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京太郎「死んでも生きる」良子「死んでも一緒」
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58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/22(水) 20:41:51.15 ID:MMYemFQ80
良いね
59 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/24(金) 01:05:29.65 ID:gSfVFYqD0
おっし再開!
京ちゃんと良子さんどこへ行く!
60 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/24(金) 01:31:06.19 ID:gSfVFYqD0
―――翌日【ホテル】
京太郎「さて、行きますか」
良子「ええ、これで須賀くんが元の身体に戻れれば結果オーライ」
京太郎「無理だったなら?」
良子「また別の手を探すのみ、ですね」
京太郎「……付き合ってくれるんっすね」
良子「乗りかかった船、ですからね」フッ
京太郎「やっぱ優しいっすね」ハハッ
良子「……」
京太郎「なんか後ろにヤバそうなの出さないでください」
良子「目上の人間をからかうのは良くないですね?」
京太郎「あ、はい」
61 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/24(金) 01:58:05.43 ID:gSfVFYqD0
―――【ホテル】
京太郎「で、どこに行くんです?」
良子「すぐ近くのカフェに……そこにいるそうです」
京太郎「霊媒師とか? お祓いはさすがに怖いんですけど」
良子「その類ではないでしょう。ただそちらの道に精通している方です」
京太郎「へぇ〜まぁなんでもいいや、視えるならそれでなによりだし」
良子「そうですね、私だけが見えている相手……」
京太郎「……精神異常の可能性もありますね」
良子「あまり怖いことを言わないでください」ジト
京太郎「そりゃ失礼……でも人間が目の前で撥ねられるシーン見たらトラウマになりそうなもんだけど」
良子「まぁ多少はこたえましたよ?」
京太郎「……なんかすんません」
良子「胸を張りなさい、貴方は素晴らしいことをしたんです」
京太郎「……優しいなぁ」ポンポン
良子「……」
京太郎「……あ」
良子「なっ!? なにをっ!?」
京太郎「ちちち、違うんです! これは幼馴染によくやる!」
良子「親の声より聞いたタラシの言い訳ですね!」
京太郎「親の声もっと聞け!」
(なに一人で喋ってんだあの美人……)
(かわいそうに頭がおかしいのね)
62 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/24(金) 02:25:11.46 ID:gSfVFYqD0
―――【ホテル前】
良子「まったく」ムスッ
京太郎「ははは、すみません……ついつい」
良子「ああいうのは控えてください、私にだけはその、触れられるんですから」
京太郎「ですよね……ちょっと、恐かったりしませんか?」
良子「……大丈夫、です」コクリ
京太郎「……すんません」
良子「貴方がそんなことをするような人じゃないのは、わかってきたつもりですから」
京太郎「あはは、そりゃなにより」
京太郎(他人に知覚されないのにこう、触れられるって案外ヤバいんじゃ……)チラッ
良子「さて、このあとは」タユン
京太郎(い、いかん! いかんぞ!)
良子「……どうしました?」
京太郎「あ、いやなんでも!」
良子「?」
京太郎(いかん、気を付けろよ俺……前に胸への視線を感じるって和に言われただろうが!)
63 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/24(金) 02:38:59.02 ID:gSfVFYqD0
―――【インターハイ会場】
和「……」
咲「ふぅ、よーやく個人戦開始って感じだね」
まこ「おんしはリラックスしすぎじゃ」
咲「え〜変に緊張しすぎるよりは良いじゃないですかー」
美穂子「なんだか雰囲気、変わった?」
咲「え、そうですか?」
久「……よし、がんばってねみんなとも!」
まこ(ちったぁましになったか)
和「できる限りの努力はします。そして優勝を……須賀君に報告してみせます!」グッ
咲「オーやる気満々だね」
和「もちろん!」
優希「のどちゃんが京太郎のために頑張る!?」
和「別にためってことでは、てか勘違いしないでくださいね!?」
優希「おのれ犬ぅっ!」
和「だから勘違いで……」
和(ああ、でも思い出しますね、前のこと……)
64 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/24(金) 02:51:02.78 ID:gSfVFYqD0
―――1月前【清澄高校:麻雀部部室】
優希「暑いじぇ〜」ハタハタ
久「全然涼しくならないわね」ハァ
まこ「いっそプールでも行くかぁ」
京太郎「いいっすね!」
まこ「……魂胆はわかっとるぞ」ジトー
京太郎「うっ」メソラシ
咲「そんなに私の身体が見たかったんだ京ちゃん」
京太郎「違う」
咲「しょうがないなぁ、それじゃあいく?」
京太郎「違うって」
咲「それとも、今すぐ?」
京太郎「違うってんだろ!」クワッ
咲「私だってなにが悲しくて京ちゃんに肌さらさなきゃなの!?」クワッ
京太郎「知るか!?」クワワッ
咲「暑い!!」クワワッ
京太郎「知るかぁっ! てかこんなことやってるとまた暑く……」
和「本当、さすがに暑いですね」
京太郎(おっぱいでっかい……汗が、汗でちょっとすけ……)ジー
和「……」ジー
京太郎(あぶね)メソラシ
和(須賀君、今……私の胸、見て……)キュン
京太郎(バレるとこだった)
和「須賀君……」
京太郎「え、ど、どうした?」
和「わかりますからね? 見てるって」
京太郎「え……」
和「胸への視線、感じますっ」カァッ
京太郎「……す、すまん」
和「いえっ」フイッ
和(い、勢い余って大胆なことを!)マッカ
京太郎(怒られた)
咲(ざまぁ)
京太郎(殴るぞ)
65 :
◆Bc4KZX4MNU
:2017/11/24(金) 03:18:51.10 ID:gSfVFYqD0
―――【ホテル近くの喫茶店】
カランカラン
京太郎「おおー良い雰囲気」
良子「同意しますが……早く入ってください」
京太郎「おっと、そうだった、そのまま閉じられると俺が外に放り出される」スッ
良子「さて、目的の人物は……」
京太郎「あ〜あのおばあさんですか?」
良子「ビンゴ」
テクテクテク
良子「ハロー」
??「来たね戒能、ご丁寧に連れて」
良子「やはり視えますか、ええ……彼が須賀京太郎」
京太郎「え、視えてる!? 凄い! 戒能さんに次いで二人目!」
良子「京太郎……彼女が熊倉トシ、今回の件で協力してくれる方です」
トシ「よろしく、須賀京太郎……京ちゃんってとこかね?」
京太郎「うっす、よろしくお願いします熊倉さん!」
良子「手っ取り早そうなので、さっさと話しを進めてしまいましょう。マッハで」
66 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/24(金) 03:36:00.07 ID:gSfVFYqD0
……
トシ「ん、大体の事情は呑み込めた」
京太郎「すげぇ」
良子「その道に精通する者だと言ったでしょう?」
京太郎「はい、これなら俺、生き返れる!?」
トシ「ん〜無理ではないだろうね」
京太郎「っし!」グッ
トシ「ただ」
京太郎「?」
トシ「タイミングってものがあるからね、何事にも」
良子「つまりは?」
トシ「……あたしの方でも動いてみる。生きてるのに霊になるなんざ珍しい事象だからね」
良子「生霊とかとは違うんですか?」
トシ「別段強い想いがあって化けて出たとかではないしねぇ……幽体離脱に近いんじゃないかい?」
京太郎「これが幽体離脱」
トシ「ただ幽体というより物理法則が生身に近いのも気になる」フム
良子「貴女にもわからないことがあるとは」
トシ「人間、わからないことの方が多いもんさ、とりあえず新しい情報とかが入ったら連絡するよ」
良子「イエス」コクリ
京太郎「ありがとうございます!」バッ
トシ「あんま力に慣れてないから構わないさ」
京太郎「いや、ちょっとは希望が持てました!」グッ
トシ「……そうかい」フッ
良子「良かったですね、須賀君」フッ
京太郎「はい!」ニッ
67 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/24(金) 04:10:29.96 ID:gSfVFYqD0
今回はここまでー
着々とかいのーさんと仲良くなってくよ!
