千歌「どうしようもない私に女神が降りてきた」

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60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:17:11.56 ID:VPectrzl0
千歌「これは…」

千歌(穂乃果『浦の星!まさかAqoursの!!Aqoursの事は見てたよ!今、注目のスクールアイドルだね!』って言う展開が!!)

穂乃果「えーと…ごめん、どこの学校?」

千歌「静岡の沼津市にある学校です(ですよねー)」

穂乃果「静岡県沼津市…」

千歌(お!これはまさか…)

穂乃果「静岡ってどっちの方にある県だっけ?東京の右?左?」

千歌「と、東京から見て西にある県です…」

穂乃果「あー!そうだった、そうだった」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:19:05.64 ID:VPectrzl0
千歌「そこで学校のみんなとAqoursっていうスクールアイドルをやっています」

穂乃果「アクアかー。良い名前だね」

千歌「ありがとうございます!μ'sもすっっっごく良い名前ですよ!芸術の女神ですもんね!(昔、間違って『ユーズ』と呼んでた事は黙っておこう)」

穂乃果「アクアも良い名前だよ!水って感じで」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:20:04.61 ID:VPectrzl0
穂乃果「ところでアクアってどう書くの?」

千歌「Aqoursって書きます」

穂乃果「Aqoursでアクアって言うの!?何だかオシャレだね!普通だったらアクオスって呼びそうだもん」

千歌「μ'sもすっごくオシャレですよ!μ'sでミューズって呼ぶの難しいですし(実際にユーズって呼んでました、ごめんなさい)」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:21:21.05 ID:VPectrzl0
穂乃果「Aqoursかー。にこちゃんや花陽ちゃんなら知ってたのかなー」

千歌(おー!穂乃果さんから『にこちゃん』『花陽ちゃん』の名前が!!私、すっごく貴重な体験してるよー!)

穂乃果「今度、調べて動画や歌を見てみるね」

千歌「本当ですか!!嬉しいです!ありがとうございます!」

千歌(嬉しすぎて足の痛みも風邪も全部吹っ飛んじゃいそう!)

千歌(あれ?そういえば足も痛くないし喉も痛くない?)
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:22:32.22 ID:VPectrzl0
千歌(せっかく穂乃果さんに会えたんだから、何か聞かなくちゃ!スクールアイドルの心構えとか、どうやったらスクールアイドルとして成長できるのかとか…)

千歌「穂乃果さん!!」

穂乃果「何?」

千歌「握手して下さい!」

穂乃果「いいよー!」

千歌(何やってんの私!!スクールアイドルの何たるかを聞くんじゃなかったの?こんなのアイドルとファンみたいじゃん!)

千歌(…まあ、穂乃果さんアイドルで私もファンの一人だけど)
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:23:08.99 ID:VPectrzl0
穂乃果「これからも応援よろしくねー」ニギッ

千歌「あ、あ、ありがとうございます///これからも応援します///」

千歌(アイドルの握手会みたいになってる…でも嬉しい!!!)

穂乃果「千歌ちゃんはμ'sのどの曲が好きかな?」

千歌「えーと…(ますますアイドルの握手会みたい)」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:24:33.44 ID:VPectrzl0
千歌「『ユメノトビラ』が大好きです!!」

千歌「『ユメノトビラ』は単純に好きというのもありますが、梨子ちゃんという友達がピアノで弾いてくれて、そっから梨子ちゃんがスクールアイドルに入ってくれるようになったという思い出の曲なんです」

穂乃果「そうなんだ。その梨子ちゃんって子、作曲もやってるのかな?」

千歌「はい、とっても良い曲を作ってくれるんです!」

穂乃果「ピアノも弾けて作曲もできるなんて真姫ちゃんみたいだね」

千歌「確かに言われてみるとそうですね」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:26:09.59 ID:VPectrzl0
千歌「そういえば、梨子ちゃんは元は音ノ木坂から転校してきたんですよ!」

穂乃果「本当に!それじゃあ知ってるかも!梨子ちゃんって今、何年生?」

千歌「はい、2年生です」

穂乃果「2年生!穂乃果と一緒の学年だね!」

千歌(あれ?穂乃果さんってだいぶ昔に音ノ木坂を卒業したような…)

千歌(そういえば卒業したはずなのに穂乃果さん制服を着てる?)

