【ラブライブ】梨子「ロストソング」

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272 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/09(月) 23:51:18.08 ID:iKfa8UQeo

曜「そうと決まれば早く2人のお披露目しなきゃね!」

ルビィ「ライブ早く決めなきゃ!」

善子「あぁ、それについてだけどうってつけのがあるわよ」

花丸「善子ちゃんいつの間に!?」

善子「私が手配したわけじゃないわよ、出演依頼のメールが来てたのよ」カチカチッ

千歌「また東京?」

善子「違うわよ、これ、夏休み入ってすぐ」

梨子「沼津夏まつり実行委員会……?」

千歌「えっ!?」

曜「狩野川のやつじゃん!!」

果南「えっ……マジ……?」
273 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/09(月) 23:52:14.57 ID:iKfa8UQeo

梨子「……有名なの?」

花丸「昔からやってる伝統的なお祭りです」

鞠莉「何十万人も見に来るお祭りよ」

ルビィ「スペシャルゲストとして御出演していただけないでしょうか……って私達が!?」

ダイヤ「まさかそんなところで初舞台をやれと……?」

善子「今からなら新曲も間に合うし、生徒会長と松浦先輩も踊れるようにはなるでしょ」ニヤリ

千歌「やろう!」

果南「えっ、ちょっと待って私踊りとか初めてなんだよ?」

花丸「大丈夫ズラ!オラでも頑張って練習したら踊れるようになったから!」

ダイヤ「いつもこんな感じなんですか……?」

梨子「まぁ……そうですね」アハハ…

ダイヤ「相変わらずと言うかなんと言うか……」ヤレヤレ
274 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/09(月) 23:52:55.53 ID:iKfa8UQeo
今日はここまで
275 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/10(火) 19:21:50.05 ID:Jy7yUxY9O

ーーー

曜「じゃあ少し休憩ー!」

善子「あっつ……もう無理……溶けて消える……」

花丸「疲れたズラぁ……」

ルビィ「でも、マルちゃんどんどん速くなってきたよ♪」

鞠莉「はい、千歌っち」

千歌「ありがとー」

梨子「それにしても本当に暑くなってきたね」

ダイヤ「はぁ……はぁ……みんな凄いですわね……」

果南「……」

ダイヤ「……どうしたんですか?……と言うか、果南さん……相変わらずすごい体力……」

果南「なんかさ……鞠莉の気持ちやっとわかったかも」

ダイヤ「はい……?」

果南「ちょっと見なかっただけで、みんなおっきくなったなぁって、マルなんて昔から運動はダメダメですぐへばってたのに」

ダイヤ「……断トツの1位でゴールしておいて……息ひとつ切らさない貴女が言うと……嫌味に聞こえますわ……」

果南「いや、そういう話じゃないんだけど……」
276 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/10(火) 19:22:49.11 ID:Jy7yUxY9O

ーーー

千歌「1、2、3、4、1、2、3、4、マルちゃん遅れてる」

花丸「はいっ!」

千歌「1、2、3、4、梨子ちゃん、もっと大きく」

梨子「はいっ!」

千歌「はいっ、みんなお疲れ、じゃあビデオチェックするよー」

曜「ルビィちゃん、もっとおっきくジャンプしていいんじゃないかな?」

ルビィ「じゃあ次はもっと跳んでみるね」

花丸「あ、ここからちょっと遅れちゃってるのかぁ……」

善子「こっちの振りが大きすぎるわね」

ダイヤ「なんというか……」

果南「ん?」

ダイヤ「思ってた以上に真剣で……」

果南「確かにねー」
277 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/10(火) 19:24:15.62 ID:Jy7yUxY9O

梨子「それにしても果南さん凄いですね」

果南「ん?何が?」

花丸「すぐにダンス覚えちゃうんだもんね」

曜「果南ちゃん昔から運動神経オバケだからねー」

ルビィ「いつもほわほわしてるのにね」

千歌「でもその分おバカだよねー」

果南「いや、千歌には言われたくないんだけど……」

善子「生徒会長も生徒会長でなんかやってるんですか?」

ダイヤ「日本舞踊なら幼い頃からずっとしてますが」

梨子「だからあんなに綺麗な動きなんですね」

ダイヤ「いえ、勝手が随分違うのでなかなか上手くはいきませんわ」

花丸「はっ!……オラの立場危うし……」

ルビィ「マルちゃんは歌が一番上手だから大丈夫だよぉ」ナデナデ
278 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/10(火) 19:25:42.56 ID:Jy7yUxY9O

ーーー

ダイヤ「はぁ……思った以上に疲れましたわ、こんな事ならもう少し基礎体力を付けておくべきでしたね……」

果南「じゃあ明日から一緒に私のトレーニングする?」

ダイヤ「無茶言わないでください、果南さんに付き合ってたら1日で身体壊します」

果南「えー」

鞠莉「ふふっ♪二人共ありがとう」

果南「なに急に、気持ち悪いなぁ」

ダイヤ「もう少し言葉を選んでください……」

鞠莉「ほんとよねー、昔の果南はもっと優しかったのにー」

果南「悪かったねー、優しくなくなって」

鞠莉「それに比べてダイヤは全然変わらないわね」
279 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/10(火) 19:26:38.96 ID:Jy7yUxY9O

ダイヤ「そうでしょうか?」

鞠莉「胸とか」

ダイヤ「張り倒しますよ」

果南「ぷっ♪」

ダイヤ「なんでそこで笑うんですか!そもそも二人が無駄に成長し過ぎなんですわ!」

鞠莉「きゃー♪セクハラよー♪」

ダイヤ「なっ……!そもそも話を振ったのは鞠莉さんでしょう!」

ワーワーキャーキャー


梨子「鞠莉さん、楽しそう」

曜「うん、なんか前より生き生きしてるね」
280 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/10(火) 19:27:58.59 ID:Jy7yUxY9O

ルビィ「お姉ちゃんも嬉しそう♪」

千歌「やっぱり笑ってるのが一番だよね」

花丸「うん♪」

善子「ほのぼのするのも良いけどライブ近いんだからシャキッとしてよね」

梨子「よっちゃん……」

曜「なんか真面目なセリフ似合わないね……」

善子「なんで普通のこと言ったのにツッコまれるのよっ!?」ガーン
281 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/10(火) 19:28:47.10 ID:Jy7yUxY9O

ーーー

千歌「じゃーん!」バーン

曜「あっ、夏まつりのチラシ!」

千歌「ここにちゅうもーく!」ビシッ

ルビィ「話題沸騰中……静岡発の人気スクールアイドル達によるスペシャルステージも開催……」

花丸「また大ごとになってるズラっ!?」

果南「去年何人くらい来てたっけ……」

ダイヤ「1日目は18万人くらいだったかと」

梨子「じゅーはちまん……」

善子「……東京の大会は?」
282 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/10(火) 19:29:31.50 ID:Jy7yUxY9O

鞠莉「アキバドームシティホールは収容人数3000人超ね」

曜「何倍?」

千歌「6倍!」

ダイヤ「60倍ですわ……」ヤレヤレ

花丸「全員が見るわけじゃないにしてもそれでも数万人は確実に見るってことになるよね……」ガタガタ

ルビィ「そんなプロみたいなことやったら緊張で死んじゃうよ……」ガタガタ

果南「ま、今更後悔しても遅いし諦めて恥を晒そう♪」
ケラケラ

ダイヤ「貴女は全く……その通りですけど……」
283 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/10(火) 19:30:46.95 ID:Jy7yUxY9O

ーーー

花丸「今日は風が涼しいズラぁ」ノビー

曜「潮のいい香りだねー」ノビー

果南「泳ぎたくなっちゃうよねー」ノビー

善子「あ、メール……」カチカチッ

千歌「7人だとフォーメーション難しいね」

梨子「それどころか次は9人になるからもっと大胆に変えることになるかも」

ルビィ「こうしてみると改めてμ'sって凄かったんですねー」

ダイヤ「そう言えばμ'sも9人でしたわね」

千歌「ダイヤさん知ってるの?」

ダイヤ「あれだけ話題になれば当然知ってますわ、これでもスクールアイドルをやろうとしてたこともあるんですから」

鞠莉「参考になるかもしれないからまたみんなで見てみる?」

ルビィ「見るっ!」

ダイヤ「ルビィ……貴女、ただ見たいだけじゃ……」

ルビィ「ぎくっ……」
284 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/10(火) 19:31:35.11 ID:Jy7yUxY9O

