ダンガンロンパ ホープロワイヤル

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1 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:27:38.81 ID:zL2SUHWwo

天願「超高校級の才能を持った生徒」

天願「希望とも称される彼らは素晴らしいが……」

天願「儂は時々疑問に思う」



天願「その中で誰が一番すごいのだろうか、と」



天願「もちろん様々な才能があるため、一様に比べられるものではない」

天願「じゃがなるべく同じようになる条件を設定して、そして本気で争った場合誰が一番になるのか?」

天願「……いやはや、しかし希望と呼ばれる彼らが争う姿など見たくはない」

天願「そんなことになったら儂は悲しくて、悲しくて、悲しくて……」





天願「ついやってしまったんじゃ」








SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1548772058
2 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:29:56.26 ID:zL2SUHWw0

・この作品はダンガンロンパの二次創作です。

・1・2・V3の48キャラが出ます。

・バトルロワイヤル×能力モノ。

・バーチャル空間なので本当に死んだりはしません。

・コロシアイなんて無かった世界。

・展開上出オチなキャラも出てきます。好きなキャラだった場合申し訳ありません。

・不定期更新です。



では始めます。

3 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:30:33.66 ID:zL2SUHWw0



希望ヶ峰学園、特別ホール。



現在そこには77期生、78期生、そしてゲストの予備学科性一人と才囚学園の生徒たち。



合わせて48人の生徒が集まっていた。



その理由は特別カリキュラムのためとだけ説明されている。



4 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:31:26.58 ID:zL2SUHWw0

苗木「特別カリキュラム……って、何するんだろうね」

舞園「霧切さん、何か知らないですか」

霧切「いいえ。気になって調査してみたのだけど、思いの外ガードが固くて詳細が掴めなかったわ」

葉隠「霧切っちが調査して掴めなかったとなるとよっぽどだべ」

不二咲「アルターエゴでも何も分からなかったんだあ」



石丸「おそらくレクリエーションの類だろう! ここに集まった48人仲良くなるためのものだ!」

大和田「おおっ、それはいいじゃねえか兄弟よ!」

十神「ふんっ。そのような腑抜けた行事なら興醒めだな」

腐川「そ、そうよ! 興醒めよ!」

桑田「すっかり腰巾着だな」



セレス「さて……それはどうでしょうか」

山田「あのーセレス殿……それはギャンブラーの勘ですか?」



朝日奈「何が始まるか分からないけど、頑張ろうね、さくらちゃん!」

大神「そうだな、朝日奈よ」

江ノ島「あぁーだるい……何でこんな青春に巻き込まれてるんだか」

戦場「ちょっと盾子ちゃん、周りに合わせないと」

5 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:32:07.95 ID:zL2SUHWw0

狛枝「あははっ、日向君。予備学科の君がどうしてここにいるのかな?」

日向「俺だって場違いなのは感じてるけど呼ばれたんだって。本当に俺がこんなところにいてもいいのか……?」

七海「大丈夫、日向君なら大歓迎だよ」

小泉「そうよ、自信持ちなさい」



左右田「つうか最近カムクラプロジェクトとかいうのにも参加してるんだろ、大丈夫なのか?」

澪田「何か胡散臭い響きっすね」

九頭竜「いや元々は非人道的な研究していたが、そういうやつらは大分前に粛正されたって話だぜ」

辺古山「今は純粋な才能開発プロジェクトとなっているはずだ」

罪木「お、お二人ともよく知っていますね……」



西園寺「そういえば十神おにぃ、本物が来てるけど大丈夫なの?」

十神(太)「何を言う、俺こそが十神白夜だ」



終里「しっかし今から何が始まるんだろうな、食い物が出てこねーかな!」

花村「お腹減ってるのかい? なら僕のフランクフルトを……」

弐大「やめい、花村よ」



田中「くくっ……我が右腕がうずく……」

ソニア「期待してるんですね!」

[
6 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:32:50.94 ID:zL2SUHWw0

最原「ここが希望ヶ峰学園か……」

赤松「これだけ広いホールでコンサート開けたら楽しいんだろうなー」



王馬「よしっ、ゴン太。探検に行くよ!」

獄原「え、どこに?」

星「止めておけ。予定時刻はもうすぐだぞ」



