【艦これ】補佐官のいる鎮守府 3

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379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/22(火) 19:06:47.09 ID:JV1SsAeDo
デカい子は自らはみ出させているより手ずからはみ出させる方が好き
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/22(火) 20:18:58.12 ID:6W6lW3n60

にとり計画を妨害するつもりか!?(残党感)
381 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/08/28(月) 20:15:01.68 ID:S8QXalHWo


【初霜の代理】


初霜「と、いうわけなんですよ。5日間ほど」

補佐「なるほど、姉妹とな。是非とも行ってくるといい。そういうのは遠慮せずにな」

初霜「まあその返答は予想できてたんですが、その間の私の代わりをどうしようかなぁと」

補佐「問題ないさ、子供じゃあるまいし」

初霜「いえ……以前の事もありますよ実際」

補佐「……あれはな、うん」

初霜「またもや事件を起こすとは思いませんが、まぁ信頼できる筋に当たってはみました」

補佐「それはありがたい」

初霜「また後日、直接そちらに向かうことになると思いますが、妙なことはなさらぬよう」

補佐「そんな事はしないさ」

初霜(どうだか)
 
382 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/08/28(月) 20:15:27.89 ID:S8QXalHWo


そして、当日の深夜。


補佐「ふわぁ、ようやく終わったよ」

妙高「深夜遅くまで付き合わせてしまってすみません」

補佐「いやいや、これも私の仕事さ。もう……2時前か、もう寝なさい」

妙高「はい、おやすみなさい補佐官」

補佐「ああ、おやすみ」

ガチャ

バタム
 
383 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/08/28(月) 20:15:54.95 ID:S8QXalHWo


・ ・ ・ ・ ・


補佐「……」zzz

「起きなさい!!!」

補佐「うわっ!!」ガバッ

霞「全く、いつまで寝てるのよ!もう朝よ!」

補佐「……」チラッ

[5:00]

補佐「ま、まだ5時じゃないか……」

霞「もう、5時よ!」

補佐「もうちょっと寝かせてくれよぉ」モゾリ
384 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/08/28(月) 20:16:23.40 ID:S8QXalHWo

霞「こら!私は初霜にあんたを規則正しい生活を送れるよう監視しろと言われてきたのよ!」

補佐(深夜2時に寝て3時間後に起きるのが規則正しい生活とは言わないけどな……)

霞「起きなさいってば!」グイグイ

補佐「お前こそ、寝ろ!」グイッ

霞「きゃっ」ボフン

補佐「おやすみ〜……」zzz

霞「あ……!!///」カァー

ボコッ
 
385 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/08/28(月) 20:17:10.09 ID:S8QXalHWo


補佐「……」

霞「さ、朝ごはんよ、しっかり食べなさい!」

補佐「……」モグモグ

霞「いただきますは!?」

補佐「はーい、いただきまーす」

霞(全く、デカい子供みたいなところがあるとは聞いてたけど、これほどとは)

補佐(初霜は一体この子に何を伝えたんだ……?)


初霜「(深夜遅くまで仕事してることもあるから)規則正しい生活が出来るように見てあげて」

霞「……ま、他でもないあんたの頼みなら、いいわ」


霞(私がしっかりと教育してあげなきゃね)

補佐「今朝はあんまり食欲がないなぁ」

霞「何言ってるの、ちゃんと食べないとお昼までもたないじゃない」

補佐「いや、あのなぁ」

霞「いいから食べる!」

補佐「わ、わかったから、大きな声を出さないでくれ……」キーン

果たして、一体どうなってしまうのか!
 
386 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/08/28(月) 20:18:35.15 ID:S8QXalHWo
ここまで
みんな下がれ!早く!長門秘書官が爆発する!
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/28(月) 20:22:23.36 ID:y99oQu2L0


愛する妹の負の一八番を奪う姉の鑑
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/28(月) 22:04:42.13 ID:dnQ58+czo
カーチャン…
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/28(月) 23:11:21.22 ID:Ev9/tnfJ0
ホアアアァッ!!
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/29(火) 09:37:24.22 ID:fmFXFrJh0
ガングートはどう思っているんだろうな
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/31(木) 08:30:00.23 ID:2K6tLvqv0
これ霞にバブみ感じて依存するパターンじゃ……
392 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/03(日) 11:43:35.97 ID:JJNey7Gwo


【初霜の代理2】


前回、補佐官の当番兵として初霜の代わりに霞がやって来た。


補佐「しかし、まだ朝早すぎて特に業務もないぜ」

霞「いいのよ。気持ちがいいでしょ、朝早く起きたら」

補佐「それもそうだが」(そうでもないけど)

霞「そうでもなさそうな顔ね」

補佐「……」

霞「弛んでるわ!これはとてもよくない!大体あんたが来てからみんな弛んでるのよ」

補佐「そ、そういわれると辛いな」

霞「どいつもこいつも女の顔して、厳格な軍人だったはずなのに」

補佐「そうなのか、そんなに違うか?」

霞「いや、あんまり変わらなかったかも……とにかく!これはあんたの責任よ!」
393 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/03(日) 11:44:14.23 ID:JJNey7Gwo

補佐「だから何とかしようと色々とやってるじゃないか」

霞「ふん!どうだか!確かにあんたが来てから戦果はうなぎ上りではあるわ」

補佐「ほら」

霞「だ・け・ど・も!風紀は乱れっぱなしの野放しよ!」

補佐「別に私が好き好んで乱してるわけじゃ」

霞「あんた、女性関係はかなりだらしのない男らしいわね」

補佐「それは否定すまい……」

霞「それも海防艦や駆逐艦ばかり!身の危険を感じるわ……私の姉妹たちに手を出さないでよね?」

補佐「……」

霞「え?」

補佐「いや、わかってるよ、うん」

霞「なんか怪しいわね?」

補佐「別に」
394 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/03(日) 11:44:42.67 ID:JJNey7Gwo

霞「思ってたよりロクでもないわねこの男……まあいいわ。とにかくあんたを規則正しい人物にすれば、風紀の乱れもよくなるはず」

補佐「私よりもまず海防艦たちを何とかしてほしいなぁ」

霞「ダメだったわ」ガックシ

補佐「ダメだったのか……」ガビーン

霞「そこでまずは早起き、そして毎朝のランニングよ」

補佐「また急だな」

霞「いいからすぐ着替えなさい!」

補佐「わかったわかった」ヌギヌギ

霞「む、向こうで着替えなさいよ!!」

補佐「……」


しかし、思いがけない出来事が起こる!
 
