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【ガルパン】優花里「山中湖でキャンプをしましょう!」
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33 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:13:32.42 ID:UTwhgUDY0
沙織「えぇ!?こんなに小さいの!?」
優花里「す、すみません。ダメでしたか?」
沙織「いや、ダメじゃないよ。大丈夫。でも1人前ずつ作る感じになるかな。」
みほ「どうしたの?」
優花里「クッカーが小さすぎたみたいで……。よく考えたら5人いるんで私のクッカーじゃ足りなかったですね……。」
沙織「まぁ大丈夫だよ!早速作っていくね!」
34 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:14:15.10 ID:UTwhgUDY0
優花里「なにかお手伝いできませんか?」
沙織「うーん、具材も切ってきてるし、特にないかな。あ、これの火の点け方だけ教えて。」
優花里「わかりました。このゴトクの下にあるつまみでガスの調節ができます。これを回してガスを出したら、つまみの上にある点火装置のスイッチを押します。はい、これで点きました。」
沙織「なるほど。火力を上げたい時はガスを出して、逆に消したいときはガスを止めればいいんだね?」
優花里「その通りです!流石武部殿!」
みほ「面白い形だよね、そのガス缶。」
優花里「OD缶ですか?確かに普段見るガス缶とは違いますね。これはアウトドア用に作られた寒さに強いタイプなんですよ。」
華「そうなんですね。そんなところにも違いがあるなんて思いもしませんでした。」
35 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:14:50.77 ID:UTwhgUDY0
沙織「あ、これヤバい。」
みほ「どうかしたの?」
沙織「ごめん、失敗しちゃった。思ったより具が多くてスープ無くなっちゃったよ。」
華「見た目は完全にカルボナーラですね。」
沙織「これは自分用かな。ちょっと焦げ付いちゃったかも……。」
優花里「それはテフロン加工してあるので大丈夫ですよ。多少の焦げはすぐ落ちます。」
沙織「なら良かった。今度は具は別に炒めて後から入れるようにするよ。味は変わっちゃうけど。」
36 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:17:13.96 ID:UTwhgUDY0
沙織「よし、気を取り直して……まず水を火にかけて、早速パスタを投入!パスタは入りきらないから半分に折る!これでよし!」
〜その頃アンツィオでは〜
アンチョビ「ん?今誰かパスタを折らなかったか?」
カルパッチョ「気のせいでは?」
ペパロニ「そんな非人道的なことするわけないッスよ!」
アンチョビ「そうだよな!そんなバカなことするやつなんていないよな!」
37 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:18:04.92 ID:UTwhgUDY0
沙織「並行して細く切った玉ねぎ、4等分したアスパラガス、適度に分けたぶなしめじ、角切りベーコンをオリーブオイルで炒める。」
沙織「お湯が少なくなったらコンソメと牛乳を追加!そこに炒めた具もイン!」
沙織「沸騰してきたらスライスチーズをちぎりながら入れていって、最後に胡椒、パセリを散らしたら〜完成!」
優花里「美味しそうですね!紙皿ですが、これでいいですよね?」
沙織「うん。それは麻子の分ね。毒味係〜。」
麻子「おい、私が実験台か?」
38 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:18:41.41 ID:UTwhgUDY0
沙織「ちゃんとしたのは練習したとき食べさせてあげたでしょ?」
麻子「わかったよ。……うん、まぁ、美味い。」
沙織「良かった!じゃあこれでみんなの分も作るね!」
華「それにしても本当に美味しそうですね……。」
麻子「食うか?」
華「いいんですか!?」
麻子「ほら、口を開けろ。」
華「あー……ん、美味しいです!流石沙織さんですね!」
沙織「でしょ〜。ちょっと待っててね〜。」
39 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:19:23.08 ID:UTwhgUDY0
〜沙織料理中〜
沙織「よしできた!はい、みぽりんお待たせ。」
みほ「ありがとう!美味しそう!うわ!」
華「危ない!」
沙織「……ふー、危なかったねみぽりん。」
