ハルヒ「キョンTUEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!」 キョン「驚愕、だな」

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158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/17(土) 22:08:49.39 ID:uwBtWKG0O
くそう!ここの>>1は本当にいいところで切るのが得意だな乙
すっごい、いい場面で切るから毎回十時間しか寝れねぇよ
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 02:18:36.25 ID:J7ah7qvU0
>>158 熟睡してんじゃねーか!!
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 10:31:22.71 ID:WzeCLejT0
来週また来てくれるかな
めちゃくちゃ楽しみ
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/19(月) 13:14:34.05 ID:4BBTlzXcO

これは佐々木の力をもってしてもやはり頭の中を覗けないと言
うことを表しているのかあるいは...
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 21:50:50.69 ID:BTiabEGm0
随分ここも静かになった
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/28(水) 21:04:30.17 ID:k6apvfE40
十時までには投下しますー
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/28(水) 21:41:13.46 ID:k6apvfE40
とうかー
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/28(水) 21:46:58.36 ID:k6apvfE40

β


キョン「……zzz」

佐々木「おはようキョン。朝だよ」ガチャ

キョン「…………zzz」

佐々木「さあ起きて顔を洗って朝ごはんを食べよう。健康的な生活は朝食からだよ」

キョン「………………zzz」

佐々木「はて、気のせいかどんどん睡眠が深くなっているような?」

キョン「……………………zzz」

佐々木「これは困った。こういう時どうすればキミは起きるんだったかな? ああ、そうだ確か―――」ピコーン

キョン「グッモーニン佐々木!! 目玉焼きか卵焼きかで激論する準備は出来てるか!?」シュバッ!

佐々木「おはようキョン。自主的に目覚めてくれて助かるよ。朝食は目玉焼きにトーストだけど」

キョン「ならば醤油、ソース、ケチャップ、マスタード、わさびからしにマヨネーズ……何派閥かについて―――」

佐々木「全部かけておいたからよく味わってくれたまえ。先に降りてるよ」

キョン「おぉ…………ふぁー」

キョン「…………さて、二度寝二度―――」ノソノソ

佐々木「ちなみに」シュン!

キョン「」ビクッ

佐々木「仏の顔も三度までと言うけれど、生憎、僕は神でもなければ仏でもない」ギッ

佐々木「怒るのは疲れるからあまりしないが……さてキョン」

佐々木「一緒に朝ごはんを食べようか」ニコッ

キョン「……い、いぇすマム」
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/28(水) 21:52:20.44 ID:k6apvfE40

キョン「いただきます」モグ

佐々木「召し上がれ」

キョン「……朝食は4年に1度派なんだがなぁ」

佐々木「世界規模のお祭りかな? 健康のためにも毎日食べた方がいいよ」

キョン「んー」モグモグ

佐々木「キョン。言った通り、僕たちはいつも通り学校に行かなきゃならない。緊急事態で悪いけど」

キョン「ああ、行くべきだろう。こっちの世界だって生活はあるんだし」

キョン「それに俺のは緊急であって緊急じゃない。時間に縛られてないんだから急ぐこともない」

佐々木「ホントは急ぎたいんだけどね。まぁキミの言う通り、僕たちは一応学生で学業が本業だからね」

キョン「……」ジィ

佐々木「もちろん僕だってそうさ。その何か言いたげな目はなにかな?」

キョン「……イイエナンデモ」

佐々木「で、キミはそのまま文芸部室に向かってほしい。鍵は開けておくから」

キョン「んで、お前らが調べてくれた元の世界への戻り方的資料を呼んでおけばいいんだろ」

佐々木「何かしらのヒントになる可能性が少しでもあると思う」

キョン「ああ、そうさせてもらう」

佐々木「ハルヒさんと一樹くんも学校が終われば来てくれるから」

キョン「はいよ。部室で待っておくさ。ごちそうさま」カタッ

佐々木「はい、お粗末様」

キョン「さって、学校に……大変だ佐々木、俺の制服がねぇ!!」

佐々木「はい」パチン!

キョン「お、おおぅ……」パッ

キョン「……もう少し、こう、能力の情緒とかさぁ」

佐々木「着せ○えカメラ〜」

キョン「やめい!!」
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/28(水) 21:57:48.15 ID:k6apvfE40

佐々木「待つんだキョン」

キョン「ん? どうした? 学校へ行くんだろ?」

佐々木「そうだけど、いくら制服を着ているとはいえキミが僕と歩くのはまずい」

佐々木「僕のクラスメイトからすればキミはクラスどころか学校にさえ在籍しない生徒なんだからね」

佐々木「もし鉢合わせてしまってはいけないだろう?」

キョン「あー、そりゃ確かに」

佐々木「だから―――」

キョン「んじゃ佐々木、先に行ってくれ。10分したら俺も出るよ。そうすりゃ俺らは知り合いだとばれないだろ」

キョン「俺が一人で制服着て歩いてても怪しむやつなんていないだろうしな」

佐々木「………………」

キョン「部室の鍵は開けてくれてるみたいだから俺はそのまま部室に……佐々木?」

佐々木「…………というわけで、僕と並んで登校するのは非常にまずいわけだ」

キョン「ああ、分かったって。だから先に歩いてってくれよ。なんなら俺が先に行くか?」

佐々木「……その方法も悪くはないけど」

キョン「あん?」

佐々木「もっといい方法がある。手を出してくれキョン」

キョン「? ほらよ」スッ

佐々木「……では、行くとしようか」ギュッ

キョン「あ、お前まさか―――」

佐々木「ご名答―――」シュン!
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/28(水) 22:02:09.19 ID:k6apvfE40

キョン「っと」パッ

佐々木「こうすれば、誰の目に触れることなく部室に着ける」パッ

キョン「いや、そうだし楽で合理的で効率的だけどさぁ……あれ? 何の文句もないぞ?」アレレ

キョン「別に俺は歩いていってもよかったんだぜ? 可能性としちゃ低いがなにかしらのヒントでも目に付くかもだしな」

佐々木「それは……すまなかった。配慮に欠けていたね」

佐々木「明日からはそうしよう。それじゃ僕は教室へ行くよ。あと―――」


佐々木「キミはもう少し心情というものを―――」
ハルヒ「おっはよぉおぉおおおぉおぉおおお!!」バタンッ!


