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【安価コンマ】箱庭系萌えソシャゲの世界へ異世界転移Part2【オリジナル】
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196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 23:33:59.70 ID:y9QLT3cN0
家の空きが2つしかないから一先ず2連、その後家拡張してからもう1回になるかな。
197 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/17(金) 23:34:56.19 ID:razALIDjo
■ 精霊召喚 / 種
あなたは掌に種を乗せて考えました。
種は三つ。
銀の光を纏う物。
金の光を纏う物。
そして、虹の光を纏う物。
この生活始まって以来の種の数です。
残念ながら、現状これを全て同時に使う事は出来ません。
家の二階には空き部屋がありますが、その数は二つ。
一つばかり足りません。
さて、どうしたものでしょうか。
198 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/17(金) 23:36:56.34 ID:razALIDjo
◆ 倉庫
『輝く種 x1』 (ノーマル〜)
『奇跡の種 x1』 (レア〜)
『天命の種 x1』 (Sレア〜)
『選択肢』
◆ 精霊を召喚する (使う種を1〜2個指定して下さい)
◆ 今回はやめておく
◆ ○週間保留する (2〜4週間の自由指定 保留中はこの選択が発生しません)
>>下2
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 23:37:34.61 ID:1gAhiw1FO
とりあえずレアなのから使うでいいんじゃない。恩恵得られるんだし
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 23:38:08.33 ID:x7pGZ1O0O
天命だけ残してつかお
201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 23:38:13.68 ID:Js2b5Z2ao
奇跡の種と天命の種を使う
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 23:38:51.95 ID:y9QLT3cN0
先に天命と奇跡の種を使う。
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 23:39:41.40 ID:x7pGZ1O0O
ごめん…レア系は最後のお楽しみにしたい人なんだ…
204 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/17(金) 23:40:06.55 ID:razALIDjo
(わかる)
205 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 23:41:43.54 ID:EW+8b+c10
わかる
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 23:41:44.02 ID:bZZM30q/o
(まとめて使たいのでとっておく派)
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 23:42:43.15 ID:kagb5cVnO
ぐうわかる
208 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/17(金) 23:43:11.59 ID:razALIDjo
あなたは心を決めました。
掌に乗る種の内、虹色だけをそっと引き出しに仕舞います。
最大の貴重品は後のお楽しみに。
子供が遠足のお弁当でハンバーグを最後に残すような気持ちです。
さて、召喚するとなれば――宗教のお時間です。
209 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/17(金) 23:51:54.75 ID:razALIDjo
ふぅ、と。
あなたは一人、地下で静かに息を吐きました。
今回は精霊達を伴ってはおりません。
何故ならば……今は深夜であるからです。
一部の界隈で語られる噂には、こういうものがあります。
曰く、ガチャにはタイムテーブルがある。
時間によってレアリティの偏りは変化するのだ、と。
過去の経験から言えば、あなたにとっての最良の時刻は深夜二時。
時計が存在しないこの家では正確な時間は分かりませんが、恐らく近しい時間帯でしょう。
眠気と腹具合、二つの体内時計により、あなたは当たりをつけました。
そうして息を完全に整え、召喚に踏み切ります。
握った拳が開かれ、種が落ち、そして発せられた光は――。
>>下1 コンマ判定 / 輝く種
01〜50 ノーマル
51〜85 レア
86〜00 Sレア
ぞろ目 SSレア
>>下2 コンマ判定 / 奇跡の種
01〜50 レア
51〜85 Sレア
86〜00 SSレア
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 23:52:03.83 ID:kagb5cVnO
あ
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 23:52:13.92 ID:Js2b5Z2ao
あ
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 23:52:52.54 ID:kagb5cVnO
ええやん
213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 23:53:00.36 ID:wTb1XZ0Co
大豆ちゃん……
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 23:54:04.06 ID:pLMqNqE40
やっぱり深夜2時教がナンバーワン!
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 23:54:05.00 ID:bZZM30q/o
これは御遣いの反応が楽しみ
216 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/17(金) 23:58:50.39 ID:razALIDjo
かぁん!
その音に、あなたはまず頷きました。
レア以上を確約する奇跡の種が含まれる以上、音の一つは必ず鳴ります。
かぁぁん!
更に続いた、より高い音にあなたは拳を握りました。
召喚陣の光は眩い金色に染まっています。
Sレア。
あなたが過去に手にした事がある最大のレアリティです。
やはりタイムテーブルなのだ。
深夜二時教こそがナンバーワン!
全く小躍りしたい気分でした。
現れる精霊に変に思われたくはないのでそれは抑えましたが、頬の緩みは止まりません。
――が。
次の瞬間、あなたは表情を失って、パカリと間抜けに口を開けました。
召喚陣の光が消え失せたのです。
217 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 00:04:41.97 ID:cNfTIDcwo
「……えっ?」
あなたは困惑しました。
突然召喚が止まったのだから当然です。
もしや何かの不具合か?
種を二つ同時に使ってはいけなかったのか?