395 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/03(日) 11:46:25.51 ID:JJNey7Gwo


ここは鎮守府の花壇


春日丸「ふははははは!新鮮なエネルゴンだ!さあたっぷりと飲め!」

シャー

春日丸「そしてこの花壇大帝カスガトロンに永遠の忠誠を誓うのだ」

春日丸「む……ジョウロのお水がなくなったではないか!全くこのスタースクリームめ!」

タッタッタッ…

春日丸「早速次のエネルゴンキューブを……」

補佐「」

霞「」

タッタッタッ…

春日丸「」


・ ・ ・ ・ ・


霞「……」

補佐「……」

霞「見てはいけないものを、見てしまったわ」

補佐「悪いことしたな、春日丸には」

霞「この時間、ランニングするのはよしときましょう……」

補佐「そうだな……」
  
396 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/03(日) 11:47:10.24 ID:JJNey7Gwo


その頃、補佐官の執務室では


ガングート「……」カクカクシカジカ

伊19「それは本当なの?」

ガングート「……」コクコク

鬼怒「彼女が何て言ってるのかわかるの?」

伊19「全然わからない。というかこの子喋ってない」

ガングート「……」

伊19「とにかく、初霜のいない今がチャンスってことなのね!」

鬼怒「初霜は怖いもんね」

伊19「初霜のいない今、篭絡するのは簡単なことなの!」

鬼怒「まぁ、別に初霜に妨害されてたわけではないんだけどね」

伊19「気持ちの問題なの!」


伊19と鬼怒の邪な企みが補佐官を襲おうとしていた

果たして、霞はこの野望を阻止することが出来るのか!?

霞「私が!?普通に自分で拒否しなさいよ!」
 
397 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/03(日) 11:47:53.26 ID:JJNey7Gwo


一方、マルタ島では


初霜「青い海と空、さわやかな風、一日でも長く居たいわ」

子日「ホントだねー」

若葉「ネコもいっぱいいるし」

初春「ほれほれ、こっちじゃ、ちこうよれ」

ニャー

子日「かわいいね!」

若葉「早速酒でも呷ろうか」

初霜「昼間から?まあいいけど」

欧州棲姫「お、酒行っちゃうの?」

初霜「誰です貴方は!?」

欧州棲姫「いい所知ってるんだから一緒に行きましょう」

若葉「ほう、行こうじゃないか」

子日「まあ旅行なんだし、たまには昼間っからっていうのもいいじゃない!」

初春「そうじゃそうじゃ」

初霜「それもそうね」
 
398 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/03(日) 11:50:48.50 ID:JJNey7Gwo
ここまで
なに!?マルタと言えばDQM2ではないのか!?
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/03(日) 11:56:30.15 ID:BrWL+8uj0
乙です。
カスガトロンwwwww
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/03(日) 11:58:21.18 ID:sEqFKzYQo

欧州姫は許さない
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/03(日) 13:32:18.00 ID:ZiScb/b+0

戦ってみると欧州棲姫自体はそれほどでもないんだよ 確かに強いが

道中の潜水新世紀とトリプルケツはもう許さねえからなぁ?
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/04(月) 23:03:43.03 ID:rulH4BLG0
見返すと霞はかなり最初の方で補佐官にコナをかけられてんのな
403 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/08(金) 20:35:10.86 ID:cFsIut1to


【初霜の代理3】


霞は補佐官を真っ当な人間にしようと奮闘していた


補佐「やはり朝5時は早起きしすぎなんじゃないのか?」

霞「むぅ……」


その時!問題の二人組だ!


伊19「補佐官なのー!」

鬼怒「おはよう!」

補佐「やあおはよう、早起きだね」

霞「……」

伊19「おはようなのね」

鬼怒「まだ業務まで時間があるよね?」

補佐「まあそうだね」
404 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/08(金) 20:35:38.94 ID:cFsIut1to

伊19「ちょっとお話がしたいの」

霞「ダメよ」

鬼怒「え?どうして?」

霞「こいつにはもっと真っ当な人間になってもらわないと」

伊19「別に十分普通だと思うけど」

霞「普通ではないわよどう考えても!」

鬼怒「そういう言い方はとても腹が立つなぁ」

霞「どう見ても異常よ、危険人物だわ!」

伊19「……!」

鬼怒「……」

補佐「まあまあ、その辺にしておけ」

霞「あんたの事よ」


空気は一触即発の様相を呈していた!
 
405 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/08(金) 20:36:19.51 ID:cFsIut1to

ドドドドドド

伊19「良くないと思うよ、そういうの」

鬼怒「ちょっとカチーンと来ちゃったかな」

霞「へぇ?危険人物に惚れるのはやっぱり危険人物ってわけね?」


さあ、戦いだぁ!


