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THE 3名様〜穂乃果・ザ・フォーエバー〜
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32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/16(火) 21:21:27.95 ID:9Zm1l2BtO
絵里「はい。コーヒー持って来たわよ」
海未「ありがとうございます」
絵里「いいえ」
希「それで?何があったん?」
絵里「え?」
希「何かあったんやろ?最近浮かない顔してるから。隠してても分かるんやからね」
海未「そうですよ。他の皆も心配してます」
絵里「……」
希「何か悩んでるんやったら言って?ウチ等親友やろ?」
絵里「実は…」
希「実は?」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/16(火) 21:23:03.84 ID:9Zm1l2BtO
絵里「亜里沙がクラスの子から意地悪されてるみたいなの」
海未「え?亜里沙が?」
希「嘘やろ?」
絵里「こないだ…たまたま下校してる亜里沙達を見かけたんだけど…」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/16(火) 21:29:42.00 ID:9Zm1l2BtO
絵里『ふふふ〜ん』
亜里沙『でね、お姉ちゃんがね…』
雪穂『へ〜そうなんだ』
亜里沙『うん』
絵里『あっ!亜里沙と雪穂ちゃんだわ!お〜い』
男子A『お〜い。絢瀬〜』
亜里沙『ん?どうしたの?』
男子A『実はこいつがな』
男子B『バカ。やめろよ』
亜里沙『何?』
男子B『なんでもねーよ……バーカ。バーカって言いたかっただけだよ』
亜里沙『ええ?それだけ?』
雪穂『あはは…』
絵里『亜里沙…』
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/16(火) 21:32:38.18 ID:9Zm1l2BtO
絵里「って事が…」
希「は?」
絵里「これって…もしかしてイジメじゃっ…」
希「いや…ちゃうやろ…」
海未「そうですね。それだけでは判断できませんね」
希「いや、そう言う事でも…」
絵里「そだけじゃないの。別の日も…」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/16(火) 21:40:16.52 ID:9Zm1l2BtO
絵里『あっ!?亜里沙だわ』
クラスの女子『亜里沙ちゃんってすっごい可愛いよね〜。目も大きくてパッチリしてて。羨ましいなぁ』
亜里沙『そ、そんな事…ないよ…』カァァァ
雪穂『亜里沙照れてるね〜』
亜里沙『もう、雪穂ぉ』
男子B『けっ。絢瀬のどこが可愛いだよ。お前等目がおかしいんじゃねーの?』
クラスの女子『なんですって?』
雪穂『まあまあ』
亜里沙『そ、そうだよね』
男子B『え?そ、そうだよ。お前なんか全然可愛くねーからな。勘違いすんなよ?バーカ。ブース』
亜里沙『う、うん。そうだね』
絵里『亜里沙…』
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/16(火) 21:45:13.12 ID:9Zm1l2BtO
絵里「って言う風に…」
海未「絵里。それは…」
希「うん。そうやねぇ」
海未「私達で亜里沙を守ってあげましょう」
絵里「海未ぃ」
希「そうや、そうや……ん?」
海未「女の子にそんな台詞。酷すぎます。言っていい事と悪い事があります」
絵里「そうよね?私はお姉ちゃんなんだから私が亜里沙を守ってあげなきゃ」
希「いや、ちゃうやろ!!」
絵里「え?」
海未「何がですか?」
希「どう考えても男の子が好きな子に意地悪しちゃうあれやろ!!」
海未「好きな子に…」
絵里「意地悪?」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/16(火) 21:54:16.74 ID:9Zm1l2BtO
希「どう考えてもそうやん。その男の子は亜里沙ちゃんの事が好きなんやろ」
絵里「え?そうなの?」
