モバP「アイドルたちが異能力者になったから安価でなんとかしろって!?」

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262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/28(月) 21:40:43.34 ID:TsJUXiuk0
PM10:25

P「まゆ、俺はもちろんまゆの事も大切だ。でも晶葉だって他のみんなだって大切で、誰が一番とか、そういうのは無いんだ。……分かってくれるか?」

まゆ「はい……まゆだって本当は分かってます。さっきは問い詰めてしまって、ごめんなさい……」

P「うん。じゃあ、結婚しようか」

まゆ「!」

幸子「えっ!?」

晶葉「な……」

裕子「ええっ!?」

まゆ「いいんですか……?」

P「『マイ・スイート・ハネムーン』があればこの先心強いからさ……そういう意味でいいなら」

まゆ「えいっ♪」ギュッ

P「おおっ!? い、いいんだな?」

まゆ「Pさんも抱き締めてください。でないと、『マイ・スイート・ハネムーン』は発動しませんよ?」

P「お、おう。じゃあ遠慮なく……」ギュウッ

裕子「お、おめでとうございます……でいいんです?」

幸子「まあ、いいんじゃないですかねぇ?」

晶葉「…………」

P「よし、10秒! サンキューな、まゆ!」

まゆ「死がふたりを分かつまで、ずっと一緒です」

P「ははは、結婚式か? じゃあ誓いのキスでも────」

チュッ

まゆ「はい、します♪」

P「冗談だったのに……」
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/28(月) 21:53:34.03 ID:TsJUXiuk0
晶葉「……もういいか、助手?」

P「ん、ああ、先へ進もう。つってもこの部屋に先なんて無いはずなんだが……」

裕子「もしや、あの扉では?」

P「『運命の扉』か。開けても何も無いはずの扉だが……他に目ぼしい物も無いしな」

幸子「開けてみるだけならタダです!」タッタッタッ

P「ちょっ、おい幸子────」

ガチャ、ピカァァァァァッ!

幸子「眩しいっ! ……けど、先に部屋があるみたいですよ?」

晶葉「当たりのようだな」

P「よし、じゃあ先へ進むとしよう」

まゆ「あっ、ちょっと待ってください。みくちゃんはどうしますか?」

みく「」

P「あー、まだ気絶してるのか。面倒だけど、起きたら聞きたいこともあるし連れて行こう」

晶葉「そうなると、助手が背負って行くしかなくなるが……大丈夫か?」

P「それならいい方法があるよ。『おねだり Shall We 〜?』!」ビイイイイイイッ

みく(猫)「」

裕子「なるほど、ネコさんにすれば連れて行くのも簡単ですね!」

P「そういうこと。じゃ、ユッコよろしく」

裕子「えっ、私ですかぁ!?」

キィーッ、スタスタスタ……
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/28(月) 21:58:32.91 ID:fVP3G/cpo
そういえば猫化させた後の服……
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/28(月) 22:12:54.74 ID:TsJUXiuk0
???

P(運命の扉の先には短い通路があり、その奥にどこかの部屋へと続いているだろう扉があった)

P「『Hotel Moonside』のときのような異空間なのか……?」スタッ

晶葉「おそらくはな。……この先に志希が居るはずだ」

まゆ「いよいよ、ですね」

P「ああ。……時に、ユッコ」

裕子「なんですか?」

P「最後の戦いに挑む前に、少し抱き締めていいか?」

裕子「えっ……?」

P「ちょっとだけ、ほんのちょっとだけだ。それでユッコが異能力者かどうか分かる」

裕子「わ、私は異能力者じゃなくてエスパーですから!」

P「大浴場で何かされたのがずっと気になってたんだよッ! 抱き締めれば分かるんだから!」

裕子「ええっ、で、でも恥ずかしいですしっ……プロデューサーさん、結婚してるじゃないですか!」

P「今なら、10秒だけなら大丈夫さ……な、まゆ?」

まゆ「別に怒ったりしないですよぉ」

P(「エヴリデイドリーム」は使うけど、っていうのは勘弁してね)

まゆ(使いません!)

裕子「それなら……優しくしてくださいね」

P「遠慮なく」ギュッ
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/28(月) 22:36:53.48 ID:TsJUXiuk0
P「…………」パッ

裕子「ど、どうですか?」

P「……やっぱりユッコも異能力者だったよ」

裕子「そ、そんな……じゃあ本物のサイキックパワーだと思っていたのは、異能の力だったんですね……」ショボン

P「いや、あながちそうとは言えんのだが……」

裕子「本当ですか!?」バッ

晶葉「助手、裕子の異能はどんな能力だったんだ?」

P「……言いづらい」

まゆ「Pさん♪」

P「はいはいッ! 『対処の理性を弱めたあとラッキースケベ体質にする』、それが『ミラクルテレパシー』の能力!」

P(しかも、能力を持つ俺自身にも解除出来ない永続能力!)

まゆ「ラッキー、スケベ?」

晶葉「……そういえば」

幸子「何か、そんなことがあったような気が……」

裕子「ラッキースケベ、ってどんなラッキーなんです?」

P「……さすがに冗談だろ?」
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/28(月) 23:07:01.01 ID:9mxLHSQVO
(あれ?サイキックテレポーテーションはサイキックなのでは?)
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/28(月) 23:08:00.49 ID:TsJUXiuk0
P(にしても、これでかなりの数の異能をコピーしたな……全部でいくつだ?)

能力名:「To my darling…」
能力:カワイイと褒めるほど幸運になる

能力名:「華蕾夢ミル狂詩曲〜魂ノ導〜」
能力:自身が描いたものを具現化する

能力名:「-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律」
能力:影をカラスに変化させて襲いかからせる(影が濃いほど強力に)

能力名:「おねだり Shall We 〜?」
能力:相手を猫にする

能力名:「ニャンと☆スペクタクル」
能力:相手にネコミミを付ける

能力名:「共鳴世界の存在論」
能力:包帯を操り包んだ相手の声を奪うことで世界(ss)から追放する

能力名:「エヴリデイドリーム」
能力:Pの戦意を完全に喪失させる

能力名:「マイ・スイート・ハネムーン」
能力:10秒以上抱き合うことでPと一つになる

能力名:「ミラクルテレパシー」
能力:対象の理性を弱めたあとラッキースケベ体質にする(永続)


P(全部で9つ、これだけあれば複数人で来られてもなんとかなりそうだ。一つ二つ役に立たん異能も混じってはいるが……)

P(っていうか、「共鳴世界の存在論」の世界から追放するって結局どういうことなんだ? ss……?)


幸子「……というようなことです」

裕子「な、なるほど、そういうのをラッキースケベと言うんですね」

まゆ「でもそれが異能ってことは、テレポーテーションは裕子ちゃんが自力でやってるってことですよね?」

裕子「はいっ! やっぱり私、本物のエスパーだったんですね!」

晶葉「……信じられないが、そうなんだろう」

P「じゃあ裕子がモノホンのエスパーと分かったところで、そろそろ……行くか」

「ああ」「はい」「はいっ!」「はぁい」

P「…………」スッ

ガチャ、キィーッ……
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/28(月) 23:10:05.79 ID:TsJUXiuk0
続きはまた今度書きます
「おねだり Shall We 〜?」は着ている服も猫仕様にするということで……
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/28(月) 23:14:34.26 ID:maIZdwtBo
おつー
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 13:32:56.46 ID:ihLrwBRno
モワワァ〜ン

P「うわっ、なんだこりゃ!?」

晶葉「霧状の……アロマ、だな。大量のディフューザーが置いてあるようだ」

まゆ「なんというか、いい香りなんですけど……濃いですね」

幸子「……へくしゅっ! へくしゅ!」ズルズル

裕子「大丈夫ですか? 幸子ちゃん」

幸子「くしゅっ! こっ、この香り、何か、だ、くしゅっ! ダメかもしれませんっ!」

晶葉「マスクを着けるか? といっても防毒マスクだが」スッ

幸子「あ、はい……くしゅっ! ありがとうございます」シュコー

「にゃはは、とうとう見つかっちゃったね〜」スタスタスタ

P「志希ッ!」

志希「すごいねキミ、数々の異能力者相手にここまで連戦連勝、負け無しじゃん!」

P「いや、まあ……うん。一応な」

P(まゆには完全に負けてたけど……)
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 13:33:48.46 ID:ihLrwBRno
晶葉「志希! 今回の事は全て君が起こしたのか!」

志希「ん〜、この際だから正直に言うと……」

P「正直に言うと……?」

志希「『半分』だよ。あたしがやったのはね」

P「半分……!?」

晶葉「半分とはどういうことか、説明してもらおう!」

志希「ダメダメ、教えてあげないよ〜♪ 教えて欲しかったら……」

P「戦うしかないってことだろ結局ッ! 容赦しないからな!」

志希「うん、あたしもそのつもりだよ?」

スタスタ……

まゆ「! 部屋の奥から誰か来ます」

智絵里・藍子「…………」

P「智絵里ッ! 藍子ッ! まさか────」

志希「そーゆーこと。二人ともつよーい異能を持ってたから、また異能力者にした!」

晶葉「まずいぞ、助手……藍子の異能は言わずもがな、智絵里も────」

P「……それ以上言う必要は無いぜ、晶葉」スッ

ピカァァァァァッ!
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 13:34:17.72 ID:ihLrwBRno
P(「華蕾夢ミル狂詩曲〜魂ノ導〜」ッ! スポットライトを具現化する!)