白銀「あれは……江ノ島様に戦場様……!?」

夢野「ん、お主二人のファンだったのか?」

天海「そういえば二人は姉妹って話だったっすね」

アンジー「似てないねー」



真宮寺「あの二人は不合格だけど……他に姉さんの友達にふさわしい人がいっぱいいるネ!」

キーボ「……真宮寺クンよく姉さんの友達って言いますけど、あれ言葉通りの意味なんでしょうか」

百田「ああ、何か妙な迫力を感じるよな」

春川「放っておいた方がいいんじゃない?」



入間「ったく、面倒臭えな。時間になったら起こしてくれ、東条」

東条「ええ、分かったわ」

茶柱「もう東条さん、そんな甘やかしちゃいけませんよ」

7 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:33:28.23 ID:zL2SUHWw0

そうやって雑談しながらしばらく待っていると48人の前に姿を現すものがあった。



モノクマ「とうっ!」

モノミ「やあっ、でちゅ!」



苗木「あれは……江ノ島さんが開発したモノクマと、七海さんが開発したモノミだっけ?」

江ノ島「あーそういえば何やら使用要請が出ていましたね、だるいのでOKしましたが」

七海「モノミを借りたいって連絡があったかも……無かったかも……」

日向「どっちなんだよ」



モノミ「ちゅーもくするでちゅ!!」

モノクマ「今からみんなが集められた理由である特別カリキュラム――」

モノクマ「超高校級とも呼ばれる才能から希望とも称される君たちによる頂点を決める戦い」

モノクマ「題して『ホープロワイヤル』について実行責任者のボクから説明するよ!」

8 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:33:54.96 ID:zL2SUHWw0

狛枝「希望と希望の戦い……あははっ、何だかとても楽しそうだね!」

日向「おまえはそういうやつだよな」



十神「茶番だな。一番優れているのは俺に決まっている」

苗木「すごい自信だね……」



王馬「ふーん、面白そうな響きじゃん」

最原「あんまり野蛮なのは得意じゃないんだけど……」



モノミ「みんなやる気十分でちゅね!」

モノクマ「ルールを今から説明するから、みんな聞き漏らさないように!」

9 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:34:27.37 ID:zL2SUHWw0

モノクマ「一つ目はこれ!!」

『参加者は48人です』

モノクマ「うぷぷっ、まあこれは見れば分かるよね。今ここにいる生徒48人が参加者だよ」

モノクマ「ということで次!」



『フィールドは一つの島で行われる。島は様々なエリアに分かれている』

モノクマ「この島ってのがバーチャル空間に構築されたもので、そこで戦うから現実の身体は怪我とかしないってこと。これで一安心だね」



『参加者は島のランダムな地点からゲームを開始する』

モノクマ「いい場所に転送されるように祈ってね」



『敗北条件は殺されるか電子生徒手帳を壊されること』

モノクマ「これもバーチャル空間だから実際に死ぬわけじゃないよ。つまり正確には殺されるほどのダメージを与えられたらってことかな」

モノクマ「敗北した時点で強制的にログアウトさせられるからゾンビ行為は出来ないよ」



『ゲームマスターはモノクマとモノミが務める』

モノクマ「バーチャル空間で争うからね! ロボットのボクたちが適任ってことで任されたよ!」

10 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:34:59.94 ID:zL2SUHWw0

モノクマ「さて、次が重要事項なんだけど……関連するから一気に二つ表示するよ!」



『参加者はゲーム開始前に希望を一つ設定する』

『最後まで残った希望が優勝。その希望は実際に希望ヶ峰学園が総力を挙げて叶える』



「「「っ……!!」」」

表示されたルールに全員が息を呑む。



霧切「……質問してもいいかしら?」

モノクマ「何かな、霧切さん?」

霧切「この設定する希望っていうのは何でもいいのかしら?」

モノクマ「もちろん! 何でもいいよ!」



山田「希望を何でも叶える……まるでド○ゴンボールですな」

セレス「それだけ希望ヶ峰学園もこのカリキュラムに本気ということですか」

澪田「実際希望ヶ峰学園の規模からすれば、どんな希望も叶えられそうっすね!」

花村「んふっふー、やる気が出てきたよ!」

11 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:35:29.71 ID:zL2SUHWw0

十神「しかしえげつないルールだな」

苗木「え、どういうこと、十神君」



十神「考えてもみろ。最後まで残った一人が優勝……つまり自分以外全てが敵というわけだ」



「「「っ……」」」

苗木(十神君の言葉に全体の雰囲気が少し強ばった)