鬼怒「何よ!!!!!!!!!!」

伊19「酷い言い用なの!イクはともかく補佐官の悪口なんてどうして言うの!」

霞「言われて当然よ」

鬼怒「何したって言うの!」

霞「なんでもよ。駆逐艦とか、誰でも彼でもと関係を持ったりとか、風紀が乱れるわ」

伊19「それはそうなの」

霞「色々と頑張っているところは認めるわ、でもね、ふしだらよ、目に余るほど」

鬼怒「確かに」

補佐「……」
406 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/08(金) 20:36:50.56 ID:cFsIut1to

鬼怒「私たちが間違っていたよ」

伊19「そうなの。いきなり食って掛かってごめんね」

霞「わかればいいのよ」

伊19「霞も補佐官の事を想っていたのね!」

霞「違うよ、全然違うよ」

鬼怒「隠さなくてもいいよ」

霞「違うっての」

伊19「そうだ!これから霞も一緒に補佐官と」

霞「ちょい待ち、ちょい待ち」

鬼怒「どうしたの?」

霞「どうしたもこうしたも、聞きなさい話を。いや、この際聞かなくてもいいから、朝っぱらから盛るのはやめなさい」

伊19「えー」


霞は二人をなんとか宥めた
 
407 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/08(金) 20:37:19.69 ID:cFsIut1to


そして


補佐「それでは、雷撃訓練を行う」

最上「あれ、今日は初霜じゃないんだ」

補佐「ちょっとな。まあ5日間ほどは初霜はいない」

古鷹「ああ、ついに破局を……」

補佐「いや、破局ではない」

摩耶「ホントかよー」

愛宕「ついに愛想を尽かしちゃった、とか〜♪」

補佐「そんな事ないと思うんだけどなぁ……」ショボン

利根「まあまあ、男女の仲じゃから色々とあるんじゃろう!訓練を始めようではないか!」

ハァーイ

霞(こんなだらしない空気で……)
 
408 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/08(金) 20:37:49.03 ID:cFsIut1to


訓練後


霞「ダメよ!」

補佐「え!」

霞「あんな空気で訓練しても士気がだだ下がりだわ!」

補佐「そうかなぁ、私はきちんとやれてるなら無理に畏まる必要もないと思うんだが」

霞「それにも限度があるわ、やっぱりあんたがしっかりしていないからこんなことになってるのよ」

補佐「やれやれ、とんだ当番兵を持ったもんだ」

整備士「やあ中尉」

補佐「あ、軍曹か」

整備士「どうやら新しい当番兵にこってり絞られてるみたいだな」

補佐「まあな」

霞「……」ムスー
409 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/08(金) 20:39:04.43 ID:cFsIut1to

整備士「ところで、良いニュースと悪いニュースがあるんだがどっちから聞きたい?」

補佐「それじゃ良いニュースから頼むよ」

整備士「なんと鎮守府に新しい仲間が加わるぞ」

補佐「おっ!それはいい事だ!」

霞「この鎮守府の雰囲気に染まらないかが心配ね」

整備士「まあまあ。それで、悪いニュースはというと」

補佐「うん」

整備士「新しい艦娘には海防艦もいるらしい」

補佐「」

霞「うへぇ」

整備士「大変だなぁ、頑張れよ?」

補佐「」

霞「あのヤベー奴らがまた一人増えて四人に……いや、まだヤベー奴とは決まったわけではないわ!」

補佐「そ、そうだよな!」


はたして、新しい海防艦はヤベー奴なのか!
 
410 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/08(金) 20:39:34.96 ID:cFsIut1to


そして、提督の執務室


提督「それで、うちには補佐官ってのがいての。めっちゃスケベなので気を付けるように」

旗風「えぇ……」

ルイージ・トレッリ「ひくわー」

アークロイヤル「少し躾がいるみたいね」

リシュリュー「サイテーね」

提督「まぁ半分冗談じゃ」

旗風「半分は事実って事ですよね……?」

ルイージ「ないわー」

コンコン

提督「どうぞ」

ガチャ

補佐「失礼します」

提督「よく来たな。こいつが補佐官じゃ」

補佐「どうも、よろしく」
411 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/08(金) 20:41:15.98 ID:cFsIut1to

ジトー

補佐(なんだかあんまり歓迎されていないみたいだ……)(´・ω・`)

松輪「……」ジー

提督「どうかしたかね?松輪くん」

松輪「い、いえ……」

提督「? そうかね、何かあったらすぐに言いなさい」

松輪(この人が……めっちゃ……スケベ……)ゾクゾク

リシュリュー「……戦艦Richelieuです。お逢いできて光栄です、補佐官」

アークロイヤル「私はアークロイヤル……よろしく」

ルイージ「Ciao!Luigi Torelliよ」

旗風「旗風です、よろしくお願い致します」

松輪「松輪です……頑張ります……」

補佐「どうも、私はこの鎮守府の補佐官、真締中尉だ。よろしく。なにか質問があればどうぞ」

松輪「あの……」

補佐「何かな?」

松輪「補佐官は……めっちゃスケベなんですか……?」ドキドキ

補佐「」


なんと、新海防艦もヤベー奴だったのだ!一体どうなってしまうのか!

霞「流石に海防艦は私では荷が重いわ……初霜早く帰ってきて!」
 
412 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/08(金) 20:45:49.88 ID:cFsIut1to
ここまで
俺 グリムロック イベント海域 出撃してない
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/09(土) 10:36:27.46 ID:3MLeywncO

当然のように男女の仲として話されてるの草
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/09(土) 11:23:03.06 ID:H2qnK7HHO

海防艦は全員こんななのか
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 00:05:22.35 ID:BWXV4cFb0
もういい!もうたくさんだ!海防艦を破壊する!
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 01:30:12.78 ID:qmuFn6t20
未だに三日月と初霜をごっちゃにしてしまう時がある
このSS読んでるとたまに間違える……俺だけだろうが


この補佐官は見分けが付いているんだろうか
417 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:12:55.97 ID:ZooewlL9o


【初霜の代理4】


新海防艦松輪はヤベー奴だった!


松輪「補佐官は……めっちゃスケベなんですよね……?」

補佐「そ、そんな事はないぞ、強く否定は出来ないが」

松輪「ご、ごめんなさい、来ないで!」ギュッ

補佐「え!?」

松輪「いやぁぁ……!」カチャカチャ

補佐「ベ、ベルトを!やめっ、誰か何とかしてくれ!」

リシュリュー「は、はい!」

アークロイヤル「Stop it!」

ガシッ

バリバリーン

松輪「やだ……!」

旗風「ええ!?服がはじけ飛んだ!?」
418 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:13:24.23 ID:ZooewlL9o

リシュリュー「や、やめなさいってコラ!」グイグイ

ルイージ「色々とまずいよー」

アークロイヤル「Admiral!」

提督「ぐーぐー」

アークロイヤル「……!?」

大淀「ごめんなさい、この人いつもこうなんです」

アークロイヤル「いや、あなたもね?なんで今の今まで黙ってたの?」

ガチャ

狭霧「あの、すみません!」

天霧「遅くなってしま」

ギャーギャー

バタム

リシュリュー「くっ、ろくでもない鎮守府に来てしまった……!」

ルイージ「一日でも早く帰りたいわ」
419 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:13:52.46 ID:ZooewlL9o

松輪「い、いや!近付かないでください!」グイッ

ズルッ

補佐「いやー!!」

リシュリュー「おぉっ!」

ルイージ「これは……」

アークロイヤル「そんな事言ってる場合?」

ガチャ

霞「もういい!もうたくさんよ!海防艦を破壊する!」

補佐「霞!」

バキューン!バキューン!

