない」


希「えー?でもにこっちにそんな余裕……」


にこ「あるわよ!」


花陽「で、でも……」















穂乃果「学校で合宿だよ!!」


みんな「………は?」


穂乃果「外から入れなくなるなら中にいればいいんだよ!」


海未「……穂乃果、あなたは本当に……」ハァ

420 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:40:42.07 ID:1F2wX8AOO














絵里「……天才ね」


海未「……はい?」


海未「絵里、今なんと……?」


絵里「外から入れないなら中にいればいい……!!パンがないならお菓子を食べればいいじゃない!!」


海未「あの……絵……」


絵里「やりましょう合宿!!」


海未「絵里ぃぃぃ……」ガクッ


希「ごめんな海未ちゃん、たまにおかしくなるんよこの生徒会長」


凛「合宿だって!かよちん、真姫ちゃん!」


花陽「う、うん……!」


真姫「どうしてわざわざ合宿なんて……」クルクルクルクル


海未ことり「……!」フフ


穂乃果「もちろん嫌だったらこの話はなし!」


穂乃果「無理やり合宿してもつまんないしね!いつも通り河川敷で練習だよ」


真姫「……!」


穂乃果「それじゃあ行くよ!」


穂乃果「やりたい人!」バッ


バババババババッ!

421 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:42:02.32 ID:1F2wX8AOO
















みんな「………」


真姫「………」


スッ


穂乃果「……満場一致ということで合宿決てーい!」


みんな「いえーい!」


にこ「あっれー?真姫ちゃんは反対だったんじゃなかったのー?」


凛「出た……!久しぶりの親戚のおじさんモード」


絵里「何度見てもしっくりくるわね」


花陽「あわわわ……!」ハラハラ


にこ「ほらほら、教えなさいよ〜」


真姫「……」

422 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:43:37.21 ID:1F2wX8AOO















真姫「……にこちゃんともっと一緒に居たかったから……ダメ?」


にこ「?……?ぇぇ!?/////」カァァ!


凛「あー!にこちゃん顔真っ赤だにゃー!」


希「にこっちに照れてるー!」


にこ「う、うるさい!見るな!」バッ













真姫 ドヤッ…!


穂乃果「真姫ちゃんもにこちゃんの扱い上手くなったね……」


ことり「役者だね〜」


花陽「真姫ちゃん……」


絵里「照れてるところ申し訳ないけど、にこ」


にこ「照れてない!」クルッ


絵里「合宿の申請、どうしましょう」


みんな「あ」

423 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:45:20.07 ID:1F2wX8AOO














数分後


ことり「うん、うんわかった!!ありがと!!」


ピッ


絵里「どう?」


ことり「申請は1週間前には出さないとダメだったんだけど……」


ことり「もしかしたら自分が確認ミスをしていたかもしれないからって特別に許可してもらえた!」


海未「……ふぅ、さすが理事長ですね」


絵里「ほんとにね……」ヤレヤレ


凛「確認ミスだなんておっちょこちょいだにゃ〜」


希「凛ちゃん違う」


穂乃果「それじゃあ一度家に帰ってからまたここに集合!」


みんな「おー!」


穂乃果「2日分の用意持ってきてね!」


穂乃果「最終日は自分の家でゆっくりするとして……」


穂乃果「晩御飯とお風呂は初日だし済ませてよっか!」


希「てことは今日はもう寝るだけやね♪」


穂乃果「そゆこと!」


穂乃果「それじゃあ解散!」


穂乃果「ヒデコたちには私が連絡しとくね!」

424 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:46:59.01 ID:1F2wX8AOO















解散後、帰宅途中二年生


ことり「合宿楽しみだね〜!」テクテク


穂乃果「うん!いっぱい遊ぼうね!」テクテク


海未「練習です!!」


穂乃果「わかってるよう……」


ことり「それにしても……」


穂乃果海未「?」


ことり「最近の練習ハードだよねぇぇぇ……」ガクッ


穂乃果「あはは……追い込みどきだからかな……」


海未「しかし、確実に力がついているのがわかります、この調子ですよ!」


ことり「ふぇぇ〜〜ん……!ことりはもっと女の子らしくなろうと思ってたのに……」


海未「今でもことりは十分女の子らしいですよ?」


ことり ブンブン!