混乱する頭に、その時ふと、微かな既視感がよぎりました。
どこかで、あなたはこの光景を見た覚えがありました。
記憶を必死に探り、それは何だったかと考えて。
やがてその答えに辿り着きます。
これはそう。
動画サイトで暇つぶしに、あるいは祈願のために何度か見た。
「大勝利」ガチャ観戦動画と同じ演出では――。
そう思い至ると同時に、世界は光に満ちました。
218 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 00:08:49.71 ID:cNfTIDcwo
召喚陣より真っ直ぐに出で。
遥か天を貫かんと伸びる、虹の光。
それを前にあなたは、一筋の涙を零しました。
あぁ、と。
かつてない達成感によって。
(今なら認めても良い)
そうしてあなたは他者を認める心を得ました。
幾度と無く投げかけられ、幾度と無く否定したその言葉を。
あなたは今、驚く程優しい気持ちで肯定するのです。
(――確率は、収束するんだ)
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 00:14:08.63 ID:J8mwthmTO
たかだか数回で収束とか言っちゃうあたり無課金っぽさある
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 00:18:30.30 ID:fjuuC9F7o
収束など個人レベルではしない
しないんだよ……
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 00:19:56.27 ID:6s9wPkMiO
レスからガチャの闇が溢れてますねぇ…。
222 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 00:24:46.61 ID:cNfTIDcwo
あなたは涙を拭い、己をしっかりと立たせました。
その一瞬で、全ての気持ちを切り替えます。
新しい仲間に恥ずかしい所を見せる訳にはいきません。
虹の光はその輪を広げました。
世界全てに、祝福の雨として散るように。
同時にこの地に根を下ろした精霊は、さて――。
>>下1 コンマ判定 レア
01〜10 カボチャ
11〜20 梨
21〜30 ショウガ
31〜40 アスパラ
41〜50 ゴボウ
51〜60 ワサビ
61〜70 リンゴ
71〜80 ナス
81〜90 柚子
91〜00 ライム
>>下2 コンマ判定 SSレア
01〜20 コーヒー
21〜40 コショウ
41〜60 カカオ
61〜80 タバコ
81〜00 カボチャ(期間限定版)
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 00:24:58.40 ID:DKIjpusV0
ガチャには人生の大切なすべてのことがつまっているんだ
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 00:24:59.48 ID:ICBewkhfo
q
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 00:25:05.63 ID:VCCp3/BDO
はい
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 00:26:02.92 ID:E51RtYhUo
アスパラ
カカオ
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/18(土) 00:28:27.38 ID:XKtkgExI0
カカオとかさらに南米っぽさが増していく
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 01:12:58.05 ID:9IionOYzO
パラガスでございます…
229 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 01:20:01.17 ID:cNfTIDcwo
まず一人。
先に歩み出たのは、長身の美女でした。
引き締まった体躯を騎士風の礼服で覆い、僅かなブレも無く直立した姿。
短髪の下に輝く鋭い瞳はあなたを推し量るようで、気を張っていなければ一歩後ずさっていたかも知れません。
腰には何故でしょうか細い剣、レイピアらしき物を提げて、その姿は完全に物語の騎士を思わせます。
思わず唾を飲み込んだあなたの前で……彼女はニカリと笑いました。
「アスパラガスの精霊、ラスペル。
召喚によりまかり越しました。
これよりは貴方を、主と呼ばせていただきましょう」
そうしてあなたの手を握り、ぶんぶんと上下に振ります。
「何がいけないのか良く堅物と誤解されますが、私自身はそう思ってはおりません。
気軽に接していただけると嬉しく思います」
そんな挨拶に、あなたは勿論これからよろしくと返しました。
230 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 01:20:28.15 ID:cNfTIDcwo
そして二人目。
しゃなり。
そんな音を伴いそうな動作で現れたのは、白い肌の少女。
黒の修道服に包まれた体は清貧そのもの。
神聖と貞淑の象徴を纏うに相応しい慎ましやかさでした。
「カカオの精霊、ショコラです。
あなたがご主人様……ですね?」
あなたが頷くと、ショコラは嬉しそうに駆け寄ります。
ゆったりと広がったウィンプルから零れる波打った濃い茶色の髪は揺れ、どこか甘く誘うよう。
ショコラはあなたの前で正式な祈りの形に手を組み、聖句を唱えます。
それは一分の綻びも無い完璧な信仰として、あなたの目には映りました。
「世に愛を。
偉大なりし母の命に従い、私の全てを捧げます。
共に、遍く命の救いとなりましょう」
握手のためにと差し出したあなたの手を両手で包み、柔らかく控え目に、しかし年頃の少女らしい華やかさで、ショコラは微笑みました。
231 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 01:23:23.06 ID:cNfTIDcwo
遅れて申し訳ない。
最初の挨拶はやっぱキャラ固め切れてないから一番辛し。
続きは明日やります。
おやすみなさい。
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 01:26:26.08 ID:9IionOYzO
乙
遂にSSR登場か…胸が熱いな
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 01:26:27.01 ID:fjuuC9F7o
乙〜
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 01:53:02.13 ID:bT3nIgqvo
おつう
やっぱSSRだと嗜好品とかなのね
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 03:05:57.51 ID:hXv0xNfP0
(カカオが博物館ではありませんように)
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 08:30:35.00 ID:II0Ho4nDO
あぁ女神様バレンタインイベントのために砂糖をください(サトウキビの召喚でも可)
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 15:01:20.75 ID:clYhuu+u0
養蜂とか出来たら良いなあ
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 16:22:08.47 ID:ypgav9kY0
>>237
妖精の店に頼めばなんかしら作ってくれんじゃね?