千歌(あれれ?)
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:27:13.56 ID:VPectrzl0
穂乃果「どうしたの?」

千歌「な、何でもないです」

千歌(まぁ、いっか。卒業してもたまに制服着たくなる事もあるよね)

千歌(曜ちゃんみたいにコスプレ好きなのかもしれないし)

千歌(それにしても若いなぁ…)

千歌(高校生みたいに見える)

千歌(童顔なのかな?)
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:27:52.15 ID:VPectrzl0
穂乃果「梨子ちゃんの名字は?」

千歌「桜内って言います」

穂乃果「桜内かー…うーん…知らないなぁ」

千歌「そうですか…残念です」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:28:47.27 ID:VPectrzl0
穂乃果「作詞は誰がやってるのかな?海未ちゃんみたいな人がいるの?」

千歌「あっ私がやっています」

穂乃果「本当に!?千歌ちゃん作詞できるんだ!すっごーい!」

千歌「いやぁ///」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:30:00.43 ID:VPectrzl0
穂乃果「μ'sだと誰が一番好き?」

千歌「もちろん穂乃果さんです!」

穂乃果「本当に?本当に?本人を前にしてるからとかじゃなくて?」

千歌「本当ですよー!!」

穂乃果「本当!嬉しい!!」ギュッ

千歌「わっ!?」

千歌(穂乃果さん無邪気で可愛い人だなぁ///)
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:31:42.24 ID:VPectrzl0
千歌「Aqoursのメンバーにダイヤさんって先輩がいるんですが、ダイヤさんはエリーチカのファンなんです」

穂乃果「絵里ちゃんの!それは絵里ちゃん喜ぶよ!」

千歌「生徒会長でスクールアイドルなのがクールで良いみたいです」

穂乃果「絵里ちゃんがクール???」

千歌「え?」

穂乃果「まぁ最初の頃はそうだったかも…」

千歌(ダイヤさんにはショックな真実が隠れてそう…)
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:32:42.25 ID:VPectrzl0
穂乃果「後、私も生徒会長でスクールアイドルなんだよ!」

千歌「うーん…穂乃果さんはクールって感じじゃないかなぁ」

穂乃果「うわ!ひっどーい!千歌ちゃんまでそんな事言う!」

千歌「だ、だって穂乃果さんは可愛いって感じだし…」

穂乃果「可愛いかぁ。ありがと。千歌ちゃんも可愛いよ」

千歌「///」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:34:18.49 ID:VPectrzl0
千歌「後、ダイヤさんの妹にルビィちゃんっていう小さくて可愛い子がいるんですが、その子は花陽ちゃんが好きです」

穂乃果「花陽ちゃん今の聞いたらすっごく喜ぶよ!」

千歌「それでルビィちゃんの親友に花丸ちゃんという子がいて、その子は凛ちゃんのファンなんです」

穂乃果「花陽ちゃんのファンの子の親友が凛ちゃんのファンだっていうのが何だか良いね!花陽ちゃんと凛ちゃんの二人みたいに仲の良い友達なんだろうな」

千歌「はい!すっごく仲が良いです!」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:34:59.66 ID:VPectrzl0
穂乃果「何だか二人で話してると楽しいね!日が暮れるまで、ううん、ずっと話していたいと思えるぐらい」

千歌「はい!私もずっと話していたいです!とっても楽しいです!」

穂乃果「でもずっとじゃないから楽しいんだろうな…」

穂乃果「いつか終わりが来る…だから今を精一杯楽しむんだね」

千歌「…はい、何だかわかる気がします」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:35:51.87 ID:VPectrzl0
千歌「そうだ!穂乃果さんに聞きたい事があったんです」

穂乃果「聞きたい事?」

千歌「スクールアイドルの心構えとか…」

穂乃果「心構え?えーと…何かあるかなー?」

千歌「どうやったらラブライブ優勝できるのかとか…」

穂乃果「それは穂乃果も知りたいなぁ」

千歌「辛い時、苦しい時はどうしたら良いんだろうかとか…」

穂乃果「…」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:37:22.44 ID:VPectrzl0
穂乃果「何かあったの千歌ちゃん?」

