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THE 3名様〜六番目の穂乃果〜
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28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 17:51:02.09 ID:+A2bynE30
凛「雨の日って暇にゃ〜」
にこ「別に暇じゃないでしょ?午後からやる事いっぱいあるんだから」
凛「午前中からやればいいのに。ドリンクバーも無限に飲めると思ったらなんだか飽きて来たにゃ」
にこ「無限には飲めないけどね」
穂乃果「地球って本当に丸いのかな?」
にこ「はあ?何よいきなり?」
穂乃果「だって見た事ないでしょ?地球」
にこ「じゃあ、今にこ達が立ってるここはなんなのよ?」
穂乃果「そう言う事じゃなくて。宇宙からに決まってるじゃん」
にこ「決まってるじゃんって言われてもね」
凛「今のはにこちゃんが悪いよ」
穂乃果「だよね?」
凛「うん」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 17:59:50.73 ID:+A2bynE30
にこ「そうやって誰が一番悪いとか決めるのにこ好きじゃないな〜」
凛「普段にこちゃんが一番言いそうだけどね」
にこ「そんな事ないわよ」
穂乃果「ね〜話がズレてるよ。地球の話」
にこ「地球が丸いかって?丸いに決まってるじゃない。惑星なんだから」
穂乃果「え?そう言う事なの?」
にこ「だって丸くなかったら上手く回らないでしょ?」
穂乃果「たしかに。じゃあ、惑星は全部丸いんだね」
にこ「それは…さあ?」
穂乃果「さっき自分で言ったのに」
にこ「そんな事は言ってないわよ」
穂乃果「言ったじゃん。地球は惑星だから丸いって。ねえ?」
凛「うん。凛も聞いてた」
にこ「くっ…ふん。そうやって二人で結託して。ほんと、多数決って良くないわ」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 18:10:06.61 ID:+A2bynE30
穂乃果「別に多数決どうのこうのって話しでもないよ」
凛「そうだよ。にこちゃんの話が矛盾してるんだもん」
にこ「もういいわよ。にこが悪かったわよ。これでいいでしょ?」
穂乃果「うん」
凛「納得にゃ」
にこ「いや…そこはそんな事ないよとか…」
穂乃果「もうそんな事は本当にどうでも良いから。結局地球は丸かったのかどうか?」
にこ「だから、結論出たじゃない。丸くなきゃ上手く回らないって」
凛「でも、どうして丸くなきゃ上手く回らないの?」
にこ「そりゃあ…バランスが悪いからよ」
穂乃果「それに言う程回ってる感じしないしね?ジャンプしたって同じ場所に着地するもんね?」
にこ「それは…確かに…」
凛「え?それは理科の時間で慣性の法則だって習ったよ?」
穂乃果「え?何それ?凛ちゃんそんな事知ってるの?」
凛「詳しくは説明出来ないけど先生が言ってたよ!」
穂乃果「本当?」
にこ「私達が何も知らないと思ってそれっぽい事言ってないでしょうね?」
凛「そんな事しないよ。言っておくけど凛が出来ないのは英語だけだからね」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 18:16:21.98 ID:+A2bynE30
穂乃果「そ、そうなんだ。意外と博学なのか」
にこ「いや、凛の言ってる事が合ってるとは限らないから」
穂乃果「え?じゃあさ、地球が回ってるのももしかしたら…カンセンの法則?」
凛「慣性だよ!でも…そうかも知れないにゃ。なんか宇宙にまつわる法則だった気がするにゃ」
穂乃果「そうだったのか。それも驚いたけど凛ちゃんが理科に詳しいのに驚いたよ。よっ!科学博士!…科学でいいんだよね?」
凛「理科だもん」
にこ「まっ、でも。凛の言ってる事が合ってる分からないし取り敢えず真相は闇の中って事で。宇宙の話だけに」
穂乃果「…」
凛「…」
にこ「無言で結託するのやめなさいよ!」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 20:24:28.29 ID:+A2bynE30
「穴」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 20:33:49.87 ID:+A2bynE30
店員「デラックスサンデーのお客様〜」
凛「は〜い」
店員「バームクーヘンのお客様」
穂乃果「はい!」
希「おぉ!良い返事や」
穂乃果「へへ〜褒めて褒めて」
希「はいはい。穂乃果ちゃんはええ子やな〜」
凛「今日も平和にゃ〜」