曜「そろそろ再開しよっか」

千歌「はーい」

善子「ちょい待ちー」

果南「どうかした?」

善子「全員しゅーごー」

花丸「んん?」

千歌「なになに?」

善子「遂に来たわよ」

梨子「何が?」

善子「予選の案内」

曜「予選って……まさか」

ルビィ「遂に……夏のラブライブが始まるっ!」

善子「どうする?」

千歌「やる!」
285 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/10(火) 19:32:28.16 ID:Jy7yUxY9O

善子「最初の予選は夏まつりの直後よ?」

果南「てことは、大会用に新曲を用意してる暇は無いね」

ダイヤ「この場合、私と果南さんは外れる方が良いのでは?」

果南「だね」

千歌「それはダメ」

花丸「うんっ、マルも9人で出たいズラ」

ダイヤ「足手まといになりますわ」

鞠莉「二人を外して出る大会に意味は無いわ」

梨子「私もそう思うかな」

ダイヤ「はぁ……」

果南「こりゃ言っても聞かないね」

善子「じゃ、責任もってリーダーがエントリーして」ズイッ
286 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/10(火) 19:33:36.44 ID:Jy7yUxY9O

千歌「……?」

曜「……?」

鞠莉「……?」

梨子「……千歌さん?」

千歌「えっ?……あっ、リーダー私か!」

果南「えっ、それ忘れる……?」

ダイヤ「頭が痛くなってきましたわ……」

千歌「じゃあえっと……」カタカタカタ

花丸「本当に始まるんだね……」

ルビィ「うんっ!」

千歌「送、信!」カチッ

善子「オッケー」

曜「さーて、忙しくなるぞー!」

梨子「練習の前に一度ラブライブについて話した方がいいんじゃないかな、私もよく分かってないし」

千歌「そうだね、じゃあ予定変更!今からミーティング!部室に移動!」
287 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/10(火) 19:34:12.31 ID:Jy7yUxY9O
後で続き行きます
288 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/10(火) 23:58:45.26 ID:UoqNkOHvo

ーーー

果南「ルビィせんせー、これさ何回くらい勝ち抜けばいいの?」キョシュ

ルビィ「参加組数にもよりますけど、本戦出場の為にルビィ達は最低でも県予選、県大会、地区予選の3回勝ち抜く必要があります」

鞠莉「なかなかに高い壁ね」

ルビィ「はい、例年通りならまず県予選はブロック毎に行われて約20組が県大会へ行きます、ちなみに去年の静岡県大会予選の出場組数は101組です」

善子「5分の1か……」

ルビィ「現段階のAqoursは静岡県内のランクで見れば27番目なので正直厳しいけど、可能性はあると思います」

曜「はーい」キョシュ

ルビィ「はい、曜ちゃん」

曜「県大会に行けたら?」

ルビィ「予選を勝ち抜いた約20組で県大会本戦が行われ上位5組に地区予選への出場権が与えられます」
289 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:04:44.91 ID:Kz9+eNzNo

千歌「それも勝ち抜いたら?」

ルビィ「Aqoursの場合は静岡、岐阜、愛知、三重の4県からそれぞれ勝ち進んだ計20組で地区予選が行われます」

花丸「地区予選からは何組が本戦に行けるズラ?」

ルビィ「ラブライブ本戦に行けるのは上位3組だけ」

花丸「まさに狭き門だね……」

ルビィ「そして全国15地区をそれぞれ勝ち抜いた計40組により2日間かけて本戦が行われます」

果南「ん?もしかして地区毎に本戦行ける組数が違う?」

ルビィ「うん、特に東京大会は参加組数がかなり多いから実質地区予選扱いで5組選出されるの」

千歌「ずるくない!?」

ルビィ「ううん、去年の東海地区の総参加は約400組だったんだけど、東京大会だけで約500組いたの」

鞠莉「ワーオ……」
290 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:08:31.26 ID:Kz9+eNzNo

ルビィ「他にも兵庫と大阪の阪神地区も5組で、東海、北海道、南関東、北九州が3組だったかな、後の地区は2組ずつ」

梨子「随分偏るのね……」

ルビィ「うん、都道府県毎に高校の数が何倍も違ったりするし、東京や阪神地区なんかは一校で2グループ以上参加したりするから」

ダイヤ「……ルビィってスクールアイドルに関する話をする時はいつもこんなに饒舌なんですか?」ヒソヒソ

曜「うん、凄いよね」

ルビィ「単純計算でも本戦に行けるのは100分の1以下、年々スクールアイドルは増えてるから実際はもっと少ないと考えてください」

善子「無理ゲーじゃないの」

ルビィ「正直なところ、ランク800代後半のAqoursが本戦に出れる確率は0に等しいです」

果南「ズバリ言っちゃうねー」

ルビィ「ただ一つ勝ち抜く方法があるとすれば……」

曜「あるとすれば……?」

ルビィ「夏まつりで更にブーストをかけた上での一般投票」
291 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:10:03.02 ID:Kz9+eNzNo

千歌「なにそれ?」

ルビィ「予選、本戦のすべてで行われるんだけど、審査員による技術面での採点とは別に一般観覧者による投票があるの」

ダイヤ「でも、それは学校関係者による集団投票でかなりの差が出るのでは?」

ルビィ「さすがお姉ちゃん、一つ一つ説明すると長くなるから省くけどそこはちゃんと色々対策がされてるから安心していいと思う」

ダイヤ「なるほど」

ルビィ「一般投票は総投票数から得票率を出してそれを元に加点されるの、だからそれで大きく加点することが出来ればチャンスがあると思う」

千歌「……?」

鞠莉「言わば魅力点ってところかしら」

ルビィ「うん、ラブライブ本戦出場が難しいのはそこ、どれだけ歌やダンスが上手くてもファンの心を掴めなきゃいけない、逆に言えば歌やダンスが多少拙くてもファンの支持を得られれば勝ち抜ける可能性があるの」

梨子「その指標がランキングなのね……」
292 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:11:08.53 ID:Kz9+eNzNo

果南「……そろそろ頭がパンクしそう」

善子「なるほどねー……」

花丸「より心動かされるアイドルになる必要があるってことだね」

ルビィ「うん、もちろんそれだけで全てが決まるわけじゃないし、冬は冬でまた少し違った採点基準があるんだけどそれはまたその時に話すね、というわけでルビィのラブライブ講座は以上でした」ペコリ

千歌「ルビィちゃんありがとう」

曜「なかなか骨が折れそうだねー」

ダイヤ「そうですわね」

千歌「でもやることは変わらないんじゃないかな」

善子「結局のところ、人気あるグループが勝てると」

ルビィ「乱暴な言い方になっちゃうけどそういうことだね……」

果南「私達が加入して人気落ちたりしない?」

花丸「果南さん、いつもより後ろ向きズラ」
293 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:11:51.12 ID:Kz9+eNzNo

果南「そりゃぁ、後から入るわけだし、今までみんながやって来たことを台無しにしちゃったらどうしよう、とか思うじゃん?」

ダイヤ「それについては私も果南さんと同じですわ」

千歌「大丈夫!」

果南「なんでそんなこと言い切れるの?」

千歌「今まで何とかなったから!」

曜「私達だって別に誰彼構わず加入させてるつもりはないよ」

ダイヤ「他にも加わりたいという方が?」

梨子「そういう訳じゃないですけど、でもなんとなくこのメンバーなら大丈夫かなって私も思います」

千歌「だからもうそういうネガティブな考え方無し!前だけ向いてー!」

曜「全速前進ヨーソロー!」ビシッ

善子「意味不明なんだけど」

果南「あはは♪」

ダイヤ「全く、敵いませんわ」クスクス
294 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:12:36.15 ID:Kz9+eNzNo

ーーー

曜「なんじゃこりゃー!」

花丸「おっきい画面がいっぱいズラ〜!」

梨子「まさか……これ全部に映し出されるってこと?」

鞠莉「そういうことみたいね」

千歌「ほんとにプロのアーティストみたい!」

ルビィ「あわわわ……どうしよう、どうしよう、こんなところでライブするの!?」オロオロ

果南「めちゃくちゃお金かかってるねー」

ダイヤ「まさにスペシャルステージですわね……」

善子「ぅぇ……緊張で吐き気がしてきた……」

ルビィ「こんなフェスみたいな環境でほんとにやるの!?」

曜「何回確認するの、ルビィちゃん……」

ダイヤ「いきなりこんなところに立たされるなんて思いもしませんでしたわ……」
295 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:13:39.11 ID:Kz9+eNzNo