佐々木「……」

キョン「…………はい?」

ハルヒ「あ! やっぱりいたわね!! ふふん予想通りよ!!」

ハルヒ「そうだキョン! あんたミラに変なコトしてないでしょうね!! してたら……あとで教えなさい!!」グルル!

キョン「ええと……」チラ

佐々木「……ハルヒさん? 部活の時間はまだだし、あなたの学校はここじゃないはずだよ?」

ハルヒ「学校? 勉強? そんなものより大事なことが今目の前にあんでしょうが!!」

キョン「おれ?」

ハルヒ「癪だけどね!! あたしの中の優先順位は学校なんかよりコイツなの!」

佐々木「だから学校にも行かず、いち早く部室に来たと?」

ハルヒ「ピンポーン! それ正解!」

佐々木「まったく……まぁ、それじゃあキョン」

佐々木「頼んだよ」バタン

キョン「…………ハッ! まさかあいつこうなることを知ってて直接部室に俺を……ッ!?」

ハルヒ「さー! 始めるわよ手掛かり探し!!」
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/28(水) 22:08:05.98 ID:k6apvfE40

キョン「昨日も言ったじゃねえか。別にそんな焦んなくたっていいって。大体お前は―――」ガミガミ

ハルヒ「うるさいうるさい! あたしが決めたことに口出すなっ!! あたしはあたしのしたいことをするの!」ギャーギャー!

キョン「……はぁー。それで、お前はどうやって忍び込んだんだよ」

ハルヒ「どうやってって……そりゃ秘密の抜け穴使ってきたわよ? え? あんたもしかして知らないの!?」

キョン「どこの魔法魔術学校だよ。北高生も知らないことなんでお前が知ってんだよ」

ハルヒ「校内探検してたら偶然108個の抜け穴見つけたのよ」

キョン「それもう欠陥学校じゃねえか。どうなってんだ一体」

ハルヒ「もう! グダグダ喋ってる時間が勿体ないわ!! なんのために学校サボったと思ってんのよ!」

キョン「本当になんのために……分かった分かった。じゃ、取り掛かろうぜ。資料ってのはどいつだ?」

ハルヒ「ミラ! お願い!」


パッ!


キョン「おおぅ、どこからともなく机に紙の山が出現した……というかこんなことに能力使ってんのか」

ハルヒ「有効活用しなくちゃ! 団員は団長の手足となって働きなさい!」

キョン「佐々木が聞きゃなんていうか…………おい、ハルヒ」ピラッ

ハルヒ「何よ? なにか手掛かりになるような情報があったの?」

キョン「この紙の山……お前の個人情報―――」

ハルヒ「ミラ!! 覚えてなさいっっ!!! あんたも見んなっ!!」ババッ!

佐々木「(奥の棚の上から4段目までが全部そうだよ)」

キョン・ハルヒ「「(こいつ……直接脳内にッ!!?)」」

佐々木「(キミたち、なにを今更)」
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/28(水) 22:15:05.95 ID:k6apvfE40

キョン「ジョン・タイターにトンネル効果、サン・ジェルマン伯爵ね……」ペラペラ

ハルヒ「オカルト研究会なんて言ったらぶっ飛ばすから」

キョン「分かってるよ。しかしまぁ、よく集めたもんだ」

ハルヒ「まあね。とは言っても正直あんまり役に立つとは思えないけど」

キョン「読んでみんことには分からんさ。何しろこっちの世界は元の世界とは……お?」

ハルヒ「なになに!? なんか変なのあった!?」

キョン「いや、多分そんな変なもんでもないぞ。ほら」

ハルヒ「『激録!! 鶴屋房右衛門の秘密に迫る』……ああ、これ鶴屋さんの先祖の人ね。これがどうかした?」

キョン「いんや、なんでも」

キョン「(房右衛門は佐々木の子だが……鶴屋さんがいるってことはそういうことなんだろうな)」

ハルヒ「あれだけの豪邸を建てるだけの富を残した人だかんね。きっと常人とは違う何かを持ってたに違いないわ!」

キョン「いやぁ、むしろあいつは極端に運が良かっただけというか、なんというか……」

ハルヒ「これはっ!? キョン! 『異世界転生!! 世界の歩き方!!』」

キョン「ラノベじゃねーか。それをどう活かせというんだ」

ハルヒ「ミラもあんたもそんな感じの設定じゃない」

キョン「おっす、俺はキョン。至って普通の高校生に見えるがその実なんと、奇妙奇天烈な力を持つ―――」

ハルヒ「バカなことやってないで役に立ちそうな情報探しなさいよ」

キョン「この野郎」

ハルヒ「…………」ペラペラ

キョン「…………」ペラッ

ハルヒ「…………似てた!!?」バッ!!

キョン「あ? なにがだよ?」

ハルヒ「有希の真似ー!! どう? どう?」

キョン「バカなことやってんのは誰なんだよ。集中してくれ」
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/28(水) 22:18:23.23 ID:k6apvfE40













            「今度こそ―――永遠にさよなら。僕の親友」











172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/28(水) 22:23:01.31 ID:k6apvfE40