ことり「足とか腕には生傷が絶えないし筋肉もついて……」


ことり「もっと女子高生っぽいことしたいよぉ〜〜〜………」


海未「例えばどんなことですか?」

425 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:48:36.01 ID:1F2wX8AOO















ことり「みんなで放課後クレープ食べたり…」


海未「してますね」


ことり「学校でおかし食べながらおしゃべりしたり……」


海未「してますね」


ことり「あとはマカロンとかマカロンとかマカロンとか……」


海未「何ですか急に病的なマカロン押しは………」


ことり「ねえねえ、穂乃果ちゃんはどう思う?」


穂乃果「え〜?穂乃果はー……」


穂乃果「………」

426 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/14(日) 17:49:12.13 ID:1F2wX8AOO


















穂乃果「結構楽しいよ」

427 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 18:47:53.56 ID:2Ys6LHLv0















海未ことり「…………」


海未ことり「……ふふ」ニコッ


海未「私もです」


ことり「ことりも〜!」


穂乃果「ほらほら!早く準備しないと遅刻しちゃうよ!」


海未「はいはい、そんなに慌てないでください」

428 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 18:49:39.49 ID:2Ys6LHLv0















「お!今帰りかい?」


海未「?」クルッ


穂乃果「あー!八百屋のおばちゃん!」


おばちゃん「もうすぐ決勝戦でしょう?頑張んなよ!」


穂乃果「うん!頑張る!」


おばちゃん「海未ちゃんとことりちゃんもね!」


海未「はい、もちろんです」


ことり「頑張ります!」


おっちゃん「おぉ……!穂むらさん家の子か!大きくなったなぁ!」


穂乃果「おっちゃんは変わらないね!」


おっちゃん「あっはは!口が上手いねぇ!」


おっちゃん「サッカー頑張ってるんだってな、商店街じゃその話で持ちきりだよ!」


穂乃果「もうすぐ決勝なんだ!応援よろしくね!」


おっちゃん「任せろ!商店街のジジババ集めてみんなで行ってやる!」


穂乃果「それは賑やかそうだね……」アハハ……


穂乃果「……っと…時間詰まってるんだった」


穂乃果「それじゃあまたね!おっちゃんおばちゃん!」


「「「頑張れー!」」」


穂乃果「ありがとー!」


海未ことり ペコリ

429 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 18:51:02.00 ID:2Ys6LHLv0















学校


穂乃果「みんなお待たせ!」


雪穂「すみません!今日は私のせいで遅くなりました……」ペコッ


絵里「みんな来たところだから大丈夫よ」


亜里沙「雪穂!お泊まり会だよ!お泊まり会!」


雪穂「えへへ……!楽しみだね亜里沙!」


亜里沙「うん!」


穂乃果「ヒデコ達は来れないって〜」


海未「用事があるなら仕方ありませんね」


ことり「それじゃあ鍵開けるね〜」ガチャッ

430 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 18:55:09.87 ID:2Ys6LHLv0















空き教室


絵里「この部屋を主に寝泊まりする部屋にします」


海未「各自荷物をまとめてあそこへ置いてください」


穂乃果「置いた人からみんなの布団を運んでね!」














海未「……っふう」ドサッ


絵里「海未は荷物少ないわね」


海未「ええまあ、自分に特別な手入れは何もしていないので」


海未「最低限の着替えだけです」


絵里(……手入れなしでこんなに肌も髪も綺麗なのね)


海未「絵里?どうしましたか?」


絵里「い、いや…!なんでもないわ、布団敷きましょうか!」


海未「ええ」ニコッ

431 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 18:56:30.31 ID:2Ys6LHLv0














希「よいしょ……っと!」ドサッ


ポロッ


希「……あっ…」


花陽「……?……!」


花陽「可愛いぬいぐるみ!」


にこ「なにあんた、その年にもなってぬいぐるみと一緒じゃないと寝られないの?」ニヤニヤ


凛「希ちゃんも可愛いところあるにゃ〜!」


希「二人も可愛いところあるよ?」ワシワシ


希「あ〜!かわいい!」


にこ「この野郎?いでやる!!」ガバッ!


凛「搾り取ってやるにゃぁ!!」ガバッ!


希「ああああ痛い痛い痛い!!」ギリギリギリ


花陽「……痛そう」

432 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 18:57:43.15 ID:2Ys6LHLv0















真姫「ことり……あなた枕なんて持って来たの?」


ことり「うん♪これじゃないと眠れないんだぁ」


ことり「触ってみて!」


真姫「いったいどんな……」フニッ


真姫「……!なんだかいい感じね」


ことり「超低反発なの!」


真姫「持参する気持ちもわかるわ」


ことり「でしょ〜!」えへへ

433 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 18:59:24.48 ID:2Ys6LHLv0















