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【グリモア】瑠璃川春乃「秋穂ちゃんの霊的な日常」【私立グリモワール魔法学園】
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41 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/13(金) 01:52:47.64 ID:XesDhAsg0
秋穂「ほら、見て、ここ。首筋のところに、強く吸った時に出来るあと・・・・・・キスマークがあるの」
春乃「そうね」
秋穂「つまり、先輩は誰かに血を吸われて貧血になった!そしてそれをできるのは、吸血鬼の・・・・・・」
秋穂「アイラちゃんしかいない!」
春乃(そもそも、転校生は宍戸の研究室で血液検査を受けてたはずだけど、そっちじゃないのかしら?)
春乃(いや、余計なことを言って秋穂を混乱させたくない。ここは大人しく見守ろう)
42 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/13(金) 01:55:30.81 ID:XesDhAsg0
そして、冒頭に戻る。でも東雲って本当に吸血鬼ってわけじゃなくて、時間停止の魔法がかかってるだけだったわよね?
アイラ「そして、どうやって妾を倒そうというのじゃ?まさか魔法とはいうまい」
秋穂「吸血鬼対策の物はいろいろ買ってきました!今月のお小遣いを全部使って!」
あとでおねえちゃんがあげるからね!
秋穂「まずは、これ!ニンニク!」
ノエル「を見せても意味ないから、ニンニクたっぷりのペペロンチーノを食べて来たよ!」
さら「おいしかったですぅ!」
アイラ「だからこんなに臭いのか!やめろ!普通にニンニクは嫌いじゃが、それは誰でも嫌がるじゃろう!」
秋穂(効いてる、効いてるよ!)
ペペロンチーノは責任をもってアタシが作ったわ。辛くないように作ったのはいいけど、ちょっと物足りなかったわね・・・・・・
43 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/13(金) 01:57:25.66 ID:XesDhAsg0
秋穂「そして次は、これ!十字架!」
アイラ「妾、最近は毎日シャルロットと顔を合わせとるんじゃが」
秋穂「そして、炎!」
アイラ「魔法使いなのになぜライターを持ってきた!普通に魔法をつかえばいいじゃろうが!」
秋穂「それと光!」
アイラ「おい、ここは外じゃぞ。懐中電灯をつかってどうする」
秋穂「そして最後に!炒り豆!」
アイラ「いや、別にそれは弱点でも何でもないんじゃが・・・・・・」
ノエル「炒り豆投げる人連れて来たよー」
アイラ「え?」
卯衣「今日は思い切り投げていいと聞いたわ」
アイラ「ま、待て待て待て!炒り豆自体がどうのより立華が扱うということがまずいんじゃって!」
卯衣「それじゃあ、行くわね」
さら「やっちゃってください!」
アイラ「や、やめ、やめろー!!!!」
44 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/13(金) 01:58:23.37 ID:XesDhAsg0
アイラ「じゃから、最初からなんのことかわからんといっておるじゃろうが!」ゼェー・・・ハァー・・・
秋穂「でもでも、先輩の首筋には確かに強く吸ったあとが・・・・・・」
アイラ「そもそも、妾は今日図書館にて霧塚と話をしておった。少年の血を飲む時間なぞない」
秋穂「なら、先輩はどうして・・・・・・」
確かに、今日は特別日差しが強いわけでもない。いくら検査で血を抜かれたからって、そうそう貧血になったりはしないはずよね。
チトセ「あら、みんなここでなにしてるの?」
さら「あ、ときさかさんですぅ!えっとですね、・・・・・・」カクカクシカジカデスゥ
45 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/13(金) 01:59:37.46 ID:XesDhAsg0
チトセ「な、なるほど、そ、そうなのね。そ、そうだわ。私、転校生君のお見舞いに行ってくるわね」
アイラ「おい。思いっきり挙動不審なんじゃが」
チトセ「い、いやねぇ、東雲さん。そ、そんなことあるはずないじゃない」
ノエル「・・・・・・・・・・・・朱鷺坂先輩、口もとになんか赤いあとがあるよ」
チトセ「えっ?えっと、こ、これはトマトジュースを飲んだあとで・・・・・・」
アイラ「うん?おかしいの、お主はトマトジュースが嫌いなんじゃなかったか?」ニヤニヤ