志希「それで目眩ましでもするつもり?」

P「スポットライトはアイドルを照らすためあるんだよ。……『LEGNE』ッ!」シュイイン!

影カラスたち「グアーッ!」 バサッバサッ

智絵里・藍子「きゃあっ!?」ドサッ

志希「!」

P「続いて『共鳴世界の存在論』ッ! 二人を拘束する!」シュルルル!

P(包帯はフリールームに山ほどあったッ!)

ギュウウッ!

藍子「っ、あっ……」カラッ、コトッ

智絵里「うぅ……」

P「藍子のカメラは床に落ちた。智絵里も身動きとれない以上異能は使えまい」

志希「…………」

P「このまま終わらせるッ! 『おねだり Shall We 〜?』、藍子を猫にッ!」ビィィィッ

藍子(猫)「!」チョコン

P「そして『存在論』ッ!」

グルグルグルグル! ……シュルルル、パタッ

P「智絵里は『追放』した。もっとも、俺たちには関係ないらしいがな」
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 13:35:07.08 ID:ihLrwBRno
裕子「すごい! あっという間に倒しちゃいました!」

まゆ「さすがPさん♪」ギュッ

P「先手を取れればこんなもんよ!」

晶葉「逆に言えば、これまでは相手が異能を使うのを待って後手に回っていたということだな」

P「う、まあそうなんだけど……」

志希「これは、予想以上……けど」ズサッ

P「志希ッ! ここまで来て逃げるつもりか!」

志希「逃げるんじゃないよ〜? これを飲むだけ」コトッ

晶葉「何の薬だ……まさか、異能を目覚めさせる!」

P「異能が一つだけじゃあ俺に勝てないと踏んだか!?」

志希「違う違う、自分で自分を『支配』しないためのクスリっ」ゴクッ

P「支配……!?」

志希「この匂いで気づかなかったのかな〜?」スンスン

晶葉「……!」ハッ
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 13:36:25.33 ID:ihLrwBRno
……ギュウッ

P「……まゆ?」

まゆ「『エヴリデイドリーム』」スッ

P「! な……に……!?」グタッ

晶葉「これアロマのような香りは『異能力者を支配下に置く薬』だったんだ! 部屋に入ってから私たちはそれを吸い続けた!」

志希「この部屋に入った時点で、キミたちは志希ちゃんの罠に嵌まっていたのだよ〜っ! 」

P「く、ということはッ……」

裕子「ふふふ……エスパーユッコはサイキックの力でプロデューサーさんを倒さなきゃいけないようですね……!」ムムム

まゆ「Pさんは、まゆのためなら死んでくれますよね……?」ギュウッ

P「なんとぉッ……!?」

幸子「プロデューサーさんっ!」ガシッ

まゆ「!」

ズルズルズル……

P「幸子……!? お前は────」

幸子「ボクはこのマスクを着けていたのでので大丈夫です! プロデューサーさんの味方ですよ!」

P「さ、幸子ぉ……!」ガシッ

幸子「フフーン! 幸運がボクを守ったんです!」
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 13:37:04.71 ID:ihLrwBRno
志希「んん〜? 幸子ちゃんはともかく、キミはどうして平気なままなのかな?」

P「っ、さぁな……」スタッ

晶葉「助手が飲んだのは私が作った薬だ。厳密には他の異能力者とは違う」

志希「ふむふむ、そっか……でも、キミに二人を倒せるかな〜?」

P「くっ!」

P(サイキックがあるとはいえ、ユッコは攻撃性のある異能ではないし問題はない)

P(問題は……!)

まゆ「『エヴリデイドリーム』からは逃れられませんよ、Pさん……?」

P「くっ、あ……ぐ」グラッ

P(体から力が抜ける上、戦意まで喪失させるこの異能だッ! コピーしたから自力で解除出来るとはいえ────)

まゆ(解除しても無駄、です)スッ

P(同じことの繰り返し……先へ進めないッ……!)

裕子「ムムムム……火山の噴火口か、それとも南極にでも飛ばしてしまうのがいいでしょうか……」

P(ユッコまで何か恐ろしいことを呟き始めているじゃないかッ! 早く、まゆを止めなければ……!)
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 13:39:00.55 ID:ihLrwBRno
幸子「晶葉さん!」

晶葉「……ああ」

スタッ

P「二人とも……!」

幸子「フフーン、このボクに任せてください!」

晶葉「まゆの異能は助手以外に効果はない。私たち二人で抑えれば解毒剤を飲ませるくらいは出来る」

P「悪いな、ここまで来て……」

晶葉「何を言ってるんだ。君の異能は『シンデレラ』に『お願い』するんだろう?」

P「ふっ……じゃあ頼むぜ、シンデレラ……!」

志希「にゃは、熱いね〜っ! でもキミたち、私を忘れてないかな?」

P(そうだ、志希の異能はまだどんな能力か分からないッ!)

志希「今の状況は3vs3、キミが実質戦えないことを考えれば2vs3だよ〜? しかも、晶葉ちゃんは無能力者」

P「…………」

晶葉「確かに、まゆと裕子の異能が戦闘向きでないことを考えても状況は不利だな。だが、私たちはそんな状況を何度も乗り越えてきた!」

幸子「カワイイは最強、ラッキーは最強、『To my darling…』は最強の二乗です!」

志希「熱い、熱いって! ……でもそういうの、もう見飽きちゃった。あたしの周りに居た人、みんなそうだったから」

晶葉「……どういう意味だ」

志希「初めはあたしを越えてやるって意気込んでるんだけど、みーんなそのうち諦めちゃうんだ。『ギフテッドのお前には勝てない』って、つまんない」

P「…………」

志希「でもキミは違う匂いがした……だから楽しませてよね、言っとくけどあたし、異能もちょー強いよ?」

P「……ああ、なんと言われようが諦めはしない!」

志希「オッケー、志希ちゃんの異能発動! 『秘密のトワレ』!」



いよいよ大詰め、ちょー強い(!?)志希の異能、「秘密のトワレ」の能力とは!?

↓2
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/29(火) 13:41:39.53 ID:9+ATS1f6o
穴の中(どこでも可能)へ
相手を落として逃がさない
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/29(火) 13:42:18.07 ID:4ue8Mtkto
好意そのものを操作する
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 21:52:17.04 ID:ihLrwBRno
P「…………」

P(なんだ、何をされた!?)

志希「……♪」

P「……晶葉、幸子ッ! 何とも無い以上は今がチャンスだ!」

まゆ「プロデューサーさんはダメ、ですよ♪」スッ

P「ぐうっ……!」ガタッ

晶葉・幸子「…………」

P「晶葉、幸子どうした? ……やはり攻撃を受けたのかッ!?」

晶葉「いや、そうではない……」

P「そうか、だったらまゆを頼む。まゆさえ何とかすれば────」

晶葉「……どうして私がそんなことをしなければいけないんだ?」

P「え……?」
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 21:53:30.69 ID:ihLrwBRno
幸子「そうですよねぇ……どうしてプロデューサーさんのためにそんな、ボクたちが……」

P「お、おいっ幸子! カワイイボクの力で助けてくれるんじゃないのかよッ!?」

幸子「……プロデューサーさんがボクに気安くカワイイなんて言わないでくれません? まあ、ボクがカワイイのは事実ですけど」ドヤッ

P「な……二人とも、どうして……」

P(待て、動揺するなッ! おそらくこれが志希の異能!)

P「……二人とも、俺の事がずっと嫌いだったのか!」

晶葉・幸子「………」

P「晶葉! さっき俺に言った『ありがとう』の言葉、本当は感謝なんて微塵もしてなかったのか!?」

晶葉「あり、がとう……? くっ、私は……」ウググ

P「幸子ォ! 俺は幸子を褒めて褒めて褒めて褒めちぎるまで逃がさないっていうのは、嘘だったのかよ!?」

幸子「ボクが、プロデューサーさんに褒めてもらいたい……? そんな、こと……」グヌヌ
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 21:54:22.37 ID:ihLrwBRn0
志希「やるね〜、人の感情を操作する上で一番の弱点になる『記憶』をすぐに刺激するなんて」

P「志希、その異能を使うなら俺にしろッ! 晶葉や幸子が苦しむのは見たくない!」

志希「えぇ〜? じゃあキミがそこの二人に『マイナスの好意』を持つようになってもいいのかな、そっちの方がもっと苦しい思うよー?」

P「マイナスの好意……!? 好意のマイナスってことは、敵意ってことか!」

志希「そそ。でも今度は『プラス』に振り切らせてみるかなー?」スッ

P(どうやらこの異能は防御出来ない! その上複数人を対象にすることも可能ッ! 全容は分からないが、「感情を操作」されるのは志希の言うとおり超強力……!)