鞠莉「千歌っち、ルビィちゃん、代表の人が呼んでるから行くわよー」

千歌「あ、はーい」

ルビィ「うう、頭が回らない……」トボトボ

花丸「ルビィちゃん、頑張れ!」

果南「……」

ダイヤ「打ち合わせはいつもあの三人が?」

梨子「はい、千歌さんはリーダーで、ルビィちゃんはアイドルとか詳しいし、鞠莉さんも最年長ということで」

ダイヤ「そうでしたか……」

曜「うーん、これだけ広いとフォーメーションも少し直さなきゃダメだね」
296 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:14:20.31 ID:Kz9+eNzNo

善子「そうね、ここを直接見る人もいるわけだし、あんまり小さくまとまるような動きは無い方がいいかも」

花丸「ちょっと踊ってみる?」

曜「そだね、今のうちに動きは見た方がいいかも、とりあえずいつもの立ち位置に並んでみよっか」

梨子「こんな感じ?」

花丸「やっぱりいつもより広いね」

善子「んじゃ、半歩ずつ広がってみて?」

果南「こんな感じ?」

梨子「さっきよりは大きく見えるんじゃないかな?」

曜「これ以上広がっちゃうと踊りにくいかもだし、これで調整しよっか」

ダイヤ「分かりましたわ」
297 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:15:00.06 ID:Kz9+eNzNo

ーーー

ガヤガヤガヤ

梨子「いくら夏休みだからって……何この人だかり……」

曜「ぁぁ……もう酔ってきた……」ゲンナリ

果南「相変わらず曜は人混み苦手なんだね」

善子「そういや東京でも同じこと言ってたわね」

千歌「あー!浴衣着たかったー!」

ルビィ「仕方ないよ、ライブしなきゃダメなんだし」

花丸「浴衣は明日にお預けズラ」

ダイヤ「あんまりはしゃぎすぎて時間に遅れないようにお願いしますよ?」

鞠莉「それじゃ一時解散よー♪」
298 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:16:14.13 ID:Kz9+eNzNo

ーーー

ダイヤ「遅いですわ」

果南「まぁまぁ、まだ30分以上あるし」

ダイヤ「そういう気の緩みが後々に大事になるんです」

鞠莉「もぅだからってそんなにぷりぷり怒ることないじゃない」

ダイヤ「ダメです」

ルビィ「あ、お姉ちゃーん」

花丸「さすがダイヤさん、早いズラ」

善子「リリー達はまだなの?」

ダイヤ「まだですわ、全く……リーダーの自覚はあるんでしょうか……」

善子「……あんまり無いと思うわ」

果南「無さそうだねー……」

ダイヤ「はぁ……」
299 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:17:09.93 ID:Kz9+eNzNo

花丸「あ、あれ、千歌ちゃん達じゃないかな?」

鞠莉「あ、ほんとね、おーい♪」

曜「ほら千歌ちゃん!早くっ!」

梨子「遅くなってごめんなさい……!」

千歌「もごもご!」

ルビィ「千歌ちゃんハムスターみたいになってる……」

千歌「んくっ……いやぁ焼きそばの屋台が混んでて」アハハ

果南「あーなら仕方ないね」

ダイヤ「仕方なくありません、他のグループはもう来てるんですから、私達も挨拶して準備しますわよ」

曜「はーい」

鞠莉「梨子っち」

梨子「はい?」

鞠莉「口、ソース付いてるわよ」クスッ

梨子「っ……!」ゴシゴシ
300 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:19:58.91 ID:Kz9+eNzNo
ーーー

鞠莉「それじゃ、出番までゆっくりしてましょうか」

千歌「やっぱり外に出ちゃだめー?」

梨子「ダメって言われたでしょ?」

果南「えー」

千歌「えー」

曜「えー」

梨子「人酔いするのになんで曜さんも出たがるの……」

曜「じっとしてるの苦手だし!」

善子「そもそもトリなんか引き当てるからこんな待ち時間長いんじゃない……」

千歌「いやぁ、私そんなにくじ運強い方じゃないんだけどねぇ♪」

ダイヤ「お陰で私と果南さんの出番が締めの1曲になってしまいましたわ」

花丸「多分今日一番の注目を浴びるズラ……」

果南「荷が重い……」

ルビィ「わぁぁ♪」

鞠莉「やっぱりこうして見るとみんなハイレベルねー」
301 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:20:49.46 ID:Kz9+eNzNo

梨子「負けてられないよね」

曜「なんか……前から思ってたんだけど、梨子ちゃんって結構負けず嫌いなとこあるよね」

梨子「えっ!?そ、そうかな……」

ダイヤ「そういえば、私達に勝負しろなんて持ちかけたのも桜内さんでしたわね」

梨子「いや……あれは……」

ルビィ「いつも頼りになるお姉さんって感じ♪」

善子「まぁ、普段忘れてるけど本当はリリーも三年生のはずだしね、なんだかんだ頼りになるわよね」

梨子「年齢だけで言えばそうだけど……」

曜「私は!?」キョシュ

善子「賑やかし」

曜「この団子引きちぎるぞこのやろー!」ガシッ

善子「ぎゃー!やめなさいよー!」

ダイヤ「貴女達、あんまり騒がない!」

鞠莉「始まる前から体力使ってどうするのよ、もー」

梨子「あはは……」
302 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:21:38.01 ID:Kz9+eNzNo

ーーー

千歌「曜ちゃん、リボン曲がってるよ」

曜「ほんと?こう?」

花丸「スゥー……ハァー……スゥー……ハァー」

ルビィ「こう?こっち?」

善子「さっきの方がいいかも」

果南「なんかやっぱり恥ずかしいなぁ……」

千歌「果南ちゃんってフリフリな服全然着ないもんねー」

果南「変じゃない?大丈夫?」

鞠莉「とっても似合ってるわよー♪ベリープリティー♪」

果南「余計恥ずかしくなってくるからやめてよ……」

ダイヤ「もう少し締めてもらって大丈夫ですわ」

梨子「じゃあこれくらいですか?」

ダイヤ「はい、ありがとうございます」
303 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:22:47.00 ID:Kz9+eNzNo

千歌「よーし、じゃーいつもやろう!」

果南「いつもの?」

花丸「円陣組んで番号を言っていくの」

ダイヤ「掛け声みたいなのもあるんですか?」

ルビィ「千歌ちゃんがアクアーって言ったらサンシャイーンってみんなで言うの」

ダイヤ「……なんでサンシャインなんですか?」

果南「どうせ、千歌が適当に決めたんでしょ」

千歌「グサァッ!バレてる!?と、とりあえずやるよ!」

ルビィ「はぁい♪」
304 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:23:26.33 ID:Kz9+eNzNo
千歌「みんな、いくよ!1っ!」

曜「2っ!」

ルビィ「3っ!」

鞠莉「4っ♪」

善子「5っ!」

梨子「6!」

花丸「7っ!」

果南「じゃあ8っ!」

ダイヤ「9っ!」

千歌「アクアー!」

9人「サンシャイーン!」
305 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:23:59.83 ID:Kz9+eNzNo

曜「じゃあ先に行ってまいります!」ビシッ

ルビィ「頑張ってくるね!」

善子「しっかり盛り上げておくわ」

果南「いってらっしゃい」

ダイヤ「……」

果南「……」

ダイヤ「頼もしい背中ですわね」

果南「うん、ちょっと寂しいね」

ダイヤ「ええ、ですがその分、追いかける楽しみが出来ましたわ」

果南「だね!」
306 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 00:24:32.74 ID:Kz9+eNzNo
今日はここまで
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/11(水) 00:27:46.38 ID:U6+X/R1Z0
引き込まれるねぇ
308 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 19:58:46.95 ID:eEXq5mT6O
バーン

ようちか「善子ちゃん!」

善子「うわっ!?ちょっといきなり大声で入ってこないでよ」

ルビィ「あれ?今日、練習休みだよね?」

梨子「気になって気になって仕方ないみたい」

ダイヤ「桜内さんもですか?」

梨子「いえ、私は二人に引っ張り出されて……」

ダイヤ「あぁ、なるほど」

善子「ダメ、明日までおあずけ、私だって昨日夜にアップしてから見てないんだから」

曜「先輩の権限で見せてよっ」

善子「ダメなもんはダメよ、ネット周りは私が一任されてるんだから私の指示に従ってもらうわ」

千歌「じゃあリーダー命令で!」ビシッ

善子「却下」

千歌「なんでなのだー!」ガーン
309 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 19:59:36.03 ID:eEXq5mT6O

梨子「だから明日みんなで見ればいいじゃない」

千歌「梨子ちゃんは気にならないの!?」

梨子「気にはなるけど……」

千歌「でしょ!?」

善子「そもそも今日、予選用に衣装直しに来てるだけでノーパソ持ってきてないし」

曜「えっ!?」

梨子「残念でした、帰るよ二人とも」ガシッ

千歌「あーん……気になって宿題に身が入らないよー」ズルズル

曜「上の空になっちゃうよー」ズルズル

梨子「日頃の宿題も出来てないのに何言ってるの……」

ルビィ「ば、バイバーイ……」

善子「先輩としてどうなのよあれ……」

ダイヤ「昔からあんな感じですわ……」
310 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 20:00:17.34 ID:eEXq5mT6O