霞「ほわあああああ!」

ドサッ

松輪「す、すみません……!」ジャキッ
420 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:14:22.40 ID:ZooewlL9o

補佐「霞がやられた!」

旗風「大丈夫、峰撃ちみたいです」

補佐「器用な真似するんだな……」

ルイージ「今だ!」

ガシッ

松輪「! いや!怖い……怖い……!怖い!補佐官っ!助けて!」ジタバタ

リシュリュー「あなたの方が怖いわよ!?」

アークロイヤル「少しどころじゃなく躾がいる」

補佐「全く、海防艦の中でも一番ヤベー奴なんじゃないか」


とにかく、その場は解散となった

だが新海防艦松輪はまだ諦めてはいなかった!
 
421 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:15:08.97 ID:ZooewlL9o


ここは工廠


整備士「明石、君の診断はどうかな」

明石「意識がある状態で帰ってこられたのが不思議なくらいですよ」

霞「うぅ……あのクソ海防艦……」

満潮「あなたはもうダメなんだ、当番は他の人に引き継いでお休みしてなさい」

霞「いや、頼まれた仕事は……きちんとやり切るから……」

補佐「私も休んでいた方がいいと思うがね」


その時!


シュタタタ

明石「あ!」

整備士「何だ今のは!」

補佐「松輪だ!」

明石「早く止めなさい!」

松輪「ごめんなさい……!」

バキューン!
422 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:16:22.16 ID:ZooewlL9o

雪風「大変だ!霞ちゃんは弾薬庫をやられた!きっと爆発してしまうよ!」

整備士「みんな下がれ!早く!霞が爆発する!」

霞「ほわああああああああああああああああああああああああ!!!」

ドゴーーーーーン!!!


松輪は、目標達成のためにまず霞を排除することを考えた

そして彼女の一撃は霞の弾薬庫を貫いた


補佐「みんな怪我はないか」

満潮「ええ、でも霞が」

霞「」中破!

整備士「こりゃ入渠ドックに連れて行った方がいいな」

明石「艦娘の喧嘩で入渠ドック入りは今月で七件目ですね」

補佐「しかし、新海防艦には困らされるな……」

雪風「そういえば新しい当番が必要ですよね?」

補佐「ええ?まあ、別にいなくたって大丈夫だが」
423 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:17:00.00 ID:ZooewlL9o

雪風「じゃ、私に任しといてくださいよ」

補佐「それはありがたいが、しかし」

雪風「大丈夫、初霜ちゃんには聞いてますから!」

補佐「何て聞いているんだ?」

雪風「えーっと、それは……内緒です!」

補佐「ええ?まぁ、別に構わんが……」


初霜「あの人って割と溜まってると思うのよね(ストレスとか)」

雪風「はえー」

時津風「いきなり何言いだすの……」

初霜「だからね。私だとなまじ一緒にいる分、解消ってしにくいと思うのよ。だから雪風、あなたが」

時津風「なんで!?」

雪風「はいっ!雪風やりますっ!」

時津風「ええ!?意味わかってるの!?」

雪風「ガチ友の頼みは断れませんから!」

時津風「ガチ友!……え、でも雪風こないだあたしの頼み断ったよね、え、あたしガチ友じゃないの?ねえ?」


雪風(補佐官の溜まってるものを解消させなくちゃ……///)

補佐「何か嫌な予感がするんだが」

雪風「まあそれよりも先に、松輪ちゃんの企みを何とかする方が先です!」
 
424 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:17:48.95 ID:ZooewlL9o


その頃、松輪は


国後「あなたが海防艦の新メンバーね」

占守「なかなか見どころのあるやつっすね」

松輪「でも……」

択捉「大丈夫、お姉ちゃんがいい物を貸してあげる」スッ

松輪「これは……?」

択捉「TITAN-2500000、スタンガンよ」

占守「えぇ……」

択捉「これで一発ビリリとやれば後は好きなように」

松輪「でも……択捉お姉ちゃん……私、無理矢理犯されたいタイプだから……」

占守「えぇ……」


全くもって呆れた姉妹である!
 
425 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:18:27.82 ID:ZooewlL9o


そして、翌朝


ガングート「……」スタスタ

雪風「……」zzz

補佐「……」zzz

ガングート「……!?」ギョッ


雪風が補佐官と共にいた!一体何なのか!

そして、ガングートは二人を叩き起こした


ガングート「……」ガミガミ

補佐「いや、その、つい、な」

雪風「……」ボー

ガングート「……」プンスカ
426 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:19:13.96 ID:ZooewlL9o

補佐「確かに、これはダブルスタンダードかもしれん……」

ガングート「……」プンプン

雪風「あ……!///」カァー


全くもって呆れた男である!

しかし、雪風の幸運を侮ってはならない

これもまた彼女の幸運が為せる業なのだ!


補佐「霞が言ってることも尤もなのかもしれないなぁ……」

雪風「でも……結構、よかったですよ?///」モジモジ

補佐「いやそういう問題じゃなくてな……」


初霜が帰ってくるまで、あと四日!
 