みほ「ごめんね。あ……スープが……。」
優花里「紙皿でスープパスタはやっぱりちょっと無謀でしたね。」
沙織「まぁ少しこぼれたくらいじゃ大丈夫だよ。煮込んでるもん。」
優花里「椅子もすぐ拭いたんで大丈夫です。今日は臭いが気になるかもですが。」
40 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:20:15.81 ID:UTwhgUDY0
みほ「ごめんね。せっかく作ってくれたのに……。」
沙織「ほらみぽりん!そんな顔で食べても美味しくないよ!作った人としては美味しく食べてほしいな!」
みほ「沙織さん……そうだね。いただきます。」
沙織「いやー、このカルボナーラも美味しいし、やっぱり私って天才かも!」
優花里「そうですね!武部殿にお任せして正解でした!」
麻子「秋月さんだったらミリ飯になってたかもな。」
優花里「そんなことは……ありますね。」
沙織「やだーゆかりーん。」
みほ「あはは、美味しいパスタを食べられて良かった!」
優花里「西住殿まで〜!」
41 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:21:48.74 ID:UTwhgUDY0
あ、誤字
書きなおそう
42 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:22:57.18 ID:UTwhgUDY0
みほ「ごめんね。せっかく作ってくれたのに……。」
沙織「ほらみぽりん!そんな顔で食べても美味しくないよ!作った人としては美味しく食べてほしいな!」
みほ「沙織さん……そうだね。いただきます。」
沙織「いやー、このカルボナーラも美味しいし、やっぱり私って天才かも!」
優花里「そうですね!武部殿にお任せして正解でした!」
麻子「秋山さんだったらミリ飯になってたかもな。」
優花里「そんなことは……ありますね。」
沙織「やだーゆかりーん。」
みほ「あはは、美味しいパスタを食べられて良かった!」
優花里「西住殿まで〜!」
43 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:23:43.92 ID:UTwhgUDY0
華「ところで沙織さん、この余った具材は……。」
沙織「あ、それ?後で焼いて食べようと思って。もう食べる?」
華「いいんですか!?」
沙織「もちろん!みんなもいいよね?」
優花里「あ!それならこれも一緒にいただきましょう!」
華「なんですか?これ?」
44 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:24:25.70 ID:UTwhgUDY0
優花里「どん底でもらったノンアルコールラムです!アンツィオからもらった甘くない葡萄ジュースもありますよ!」
沙織「いいねー!雰囲気でるかも!」
優花里「でしょう?」
沙織「こっちは準備できたよ!」
優花里「じゃあ乾杯ですね!」
「「「「「乾杯!」」」」」
45 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:25:19.89 ID:UTwhgUDY0
華「ベーコン、焼いただけなのに凄く美味しいですね!」
麻子「きのこも美味い。ラムと合う。」
みほ「この葡萄ジュース、結構渋いんだね。」
沙織「みぽりーん、こういうのは深いって言うんだよ〜。」
みほ「沙織さんわかるの?」
麻子「わかるわけないだろ。」
沙織「わかってないなぁ〜。こういうのはノリと勢いだよ。」
優花里「お!アンツィオ流ですね?じゃあそろそろこれも使いましょうか!」
46 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:25:55.12 ID:UTwhgUDY0
みほ「わぁ!なにその切り株みたいなの!」
優花里「スウェーデントーチです。これに火を着けて焚き火をするんですよ。」
華「想像してた焚き火とは違いますが、それも楽しそうですね。」
優花里「着火材をさしこんで……火を着ける!これでしばらくしたら暖かくなりますよ!」
麻子「ちょうど日が沈んだところだしな。これから寒くなってくるだろうしいいタイミングだ。」
沙織「なんだか……地味だね……。」
優花里「こ、これからですよ!これは時間がかかるんです!」
華「まぁまぁ、お話してればすぐですよ。」
47 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:26:29.46 ID:UTwhgUDY0
みほ「お菓子もまだあるから食べよう?」
沙織「そんなに食べたら太っちゃうよ〜!」
麻子「そう言いながらベーコン食べるなよ。」