佐々木「…………ん」

橘「あ、はい。ここで大丈夫です。えっ? は、はい。彼女は眠ってるだけですので……あと領収書を……」

藤原「おい。おい」

佐々木「……ついたのかい?」

藤原「本当に眠っていたのか? 気が緩んでるんじゃないのか?」

佐々木「すまないね、ついうとうとと。慣れないものだ、『力』の無い体というのも」ノビー

橘「九曜さんは……」

佐々木「まだのようだね。その内ひょっこり顔を出すだろう」

藤原「……」

佐々木「さて」

ハルヒ「…………」スー

佐々木「眠り姫をお城へと運び込むとしよう」

藤原「……ああ」

佐々木「じゃあ橘さん。案内をよろしく頼むよ」

橘「はい。じゃあ、お二人共手を……」

佐々木「……」

佐々木「(キョン。今キミはどこにいるのかな?)」

佐々木「(急がなければキミの望まぬバッドエンドまではもうすぐだよ)」

橘「行きます」ズッ

藤原「む……」ズズッ

佐々木「(……さあ、キョン―――)」


















佐々木「(―――僕の期待を超えられるかい)」

















173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/28(水) 22:24:53.72 ID:k6apvfE40
ここまでー
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/28(水) 22:25:22.51 ID:TtQoXwQa0
久しぶりでも面白い!
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/28(水) 22:41:08.98 ID:J1qvtqeyo
乙です
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/29(木) 01:49:33.56 ID:R+dORQRqO
なぜこうも毎回いいタイミングで切るのか乙
焦らしプレイがだんだん上手くなってきてる>>1だこと…
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 16:56:28.00 ID:cWFYA6CUO
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/02(月) 22:13:54.81 ID:Eyty2v7i0
ageちゃうわ
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 11:50:50.24 ID:ON8BiOM+O
良いところでおわっちまうなぁ、続きを、
むしろ続編外伝なんかも書いてほしい
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 15:38:45.11 ID:1YBVOFuP0
>>179
オリジナルだろうけど面白そうだね
書いてくれたら嬉しいね
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 22:24:39.31 ID:lgTxNocn0
そろそろ来て欲しいw
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 22:25:48.65 ID:lgTxNocn0
楽しみにしてるから
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 18:53:24.78 ID:CvHLz2B+0
>>182
ありがとうございます!

というわけで、19時半より投下しますー
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 18:54:42.78 ID:mQr4IYC0O
やったぜ
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 19:25:53.39 ID:CvHLz2B+0
とうかー
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 19:30:55.72 ID:CvHLz2B+0

α

pipipipipipipipipipipipipipipi


キョン「ん」パチ

キョン「目覚まし通りに目が覚めるとは……我ながら驚きだ」

キョン「さてさて、と……」ノビー

キョン「不思議探索か、やれやれ」












キョン「っと」シュン!

キョン「おやまぁ珍しい。集合時間2時間前だってのに誰も来ちゃいねえぞ」

キョン「…………ん? なんか言ってることがおかしい気が―――」

ヤスミ「先輩っ!! おはようございますっ!!」ヒョコ!

キョン「……ヤスミ。俺の背後に立つな、命の保証はないぞ」

ヤスミ「フフ。ビックリするかと思って! 先輩、随分来るのがお早いんですね!」

キョン「SOS団の悪しき風習さ。直にぞろぞろ集まってくる」

キョン「それに、お前だってもう来てるじゃないか」

ヤスミ「あたしは今日という日が楽しみで楽しみで!! つい早く来ちゃいました!!」

キョン「つい、ってレベルじゃねえと思うが……ふぅ」ドサッ

ヤスミ「おとなりいいですか!?」

キョン「勝ってにしろ」

ヤスミ「失礼しますっ!」ストンッ!

キョン「…………」

ヤスミ「いやあ、それにしてもいい天気ですね先輩っ! こんなに雲がない日なんて珍しいっ!」

キョン「ヤスミ」

ヤスミ「はいっ! なんでしょう先輩っ!!」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 19:35:28.91 ID:CvHLz2B+0












キョン「お前は誰だ?」

ヤスミ「……あたしはわたぁしですよ、先輩っ!」












キョン「そうじゃなくてだな……」

ヤスミ「あっ! 古泉先輩っ! おはようございます!!」シュバッ!

古泉「やあ、どうも。お二人共随分早―――」

キョン「間が悪ぃ」ドンッ!

古泉「空気砲ッッッッ!!?!?」ドゴォォォオ!!

キョン「安心しろ…………安心しろ」

古泉「そ、こは……峰打ちだ。とかじゃ、ないん……ですかね……いや、十分、ダメージを負いましたが……」カハッ!

キョン「根拠のない安心もたまにゃ必要さ」

古泉「今じゃないですよね……」

朝比奈「おはようござ、古泉くんが!!??!? ボロボロ!!」

長門「見慣れたもの」スッ

朝比奈「それも……そうですけど……」

古泉「………………」

キョン「男はァ、泣きたい時こそ〜笑うもンだァ〜〜!!」デデン!

ヤスミ「わあっ! ナイス歌声!!」イヨッ!

古泉「……笑うしかないですね」
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 19:40:42.13 ID:CvHLz2B+0

キョン「治れったら治れ!!」パアァ

古泉「……本当に治るのはありがたいのですが、釈然としない治療法ですね」

キョン「文句言うな。爪剥ぐぞ」

古泉「悪魔ですか」

ハルヒ「みんなおっはよー!! 集合時間1時間半前! うん、みんな揃ってるわね!!」

朝比奈「(もう涼宮さんは、わたしたちより早く来ようという気はなくしてしまったみたいです。十分早いですが)」シミジミ

ハルヒ「じゃ言った通り、今日は午前はみんなで回りましょう! 午後はくじ引きで!!」

キョン「結局どこ回るんだ? どこでもいいのか、了解」

ハルヒ「どこでも―――そう、そうよ」

ヤスミ「面白い会話ですね!」

朝比奈「そ、そうかなぁ……?」

ハルヒ「そんじゃ行くわよー! ついてきなさいっ!!」オー!

ヤスミ「おーっ!」

キョン「空の旅をお求めの方はこちらでーす。ビーフオアチキンでーす」

ヤスミ「わあぁ!!」タタタッ!

長門「……」スタスタ

ハルヒ「そこ! 団体行動を乱すな!! 有希! 食べ物につられない!! なにが空の旅よ!!! まったく!! みんな!!」

ハルヒ「結局、雲の上には乗れるのか乗れないのか確かめるわよ!!」オー!

ヤスミ「おーっ!」

キョン「じゃねえよ。誘惑に流されてんのはお前も同じじゃねえか」

朝比奈「?? 普通に乗れますよね??」

古泉「……えーっと。この時代では無理かと……」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 19:45:03.69 ID:CvHLz2B+0

ハルヒ「ついたわよっ!」

朝比奈「ここって……」

古泉「懐かしいですね。野球場ですか」

ハルヒ「そっ! かつてSOS団が野球というスポーツ生み出し、世界に広めた場所よ!!」フフン!

ヤスミ「なっ!!!??!?!? まっ!!?!?!?」ガーン!

朝比奈「えっ!!!?!?!?? ええっ!!?!!?」ガガーン!

