まる子、デスゲームをする 【後編】

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20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/11(金) 23:31:23.09 ID:NvtqDkSpO
今度は城ヶ崎さんが狂ったか
おつ
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/13(日) 20:48:04.27 ID:F7iJqB+F0

これを楽しみに生きている
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/15(火) 18:32:07.77 ID:xw4vWUXD0
藤木「えっと…確かクエスト報酬に…『一定時間素早さ10倍アップ』が…あった…よし!」

藤木は能力を発動すると関口を置いてどこかへ消えてしまう。

関口「おいおいおい待て待て待て置いてくなよっ!!ふざけんじゃねぇ!!ふじ…」パァン

山田「あはははははっ、お腹にトンネルができたじょー」

山田「藤木くんは見失っちゃったじょー。しょうがないなぁ」


………



長山「動かないでね、手が滑るとすぐ殺しちゃうから」

野村「待って…!長山くん…お願い…許して… 」

長山「ん〜…懺悔は聞いてないんだよなぁ…まぁいいか、君のアイテムは?」

野村「私のは太刀…アイテム渡すから…お願い…」

『つかいかた。氷を操ることが出来る刀。降れば自由に氷を出現させることが出来るよ。レア度星4』

長山「おお…かっこいいね…試して見るか…」

野村「試すって…まさか私に…」

長山「勘がいいね野村。その通りさ」

野村「きゃあああっ…!!」

長山が剣を振ると、冷気が周りを漂い野村を凍らせてしまう

長山「おお…凍った…これって死んでるのかな?」

『野村、死亡!死亡!お疲れ様でした。』

長山「あっ、死んだ…結構強いね、コレ」


………


花輪「みんな遠い所にいるねベイベ…」

野口「前田の奴は山田さんを仲間にしたようだね。」

花輪「前田君みたいに殺しにくる人がいる可能性も視野に入れて行動しなきゃだね…」

野口「今生き残っている中で信用出来そうなのは…大野や杉山、さくらさんやほなみさん程度だけど…皆すぐには会えそうにない距離…」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/15(火) 18:32:54.30 ID:xw4vWUXD0
前田「ちゃっちゃと歩きなさいよ!前が詰まるじゃないの!」

かよ子「ご…ごめん…」

前田「アンタが死んでもどうでもいいけど私が殺されたらどうするのさ!」

かよ子(うぅ…誰か助けて…これじゃ奴隷だよ…)




【その後何も起きることなく日は暮れ…】

まる子「もう6時…お腹すいたなぁ…」

『リーンリンランラーンソーセージ』

突然腕時計が鳴り出し、腕時計のモニターにはコジコジが映る

コジコジ「ご飯の時間だよ。君たちの足元に2食分の食料、水そして包帯をプレゼントだよ。中に入ってる黒い玉に食べたい料理を言えばそれが出てくるよ。」

はまじ「…本当かぁ?じゃあ…ハンバーグ…」

はまじ「うおおおっ!ホントにハンバーグになりやがった!」

まる子「ええっ、凄いね…私も…ハンバーグ!!」

はまじ「ホラおめぇもしゃーねーから1口やるよ。」

おてもやん「ウチは人間みたいに飲み食いはせーへん。」

はまじ「人の親切は受け取るもんだぜ…ほらっ」

はまじは無理やりおてもやんの口にハンバーグを入れて

おてもやん「もご…余計な事を……ほー…割といけるやん…」

まる子「最初は驚いたけど、なんか人間らしくなってきたね。」

おてもやん「ふん…そんなん言われてもうれしないわ」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/15(火) 18:33:30.78 ID:xw4vWUXD0
関口「あああああっ…痛い…痛ぇ…まだ生きてるのが奇跡…だぜ…」

関口「藤木のやつ…絶対ぶっ殺してやる…」

関口「この箱にある…包帯を巻けば…助かるか…?」

関口は血塗れの腹に包帯を巻くと痛みがどんどん引いていき

関口「はぁっ!?マジかよ…治りやがった……クソが…もう人なんて信用しねぇ…」

関口「次会ったやつは誰であろうと殺してやる…」


………


大野「おぉ…すげぇな、ホントにラーメンになりやがった…」

冬田「ねぇ…何か寒くない…?」

大野「…あぁ…右手が疼きやがる…誰かいるな…?」

???「…やぁ」

大野「…?あぁ…お前は…長山か…」

長山「久しぶりにあった気がするね大野…今僕は誰でも殺せそうなんだ…」

長山が背負っている太刀を抜くとそこから凍てつくような風が舞い

長山「さぁ…とことん殺れるよ」

大野「…おい待てよ…!俺はお前と殺し合うつもりなんかね…」

しかし大野の意志とは逆に、右腕の黒竜が自動的に発動し長山に襲いかかる

長山(黒龍…!いいね、ワクワクさせてくれるよ)