海未「では、何故その男の子は亜里沙にこ酷い事を言うのですか?」
希「男の子ってそう言うもんやろ?好きな子に意地悪したくなるんやろ?まあ…中三でそれもどうかと思うけど」
絵里「そうだったの…」
海未「何故好きな子に意地悪をするのですか?それだと嫌われてしまうじゃないですか」
希「そんなん恥ずかしいからやろ!照れ隠しでやってるんやろ。それが甘酸っぱい青春なんやないの?」
海未「真姫やにこみたいなものですか?」
希「まあ…そうやな。あの二人は女の子やけど…」
海未「なるほど。それなら理解出来ました。もしかして、希もそう言った経験が?」
希「……ないよ。ウチ、クラスで浮いてたし」
海未「え?あっ…すいません」
希「いや、別に気にしてないから…」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/16(火) 22:15:43.23 ID:9Zm1l2BtO
絵里「ダメよ」
希「え?何がなん?」
絵里「それはそれで認められないわ」
希「認められない?」
絵里「そうよ。亜里沙はまだ中学生なのよ?そう簡単に認められる訳ないじゃない」
希「いやいや…あのな?」
海未「その通りです。まだ早いです」
希「いや、海未ちゃん」
絵里「そうよね?まだ早いわよね?でも…」
海未「でも?」
絵里「でも…もし亜里沙が本気なら…私は…」
海未「絵里…」
希「もう勝手にやってればええよ…」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/16(火) 23:01:35.89 ID:9Zm1l2BtO
「偏差値」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/16(火) 23:10:06.85 ID:9Zm1l2BtO
穂乃果「はあ…」
凛「はあ…」
希「どしたん?」
凛「先生に課題出されたにゃ。何故か凛だけ」
穂乃果「数学の小テストで酷い点数取って海未ちゃんに怒られました。小テストだよ?あそこまで怒るかな?」
希「なんだ。そんな事か」
凛「そんな事って…」
穂乃果「酷い」
希「凛ちゃんだけ課題出されたって。よっぽど成績悪いんやない?」
凛「まあね」
希「穂乃果ちゃんは小テスト何点やったん?」
穂乃果「3点だよ。50点満点でね!」
希「よく堂々と言えるなぁ。どうやったらそんな点数取れるんやろうか」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/16(火) 23:20:34.73 ID:9Zm1l2BtO
穂乃果「あはは」
希「穂乃果ちゃんも凛ちゃんもよくうちの高校入学出来たなぁ」
穂乃果「ね?学歴だけで言ったら真姫ちゃんや絵里ちゃんと同じだからね」
凛「それって凄い事だよね」
希「定員割れでもしてたんやろうか…」
穂乃果「……」
凛「……」
希「え?してたん?」
穂乃果「そんな訳ないじゃん。海未ちゃんとことりちゃんの飴と鞭で頑張ったんだよ」
凛「凛もかよちんに教えてもらいながら頑張ったにゃ」
希「ふ〜ん。良かったなぁ音ノ木坂に入れて。一歩間違えてたらクロマティ高校とか行ってたんやない?」
穂乃果「そんなに馬鹿じゃないよ」
希「いや…3点取ってるやん」
穂乃果「小テストだもん」
希「いや、穂乃果ちゃんの中では小テストで悪い点数取ってもいい事になってるの?」
穂乃果「期末テストよりは…ね?」
凛「うん。凛も小テストは点数悪いにゃ」
希「それでも、真姫ちゃんやえりちと同じ高校なんやもんなぁ。本当μ’sって結成出来たのが奇跡に近いかもしれんな」
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/16(火) 23:31:47.91 ID:1oiYJfxZo
音ノ木の偏差値がどれくらいかは気になるところ
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/17(水) 04:41:23.27 ID:F6bmFA6po
男子B許すまじ・・・
真姫は親に地元でコネ作っとけって入学させられたみたいなことどっかに書いてた気がする
絵里は祖母の影響だろうし実は結構偏差値低いのかもな