そんじゃまたー
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/24(金) 06:20:35.11 ID:fwOcmzKSo
乙です
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/24(金) 12:16:29.87 ID:OZvHe9T/0
乙
今回は全員まともと思わせといて視線(で)感じる和さん流石っす
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/24(金) 15:26:43.07 ID:X6HXbMBbO
乙
咲さんと本当仲良くて笑う
71 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/26(日) 00:56:09.09 ID:iy3L4Oyl0
このタイミングで投下を仕掛けたという事実は古今例がない(大嘘)
ってことで投下開始ー
母親キャラも増えて来てイッチほくほく
竜華のおかーさんもええなー
72 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/26(日) 01:14:28.26 ID:iy3L4Oyl0
―――【街中】
京太郎「〜♪」
良子「上機嫌ですね」クスッ
京太郎「いやぁ、そりゃもう! にしても幽体離脱、かぁ」
良子「……生き返って好きにできるようになってもアダルトなことに使ってはいけませんよ」ジト
京太郎「なっ、使いませんよ!?」
良子「ジョークです」クスッ
京太郎「よ、よかったぁ」ホッ
良子「同じルームで過ごしててなにもありませんからね、触れられるのに」
京太郎「……触れられるって凄いっすよね、しかも戒能さんにだけ」
良子「私と須賀君になにか関係が?」
京太郎「生き別れの姉弟とか?」
良子「おもしろい発想ですね、そしたら貴方のご両親もわかるんじゃ?」
京太郎「確かに、やっぱ事故現場関係ですかね?」
良子「……貴方が助けた少女、覚えてますか?」
京太郎「……ないです」
良子「ないんですか?」
京太郎「えっと、そういうこと考える暇もなくて」
良子(考える前に行動、なんというか……)クスッ
京太郎「か、戒能さんは憶えてないっすか?」
良子「ないです」
京太郎「ええ〜」
良子「こちらもその、眼を逸らしてそのままでしたから」
京太郎「……あ、やっぱさすがに目を逸らしたりはするんですね」
良子「なんだと思ってるんですか」
京太郎「いや、やっぱ女の子なんだなぁと」
良子「……べ、別にそういうのに男女は関係ないと思います」フイッ
京太郎「あはは、そうっすよね」
73 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/26(日) 01:27:41.66 ID:iy3L4Oyl0
良子「そういえば、個人戦はよかったんですか?」
京太郎「今から、間に合いますかね?」
良子「ええ、おそらく」
京太郎「よし、なんとか言ってみるか!」
良子「なんとかもなにも、行きますよ」
京太郎「……え?」
良子「え?」
京太郎「……一緒に来てくれるんですか?」
良子「当然でしょう、私と一緒に行動しなければ不便も良いとこでしょうし」
京太郎「……ありがとうございます」ニッ
良子「乗りかかった船ですって……あまり気にしないでください。それに宮永とも会ってみたい」
京太郎「咲と?」
良子「……ええ、私がディフィートした宮永の妹と」
京太郎(……照さんに勝ったの、割と自慢なんだなぁ)
74 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/26(日) 02:05:21.98 ID:iy3L4Oyl0
―――【インターハイ会場:ロビー】
ザワザワ
京太郎「やっぱ戒能さんが入ってくるとざわつきますね」
良子「まぁ」ボソボソ
京太郎(いつもよりボソボソ喋ってるのは気を遣ってるのか)
良子「……これでもスターの端くれですからね」
京太郎「新人賞取った大物じゃないっすか」
良子(今度、麻雀でも教えてあげますか)フッ
はやり「はやや〜良子ちゃん発見〜」
良子「ああ、はやりさん」
京太郎(アイタタ)
はやり「ん、邪気が」キュピーン
良子「気のせいでしょう」
京太郎(こえー!)
はやり「見に来たの?」
良子「ええ、少し気になって……」
はやり「いやぁ、特に大波乱ってこともなかったよ」
良子「それは残念です」
京太郎「……」キョロキョロ
良子「……清澄は?」
京太郎「!」ウンウン
はやり「ん〜宮永ちゃんと原村ちゃん、両方とも残ってるかな」
京太郎「っし!」グッ
はやり「あの二人、気になる?」
良子「ええ、それなりに……」
はやり「あ、噂をすれば」
良子「え……」
京太郎「あ……」
咲「あ」
良子「……は、ハロー」
咲「あ、あいんふぁいんせんきゅー」
京太郎「っ〜〜!!」ゲラゲラ
咲(むっ、まるで京ちゃんに笑われているかのような不愉快感!)
75 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/26(日) 03:02:22.92 ID:iy3L4Oyl0
京太郎「はぁっ、はぁっ……」ゼェハァ
良子(笑いすぎでしょう)
京太郎「つかれた〜」
良子「その、お疲れさまです」
咲「はい、ありがとうございます」ニコッ
和「戒能プロ……確か、須賀君の知り合いと」
良子「ええ」コクリ
和(須賀君好みのお姉さんですか……ですが、私の方がおっぱい大きいです!)
良子(む、邪気が)
京太郎(相変わらずたまらん胸だぜ)
久「須賀君の……」シュン
まこ(名前が出るだけで落ち込むとは、よっぽどじゃなこいつ)
咲「だから部長、放っておけば起きますって」アハハ
良子(よっぽど信頼されてるのか、心配されてないのか……)
京太郎「……」
良子(ショック受けてます?)
76 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/26(日) 03:15:06.80 ID:iy3L4Oyl0
咲「さて、それじゃ戻りますか」
久「あ、そうね」コクリ
まこ(重傷じゃな)ハァ
咲(なんとかしてください)
まこ(できるか)
咲(え〜)
和「目と目で通じ合わないでください」
はやり「確かに色っぽいね☆」
良子「は?」
はやり「……これがジェネレーションギャップ」グフッ
良子「終わってしまったようですし、行きますか」
京太郎「あ、はい」
はやり「ん、私も行くの?」
良子「え?」
はやり「え? さっきからなに? いじめ?」
良子「え……あ、いいえ、失礼、なんでも」
はやり「???」
良子(ついつい普通に話してしまいました)
京太郎「ごめん良子さん」
良子「……とりあえず、私はこれで」ペコリ スタスタスタ
京太郎「またなみんな! 必ず生き返るからな!」グッ
咲「なんか疲れてるのかな?」
和(やはり須賀君の件で? それほど仲がいい? いえ……でも私の方がおっぱい大きいです!)