239 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 19:16:02.26 ID:cNfTIDcwo
■ ゲームのヒント
『家具』
あなたの家に設置されている特別な家具を指す。
表示されていない部分でも「極普通の木製テーブル」や「極普通の木製シングルベッド」のような物はある。
また、誰かが花瓶に挿した花を飾るぐらいはしているかも。
それ以外は初期状態では殺風景。
増やすには「妖精のお店」での購入を行えば良い。
家具は日常描写に影響し、あなたと精霊達を日々楽しませる事となる。
いちゃらぶのシチュエーションを直接的に増やす手段と言える。
増築によって生えた展望台や風車小屋でスピナといちゃえろ過ごした日や、二階の物置でさくちえに性教育した日を思い返すと多分分かりやすい。
家具は特注(自由記述)する事もできる。
養蜂箱なんかも勿論可能。
その場合、あなたの家庭ではハチミツをある程度自由に使えるようになる。
ちびっこ達がハチミツをたっぷり使ったお菓子に喜んだり、蜂のお世話に謎の情熱を燃やす子が生まれたりするかも。
240 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 19:16:46.86 ID:cNfTIDcwo
週末恒例の残業です。
多分10時になりますが、その分長くやります。
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 19:41:08.22 ID:ypgav9kY0
「残業頑張ってくださいね!待ってます!」キョルン
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 20:12:29.87 ID:EFgsWNrMo
展望台と風車は生えたものなのか……
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 20:52:10.75 ID:gPui3oPA0
次の施設拡張ではいったい何が生えてくるのだろうか…
244 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 22:11:38.58 ID:cNfTIDcwo
「おや、真っ暗。
随分遅い時間の召喚だったんですね」
「ちょっとお祈りの都合で。
変な時間でごめん」
そういう事なら仕方ない。
ラスペルはカラリとした笑みであなたの謝罪を容れました。
ちょっとした失敗です。
宗教に囚われる余り、呼び出される側の事が考えから抜けていたようです。
今は午前二時を回った所。
これでは明日からの新生活は少々ズレたリズムから始まってしまいます。
また、今後についての説明もあくびを噛み殺しながらの物となります。
すっかり染み付いた早寝早起きの習慣があなたを苛みました。
「都合が悪ければ明日でも構いませんよ」
ラスペルはそう言ってくれますが、そういう訳にもいきません。
最低限の話はしておかなければならないのです。
呼び出して早々、じゃあ明日まで寝てて、も無いでしょう。
245 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 22:24:41.79 ID:cNfTIDcwo
そこに、修道服の少女ショコラも戻ってきました。
手には燭台を携え、ローテーブルの上に置かれた同じ物と合わせて光源が倍に。
とはいっても深夜に燭台二つではたかが知れているのですが。
「お待たせしてすみません。
我らが母への報告は、無事に終わりました」
ショコラが立ち寄っていたのは礼拝堂でした。
地下から一階に上がるや否や、彼女は女神像に祈りを捧げたいと要望したのです。
無事に御使い様の元へ召喚された事の感謝を伝えたい、との事でした。
断る理由も無く、あなたは快く承諾して礼拝堂の場所を教えました。
二人に出す茶の用意をしたかった事もあり、準備時間にちょうど良かったのもあります。
さて、これで新たな二人が揃いました。
ソファに並んで座ったラスペルとショコラを、あなたは改めて歓迎します。
246 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 22:40:04.83 ID:cNfTIDcwo
説明はほんの僅かで終わりました。
今はあなた達三人の他は寝静まり、誰も起きてくる事は無いでしょう。
となれば恒例の当番決めなども出来ません。
この家で皆がどう暮らしているかを掻い摘んで語る程度が精々です。
話はすぐに雑談へと切り替わりました。
「はぁー、なるほど。
男冥利に尽きるというやつですね。
私達もその内美味しく頂かれるかと思うと、楽しみなような恐ろしいような、何とも言えない気分です」
「素晴らしい事ではありませんか。
愛を知り、愛を振り撒く。
ご主人様はまさに母の教えの体現者と言えましょう」
なお、内容は猥談でありました。
精霊達の生活、と聞いたラスペルが好奇心に任せて突っ込んできたお陰で、今やこうなっています。
そういえばそうだった、とあなたは額を抑えました。
女騎士めいた装いのラスペルは、自己申告通り緩く軽い性格をしています。
普通の女性ならば赤面するような、あるいは悪戯心を働かせるような話題であっても、平然と口に乗せてしまうのです。
そのために不名誉なあだ名を貰っていた事もついでに思い出しましたが、失礼な思考なので勿論切り捨てます。
ショコラの方はといえば……残念ながらあなたは良く知りません。
自力でSSレアを引けた時のためにと、ネタバレになるような情報は極力避けていたためです。
様子を見た限りでは、どうやらいかにも信仰篤い少女のようでした。
あなたの生活ならぬ性活に感心している辺りに捨てたはずの常識が違和感を訴えますが、この世界では特段おかしい事ではありません。
特に精霊にとっては。
247 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 22:55:32.87 ID:cNfTIDcwo
「あぁ、でも決め付けはいけませんね。
抱かれると決まったわけでもありませんし。
どうなんでしょう。
主は私に欲情できそうですか?」
ラスペルは更にあなたをつつきます。
対面へ座るあなたへと流し目らしきものを寄越しつつ、問いかけました。
やたらストレートで悪意の無さそうなそれに、あなたはふむと考えます。
改めて見るラスペルに相応しい形容は「格好良い」という物でしょう。
可愛らしいはまず合いませんし、美しいならば当てはまりますが、それよりも先に凛々しさが先立ちます。
また、女性としては相当な長身で、目線の高さがあなたとほぼ変わりありません。