チトセ「克服しようと思っただけよ。いつまでも嫌いなものを放置しておくわけには行かないでしょ?」
春乃「ていうか、ただの貧血でしょ?転校生本人に聞けばいいじゃない。なにがあったのかって」
秋穂「あ、それもそうだね」
チトセ「ごめんなさい私がやりました」
ノエル「変わり身早っ!」
46 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/13(金) 02:01:53.13 ID:XesDhAsg0
チトセ「ほんの出来心だったのよ。東雲さんがいつも飲んでいるのを見て、こう、おいしそうだなぁと」
アイラ「そうじゃのぅ。少年の血は割と美味じゃ。健康的な生活を送っとる証拠じゃ」
秋穂「せ、先輩の血、おいしいんだ・・・・・・」ドキドキ
ノエル「秋穂ちゃん、ダメ。そっちの道に行ったらダメ」
さら「そういえば、このまえ南さんが指を切った転校生さんのをくわえて・・・・・・」
ノエル「智ちゃん先輩!?なにやってんの!?」
唾液には雑菌が多く含まれてるから、本当は良くないのよ。アタシは秋穂の傷口を舐めたことは一度もない。
チトセ(でも、おかしいわね。なんでバレたのかしら。痕がつくほど強くは噛んでないはずなんだけど・・・・・・そもそも魔法だし)
47 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/13(金) 02:03:47.83 ID:XesDhAsg0
あのあと、秋穂は東雲に吸血の魔法を教わるという約束を取り付けて終わった。さて、そろそろ転校生も回復してるだろうし、様子を見に行くか。
春乃「転校生、いる?」
ありす「ぁ・・・・・・るりかゎ、さ・・・・・・」
クレプリ「よーっす。少年ならまだ寝てるさね」
春乃「あら、そうなの。さすがにそろそろ起きてると思ったけど・・・・・・」
クレプリ「いやー、しばらく起きないんじゃないのか?ぐっすりすやすやさね」
ありす「ねてぅ・・・・・・ちょっと、かわぃぃ・・・・・・♪」
春乃「・・・・・・ま、用事はまた今度にするか。邪魔したわね」
クレプリ「おう!またなー!」
ありす「・・・・・・・・・・・・」
ありす「・・・・・・・・・・・・」
ありす「んっ」カプッ
ありす「・・・・・・・・・・・・」チュウウウ
ありす「・・・・・・・・・・・・♪」
48 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/13(金) 02:07:13.24 ID:XesDhAsg0
ふぇぇ・・・ありすが出ないよぉ・・・・・お給料日まだだよぉ・・・・・・
すごろくガチャで目当てのSSRが出たことが一回もない。出るまで回せば100%とは言うものの、そこまで財力もない。
何とは言わないけどありすに吸われたい。
ありすありあり(合言葉)
49 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/15(日) 00:03:47.37 ID:0n9hixVr0
第四話「雪女」
事情があって秋穂の側にいられなかった日のこと。アタシは愛しの秋穂の帰りを待っていたのだけど・・・・・・
春乃「秋穂の香り・・・・・・帰って来たのね!おかえり、秋穂!」
秋穂「ただいまビッチ」
春乃「・・・・・・・・・・・・!?」
春乃「あ、秋穂ちゃん?ど、どうしたのかな?いきなりそんなこと・・・・・・」
秋穂「どうしたの?頭おかしいの?」ビッ
春乃「な、中指まで!?」
おかしい、ウチの天使がこんなことするはずがない。いや、秋穂もそういうお年頃になったのだろうか。反抗期とか来たらお姉ちゃん死んじゃう。
50 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/15(日) 00:09:59.64 ID:0n9hixVr0
春乃「そういえば、今日はどこ何をしていたの?お話聞かせてほしいわ」
秋穂「今日は雪女さんとお話してきたよ」
春乃「雪女?」
自称雪女なら知っているけど。
秋穂「その人がね、すっごくカッコいい人でね、わたしもあんな風になりたいなぁって」
秋穂「ファッキン!」
オーケー。雪女を締めに行きましょう。
51 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/15(日) 00:10:44.57 ID:0n9hixVr0
ましろ「時間停止が解けて授業もない・・・・・・暇ですね。転校生さんにダジャレでも送りつけますか」
ましろ<(今日の夕飯は何にしますか?)