長山は瞬時に白いチョークで円を描き攻撃を防ぐ

長山「かっこいい龍じゃないか、大事にしなよ…!」

氷を纏わせた刀は大野に向けて振り下ろされるが、それを咄嗟によけ

長山「あらぁ…避けちゃったねぇ…」

大野が攻撃を避け、太刀の先が地面に刺さるとそこから大きな氷柱が出現し真っ直ぐ冬田に襲いかかる

大野「冬田ァっ!」

冬田を守るため、黒龍に長山を喰わせようとするが間に合わず…

長山「綺麗にヒットした…ハハハ」

冬田「おお…の…くん…好……」

氷柱は冬田の胸を貫き、コジコジから貰った包帯を使う余地もなく死亡してしまう

『冬田、死亡!死亡!お疲れ様でした。』
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/15(火) 18:34:40.53 ID:xw4vWUXD0
大野「長山あああああっ!!」

大野「おい黒龍!砂漠に移動した時みたいなスピードでアイツを…冬田の仇を取ってくれ…!」

すると黒龍は体をうならせ目に追えない速さで長山に襲いかかり

長山「な…速…っ!!!??」

長山の下半身が黒龍により削り取られてしまう

長山「…ァ゙…〜っ…!」

大野「くっ…やっちまったか…」

長山「………なんてネ」

大野「!??」

長山「まさか壊…される…とは…ね」

長山「…これは分身さ…ハハハ…また会おう…」

大野「…クソ…っ!」

大野「おい黒龍…!本物の長山はど…」

振り向くと黒龍はもうその場にはおらず、すでに大野の右腕の中で眠っており

大野「数分しか出してねぇのに…燃費わりぃな…」

大野(この能力…確かに強いが…数分しか出せねぇんだな…何が地獄の力だよ…ちゃんと説明に書いとけよ…)


………


長山「カメラ7が反応しない…1体殺られたかな」

長山「でも大野の能力は把握した…ラッキーだね」

長山は先程赤のチョークを使い具現化させたのは10体の分身、そして自分の持っているアイテムと10台の小型カメラ、そしてそれを映すモニター。

長山「まさか赤のチョークでアイテムまで作れるなんてね…中々のチートじゃないか…」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/15(火) 18:35:12.07 ID:xw4vWUXD0
【午後9時…】

たまえ「結局誰にも会えなかったね…もうヘトヘトだよ…」

丸尾「ズバリ、早めに寝た方がいいでしょう」

たまえ「ここの茂みにいれば滅多に見つかることはないと思うけど…心配だなぁ」

丸尾「安心してください、この丸尾がついています!」

たまえ「う…うん…じゃあ2時間交代で寝ない?」

丸尾「いい案でしょう!じゃあ先にほなみさん、お休みになって下さい!」

たまえ「いいの…?ありがとっ…」


………


花輪「zzz…」

野口「…!!花輪、危ない…!!」

花輪「わぁっ…!!?」

野口「ちっ…寝込みを襲ってきたね」

内藤「ばれちまったな…」

内藤「ま、俺もタダのモブキャラじゃねぇって事よ。このドライバーでてめぇを分解してやろうと思ったのによ」

『つかいかた。マイナスドライバーで物を好きなように分解できるよ。プラスドライバーは物と物をくっ付けることができるよ。レア度星3』

内藤「人間を分解したら死ぬのか知らねぇけど…興味はあるぜ…!」

内藤がプラスドライバーを地面に刺すと、土が剥がれハンマーのような形になる

内藤「くたばりやがれ…!!!」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/15(火) 18:35:56.29 ID:xw4vWUXD0
………


城ヶ崎「今日はご苦労だったわねブー太郎。ご褒美…何がいい?」

ブー太郎「ご褒美…く…口にチューをして欲しいです…ブー」

城ヶ崎「………キモッ…無理。」

ブー太郎「…ブヒッ!い…今なんと…?」

城ヶ崎「だから…キモイ…って…何であんたなんかとキスしなきゃなんないの?」

城ヶ崎「アンタなんか臭いし汚いし五月蝿いし…生理的に無理…」

ブー太郎「…ハァ…ハァ…有り難き幸せだブー。」

城ヶ崎「…は…はぁっ!?」

城ヶ崎(こいつ…もしかしてM…!?ホントにキモイ…こんなやつに矢さすんじゃ無かった…)

ブー太郎「もう一度!もう一度お願いしまブー!」


…………



野口「どうだい内藤。今の気分は?」

内藤の体には4本大きな釘が刺さり、身動きが取れない状態にあり

内藤「くそ…許さねぇ…ちくしょう…」

野口「アンタはやっぱモブ止まりのキャラだったね…」

野口は藁人形の頭に釘を刺すと、内藤の額に釘が刺さり…

『内藤、死亡!死亡!お疲れ様でした。』

野口「ドライバーか…まぁまぁのアイテムだね。」

花輪「内藤クン…安らかに眠ってくれたまえよ… 」

野口「気を取り直してもう一度寝直そう…」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/15(火) 18:36:32.22 ID:xw4vWUXD0
『朝もはよから父さんが〜〜…』