苗木(今から始まる戦いで隣にいる生徒も敵となるかもしれないと認識したからだろう)



狛枝「……へえ」

王馬「あははっ、面白いじゃん」

12 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:36:01.13 ID:zL2SUHWw0

葉隠「でもそれって不公平だべっ!!」

モノクマ「ん、何が不公平なの葉隠クン?」

葉隠「だって戦いとなればオーガの右腕に出るものはいないべ! 俺なんか三秒で倒されるに決まっている!」

桑田「ずいぶん後ろ向きな自信だな」

不二咲「でも僕も戦いってなると自信がないなあ……」

モノクマ「うぷぷっ、そういう意見が出るのも予想済みだよ」

モノクマ「というわけで続きのルールを発表していくね!」



『参加者の身体能力は平均化される』

『参加者はそれぞれの才能に応じた能力を一つ持つ』



赤松「平均化……っていうとみんな同じ力になるってこと?」

最原「才能に応じた能力……っていうのも気になるな」
13 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:36:27.66 ID:zL2SUHWw0

モノクマ「これに関しては実際に例を出して説明した方がいいかもね」

モノクマ「手の内を明かさせてごめんだけど、話題に出た大神さんと」

大神「我は構わぬぞ」

モノクマ「あと一人はクジで……」



モノミ「はい、苗木クンでちゅ!」

モノミがいつの間にか用意されたクジから苗木の名前を引き当てる。



苗木「え、僕!?」

舞園「さすが幸運の才能ですね」

モノクマ「うぷぷっ、まあ外れクジを引き当てたる力が幸運なのかは微妙だけど……とにかく二人の能力で説明するよ」
14 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:37:03.36 ID:zL2SUHWw0

モノクマ「まずは苗木クンの能力から発表するよ」



『能力:超高校級の幸運』

『50%以上の確率を100%に出来る。ただし自分の行動のみ。一日五回まで使用可能』



山田「なるほど……本当に能力モノっぽい能力ですな」

苗木「能力って言われても……僕そんなこと出来ないよ」

モノクマ「もう、戦いの舞台を忘れたの? 現実じゃなくてバーチャル空間なんだから何でも設定することが可能なんだよ、それこそ常識じゃ説明が付かない力を身につけさせることもね」