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 07:40:11.53 ID:DbamqFQYO
「リベンジ」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 07:49:16.98 ID:DbamqFQYO
穂乃果「うっ…うっ…うっ」
花陽「あの〜」
凛「どうしたの?」
花陽「穂乃果ちゃんはどうして泣いてるのかな?」
凛「お寿司を食べきれなかったからだよ」
花陽「お寿司を?」
凛「うん。かよちんが来る前にお寿司の大食いチャレンジに挑戦したんだけど全然だめだったの」
穂乃果「だってぇぇ。お寿司があんなにお腹にたまるとは思わなかったしぃぃ」
凛「結局、凛と希ちゃんで手伝ったんだよ」
花陽「そうなんだ。希ちゃんは?」
凛「学校に忘れ物したって取りに戻ったよ」
花陽「そっか」
穂乃果「花陽ちゃ〜ん」
花陽「え?な、何かな?嫌な予感が…」
穂乃果「仇取ってぇぇぇぇ」
花陽「や、やっぱり」
凛「確かに。かよちんならイケるかも知れないにゃ」
花陽「無理だよぉ。いくら何でもこう言うのは…難しいと思うよ」
穂乃果「お願いします。グスッ…仇…ウッ…ウッ…仇取って」
凛「かよちん。やってあげてよ。これ以上いい歳した女子高生が歳下の前で泣く姿見たくないでしょ?ファミレスで…」
穂乃果「凛ちゃん…グスッ…言い方にトゲがあるよぉぉ」
花陽「わ、分かったから。穂乃果ちゃん泣かないで?ね?」
穂乃果「花陽ちゃん…」
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 09:09:44.13 ID:DbamqFQYO
花陽「でも、クリア出来るかは分からないよ?」
穂乃果「うん。お願い」
店員「制限時間は30分。それではスタート」
穂乃果「大トロ」
花陽「わぁ。美味しそう」パクっ
凛「カンパチ」
花陽「美味しいです」パクっ
穂乃果「へい、はまち」
花陽「大好きです」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 09:17:23.94 ID:DbamqFQYO
10分後
凛「サーモン」
花陽「まだいっぱいあるなぁ」パクっ
穂乃果「ネギトロ」
花陽「流石に私でもこんなには食べられないかも」パクっ
凛「えんがわ」
花陽「えいっ」パクっ
さらに10分後
穂乃果「はい、中トロ」
花陽「ん〜美味しい」
凛「ラストにゃ。イクラ」
花陽「え?ラスト?もう終わり?」パクっ
店員「終了〜」
穂乃果「凄い!流石花陽ちゃん!」
店員「クリアした人は初めてです。賞金の3万円です」
凛「おぉ!凄いにゃ!」
花陽「そ、そうかな?」
穂乃果「そうだよ。もう最高だよ」
花陽「こ、この賞金は部費として使おうね?」
穂乃果「え?いいの?」
凛「偉いにゃ。かよちん…いや…かよ神様にゃ」
穂乃果「かよ神様。穂乃果の仇を取ってくれてありがとう」
花陽「え?ええ?や、やめてよ〜。神様なんかじゃないよぉ」
凛「いや、神様にゃ。大食いの神様。かよ神様にゃ」
花陽「嬉しくないよぉ〜」
穂乃果「かよ神様!」
凛「かよ神様!」
花陽「誰か助けてぇ〜」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/17(水) 10:14:44.44 ID:zm6SX4auO
かよ神様の由来これか
そういえば今日かよちん誕生日だねおめでとう
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 21:10:49.20 ID:DbamqFQYO
「矢澤」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 21:16:36.06 ID:DbamqFQYO
凛「ん〜、ラーメンおいしいにゃ〜」
真姫「毎度毎度、よく飽きないわね」
花陽「ふふっ。凛ちゃんはラーメン好きだもんね」
凛「うん。だいすきにゃ〜」
女子中学生A「あの〜、μ’sの小泉さんですよね?」
花陽「え?はい」
女子中学生B「やっぱり!そちらは星空さんと西木野さんですよね!」
凛「うん」
真姫「そうだけど」
女子中学生A「あの…私達大ファンで。サインを頂きたいんですけど」
凛「ええ?」
花陽「さ、サイン…。ど、どうしよう…サインなんて」