77 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/26(日) 03:45:28.13 ID:iy3L4Oyl0
―――【インターハイ会場:外】
良子「さて、このまま帰りましょうか」
京太郎「仕事とかないんですか?」
良子「運良くないですね」
京太郎「良いんだ……」
良子「ワークはあるにこしたことないんでしょうけど……今は須賀君の方が優先ですから」フッ
京太郎「戒能さん!」パァッ
良子(……らしくないことを、いってしまいました)カァッ
京太郎「あ……あれは阿知賀の」
良子「ああ、例の」
京太郎「和の幼馴染っていう高鴨さんと松実さんと新子さんか……」
良子(なるほど、強い……)
京太郎「と、松実姉妹の……お姉さん?」
良子(松実宥……知ってはいましたがやはり胸好きですね須賀君、まぁ見る以上しないので良いでしょうけど)
京太郎(うおぉ、さすがのおもち)
テクテクテク
良子(ふむ、特に声などかけられることもなく、ですか)
穏乃(戒能プロだ!)
憧(プロだ……)
玄(戒能プロ、さすがのおもちですのだ!)
良子(ん、少しばかり邪な気配)チラッ
京太郎「……?」キョトン
良子(須賀君じゃ、ない?)
京太郎(にしても松実姉妹って二人だよな、二人の後ろの似たもう一人、誰だ?)
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/26(日) 04:03:59.55 ID:4IWssqgx0
ちょww
79 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/26(日) 04:14:28.98 ID:iy3L4Oyl0
―――【駅:ホーム】
良子「それにしても、落ち込んでるように見えたのはリーダーの竹井久のみでしたね」
京太郎「あんまり気負われてもあれなんで丁度良いですよ」ハハッ
良子「良いんですか?」
京太郎「ま、気にしてないように見えて気にしてくれてるのもわかりましたし」
良子「そう、だったんですか?」
京太郎「ええ、染谷先輩だって優希だってどこか違ったと……思い、ます」
良子「原村さんは?」
京太郎「う、うう〜ん、あんまり好かれてないんかなぁ俺」
良子「……まぁなんていうか、私は協力しますからね」
京太郎「戒能さんマジ天使!」グッ
良子「……か、からかわないでください」
京太郎(かわええやんけ!)
80 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/11/26(日) 04:15:00.24 ID:iy3L4Oyl0
今回はここまでー
なんか見えた気がするぜ!
そんじゃまたー
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/26(日) 04:36:34.37 ID:kxA/LQMko
乙
まさかの親同伴
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/26(日) 08:31:30.43 ID:a/l/K7Ooo
乙です
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/26(日) 12:40:41.12 ID:O5FdKW940
乙
姉妹の後ろにいるよく似た美人は晴絵かな?(すっとぼけ)
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/26(日) 16:13:33.73 ID:pf4GJSPI0
乙
イッチのスレでは珍しくヒロインレース出そうなのどっちだ
てか松実のお母さんが…
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/27(月) 01:10:05.83 ID:uuqrwOGZ0
乙!
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 04:31:21.31 ID:JrvNf+0A0
>>85
いい加減sage覚えろよ
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/30(木) 08:23:21.86 ID:MRhRLZ/L0
すまぬ
88 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/02(土) 01:19:14.57 ID:c2ijd7vl0
夜は焼肉っしょー!(再開!)
久々な感じ
89 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/02(土) 01:47:46.79 ID:c2ijd7vl0
良子「ところで」
京太郎「はい?」
良子「満員電車に乗った場合、あなたはどうなるんでしょう」
京太郎「人間を動かしたりする力はないし、弾かれるんじゃ?」
良子「じゃあ空いてる時に乗っていて、そのあとから人がどんどん入った場合は?」
京太郎「……やる気にはなれないですね」
良子「……電車、やめておきますか」
京太郎「いや、大丈夫ですからどうぞ」
良子「なにかあったら、責任取れませんよ」
京太郎「元に戻るヒントになるかもしれません」
良子「そうですか、では……」コクリ
キィー プシュー
良子「乗りましょう」
京太郎「地味に混んでますね」
良子「潰されないようにしてくださいね」
京太郎「うっす!」
90 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/02(土) 02:11:52.88 ID:c2ijd7vl0
―――【車内】
京太郎「苦しぃ……」
良子(京太郎、潰されていない。いや普通に押されているけれど、あの位置だけ間違いなく全員視えていないはず……)
京太郎「ぐおぉ〜潰れそうで潰れない〜」
良子(フィジカルが関係ありそうでなさそうな……どういうことなんでしょうか、オカルトですね)
京太郎「よ、良子さん大丈夫ですかぁ〜」
良子「……」コクリ
京太郎「そ、そりゃなによ……りで、ご、ございま、す……」
良子(死にませんよね、あれ)
スッ
良子「!」ビクッ
良子(よ、よもやこんな展開があろうとは……)
ススッ
良子(くっ、人のレッグを不躾に撫でて……)
サワッ
良子(ひっ!)
京太郎「ぐおぉ〜つ、潰れるぅ」
良子(つ、次で降りたいっ……で、でもどうやって……す、須賀君を置いていくことになってしまい、ますし)
ナデナデ
良子「っ」
良子(……す、須賀君)オロオロ
京太郎「う、動けぬ……」
良子(む、無理、そうで……)
91 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/02(土) 02:52:21.04 ID:c2ijd7vl0
京太郎(あれ……戒能さん、様子おかしい……てか、あれ)
良子「……」
京太郎「……」
ガタンッ プシュー
京太郎「ッ〜〜〜!!!」
良子「お、降りますっ!」
男「チッ」
京太郎「待てやこの野郎ォォォ!」
良子「ッ!?」ビクッ
京太郎「ウオォォラアァァァッ!」
ガシッ
良子「!?」
男「うわっ!?」
京太郎「歯ぁくいしばれェッ!」
良子「す、須賀君っ!?」
ドッ
男「おごっっ!?」
ドサッ
良子「……え」
京太郎「はぁっはぁっ……」
プシュー
京太郎「……あれ?」
92 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/02(土) 03:05:33.11 ID:c2ijd7vl0
―――【ホテル】
京太郎「ぐぬぬ!」
良子「ダメ、ですか」
京太郎「はい、リモコン一つ持ち上がらない」
良子「なぜ先ほど、その……あの男性にアタックできた、のかですね」
京太郎「う〜ん」
良子「助けてもらったのは事実ですしその……センキュー」
京太郎「ああ、いえいえ」
良子「その、頼りになるところ、あるんですね」フッ
京太郎「でも今は、どうにも……」ハァ
良子「なぜ、先ほどは……」
京太郎「あれですね!」
良子「?」
京太郎「戒能さんへの愛のなせる業!」グッ
良子「……」
京太郎「……」
良子「ふぇあっ!?」カァッ
京太郎「あれ、失敗しました?」
93 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/02(土) 03:39:08.60 ID:c2ijd7vl0
良子「じょじょじょ、冗談でもっ! そのっ!」
京太郎「あ、あはは、まさかこの手の冗談が効いてしまうとは……」
良子「誰が年齢=ボーイフレンドいない歴ですか!」クワッ
京太郎「そこまでは言ってない」
良子「はぁっ……はぁっ……」
京太郎「えっと、なんつーか、すんません?」
良子「ま、まったくですっ」フイッ
京太郎「えっと、その、まぁ男子高校生のおちゃめな」
良子「お茶目で私がどれだけ焦ったと」
京太郎「こうして一緒にいると、かわいいとこ一杯あるんですね」ハハッ
良子「だ、だからっ!」
京太郎「あははっ、もうしません、はい」
良子「本当でしょうね?」ジトー
京太郎「……たぶん」メソラシ
良子「……せっかく麻雀教えてあげようと思いましたけどもう教えません」フイッ
京太郎「えっ!? そ、そこをなんとか!?」
良子「ダメです」
京太郎「戒能さん! 戒能さま! なんでもしますから!」
良子「ん、今なんでもって」
京太郎「で、できる範疇で……」
良子「……それじゃあ」
京太郎「……」
良子「絶対、生き返ること、生身で私と麻雀をすることです」
京太郎「……はい!」
良子(まぁ助けてもらいましたし……良い子、ですしね)フッ
京太郎(ああ、やっぱ良い人だなぁ……)
良子(というよし私はまたらしくないことをっ)カァッ
94 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/02(土) 03:57:36.73 ID:c2ijd7vl0
ここまでじゃー
ちょっとずつ進んではいる
進んではいるんだよ、かいのーさんとの関係とか
生き返れ生き返れ……
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/02(土) 06:37:45.52 ID:dHhm2viI0
乙です
コメディから一転男を見せたなあ
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/02(土) 15:25:08.78 ID:qZZToo+j0
乙
今回ので多少仲が進展した感じか?