キョン「約二名ほど信じてるから、得意顔で大ウソつくな」

ハルヒ「惜しくも優勝を逃しちゃったのは心残りだけどねー!」

キョン「古泉、誰のせいで負けたんだっけ? 誰がホームラン打ったのにアウトになって初戦で負けたんだっけ??」

古泉「……さあ、あまり昔のことは覚えてませんので」シラッ

キョン「さっき懐かしいとかほざいてたじゃねえか」

ハルヒ「もっかいぐらいホームランかっ飛ばしたいわねー!!」

キョン「コイツはコイツでいい記憶だけ覚えてやがる」

ヤスミ「あたし、やきゅうやったことないから是非やってみたいですっ!」

ハルヒ「決まりね!! 今年もエントリーして今年こそ優勝するわよ!!」

古泉「では、練習できるグランド押さえておきましょうかね」

ハルヒ・キョン「「専用グラウンド持ってる野球好きの?」」

ヤスミ「???」

古泉「んっふ」

ハルヒ「あはははっ! 別荘持ってる知り合いがいるくらいだもんね!! 今更よね!」

キョン・キョン「「慣れって怖いなぁ」」

長門「同意」ペラ
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 19:50:56.07 ID:CvHLz2B+0

ハルヒ「ここよ!!」

ヤスミ「池!?」

古泉「池です」

朝比奈「池ですね」

長門「池」

キョン「池だァ!」

ヤスミ「ここが何か?」

ハルヒ「ふっふっふ、ここはね……SOS団が制作した世界的に大ヒットした映画のロケ地の一つなのよ!!!」

ヤスミ「えぇぇぇえええぇぇぇええぇぇええぇぇええええ!!?!?」

キョン「狭い世界だな」

ハルヒ「あの有名シーン、『ミクルビーム』が出たのもここなのよ!!!」

ヤスミ「あの『ミクルビーム』がここで!!?!?」

キョン「絶対知らないだろヤスミ。あの、とか言ってんじゃねえ」

ハルヒ「懐かしついでにみくるちゃん、撃っちゃいなさい」ニコッ

朝比奈「えぇぇぇえええぇぇぇええぇぇええぇぇええええ!!?!?」

キョン「ヤスミとまったく同じリアクションをなさってるじゃねえか。無茶ぶりは止せ」

ハルヒ「無茶じゃないわよ。ねーみくるちゃん。はい、いくわよ3.2.1!」

朝比奈「えっ、わっ、あっ、み、『ミクルビーム』!!」カッ!

古泉「えっ、何でこっち見―――」



ドォオオォオオオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオン!!!



ヤスミ「わあっ!! すごい!!! すごすぎますっ!!」パチパチ!

ハルヒ「さっすがみくるちゃん!! 主演女優なだけあるわ!!」

朝比奈「ふええぇええぇええっ!! 何で!? 何で出るの!!?!?」ビエェエン!!

キョン「儚い命が今散ったがな」

古泉「か、勝手に散らさないでください……ありがとうございます長門さん」ケホッ

長門「平気」ホーホゥフフォー!!

古泉「マジカルステッキ……悪い魔法使いユキ様様ですね」
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 19:55:02.99 ID:CvHLz2B+0

ハルヒ「あれ!!」

朝比奈「鶴屋さん、あっ、鶴屋山……」

ヤスミ「大きい山ですよねー。こんな大きな山持ってる人って一体どんな人なんだろう……」

ハルヒ「なんと! この山はSOS団の名誉顧問である鶴ちゃんのお家のものなのよ!!!」

ヤスミ「っ!!?!!? っ、で、ですがこれ以上はもう驚きませんよっ!!」グッ!

ハルヒ「で、さっきからずっと横にある壁。この内側が全部鶴ちゃんの家」

ヤスミ「ひいぃいいぃいぃいぃいいぃぃいぃぃいい!!!!」ガタガタ!

キョン「どういうリアクションだよ、まあ無理もないが」

古泉「まさに大豪邸ですからね」

ハルヒ「で、ここが入口。つーるーちゃん! あーそーぼ!!」

朝比奈「あはは、まさかそれで鶴屋さんが出てくるわけ……」

鶴屋「呼んだ?」ニョロ

朝比奈「キュウ……」パタン

古泉「朝比奈さーん!!!」ガシッ!

ハルヒ「鶴ちゃん!! 一緒に遊びましょ!! 不思議探索中なのよ!!」

鶴屋「やっ、ハルにゃん! むむむっ、そうしたいのはやまやまなんだけど、これからちょいと行くとこあってねぇ、ん?」

ヤスミ「どうも! あたし、ヤスミと申します! 鶴屋先輩っ!」

ハルヒ「紹介するわ! この子が噂の、SOS団新入団員候補のヤスミちゃんよ!」

鶴屋「ほほう! この子がハルにゃんの遺志を継ぐものだねっ! うんうん! いい目をしているっさ!」

ヤスミ「ありがとうございます!」

鶴屋「これで未来のSOS団も安定ですなぁ!」ハッハッハ!

ハルヒ「いやいや! 鶴屋家ほどじゃございませんよ!」ホッホッホ!

キョン「あたりまえだろが」
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 20:00:11.25 ID:CvHLz2B+0

ハルヒ「っと、もうこんな時間ね。そろそろお昼にしましょうか!」

キョン「おいおいハルヒ。ツッコミが遅れたが、こりゃなんだ? 到底不思議探しとは言えんぞ」

ハルヒ「はぁ〜……ったくあんたは察しの悪い。古泉くん、説明したげて」

古泉「おそらく涼宮さんはヤスミさんにSOS団に縁のある場を案内し、SOS団の歴史を知ってもらおうとしたのではありませんか?」

ハルヒ「それよ! まさにそう!! 古泉くん、さすがよ!」

古泉「光栄です」

ヤスミ「なるほどです! ご配慮いただき、ありがとうございます!」

キョン「わざわざ実際に回らんでも……腹減った。早く飯を食おうぜ」

長門「こっち」スタスタ

ハルヒ「有希の歩き出しが早いっ!! いいお店知ってるの? あたしの気分的にはあっさりより―――」

古泉「長門さんおすすめともなると期待できますね」

朝比奈「まってくださぁーい!」

キョン「大食いチャレンジ専門店とかじゃねえだろうな」

ヤスミ「頑張ります!」フンス!