前田「…!!?何だいこの音楽…」

『やぁ皆、おはよう。今の時刻は午前8時。はやくも2日目突入だよ。現在の死亡者は10名。残り32人…かな?コジコジ計算出来ないから分かんないけどね。』

『にしても10人、まぁまぁなペースだね。大体の人が殺すことに抵抗を持たない。これぞ殺し合いって感じだね。』

前田「私を抜いてあと31人殺せば…私は生き残れる…やったね」

『さぁ、2日目も張り切って殺しあおうね。』

かよ子(また前田さんに付き合わされるのか…)

前田「さぁいくよ山田。」

かよ子「う…うん…」

城ヶ崎「待ちなさい…!」

前田「この声は…城ヶ崎…だね。」

城ヶ崎「前田さんと山田さんね…。悪いけど貴方達には死んでもらうか私の奴隷になるかの選択しかないわよ…!」

前田「残念だけど…アンタのアイテムは貰うわよ!!」

前田はアイテムを発動させ、城ヶ崎のアイテムを強奪しようとするが…

城ヶ崎「残念ね、私はアイテムを持ってないの♪」

前田「はぁ…?」

前田が困惑していると背後にブー太郎が迫り

ブー太郎「城ヶ崎様のため、死ぬブー!」

『つかいかた。赤の瓶は、皮膚にかかると一瞬で溶かしてしまう毒。青の瓶は致死性のガスを放出させる瓶。黄の瓶は液体が付着した部分に天空から落雷が発生する瓶。黒の瓶は周りを真っ暗にし敵の視界を奪う瓶。白の瓶は痛覚が10倍になる瓶。これらは付属のガスマスクを付ければ自分に影響はないよ。レア度星4』

ブー太郎は黄色の瓶を投げつけるが狙いが外れ、前田の右腕に付着する。すると空から雷が落ちてきて前田の腕を破壊する
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/15(火) 18:37:13.85 ID:xw4vWUXD0
ブー太郎「付着した部分限定にしか落ちてこないのかブー…!」

前田「うぎゃああああっっ!!痛いいいっ!!おい山田!アンタも戦いなよ…!」

かよ子(あれ…なんだろこの感じ…うるさかった前田さんの叫び声が耳に馴染む…)

前田「何してんのよ!早くこいつらを…」

かよ子(あ…前田さんから血が出てる…血……)

かよ子(前にもこんな感じの……)


………


かよ子『どこかなぁ…杉山くん♪』

かよ子『えへへ…あぁぁ…杉山くんの血…美味しい……』

かよ子『いつ死んでくれるかワクワクするね…♪』?

かよ子『あーあ…まぁ…杉山くんになら…いっか……』


………


かよ子「……ぁあっ!!!」

かよ子「…血…♪」

かよ子は前田から奪われたナイフを返してもらうと、前田の左肩にナイフを突き刺す

かよ子「こんな楽しい事…なんで忘れてたんだろ…♪」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/15(火) 18:37:51.59 ID:xw4vWUXD0
今日はここまでです〜
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 23:54:13.47 ID:9DalZn7V0
おつ
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 01:15:20.81 ID:PczBZeTeo


まる子の時は赤いチョークで作れる物と作れない物があったけどどんな法則なんだろう?
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/19(土) 01:06:58.76 ID:TNKaUFJX0
白いチョークの円の中では全てのアイテムが無効になるから赤いチョークで書いたものも無効になる じゃなかったっけ
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/10(日) 10:02:55.82 ID:yrF80+8gO
待ってるよー!
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/21(木) 18:59:36.31 ID:7Qmc1c6P0
まってまーす
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/06(土) 23:28:23.30 ID:gPSYR41l0
前田「はっ…?はぁぁっ…!!??痛いいいっ…!?やりやがったわね!!?」

かよ子「あー…思い出すだけでゾクゾクしちゃう……」

ブー太郎「仲間割れなんて見苦しいブー!」

その瞬間、隙を見てかよ子に襲いかかったブー太郎の視界が真っ赤に染まる。

ブー太郎「…あ……あえ…くび…っ…」ヒューヒュー

城ヶ崎「ブー太郎…!!?」

城ヶ崎「あんな簡単に人を殺すなんて……山田さん…イカれてる……やばい…」

かよ子「ブー太郎の血の方が綺麗…あっはは…」

滝のように流れる血液を止めようと首元を抑え蹲るブー太郎の上に馬乗りになったかよ子は、何度もブー太郎の背中を刺しては抜いて刺しては抜いてを繰り返し…

前田「あああああ城ヶ崎さんたすけでぇ゙え゙!!」

城ヶ崎「あぁもう…うるさいわね…こっち来ないでっ!!」

前田「そんなごどいわ゙だいでよぉぉ゙」

城ヶ崎「わかったから……静かにして…!!」

城ヶ崎「あっ…そうだ…前田さん……貴女アイテムを奪えるんでしょ…?助けてあげるからブー太郎のアイテム奪ってくれない…?」

前田「わ…わがりまぢだ…!」

城ヶ崎(ブー太郎に私のアイテムも預けてたから…取り返せて良かったぁ……)