女子中学生A「お願いします」
花陽「私のでよければ…」
凛「凛も勿論オッケーにゃ。真姫ちゃんは?」
真姫「別に構わないわよ」
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 21:18:56.16 ID:DbamqFQYO
キュキュキュ
凛「はい、どうぞ」
花陽「あ、あまり上手く書けなくて。大丈夫かな?」
女子中学生A「ありがとうございます」
女子中学生B「大切にします」
真姫「あら?あなたはいいの?」
女子中学生C「私は…別に…」
真姫「そう」
女子中学生A「…あ、あのラブライブ頑張って下さいね」
女子中学生B「応援してます」
凛「うん。頑張るよ」
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 21:27:52.35 ID:DbamqFQYO
女子中学生B「良かったね〜」
女子中学生A「うん」
花陽「まさか、サインを書く日が来るなんて…緊張したぁ」
女子中学生C「あの…」
花陽「え?」
凛「あれ?まだ居たの?」
女子中学生C「ラブライブ…本気で優勝するつもりなんですか?」
凛「え?うん。そうだけど?」
真姫「当たり前じゃない」
女子中学生C「どうして本気で目指せるんですか?」
真姫「やるからには優勝を目指すのは当たり前でしょ?」
女子中学生C「でも、どう考えたって無謀じゃないですか。ただの女子高生が…」
花陽「もしかして…あなたもスクールアイドルに憧れてるの?」
女子中学生C「無理ですよ。絶対に無理に決まってる。好きなだけじな出来ないでしょ?私なんかがアイドルになるなんて…」
花陽「そ、そんな事は…」
真姫「そうね。最初から無理って決めつけてたら無理かもね」
花陽「ま、真姫ちゃん?」
女子中学生「だって…」
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 21:49:50.40 ID:DbamqFQYO
真姫「私の知ってる女の子は…三年間ずっと一人ぼっちでも夢を諦める事をしなかったわ。裏切られた事もあっただろうし心が折れそうな時だってあったでしょう。時には心無い事を言われたかもしれない。夢なんて理解されなければ滑稽に見えるかもしれないものね」
凛「真姫ちゃん…それって…」
真姫「でもね、その人はただ好きだって理由で夢を追い続けたわ。私はその人をカッコいいと思ってる。心から尊敬してるわ」
女子中学生C「それで?その人は…」
真姫「スクールアイドルとしてステージで歌って踊ってるわ。夢は絶対に叶うなんて無責任な事は言わないけど絶対に叶わない夢なんてないんじゃない?」
女子中学生C「…はい。私…頑張ってみようかな」
真姫「うん。頑張って。それに…」
女子中学生C「え?」
真姫「そのツインテール。可愛いわよ?アイドルにピッタリだわ」
女子中学生C「はいっ、ありがとうございます。それじゃあ…」
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 21:52:40.75 ID:DbamqFQYO
真姫「……何よ?」
凛「いや〜、さっきの話の女の子って」
真姫「違うわよ」
凛「まだ言ってないにゃ〜」
花陽「ふふふ」
真姫「何がおかしいのよ」
花陽「べつに何でもないよ」
凛「何でもないにゃ〜」
真姫「くっ……喉乾い。飲み物取ってくる」
凛「素直じゃないにゃ〜」
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 21:53:06.73 ID:DbamqFQYO
「お小遣い」
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 22:08:10.56 ID:DbamqFQYO
穂乃果「納得いかないよ」
凛「何が?」
穂乃果「お小遣いだよ」
希「少ないの?」
穂乃果「さあ?分かんないけど…」
凛「分かんないのに納得いかないの?」
穂乃果「いかないよ。だって雪穂と500円しか変わらないんだよ?」
希「別に…多く貰えるだけええやん。贅沢言い過ぎやって」
穂乃果「だってぇ。雪穂の方が貯金多いし」
希「そんなの穂乃果ちゃんの使い方に問題あるんやない?」
