ルビィ「これまでと」善子「これからの二人」

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23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:18:21.88 ID:vNAKNaMl0
善子「……愚問ね。私のルビィがそんな安っぽいわけないじゃない!」

花丸『だよね!』

善子「大体ずら丸、あんた話が長いのよ。全部分かってることだっての!」

花丸『やっぱり善子ちゃんには必要なかったかな?』

善子「当然よ!……でもまあ、一応感謝はするわ。やっぱりあんたは最高の幼馴染みよ」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:19:11.18 ID:vNAKNaMl0
花丸『ふふっ……それじゃあ明日振られちゃったらマルと付き合う?』

善子「ふっ、それこそ愚問ね。私の恋人はルビィだけよ」

善子「これからも、ずっとね!」

花丸「うん……そうだよね」

花丸『……あーあ、マルが振られちゃったずら』クスッ

善子「それじゃあお休み。また来週ね」

花丸『あ、そういえばもう一つ大事なことを忘れてたずら!』

善子「な、何?」

花丸『電話のかけ方は教えてもらったんだけど切り方を聞き忘れたから教えてほしいずら』

善子「……」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:19:52.97 ID:vNAKNaMl0
────────
(次の日)

善子「ついにこの日が来たわね……」

善子(いざ来るとやっぱり緊張する……)

善子「ううん、しっかりするのよヨハネ!」パン!

ダイヤ「いらっしゃいませ、善子さん」ガララッ

ダイヤ「あの方はもう来ていますわ。今は、ルビィの部屋に……」

善子「……」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:20:26.81 ID:vNAKNaMl0
ダイヤ「こちらから頼んでおいて何ですが、あまり無茶はなさらないようお願いします」

善子「大丈夫よ、私は話し合いにきただけなんだから」

ダイヤ「はい、……安心しました」

善子「何が?」

ダイヤ「気を張りすぎていないか心配してましたが……杞憂だったようですね」

善子「昨日エールを貰ったのよ……私の大切な幼馴染みにね」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:20:54.79 ID:vNAKNaMl0
ダイヤ「そうでしたか……幼馴染みというのは頼りになるものですものね」フフッ

善子「だから大丈夫よ、……それじゃあいくから」

ダイヤ「はい……気をつけて」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:21:31.32 ID:vNAKNaMl0
────────
(ルビィの部屋前)

善子「……ふぅーっ」

コレモッター? ハイ、ダイジョウブデスヨ

善子「楽しそうね……」

善子(後手に回っちゃだめよね、私の性格的に一気に行かなきゃタイミングを逃す……)

善子「神様、仏様、堕天使様……ヨハネに勇気を下さい……」

善子(今だ!)クワッ
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:22:18.18 ID:vNAKNaMl0
善子「あなた達に話があるわ!」ガララッ!







凛『凛ちゃんと言えばー?』

御曹司(凛ちゃんグッズフル装備Ver.)「イエローだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:23:02.14 ID:vNAKNaMl0
善子「」

御曹司(凛ちゃんグッズフル装備)「あっ……」




善子「」

御曹司(凛ちゃんグッズフル装備)「」




御曹司(凛ちゃんグッズフル装備)「どちら様ですか?」キリッ

善子「いや今更カッコつけられても……」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:23:44.00 ID:vNAKNaMl0
ルビィ「善子ちゃん?ど、どうしたの?」

善子「……そ、そうよ!私はあなた達に話があるのよ!」

善子「私は友達が少なくて、勉強が特別できるわけでもなくて、運動も得意じゃなくて」

善子「そんなにお金持ちでもなくて取得なんてないけど……」

善子「ルビィが好きな気持ちだけは負けないから!」

ルビィ「ピギッ!?/////」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:24:18.19 ID:vNAKNaMl0
善子「最終的に決めるのはルビィだけど……これだけは、言っておきたかったのよ」

ルビィ「よ、善子ちゃん……/////」カーッ

善子「それじゃああなたの気持ちを聞くわ。どれだけルビィが大切なのか分からせてもらうわよ!」

ルビィ「善子ちゃん何か勘違いしてると思うんだけど……/////」

善子「何?」

ルビィ「この人は、恋人とかじゃないよ……/////」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:24:45.75 ID:vNAKNaMl0
善子「……え?」