かよ子はブー太郎に夢中で前田達には目を向けず、今のうちにと前田と城ヶ崎はその場所を後にした。


…………


まる子「さて…どこに行こう…」

はまじ「帰りてぇよぉ…」

おてもやん「あー…ウチらを狙ってるアホがおるわ……」

はまじ「は…!!?」

おてもやん「8時の方向…来るね」

すると突然まる子の頭上に大きな剣が降りかかる。それをおてもやんが間一髪で破壊し

まる子「危なかった…ありがと…」

はまじ「は……は?…」

ひらば「あれ、外れちゃったか。」

まる子「ひらば!!」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/06(土) 23:28:52.35 ID:gPSYR41l0
おてもやん「悪いんやけどアンタは敵とみなすわ。死に晒せ…」

おてもやんは拳から炎を放ち、ひらばの腹に拳をめり込ませる。

ひらば「ぐぁっ…熱ちぃ…何なんだよそいつ…!」

『つかいかた。このルーペで見た人間の頭上に剣を降らすことが出来るよ。不意打ちにはもってこいだけど隙だらけになるから気をつけてね レア度星2』

ひらばはおてもやんに目線を合わせルーペを覗く。すると頭上から切れ味の鋭そうな剣が
落下してくるがそれを難なく躱し

まる子「待って!殺さないでよ……」

ひらば「助け……っ」

おてもやん「……このアイテムは貰ってくで…」

ひらば「……殺さないのか…?」

おてもやん「あんた殺すと後ろのアイツがうるさくてな、今回だけは見逃したるわ。」

ひらば「アイテム無しで生き残れってか…?」

まる子「何かあったらこのおてもやんが守ってくれるよ。だから一緒に行動しない?」

おてもやん「はぁ?アンタのこと殺そうとしたやつやで?」

まる子「だって私は生きてるもん」

おてもやん「…はぁ…しゃーない。アイツに免じて行動は一緒にしたるけど…助けはせんからな…」

ひらば「はっ…1人じゃ心細かったんでな…」

はまじ「殺そうとしてきたやつがよく言うぜ…」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/06(土) 23:29:21.30 ID:gPSYR41l0
現在共に行動している人達

・まる子、はまじ、ひらば
・たまえ、丸尾
・城ヶ崎、前田
・笹山、永沢
・野口、花輪


現在の残り生存者
まる子、はまじ、ひらば、たまえ、丸尾、城ヶ崎、前田、笹山、永沢、野口、花輪、えびす、かよ子、小島、沢井、三沢、長田、ケン太、山田、とし子、小杉、関口、杉山、大野、長山、上田、横田、牧村、内田、坂口、高宮

以上 31名

顔が分からないって方はお許しください…!
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/06(土) 23:29:49.00 ID:gPSYR41l0
『冨田、死亡!死亡!お疲れ様でした。』

小杉「ブー太郎も死んだか…」

小杉「にしてもこのガム噛んでも噛んでも味がなくならねぇから飯に困らねぇや…!」

小杉「お…そこにいるやつ誰だ?」

関口「…小杉…。」

小杉「おーおー!関口じゃねぇか!久しぶりに会った感じがするぜ!」

小杉が関口に触れた瞬間、小杉の胸に大きなタイマーが取り付けられる。

『つかいかた。この服に触れた者はタイマーが取り付けられて呼吸を30回するとタイマーが0になるよ。0になると服に触れた者の肺は停止し息が出来なくなるんだ。ちなみに吸って吐いての1セットで1回とカウントするよ。レア度星3』

小杉「お…おいっ!?なんだよこのタイマー!!」

関口「それは俺の服に触れたからだ…。0にならないよう気をつけるんだな」

小杉「てめぇ……!」

小杉は口に含んでいたガムを膨らませ大きな風船を作り出す。小杉の頭の倍のサイズになったガム風船は割れ大きな爆発を起こす

関口「痛……ちっ…油断した…」

小杉「ぜぇ…はぁ…ぜぇ…」

関口「おいおい、そんな呼吸を荒くしちまうと…」

小杉の胸のカウントがどんどん減っていき
3、2、1と減っていく…

小杉「…何だよ…何に反応してカウントを…」

タイマーが0を迎えると警告音のような音とともに小杉の顔が青くなっていく

関口「じゃ…せいぜい頑張りな。あばよ小杉」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/06(土) 23:30:40.54 ID:gPSYR41l0
『小杉、死亡!死亡!お疲れ様でした。』