穂乃果「ゆ、雪穂!穂乃果のアレが……」


雪穂「はい歯ブラシ」スッ


穂乃果「さっすが雪穂!」


雪穂「おねーちゃんのやりそうなことはだいたいわかるからね」


穂乃果「いやーそんなに言われると照れちゃうよ?」


雪穂「悪い意味でだけどね」


穂乃果「ゆぅきほ〜〜!」ガクッ


亜里沙「……ふふ」


穂乃果「あー!今亜里沙ちゃん笑った!?」


亜里沙「ご、ごめんなさい!」アワアワ


亜里沙「雪穂は穂乃果さんの事、本当に大好きなんだなって思って」


雪穂「は、はぁ!?なんで私がおねーちゃんなんか……」


穂乃果「その通り!雪穂はおねーちゃん子だったんだよ?」


雪穂「余計なこと言わなくていいから!」


亜里沙「だから少し雪穂が羨ましいんです」


雪穂「亜里沙には完璧な絵里さんがいるじゃん」


亜里沙「だからなの!」


穂乃果雪穂「?」

434 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 19:01:11.12 ID:2Ys6LHLv0


亜里沙「おねーちゃんはなんでも一人でできちゃうから…」


亜里沙「穂乃果さんみたいに少し抜けてるおねーちゃんが羨ましいなって!」


雪穂「……」


穂乃果「……」


雪穂「……まぁ、ドンマイ」


穂乃果「ノーガードで右ストレートもらったような衝撃だったよ」


雪穂「上げて落とされたからね」


穂乃果「亜里沙ちゃん……恐ろしい子…!!」


亜里沙「?」キョトン


海未「貴方達いつまでそうしているのですか!」


海未「布団を運んでください!」ドサッ


絵里「……数が凄いわ……」ヨイショ


穂乃果「やっば……!」アワアワ


穂乃果「行くよ!雪穂!亜里沙ちゃん!」


雪穂亜里沙「うん(はい)!」

435 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 19:02:50.19 ID:2Ys6LHLv0














数分後


凛「これで……最後!」ドサッ


穂乃果「すごーい!」


絵里「流石にこれだけ並べると壮観ね」


穂乃果「………」ウズウズ


花陽「……穂乃果ちゃん?」


穂乃果「〜〜!もう我慢できない!」バッ


ドサッ

436 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 19:04:38.84 ID:2Ys6LHLv0















穂乃果「くるくるくるくる〜!」ゴロゴロ


海未「な、何をしているのですか!」


にこ「にこも!」バッ


凛「凛も!」


花陽「り、凛ちゃん…!怒られるよ……!」ガシッ


凛「かよちんもやるにゃー!」ガシッ


花陽「……へ?」


穂乃果「ぐるぐる〜!」ゴロゴロ


にこ「あ〜〜〜〜!」ゴロゴロ


凛「にゃ〜〜〜!」ゴロゴロ


花陽「ダレカタスケテー!」ゴロゴロ


海未「今すぐやめなさい!穂乃果!」


穂乃果「海未ちゃんも来なよ!気持ちいいから!」


海未「絶対に行きません!」

437 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 19:06:10.63 ID:2Ys6LHLv0















数分後


穂乃果「あー楽しかった!」


にこ「子供に戻った気分ね」


希「にこっち見た目はずっと子供痛い痛い痛い」ギリギリ


絵里「ほら、凛と花陽も起きて」


凛花陽「………」


絵里「?二人とも?」


ことり「……!」


ことり「しー……!」

438 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 19:07:53.64 ID:2Ys6LHLv0
















凛花陽「……んぅ…」スゥ……スゥ……


ことり「…寝ちゃったみたい」ヒソッ


絵里「二人とも疲れてたのね……」


海未「復帰してからは遅れを取り戻すために頑張っていましたから」


凛花陽「……くぅ……」スピー


海未「……私たちも寝ましょうか」


ことり「そうだね!」


真姫「……二人が真ん中で寝てるせいで布団に入れないんだけどどうするの?」


穂乃果「雑魚寝しかないでしょ!」


真姫「……本気?」


穂乃果「本気と書いてマジ、だよ!」


真姫「はぁ…」


海未「……今回は仕方ありませんね」


海未「それではみなさん各々好きな場所で寝てください」

439 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 19:09:22.50 ID:2Ys6LHLv0


亜里沙「やったー!」


亜里沙「おねーちゃん一緒に寝よ!」


絵里「ええいいわよ」


ことり「ことりは穂乃果ちゃんの隣〜!」


穂乃果「えへへ〜!久しぶりだねこういうの!」


海未「………」


穂乃果「あれ〜?海未ちゃんも来たいの?」


海未「そ、そんなわけないじゃないですか!!」


穂乃果「ほらここ空いてるよ?」ホラホラ


海未「………そこまでしつこく誘われては仕方がありません、私も一緒に寝てあげます」


穂乃果「一回誘っただけなんだけど……」


ことり「海未ちゃん…」


海未「全く仕方ありませんね」ニコニコ


穂乃果ことり(すごく嬉しそう)