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/02(土) 18:21:37.12 ID:nmsp1h7DO
愛があれば一発やれる事が証明されたな
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/03(日) 00:19:58.88 ID:vBTUaewz0
https://twitter.com/OnumaYuichi/status/936913398893133824
実写版京太郎見たかったわ〜
個人的に京太郎の俳優は窪田正孝のイメージ
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/03(日) 08:23:25.40 ID:+JhV6HQtO
京太郎スレ読んでる人ぐらいしかもう京太郎のことそこまで気にしてないけど小沼監督は京太郎を出さなかった理由を説明してるしいつか出したいとも言ってるから好き
100 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/04(月) 00:24:18.23 ID:ttV2FiM10
ブゥンッ!(再開!)
いつか出したいとは言ってるけどスポンサーの意向がなぁ
これはしょうがない
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/04(月) 00:32:53.61 ID:V/cwyUl0o
作者側からの扱いはなんとなくテニプリの桜乃を思い出す
個人的にはもうそっとしていてやれと思うのよね
102 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/04(月) 00:52:26.32 ID:ttV2FiM10
京太郎「ふむ、この状況なら、これ切ります」ユビサシ
良子「思ったより普通に打てるんですね」
京太郎「こっち来てからも勉強してましたから」
良子「今なら案外いいとこいけそうですね、それにどことなくプレッシャーも感じますし」
京太郎「プレッシャー? なぜに?」
良子「霊体うんぬん抜きにしても、おそらくなにか芽生えかけているか……」
京太郎「?」
良子「いえ、とりあえずこの調子で続けましょうか」
京太郎「んー触れたらもうちょっとなぁ」ハァ
良子「そういうのは生のボディになってからで十分、です」フッ
京太郎「生身になってからも会ってくれるんっすね!」
良子「……言葉のあやです」
京太郎「ですよねー」アハハ
良子「でも奇妙な縁ですが……悪くありません」フッ
京太郎「……よっしやる気出てきた!」
良子「こんなんでですか?」
京太郎「十分です!」グッ
良子「……それじゃ、がんばりましょう」フッ
京太郎「うっす!」
103 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/04(月) 01:22:25.05 ID:ttV2FiM10
―――翌日【朝】
良子「起きてください」ユサユサ
京太郎「んぁ?」
良子「おはようございます」フッ
京太郎「……結婚しよ」
良子「……冗談でもそういうことは言わないことです」コツッ
京太郎「あぅっ……うっす、ついつい」
良子「まったく……おはようございます」
京太郎「あ……おはようございます!」ニッ
良子「やけに嬉しそうですね」
京太郎「いやぁ、挨拶できる相手がいるって良いなぁ!」
良子「……それはなによりで」フッ
京太郎「さて、今日はどうしますか?」
良子「私は行くところがあります」
京太郎「え、どこに?」
良子「ワークです」
京太郎「あ〜仕事かぁ」
良子「ここにいますか?」
京太郎「あ〜ご一緒しても?」
良子「ええ、どうぞ」フッ
京太郎「よっし、今日も一日頑張るぞー!」
良子「今日こそなにか見つかれば良いですね」
京太郎「まぁそこは時の運ってことで……熊倉さんがなんとかしてくれないかなぁ」
良子「良いニュースを待ちましょう」
京太郎「うっす!」
良子「朝御飯をそこらで済ましてから行きますので」
京太郎「了解です!」
104 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/04(月) 02:28:49.00 ID:ttV2FiM10
―――【喫茶店】
京太郎「テレビ局近くって大概喫茶店ありますよね」
良子「儲かりますからね、ある程度芸能人も来るでしょうし」
京太郎「なるほど……なぜわざわざ端の方の席に?」
良子「小声とはいえ静かな雰囲気ですから、あまり人が多くない端の方にしました」
京太郎「……ああ、気を遣ってもらっちゃって」
良子「いえ」
「お待たせしました、サンドイッチのセットです」コトッ
良子「センキュー」
「はい、ごゆっくり」ニコッ タユン
京太郎(おっぱい!)
良子「……見すぎですよ」
京太郎「え、あ、ええ……」
良子「さて、いただきます……」
京太郎(飯かぁ、良いなぁ……)
良子「……」
京太郎(でも、匂いは感じる。それでも空腹感はない、か……)
良子「一口、食べますか?」
京太郎「食べれれば良いですね」ハァ
良子「私との接触が必要、ですか……それじゃ、右手、出してください」
京太郎「持ち上げられませんし」
良子「ふ、不本意ですが、食べさせてみましょう」カァッ
京太郎(……そういうのもあるのか!)
良子「で、では」スッ
京太郎「失礼!」ギュッ
良子(お、おかしい、慣れるどころか前よりも緊張が……!)
京太郎(な、なんだか妙な感じ……いや、なんつーかその)
良子「で、では……」
京太郎「は、はい」
良子「あ、あ〜ん」
京太郎「あ、あ〜ん」
トシ「なにやってんだいあんたら」
京良「!!?」ビクゥ
105 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/04(月) 02:38:27.38 ID:ttV2FiM10
京太郎「くくく、熊倉さん!?」
良子「ほ、ホワイ!? なぜここに!?」
トシ「感覚を感じて来てみたらって感じかね」
良子「なんですかそれ」
京太郎「感って三回言ってる」
良子「どーでも良いです」
京太郎「確かに」
トシ「で、来てみたら二人がイチャイチャしてたってわけさ」
良子「いちゃっ!?」カァッ
京太郎「いやいやそういうんじゃないですから!」
トシ「どうでも良いよ、そう見えたってだけで」
京太郎「どうでも良いって……」
トシ「で、なにしてたんだい?」
京太郎「え、ああ、それが……」
106 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/04(月) 02:49:35.50 ID:ttV2FiM10
京太郎「―――ということで」
トシ「なるほど」フム
良子「そ、そいうわけで誤解ですから」
京太郎(全面否定ですか……ですよね!)
トシ「……なら、続けてくれて結構さ」
京良「え」
トシ「試してみる価値はあるんじゃないかい?」
京太郎「ま、まぁ」
良子「そうですが……」
京太郎「……」チラッ
良子「……」チラッ
バッ
京太郎(ど、どうする、いやどうなる!)
良子(し、しかし須賀君が生身にリバースできる足がかりになる可能性が……な、ならばっ!)
良子「あ、あーん」
京太郎(正気ですか!?)