穂乃果「さ〜てと、ではさっそくデザートを食べようかな。褒めてくれたから希ちゃんに一口あげよう」
希「おっ!ええの?褒めてみるもんやな〜。ふふっ」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 20:39:08.11 ID:+A2bynE30
穂乃果「でしょ?」
凛「穂乃果ちゃん偉いにゃ」
穂乃果「凛ちゃんは完全に欲しいから褒めたでしょ?別に一口くらいいいけどさ」
凛「やった!ラッキーにゃ〜」
希「でも、あれやな。個人の感覚の違いもあるんやろうけど。バームクーヘンがデザートなんやなぁ」
穂乃果「デザートじゃない?」
希「正直ファミレスのメニューあるのもビックリしたわ。まあ、ケーキみたいなもんなんかな」
穂乃果「多分ね。穂乃果はただカットされてるケーキを食べるより丸々バームクーヘン食べる方が良いかな〜なんて思っただけだけどね」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 20:52:23.73 ID:+A2bynE30
希「穂乃果ちゃんらしいなぁ」
穂乃果「でもね〜バームクーヘンとかドーナツとか食べる度に思うんだけどさ。この穴にも生地が詰まってれば良いのになぁって。だってさ勿体ないじゃん?あと竹輪も」
希「穂乃果ちゃんらしいなぁ…。勿体ないって別に穴をくり抜いて捨ててる訳じゃないからね?」
穂乃果「え?違うの?」
希「ちゃうよ。バームクーヘンとか竹輪は穴の部分に元々棒が刺さってるんよ。作る時棒を回しながら焼くの」
穂乃果「そうだったんだ。生まれてこの方ずっと勘違いしてた」
希「可愛らしい勘違いやな」
凛「ねえ?恥ずかしい?穂乃果ちゃん勘違いして恥ずかしい?」
穂乃果「え?ん〜まあ、多少は」
凛「穴あるよ?バームクーヘンの!食べかけだけど!」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 21:03:03.80 ID:+A2bynE30
「恋愛相談」
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 21:09:05.34 ID:+A2bynE30
穂乃果「はい、海未ちゃん。お茶で良いんだよね?」
海未「ありがとうございます」
穂乃果「いえいえ」
にこ「にこのは?」
穂乃果「あっ、ごめん。忘れてた」
にこ「あっ、そう」
穂乃果「あの…さ…」
海未「どうしたのですか?」
穂乃果「実は二人に相談があって」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 21:18:55.75 ID:+A2bynE30
海未「私と…」
にこ「にこに?」
穂乃果「うん。二人じゃなきゃダメなんだ」
にこ「何よ?私達じゃなきゃダメな事って」
穂乃果「実は…恋愛相談って言うか…」
にこ「恋愛?誰の?」
穂乃果「私の…」
にこ「私って?どこの誰よ?」
穂乃果「目の前の!にこちゃんの目の前に座っている女の子の!」
にこ「私の目の前にはガサツな女の子が座ってるけど」
穂乃果「そのガサツな女の子が恋をしたんだよ」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 21:25:09.40 ID:+A2bynE30
にこ「ダメよ」
穂乃果「何が?」
にこ「分かってるんでしょ?にこ達はアイドルなのよ?」
穂乃果「だからにこちゃんに相談してるんじゃん」
にこ「だったらにこがなんて言うかくらい想像出来たでしょ?ラブライブだってあるのよ?分かってんの?」
穂乃果「分かってるよ。彼氏が出来たって全力でやるし…」
にこ「彼氏がいるアイドルなんて前代未聞だって言ってるのよ。だいたい…」
海未「にこ…ちょっとだけ静かにして頂いてもよろしいですか?」
にこ「な、何よ?」
穂乃果「海未ちゃん?」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 21:53:14.06 ID:+A2bynE30
海未「あなたは本気なのですか?」
穂乃果「ほ、本気だよ。これからも優勝を目指して」
海未「そうじゃありません。その…本気で好きなのですか?」
穂乃果「え?う、うん」
海未「そうですか。私は…正直、恋愛の事は全く分かりませんし穂乃果に恋人が出来ると聞いて複雑な気持ちです」
穂乃果「そう…なの?」
海未「小さな頃からずっと一緒だった穂乃果が遠くへ行ってしまう様な気がして。凄く寂しい気持ちになります」
穂乃果「あ、あの…」
海未「今までもそうでした。いつも隣にいる様で…あなたはいつも先へ行ってしまう。だから…大変でしたよ。ずっと…」
にこ「あの…海未?」
海未「きっと…いつかはこんな日が来るとは思っていました」
