【安価コンマ】箱庭系萌えソシャゲの世界へ異世界転移Part2【オリジナル】

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296 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 18:20:05.82 ID:wy/HjjhPo

あなたがそう伝えようとした、その時。


「――コツを教えてあげましょうか」


背後から、何やら不吉な空気が漂いました。
297 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 18:27:56.39 ID:wy/HjjhPo

「必要なのはちょっとした勇気です。
 これはどうやらスピードを出した方が安定するようですので。
 思い切って踏み込む事が大切です」


それはまさしくコツそのものでした。
スピードに乗った自転車はしっかり安定しますし、そこからバランスの取り方を学ぶのもグッと楽になります。


「さ、流石。
 自分一人で気付くのは、な、中々出来る事じゃないよ」


ぎぎぎ、と音が出そうな動きであなたは振り返りました。
そこに居たのは、勿論。


「……御使い様程ではありません。
 今回のこれは予想外でした、えぇ、色々と。
 流石は御使い様です」


髪と服からポタポタと水を滴らせるルシュでした。

ひえっ、と腕の中から小さな音。
ともすればあなたも似た声を漏らしそうになります。

ニコニコとした笑顔のルシュは、それに十分な覇気を纏っていたもので。


「敗北が確実だったので帰りも自転車を使いましたが……構いませんね?」


競技者であるあなたと、審判であるマト。
二人は揃って頷くほかありません。
298 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 18:37:51.37 ID:wy/HjjhPo

「では、勝者の権利をどうぞ?
 私は敗者としてそれに従いますので」


自転車のスタンドを立てて、ルシュは言います。

表情は笑んだまま。
普段通り背筋が伸びた良い姿勢で。
ですが、メガネの奥で細められた眼と、放たれる雰囲気だけがゴゴゴと音を立てるようでした。

そんな彼女へと、あなたは命令しなければなりません。
前回、ランニングで勝利した時と同じく、です。



>>下1  何を命令しますか?
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 18:41:32.73 ID:JZqlg1Gi0
褒めてもらう
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 18:54:00.14 ID:89xT2bVDO
ヤベェ煽ってるようにしか思えない
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 19:01:45.43 ID:HHmwAVSXO
この鬼!悪魔!御使い!
302 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 19:12:51.74 ID:wy/HjjhPo

変な事を命令すればどうなるか。
あなたは想像し、ぶるりと震えました。
腕の中のマトも同じく、穏便に穏便にと視線でメッセージを伝えてきます。

しかし。

あなたはここで手を緩めてはならないと、逆に考えました。
あなたは勝者であり、ルシュは敗者なのです。
罰ゲームに手心を加えるのは何か違うでしょう。

覚悟を決めて、あなたは命令を口にしました。
出来る限り胸を張って、ルシュを煽りにかかります。

さぁ俺をもっと褒めるのだ。
ルシュを完膚無きまでに負かしたその予想外の策略を称えるが良い。
まるでどこかの赤い子のように、あなたは要求しました。


「えぇ、分かりました。
 そのくらいならこちらも楽で助かります」


と、その途端に急に空気が軽くなりました。

おや?
あなたは安堵しつつ首を傾げます。
ルシュは明らかに怒っていた様子で、煽りにかかれば何かしらのよろしくない展開はあると思っていたのですが。


「ふふ、怒ってなどいませんよ。
 そもそも決定権を手放したのは私ですから。

 卑怯とは言わないでくださいね? お互い様です」


ルシュに一杯食わされたようです。
くすくすと笑ったルシュは、どうやらキツイ命令が来ないようにと演技をしていた様子でした。
303 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 19:25:29.49 ID:wy/HjjhPo

あなた達は、まず家に戻って着替えました。
服を脱いで泳いだあなたはともかく、ルシュはずぶ濡れです。
そろそろ気温も下がってきた近頃ですから風邪を引いてはいけません。

そうして今、再びソファに集まっていざ罰ゲームの執行です。


「……だけど、これって必要?」

「だと思いますよ。
 この方が褒めている感じがより大きくなるかと」


ルシュはあなたの頭をふとももの上に招いていました。
あなたの胸と頭の上に手を置き、幼な子にするように撫でてもいます。
ローテーブルには買ったばかりのアロマディフューザーを配し、あからさまにリラックス効果を狙っています。
他にも花を飾り、甘いサクランボを用意し、服装だって足の柔らかさを遮らないようにと短いスカートにタイツという姿。
全力であなたを甘やかし褒め称えようという構えでした。

これは早まったかも知れません。
証拠に、対面に座ったマトちゃんは随分ニヤニヤしています。
トマトジュースを楽しみながらふんぞり返っていました。
完全に愉快な出し物にされています。
304 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 19:51:50.10 ID:wy/HjjhPo

「改めて、流石は御使い様です。
 やるとなったら真剣勝負。
 手を抜かずに何としても勝ちを掴み取る姿勢は見習いたく思います。
 だからこそこちらも挑み甲斐があるという物です」


ルシュは早速あなたを褒め始めました。
あなたの頭を優しく撫で、すごいすごいと持ち上げます。
別に凄くない事でも、とにかく凄い事にされました。

ルシュが一つ言葉を発する度に、あなたは気恥ずかしくて仕方ありません。
特に酷かったのは「自転車を知っていたのが凄い」という言葉でした。
現代日本に生まれれば誰でも知っている事を褒められて喜べる者などそうそう居ないでしょう。

うう、と思わず縮こまれば。


「どうしました、御使い様?
 あぁ、もっと甘えたいんですか?
 よしよし、良い子ですね」


あなたの頬を包み込むように手を当てられ、可愛がられる始末。
305 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 20:00:18.13 ID:wy/HjjhPo

それを楽しそうだと思ったのでしょうか。
いつのまにか寄ってきたマトちゃんまで参戦です。


「一人では足りないという事ではないか?
 くく、甘えん坊め。
 ほぉら、私が手を握っていてやろう」


ニヤニヤ笑いながら言う彼女は、ローテーブルとソファの間に座りました。
目線を合わせたあなたの手をしっかり握ります。
それだけではありません。


「んー? そうかそうか、これが欲しいか。
 全く仕方の無い奴だ」


サクランボを一つ摘み上げ、あなたの口に押し込みました。

そろそろやめにしよう。
そんな言葉を吐きかけたあなたを止める意図は明白です。
小振りな果実と共に口内に差し込まれた指の感触に、あなたは目を白黒です。
306 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 20:12:38.88 ID:wy/HjjhPo

「はい、もぐもぐしましょうね。
 ……ふふふ、とってもお上手ですよ。
 すごいですねー」

「くくく、本当にすごいなー、御使いは。
 偉いぞ♡ 偉いぞ♡」


あ、これはしばらく玩具コースだな。
あなたは確信し、何もかもを諦めました。

頭をなでなで。
手をにぎにぎ。
口をもぐもぐ。
最早逃れる事は叶いません。
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 20:13:41.83 ID:kphf9m8d0
満足するまで弄られ続けるのか…
308 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 20:21:35.28 ID:wy/HjjhPo

