モバP「いつの間にか、キュートアイドルのプロデューサーになっていた件」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/10(木) 00:42:45.99 ID:dtpQ/8hl0
※キャラ崩壊注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502293365
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/10(木) 00:48:16.36 ID:dtpQ/8hl0
-居酒屋(夜)-

楓「うふふ、プロデューサー、飲んでますか〜!」

P「飲んでます、飲んでますから!ちょっと、近いですよ楓さん!あと、さりげなくコップにビール注ぐのやめてください!」

楓「まぁまぁ、そういわずに。美優さんがもうダウンしちゃって……」トクトク

P「ダウンさせたのはあなたでしょうが。……美優さん、無理しなくていいですからね。きつかったら、送っていきますので……」

美優「す、すみません、プロデューサーさん……少し、休めば……楽に……うぅ」

ちひろ「もう、皆さん飲み過ぎですよ!……それはそれとして、二日酔いに利くエナドリを作ってみたのですが、いかがですか、Pさん?」

P「い、いただいておきます。ついでに、ウーロン茶か何か挟みたいのですが……」

服部「プロデューサーさん。次は焼酎にする?それともハイボール?」

P「あの、ウーロン茶……」

服部「ウーロンハイね」

P(……意地でもアルコールから逃がさないつもりだ……)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/10(木) 00:51:57.92 ID:dtpQ/8hl0
服部「まぁ、でも、まだまだプロデューサーさんも余裕そうだし、ここは日本酒あたりでいいかしら」

P「いや、それなら、まだ……ウーロンハイの方が……」

和久井「……」

和久井「ほろよいの、私でも良いわよ。なんて」ボソ

P「え?良いんですか?」

和久井「な!いや、あの……」アワワ

P「じゃあ、ほろよいのカシスオレンジで。まだ、日本酒とかに比べれば全然いいですよね。ほろよい」

和久井「……すみません、この人にこの店で一番度数きつめのお酒を……」

P「えぇ!!?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/10(木) 00:53:32.87 ID:dtpQ/8hl0
楓「じゃあ私は、日本酒のお湯割りを、二本にしゅ……うふふ」

ちひろ「あぁ、今のオーダー、一本で大丈夫です。後、私は、ウーロン茶で」

P「え!?ずるいですよちひろさん!」

ちひろ「誰かが抑えないと大変なことになりますから。何なら、プロデューサーさんが倒れちゃったら、膝枕で介抱してあげますよ?ふふ」

P「……言いましたね?もう知りませんよ、ちひろさんの柔らかい膝枕で介抱してもらいますよ!」

和久井「……セクハラ」

服部「どうせ膝枕するなら留美がやるって?」

和久井「そうよ。私の膝なら365日……って、何を言わせるのよ」

楓「本日4度目の、カンパーイ!うふふ」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/10(木) 00:54:44.93 ID:dtpQ/8hl0
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チュンチュン,チュンチュン

P「……っは!」

P「今何時だ!っていうか、ここはどこだ!」

P(……って、なんだ、俺の部屋か……いつの間に家に帰ったんだ……)

P「あれ、俺の部屋って、こんなに物がなかったかな……まぁ良いや、時間がない!さっさと事務所に行かないと!」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/10(木) 00:58:30.36 ID:dtpQ/8hl0
-事務所前-

P「うー頭痛い……昨日の記憶が後半ほとんどないぞ……」

P(流石に、羽目を外し過ぎた。いや、外され過ぎたというべきか……)

P「やばいやばい、スケジュールが……今日は凛たちのレッスンに美優さんの撮影に……うちのクールなアイドルたちは時間にうるさいからな、楓さん以外」

P「待ってなければ良いんだけど……」

ガチャ

P「おはようございます!」

ちひろ「え?ぁ、お、おはよう、ございます」

P「おはようございます、ちひろさん。大丈夫ですか、体調とか。何だか、俺はまだ頭が痛くて……」

ちひろ「え……えっと……」

P「やっぱり平日に楓さんたちと飲みに行くのは無謀すぎましたね。次の日休みの日にしないと……」

ちひろ「……」

ちひろ「あ、あの……」

ガチャ

卯月「お、おはよう、ございます」

P「おう、おはよう!……?」



P(……だ、誰っ!?)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/10(木) 01:04:19.03 ID:dtpQ/8hl0
卯月「……今日もよろしくお願いします」

P「あ、ああ……」

P(歳は、高校生くらいだろう。少し、暗い顔をした少女が事務所に入ってきた)

P(こんな子が来る予定あったっけか?……落ち着け、落ち着けよ、昨日飲み過ぎて、何か忘れてる、のか……?)