転校生<(カレー)
転校生<(おつカレー様はなしです)
ましろ<(ネタ潰しされてしまいました・・・・・・くすん)
転校生<(ていうか、授業中なんだけど)
ましろ<(授業・・・・・・懐かしい響きです)
ましろ<(あたりまえだったあの日々、気が付けばもう当たり前ではなくなってしまいました)
転校生<(ババ臭い)
ましろ「・・・・・・なんということでしょう。転校生さんが刺々しく・・・・・・」
春乃「雪白ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
ましろ「!?」
52 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/15(日) 00:12:58.95 ID:0n9hixVr0
春乃「辞世の句は詠んだか?撃たれる覚悟はあるか?遺書は用意しているな?ならばお前を斬る!」
ましろ「待ってください、どうしたんですか、突然」
春乃「アタシとお前、どちらかがこの世から完全消滅しない限り決着はないのよ。己の存在の全てをかけてかかってきなさい」
ましろ「わたくしはどうして瑠璃川さんとファイナルバトルをしなければいけないのでしょうか。お断りです」
春乃「理由がわからない。そう言いたいのか?白を切るなっ!」
ましろ「切られそうなのは雪白なのですが・・・・・・」
春乃「お前のせいで、秋穂はっ、秋穂はっ・・・・・・!」
ましろ「お話、聞かせてくださいな。もしかしたら、何か力になれるかもしれません」
ましろ(キルされたくないですし)
53 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/15(日) 00:14:47.75 ID:0n9hixVr0
ましろ「・・・・・・おかしいですね。わたくし、その日は双美さんと共に電機屋さんに行っていました」
春乃「秋穂とは会ってないのか?」
ましろ「はい。出会ったのは冬樹さん、お姉さんの方ですね。そちらだけです」
春乃「そうだったのね。ごめんなさい、勘違いしてたわ」
ましろ「いえ、お気になさらず。とはいえ、その口の悪いお方については心当たり・・・・・・というか、この学園だと一人しかいないのでは?」
春乃「・・・・・・そうか。ウィリアムズ、あいつかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
ましろ「・・・・・・うまく矛先を逸らせましたね。さて、転校生さんにダジャレを送りつけないと」
54 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/15(日) 00:15:49.43 ID:0n9hixVr0
メアリー「あー、暇だ。撃ちてーな」
メアリー「こういう暇な日に限って、アタイが詰所で待機だからなぁ」
メアリー「・・・・・・おっ、そうだ。転校生呼ぶか」
メアリー<(転校生、暇だ。詰所まで来い)
転校生<(授業中)
メアリー<(知るかよ、そんなもん。いいな、5分以内だぞ)
転校生<(気温と雪女をかけるのはちょっと無理があるんじゃないかな)
メアリー<(はぁ?)
転校生<(送信先ミス。気にしないで)
メアリー<(いーや、許さないね。許してほしかったらすぐに来い)
転校生<(智花のクッキーと普通のクッキーを今混ぜてるところだからもう少し待って)
メアリー<(殺す気か!やめろ!)
転校生<(手土産ぐらいは持っていった方がいいかなって)
メアリー<(アタイに持ってきていい手土産はバーガーだけだ!)
転校生<(放課後に智花に作ってもらうね)
メアリー<(<censored>!)
55 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/15(日) 00:17:17.82 ID:0n9hixVr0
春乃「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・中々やるな」
メアリー「ぐっ・・・・・・テメーもだぜ。だが、これで終わりだ!」
春乃「秋穂のためにもぉぉぉぉぉ!!!!」
転校生「はい、ふたりともストップー」
メアリー「むぐっ!?」
春乃「んぐっ!?」
なんだ、今何を口にいれられたんだ?
転校生「智花特製チーズバーガーの味はどう?」
あ、れ、意識、が・・・・・・
メアリー「」
転校生「・・・・・・さて、どう収拾を付けようか」
56 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/15(日) 00:18:55.47 ID:0n9hixVr0
・・・・・・ここは、アタシの部屋?
秋穂「おねえちゃん!」
秋穂?どうしてそんな申し訳なさそうな顔して・・・・・・
秋穂「ごめんなさい!わたしが、覚えたての変な言葉を意味もわからず使ったりしてたから、おねえちゃんを傷つけて・・・・・・」
ああ、そっか。大丈夫よ。秋穂、お姉ちゃんは気にしてないわ。
秋穂「先輩が看病してくれてたの、おねえちゃんのこと。だから、後でちゃんとお礼を言ってね」
転校生が、アタシを?ってことは、この部屋まで連れて来たのもアイツか。ま、次会った時にはちゃんと・・・・・・
57 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/15(日) 00:20:31.35 ID:0n9hixVr0
いや、待てよ。そもそもアタシがこうなってるのはアイツのせいじゃないのか。アイツに妙なものを食わされて、こうなったんじゃないか?
秋穂「でも、いいなぁ、おねえちゃん。先輩に看病してもらって。わたしも先輩に看病してもらいたいなぁ。おかゆふーふーとかしてもらいたいなぁ」
・・・・・・そもそも、アタシが暴走していたのが原因か。礼はちゃんと言っておかないと。
秋穂「わたしも先輩にあーんしてもらったり、着替えさせてもらったりしたい・・・・・・」
・・・・・・着替え?