穂乃果「あのね…海未ちゃん?」
海未「応援しますよ。もう、穂乃果の隣には別の人が立っているのですね。だから、せめて…貴女の背中を押してあげる事くらしいか私にはもう出来ませんから。きっと、ことりも同じ事を言うと思います」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 22:01:02.79 ID:+A2bynE30
穂乃果「て…テッテレ〜。じ、実はドッキリでした〜なんて…」
海未「は?」
にこ「だから…ドッキリなのよ。穂乃果が恋をしたなんて。この間やってテレビの真似をしただけなの」
海未「私を騙したと?ふたりで?」
穂乃果「は、はい」
海未「し、信じられない…」
穂乃果「ご、ごめん」
海未「…」ガタッ
穂乃果「海未ちゃん?どこに?」
海未「帰ります。さようなら」
穂乃果「ちょっ…海未ちゃーーーん」
にこ「こ、これは…やばっ」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/19(土) 22:08:06.09 ID:o8I0LjeZ0
これは海未ちゃん激おこでも仕方ない
>>35
凛ちゃんキレッキレでワロタwwwwww
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 22:27:32.78 ID:+A2bynE30
「続・恋愛相談
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/19(土) 22:45:16.16 ID:NqzxIbSXO
会話が面白いなぁ
三人って色々バランス良いね
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 22:51:20.38 ID:+A2bynE30
絵里「はっきり言ってあげましょうか?」
穂乃果「はい」
絵里「あなた達二人のした事は最低な事よ?」
穂乃果「はい」
絵里「なぜそんな事したの?」
にこ「前の日にテレビのバラエティで似た様なドッキリがやってて」
穂乃果「偶然、穂乃果とにこちゃんがそれを視聴してたので」
にこ「だって、まさか海未があんな反応をするなんて思わないじゃない?」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 23:02:18.78 ID:+A2bynE30
絵里「海未があの時どんな気持ちだったか分かる?」
穂乃果「きっと怒りで」
絵里「怒りもそうかもしれない。でも、それ以上に悲しかったはずよ?それが分からない貴女達じゃないでしょ?」
穂乃果「うん…」
絵里「だったら想像しなさい。行動を起こす前に考えなさい。相手がどう思うかを。私だったらそうするわ。もし…もし…希が……グスッ」
穂乃果「え?絵里ちゃん?」
絵里「もし…グスッ…ごめんなさい。想像したら…グスッ…」
穂乃果「絵里ちゃん、ハンカチ…」
絵里「ありがと」
穂乃果「鼻かまないでね」
にこ「一日に何回泣かせばいいのよ…」
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 23:08:29.77 ID:+A2bynE30
「続続・恋愛相談」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 23:21:34.71 ID:+A2bynE30
にこ「海未?いい?あのね」
穂乃果「あの…海未ちゃん? この間の事なんだけど」
海未「もういいです」
穂乃果「そんな事言わないでよ。やだよ。聞いてよ」
海未「もういいです」
穂乃果「そんな…やだよぉ。海未ちゃぁぁぁん。やだ…やだ…穂乃果の事嫌いにならないでよ。悪かったって反省してるし…グスッ…こんな事言ったらもっと怒る…ヒクッ…怒るかもしれないけど…海未ちゃんが穂乃果の事を…あんな…風に…あんな…うぁぁぁぁぁん…嬉し…嬉しい…うぁぁぁん…ごべん…ご…」
海未「ですからもういいと言ってるじゃないですか」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 23:31:46.94 ID:+A2bynE30
穂乃果「ぞんなごと…ぞん…ブァァ」
にこ「あんた…何言ってるかわからないわよ?」
海未「だから…もう…何度繰り返すつもりですか?もう怒ってないと言っているでしょ?他のお客さんもこっち見てますよ」
穂乃果「ふぇ?」
海未「はあ…よく話を聞きなさいと昔から言っているでしょう?」
穂乃果「おごっでないの?」
海未「怒ってないです」
穂乃果「本当?」
海未「本当です。と言うか…まだ多少のモヤモヤはありましたが今のあなたを見てて馬鹿らしくなって来ました」
穂乃果「海未ちゃん…」