晶葉「っ……! す、すまない助手! 私はまんまと志希の異能に……」スタッ

P「ああ、大丈夫だよ。それにおそらく、まだ攻撃は続いているッ!」

晶葉「うむ。……でも、本当に……ごめん」ギュッ

P「えっ! お、おう、落ち着けよ晶葉……」

P(「プラス」に振り切らせる、つまりこういうことなのか……!?)

幸子「……プロデューサーさん」スタッ

P「幸子、お前もとりあえず敵意は無くなった、か……?」

幸子「はい。だからボクを……ボクをもっともっと褒めてください!」
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 21:56:48.67 ID:ihLrwBRn0
P「なっ、お前この状況でな……!」

幸子「ボクはプロデューサーさんに褒めて欲しいんです、いつでも、いつまでも、ボクだけを!」

志希「にゃははは、忘れてたかもしれないけど幸子ちゃんは今、『理性を失っている』んだよ〜?」

P(そうか、そうだったッ! 感情を操作されたことで本来の欲望がまた前面に出てしまったのか……!)

晶葉「そんなことをしている暇はないぞ幸子! 私と幸子で早くまゆを止めなければいけない!」

幸子「……なんですか晶葉さん、プロデューサーさんがボクばかりに構うのが嫌なんですか?」

晶葉「な、何を……!?」

幸子「ボクは知ってますよ? ボクやまゆさんがプロデューサーさんと仲良くしているときにずっと、拗ねたような顔をして睨んでましたよね?」

P「おい、何を言ってるんだ幸子! やめろ!」

幸子「自分が素直になれないだけなのに、どうしてボクが睨まれないといけないんでしょうねぇ……?」

志希「ふっふー、面白くなってきた〜♪」スッ

晶葉「……お前こそ」

幸子「はい? 言いたいことがあるならはっきり言ってくれませんか?」

晶葉「お前こそ、いつもいつも助手にくっついて……! 本当は誰でもいいんだろう! ただ自分を褒めてくれるのに助手が都合いいというだけなんだ!」

幸子「あなたに言われたくありませんね!」

P「二人ともやめろッ! これは全て志希の異能によるものなんだ!」
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 21:58:34.05 ID:ihLrwBRn0
晶葉「助手、しかし……!」

P「おそらく志希の異能は俺たちの感情を自在にコントロールするという物ッ! だから惑わされるな、お互いに本心じゃないんだ!」

志希「それはどうなんだろうね〜? 隠されてる本心を剥き出しにしてるだけかもよ?」

P「それならさっきまで俺を嫌っていた二人が急にくっ付いて来るなんてことはないッ!」

志希「あ、それはそうだね。失敗失敗♪」スッ

幸子「例え本心じゃなかったとしても、こんな人と協力するなんてボクには出来ません!」

晶葉「幸子……!」

P「幸子! 今お前と晶葉は互いへの敵意が膨らんで、反対に俺へは好意が強くなっているんだよ!」

幸子「それがどうしたんですか! ボクはプロデューサーさんが好きです! 晶葉さんは嫌いです! それで終わりじゃないですか!」

P「幸子……どうして分かってくれないんだ!」

幸子「プロデューサーさん、もっとボクを褒めてくださいっ! 晶葉さんなんかより、まゆさんなんかより、もっとボクを────」ギュッ

P「ッ、鬱陶しいんだよ……! 人の話も聞かないで!」バッ

幸子「えっ……」

P「! お、俺は……っ」

志希「傍観者のようにしてるけど、キミも既に異能を受けているんだよ? この場に居る人間は全員、あたしの手のひらの上♪」
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 21:59:41.79 ID:ihLrwBRn0
P(クソッ、冷静になれ、これは異能のせいなんだ……!)

P「幸子……! すま、ない……」

幸子「い、いえ……」

晶葉「……いい気味だな」

幸子「はい? 何か言いました?」

晶葉「いい気味だな。はっきり言ったぞ?」

幸子「…………」スタッ

P「や、やめろと言ってるだろッ……!」ガシッ

幸子「! ど、どうしてボクを掴むんですか……?」ウルッ

P「!」

P(ダメだ、幸子に対して俺は確かに敵意を持ち始めているッ! 自分のアイドルを、嫌いになりかけている……ッ)

志希「ギスギスだね〜? さっきまでは一致団結してたのに」スッ

P「クソッ、志希……!」

まゆ(……もうやめましょう、プロデューサーさん)
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 22:00:44.46 ID:ihLrwBRn0
まゆ(志希さんには勝てません。でも素直に負けを認めれば、きっと志希さんも許してくれます)

P(お前……分かっているのか、それも志希の異能がそう思わせているんだぞ!)

まゆ(そうかもしれません。だけど、まゆはプロデューサーさんの事が本当に好きだから忠告を────)

P「黙れ! 洗脳されているんだろう、異能を喰らっているんだろう! そんな奴の言葉を聞き入れる奴が居るかよ!」

晶葉「!? 助手、どうした!」

P「晶葉、早くまゆを止めてくれ……いつまでグズグズ喧嘩しているんだ!」

晶葉「あ、ああ、すまない。だが……」

P「だがじゃないッ! いいからやれ!」

晶葉「…………」

P(なんなんだ……今まで仲良くやってきたはずなのに、俺はもう……!」

まゆ「……志希さん。『逆』にしてくれませんか?」

志希「ん、りょうかーい」スッ

P「!」

まゆ「『エヴリデイドリーム』……諦めて負けを認めてください。そして今度こそ、まゆとハネムーンに行きましょう」

P「あ……ま、まゆ……」スタスタ

晶葉「助手っ! 行くな、君はまだ戦えない!」
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 22:02:05.92 ID:ihLrwBRn0
まゆ「まゆの手を握ってください」

P「……」ギュッ

まゆ「一緒に言いましょう? もう戦わない、抵抗しない、だから許して欲しいって……」

P「……まゆ、本当に俺のことが好きか?」

まゆ「はい。本心です。本心で、プロデューサーさんに言っています」

P「そっか……強く言ってごめんな、俺もまゆのことが好きだ。ここに居る誰よりも……」

まゆ「はい♪」

スタ、スタ……

志希「にゃはは、これじゃあまるで結婚式だね。あたし、牧師の経験はないんだけど」

P(勝てない……まゆの言うとおりだ。俺が何をしても、志希には敵わない、もう戦うのも疲れた……)

晶葉「待つんだ助手! それ以上志希に近づくな!」

まゆ「晶葉ちゃんと幸子ちゃんを拘束してください」

P「…………」シュルルルル!

晶葉「ぐっ……!」

幸子「プロデューサー、さん……」グスッ

P(もうあんな晶葉や幸子は見たくない……それに、こんな俺も見せたくない……)

スタッ
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 22:03:22.74 ID:ihLrwBRn0
まゆ「さあ、プロデューサーさん」

志希「諦めちゃう? さっきの自分が言った言葉を、自分で裏切っちゃう?」

P「ああ。俺の、負けだ……だから異能を解いて、元に戻してくれ……」

志希「そっか、結局キミもそうなんだ。……つまんないの」

P「頼む志希、どれが本当の自分の感情なのか、もう分からないんだ……!」

志希「全部ホントだよ、そして全部ウソ。あたしの『秘密のトワレ』は『好意』そのものを操作する。誰が好きで、誰が嫌いか……人の感情なんてただの信号なのにねー」

P「説明なんてどうでもいい、早く……!」

志希「じゃあ、解毒剤を渡してもらおっか。それをキミに飲ませたら、元に戻してあげる」

P「……」

晶葉「ダメだ助手! それを渡したら本当に終わりだぞ!」

志希「さ、早く早く。まゆちゃんとハネムーンに行くんでしょー?」

まゆ「行き先はどこにしましょうか、うふふ……」

P「…………」スッ────

裕子「…サイキック来ました! サイキックパワーマックス! ムムムム〜ン!」

P「え……?」

裕子「地の果てまで飛ばしますよ〜……サイキック! 遠隔テレポーテーション!」

ピシュン!