440 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 19:10:35.28 ID:2Ys6LHLv0














真姫(……ここでいいかしら)ゴソッ


真姫(………)スヤァ














にこ(真姫は一年二人に紛れ込んだか……)


にこ「あと残ってるのは……」チラッ

441 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 19:14:00.20 ID:2Ys6LHLv0















希「やーん♪そんなに見つめられたら照れるやん!」


雪穂「……っ…」アセアセ


にこ「雪穂、一緒に寝ましょうか」


雪穂「は、はい!」


希「ちょっ…!ウチは!?」


にこ「あんたは草の上で寝てなさいよ」


希「いや誰が牛や」


にこ「あれ、今日は鼻に輪っかつけてないのね」


希「だから誰が牛や……!」


にこ「今日の乳搾りの出来は……」


希「だから誰が牛やぁぁ!!!」ガーッ!


にこ「………」


希「やめぇやピンポイントで乳牛いじりするの!」


希「ウチだって傷つくし……傷つくんやぁ!!」


にこ「……」


希「なんで黙ってるん!?そっちから仕掛けて来たのに!?」


希「仕掛けたけど思った以上に絡んで来たからめんどくさくなったんやろ!?なぁ!」


にこ「……ねぇ」


希「なに!」

442 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 19:15:25.90 ID:2Ys6LHLv0















にこ「もう寝ない?」


希「……もういいよ、にこっちはそんな人やったんやね……」


にこ「えぇ……?」


希「……はぁ、離婚前の夫婦ってこんな感じなんやろね」


にこ「いや知んないわよ」


希「おやすみ二人とも、風邪ひかんようにね」


雪穂「お、おやすみなさい……」


にこ「おやすみ〜」


三人「……………」


希「あ、そうやにこっち」


にこ「ん?」


希「寝る前に腰痛に効くストレッチしなくて大丈夫?」


にこ「あー、それをやらないと明日がしんどい……って」


にこ「誰がおばあちゃんよ!!」


希「………」


にこ「めんどくさがるな!!」


雪穂「寝ましょうよぉ…」

443 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 19:17:20.69 ID:2Ys6LHLv0















試合まであと2日





穂乃果「……んぅ……」ムクッ


穂乃果「………?」シパシパ


穂乃果「……あそっか……合宿……」ボー……


穂乃果「………」キョロキョロ


穂乃果(……みんなまだ寝てる……ってあれ?)


穂乃果「海未ちゃんがいない?」
















ガラッ


海未「おや穂乃果、今日は珍しく早いですね」


穂乃果「どこ行ってたの?」ふわぁ〜…!


海未「朝の稽古代わりにランニングをしてきました」


穂乃果「うぇ〜……」


海未「穂乃果も行ってきてはどうですか?」


穂乃果「……おやすみなさぁい」スヤァ


海未「おきなさい……!!」ギリギリ


穂乃果「起ぎる起ぎる起ぎるがらぁ…!!」ギリギリ

444 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 19:18:41.33 ID:2Ys6LHLv0















絵里「……もうなに?騒がしいわね」ムクッ


海未「絵里、おはようございます」


絵里「おはよう」ふぁ……!


絵里「……!」クンッ


絵里「なんだかいい匂いがするわね」


海未「気づきましたか、実は凛のお母様が朝食を作ってくれているんですよ」


絵里「凛のお母様も来てくださってたの?」


絵里「手伝わなくて大丈夫かしら……」


海未「それより他のメンバーを起こしていただけると助かります」


絵里「わかったわ」


絵里「…んー……!」ノビー

445 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 19:20:04.26 ID:2Ys6LHLv0














絵里「……どうしてにこは顔にキュウリを貼り付けてるのかしら」


海未「おそらく美容のためでしょう、にこらしいです」


絵里「にこから起こして行くことにするわ」















ニコー、オキナサーイ!アサヨー


海未「………それでは私は……」チラッ


穂乃果「ふひぃ……」スヤァ


海未「このラスボスを攻略しましょうか」

446 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 20:03:55.22 ID:2Ys6LHLv0













食堂


凛「お腹すいたにゃ〜」ふぁ〜…!