沙織「だって美味しいんだもん!葡萄ジュースも最高!」
華「本当に美味しいですね。大人になったら本物を飲んでみたいです。」
優花里「え!?」
みほ「どうしたの?優花里さん。」
優花里「い、いえなんでも……五十鈴殿は凄く楽しめると思いますよ。はい。」
48 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:27:44.84 ID:UTwhgUDY0
麻子「ちょっとトイレ……。」
沙織「あ!私も行く!」
華「では私も……。」
みほ「じゃあ交代で行こうか。」
優花里「そうですね。私たちは次に行きましょう。」
沙織「じゃあ先に行ってくるね〜。」
優花里「暗いんで気をつけてくださいね!」
沙織「ランタンあるから大丈夫!」
49 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:29:14.17 ID:UTwhgUDY0
華「本当に暗いですね。普段どれだけ明かりがあるのか実感します。」
麻子「そうだな。今日は晴れてはいるがそこまで月明かりがないし。」
沙織「あそこだよね?じゃあこの洗い場で待ち合わせね。」
麻子「わかった。」
〜お花摘み中〜
沙織「ふー、スッキリした。」
華「あ、沙織さん、これ見てください。」
50 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:30:09.28 ID:UTwhgUDY0
沙織「SUP?なにこれ?」
華「ボートの上でヨガしてますよ!楽しそうじゃないですか!?」
麻子「SUPはスタンドアップパドルサーフィンの略だ。サーフィンとボートを合わせたみたいなスポーツだな。」
沙織「名前から推測すると、ボートに立ったまま乗って、船のパドルで進んでいく感じなのかな?」
麻子「ああ、そのまんまだな。」
華「面白そうです!今度はこれもやりましょう!」
沙織「そうだね。提案してみようか。」
51 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:30:36.06 ID:UTwhgUDY0
〜しばらくして〜
沙織「うわぁ、スウェーデントーチいい感じだね!」
麻子「暖かい……。」
みほ「やっぱり火はいいね……。」
華「凄く静かですが、周りの方は寝てしまったんでしょうか?」
優花里「日の出を見るならもう寝た方がいい時間ですからね。」
52 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:31:14.44 ID:UTwhgUDY0
沙織「日の出!?いいね!見よう見よう!」
麻子「ちょっと待て。そんなに早く起きれないぞ。」
優花里「調べたところ、今の時期は5時前くらいから日の出になるらしいです。」
麻子「5時!?」
沙織「大丈夫!今から寝れば寝すぎなくらいだよ!」
優花里「先に寝てていいですよ。私は焚き火の後始末してから寝ますので。」
53 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:32:06.06 ID:UTwhgUDY0
華「そういえば部屋割りはどうしますか?」
優花里「あー、決めてなかったですね。」
みほ「グーパーで決めようか。」
沙織「グーパー?」
麻子「あれだろ。じゃんけんで同じやただしたら同じチームになるやつ。」
沙織「あー!あれかぁ。じゃあそうしよ。」
54 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:33:01.70 ID:UTwhgUDY0
優花里「地域によってかけ声とかが違うんですよね。」
みほ「そうなんだ。こっちではなんて言うの?」
優花里「私はグッパージャス!でした。」
沙織「ジャスってなに?」
優花里「わかりません!」
麻子「私はグッチョッパだな。」
沙織「もちろん私もそれだよ!」
華「私はグーッパ!でした。」
みほ「色々あるんだね。」
55 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:33:40.06 ID:UTwhgUDY0
沙織「今回はみぽりんのでやろうか!出すタイミングは大体同じでしょ!」
優花里「そうですね。そうしましょうか。」
みほ「じゃあいくよ。グッとっパーで別れましょ!」
麻子「沙織とか。」
沙織「私たちは2人だからこっちの小さいテントだね。」
華「私たちは大きいテントですね。」
みほ「私小さいテントに荷物あるから移さないと。」
56 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:34:44.43 ID:UTwhgUDY0