志希「!」

まゆ「プロデューサーさん!?」

裕子「やりました! ……でも、どこにテレポーテーションしたんでしょう?」

志希「にゃはは! やっぱりこれくらいのサプライズが無いとね〜!」

晶葉「助手っ……」
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 23:29:50.30 ID:ihLrwBRno
PM10:45

P「んがっ!?」ドサッ

ドサッ、ガサガサ……

P「痛たた、ユッコのやつ本格的なエスパーになってきたな……」スタッ

P(ここは……外のカフェテラスか。夕美と戦った中庭の近くだな)

P「……逃げ延びちまった」

P(「To my darling…」が幸運を引き寄せたのか? いや、そんなのどっちでもいい……)

P「はあ、どうすりゃいいんだ……」

ガサガサガサ!

P「! 誰かいるのか!?」

猫「ニャーッ! ニャーニャーニャー!」シュタッ

P「なんだ猫か。よし、こっちおいで」チッチッ

猫「フシャーッ!」ギラッ

P「痛ぁーっ!? テメー猫ごときが……ん? そういえばこの猫どっかで……」

猫「ニャッニャッ! ニャーニャ!」

P「あーっ、みくじゃねーか!」

みく(猫)「ニャーッ!」ピーン
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 23:30:33.83 ID:ihLrwBRno
P「悪い悪い、いま元に戻すよ」スッ

シュイイイイン

みく「……もうっ! Pチャン気付くのが遅い!」

P「すまんすまん、ユッコの近くに居たから一緒にテレポーテーションしたんだな」

みく「……テレポーテーション? みくは起きたらここに居たにゃ」

P「だからテレポーテーションだよ。志希が居た部屋からここに飛ばされた衝撃で目が覚めたんだろう」

みく「なるほど……って志希チャンの所に行ったの!?」

P「ああ。……それより、もう俺には攻撃してこないのか?」

みく「え、う、うん。もう異能は使えないし、頭の中がなんだかスッキリした感じだにゃ」

P「そうか。みくは多分、薬に加えて志希の異能で操作されていたんだろう、それで俺に敵意丸出しだったんだ」

みく「そうなのかにゃ……? 志希チャンからは異能が目覚める薬を貰ったけど……」

P「…………」

みく「あ、あのっ! ……ゴメンだにゃ、Pチャン。みく、悪いことしちゃったんだよね……」

P「別に。もういいよ、何とも思ってない」

みく「そ、そっか……ねえ、なんでみくとPチャンだけテレポーテーションしちゃったの?」
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 23:31:00.42 ID:ihLrwBRno
P「……偶然だよ。ユッコのサイキックは俺だけを狙っていたはずだ」

みく「あれ? ユッコチャンってPチャンの仲間だったよね?」

P「……ああ。『だった』んだ」

みく「そう……なんだ」

P「……みく、お前は『黒幕からの刺客』だったよな」

みく「あー、それ恥ずかしいからあんまり言わないでほしいにゃ……」

P「教えてくれ。『黒幕』は志希なのか? 志希は『半分』だと言っていた」

みく「え、っと……ごめん、みくにはよく分からないにゃ。志希チャンの命令に従ってただけ……」

P「じゃあ『黒幕からの刺客』ってのも志希からそう名乗れと言われただけってことか?」

みく「うん……」

P「はあ、そうか……結局、志希を倒さなきゃ先へは進まないんだよな……」

みく「志希チャンとは戦わなかったの?」

P「戦ったよ。それで負けた、いや……自分から諦めたんだ」
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/29(火) 23:34:40.71 ID:ihLrwBRno
みく「そっか……だからPチャン元気無かったんだ」

P「アイドルにも酷い事言っちゃうしさ……踏んだり蹴ったりだよ」

みく「……それならきっと大丈夫だにゃ」

P「え?」

みく「だってPチャンはみくを許してくれたでしょ? Pチャンも謝れば、きっとみんなも許してくれるにゃ!」

P「そうか……そうだといいな」

みく「ほら、だったら謝るために行かないとダメだにゃ! 落ち込んでる暇なんてないにゃ!」

P「でも、志希には……」

みく「自分で諦めちゃったなら、最後まで戦ってみれば勝てるかもしれないよ!」

P「みく……」

みく「分からないけど、そう信じることが大事なんだにゃ!」

P「……なんだよ、急に仲間面して」

みく「なっ、倒したら敵が改心するのはよくある話……ってあれ? Pチャン、泣いてる……?」

P「ばっ、泣くかよこんなとこで!」ゴシゴシ

みく「えーっ、今絶対ウルッって来てたよ〜?」

P「来てないッ! ……男の涙は、勝った時に嬉しくて流すんだよ」スタッ

みく「おおっ、じゃあ行くんだね!」

P「ああ。志希……今度こそお前を倒すッ!」

P(そのための作戦は────)


選択肢(二つ選んでください)
1.他のアイドルには一切目もくれず志希だけを狙う
2.最優先でまゆに解毒剤を飲ませる
3.強力な「LEGNE」を召喚しておく
4.「華蕾夢ミル狂詩曲〜魂ノ導〜」で様々な道具を具現化しておく
5.やっぱり猫が好き
6.みく、合体してくれ!
7.俺と志希以外を追放するッ!
8.みんなと一つになる!

↓2
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/29(火) 23:45:26.75 ID:lguJxKbco
8
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/29(火) 23:49:02.56 ID:lPBMyDo00
3
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/29(火) 23:51:57.52 ID:BY5rjbe0o
>>294+7
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/29(火) 23:54:22.73 ID:ihLrwBRno
3+7ですね
続きはまた今度書きます
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 16:18:57.27 ID:EPGKUVGTo
タッタッタッ……

P「いいかみく、お前が扉を開けたら俺が2体の『LEGNE』を突っ込ませる」

影カラス「グァーッ!」

影ネコ「グニャーッ!」

P(満月の光から生み出されたこの「LEGNE」は特別強力……そう簡単には消えない)

みく「うんうん、それでどうするの?」

P「みんなが怯んでいる隙に、何とかこの解毒剤をまゆに飲ませて欲しい。後は俺がやる」

みく「分かったにゃ!」

P(志希の異能の正体は分かっている。先制出来れば勝てるはず……!)

タッタッタッ……スタッ

P「…………」ゴクッ

みく「……いい、Pチャン?」

P「ああ……行くぞ!」

ガチャ……パシャリ!
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 16:19:38.65 ID:EPGKUVGTo
P「!?」

P(み、みくが消えたッ!? いや、今の音は……!)

藍子(猫)「ニャオン?」ペラッ

P(藍子は猫になった! しかし猫でもカメラのシャッターは押せるッ!)

志希「やっほー。惜しかったねー、二人とも消すつもりだったのにキミは写ってなかったみたい」

P「読んでいたのか、俺の作戦をッ……!」

志希「ん〜、さすがにあたしでも君の思考を完璧に読むなんて出来ないよ? でもこっちには『覗ける』子が居るから」

P「そうか、まゆ……!」

まゆ「プロデューサーさん……どうしてまだ戦うんですか……?」

P「どうして? そんなこと決まってる、勝つために、そしてちゃんとみんなに謝るために戦うんだ!」

志希「いいよー、その調子その調子。でも、キミが謝ったらみんな許してくれるとは限らないと思うけどなー?」

晶葉・幸子・裕子「…………」
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 16:20:25.05 ID:EPGKUVGTo
P「みんな……!」

志希「晶葉ちゃんと幸子ちゃんはさっきキミが拘束してそのまま。あ、裕子ちゃんはサイキックが暴走しないように眠ってもらってるけど」

P「くっ……すまない二人とも、今拘束を────」

晶葉「その必要はない! ……私たちにはもう構うな、助手」

P「晶葉……」

志希「晶葉ちゃん、キミが諦めて負けを認めたのを見て相当ガックリ来てるみたいだよ?」

幸子「……プロデューサーさんは、ボクのことが嫌いだったんですか……?」

志希「幸子ちゃんもキミに酷い事を言われて傷ついちゃってるし、謝って終わり……なんて上手くいく? あたしは知らないけどねー」クスクス

P「…………」

志希「ところで、キミは二人のこと、どう思ってるのかな〜?」スッ

P「……はぁ、まったく性格悪いぜ。本当に」

志希「おやおやぁ!? そんな風に言っちゃっていいの?」

P「お前だよ、志希。人の心を弄んで笑うマッドサイエンティストが……!」

志希「にゃははは!心外だなぁ、あたしは異能を最大限に活用してキミを倒そうとしているだけだよ?」

P「……だったら俺も、『作戦通り』お前を倒すッ!」シュルルルッ!
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 16:21:18.14 ID:EPGKUVGTo
志希「まゆちゃん!」

まゆ「『エヴリデイドリーム』はもうプロデューサーさんを捉えています!」

P「……しかし、戦意が消えても既に俺が発動させた異能が消えるわけではないッ! 『LEGNE』!」

影ネコ「ニャーッ!」シュタタタッ

まゆ「きゃあっ!?」ドサッ

影カラス「グァーッ!」バサッガシッ

藍子「ニャ〜? ニャニャ〜!」ジタバタ

P「みんなすまない……攻撃させてもらう!」

グルグルグルグル!