107 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/04(月) 03:32:36.32 ID:ttV2FiM10
良子「わ、私だって恥ずかしいんですから、早く、してくださいっ」カァッ
京太郎(おっきした)
京太郎「で、ではいただきます……あーん」パクッ
良子「ど、どうですか?」
京太郎(味はするが……噛めない)
ハムハム
京太郎「……」
良子「まさか、噛みきれない……リモコン状態?」
京太郎「……」
良子「……離して良いですよ」
京太郎「……」スッ
良子「まさかこんなことになるとは」
トシ「おおよその予想通りだね」
京太郎「すんません」
良子「謝ることじゃありませんよ」フッ パクッ
トシ「あ」
京太郎「あ」
良子「?」モグモグ
京太郎「その、えっと……お、俺が口付けたとこ、ですけど」
良子「……!!?」
トシ「大胆なことするねぇ」ヤレヤレ
良子「!!!?」ボンッ
京太郎「あ〜すんません」
良子「べべべ、別に気にしてませんからっ、だ、だってゴーストの口に入った、も……の……」マッカ
京太郎「……味は、しました」
トシ「京ちゃんがしゃぶったものと」
京太郎「言い方ァッ!」
良子「!」パクパクパク
京太郎「ああ、血迷った!」
良子「ごごご、ごちそうさまですっ」
トシ「おお、全部食べた」
京太郎(変な気分になっちゃう)カァッ
108 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/04(月) 03:40:24.46 ID:ttV2FiM10
良子「い、今のはなかったことにします!」
トシ「なんの収穫もなしかい?」
京太郎「ああいや、味がしたんで……」
トシ「……生きてるのは実感できたかい?」
京太郎「まぁ、はい、死んでるんですけど……ちょっとは希望をもてました」ハハッ
良子「……」
トシ「ま、なんかあったら味わうだけして捨てるって手もあるだろうしね、おすすめはしないけど」
京太郎「もったいないですもんね」アハハ
良子「……い、良いです。わ、私が全部イットします」フイッ
京太郎「えっ」
良子「それにほら、なんか変な涎がついたりするわけじゃないですし、はい」コクリ
京太郎「戒能さん、無理しなくても」
良子「し、してません!」
京太郎「……じゃあ、味、欲しくなったときにはお願いします」フッ
良子「お、おふこーす」コクリ
トシ(ちょっとずつ、仲良くはなってんのかね……私ももうちょっと調べなきゃか、このパターンは初めてだし)
良子「と、とりあえず仕事にいきます!」
京太郎「あ、はい!」
トシ「京ちゃん、一緒に来るかい?」
良子「え」
トシ「暇だろうし、インターハイ、見に行く?」
京太郎「え、あ……」
京太郎(まぁ仕事中に一緒にいても邪魔だろうし、辺りフラフラするってのもなぁ)
京太郎「それじゃご一緒します!」
トシ「ん、そんじゃ行こうか」
京太郎「はい」コクリ
良子「……それでは仕事終わりにですね、須賀君」フッ
京太郎「はい、また!」
京太郎(よかったぁ、このまま追い出されるかと思った)
109 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2017/12/04(月) 03:43:37.36 ID:ttV2FiM10
ここまでー
やったね京ちゃん!
マニアックなプレイみたいなことできるよ!
とりあえず次回、トシさんと行動
幽霊が見える人間なんてそうそういないって
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/04(月) 05:12:41.62 ID:c/lVjf90o
かいのーさんかわいい
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/04(月) 12:28:48.82 ID:ToTSNmmv0
生きろ
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/04(月) 15:53:51.63 ID:MB5VOPcz0
乙
イチャイチャしやがって
これ幽霊見えるキャラ出てくるパターンだ!
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/05(火) 22:10:36.81 ID:2SdhyAfj0
かいのーさんスレって珍しいしおもしろいやん
京ちゃんこのまま何年もだったら辛いな
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/07(木) 09:48:04.79 ID:ny2iIHoN0
夢が咲く春
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/10(日) 19:36:36.00 ID:PS2eDG5R0
まだかね?
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 04:04:01.89 ID:kp5qWD2Zo
まってるでー
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/13(水) 02:42:40.86 ID:VG4SjburO
乙
新しいスレ立てたのか誘導なかったから気付かんかった
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/15(金) 01:05:56.01 ID:hhPwCVHz0
待ってますよ
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/25(月) 20:24:20.03 ID:J/vpzkkuo
待ってるぅーんだ
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/10(水) 02:09:16.21 ID:G7vUg+czO
私まーつーわ
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/25(木) 02:55:05.46 ID:3iRCsvuh0
イッチ待ってるでー
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/11(日) 01:15:16.49 ID:Y70GfamPo
続いてほしいな
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/06(火) 08:09:32.11 ID:ZDVclnTGo
待ってる
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/04(水) 21:26:30.67 ID:hJzCBMqyo
待ってる
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/24(火) 10:36:24.34 ID:aXIBs+X/o
まだか
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/11(金) 00:55:34.52 ID:dchHNEHDo
いかんのか
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/16(土) 14:35:36.81 ID:h+MUqiKA0
まだ?
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/16(土) 14:39:34.31 ID:h+MUqiKA0
まだ?
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/08/14(火) 11:22:22.06 ID:y4iSGI3a0
去年からこっち、どっちのスレも更新途絶ってことは
>>1
の身に何かあったんかね
130 :
◆Bc4KZX4MNU
[sage]:2020/08/19(水) 18:05:13.84 ID:PfnneMLV0
ご心配おかけしましたー
帰ってきたけどもプロットもなくてこのあとどーやって進めるつもりだったのかほとんど覚えてない…
とりあえずなんとか終わらせたいので落としどころというか続きというか
なにはともあれ、なんとかしたい
131 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/22(土) 22:07:24.20 ID:6xgUDqVY0
よっしゃ久々に再開するゾイ
プロットは消え去ったから
いわゆるライブ感で戦ったる!
132 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/22(土) 22:14:32.54 ID:6xgUDqVY0
―――【インターハイ会場:廊下】
京太郎「ふぇ〜咲のやつすっごい強かった」
トシ「まぁ、あれは別格だね」
京太郎「そうなんっすか?」
トシ「世界の中心だからね」
京太郎(ボケ?)