凛「できもしない大食いチャレンジとかにお金を使うからいけないんだよ」
穂乃果「うぅ…そうだけど。せめて1000円違うだけでも…」
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 22:23:13.82 ID:DbamqFQYO
希「500円と1000円で何が違うんや…」
穂乃果「全然ちがうよ。500円あったら何が出来ると思う?」
凛「何が出来るの?」
穂乃果「えっと……ほむまん結構買えるよ?」
希「穂乃果ちゃんは食べ放題やろ?」
穂乃果「そう言う事じゃないのーー。もう!」
希「もうやないよ。穂乃果ちゃんはもう高校生なんよ?本来ならバイトしてお金を稼げる年齢なんやから。お小遣い貰えるだけでも感謝しなきゃあかんやろ?」
穂乃果「うぅ…そうだけど…」
希「我が儘言ったらあかんよ」
穂乃果「はい…」
雪穂「亜里沙…今日はこのお店はやめよう」
亜里沙「え?どうして?」
雪穂「あはは…まあ、ね?」
雪穂(お姉ちゃんがみっともない事言って希さんに説教されてるからなんて…言えない)
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 22:47:38.97 ID:DbamqFQYO
「日頃の行い」
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 22:57:50.60 ID:DbamqFQYO
絵里「……」
穂乃果「あの〜」
凛「どうして怒ってるのかにゃ〜?」
絵里「どうしてだと思う?」
穂乃果「さ、さあ?」
凛「心当たりがないんだけど…」
絵里「そう…。これを見ても?」
穂乃果「え?何これ?半紙?」
凛「アホって書いてあるにゃ…」
絵里「これが私の背中に貼ってあったのよ。私はこれをつけたまま授業を受けてたのよ?澄ました顔して朗読までしちゃったわよ」
穂乃果「いや、知らない知らない」
凛「なんで凛達を疑うの?」
絵里「あなた達以外にいないからよ」
穂乃果「本当に知らないってば」
絵里「嘘おっしゃい。分かってるんだからね。こないだだって海未のおデコに落書きして怒られたんでしょ?」
凛「そうだよ?凄い怒られたんだから。そんな事する訳ないにゃ」
絵里「そう言ってやるのがあなた達なのよ」
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 23:08:58.89 ID:DbamqFQYO
穂乃果「違うよ。希ちゃんじゃないの?」
絵里「希はこんな汚い字じゃないわよ」
凛「え?凛達は汚いの?」
絵里「とにかく。謝るなら今の内よ?」
穂乃果「そんな事言われても…」
絵里「ここまで言っても白状しないの?」
穂乃果「だって違うし」
凛「いつ頃から貼ってあったの?って言うかクラスの人は誰も言ってくれなかったの?」
絵里「6時限目が終わった後にクラスの子が教えてくれたのよ。皆んな気づいてたけど言うに言えなかったって。お陰で恥をかいたわ」
穂乃果「だから、穂乃果は知らないってば」
凛「凛もだよ」
穂乃果「第一部活が始まるまで絵里ちゃんに会ってないじゃん」
凛「そうだよ」
絵里「そ、それは…そうだけど」
穂乃果「でしょ?そんなの貼るタイミングなんてなかったよ」
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/17(水) 23:13:04.48 ID:DbamqFQYO
絵里「じゃ、じゃあ誰がこんなの貼るのよ?」
穂乃果「知らないってば」
凛「だいたい貼られた時に気づかないの?」
絵里「そ、それは…貼るのが上手かったとか」
穂乃果「とりあえず本当に穂乃果達じゃないから」
凛「そんな事したのが海未ちゃんにバレたら大変だもん。当分の間は絶対にやらないよ」
絵里「そんな…じゃあ、いったい…」
穂乃果「さあ?」
絵里「えぇ…」
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/17(水) 23:28:15.99 ID:/qbz03GDO
絵里ちゃん実は苛められてるんか…
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/18(木) 00:23:49.98 ID:hTWVUvsVO