志希「! どうするつもり……!?」

シュルルルルル……ドサッ、ドサッドサッ……










P「声を奪って『追放』した。……今この『世界』には俺と志希の二人だけだ」
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 16:22:02.16 ID:EPGKUVGTo
志希「あたしとキミの二人だけでラン[ピザ]ーしようってこと? ふー♪」スッ

P「声を奪ってしまえば、もう誰の好意をどう操作しても言葉で傷つくことはない」

P(まゆの心の声も、今の俺には届かない……もちろん反対も)

志希「それは考えたね〜♪ でも、肝心のあたしはどうやって倒すつもり?」スッ

P「…………」

志希「キミにあたしが攻撃出来────」

シュルルルルル!

志希「! なっ……」

P「俺のお前に対する好意をいくら操作しようと無駄だ、志希」

志希「どういう、こと……あたしの異能から、逃れられるはずは……」

P「確かにその通りだ。はっきり言って今お前のことがとても好きだよ、志希。包帯で縛り付けるのもかわいそうな位な」

志希「あはは……だったらこれ、解いて欲しいかな……っぐ」ギュウッ

P「……どれだけ好意を操られても、たった一つ変わらない物があるんだよ」

志希「へえ……教えてくれる……?」

P「『志希を倒さなくてはいけない』、その目的だけは頭の中から消えないのさ……!」タッタッタッ

ギュウッ!
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 16:23:12.79 ID:wz9oTtNoo
メール欄にsaga
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 16:23:26.03 ID:EPGKUVGTo
志希「にゃはっ、抱き締められちゃった」

P「……お前の負けだ、志希」

志希「そっか、これが敗北……ヘンな匂い」スンスン

P「気絶されると困る。解毒剤を飲ませる前に『半分』の意味を聞かせてもらうぞ」

志希「いいよ、教えてあげる……『異能力者を支配下に置く薬』を作ったのはあたしだけど、『異能力者になる薬』を作ったのはあたしじゃない。だから『半分』」

P「なに……! だったら志希も、誰かに薬を飲まされて異能力者になったのか!?」

志希「そゆことー。美味しかったな、あのお団子」

P「団子!? 志希、お前は『もう半分』の正体も知っているんだなッ!?」

志希「知ってるよ〜? でもそれは、教えてあげない。んっ……」スッ……

P(なんだ!? 顔を近づけて……キス? いやッ!)バッ

シュルルルッ……バタッ

P「晶葉から解毒剤を奪っていたなッ! そしてキスで俺に飲ませようとしたッ!」

P(考える手はみんな同じってわけか……)
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 16:25:00.02 ID:EPGKUVGTo
志希「あーあ、バレちゃったかぁ。じゃあ大人しく……」ゴクッ

P「!」

P(自分から解毒剤を……!?)

志希「キミに好意を操られたら、志希ちゃん多分、喋っちゃうから、ね……」パタッ

P「…………」

カランカラン……プシューッ!

P「!?」

P(なんだこれは、アロマ、いやガス!?)



P「なんだ、どうした晶葉ッ!?」

P(「共鳴世界の存在論」解除ッ!)ヴィイイン!

晶葉「……催眠ガスだっ! これを着けろ!」ヒョイッ

P「あ、ああ! しかし晶葉、お前はいいのかッ!?」スチャッ

晶葉「マスクは二つだけだ、早く幸子と部屋を出ろ! おそらくそれを着けていても長くは────」

スチャッ

幸子「晶葉さん、行くのはあなたです」
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 16:25:42.28 ID:EPGKUVGTo
晶葉「幸子……!? どうして……」

幸子「ボクがついていっても、何も出来ないですから……それより、早く……」フラッ

P「晶葉、行くぞ!」

晶葉「ああ! ……ごめん、ありがとうっ」スタッ

P「他のみんなは────」

裕子「うぅん……」zzz…

智絵里「すぅ……」zzz…

藍子「ニャーゴ……」ゴロゴロ

P(そうだ、藍子は猫から元に戻しておかなくてはッ!)スッ

藍子「んん……」パタッ、zzz…

写真「」ヒラヒラ

P(……ヤバい、みくが写真に捕らわれたままだった!)

晶葉「助手っ!」

P「くっ……後から必ず戻ってくるッ! すまないみんな!」

まゆ(はい、ずっと待ってます、Pさん……)パタッ

ガチャ、バタン! タッタッタッ……


一ノ瀬志希「秘密のトワレ」────再起可能
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 16:31:45.34 ID:AwVY0y5n0
しきにゃん真面目に強くて黒幕が霞みそう
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 16:46:01.31 ID:F3BWrV2I0
志希戦面白かった(´・ω・`)
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 17:31:46.12 ID:EPGKUVGT0
PM11:00

P「はあっ、はあっ……」

晶葉「っ、志希は、自分が負けても私たちを無力化出来るように、あらかじめ用意をしておいたんだ」ハアッ

P「本当に抜け目の無い……危ないところだった」フウッ

晶葉「あの部屋はガスが充満してしばらくは入れない。もう半分の黒幕は私たちで探すしかないだろう」

P「そうだな……また二人になっちまった」

晶葉「……ああ」

P「晶葉……さっきは本当にすまなかった。俺が情けないばっかりに、嫌な思いをさせてしまって……」

晶葉「いいんだ。助手の言った通りあれは志希の異能、誰も本心じゃない」

P「……そう言ってくれると助かる」

晶葉「しかし……また手がかりが無くなってしまった」

P「いや、手がかりなら一つあるぞ。志希が『団子』と言っていた、誰かが例の薬と共に団子を志希に食わせて、そこからこの事件が始まったんだよ」

晶葉「団子か。他のアイドルもそれを食べて異能に目覚めたのだとしたら、幸子たちに話を聞いてすぐに正体が掴めたかもしれないが」

P「言っても仕方ないよ。晶葉は今日、誰かに団子を勧められた覚えはないのか?」

晶葉「いや、私はずっと部屋にこもっていたから……」

P「レッスンとか無かったのか?」

晶葉「うむ。……サボりじゃないからな!」

P「分かってるよ。じゃあ、どうするかなぁ……」

P(11時になってコピーもリセットされてしまった。「黒幕」と戦うならやはり異能を少しでもコピーしておきたいが……)


選択肢(一つはすぐラストバトルになります)
1.食堂へ行く
2.自分の部屋に行く
3.晶葉の部屋に行く
4.屋上へ行こうぜ……
5.外へ出よう


↓2
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 17:33:27.91 ID:ScM4X2oro
ksk
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 17:33:58.30 ID:+dBHzJn3o
2
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 20:05:51.53 ID:EPGKUVGTo
スタスタ……

晶葉「助手の部屋に……? 何かあるのか?」

P「晶葉が言ったように、その団子を食べたであろうアイドルに話を聞くのが手っ取り早いだろうからな」

晶葉「なるほど、気絶した蘭子を起こすんだな」

P「うん。それに森久保のこともちょっと気になるし」

スタスタ……スタッ

P「もしもーし? 森久保、ちゃんと隠れてるか?」トントン

晶葉「自分の部屋にノックするのも変じゃないか?」

P「あ、そうだな……森久保ー? 入るぞー」ガチャ

P(電気が付いている……?)スタスタ
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 20:06:53.54 ID:EPGKUVGTo
晶葉「……誰も居ない?」

P「どうせ机の下だろ? 森久保俺だ、出てこいよ」

「…………」

P「なんだ、顔を見るまで安心出来ないのか?」スッ

蘭子「」ウニョウニョ

P「うぎゃあああっ!?」ドサッ

晶葉「どうした助手! ……っ!?」ビクッ

P「らっ、蘭子の全身からキノコが……なんてこった……!」

パァン!

P「あひいっ!?」ビクビク

「ドッキリ、だーいせいこーう……」ドヨーン

P「えっ?」

晶葉「乃々に……輝子?」

輝子「フヒ、いい驚きっぷりだな、親友……」

森久保「あの……これは、冗談、ですけど……」

輝子「だから、ドッキリって言ってるだろ? ボノノちゃん」

森久保「あ、そうでした……」

P「えっ……えっ?」
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 20:08:05.71 ID:EPGKUVGTo

……

P「あぁそう、二人して蘭子のした……気絶した蘭子で遊んでたのね……」

晶葉「……いま『死体』と言いかけなかったか?」

P「い、言ってない言ってない!」

森久保「プロデューサーさんがノックしたのを聞いて、輝子さんがビックリさせようって……」

輝子「えー、ボノノちゃんがプロデューサーはビックリしやすいからやろうって言ったんじゃないか……」

森久保「や、やろうとは言ってないですけど……」

P「どっちでもいいっ!」

森久保「あう……」

晶葉「しかしよく出来ているな。本当に生えているようにしか見えない」

蘭子「」ウニョウニョ

P「もう、マジでビビったんだからな! ……蘭子、蘭子。起きてくれ」ユサユサ

輝子「おい……どうして、起こすんだ……?」

P「え? いやちょっと、蘭子に聞きたいことがあるからさ」

輝子「ダメだ。起こしたら、キノコが消えちゃう……」

P「え……?」ピト

森久保「まっ! まま、まさか、本当に生えてたんですか……!?」

輝子「それでも、起こすっていうなら……」

晶葉「助手、どうやらこの流れは────」

輝子「この私を倒してからにしてもらおうか! ヒーヤッハハハハハッ!」

P「こ、これ、本物なの……」ビクビク


蘭子の身体がキノコまみれに(!?)輝子の異能、「毒茸伝説」の能力とは!?