花輪 「くっ…また間に合わなかったよ…」

野口「…そのマップも全く役に立たないね…クックック…」

花輪「もうそろそろお昼だよ…」

野口「今1番近くにいるのは…?」

花輪「んーと…みぎわくんが近いね…」

野口「みぎわさんか…遠くない距離だ…会いに行こう…」


……………


大野「こいつ…昨日から起きやしねぇ…約立たずが……」

大野は右腕に眠っている黒龍を起こそうとバチバチと腕を叩くが変化がなく

大野「こんな時に長山とかに会ったら……」

???「……大野?」

大野「…!!!?」

大野「…杉山…。」


…………


花輪「……ん?」

野口「……何かあった?」

花輪「いや…これを見てくれたまえ」

野口「杉山が……2人…?」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/06(土) 23:31:10.97 ID:gPSYR41l0
杉山「いやー…誰も見つかんねぇ…1人ってのは寂しいもんだな…」

杉山はアイテムであるスコープ付きサッカーボールを覗きながらそう呟き

すると見つけたのは…

杉山「あれは…藤木…か…??」


…………


『藤木、死亡!死亡!お疲れ様でした。』

藤木「やった…!これでみんなは僕が死んだと勘違いするだろ…」

藤木「クエスト達成報酬『自分が死んだというデマを流す』」

藤木「これで残り1人に生き残った人を漁夫の利で……よし…完璧だね…」

杉山「おい藤木…。」ガサッ

藤木「ひぃっ…!!?す…杉山くん…!?」

杉山「今の死亡ってやつ…何だ?」

藤木「そ…それは……」

杉山「自分は死んだって嘘を流して最後まで生き残ろうって魂胆だな…。お前の考えそうな事だぜ」

藤木「あの……」

杉山「分かってるって、言わねぇよ…。言ったってメリットねぇしな」

藤木「あ…ありがとう!恩に着るよ…」

杉山「一緒に行動してもいいけど…デマを流したんじゃ誰かに会った時に怪しまれるだろ…?悪いけど俺は先に行くぜ。じゃ、頑張れよ」

藤木「うん…お互い生き残ろうね!」

藤木(………なんてね)
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/06(土) 23:31:37.42 ID:gPSYR41l0
お久しぶりです、今日はここまでにします
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/07(日) 00:05:55.33 ID:WEpVUxNDo
待ってた。乙です

まる子のクラスメイトいつの間にか凄い数になってたよなw
昔は十人くらいだった気がする
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/08(水) 22:44:01.72 ID:1KNjMmIM0
待ってr
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/07/13(土) 16:22:30.24 ID:kPoeG/yRO
作者です。
前編が閲覧注意のssになってて笑いました…。
要望があったら近いうちに再開しますね
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/13(土) 16:57:00.42 ID:ObxXqWepo
要望あります。続き期待!
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/20(土) 14:27:25.57 ID:O03qNB4p0
もう待ちきれないよ!早く出してくれ
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/22(月) 20:25:29.33 ID:T1h2bm/O0
『横田、死亡!死亡!お疲れ様でした』

かよ子「ふぅ…あと何人なんだろ…何人殺せばいいのかな…♪」

ナイフに付着した血を舐め取りながらかよ子は周りをキョロキョロと見渡す。

みぎわ「ひっ…山田…さん…?」

かよ子「…あはぁっ…次から次と人に会う…おいでみぎわさん…♪」

かよ子はナイフを振り降ろすとそこから刃状の衝撃波がみぎわの元へ放たれる

みぎわ「きゃっ……」

みぎわは間一髪でそれを避けるとアイテムらしき物を取り出す

『つかいかた。このタブレットを食べると1分間だけ力が上がる。でも10錠しかないから考えてつかってね。レア度星2』

粒状のタブレットを1粒口に含むと真っ直ぐかよ子に突撃する。

かよ子「あはっ…♪いいよっ、その調子!」

かよ子は先程殺した横田のアイテムであろう物を何も無い場所から出現させた

『つかいかた。このメガホンで相手に命令すると相手は強制的に言うことを聞かせることができるよ。レア度星5』

かよ子「ストップ」

みぎわ「…!!??う…動けない…」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/22(月) 20:26:21.17 ID:T1h2bm/O0
かよ子「上を向いて」

みぎわはかよ子の言う通り上をむくと、

かよ子「きゃはっ…これで首が切りやすくなるね…!すぐ死なないでよ〜?」

血を見るのがそんなに嬉しいのか鼻歌を歌いながらみぎわに近づいていく。、

みぎわ「いや…いや…いやぁっ…」

みぎわ「誰か…助けて…はな……花輪くん!!助けてー!!」

みぎわが叫んだその時だった。

かよ子「痛っ……薔薇?」

かよ子の肩には白い薔薇が刺さっていた。
白い薔薇はかよ子の血を吸いみるみる赤くなっていく

かよ子「誰…?」

かよ子は薔薇を力づくで引きちぎる。

花輪「もう大丈夫だよミスプリンセス…。ここは僕と野口くんに任せたまえ」

みぎわ「花輪くん!!」

花輪「怖かったね…君に涙は似合わないよ」

花輪はみぎわの頬に伝う涙を拭き取ると優しく頭を撫でる。

かよ子「動くn…」

かよ子がメガホンで命令を言おうとしたその瞬間、メガホンを持っていた右腕に釘が刺さった。

かよ子「は…っ!?」

痛みについメガホンを落としてしまい、その隙を狙って野口が先にメガホンを奪う。

野口「動くな」

かよ子「うっっ…」

野口「やっぱり…これは他人に命令できるアイテムだね…。勘が当たったよ…クックック」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/22(月) 20:27:13.94 ID:T1h2bm/O0
野口「形勢逆転だね…さて、どうする?」