トシ「まぁわからなくてもいいけど……というか、今回はさらにアレを強くするブーストもかかってたし」
京太郎「強化?」
トシ「そーいうこと、まぁ原因なんて一つなわけだけど……決意やら心持やら」
京太郎「それって……ああ、そういうこと」ハハッ
トシ「京ちゃん、宮永咲のことにしては勘いいねぇ」
京太郎「幼馴染っすから!」エッヘン
トシ「そりゃなによりさ」フッ
京太郎「生き返ったら焼肉でもおごってやるかぁ」
トシ「ありがとう」
京太郎「のっかる気!?」
トシ「なんてね……焼肉なんてそんな食えるもんでもないし」
京太郎「……」
トシ「誰が年寄りだい」
京太郎「なにも言ってないし」
???「あ? そんなとこでなにやってんだ」
トシ「おや?」
京太郎「へ?」
133 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/22(土) 22:25:20.99 ID:6xgUDqVY0
トシ「あら、誰かと思えば」
京太郎「おー!」
???「自分とこの生徒は……ってお前にゃ関係ないか」
トシ「まぁね、わかるし」フッ
京太郎「大沼、秋一郎……」
秋一郎「呼び捨てかよ、まぁわからんでもねぇけど」
京太郎「ふぇ?」
トシ「おや、そうか……そりゃそうだ」ハハッ
秋一郎「悪霊連れてなにやってんだ」
京太郎「悪霊!? 呼び捨てにしたのはわるかったですけど! てか見えてるんですか!?」
秋一郎「まぁな」
京太郎「ま、まぁなって……軽い」
秋一郎「あれか、清澄の小僧か」
京太郎「あ、知ってるんですね」
秋一郎「まぁあんだけ連日報道されてりゃな」
京太郎(結構、大事になってんな……)
トシ「まぁそりゃ宮永咲も勝ちまくりってもんだよ」
京太郎「なんっすかそれ」
トシ「状況が状況だからね、てかあんたも考えてよ」
秋一郎「あ? なにが?」
トシ「京ちゃんをもとに戻す方法」
秋一郎「お前にわからないことがわかるかよ……」
京太郎(トシさん相手に頭が上がらないタイプ……? 意外だ)
秋一郎「まぁいいか……いいんだな?」
京太郎「あ、俺は協力してもらえるなら是非!」
トシ「てことさ」
秋一郎「……で、どこいくんだ?」
トシ「さて、どこがいい?」
京太郎「え、俺!?」
トシ「冗談、おちゃめな」
京太郎「うざ」
トシ「成仏させるよ」
京太郎「ひぇっ、ごめんなさい」
134 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/22(土) 22:35:32.85 ID:6xgUDqVY0
―――【数時間後:テレビ局前】
良子「ふぅ……」テクテク
はやり「はやっ、お疲れかな?」
良子「ビコーズ……まぁ大したことでもありませんが」
はやり「珍しいからね、それでも……良子ちゃんが疲れてるの」
良子「そう、ですか?」
はやり「うん!」
良子「いえ、疲れてるというより……ボディというより、メンタル」
はやり「はやぁ……もしかして」
良子「なんです?」
はやり「恋だ!」
良子「……」
はやり「……?」
良子「……はやぁっ!!?」
はやり(パクり?)
良子「なななっ、なにいうんですか!!?」
はやり「え、マジ? 図星?」
良子「の、ノー! 違う! 違います!」
はやり(えー)
トシ「戒能」
良子「ドワォ!!?」
トシ「ゲッター?」
良子「ななな、なぜここに
135 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/22(土) 22:42:52.01 ID:6xgUDqVY0
良子「ななな、なぜここに!!?」
トシ「いやそりゃ……ねぇ?」
はやり「はや?」
京太郎「うお、はやりん」
良子「な、なぜ? ホワイ!」
トシ「だからぁ」
はやり「よ、良子ちゃん!」
良子「どうし……」
はやり「べべべ、別に今どき珍しくないっていうか普通だけど!」
良子「な、なにか壮大な勘違いが!」
はやり「ごごご、ごゆっくりー!」ダッ
良子「オーマイガッ! オーマイガッ!」
京太郎「バンデッド・キース?」
トシ「キース・ハワード?」
京トシ「トムの勝ちデース!」
良子「しゃらっぷ!」
136 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/22(土) 22:55:57.73 ID:6xgUDqVY0
―――【帰り道】
京太郎「ごめんなさいってばー」
良子「大変ですよまったく……」プンスコ
京太郎(トシさんと別れて帰路を歩いているわけだが……)
京太郎「生身に戻ったら誤解ときますから〜」
良子「絶対ですよ?」ムゥ
京太郎「約束っす!」ニッ
良子「まったくもう……許してあげます」ハァ
京太郎「いやぁでも今日いいことがあって」
良子「ん、いいこと?」
京太郎「なんと……麻雀ができたんです!」エッヘン
良子「……へ?」ピタッ
京太郎「っと……いや〜トシさん曰く、麻雀なら異能やそれに通ずるものを濃く反映するからとか言ってましたけど」
良子「……」ジトー
京太郎「……え、なんの目ですか!?」
良子「約束」ボソッ
京太郎「え?」
良子「最初に麻雀するのは、私だと思ってました」ムゥ
京太郎「え、いやそれは……て、てかそれは生身に戻ったらって」
良子「そうですが、特別なものだと思ってました。須賀君の次打つ麻雀……」
京太郎「ご、ごめんなさい?」
良子「……知りません」フイッ
京太郎「え〜! そんな拗ねます!!?」
良子「別に、拗ねてません……」
良子(なぜ、こんな……でも、おもしろくありません……)
137 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/22(土) 23:03:54.44 ID:6xgUDqVY0
京太郎「生き返ったらちゃんと最初は戒能さんにしますから〜!」
良子「べ、別にそんな……き、気にしてるわけじゃ」
京太郎(絶対嘘! てかなんでそんな気にしてくれんの!? 勘違いしちゃう!)
良子「どうせあの宮永照のシスターや原村和と……」
京太郎「なんで対抗意識!?」
良子「対抗意識なんて……!」
良子(ノー! これは間違いなく対抗意識では!? な、なぜ!!?)
良子「……も、もうやめにしましょう」フイッ
京太郎「へ? なんでまた急に? 別に、こっちとしては助かりますけど」
良子「と、ともかく……ま、麻雀しましょう麻雀……私が鍛えてあげますとも」
京太郎「え、またプロに教えてもらえるとか嬉しい!」
良子(経験ありですか……というより今日でしょうけど……ってまた私は!)ガー
京太郎「ど、どうかしました?」
良子「いえ、なんでも……」
京太郎「でも顔が赤」
良子「三倍速で帰ります!」
京太郎「ん〜シャア専用!」
138 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/22(土) 23:25:27.90 ID:6xgUDqVY0
―――【ホテル】
京太郎「ふぃ〜なんか落ち着くようになっちゃったなぁ」アハハ
良子(ん、クールさを取り戻しました)コホン
京太郎「おーチャンネル変えれる!」
良子「え……は、ハンドを……手を、つながなくてもですか?」
京太郎「はい!」ポチポチ
デュエッ!
マンゾクデキネェゼ
イッポンマンゾク!
カットビングダ!
オタノシミハコレカラダ!
良子「た、確かに……も、持ち上げたりは?」
京太郎「あ……ぬんっ!」
良子「……」
京太郎「てっ、ほぁっ! ズェアッ!」
良子「……」
京太郎「……」
良子「……」
京太郎「……無理でした☆」テヘッ
良子「でしょうね」
京太郎「……」
良子「手を、つないでみますか?」スッ
京太郎「いいんですか!?」
良子「い、今更です」フイッ
京太郎「で、では失礼して」スッ ギュッ
良子「ひゃうっ!?」ビクッ
京太郎「!!?」
良子「つ、強く握りすぎですっ!」マッカ
京太郎「す、すみません!」
良子「や、やさしくお願いします……」
京太郎(おっきするわ、こんなもん……!!)
スッ キュッ
良子「んっ」
京太郎「で、では……てい!」ガッ
良子「どう、ですか?」
京太郎「これは……!!
良子「!」
京太郎「ダメでした☆」テヘッ
139 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/22(土) 23:39:27.63 ID:6xgUDqVY0
―――【ホテル:バスルーム】
チャポン
良子(それにしても……麻雀ができる、ですか)
元来、麻雀とはそいうものだと良子自身も理解はしていた
異能をそのままに表現すゲーム
盤上の死合、闇のゲームと言っても差し支えない
良子(しかし、いえ……私も神霊の力をレンタルして戦う者、否定はできませんね)
しかし、それが単体で麻雀を打つことなどあるだろうか
良子(生霊だから、でしょうか?)
彼がイレギュラーなのは確かなのだが、前代未聞ということはあるのだろうか?