肉体的にも鋭く引き締まり、ショートヘアと騎士風の礼服も相俟って「男装の麗人」といった風情です。
つまりは。
「不満が出る理由は無いよ。
ラスペルがそういう関係を求めてくれるなら、こっちは幾らでもいける」
口笛が鳴りました。
ラスペルが口を尖らせ、楽しそうに一吹きしたようです。
「流石。
では是非ともそういう気にさせて下さい」
ラスペルはくつくつ笑います。
同時に長い脚を組み、背もたれにゆったりと体を預けます。
余裕ある大物じみたその姿は、なんとも彼女に似合っていました。
248 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 23:09:08.24 ID:cNfTIDcwo
「私の方はいかがでしょうか?」
今度はショコラです。
流石にあなたも慣れたものでした。
そう来るだろうなと当然思っていたので、もう何ともありません。
伊達に六人の精霊と暮らしてはいないのです。
あなたはショコラの、実に慎ましい姿を眺めました。
白い肌の体は、どこもかしこも細く作られていました。
抱き締めれば折れてしまうのではないかとさえ思えます。
余分な肉はまるで見当たらず……そして男を誘うための部位もぺったんこでした。
正確には、幾らかはあるかも知れません。
殆ど完全な平地と呼んで良いさくらやちえりと比べれば、もう少し隆起している可能性はあります。
逆に言えば、あの幼い双子が比較対象に出される程度の慎ましさでした。
そういう体を黒い修道服でぴったり隠し、聖性と貞淑、二つの言葉が実に似合う姿です。
彼女へ向く男の意思など決まったようなものでした。
「清らかな物ほど汚したくなる。
そういうものでしょう、主」
「そういうものなのですか?」
そういうものです。
代弁したラスペルに同意し、あなたはしっかり頷きました。
隠された物こそ暴きたくなるものです。
ウィンプルの前面と側面から零れたチョコレート色の、緩やかに波打ったセミロングの髪。
そういった宝物の存在を示唆されていれば尚更でした。
「なんと光栄な事でしょう。
……常に身を清めるよう、心がけておきますね」
249 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 23:15:11.95 ID:cNfTIDcwo
神に仕える修道女が、男に求められる事を光栄と称する。
それも、まだ十代の中ほどの少女が。
そこにあなたは苦笑しました。
以前の世界では到底お目にかかれません。
これこそが常識の差なのだと、あなたは改めて目に焼き付けます。
さて、彼女達からの質問にあなたは答えました。
その逆。
何か聞いておきたい事があれば雑談の種とするのも良いでしょう。
>>下1 質問があればどうぞ(二人に同じ質問でも、一人ずつに別個の質問をしても構いません。沈黙を選ぶ事もできます)
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 23:19:03.52 ID:gPui3oPA0
そろそろ家を増築しようと考えてるんだけど、二人は欲しい施設とかある?
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 23:19:43.01 ID:FjCrSwEc0
何か言っておきたいことはあるか
252 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 23:29:24.79 ID:cNfTIDcwo
「そろそろ家を増築しようと考えてるんだけど、二人は欲しい施設とかある?」
あなたは二人の希望を聞いてみる事としました。
まとまった金銭が手に入り、実際増築を考えているのです。
折角ですからそこに希望を織り込んでも良いでしょう。
その問いに先に答えたのは、ショコラの方。
「いいえ、何もありません。
礼拝堂と寝床さえあれば私は十分です」
淡く笑みながら彼女はそう言いました。
修道女から連想される姿のまま、清貧な答えです。
253 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 23:40:30.20 ID:cNfTIDcwo
対してラスペルは明確な答えを返しました。
「私は遊技場が良いですね。
召喚されたからには、どうせなら賭け事の一つもしてみなければ」
なるほど、こちらも似合いでした。
あなたの脳裏には余裕の表情でカジノのチップを積み上げるラスペルの姿が描かれました。
焦ったディーラーがイカサマに走り、それを見事に見抜いて出し抜くまでの流れと共に。
勿論、家族間で行うトランプ遊びや何やらでそこまでなる事は無いでしょうが。
あなたは忘れないよう心に留めました。
次回の増築の時、彼女の要望を通すのも悪くありません。
カードの他にも、ダーツやビリヤードなど、ちょっとした楽しみの時間は間違いなく増えるでしょうから。
254 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/18(土) 23:53:14.36 ID:cNfTIDcwo
その辺りで、あなたの眠気はそろそろ限界に達しました。
ひときわ大きなあくびが止める間もなく漏れ、瞬いた目を開けるのが億劫になってきています。
あなたは二人に露天風呂と二階の部屋を案内しました。
残りの話は皆が揃ってから。
それまでは休んでいてもらう他ありません。
申し訳ないと再び頭を下げるあなたを、二人は快く許してくれました。
夜更かしのツケは、翌日に見事に支払う羽目になりました。
目が覚めたのは皆の朝食が終わった少し後。
気まずい気持ちで居間に入ったあなたを迎えたのは、早速二人と打ち解け始めた、あなたの家族達だったのでした。
255 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 00:02:54.01 ID:wy/HjjhPo
(出さなきゃいけない情報なのにずっと忘れてたやつ)
■ 今週の領地変動 / 詳細
◆ 領地状況
『生活』 現状を維持しています。
『健康』 僅かに減少しました……。
『嗜好』 減少しました……。
『文化』 僅かに成長しました。
◆ 嗜好品(自領)
『トウモロコシ』を用いた酒造りが研究されています。
『サクランボ』の栽培が行われています。
『タコス』が流行しています。
◆ 嗜好品(流入)
『砂糖菓子』が高級贅沢品として極一部で取引されています。
『サトウキビ』の栽培研究が行われています。
『チーズ』が高級贅沢品として極一部で取引されています。
『コーヒー』が高級贅沢品として極一部で取引されています。