↓2
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 20:09:30.02 ID:i/g2eHKSo
体力をとことん吸い取る
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 20:10:01.51 ID:U6XIrunq0
キノコを食った人間を操る
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 21:36:53.56 ID:EPGKUVGTo
晶葉「やはり! 助手、戦闘態勢を……」

P「ほっ、本物……蘭子から本物のキノコが生えてるう!」

晶葉「……助手」

モギッ

輝子「レッツイート! 美味しいぞ?」スッ

P「ヒイッ! むりっ、無理無理むーりぃー!」

森久保「それはもりくぼのセリフなんですけど……」

輝子「ボノノちゃんは?」

森久保「遠慮しておきます……」

晶葉「輝子の異能は身体からキノコを生やす能力か……?」

輝子「違うな! 私の『毒茸伝説』はもっとヘヴィ! このキノコを食べれば……ゴートゥヘール!」

P「や、やっぱ食べたらダメなんじゃねーか!」

輝子「しかし、食べないでいられるかな……!? ヒャッハー!」モギッモギッ

P「食べないッ! いくら差し出されようが人から生えたキノコなんか食うかッ!」
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 21:37:53.27 ID:EPGKUVGTo
輝子「そ、そうか……残念だな……」シュン

晶葉「……戻った」

輝子「でもな……そう言われると何としても食べさせたくなるんだよ! プロデューサァァアアア!」グイッ

森久保「あ、また戻りました……」

P「ヒイイッ! やめて! 食べさせないでええええっ!」

輝子「キノコはなァ……美味しいんだぞ! 菌だからってバカにしたらいけないんだぞ!」タッタッタッ

P「してないっ、してないよォッ!」タッタッタッ

晶葉「もしかしてキノコ嫌いか? 助手」

P「普段は食べるよッ! でも人から生えたヤツ食うか!? 人キノコ生でイケるかッ!?」

晶葉「まあ、それはそうだな……」

輝子「だったら地獄のキノコ料理を振る舞ってやるぜ! ついてきなっ!」タッタッタッ

P「俺いま追われてるんですけどッ!?」タッタッタッ

ガチャ、バタン!

晶葉「……私は追うが、乃々はどうする?」

森久保「あぅ……仕方ないから、一緒に行きます……」

晶葉「なら、このキノコ蘭子というか……とにかく、運ぶのを手伝ってくれるか?」

森久保「あ、はい……」
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 21:39:37.17 ID:EPGKUVGTo
8階 給湯室兼キッチン

輝子「地獄のキノコ料理その1ィーッ! バター風味キノコソテー!」

トントントントンジュワアァァッ!

P「ひいいっ! 炒めたキノコにソースが絡み付いてるうッ!?」

輝子「主にエリンギなどを使うんだよ! 分かったかぁー!?」

P「何一つ材料調理法分かんないいっ! そもそも地獄要素がないっ!で、でも────」

ホワワァン

P「……でも美味しそうッ! 食べそうッ……! 俺ずっと何も食べてないからめちゃくちゃ腹減ってるしッ!」

輝子「さあ、食え! あまりの美味しさに舌を巻けェ!」

P「しょ、輝子は食べないのか……!?」

輝子「あ、私は次の料理の下ごしらえだ……」トントン

P「そ、そうか。…………」ゴクッ

P(こいつはマジにヤバい、食べそう……人から生えたっつっても、ちゃんと調理してたし……)


選択肢
1.ちょっとくらい食べても大丈夫!
2.一口だけ! 一口だけ!
3.ダメっ……食べるな……!

↓2
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 21:40:31.00 ID:J3ZFjSyI0
1
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 21:42:36.68 ID:72lECpnKo
3
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 21:50:01.31 ID:EPGKUVGTo
P(ダメっ……食べるな……! 食べたらアウト、輝子の異能に嵌まる……!)

輝子「……あれ、ホントに食べないのか……?」

P「う、うん」

輝子「そうか、残念だな……」スッ

P「ああっ!」

輝子「ど、どうした? やっぱり食べる……?」

P「た、食べない!」

輝子「残念、無念……でもまだ次の料理もあるからなぁ!」スタスタ

P「…………」

グウウッ

P(こいつはタフな戦いになりそうだぜ……)
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 21:54:47.76 ID:EPGKUVGTo
森久保「よいしょ、よいしょ……」

晶葉「人を運ぶのは大変だな……」セッセ

森久保「というか、二人はどこへ行ったんですか……?」

晶葉「……わからん。キノコを食べさせると言っていたが」

森久保「じゃあ、下のキッチンで料理しているかもしれないです……」

晶葉「なら、まずはそこに行こう。……っ」ヨイショ

森久保「あの、もうここで蘭子さんを起こしてしまった方がいいのでは……?」

晶葉「……確かに。蘭子が起きればキノコも消えると言っていたしな」

森久保「じゃあ、降ろしましょう。よいしょ……」

晶葉「蘭子、蘭子!」ユサユサ

森久保「起きてくださーい……」ツンツン
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 22:00:37.05 ID:EPGKUVGTo
P「…………」グウウッ

タッタッタッ……

輝子「さあ、地獄のキノコ料理その2の時間だぞプロデューサーァ!」

P「くっ、来たか……!」

輝子「キノコのじっくりことことクリームシチューだ! 腹が限界になるまで食え!」ドンッ

P「じっくりする時間もことことする時間も無かったのに一瞬でシチューを作ったってのか……!?」

輝子「フヒ、凄いだろう。まず私が一口……」ハム

P「う、美味いのか……!?」

輝子「ヒャッハー! こいつは最高だ、食べない奴はそれだけで不幸になるぜ!」

P「そ、そんなに……!」

グウウウウッ

P(腹の虫が悲鳴を上げているッ! 耐えきれるのか、耐えきれるのか俺……!)

輝子「毒なんて入ってないよ、安全だよ……」

P「……」ゴクッ


選択肢
1.それでもっ……食べたら終わり……!
2.一口だけ! 一口だけ!
3.もう我慢とかむーりぃー!

↓2
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 22:01:16.53 ID:72lECpnKo
こいつ食うことしか考えてないな
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 22:02:15.10 ID:HMc4eVg8o
3
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 22:02:20.89 ID:pTLSDIkJ0
3
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 22:10:32.60 ID:EPGKUVGTo
P「は、はは、は……」

輝子「ど、どうした?」

P「そんなに食べて欲しい?」

輝子「うん。キノコは、いいぞ」

P「食べてくれたら嬉しい?」

輝子「もちろんだ。美味しいと言ってくれたら、これ以上ないくらい……」

P「そう、か……」

輝子「…………?」

P「…………、もう我慢とかむーりぃーっ!」ガタッ

輝子「!」

P「いただきますッ!」ヒョイッパクッ

輝子「ど、どうかな……?」

P「こいつは……こいつは、ッ……!」ビクビク
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 22:15:07.04 ID:EPGKUVGTo
晶葉「……はあ。起きないな」

森久保「蘭子さーん、朝です、あさくぼですけど……」

晶葉「…………」

「うまあああああい! もうとびっきりうまあァーイッ!」

森久保「ひいっ!?」

晶葉「ま、まさか……助手っ!」タッタッタッ

森久保「あっ、晶葉さーん! ……そ、そんな……もりくぼ置いてけぼりですか……」

蘭子「……んん」パチッ

森久保「! 蘭子さん、よかった……っえ、あれ……?」

蘭子「あれ、私は確か、姫君を従えし者に敗れて……」ムクッ

森久保「あ、あのっ、とにかくついてきて欲しいんですけど……」
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 22:20:07.74 ID:EPGKUVGTo
タッタッタッ……