ーーー

鞠莉「おっまたせー♪」

千歌「遅いっ!」ビシッ

果南「ごめんごめん」

善子「んじゃ、揃ったし見ましょうか」カチカチッ

ルビィ「何位くらいになってるかな」

梨子「多分、他のグループも上がってるだろうけど……」

ダイヤ「この結果次第で夏のラブライブへの活路が開けるかどうか決まるのですね」

善子「……」カチ…

花丸「……善子ちゃん?」

曜「ど、どう?」

善子「……ん」スッ
311 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 20:01:00.56 ID:eEXq5mT6O

ルビィ「ランク……471位!?」

果南「結構いいの?」

善子「いいなんてもんじゃないわ、上位10%くらいまでくい込んできたのよ」

梨子「始めてまだ半年も経ってないのにもうこんなところまで来ちゃった……」

千歌「これなら……ラブライブだってほんとに夢じゃないかも!」

曜「私達って実は凄いのかな!?」

鞠莉「イエース!勝利の女神が微笑んでくれてるのかも♪」

ルビィ「……」

ダイヤ「……ルビィ?嬉しくないの?」

ルビィ「嬉しいけど……」

花丸「けど?」

ルビィ「本当に大変なのはここからだから」
312 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 20:03:20.63 ID:eEXq5mT6O

善子「……あー、そっか」

曜「どういうこと?」

善子「ほら、私達これまで上がる時は一気に上がってたでしょ?」

千歌「うん」

善子「特にみとしーライブの時、どのくらいランク上がったか覚えてる?」

鞠莉「……あっ、そういう事ね……」

花丸「2500位くらいから900位くらいまで上がってたような……」

梨子「あっ……それで上昇率で全国4位になったんだ……」

ルビィ「うん……上昇率って実はランクが低い方がずっと取り上げられやすいの」

果南「そうなの?」

ルビィ「だいたい二週間毎に集計されるんだけど、その期間で特にランクを大きく上げたグループがピックアップされるのが上昇率ランキングなの」

ダイヤ「なるほど……」
313 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 20:04:22.28 ID:eEXq5mT6O
善子「極端な話、2位のグループが1万票獲得して1位になった場合と4000位のグループが千票獲得して3000位になった場合じゃ、単純に1000ランク上がった後者が急上昇と扱われる、と」

果南「それじゃ……」

ルビィ「うん、もちろん他にも色んな特集とかあるけど、やっぱり注目を浴びる事は今までよりずっと少なくなってくるから、ここから先はランクを一つ上げるだけでも難しいと思う」

千歌「……」

ルビィ「特にこのくらいのランクになってくると他のグループは3年目だったりするから固定のファンも多くいるし……」

鞠莉「動画を一つ上げるだけでも1度に多くのポイントが動く訳ね」

ルビィ「うん……もしかしたら今のランクで身動きが取れなくなるかもしれない……」
314 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 20:04:59.00 ID:eEXq5mT6O

千歌「でも……だからって止まるわけにはいかないよね」

鞠莉「ふふっ♪そうね♪」

善子「まぁ、まぐれだったとしても間違いなくここまで来れたわけだし」

花丸「チャンスはあるズラ!」

曜「一つだけ、確実に更に上位に食い込める方法があるよね」

ダイヤ「果たしてランクを上げるのと、その方法を実現するのはどちらが難しいのでしょうか……」

梨子「でも、やることは結局同じですよね」

ルビィ「……うんっ!」

果南「んじゃ、のんびりしてないで練習しなきゃね」

千歌「……絶対行こう!ラブライブに!」
315 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 20:05:46.21 ID:eEXq5mT6O

ーーー

梨子「予選なのに結構人が来てるね」

鞠莉「私達のブロックは周りの市からも出場してるからその応援でしょうね」

「みんなー!」

千歌「あっ!」

むつ「良かったー!始まる前に会えた!」

いつき「応援に来たよ」

曜「ありがとう!」

よしみ「とはいっても、抽選外れちゃったから中で応援してあげられないけど……」

千歌「来てくれただけで充分だよ!」

むつ「頑張ってね!本戦は絶対会場で見るから!」

曜「うんっ!私達も絶対本戦に行くから!」

梨子「あれ?そういえばルビィちゃん達は……」キョロキョロ

ダイヤ「あちらで果南さんと一緒にファンに囲まれてますわ」

千歌「ファン!?」
316 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 20:06:13.49 ID:eEXq5mT6O

ファン「Aqoursの黒澤ルビィちゃんですよね!?可愛い〜♡」

ルビィ「あわわ……あ、ありがとうございます……」

ファン「私っ、国木田さんの歌すっごく好きなんです!」

花丸「そ、そんな、マルは全然……」

ファン「つ、津島さん……あ、握手してください!」

善子「握手っ!?え、ええ、いいわよ」ギュッ

ファン「松浦さんって普段どんな事してそのスタイル保ってるんですか!?」

果南「私、ダイビングしてるからそれのせいかな〜」
317 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 20:07:04.12 ID:eEXq5mT6O

鞠莉「すっかり人気者ねー♪」

千歌「むむっ……羨ましい……」

曜「千歌ちゃん千歌ちゃん」トントン

千歌「ん?」

ファン「あのっ!Aqoursの皆さんですよね!?」

梨子「えっ?あ、そうですけど……」

ファン「私達みとしーのライブ見に行ったんです!」

千歌「あ、ありがとうございます!」

ファン「もちろん夏まつりも見に行きました!あの日の中で一番凄かったと思います!」

ダイヤ「そう言ってもらえると嬉しいですわ」

ファン「良かったら写真一緒に撮ってもらっていいですか!?」

鞠莉「OK♪じゃあみんなで撮りましょう♪」

むつ「じゃあ私が撮ってあげるよ」
318 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 20:07:52.50 ID:eEXq5mT6O

よしみ「みんなー、はいチーズ♪」

カシャッ

ファン「ありがとうございます!あのっ!今日も応援してるんで頑張ってください!」

曜「ありがとう!またライブにも来てねー♪」フリフリ

千歌「……」ポカーン

鞠莉「千歌っち、口開いてるわよ?」

千歌「私達にも、ちゃんとファンがいたんだね」

梨子「こうして直接応援してもらえると嬉しいね」

曜「ますます負けられないね!」

千歌「うんっ!」

ダイヤ「さ、そろそろ中に入りましょうか」

千歌「おーい!果南ちゃーん、みんなー入るよー!」

ルビィ「あっ、ま、待ってー」アワアワ
319 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/11(水) 20:08:50.76 ID:eEXq5mT6O
後でまたあげます
320 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:25:03.06 ID:TpY3MzgXo

ーーー

千歌「夏まつりとブロック予選を終えて今更ですが!夏休みと言えば!」

ようかな「海ー!」

梨子「毎日見てるのに?」

果南「はぁ……梨子ちゃん、分かってないなぁ」ポンポン

曜「夏の海は夏の海という特別なものなんだよ!」

梨子「そ、そうなの?」

花丸「オラは肝試しもしたいズラ〜」

梨子「肝試し?」

花丸「夜に怖いところに行ったりするズラぁ」ズイッ

梨子「こ、怖いのは遠慮しておこうかな……」

善子「クーラーの効いた部屋で一日中ゴロゴロしてるだけでいいわ……」グデェ

ダイヤ「あまりだらけていると身体壊しますわよ?」

鞠莉「ウチのホテルでバカンス気分を味わうのはどう?♪」

千歌「いいねっ!」ビシッ
321 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:25:36.33 ID:TpY3MzgXo

ルビィ「もぉ!みんな遊んでる暇ないよぉ!」

千歌「ルビィ先生!」

曜「そこをなんとか!」

ルビィ「ダメですっ!次の土曜日には県大会なんだよ!ブロック予選突破したからって浮かれてる場合じゃありませんっ!」フンス

善子「具体的に何すればいいのよ」グデェ

曜「あっ!合宿とか!」

千歌「合宿!なんかいい響き!」

梨子「合宿?」

果南「みんなで同じところで寝泊まりして何日も常に一緒で練習したりするの」

梨子「へぇ……ちょっと楽しそう」

ダイヤ「では、県大会本戦までに合宿ということで?」

花丸「はーい」

果南「でもどこでやる?」
322 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:26:43.20 ID:TpY3MzgXo