千歌「今、私スランプになってるみたいで…」

千歌「頑張ってるのに、頑張ろうとしてるのに上手くいかない…何をやっても駄目になっちゃう…。どうしてなんだろう…?」

千歌「今、頑張らないといけない時なのに…私、Aqoursのリーダーなのに…」

穂乃果「千歌ちゃん…」

千歌(あれ?私、涙出てる…)
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:38:50.25 ID:VPectrzl0
千歌(止めなきゃ…憧れの穂乃果さんの目の前なんだよ)

千歌(こんなの恥ずかしいよ…)

千歌「ご、ごめんなさい…」

穂乃果「千歌ちゃん…」

穂乃果「泣きたい時は泣いても良いと思うよ」

穂乃果「私が一緒にいるから」

千歌「うっ…うああぁ…」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:45:43.37 ID:VPectrzl0
千歌(そう言われて私は大泣きした)

千歌(とっても大きな声で)

千歌(目一杯の量の涙を流して)

千歌(穂乃果さんの腕の中で)
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:47:35.15 ID:VPectrzl0



穂乃果「…そりゃあつらいよね」

穂乃果「何をやっても上手くいかない、空回りしてしまう時って本当につらいもんね…」

千歌「穂乃果さんもそういう経験あるんですか?」

穂乃果「私だってあるよ」

千歌「そうなんですか!」

穂乃果「穂乃果の事を何だと思ってるの?」

千歌「だって伝説のスクールアイドルでμ'sだし…」

穂乃果「ええー?私も普通の女の子だよ?」

千歌「ふふっ。やっぱり普通の女の子なんですか」

穂乃果「そりゃそうだよー」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:48:27.55 ID:VPectrzl0
穂乃果「必死になりすぎて空回りして上手くいかない…」

穂乃果「それをどうにしかしようと頑張るんだけど全然駄目で全部悪い方に転がっちゃう…」

穂乃果「それで周りに迷惑かけて私が全部悪いんだって思うようになって…」

穂乃果「…それで何もかもが嫌になって辞めちゃいたくなったんだ」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:49:13.80 ID:VPectrzl0
千歌「ポカーン」

穂乃果「どうしたの?」

千歌「辞めちゃいたくなるってスクールアイドルをですか?」

穂乃果「うん」

千歌「マジでですか?」

穂乃果「うん、マジ」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:50:46.14 ID:VPectrzl0
千歌「うぅ…」

穂乃果「どうしたの?頭抱えて?」

千歌「私、辞めたくなるほどまではいかなかったから、あんな事で悩んでたらいけないレベルだったのかな?とか考えちゃって」

穂乃果「そんな事ないよ。それぞれの悩みや苦しみってのがあるし人によっては大したことでなくとも人によっては死ぬほど辛いって事もあると思う…」

穂乃果「千歌ちゃんの悩みも、苦しい辛いって思うに足るものだったんだと思うよ…何か変な言い方だけど」

千歌「…はい、ありがとうございます…ありがとうって言うのも変ですけど」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:51:39.37 ID:VPectrzl0
千歌「穂乃果さんはやっぱり凄いです…」

穂乃果「え?」

千歌「辞めたくなるほど辛い事があったのに、そっからまた立ち直る事ができたんだもん…私なんて…」

穂乃果「確かにその時の私、頑張ったなって思うな…もしかしたらスクールアイドルをやってきてその時が一番辛かった時だったかもしれない…」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:53:59.66 ID:VPectrzl0
穂乃果「でもね、千歌ちゃん」

穂乃果「本当に凄かったのは私じゃなくて、私の周りにいるみんなだったんだなって思うんだ」

穂乃果「あの時のどうしようもない私を支えてくれて、助けてくれて、私の気持ちに気づかせてくれたみんながいてくれたから立ち直る事ができたんだ」

穂乃果「落ち着きが無いと海未ちゃんによく言われる私が言うのもなんだけど、千歌ちゃん。落ち着いて周りをよく見て」

穂乃果「千歌ちゃんの周りにも千歌ちゃんを助けてくれる誰かがいるはずだよ」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:54:58.55 ID:VPectrzl0
千歌「…はい、私の周りにもいます」

千歌「どうしようもない私を支えてくれる、助けてくれる優しいみんながいます」

穂乃果「良かった…」

穂乃果「じゃあ、千歌ちゃんは大丈夫だよ。絶対に立ち直れる」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:55:46.33 ID:VPectrzl0
穂乃果「うわぁ!もうこんな時間!?練習にいかないといけないのに!?」