卯月「……」

P(ソファに座るべきか、俺と話すべきか、何か、迷っている風にそわそわする少女。こんな可愛くてキュートな感じのオーラを持った子は、うちの事務所にはいないはずだ)

P(スカウトか、オーディションをしたんだっけか……いや、ただでさえ忙しかったのに、そんなこと、してる余裕は……)

ちひろ「あ、あのぉ、プロデューサーさん。今日のスケジュール、なんですが……」

P「はい、えーっと、確か、トライアドプリムスのレッスンに、美優さんたちの撮影会に……」

ちひろ「え?」

P「ん?」



ちひろ「……あの、昨日は、その、卯月ちゃんのレッスンをするっておっしゃてましたが……」

P「え?」

ちひろ「後、その、とらい?なんとかさんや美優さん、という方は、この事務所には所属しておりませんが……」

P「」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/10(木) 01:05:55.44 ID:dtpQ/8hl0
P(……ど、どういうことだ?ちひろさん。そんな性質の悪い冗談……)

P(……あ!まさか、そういうことか!?)

P「あ、あはは!いや、すみません!どうにも昨日飲みすぎてしまったらしくて……記憶が曖昧で」

ちひろ「え、あ、そ、そうなん、ですね」

卯月「……」

P(この、何ともよそよそしい対応に、知らないキュートアイドル、つまりこれってあれだろ)


P(ジャパニーズDOKKIRIだろ?)
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/10(木) 01:07:58.47 ID:dtpQ/8hl0
P(昨日飲んでたときに、企んでたんだろうな、きっと。……ただ慌てふためくだけじゃ面白くないな……ここは……)

P「いやぁ、どうもすみません。それじゃあ、行こうか、卯月、ちゃん!」

卯月「え?……は、はい」

P(逆に対応して、あいつらの慌てる顔を見てやるとするか、くくく)

ガチャ、バタン


ちひろ「……プロデューサーさん、何だか、様子が…………」

ちひろ(でも、いつもよりずっと……)
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/10(木) 01:21:25.71 ID:dtpQ/8hl0
-レッスン場-

P「結局、こんなところまで来てしまった……」

P(いつ種明かししてくれるんだろうかとずっと待っていたが、まだ、どこかでモニターしてるのか?)

卯月「っは、っは」タンタタン

P(普通にレッスン見てあげてるんだけど……)
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/10(木) 01:23:12.02 ID:dtpQ/8hl0
P(それにしても)

P「卯月ちゃん、そこのステップ足を開きすぎで動きにくくないか?もっと、こう、こんな感じで」タンタタン

卯月「え?……は、はい!」タンタタン

P「そうそう、上手いぞ」

P(普通に、素質あるよなぁこの子……いや、普通どころか、かなり良い……さっき言ったところも、意識してすぐに対応してるし……)

卯月「「今さら」なんてない〜♪」

P(ただ……)



P(全然、笑わないんだよなぁ)
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/10(木) 01:42:45.86 ID:dtpQ/8hl0
P(スマイリングって曲なのに、笑顔なしとはこれいかに)

〜♪……プツ

卯月「はぁ……はぁ……」

P「……なぁ、卯月ちゃん、歌ったりしてるときに、笑顔とかって出せるかな」

卯月「……え」ビクッ

P(あ、あれ、俺、可笑しなこと言ったか?)