キョン「いらんやる気を出すな」

ヤスミ「あっ、そうだ! 先輩先輩っ!」

キョン「なんだ後輩」

ヤスミ「ヤスミですっ! 午後は確かペアで行動するんでしたよね?」

キョン「そうなのか? いつもは2人組3人組だが、今日は6人だからそうなるのかもな」

ヤスミ「だったら! もし、くじ引きであたしと一緒になったら―――!」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 20:04:17.65 ID:CvHLz2B+0


















キョン「違う」

ヤスミ「それってデートですよね!!?」

















ヤスミ「否定が早い!!」ガーン!

キョン「嫌な予感しかしねえからだよ。ったく」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/14(土) 20:06:52.46 ID:CvHLz2B+0
ここまでー!
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 20:10:27.88 ID:BKMfiiqnO
くっさすが>>1だ。いいところで切ってくれる乙
おかげで最近眠りが浅く一時間二時間毎に起きてしまう。
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 20:25:08.28 ID:QxjwDtKco
乙です
治ったら治れwww
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 21:00:29.17 ID:TCTTuQ3x0
あぁ面白え
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 22:50:44.53 ID:SHHnteBi0
久々に板覗いたらこのシリーズも驚愕まで来てて驚いた。
>>1これからも頑張って下さい!
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 23:04:13.60 ID:VIyK2bi20
>>198
うるせぇsageろks
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 19:12:24.03 ID:pfhvxYoC0
谷川仕事しろ
冨樫仕事しろ
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 20:23:46.88 ID:sLeLPkZnO
>>200
sageろ
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 22:58:04.13 ID:stpcQqHp0
荒らしにかまうなよ
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/18(水) 19:50:34.76 ID:BhpYDFwxO
ぶっちゃけストーリー楽しんでるやついない説
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/18(水) 20:11:35.20 ID:S1uwZ79oo
それはありえない
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/18(水) 20:45:48.11 ID:9XswRFbV0
>>203
ぶっちゃけ俺は楽しんでる
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/18(水) 22:04:58.82 ID:ufFE1omfO
>>203
じゃあ何を楽しみにするの?
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 08:28:48.41 ID:kEXwtiiF0
もうストーリーごちゃごちゃしててわけわかんないから古泉がひどい目にあうの楽しみにしてるよ
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 08:58:37.18 ID:d617rD1Vo
そんなごちゃごちゃしてないだろ
大筋は原作と同じだし
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 10:11:16.66 ID:xEXpTjG8O
可愛い朝倉さん期待乙
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 19:03:02.80 ID:mT0PIiNNO
キョンにいじられて若干涙目になってるハルヒ想像するのが楽しいから見てる。
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/19(木) 20:26:59.26 ID:P33gouYVO
誰かαβのストーリーの流れ、伏線、見所教えてくれよ
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 20:56:50.63 ID:LXKwIuygo
ageんなカス
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 22:27:05.62 ID:mHjF+z+rO
>>211
そこに携帯あるじゃろ?
Googleがあるじゃろ?
あとはわかるな?
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/22(日) 15:12:41.91 ID:vWr+1daw0
四時ごろ投下―
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 15:20:27.04 ID:0CLai88y0
待ってます!
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/22(日) 15:57:59.26 ID:vWr+1daw0
投下―
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 15:58:22.75 ID:TMO7g7dAO
リアタイwwktk!
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 16:03:04.50 ID:WDdZZMyvo
やった
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/22(日) 16:04:40.09 ID:vWr+1daw0

β


ハルヒ「ダメだわー!! 有益な情報が見つかんなーい!!」

キョン「んな簡単に見つかるかよ」ペラ

ハルヒ「……」ムスッ

キョン「ふむふむ……」ペラ

ハルヒ「!」ピコーン

ハルヒ「そうだわっ!」ガタッ!

キョン「なんだ急に。忙しいやつだな」

ハルヒ「アレよアレ! 何かを見つけるってなったらアレしかないじゃない!!」

キョン「探偵○イトスクープ?」

ハルヒ「違うわよ!! もっと身近な、SOS団と言えば! みたいなのあるじゃない!」

キョン「……不思議探索?」

ハルヒ「ピンポーン!! 大正解!! はなまるあげるわよ!!」

キョン「……ハルヒ、別に不思議探索が嫌とか言う訳じゃねえが、そんな当てもなくブラブラすんのはな―――」

佐々木『話は聞かせてもらった』ブォン!

キョン「うわっ! んだこれ、ホログラム?? 何してんだお前」

ハルヒ「ね、ね! ミラも良いと思うでしょ? てかむしろ真っ先にすべきだったのよ!!」

佐々木『ハルヒさんの言ってることはさておき』

ハルヒ「おかないでよ!!!」

佐々木『キョン、なにも当てもなくブラブラとするだけが不思議探索じゃないよ』

キョン「当てがあるとでも?」

佐々木『ないこともないさ』

キョン「ほんとかよ……まぁ、いいんだけどよ」

ハルヒ「決まり!! それじゃ早速計画を立てなきゃ!!」

佐々木『それじゃ僕は授gおnnn戻どどどどdddddd』ザザッ!

キョン「うぉっ!! 佐々木がバグったぞ!!? どうなってんだこれ!?」

ハルヒ「その状態の時はたまにあるわ、気にしなくていいわよ」

キョン「慣れすぎだろ……」
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/22(日) 16:08:32.86 ID:vWr+1daw0

放課後


古泉「失礼します。遅くなりました」ガチャ

朝比奈「あっ、古泉くん。今お茶入れますね」

長門「おかわり」

ハルヒ「遅いわよ古泉くん! 世界記録を出すつもりで走って来るのよ!」

キョン「学校サボったやつが偉そうに」

古泉「吃驚しましたよ。急に『今日休む!』と連絡が来たものですから」

ハルヒ「優先順位が違うのよ!」フフン!

古泉「それで、今は一体どのような話に?」

佐々木「一樹くん、次の休日に不思議探索をする運びとなったよ」

古泉「ほう、不思議探索ですか。なるほど」

キョン「ある程度資料を読ませてもらったんだが、正直ピンとくるモンは無かった」

ハルヒ「で、あるならば! きっと外界に何かしらのヒントが隠されてるのよ!! ゲームでは大体そうじゃない!?」

キョン「ゲーム扱いすんじゃねえ」

佐々木「で、どこに行こうかと会議していたところさ」

ハルヒ「あたしの直感ではね!! 駅の地下50mぐらいにね! 異空間に繋がるでっかいでっかい穴―――」

佐々木「それは今度確かめさせてあげるよ。なんなら今、直接見てきてもらってもいいかい?」スッ!