御曹司「はい」ニコニコ

善子「ほ、本当に?」

ルビィ「/////」コクコク

善子「そ、そんな……」バタッ
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:25:29.90 ID:vNAKNaMl0
────────

善子「えーっと、それじゃあ2人は趣味が合ってたからよく会ってたってこと?」

御曹司「はい、そうですね。推しの相性が良かったのも理由の1つですが」

ルビィ「前お姉ちゃんとの結婚の話が出て家に来た時にルビィが花陽ちゃん推しだってことが知られて……」

御曹司「私が凛ちゃん推しでしたので意気投合したわけです」

善子「はぁ……」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:26:17.22 ID:vNAKNaMl0
ルビィ「それより善子ちゃん!急にこ、告白なんかしないでよ!恥ずかしいよ……/////」

善子「わ、私だっていっぱいいっぱいだったのよ!/////」

善子(ああ、もう結局こんなオチなんて/////────でも、良かった……)
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:26:54.71 ID:vNAKNaMl0
御曹司「ええ、大変良いものを見せてもらいました」フフッ

善子「あの……いつまでそれ着てるんですか?」

御曹司「ライブ映像が終わるまでですが……これが凛ちゃんを応援する時の正装ですので」

善子「そ、そう……」

ルビィ「せっかくだし、善子ちゃんも見ていく?」

善子「……ええ、そうね。今日はライブを見に来た日ってことにするわ!」

ルビィ「でも……びっくりしないでね?」

善子「?どういう……」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:27:26.67 ID:vNAKNaMl0
………………………………


ミンナー、アリガトウーー!


御曹司「……ふう、最初の慣れないながら一生懸命やる姿が見れるファーストライブも良かったですね」キラキラ

善子(す、凄い……本物のファンって映像でも全力なの……?)

ルビィ「ルビィも最初はびっくりしたよ……」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:28:16.08 ID:vNAKNaMl0
御曹司「やはり凛ちゃんは良いですね、どのカップリングとも可能があるのは素晴らしいです。lily whiteでのタイプが違う2人の先輩との絡みも素晴らしいですし、穂乃果ちゃんとの元気デュエットも大変良いものでした」

御曹司「しかしやはりりんぱなが至高!原点こそ頂点という言葉はこのカップリングのためにあると言っても過言ではないでしょうね。つまり何が言いたいかというと凛ちゃんは至高であり 善子 「長い!」

御曹司「す、すいません……あちらには趣味の合う方がいないものでつい熱が入ってしまいました」

善子(ここまでついてこれる人は確かになかなかいないと思うわ……)
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:28:49.89 ID:vNAKNaMl0
ルビィ「まあこれからもたまに来て一緒にお話しようよ!」

御曹司「はい、次は語り尽くせなかったことをお話したいですね」フフッ

善子「むう……」

ルビィ「善子ちゃん?」

善子「そうね。今日は確かに楽しかったしまたこんなのもいいかもしれないけど……」グイッ

ルビィ「え!?」ギュッ
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:29:31.30 ID:vNAKNaMl0
善子「ルビィは渡さないからね?」

御曹司「フフッ……はい、肝に銘じておきます」

ルビィ「だ、だから善子ちゃんの勘違いだってば!/////」

善子「一応よ一応!本当に不安だったの!/////」

御曹司(よしルビか……)

御曹司(形が変わろうとも、確かにμ'sの意志はここに受け継がれていたのですね……)

御曹司「よしルビ、いい……」ボソッ

善子「?」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:30:04.09 ID:vNAKNaMl0
執事「坊ちゃま、そろそろ時間でございます」ガラッ

善子「っ!?」ビクッ

御曹司「すいません、そろそろ帰らなくてはなりません。こう見えてなかなか忙しい身でして」

御曹司「それではまたの機会をたのしみにしていますよルビィさん、善子さん」ガラッ
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:30:43.06 ID:vNAKNaMl0




(車内)