春乃「あの、秋穂?この着替え、あなたがしたものじゃないの?」
秋穂「違うよ?わたしが来たときにはもうパジャマに着替えてあったし」
ふ、ふふ・・・・・・そうか、あいつ・・・・・・
春乃「転校生ィィィィィィィィィィィィィィイィィィィ!!!!どこだァァァァァァァァァァ!」
58 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/15(日) 00:22:17.29 ID:0n9hixVr0
―汐ファン―
ジェンニ「せんぱい、つぎ、あれのりたいです」
ありす「ぁ・・・・・・ぁたし、ぁっちが・・・・・・」
転校生「よしよし、じゃあちょっと待ってね」
転校生A「じゃあ僕がジェンニとメリーゴーラウンドに」
転校生B「僕がありすとコーヒーカップに、だね」
クレプリ「そうだな、少年がふたりになれば解決・・・・・・ええっ!?」
ジェンニ「せんぱい、はやく」
ありす「・・・・・・!?」
転校生A「じゃあありすをよろしくね、僕」
転校生B「ジェンニのこともね、僕」
クレプリ(いや、よくみると若干残像が・・・・・・ってことはあれか!高速移動して二人いるように見せかけてるだけか!)
クレプリ「なーんだ、種さえわかれば簡単さね」
転校生B「何を言いたいのかわからないけど、高速移動だと衝撃波が起きて周りが粉々になるからこれはれっきとした分身の術だよ?」
クレプリ「わかってるじゃねぇか!」
ありす「てんこ・・・・・・さ、はゃく・・・・・・」
転校生B「ってことで、お姫様が待ってるから早く行くよ」
クレプリ「わ、わかったさね・・・・・・いまいち腑に落ちないけど」
転校生B「まあ、今日はこっちで泊まりだから明日も来れるし、そこまで急いで乗らなくてもいいんだけどね」
クレプリ「でも、ありすが待ってるから急いでやってくれ」
転校生B「わかってるよ。瞬――」
クレプリ「さらっと人外的な行動するのはやめてほしいさね」
59 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/15(日) 00:23:20.83 ID:0n9hixVr0
結局、転校生はいくら探し回っても見つからなかった。今度会ったら〆る。
さて、そろそろ秋穂のところまで戻りますか。ちゃんとあの言葉がどういういみなのか、ちゃんと教えないといけないし。
あれ?あそこにいるのは・・・・・・
ノエル「ねぇ〜、お姉ちゃん!なんでボッチっていう図星をつかれただけでそんなに怒るのさー!そんなんだから友達いないんだよ?」
イヴ「余計なお世話よ!」
龍季「いいか、さら。中指を立てたり親指を下に向けたりすることはあいてにバカ野郎って言ってるのと同じなんだ。そういう意味があるんだ」
さら「そうなんですねぇ!つまり下郎に対してしか使っちゃいけないってことですね!」
龍季「そうじゃねぇよ!」
一度全員集めて話をしないといけないみたいね。やっぱり今度から無理してでもついていこう。
60 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/15(日) 00:27:04.53 ID:0n9hixVr0
メタ的な目線になるけど、学園から女子寮とかに一瞬で移動できる転校生くんは瞬間移動的な何かを持っているはず。
ジェンニちゃんと転校生くんの日々をゲーム本編でください。じゃないと書くことになります。
ありすありあり(合言葉)
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/15(日) 15:36:01.28 ID:lzpRkfq/0
まぁ油断した梓の拘束をひっぺがせる時点で多少はね・・・。というかじゃんじゃん書いて下され
62 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/17(火) 02:21:42.76 ID:cSr1RrGN0
第伍話「ドッペルゲンガー」
そういえば、かつて秋穂の姿を偽っていたババアがいたことをふと思い出す。そいつはどうやら転校生の命を狙っていたらしい。
秋穂「〜♪」
噂をすればなんとやら。
春乃「ホラァ!!!!」ブンッ
秋穂「きゃっ!?お、おねえちゃん、な、なにs」
春乃「転校生を狙うだけにとどまらず、秋穂の姿を偽る不届き者めが!ぶっ殺してやる!」
秋穂「ひいいぃ〜、助けて〜!!!」
ちっ、逃げやがった・・・・・・どこ行きやがった。
63 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/17(火) 02:23:41.85 ID:cSr1RrGN0
秋穂「はぁ、はぁ・・・・・・こ、この姿はダメ・・・・・・こ、殺される・・・・・・」
秋穂「な、なら!」
ノエル「こっちで!」
ノエル「さすがにもういきなり殺されるようなことはないはず・・・・・・」
イヴ「あら、ノエル。こんなところでなにして・・・・・・」
ノエル「あ、お姉ちゃ」
イヴ「無駄ァ!!!」キンッ
ノエル「ひゃあっ!?」
イヴ「その程度でノエルの姿を騙ろうだなんて、万死に値するわ。死を以て償え!」
ノエル「そんなキャラじゃなかったよね!?ひいいぃ〜〜!!!!」
64 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/17(火) 02:24:29.92 ID:cSr1RrGN0
ノエル「こ、この学園おかしい!なんで一瞬で見破られるの!?わ、私、変身下手なの?」
ノエル「いや、そんなはずない!次こそは!」
さら「これで大丈夫なはずですぅ!」
龍季「オラァ!!」バリバリダー
シロー「ガウウウッ!」
さら「わぎゃっ!?」
龍季「まーた懲りずに転校生を狙いに来たのか?とりあえず死ね」
シロー「体は剣で出来ている血潮は鉄で心は硝子―――」
さら「せ、戦略的撤退っ!」
65 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/17(火) 02:25:26.86 ID:cSr1RrGN0