千歌「練習前だったんですか!?」

穂乃果「うん!やっばーい、海未ちゃんに怒られちゃう!」

千歌「ご、ごめんなさい!私が邪魔したせいで」

穂乃果「良いよ。良いよ。謝んなくても」

穂乃果「練習時間に間に合う事よりもスクールアイドルの仲間を助ける事の方が大事だからね!」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:56:45.34 ID:VPectrzl0
穂乃果「それじゃあ、行くね」

千歌「はい、今日は本当にありがとうございました!」

穂乃果「あっ。最後に一つだけ」

穂乃果「千歌ちゃん」

穂乃果「私みたいに辞めたくなるほど辛い事や悲しい事にぶつかる事があるかもしれない」

穂乃果「だけど忘れないで。千歌ちゃんには仲間がいる。みんながきっと千歌ちゃんを助けてくれるはずだよ」

千歌「はい…穂乃果さんの今の言葉絶対に忘れません」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:57:37.57 ID:VPectrzl0
穂乃果「千歌ちゃん」

穂乃果「ファイトだよ!」

千歌「はい!」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:58:03.65 ID:VPectrzl0
千歌(遠ざかる穂乃果さんの背中を私は名残惜しそうにずっと見ていました…)

千歌(私の視界から見えなくなるまで…)



91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/01(金) 23:58:48.75 ID:VPectrzl0



千歌「あっ!サインもらうの忘れてた!」ガバッ!

千歌「えっ!?」

千歌「ここって私の部屋??私のベッド??」

千歌「…っと言う事は夢!?」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:00:09.70 ID:mMj1WpC90
志満「一晩寝ただけで熱もひいたし、顔も元気そうね」

千歌「落ち込んでた気持ちが元気になったからかな?」

志満「あら?何かあったの?」

千歌「…夢を見たの。とびっきりの良い夢」

志満「それは良かったわね、どんな夢かしら?」

美渡「宝くじが当たったとか?テストで100点取ったとか?」

千歌「そんなんじゃないよ。憧れの人に会ったの」

志満「そうなの。意中の王子様とかかな?」

千歌「違うよ。普通の女の子だよ」

志満「あらあら///」

美渡(志満姉ぇは何か勘違いしてそうだな…)
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:01:01.43 ID:mMj1WpC90
千歌「もう学校に行けるかな?」

志満「駄目よ。完治したかわかんないし」

美渡「それに風邪うつすかもしんないでしょ」

千歌「…そっかー。じゃあもう少しだけ休む!」

志満「あら?今日はずいぶんと素直ね」

千歌「うん。私は一晩寝て素直になったのだ」

美渡「馬鹿は風邪ひかないんじゃなくて、風邪ひいたら馬鹿じゃなくなるっていうのが本当の事みたいね」

千歌「美渡姉ぇひっどーい!」

志満(うふふっ。この調子だとすぐにでも学校に行けそうね)
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:02:03.82 ID:mMj1WpC90
千歌(結局、大事をとって二日休みました)

千歌(その間に梨子ちゃん、曜ちゃん、果南ちゃんがお見舞いに来てくれました)

千歌(他のみんなも来たかったけど、何人も押しかけるのは流石に迷惑かけるだろうと思って代表して3人になったとか)

千歌(穂乃果さんが言っていた仲間がいるっていう意味を実感しています)
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:02:49.27 ID:mMj1WpC90
千歌「久々に登校か…」

梨子「久々っていうほど時間かかった?2日休んだだけでしょ?」

千歌「うん…確かにそうなんだけど少しの間旅をしていたからかな?」

梨子「風邪をひいていたのに?」

千歌「うん。東京に行ってたんだ」

梨子「え!?」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:03:37.04 ID:mMj1WpC90
曜「千歌ちゃーん!おはヨーソロー!」

千歌「おはよう曜ちゃん!」

曜「凄く久々だね。千歌ちゃんに会えてほんっとうに嬉しいよ!!」

千歌「私も!」

梨子「曜ちゃん昨日お見舞いに行ったでしょ…」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:05:04.92 ID:mMj1WpC90
放課後