ならばと、いっそあなたは楽しんでしまう事にしました。
美少女二人に全力で甘やかされる機会など、普通は経験など出来ないのです。

捨てるのです。
羞恥心など不要、ぽいっと捨てるのです。

そんな女神様っぽい幻聴に背を押され、あなたは追加のサクランボを要求しました。


「よーしよし、いいぞいいぞ。
 ほぉら美味しかろうひゃぅっ!?」


かりっ、そしてぺろり。
あなたがマトの指に悪戯すると、可愛らしい悲鳴が上がりました。

噴出すような音に眼を向ければルシュは楽しそうに笑っています。
目と目を合わせてアイコンタクト。
ルシュの瞳の奥に、悪戯な光が宿りました。
309 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 20:37:59.44 ID:wy/HjjhPo

あなたは逃げていくマトの手を握りました。
既に指を絡めていた方と合わせて、両手が塞がった格好です。


「うーん、まだ足りない。
 サクランボもう一個貰えるかな?」

「でもどうしましょう。
 私は頭を撫でるので精一杯です。
 ここはマトさんにお願いしませんと」


あなたとルシュ。
揃ってわざとらしく言い、マトに視線を投げかけます。

えっ、えっ、と困惑するマト。
両手は塞がっているのですからサクランボなんて取れません。
どうすれば良いのかという彼女に、ルシュはさっくり追撃です。


「――口で取って、食べさせてあげれば良いのでは?」


ぴぃっ、と可愛らしい悲鳴でした。
310 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 20:53:21.49 ID:wy/HjjhPo

ローテーブルの上の皿。
ルシュの脚に寝転ぶあなたの口。
その間を何度も視線を行き来させ、真っ赤な少女はあわあわとしています。
頭を撫でるのをやめれば良い、なんて一言さえ出せない様子。


さて、マトはあなたに口移しが出来るかどうか。
出し物はこうして新しい物に変わりました。

実際結果がどうなったかは、この十分ほど後にマトは耳まで真っ赤にして唇を押さえていたと、そうとだけ伝えておきましょう。
311 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 20:53:57.05 ID:wy/HjjhPo

■ 好感度上昇判定


グッドコミュニケーション!

最低保証好感度 +4


>>下1〜2 コンマ下一桁が更に加算


下1 ルシュ
下2 マト
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 20:54:15.40 ID:RwIk3Pt90
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 20:54:27.85 ID:89xT2bVDO
マトちゃん様は弄られてるとさらに可愛いなぁ
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 20:54:28.31 ID:MLJICyTdo
315 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 20:57:48.38 ID:wy/HjjhPo

『ルシュ』

34 + (4+10) = 48


『マト』

39 + (4+5) = 48
316 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 21:12:56.65 ID:wy/HjjhPo

■ 10月 2週目



あなたは荒い息で、ベッドに倒れこみました。
激しい運動で体が重く、もう少しも動きたくありません。
ですがそのまま眠ってしまう前にと、あなたは隣の細い体を抱き寄せました。


「あるじ、さまぁ……♡」


とろっとろになってしまったスピナです。

彼女の頭を僅かに持ち上げ、自分の腕を差し込んで枕としました。
あなたのベッドには枕は一つしか存在しないため、自然とこういう形にならざるを得ません。
また、シングルベッドの狭さでは密着して眠るしかないのです。

そこまで考えて、いや、とあなたは内心否定しました。
仮にダブルベッドを購入した所で、恐らくずっとこうだろうなと苦笑します。

だって、こうするのが一番心地良いのだとあなたもスピナも知っているのですから。
317 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 21:26:45.59 ID:wy/HjjhPo

余韻に身を震わせながら、スピナはあなたにくっつきました。
若い衝動に任せるまま。
三度もの戦いを経た体は互いに汗だくで、ぺったりと密着した素肌は熱を伝え合います。

そうして更に、スピナはあなたの唇を貪りました。

もしやまだ足りないのか。
あなたは戦慄を覚えましたが、どうやら違うようです。
深く求めるのではなく、戯れる形に近いそれは、余韻を楽しむ物。
そうと分かって、あなたも安心して応じます。


近頃はスピナも徐々に落ち着いてきました。
いつでもどこでも、では無くなってきています。

ただ、節度を覚えたかというとそういう訳でも無いのです。
毎日毎晩。
あなたが限界を迎えるまで美味しく頂かれているのですから。
318 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 21:33:18.84 ID:wy/HjjhPo

終わった後の口付けも、余り油断は出来ません。
ここでちょっと行動を間違えてしまうと、あなたは限界を超える羽目になってしまいます。
例えば。


「あるじさま、とても、素敵でした……」


ほう、と幸福と充足にスピナは熱い息を零します。
あなたはそんな彼女の頭の後ろに手をやり、優しく髪を撫でました。

もしここで背や腰、または早まって尻に手を伸ばそうものなら、スピナの胎には再度の火が灯ってしまうのです。
それを、あなたは実体験として十分に知り尽くしていました。
後は寝るだけ。
そうなるように慎重にスピナを愛する必要があるのです。


髪を撫でて少しずつスピナの熱を下げ。
うとうととしてきたら肩を抱き寄せ、夜の間に互いが落ちないように繋ぎ止める。

もうすっかり慣れた動作と共に、今日もまた幸せな一日は終わるのでした。
319 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 21:34:07.55 ID:wy/HjjhPo

■ 好感度自動上昇

『ロコ』

63 + 3 = 66

『さくら&ちえり』

53 + 3 = 56

『マト』

48 + 3 = 51
320 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 21:48:26.83 ID:wy/HjjhPo

■ 交易


翌日。
あなたは届いた報告書に目を通しました。
内容は、新たに始まった草原と山岳との交易に関してです。

あなたの希望通り、早速文化や品物の流入が始まっているようです。


草原からは、動物や乳製品が入り込んできています。
どうやら話を聞くに、草原に暮らすのは遊牧の民であるとの事。
土地が枯れていた頃は一所に留まる他無かったようですが、御使いフィオの降臨によって本来の日々が再開されたとか。

彼らの生活を支える動物の内、世話の楽な個体を買い取って牧場を作らないかという話も持ち上がっていました。
とても良い事です。
農耕の労働力、乳や肉などの食料、毛や皮も領民には貴重な資源となるでしょう。
この流れを後押ししたいなら、交易を続けるべきです。


また、山岳地方からも同じく流れ来る物があります。
なんとコーヒーです。
どうやら栽培に適した土地であるらしく、レーヴェの聖域だけでなく民の間でも栽培されているようです。

嗜好品……というよりも、どちらかといえば薬として利用されているとの事。
それでも問題は無いとあなたは頷きました。
薬としてだって有用ですし、飲み続ける内に嗜好品としての楽しみ方に気付く者も居るでしょう。
町の喫茶店で精霊とひと時を過ごす。
そんな時間を想像して、あなたは夢見るような心地でした。



◆ 友好度自動上昇


『フィオ』

10 + 3 = 13


『イブキ』

10 + 3 = 13
321 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 21:48:55.12 ID:wy/HjjhPo
(交易してる相手レーヴェじゃなくてイブキじゃねーかと気付いた顔)
322 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 21:56:16.10 ID:wy/HjjhPo

■ 修正版


離島からは……ちょっと独特な調味料が届いているとの事でした。

黒く、しょっぱく、さらさらの液体。
それと、茶色で、一見泥にも見える塊。
まさかと思い、あなたは慌ててサンプルの入った箱を開けました。
そこにあったのは、あなたも良く知る醤油と味噌に他なりません。