にこ「取り敢えず涙拭きなさいよ。顔ぐしゃぐしゃよ?」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/19(土) 23:42:04.51 ID:+A2bynE30
穂乃果「あり…ヒクッ…ありがと」チーン
にこ「あぁ…なんで鼻かんでるのよ…」
海未「あの時、本当はホッとしていたんです」
穂乃果「どう言う事?」
にこ「にこのハンカチが…」
海未「穂乃果に恋人が出来たと言うのが嘘で良かったって。もちろん、怒りや悲しみもありましたよ?でも、安堵の方が大きかったです。それを悟られたくなくて少し大袈裟に怒ってしまったんです。私もバカですよね。でも、あの時のあの言葉に嘘偽りはありません。いつか…お互いその時が来たら。ね?」
穂乃果「海未ちゃん…海未ちゃーーーーん」
海未「わっ、ちょっ…服に鼻水がつくじゃないですか」
穂乃果「だってぇぇぇぇ。うぁぁぁぁぁん」
海未「もう」
にこ「にこのハンカチが…」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/19(土) 23:46:06.38 ID:o8I0LjeZ0
やっぱりほのうみなんですよねぇ
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/20(日) 01:12:20.03 ID:wgOnOR1pO
元は自業自得だけど想いが伝わって良かった
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/20(日) 10:32:45.89 ID:XJmYA0zr0
「呼称」
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/20(日) 10:43:31.54 ID:XJmYA0zr0
凛「でね、海未ちゃんのスイッチが入っちゃって大変だったんだよ。明日の早朝からアタックをかけましょーとか言って」
花陽「山登ったの?」
凛「なんとか止めたにゃ。次の日普通に学校だし」
真姫「海未ってたまに暴走するわよね」
凛「たまにじゃないよ。しょっちゅうだよ」
花陽「あはは」
凛「たまにはさ真姫ちゃんが海未ちゃんの相手をしてよ」
花陽「凛ちゃん…その言い方は…」
真姫「無理よ。登山なんて。海未だって分かってるから凛や希を誘うんじゃないの?」
凛「なんで?なんで凛は大丈夫なの?」
真姫「いつも元気だからじゃない?」
凛「それなら穂乃果ちゃんとかにこちゃんだって元気だよ」
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/20(日) 10:48:02.22 ID:XJmYA0zr0
にこ「穂乃果とにこちゃんの場合は元気だけど体育会系って感じじゃないし」
凛「凛だって体育会系じゃないにゃ!!いつの間に体育会系になったの?」
真姫「海未に付き合ってるからじゃない?」
花陽「確かにリリホワって体育会系のイメージがあるよね」
凛「そんなのってないにゃ〜」
真姫「諦めなさい」
凛「ブー」
真姫「ブーブー言ったって仕方ないでしょ」
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/20(日) 11:04:59.14 ID:XJmYA0zr0
凛「そうだね。にゃあにゃあ言うよ」
真姫「そこは言うにゃじゃないのね」
花陽「今の真姫ちゃん可愛い」
真姫「え?いや…やめてよ」
凛「照れてるにゃ〜」
真姫「うっさい」
凛「知ってる?真姫ちゃんの言葉遣いが悪くなる時はかなり照れてる時だよ?」
花陽「う、うん」
凛「照れてるついでに質問ね?さっきふと思ったんだけど…」
真姫「なによ?」
凛「なんでにこちゃんの事はちゃん付けで呼ぶの?」
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/20(日) 11:22:39.23 ID:XJmYA0zr0
真姫「は?何よ急に」
凛「海未ちゃんとか穂乃果ちゃんの事は呼び捨てしてるのににこちゃんの事はちゃん付けだから。ことりちゃんだった呼び捨てでしょ?」
真姫「そ、それはあれよ?にこちゃんは最上級生だし」
凛「絵里ちゃんと希ちゃんは?むしろあの二人の方が最上級生っぽいけど」
真姫「絵里と希は…絵里ちゃんとか呼びづらいでしょ?」
凛「そんな事ないよ?凛呼んでるもん」
真姫「そ、それは…」
凛「先輩禁止って皆んな一斉だったし。真姫ちゃんはなかなか出来なかったけど」
真姫「それは今はいいでしょ。別に特別な理由はないのよ!なんとなくにこちゃんはにこちゃんだったの」
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/20(日) 11:27:14.43 ID:XJmYA0zr0