P「いや、ほら、表情が硬いとお客さんも固くなっちゃうからさ、出来るだけ練習でも笑顔は作れるようにした方が良いよ」

卯月「で、でも、いつもは……」

P(いつも?)「まぁ、お客さんが居ないレッスンスタジオで笑うっていっても、中々難しいとは思うけども、折角卯月ちゃんは歌もダンスも上手なんだから、勿体ないなって」

卯月「……でも」

P「ん?」

卯月「でも、私が振り付けを失敗したら」

P「うん」

卯月「「何笑ってるんだ。失敗したのがおかしいかって」言います、よね……」

P「え、いや、そんなことは言わないぞ。多少失敗したって、楽しそうな方がよっぽど良いと俺は思うがなぁ」

卯月「……」

P(うーん、さっきから、どうも会話が嚙み合ってないというか)

P(まるで、いつも俺が叱ってたみたいな……)



卯月「あの、もう一度、はじめからレッスンを、お願いします」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 02:26:52.51 ID:xiJ+2NLNo
期待
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 02:28:41.90 ID:TK17bHwvO
今北 期待してます
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 02:32:46.28 ID:/iW/x/MIO
面白い
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 03:55:55.76 ID:l9qk6KFN0
卯月に笑顔禁止とかここの世界のPかなりのク◯ソでは……?

期待
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 07:55:06.66 ID:XNsHPtpMo
謎の伏せ字
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 08:02:42.96 ID:TpJZmPq0O
卯月から笑顔取ったら普通の美少女になってしまう
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 12:46:04.58 ID:5h778VOOO
これは期待
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 20:56:33.73 ID:G99s4Jrh0
あれ?じゃあもともとのクールは…?
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 22:05:33.04 ID:RSefV2LU0
CuPはホモで畜生だからね、しょうがないね
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/11(金) 03:32:50.43 ID:9EzxG8Cq0
-事務所-

P「ふぅ」ガチャ

P「結局、ちひろさんたちのネタばらしもなく、卯月のレッスンを見てしまった……」

P(歌やダンスは良くなったが、やっぱり最後まで、自然な笑顔は見れなかったなぁ)

P「ちひろさんは……帰ったのか?とりあえず、みんなのスケジュールの確認を……ん?」カタカタ

P(何だ、パスワードは同じだったのにフォルダや入ってる資料が、全部違う!?)

P(まるで俺のパソコンじゃないみたいだ……)カタカタ

P(スケジュール……島村卯月……輿水幸子……佐久間まゆ……?なんだこれ、俺の担当アイドルのデータがすり替わってる!?)

P「しかも、うわ、スケジュール、ほとんど埋まってないじゃないか。それにしたって、どっきりでここまでするなんておかしいぞ……」

?「……ぐす……すん」ガチャ

P(あれ、まだ誰か残っていたのか?女子トイレから出てきたみたいだが……)

?「あ……」ビク

P「あー、おかえり?いや、俺があとから来たから、ただいま?」

幸子「……戻って、いたんですね」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 03:37:05.81 ID:9EzxG8Cq0
P(この子は確か……輿水幸子って子だな。さっきみたデータでは、あまり評価が高くなかったなぁ)

P「えっと、どうしたんだ、何かあったのか」

幸子「…………ご、ゴメンナサイ、ボ、じゃなくて、ワタシ……」

P(身体を震わせている彼女の瞳は赤く腫れている、それに、気の毒なくらい顔を青くして………)

P「……まぁ、座って。そうだ、ココアでも飲むか?」

幸子「……」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/11(金) 03:44:28.58 ID:9EzxG8Cq0
P「すまん、ココアはなかった。アイスティーしかなかったけど、いいかな」

P(おかしいなぁ、いつも常備してたはずなのに)

幸子「……あ、ありがとう、ございます」

P「それで、どうしたんだ。今日は何かあったのか?」

幸子「…………」

P「……」

幸子「きょ、今日、プロデューサーから受けろと言われていた、お、オーディション、落ちて、しまいました……」

幸子「もしも、あの、受からなければ、ボ……ワタシは、もう……」

P「あぁ、なんだ、そんなことか」

幸子「え?」

P「落ちたら、次頑張ればいい。今日いっぱい泣いた分は、きっとキミの力になる。……次は頑張ろう」ナデ

幸子「……!?」

幸子「い、良いんですか?事務所を、や、辞めなくても」

P(事務所を辞める?)「そんなことする必要ないだろ。というより、今日は俺も卯月ちゃんのレッスンにつきっきりで、オーディションに一緒に行けなかったしな、すまなかった……」

幸子「……お、オーディションを一緒に?」

P「あぁ、可愛い、え〜幸子、ちゃんの姿を見損なったよ」

幸子「カワイイって……か、からかっているんですか?」

P「え?いや、そんなことないぞ。本当に、申し訳なかったと思ってる」

幸子「……」
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