晶葉「助手っ! キノコを食べてしまったんじゃあないだろうな!?」

P「ハーッハッハッハ! そうだよ晶葉ァ! キノコはトモダチ怖くなァーい!」

晶葉「なっ!? な、なんという……」

輝子「さあ、地獄のキノコ料理その3の時間だ! キノコの五目炊き込みご飯だぞ!」

P「待ってましたあ! 作るのが早ぁーい!」

輝子「次の料理が最後だ! ゴートゥヘエエエエル!」スタスタスタ

P「はーい、いただきまーす!」パクパクパク

晶葉「お、おいっ! 人から生えたキノコだぞっ! いいのか!?」

P「あぁ!? キノコはキノコだろうが!」

晶葉「なっ……」

P「晶葉も食えッ! お腹すいてるんだろ!」パクパク

晶葉「私は絶対に食べないぞ!」

グウウウッ……

晶葉「うっ……」

P「こんな美味しい料理を食べられない奴はそれだけで不幸せだな! 人生終わってる!」パクパク

晶葉「……」

P「あー美味しい、すごく美味しい! 主にキノコが美味しいけど野菜も美味しい!」

晶葉「…………」

P「クヒヒッ、しゃもじですくって直接食べてやるうッ!」ゴクゴク

晶葉「わ、私は……絶対、食べないからな……!」
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 22:20:44.47 ID:EPGKUVGTo
スタスタ……ガヤガヤガヤ

蘭子「騒がしいわね……かの者たちの呼び声が聞こえるわ」ウニョウニョ

森久保「あ、あの、蘭子さん……」

蘭子「どうしたの?」クルッ

森久保「き、きの……」モジモジ

蘭子「きの? ……はっ、『気』の力を感じると……!?」

森久保「い、いや、あの……きのこ……」ボソボソ

蘭子「……?」

「地獄のキノコ料理その4! 和風キノコスパゲッティ!」

蘭子「スパゲッティ!? ……いや、あそこで黒ミサが行われているわ、行くわよ乃々ちゃん!」タッタッタッ

森久保「あ、あの、き、キノコー! ……まだ生えてますけど……」ボソッ
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 22:21:48.22 ID:EPGKUVGTo
パクパクパクッ……

P「最高! 究極! オランジェント!」パクパク

晶葉「はははは! こんな美味しいパスタ初めて! すっごい!」パクパク

P「キノコのおかげなんだよ! 全部キノコが美味しくしているんだッ!」

晶葉「パスタの茹で加減はあえてアルデンテじゃない! キノコの食感とマッチするよう硬めにしてあるんだ!」

輝子「え、そうなの……間違えたかも……」パクッ

晶葉「えっ……」

輝子「ヒャッハー! こっちの方が美味しいじゃないか! 感謝するぜ晶葉!」

晶葉「はははっ、キノコと料理は紙一重だからなっ!」

P「今のどういう意味? でもとにかく美味いっ!」パクパク

P(……でも何か忘れてるような?)

タッタッタッ……スタッ

P「ん?」

森久保「はあっ、やっと見つけましたけど……」

輝子「ボノノちゃん。それに、蘭子……って、あれ?」
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 22:22:43.62 ID:EPGKUVGTo
蘭子「ハーッハッハッハ! 生け贄を捧げる儀式を行いし者どもよ! 我こそが贄を喰らいし魔王なり!(仲間に入れてくださーい♪)」

晶葉「蘭子……君は……」

P「お、おい輝子、起きたらキノコは消えるんじゃなかったか……?」

輝子「わ、分からない。勝手にそう思ってたんだけど……」

蘭子「矮小なる意思の集まり? 我に────って何これぇっ!? キノコが、キノコがぁっ!」アタフタ

P「ヒャッハー! イキのいいキノコだァ!」タッタッタッ

晶葉「生で食べるのか!? ……ズルいぞ一人占めは!」タッタッタッ

蘭子「きゃあっ!? ぷ、プロデューサーさんっ? 何するんですかぁ……!?」ドサッ

P「キノコ狩りだよォ!」モギッ

蘭子「はうっ!?」

晶葉「失礼するぞ!」モギッ

蘭子「ははうっ!?」

輝子「フヒ、みんなキノコの良さを分かってもらえたようで何よりだ……」

森久保「あ、あの、輝子さん……」

輝子「ん? どうした、ボノノちゃん」

森久保「え、ええと……」


選択肢
1.そろそろ元に戻してあげてください
2.もりくぼも仲間に入れてください
3.やるくぼですけど……

↓2
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 22:24:31.09 ID:pTLSDIkJ0
3
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 22:30:34.77 ID:U6XIrunq0
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 22:45:10.62 ID:EPGKUVGTo
カチャッ

輝子「へ……?」

森久保「輝子さんを倒さないと、止まらないようなので……」

輝子「じょ、冗談だよ、な? というか、どこから銃を……」

P「生うまっ! 生が一番いい!」モギッモギッ

晶葉「どの部分から生えたキノコが一番おいしいのか、これは研究が必要だ……!」

蘭子「た、助けてぇ……」ヘロヘロ

森久保「冗談ではないですけど……撃たせないでください……」スッ

輝子「は、話せば分かる。私は、キノコの良さをもっと知って欲しかっただけ、なんだ……」

森久保「そうですか……」スタ、スタ

輝子「ボノノちゃん! 危ないから、置こう、な……このキノコ料理でも食べて、落ち着こう」スッ

森久保「どうやら、説得は無理そう、です……」

輝子「お、おいおい……」ゴクッ

森久保「ごーとぅへーる……殺(や)るくぼですけど……」

バァン! ……パタッ
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 22:53:46.49 ID:EPGKUVGTo
蘭子「もう、もう生えてないのにっ……」

晶葉「あれ、私は……」パクッ

P「……ハッ!」ムニュン

蘭子「どこ掴んでるんですかぁ!」パシーン

P「サイキックラッキースケベェッ!?」ドサッ

晶葉「わ、私は……何を……」ソワソワ

森久保「大丈夫、ですか? みなさん……」

P「も、森久保……輝子はどうしたんだ……?」ムクッ

森久保「あ、何故か、勝手に倒れちゃいましたけど……」スッ

輝子「おぅ、おぅ……」ピクピク

P「じ、自滅? っていうか完全にやられてたような……げふっ、腹いっぱい」

晶葉「は、はは、ははは! キノコのせい、キノコのせい……」ソワソワ

P「……よく分からんが、コピーして解毒剤を飲ませる!」

輝子「私は忘れても、キノコのことは、忘れないでくれ……」パタッ


星輝子「毒茸伝説」────再起可能
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 23:08:33.33 ID:EPGKUVGTo
PM11:15

P「フーム、まんまと操られていたんだなぁ」

晶葉「しかし、あの状況でどう自滅したんだ……?」

森久保「さ、さあ……転んだんじゃないですか?」

P「見てなかったのか?」

森久保「みっ、見てましたけど……分からないです……」

P「なんだそりゃ。……そうだ、それより蘭子!」

蘭子「我が名は傷ついた悪姫……ブリュンヒルデ……」

P「ら、蘭子ー? 今のお前は心が傷ついてるなってそうじゃなくて、大丈夫か……?」

蘭子「フフ……我が魂は穢れによって新たな魔翌力を得るのだ……」

P「そ、そう? じゃあ大丈夫?」

蘭子「大丈夫じゃありませんっ!」

P「ご、ゴメン……」

蘭子「…………」プクーッ
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 23:19:52.08 ID:EPGKUVGTo
P「あ、あのさ、聞きたいことがあるんだけど……」

蘭子「……なんですか?」

P「今日、団子食べた?」

蘭子「だ、だんご? 食べま、した……?」

晶葉「疑問系か」

蘭子「ううん、食べた……美味しかった」

P「誰にだ! 誰に貰った!?」グイッ

蘭子「ええっ!? っと……あれ……? あの……」

P「思い出せないのか?」

晶葉「何かの異能が作用しているのかもしれない」

蘭子「あ、月の女神……です」

P「誰だよ」

蘭子「それは、えっと……あれ……?」

P(……これ以上はダメみたいだな)

P「ありがとう蘭子、もういいよ。十分な手がかりだ」

蘭子「う、うむ!」

晶葉「月の女神か……どうする、助手」

P「…………」


選択肢(一つはラストバトルに入ります)
1.食堂に行く
2.晶葉の部屋に行く
3.屋上へ行こうぜ……
4.外へ出よう


↓2
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 23:20:31.03 ID:ScM4X2oro
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/30(水) 23:21:04.80 ID:J3ZFjSyI0
1
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 23:26:41.37 ID:EPGKUVGTo
続きはまた今度書きます
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 23:32:43.59 ID:g+VZTW4ko
おつー
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/31(木) 11:43:35.28 ID:1aeinps6o
スタスタ……トタトタ