花陽「スンスン……この匂いは……!」


花陽「魚沼産こしひかり……!!」


にこ「え……?あんた朝からそのテンションで行くつもり?」


花陽「寝ぼけた状態でお米を食べることは失礼に値しますから」キリッ


凛「さっすがかよちんだにゃ〜」


にこ「……はぁ、意味わかんない」


希「にこっちアイドルは朝そんなテンションで大丈夫なん?」


にこ「プロはオンとオフがはっきりしてるのよ」


真姫「にこちゃんはいつもオフじゃない」


凛「プロでもないにゃ」


にこ「やめなさい痛いとこ突くの」

447 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 20:05:46.05 ID:2Ys6LHLv0


ことり「穂乃果ちゃん顔痛くない?」


穂乃果「……うん、らいひょうふ」ヒリヒリ


海未「一体どうしたんでしょうね」


穂乃果「夢で両方のほっぺをつねられる夢を見たよ…」


雪穂「おねーちゃん二度寝するとなかなか起きないからね」


亜里沙「雪穂、このネバネバしたの何?」


雪穂「それは納豆って言って、大豆でできてるんだよ」


亜里沙「ハラショー…!日本には不思議な食べ物があるんだね〜」


凛ママ「よーし!みんな揃ったな!」


みんな「はい!」


凛ママ「それじゃあ手を合わせて!」


みんな パンッ!


凛ママ「いただきます!」


みんな「いただきます!」

448 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 20:07:57.39 ID:2Ys6LHLv0















朝食終了


凛ママ「ごちそーさまでした!」


みんな「ごちそーさまでした!」


凛ママ「30分後、グラウンド集合!」


みんな「はーい!」













30分後


凛ママ「それじゃあ練習を始める!」


みんな「はい!」
















ハァ…!! ザザッ


テヤァ! バッ


タッタッタッ


ザザッ ガッ!

449 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 20:10:23.94 ID:2Ys6LHLv0















お昼


凛ママ「おーい!お昼ご飯にするぞー!」


凛「おにぎりだ!」


凛ママ「時間なかったから手抜きで悪いけどな」


穂乃果「お、美味しそう……」グゥ〜〜……


凛ママ「手を洗ってこい!」


みんな「はーい!」


穂乃果「ひ、一口だけでも……!!」


海未「はいはい行きますよ」ガシッ


穂乃果「一個だけでもぉ〜〜……!!」ズルズル


海未「何さりげなく量を増やしているのですか!!」














みんな「いただきまーす!」


凛ママ「そういえばひとつだけ激辛の奴入れておいた」


海未「なんという事してくれたのですか」


凛ママ「遊び心遊び心!」


凛「……はぁ」

450 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 20:13:19.48 ID:2Ys6LHLv0















絵里「これ頂こうかしら」スッ


絵里「海苔を巻いてなくてよかったわ」


希「えりち海苔あかんもんなぁ」


ことり「へぇ〜、絵里ちゃんにも苦手なものがあったんだ!」


絵里「苦手というか……血筋的に海苔を消化できないのよ」


ことり「あー……お腹壊しちゃうんだね」


絵里「そうなのよ、みんな美味しそうに食べるから食べたいんだけどね……」パクッ


ことり「ほかに苦手はものはないの?」


希「あとは確か……梅干し?」


ことり「ザ、日本って感じのものばかりだね……」


希「日本食は独特なのが多いからなぁ」


希「……って、えりちどうしたん?」


絵里「……うえおいあ…」


ことり「え?」

451 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/15(月) 20:15:45.60 ID:2Ys6LHLv0


絵里「梅干しがぁ……」ウルウル


希「あちゃー……」


ことり「よく引き当てたねこの中から……」


希「まだ食べてないしうちのと交換する?」


絵里「あ、ありがと……」パクッ


絵里「………」ピタッ


ことり「今度はなんだったの?」


絵里「………海苔の佃煮」


希「……ブフッ…!」


ことり「ふふ……!」クスッ


絵里「なんでこうなるのよぉ〜……」シクシク


希「まさかうちのが海苔の佃煮やったとはなぁ……」


ことり「ことりのは天むすだったからことりのあげる!」


絵里「ごどりぃぃぃ!!」ダーッ!


ことり「………おむすびを譲ってここまで感謝されたのは生まれて初めてかなぁ……」


希「まぁそうそうないやろなぁ……」


絵里「美味しい……!美味しいわ……!!!」モグモグ

452 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:04:48.81 ID:U+8YvfLIO















花陽「美味しいです!美味しいです!」パクパクパクパク


海未「は、花陽!?そんなペースで食べていたらみんなの分が……」


花陽「美味しいです!美味しいです!」パクパクパクパク


海未「だ、誰かー!」ガシッ


凛「かよちんあるあるだにゃ」


海未「こんなことが頻繁にあってたまりますか!!」

453 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:13:04.28 ID:U+8YvfLIO














真姫 モグモグ


にこ「………」ジーッ……モグモグ


真姫「……何よ」パクッ


にこ「あんたって……一口めちゃめちゃ小さいわね」


真姫「悪い?大きく開けるの疲れるのよ」


にこ「いや、それはいいんだけど……」チラッ


穂乃果「あー……ん!」バクッ!