ハルヒ「うっ……う〜ん……うぅ……い、いや、遠慮しとくわ」

キョン「探求と常識の天秤で、常識が勝ったみたいだな」

佐々木「キョン、行きたい場所はキミが決めるといい」

キョン「俺がか?」

佐々木「なに、難しく考えなくていい。何かを探し出そうと思わず、キミの足の赴く方へ行けばいい」

佐々木「きっとそこに、キミの求める答えが…………あったりなかったりするだろうから」

キョン「えらいフワッとしてんな、おい」
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/22(日) 16:14:03.91 ID:vWr+1daw0

ハルヒ「あたし的にはね、この辺が怪しいと思うのよ!!」

朝比奈「公園の近くですか?」

古泉「なにかお心当たりでも?」

ハルヒ「風の噂じゃ幽霊が出たとかなんとか言われてた時期があったのよ!!」

朝比奈「ひぃっ!!」

古泉「ほう、それはそれは」

長門「興味深い」



ワイワイ



キョン「賑やかなこって」

佐々木「懐かしいだろう?」

キョン「……まあな」

佐々木「安心していいよ。キミはきっと元の世界へ帰れる」

キョン「あん? その根拠は?」

佐々木「僕の勘さ」

キョン「……そりゃいいな」ハッ

佐々木「だろう?」

ハルヒ「キョーン! 一応あんたの行きたいとこについてってあげるけど、あたし的おすすめポイントも教えといてあげるわ!!」

キョン「ったく、あまりめちゃくちゃなトコ勧めんじゃねえぞ」

佐々木「……願わくば、この光景をずっと見ていたかったけど―――」

キョン「このボーリング場、バッティングセンター、雀荘ってお前がただやりたいだけだろ」

ハルヒ「まさかバレるなんて!! 侮りがたし!!!」

キョン「当たり前だろうが」

佐々木「―――そういうわけにも、いかないんだろうね」
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/22(日) 16:19:41.60 ID:vWr+1daw0












佐々木「ほう。ここが僕の、いや涼宮さんの閉鎖空間かい」












佐々木「なんというか、味気の無い空間だね」

橘「佐々木さんの閉鎖空間であってますよ」

佐々木「確かに、この味気の無さは涼宮さんより僕らしいね」

佐々木「しかし橘さん、今僕にはこの閉鎖空間を発現させる『力』は残っていないんだよ?」

橘「あたしが侵入することができるのは佐々木さんの閉鎖空間だけだからです」

佐々木「ふぅん……」

藤原「どちらでもいいことだ。計画の邪魔が入らない空間であるならばな」

ハルヒ「……スー」

橘「そうです。さあ、いきましょう佐々木さん」

佐々木「あぁ、そうだね」

藤原「部室というのはどこに―――」

橘「ええ、こっちに―――」

佐々木「…………まずは」クルッ






ズズズッ!






藤原・橘「「ッ!!??!?!?!?」」

佐々木「くつくつ……こうなる、か」
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/22(日) 16:23:22.97 ID:vWr+1daw0

α






キョン「何故っ、こうなる……!?」






ハルヒ「いつまで言ってんのよ。それとも何? 有希に大食い負けたことの方を言ってんの?」

長門「いい試合だった」

朝比奈「キョンくん、しっかりエスコートしてあげてくださいね」クスッ

古泉「紳士のマナーですからね」

ハルヒ「ちょっとちょっと二人共!! 別にデートって訳じゃ無いかんね!! 今更だけどそこんトコ分かってる?」

古泉・朝比奈「「もちろんです」」

ハルヒ「……ならいいけど。キョン! あんたも目的は不思議探索にあることを忘れちゃダメよ!! それと!」

ハルヒ「ヤスミちゃんもよ!!」ビッシィ!





ヤスミ「はいっ! もちろんですっ! 必ずや!!!」





ヤスミ「不思議を見つけて参りますっ!!」ニヘラッ

ハルヒ「……めちゃ顔が緩んでるけど」

ヤスミ「ハッ! し、失礼しました! 今一度気を引き締めて、決してデートなどではないことを……フフ」ニヘラッ

朝比奈「かわいいなぁ!」

ハルヒ「不安だわ……いくらクジで2人組になったからって……3人組にすべきだったかしら?」

古泉「まあまあ、少なくとも彼はこの状況に浮かれているようには見えませんから」

ヤスミ「先輩先輩っ! どこ行きますか!? どこに不思議があると思いますっ!?」グイグイ!

キョン「だ、だってく、クジがよ……く、くく、クジ……クジがぁ」ガタガタ!

ハルヒ「因果応報!!?!? 回り回ってあんたがクジをトラウマになってんじゃないの!!!!!」ガガーン!

長門「懐かしい」
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/22(日) 16:27:20.31 ID:vWr+1daw0

ハルヒ「そんじゃ午後4時に駅前集合ね!! みんな遅れちゃダメよ!」

ハルヒ「特にあんたたち二人!!」ビシッ!

ヤスミ「はいっ! 決して遅れずに戻ってきます! ね、先輩っ」

キョン「俺、門限午後3時だし、適当に帰っ―――」グイッ!

ヤスミ「それじゃあ行ってきます! 先輩方!!」

ハルヒ「う、うん。気をつけてね」

ヤスミ「ではっ!」ダッ!

キョン「おぉおぉおぉお離せ離せ、自分で歩―――」

ヤスミ「わあっ! あっちこっちから面白そうな気配がしますねっ、先輩!」

ハルヒ「……大丈夫かしら?」ソワソワ

長門「問題ない。我々も行くべき」

朝比奈「そうですよ。キョンくんと一緒ですし」

古泉「むしろそれは不安要素のような……ですがまぁ、杞憂でしょう」

ハルヒ「……それもそうねっ! じゃ行くわよ有希っ! みくるちゃん、古泉くん! また後でねっ!」

長門「また」

古泉「はい、ではまた後で」

朝比奈「また後でー」

古泉「では、僕たちも行きましょ―――」



ドガーン!!! ワー! センパーイ!