みんな「全然気付かないのかわいいなぁ…」って堪能してたんだよきっと
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/18(木) 00:48:27.78 ID:tLdLwgpSO
にこだな
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/18(木) 19:10:30.92 ID:vE1srv+Uo
希とにこが怪しい
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/18(木) 23:16:40.44 ID:mSiymyiOO
「ロシア式」
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/18(木) 23:22:59.53 ID:mSiymyiOO
穂乃果「絵里ちゃ〜ん。遊ぼうよ〜」
凛「一緒に遊ぶにゃ〜」
絵里「ダメよ。明日練習でしょ?」
穂乃果「午後からじゃん」
凛「そうだよ。夜絵里ちゃん家で遊ぶだけなら平気だよ」
絵里「もう。こうしてファミレスに付き合ってるんだからそれで我慢して。チョコレートパフェ一口あげるから。はい」
穂乃果「無理だよ」パクっ
凛「絵里ちゃん家行きたいにゃ」パクっ
絵里「じゃあ、食べないでくれるかな?」
穂乃果「だって希ちゃんにも絵里ちゃん家に集合って言っちゃったもん」
絵里「それはあなた達がいけないんでしょ。希は何?バイト?」
凛「うん。きっと疲れて帰ってくるから絵里ちゃん家でもてなしてあげなきゃ」
絵里「だからどうして私の家なのよ」
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/18(木) 23:25:40.53 ID:mSiymyiOO
穂乃果「いいじゃ〜ん。絵里ちゃん家行きた〜い」
凛「行きたいにゃ〜」
絵里「はあ…分かったわ」
穂乃果「え?」
凛「本当?」
絵里「じゃあ、これで決めましょう?」ガサゴソ
穂乃果「え?これって?」
絵里「これよ」コトッ
穂乃果「へ?」
凛「これって?」
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/18(木) 23:39:31.92 ID:mSiymyiOO
絵里「1955年にアメリカのコルト社が開発した回転式銃。コルトパイソンよ。.357口径、装弾数は6発。まあ、この人数ならちょうどいいんじゃないかしら」
穂乃果「い、いや…何をするの?」
絵里「ロシアンルーレットよ。私が勝ったらあなた達には諦めて貰う。あなた達が勝ったら家に来てもいいわ」
凛「えっと…あっ!分かった。オモチャの鉄砲なんだよね?」
絵里「まさか…」
穂乃果「い、いやいや。本物の銃なワケ…」
絵里「そう。じゃあ、早くやりましょう?私とあなた達の交互で良いわよね?」
凛「えっと…」
絵里「それじゃあ、穂乃果から」
穂乃果「え?い、いや…」
絵里「どうしたの?」
穂乃果「あっ!?穂乃果今日海未ちゃん家に行こうかな?宿題見て貰おうと思ってたんだ」
凛「り、凛も海未ちゃん家に…」
絵里「そう。じゃあ…どうする?」
穂乃果「ごめんね。今日はパスで」
凛「凛も」
絵里「そう。残念ね」
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/18(木) 23:40:48.26 ID:UpmvqnS0o
これはアイスブルーモードですわ・・・
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/18(木) 23:54:55.60 ID:465h8DhIO
絵里ちゃんがマジな時は割りと怖い…
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/20(土) 00:21:36.66 ID:vMrGoqHVO
「間取り」
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/20(土) 00:32:24.20 ID:vMrGoqHVO
穂乃果「あ〜、暇だね」
凛「暇じゃないにゃ。ラーメン食べるのに忙しいにゃ」