穂乃果「……おいひぃ!」モグモグ


にこ「正反対だなぁって」


真姫「そんなこと言ったらにこちゃんなんて二つしか食べてないじゃない」


にこ「にこは小食だからぁ〜!そんなにいっぱい食べれないっていうかぁ〜!」


ぐぅ〜〜〜……!


にこ真姫「……」


真姫「……で、本当は?」


にこ「……だってご飯って糖質だし……太るし……」


真姫「ここに最後のおにぎりがあります」スッ


にこ「あっ…….」


真姫「欲しい?」


にこ「…っ…!」ハッ


にこ「…べ、別に欲しくなんて……!!」


真姫「あっそ、じゃあ私が……」あー……

454 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:14:36.00 ID:U+8YvfLIO


にこ「あー………」


にこ「……!」ハッ


真姫「……」ジトー…


にこ「……フンッ!食べたかったら食べればいいじゃない!」


にこ「別ににこはお腹なんて……」


ぐぅ〜〜キュルルル……


にこ真姫「……」


真姫「……はぁ」スッ


にこ「……いいの?」


真姫「私はもういっぱい食べたしね」


にこ「……ま、まぁお腹空いてるわけじゃないけど……」


にこ「真姫がどーしてもっていうから私が最後の一つを……」


穂乃果「じゃあ穂乃果がもらっていい!?」パァァ!


にこ「………」


バクッ!


穂乃果「あー!そんなに仕方なく食べるなら穂乃果に頂戴よぉ!」


真姫「一口で………」


にこ「…………」モグモグ


凛「そういえば結局激辛のおにぎり出なかったね」


にこ「……」モグモグ


海未「誰も被害に遭わなかったのならそれに越したことはありませんよ」


にこ「……っ」モグ……モグ……


凛ママ「あっれー?たしかに入れたんだけどなぁ……」


にこ「………っ…!」モグッ……

455 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:15:40.10 ID:U+8YvfLIO














にこ「……ゴフッ……!」ブフッ


真姫「にこちゃん!?」


にこ「……〜〜〜!!!」ブワァッ!


にこ「ん〜〜〜!!!ん〜〜〜〜!!!!」ジタバタ


凛「にこちゃん大当たりだにゃー!」あはは!


海未「よりによって最後の一つに入っていたとは……」


凛ママ「あっははははは!!!」ヒーヒー…!


にこ「っ……!!っ…!」ゴクッゴクッゴクッ


希「にこっち持ってるなぁ!」あはは!


絵里亜里沙「……フフ」クスッ


花陽「……ん……んふっ…!」プルプル


穂乃果(……横取りしなくてよかったぁぁ……)


にこ(……え、エグい……!!)ヒーヒー

456 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:17:07.01 ID:U+8YvfLIO














凛ママ「よーし!みんな準備はいいか?」


花陽「……にこちゃん今何食べたい?」


にこ「ジェラート」ヒリヒリ


花陽「だよねぇ〜……」あはは


凛ママ「練習再開!」


みんな「はい!」

457 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:18:57.84 ID:U+8YvfLIO














ことり「はぁ!!」ザッ


雪穂「ふっ!」シュバッ!


ことり「あっ…!」


にこ「ことり!!もっとあたり強く!!」


ことり「は、はいぃ〜……!」













絵里 ブワァァァァ!!


真姫 ブワァァァァ!!


ドキュッ!!


絵里真姫【ファイアブリザード!】


ゴォォォォォオ!!


ォォォ………


テンテンテン……


絵里真姫「……」はぁ……はぁ……


絵里(これは……)


真姫(本格的にまずいかもしれないわね……)

458 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:19:46.26 ID:U+8YvfLIO













夕方


カァー!カァー!


凛ママ「これにて練習終わり!」


海未「まだ少し早くないですか?」


絵里「あと1時間は出来そうだけど……」


凛ママ「実はこれから用事があって……夜ご飯作れないんだよ」


花陽「……と、いうことは……」


凛ママ「そう!これぞ合宿の醍醐味!」

459 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:21:01.86 ID:U+8YvfLIO














凛ママ「みんなでご飯作ってくれ!」


みんな「えぇぇ!?」


海未「……用事とあれば仕方がありません」


海未「お任せください」


凛ママ「いやーごめんね……」


凛ママ「それじゃあ頑張って!」タッタッタッ


海未「………」


みんな「………」


海未「……どうしましょう」


ズコーッ!