あなたの興奮は一瞬にして絶頂に達しました。
余りに懐かしい日本の味。
日本人の魂と呼んですら良い、神器レベルの調味料です。

和風文化サイコー!
あなたは完全に取り乱し、離島の方角へと何度も頭を下げて感謝の念を送りました。
323 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 21:58:51.02 ID:wy/HjjhPo

■ ログインボーナス


高まりきったテンションのままに、あなたは礼拝堂に突撃しました。

女神様センキュー!
意味不明な型破りなお祈りです。
もしこの場にショコラが居たならば頭を抱えたかも知れません。

が、実際居ないのでこんな祈りでも全然問題ねーのです。



>>下1 コンマ判定
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 21:59:59.46 ID:c89/I0qTO
へい
325 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:05:26.65 ID:wy/HjjhPo

小躍りするあなたの手元に、一枚の羽根が舞い降りました。

醤油と味噌は世界を超える。
女神様もお喜びなのだ。
拡大解釈を全開にしたあなたは、更に笑顔を深めました。


■ アイテム獲得

『女神の羽根 x1』

「好感度+1」の効果を持つアイテム。
次回交流した精霊に自動的に渡される。
複数所持している場合は1個ずつ消費される。
326 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:06:39.67 ID:wy/HjjhPo

■ 10月 2週目


◆ 領地状況

『生活』 ☆☆☆
『健康』 ☆☆☆☆☆☆
『嗜好』 ☆
『文化』 ☆☆


◆ 作付状況(4/4) 拡張費用 『2000金貨』

『畑@』 トウモロコシLv6   生活+3 文化+1  65金貨/週 +10
『畑A』 ホウレンソウLv10  健康+7 文化+1  75金貨/週 +10 ※ 交易中 ※
『畑B』 トマトLv5       健康+1 文化+2  55金貨/週 +10
『畑C』 サクランボLv5    嗜好+3       50金貨/週 +10 ※ 交易中 ※


◆ 待機作物リスト

キャベツLv4    健康+2             45金貨/週
アスパラガスLv1  健康+2             35金貨/週
カカオLv1      健康+1 嗜好+3 文化+1  60金貨/週


◆ 精霊リスト(7/7) 拡張費用 『1200金貨』

『ロコ』        N+   トウモロコシの精霊    好感度 66/100
『スピナ』      R+   ホウレンソウの精霊    好感度 100/100
『さくら&ちえり』  R    サクランボの精霊     好感度 56/60
『ルシュ』      N    キャベツの精霊      好感度 48/60
『マト』        R    トマトの精霊         好感度 51/60
『ラスペル』     R    アスパラガスの精霊   好感度 10/60
『ショコラ』     SSR  カカオの精霊       好感度 10/60


◆ フレンドリスト

『南方の御使い ユーリ』   欧風文化 友好度37
『草原の御使い フィオ』   ??文化  友好度13
『山岳の御使い レーヴェ』 ??文化  友好度10
『離島の御使い イブキ』   ??文化  友好度13


◆ 倉庫

『1916金貨』

『天命の種 x1』
『女神の羽根 x1』


◆ 家具

『三人がけソファセット』
『源泉掛け流し露天風呂』 ※ 混浴解禁 ※
『ひろびろダイニングテーブル』 ※ パーティー解禁 ※
『精霊をダメにするクッション』
『アロマディフューザー』
327 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:07:20.43 ID:wy/HjjhPo

■ 今週の領地変動 / 詳細


◆ 領地状況

『生活』 現状を維持しています。
『健康』 僅かに減少しました……。
『嗜好』 減少しました……。
『文化』 僅かに成長しました。


◆ 嗜好品(自領)

『トウモロコシ』を用いた酒造りが研究されています。
『サクランボ』の栽培が行われています。
『タコス』が流行しています。


◆ 嗜好品(流入)

『砂糖菓子』が高級贅沢品として極一部で取引されています。
『サトウキビ』の栽培研究が行われています。
『チーズ』が高級贅沢品として極一部で取引されています。
『醤油』が高級贅沢品として極一部で取引されています。
『味噌』が高級贅沢品として極一部で取引されています。


◆ 文化(自領)

『運動場』が整備されています。
『猫の居る広場』が整備されています。
『彫金細工』が流通しています。


◆ 文化(流入)

『楽団』が小規模な活動を行っています。
『劇場』の建設計画が議論され始めています。
『牧場』の建設計画が議論され始めています。
328 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:07:50.04 ID:wy/HjjhPo

■ 待機イベント一覧


◆ メインクエスト 『聖域は愛に満つ』

『生活』が☆☆☆以上
『健康』が☆☆☆以上。
『嗜好』と『文化』の合計が☆☆☆☆☆☆以上。
精霊の好感度の合計が500以上。
上記の条件を満たした状態で月末を迎える。


◆ サブクエスト 『南方の御使い-2』

「南方の御使い ユーリ」の友好度が60以上。
上記の条件を満たした状態で週を跨ぐ。


◆ サブクエスト 『鋼の少女』

「領主の館」への外出回数が2回以上(0/2)
「?????」を召喚済み。
上記の条件を満たした状態で月末を迎える。


◆ サブクエスト 『愛の日、その顛末』

「ショコラ」を召喚済み。
上記の条件を満たした状態で、2月2週目を迎える。


◆ キャラクタークエスト 『褐色の誘い』

「ロコ」の好感度が80以上。
「快適ダブルベッド」を購入済み。
上記の条件を満たした状態で、ロコとの混浴を行う。


◆ キャラクタークエスト 『楽園の夜』

「スピナ」の好感度が80以上。
「快適ダブルベッド」を購入済み。
上記の条件を満たした状態で、スピナとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『わかってきたわ、わかってきたの』

「さくら&ちえり」の好感度が40以上。
サクランボを作付している。
上記の条件を満たした状態で、さくら&ちえりとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『目には目を、歯には歯を』

「ルシュ」の好感度が40以上。
「ルシュ」の召喚から1ヶ月以上が経過している(8月3週召喚)
上記の条件を満たした状態で、ルシュとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『精霊をダメにするあなた』

「マト」の好感度が40以上。
「精霊をダメにするクッション」を購入済み。
上記の条件を満たした状態で、マトとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『泰然自若』

「ラスペル」の好感度が40以上。
過去にウリボーの被害が発生した事がある。
上記の条件を満たした状態で、ラスペルとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『罪深き者』

「ショコラ」の好感度が40以上。
カカオを過去に作付した事がある。
町に「牧場」が建設済み。
町に「羊毛」が流通している。
上記の条件を満たした状態で、ショコラとの交流を行う。
329 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:08:35.47 ID:wy/HjjhPo

■ 今週の行動選択 / 雑事



『選択肢』


◆ 作付変更

◆ 施設拡張

◆ 妖精のお店

◆ 何もしない


>>下1
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:09:58.77 ID:RwIk3Pt90
施設拡張 家
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:09:58.79 ID:BHJmySBBO
妖精
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:15:25.67 ID:89xT2bVDO
畑拡張のために貯金したかったが遅かった…
333 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:15:52.44 ID:wy/HjjhPo