P「蘭子!」クルッ

蘭子「っ!」ビクッ

P「付いてくるなって言ったろ!? 遊びでやってんじゃないんだから!」

蘭子「し、しかし、導かれし魂が────」

P「駄目だ!」

蘭子「あぅ……」

晶葉「……別にいいんじゃないか? もしかしたら、途中で何か思い出すかもしれないぞ」

P「いいや、もしまた志希みたいな俺たちの感情や意識を操作する異能力者が現れたらどうする。側に居るのは晶葉だけで十分だよ」

晶葉「……そうか」

蘭子「プロデューサーぁ……」ウルウル

P「あーもう……これなーんだ?」スッ

蘭子「きっ、キノコ!?」

P「正解。あーんしてね」ヒョイッ

蘭子「はむっ!?」パクッ

P「蘭子! 回れ右して戻れ!」

蘭子「…………」スタスタ

P「クククなるほど、人の意識を操るとはこういうことか」

晶葉「おいおい……」
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/31(木) 11:44:18.21 ID:1aeinps6o
西棟2階 食堂

P「木を隠すなら森に、団子を隠すなら……食堂でしょう!」スタッ

晶葉「……もうお腹は空いてないぞ」

P「俺もだよ、でもこんな時間に誰も料理してないだろ? ……電気はついてるけど」ガチャ

島村卯月(以下、卯月)「いらっしゃいませー! って、プロデューサーさん?」

P「卯月! ってかメイド!?」

小日向美穂(以下、美穂)「プロデューサーさん! こんな時間にどうしたんですか?」

P「いや、俺が聞きたいんだが……」

五十嵐響子(以下、響子)「いいじゃないですか♪ ほら、どこでもいいので座ってください」

P「あ、ああ……」スタスタ

晶葉「助手、まずいぞ3人相手は……」ヒソヒソ

P「分かってる、だが例の薬で操られてるわけじゃなさそうだし、うまくすれば戦闘は回避出来るはず……」ヒソヒソ
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/31(木) 11:45:04.58 ID:1aeinps6o
スタッ

P「ええと、メニューは……ていうかここ食券だったよな?」

美穂「この時間はオーダー制なんです。はい、メニューをどうぞ」スッ

P「そ、そう。あの、聞きたいんだけどいつの間にメイドカフェになっちゃったの……?」

卯月「さっきからですよ、さっきから!」

P(なんだよその某天海的な口調は……)

響子「それより! ご注文をどうぞ!」

P「あーはい。えっと……」

P(何か変なのが混ざってるが、選ぶべきか選ばざるべきか……)


選択肢
1.オムライス(ケチャップデコレーション付き)
2.卯月の愛情たっぷり「S(mile)ING!」
3.ポッキー
4.みほたんハートっ♪「Naked Romance」
5.ウサギさんの手作り団子
6.お料理得意なんですっ!「恋のHamburg♪」


↓2
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/31(木) 11:46:20.50 ID:nwckSGmuo
ksk
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/31(木) 11:46:53.30 ID:dOi5mQASo
6
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/31(木) 12:03:05.65 ID:1aeinps6o
P「じゃあ、この『恋のHamburg♪』を一つ貰おうかな」

響子「私を選んでくれるんですね! ありがとうございます!」

卯月「いいなぁ、響子ちゃん」

美穂「『Naked Romance』、オススメだったんですけど……」

P「はは、また今度ね……」

響子「じゃあ二人とも、プロデューサーさんをしっかり抑えてください!」

卯月・美穂「はい♪」スッ

P「えっなっちょっ、ハンバーグは!?」ガタッ

響子「食べさせてあげます、私の『恋のHamburg♪』!」

晶葉「異能だ!」

P「嘘ぉっ!?」


3vs1(!?)響子の異能、「恋のHamburg♪」の能力とは!?


↓2
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/31(木) 12:06:59.43 ID:Rx3yslr9o
肉団子状にこねあげて、
かみついて食べてしまう
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/31(木) 12:11:11.99 ID:eWnUHxBm0
美味しいハンバーグを無限に作り出す
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/31(木) 14:20:33.19 ID:1aeinps6o
響子「はいっ! 出来上がり!」コトッ

P「えっ、やっぱりハンバーグ!?」

響子「じゃ、じゃあ食べさせてあげますね、ごご、ご主人様っ……」スーッ

P「い、いただきます! っていうか俺を抑える必要はあるのか!?」

卯月「サービスです♪」ガシッ

P(サービス!? た、確かに何か柔らか〜い感触が……)

響子「ああっ! プロデューサーさん、他の子のことは今考えたらダメですよ! 私を見てください!」

P「うんうん、響子の事だけ見てるよ」

響子「えへへっ。はい、あ〜ん」

P「あーん、もぐもぐ……うん、おいしい!」

響子「いっぱい食べてくださいね♪」スーッ

P「はーい!」モグモグ

晶葉「なんなんだ、この緊張感の無さは……」
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/31(木) 14:21:16.59 ID:1aeinps6o
響子「最後の一口、あ〜んっ」

P「あーん、っ〜! おいしかった! 食べごたえあったよ」

響子「そうですか! じゃあ、もっとたくさん食べてくださいね!」スッ、コトッ

P「いいっ!? そ、それはちょっと……」

美穂「逃げたらダメですよ? プロデューサーさん」

P「わ、分かった、食べるよ……でもこれが最後、約束してくれ」

響子「……やっぱり美味しくなかったんですか?」

P「いや美味しい! おいしいけど、お腹が……」

P(腹の中でキノコとハンバーグが暴れている……)ゲフッ

響子「そうですか……じゃあ最後の一皿、じっくり味わってください!」スッ

P「あーん、もぐもぐ……あーん、もぐもぐ……」

P(拷問だよ、拷問……)モグモグ
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/31(木) 14:22:00.37 ID:1aeinps6o
P「……ごちそうさま」

響子「ありがとうございます! プロデューサーさんにお腹いっぱい食べてもらえて、私すっごく幸せです!」

P「うん、それは、よかったね……」ゲフッ

卯月「じゃあプロデューサーさん、次のメニューを選んでください」

P「えっ次!? 次があるの!?」

卯月「はい♪」

P「はいってお前そんなはっきりと……」

美穂「次は私を選んでくれますよね、プロデューサーさん」

P「何か重いぞ、美穂……」

晶葉「……助手、攻撃の意志は無さそうだしほどほどにして切り上げるぞ」

P「そ、そうね……」


選択肢
1.卯月の愛情たっぷり「S(mile)ING!」
2.ポッキー
3.みほたんハートっ♪「Naked Romance」
4.ウサギさんの手作り団子
5.ところでこのキノコを見てくれ
6.お会計お願いします……


↓2
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/31(木) 14:23:14.09 ID:ASdIDPjXo
3
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/31(木) 14:23:24.64 ID:Rx3yslr9o
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/31(木) 14:23:29.83 ID:PXuJvb1Io
3
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/31(木) 14:43:19.63 ID:1aeinps6o
P「じゃあ、軽くデザートということでポッキーを貰おうかな」

卯月「かしこまりました、ご主人様♪」スタスタ

美穂「あっ、卯月ちゃん! ……私が持ってきたかったのに〜」

晶葉「…………」ハァ

P「ま、まあ束の間の休息ってことでいいじゃないか……」

卯月「お待たせしました!」スッ

P「えっ? な、なに、それ?」

卯月「ポッキーですよ?」カリッ

P「いや、なんで、口……」

響子「メイドさんとポッキーといったら、やることは一つしかないですよ! ほらっ」ガシッ

美穂「楽しんでくださいね♪」ガシッ

P「ま、マジで!? いいの!?」

卯月「ポッキーゲーム、がんばります!」
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/31(木) 14:43:52.00 ID:1aeinps6o
P「よ、よーし! やってやろうじゃない!」パクッ

P(普通のポッキーより少し長いらしい、一口の大きさにもよるがお互いが三回進めば口と口が触れ合うッ!)カリッ

卯月「♪」カリッ

P(あと2回ずつッ! 行くか、最後までいくのか……!?)

卯月「えへへっ」ニコッ

P「!」カリッ

P(ハッ! 思わず近づいてしまった、しかしそれほど笑顔がまぶしい!)

卯月「……っ」カリッ

P(あ、あと一回ずつッ! いいのか、本当にいいのか!?)

晶葉「お、おいっ! もうキスはしないとあの時言ったはずだぞ!」

P(! そ、そうだ……ってそれは解毒剤を飲ませるときの話では?)

カリッ

P「!」

美穂「わぁっ、もうキスしちゃいそう……」

響子「するかどうか、ご主人様が決めてくださいね」

卯月「…………」ドキドキ

P(おお、これは、これはもう……!)


選択肢
1.軽く触れる
2.ガッツリする
3.ダメだッ! ゲーム終了ッ!
4.美穂と響子を振りほどいて抱きつく


↓2
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/31(木) 14:47:19.72 ID:nmL8goxuo
4
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/31(木) 14:47:22.43 ID:bmAHazhDO
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/31(木) 14:47:29.50 ID:Um8I+wffo
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