寧々「この姿なら!」
虎千代「ドラァ!!!」
66 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/17(火) 02:26:38.73 ID:cSr1RrGN0
ミナ「これでどうっ!?」
恋「画竜点睛!!!!」
心「穴掘って埋めてあげますよ!!!」
卯衣「攻撃!!!!」
梓「御命頂戴っ!!!」
67 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/17(火) 02:28:43.00 ID:cSr1RrGN0
ありす「も、もうやだぁ!」
怜「斬れぬものはないっ!」
律「覚悟しなっ!」
あやせ「あらあら」
千佳「うちだってやるときはやるしっ!」
里菜「リナも手を貸すぞ!」
シャルロット「逃がしません」
ありす「なんでこんなに多いのっ!?」
68 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/17(火) 02:30:20.28 ID:cSr1RrGN0
木「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・だ、ダメ、なんでかすぐにばれる・・・・・・し、死ぬ・・・・・・」
木「つ、次前を通った子に変身しよう・・・・・・」
転校生「それがさー、臭くってさー」
香ノ葉「あー、わかる、わかるえ。その匂いウチも苦手やもん」
木「よ、よし、あの女の子・・・・・・いや、女の子はさっきから痛い目ばっかみてるから、ここは男の子で!」
転校生「よしっ、これでっ!」
69 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/17(火) 02:31:41.37 ID:cSr1RrGN0
秋穂「そういえば、ドッペルゲンガーって知ってる?」
ノエル「ドッペルゲンガー?ああー、なんか出会ったら死んじゃう奴だっけ?」
さら「し、死んじゃうんですか!?」
秋穂「確かね、自分そっくりな姿をして現れるっていう噂なの。そしてね、そのドッペルゲンガーと出会った子は・・・・・・」
さら「し、死んじゃうんですか?」
鳴子「ドッペルゲンガーには特徴があるんだ。目の前数十センチないし数メートルのところ、あるいは側方に、はっきりとした自分自身の像が見えるという話だ」
秋穂「遊佐先輩」
鳴子「その特徴として、周囲の人間と話をしなかったり、本人と関係のある場所に出現したりする」
鳴子「と、ここまでがドッペルゲンガーを見る場合の現象について。そもそもドッペルゲンガーを見ること自体が精神的に異常な状態だからと言われているから・・・・・・」
鳴子「いつも元気な君たちは心配しなくても大丈夫だと思うよ」
さら「そうなんですか?よかったですぅ!」
ノエル「あはは、でも本当にいるならちょっとお話してみたい気もするな」
鳴子「してみるかい?ちょうど捕まったみたいだし」
ノエル「へ?」
70 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/17(火) 02:33:01.84 ID:cSr1RrGN0
転校生「うう、この姿に変身した瞬間に、大量の人形に襲われてあらゆる人たちから攻撃を仕掛けられて・・・・・・」
風子「で、そろそろ変身をといたらどーですか?」
転校生「変身を解く!?そんな辱めを受けるぐらいなら、舌噛んで死にます!」
風子「んん?」
転校生「私もドッペルゲンガーの端くれ!こう何度も変身を見破られたのなら、生きてはいられません!」
絢香「え?ガチドッペルゲンガー?」
純「え、なにそれ、どういうこと?」
絢香「えっと、この子、本物のドッペルゲンガーみたい。あのインドババアとは関係ないみたいよ」
風子「本物?・・・・・・黄色い救急車を呼んだ方がいいんですかね?」
転校生(しめた、なんか重いのが緩んだ!この体なら脱出できる!)
転校生「はぁっ!」ブチッ
紗妃「縄を引きちぎった!?」
初音「ウソだよな!?あれ象も縛れる製品だぞ!」
転校生「変身したのがこの人で良かった!三十六計逃げるに如かず!」
沙那「どうやら、転校生さんの身体能力もコピーしているようですね」
初音「あいつの力、象以上なのか!?」
風子「あー、えー、これどーしたらいいんですかね。とりあえず不法侵入で捕まえときますか」
71 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/17(火) 02:34:00.19 ID:cSr1RrGN0
転校生「な、なんとか逃げられた・・・・・・この身体が強くてよかったー」
転校生「でも、この姿は一番見破られ率が高い・・・・・・ていうか、100%」
転校生「誰か、もっとバレにくそうな・・・・・・」
ジェンニ「モイッカ〜♪」
転校生「よし、あの子に決めた!」
ジェンニ「これでよしっと」
ジェンニ「さすがに今度こそ見破られは・・・・・・」
梅「あら、何をしているの?」
ジェンニ「!」
72 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/17(火) 02:34:36.21 ID:cSr1RrGN0
ジェンニ(瞬間、私は悟った。私はここで消える、と)
ジェンニ(蛇に睨まれた蛙というかなんというか、絶対的な『死』に縛られるって本当なんだなぁ・・・・・・)
梅「んー、とりあえず、あんたが誰で、何をしたいのかは知らないけど・・・・・・」
梅「それは、越えちゃいけないラインよ。じゃあね」
ジェンニ(お父さん、お母さん。不出来な娘でごめんなさい―――)
73 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/17(火) 02:35:53.68 ID:cSr1RrGN0
ジェンニ「わお。ぼくが、もうひとり?」
ジェンニ(え?)