427 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:19:45.02 ID:ZooewlL9o


一方、マルタ島では


ギャーギャー

欧州棲姫「や、やめてください!こらやめろ!」

初春「うるしゃーい!どいつもこいつもわらわをバカにしおって!!」

ドッタンバッタン

若葉「私たちは他人のふりをしておこうぜ」

子日「そうだね」

初霜「うん」

欧州棲姫「ああんもう、なんでこうなっちゃったんだろう」

 
428 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:23:33.38 ID:ZooewlL9o
ここまで
そう、爆発のくだりをやりたかっただけなのだ!
そして、この話は一体どこに着地しようというのか!
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 07:12:38.29 ID:v0v4qKFa0


初霜らが帰ってくる頃には鎮守府全員の艦娘と肉体関係持ってそう(無茶振り)
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 08:09:15.17 ID:EkT6dDfaO

松輪闇深い
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 18:20:41.86 ID:HF7E6GEA0
>ガングート「……」ガミガミ

どんな状況なんだろ?パントマイム?
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 18:42:39.10 ID:UDf6QFyco
こいつ...脳に直接...!?
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 19:44:21.94 ID:gIq4vpK50
ナレーションがTFの政宗ボイスで脳内再生されるようになったぞ!どうしてくれる!
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/17(日) 00:00:11.71 ID:aEZXEMTF0
>>1ゆうたらヤクザや。どつきかえされるで。
435 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:00:15.58 ID:EFtHLXSNo


【初霜の代理5】


補佐官たちは通常業務に取り組んでいた


雪風「しかしぃ、何をするにも書類がいるんですねぇ……」

補佐「ああ、そうなんだよ。遠征行くのに書類、帰ってきても書類、次の計画にも書類……」

雪風「めんどくさいですね」

補佐「なんかタイムカードみたいなのがあればな。最近は提督も私に丸投げで、重要な戦闘の時以外は毎日面白おかしく過ごしてるみたいだし……」

コンコン

補佐「どうぞ」

ガチャ

朝潮「失礼します、遠征の報告に参りました」
436 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:00:50.78 ID:EFtHLXSNo

補佐「はいよ」

朝潮「それと、霞がなにか迷惑をおかけしたみたいで」

補佐「別に構わんよ、私を思ってての事だ。気にするな」

朝潮「そうですね、んじゃ帰ります」バイバイ

補佐「う、うん」

ガチャ

バタン

雪風「うーん……思ってたよりも退屈……」

補佐「一体どんなものを想像してたのかね」
 
437 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:02:08.02 ID:EFtHLXSNo


その頃、鎮守府の隅の倉庫で松輪たちは怪しい動きを見せていた

一体何を企んでいるというのか!


マッド明石「この薬を服用すれば、一目見ただけで襲いたくてたまらなくなる雰囲気を醸し出すことができるのです!」

松輪「すごい!」

鬼怒「他にも薬はあるの?」

マッド明石「もちろんです!この鞄ちゃんに商品はたくさんつまってますよ!」

伊19「例えば痺れさせる薬とかあったりして」

マッド明石「もちろんです!こちらがそうです!」スッ

伊19「へぇー!すごいのね!」

マッド明石「かけるだけで艦娘だろうが人間だろうが一瞬にして動けなくなってしまうんですよ」

鬼怒「それを聞いて安心したよ」

パシャッ

マッド明石「!? なっ、なにを!?」ビリビリ
438 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:02:47.84 ID:EFtHLXSNo

松輪「動けませんか?」

マッド明石「当然でしょう!?あなたたち何をしているのかわかってるんですか!」

松輪「もちろんわかってますよ、この罠を考えたのは他ならないこの松輪ですからね」

ガシャーン

松輪「え゛っ!?し、閉められた!?」

マッド明石「よくも騙してくれましたね!!」

松輪「わ、私もなんです、だからこうして一緒にいるでしょーが!」

マッド明石「むぅ……しかし、まずいですね。あの鞄ちゃんには大量の商品が……」

松輪「危ない物も入ってるんですか?」

マッド明石「ええ、艦型生命体の体内に侵入し、潤滑油を汚染して死に至らしめる細菌とか。艦娘ペストと名付けましたがね」

松輪「えぇ……」

マッド明石「あの鞄ちゃんは私から離れると人工知能が作動する仕掛けになっていますから、まあ鞄ちゃんがなんとかしてくれるかと……」
 
439 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:03:16.74 ID:EFtHLXSNo


倉庫の扉は固く閉ざされてしまった!

そして、二人組!


鬼怒「これで薬を手に入れて、しかも松輪を封じ込められたよ」

伊19「なんだか悪いことしたのね」

鬼怒「あの二人は極悪人だからいーの」

伊19「極悪人なのには異論はないけど……」

ウィーン

鞄ちゃん「人工知能作動」

鬼怒「!?」

伊19「鞄が人型になったのね!」

鞄ちゃん「私ハ鞄。商品ノ販売ト管理ノ為ニ明石様ニ作ラレタ人造艦娘ダ」

伊19「人造艦娘!?すごいのね!」

鞄ちゃん「早速商品らいんなっぷヲゴ紹介スル」
440 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:03:48.60 ID:EFtHLXSNo