しかして、熊倉トシが不明と言っているのだからそれに近いだろう
もしかしたら一生このままかもしれない。そんな不安を抱えていないわけがないのだ
良子「さすがに、このままは不憫が過ぎます……っ」クシュッ
くしゃみが抑えきれなかったが小さく収めた
彼が明るくしているのだからこっちが必要以上に深刻な雰囲気を出すのもよくないなと、頷く
良子(それにしても、できることが増えたというのは……生身に近づいた、ということで良いんでしょうか?)
どこか違和感を抱きつつ、くしゃみが漏れる
良子「長風呂が、過ぎましたか……」バシャッ
140 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/22(土) 23:58:00.04 ID:6xgUDqVY0
―――【ホテル】
良子「ん、なにしてるんですか?」
京太郎「いや〜麻雀の番組やってたんでそれ見てっ……!?」
良子「?」ポカポカ
京太郎(風呂上り戒能さんは男子高生には刺激つえー色っぽー)
良子「いいですね、麻雀……期待しますよ?」クスッ
京太郎「え、いや! けけけ、県の個人戦予選で落ちた男っすよ!?」
良子「その時よりも、エヴォリューションしているでしょう?」
京太郎「ま、まぁ……」
良子「それに、することに意味があるんです」
京太郎「……そういうもん、ですかね?」
良子「ええ、そういうものです。それにあまりにひどいようなら……しっかり修行をつけてあげます」フフッ
京太郎「そりゃうれしい」ハハッ
良子「さて……そろそろ寝ます」
京太郎「早いですね?」
良子「……なんだか、体調が」
京太郎「え〜大丈夫ですか?」
良子「寝れば治りますよ」
京太郎「なら、いいんですけど」
良子「それでは、グッナイ」
京太郎「お休みなさい」フッ
ガチャッ バタンッ
京太郎「……おし、もっと麻雀勉強しないと!」グッ
141 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/23(日) 00:06:27.03 ID:GUHzig1K0
―――【翌朝:ホテル】
良子「ん〜」
ユサユサ
良子「むぅ……」
京太郎「戒能さん!」
良子「へ?」
京太郎「仕事、そろそろ起きないと余裕なくなりますよ?」
良子「へ、は……あ、あぁ、そーりー」
京太郎「……大丈夫っすか?」
良子「な、なにがですか?」
京太郎「顔が真っ赤ですけど」
良子「……?」
京太郎「失礼……」スッ
良子「んっ……!!?」
良子(すすす、須賀君の手が額に!?)
京太郎(相手の体温はわかるけど……しかしまぁ、俺に体温がないのが問題だ)
良子「すすす、すぎゃっ、すがくっ……」
京太郎「……」スッ
良子「で、そそそ、その……わかり、ました?」
京太郎「……体温計持ってきます。確かあった気が」タタタッ
良子(……緊張し損じゃないですかっ!!)
142 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/23(日) 00:14:26.04 ID:GUHzig1K0
良子「……37度7分」
京太郎「平熱は?」
良子「35度8分」
京太郎「がっつり熱ですね」
良子「oh……」
京太郎「休めないっすよね」
良子「まぁ……とりあえず収録時以外は安静にして過ごします」ケホッ
京太郎「そうしてください」
良子「ん、心配かけますね」
京太郎「いやぁ、えっと、とりあずついて行っても大丈夫ですか?」
良子「熊倉さんといなくて、平気なんですか?」
京太郎「いや、むしろ今日は良子さんと一緒にいたいっていうか」
良子「んっ……」
京太郎「だめ、ですか?」
良子「い、いえ……」
良子(体調不良のせいでしょうか……やけに、うれしく感じてしまう)フゥ
京太郎「あ、てかこんなゆっくりしてて平気ですか?」
良子「平気はありません」コホッ
京太郎「oh……」
143 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/23(日) 00:25:35.74 ID:GUHzig1K0
>>142
つい癖で『良子さん』って書いちゃったけど『戒能さん』です
―――【テレビ局:廊下】
良子「うぅっ……」
京太郎「大丈夫っすかマジで、肩かしますよ」
良子「いえ、見られたらまずい……」
京太郎「でも……」
良子「んうぅ」フラッ
京太郎「いや、やばいですって……絶対、熱上がってますよ」
良子「し、しかしですね……」
京太郎「ワークが大事なのはわかりますけど」
良子「だ、誰がワーカーホリックですか」
京太郎「言ってませんから」
ガチャッ
良子「が、楽屋」フラッ
京太郎(大人……っていうか、有名人って大変だなぁ)
良子「あうっ」フラッ
京太郎「ちょ!」
良子(まずっ、このままじゃ机のかどっ)
京太郎「おおぉぉっ!」バッ
良子「!?」ガバッ
ドサンッ
京太郎「ぐおっ!」
良子「あうっ」
144 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/23(日) 00:32:52.59 ID:GUHzig1K0
咄嗟に飛び出した京太郎が、良子を抱えるようにして転がる
地面に背中を打ち付けて、霊体にも関わらずうめき声をあげる京太郎
そんな彼に抱きしめられたままの良子
京太郎「普通にいてぇ……って大丈夫っすか戒能さん!?」バッ
良子(で、でっかい……あ、あったかい……は、ハートがエクスプロージョンしそうでっ……ね、熱のせい!!?)
京太郎「戒能さん!!?」
抱きしめていた体勢から素早く京太郎は良子を寝かすような体制に変える
良子(すすす、須賀君の、あ、厚い胸板がっ、腕が……あ、わわっ、ね、熱のせい熱のせい! 熱の……!
145 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/23(日) 00:45:22.77 ID:GUHzig1K0
良子「あうっ〜……」バタンキュー
京太郎「か、戒能さぁん!?」
ガチャッ
京太郎(寝かせねば!)バッ
はやり「良子ちゃん、大きな音したけどってはやぁっ!!?」
京太郎「ナイスはやりん!」
はやり「そんなこと言ってる場合じゃ……ってなに今の!?」
京太郎「え、聞こえた!?」
はやり「気のせい、だよね……てかスタッフ!」
京太郎(あれ、だめだった?)
はやり「スタッフ! スタッフ〜!!
京太郎(でも、これで安心かぁ……いや、マジでこうなる前になんとかしたかった……)
146 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/23(日) 00:51:03.25 ID:GUHzig1K0
―――【楽屋】
良子「はっ!?」バッ
良子(こ、ここは……!!?)