凛「変えてみれば?」
真姫「今更?無理に決まってるじゃない。私がにこなんて呼んだら変じゃない」
凛「別に変ではないけど」
真姫「とにかく…私はこれかはもにこちゃんの事はにこちゃんって呼ぶから」
凛「一生?」
真姫「一生よ」
凛「どんな事があっても?」
真姫「それは…もう…。ケースバイケースで…ってなんでこんなくだらない事で悩まなきゃいけないのよ」
凛「そう言うものだよ、人間なんて」
花陽「凛ちゃんは何目線なんだろう…」
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/20(日) 12:37:36.97 ID:XJmYA0zr0
「寝不足」
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/20(日) 12:41:54.20 ID:XJmYA0zr0
凛「ラーメン美味しいにゃ〜」
希「ラーメン好きやなぁ」
にこ「お待たせ…」
希「おっ!にこっち来たやん。えっ!!?」
にこ「何よ?」
希「にこっち…どうしたん?」
にこ「んあ?」
希「目の下クマのが凄いんやけど」
にこ「え?嘘?どんな感じ?」
凛「えっと…似合ってるよ?」
にこ「え?本当?良かった〜…って何言ってんのよ!」
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/21(月) 00:10:58.85 ID:M+V8Er3o0
凛「あっ…違った?」
にこ「当たり前よ!わざとやってるでしょ」
希「でも珍しいなぁ。特に美容に拘ってるにこっちがクマを作るどころかそれに気づかないなんて。朝鏡見て来なかった訳でもないやろ?」
にこ「まあ…鏡はもちろん見てきたけど…」
希「それで気が付かないなんてよっぽど寝不足なんやろ?無理して来なくても良かったのに」
にこ「いや…だって約束は守らなきゃいけないと思って」
凛「遅くまで何してたの?」
にこ「最近売り出しのアイドルの特集が組まれてて。それが夜中にやってたから…つい…」
希「なるほどなぁ」
にこ「はあ…アイドル失格ね。クマなんか作って出歩いて」
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/21(月) 00:19:41.08 ID:M+V8Er3o0
希「もう帰って寝た方がええんやない?」
にこ「いや…今帰って寝てしまったら夜眠れなくなっちゃうし」
凛「明日学校だもんね」
にこ「でしょ?それだと困るじゃない?」
凛「確かに」
希「別に問題ないやろ?」
にこ「問題あるわよ」
希「どうせ授業中寝てるんやから。二人とも」
にこ「え?いや…それは…」
凛「学年違うのにどうして凛が寝てる事知ってるの?」
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/21(月) 00:33:20.85 ID:M+V8Er3o0
「敬語」
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/21(月) 00:38:00.16 ID:M+V8Er3o0
凛「何を食べようかなぁ。二人とも決めた?」
真姫「ごめん。まだ」
海未「私もまだです」
真姫「どうせ凛はラーメンにするんじゃないの?」
凛「うん。味噌にしようか醤油にしようか悩んでたの」
真姫「ラーメンは決定なのね」
海未「私は何にしようかなぁ」
凛「え?」
海未「え?何です?」
凛「今、海未ちゃん喋り方がいつもと違ったにゃ」
海未「そうですか?」
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/21(月) 00:43:54.16 ID:M+V8Er3o0
凛「うん。いつもみたいに敬語じゃなかったもん。何を食べようかなぁって」
海未「別にそれは…独り言ですし」
凛「でも珍しいよね?レアだよね?」
真姫「そうね。確かに海未が敬語以外で喋るのって新鮮よね」
海未「真姫まで…ですから今のは…」
凛「海未ちゃんもう一回!もう一回だけ喋ってよ」
海未「え?やです」
凛「え〜なんで?」
海未「そういう風に言われると…なんだか恥ずかしいじゃないですか」
凛「そうかな?」
海未「そうです」
真姫「いいじゃない、海未。一回くらい」
海未「真姫までなんなのですか?」
凛「珍しく弄る側に回ってるから嬉しいだよ」
真姫「そんなんじゃないわよ!」
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/21(月) 08:35:25.22 ID:T2pMx3EqO
思わず素が出たのか、可愛い