鬼怒「えっと、それよりも」

鞄ちゃん「ウルサイ」

鬼怒「えっ!?」

伊19「男の人を篭絡する薬とかないの?」

鞄ちゃん「ソレナラピッタリノ物ガ存在スル」ゴソゴソ

スッ

鞄ちゃん「コレダ。コノ薬ヲ飲マセレバ、タチマチ興奮シ誰ヲ襲ワズニハイラレナクナル」

鬼怒「すご」

鞄ちゃん「黙レ」

鬼怒「なんで私にこんなに厳しいの……」

鞄ちゃん「ソシテコレハ電気しょっく銃」バシュン

鬼怒「ほげえええええええ!!!」ビリビリビリ

鞄ちゃん「オ前ハ明石様ヲ騙シタ」

鬼怒「それはイクも」

バシュン

鬼怒「ほげえええええええ!!!」ビリビリビリ


鞄ちゃんはドクター・マッド明石によって作られた人造艦娘である

彼女はドクター・マッド明石が作った様々な発明品を持っているのだ

鞄ちゃんの協力を得て二人は翌日に作戦を決行する事にした
 
441 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:04:32.98 ID:EFtHLXSNo


そして、翌日

鎮守府の隅の倉庫では


松輪「丸一日閉じ込められましたね……」

マッド明石「困りましたね、こういう事は出撃で慣れっことはいえこのまま出られないのはごめんです」

ガチャン

ガラガラガラ

松輪「!」

雪風「あれ!?誰ですあなたたち!」

マッド明石「ふわああ!助かりましたねぇ!」

補佐「うめき声が聞こえるというからやって来たら、一体どういうことだ?」

松輪「補佐官、私です、松輪です……!」ダキッ

補佐「わっ。よしよし、一体何があったのかね」ナデナデ

マッド明石「鬼怒さんとイクさんに商品を奪われて閉じ込められたんです!」

雪風「わ!犯罪じゃないですか!」

マッド明石「まぁ、色々と言えない物もありますから憲兵には内緒でお願いしますね!」

補佐「え、ええ……」

マッド明石「で、その言えない物がふとした拍子で散布されてしまうとも限りませんから急ぎましょう」

補佐「散布されちゃまずい物をうちに持ち込むな!」
 
442 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:05:46.39 ID:EFtHLXSNo


そして、補佐官の執務室


伊19「さあ、やっちゃうのね!」

鬼怒「い」

バシュン

鬼怒「おっおっぉぉぉおおぉぉおぉぉぉ♥♥♥♥」ビリビリビリ

鞄ちゃん「注射ぴすとる作戦、開始」

ガチャ

伊19「入るのね!」

シーン...

伊19「あれ、いないのね」

鬼怒「一体どこに……」

鞄ちゃん「我々ガ来ルノヲ察知シテ隠レタノカモ」

ガタッ

鬼怒「机か!」

伊19「そこなのね!」

タァン!

プスッ

「いてっ!!」
443 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:07:28.97 ID:EFtHLXSNo

伊19「命中!」

鬼怒「でも補佐官じゃないみたい……」

鞄ちゃん「警告、艦型生命体反応、興奮状態ニアル」

ユラッ...

鳥海「……」

鬼怒「鳥海!」

伊19「ま、まさか……!」

鳥海「皆さん……」

伊19「は、はい」

鬼怒「これはまずいんじゃ……」

鳥海「セックスDAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」ガバッ

伊19「ぎゃああああああああああああああああああ!!!!」

鞄ちゃん「警報!警報!助ケテクレー!!」ダッ

ガシッ

鳥海「見かけない子ですねぇ、でも今はなんだか可愛くって仕方がないわ♥」

鞄ちゃん「ア、アア、明石様!助ケテ!」


そこは阿鼻叫喚の地獄絵図となった!
 
444 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:07:56.17 ID:EFtHLXSNo


そして


補佐「もしかしたらとは思うんだが……」

雪風「確かに考えられますね、残りは補佐官の執務室だけです」

マッド明石「最悪の事態になってなければいいのですが……」

ガチャ

補佐「……うへぇ」

雪風「大変そうですね……掃除」

マッド明石「おお!例の細菌は無事のようですね、安心です!」

補佐「そうか……え?細菌?」
 
445 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:08:37.58 ID:EFtHLXSNo


その後、マッド明石と鞄ちゃんは帰って行った


補佐「どういうわけか誰か説明してくれないか?」

鬼怒「ごめんなさい……」

補佐「別に怒ってはいない。ただそういう欲求不満があるんだったらこうなる前に知らせて欲しかったな」

雪風「強盗ですよ!二人を閉じ込めたりして!」

伊19「ごめんなの、松輪ちゃん」

松輪「別に気にしてませんから……」

伊19「そんな、イクが気にするのね!」

雪風「でもその子あなた方二人の惨状見て噴き出してたから本当に気にしてないと思いますよ」

伊19「え、えぇー……」

松輪「ご、ごめんなさい……ふふっ……」クスッ

鬼怒「本当、何やってんだかって感じだよね……」シュン

鳥海「……」
446 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:10:30.88 ID:EFtHLXSNo

補佐「……まぁ、その、なんだ。ちょうど初霜もいないことだし?何なら相手をしても、私は構わんが。艦娘のストレス解消装置がこの私だからな」

雪風「そうそう、補佐官は頼んだらヤラせてくれますよ!」

補佐「そういう言い方はやめてね」


その後の初霜が帰ってくるまでの数日はかつてないほど爛れていたのだという

なお、鬼怒は新たな境地を開拓していた

そして


初霜「いやー、地中海を満喫してきましたよー」

補佐「そうか……」

初霜「なんだかゲッソリしてますね」

補佐「そうかな?そうでもないとは思うけどな……」(ヽ''ω`)

初霜「……ま、いつもの事でしょうから別にいいですがね」ハァ

補佐「うん……」

初霜「霞と雪風はどうでした?」

補佐「うん……」

初霜「……人選を誤ったのかな?」

 
447 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:13:14.16 ID:EFtHLXSNo
ここまで
みんみ
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 07:10:00.85 ID:tkplG6Q7o

みんみに汚染されてる
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 09:30:12.59 ID:vzC5CZMz0
おつ

初霜が説明をはしょりすぎたのもあるが
相手がそれを悉くえっちな方面で解釈したからなぁ
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 09:35:50.17 ID:6SvRh0Y/0
乙です
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 18:12:19.31 ID:mESXA/VC0
もうこの鎮守府には
まともな奴はいないのか?