優花里「では後は任せてください!」
華「私も残りましょうか?」
優花里「いえ、ご心配には及びません。1人で焚き火を楽しむのも好きなんで。」
華「……そうですか。ありがとうございます、優花里さん。」
沙織「じゃあ明日は5時には起きてようね。おやすみ。」
みほ「おやすみ〜。」
57 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:35:49.48 ID:UTwhgUDY0
〜しばらくして〜
優花里「もうちょっとかかりそうですね……。思ってたよりかかっちゃいました。」
華「お疲れ様です、優花里さん。」
優花里「五十鈴殿!どうされたんですか?」
華「副会長を労おうかと思いまして。隣、いいですか?」
優花里「もちろんです。ココア、飲みますか?」
華「ありがとうございます。優花里さんは優しくて気が利いて、いつも助かってます。」
優花里「そ、そんな!五十鈴殿には敵いませんよ。」
58 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:36:39.21 ID:UTwhgUDY0
華「そんなことはありませんよ。会長として、砲手として、友達として、あなたに感謝しています。これからも良い関係でいましょうね?」
優花里「もちろんです!不肖秋山優花里、これからも尽力する次第であります!」
華「ふふ、期待していますね。」
優花里「はい!」
華「そろそろですか?もう大分燃え尽きたみたいですが。」
優花里「そうですね。会長殿のおかげであっという間でした。」
華「副会長のお役に立てたみたいで良かったです。ふふふ。」
59 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:37:32.41 ID:UTwhgUDY0
〜3時ころ〜
麻子「んぅ……トイレ……。し、しんどい……。」
麻子「とりあえず外に……。く、暗い……!」
麻子「沙織、沙織ぃ。」
沙織「んー、なに?麻子。」
麻子「トイレ行きたい。ついてきてくれ。」
沙織「えー、しょうがないなぁ。うわっ寒い!」
60 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:38:00.42 ID:UTwhgUDY0
麻子「早く行こう。」
沙織「そんなにくっつかなくても……。」
麻子「お化けがでたらどうする!?」
沙織「うーん、まぁ暖かいしいいか……。」
沙織「ほら、着いたよ。私ここで待ってるから。」
麻子「ドアの前まで来てくれ。」
沙織「えー、まぁいいけど。」
61 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:38:57.16 ID:UTwhgUDY0
〜戻ってきまして〜
沙織「はー、やっと戻ってこれた。今は……3時過ぎか。今から寝ると起きれなそうだし起きてる?」
麻子「そうだな。ココアでも飲もう。」
沙織「賛成!ってあれ?火が点かないよ?」
麻子「夜露で湿ってるからだろう。点火装置周りを拭けば点くはずだ。」
沙織「じゃあハンカチで……点いた!」
麻子「よし、じゃあ沸くまで待つか。」
62 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:40:03.91 ID:UTwhgUDY0
沙織「そうだね。よいしょ……つ、冷たい!」
麻子「椅子にも夜露で濡れてるに決まってるだろ。」
沙織「うぅ……忘れてたよ……。」
麻子「大丈夫か?着替えた方がいいんじゃないか?」
沙織「少し濡れただけだから大丈夫だよ。確かに少し寒いけど……。」
麻子「テントに戻った方がいい。ココアができたら持っていくから。」
63 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:40:32.10 ID:UTwhgUDY0
沙織「えー、せっかくだからここで飲みたいな。」
麻子「でも風邪ひいたら……。」
沙織「んー、じゃあ麻子が暖めてよ。ほら、こっちきて。」
麻子「こうか?」
沙織「もっとくっついて。体重かけても平気だから。」
64 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:41:02.10 ID:UTwhgUDY0
麻子「わかった。これで暖かいか?」
沙織「うん、暖かい。麻子も暖かいでしょ?」
麻子「……暖かい。……沙織、ありがとう。」
沙織「珍しいね。そんなこと言うなんて。」
麻子「こんなタイミングでもないと言えないから。それだけだ。」
沙織「照れちゃって〜。」
麻子「うるさい。」
65 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:41:50.91 ID:UTwhgUDY0