御曹司「次のAqoursのライブはいつだ?」

執事「再来月の予定です」

御曹司「それに合わせるように予定を組んでおけ」

御曹司「それとピンクのペンライトを前の3倍を発注。場所取りも抜かりなくな」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:31:25.13 ID:vNAKNaMl0
執事「了解しました……以上で?」

御曹司「ああ……いや、」

御曹司「それと白のペンライトは前回の5倍だ。ルビィコールとヨハネコールの連携も一層高いレベルのものに仕上げろ。失敗などしたら一族の名に泥を塗ると思え」

執事「重ねて了解しました」

御曹司「ああ、楽しみだ……待ってますよルビィさん、善子さん。貴方達のライブを全力で楽しませてもらいますね」フフッ
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:32:13.44 ID:vNAKNaMl0

────────────

善子「ふーっ……色んな意味で嵐みたいな人だったわね。まあ楽しかったけど」

ルビィ「善子ちゃん」

善子「何?」

ルビィ「ルビィは怒ってます」

善子「わ、悪かったってば。すっごく恥ずかしかったけど緊急だったし……」

ルビィ「そうじゃなくて!」

善子「え?」ビクッ
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:32:51.50 ID:vNAKNaMl0
ルビィ「善子ちゃんはルビィが善子ちゃん以外の人を好きになると思ってたの?」

善子「いや、だって……デートみたいに見えたし、すっごくいい感じの人だったから……」

善子「そ、それに前ルビィが言ってたじゃない!」

善子「私以外の人と付き合っても普通だったんじゃないかって」

善子「期待しすぎかもしれないけど、私はルビィ以外は考えられないしルビィもそう思っててくれたらいいなって思ってたのに……」ウル

善子「ルビィの中の私ってそんなに大したものじゃないのかなって……」グスッ
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:33:30.43 ID:vNAKNaMl0
ルビィ「……ごめんね」

ルビィ「ルビィが勘違いさせたのがいけなかったよね」

善子「ッ!……や、やっぱり」ウルウル

ルビィ「そ、そうじゃなくてね、ルビィが言いたかったのは……善子ちゃんと一緒にいた時間は普通じゃないってことだったんだよ」

善子「ふぇ?」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:34:29.83 ID:vNAKNaMl0
ルビィ「善子ちゃんと付き合って半年くらいしか経ってないけど、その毎日がルビィにとってはキラキラしてたんだ」

ルビィ「ドキドキして、その分不安になることもたくさんあって……でもすっごく楽しかった」

ルビィ「こんなこと初めてだよ、きっとこんなに誰かを好きになることなんてもう二度とない」

ルビィ「……ってことを言いたかったんだけど、伝わらなかったかな……?」

善子「そ、そんなの伝わるわけないじゃない!/////」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:35:10.09 ID:vNAKNaMl0
善子「もうーーーーっ!/////」

ルビィ「な、なんでそんなに怒ってるの!?」アセアセ

善子「知らないっ!!/////」プイ

善子「そうだ、ダイヤさんに文句言わなきゃ……結局あの人彼氏じゃないじゃない!」ダダッ

ルビィ「ちょ、善子ちゃーん!」

チョット、アノヒトルビィノカレシジャナカッタワヨ!
ソ、ソウダッタノデスカ!? ヨカッタ…
ヨクナイワヨ!ハズカシイオモイシタンダカラ!

ルビィ「あーあ……勘違いさせたルビィも悪いしお姉ちゃんと一緒に謝らなきゃなぁ」クス

ルビィ(前はこんなにこの家が騒がしくなることなんてなかったけど、これからはこれが当たり前になるんだよね)

ルビィ「末永く宜しくね、善子ちゃん」フフッ
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:35:47.27 ID:vNAKNaMl0
────────────
────────
────
(10年後)

ルビィ「……っていうことがあってね」フフッ

サファイア「アハハ、善子お母さんは昔からおっちょこちょいだったんだね!」パタパタ

善子「おはよー……ん?サファイア何か楽しそうね」

サファイア「何でもないよー、ちょっとトイレ行ってくるね!」クスクス

善子「?」

ルビィ「おはよう、善子ちゃん。朝ごはんできてるよ」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:36:45.54 ID:vNAKNaMl0
善子「うん、ありがとう。あ、そういえば今日は久しぶりに早く帰れるわよ」

ルビィ「本当!?それじゃあ久しぶりに3人で外食しない?」

善子「ええ、いいわよ」フフッ
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:37:40.82 ID:vNAKNaMl0
ルビィ(高校時代から10年後、私と善子ちゃんは晴れて結婚することができました!)