◆ 文化(自領)
『運動場』が整備されています。
『猫の居る広場』が整備されています。
『彫金細工』が流通しています。
◆ 文化(流入)
『楽団』が小規模な活動を行っています。
『劇場』の建設計画が議論され始めています。
『牧場』の建設計画が議論され始めています。
256 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 00:03:59.04 ID:wy/HjjhPo
■ 10月 1週目
◆ 領地状況
『生活』 ☆☆☆
『健康』 ☆☆☆☆☆☆
『嗜好』 ☆
『文化』 ☆☆
◆ 作付状況(4/4) 拡張費用 『2000金貨』
『畑@』 トウモロコシLv6 生活+3 文化+1 65金貨/週 +10
『畑A』 ホウレンソウLv10 健康+7 文化+1 75金貨/週 +10 ※ 交易中 ※
『畑B』 トマトLv3 健康+1 文化+2 45金貨/週 +10
『畑C』 サクランボLv5 嗜好+3 50金貨/週 +10 ※ 交易中 ※
◆ 待機作物リスト
キャベツLv3 健康+2 40金貨/週
アスパラガスLv1 健康+2 35金貨/週
カカオLv1 健康+1 嗜好+3 文化+1 60金貨/週
◆ 精霊リスト(7/7) 拡張費用 『1200金貨』
『ロコ』 N+ トウモロコシの精霊 好感度 63/100
『スピナ』 R+ ホウレンソウの精霊 好感度 100/100
『さくら&ちえり』 R サクランボの精霊 好感度 53/60
『ルシュ』 N キャベツの精霊 好感度 34/60
『マト』 R トマトの精霊 好感度 39/60
『ラスペル』 R アスパラガスの精霊 好感度 10/60
『ショコラ』 SSR カカオの精霊 好感度 10/60
◆ フレンドリスト
『南方の御使い ユーリ』 欧風文化 友好度37
『草原の御使い フィオ』 ??文化 友好度10
『山岳の御使い レーヴェ』 ??文化 友好度10
『離島の御使い イブキ』 ??文化 友好度10
◆ 倉庫
『2396金貨』
『天命の種 x1』
◆ 家具
『三人がけソファセット』
『源泉掛け流し露天風呂』 ※ 混浴解禁 ※
257 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 00:05:23.31 ID:wy/HjjhPo
■ 新規クエスト
◆ メインクエスト 『聖域は愛に満つ』
『生活』が☆☆☆以上
『健康』が☆☆☆以上。
『嗜好』と『文化』の合計が☆☆☆☆☆☆以上。
精霊の好感度の合計が500以上。
上記の条件を満たした状態で月末を迎える。
◆ サブクエスト 『南方の御使い-2』
「南方の御使い ユーリ」の友好度が60以上。
上記の条件を満たした状態で週を跨ぐ。
◆ サブクエスト 『鋼の少女』
「領主の館」への外出回数が2回以上(0/2)
「?????」を召喚済み。
上記の条件を満たした状態で月末を迎える。
◆ サブクエスト 『愛の日、その顛末』
「ショコラ」を召喚済み。
上記の条件を満たした状態で、2月2週目を迎える。
◆ キャラクタークエスト 『泰然自若』
「ラスペル」の好感度が40以上。
過去にウリボーの被害が発生した事がある。
上記の条件を満たした状態で、ラスペルとの交流を行う。
◆ キャラクタークエスト 『罪深き者』
「ショコラ」の好感度が40以上。
カカオを過去に作付した事がある。
町に「牧場」が建設済み。
町に「羊毛」が流通している。
上記の条件を満たした状態で、ショコラとの交流を行う。
258 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 00:06:06.32 ID:wy/HjjhPo
■ 待機イベント一覧
◆ メインクエスト 『聖域は愛に満つ』
『生活』が☆☆☆以上
『健康』が☆☆☆以上。
『嗜好』と『文化』の合計が☆☆☆☆☆☆以上。
精霊の好感度の合計が500以上。
上記の条件を満たした状態で月末を迎える。
◆ サブクエスト 『南方の御使い-2』
「南方の御使い ユーリ」の友好度が60以上。
上記の条件を満たした状態で週を跨ぐ。
◆ サブクエスト 『鋼の少女』
「領主の館」への外出回数が2回以上(0/2)
「?????」を召喚済み。
上記の条件を満たした状態で月末を迎える。
◆ サブクエスト 『愛の日、その顛末』
「ショコラ」を召喚済み。
上記の条件を満たした状態で、2月2週目を迎える。
◆ キャラクタークエスト 『褐色の誘い』
「ロコ」の好感度が80以上。
「快適ダブルベッド」を購入済み。
上記の条件を満たした状態で、ロコとの混浴を行う。
◆ キャラクタークエスト 『楽園の夜』
「スピナ」の好感度が80以上。
「快適ダブルベッド」を購入済み。
上記の条件を満たした状態で、スピナとの交流を行う。
◆ キャラクタークエスト 『わかってきたわ、わかってきたの』
「さくら&ちえり」の好感度が40以上。
サクランボを作付している。
上記の条件を満たした状態で、さくら&ちえりとの交流を行う。
◆ キャラクタークエスト 『目には目を、歯には歯を』
「ルシュ」の好感度が40以上。
「ルシュ」の召喚から1ヶ月以上が経過している(8月3週召喚)
上記の条件を満たした状態で、ルシュとの交流を行う。
◆ キャラクタークエスト 『精霊をダメにするあなた』
「マト」の好感度が40以上。
「精霊をダメにするクッション」を購入済み。
上記の条件を満たした状態で、マトとの交流を行う。
◆ キャラクタークエスト 『泰然自若』
「ラスペル」の好感度が40以上。
過去にウリボーの被害が発生した事がある。
上記の条件を満たした状態で、ラスペルとの交流を行う。
◆ キャラクタークエスト 『罪深き者』
「ショコラ」の好感度が40以上。
カカオを過去に作付した事がある。
町に「牧場」が建設済み。
町に「羊毛」が流通している。
上記の条件を満たした状態で、ショコラとの交流を行う。
259 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 00:07:17.30 ID:wy/HjjhPo
■ 今週の行動選択 / 雑事
『選択肢』
◆ 作付変更
◆ 施設拡張
◆ 妖精のお店
◆ 何もしない
>>下1
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/19(日) 00:07:38.01 ID:WpfP1GzaO
お店
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 00:09:35.13 ID:ttJu9Ke4o
ウリボー牧場?博物館コースかな?