穂乃果「って事は暇じゃん」
凛「……」ズルズル
穂乃果「ねえ?希ちゃんって暇な時何してるの?」
希「暇な時?」
穂乃果「うん。一人暮らしだしどうしようもなく暇な時あるでしょ?」
希「前にも言ったやん。Siriと話したりルンバを眺めたり…」
穂乃果「だけ?」
希「まあ…」
穂乃果「ふ〜ん」
希「ふ〜んって…あっ!最近はあれが楽しいかな」
穂乃果「あれ?」
希「間取り図」
穂乃果「え?間取り図?」
希「住宅広告とか来るやん」
穂乃果「うん」
希「あれを見てな。この家に住んだらここを自分の部屋にしてとかここを客間にしてとか妄想するんよ」
穂乃果「え?一人で妄想してるの?」
希「妄想って言うとあれやけど…。結構楽しいよ?特にウチは一人暮らしやから」
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/20(土) 00:41:43.76 ID:vMrGoqHVO
穂乃果「希ちゃん…寂しいんだね…」
希「いや…ちゃうよ。本当に結構楽しいんやから」
凛「凛のお母さんもよく見てるよ」
穂乃果「…ラーメン食べ終わったの?」
凛「うん。凛のお母さんもお家の広告見るの好きだにゃ」
穂乃果「え?そうなの?割と皆んな好きなのかな?」
希「だから言ってるやん」
穂乃果「でも、それで暇が潰せるとは思えないけど」
希「いやいや。馬鹿に出来ないよ?ちょっと、待ってな?今の時代スマホでも見取り図見れるから。ほら?」
凛「うわ〜、部屋がいっぱいあるにゃ」
穂乃果「これお金持ちの人が住む家じゃないの?」
希「うん。でも、見るのはタダやから。例えばμ’sで共同生活するとしたらとかね」
穂乃果「え?希ちゃんはμ’sの皆んなでシェアハウスしたいの?」
希「例えばの話やってば」
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/20(土) 00:50:43.03 ID:vMrGoqHVO
凛「じゃあ、凛はこの二階の部屋にしよう」
穂乃果「え?あっ、ズルイ。どうして、凛ちゃんが一番広い部屋なのさ」
凛「早いもの勝ちにゃ」
穂乃果「じゃあ、穂乃果はこの部屋にしよう」
凛「ダメだよ」
穂乃果「どうして?」
凛「その部屋はダンスの練習をする部屋にするにゃ」
穂乃果「え〜、それならさっき凛ちゃんが選んだ部屋をダンスの練習部屋にしようよ」
凛「どうして」
穂乃果「広いからだよ」
凛「む〜、じゃあ、凛はこの部屋でいいにゃ」
穂乃果「あっ、その部屋もいいな。穂乃果も和室が良いかも」
凛「まだ和室は残ってるよ?」
穂乃果「でも、海未ちゃんも和室がいいって言うだろうなぁ」
凛「真姫ちゃんの為にピアノの部屋を作ってあげようよ」
穂乃果「それだったらことりちゃんの裁縫部屋も」
凛「ん〜そうすると絵里ちゃんとにこちゃんの部屋がなくなっちゃうね」
穂乃果「じゃあ、どっちか穂乃果と同じ部屋でいいよ」
凛「じゃあ、凛はかよちんと真姫ちゃんと三人部屋にするにゃ」
穂乃果「だったら…」
希「なあ?」
穂乃果「何?」
希「結構楽しいやろ?」
穂乃果「え?まあ…そうだね」
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/20(土) 00:51:12.15 ID:vMrGoqHVO
完
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/20(土) 01:09:19.87 ID:TZcj56ka0
乙
やっぱこのシリーズいいね
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/20(土) 01:17:53.51 ID:Zd0pehizO
おつおつ
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/20(土) 09:52:34.44 ID:xihPSUzIO
乙
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/21(日) 02:37:50.95 ID:nkN/oi3zO
乙
面白い
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