「よし、皆居るな?」


確認の呼びかけに、全員分の返事が返ります。

あなた達は全員、家の外に集まりました。
万一何かあってはいけない私物も一緒に持ち出してきています。
何故かといえば勿論、家を広げるためにです。

二階の部屋も埋まりました。
これ以上精霊を増やすならば当然増築が必要です。
折角手に入った種を放置する事もありません。

たっぷりと収入もあった事ですし、ちょうど頃合だったのです。


「うでがなりますなー」

「こんどはどーする? したにひろげる?」

「ふつーによことうえでええんやないの?」


呼び出した妖精さんも、工具を振り回してやる気満々でした。
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:16:11.91 ID:LpR2eL5sO
どっちやるか安価別にあるんじゃなかった?
335 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:19:50.82 ID:wy/HjjhPo
施設拡張の方には特に縛りありませんので「家」の指定が有効です。
また、畑を広げるには資金不足なので、どっちにしろ家が自動選択されます。
336 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:31:24.87 ID:wy/HjjhPo

突撃した妖精達は、いつものように凄まじい速度で改築を始めます。

まず基本となるのは新しい部屋。
これには迷う事なく二階の空きスペースが使われました。
大した特筆すべき点も無く、二つの部屋が生まれます。

同時に一階では、居間を挟んで私室の反対側に大きな部屋が作られます。
さてこれは何かと思えば、どうやら遊戯室のようでした。
壁にはダーツ盤がかけられ、ビリヤードの台やカジノテーブルが据え付けられています。
あなたはラスペルと顔を見合わせ、にっこりと笑顔を交わしました。
要望するまでもなく、妖精達は彼女が欲しい物を用意してくれたようです。

家の裏手、温泉側に向かった妖精達は湯の一部を引いて新たな施設を作りました。
有り余る敷地を生かした、広々とした温水プールときたものです。
ロコはさくらやちえりと手を合わせ、楽しそうな遊び場に大喜び。
メガネをくいっと直すスポーツウーマン、ルシュも心なしか期待を抱いていると見えました。

二階の壁からもりもり生えてきたのはバルコニーでしょうか。
お洒落な木製のテーブルと椅子がセットされています。
落ち着いた時間を過ごすにはもってこいでしょう。
337 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:33:59.42 ID:wy/HjjhPo

毎度の見事さに、あなた達は手を叩きました。
初見組は特に驚いた様子で、やんややんやと妖精達を誉めそやします。


「でもでも、このていどじゃあないんだなー」

「もうちょっとだけ、はたらきたりないこのかんじー」

「あとひとつぐらいなら、なにかやってあげてもいいですぞ?」


調子に乗った妖精達はそう言いました。
ソファセット、露天風呂、それらに次ぐオマケの家具のお時間です。
338 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:34:39.04 ID:wy/HjjhPo

◆ 快適ダブルベッド

一人寝が寂しいあなたに。
余裕をもったワイドダブルサイズで三人ぐらいはぐっすり快適。
『ピロートーク』『朝チュン』が解禁されます。


◆ どっしりバーキャビネット

重厚感ただよう木製キャビネット、大人の夜のお付き合いに是非おひとつ。
なお、お酒は付属しておりませんので各自ご用意ください。
『飲酒』が解禁されます。


◆ 大容量本棚

小説、絵本、詩集がどっさり付属したお得な一品。
あなたもこの機会に、読書を始めてみてはいかがでしょう。


◆ 大きなのっぽの柱時計

ちゃんと動きますし鳩も出ます。
家族の時間を共に刻む、素敵なおじいちゃん時計。


◆ 不思議な絵画

その日の気分によって自分を描き変えるちょっと変な絵画。
時々リアルな裸婦画になって気まずい雰囲気を漂わせる以外は全く無害です。


◆ お洒落な出窓

居間の窓を出窓に改造。
お花なんか並べてちょっと気取ってみませんか?


◆ ロッキングチェアwithウッドデッキ

ちょっとお洒落な空間をトトンと増築。
素敵な昼下がりのお昼寝にオススメ。


◆ その他 (自由記述)

妖精さんはとっても器用。
欲しい家具があれば特注しちゃえば良いのです。
339 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:35:06.96 ID:wy/HjjhPo

>>下2

家具を一つ指定して下さい。
オマケとして無料で入手可能です。
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:35:38.69 ID:UATMWCoDO
本棚
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:35:40.96 ID:zmxqw1F5o
快適ダブルベッド
342 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:39:33.92 ID:wy/HjjhPo

あなたは新しいベッドを所望しました。

現在は皆シングルベッドで寝ています。
それはそれで使い心地が悪い訳でも無いのですが……。


「……♡」

「えへへー♡」


すすす、と二人。
ロコとスピナがあなたに寄り添いました。
明らかに何か期待した様子なのは丸分かりです。


「あんたもすきねぇ」


まぁ、そういう事情なのです。
若干顔を赤くしながらも、あなたは妖精達に頼み込みました。



こうして、今回の増築も終わりました。
あなたたちの生活はまた一段、その楽しみを増す事でしょう。
343 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:42:00.95 ID:wy/HjjhPo

■ 快適ダブルベッド

◆ ピロートーク&朝チュン解禁

どちらも交流時、対象指定の際に指定できます。
ただし、既に肉体関係のある相手の場合に限ります。
二人同時指定の場合は、その両方と関係を持っている必要があります。
344 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:45:26.97 ID:wy/HjjhPo

■ 行動選択 / メイン


新しくなった家の中を、ちびっこ達は早速探検に出かけていきました。
遊戯室にはラスペルがショコラとルシュを伴って入っていますし、温水プールを眺めるロコとスピナは水着の相談です。

あなたにはこの後のパターンも大体読めていました。
アピールのチャンスをロコが逃す訳も無く、どんな水着が良いかと聞きに来るでしょう。
勿論、たっぷりの誘惑も携えて。

その前にと、あなたは今週はどう過ごそうかと考えるのでした。
345 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:47:13.47 ID:wy/HjjhPo

■ ゲームのヒント


『肉体関係』 『キャラクタークエスト』


肉体関係を構築する。
キャラクタークエストを閲覧する。

これらを行う場合、対象のキャラクターと二人きりにならなければいけません。
対象指定の際に、必ず一人だけを指名してください。
346 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:47:45.83 ID:wy/HjjhPo

『選択肢』


◆ 精霊との交流

◆ 精霊召喚

◆ 文通

◆ 外出



>>下1
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:49:20.45 ID:PAvXGaXC0
交流 
348 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:51:35.28 ID:wy/HjjhPo

■ 精霊との交流


◆ 精霊リスト(7/9) 拡張費用 『2000金貨』

『ロコ』        N+   トウモロコシの精霊    好感度 66/100
『スピナ』      R+   ホウレンソウの精霊    好感度 100/100
『さくら&ちえり』  R    サクランボの精霊     好感度 56/60
『ルシュ』      N    キャベツの精霊      好感度 48/60
『マト』        R    トマトの精霊         好感度 51/60
『ラスペル』     R    アスパラガスの精霊   好感度 10/60
『ショコラ』     SSR  カカオの精霊       好感度 10/60


※ 同時に二人までを指定できます ※


>>下1〜3まででコンマが中間のもの コンマ被りの場合は仲間外れが当選 全部被りは都度処理
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:52:14.00 ID:RwIk3Pt90
ショコラ ロコ
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:53:09.17 ID:UATMWCoDO
ショコラ ロコ
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:53:54.93 ID:89xT2bVDO
マト
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:54:02.08 ID:6ryN5w0nO
ショコラとロコ
353 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:57:44.59 ID:wy/HjjhPo