千歌「足を怪我してるから部室に行くのも一苦労だよ…」

梨子「本当ね」

曜「仕方がないよ」

千歌「ありがとうね、梨子ちゃん、曜ちゃん」

梨子・曜「え?」

千歌「足を怪我してるけど二人に手伝ってもらったから部室まで来れた」

梨子「急にどうしたの?大げさよ」

千歌「あらためてね、私ってみんなに支えられてるなって思っちゃって」

曜「…そんな事気にしなくて良いよ。いつでも支えてあげるから」

梨子「そうだよ。私たちだって千歌ちゃんに支えてもらっているんだから」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:05:53.42 ID:mMj1WpC90
ルビィ「千歌ちゃんだー!」

善子「我が闇の治癒の祈りにより病は癒えたようね」

花丸「闇なのに治癒って何かおかしいずら。でも元気になって良かったね千歌ちゃん!」

ダイヤ「風邪も治ったようで何よりです」

鞠莉「千歌っちに会えなくて寂しかったわよ!」

果南「千歌…おかえり」

千歌「みんな…ただいま!!」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:06:55.19 ID:mMj1WpC90
ダイヤ「さぁ今日も練習もはじめましょう!」

「はーい!!!」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:08:37.37 ID:mMj1WpC90
果南「それじゃ初めはジョギングから」

ダイヤ「アクアー!」

ルビィ「ファイト!」

花丸「ファイトずらー!」

鞠莉「ファイトデース!」

千歌(足を怪我してる今の私にできる事…)

千歌「みんなー!ファイトー!」
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:09:17.50 ID:mMj1WpC90
鞠莉「nextは歌の練習デース!」

千歌「ようやく私にもできる練習がきたね!」

千歌(前は失敗しちゃったけど…)

千歌(…いや失敗しても良いんだ!練習なんだもん!)
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:10:48.80 ID:mMj1WpC90
千歌「想いを乗せてー♪ HAPPY HAPPY TRAIN to go♪」

梨子「千歌ちゃん。ちょっと音程外れてるわ」

千歌「ごめーん。どういう風に歌ったら良いかな?」

梨子「えーとね…そこはもう少し半音上げる感じで…」

千歌「ふむふむ」

果南「…」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:11:20.99 ID:mMj1WpC90
果南「千歌、何か変わったね」

千歌「そう?」

果南「うん、落ち着いたというか…」

千歌「大人になったんだよ」

果南「いっちょ前な事言って」

千歌「えへへ」

果南「千歌…ごめんね」

千歌「え?」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:12:51.21 ID:mMj1WpC90
果南「千歌が足を怪我した時、テンパってたって事は分かってた。ラブライブで敗退した事や廃校の事で頭がいっぱいになってたって事も分かってた。なのに上手く千歌をアドバイスする事ができなくて…本当にごめん」

千歌「良いんだよ果南ちゃん、謝らないで」

千歌「果南ちゃんが叱ってくれたから今の私があるんだから」

千歌「果南ちゃんが叱ってくれなかったら私、もっと酷い事になってたと思う」

果南「千歌…」

千歌「ありがとう果南ちゃん。何かあったら、これからも千歌を叱ってね」

果南「わかった…これからはビシビシきつい事言うよ!」

千歌「やっぱりほどほどに叱って…」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:17:24.86 ID:mMj1WpC90
…数週間後


医師「もう足は完治しています。明日からは激しい運動も大丈夫ですよ」

千歌「やったー!!!」

千歌「さぁこっからだ!」

千歌「明日からラブライブ優勝のために!浦の星を存続するために!頑張るぞ!」

医師「病院ではお静かにして下さい」

千歌「ご、ごめんなさい…」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:18:34.80 ID:mMj1WpC90



千歌「私にはみんながいる…」

千歌「だから落ち着いて自分だけで何とかしようなんてせず、みんなを頼ろう」

千歌「そう考えると前みたいに空回りしないようになりました」

千歌「それでもちょくちょく失敗しちゃう事もあるけれど…」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:23:49.24 ID:mMj1WpC90
千歌「Dear穂乃果さん…」

千歌「私はμ'sが大好きです」

千歌「でもそれ以上にAqoursが大好きです」

千歌「この仲間たちとともに、穂乃果さんとμ'sが見たラブライブの輝きを私たちの手で見つけてみせます」


終わり
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/02(土) 00:28:06.43 ID:mMj1WpC90
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ラブライブの主人公は二人とも良いよね!この二人が一緒に絡んだりするとさらに良いよね!って思ってます。
スクスタにもそこんとこ期待してます。
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 19:42:02.83 ID:j3QlY1atO

主人公二人が一緒に何かやるSSはもっと増えて欲しいな
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