苗木「あ、そういうことか」



百田「でも50%を100%って、コイントスが確実に当たるくらいじゃねえのか?」

白銀「それは違うよ! 確率を操る能力……これは可能性の塊だよ! 分かるよ! これで色々工夫しながら強敵を倒すんだよね!!」

赤松「ちょっと白銀さん、落ち着いて」

15 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:37:47.59 ID:zL2SUHWw0

モノクマ「次は大神さんの能力だね」



『能力:超高校級の格闘家』

『格闘家としての力、技術を発揮できる』



左右田「えっと……これが能力なのか?」

終里「さっきと違って普通のことしか書いてねえぞ」

七海「……そっか、ここで身体能力が平均化されるってルールが働くんだね」

日向「ん、どういうことだ七海?」

狛枝「はぁ分からないかな、日向君? 身体能力が平均化により弱体した大神さんだけど、能力を使うことでいつも通りの力に戻る」

狛枝「でも50%を100%にするなんて不思議な能力を持っている苗木君に対して、大神さんは実質能力無しってことなんだよ」



モノクマ「うぷぷっ、そういうこと。元々武闘派が有利な戦いだからね。能力の有無でバランスをとるってことだよ」

モノクマ「大神さん以外も武闘派のみんなは同じようなことになっているからね」

16 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:38:24.86 ID:zL2SUHWw0

モノクマ「二人は説明のために能力を開示したけど、あとのみんなはゲーム開始時点で能力が分かるからね」

モノクマ「自分の能力を上手く使って、相手の能力を予想して優勝目指してね」



葉隠「そういうことか!」

葉隠「なら俺の能力が『敵が死ぬ』なら簡単に勝てるな!」

葉隠「あははっ、オーガも敵じゃないべ!!」



桑田「いや、おまえがそんなチートな能力なわけねえだろ」

山田「モノクマは才能に応じた能力と言ってたですぞ」

セレス「きっと葉隠君の能力は『占いが3割で当たる』でしょうね」



葉隠「いやいやいや、それはおかしいぞ!」

葉隠「俺の占いが3割当たるのは元々だべ!!」

葉隠「そんな3割当たるのが凄い能力みたいな扱いじゃないよな、モノクマ!」



モノクマ「……じゃあ次のルールの説明に行くよ」

葉隠「んなっ!?」
17 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:39:06.39 ID:zL2SUHWw0



『参加者にはそれぞれ電子生徒手帳が配布される。手帳は他の参加者に連絡を取ったり、現在の時間・島の地図と現在地・残りの人数・ルール・自分の能力と希望を表示することが出来る』



モノクマ「便利アイテム、電子生徒手帳だね。うまく活用しよう!」

モノクマ「そして最初の方のルールで説明したように、この電子生徒手帳を壊されても負けだよ。ちゃんと守らないとだね」





『ゲーム開始前に設定した希望は、電子生徒手帳からゲーム中一度だけ変更することが可能です』



モノクマ「例えば『ハンバーガーたらふく食べたい』って開始前に希望を設定したけど、ゲームをやってる間にやっぱりチーズバーガーにしたいなあって思ったら『チーズバーガーたらふく食べたい』に変更することが可能ってわけだよ」

モノクマ「でも一回しか変更できないから気を付けてね」

西園寺「そこはもう最初からスペシャルバーガーにでもしとけばいいじゃん。何でも希望叶えてもらえるんだから」

小泉「みんな最初から心の底からの希望を設定するはずだし……変更なんてすることあるのかな?」





モノクマ「後はまあ補足みたいなものだね」

『誰かが死亡する度に、死体発見アナウンスが島全体に流れます』

『モノクマ・モノミが参加者個人に肩入れすることはありません』

『ルールは追加される可能性があります』

モノクマ「ルールは以上! ということで一回全部まとめて表示するね」

18 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:39:50.80 ID:zL2SUHWw0

<ホープロワイヤル、ルール>

『参加者は48人です』

『フィールドは一つの島で行われる。島は様々なエリアに分かれている』

『参加者は島のランダムな地点からゲームを開始する』

『敗北条件は殺されるか電子生徒手帳を壊されること』

『ゲームマスターはモノクマとモノミが務める』

『参加者はゲーム開始前に希望を一つ設定する』

『最後まで残った希望が優勝。その希望は実際に希望ヶ峰学園が総力を挙げて叶える』

『参加者の身体能力は平均化される』

『参加者はそれぞれの才能に応じた能力を一つ持つ』

『参加者にはそれぞれ電子生徒手帳が配布される。手帳は他の参加者に連絡を取ったり、現在の時間・島の地図と現在地・残りの人数・ルール・自分の能力と希望を表示することが出来る』

『ゲーム開始前に設定した希望は、電子生徒手帳からゲーム中一度だけ変更することが可能です』

『誰かが死亡する度に、死体発見アナウンスが島全体に流れます』

『モノクマ・モノミが参加者個人に肩入れすることはありません』

『ルールは追加される可能性があります』
19 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:40:20.75 ID:zL2SUHWw0



苗木「たくさんあるね……覚えきれるかな」



日向「やってれば自然と覚えるだろ」



最原「このルール……何か隠された意図があるような……」



モノクマ「うぷぷっ、じゃあ早速だけど進めていくよ」

モノクマ「みんな隣のホールに移動してもらえるかな」

20 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:40:54.60 ID:zL2SUHWw0

モノクマに言われるまま移動する48人。

移動した先のホールには、48個の大きなカプセルが置いてあった。



モノクマ「みんなの目の前にあるのがバーチャル空間へのダイブ装置だよ」

モノクマ「ダイブ機能だけじゃなくて、ダイブしている間の生命維持装置も備えているからね」

モノクマ「48人で戦うから長い時間かかるだろうけど、その間における現実の身体の諸々をサポートしてくれるよ」

モノクマ「そういうわけでそれぞれカプセルに入ってください!」



苗木「何かすごいお金がかかってそうだな……」

苗木(モノクマに勧められるままカプセルに入って寝そべったところでカプセルが閉まった)