■ 交流対象決定

『マト』

※ 00 = 100 として扱われます。


◆ キャラクタークエスト 『精霊をダメにするあなた』

上記クエストの条件が全て達成されました。
自動的にイベントを開始します。
354 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 23:25:24.81 ID:wy/HjjhPo

精霊をダメにするクッション。
妖精によってそう名付けられたクッションは、いわゆるビーズクッションでした。
大人を一人覆えるサイズのそれは、凄まじい快適性を誇ります。

どう寝転ぼうともクッションは柔らかく体を支え、受け止めてくれるのです。
一度寝れば病みつき。
恐るべき中毒性はもはや麻薬のようですらありました。

故に。


「あ゙〜……もう、私ここに住むぅ……」


真っ赤なちびっこがこうなってしまうのも仕方の無い事ではあるのでしょう。

見事な大の字。
手も足も綺麗に投げ出して、それさえすっぽり埋まっています。
顔は緩みに緩み、半開きの口からは今にも涎が垂れるのではと心配になるほど。
355 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 23:35:21.38 ID:wy/HjjhPo

典型的なダメ精霊でした。
ふんぞり状態の面影など、もう微塵もありません。


「もうちょっとシャキッとしてみない?」

「んぁ……?
 ……そうなー、後でなー……」


心配になったあなたが声をかけてみても、その反応すら鈍い物。

もぞもぞと首を回すだけでした。
それだって、あなたを一瞥するためだけ。
終わればすぐに元の位置に戻ります。
よほどジャストフィットする配置を見つけてしまっているようでした。

あなたはそっと、目を押さえました。
うん、見なかった事にしておこう。
そう呟き、マトちゃんのお腹に手を伸ばします。

……シャツとスカートだけの彼女は、気が抜けすぎて完全に無防備です。
どちらも見事に捲くれてしまって、色々見えているのに気付いていません。
スカートの方はあなたが直すには問題あるとしても、せめてお腹はどうにかすべきでしょう。
356 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 23:47:10.27 ID:wy/HjjhPo

流石にそれには気付けたようです。


「……んっ」


マトは僅かに身を固くし、あなたを警戒した様子でした。
そこにあるのが警戒だけでない事も良く知っています。
動揺に揺れる瞳には、するの?というメッセージが乗っています。
嫌ではなく、むしろ若干の期待が読み取れました。

ですが、流石にそういう気になるにはちょっと難しくもあります。
世にはチラリズムという言葉があります。
詳細な説明は省きますが、現状はその概念とはまるで逆位置。

何の情緒も含まない丸出しは、そそる物とは言いがたいのです。


「今日は何もしないよ」


あなたは苦笑して言い、そっとシャツの裾を直しました。
可愛らしいおへそはそれで隠れ、だらしなさすぎる格好は僅かに改善されました。
357 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 00:01:12.95 ID:DlC/6g2Io

あなたのそれに、マトは若干むっとした様子です。
赤くなり始めていた頬を膨らませました。
ちょっとその気になりかけた所にお預けなのです。
まぁ無理も無い所でしょう。

ですので、小さな手を伸ばしてあなたの服の裾を掴みました。


「……こないだの続き、今でよくない?」


精一杯の勇気。
そうとはっきり分かる小さな声で、視線をあなたから逸らしながらのお誘いでした。

それを無下にするあなたではありません。
広げられていた足を閉じさせ、背中と膝裏に腕を差し込んで抱き上げます。

そして耳元に口を寄せ、出来る限り心をくすぐるようにと囁きました。
358 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 00:12:49.56 ID:DlC/6g2Io

そうして――「私」はスポンと膝の間に収められた。


場所は……私の部屋。

前みたいに邪魔が入るかも知れないソファと。
誰にも邪魔されない私の部屋。
どっちにするかと囁かれて、私はこっちを選んでしまった。

というか、選ばされた気がする。
女に火を付ける技術が匠の技なのが悪い。

きっとロコやスピナのせいだと思う。
あいつらはどう考えても御使いを鍛えすぎてる。
私を抱き上げた腕の指先も、耳元にかかった吐息も、性質の悪すぎる誘惑そのもの。
行為の期待は一瞬で燃え上がって、恥ずかしさを簡単に上回った。

……前回、半端で終わったのも酷く悪い材料。
あの後は夜まで延々と余韻が残っていた。
その上に、寝る前にベッドの上で何を想像して何をしたかなんて、思い出すだけで顔が爆発しそう。


触れられそうで触れられなかった。
それでさえどうしようもなくさせられたのに、本当に先に進んだらどうなるか?
もう、ソファなんて選ぶ余地はあっという間に捨てさせられたと言って良い。
359 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 00:23:24.61 ID:DlC/6g2Io

「やめて欲しいって思ったら、体のどこかを叩けばやめるからね」


設定されたルールは、前回と全く同じ物。

これも本当に性質が悪い。
私が叩かないのをきっと、こいつは完全に分かってる。
だからこのルールは、私にとっての辱しめにしかならない。

叩かないという事はつまり体を良い様にされるのを受け入れて、悦んでいるという事なんだから。
そしてきっと、私はそういう風にされるんだろうという確信まである。

あの夜に自分一人でやった事なんて比べ物になるわけない。


「ゃ、ん……ふ……」


ちゅ、ちゅ、と。
私を安心させるように、小鳥のような優しいキスが何度も降る。

ほら、これだけで証明された。
私はあっという間に蕩けて、御使いの手管に翻弄されるだけになる。

絶対に傷付けない。
とびっきり優しくするから、好きなだけ気持ちよくなって良いんだよ。
キスからはそう言葉が伝わってくる。
どこまでも温かいキスの雨に、他の皆が夢中になる気持ちがどうしようもなく理解できてしまう。
360 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 00:35:08.83 ID:DlC/6g2Io

私のお腹と、腿。
そこに大きな両手が置かれている事に気付いたのは、何度目のキスの時だったろう。


(あ……始まるんだ)


くらくらする頭で、そう考える。
同時に、私のより太く長い指が動き始める。
初めはくすぐるように。
ここに居るよ、触っているよ、と私に教えるように。

効果は覿面。
一度意識してしまうと、そこはもう熱く焼けるようだった。
撫で、擦られる度に電気が走るよう。
一挙手一投足どころじゃない、ほんの小さな指先の動作だけで、私の中には荒波が立てられる。


それを怖いと感じはする。
だけれど恐怖に囚われそうになると、すぐに掬い上げられる。

優しいキスと、私の体を受け止める大きな胸板。
抱き締める形の腕も、縋るにはちょうど良すぎる。
……それに救われているのに、ちっとも助かった気はしない。
でもきっと当たり前。
私は今、秒毎に溺れていっているんだから。
361 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 00:45:15.52 ID:DlC/6g2Io

じわじわと手は動く。
ほんの少しずつ、核心へ向けて。
お腹を撫でる手は上へ、腿を擦る手は付け根の方へ。

前回は速すぎると思っていた。
もっとゆっくりやって欲しいと、本当に心から。

なのに今は。


(こんなの、もどかしい)