ルビィ(黒澤家はお姉ちゃんが継いで私達は自立してるけどたまに帰ってお姉ちゃん達に顔を見せています)

ルビィ(そしてIPS細胞の発達と普及で私達も半分諦めていた子供がなんと作ることができたのです!)

ルビィ(なんでも東京の大きな病院で医院長をやってる天才美人医師って呼ばれてる先生が頑張ってくれたみたいなんだ)
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:38:06.94 ID:vNAKNaMl0
ルビィ(サファイアに私達を合わせてくれたその先生には感謝してもしきれません)

ルビィ(お姉ちゃんもサファイアにはとっても優しいし……時々怖い目もするけど)

ルビィ(今は毎日がすっごく充実してます!)
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:38:34.43 ID:vNAKNaMl0
善子「どうしたの?あんたもニコニコして。そんなに外食が楽しみ?」

ルビィ「うん、だって久しぶりに家族3人でのお出かけだしね」

善子「あー、うん、そうね……」

ルビィ「どうしたの?」

善子「3人も楽しみなんだけど……たまには2人っきりってのも悪くないんじゃない?」

ルビィ「え?」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:39:02.17 ID:vNAKNaMl0
善子「いつもは私の連休とか潰れててなかなか時間を作れなかったんだけど今度の連休はなんとか取れそうなのよね」

ルビィ「本当に!?……でも、サファイアいるし……」

善子「実はさっきダイヤさんに連絡したのよね。次の連休サファイア預かってくれないかって」

善子「そしたら……」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:39:40.03 ID:vNAKNaMl0
…………
善子「もしもし、ダイヤさん元気?」

ダイヤ『あら、善子さんではありませんか。おはようございます。お陰様で元気にしていますよ』

ダイヤ『どのようなご要件ですか?』

善子「んーとね、次の連休私がやっと休みとれて久しぶりにルビィと出掛けたいなーって思ってるんだけど」

善子「その時にサファイアを預かってくれないかしら?」

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:40:15.46 ID:vNAKNaMl0
ダイヤ『さ、サファイアを家で!?』ガタッ

善子「ど、どうしたの?」

ダイヤ『いいえ、すいません。何でもありませんわ』ジュルリ

善子「涎の音聞こえてるわよ」

ダイヤ『そうですね、久しぶりの2人っきりというのも悪くありませんわね』

ダイヤ『いいですわ。2人っきりで楽しんでください』
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:41:11.80 ID:vNAKNaMl0
善子「ふふ、結婚式じゃあんなに泣き腫らしてた人がずいぶん落ち着いたものね」

ダイヤ『もう何年も前の話ではありませんか!今更2人の泊まりくらいであーだこーだいいませんわ!/////』

善子「はいはい、ありがとうね。それじゃあサファイアを宜しくお願いします」

ダイヤ『ええ、任せて下さい。たっぷり可愛がってあげますわ』ジュルリ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:41:49.88 ID:vNAKNaMl0
善子「……一応言っとくけどサファイアに手を出したらタダじゃ済まさないからね?」

ダイヤ『そんなことしません!私はただ久しぶりに会う姪を可愛がりたいという思いから……』クドクド

善子「わ、分かったから!じゃあ今度の連休宜しくね!」

ダイヤ『もちろんですわ』ジュルリ

ピッ

善子(不安が拭いきれない……)
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:42:25.80 ID:vNAKNaMl0
………………

善子「……うん、サファイアのこと預かってくれるみたい」

ルビィ「良かったー……あのね、善子ちゃん」

善子「何?」

ルビィ「あの日のこと覚えてるかな?善子ちゃんとルビィが初めて会った日」

善子「初めてっていうと……高校の入学式の日?」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:43:02.92 ID:vNAKNaMl0
ルビィ「うん、クラスで善子ちゃんが事故紹介したあの日」