かよ子「ざーんねん♪」

かよ子はにこりと笑うとメガホンを消失させる。

野口「なっ…」

かよ子「出現させることが出来るなら消すことも出来るのっ。しかも消したら命令は解除される!これはさっき横田さんで実験済♪」

かよ子は野口の肩を切り裂き花輪とみぎわの元へまっすぐ向かう。

かよ子「無能だよねー…なんの作戦もなく突っ込んでくるんだから!」

メガホンを自分の手に出現させて息を大きく吸い込むと

かよ子「みぎわさんは動いちゃだめ。花輪くんはみぎわさんを殺して…♪」

みぎわ「…!?」

花輪「なんてことを!!!?手が…手が勝手に…」

みぎわ「花輪……くん…」

花輪は動くことの出来ないみぎわの首を強くしめる。

野口「花輪…!!」

かよ子「野口さんは持ってるアイテムを地面において座ってて♪」

野口はかよ子の言われるがまま、自分のアイテムである藁人形、そして殺めた内藤のアイテムであるドライバー、山根のアイテムのマップを床に置いた。
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/22(月) 20:27:58.04 ID:T1h2bm/O0
……………………

おてもやん「あ、そやアンタのアイテム貸して」

まる子「…ん?あっいいけど…」

まる子はおてもやんに芋で作った判子を渡す。するとおてもやんは自分に2回判子を押した。

おてもやん「ふーっ、これであと2人のおてもやんの力はうちのもんになったで」

まる子「…!?なにやってんのさ!あと二人あたしを助けてくれるおてもやんがいたのに!」

おてもやん「うちはアイツらのことあんま好きちゃうんや、それに……アンタのことはうちが助けたるから」

はまじ「おーっ、かっけぇぜおてもやん!!どうせなら俺におてもやんパワーくれりゃあ良かったのによ!」

おてもやん「アンタは助けてやらんけどな。あとこれはおてもやん同士にしか出来んやつやで。人間には無理」

はまじ「ちぇーっ、俺もすげーパワー出せると思ったのによ」

『花輪、みぎわ、野口、死亡!死亡!お疲れ様でした。』

まる子「な……えっ…一気に3人が…!?なんで…」

まる子「うぅ…みぎわさん…花輪くん…野口さん……」

まる子は3人の死亡が伝えられ涙を流す。

ひらば「一体誰が…?」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/22(月) 20:40:25.01 ID:T1h2bm/O0
【そして死人が出ずに正午】

藤木「は…?」

長山「だーかーら!何回も言わせるなよ!
永沢と笹山が一緒に行動して、しかもラブラブしてたんだよ」

藤木「嘘だ!!笹山さんは僕の物なんだ!あんな玉ねぎに僕の笹山さんが…」

長山「ほらみてみなよ」

長山はたまたま合流した藤木にモニターを見せる。そこには笹山と永沢が2人でイチャイチャしている所であった。

藤木「あ…あ…うああああ!!」

藤木は余程許せなかったのかモニターを壊す

長山「おい!何やってんだよ!」

長山(とここまでは計画通り。もちろんこの笹山と永沢は赤のチョークで作ったコピーさ…)

藤木「永沢くんは…永沢はどこ…?絶対あいつを許さない…。」

長山「分かった…そこまでいうなら協力するよ…。」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/22(月) 20:41:07.13 ID:T1h2bm/O0
…………………

丸尾「ズバリ!!!!!誰も見つからないでしょう!!!!!」

たまえ「うわぁぁっ!ビックリしたぁ!急に叫ばないでよ!」

丸尾「これは失敬…。」

たまえ「もう……。まるちゃんに会いたいのに…どうすれば会えるのかなぁ…」

丸尾「ズバリ…お母様に会いたいでしょう…」

たまえ「ん…?丸尾くん、あれなんだろ…。」

たまえは大きな岩の上にキラキラと光る箱のようなものを指す。

丸尾「確かに…なにか光ってますね…ズバリ!宝箱でしょう!」


……………

かよ子「えーっと…このアイテムは…みんながどこにいるかわかるアイテムなのかな…?」

かよ子は野口から奪ったマップを眺めていた。すると、

かよ子「…あれ?杉山くんが2人…?どういうことだろ…。」


……………

大野「ぐぁぁっ!」ドサッ

大野「……くっっそ!なんでこんなことするんだよ!杉山ぁ!」

杉山「そんなもん俺が生き残るために決まってんだろ?お前は死んで俺は生きる。最高じゃねぇか…」

杉山は先に小さな球体のついた杖を振り回すと周囲が爆発につつまれる。

大野「うぐっ…こんな派手に暴れてっと…お前も他のやつに狙われるかもしれねぇんだぞ…!」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/22(月) 20:44:31.08 ID:T1h2bm/O0
【現在共に行動しているペア】
・まる子、はまじ、ひらば
・たまえ、丸尾
・城ヶ崎、前田
・笹山、永沢
・長山、藤木