まるで逆。
早く、早くと体の芯からの熱が囁く。
お願いだから気付いて欲しいと、私は思わず唇を強く啄ばんだ。

それは、どうにも最悪の選択だったらしい。

御使いの瞳は楽しそうな光を宿した。
私の全身を嫌な予感が襲って、それはすぐさま現実の物となる。


手の移動は止まった。
代わりに、私を弄ぶ指先だけが鋭くなる。
脇腹に、内腿に、走る刺激は強まって体を震わせる癖に、そこから一歩も進んでくれない。
362 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 00:54:54.35 ID:DlC/6g2Io

そしてついに、唇まで去った。
耳に吐息を吹きかけ、首筋を軽く舐めていく。
それだけしかしてくれない。
本当に欲しい物は遠くに置かれてしまった。


「やっ、こん、こんな……なんでぇ」


抗議するも、なんでだろうね、なんて答えしか返してくれない。
混乱する私と裏腹に、凄く楽しそうな雰囲気。
なんでここでこんな悪戯をするのかと、私は本当にどうしようもなくなった。

だからもう、何も考えずに情動に従う他ない。
私は御使いの腕を掴んで、先に進んでと力を篭めた。


その瞬間、欲しい物は全部与えられた。
363 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 01:06:33.54 ID:DlC/6g2Io

きっと、私に求められたかったんだと思う。
全身に表れてたはずだと思うけれど、もっと具体的にという事だろうか。

正直、気持ちは分かる。
求められるという事は本当に嬉しい事だから。
再開したキスと愛撫、それと……お尻に押し付けられている硬い何かに、私は喜びを感じてしまっている。
それだけ、こいつが私を欲しがってるんだと分かってしまうから。



そうして、ついに掌が行き付く所に辿り着いた後の事は、正直殆ど覚えていない。
ただ、こいつの女にされるんだと……本能的な悦びが体を駆け巡った事だけは覚えている。

頭は真っ白。
殆ど好き勝手に体中を蹂躙されて。
気付いた時にはガクガクと体を痙攣させるだけの物になっていた。
364 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 01:13:58.77 ID:DlC/6g2Io

はっ、はっ、と。
犬みたいに息を荒くして大きな体に寄り掛かる。

そうすると一層感じられる、未だに押し当てられている硬さは、何も変わっていなかった。
どころか、大きさと熱さを増しているように思える。
でも、それを無理に解消しようとは、決してしなかった。

何故?
そんなの、私がまだそこまでを求めていないからに決まってる。


私はもう十分知っている。
こいつは絶対に、私達を傷付けない。
優しく、どこまでだって包み込んで、求めただけを与えてくれる。
世界が終わるまでの時間をたった二人で過ごしたとして、その全てを愛で彩ってくれると分かってしまう。


本当に、性質が悪い。

だってそんなの、もう延々溺れるしか無い。
逃げ道なんてどこにもないし、あったとして選ぶ気が沸かない程に幸せにされるに決まってるのだ。
365 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 01:35:07.11 ID:DlC/6g2Io

とろとろに溶けた私は、それでいいやと決を下した。

ダメになろう。
もう寄り掛かってなきゃ生きていけなくなっても良い。
例えそうなっても、ずっと愛してくれるだろうから。


御使いの襟元を掴んで上半身を屈ませる。
そうして下がった唇に、スピナみたいな深い口付けをお見舞いした。

きっと、後で恥ずかしさで悶えるに決まってるけど。
今だけは茹で上がった頭は許してくれる。
そもそも……その悶えてる時間さえ私の頬は緩んでいるというどうしようも無さなのだし。

驚きに目を見開いた御使いも、すぐに抱き寄せてくれる。
ロコみたいに胸をぎゅうぎゅう押し付けて、その良さも学んだ。
私を捕まえる腕は強まって、求め合う喜びをより大きくしていく。


(あ、だめだこれ)


私自身、自分の体に呆れる他無い。
一度下がったはずの水位は、またも上がり始めていた。

でも、と私は考える。
御使いは必死に我慢している様子だし、流石にこれ以上は辛そうだ。


だから――。
366 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 01:44:29.14 ID:DlC/6g2Io

だから、我慢しなければいけない。

のだ、けれど。


「……あの、さ」


……うん、我慢しなくちゃいけないんだけど。
ちょっともう、それが難しいくらいの水準まで色々来てる。
茹だった頭は止まってくれず、私は。


「す、少しなら、いい、よ?」


ごくり、と唾を飲む音。
誘いが恥ずかしくて目を逸らしていた先、喉仏がしっかり動くのを見てしまった。

私の中のどこかが、羞恥に悲鳴を上げるのが分かる。
実際に口から叫びを上げたくて仕方なくもある。
でもそれ以上にもうちょっと続けたい気持ちと……受け入れてあげたい気持ちが強かった。

最後までは難しいけど。
その一歩手前、ぐらいなら。



私をここまで溶かした抗議に、脇腹を少し強めにぎゅっと摘む。
痛みに思わず声を漏らしていたけど、悪いのは私じゃない。

全部全部。
一から十まで、責任の所在はきっぱり明らか。

精霊をダメにする、この心地良すぎる愛が悪いのだから。





キャラクタークエスト 『精霊をダメにするあなた』  END
367 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 01:46:29.64 ID:DlC/6g2Io

■ 上限突破


『マト』

好感度上限 60 → 100
レアリティ R → R+


◆ 作物能力変化

トマトLv5  健康+2 文化+2  65金貨/週
368 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 01:49:01.21 ID:DlC/6g2Io
この後滅茶苦茶いちゃえろした。

ここまでで。
おやすみなさい。
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 01:52:24.56 ID:axj8vn1io
乙〜

マトちょろかわいい
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 01:54:55.13 ID:sq0fXriDO
乙です
イエーイ上限突破3人目(さくちえから目をそらしつつ)
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 06:37:17.57 ID:gSEa6dQr0
>>370
2人目だぞ?
ロコが上限行ってないんだよなぁ。不思議。
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 06:40:17.20 ID:gSEa6dQr0
すまん。上限突破だった…
勘違いしてた
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 08:08:10.87 ID:PyBZhI8f0
きす☆ゆあ〜X指定はまだですか…?
374 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 18:44:51.46 ID:DlC/6g2Io

■ ソーシャルゲーム版の評価


『カカオの精霊 ショコラ』


情報秘匿中。



『アスパラガスの精霊 ラスペル』


レイピア持ちの騎士風美女。
「きす☆ゆあのセイバー」との異名を取る。

同じレアには「槍使いというよりは柱使い、きす☆ゆあのランサー」が、
一つ上のSレアには「チャクラム使いなきす☆ゆあのアーチャー」が存在する。
大繁殖したウリボーの群れを撃退するイベントではこの三名で三騎士同盟を組み、準主役級の活躍を見せた。

キャラ性能は平凡そのもの。
性格も大きな特徴が無く、ランサーとアーチャーが中々強烈なために埋もれがち。
結果、いまいち人気の集まりが悪く、話題に上る機会は少ない。


騎士風。
長身。
鋭い眼光。
アスパラという、真っ直ぐ伸びて先端が膨らんでいる形状の野菜。

これらの要素から、御使いを登場させず精霊同士で絡み合わせる同人誌に……出るかというと微妙に出ない。
どう足掻いても男役として勝ち目の無い、太くて黄色くて時に実物の代名詞にも使われるあの精霊が存在するためである。