モノクマ「さてこのままホープロワイヤル開始……の前に大事なことがあるよね」

モノクマ「そう、優勝したときに叶えてもらうそれぞれの希望の設定だよ!」

モノクマ「みんなの前に入力装置が出てきたと思うから入力してね。全員が入力した時点でゲームをスタートするよ」
21 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:41:27.42 ID:zL2SUHWw0

苗木「希望の入力……あ、そうかゲームの開始前にするんだったね」

苗木(ルールとしては覚えていたけど、理解が追いついていなかった)



苗木「優勝したら希望ヶ峰学園に叶えてもらう希望……か」

苗木「あー何でもいいってなると、何を希望すればいいのか難しいな」

苗木(誰かに相談したかったけど、カプセルは閉まっていて他の生徒とはコミュニケーションは取れない)

苗木(ルール解説の後すぐここまで来たし、みんなも相談する時間はなかっただろう)



苗木「こういうとき一般的な望みは富とか権力とか名声だけど……」

苗木「んーどれもしっくりこないし……」

苗木「あ、何でもいいなら――」



『希望:世界平和』



苗木「これでよし、っと」
22 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:41:55.66 ID:zL2SUHWw0

苗木(それからしばらくするとモノクマたちの声が聞こえてきた)



モノクマ「うぷぷっ、どうやらみんな希望の入力を終えたみたいだね!」

モノミ「みんな個性的な希望でちゅね!」

モノクマ「じゃあ準備も全て終えたし……始めようか!」



モノクマ「超高校級とも呼ばれる才能から希望とも称される君たちによる頂点を決める戦い」



モノクマ「ホープロワイヤル――スタート!!」



苗木(モノクマの開始宣言と同時にカプセルの内部が発光する)

苗木(目が眩むと同時に意識も段々と遠くなり……)

苗木(そして――)

23 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:42:27.34 ID:zL2SUHWw0





苗木「ここは……」

苗木(気が付くと僕は周囲を家に囲まれた道路に立っていた)





<住宅地>

苗木「……あ、ここはもうバーチャル空間なのか」

苗木(認識が遅れたのは圧倒的リアル感のせいだった)

苗木(家に触ることも出来るし、風も感じるし、土の匂いをかぐことも出来る)



苗木「本当にゲームが開始したんだな……」

苗木(認識を切り替える。ポケットを漁ると説明通り電子生徒手帳が入っていた)

苗木(唯一の装備だ、ひとまず確認してみよう)

24 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:43:03.77 ID:zL2SUHWw0

苗木(表示出来るのは現在の時間……朝の10時か)

苗木(島の地図と現在地は……この住宅地だけでもかなり広いのにそれでも島の一部みたいだ)

苗木(これだけ広い島だと48人いても他の生徒と会うのは一苦労するだろう)

苗木(残りの人数も始まったばかりだから48人から減ってないみたいだ)

苗木(ルールはさっき説明されたとおりで)

苗木(そして自分の能力と希望は……)



『能力:超高校級の幸運』

『50%以上の確率を100%に出来る。ただし自分の行動のみ。一日五回まで使用可能』

『希望:世界平和』



苗木(能力は説明のときに開示されたとおり、そして希望もさっき設定したとおりだ)

25 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:43:32.26 ID:zL2SUHWw0

苗木(一通り電子生徒手帳を確認した僕は次の行動を考える)

苗木「とりあえずこの道路にいるのは危険だよね」

苗木(周りから丸見えのため、誰かがこの住宅地に来た場合すぐに見つかってしまう)

苗木(身を隠すために僕は一つの住宅の中に入った)



苗木(住宅には生活感が一切感じられなかった)

苗木(それなのに家具などは一式そろっていて、不思議な感じがする)

苗木(僕は外から簡単に見つからないように二階の一室に入り中から鍵を閉める)

苗木(落ち着ける場所を手に入れた僕はこのゲームにおいてどう行動するべきかを考える)

26 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:44:19.50 ID:zL2SUHWw0

苗木「サバイバルゲーム……って主に取れる方針は二つだよね」

苗木(他の参加者を倒しまくるか、潜伏して人数が減るのを待つか)