??現在の残り生存者

まる子、はまじ、ひらば、たまえ、丸尾、城ヶ崎、前田、笹山、永沢、えびす、かよ子、小島、沢井、三沢、長田、ケン太、山田、とし子、関口、杉山、大野、長山、上田、牧村、内田、坂口、高宮

残り27人です
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/07/22(月) 20:45:04.74 ID:T1h2bm/O0
今日はここまでにしますね
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/07/28(日) 18:03:58.11 ID:WqqG5oh30
待ってた!
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 01:17:00.48 ID:IM0XmIzz0
まだ待ってるぞ!
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/27(水) 13:38:49.98 ID:K2uioQQL0
ええ、、、ずっと見てたのに失踪してもうたんか、、、
文才ある人続きかいてくれねえかな
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/17(月) 20:25:32.98 ID:hEWq/+OZ0
杉山「知らねぇよ、来たら来たで返り討ちにすりゃあいい」

大野「んでこんな事…くっ…」

かよ子「大野くん杉山くん!なにしてるの!」

大野「や…山田!?こっち来んな!危ねぇぞ!」

杉山「山田ぁ?あぁそっちか…!まぁいいや、誰が来ようとどうだっていいんだよ!」

杉山が山田のいる方向へ杖を向けようとする

かよ子「……。貴方杉山くんじゃないよね?
今すぐ 正 体 を 明 か し て ?」

かよ子はメガホンを出現させ杉山に命令をする。すると瞬く間に杉山の姿は変わっていき

大野「ケン太…!?」

ケン太「くっそなんだよあのメガホン!!?」

かよ子「杉山くんのフリをするなんて許せない。許せないよ。ケン太くん?」

大野「待て山田…きっとケン太にも事情が…!」

かよ子「その杖で自分の頭を叩いて?」

ケン太「待っ…嫌だ…悪かった!悪かった山田!!死にたくな…っ」

『つかいかた。この杖を対象に向けるとその周囲が爆発に包まれるよ。レア度星3』

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/17(月) 20:26:22.12 ID:hEWq/+OZ0
『ケン太、死亡!死亡!お疲れ様でした』

かよ子「なーんで杉山くんになれたんだろ…?まいっか。」

かよ子「大野くーん?本物の杉山くんどこにいるか…知らないよね〜?」

大野「…ああ。知らねぇ…」

かよ子「は〜…。早く本物拝みたいなぁ…」

………

まる子「…あれ?あの岩の上にいるのって…」

まる子は少し遠くに見えるかなり大きな岩を指さす。

はまじ「ほなみと……丸尾じゃねぇか!」

まる子「やっと…やっと会えたね…!」

まる子は嬉しさのあまり目に涙を貯めながら岩へ向かう。すると

おてもやん「あかん、行くと死ぬで!」

おてもやんはまる子の腕をつかみ歩みを阻む。するとまる子の目の前の大木に穴が空く。

山田「あははははは、次は殺すじょーさくら」

まる子「ひっ……山田!」

はまじ「おいおいおい…殺る気マンマンじゃねぇか…!?」

おてもやん「下がっとき、さっさと終わらせるで。」

······························

城ヶ崎「やばいこっち駄目!私たちは丸尾達の方行こ!」

前田「待って!速いんだってばあああんた!」

城ヶ崎「うるさいわね!黙って着いてきなさい!」

城ヶ崎達もまる子の近くで隙を伺っていたようで、山田の乱入にてそれは不可能となり
岩上のたまえ達を狙うことにしたようだ。
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/17(月) 20:28:00.41 ID:hEWq/+OZ0
皆さん1年振りです。
少しずつまた続きを書いてみることにしました。
次回の更新は未定ですがまた楽しんで頂けると幸いです
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/17(月) 20:30:14.68 ID:Z/F4B/GBo
お、続ききた!

待ってたよ。おかえりー
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/18(火) 21:10:57.37 ID:fCutQIfb0
<アイテム所持組 ()内は元所持者>
まる子···おてもやん
ひらば···ルーペ
たまえ···幻術を見せるスプレー
丸尾···落雷を起こす杖
城ヶ崎···弓矢、瓶(ブー太郎)、箒(青木)
前田···アイテムを奪う能力
えびす···注射器
かよ子···ナイフ、藁人形(野口)、薔薇(花輪)、メガホン(横田)、マップ(山根)、タブレット(みぎわ)、ドライバー(内藤)、杖(ケン太)
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/18(火) 21:11:30.41 ID:fCutQIfb0
<アイテム所持組 ()内は元所持者>
藤木···腕時計(現在死亡扱い)
山田···爆破するコンタクト
関口···服
杉山···サッカーボール
大野···黒龍、マイク(冬田)
長山···体の柔らかさを変える薬、チョーク(石原)、氷刀(野村)