善子(なんか発音に違和感が……)

ルビィ「クラスのみんなびっくりしてたよね。引いてる人もいたね」

善子「やっぱり引いてる子いたんじゃない!数十年越しにそんな事実聞きたくなかった……」ズーン…

ルビィ「でもね、ルビィはその時凄いなぁって思ったんだ」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:43:36.24 ID:vNAKNaMl0
善子「え?」

ルビィ「自分の好きなことをあれだけ堂々と話せるって凄いことだと思うんだ」

ルビィ「あの時ルビィはまだお姉ちゃんとギクシャクしてた時期だったんだけど花丸ちゃんのおかげでアイドル部にも入れたしお姉ちゃんともうまくいったって話したでしょ?」

ルビィ「実はね、半分は善子ちゃんのおかげなんだ」

善子「私の……?」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:44:12.35 ID:vNAKNaMl0
ルビィ「ルビィもあの人みたいに自分の好きなことを好きですって堂々と言えるようになりたいって思ったの」

ルビィ「だから善子ちゃんがアイドル部に入ってくれてすっごく嬉しかった」

ルビィ「だって善子ちゃんはルビィの世界を変えてくれた恩人だもん」ニコッ

善子「……ルビィだけじゃないのよ?」

ルビィ「え?」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:44:49.59 ID:vNAKNaMl0
善子「学校でうまくいかなくて……これから自分はどうすればいいのかって悩んでて……」

善子「それでもあなたは認めてくれたわ。『それでいい』んだって」

善子「だから、その……私だって、感謝してたんだから/////」

ルビィ「ふふっ」

善子「もう、笑ったわね!/////」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:45:21.30 ID:vNAKNaMl0
ルビィ「ごめんごめん、でも嬉しくて」

善子「嬉しい?」

ルビィ「ルビィ達は昔から趣味も考えも違うけど」

ルビィ「何年経っても、本当に大事なことは変わらないんだなぁって」

善子「……そうね」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:45:51.80 ID:vNAKNaMl0
善子「でも、一つ言っておくわ」

ルビィ「何?」

善子「自分のこと名前で呼ぶクセまた出てるわよ。サファイアが生まれるからって辞めたのに」フフッ

ルビィ「い、今は善子ちゃんと2人っきりだからいいの!/////」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:46:34.52 ID:vNAKNaMl0
ガチャッ
サファイア「善子お母さんー、そろそろ行こう!」

善子「よし、じゃあ行きましょうか!」

ルビィ「それじゃあ行ってらっしゃいサファイア、善子お母さん」

善子「ええ、行ってくるわ」

サファイア「行ってきまーす!」

ルビィ「あ、そうだ!善子お母さん忘れもの!」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:47:06.65 ID:vNAKNaMl0
善子「え?さっき確認したんだけど……」

チュッ

善子「なっ!?/////」




ルビィ「これからも、ずっとずーっと、愛してね?/////」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/08(土) 21:53:19.39 ID:vNAKNaMl0
これにて終わりです。
話自体はだいぶ前に終わっていたのですが色々ありこのように遅くなってしまいました……

このシリーズは終わりですが私の推しをハッピーエンドに出来なかったので近いうちにifストーリー的なものを出したいと思いますので出来ればそちらも宜しくお願いします。

不定期でしたがもし通して見ていただいた方がいるのなら本当にありがとうございます。

それではここまで読んでいただきありがとうございました。
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/08(土) 21:53:50.69 ID:LUFmUaGSO
|キ|
|マ|
|シ|
|タ|
|ワ|
|T|
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 16:30:57.76 ID:fWxX88JI0
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 18:11:35.79 ID:hwwRNMqm0

















































































ああ
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 19:29:51.83 ID:9e2L3/zM0





























































ああ
2017/07/12(水) 17:38:04.11ID: FO/WkdNt0 (4)
372: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]
乙です
2017/07/12(水) 17:46:27.91ID: HeBea9beo (1)
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