はやり「あ、起きた? もう収録終わって……」
良子「はやりさん!?」
はやり「あ、うん……ここで倒れてたんだよ? 救急車呼ぼうとしたら熊倉さんがきて」
良子(な、ならあれは夢じゃなくて……)モンモン
はやり「……えっと、大丈夫?」
良子「あ、あれは……あの、感触はっ……」
はやり「え?」
良子「……はうぅっ!」ギュッ
はやり「え、自分の体抱いてどうした!? 寒い!?」
良子「あうぅっ」ボンッ
はやり「いやむしろ真っ赤だ! なにこれどういう状況!!?」
良子(す、須賀君のフェイス……ま、まともに、る、ルックできるでしょーか……)マッカ
147 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/23(日) 01:02:26.69 ID:GUHzig1K0
―――【テレビ局:廊下】
京太郎「驚きましたよ」
トシ「こんなこともあろうかと、ね」ドヤッ
京太郎「へー」
トシ「おや、案外リアクション低い」
京太郎「なんかできそうなんで意外性が薄い」
トシ「信用されてるようでなにより」
京太郎「え、そう聞こえるの?」
トシ「ところで京ちゃん」
京太郎「ん?」
トシ「思ったより麻雀弱いよね」
京太郎「なんで!? 傷つけにきたの!?」
トシ「いやそうじゃなくて、能力とかないじゃない?」
京太郎「HAHAAH! 麻雀に能力とかSOASOA」
トシ「いや、清澄でよく言うよ」
京太郎「ですよね……はい、しかしてわたくし能無しでして」
トシ「……意外だったね」
京太郎「言われ飽きたわ!」
トシ「いやそうじゃなくて、敵の能力を食ったり、ドラを支配したりないなって」
京太郎「なんっすかそれ、ほしい」
トシ「うーん……ないかぁ」
京太郎「はい」キッパリ
トシ「……清澄だし、起点に近い?」ブツブツ
京太郎「おばあちゃん大丈夫?」
トシ「扱い慣れてきたね」
京太郎「多少は……」
トシ「へいsiri、霊の成仏のさせかた」
京太郎「お待ちになってお待ちになって!」
トシ「たく」
京太郎「いやまぁ……なにはともあれ助かりましたよ。戒能さんも無事でよかったぁ」ホッ
トシ「……」
京太郎「なんっすか?」
トシ「……惚れた?」
京太郎「……」
トシ「……好きなん?」
京太郎「……」
トシ「……」
京太郎「……へぁっ!!?」カァッ
トシ「わかりやすっ」
148 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/23(日) 01:06:48.88 ID:GUHzig1K0
とりあえずここまでー
なんとなく進んだ気もする!
次も頑張るゾイ
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/23(日) 08:11:03.02 ID:5kIMz7aX0
乙
かいのーさんかわいい
イッチの単一ヒロイン系はハーレム物とまた違っていいね
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/23(日) 13:29:22.41 ID:gcVmWC/r0
おおうこっちも再開か!嬉しいです
貴重な大沼プロ出演
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/08/24(月) 11:10:05.62 ID:cHzv1ms90
良いですね
乙です
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/24(月) 18:00:20.58 ID:fdM8XgWp0
乙です
意識しちゃってんねー、惹かれあってるねー。最高です。
153 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/24(月) 22:47:51.99 ID:ecS4atmg0
おっしゃ再開やー
サクサク進めてくよー
と言いつつ理想通りにいくかどうか
154 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/24(月) 23:03:03.09 ID:ecS4atmg0
―――それから少しして【喫茶店】
京太郎「え、てか戒能さん大丈夫なんっすか?」
トシ「なにが?」
京太郎「いやあんなふらふらしてたのにここに呼んじゃ……」
トシ「大丈夫だよ」
京太郎「いやいや、やっぱ迎えに!」
トシ「ほんと好きだねぇ」
京太郎「い、いやそういうんじゃっ!」
トシ「はいはい、いいから座りな」
京太郎「いやよくなっ」
良子「お、お待たせしました」
京太郎「!!!!?」ビクゥッ
良子「?」
京太郎「だだだ、大丈夫っすか!?」
良子「イエス、すっかりですよ……心配かけました、須賀君……」フイッ
京太郎(ん、顔、そらされた?」
良子「……っ」カァッ
トシ(おやおやこれは?)
京太郎「と、とりあえず、こ、これからは無茶しないでくださいよっ」
良子「か、かしこまりましたっ」
トシ(なんだこれ)
155 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/24(月) 23:13:07.11 ID:ecS4atmg0
京太郎「にしても、なんでこんなすっかり?」
トシ「そういうもんだったのさ」
良子「と、ともかく元気になったのでオーライです」
京太郎「え〜心配っすよ。まぁ俺がそばにいるんで……できる限りは助けますけど」
良子「お願い、します」カァッ
京太郎「お任せあれ!」ビシッ
トシ「ダメな奴だよそれ」
京太郎「なんてこというの!?」
トシ「……ともかく、元に戻るために役立ちそうなことは見つけたけど」
京良「ふぁっ!?」
トシ「なに驚いてんだい、あたしがなんにもしてないとでも?」
京太郎「え……しょ、正直」メソラシ
トシ「正直だね、嫌いじゃない」
良子「と、ともかくどういうことですか?」
トシ「……麻雀、だね」
京太郎「なんでもかんでもオカルトは麻雀っていえばいいと思って!」
トシ「ほぼそうだし」
京太郎「くっ、否定できない……!」
トシ「戒能、意味はわかるかい?」
良子「……さっぱり」
トシ「さっぱりか」
良子「さっぱりです」
トシ「……ん〜、未練、かね」
良子「未練?」
トシ「そう、小さい未練だけど……この子にとってはでっかい未練」
京太郎「ディスられてます?」
トシ「いや、褒めてる」
京太郎「え〜」
156 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/24(月) 23:26:48.29 ID:ecS4atmg0
良子「というより、なんで役立ちそうなこと?」
トシ「ん?」
京太郎「確かに、それってむしろ確信じゃ?」
トシ「いいや、まぁ……」チラッ
京太郎「?」
トシ「方法自体は正解だと思ってはいるけど……」チラッ
良子「……?」
トシ「ん〜京ちゃん」
京太郎「はい」
トシ「自分の未練に対して……これが原因っていう確信は?」
京太郎「え〜」
トシ「ね? わからないだろ?」
京太郎「ん〜」ムムム
トシ「こういうことさ」コクリ
良子「なるほど、未練がわからない……と」
京太郎「うおー未練が多すぎる!」
トシ「一番でっかいやつは?」
良子「確かに大きな未練を解決してやると成仏するって聞いたことあります」
京太郎「どこ情報っすか、てかそんな介護してもらわないとなんて……」ハァッ
トシ「なに落ち込んでんだい」
京太郎「いや、死にかけてからもこんな迷惑かけるとは……」
良子「……」ムッ
京太郎「つくづく」
良子「ノー」
京太郎「え?」
良子「ノー、別に、迷惑だなんて思ってません」
京太郎「へ?」
良子「迷惑だと思ってるならそもそも関わりません、それに一緒にいません……」
トシ「……」フッ
良子「最初はなし崩しでしたが……今は違います。
京太郎「戒能、さん?」
良子「私が、須賀君……貴方を、助けたいんです」ジッ
京太郎「……ふぇあっ!?」カァッ
良子「だから、生身に戻るまでは……い、一緒にいてもらいます」カァッ
京太郎「は……はぃ」
良子「よ、よし! では二人で考えましょう! 須賀君の、やり残したこと、やりたいこと!」
京太郎「んっ……」コクリ
トシ(やれやれ……やれやれだよ、やれやれ)
157 :
◆Bc4KZX4MNU
[saga]:2020/08/24(月) 23:41:43.39 ID:ecS4atmg0
―――【帰り道】
京太郎「う〜む」
良子「ふむ、やはり思いつきませんか?」
京太郎「思いつきすぎるっていうか……」
良子「oh……なるほど」
トシ「かたっぱしからやってってみれば?」
京太郎「え、い、いやでもっ!」
良子「それです!」
京太郎「まさかの乗り気!? 大量っすよ!?」
良子「インディード、当然です」
京太郎「え〜」
トシ「例えば? 言いにくいってことは……美人とデート、とか?」ケラケラ
京太郎「え、あ……え〜」メソラシ
良子「……は、はやりさんとか見えないものですかね」
京太郎「い、いやそういう問題ではなく」
良子「?」
トシ(ふっ、我ながらナイスサポートしてしまったようだね)
京太郎「そ、その……と、とりあえずそれは置いといて
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