苗木(腕に自信があるなら前者を取った方がいい気もするけど……)

苗木(他の超高校級と正面から当たって勝てる自信はない)

苗木(ならば潜伏するしかない)



苗木(幸いにもここは住宅地というだけあってたくさんの家がある)

苗木(その中から僕が潜んでいる家を見つけ当てるのは不可能……)

苗木(いや、虱潰しに探せばいつかは見つかるわけだけど、それでも時間はかかる)

苗木(まだゲームも開始したばかりだし、すぐに見つかるようなことはないはず)

苗木(だから落ち着いて潜伏して――)
27 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:44:52.62 ID:zL2SUHWw0



だっ、だっ、だっ、だっ!



苗木「っ……!!」

苗木(部屋の外から音が聞こえる)

苗木(これは……この家の階段を登る音!?)

苗木(っ、どうして……!?)



苗木(混乱するも状況は待ってくれない。足音が僕の潜む部屋の前までやってきたのが感じられる)

苗木「…………」

苗木(外にいる人に気づかれないように可能な限りの気配を消す)

苗木(緊張で心臓の音がやけにうるさく感じられる)

苗木(大丈夫……大丈夫だ)

苗木(もし入って来ようとしても部屋には鍵をかけてある。中には入ってこれない)

苗木(お願いだからそのまま去って……)



パンッ! パンッ!



苗木「えっ……!?」

苗木(祈る僕の前で、銃声が轟いた)

苗木(銃弾がドアを破壊したようで、こうなると鍵も意味を為さず)

苗木(その人が部屋の中に入ってくる)

28 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:45:26.04 ID:zL2SUHWw0



霧切「……見つけたわ、苗木君」



苗木「霧切さん!」

苗木(入ってきたのは頼もしいクラスメイト)

苗木(霧切さんの姿に一瞬喜ぶが……)



十神『考えてもみろ。最後まで残った一人が優勝……つまり自分以外全てが敵というわけだ』



苗木「あ……」

苗木(ルール説明のときの十神君の言葉を思い出す)

苗木(そうだ、いつもは仲間の霧切さん――でも今は敵で)

苗木(その彼女は片手に扉を破壊するために使ったと思われる銃を持っている)



霧切「全く手間をかけさせないで欲しいわね」



苗木(逃げ場のない部屋)

苗木(追いつめられた僕は正に絶体絶命で――)
29 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:45:52.44 ID:zL2SUHWw0



――同じ頃、各所でも衝突が起こっていた。



<森林地帯>

大神「最初の相手はお主か」

辺古山「くっ……!」



<峡谷地帯>

日向「七海……」

七海「日向君」



<海岸地帯>

赤松「ここまで知り合いと会うとは思わなかったな……」

春川「そうだね」

百田「本当に戦わないといけないのか?」

最原「…………」



30 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:46:18.96 ID:zL2SUHWw0





こうしてホープロワイヤルの火蓋は切って落とされたのだった。



31 : ◆YySYGxxFkU [saga]:2019/01/29(火) 23:55:36.37 ID:zL2SUHWw0
今日はここまで。

以前夢野ニューゲームというssを書いてた者です。
その反省会で触れていたホープロワイヤルという話を今回投稿することにしました。
お付き合いしてもらえるとなによりです。

この話三ヶ月ほど前からpixivの方で掲載していて、話も軌道に乗ってきたのでこちらの方にも掲載することにしました。
あちらではすでに七話まで投稿しているので続きをすぐに読みたいという方はこちらからどうぞです。
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10257530

続きの話も明日以降このスレに投下していきます。





また宣伝になりますが現在なろう系の異世界召喚のオリジナルssも連載しています。
気になった方はこちらもよろしくお願いします。

男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1541083316/
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/30(水) 12:46:04.63 ID:1zIdWeeLO
乙、やっぱりニューゲーム書いてた人だったか
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/02/02(土) 17:37:59.71 ID:wl9D4z8n0
疑問。
なんで全員が殺し合いを受け入れているのか。
いくらバーチャル空間だから実際に死ぬわけじゃない、希望ヶ峰学園が願いを叶えると説明されても大半が「こんなことしてまで願いなんて叶えたくない」って拒否すんぞ。
作者は一から原作をプレイし直した方がいい。
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