念のため補記しておくが、黄色い子にも、ラスペルにも、勿論アレは生えてない。
375 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 18:46:07.14 ID:DlC/6g2Io
今日は9時からでお願いします
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 18:53:57.53 ID:pYnT0rSDO
バナナちゃんおるんか……
某ゲームのせいでハイテンションのアホの子のイメージしかないが、どうなることか
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 19:07:47.45 ID:8vm4JjEM0
ショコラの情報は好感度あげるかクエストクリアで解禁?
378 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:00:57.76 ID:DlC/6g2Io
>>377
クエストで解放になります


ちょっと遅れ中、申し訳ない
30分まではかからないと思います
379 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:18:52.10 ID:DlC/6g2Io

■ 10月 3週目


収穫と出荷を終えた昼下がり。
あなたは廊下掃除に精を出しておりました。

何分九人が生活する上に、農業を生業としているのです。
少し油断すればあっという間に汚れは溜まります。
汚れに放置は全く厳禁。
ちょっとしたものでも時間が経つとたちまち頑固になってしまいます。

壁の染みを一拭き。
床の埃を一掃き。
一つ一つは簡単でも、積み重なれば大した物。

あなたはたちまちに汗をかき、ふぅと一息ついて額を拭いました。
そこへ。


「あ、おにいさま!」

「ちょうどよかったわ!」

「「わたしたちは、まどからにげたの!」」


今日も元気一杯。
駆け回るさくらとちえりがやってきました。
何やらおかしな宣言をして、二階へと消えていきます。
380 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:26:44.48 ID:DlC/6g2Io

はて、窓から逃げた。
二階に上がっておきながらどういう事でしょう。

首を傾げるあなたへ、ややあって答えがやってきました。


「どぉこだー!
 ……あ、御使い」


真っ赤なツインテールをなびかせたちびっこ、マトちゃんです。
ドタドタと廊下に駆け入り、あなたを見つけて立ち止まりました。
乗りに乗っていたスピードは大きな果実を見事に揺らし、ぶるんとあなたの目を楽しませます。


「良い所に居るじゃあないか。
 さくらとちえりがこちらに来ただろう?
 ふふふ、この私に情報を献上する機会をくれてやろうではないか」


あ、今日はこっちの方なのか。
たわわな胸を張るマトちゃんをほっこり眺めつつ、あなたは納得しました。

さくらとちえりはあなたに匿ってもらうつもりなのでしょう。
381 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:35:20.74 ID:DlC/6g2Io

これが何か悪戯をしてお仕置きから逃げているのなら、それは出来ません。
ですがマトちゃんが御機嫌な辺り、ただの鬼ごっこか何かです。


「うん、二人ならさっき通ったよ」


言葉と同時に、あなたはそっとある方向を向きました。
視線の先には大きな窓が一つ。
家の裏手側へ向いているもので、はめ殺しではないので出ようと思えば出られます。


「よぉし、感謝するぞぉ!」


ふははははー、と。
高らかに笑いながらマトちゃんは双子を追い詰めにかかりました。
まぁ、残念ながらそちらには誰も居ないのですが。

あなたは嘘は言っていません。
双子は本当に通りましたし、窓から逃げたなんて一言も口にしていないのです。
ただマトちゃんが、あなたの視線から誤解しただけで。


窓を開けて飛び出すマトちゃんの背中に、あなたは小さくごめんと投げかけました。
382 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:43:00.10 ID:DlC/6g2Io

それを確認したのでしょう。
階段の上、手すりの隙間から覗いていた二人がトテトテやってきました。
二人ともとっても楽しそうで、作戦の成功に手を打ち合わせてなんかいます。


「ありがとう、おにいさま」

「おかげでとってもたすかっちゃった」


さくらはあなたの右腕に。
ちえりはあなたの左腕に。
それぞれぎゅっと抱きついて、にこにことお礼を言いました。

鬼は上手い事撒けました。
となればこの後はどこかに隠れるのでしょうか。
あなたがちょっと気になって聞いてみると。


「まさか! そんなのつまらないわ!」

「こんどはこっちがおいかけるのよ!」

「「おにさんは、じぶんのせなかなんて気にしないもの!」」


くすくす、くすくす。
二人は顔を見合わせて笑います。

あなたは本格的にマトに申し訳なくなってきました。
確かに彼女の性格上、後ろに引き返す選択肢はそうそう選びそうにありません。
全くもって小癪で小狡い、悪い子二人でした。
383 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:55:13.84 ID:DlC/6g2Io

「でも、そのまえに」

「うん、そのまえに」

「「たすけてくれたおにいさまに、ちゃんとお礼をしないとね?」」


さくらとちえり。
両手にぶら下がった二人は、揃ってあなたの手を引きました。

何をくれるかなんて、あなたにはもう分かりきっています。

しゃがみこんだあなたを挟み込むように、柔らかい感触。
両頬に幼い愛を受け取って、あなたの新しい週は始まるのでした。



■ 好感度自動上昇

『ロコ』

66 + 3 = 69

『さくら&ちえり』

56 + 3 = 59

『マト』

51 + 3 = 54
384 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:58:00.64 ID:DlC/6g2Io

■ 交易


掃除の後は、あなたは自室に戻りました。
真っ直ぐに机の前に座ります。

今日は手紙が届いていたのです。
送り主はフィオとイブキ。
現在交易を行っている二人の御使いからでした。

内容は特に当たり障りのないものです。
輸出した品に対する感想と感謝。
それと、今後の良い付き合いを期待する、といった程度。


それだけの手紙でも、中々文面に人柄というものは表れるもののようです。

草原の御使い、フィオの文は相当読みにくいものでした。
文字は殆ど走り書きに近く、所々文脈から判断するしか無い部分も存在します。
言葉も口語ばかりでした。

それに対し離島の御使い、イブキの方は余りに硬すぎました。
定規で引いたようなキッチリしすぎた文字に、ガッチガチの形式通り。
何やら背筋を正して読み進めなければどこからかお叱りを受けるようにさえ、あなたは感じます。


あなたは苦笑しました。
今まで意識していませんでしたが、恐らく自分が送った手紙からもこのように色々読み取られたのだろうなと気付いたためです。

特に、ユーリとの最初のやり取りは酷く分かりやすいものだったのでしょう。
そう思わず過去の失敗を思い返してしまい、随分遅れて込みあがった恥ずかしさに頭を抱えるあなたでした。



◆ 友好度自動上昇


『フィオ』

13 + 3 = 16


『イブキ』

13 + 3 = 16
385 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:58:41.55 ID:DlC/6g2Io

■ ログインボーナス


手紙の確認を終えて、あなたはいつもの礼拝堂へ。

そこには一人の先客がおりました。
黒い修道服に身を包んだ、貞淑を体言したような空気を纏う色白の少女。
カカオの精霊ショコラが女神像の前で祈りを捧げていたのです。


「ご主人様もお祈りですか?」


問いにあなたが頷くと、ショコラは微笑みました。
見るからに信仰篤い彼女の事です。
自身が仕える御使い様が日々の祈りを欠かさない事が嬉しかったのでしょう。

あなたはショコラの隣に並び、同じように手を組んで日頃の感謝を捧げます。



>>下1 コンマ判定
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 21:59:05.59 ID:xuXS/4Dao
はーい
387 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 22:07:28.53 ID:DlC/6g2Io