262 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 00:15:52.89 ID:wy/HjjhPo
あなたは家を見渡しました。
……何とも言えず、殺風景です。
勿論、何も無い訳ではありません。
ローテーブルを囲むソファの一角は皆の憩いのスペースですし、窓際には小さな鉢植えも飾られています。
しかし、最低限の家具ばかりでは誤魔化しきれない部分も多々あります。
そろそろ家具を追加しても良い頃だろう。
そう判断したあなたは、いつものように金貨を放り投げました。
「うひゃーい!」
「きょうもすてきないろつやねぇ」
「これはこれはみつかいさま、いかなごよーけんでー?」
途端に現れるのは、これまたいつもの顔ぶれです。
金貨を体いっぱい使って抱いてご満悦。
そんな妖精達にあなたは交渉を持ちかけました。
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 00:17:11.48 ID:RwIk3Pt90
畑を考えてひとつだけ買うか、増築分だけ考えて多目に買うか、悩みどころやね。
264 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 00:20:31.60 ID:wy/HjjhPo
どさっと置いたのは金貨の入った袋です。
中身は百枚。
家具一つにはお高いですが、彼らの腕を考えれば適正価格という所でしょう。
「あぁ、なんてはっぴーなじゅうりょうかん……」
「でも、きんかのうみでおよぐには、ちょっとたりないこのかんじ」
「……もーひとこえ?」
あなたは苦笑し、袋を一つ追加しました。
妖精達は歓喜に踊り、どんな家具でもお作りしますと請け負います。
この分ならば、まず手を抜かれる事も無さそうでした。
■ 家具は一つ 『200金貨』 で購入できます。
265 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 00:21:36.22 ID:wy/HjjhPo
◆ ひろびろダイニングテーブル
大家族向けの大型ダイニングテーブル。
熟練の職人妖精による丈夫な作り、十人乗っても大丈夫。
『パーティー』が解禁されます。
◆ 快適ダブルベッド
一人寝が寂しいあなたに。
余裕をもったワイドダブルサイズで三人ぐらいはぐっすり快適。
『ピロートーク』『朝チュン』が解禁されます。
◆ どっしりバーキャビネット
重厚感ただよう木製キャビネット、大人の夜のお付き合いに是非おひとつ。
なお、お酒は付属しておりませんので各自ご用意ください。
『飲酒』が解禁されます。
◆ 大容量本棚
小説、絵本、詩集がどっさり付属したお得な一品。
あなたもこの機会に、読書を始めてみてはいかがでしょう。
◆ 大きなのっぽの柱時計
ちゃんと動きますし鳩も出ます。
家族の時間を共に刻む、素敵なおじいちゃん時計。
◆ 精霊をダメにするクッション
あー、ダメダメ、快適すぎます。
あの子やその子の意外なダメっぷりが見れるかも知れませんが中毒性に注意です。
◆ 不思議な絵画
その日の気分によって自分を描き変えるちょっと変な絵画。
時々リアルな裸婦画になって気まずい雰囲気を漂わせる以外は全く無害です。
◆ アロマディフューザー
ア ロ マ デ ィ フ ュ ー ザ ー 。
蒸し蒸し。
精霊召喚に何らかの影響があるとの噂があったりなかったり。
◆ お洒落な出窓
居間の窓を出窓に改造。
お花なんか並べてちょっと気取ってみませんか?