善子「マリーの家でいいんじゃない?広いし」

鞠莉「それは無理ねー、パパの仕事関係者も出入りするから」

ダイヤ「私達の家も同様に無理ですわね」

ルビィ「花丸ちゃんの家は?おっきいお寺だし……」

花丸「夏休みは子供向けの学習合宿とかで開放するから難しいズラ……」

善子「ウチは近くに練習出来る所なんかないし、そもそもマンションだから9人も無理」

果南「私の家も泊まるとこないなぁ」

曜「ウチも泊まれないかなぁ……」

梨子「私のところも……」

8人「……」チラッ

千歌「えっ、と……き、聞いてみないと分かんないかなぁ……」オロオロ

果南「鞠莉んところのホテルは?」

鞠莉「練習で敷地を使うくらいならまだしも、泊りがけってのはねー……」
323 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:27:28.34 ID:TpY3MzgXo

果南「となるとやっぱり十千万だね」

千歌「……あ、もしもし?志満ねぇ?その……来週四、五日くらい予約入ってない部屋とかない?」

曜「でも近場で合宿ってのも変な感じだね」

ダイヤ「私達ではあまり遠出するお金もありませんし」

ルビィ「や、やっぱり衣装代のせいかな……」

善子「それは必要経費だから気にしなくていいんじゃない?」

ダイヤ「ええ、それに大会直前ですから下手に環境を大きく変えて調子を乱してもいけませんし」

鞠莉「練習場所があるのに別の場所に行く必要もあんまりないしねー」

ダイヤ「ええ、時間は気にせず練習を出来るだけでも十分だと思いますわ」
324 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:28:04.24 ID:TpY3MzgXo

千歌「……うん、分かった、ちょっと相談してみる、ありがとね、はーい」ピッ

花丸「どうだったズラ?」

千歌「流石にこの時期じゃ何日も空いてる部屋はないって、満室の時もあるから部屋を入れ替えるのも無理って」

梨子「それじゃ、合宿出来ないんじゃ……」

千歌「でも宴会場なら使えるって、朝はお客さんの朝食時に使うから早く出なきゃだし、夜も宴会後になるから結構遅くなっちゃうけど……」

果南「どうする?」

善子「まぁ、それしか合宿出来るところないんだし、やるならありがたく使わせてもらうしかないでしょ」

千歌「ただその……」

梨子「……?」
325 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:29:02.51 ID:TpY3MzgXo

ーーー

美渡「はい、じゃあとりあえず片付けよろしく!あんまりちんたらしてたら寝る時間なくなるんだし頑張れー」ケラケラ

千歌「じゃあ、一年生は座布団を全部あっちに集めてから、食器を下げる!」

ルビまる「はいっ」

善子「何でこんなことに……」ゲンナリ

千歌「三年生は厨房からワゴン持ってきて、その後に銘々膳を下げて!」

ダイヤ「二人共、行きましょうか」

かなまり「はーい」

千歌「私達はまずゴミをまとめよう、固形燃料とか竹箸とか、残り物は厨房で処分するからそのままで!」

曜「了解であります!」

梨子「はーい」
326 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:29:36.99 ID:TpY3MzgXo

ーーー

志満「じゃあそろそろ脱衣場の方掃除するから三人来てくれる?」

曜「私いきまーす!」

果南「じゃあ私も行ってくるよ」

ダイヤ「私も行きますわ」

千歌「はーい」

美渡「千歌ー、お父さんが厨房に二人くらい寄越せってー」

千歌「分かったー!洗い物とかくらいだと思うから梨子ちゃんと鞠莉先輩行ってきてもらえます?」

梨子「分かったわ」

鞠莉「レッツゴー♪」

千歌「私達はここを早く掃除しちゃって早く寝られるようにしなきゃね」

ルビィ「はいっ!」

善子「練習よりきつい……」

花丸「ほーら善子ちゃん頑張るズラ!」
327 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:30:27.13 ID:TpY3MzgXo

ーーー

善子「っ……はぁぁ……露天風呂最高……」

ダイヤ「流石に一日練習して旅館のお手伝いは疲れますわね……」

果南「店と接客の仕方が違うから、変な疲れが来ちゃった」

梨子「いつもこんなことしてるの?」

千歌「いつもは繁忙期だけ近所の人がお手伝いしてくれるんだけどね、今回は私達がいるから他の人は昼間だけ」

曜「そういえば十千万でアルバイトとか見たことないね、厨房は何人もいるのに」

千歌「普段からそんな沢山泊まりに来るわけじゃないからねー、厨房の人達も掛け持ちとかしてるみたいだし」

鞠莉「色々大変なのねー」

果南「淡島にホテル建ったからじゃないの?」

鞠莉「oh……」ブクブクブク
328 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:31:02.70 ID:TpY3MzgXo

千歌「それもあるかもしれないけど……やっぱり内浦に来る人は昔より減っちゃってるみたい」

ルビィ「でも、私達が頑張ったから去年より人は来てるって夏まつりの人達も言ってたよ!」

花丸「うんっ!ちょっとずつでも内浦に興味持ってくれる人は増えてる!」

善子「とはいえ、それもいつまで続くかでしょ、マリー達が卒業したらAqoursも終わるんだし」

ルビィ「ぁぅ……」

花丸「それもそうだけど……」

善子「あっ……」

果南「……」

千歌「そういえば……そうなんだよね……」

ダイヤ「……」

曜「……」

善子「……変なこと言ってごめんなさい……」
329 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:32:38.86 ID:TpY3MzgXo

梨子「……私達の名前」

曜「ん?」

梨子「Aqoursの名前を決めた時の事覚えてる?」

花丸「……?」

鞠莉「ファイブマーメイド?」

梨子「そ、そっちは忘れてっ!」バシャバシャ

ルビィ「……A・Q・Ours」

果南「……?」

千歌「ぶくぶく湧き出して……絶対に割れない永久の泡……」

ダイヤ「泡……?」

梨子「一つ一つの泡はちっちゃくて誰にも気付いてもらえないかもしれないけど……それが沢山集まったら」

善子「……」

曜「……誰かが、気付いてくれる!」

ルビィ「私達、ここにいるんだよって!」

鞠莉「この先もずっと残り続ける泡……」
330 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:33:38.83 ID:TpY3MzgXo

梨子「……もちろんラブライブで優勝したりできたら凄い事だし、きっと沢山の人にも見てもらえる……でもそれだけが私達のしたい事じゃないんじゃないかな」

ダイヤ「……」

梨子「千歌さんがスクールアイドルを始めたのは、ラブライブに勝つためでも、内浦を救うためでもないよね?」

千歌「そうだったね……最近私なんかいろんな事が思った以上に上手くいって……浮かれて迷子になってたかも」

果南「千歌……」

千歌「私……ここにいるよって……私達はここにいるんだよって……ただそれを伝えたかったんだ」

花丸「……」

千歌「町を離れた人や……まだ知らない人や……とにかくいろんな人に伝えたい!」ザバァッ

ダイヤ「……千歌さん?」
331 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:34:30.07 ID:TpY3MzgXo


千歌「私達はここだよぉぉっ!!」


善子「いっ!?ちょっと、いきなり叫ばないでよ」

曜「でもやっぱりそのための一番の近道は?」

ルビィ「ラブライブ!」

鞠莉「出場するためにはー?♪」

花丸「大会で入賞する!」

梨子「入賞するために私達がすることは?」

千歌「明日も練習だっ!」

ガラッ

美渡「千歌!アンタこんな時間に何考えてんの!寝てるお客様もいるんだよ!」

千歌「あっ!?……ご、ごめんなさい……」ブクブクブク
332 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:35:11.20 ID:TpY3MzgXo

ーーー

曜「柔軟終わり!このまま浦の星まで走るよー!」

善子「ぅぇ……マジで……?」

千歌「じゃあいってきまーす!」

志満「頑張ってねー♪」フリフリ

しいたけ「ワウッ」

ルビィ「ひっ!?い、いってきまーす!」ダッ

志満「あ、鞠莉ちゃん、だったかしら?」

鞠莉「はい?」

志満「みとしーのライブ、この町の為に頑張ってくれてありがとうね」

鞠莉「えっ?」
333 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:35:50.35 ID:TpY3MzgXo

志満「ふふっ、うちもそれなりに古いから少しくらいはそういう話も耳に入るのよ」

鞠莉「そうでしたか……その節はお騒がせしてすいませんでした」ペコリ

志満「いいのよ、それにライブするためにあんなに夜遅くまで一人で交渉してるの見ちゃったら、ね♪」

鞠莉「……えっ!?」

志満「ふふっ♪千歌ちゃん達には内緒にしてあるから安心して♪それじゃ練習頑張ってね♪」

鞠莉「……」ポカーン

花丸「小原せんぱーい!置いてっちゃうよー!」

鞠莉「あっ、す、すぐ行くわー!」
334 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:36:32.25 ID:TpY3MzgXo