ノエル「あーっ!ほんとだ、ジェンニちゃんがふたりいる!」
さら「すごいですぅ!これが、ドッペルゲンガーなんですか?」
鳴子「ああ、そうみたいだね。どうだい、秋穂君。本物のドッペルゲンガーを見た感想は」
秋穂「感想、ですか?えっとですね、なんか変なオーラがぼわーってしてます」
ジェンニ(た、助かった?ていうか、この子私の霊力みたいなのを感知してるの?)
梅「ドッペルゲンガー?なにそれ、どういうこと?」
鳴子「今回の件に関しては敵意も悪意も絡んでないってことさ。ま、一度話を聞いてみたらどうだい?」
74 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/17(火) 02:36:59.42 ID:cSr1RrGN0
春乃「つまり、あんたはその、ドッペルゲンガーの学校?の試験みたいなので来ただけなの?」
ドッペルゲンガー「は、はい・・・・・・」
鳴子「ま、場所が悪かったね。さっきも話したけど、ここはそういうのには結構敏感なんだ」
ジェンニ「ドッペルゲンガーさん、へんしん、すごいです」
さら「そっくりでしたねぇ〜」
ノエル「あのそっくりな変身を、みんなどうやって見破ったんだろう?」
秋穂「え、だって変なオーラみたいなのが・・・・・・」
ノエル「それが見えるのは秋穂ちゃんだけだよ」
風子「ってことですんで、ウチらは今回何も見てません。はい、風紀委員てっしゅー」
紗妃「え、つまり、どういうことですか?」
怜「今回私たちが出る必要はなかった。そういうことだろう」
風子(そういえば、マーヤーがこっち来てるって報告、もうしちゃったんですよね。ま、いーですか、そんくらいは)
75 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/17(火) 02:37:50.47 ID:cSr1RrGN0
マーヤー(さて、そろそろ頃合いかしら。例の転校生君が実際にムサシになったっていう噂が出てるし・・・・・・)
マーヤー(もうすぐここを出られるはず。そしてすぐに、殺しに行く!)
マーヤー(何と言われようとも、なんと思われようとも、私はやらなければならないのよ)
ジェイソン「マーヤー、君に脱獄の容疑がかかっている。証拠映像も上がっているようだ」
マーヤー「え?」
ジェイソン「愚かなことをしたな。刑期にあと5年追加だそうだ」
マーヤー「」
76 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/17(火) 02:40:02.41 ID:cSr1RrGN0
霊的な日常でドッペルゲンガーって出てないよね。出してくれないかな。メリーちゃんの偽物は出て来てたけど。
話の中心になる秋穂が全然活躍しない件。おかしいな、初期のプロットだともっと霊感発揮する予定だったんだけどな。
話書いてたらだんだんとそれていっていつのまにか90度ぐらいずれてること、よくあります。
ありすありあり(合言葉)
77 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/20(金) 01:34:54.60 ID:Mzgp83uI0
最終話「生霊」
最近どうも調子が出ない。ここのところ秋穂と一緒に行動する機会が減ったからかもしれない。
春乃「はぁ・・・・・・秋穂・・・・・・」
いいや、アタシがこんな調子じゃダメだ。秋穂が頑張っているのに、アタシが折れたら秋穂の意志が無駄になる。
春乃「秋穂ぉ・・・・・・」
そう、アタシはただ秋穂の帰りを待っていたらいいの。
78 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/20(金) 01:35:56.78 ID:Mzgp83uI0
秋穂「先輩、お買い物に付き合ってもらってありがとうございます」
転校生「いやいや、これくらいいいよ。それで、今日は何を買いたいの?」
秋穂「はい!最近、おねえちゃんにあまり元気が無くって・・・・・・それで、元気づけられるようなプレゼントをしたいなって」
転校生「なるほど。じゃあ、少しずつ吟味していこうか」
秋穂「はい!」
転校生(秋穂が近くにいれば大丈夫だろうなんて言わない)
秋穂がアタシのために・・・・・・!大丈夫よ。お姉ちゃん、その気持ちだけで十分だから!