◆ ロッキングチェアwithウッドデッキ
ちょっとお洒落な空間をトトンと増築。
素敵な昼下がりのお昼寝にオススメ。
◆ その他 (自由記述)
妖精さんはとっても器用。
欲しい家具があれば特注しちゃえば良いのです。
266 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 00:23:37.55 ID:wy/HjjhPo
>>下2
購入する家具を選択して下さい。
家具は一度に 「三つ」 まで購入可能です。
何も買わずに終わらせる事もできます。
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 00:24:06.37 ID:RwIk3Pt90
ダブルベッド、バーキャビネット、クッションを購入
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 00:24:09.90 ID:DJV35RnVo
かそくした
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 00:24:15.63 ID:ttJu9Ke4o
クッション、テーブル、アロマ
270 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 00:37:27.82 ID:wy/HjjhPo
あなたは三つの家具を購入しました。
恐ろしい程に柔らかく体を包んでくれる、巨大クッション。
総勢九人となった一家全員でパーティーを開いても足りる程の、大型ダイニングテーブル。
そして……。
(……アロマディフューザー)
です。
あなたの目の前、妖精さんの謎の技術でミストを発するそれは、良い香りを部屋中に届けてくれます。
心安らぐリラックス効果も高いそれは、しかし真価は他にありました。
これにはガチャに関する都市伝説があるのです。
アロマディフューザーで緑色の人物を蒸す事で、望む結果を引き当てられるのだと。
あなたはそっと、談笑する家族を眺めました。
緑に該当するのはスピナ、ルシュ、ラスペル辺りでしょう。
特に助手ポジションに適正が高そうで髪まで緑なルシュが恐らく最適です。
次回の祈りの形は決まりました。
ルシュには苦労をかけるやも知れませんが……必要な犠牲というものです。
あなたは心の中で、そっと彼女に頭を下げました。
271 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 00:43:00.06 ID:wy/HjjhPo
■ アロマディフューザー
ある程度のガチャの操作が可能となる。
希望するレアリティの当選確率を引き上げ、それ以外を引き下げる。
希望レアリティが低い程、大きく確率が変動する。
例1)
「輝く種」を使ってノーマルを希望 → 通常は01〜50のところ、01〜80でノーマル当選
例2)
「輝く種」を使ってSレアを希望 → 通常は86〜00のところ、76〜00でSレア当選
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 00:48:48.12 ID:adORig/5o
不憫だとは思う
でも蒸すならどう足掻いてもルシュなんだよなぁ(諦観)
273 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 00:51:34.13 ID:wy/HjjhPo
■ 今週の行動選択 / メイン
購入した家具の内、最も好評だったのはクッションでした。
特にちびっこ達に大人気です。
今もうつ伏せに埋もれたマトを挟み込むように双子が飛び込み、わちゃわちゃと騒いでおりました。
これは取り合いが起きるかも知れません。
あなたはそっと妖精をもう一度呼び寄せ、オマケとしてもう一つ同じクッションを要求しておきました。
新しく二人も増え、聖域はまた一段賑やかになっていきそうです。
そんな週をどう過ごすか、あなたはのんびり考えました。
274 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 00:52:07.96 ID:wy/HjjhPo
『選択肢』
◆ 精霊との交流
◆ 精霊召喚 (選択不可/人数制限)
◆ 文通
◆ 外出
>>下1
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 00:53:04.74 ID:Sm4ewffcO
交流
276 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 00:55:08.87 ID:wy/HjjhPo
■ 精霊との交流
◆ 精霊リスト(7/7) 拡張費用 『1200金貨』
『ロコ』 N+ トウモロコシの精霊 好感度 63/100
『スピナ』 R+ ホウレンソウの精霊 好感度 100/100
『さくら&ちえり』 R サクランボの精霊 好感度 53/60
『ルシュ』 N キャベツの精霊 好感度 34/60
『マト』 R トマトの精霊 好感度 39/60
『ラスペル』 R アスパラガスの精霊 好感度 10/60
『ショコラ』 SSR カカオの精霊 好感度 10/60
※ 同時に二人までを指定できます ※
>>下1〜3まででコンマが中間のもの コンマ被りの場合は仲間外れが当選 全部被りは都度処理
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 00:55:30.03 ID:6VrDcVfsO
ラスペル、ショコラ
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/19(日) 00:55:30.26 ID:RwIk3Pt90
ルシュ マト
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 00:56:13.61 ID:ttJu9Ke4o
マト、ショコラ
280 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 00:57:40.14 ID:wy/HjjhPo
■ 交流対象決定
ルシュ & マト
281 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 01:16:57.48 ID:wy/HjjhPo
前回の約束より、一月が経ちました。
何の話かと言えば。
「宣言通り、今回は勝たせて頂きますよ」
やる気満々。
クイッと直したメガネも眩く光る。
優等生タイプのアウトドア派、ルシュとの再戦の約束です。
今回の彼女は随分と自信があるようです。
それもそのはず。
畑仕事と家事の合間を縫って体力作りに励むのを、あなたは時折目にしていました。
召喚されてすぐだった一月前とはまるで違う勝負になるでしょう。
「ふ、良い気迫である。
この私を立会人に争うのだ。
そうでなければ格が足りぬという物よ」
それをふんぞり返って、応援してるのかしてないのか良く分からないのがマトちゃん様です。
今日はどうやら御機嫌な尊大モード。
たゆんとしたお胸を張って元気いっぱいです。
なお、勝負に参加するかとあなたが誘った所、
「え、やだ……めんどい……」
とガッツリ素に戻って否定されたので、今回は審判としての参加です。
282 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 01:30:47.58 ID:wy/HjjhPo
「それで、一体何で競おうというのか。
私の目を楽しませるに足る物と、期待しても良かろうな?」
マトちゃんは赤い液体で満たされたグラスを片手に、片目を閉じて気取ったポーズで問いかけます。
そのグラスの中身がワインでも何でもなくトマトジュースだと知ってさえいなければ、もう少し決まって見えたでしょう。
後、どう考えても屋外でグラスを揺らした所で格好は良くありません。
そこが色々残念でありました。
ともあれ、あなたはルシュに目を向けます。
準備運動の屈伸をしていた彼女は、挑むように見返しました。
「御使い様の決定に従いますよ。
どうぞ、勝てそうだと思うものを選んでください」
「……へぇ、言うじゃないか」
「挑戦者はこちらですからね。
勝者への礼儀ぐらいは通しませんと」
完全に挑発でした。
互いにニヤリと獰猛に笑み、見詰め合います。
283 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 01:35:41.96 ID:wy/HjjhPo
ここは乗っておくべきでしょう。
きっとその方が面白いに違い有りません。
何せ遊びというものは、ムキになった方が余程楽しいのです。
>>下1 何で競う?(運動)
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 01:39:34.26 ID:UATMWCoDO
トライアスロン風
285 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 02:04:32.39 ID:wy/HjjhPo
あなたは腕を組んだ仁王立ちの姿勢を取りました。
そこから片腕だけをゆらりと上げ、パチンと指を弾きます。
「およびですかなー?」
妖精さんカモン! のポーズです。
やるからには全力でぶちかまそうと、あなたは彼らの投入を決定したのです。
あなたが選択した競技には欠かせない物があります。
自作するには少々どころではなく難しいのですが、妖精さんならばきっとどうにかしてくれるでしょう。
彼らの謎の技術でどうにかならない物はそう多くないはずです。
「自転車二つ、詳細はテレパシーか何かで読み取って!」
「あいよぉー」
そうして出来上がったのが、あなたの眼前に並ぶ二台となりました。
286 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 02:05:14.99 ID:wy/HjjhPo
意識ぶつぶつでクッソ眠いので途中ですがここで。
日曜使ってどうにかします、おやすみなさい。
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 02:07:00.72 ID:HUJrtCmu0
乙
自転車…まず乗れるのか?