まだ登場してない艦娘なら…
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/20(水) 20:19:47.58 ID:MBqgIfJlo
どうせみんなおかしくなる
453 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:23:04.37 ID:3fwzYs81o


【望月と白雪】


さて、今日のお話は白雪が補佐官の執務室に押しかけて来たところから始まる


白雪「私、気になります!」

補佐「はぁ」

白雪「はぁ、じゃないですよ!」

補佐「いや、何のことだかさっぱりなんだが……」

白雪「望月ちゃんですよ」

補佐「望月?望月がどうかしたのか」

白雪「わかりませんか?」

補佐「そういえば最近眼鏡変えたみたいだな」

白雪「いや、そうではありません」

若葉「出たな、吹雪型の二重人格担当」
454 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:23:41.54 ID:3fwzYs81o

白雪「にじゅっ、それは全部港区のアイツが悪いんですよ!」

若葉「深海棲艦が港区に原子爆弾を6200個も投下したのはそいつを狙ったって話だな」

白雪「ええ、しかしそれでも逃げ延びたアイツを追って戦争をしているんです」

若葉「どっちが先に発見して生き地獄を味わわせた後永久に晒しものにするのか競争している、それがこの戦争だ」

補佐「唐突にそんな設定ぶち込んできちゃうの!?ていうかどんだけ恨まれてるんだよそいつ!嘘だろ!?」


嘘ではない!事実、港区は現在ゴキブリ一匹さえも住めない死の土地と化している!


白雪「それはともかく!望月ちゃんの話です!」

補佐「横に置いといていい話なの……? で、望月がどういう風におかしいんだ?」
455 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:24:09.28 ID:3fwzYs81o

白雪「いつも一人だし、なんだか毎日がつまらなそうで……」

補佐「そんな事はないと思うがね」

白雪「きっと一人で寂しいかも」

補佐「初雪がいるじゃないか」

白雪「あの子と一緒にいたら悪影響です!」

補佐「妹にやたらと厳しいな……だが望月の性格ってものがあるんだから。そういうのは大きなお世話と思われるかもしれないぞ」

白雪「そんな事は、ないはずです」

補佐「ま、別に止めはしないがね」
 
456 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:24:51.31 ID:3fwzYs81o


そして、図書室


白雪「望月ちゃん」

望月「ん、なんだ、ごま擂り二重人格野郎か」

白雪「ええ!?二重人格はともかくごま擂りって!?」

望月「いや、だって、ほら、な?」

白雪「そんなに擂ってる……?」

望月「いや、擂ってないけど、そういうイメージがあって……」

白雪「ショックぅ……ってそうじゃなくて!」

望月「なんだよ」

白雪「えっと……最近どう?」

望月「えぇ……?いや別にどうもこうもないけど……」
457 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:25:28.08 ID:3fwzYs81o

白雪「だって、いつも一人でいるじゃない?」

望月「お前だって一人でいる時ぐらいあるだろ」

白雪「休日の日とか何してるの?」

望月「……別に」

白雪「ふーん」

望月「なあ、もういいか」


そこへ、親潮と野分の二人が現れた


親潮「あ、白雪」

野分「珍しい、こんなところで」

白雪「あ、親潮ちゃんに野分ちゃん」

親潮「そうだ、映画のチケットあるんだけど見に行かない?」

野分「4人分あって、残りは誰を誘おうかと思ってたんだ」
458 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:25:55.63 ID:3fwzYs81o

親潮「それに噂の雑貨屋にも連れて行ってよ!」

白雪「うん、そうだね、えっと、それじゃあさ。望月ちゃんも行かない?」

望月「ん?」

親潮「え?」

白雪「だって、チケット4人分でしょ?ちょうどいいかなって」

望月「別にいいけど」

親潮「……私たちももちろんいいわよ」

野分「人数多い方が楽しいし」

親潮「それじゃあ今度の休日にね。朝9時から出よう」

白雪「うん」

望月「わかった。それじゃ」

スタスタ

親潮「望月と仲良かったっけ?」

白雪「えっと、まあ、そうね。誘ったのまずかった?」

野分「いやそんな事はないけどさ」

白雪(ちょっと、無理矢理過ぎたかな)
 
459 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:26:25.59 ID:3fwzYs81o


そして、休日


白雪「おはよう、望月ちゃん」

望月「おはよう」

白雪「随分と大きな荷物だね」

望月「そうかな?」

白雪「う、うん……」

親潮「お待たせー」

野分「それじゃ行こうか」

白雪「あ、その服可愛いね」

親潮「そう?」

野分「ほら、この前行ったじゃん、あの店で買ったんだってさ」

白雪「へー、いいねー」

望月「……」
 
460 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:27:21.97 ID:3fwzYs81o


そして、映画館


ドォーン!

睦月『何があったの!?』

夕立『あ、あれは!』

如月『ああああああああああああ!!!』

睦月『如月ちゃんだ!撃て撃てぇーーーッ!!』

夕立『で、でも、あれは幽霊のはずじゃ!?』

睦月『構わん死ねぇ!このくたばり損ないめが!!!』

ズガガガガガガガ

如月『うわああああああああああああああああああ!!!』

夕立『いや待てよ、幽霊が爆風に吹き飛ばされるなんてことがあるのだろうか……』


\ どっ!!  / \ ワハハ! /

親潮「げひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

野分「ゴハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」

白雪(どうしてそんなに邪悪な笑い方なの)

望月「……」

白雪「あの、望月ちゃん」

望月「……」

白雪(つまんないのかしら……)
 
461 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:28:03.58 ID:3fwzYs81o


その後


親潮「あー、笑った笑った」

野分「面白かったよ」

白雪「ねー」

親潮「そろそろお昼時だね」

望月「あ…」

野分「いいところ知ってるんだ」

白雪「えー、じゃあ行こうよ!」

親潮「例のあそこ?行ってみたかったんだ」

野分「ちょっと道がわかりにくいけど」

キャッキャッ

白雪「あれ、どうかしたの望月ちゃん」

望月「ううん、別に」
 
462 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:28:37.49 ID:3fwzYs81o


ここは、隠れ家的カフェ“オーシャンアビス”