79 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/20(金) 01:37:05.79 ID:Mzgp83uI0
秋穂「あっ、このカップかわいい」
転校生「確かに。んー、僕はこっちの方が好きかな?」
秋穂「このねこさんのやつですか?」
転校生「そうそう。こういう対になってるやつ」
秋穂「おねえちゃんはどっちがいいかなぁ・・・・・・」
転校生(秋穂が選んだ物なら全部喜ぶだろうだなんて言わない)
ていうか、なんでこいつは勝手に秋穂とデートしてるんだ。その気遣いがなかったらぶっ飛ばしてたわよ。
80 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/20(金) 01:39:41.77 ID:Mzgp83uI0
転校生「さ、目的の物も買えたし、そろそろ・・・・・・」
秋穂「はい!お昼ごはんですね!」
転校生「がくえ・・・・・・うん、そうだね。何が食べたい?」
秋穂「あ、あの!わたし、お弁当作ってきたんです!だ、だから、その、いっしょに、食べてくれませんか?」
秋穂の手料理ですって!?おい転校生、そこ代われ!お前にそれはまだ早い!
転校生「じゃあ、屋上にベンチがあるからそこに行こうか」
秋穂「はいっ!」
81 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/20(金) 01:41:16.81 ID:Mzgp83uI0
秋穂「よい、しょっと」ドスン
転校生「じゅ、重箱・・・・・・」
秋穂「先輩って男の人だから、いっぱい食べるかなって思って、たくさん作ってきたんです」
転校生(流石に想定外の量だ。だけど、食べきらなかった春乃さんに殺される!)
秋穂「それじゃあ先輩、あ、あーん」
転校生「流石にそれは恥ずかしいからやめてほしいな」
秋穂「だめ、ですか?」
転校生「ほら、他の人も見てるし・・・・・・通報されかねないし」
秋穂「むぅ。わたしもお姉ちゃんみたいにおっきかったらなぁ・・・・・・」
秋穂はそのままの秋穂でいいのよ。焦らなくていいの。
82 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/20(金) 01:43:15.86 ID:Mzgp83uI0
秋穂「それで、先輩。ちょっと相談があるんですけど、いいですか?」
転校生「うん?どうしたの?」
秋穂が相談?それだったらアタシがいつだって・・・・・・
秋穂「実は最近、いないはずのお姉ちゃんが見えるんです」
転校生「え?」
秋穂「最初は、おねえちゃんがいつもみたいにこっそりついてきてるんだと思ってました。だけど、そうじゃないんです」
秋穂「遊佐先輩とお姉ちゃんが一緒にいる写真を送ってもらった日があるんです。これ、この写真です」
転校生「あー、鳴子さんと春乃さんがカメラを選んでる写真か。ここは隣町のカメラ屋かな?」
あー、そんなのもあったわね。いつの話だったかしら?
秋穂「はい。このとき、わたしはさらちゃんといっしょに体育館で反復横跳びの練習をしてたんです」
転校生「(何故に反復横跳び?)そのタイミングで、春乃さんを見かけたと」
秋穂「そうなんです」
83 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/20(金) 01:45:00.99 ID:Mzgp83uI0
秋穂「しかも、このときはおねえちゃん、どこかに隠れているとかそんなものもなくて、すぐ近くで見ていたんです」
転校生「え?」
秋穂「でも、誰も気付いてなくて・・・・・・後でおねえちゃんに聞いても、遊佐先輩と一緒にいたって」
秋穂「見間違いかなって思ってたんです。でも、何度も何度もそれが起きてて、もうわからなくて・・・・・・」
転校生「秋穂・・・・・・」
秋穂「・・・・・・今も、いるんです。おねえちゃん、ずっと先輩の後ろに」
転校生「え?」クルッ
ん?
転校生「・・・・・・何も見えないけど、違和感はある」
秋穂「さっきからずっと、お話に相槌をいれたりしてて、わたし、どうしたらいいかわからなくて・・・・・・」ヒッグヒッグ
アタシが、秋穂を泣かせている?あれ?そもそもアタシ、部屋にいるんじゃなかったかしら?あら?あら?