朝比奈「……」

古泉「……一刻も早く、この周辺から脱しましょうか」
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/22(日) 16:31:29.46 ID:vWr+1daw0

キョン「げほっ、いきなり何の爆発に巻き込まれたんだ俺は……」

ヤスミ「あっ、そうだ!」クルリンッ!

キョン「だから言ったんだ。嫌な予感がす―――」

ヤスミ「先輩っ、どうですか? あたし?」パッ!

キョン「……どう、とはなんだ?」

ヤスミ「今日のあたしを見て、ですよ! 私服ですよ私服!」

キョン「ん、ああ……」

キョン「春っぽい」バーン!

ヤスミ「やったー!! 先輩に褒めてもらえましたっ!」ワーイ!

キョン「今のって褒め言葉なのか?」

ヤスミ「何を隠そう、この服装のテーマが春なんですから!」

キョン「へー、そりゃどうでもいいこって」

ヤスミ「さっ、先輩行きましょう!!」

キョン「どっか行きたいとこでもあんのかよ?」

ヤスミ「特にはっ! ただブラブラとするのもいいじゃないですかっ!」

キョン「ハルヒが聞いたらなんて言うかね……」

ヤスミ「こっちですっ! 行きますよせんぱーい!!」タッタッタ!

キョン「ま、いいか……」

ヤスミ「早く早くー!!」タッタッタ!

キョン「前見て走れ」シュン!

ヤスミ「あうっ!」ドンッ!
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/22(日) 16:33:35.04 ID:vWr+1daw0
ここまでー
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 16:44:49.27 ID:3OE4TnNI0
おう、次回も楽しみにしてるせ
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 17:00:12.31 ID:0CLai88y0
楽しみにしてますよ
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 17:39:39.57 ID:WDdZZMyvo
乙です
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/22(日) 20:35:36.53 ID:D6/MPu8Z0
冨樫仕事しろ
谷川仕事しろ
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 05:12:36.38 ID:NItusCva0
信じてるからな
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/25(水) 16:49:15.15 ID:oGMIM/b9O
やすみの心は読めないんだっけ?
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/26(木) 21:52:58.39 ID:Q1DvPQt9O
以下好きなシーンあげてけ
消失で佐々木登場したとこ
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/26(木) 21:57:16.63 ID:rCBgHpBfo
他所でやれ
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/27(金) 20:26:47.46 ID:r9b10c1RO
wkwk
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/29(日) 09:59:21.49 ID:SNflxNIb0
全く関係なくて申し訳ないけれども
キョンたち4人がループの解消のためにハルヒをいろんな方法で[ピーーー]んだけれども結局解消されなくてついでにハルヒもいなくなってっていうキョン発狂
みたいなSSのタイトル知ってるやついない?
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 10:19:11.02 ID:d1720HpLo
他所で聞け
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 10:35:00.91 ID:zlot0BKg0
>>236
ageカスってホントゴミだな[ピーーー]よ
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 11:18:01.92 ID:SNflxNIb0
>>237
他所ってどこにも雑談スレなんてないやんけ!
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 11:54:50.23 ID:d1720HpLo
>>239
悪かった、言い直す
消えろ。ここも雑談スレじゃねーよ
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/30(月) 04:08:38.13 ID:Jvp+QLK+O
>>236
5bhにでも行って帰ってくんな
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/01(火) 01:13:13.66 ID:vO9TZd7T0
釣れるかな?
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 18:32:54.19 ID:LQOOltZz0
19時までにはとうかー
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 18:53:46.70 ID:LQOOltZz0
とうかー
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 18:59:08.23 ID:LQOOltZz0

α


ヤスミ「はい先輩あーん!」

キョン子「あーん」アー

ヤスミ「あー……どちら様っ!!?」ガーン!

キョン子「ングング……キョン子だが?」

ヤスミ「初めまして!? あわわ、6人目の先輩でしたかっ!?」

キョン子「幻の6人目さ」

キョン「ところで」スッ

ヤスミ「きょ、キョン子先輩っ!!?」ゴシゴシ

キョン「キョン子はお帰りになられた。んでヤスミ、俺たちゃ一体何してる?」

ヤスミ「スイーツを食べてますっ! 食後のスウィーツ!」

キョン「悪かったな。whatじゃなくwhyだった。何故こんなことをしてる?」スッ

ヤスミ「あーっ! あたしのイチゴがー!」

キョン「さっきは食わせてきたくせに」モグモグ

ヤスミ「……何故こんなことをしてるか、ですか?」

キョン「ハルヒにゃ、決してデートじゃないからと釘を刺されただろう」

ヤスミ「はい! ですからこれはデートじゃないですよ?? デートじゃなくてですね……」

ヤスミ「………………」

キョン「ヤス―――」

ヤスミ「いえ、やっぱりこれはデートですっ! そう、デートと言えば『あーん』じゃないですか!?」

キョン「ああん? なんだ急に開き直って―――お?」グイッ

ヤスミ「行きましょう先輩っ! 時間は有限ですっ! お支払いは済ませておきましたっ!」ダダダッ!

キョン「お、悪いな」ズズズッ

ヤスミ「先輩の財布から!!」

キョン「スられておいたのさっ!!」バァーン!
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 19:03:55.16 ID:LQOOltZz0

ヤスミ「ええっと……どこに行きましょうか!? 遊園地、動物園、水族館……」ウーン

キョン「アホ。仮にも不思議探索中だということを忘れんなよ。それに」

キョン「何故デートにこだわる。いや、何故俺にこだわるんだ、お前は」

ヤスミ「分かりませんか?」

キョン「ああ、分からん」

ヤスミ「フフ。それは先輩が先輩だからですよ」

キョン「どういう意味だよ」

ヤスミ「そのままの意味です!」

キョン「……やれやれ」パチン



パアアアァァッッ



ヤスミ「う、わぁ…………!!!?」

キョン「どうだ? 満天の夜空に輝く星、宙を遊泳する魚群に、走り回る動物たち」

ヤスミ「すごい……素敵、これも先輩が……!?」

キョン「まっ、こんなこともできる程度の力さ」

ヤスミ「綺麗……すごいです先輩っ」

キョン「……そりゃよかった。それじゃあよ、この素敵な空間で―――」

キョン「少し話そうぜ、ヤスミ」

ヤスミ「…………いいですよっ、先輩」
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 19:08:26.38 ID:LQOOltZz0