ーーー

千歌「曜ちゃん、銘々膳おねがーい」

曜「了解であります!」

果南「空き瓶はこれだけ?」

善子「空き瓶まだあるー?」

梨子「ないよー」

果南「んじゃ持っていっちゃうね、よいしょ」

美渡「千歌ー、みんなもちょっと」

千歌「なにー?」

美渡「明日早く帰ってこれる?」

千歌「何かあるの?」

美渡「お客様のリクエスト」

千歌「リクエスト?」

美渡「Aqoursのステージ見たいってさ、そこで踊れる?」

千歌「えっ!?」

ルビィ「お客さんが!?」
335 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:37:28.81 ID:TpY3MzgXo

美渡「明日ここ使うお客様の一組がね、お昼食べに戻って来たアンタ達に気付いてさ」

千歌「本当に?」

美渡「若い人もいるグループだったからねー、で、是非見たいって、一応基本的にそういうサービスはしてないとは伝えてあるけど」

梨子「どうする?」

千歌「他のみんなにも聞いてみないと……」

美渡「じゃあ寝るまでに決めといてねー」

千歌「はーい」

果南「次何か運ぶー……ってどうかした?」

曜「なになに?」

千歌「お客様が明日ここでAqoursのステージ見たいって」

曜「ここで?」

果南「やるの?」

千歌「私は……やっても良いかなぁとは思うけど」

梨子「じゃあやろっか?」

善子「まぁ、これも練習の一環と思えば別に良いけど」

千歌「後でマルちゃんと鞠莉先輩が戻ってからまた決めよう」
336 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:38:19.14 ID:TpY3MzgXo

ーーー

志満「みんなお疲れ様ー♪凄く良かったわー♪」

美渡「お客様喜んでたよ」

千歌「良かったぁ」

花丸「いつものライブとまた違う感じでドキドキしたズラ」

果南「でも、こういうのも悪くないね」

鞠莉「ウチのホテルでも出来ないかしら」

曜「沼津や静岡以外からの人にも覚えててもらえてるのって嬉しいね」

ルビィ「うんっ!」

美渡「で、喜んでるところ悪いけど片付けはいつも通りよろしく」

千歌「だよねー」ガクッ

志満「ごめんねみんな、一応約束だから」

曜「大丈夫でありますっ!」

千歌「よーし、ちゃちゃっと片付けて温泉入っちゃお!」

善子「はーい……」
337 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:38:58.22 ID:TpY3MzgXo

ーーー

鞠莉「はぁ……疲れたわー」

ダイヤ「これで合宿も終わりですわね」

果南「うん、明日はゆっくり休んで明後日の県大会に備えなきゃね」

千歌「じゃあ、戻って早く片付けして最後は温泉でゆっくりしよっか」

曜「はーい」

ルビィ「梨子先輩は合宿どうでした?」

梨子「楽しかった♪」

ルビィ「えへへ、ルビィも♪」

花丸「なんだか夏休み中ずっと合宿してたいね♪」

善子「流石にそれは辛いわ……」

果南「マルー、なら私が付き合ってあげよーか?」

花丸「え゛っ……それは遠慮するズラ……」
338 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:39:47.89 ID:TpY3MzgXo

ダイヤ「いくら何でも果南さんの個人トレーニングはハード過ぎますわ」

果南「えーそうかなぁ」

曜「なかなかいい汗かけるのにねー」

ルビィ「二人は元々運動出来るからそんなこと言えるんだよぅ……」

梨子「そんなにキツイの?」

千歌「今度朝早く起きてみて、外見たら新聞配達のバイクと一緒に走ってるから」

梨子「そんな時間に走ってるの!?」

善子「アスリートかっ」
339 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:41:09.27 ID:TpY3MzgXo

志満「あ、帰ってきたわ、おーい」

千歌「あれ?志満ねぇどーしたの?」

志満「練習お疲れ様♪はい♪」

曜「これ……花火?」

花丸「沢山ある……」

志満「頑張ったご褒美よ♪」

果南「片付けはいいんですか?」

志満「明後日大会なんでしょ?まだ夏休み始まったばかりとはいえずっと練習漬けなんだし、ちょっとくらい遊んでも罰は当たらないわ♪」

千歌「志満ねぇ……ありがとう!」

志満「ふふっ、お礼なら誰かさんに言ってあげて♪」

ルビィ「誰かさん?」

志満「わざわざ買ってきてくれたのよ」

千歌「誰か……むっ……まさかまた何か要求されるんじゃ……」ムムッ

志満「そんなこと言わないの、みんなAqoursの事応援してるんだから」
340 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:41:46.46 ID:TpY3MzgXo

ダイヤ「本当にいいんでしょうか?」

志満「大丈夫♪ほら、浜でゆっくり楽しんでらっしゃい♪温泉も用意しておくから♪」

千歌「うんっ!じゃあみんな浜までダッシュ!」

善子「ちょっ、また走るの!?」

梨子「ありがとうございます!千歌さん待ってー!」

志満「火には気を付けてねー♪」


志満「ふふっ♪直接渡してあげれば良かったのに」

美渡「……あんまり持ち上げたら千歌はすーぐ浮かれるからねー」

志満「もう、そんなこと言ってー」

美渡「じゃ、宴会場片付けてくるねー」

志満「もう……素直じゃないんだから♪」
341 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:42:21.94 ID:TpY3MzgXo

ーーー

善子「あー久々の家だー」バタッ

善子「今日はもう部屋から一歩も出ないわよー……」グデェ

善子「……」

善子「……ランキングだけチェックしとこ」ノソノソ

善子「んーと……457位か……」カチカチッ

善子「ルビィの言う通りなかなか上がりにくくなってるわねー」カチカチッ

善子「まぁ……着実に見てる人は増えてるみたいだけど……」カチカチッ

善子「あ、またみとしーのコメント増えてる?……ん?」

善子「……」カチッ…

善子「……っ」

善子「……」カチカチッ

善子「何よこれ……」
342 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:42:59.02 ID:TpY3MzgXo

ーーー

千歌「おー!やっぱりブロック予選より人多い!」

ダイヤ「ラブライブ本戦までの途中とはいえ、県内のスクールアイドルの頂点を決めるわけですからね」

曜「むっちゃん達はもう中に入ってるって」

ルビィ「今回は抽選当たったんだね!」

花丸「どんな人が出場するんだろう」

善子「チェックした限りじゃ半分以上が私達よりランク高いグループよ」

曜「やっぱりなかなか大変そうだね」

果南「私達もみっちり練習したんだし、自信持ってやれば大丈夫だよ」

鞠莉「そうね、今更こんなところで怖気付くAqoursじゃないわ!」

千歌「よしっ!地区予選目指してみんな頑張ろー!」

8人「おー!」
343 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 00:43:30.51 ID:TpY3MzgXo
今日はここまで
344 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:43:56.71 ID:TpY3MzgXo

ーーー

美渡「たっだいまー」

志満「あ、美渡おかえりー」

美渡「……千歌は?」

志満「部屋にいるわ」

美渡「やっぱ、落ち込んでる?」

志満「美渡も結果見たの?……帰ってきた時は元気そうにしてたけど……多分」

美渡「ま、スクールアイドルもそう甘くはないって事だね、千歌にもいい勉強になったんじゃない?」ガサゴソ

志満「これで辞めるなんて言い出さなきゃいいけど……」

美渡「どうだかねー、片付ける部屋とかある?」

志満「じゃあ椿と竜胆にお布団運んでくれる?」

美渡「はーい」

志満「……もう回りくどいんだから」

『勝手に食べていいぞ by美渡お姉様』
345 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:44:39.32 ID:TpY3MzgXo

ーーー

梨子「……」ボフッ

ルビィ『……終わっ、ちゃった……の?』

梨子「……」

鞠莉『17位……』

梨子「……」ギュッ

果南『……まだ足りなかったみたいだね……』

梨子「……」

花丸『……あんなに頑張ったのに……』

梨子「……」ズキッ

善子『……清々しいくらい、ぼろ負けね……』

梨子「……」

ダイヤ『……仕方ありませんわ……』

梨子「……」

曜『……悔しい……』

梨子「……」グスッ

千歌『……やっぱりそんなに甘くないよね』

梨子「……」
346 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:45:22.53 ID:TpY3MzgXo