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 02:11:51.53 ID:ttJu9Ke4o
乙〜
プールあったっけ?川や湖、海が近いとか
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 03:40:58.20 ID:Osn+eL2io
>>287
だからかてるんでしょ
さすがみつかいさまきたない
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 14:12:18.79 ID:RwIk3Pt90
うまくいけば今回でマトとルシュのキャラクエ条件達成できるけど、同じ組って連続で選択していいんだっけ?
291 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 16:25:23.29 ID:wy/HjjhPo
>>290
特に制限無いので大丈夫です
ずずいと6時からやっていきますねー
292 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 18:04:38.74 ID:wy/HjjhPo
●┃┃
━━━━ ● ● ● ● ● ● ● ● ●
●┃┃
「は、離すなよ!
絶対、絶対だぞぅ!」
「大丈夫大丈夫、ちゃんとついてくから」
さて、およそ30分後。
あなたはマトちゃんと自転車の練習を行っておりました。
は? 勝負?
そんなもの自転車で走り始めた直後に決着しました。
当たり前の事です。
何故って、ルシュは今まで自転車など見た事も聞いた事も無いのです。
バランスを取って走るなど出来る訳も無く、1m進んでは転ぶか足をつくか、を繰り返すばかり。
それを尻目にあなたは颯爽と離れた所にある川に向かい、結構な幅のあるそこを渡ってまた戻り、自転車を押しながら走り戻りました。
その途中で、ようやく転ばなくなったもののフラフラとスピードを出せない彼女へ軽快に片手を上げながらです。
敗北の可能性など有り得るはずもありません。
お前も悪い奴だなー。
いやいや真剣勝負とはこういうものだからね。
悪い笑顔で審判のマトとハイタッチを交わし、完全な勝利宣言です。
競技の決定権を手放した方が悪いのです。
293 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 18:07:16.60 ID:wy/HjjhPo
ルシュが戻るまでは相当かかるでしょう。
あの様子では未だに川に辿り着いているかも怪しい所です。
辿り着けても、疲労困憊では泳いでの往復と走っての復路も辛いはずです。
そもそも完全敗北が確定している状況ではモチベーションだって保てません。
途中で力尽きないか、という点に関しては妖精さんに緊急時の支援を頼んでおいたので万全ですが。
そういう訳で手持ち無沙汰となったあなた達は、ちょっと自転車の練習を始めたわけです。
挑発に乗った結果のノリで作った自転車ですが、これで中々良い遊びになりそうでした。
家と畑、それと丘以外に大した物の無い聖域でも、風を切って走るのは中々のもの。
いっそ全員分作るのも良いかも知れないとあなたは思いました。
問題となるのは一人で乗れるようになるまでの練習ですが。
「ちゃんといるか!? 掴んでるか!?」
「大丈夫大丈夫、ここに居るよー」
これさえ楽しいひと時です。
後ろを押さえず、真後ろをついて走りながらあなたは答えました。
掴んでるとは言ってないので嘘ではありません。
セーフセーフ。
294 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 18:07:49.10 ID:wy/HjjhPo
「ほ、本当に居るか!?」
「あっ」
と、残念ながらバレてしまいました。
必死にバランスを保ちながら、マトが顔だけ振り向いたのです。
見てしまえばそれまで。
あなたが自転車を支えていないのは一目瞭然です。
ぬわー!
妙な悲鳴を上げて、マトちゃんは自転車から放り出されました。
振り向いた事と、知ってしまった事実。
その二つがバランスを崩壊させたのです。
あなたは前方に飛び込んで、地面に転がる前に小さな体を掬い上げました。
咄嗟にマトもあなたに縋りつき、むにゅりと押し付けられたお胸が役得としてあなたを楽しませます。
295 :
◆qwMXGMSbw5bw
[saga]:2017/11/19(日) 18:08:42.27 ID:wy/HjjhPo
「ううう嘘つき! 嘘つき!
御使いのばか! あほ! えぇと、嘘つき!」
涙目でぽかぽかとあなたを叩くマトちゃんです。
罵倒のバリエーション不足にあなたは何となくほっこりしました。
キャラはどこかに吹っ飛んでいます。
まぁ、練習中に既に怪しかったのですが。
そんなマトに、あなたはごめんごめんと謝りました。
同時に赤い頭をよしよしと撫でながら。
しばらくの間唇を尖らせていたマトちゃんですが、やがて矛を収めてくれました。
「……これ、本当に乗れるようになんの?」
そして、自信無さげに自転車にジト目です。
でも実際問題無いでしょう。
マトちゃんの筋も中々良いのです。
やや頼りないよたよたした感じではありますが、もう乗れているのですから大した物です。
真っ直ぐに走れるようになるまで、そう時間はかからないでしょう。
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荒巻@中の人 ★
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