キョン「あれがオーロックス。あっちはドードー、ティラノサウルスに二ホンオオカミ」

ヤスミ「絶滅した動物に恐竜まで!!? よくご存じなんですね!」

キョン「俺はまぁ、実際に見てきたしな」

ヤスミ「あー……」

キョン「というか、そうか。特にお前に俺のことを話したことはなかったな」

キョン「勝手に俺のことを知ってるもんだと思ってたからさ」

ヤスミ「そうですね。先輩から先輩のこと聞いたことはないです」

キョン「でも、お前は俺を知ってる」

ヤスミ「……ええ、知ってます」

キョン「それは、お前が…………」

ヤスミ「……」

キョン「…………『涼宮ハルヒ』だからか?」

ヤスミ「…………」

キョン「…………」

ヤスミ「……フフ。何言ってるんですか先輩。『あたしはわたぁし』です」

ヤスミ「団長ではないですよ」

キョン「……そうか」

ヤスミ「そうですっ」

キョン「…………」

ヤスミ「あ、メガロドンですかね!? あれ!」
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 19:12:30.90 ID:LQOOltZz0

ヤスミ「あれがデネブでアルタイル……ベガは……」エート

キョン「……ヤスミ。俺はさ」

ヤスミ「はい」

キョン「元々、自分が特別な人間なんだ。って思いこんでた」

キョン「こんなことできる力を持つやつなんて他にいなかったからな」

ヤスミ「はい」

キョン「同時に、特別であるが故に俺は1人なんだ、って考えていたんだ」

キョン「誰にも理解されない、繋がりを持たない世界にとっての不純物。それが俺」

キョン「だが、そんな考えを吹き飛ばす存在が現れた。そいつの名は……」

キョン「佐々木」

ヤスミ「……」

キョン「俺と同じような『力』を持ち、なんらそれを特別でないと言い切った」

キョン「変なやつだ。一言で言えばな。けど、俺はそいつに救われた」

ヤスミ「……」

キョン「結局のところ、寂しかったんだろうな。自分で勝手に1人なんて思いこんでおいて」

キョン「自分自身を特別じゃないと思えるようになってからは、そりゃ気が楽だった」

キョン「周りの人間と同じように、生きてることを楽しんでいいんだ。それだけを楽しめたんだ」

キョン「そして、佐々木と共に長い永い時を歩み―――別れ」

ヤスミ「……」

キョン「涼宮ハルヒに、SOS団に出会えたんだ」
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 19:17:25.76 ID:LQOOltZz0

キョン「面白い連中だろ? SOS団のやつらは」

ヤスミ「……フフ。それはもう、とっても!」

キョン「だろ。あいつらと馬鹿やってんのは楽しいんだよ」

キョン「超能力者だろうが宇宙人だろうが未来人だろうが、『力』を持ってようがなかろうが……」

キョン「万人を受け入れ、巻き込み、どでかい迷惑をかけつつ、楽しませてくれる存在。それが」

キョン「涼宮ハルヒだ」

ヤスミ「…………」

キョン「何を長々俺の人生を語ってんだと思ってるかもしれないが、ヤスミ」

ヤスミ「はい」

キョン「お前が誰であろうと……ハルヒに関係あろうとなかろうと」

キョン「お前を受け入れてくれる存在はここにいる」

ヤスミ「………………」

キョン「……俺が的外れなこと言ってんなら忘れてくれ。何しろお前の考えは読めんからな」

キョン「ただ、俺から見てお前はそういう風に見えたってことだけは、確かだ」

ヤスミ「……はい! ありがたきお言葉! 肝に銘じておきますっ!」

キョン「……」ポンッ

ヤスミ「わ! なんですか先輩っ!?」

キョン「……悪いな―――」スッ
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 19:21:35.82 ID:LQOOltZz0

『あ―しは――――な――す!』

『―――そ―――ほど―――』



『―――だから―――を―――!』



『―――だ。―――そうは―――い』




『でも!―――は――――――う!?』






『―――違―――キミは―――……おっと』






『話し過ぎるのもよくないかな。そうだろう?』

『えっ?』












『親友』プツンッ
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 19:27:18.25 ID:LQOOltZz0

キョン「―――……」

ヤスミ「……?」

キョン「…………あいつめ」

ヤスミ「あの、先輩?? あたしの頭に手を当てて何を……わっ!」

キョン「なんでもねえよ」ワシャワシャ

ヤスミ「わっ、わっ、わっ! なでなでタイムですか!? あたしを犬か何かだと思ってませんか!?」

キョン「鳥の巣頭だとは思ってた」

ヤスミ「ひどいっっ!!」ガーン!

キョン「さって、古今東西数多の生き物を堪能したことだし」スッ

キョン「次は、遊園地だっけか?」パチンッ!



パアアアァァッッ



ヤスミ「! すごいっ、すごいっ!! 先輩っ! なんでもできるんですねっ!!」

キョン「なんでもってわけじゃない。俺は俺がしたいことをするだけさ」

ヤスミ「じゃあじゃあ! ジェットコースター!! あれっ! 乗りたいです!!」

キョン「いいぜ。ただし、現存するコースターを遥かに凌ぐシロモノだが覚悟は出来てるか?」

ヤスミ「もちろんっ! 恐れをなしていては何も始まりませんっ!!」

キョン「大した度胸だな。んじゃ行くか」

ヤスミ「はいっ! それと、先輩」

キョン「うん?」

ヤスミ「一通り、この遊園地を楽しんだら……今度は」

ヤスミ「……最後は、あたしがとっても素敵な場所に連れて行ってあげますね!!」ニコッ!

キョン「…………そりゃあ楽しみだ」ニッ

ヤスミ「じゃ、とりあえず! ジェットコースター乗り場までワープをお願いしますっ!!」

キョン「おうヤスミ。どこでそんなこと覚えた? 何宮ハルヒに教わったんだ? え??」
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 19:28:10.03 ID:LQOOltZz0
ここまでー
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 20:42:07.86 ID:dXasYmoQ0
もう少し…もう少し…
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 20:42:42.57 ID:dXasYmoQ0
乙です
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 20:51:24.80 ID:fU+owUuQo
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 21:23:52.77 ID:tNs09W7Q0
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 23:11:48.71 ID:3ViQD3gCO
何宮ハルヒとはいったい何宮ハルヒなんだ乙
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