穂乃果「あんなに自信マンマンだったじゃん!」


海未「だ、だって引き止めるわけにはいかないじゃないですか!!」


真姫「作りに来て貰えば?」クルクル


ことり「作りにって……誰に?」


真姫「シェフに決まってるじゃない」クルクル


凛「とりあえず真姫ちゃんは論外ということで……」


真姫「なっ……!?一番現実的じゃない!」


希「非現実の中での現実的やんなぁ……」


花陽「ご飯……ご飯が……」

460 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:22:12.48 ID:U+8YvfLIO














「しょーがないわねー!」


花陽「…にこちゃん………?」シクシク


にこ「私が作ってあげようじゃない!」


海未「ほ、本当ですか!?」


絵里「ハラショー!これで安心ね亜里沙!」


亜里沙「うん!」


雪穂「……はぁ、無事にご飯にありつけそう……」ホッ


真姫「私ゲテモノはNGなんだけど」


凛「嫌な予感しかしないにゃー」


にこ「あんたらホンットーに可愛げないわね……!!」


海未「ではにこ、お任せしてよろしいですね?」


にこ「まっかせなさい!」ドンッ!

461 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:23:18.45 ID:U+8YvfLIO













調理室


にこ「花陽、これでご飯炊きなさい」ドンッ


花陽「こ、これは……!!」


にこ「あんたにしか頼めない大仕事よ」


花陽「……命に代えても成功してみせます……!!」


にこ「いや重いわ」


にこ「あとはひき肉をレンジでチンして豆腐と豆板醤と……」テキパキ

462 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:24:19.74 ID:U+8YvfLIO













物陰


穂乃果「ほぁ〜……なんだかすごいね」


希「にこっちは下の子が多いからね、家事は手慣れてるんよ」


穂乃果「へぇ〜」


海未「こら凛!自分の分のサラダだけ少なくしない!」


凛「海未ちゃんお母さんみたいだにゃ〜……」


海未「……今日のメインは焼き魚にしましょうか」


凛「ごめんにゃー!」


花陽「あはは……」

463 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:25:31.48 ID:U+8YvfLIO













1時間半後


ガラッ


にこ「できたわ」


凛「いい匂いだにゃ〜!」


にこ「にこにー特製麻婆豆腐よ!」


海未「にこ……すみません私刺激物は……」


にこ「大丈夫よ、甘口で作ったから」


海未「にこぉぉぉ…!!」


にこ「花陽、例のブツは?」


花陽「ふっふっふ……」スッ

464 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:26:53.69 ID:U+8YvfLIO













花陽「完璧だよ!」パカッ…!


ホカホカ……!


穂乃果「わぁぁぁ!」


凛「美味しそうだにゃー!」


絵里「これ……土鍋?」


にこ「ええ、せっかくだからこれでご飯炊いてみようと思ってね」


花陽「おこげも綺麗にできてて……自信作です!」フンッ!


海未「ふふ、楽しみですね」


希「おこげって炊飯器と違って少し工夫がいるんやったっけ?」


花陽「うん!何度も練習して、成功したのを記録してやっと作れるようになったんだぁ!」


絵里真姫「……!」


絵里(成功の……!!)


真姫(記録……!!)

465 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:28:05.55 ID:U+8YvfLIO


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


絵里 ゴォォォォォオ!!!


真姫 ゴォォォォォオ!!!


フワッ………










ドキュゥゥッッッ!!!


絵里真姫「いっけぇぇぇ!!!」


ゴォォォォォォォォオ!!!!!!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー













ことり「すごいなぁ……」


穂乃果「一体お米の何が花陽ちゃんをここまで駆り立てるのか……」


ガシッ


花陽「……聞きたい?」


穂乃果「へ!?」


花陽「今夜は寝かせないよ」


穂乃果「ひ、ひぃぃ……!」


凛「凛はこんなかよちんも……好きだよ」


にこ「何よ今の間は」

466 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:30:27.93 ID:U+8YvfLIO














ドタバタ!