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/21(月) 10:35:56.32 ID:F1VfpI9NO
凛「ね〜海未ちゃん。お願い!もう一回言ってみてよ」
海未「やです」
凛「お願い。ちょっとだけ」
海未「嫌ですってば」
凛「なんで〜。凛もやるから〜」
海未「別に結構です」
凛「一生のお願い〜」
海未「いーや」
凛「あっ!今の!今のそれっぽかったにゃ」
海未「だったら満足したでしょう?」
凛「でも…聞く準備してなかったから…」
海未「何ですか?聞く準備って…」
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/21(月) 10:39:46.51 ID:F1VfpI9NO
凛「急に来るから」
海未「急にも何もないでしょう?全く…」
凛「お願い。もう一回」
海未「もうしません」
凛「な〜ん〜で。ずるいにゃ」
海未「意味が分かりません」
凛「海未ちゃ〜ん」
海未「しつこい!やらないと言ったらやらない!!!」
凛「あっ…はい。ごめんなさい…」
真姫「今のもそうなんじゃない?」
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/21(月) 22:01:08.78 ID:M+V8Er3o0
「選択」
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/21(月) 22:06:37.04 ID:M+V8Er3o0
穂乃果「でさ〜そういう時にガッとなるんだよ」
希「へ〜そうなんや」
穂乃果「うん。ねえ、絵里ちゃん?」
絵里「なあに?」
穂乃果「もし絵里ちゃんが男の子だったらμ'sの中で誰を彼女にしたい?」
絵里「え?な、何?急に?」
希「穂乃果ちゃんと話してたんよ。自分が男の子だったら誰と付き合いたいかって」
絵里「人がドリンクバーに行っている間に…」
穂乃果「ねえ?絵里ちゃんなら誰を選ぶ?」
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/21(月) 22:15:48.36 ID:M+V8Er3o0
絵里「誰って…」
絵里(そんな事言われたって皆んなをそんな風に見た事はないし。いきなり聞かれても困るわよ。どうしよう。やっぱり、ここは希?穂乃果?ん〜選ばなかった方が可哀想だし。かと言って他の子を選ぶのも…)
穂乃果「なんか急に黙っちゃったけど?」
希「真剣に悩んでるやん」
絵里(ん〜…花陽やことりと結婚したら穏やかに過ごせそうだけど…ことりの場合理事長がお母さんか…ちょっと気まずいなぁ。海未や真姫は…私やっていけるかしら?後継とか大変そうだもんね。凛とにこ…ん〜なんか…にこって所帯染みてそう。既に…ってやっぱり無理よ)
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/21(月) 22:22:01.22 ID:M+V8Er3o0
希「えりち、悩み過ぎやろ…。結構本気で考えてるん?」
穂乃果「え?って事割と本当にμ'sの中に…」
絵里「え?違う違う。そんな訳ないじゃない」
希「必死になって否定されると余計に怪しく感じるわ」
穂乃果「たしかに」
絵里「なんでそうなるのよ。μ'sのメンバーをそんな風に見た事ないから!」
希「本当かなぁ?」
絵里「本当だって。それにあれだし?私…男好きだし!」
穂乃果「それはそれで…」
希「テンパって変な言い訳の仕方してしまってるやん」
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/21(月) 22:22:41.12 ID:M+V8Er3o0
完
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/21(月) 22:37:27.45 ID:YL6eVDQO0
なんか意味深なオチ
今回もおつおつ
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/21(月) 22:47:59.85 ID:a+TSYKZdO
結局誰選ぶんだろうな〜
ほののぞが誰を話題にしてたかも気になるところ
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/22(火) 13:16:11.15 ID:Vfczl3DzO
乙
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/26(土) 22:08:51.35 ID:io5amfv4O
乙
面白かった
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