コンコン

母「……梨子?」ガチャッ

梨子「……なに?」ゴシゴシ

母「……残念だったわね」

梨子「うん……他のグループの方がずっと上だった」

母「……隣座ってもいい?」

梨子「……うん」

母「……お疲れ様」ナデナデ

梨子「……」

母「今日はゆっくり休んで、また明日から頑張りましょう?」

梨子「うん……」

母「……」

梨子「……」
347 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:47:19.44 ID:TpY3MzgXo

母「……昔ね」

梨子「……?」

母「梨子が初めてピアノのコンクールに出た時」

梨子「……うん」

母「その時は入賞も出来なくて、梨子は昔から負けず嫌いなところあるから、すっごく泣いててね」

梨子「……」

母「お母さんもお父さんもいっぱい頑張ったねって慰めたことがあるの」

梨子「うん……」

母「でも、その時にね梨子が『私、前より一番上手に弾けたよ』って泣きながらだけど誇らしげに言ったの」

梨子「……!」

母「ただ勝ち負けに拘るんじゃなくて、自分の出来ることに自信を持てる梨子が、お母さん凄く嬉しくてね」

梨子「……出来ることへの自信……」

母「それで今日のみんなの……梨子のステージをテレビで見て思ったの」

梨子「……?」
348 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:48:14.36 ID:TpY3MzgXo

母「誰よりも楽しそうに踊るみんなは、きっとまだまだ成長出来るって」

梨子「……」

母「梨子が中学生でピアノコンクールの最優秀賞を取れたみたいに、Aqoursももっと大きくなれるって」

梨子「……」

母「時間は沢山ある訳じゃないんだろうけど、4月から始めて、ここまで来れたんだもの」

梨子「……」

母「お母さんは今からもう冬の大会が楽しみよ♪」ナデナデ

梨子「……うん」

母「まだ思い出せなくても大丈夫、悔しい思いをしてもやって来たことを誇れる強さは梨子の心がちゃんと覚えてる」

梨子「こころ……」ギュッ
349 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:48:42.01 ID:TpY3MzgXo

母「貴女が産まれた時からずっと見てきてるお母さんにはちゃんと分かるわ」ポンポン

梨子「……うん」

母「……♪」ナデナデ

梨子「……ありがとう、お母さん」

母「ふふっ、今日は梨子の好きなものを作ってあるから、それ食べて、また明日からみんなで頑張れ♪」

梨子「……うん!」
350 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:49:28.19 ID:TpY3MzgXo

ーーー

梨子「流石に早すぎたかな……」ガラッ

ダイヤ「あら、随分遅かったですね」クスッ

梨子「ダイヤさん……!?」

ルビィ「あっ!梨子先輩♪おはようございます♪」

梨子「ルビィちゃんも……」

果南「ただいまー」

花丸「はぁ……はぁ……あ、朝からこんなに走ってるなんて……」

曜「やっぱり朝走ると気持ちいいなぁ♪あっ、梨子ちゃんおはよー♪」

梨子「果南さんに曜さん、マルちゃんまで……」
351 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:50:21.17 ID:TpY3MzgXo

ガラッ

善子「ふわぁぁ……って、いっぱいいるし……」

梨子「よっちゃん……」

鞠莉「さーて、どこに隠れてようかしらー♪」ジャーン

ダイヤ「隠れるとは?」

鞠莉「oh……遅かった……」

梨子「鞠莉さん……」

善子「なによ、みんな考えること一緒じゃない」

ルビィ「そうみたいだね♪」

果南「あとは千歌だけだけど……」

ダイヤ「真っ先に来てると思ってたんですけどね」
352 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:51:01.01 ID:TpY3MzgXo

ガタッ

鞠莉「何っ!?」

花丸「ロッカーから?」

曜「……まさか」

ガチャッ

千歌「……zzz」

ルビィ「……寝てるね」

ダイヤ「もしかして私達より先に来て隠れてたと……?」

花丸「そういう事みたい……」

梨子「……千歌さん」トントン

千歌「……zzz」

梨子「千歌さん!」

千歌「っふぇあ!?」ビクッ
353 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:51:34.40 ID:TpY3MzgXo

果南「あーあー涎垂れてるし」クスクス

千歌「はれぇ?……みんな?」ゴシゴシ

善子「練習始めるわよ」

千歌「……えっ!?みんな来ちゃったの!?」ガタッ

ダイヤ「当たり前ですわ」ヤレヤレ

千歌「えー……せっかく驚かそうと思ったのにぃ……」

鞠莉「ちょっとチープだったわねー♪」

梨子「隠れる気満々だった鞠莉さんが言います?」

鞠莉「な、何のことかしらー」
354 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:52:18.08 ID:TpY3MzgXo

花丸「何からする?」

ダイヤ「まずは冬のラブライブに向けてこれからどうしていくか話しましょうか」

曜「ルビィ先生の出番だね!」

ルビィ「任せてくださいっ!」フンス

千歌「……」ポカーン

鞠莉「新曲を持ってきたから後で聴いてくれる?」

花丸「分かりました!」

果南「夏休み終わった後も含めて、練習プランも練り直さないとね」

善子「あんまりハードなのはやめてよ?」

果南「えー」
355 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:52:51.91 ID:TpY3MzgXo

千歌「……みんな」

ルビィ「ほら千歌ちゃん♪」

ダイヤ「いつまで惚けてるんですか?」

果南「夏休みもまだ半分あるしね」

曜「早く始めようよ!」

花丸「やらなきゃいけない事がいっぱいあるズラ!」

鞠莉「止まるわけにはいかない、でしょ?♪」

善子「やらないなら帰るわよー?」ニヤッ

梨子「千歌さん、お願い♪」

千歌「……うん!」


千歌「じゃあ今日も……Aqoursの練習始めるよ!」
356 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:53:30.56 ID:TpY3MzgXo

ーーー

善子「これ何インチよ……」

鞠莉「75くらいだったかしら」

花丸「マルよりおっきいズラ〜……」

果南「そろそろ始まるよー」

曜「……この感じ……ポップコーンが欲しくなる!」

ダイヤ「映画じゃないんですから……」

千歌「……」ソワソワ

梨子「本当に最初から最後まで生中継なの?」

果南「そう、書いてあるけど」

善子「断言するわ、私途中で寝る」

ルビィ「みんな静かに!」
357 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:54:29.33 ID:TpY3MzgXo

TV『ーー8月も最終週!夏の暑さに負けない盛り上がりがやって参りました!皆様お待ちかね、第七回ラブライブ!!』

千歌「始まった……!」

TV『全国を勝ち抜いた総勢40組のスクールアイドルによる頂上決戦!』

鞠莉「……」

TV『全てのスクールアイドルの頂点に立つのは一体どのグループなのかっ!』

ダイヤ「……」

TV『日本中が注目する中、アキバドームのステージにスクールアイドルが集結します!』

ルビィ「まさにそうそうたる顔ぶれだね……」

善子「いや、分かんないし……」

『前回優勝者により、優勝旗が返還されます! 』

果南「これがν-tral?」

ルビィ「はい」

梨子「……っ」ズキッ
358 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:55:19.48 ID:TpY3MzgXo

『第一回優勝者にして、公式サポーターでもありますA‐RISE綺羅ツバサさんより、開会の挨拶です!』

鞠莉「私達も優勝すればプロアイドルになれるのかしら?」

曜「μ'sがプロになってないし無理なんじゃない?」

ルビィ「そもそもラブライブ優勝経験のあるプロアイドルはA‐RISEだけだよ」

千歌「そうなの?」

ルビィ「うん、あとテレビに出てる人はμ'sの矢澤にこさんがマルチタレントとして出てるくらいかな……」

鞠莉「そう簡単にはいかないのね」

ルビィ「もちろんプロとしてデビューするチャンスはぐっと上がるけど、それでもプロとしてやっていくのはスクールアイドルよりもずっと難しいんだと思う」

TV『ーーエントリーナンバー1!雨にも負けず風にも負けず、三度目の本戦出場!悲願の優勝なるか!岩手県花巻市立ーー』
359 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:55:51.60 ID:TpY3MzgXo

ーーー

曜「1、2、3、4、1、2、3、4、おっけー」

果南「チェックするよー」

千歌「どれどれ〜?」

ダイヤ「果南さんは少しここの振りが大きいので、もう少しコンパクトにしてもいいのでは?」

果南「あー確かに、次ちょっと気を付けるよ」

曜「あっ、ここちょっとズレてない?」

ルビィ「あっ、ルビィがちょっと早いかも……」

千歌「後でそこだけ合わせてみよっか」

ルビィ「うんっ」


花丸「……頭痛、大丈夫?」

梨子「……うん、ごめんね」ズキッ

鞠莉「あまり酷いようなら病院行ったほうが良いんじゃない?」

梨子「うん……」

善子「明日から二学期も始まるし、ライブだって控えてるんだから、無理しないでよ?」

梨子「うん……」ズキッ
360 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:56:29.70 ID:TpY3MzgXo