祈りを捧げたあなたの手元に、一つの小石が降ってきました。
作物の生育を助ける「女神の涙」です。
後で畑に埋めておけば、今週の作物はとっても美味しい物になるでしょう。

顔を綻ばせるあなたは、ふと隣からの視線に気付きました。
とても興味深そうにショコラがあなたの手を覗きこんでいるのです。
熱心な信仰者である彼女にとって、女神様からの贈り物となれば黙っていられないのでしょう。

触ってみる?
よろしいのですか?
そんな会話を経て、小石はショコラの手に渡りました。

恐る恐る指先でつまみ、光に透かすように掲げ見て。
ふわぁ、と感嘆の息を漏らす少女を、あなたは微笑ましく見守りました。



■ 女神の涙

今週の作物による領地状況回復量が「+1」されます。
388 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 22:09:05.18 ID:DlC/6g2Io

■ 10月 3週目


◆ 領地状況

『生活』 ☆☆☆☆
『健康』 ☆☆☆☆☆
『嗜好』 ☆
『文化』 ☆☆


◆ 作付状況(4/4) 拡張費用 『2000金貨』

『畑@』 トウモロコシLv6   生活+3 文化+1  65金貨/週 +10
『畑A』 ホウレンソウLv10  健康+7 文化+1  75金貨/週 +10 ※ 交易中 ※
『畑B』 トマトLv5       健康+2 文化+2  65金貨/週 +10
『畑C』 サクランボLv5    嗜好+3       50金貨/週 +10 ※ 交易中 ※


◆ 待機作物リスト

キャベツLv4    健康+2             45金貨/週
アスパラガスLv1  健康+2             35金貨/週
カカオLv1      健康+1 嗜好+3 文化+1  60金貨/週


◆ 精霊リスト(7/9) 拡張費用 『2000金貨』

『ロコ』        N+   トウモロコシの精霊    好感度 69/100
『スピナ』      R+   ホウレンソウの精霊    好感度 100/100
『さくら&ちえり』  R    サクランボの精霊     好感度 59/60
『ルシュ』      N    キャベツの精霊      好感度 48/60
『マト』        R+    トマトの精霊          好感度 54/100
『ラスペル』     R    アスパラガスの精霊   好感度 10/60
『ショコラ』     SSR  カカオの精霊       好感度 10/60


◆ フレンドリスト

『南方の御使い ユーリ』   欧風文化 友好度37
『草原の御使い フィオ』   ??文化  友好度16
『山岳の御使い レーヴェ』 ??文化  友好度10
『離島の御使い イブキ』   ??文化  友好度16


◆ 倉庫

『886金貨』

『天命の種 x1』
『女神の羽根 x1』


◆ 家具

『三人がけソファセット』
『源泉掛け流し露天風呂』 ※ 混浴解禁 ※
『ひろびろダイニングテーブル』 ※ パーティー解禁 ※
『精霊をダメにするクッション』
『アロマディフューザー』
『快適ダブルベッド』 ※ ピロートーク&朝チュン解禁 ※
389 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 22:09:37.60 ID:DlC/6g2Io

■ 今週の領地変動 / 詳細


◆ 領地状況

『生活』 僅かに成長しました。
『健康』 僅かに減少しました……。
『嗜好』 僅かに減少しました……。
『文化』 成長しました。


◆ 嗜好品(自領)

『トウモロコシ』を用いた酒造りが研究されています。
『サクランボ』の栽培が行われています。
『タコス』が流行しています。


◆ 嗜好品(流入)

『砂糖菓子』が高級贅沢品として極一部で取引されています。
『サトウキビ』の栽培研究が行われています。
『チーズ』が高級贅沢品として極一部で取引されています。
『醤油』が高級贅沢品として極一部で取引されています。
『味噌』が高級贅沢品として極一部で取引されています。


◆ 文化(自領)

『運動場』が整備されています。
『猫の居る広場』が整備されています。
『彫金細工』が流通しています。


◆ 文化(流入)

『楽団』が小規模な活動を行っています。
『劇場』の建設計画が議論され始めています。
『牧場』の建設計画が議論され始めています。
390 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 22:12:19.15 ID:DlC/6g2Io

■ 待機イベント一覧


◆ メインクエスト 『聖域は愛に満つ』

『生活』が☆☆☆以上
『健康』が☆☆☆以上。
『嗜好』と『文化』の合計が☆☆☆☆☆☆以上。
精霊の好感度の合計が500以上。
上記の条件を満たした状態で月末を迎える。


◆ サブクエスト 『南方の御使い-2』

「南方の御使い ユーリ」の友好度が60以上。
上記の条件を満たした状態で週を跨ぐ。


◆ サブクエスト 『鋼の少女』

「領主の館」への外出回数が2回以上(0/2)
「?????」を召喚済み。
上記の条件を満たした状態で月末を迎える。


◆ サブクエスト 『愛の日、その顛末』

「ショコラ」を召喚済み。
上記の条件を満たした状態で、2月2週目を迎える。


◆ キャラクタークエスト 『褐色の誘い』

「ロコ」の好感度が80以上。
「快適ダブルベッド」を購入済み。
上記の条件を満たした状態で、ロコとの混浴を行う。


◆ キャラクタークエスト 『楽園の夜』

「スピナ」の好感度が80以上。
「快適ダブルベッド」を購入済み。
上記の条件を満たした状態で、スピナとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『わかってきたわ、わかってきたの』

「さくら&ちえり」の好感度が40以上。
サクランボを作付している。
上記の条件を満たした状態で、さくら&ちえりとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『目には目を、歯には歯を』

「ルシュ」の好感度が40以上。
「ルシュ」の召喚から1ヶ月以上が経過している(8月3週召喚)
上記の条件を満たした状態で、ルシュとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『トマトが赤くなると?』

「マト」の好感度が80以上。
家にバルコニーが存在する。
上記の条件を満たした状態で、マトとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『泰然自若』

「ラスペル」の好感度が40以上。
過去にウリボーの被害が発生した事がある。
上記の条件を満たした状態で、ラスペルとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『罪深き者』

「ショコラ」の好感度が40以上。
カカオを過去に作付した事がある。
町に「牧場」が建設済み。
町に「羊毛」が流通している。
上記の条件を満たした状態で、ショコラとの交流を行う。
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 22:13:48.75 ID:CMyXRBRKo
うーん、健康がだんだん下がってる?まだ気にする必要ないレベルかなぁ
392 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 22:18:05.72 ID:DlC/6g2Io

■ 精霊召喚 / 種


さて、とあなたは考えました。

現在地は二階。
目の前にあるのは真新しい空き部屋二つです。
ここに住む精霊を召喚すべきかどうか。

未だ交流を重ねていないショコラとラスペルも居るのです。
まずは彼女達と十分に仲を深めてから……という選択肢もあるでしょう。


さて、どうしたものでしょうか。
393 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 22:18:43.56 ID:DlC/6g2Io

◆ 倉庫

『天命の種 x1』 (Sレア〜)



『選択肢』


◆ 精霊を召喚する

◆ 今回はやめておく

◆ ○週間保留する (2〜4週間の自由指定 保留中はこの選択が発生しません)


>>下2
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 22:19:22.34 ID:8vm4JjEM0
召喚する
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 22:23:42.14 ID:CMyXRBRKo
召還だ
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