<アイテム不明>
はまじ、笹山、永沢、小島、沢井、三沢、長田、とし子、上田、牧村、坂口、内田、高宮
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/18(火) 21:12:23.30 ID:fCutQIfb0
たまえ「どう丸尾くん…?取れそう?」

丸尾「ズバリ!あと少しでしょう…!」

たまえ「が…頑張れ!」

丸尾「かあさま!私に力を!うおおおおお!」

丸尾の手が岩の上の宝箱に触れたその時…

たまえ「丸尾くん!背中に矢が…!!」

丸尾「ほぉああぁぁぁん」

城ヶ崎「やった…♪命中ねっ!」

丸尾「この胸のトキメキは…じょ…城ヶ崎様!!あんな所に!」

たまえ「丸尾くん…!落ち着い…」

丸尾「お黙りなさい!私は城ヶ崎様の為に生きるのです!」

丸尾は宝箱から手を離し俊敏な動きで岩を下ると城ヶ崎の元へ飛び込み

城ヶ崎「うぇ…キモ…。丸尾…アンタは今から私を生かすために死ぬのよ、OK?」

丸尾「はっ!私は何をすればいいのでしょうか!」

城ヶ崎「その前に…ほなみさんが邪魔ね。丸尾、消して来ていいわよ」

丸尾「かしこまりました!ズバリ私のこのステッキでほなみさんを灰を化してあげましょう!」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/18(火) 21:13:09.35 ID:fCutQIfb0
丸尾「ほなみさん、お命いただきます!!」

たまえ「えっと…私のアイテム…スプレー…えっと…えっと…!!」

城ヶ崎「前田さん!ほなみさんのアイテム奪って!」

前田「お…おっけー!」

山田「わーーーーー!!」

城ヶ崎「きゃあ!」

突然まる子達と戦っていた山田が2人の元へ吹き飛ばされてくる。

山田「あはははは!城ヶ崎に前田!元気かい!?」

山田「いやー、あのおてもやんつよいじょー。手も足もでないよお」

城ヶ崎「に…逃げるわよ前田さん!」

前田「えっ!?ほなみさんは!?」

城ヶ崎「ほっときなさい!丸尾がどうにかするでしょ!」

山田「逃げないでおくれよー」キュイイィィン

山田の視線の先には運悪く逃げ遅れた前田の姿が

前田「ぎゃあああっ!いっだあああああ!!」

城ヶ崎「まえださ……っ!」

前田の腰から下は破裂してしまい、誰が見ても助からない状況となった。

前田「わああぁああっ!じょうがざぎざん!おいでがないで!だずげ!だずげで!」

城ヶ崎「……無理…!」タッタッ

前田「そ……んな……」

『前田、死亡!死亡!お疲れ様でした。』

山田「あれれー、城ヶ崎に逃げられちゃったじょー!」

おてもやん「見っけたで阿呆!」

山田「あっ!今度はまけないじょー!」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/18(火) 21:13:53.24 ID:fCutQIfb0
丸尾「………母さま…?」

丸尾母「末男さん·····?目を覚まして下さい…」

丸尾「し…しかし私は城ヶ崎様のために…」

たまえ(…ほんとに幻術が効いてる…!よし…今のうちに…)

たまえのアイテムの能力は自分がイメージした幻をスプレーにかかった対象に見せることが出来るため、丸尾には母との再開という幻を見せているのである。

たまえ「あれ?城ヶ崎さん達がいない…。下にいるのって…山田と…おてもやん?何で?」

たまえが下に降りればほぼ確実に山田達に巻き込まれることとなり危険な状況となるだろう。しかし…

おてもやん「はよ…死に晒せ!」

おてもやんは山田の腹部を殴打し遠くの木へと叩きつける。

山田「あ…あははは…つよいじょー…目で捉えきれないじょ…」

おてもやん(まだあいつはグズグズしとるんか…はよ岩山にいる友だちとやらを助け出さんかい…!)

おてもやんはまる子が岩の上にいる友達を助けたいという事情を聞き、山田の視界にまる子やたまえが入らないよう遠くで戦うようにしていた。

まる子「たまちゃん…!たまちゃん!」

たまえ「……まるちゃん!!!」

まる子「今すぐそこから降りて!ほら、丸尾も一緒に!」

たまえ「丸尾くんは今ちょっと事情があって降ろせないの…!とりあえず下に行くね…!」

……………

たまえ「良かったぁ…!まるちゃん…やっと会えたぁ!」ぎゅぅぅ

まる子「あたしも会いたかったよたまちゃん…!」

はまじ「にしても丸尾が城ヶ崎にな…。
っておい!急がねぇと山田が…!」

まる子「う…うん!行こ!たまちゃん!」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 16:55:57.61 ID:XQu7KV4M0
まだまってる
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/26(木) 18:38:51.75 ID:JQ5Qx+7B0
まだまだ待ってる
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