みほ「おはよう、沙織さん、麻子さん。」
沙織「みぽりん!おはよう。」
麻子「おはよう。」
沙織「ごめん、起こしちゃった?」
みほ「ううん、なんかちょくちょく目が覚めちゃって、明かりが着いてたから出てきたんだ。」
沙織「いつもと環境が違うからかな?寝袋で寝たことなんてないもんね。」
みほ「そうだね。でも暖かくて結構寝心地良かったかも。」
沙織「そう?地面が固いからかわかんないけど私はちょっと微妙だったな。」
66 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:42:56.97 ID:UTwhgUDY0
麻子「お湯、沸いたぞ。西住さんもココア飲むよな?」
みほ「うん、ありがとう麻子さん。……冷た!」
沙織「あー、みぽりん椅子は夜露で濡れてるんだから拭かないとー。」
麻子「お前もさっき同じことしただろ。大丈夫か?西住さん。」
みほ「大丈夫大丈夫。とりあえず拭いて……よし、まだ湿ってるけどさっきよりはマシかな。」
沙織「ふー、ココア美味しいね。」
みほ「うん。それにしても本当に静かだね。波もないし、月も綺麗、こんな景色見たことないよ。」
沙織「そうだね。学園艦じゃあまず見れないし。」
67 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:43:55.43 ID:UTwhgUDY0
優花里「おはようございます。」
華「おはようございます。皆さん早いですね。」
みほ「おはよう。もう4時?」
沙織「そうみたいだね。ゆかりんと華もココア飲む?」
優花里「いえ、私はその前にこいつをいただきます!」
華「まぁ、カップ麺ですか?」
68 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:44:28.54 ID:UTwhgUDY0
優花里「はい、例のアニメでカレー麺を食べてたのが美味しそうだったので!皆さんもどうですか?」
華「いただきます!」
みほ「私はいいかな……。」
麻子「私もいらん。」
沙織「私も……というか2人はなんで起きてすぐにそれを食べれるの?」
優花里「それが若さってやつなんです!振り向かないことなんです!」
麻子「意味はわからんがとにかく凄い自信だな。」
沙織「まぁお湯は沸かしてるからこれ使えばいいよ。」
優花里「おぉ!ありがとうございます!」
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/01(金) 23:45:12.56 ID:UTwhgUDY0
〜3分後〜
優花里「そろそろですかね。」
華「待ちくたびれました!いただきましょう!」
華「はふはふ、んー!美味しいです!はふはふ!」
優花里(あのピンクの子みたいですね。)
みほ「……やっぱり私も食べようかな。」
沙織「麻子、私たちも半分ずつ食べない?」
麻子「そうしよう。」
70 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:48:22.69 ID:UTwhgUDY0
〜5時ころ〜
優花里「なかなか日が出ませんねー。」
みほ「きっとあの山が邪魔してるんだね。」
沙織「さ、寒い……。麻子、なんで離れちゃったの……。」
麻子「なんでもいいだろ。」
華「あ、霧ですよ!ほら、湖の向こう!」
みほ「わ、本当だ!なんだかちょっと幻想的かも。」
麻子「あっちは朝霧高原の方だな。」
優花里「まさしく朝霧ですね!」
71 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:49:00.41 ID:UTwhgUDY0
沙織「でも日がぜんぜん出てこないよー。」
優花里「先に片付けを始めてますか。」
みほ「そうだね。動いてたほうが暖かいかもしれないし。」
72 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:49:36.97 ID:UTwhgUDY0
〜7時ころ〜
沙織「あ!見て!」
優花里「やっと顔を出しましたね!」
みほ「やっぱり山に隠れてたんだね!」
華「一気に明るくなりましたね。」
みほ「そうだね。水、綺麗だなぁ。」
沙織「底まで見えるよ!湖ってこんなに綺麗なんだね!」
優花里「見てください!富士山が反射してますよ!」
華「まるで鏡みたいですね。」
73 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:50:48.57 ID:UTwhgUDY0
麻子「日があたって気持ちいい……。やっぱり太陽は偉大だな……。」
優花里「そうですね。さっきまでの寒さが嘘みたいです。」