親潮「あれ、望月はジュースだけ?」

望月「そうだけど」

「「「……」」」

野分「お金がないなら貸すけど……」

白雪「これちょっと食べる?」

望月「いや、本当にお腹空いてないだけだから」

親潮「そ、そう?」

野分「ならいいけど……」
 
463 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:29:09.31 ID:3fwzYs81o


そして、雑貨屋


親潮「うわ!これ可愛い〜、えげつないほど可愛い」

野分「えげつない」

白雪「そうだね」

望月「……なあ、私向かいの本屋に行ってくるよ」

白雪「え?う、うん……」

スタスタ

白雪「……」

親潮「そんなにつまらないなら来なきゃよかったのにね」

白雪「え……」

野分「確かに、なんというかそりが合わないというか……」

白雪「でも、彼女も嫌って訳じゃないと思うけど」

親潮「そうかなぁ……」

白雪「そうだよ、だってほら、マイペースだからさ彼女」

野分「しかしあれじゃ仲良くしようがないよ」
 
464 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:30:19.98 ID:3fwzYs81o


その後、一行は鎮守府に帰って来た


親潮「それじゃあね」

野分「また任務ででも」

スタスタ

白雪「……なんだか、今日はごめんね。無理矢理連れだしたりして、つまんなかったでしょう」

望月「? いいや、楽しかったけど」

白雪「え?」

望月「つまんなかったら途中で帰ってるよ」

白雪「そ、そう……ならいいんだけど……」

望月「ちょっと用事があるから、じゃ」

白雪「え? う、うん」

スタスタ

白雪(……やっぱり、補佐官の言う通りだったのかな。後で報告に行こう)
 
465 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:30:54.02 ID:3fwzYs81o


そして、補佐官の執務室


補佐「美味しいなぁ」モグモグ

若葉「うむ」パクパク

望月「……」モソモソ

コンコン

ガチャ

白雪「白雪です」

補佐「返事聞いてから入って」

望月「……」

白雪「あら、望月ちゃん……その荷物、全部お弁当だったの!?」

望月「ん? うん」

白雪「だったらなんでお昼に言ってくれなかったの」
466 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:31:20.99 ID:3fwzYs81o

望月「多分弁当って感じじゃないんだろうなとは思ったんだけど、皐月が張り切っちゃってね」

白雪「……」

望月「このまま持って帰ったらうるさいだろ?だからみんなで食べてるんだ」

白雪「……」

望月「言おうとは思ったんだけど、みんな喫茶店を楽しみにしてたみたいだったしさ」

白雪「じゃあこのためにお昼、ドリンクだけだったの?」

望月「そうだけど」

白雪「……それ、私もいただいていい?」

若葉「ダメだ」

白雪「え!?」
467 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:32:11.33 ID:3fwzYs81o
そしてここまで
うーん 山本ルンルンは いいぞ。
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/02(月) 18:37:10.79 ID:sKLTPHYm0
乙です。
その弁当大食い連中によく気付かれずに執務室まで持って来れたな
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/02(月) 22:02:32.55 ID:+vGhDVOxO
初デートでマイ水筒とお手製おはぎを持ってきた望月にババ臭いと言って別れたい
470 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/04(水) 20:40:52.42 ID:eaOVfyUQo


【ガングートと秋雲ら】


鎮守府の片隅に怪しい人物たちが集まっていた

一体何なのか!


秋雲「我が鎮守府のサークルの人気は補佐官というモデルのおかげでうなぎ上り!しかし、これだけじゃまだ物足りないと思うのです!」

巻雲「そうかなぁ」

秋雲「よって、新たなネタとして、例の補佐官のお兄さんをモデルにしようかと」

初雪「えぇ……」

巻雲「それはちょっと……」

秋雲「なぜ!?」

初雪「だって海軍関係者じゃないし」

巻雲「一般人ですよ?」

綾波「お子さんもいますし、そういう想像はちょっとできないかなーって……」

秋雲「ぐぬぬ、今更正論臭い事言いやがって!」
471 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/04(水) 20:41:18.73 ID:eaOVfyUQo

綾波「それよりもふたなりを」

初雪「いや、巨大娘丸呑みを」

巻雲「そういうのはニッチ過ぎるんですよ!やはり前回で受けた補佐官CFNMを」

アーダコーダ

秋雲「これじゃ埒が明かないなぁ……」

ザッ

秋雲「! 何奴!?」

ガングート「……」


ガングートであった!

彼女は秘策を持ってきたのだ!


ガングート「……」スッ

綾波「……!これは!」
472 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/04(水) 20:41:54.79 ID:eaOVfyUQo

巻雲「『黒いの観察日記』?」

初雪「黒いのって……あ、初霜か」ペラ

ガングート「……」

秋雲「こ、これわぁ!」

初雪「文字が全部ロシア語だけど、絵だけで伝わるこの濃厚さ」

秋雲「背筋がゾクゾクするような疼くような興奮を感じる!」

綾波「ガングート、恐ろしい子!」

巻雲「いや、初霜さんの方が……」ヒキ

秋雲「よし!次はこれで行こう!早速日本語で書き下して作戦会議だ!」

初雪「賛成」

綾波「素敵な物が出来そう!」

ガングート「……」ドヤァ

巻雲「いや、その、初霜さんって……」
 
473 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/04(水) 20:42:44.36 ID:eaOVfyUQo


その頃、初霜は


初霜「艦娘の呼び捨ては、やめるべきかと」

補佐「ええ?なんでだ?」

初霜「艦娘第一でしょう?つまり艦娘は目上、私は当番ですからそのままお呼びください」

補佐「いやいやいや、そんなこと言われても今更なぁ。それにその理屈なら、当番のお前が私に意見するなんて、って話になるだろ」

初霜「むぅ……ダメですか……」

補佐「呼び名なんてお前さんがいちいち気にすることじゃないじゃないか、どうしたんだ急に」

初霜「別に……」

補佐(急に何を言い出すかと思えば、何をしょげ返っているんだか……)

 
474 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/04(水) 20:44:35.75 ID:eaOVfyUQo
こんだけ
最近急に冷え込んできた、気がする
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 00:39:22.83 ID:WFoBvDFvo
補佐官しゅきしゅき初霜がみたぁーいー、みたぁーいー
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 00:52:58.31 ID:XKpc/oRA0
『黒いの観察日記』

すんごい気になる
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 12:24:00.24 ID:6aoqcB0A0
「黒いの」でゴキブリを連想してしまい
ゴキブリを観察してるの!?と思ってしまった
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 08:41:27.51 ID:mOU5+tFO0
偶には初霜への飴もあってもいいと思うんだ
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