にこ「どうしたの?」


絵里「に、にこ!私たち今からちょっと出かけてくるわ!」


にこ「はぁ!?」


真姫「ご飯は後で食べるから!」


にこ「ちょっ…!待ちなさいっての!」ガシッ


絵里「いいえにこ、今の私たちは何を言われようと止められないわ」


真姫「その通りよ」


にこ「………デザートはチョコレートケーキ」


絵里「……」ピクッ


にこ「サラダには新鮮なトマト」


真姫「……」ピクッ


にこ「……ま、あんたらがそこまで言うなら仕方ないわね〜」


にこ「私たちがあんたらの分まで美味しく……」


ガシッ


絵里真姫「………」

















絵里真姫「ごめんやん?」


にこ「うわ腹立つ」


希「二次被害」

467 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:35:20.89 ID:U+8YvfLIO













夕食後


凛「ごちそーさまだにゃー!」


花陽「おこげ……美味しかった……」ホロリ


海未「にこ、ごちそうさまでした。とても素晴らしい料理でしたね」


ことり「美味しかったぁ♪」


にこ「あったりまえじゃない!このにこにーが作ってるんだから」


希「お風呂はどうする?」


海未「シャワーしかないので浴びたい人から浴びていきましょう」


絵里「全員分はあったわよね?」


海未「はい、ですから順番は気にすることはありませんよ」


穂乃果「ゆぅーきほー、お茶〜!」ダルン


雪穂「ちょっとおねーちゃん!家じゃないんだから自分で行きなよ!」


穂乃果「ぶぅー……!」ムクッ


海未「穂乃果はどこにいてもだらしがないのですね……」ハァ


絵里「それじゃあシャワー浴びて、寝たい人から寝ましょう」


穂乃果「それじゃあとりあえず解散!」


みんな「はーい!」

468 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:37:18.15 ID:U+8YvfLIO













就寝


海未「結局みんな同時に寝るんですね」


にこ「はーい、電気消すわよ〜」


凛「ププ……!にこちゃん顔にきゅうりついてるにゃ」


花陽「お腹が空いた時用の非常食かな?」


真姫「花陽以上の食いしん坊ね」


花陽「流石にあんなことしないよょ!!」


にこ「誰が食いしん坊よ!!」


にこ「美容のためのパックよパック!」


真姫「はいはい、電気消してもらえるかしら?」


にこ「ぐぬぬぬぬ……!!」


パチッ


海未「それではみなさん、おやすみなさい」


みんな「おやすみ〜」

469 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:38:21.02 ID:U+8YvfLIO













深夜


スゥ……スゥ……


穂乃果「……ん」モゾッ


穂乃果「……何時…?」


穂乃果「…ぅえ〜……まだ1時じゃん……」


穂乃果「みんなも寝て……?」


穂乃果「何人かいない?」


穂乃果(トイレかな)


穂乃果「………穂乃果も行こっと」ムクッ












ジャー……!


穂乃果「うーん?誰もいないや、別のトイレかな」ガチャ


穂乃果「……目が冴えちゃったし屋上でも行くとしますか」テクテク


穂乃果「開いてるかな〜」ルンルン

470 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 11:39:34.63 ID:U+8YvfLIO














屋上へのドア前


穂乃果「…?ちょっと開いてる?」


穂乃果(誰かいるのかな)ソー……


穂乃果(……にこちゃん?)















にこ「………」


穂乃果「……っ!」ドキッ


穂乃果(………綺麗)


にこ「……!」クルッ


にこ「穂乃果……なにしてんのよこんな時間に」


穂乃果「えへへ……目が覚めちゃって」


穂乃果「にこちゃんは?」


にこ「……眠れなかったのよ」


穂乃果「そっか……隣、いい?」


にこ「ええ」


ストン……

471 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 20:00:10.02 ID:BoT3XzrT0















にこ穂乃果「…………」


にこ「……いよいよ明後日……いや、もう明日か」


にこ「私たち三年生にとっては最後の大会」


穂乃果「……」


にこ「短かかったけど……色々あったわよね」


穂乃果「にこちゃんが初めはひねくれてたりね」ニヒヒ


にこ「ほじくり返すんじゃないわよ」ピンッ!


穂乃果「あでっ…!」ピンッ!

472 : ◆7NyoAqShyg :2019/04/16(火) 20:01:15.64 ID:BoT3XzrT0


にこ「………私が一年生の頃、サッカー部やってたのは知ってるわよね?」


穂乃果「え?……うん、希ちゃんから聞いた」サスサス


にこ「その頃はこんなに大ごとに………学校のみんなから応援されるなんてこれっぽっちも思ってなかったのよ」


にこ「あり得なかった」


穂乃果「……」


にこ「私たちだけで始まって、誰の記憶にも残らないまま終わって行くんだろうなって思ってた」


にこ「今のメンバーが集まった時も、それは変わらなかった」


にこ「女子校でサッカーなんて流行らないしね」フフ


穂乃果「…….ふふ、そうだね」クスッ


にこ「でもね、気づいたの」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『思いっきり暴れてこい!!』


ワァァァァァァァァァァ!!!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


にこ「気づかせてくれた」

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