沙織「片付けも大体終わったし、またのんびりできるね。」
優花里「はい、車が到着したら連絡がくるはずなのでそれまでは。」
74 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:51:21.91 ID:UTwhgUDY0
沙織「あー、太陽最高ー。暖かーい。」
みほ「湖綺麗……。いいところだね。」
華「そうですね。まるで心が洗われるようです。」
麻子「なぜこうも差があるんだろうな。」
優花里「忘れがちですけどお2人とも結構なお嬢様ですからね。」
沙織「どーせ私は庶民ですよー。」
みほ「そんなに違いはないと思うけど……。」
華「ええ、沙織さんだってとても素敵な女性だと思いますよ。」
沙織「みぽりんと華はわかってる!好き!」
麻子「小学生か。」
優花里「あ、そろそろ到着するみたいですよ。行きましょうか。」
75 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:52:16.29 ID:UTwhgUDY0
〜準備が終わって〜
好子「おかえり。どうだった?」
優花里「最高だった!」
好子「そう、良かったわね。帰り、下部温泉寄っていこうか?お風呂入ってないでしょ?」
優花里「そうだね。皆さんもいいですよね?」
みほ「うん。」
沙織「やったー!温泉ー!」
みほ「優花里さんのお母さん、ありがとうございます!」
好子「いえいえ、じゃあ行くわよー。」
76 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:52:50.37 ID:UTwhgUDY0
〜2時間後〜
沙織「ふー、さっぱりした。」
優花里「あ!この温泉コーヒー牛乳ありますよ!」
みほ「わー!やっぱりコーヒー牛乳だよね!」
麻子「私は普通の牛乳派だな。」
華「意外ですね。甘いコーヒー牛乳が好きなのかと……。」
沙織「おばあちゃんが牛乳派だからね。私もその影響で牛乳派なんだ。」
麻子「それに牛乳も十分甘い。」
77 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:53:53.06 ID:UTwhgUDY0
好子「上がってのね。ちょうど良かった。はい、これ。」
優花里「これは!身延まんじゅう!」
麻子「まんじゅう!」
華「あ、これいただいたことがあります。美味しいんですよね。塩気があって甘味を引き立てているというか……。」
沙織「へー、いただいてもいいんですか?」
好子「ええ、もちろん。みんなで食べるために買ってきたんだから。」
みほ「ありがとうございます!」
「「「ありがとうございます!」」」
好子「遠慮しないでどうぞ。」
78 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:54:27.18 ID:UTwhgUDY0
沙織「んー!美味しい!」
みほ「華さんの言う通り、塩気があって美味しいね。」
麻子「美味い。」
優花里「何個でもいけちゃいそうです!」
華「本当ですね。」
好子(あの量が一瞬で……もっと買ってきてあげれば良かったわ……。)
79 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/01(金) 23:54:58.19 ID:UTwhgUDY0
好子「じゃあそろそろ帰りましょうか。」
優花里「うん!」
みほ「よろしくお願いします!」
「「「よろしくお願いします!」」」
〜1時間後〜
好子(ふふ、みんな寝ちゃって。楽しかったのね。)
80 :
◆saI1ZNzQKuJn
[saga]:2018/06/02(土) 00:02:51.23 ID:nZGbDps60
以上です。
2箇所誤字った!恥ずかしい!
ということでガールズ&キャンパーでした。
実際私もGWに行ってきたんですが、めっちゃ楽しかったです。
食材を買いにセルバに行ったらガルパンおじさんのバイクとかあったんでゆるキャンも結構影響あったみたいですね。
ちなみに山中湖の近くには自衛隊の演習場もあります。
ガルパンで出てきたのは北じゃなくて東なのでお越しの際はお間違えのないよう。
次回はエリーシャがみぽりんにノンナされる話です。
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/02(土) 00:11:18.17 ID:v2Tcn5jKo
乙ー
82 :
◆saI1ZNzQKuJn
[sage]:2018/06/02(土) 11:08:28.48 ID:nZGbDps60
乙ありー
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