ーーー

医者「あくまで痛みを和らげる為の薬だから、あまりにも酷くて動けない時に服用してくださいね」

梨子「はい……」

医者「激しい運動よりもストレッチや軽い体操を中心にしてもらったほうが改善に繋がると思いますから、焦らずゆっくり様子を見ましょう」

梨子「はい……ありがとうございました」ペコリ

梨子「……」

梨子「……これから頑張らなきゃ駄目なのに……何してるんだろ……私……」ズキッ
361 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:57:02.47 ID:TpY3MzgXo

ーーー

梨子「……」トボトボ

梨子「……あっ」

梨子「第七回ラブライブ特集……ν-tral、二度目の優勝……」ペラッ

梨子「……約束……守れない、のかな……」ボソッ

梨子「……」ピタッ

梨子「あれ……約束……?私何言ってるんだろ……」ズキッ

梨子「だめだめ、帰って休まなきゃ……頭痛いからってネガティブになっちゃだめよ……」トボトボ
362 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:57:39.89 ID:TpY3MzgXo

ーーー

千歌「梨子ちゃんお疲れ様っ!今日は調子良さそうで良かった♪」

梨子「うんっ!ライブ楽しみだったから、ちゃんと整えて来たよ♪」

善子「松浦先輩とマリー、歌詞間違えてなかったー?」ニヤッ

果南「げっ、バレてた……」

鞠莉「そういうのもライブの醍醐味なんだからいいじゃない♪」

ダイヤ「完璧にしろとは言いませんが、開き直るのはどうかと」ヤレヤレ

ルビィ「善子ちゃん!この間のPVは評判どう?」

善子「えっ?あー、うん、上々よ」

花丸「ランキングはどうズラ?」

善子「えっ、まぁ、ランクはイマイチかな、見てくれる人は格段に増えてるけどね」

曜「コメントは?いっぱい来てる?」

善子「コメント……うん、まぁ、いつも通り……大丈夫……ごめん、ちょっとお手洗い行ってくる」

曜「……?」

ルビィ「善子ちゃん……?」
363 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:58:22.10 ID:TpY3MzgXo

ーーー

梨子「……」

ガタッガタッバンッ

梨子「……まだ入っちゃだめー?」

ダメー!

梨子「はーい……何やってるんだろう……」

鞠莉「あれ?梨子っち、ドアの前で何してるの?」

梨子「あ、鞠莉さん……それが中に入るなって言われて」

鞠莉「……ははーん、なるほどね♪」

梨子「そういえば、その大きな箱なんですか?」

鞠莉「イッツァシークレッツ♪ちょっと通してくれる?」

梨子「あ、はい」
364 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:59:03.38 ID:TpY3MzgXo

鞠莉「はぁい♪マリーのとうちゃーーきゃぁっ!?」

梨子「ひっ!?鞠莉さんが部室に吸い込まれちゃった!?」

オソイデスワッ
ソーリーソーリー♪
ドコオイタズラー!?
ソッチニナイノ!?

梨子「……」

梨子「……まだかなぁ」

バァンッ

梨子「っ!?」ビクッ

千歌「おまたせ!」

梨子「あ、もう入ってもーー「そいやっ!」ガバッ

梨子「きゃっ!?何っ!?何被せたの!?紙袋!?見えないよっ!?」アワアワ

千歌「外しちゃダメだよ!足元気を付けてね」

梨子「気を付けるも何も見えないんだって……」

千歌「梨子ちゃん、ここ、椅子あるから座って」

梨子「い、椅子?えっと、これ?」

千歌「じゃあ紙袋取るよー」

バッ
365 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/12(木) 23:59:45.27 ID:TpY3MzgXo

梨子「一体何を……」

8人「ハッピーバースデー!!」

梨子「えっ……と……」キョトン

曜「18歳のお誕生日おめでとう梨子ちゃん♪」

鞠莉「19日なのはもちろん分かってるんだけど、平日じゃない?」

梨子「え、えぇ……」

ルビィ「だからちょっと早いけど今日お祝いしちゃおって、みんなで話してたの♪」

梨子「そう、なんだ……」

果南「うーん……あんまり嬉しくなかった?」

梨子「あ、いえ……そういう訳じゃなくて……」

善子「……?」
366 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/13(金) 00:00:26.21 ID:cdMjgNrxo

梨子「その……自分の誕生日って実感があんまりなくて……なんて言うか、今の私に取ってはまだ2回目だから……」

ダイヤ「確かにそうですわね……すみません、私達の考えが至らないばかりに」

梨子「あっ、別にお祝いしてもらって嫌だったとかじゃないんですよ?」アワアワ

千歌「じゃあ18歳のお誕生日兼、2歳のお誕生日ってことで!」

花丸「いや、それはなんだかおかしい気がする……」

梨子「……ふふっ♪」

千歌「あっ、笑われた!?一応真面目に考えてるつもりなんだよー!?」ガーン

梨子「ごめんなさい♪」クスクス

鞠莉「まぁまぁ細かい事は気にしないで♪とにかくバースデーパーティーを楽しみましょう♪」

曜「賛成ー!」

梨子「うんっ♪みんなありがとう♪」
367 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/13(金) 00:01:22.02 ID:cdMjgNrxo

ーーー

千歌「沖縄と言えばー?」

曜「海ー!」

梨子「また海……?」

曜「はぁ……分かってないなぁ梨子ちゃん、沖縄の海は沖縄の海という特別なものなんだよ……」ポンポン

梨子「前にも聞いたような台詞ね……」

果南「今年は沖縄なんだ、良いなぁ、私も沖縄で泳ぎたかったなぁ」

曜「果南ちゃん、思い出話で我慢してよね」ニシシ

ダイヤ「あの二人の前世は間違いなく魚ですわね」

ルビィ「あはは……」
368 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/13(金) 00:02:28.21 ID:cdMjgNrxo

鞠莉「しゅーがくりょこーかー」ムスッ

花丸「あ、そっか小原先輩、留学してたから……」

鞠莉「そーなのよー……自腹でついて行っちゃおうかしら」

ダイヤ「馬鹿なこと言わないでください」

鞠莉「生徒会長権限でどうにかならないのー?」

ダイヤ「なりません、そもそも私の任期はこの間終わりました」

鞠莉「まだ出入りしてるじゃなーい」

ダイヤ「引き継ぎをしてるんです!」

善子「……」

果南「どーしたの?善子ちゃん、難しい顔して」
369 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/13(金) 00:03:09.18 ID:cdMjgNrxo

善子「えっ?あー、私も修学旅行、あんまりいい思い出ないなーって」

花丸「なんで?」

善子「ふふっ……ヨハネがあまりにも崇高過ぎて並び立てる人がいなかったのよ!」ギランッ

鞠莉「ぼっちだったのね」

善子「ぼっち言うなぁ!」

花丸「来年は絶対オラが一緒に回ってあげるズラ!」ギュッ

ルビィ「もちろんルビィも一緒だよっ!」ギュッ

善子「そんな不憫そうな目で見ないで……」シクシク

千歌「というわけで、数日はいないからよろしくね」

梨子「新曲の準備とか諸々任せちゃってごめんね?」

曜「次のライブも近いしね!」
370 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/13(金) 00:03:48.21 ID:cdMjgNrxo

ーーー

善子「混沌より出でし反逆の業ーカルマー」

花丸「却下」

善子「じゃあ、魂に刻まれし獄炎の聖痕ースティグマー」

花丸「却下」

善子「えー……じゃあ偽りの楽園に囚われた者達の解放ーリベルタスー」

花丸「さっきから意味不明ズラ……」

善子「ぬぅ……作詞って難しいわね」
371 : ◆sHtux8fZAE [saga]:2018/07/13(金) 00:04:38.18 ID:cdMjgNrxo

果南「ここでバク転、よっ!」

鞠莉「いや……無理でしょ」

果南「そう?曜は出来たと思うけど」

鞠莉「貴女達二人くらいしか出来ないわよ」

果南「えー、あっ、じゃあこういうのは?鞠莉そこに立ってて、屈んじゃダメだよ」

鞠莉「バッドフィーリングしかないわ……」

果南「いくよー!」ダッ

鞠莉「ちょっ!?」ビクッ

果南「とうっ!」タンッ

鞠莉「怖っ!」

果南「よっと、こんな感じで跳び箱みたいに……」

鞠莉「出来るわけないでしょ!」
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