転校生「よし、わかった。僕がなんとかする。だから、秋穂は安心して欲しい」
秋穂「先輩、ありがとうございます・・・・・・」
転校生「さ、お弁当はまだまだ残ってるんだ。一緒に食べよう」
秋穂「はいっ!」
84 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/20(金) 01:45:59.59 ID:Mzgp83uI0
―転校生の部屋―
転校生「さて、この状況。知り合いの霊感少年から話を聞いたことがある」
ジェンニ「せんぱい、もういっかい」
転校生「たしか、これは生霊。生きながらにして魂が外に出ていくっていうやつのはずだ」
ジェンニ「こんどはかちます」
転校生「単純なお祓いだとかは効果がないし、『破ぁ!』をやって消滅させるわけにもいかない」
ジェンニ「えいっ、やっ、えいっ」
転校生「つまり、根本を絶たないと意味が無いってことだ」
ジェンニ「あっ」
転校生「ってことは、やっぱり春乃さんと話をするしかないか」
ジェンニ「またまけた・・・・・・せんぱい、もういっかい」
転校生「ジェンニ、そろそろ寝る時間だよ。これで最後」
ジェンニ「わかりました。まけません」
転校生(しまったなぁ、考え事に集中してて手加減するのを忘れてた)
ジェンニ「えいっ、えいっ、モイッカ〜」
転校生(とりあえず明日、一度春乃さんと面談してみよう。場合によっては怜とかシャルロットとかの専門の方に頼るか)
ジェンニ「やった。せんぱい、ぼくのかちです」
転校生「ああ、負けた負けた。ジェンニは強いね」
ジェンニ「がんばりました」
85 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/20(金) 01:47:12.53 ID:Mzgp83uI0
転校生「ってことで、春乃さん。自覚あります?」
春乃「いや、ないわ」
転校生「まあ、そりゃそうか」
春乃「でも、確かに最近、寝ているときに夢で秋穂のことを見ることが多いわ」
春乃「夢の内容と、秋穂から聞いた話が一致するの。いつもは話を聞いてから、夢を見るから当然だと思ってたけど・・・・・・」
春乃「今の話を聞いて確信した。あれは、アタシが見ていたものだったのね」
春乃「・・・・・・情けないわね。いつもあれだけ秋穂を守ると言っておきながら、アタシ自信が秋穂を追い詰めていたなんて」
転校生「そう、それなんですよ。今回の肝は」
春乃「どういうこと?」
転校生「生霊っていうのは強すぎる思いが原因で出てきてしまうもの。だから、抑えようと思って抑えられるものじゃないんです」
転校生「つまり、今みたいに春乃さんが思い詰めてたらなにも解決しない」
転校生「だから、やり方を考えましょう。春乃さんも、秋穂も、二人共の悩みを解決する方法を」
86 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/20(金) 01:48:58.14 ID:Mzgp83uI0
結論から言うと、やることは単純だった。秋穂と離れているときは、アタシか秋穂かのどちらかが1時間ごとに近況を報告する。
そうすれば、アタシたちはもうお互いに気を使って、頭を悩ませたりする必要はない・・・・・・はずだったんだけど。
秋穂『おねえちゃん!先輩と今、なにしてるの!?教えて!』
春乃「だ、大丈夫よ!ちょっと作業に付き合ってもらってるだけだから!」
秋穂『どんな作業!?わたしもそっちに行きたい!』
春乃「だ、ダメ!もうすぐ終わるから、そうしたらまた・・・・・・」
秋穂『すぐにそっちに行くから!待っててね!』
87 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/20(金) 01:51:34.36 ID:Mzgp83uI0
春乃『転校生!おまえ秋穂に変なことしてないだろうな!』
秋穂「大丈夫だから!さらちゃんの誕生日プレゼント選んでるだけだから!」
ありす「はぅのさ・・・・・こゎ・・・・・・」
春乃『アタシの目が届かないからってアタシに言えないようなことしてないだろうな!ああ!?』
秋穂「大丈夫だって!」
と、まあこんな感じで、別の悩みの種ができちゃったわけ。なんでも知りすぎると気になることがどんどん増えるわよね。
それでもまあ、秋穂が今日も元気でいてくれるなら・・・・・・それも悪くはないかしらね。
秋穂「あっ、おねえちゃん、また生霊飛ばしてない?」
ありす「ぇっ」
クレプリ「なにそれこわい」
春乃『いや、わからないわよ』
悪くない、はず。
88 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2018/04/20(金) 01:55:11.68 ID:Mzgp83uI0
というわけで、この話はこれにて終わりです。
ありすの出番が少なかったのがやっぱり心残りかな。次回はもっと出したい所存。
ジェンニとありすとの日常みたいなやつを書いてもいいかもしれない。次回はそれにしようかな。
なんにせよありすかわいい。ジェンニもかわいい。
そろそろ大人ありすが出てきてもいい頃だと思ってます。早くありすに会いたい。
それでは、またそのうち。
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ありすありあり(合言葉)
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/16(火) 16:47:55.33 ID:T8SdHvI50
1日遅れましたが、ありすお誕生日おめでとうございます。貴方の作品を楽しみに待っています。
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/16(火) 16:49:18.59 ID:T8SdHvI50
1日遅れましたが、ありすお誕生日おめでとうございます。貴方の作品を楽しみに待っています。
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